JP2015003530A - 操舵角検出装置、運転支援システム、操舵角検出プログラム、及び運転支援方法 - Google Patents

操舵角検出装置、運転支援システム、操舵角検出プログラム、及び運転支援方法 Download PDF

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Taketoshi Fujikura
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Abstract

【課題】簡易に構成されると共に、車両への取り付けが容易な操舵角検出装置を提供する。
【解決手段】車両のステアリングに取り付けられて、当該ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出装置は、当該操舵角検出装置をステアリングに取り付けるための取り付け手段と、ステアリングの角速度を検出するセンサと、センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、センサ及び送信手段に電力を供給するバッテリと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のステアリングの操舵角を検出する技術分野に関する。
この種の技術が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1には、ステアリングホイールの操作に応じて回転するステアリング軸の露出部分に、ステアリング軸に分割可能な軸用歯車を取り付け、この軸用歯車とステアリング角センサとを噛合させてステアリングの角変位量を検出する技術が提案されている。また、当該技術では、検出した角変位量に基づいて運転支援を行っている。
特開2001−191877号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の技術では、車両に応じた専用の軸用歯車などが必要であり、また、ユーザ自らによる取り付けが困難であった。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明は、簡易に構成されると共に、車両への取り付けが容易な操舵角検出装置などを提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明では、車両のステアリングに取り付けられて、当該ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出装置は、当該操舵角検出装置をステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、前記センサ及び前記送信手段に電力を供給するバッテリと、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、車両のステアリングに取り付けられる操舵角検出部と、運転支援のための情報を出力する本体部と、を含む運転支援システムは、前記操舵角検出部は、当該操舵角検出部を前記ステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、を備え、前記本体部は、前記操舵角に関する情報を受信する受信手段と、前記車両の回転角を取得する取得手段と、前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶しておく記憶手段と、運転者が前記ステアリングを操作した際に、前記記憶手段に記憶された前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、車両のステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、コンピュータと、を有する操舵角検出装置によって実行される操舵角検出プログラムは、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、車両のステアリングに取り付けるための取り付け手段、及び前記ステアリングの角速度を検出するセンサを有する操舵角検出部と、運転支援のための情報を出力する本体部と、を含む運転支援システムによって実行される運転支援方法は、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信工程と、前記操舵角に関する情報を受信する受信工程と、前記車両の回転角を取得する取得工程と、前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶しておく記憶工程と、運転者が前記ステアリングを操作した際に、前記記憶工程で記憶された前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する出力工程と、を備えることを特徴とする。
本実施例に係る運転支援システムの全体構成を概略的に示す図である。 本実施例に係る操舵角検出装置及びナビゲーション装置の機能構成を示すブロック図である。 ステアリングへの操舵角検出装置の取り付け例を示す図である。 車両の回転角を取得する手法の一例を説明するための図である。
本発明の1つの観点では、車両のステアリングに取り付けられて、当該ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出装置は、当該操舵角検出装置をステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、前記センサ及び前記送信手段に電力を供給するバッテリと、を備える。
