JP2015001292A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソレノイドバルブにおけるオイル消費量を低減し、エネルギ効率を向上することのできる自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】オイルポンプ101で発生させた油圧を基にライン圧PLを設定するライン圧調圧バルブ107と、ライン圧PLを基に調圧された所定の元圧PM1が供給されて自動変速機3の動作を制御するための制御油圧を出力するソレノイドバルブ104とを備えた自動変速機の油圧制御装置において、前記制御油圧に応じて元圧PM1を調圧して変化させる元圧調圧バルブ109を設けた。
【選択図】図2

Description

この発明は、変速比や回転方向の切り替えを行う自動変速機の動作を制御するための油圧制御装置に関するものである。
例えば車両に搭載される自動変速機は、エンジンなどの駆動力源から駆動輪に至る動力伝達系統におけるトルクの伝達状態を車速や駆動要求量などの車両の状態に応じて電気的に制御するように構成されている。具体的には、自動変速機には油圧制御装置が設けられていて、車速やアクセル開度などに応じて制御バルブの動作を電気的に制御することにより、自動変速機を作動させるための油圧アクチュエータに対する油圧を制御している。
上記のような自動変速機を制御するための油圧制御装置の一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されている油圧制御装置は、ベルト式無段変速機のプライマリプーリに供給する油圧を変速油圧コントロールバルブの出力油圧とライン圧との間で切り替え可能なフェールセーフバルブを備えている。そのフェールセーフバルブは、ベルト式無段変速機において急減速状態が発生する可能性がある場合に、ライン圧をプライマリプーリへ供給するフェール位置に切り替えられ、それ以外の場合には、変速油圧コントロールバルブの出力油圧をプライマリプーリへ供給するノーマル位置に切り替えられるように構成されている。そして、そのようなフェールセーフバルブの切り替えは、リニアソレノイドバルブの制御油圧とデューティソレノイドバルブの制御油圧とによって制御されるように構成されている。
なお、特許文献2には、ソレノイド圧がレギュレータバルブおよび挟圧コントロールバルブに信号圧として入力され、ソレノイド圧によってライン圧およびセカンダリ圧を比例的に制御するように構成されたベルト式無段変速機の油圧制御装置が記載されている。この特許文献2に記載されている油圧制御装置におけるレギュレータバルブは、バルブスプールを一方向に付勢する第1スプリングと、ソレノイド圧を受けてバルブスプールを押すプランジャと、プランジャとバルブスプールとの間に設けられた第2スプリングとを備えている。そして、この特許文献2に記載されている油圧制御装置は、ソレノイド圧が所定値以下の領域では、プランジャの移動を第2スプリングによって制限してライン圧を一定圧に保持し、ソレノイド圧が所定値より高い領域では、ライン圧をソレノイド圧に比例して上昇させるように構成されている。
また、特許文献3に記載されているベルト式無段変速機のライン圧制御装置は、実ライン圧が、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに供給する油圧のうちいずれか大きい方の圧力以上である目標ライン圧と等しくなるように、フィードバック制御を行うとともに、目標ライン圧が第1の低圧より低くなり目標ライン圧と実ライン圧との乖離が生じると判定された場合には、目標ライン圧が下限値を下回らないように目標ライン圧を制限するように構成されている。
特開2009−257528号公報 特開2011−247290号公報 特開2007−100898号公報
上記の特許文献1に記載されている構成の油圧制御装置は、変速油圧コントロールバルブやフェールセーフバルブ等に対して制御油圧を出力するリニアソレノイドバルブの元圧を、第1モジュレータバルブによってライン圧よりも低い一定圧に調圧して設定するように構成されている。リニアソレノイドバルブにおけるオイル消費量は、そのソレノイドバルブに供給される元圧に依存する。すなわち、上記のようにモジュレータバルブによって調圧されてリニアソレノイドバルブに供給される元圧が高くなると、リニアソレノイドバルブにおけるオイルの漏れ量が増加し、その分、オイル消費量が増加する。
したがって、リニアソレノイドバルブに供給する元圧が必要以上に高いと、リニアソレノイドバルブにおけるオイル消費量が無駄に増加してしまう。その結果、オイルポンプなどの油圧源を大型化する必要が生じ、ひいては、自動変速機のエネルギ効率の低下を招くおそれがある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、ソレノイドバルブによって制御油圧を設定して供給する場合に、ソレノイドバルブにおけるオイル消費量を低減し、エネルギ効率を向上することのできる自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、油圧源で発生させた油圧を基にライン圧を設定するライン圧調圧バルブと、前記ライン圧を基に調圧された所定の元圧が供給されて自動変速機の動作を制御するための制御油圧を出力するソレノイドバルブとを備えた自動変速機の油圧制御装置において、前記制御油圧に応じて変化するように前記元圧を調圧する元圧調圧バルブを備えていることを特徴とする油圧制御装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記元圧調圧バルブが、前記制御油圧をパイロット圧にして前記元圧を調圧するバルブを含むことを特徴とする油圧制御装置である。