JP2015002469A - 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像装置においては、様々な目的のために複数の画素が出力する信号同士の差に基づく信号を用いることがある。しかしながら従来の撮像装置に関する文献には、このような複数の画素が出力する信号同士の差に基づく信号に関しては記載されていない。【解決手段】 撮像装置に求められる様々な目的を達成するために、複数の画素の出力する信号同士の和に基づく信号と、複数の画素の出力する信号同士の差に基づく信号をそれぞれ生成し、生成したそれぞれの信号をAD変換する撮像装置を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、光電変換部を含む画素とAD変換部とを有する撮像装置に関する。
特許文献1には、各々が入射光に基づく信号電荷を蓄積する複数の画素を有する撮像装置が記載されている。特許文献1に記載の撮像装置は、複数の画素の信号同士の和に基づく信号を垂直信号線に出力する。
特開2004−134867号公報
一方、撮像装置においては、様々な目的のために複数の画素が出力する信号同士の差に基づく信号を用いることがある。しかしながら特許文献1には、このような複数の画素が出力する信号同士の差に基づく信号に関しては記載されていない。
本発明は上記の課題を解決するために為されたものであり、一の態様は、それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有し、各々第1及び第2の光電変換信号を出力する第1及び第2の画素と、前記第1の光電変換信号及び前記第2の光電変換信号の和に基づく第1の信号と、前記第1の光電変換信号及び前記第2の光電変換信号の差に基づく第2の信号とをそれぞれ生成する回路と、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換するAD変換部とを有することを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の別の態様は、それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1及び第2の画素と、回路部と、AD変換部とを有する撮像装置の駆動方法であって、前記第1及び第2の画素の前記光電変換部が互いに同じ露光終了タイミングで露光されることによって、前記第1及び第2の画素の各々が第1及び第2の光電変換信号を前記回路部に出力し、前記回路部が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第1の信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第2の信号とをそれぞれ生成し、前記AD変換部が、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換することを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
また、本発明の別の態様は、撮像装置と、出力信号処理部と、を有する撮像システムの駆動方法であって、前記撮像装置は、それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素と、前記第1の画素と前記第2の画素とに光を集光する1つのマイクロレンズと、回路部と、AD変換部とを有し、前記駆動方法は、前記第1及び第2の画素の前記光電変換部が互いに同じ露光終了タイミングで露光されることによって、前記第1及び第2の画素の各々が第1及び第2の光電変換信号を前記回路部に出力し、前記回路部が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第1の信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第2の信号とをそれぞれ生成し、前記AD変換部が、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換し、前記撮像装置が、前記第1の信号に基づくデジタル信号と、前記第2の信号に基づくデジタル信号とをそれぞれ前記出力信号処理部に出力し、前記出力信号処理部が、前記第1の信号に基づくデジタル信号によって画像を生成し、前記第2の信号に基づくデジタル信号によって焦点検出を行うことを特徴とする撮像システムの駆動方法である。
本発明により、撮像装置に求められる様々な目的を達成するために、複数の画素の出力する信号同士の和に基づく信号と、複数の画素の出力する信号同士の差に基づく信号をそれぞれ生成し、生成したそれぞれの信号をAD変換する撮像装置を提供する。
撮像装置の構成の一例を示した図 撮像装置の構成の一例を示した図 画素の構成の一例を示した図と、撮像装置の動作の一例を示した図 撮像装置の構成の一例を示した図 撮像装置の構成の一例を示した図 撮像装置の構成の一例を示した図 撮像装置の動作の一例を示した図 撮像装置の構成の一例を示した図 撮像装置の構成の一例を示した図 撮像装置の動作の一例を示した図 撮像システムの構成の一例を示した図
以下、図面を参照しながら、各実施例を説明する。
(実施例1)
図1は、本実施例の撮像装置を示した図である。図1では、模式的に2行4列の画素100−1〜100−8を示している。垂直走査回路35は画素100−1〜100−8を行単位で制御する。画素アレイ50には、画素100−1〜100−8が行列状に設けられている。以下、1行目に設けられた画素100−1〜100−4について説明する。各列の画素100−1〜100−4は垂直信号線7−1〜7−4にそれぞれ信号を出力する。電流源6−1〜6−4はそれぞれ、垂直信号線7−1〜7−4に電流を供給する。また、画素100−1、100−2が垂直信号線7−1、7−2のそれぞれに出力した信号は、加算回路10−1、減算回路11−1に入力される。同様に、画素100−3、100−4が垂直信号線7−3、7−4のそれぞれに出力した信号は、加算回路10−2、減算回路11−2に入力される。
信号処理回路200−1は、加算回路10−1、減算回路11−1、AD変換部250−1、250−2を有する。AD変換部250−1は、比較器8−1、メモリ30−1を有する。AD変換部250−2は、比較器8−2、メモリ30−2を有する。以下の説明では、画素100−1、100−2が設けられた列に対応して設けられた信号処理回路200−1について説明する。信号処理回路200−2の構成および動作は、信号処理回路200−1と同様である。
加算回路10−1は、垂直信号線7−1、7−2に出力された信号同士の和に基づく信号を比較器8−1に出力する。また、減算回路11−1は、垂直信号線7−1、7−2に出力された信号同士の差に基づく信号を比較器8−2に出力する。
ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPを比較器8−1、8−2にそれぞれ出力する。ランプ信号RMPは、時間に依存して電位が変化する信号である。比較器8−1は、加算回路10−1が出力する信号の電位と、ランプ信号RMPの電位とを比較した結果を示す比較結果信号CMPをメモリ30−1に出力する。カウンタ20は、不図示のタイミングジェネ―タから入力されるクロック信号を計数したカウント信号を、メモリ30−1、30−2に出力する。メモリ30−1は、比較器8−1が出力する比較結果信号CMPの信号値が変化した時のカウント信号を保持する。また、比較器8−2は、減算回路11−1が出力する信号の電位と、ランプ信号RMPの電位とを比較した結果を示す比較結果信号CMPをメモリ30−2に出力する。メモリ30−2は、比較器8−2が出力する比較結果信号CMPの信号値が変化したタイミングに基づいてカウント信号を保持する。メモリ30−1,30−2は、カウント信号を保持するカウント信号保持部である。
水平走査回路40は、各メモリ30−1〜30−4が保持したカウント信号を順次、不図示の演算部に転送する。不図示の演算部は、メモリ30−1〜30−4から出力された信号を処理した信号を、撮像装置の外部に出力する。
図2は、図1に示した撮像装置の信号処理回路200−1の詳細とともに撮像装置の構成を示した図である。図2において、図1と同一の部材には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。以下、図2の1行目の画素100−1〜100−4のそれぞれが、信号を垂直信号線7−1〜7−4に出力する例について説明する。
加算回路10−1は、容量素子C1、C2、反転増幅器12−1、スイッチSW3、SW80−1、帰還容量素子Cfb−1を有する。減算回路11−1は、容量素子C3、C4、C5、スイッチSW1、SW2、SW4、SW80−2、反転増幅器12−2、帰還容量素子Cfb−2を有する。