上記の操舵角検出装置によれば、車両のステアリングに取り付けることで、ステアリングの操舵角に関する情報を取得することができる。また、当該操舵角検出装置によれば、大掛かりな作業を要せずに、容易にステアリングに取り付けることができる。加えて、車両に応じた専用部品が不要であると共に、他の車両への付け替えを容易に行うことができる。
本発明の他の観点では、車両のステアリングに取り付けられる操舵角検出部と、運転支援のための情報を出力する本体部と、を含む運転支援システムは、前記操舵角検出部は、当該操舵角検出部を前記ステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、を備え、前記本体部は、前記操舵角に関する情報を受信する受信手段と、前記車両の回転角を取得する取得手段と、前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶しておく記憶手段と、運転者が前記ステアリングを操作した際に、前記記憶手段に記憶された前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する出力手段と、を備える。
上記の運転支援システムによれば、車両のステアリングに取り付けた操舵角検出部からステアリングの操舵角に関する情報を得て、操舵角に関する情報と、それに対応する車両の回転角との相関関係に基づいて、車両の進行方向を予測する。これにより、ステアリングに取り付けた操舵角検出部を用いて、運転者によるステアリングの操作に応じた車両の進行方向を適切に予測することができる。また、そのように予測した車両の進行方向に基づいて、運転支援を適切に行うことができる。
上記の運転支援システムの一態様では、前記取得手段は、前記車両が走行した道路に対応する地図データが示す道路のカーブ角度を基に、前記車両の回転角を取得する。これにより、角速度センサなどを用いずに、車両の回転角を取得することができる。
上記の運転支援システムの他の一態様では、車両の走行速度を検出する速度検出手段を更に備え、前記記憶手段は、前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の走行速度ごとに、前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶し、前記出力手段は、運転者がステアリングを操作した際の走行速度に対応する前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する。
上記の態様によれば、走行速度によらずに車両の進行方向を精度良く予測でき、適切な運転支援のための情報を出力することが可能となる。
本発明の更に他の観点では、車両のステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、コンピュータと、を有する操舵角検出装置によって実行される操舵角検出プログラムは、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段、として前記コンピュータを機能させる。
本発明の更に他の観点では、車両のステアリングに取り付けるための取り付け手段、及び前記ステアリングの角速度を検出するセンサを有する操舵角検出部と、運転支援のための情報を出力する本体部と、を含む運転支援システムによって実行される運転支援方法は、前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信工程と、前記操舵角に関する情報を受信する受信工程と、前記車両の回転角を取得する取得工程と、前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶しておく記憶工程と、運転者が前記ステアリングを操作した際に、前記記憶工程で記憶された前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する出力工程と、を備える。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[装置構成]
図1は、本実施例に係る運転支援システム100の全体構成を概略的に示した図である。運転支援システム100は、車両に搭載され、操舵角検出装置1及びナビゲーション装置2を有する。
操舵角検出装置1は、車両のステアリング3に取り付けられ、ステアリング3と共に回転する。また、操舵角検出装置1は、ステアリング3の角速度(言い換えると操舵角速度)を検出可能に構成されている。ナビゲーション装置2は、主に、出発地から目的地までの経路を探索し、経路案内を行うように機能する。
更に、操舵角検出装置1とナビゲーション装置2とは、例えばBluetooth(登録商標)などの通信方式により、無線通信可能に構成されている。操舵角検出装置1は、上記したように検出した角速度に応じた情報をナビゲーション装置2に送信する。
図2は、本実施例に係る操舵角検出装置1及びナビゲーション装置2の機能構成を示すブロック図である。
操舵角検出装置1は、制御部11と、センサ12と、送信部13と、バッテリ14と、を有する。
センサ12は、ステアリング3の角速度を検出可能に構成されており、当該角速度に応じた信号を出力する。1つの例では、センサ12は、角速度センサである。他の例では、センサ12は、2軸または3軸の加速度センサである。
制御部11は、例えばマイコンなどで構成される。制御部11は、センサ12が出力した角速度に応じた信号を積分することで、ステアリング3の角度変位を算出する。
送信部13は、ナビゲーション装置2と無線通信を行うことが可能に構成されている。送信部13は、制御部11によって算出されたステアリング3の角度変位の情報を、ナビゲーション装置2に送信する。