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記元圧調圧バルブが、前記制御油圧が高いほど前記元圧が高くなるように調圧するバルブを含むことを特徴とする油圧制御装置である。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記ライン圧調圧バルブが、前記制御油圧をパイロット圧にして前記ライン圧を調圧するバルブを含み、前記元圧調圧バルブが、前記ライン圧をパイロット圧にして前記元圧を調圧するバルブを含むことを特徴とする油圧制御装置である。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記元圧調圧バルブが、前記ライン圧が高いほど前記元圧が高くなるように調圧するバルブを含むことを特徴とする油圧制御装置である。
また、請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記自動変速機が、第1プーリと、第2プーリと、前記第1プーリおよび前記第2プーリのプーリ溝に巻き掛けられた伝動ベルトとを備えたベルト式無段変速機を含み、前記ソレノイドバルブが、前記第1プーリの前記プーリ溝の溝幅を制御するための第1制御油圧を出力する第1ソレノイドバルブと、前記第2プーリの前記プーリ溝の溝幅を制御するための第2制御油圧を出力する第2ソレノイドバルブとを含み、前記元圧調圧バルブが、前記第1制御油圧と前記第2制御油圧との圧力が高い方をパイロット圧にして前記元圧を調圧するバルブを含むことを特徴とする油圧制御装置である。
そして、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記元圧調圧バルブが、前記パイロット圧が高いほど前記元圧が高くなるように調圧するバルブを含むことを特徴とする油圧制御装置である。
請求項1の発明によれば、自動変速機の動作を制御するための制御油圧を設定して出力するソレノイドバルブの元圧が、元圧調圧バルブによって調圧される。そしてその元圧調圧バルブでは、ソレノイドバルブから供給される制御油圧に応じて元圧が変化するように調圧される。そのため、ソレノイドバルブが出力する制御油圧に対応した適切な元圧をソレノイドバルブに供給することができる。その結果、例えばソレノイドバルブから出力する制御油圧に対して元圧が高くなりすぎて、ソレノイドバルブにおいてオイルの漏れが増大してしまう事態を回避もしくは抑制することができる。したがって、油圧制御装置のソレノイドバルブにおけるオイル消費量を低減し、自動変速機のエネルギ効率を向上することができる。
また、請求項2の発明によれば、ソレノイドバルブの出力する制御油圧が、パイロット圧として元圧調圧バルブに供給される。そして、元圧調圧バルブでは、そのパイロット圧に基づいてソレノイドバルブへ供給する元圧が調圧される。そのため、ソレノイドバルブが出力する制御油圧に対応した適切な元圧をソレノイドバルブに供給することができる。
また、請求項3の発明によれば、元圧調圧バルブにより、ソレノイドバルブへ供給する元圧が、ソレノイドバルブから出力される制御油圧が高いほど高くなるように調圧される。したがって、ソレノイドバルブから出力される制御油圧が相対的に低い場合には、ソレノイドバルブへ供給される元圧も相対的に低くなる。そのため、例えばソレノイドバルブから出力する制御油圧に対して元圧が高くなりすぎて、ソレノイドバルブにおいてオイルの漏れが増大してしまう事態を確実に回避もしくは抑制することができる。
また、請求項4の発明によれば、ソレノイドバルブの出力する制御油圧が、パイロット圧としてライン圧調圧バルブに供給される。そのライン圧調圧バルブでは、ソレノイドバルブから供給されたパイロット圧に基づいてライン圧が調圧される。そして、元圧調圧バルブでは、ライン圧調圧バルブで設定されたライン圧に基づいてソレノイドバルブへ供給する元圧が調圧される。そのため、ソレノイドバルブが出力する制御油圧に対応した適切な元圧をソレノイドバルブに供給することができる。
また、請求項5の発明によれば、元圧調圧バルブにより、ソレノイドバルブへ供給する元圧が、ライン圧調圧バルブによって調圧されるライン圧が高いほど高くなるように調圧される。その際、ライン圧調圧バルブには、ソレノイドバルブが出力する制御油圧がパイロット圧として供給される。したがって、ソレノイドバルブから出力される制御油圧が相対的に低い場合には、ライン圧が相対的に低くなり、その結果、ソレノイドバルブへ供給される元圧も相対的に低くなる。そのため、例えばソレノイドバルブから出力する制御油圧に対して元圧が高くなりすぎて、ソレノイドバルブにおいてオイルの漏れが増大してしまう事態を確実に回避もしくは抑制することができる。
また、請求項6の発明によれば、ベルト式無段変速機の第1プーリを動作を制御するために第1ソレノイドバルブから出力される第1制御油圧と、ベルト式無段変速機の第2プーリを動作を制御するために第2ソレノイドバルブから出力される第2制御油圧とで圧力が高い方の油圧が、パイロット圧として元圧調圧バルブに供給される。そして、元圧調圧バルブでは、そのパイロット圧に基づいて第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブへ供給する元圧が調圧される。そのため、第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブが出力する制御油圧に対応した適切な元圧を、それら第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブに供給することができる。