容量素子C1は、画素100−1と反転増幅器12−1の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。スイッチSW3と容量素子C3は、画素100−1と反転増幅器12−2の非反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。また、スイッチSW4と容量素子C2は、画素100−2と反転増幅器12−1の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。容量素子C4は、画素100−2と反転増幅器12−2の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。容量素子C1、C3はそれぞれ、垂直信号線7−1の電位に基づく電荷を保持する。容量素子C2、C4はそれぞれ、垂直信号線7−2の電位に基づく電荷を保持する。
反転増幅器12−1の非反転入力ノードには、不図示の参照電位供給部から参照電位Vrefが入力される。一方、反転増幅器12−1の反転入力ノードには、容量素子C1、C2の電荷に基づく信号が入力される。また、反転増幅器12−1の反転入力ノードと出力ノードとの帰還経路には、帰還容量素子Cfb−1とスイッチSW80−1が設けられている。タイミングジェネレータがスイッチSW80−1を導通状態とすると、帰還容量素子Cfb−1の電荷がリセットされる。
反転増幅器12−2の非反転入力ノードには、容量素子C3の電荷に基づく信号が入力される。また、タイミングジェネレータがスイッチSW2を導通状態とすると、反転増幅器12−2の非反転入力ノードに参照電位供給部から参照電位Vrefが入力される。一方、反転増幅器12−2の反転入力ノードには、容量素子C4の電荷に基づく信号が入力される。また、反転増幅器12−2の反転入力ノードと出力ノードとの帰還経路には、帰還容量素子Cfb−2とスイッチSW80−2が設けられている。タイミングジェネレータがスイッチSW80−2を導通状態とすると、帰還容量素子Cfb−2の電荷がリセットされる。
また、タイミングジェネレータがスイッチSW1を導通状態とすると、参照電圧Voffsetが反転増幅器12−2の反転入力ノードに入力される。
メモリ30−1は、サブメモリ300−1、301−1を有する。カウンタ20は、サブメモリ300−1にカウント信号を出力する。タイミングジェネレータによる制御により、サブメモリ300−1の保持したカウント信号がサブメモリ301−1に入力される。
図3(a)は、本実施例の画素100−1の構成を示した図である。尚、他の画素100−2〜100―8の構成は、画素100−1の構成と同じである。画素100−1はフォトダイオード1、転送MOSトランジスタ2、リセットMOSトランジスタ3、増幅MOSトランジスタ4、選択MOSトランジスタ5を含む。
フォトダイオード1は、入射光量に応じた信号電荷を生成する光電変換部である。本実施例では、フォトダイオード1の出力する信号電荷が電子であるとして説明する。転送MOSトランジスタ2の導通を制御する信号PTXを、図2に示す垂直走査回路35がHighレベル(以下、Hレベルと表記する。同様に、LowレベルをLレベルと表記する。)とすると、フォトダイオード1で生成した信号電荷が増幅MOSトランジスタ4の入力ノードに転送される。本実施例では、タイミングジェネレータが信号PTXをHレベルにするタイミングが、フォトダイオード1の露光終了タイミングである。他の露光終了タイミングの例としては、撮像装置に光を導く光学系に機械シャッタが設けられている場合には、機械シャッタを閉じることによってフォトダイオード1の露光を終了するものがある。選択MOSトランジスタ5の導通を制御する信号PSELを垂直走査回路35がHレベルとすると、増幅MOSトランジスタ4が選択MOSトランジスタ5を介して垂直信号線7に信号を出力する。リセットMOSトランジスタ3の導通を制御する信号PRESを垂直走査回路35がHレベルとすると、増幅MOSトランジスタ4の入力ノードの電位が電源VDDの電位に応じてリセットされる。以下、増幅MOSトランジスタ4の入力ノードをリセットした後に画素100−1〜100−8の各々が出力する信号をノイズ信号と表記する。また、増幅MOSトランジスタ4の入力ノードが、フォトダイオード1の生成した信号電荷に基づく電位である時に、画素100−1〜100−8の各々が出力する信号を光電変換信号と表記する。特許請求の範囲に示した第1の光電変換信号、第2の光電変換信号はそれぞれ、本実施例では画素100−1、100−2のそれぞれが出力する光電変換信号である。第1の光電変換信号、第2の光電変換信号が入力される回路部は、加算回路10−1、減算回路11−1である。
図3(b)は、図2に示した撮像装置の画素100−1を含む画素行の動作について示した図である。尚、図3(b)に示したタイミング図では、スイッチSW3、SW4の動作は不図示であるが、いずれも時刻t1から時刻t11までの期間、導通状態である。
図3(b)に示した信号P_SW80−1は、スイッチSW80−1を制御する信号である。信号P_SW80−1がHレベルの時にスイッチSW80−1は導通状態であり、信号P_SW80−1がLレベルの時にスイッチSW80−1は非導通状態である。以下、他のスイッチSWについても同様に、スイッチSWを制御する信号がHレベルの時にスイッチSWが導通状態であり、該信号がLレベルの時にスイッチSWが非導通状態であるものとする。
信号P_SW80−2は、スイッチSW80−2を制御する信号である。信号P_SW1は、スイッチSW1を制御する信号である。VL1、VL2はそれぞれ、垂直信号線7−1、7−2の電位を示したものである。Amp1、Amp2はそれぞれ、反転増幅器12−1、12−2が出力する信号の電位を示したものである。Rampは、ランプ信号Rampの電位を示したものである。CMP1、CMP2はそれぞれ、比較器8−1、8−2が出力する比較結果信号CMPの信号値を示したものである。Latch1、Latch2は、それぞれメモリ30−1、30−2で生成されるラッチ信号を示したものである。ラッチ信号Latchは、比較結果信号CMPの信号値の変化に応じて信号値が変化する信号である。メモリ30−1、30−2のサブメモリ300−1,300−2はラッチ信号Latchの信号値が変化した時のカウント信号を保持する。
時刻t1に、垂直走査回路35は信号PSEL[0]をHレベルとする。また、時刻t1において、信号PRES[0]、P_SW2、P_SW80−1、P_SW80−2はHレベルである。信号PRES[0]がHレベルであることにより、画素100−1〜100−4の増幅MOSトランジスタ4の入力ノードの電位がリセットされている。また、信号P_SW2がHレベルであることにより、容量素子C3、C5の電荷がリセットされている。また、信号P_SW80−1がHレベルであることにより、容量素子C1、帰還容量素子Cfb−1の電荷がリセットされている。また、信号P_SW80−2がHレベルであることにより、容量素子C4、帰還容量素子Cfb−2の電荷がリセットされている。
時刻t2に、垂直走査回路35は信号PRES[0]をHレベルからLレベルにする。これにより、増幅MOSトランジスタ4の入力ノードのリセットが解除される。また、タイミングジェネレータは信号P_SW2、P_SW80−1、P_SW80−2をHレベルからLレベルにする。これにより、容量素子C1〜C4、帰還容量素子Cfb−1、Cfb−2のそれぞれのリセットが解除される。垂直信号線7−1の電位VL1は、画素100−1の出力するノイズ信号により、電位が低下する。同様に、垂直信号線7−2の電位VL2は、画素100−2の出力するノイズ信号により、電位が低下する。
時刻t2から時刻t3の期間の反転増幅器12−1の出力Amp1は、画素100−1、100−2の出力するノイズ信号同士の和を反転増幅した信号の電位である。また、反転増幅器12―2の出力Amp2は、画素100−1、100−2のノイズ信号同士の差を反転増幅した信号の電位である。
時刻t3に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMP1、CMP2の信号値は共にHレベルである。
時刻t4に、比較結果信号CMP2の信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latch2の電位が変化する。サブメモリ300−2は、この時のカウント信号を保持する。この時にサブメモリ300−2が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2のノイズ信号の差に基づくデジタル信号である。