バッテリ14は、制御部11、センサ12及び送信部13を駆動するための電力を供給する。
なお、上記したステアリング3の角度変位の情報は、本発明における「操舵角に関する情報」の一例に相当する。また、制御部11及び送信部13は、本発明における「送信手段」の一例に相当する。
他方で、ナビゲーション装置2は、制御部21と、記憶部22と、入力部23と、GPS受信機24と、自立測位装置25と、表示部26と、スピーカ27と、受信部28と、を有する。なお、ナビゲーション装置2は、本発明における「本体部」の一例に相当する。
記憶部22は、図示しないハードディスクやROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などを備えて構成され、ナビゲーション装置2を制御するための種々の制御プログラムなどが格納されると共に、制御部21に対してワーキングエリアを提供する。また、記憶部22は、地図データなどを記憶している。
入力部23は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置などから構成されている。表示部26がタッチパネル方式に構成されている場合には、表示部26の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力部23として機能する。
GPS受信機24は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報などからナビゲーション装置2の絶対的な位置を検出するために用いられる。
自立測位装置25は、図示しない加速度センサや、角速度センサや距離センサなどを備える。加速度センサは、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサは、例えば振動ジャイロからなり、方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサは、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイなどにより構成され、ユーザに対して文字や画像などを表示する。表示部26を、タッチパネルなどにて構成しても良い。スピーカ27は、音声を出力する。
受信部28は、操舵角検出装置1と無線通信を行うことが可能に構成されている。受信部28は、操舵角検出装置1から、ステアリング3の角度変位の情報を受信する。
制御部21は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などを備えて構成され、ナビゲーション装置2全体の制御を行う。本実施例では、制御部21は、受信部28がステアリング3の角度変位の情報を操舵角検出装置1から受信した際に、車両の回転角を後述する方法で取得する。そして、制御部21は、車両の回転角とステアリング3の角度変位の情報との相関関係を、記憶部22に記憶させる。また、制御部21は、運転者がステアリング3を操作した際に、記憶部22に記憶された相関関係に応じて予測される車両の進行方向を基に、運転支援のための情報(以下では適宜「運転支援情報」と呼ぶ。)を表示部26及び/又はスピーカ27から出力させる。このように、制御部21は、本発明における「取得手段」及び「出力手段」の一例に相当する。
[取り付け例]
次に、図3を参照して、ステアリング3への操舵角検出装置1の取り付け例について説明する。図3に示すように、操舵角検出装置1は、上記した制御部11、センサ12、送信部13及びバッテリ14を内蔵する本体部1aと、本体部1aと脱着可能であり、ステアリング3へ取り付けられる取り付け部1bとを有する。
本体部1aは、開口した孔1a1が裏面に設けられている。取り付け部1bは、本体部1aを保持するための保持部1b1と、一端が保持部1b1に固定され、長手方向の中央部から他端部にかけて複数の係止孔1b3が設けられた一対のバンド1b2とを有する。なお、取り付け部1bは、本発明における「取り付け手段」の一例に相当する。
操舵角検出装置1は、以下の手順でステアリング3に取り付けられる。まず、保持部1b1をステアリング3に密着させた状態で、バンド1b2をステアリング3に巻きつけて、バンド1b2の他端部を保持部1b1の通し孔1b4に通す。次に、バンド1b2に設けられた複数の係止孔11のうちのいずれかを爪(図示せず)にて係止させることで、保持部1b1がステアリング3に固定される。次に、本体部1aの孔1a1を保持部1b1に設けられた突起部1b5に嵌め込むことで、本体部1aが保持部1b1に固定される。以上により、操舵角検出装置1がステアリング3に取り付けられる。
より詳しくは、本体部1aの孔1a1は幅広部1a11及び幅狭部1a12を有しており、保持部1b1の突起部1b5は拡大部1b51を有しており、突起部1b5の拡大部1b51を孔1a1の幅広部1a11内に通して突起部1b5をスライドさせることで、本体部1aが保持部1b1に取り付けられる。このような構成により、本体部1aは保持部1b1と着脱自在になっている。
以上説明した操舵角検出装置1によれば、大掛かりな作業を要せずに、容易に操舵角検出装置1をステアリング3に取り付けることができる。また、車両に応じた専用部品が不要であると共に、他の車両への付け替えを容易に行うことができる。
なお、図3に示した構成にて操舵角検出装置1をステアリング3に取り付けることに限定はされず、他の種々の構成にて操舵角検出装置1をステアリング3に取り付けることができる。例えば、面ファスナーを利用して、言い換えるとマジックテープ(登録商標)を利用して、操舵角検出装置1をステアリング3に取り付けても良い。