そして、請求項7の発明によれば、元圧調圧バルブにより、第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブへ供給する元圧が、第1ソレノイドバルブから出力される第1制御油圧および第2ソレノイドバルブから出力される第2制御油圧のいずれか高い方の油圧が高いほど高くなるように調圧される。したがって、第1制御油圧および第2制御油圧が相対的に低い場合には、第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブへ供給される元圧も相対的に低くなる。そのため、例えばソレノイドバルブから出力する制御油圧に対して元圧が高くなりすぎて、ソレノイドバルブにおいてオイルの漏れが増大してしまう事態を確実に回避もしくは抑制することができる。
この発明に係る油圧制御装置で油圧制御の対象とする自動変速機およびその自動変速機を搭載した車両の構成を模式的に示す図である。 この発明に係る油圧制御装置の第1実施例における構成を模式的に示す図である。 この発明に係る油圧制御装置の第2実施例における構成を模式的に示す図である。 この発明に係る油圧制御装置の第3実施例における構成を模式的に示す図である。
つぎに、この発明を具体例を参照して説明する。この発明に係る油圧制御装置は、例えば車両に搭載されて、摩擦クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置を適宜に係合・解放させてトルクの伝達経路を変更することにより所定の変速段を設定する有段式の自動変速機や、伝動ベルトが巻き掛けられるプーリのプーリ溝の溝幅を変化させることにより、変速比を連続的に(無段階に)変化させ、またプーリ溝で伝動ベルトを挟み付けて所定の伝達トルク容量を設定するためのベルト挟圧力を生じさせるベルト式無段変速機、あるいは、互いに対向して配置した一対のディスクの間にパワーローラを挟み込み、パワーローラと各ディスクとの間でのトルクの伝達箇所を変位させることにより、変速比を連続的に変化させるトロイダル型(もしくはトラクション式)の無段変速機などの自動変速機の油圧制御を対象にしている。すなわち、この発明は、上記のような摩擦係合装置やプーリの可動シーブあるいはパワーローラなどの動作状態を油圧により制御する際の油圧制御を行う自動変速機の油圧制御装置を対象としている。
図1に、この発明で油圧制御の対象とする自動変速機およびその自動変速機を搭載した車両の制御系統を示してある。この図1に示す車両Veは、エンジン1と、そのエンジン1の出力側に連結されてエンジン1が出力する動力を駆動輪2へ伝達する自動変速機3とを備えている。具体的には、エンジン1の出力軸1a側に、トルクコンバータ4を介して、自動変速機3が設けられている。そして、自動変速機3の出力側には、ドライブシャフト5およびデファレンシャルギヤ6などを介して、駆動輪2が動力伝達可能に連結されている。
エンジン1は、車両Veにおける駆動力源であり、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンあるいは天然ガスエンジンなど、燃料を燃焼させて動力を出力する内燃機関である。
自動変速機3は、エンジン1が出力するトルクを変速して駆動輪2へ伝達する伝動装置である。例えば、有段式の自動変速機や、ベルト式の無段変速機などによって構成することができる。
上記の自動変速機3やトルクコンバータ4のロックアップクラッチ(図示せず)等の動作を制御するための油圧制御装置7が設けられている。この油圧制御装置7は、自動変速機3の変速機構やトルクコンバータ4のロックアップクラッチ等に、それぞれ、所定の油圧回路を介して接続されている。すなわち、この油圧制御装置7によって供給および排出される油圧に基づいて、例えばベルト式無段変速機における変速制御や挟圧力制御、およびロックアップクラッチの係合・開放制御などがそれぞれ実行されるようになっている。
そして、エンジン1の運転状態や油圧制御装置7の動作状態を電気的に制御するための電子制御装置(ECU)8が設けられている。このECU8は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成され、入力されたデータや予め記憶しているデータに基づいて演算を行って制御指令信号を出力するように構成されている。例えば、このECU8には、アクセルペダルの踏み込み角もしくは踏み込み量を検出するアクセルセンサ(アクセルスイッチ)、ブレーキペダルの踏み込み角もしくは踏み込み量を検出するブレーキセンサ(ブレーキスイッチ)、エンジン1の出力軸1aの回転速度を検出するエンジン回転数センサなどの各種センサ9からの検出信号が入力されるようになっている。これに対して、ECU8からは、エンジン1の運転状態を制御する信号、油圧制御装置7を介して自動変速機3の変速状態やロックアップクラッチの係合および開放の状態を制御する信号などが出力されるように構成されている。
(第1実施例)
上記の油圧制御装置7の具体的な構成を図2に示してある。この図2に示す油圧回路は、油圧制御装置7の全体を構成する油圧回路の一部である。この油圧制御装置7は、オイルポンプ101、マニュアルバルブ102、リニアソレノイドバルブ(SLP)103、リニアソレノイドバルブ(SLS)104、デューティソレノイドバルブ(DSU)105、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106、プライマリレギュレータバルブ107、セカンダリレギュレータバルブ108、第1モジュレータバルブ109、変速油圧コントロールバルブ110、挟圧油圧コントロールバルブ111、クラッチアプライコントロールバルブ112、クラッチ圧コントロールバルブ113、および、ロックアップコントロールバルブ114を含む構成となっている。