時刻t5に、比較結果信号CMP1の信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latch1の電位が変化する。サブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にサブメモリ300−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2のノイズ信号同士の和に基づくデジタル信号である。
時刻t6に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了し、ランプ信号RMPの電位をリセットする。タイミングジェネレータは、サブメモリ301−1、301−2にそれぞれ、サブメモリ300−1、300−2のそれぞれが保持したデジタル信号を保持させる。
また、時刻t6に、タイミングジェネレータは信号P_SW80−2、P_SW1をHレベルとする。これにより、反転増幅器12−2の出力Amp2の電位は、時刻t5の電位に参照電圧Voffsetの電位が加わった電位となる。その後、タイミングジェネレータは、信号P_SW80−2、P_SW1をLレベルとする。
時刻t7に、垂直走査回路35は、信号PTX[0]をHレベルとする。これにより、画素100−1は、光電変換信号を垂直信号線7−1に出力する。従って、垂直信号線7−1の電位VL1が低下する。同様に、画素100−2は、光電変換信号を垂直信号線7−2に出力する。従って、垂直信号線7−2の電位VL2が低下する。尚、図3(b)に示した動作では、画素100−1よりも画素100−2の方が入射光の光量が多いものとしている。つまり、垂直走査回路35が信号PTX[0]をHレベルとすることによって生じる垂直信号線7の電位の変化は、垂直信号線7−2の方が、垂直信号線7−1よりも大きい。反転増幅器12−1の出力Amp1は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の和に基づく信号を反転増幅した信号の電位となる。また、反転増幅器12−2の出力Amp2は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の差の信号を反転増幅した信号の電位となる。その後、垂直走査回路35は、信号PTX[0]をHレベルからLレベルにする。
時刻t8に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMP1、CMP2の信号値は共にHレベルである。
時刻t9に、比較結果信号CMP2の信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latch2の電位が変化する。サブメモリ300−2は、この時のカウント信号を保持する。この時にサブメモリ300−2が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2の光電変換信号の差に基づくデジタル信号である。
時刻t10に、比較結果信号CMP1の信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latch1の電位が変化する。サブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にサブメモリ300−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の和に基づくデジタル信号である。
時刻t11に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了し、ランプ信号RMPの電位をリセットする。水平走査回路40は、各列のメモリ30−1〜30−4を順次走査する。これにより、メモリ30−1〜30−4の保持したデジタル信号が演算部に入力される。
反転増幅器12−2の出力Amp2を、時刻t6に参照信号Voffsetに基づく電位にシフトさせる理由について説明する。ここでは、画素100−1の出力する光電変換信号の方が、画素100−2の出力する光電変換信号よりも信号振幅が大きいとする。この場合、垂直信号線7−1の方が、垂直信号線7−2よりも信号振幅が大きい。よって、タイミングジェネレータが時刻t7に信号PTXをHレベルにすると、反転増幅器12−2の出力Amp2の電位は電位Voffsetから低下する。仮に、出力Amp2を時刻t6に参照信号Voffsetの電位にシフトさせない場合、出力Amp2の電位がランプ信号RMPの時刻t8の電位よりも低くなってしまうことがある。この場合、時刻t8から時刻t11の期間、比較結果信号CMP2の信号値が変化しないため、サブメモリ300−2はカウント信号を保持できない。このように比較結果信号CMP2の信号値が時刻t8から時刻t11の期間に変化するようにするためには、出力Amp2の電位が、ランプ信号RMPの電位が変化する範囲内にあることが求められる。従って、時刻t6に出力Amp2を参照信号Voffsetの電位にシフトさせている。この参照信号Voffsetの電位は、参照電位Vrefで反転増幅器12−2をリセットする場合に比して、ランプ信号RMPの時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、出力Amp2の電位をシフトする電位である。
ここで、メモリ30−1,30−2が時刻t11において保持しているデジタル信号について説明する。
以下、画素100−1、100−2のそれぞれが出力するノイズ信号を、N1、N2信号とする。また、画素100−1、100−2のそれぞれが出力する光電変換信号を、A+N1、B+N2信号とする。サブメモリ301−1が時刻t11に保持しているデジタル信号は、N1+N2信号に基づくデジタル信号である。サブメモリ300−1が時刻t11に保持しているデジタル信号は、A+N1+B+N2信号に基づくデジタル信号である。サブメモリ301−2が時刻t11に保持しているデジタル信号は、N1−N2信号に基づくデジタル信号である。サブメモリ300−2が時刻t11に保持しているデジタル信号は、(A+N1)−(B+N2)信号に基づくデジタル信号である。演算部は、サブメモリ300−1が保持したデジタル信号と、サブメモリ301−1が保持したデジタル信号との差の信号を生成する。つまり、演算部が生成する信号は、A+N1+B+N2−(N1+N2)=A+B信号である。また、演算部は、サブメモリ300−2が保持したデジタル信号と、サブメモリ301−2が保持したデジタル信号との差の信号を生成する。つまり、演算部が生成する信号は、(A+N1)―(B+N2)―(N1−N2)=A−B信号である。従って、演算部は、A+B信号、A−B信号を生成する。
本実施例の他の例として、容量素子C1、C2にN1信号に基づく信号を保持させ、容量素子C3、C4にN2信号に基づく信号を保持させる相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling;以下、CDSと表記する。)を行わせることができる。この場合には、サブメモリ301−1が時刻t11に保持しているデジタル信号は、反転増幅器12−1,12−2および比較器8−1,8−2の列間ばらつきとして表れるオフセット成分(以下、OFF信号と表す)に基づくデジタル信号である。サブメモリ300−1が時刻t11に保持しているデジタル信号は、A+B+OFF信号である。演算部は、サブメモリ300−1が保持したデジタル信号と、サブメモリ301−1が保持したデジタル信号との差の信号を生成する。つまり、演算部が生成する信号はA+B信号である。一方、サブメモリ301−2が時刻t11に保持しているデジタル信号も、OFF信号である。また、サブメモリ300−2が時刻t11に保持しているデジタル信号は、A−B+OFF信号に、参照信号Voffsetと参照電位Vrefとの電位差に基づくデジタル信号(以下、Shift信号と表す)の和であるため、A―B+OFF+Shift信号で表される。演算部は、サブメモリ300−2が保持したデジタル信号と、サブメモリ301−2が保持したデジタル信号との差の信号を生成する。つまり、演算部が生成する信号はA‐B+Shift信号である。演算部には予め、Shift信号の信号値を記憶させておくことによって、演算部は、A−B+Shift信号からShift信号を差し引くことができる。これにより、容量素子C1〜C4を用いてCDSを行う形態であっても、演算部はA+B信号、A―B信号をそれぞれ生成することができる。