[制御方法]
以下では、本実施例において、ナビゲーション装置2内の制御部21が行う制御方法について説明する。
まず、ナビゲーション装置2内の制御部21は、上記したステアリング3の角度変位の情報(操舵角検出装置1内の制御部11によって生成される)を、受信部28が操舵角検出装置1から受信した際に、その際の車両の回転角を取得する。つまり、制御部21は、操舵角検出装置1内のセンサ12がステアリング3の角速度を検出した際に、車両の回転角(車両の進行方向に対応する)を次のように取得する。
1つの例では、制御部21は、自立測位装置25の出力値(具体的には自立測位装置25内の角速度センサの出力値)を基に、車両の回転角を取得する。他の例では、制御部21は、車両が走行した道路に対応する地図データを記憶部22から読み出して、当該地図データが示す道路のカーブ角度を基に(地図データとして各道路のカーブ角度が記憶されているものとする)、車両の回転角を取得する。例えば、図4に示すように車両が一点鎖線の矢印で示す道路を走行した場合、制御部21は、当該道路に対応する地図データにおける道路のカーブ角度θを、車両の回転角として取得する。なお、上記した他の例を適用する場合には、ナビゲーション装置2は自立測位装置25(特に角度センサ)を具備していなくても良い。言い換えると、当該他の例は、ナビゲーション装置2が自立測位装置25を具備していないケースに好適に適用することができる。
次に、ナビゲーション装置2内の制御部21は、上記のように取得した車両の回転角とステアリング3の角度変位の情報との相関関係を、記憶部22に記憶させる。つまり、制御部21は、操舵角検出装置1内のセンサ12がステアリング3の角速度を検出した際に、その際に取得された車両の回転角と、当該角速度に対応する角度変位の情報との相関関係を記憶部22に記憶させる。また、制御部21は、異なる車両の回転角を取得するごとに、そのような相関関係を記憶部22に記憶させる。なお、こうして記憶部22に記憶された相関関係は、ステアリング3の角度変位に基づいて車両の進行方向を予測するために用いられる。
例えば、制御部21は、車両が45度回転した際に、その際のステアリング3の角度変位と車両の回転角である45度とを対応付けて記憶部22に記憶させ、また、車両が90度回転した際に、その際のステアリング3の角度変位と車両の回転角である90度とを対応付けて記憶部22に記憶させる。少なくとも2つの車両の回転角についてのステアリング3の角度変位を記憶させれば、近似式などを用いて、他の回転角についてのステアリング3の角度変位を求めることができる。また、同じ車両の回転角が複数回生じた場合には、最新のステアリング3の角度変位を記憶させても良いし、複数回取得されたステアリング3の角度変位の平均値を記憶させても良い。後者の例を適用した場合には、ステアリング3の角度変位の取得回数が増えるほど、車両の回転角に対応するステアリング3の角度変位を学習でき、車両の進行方向を高精度に予測することが可能となる。
次に、制御部21は、運転者がステアリング3を操作した際に、上記のように記憶部22に記憶させた相関関係を参照することで、運転者によるステアリング3の角度変位に対応する車両の回転角を取得する。つまり、制御部21は、運転者によるステアリング3の操作に応じた、車両の進行方向を予測する。そして、制御部21は、予測した車両の進行方向を基に、運転支援情報を表示部26に表示させる、及び/又は運転支援情報をスピーカ27から出力させる。1つの例では、制御部21は、車両がバックで駐車場に進入する際に、予測した車両の進行方向を示すガイド線を、バックカメラ(リアカメラ)で撮影した画像と共に表示部26に表示させる。他の例では、制御部21は、カメラの撮影画像に対する画像認識やレーダなどにより障害物の位置を検知し、予測した車両の進行方向に当該障害物がある場合に、スピーカ27から警告音を発生させる。
以上説明したように、本実施例では、車両のステアリング3に取り付けた操舵角検出装置1からステアリング3の角度変位を取得し、当該角度変位と車両の回転角との相関関係に基づいて、車両の進行方向を予測する。これにより、ステアリング3に取り付けた操舵角検出装置1を用いて、運転者によるステアリング3の操作に応じた車両の進行方向を適切に予測することができる。また、そのように予測した車両の進行方向に基づいて、運転支援を適切に行うことができる。
[変形例]
以下では、上記した実施例に好適な変形例を示す。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施例に適用することができる。
(変形例1)
上記した実施例では、車両の回転角とステアリング3の角度変位の情報との相関関係を記憶部22に記憶させていたが、他の例では、そのような相関関係を車両の走行速度ごとに記憶部22に記憶させても良い。つまり、操舵角検出装置1内のセンサ12がステアリング3の角速度を検出した際の車両の走行速度ごとに、車両の回転角とステアリング3の角度変位の情報との相関関係を記憶部22に記憶させても良い。こうするのは、車両によっては走行速度が速くなるほどタイヤのすべり量が増大するものがあるため、走行速度ごとに相関関係を記憶させておけば、走行速度によらずに車両の進行方向を高精度に予測できるからである。なお、車両の走行速度は、GPS受信機24の出力値(車両の位置に相当する)や、自立測位装置25の出力値(例えば距離センサが出力した車速パルス)を基に、取得することができる。