プライマリレギュレータバルブ107は、この発明のライン圧調圧バルブに相当するものであり、油圧源であるオイルポンプ101が発生した油圧(吐出圧)を調整してライン圧PLを設定する調圧バルブである。このプライマリレギュレータバルブ107には、軸方向に移動可能なスプール107aが設けられている。スプール107aの一方の端部側(図2の下端側)にはスプリング107bが圧縮状態で配置されている。そして、そのスプリング107bの配置と同じ一方の端部側に制御油圧ポート107cが形成されている。また、スプール107aを挟んでスプリング107bの配置とは反対側の他方の端部に、フィードバックポート107dが形成されている。さらに、プライマリレギュレータバルブ107には、オイルポンプ101で発生した油圧が供給される入力ポート107e、および、セカンダリレギュレータバルブ108に接続する出力ポート107fが形成されている。
このプライマリレギュレータバルブ107の制御油圧ポート107cには、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が接続されている。そして、このリニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bから出力される制御油圧が、プライマリレギュレータバルブ107の制御油圧ポート107cに供給されるようになっている。
また、プライマリレギュレータバルブ107は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧をパイロット圧として作動し、ライン圧PLを調圧するように構成されている。プライマリレギュレータバルブ107により調圧されたライン圧PLは、第1モジュレータバルブ109、変速油圧コントロールバルブ110、および、挟圧油圧コントロールバルブ111に供給されるようになっている。また、入力ポート107eと出力ポート107fとが連通させられることにより、油圧がセカンダリ油路115に供給されるようになっている。このセカンダリ油路115の油圧(セカンダリ圧PSEC)は、セカンダリレギュレータバルブ108によって調整されるように構成されている。
第1モジュレータバルブ109は、この発明の元圧調圧バルブに相当するものであり、プライマリレギュレータバルブ107により調圧されたライン圧PLをそれよりも低い油圧(第1モジュレータ油圧PM1)に調圧する調圧弁である。この第1モジュレータバルブ109には、軸方向に移動可能なスプール109aが設けられている。そのスプール109aの一方の端部側(図2の上端側)にはスプリング109bが圧縮状態で配置されている。そして、そのスプリング109bの配置と同じ一方の端部側に制御油圧ポート109cが形成されている。また、この第1モジュレータバルブ109には、プライマリレギュレータバルブ107によって調圧されたライン圧PLが供給される入力ポート109d、第1モジュレータ油圧PM1を出力する出力ポート109e、および、フィードバックポート109fが形成されている。
そして、この図2の第1実施例における油圧制御装置7では、第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cに、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が接続されている、そして、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bから出力される制御油圧が、上述のプライマリレギュレータバルブ107の制御油圧ポート107cと共に、この第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cに供給されるように構成されている。
したがって、この第1モジュレータバルブ109は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧をパイロット圧として作動し、第1モジュレータ油圧PM1を調圧するように構成されている。その場合、第1モジュレータ油圧PM1は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧の大きさに応じて変化するように調整される。具体的には、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が高くなるほど第1モジュレータ油圧PM1が高くなるように調整される。そして、この第1モジュレータバルブ109によって調圧された第1モジュレータ油圧PM1が、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の入力ポート103a、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の入力ポート104a、セカンダリレギュレータバルブ108の第1制御油圧ポート108c、クラッチ圧コントロールバルブ113の入力ポート113d、および、クラッチアプライコントロールバルブ112の第1入力ポート112eを介してマニュアルバルブ102に供給されるように構成されている。