本実施例の撮像装置は、A+B信号、A−B信号に基づくデジタル信号をそれぞれ生成することができる。一方で、本実施例の撮像装置は、時刻t1から時刻t11の期間に、スイッチSW3、SW4を非導通状態とし、スイッチSW2を導通状態として、撮像装置が図3(b)に示した時刻t1から時刻t11の動作を行う。これにより、A信号、B信号に基づくデジタル信号を生成することができる。従って、本実施例の撮像装置は、A信号、B信号のそれぞれを出力するモードと、A+B信号を出力するモードとを備えることにより、生成する画像の解像度を切り替えることができる。また、本実施例の撮像装置は、A−B信号を出力することができることにより、例えば人間の顔など物体の輪郭を検出するエッジ検出を行うことができる。
次に、図4に本実施例の撮像装置の利用形態の一例を示す。
図4は、図1で説明した画素100−1〜100−8と、フォトダイオード1に光を集光するマイクロレンズ23との配置の一例を示した図である。入射光を複数の画素100−1、100−2のフォトダイオード1に導くための1つのマイクロレンズ23が、複数の画素100−1、100−2のフォトダイオード1を覆うように配されている。つまり、1つのマイクロレンズは複数の光電変換部に対応して設けられている。本形態の撮像装置は、複数のマイクロレンズ23を有するマイクロレンズアレイを有する。
本実施例の撮像装置に設けられた画素100−1〜100−8は、位相差検出方式による焦点検出に用いるための信号を出力する。画素100−1〜100−8の各々が出力する、焦点検出に用いるための信号を以下、焦点検出基礎信号と表記する。例えば、画素アレイ50のうちの、ライン状またはクロス状の位置にある複数の画素が焦点検出基礎信号を出力する。ここでは、ライン状の位置にある複数の画素100−1、100−2が出力する光電変換信号を焦点検出基礎信号とする場合について説明する。本実施例の撮像装置では、この焦点検出基礎信号がA信号、B信号である。本実施例の撮像装置は、A−B信号を生成することにより、画素100−1と画素100−2への入射光の位相差を検出することができる。また、本実施例の撮像装置は、A+B信号を生成することにより、1つのマイクロレンズ23が集光した入射光に基づくデジタル信号を得ることができる。つまり、A−B信号を用いた位相差に基づく焦点検出と、A+B信号を用いた画像生成と、を行うことができる。本実施例の撮像装置は、この焦点検出と画像生成に用いるA−B信号とA+B信号とのそれぞれに基づくデジタル信号を同時に撮像装置の外部に出力することができる。
さらに、撮像装置と、撮像装置が出力する信号を処理する出力信号処理部とを有する撮像システムの形態が考えられる。撮像装置がA信号とB信号とのそれぞれに基づくデジタル信号を出力する場合では、撮像装置の外部に設けられた出力信号処理部がA−B信号とA+B信号のそれぞれに基づくデジタル信号を得るための演算処理を行う必要があった。これに対して、本実施例の撮像装置はA−B信号とA+B信号のそれぞれに基づくデジタル信号をそれぞれ出力するため、出力信号処理部の演算処理の負荷を減らすことができる。近年、撮像システムの高機能化の進展によって、出力信号処理部の負荷が増大している。本実施例の撮像装置は、出力信号処理部の負荷を低減した分、出力信号処理部にさらに別の機能を付加することができるため、撮像システムの高機能化を進展させることができる。
本実施例では、カウンタ20が各列のメモリ30−1〜30−4に共通のカウント信号を出力していた。他の例として、カウンタ20が各列の比較器8−1〜8−4に対応して設けられている構成であっても良い。この場合には、各列のカウンタ20が、ラッチ信号Latchの信号値が変化したタイミングでクロック信号の計数を停止するようにすればよい。この場合には、各列のカウンタ20が、比較結果信号の信号値に基づいてカウント信号を保持するカウント信号保持部である。
また、本実施例の撮像装置では、AD変換部250−1〜250−4が画素の設けられた各列に対応して設けられていた。他の例として、撮像装置のAD変換部が1つであっても良い。この場合には、各列の信号処理回路200−1,200−2に、加算回路10−1,10−2、減算回路11−1,11−2の各々が出力する信号を各々が保持する複数の容量素子を設ける。そして、水平走査回路40が各列の容量素子を走査して、該容量素子から1つのAD変換部に信号を出力するようにすれば良い。
(実施例2)
以下、図面を参照しながら、実施例1とは異なる点を中心に本実施例の撮像装置を説明する。
図5は、本実施例の撮像装置を示した図である。図1で示したものと同じ機能を有する部材は、図1で付した符号と同じ符号を図5にも付している。
本実施例の撮像装置は、2列の画素100−1、100−2に対して、1つの比較器8−1が設けられている。つまり、比較器8−1には、スイッチSW84−1を介して、加算回路10−1、減算回路11−1の一方ずつから信号が入力される。スイッチSW84は、タイミングジェネレータから入力される制御信号に基づいて、比較器8−1に入力する信号を加算回路10−1、減算回路11−1のそれぞれの出力の一方を選択する選択回路である。
図6は、図5に示した撮像装置の信号処理回路200−1の詳細とともに撮像装置の構成を示した図である。図2で示したものと同じ機能を有する部材については、図2で付した符号と同じ符号を図6でも付している。以下では、1行目の画素100−1〜100−4のそれぞれが垂直信号線7−1〜7−4のそれぞれに信号を出力する例を説明する。
容量素子C10は画素100−1と反転増幅器12−1の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。容量素子C11は、画素100−2と反転増幅器12−1の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。容量素子C12は、一方のノードはスイッチSW82、SW83を介して、画素100−1と反転増幅器12−2の反転入力ノードとの間の電気的経路に接続されている。また、容量素子C12の他方のノードには、参照電位供給部から参照電位Vref2が入力されている。スイッチSW81と容量素子C13は、画素100−2と反転増幅器12−2との間の電気的経路に設けられている。スイッチSW84−1は、スイッチSW84−1を制御する信号P_SW84がLレベルの時には、加算回路10−1と比較器8−1とを電気的に接続する。一方、信号P_SW84がHレベルの時には、スイッチSW84−1は減算回路11−1と比較器8−1とを電気的に接続する。
メモリ30−1は、図2と同様に、サブメモリ300−1、301−1を有する構成である。
次に、図7を参照しながら、本実施例の撮像装置の動作を説明する。
信号P_SW80は、スイッチSW80−1、SW80−2を制御する信号である。信号P_SW81は、スイッチSW81を制御する信号である。信号P_SW82は、スイッチSW82を制御する信号である。信号P_SW83は、スイッチSW83を制御する信号である。信号P_SW84は、スイッチSW84を制御する信号である。
時刻t21に、垂直走査回路35は、信号PSEL[0]をHレベルとする。また、時刻t21において、信号PRES[0]、P_SW80、P_SW81、P_SW82、P_SW83はHレベルである。信号P_SW80がHレベルであることにより、帰還容量素子Cfb−1、Cfb−2、容量素子C10、C11の電荷がそれぞれリセットされている。さらに、信号P_SW81、P_SW82、P_SW83がHレベルであることにより、容量素子C12、C13の電荷がそれぞれリセットされている。また、時刻t21において、信号PTX[0]、P_SW84はそれぞれLレベルである。
時刻t22に、垂直走査回路35は、信号PRES[0]をHレベルからLレベルにする。また、タイミングジェネレータは、信号P_SW80、P_SW81、P_SW82、P_SW83をそれぞれHレベルからLレベルにする。これにより、容量素子C10〜C14、帰還容量素子Cfb−1、Cfb−2のリセットが解除される。
時刻t23に、ランプ発生回路9はランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。信号P_SW84がLレベルであるため、比較器8−1は、反転増幅器12−1の出力Amp1の電位と、ランプ信号RMPの電位とを比較する。比較結果信号CMPの信号値は、時刻t23においてHレベルである。
時刻t24に、比較結果信号CMPの信号値がHレベルからLレベルに変化する。これによりラッチ信号Latchの信号値がLレベルからHレベルに変化する。メモリ30−1内のサブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。時刻t24にサブメモリ300−1が保持するカウント信号は、本実施例のN1+N2信号に基づくデジタル信号である。