また、上記した他の例では、運転者がステアリングを操作した際に、その際の走行速度に対応する相関関係を記憶部22から読み出して、当該相関関係に基づいて車両の進行方向を予測すれば良い。つまり、運転者がステアリングを操作した際の走行速度に対応する相関関係を参照して、その際の運転者によるステアリング3の角度変位に対応する車両の回転角を取得すれば良い。この後、上記した実施例と同様に、予測した車両の進行方向を基に、運転支援情報を表示部26及び/又はスピーカ27から出力させれば良い。
(変形例2)
上記した実施例では、ナビゲーション装置2として、車両に設置される据え置き型のナビゲーション装置を示したが(図1参照)、他の例では、スマートフォンなどの携帯型端末装置や、PND(Portable Navigation Device)などを、ナビゲーション装置2として用いても良い。
また、更に他の例では、操舵角検出装置1として、スマートフォンなどの携帯型端末装置を用いても良い。一般的に、スマートフォンなどの携帯型端末装置は、CPUや、加速度センサや、ナビゲーション装置2との通信手段や、バッテリなどを備えているため、操舵角検出装置1としてそのまま適用することができる。そのような携帯型端末装置を適用する場合には、取り付け手段を用いて当該携帯型端末装置をステアリング3に取り付ければ良い。
(変形例3)
他の例では、操舵角検出装置1に、種々の操作ボタンを設けても良い。好適な例では、ナビゲーション装置2を操作するための操作ボタンを、操舵角検出装置1に設けると良い。その場合、操舵角検出装置1は、ナビゲーション装置2のリモートコントローラとして機能する。また、上記したような運転支援情報を呼び出すための操作ボタンを、操舵角検出装置1に設けても良い。
1 操舵角検出装置
2 ナビゲーション装置
11、21 制御部
12 センサ
13 送信部
14 バッテリ
22 記憶部
24 GPS受信機
25 自立測位装置
26 表示部
27 スピーカ
28 受信部

Claims (6)

  1. 車両のステアリングに取り付けられて、当該ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出装置であって、
    当該操舵角検出装置をステアリングに取り付けるための取り付け手段と、
    前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、
    前記センサ及び前記送信手段に電力を供給するバッテリと、
    を備えることを特徴とする操舵角検出装置。
  2. 車両のステアリングに取り付けられる操舵角検出部と、運転支援のための情報を出力する本体部と、を含む運転支援システムであって、
    前記操舵角検出部は、
    当該操舵角検出部を前記ステアリングに取り付けるための取り付け手段と、
    前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段と、
    を備え、
    前記本体部は、
    前記操舵角に関する情報を受信する受信手段と、
    前記車両の回転角を取得する取得手段と、
    前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶しておく記憶手段と、
    運転者が前記ステアリングを操作した際に、前記記憶手段に記憶された前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする運転支援システム。
  3. 前記取得手段は、前記車両が走行した道路に対応する地図データが示す道路のカーブ角度を基に、前記車両の回転角を取得することを特徴とする請求項2に記載の運転支援システム。
  4. 車両の走行速度を検出する速度検出手段を更に備え、
    前記記憶手段は、前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の走行速度ごとに、前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶し、
    前記出力手段は、運転者がステアリングを操作した際の走行速度に対応する前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の運転支援システム。
  5. 車両のステアリングに取り付けるための取り付け手段と、前記ステアリングの角速度を検出するセンサと、コンピュータと、を有する操舵角検出装置によって実行される操舵角検出プログラムであって、
    前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信手段、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とする操舵角検出プログラム。
  6. 車両のステアリングに取り付けるための取り付け手段、及び前記ステアリングの角速度を検出するセンサを有する操舵角検出部と、運転支援のための情報を出力する本体部と、を含む運転支援システムによって実行される運転支援方法であって、
    前記センサにより検出された角速度に基づいて算出された操舵角に関する情報を送信する送信工程と、
    前記操舵角に関する情報を受信する受信工程と、
    前記車両の回転角を取得する取得工程と、
    前記センサが前記ステアリングの角速度を検出した際の前記車両の回転角と、前記操舵角に関する情報との相関関係を記憶しておく記憶工程と、
    運転者が前記ステアリングを操作した際に、前記記憶工程で記憶された前記相関関係に応じて予測される前記車両の進行方向を基に、運転支援のための情報を出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とする運転支援方法。
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