このように、この図2に示す第1実施例の構成では、第1モジュレータ油圧PM1を調圧する第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cとリニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bとが連通されている。その結果、第1モジュレータ油圧PM1は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧に応じて変化するように調整される。すなわち、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の元圧となる第1モジュレータ油圧PM1が、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧に応じて調整される。具体的には、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧が高いほど第1モジュレータ油圧PM1が高くなるように第1モジュレータバルブ109が制御される。したがって、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が相対的に低い場合は、第1モジュレータ油圧PM1も相対的に低くなる。
前述したように、リニアソレノイドバルブが作動する際のオイル消費量は、そのソレノイドバルブに供給される元圧の大きさに依存する。すなわち、上記のように第1モジュレータバルブ109によって調圧されて、リニアソレノイドバルブ(SLS)104に元圧として供給される第1モジュレータ油圧PM1が必要以上に高くなると、リニアソレノイドバルブ(SLS)104におけるオイル消費量が無駄に増大してしまう。それに対して、この発明の油圧制御装置7では、上記のように、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が高いほど第1モジュレータ油圧PM1が高くなるように構成されている。したがって、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が低い場合には、その元圧すなわち第1モジュレータ油圧PM1も低く抑えられる。そのため、リニアソレノイドバルブ(SLS)104におけるオイルの漏れを抑制することができ、その結果、オイル消費量を低減させることができる。
なお、上記の第1モジュレータバルブ109によって調圧された第1モジュレータ油圧PM1は、図示しない第2モジュレータバルブに供給されるようになっている。第2モジュレータバルブは、第1モジュレータバルブ109から供給される第1モジュレータ油圧PM1を、それよりも低い油圧(第2モジュレータ油圧PM2)に調圧する調圧弁である。そして第2モジュレータバルブによって調整された第2モジュレータ油圧PM2は、デューティソレノイドバルブ(DSU)105、および、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106に供給されるように構成されている。
上記のリニアソレノイドバルブ(SLP)103およびリニアソレノイドバルブ(SLS)104は、ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブによって構成されている。そして、これらリニアソレノイドバルブ(SLP)103およびリニアソレノイドバルブ(SLS)104は、それぞれ、ECU8から送信されたデューティ信号(デューティ値)によって決まる電流値に応じて制御油圧を出力するように構成されている。そのうち、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の出力ポート103bから出力される制御油圧が、変速油圧コントロールバルブ110の制御油圧ポート110cに供給されるように構成されている。一方、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bから出力される制御油圧が、プライマリレギュレータバルブ107の制御油圧ポート107c、挟圧油圧コントロールバルブ111の制御油圧ポート111c、および、クラッチ圧コントロールバルブ113の制御油圧ポート113cに供給されるように構成されている。なお、リニアソレノイドバルブ(SLP)103およびリニアソレノイドバルブ(SLS)104は、ノーマルクローズタイプのソレノイドバルブによって構成することもできる。
デューティソレノイドバルブ(DSU)105は、ノーマルクローズタイプのソレノイドバルブによって構成されている。このデューティソレノイドバルブ(DSU)105は、ECU8から送信されたデューティ信号(デューティ値)によって決まる電流値に応じて制御油圧を出力するように構成されている。そして、このデューティソレノイドバルブ(DSU)105の出力ポート105bから出力される制御油圧が、ロックアップコントロールバルブ114の制御油圧ポート114c、セカンダリレギュレータバルブ108の第2制御油圧ポート108d、および、クラッチアプライコントロールバルブ112のバックアップポート112dに供給されるように構成されている。なお、デューティソレノイドバルブ(DSU)105を、ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブによって構成することもできる。
ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106は、ノーマルクローズタイプのソレノイドバルブによって構成されている。このON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106は、非通電時には制御油圧を出力しない閉状態に切り替えられ、通電時には制御油圧を出力する開状態に切り替えられるように構成されている。そして、このON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106の出力ポート106bから出力される制御油圧が、クラッチアプライコントロールバルブ112の制御油圧ポート112cおよびロックアップコントロールバルブ114のバックアップポート114dに供給されるように構成されている。なお、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106をノーマルオープンタイプのソレノイドバルブによって構成することもできる。
この図2には、油圧制御の対象である自動変速機3が、ベルト式無段変速機3である例を示してある。したがって、ベルト式無段変速機3のプライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bには、変速油圧コントロールバルブ110が接続されている。この変速油圧コントロールバルブ110には、軸方向に移動可能なスプール110aが設けられている。スプール110aの一方の端部側(図2の下端側)にはスプリング110bが圧縮状態で配置されている。そして、その一方の端部側に制御油圧ポート110cが形成されている。この制御油圧ポート110cには、この発明の第1ソレノイドバルブに相当するリニアソレノイドバルブ(SLP)103が接続されている。そして、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の出力ポート103bから出力される制御油圧が、変速油圧コントロールバルブ110の制御油圧ポート110cに供給されるように構成されている。また、この変速油圧コントロールバルブ110には、ライン圧PLが供給される入力ポート110d、および、プライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに接続する出力ポート110eが形成されている。
上記の変速油圧コントロールバルブ110は、リニアソレノイドバルブ(SLP)103から出力される制御油圧をパイロット圧として、ライン圧PLを調圧制御してプライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに供給するように構成されている。これにより、プライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに供給される油圧が制御され、ベルト式無段変速機3の変速比γが制御されるようになっている。
具体的には、プライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに所定の油圧が供給されている状態から、リニアソレノイドバルブ(SLP)103から出力される制御油圧が増大すると、変速油圧コントロールバルブ110のスプール110aが図2の上側に移動する。その結果、プライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに供給される油圧が増大し、プライマリプーリ3aのV溝幅が狭くなって変速比γが小さくなる。すなわち、変速比γがアップシフト側に変化する。また、プライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに所定の油圧が供給されている状態から、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の出力ポート103bから出力される制御油圧が低下すると、スプール110aが図2の下側に移動する。その結果、プライマリプーリ3aの油圧アクチュエータ3bに供給される油圧が低下し、プライマリプーリ3aのV溝幅が広くなって変速比γが大きくなる。すなわち、変速比γがダウンシフト側に変化する。
一方、ベルト式無段変速機3のセカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dには、挟圧油圧コントロールバルブ111が接続されている。この挟圧油圧コントロールバルブ111は、上述した変速油圧コントロールバルブ110と同様の構成となっている。すなわち、挟圧油圧コントロールバルブ111には、軸方向に移動可能なスプール111aが設けられている。スプール111aの一方の端部側(図2の下端側)にはスプリング111bが圧縮状態で配置されている。そして、その一方の端部側に制御油圧ポート111cが形成されている。制御油圧ポート111cには、この発明の第2ソレノイドバルブに相当するリニアソレノイドバルブ(SLS)104が接続されている。そして、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bから出力される制御油圧が制御油圧ポート111cに供給されるようになっている。また、この挟圧油圧コントロールバルブ111には、ライン圧PLが供給される入力ポート111d、および、セカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに接続する出力ポート111eが形成されている。