時刻t25に、ランプ発生回路9はランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了するとともに、ランプ信号RMPの電位をリセットする。また、タイミングジェネレータはサブメモリ301−1に、サブメモリ300−1が保持したデジタル信号を保持させる。
時刻t26に、垂直走査回路35は、信号PTX[0]をHレベルとする。ここでは、画素100−1の出力する光電変換信号の方が、画素100−2の出力する光電変換信号よりも信号振幅が大きいとする。垂直走査回路35が信号PTX[0]をHレベルとすることにより、反転増幅器12−1の反転入力ノードには、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の和の信号が入力される。また、タイミングジェネレータは信号P_SW81、P_SW83をそれぞれHレベルとする。信号P_SW81をHレベルとすることにより、反転増幅器12−2の反転入力ノードには垂直信号線7−2の電位に基づく信号が入力される。また、信号P_SW83をHレベルとすることにより、容量素子C12は、画素100−1の光電変換信号を、参照電位Vref2に基づいて保持する。その後、タイミングジェネレータは、信号P_SW81、P_SW83をそれぞれLレベルにする。参照電位Vref2は、参照電位Vref1に基づいて容量素子C12が信号を保持する場合に比して、ランプ信号RMPの時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、出力Amp2の電位をシフトする電位である。
時刻t27に、タイミングジェネレータは信号P_SW82をHレベルにする。これにより、反転増幅器12−2の反転入力ノードには、画素100−1と画素100−2の光電変換信号同士の差の信号が入力される。その後、垂直走査回路35は信号PTX[0]をLレベルにする。
時刻t28に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMPの信号値はHレベルである。
時刻t29に、比較結果信号CMPの信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latchの電位が変化する。メモリ30−1内のサブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にサブメモリ300−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の和に基づくデジタル信号である。すなわち、時刻t29にサブメモリ300−1が保持するカウント信号は、本実施例のA+N1+B+N2信号に基づくデジタル信号である。
時刻t30に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了し、ランプ信号RMPの電位をリセットする。水平走査回路40は、各列のメモリ30−1,30−2を順次走査する。これにより、メモリ30−1,30−2内のサブメモリ300−1、301−1,300−2、301−2のそれぞれが保持したデジタル信号が演算部に入力される。
時刻t31に、タイミングジェネレータは信号P_SW84をHレベルにする。これにより、比較器8−1には、反転増幅器12−2の出力Amp2が入力される。
時刻t32に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMPの信号値はHレベルである。
時刻t33に、比較結果信号CMPの信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latchの電位が変化する。メモリ30−1内のサブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にメモリ30−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の差に基づくデジタル信号である。すなわち、時刻t33にサブメモリ300−1が保持するカウント信号は、本実施例の、(A+N1)−(B+N2)信号に基づくデジタル信号である。
時刻t34に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了し、ランプ信号RMPの電位をリセットする。水平走査回路40は、各列のメモリ30−1,30−2を順次走査する。これにより、メモリ30−1,30−2内のサブメモリ300−1,300−2が保持したデジタル信号が演算部に入力される。
演算部には、N1+N2信号、A+N1+B+N2信号、(A+N1)−(B+N2)信号のそれぞれに基づくデジタル信号が、各列のメモリ30−1,30−2から入力される。演算部は、A+N1+B+N2信号に基づくデジタル信号と、N1+N2信号に基づくデジタル信号との差から、A+B信号に基づくデジタル信号を生成する。
本実施例では、N1信号とN2信号との差に基づくデジタル信号の生成を省略した動作としている。A−B信号が、A+B信号よりも低い精度で充分とされる場合には、本実施例の動作はN1信号とN2信号との差に基づくデジタル信号の生成を省略している分、動作を高速化できる。一方で、A−B信号についても、図7に述べた動作で得たA+B信号と同程度の精度で得る場合には、タイミングジェネレータは時刻t25の後に信号P_SW82、P_SW83、P_SW84をそれぞれHレベルとする。そしてAD変換部250が、時刻t23から時刻t25までの期間と同様のAD変換動作を行えばよい。
また、さらなる高速化が必要な場合には、N1+N2信号に基づくデジタル信号の生成を省略しても良い。つまり、時刻t23から時刻t25までの期間に係る動作を省略しても良い。
尚、本実施例の撮像装置についても、実施例1と同様、容量素子C10、C11、C12、C13を用いて、CDSを行うようにしても良い。
本実施例の撮像装置についても、実施例1で述べた様に、A−B信号、A+B信号に基づくデジタル信号を様々な用途に用いることが可能である。例えば、図4を参照しながら述べた様に、焦点検出と画像生成のために用いることが可能である。
本実施例の撮像装置は、実施例1の撮像装置に対して、比較器の数を少なくすることができる。これにより、実施例1の撮像装置に対して、撮像装置に設けられている比較器の合計の消費電力を低減することができる。また、本実施例の撮像装置は、実施例1の撮像装置に対し、比較器および該比較器に対応して設けられたメモリの数を少なくすることができるため、実施例1の撮像装置に対して画素アレイ50の周辺に位置する周辺回路の面積を低減することができる。
本実施例では、水平走査回路40が、N1+N2信号、A+N1+B+N1信号のそれぞれに基づくデジタル信号をメモリ30−1,30−2から演算部に出力させる。その後、水平走査回路40が、(A+N1)−(B+N2)信号に基づくデジタル信号をメモリ30−1,30−2から演算部に出力させる動作を説明した。他の例として、メモリ30−1,30−2にさらにサブメモリを設け、N1+N2信号、A+N+B+N信号、(A+N1)―(B+N2)信号のそれぞれに基づくデジタル信号を同時に保持することができるようにしても良い。この場合には、水平走査回路40は、N1+N2信号、A+N+B+N信号、(A+N1)―(B+N2)信号のそれぞれに基づくデジタル信号をメモリ30−1,30−2から演算部に出力させるようにすることができる。
また、本実施例では、比較器8−1に反転増幅器12−1の出力Amp1が入力される場合と反転増幅器12−2の出力Amp2が入力される場合とで、ランプ信号RMPの時間に依存して電位が変化する電位幅を同じとしていた。他の例として、ランプ信号RMPの時間に依存して電位が変化する電位幅を、比較器8−1に反転増幅器12−2の出力Amp2が入力される場合の方が、反転増幅器12−1の出力Amp1が入力される場合よりも小さくしても良い。これは、反転増幅器12−2の出力Amp2の方が、反転増幅器12−1の出力Amp1よりも信号振幅が小さい場合があることによるものである。これにより、反転増幅器12−2の出力Amp2に基づくデジタル信号を生成するAD変換期間を、図7を参照しながら述べた動作に対して短縮することができる。
(実施例3)
本実施例の撮像装置について、実施例2と異なる点を中心に説明する。
図8は本実施例の撮像装置を示した図である。図5で示したものと同じ機能を有する部材は、図5で付した符号を同じ符号を図8にも付している。
図5に示した撮像装置の信号処理回路200−1,200−2は、加算回路10−1,10−2、減算回路11−1,11−2を有していた。一方、本実施例の撮像装置は、加算回路10−1、10−2、減算回路11−1,11−2の代わりに、加算・減算回路15−1,15−2を有している。また、図5に示した撮像装置では、比較器8−1に入力される信号は、スイッチSW84によって、加算回路10−1、減算回路11−1の一方の出力が選択されていた。一方、本実施例の撮像装置は、加算・減算回路15−1の出力する信号が比較器8−1に入力される。第1の光電変換信号、第2の光電変換信号が入力される回路部は、加算・減算回路15−1である。
図9は、図8に示した撮像装置の加算・減算回路15の詳細とともに撮像装置の構成を示した図である。図6で示したものと同じ機能を有する部材は、図6で付した符号を同じ符号を図9にも付している。
加算・減算回路15−1は、容量素子C20−1、C20−2、C30、スイッチSW80、SW90、SW91、SW92、SW93、反転増幅器12、帰還容量素子Cfbを有する。スイッチSW90は、容量素子C20−1と反転増幅器12の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。スイッチSW91は、容量素子C20−1と、反転増幅器12の非反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。スイッチSW92は、容量素子C20−2と反転増幅器12の反転入力ノードとの間の電気的経路に設けられている。容量素子C20−1、C20−2はそれぞれ、垂直信号線7−1、7−2の電位に基づく電荷を保持する。スイッチSW93は、参照電位Vrefを反転増幅器12の非反転入力ノードに入力する電気的経路に設けられている。
反転増幅器12の出力する信号が、比較器8−1に入力される。
図10は、図9に示した撮像装置の動作を示したタイミング図である。信号P_SW80、P_SW90、P_SW91、P_SW92、P_SW93はそれぞれ、スイッチSW80、SW90、SW91、SW92、SW93を制御する信号である。Ampは反転増幅器12の出力を示している。
時刻t41に、垂直走査回路35は、信号PSEL[0]をHレベルとする。また、時刻t41において、信号PRES[0]、P_SW80、P_SW90、P_SW92、P_SW93はHレベルである。信号P_SW80がHレベルであることにより、帰還容量素子Cfbの電荷がリセットされている。また、信号P_SW90がHレベルであることにより、容量素子C20−1の電荷がリセットされている。また、信号P_SW92がHレベルであることにより、容量素子C20−2の電荷がリセットされている。また、信号P_SW93がHレベルであることにより、反転増幅器12の非反転入力ノードには電位Vref1の参照電位Vrefが参照電位供給部から入力されている。
また、時刻t41において、信号PTX[0]、P_SW91はLレベルである。
時刻t42に、垂直走査回路35は、信号PRES[0]をHレベルからLレベルにする。また、タイミングジェネレータは信号P_SW80をHレベルからLレベルにする。これにより、帰還容量素子Cfb、容量素子C20−1、C20−2のリセットが解除される。反転増幅器12の反転入力ノードには、画素100−1、100−2のノイズ信号同士の和の信号が入力される。反転増幅器12の出力Ampは、画素100−1、100−2のノイズ信号同士の和の信号を反転増幅した信号の電位となる。
時刻t43に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMPの信号値はHレベルである。
時刻t44に、比較結果信号CMPの信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latchの電位が変化する。メモリ30−1内のサブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にメモリ30−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2のノイズ信号同士の和に基づくデジタル信号である。すなわち、時刻t44にサブメモリ300−1が保持するカウント信号は、本実施例のN1+N2信号に基づくデジタル信号である。
時刻t45に、ランプ発生回路9はランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了するとともに、ランプ信号RMPの電位をリセットする。また、タイミングジェネレータはサブメモリ301−1に、サブメモリ300−1が保持したデジタル信号を保持させる。
時刻t46に、垂直走査回路35は、信号PTX[0]をHレベルにする。ここでは、画素100−1の出力する光電変換信号の方が、画素100−2の出力する光電変換信号よりも信号振幅が大きいとする。反転増幅器12の出力Ampは、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の和の信号を反転増幅した信号の電位となる。その後、垂直走査回路35は、信号PTX[0]をLレベルにする。
時刻t47に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMPの信号値はHレベルである。
時刻t48に、比較結果信号CMPの信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latchの電位が変化する。メモリ30−1内のサブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にサブメモリ300−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の和に基づくデジタル信号である。すなわち、時刻t48にサブメモリ300−1が保持するカウント信号は、本実施例のA+N1+B+N2信号に基づくデジタル信号である。
時刻t49に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了し、ランプ信号RMPの電位をリセットする。水平走査回路40は、各列のメモリ30−1,30−2を順次走査する。これにより、メモリ30−1,30−2内のサブメモリ300−1、301−1,300−2,301−2のそれぞれが保持したデジタル信号が演算部に入力される。
また、時刻t49にタイミングジェネレータは、参照電位Vrefを電位Vref1から、電位Vref1よりも大きい電位Vref2にする。また、タイミングジェネレータは、信号P_SW90、P_SW92をLレベルにする。また、タイミングジェネレータは信号P_SW80をHレベルにする。これにより、帰還容量素子Cfbの電荷がリセットされる。また、反転増幅器12の出力Ampは、参照電位Vrefの電位Vref2に基づく電位となる。電位Vref2は、電位Vref1に基づいて反転増幅器12が信号を生成する場合に比して、ランプ信号RMPの時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、出力Ampの電位をシフトする電位である。
時刻t50に、タイミングジェネレータは、信号P_SW80をLレベルにする。これにより、帰還容量素子Cfbのリセットが解除される。また、タイミングジェネレータは、信号P_SW91をHレベルにする。これにより、画素100−1の光電変換信号が、反転増幅器12の非反転入力ノードに入力される。また、タイミングジェネレータは、信号P_SW92をHレベルにする。これにより、画素100−2の光電変換信号が、反転増幅器12の反転入力ノードに入力される。反転増幅器12の出力Ampは、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の差の信号を反転増幅した信号の電位となる。
時刻t51に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を開始する。比較結果信号CMPの信号値はHレベルである。
時刻t52に、比較結果信号CMPの信号値がHレベルからLレベルに変化する。これにより、ラッチ信号Latchの電位が変化する。メモリ30−1内のサブメモリ300−1は、この時のカウント信号を保持する。この時にメモリ30−1が保持したカウント信号は、画素100−1、100−2の光電変換信号同士の差に基づくデジタル信号である。すなわち、時刻t33にサブメモリ300−1が保持するカウント信号は、本実施例の(A+N1)−(B+N2)信号に基づくデジタル信号である。
時刻t53に、ランプ発生回路9は、ランプ信号RMPの時間に依存した電位の変化を終了し、ランプ信号RMPの電位をリセットする。水平走査回路40は、各列のメモリ30−1,30−2を順次走査する。これにより、メモリ30−1内のサブメモリ300−1が保持したデジタル信号が演算部に入力される。
演算部の信号処理は、実施例2と同様とすることができる。
本実施例の撮像装置は、実施例2の撮像装置に比して、反転増幅器12の数を減らすことができる。これにより、撮像装置の反転増幅器12の数を減らすことができる分、消費電力と、複数の画素が出力する信号同士の加算、減算を行う回路の面積とを低減することができる。
(実施例4)
これまで実施例1〜実施例3で述べた撮像装置を撮像システムに適用した場合の実施例について述べる。撮像システムとして、デジタルスチルカメラやデジタルカムコーダーや監視カメラなどがあげられる。図11に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラに撮像装置を適用した場合の模式図を示す。
図11において、撮像システムは被写体の光学像を撮像装置154に結像させるレンズ152、レンズ152の保護のためのバリア151、レンズ152を通った光量を可変にするための絞り153を有する。レンズ152、絞り153は撮像装置154に光を導く光学系である。また、撮像システムは撮像装置154が出力する出力信号の処理を行う出力信号処理部155を有する。
出力信号処理部155はデジタル信号処理部を有し、撮像装置154が出力する信号を、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って信号を出力する動作を行う。ここで述べる出力信号処理部155は、実施例1で述べた撮像システムの出力信号処理部に相当する。
また、撮像システムは、画像データを一時的に記憶する為のバッファメモリ部156、記録媒体に記録または読み出しを行うための記憶媒体制御インターフェース部158を有する。さらに撮像システムは、撮像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体159を有する。さらに、撮像システムは、外部コンピュータ等と通信する為の外部インターフェース部157、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1510、撮像装置154を有する。さらに撮像システムは、出力信号処理部155に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1511を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置154と、撮像装置154から出力された出力信号を処理する出力信号処理部155とを有すればよい。また、図4に示した撮像装置の構成の場合では、出力信号処理部155が焦点検出信号の処理を行うことができる。さらに出力信号処理部155がA+B信号に基づくデジタル信号から画像を生成することができる。
以上のように、本実施例の撮像システムは、撮像装置154を適用して撮像動作を行うことが可能である。
8−1〜8−4 比較器
9 ランプ発生回路
10−1〜10−4 加算回路
11−1〜11−4 減算回路
15−1,15−2 加算・減算回路
20 カウンタ
35 垂直走査回路
40 水平走査回路
100−1〜100−8 画素

Claims (20)

  1. それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有し、各々第1及び第2の光電変換信号を出力する第1及び第2の画素と、
    前記第1の光電変換信号及び前記第2の光電変換信号の和に基づく第1の信号と、前記第1の光電変換信号及び前記第2の光電変換信号の差に基づく第2の信号とをそれぞれ生成する回路と、
    前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換するAD変換部と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1及び第2の画素の各々は、前記光電変換部から前記信号電荷が入力されるノードを有する増幅トランジスタを有し、
    前記第1及び第2の光電変換信号は、前記ノードの電位に基づいて前記増幅トランジスタが出力する信号であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1及び第2の画素は、前記ノードの電位をリセットするリセット手段をさらに有し、
    前記第1及び第2の画素の各々は、前記リセット手段によってリセットされた前記ノードの電位に基づいて、前記増幅トランジスタから第1及び第2のノイズ信号を出力し、前記回路は前記第1のノイズ信号と第2のノイズ信号との和に基づく第3の信号を生成し、前記AD変換部は前記第3の信号をデジタル信号に変換することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置はさらに演算部を有し、
    前記演算部が、前記AD変換部の生成した前記第1の信号に基づくデジタル信号と、前記AD変換部の生成した前記第3の信号に基づくデジタル信号との差の信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. リセットされた前記ノードの電位に基づいて、前記回路はさらに前記第1のノイズ信号と前記第2のノイズ信号との差に基づく第4の信号を生成し、
    前記AD変換部は前記第4の信号をデジタル信号に変換することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置はさらに演算部を有し、
    前記演算部が、前記AD変換部の生成した前記第1の信号に基づくデジタル信号と、前記AD変換部の生成した前記第3の信号に基づくデジタル信号との差の信号と、
    前記AD変換部の生成した前記第2の信号に基づくデジタル信号と、前記AD変換部の生成した前記第4の信号に基づくデジタル信号との差の信号とを生成することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置はさらにランプ信号を出力するランプ発生回路と、クロック信号を計数したカウント信号を出力するカウンタとを有し、
    前記AD変換部は、比較器とカウント信号保持部とを有し、
    前記比較器は、前記回路が生成する信号と前記ランプ信号とを比較した結果を示す比較結果信号を前記カウント信号保持部に出力し、
    前記カウント信号保持部は、前記カウント信号を、前記比較結果信号の信号値の変化に基づいて保持することによって、前記AD変換部は、前記第1及び第2の信号をデジタル信号に変換することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記回路が、前記第1及び第2の信号を生成する加算回路と減算回路とを有し、
    前記撮像装置はさらに、複数の前記AD変換部を有し、
    1つの前記比較器と前記加算回路とが電気的に接続され、
    別の1つの前記比較器と前記減算回路とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像装置は、前記第1及び第2の画素を含む複数の画素を有し、前記複数の画素は行列状に設けられており、前記第1及び第2の画素は互いに異なる列に設けられており、
    前記回路が、前記第1及び第2の信号をそれぞれ生成する加算回路と減算回路とを有し、
    前記撮像装置は選択回路をさらに有し、
    前記選択回路は、前記加算回路と前記減算回路とのいずれか一方と1つの前記比較器とを電気的に接続することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置は、さらに参照電位供給部を有し、
    前記加算回路は第1の反転増幅器を有し、前記減算回路は第2の反転増幅器を有し、
    前記参照電位供給部は、前記第1の反転増幅器に第1の参照電位を供給し、前記第2の反転増幅器に第2の参照電位を供給し、
    前記第1の反転増幅器は、前記第1の参照電位を用いて、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和の信号を増幅した前記第1の信号を生成し、
    前記第2の反転増幅器は、前記第2の参照電位を用いて、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差の信号を増幅した前記第2の信号を生成し、
    前記第2の参照電位は、前記第2の反転増幅器が前記第1の参照電位で前記第2の信号を生成する場合に比して、前記ランプ信号の時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、前記第2の信号をシフトする電位であることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記回路は、前記第1の信号と、前記第2の信号とを出力する1つの反転増幅器を有し、
    1つの前記比較器が前記1つの反転増幅器に対応して設けられていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像装置は、さらに参照電位供給部を有し、
    前記参照電位供給部は、前記反転増幅器に第1及び第2の参照電位を供給し、
    前記反転増幅器が、前記第1の参照電位を用いて、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和の信号を増幅した前記第1の信号を生成し、
    前記反転増幅器が、前記第2の参照電位を用いて、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差の信号を増幅した前記第2の信号を生成し、
    前記第2の参照電位は、前記反転増幅器が前記第1の参照電位で前記第2の信号を生成する場合に比して、前記ランプ信号の時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、前記第2の信号をシフトする電位であることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像装置はさらに、前記第1の画素と前記第2の画素とに光を集光する1つのマイクロレンズを有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の撮像装置と、
    前記撮像装置が出力する信号に基づいて画像を生成する出力信号処理部とを有することを特徴とする撮像システム。
  15. 請求項13に記載の撮像装置と、出力信号処理部とを有し、
    前記出力信号処理部が、
    前記撮像装置が出力する、前記第1の信号に基づくデジタル信号に基づいて焦点検出を行い、
    前記撮像装置が出力する、前記第2の信号に基づくデジタル信号に基づいて、画像を生成することを特徴とする撮像システム。
  16. それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1及び第2の画素と、
    回路部と、
    AD変換部と
    を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記第1及び第2の画素の前記光電変換部が互いに同じ露光終了タイミングで露光されることによって、前記第1及び第2の画素の各々が第1及び第2の光電変換信号を前記回路部に出力し、
    前記回路部が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第1の信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第2の信号とをそれぞれ生成し、
    前記AD変換部が、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  17. 前記AD変換部は比較器とカウント信号保持部とを有し、
    前記比較器が、前記第1の信号とランプ信号とを比較した結果を示す第1の比較結果信号と、前記第2の信号と前記ランプ信号とを比較した結果を示す第2の比較結果信号とをそれぞれ前記カウント信号保持部に出力し、
    前記カウント信号保持部が、クロック信号を計数したカウント信号を、前記第1、第2の比較結果信号のそれぞれ信号値の変化に基づいて保持することによって、前記AD変換部は、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換し、
    前記比較器が、前記第2の信号とランプ信号とを比較する場合の方が、前記比較器が、前記第1の信号とランプ信号とを比較する場合よりも、前記ランプ信号が時間に依存して電位が変化する電位幅が小さいことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置の駆動方法。
  18. 前記AD変換部は比較器とカウント信号保持部とを有し、
    前記比較器が、前記第1の信号とランプ信号とを比較した結果を示す第1の比較結果信号と、前記第2の信号と前記ランプ信号とを比較した結果を示す第2の比較結果信号とをそれぞれ前記カウント信号保持部に出力し、
    前記カウント信号保持部が、クロック信号を計数したカウント信号を、前記第1、第2の比較結果信号のそれぞれ信号値の変化に基づいて保持することによって、前記AD変換部は、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換し、
    前記撮像装置は、さらに第1の反転増幅器と、前記第1の反転増幅器とは別の第2の反転増幅器を有し、
    前記第1の反転増幅器が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号とを加算した信号を増幅した前記第1の信号を第1の参照電位を用いて生成し、
    前記第2の反転増幅器が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差の信号を増幅した前記第2の信号を第2の参照電位を用いて生成し、
    前記第2の参照電位は、前記第2の反転増幅器が前記第1の参照電位で前記第2の信号を生成する場合に比して、前記ランプ信号の時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、前記第2の信号をシフトする電位であることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置の駆動方法。
  19. 前記AD変換部は比較器とカウント信号保持部とを有し、
    前記比較器が、前記第1の信号とランプ信号とを比較した結果を示す第1の比較結果信号と、前記第2の信号と前記ランプ信号とを比較した結果を示す第2の比較結果信号とをそれぞれ前記カウント信号保持部に出力し、
    前記カウント信号保持部が、クロック信号を計数したカウント信号を、前記第1、第2の比較結果信号のそれぞれ信号値の変化に基づいて保持することによって、前記AD変換部は、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換し、
    前記撮像装置は、さらに反転増幅器を有し、
    前記反転増幅器が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号とを加算した信号を増幅した前記第1の信号を第1の参照電位を用いて生成し、
    前記反転増幅器が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差の信号を増幅した前記第2の信号を第2の参照電位を用いて生成し、
    前記第2の参照電位は、前記反転増幅器が前記第1の参照電位で前記第2の信号を生成する場合に比して、前記ランプ信号の時間に依存した電位変化の開始電位から離れ、かつ電位変化の終了電位に近づくように、前記第2の信号をシフトする電位であることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置の駆動方法。
  20. 撮像装置と、出力信号処理部と、を有する撮像システムの駆動方法であって、
    前記撮像装置は、
    それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素と、
    前記第1の画素と前記第2の画素とに光を集光する1つのマイクロレンズと、
    回路部と、
    AD変換部とを有し、
    前記駆動方法は、
    前記第1及び第2の画素の前記光電変換部が互いに同じ露光終了タイミングで露光されることによって、前記第1及び第2の画素の各々が第1及び第2の光電変換信号を前記回路部に出力し、
    前記回路部が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第1の信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第2の信号とをそれぞれ生成し、
    前記AD変換部が、前記第1及び第2の信号をそれぞれデジタル信号に変換し、
    前記撮像装置が、前記第1の信号に基づくデジタル信号と、前記第2の信号に基づくデジタル信号とをそれぞれ前記出力信号処理部に出力し、
    前記出力信号処理部が、前記第1の信号に基づくデジタル信号によって画像を生成し、前記第2の信号に基づくデジタル信号によって焦点検出を行うことを特徴とする撮像システムの駆動方法。
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