また、挟圧油圧コントロールバルブ111は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧をパイロット圧として、ライン圧PLを調圧制御してセカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに供給するように構成されている。これにより、セカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに供給される油圧が制御され、ベルト式無段変速機3のベルト挟圧力が制御されるようになっている。
具体的には、セカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに所定の油圧が供給されている状態から、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧が増大すると、挟圧油圧コントロールバルブ111のスプール111bが図2の上側に移動する。その結果、セカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに供給される油圧が増大し、ベルト挟圧力が増大する。また、セカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに所定の油圧が供給されている状態から、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧が低下すると、挟圧油圧コントロールバルブ111のスプール111bが図2の下側に移動する。その結果、セカンダリプーリ3cの油圧アクチュエータ3dに供給される油圧が低下し、ベルト挟圧力が低下する。
図2に示すように、マニュアルバルブ102には、例えば前後進切替装置の前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1が接続されている。具体的には、マニュアルバルブ102の第1出力ポート102bに前進用クラッチC1の油圧サーボ116が接続され、マニュアルバルブ102の第2出力ポート102cに後進用ブレーキB1の油圧サーボ117が接続されている。このマニュアルバルブ102は、シフトレバーの操作にしたがって前進用クラッチC1の油圧サーボ116および後進用ブレーキB1の油圧サーボ117への油圧供給を切り替える切替弁である。そして、このマニュアルバルブ102は、例えばパーキング位置「P」、リバース位置「R」、ニュートラル位置「N」、およびドライブ位置「D」など、シフトレバーの各シフト位置に対応して切り替えられるように構成されている。
また、マニュアルバルブ102には、クラッチアプライコントロールバルブ112が接続されている。このクラッチアプライコントロールバルブ112は、例えば前後進切替装置の前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1への供給油圧を、それら前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1の係合過渡状態と完全係合状態とに対応して切り替えられるように構成された切替弁である。そして、このクラッチアプライコントロールバルブ112は、前進用クラッチC1の係合過渡時には、図2の左半分に示す係合過渡位置に切り替えられ、前進用クラッチC1の完全係合時には、図2の右半分に示す係合位置に切り替えられるように構成されている。
具体的には、このクラッチアプライコントロールバルブ112には、軸方向へ移動可能なスプール112aが設けられている。そのスプール112aの一方の端部側(図2の下端側)にはスプリング112bが圧縮状態で配置されている。そして、そのスプール112aを挟んでスプリング112bとは反対側の他方の端部に、制御油圧ポート112cが形成されている。また、スプリング112bが配置されている上記の一方の端部側には、バックアップポート112dが形成されている。制御油圧ポート112cには、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106の入力ポート106aが接続されている。そして、そのON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106の出力ポート106bから出力される制御油圧が、このクラッチアプライコントロールバルブ112の制御油圧ポート112cに供給されるように構成されている。
また、クラッチアプライコントロールバルブ112には、第1入力ポート112e、第2入力ポート112f、および出力ポート112gが形成されている。第1入力ポート112eは、第1モジュレータバルブ109に接続されている。一方、第2入力ポート112fは、後述するクラッチ圧コントロールバルブ113の出力ポート113eに接続されている。そして、出力ポート112gは、マニュアルバルブ102の入力ポート102aに接続されている。
上記のクラッチアプライコントロールバルブ112の切り替えは、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106によって行われる。具体的には、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106が閉状態の場合に、クラッチアプライコントロールバルブ112は、スプリング112bが取付状態にある係合位置に切り替えられる。その結果、第1入力ポート112eと出力ポート112gとが連通する。これら第1入力ポート112eと出力ポート112gとが連通することにより、第1モジュレータバルブ109によって調圧された第1モジュレータ油圧PM1が前進用クラッチC1の油圧サーボ116へ供給されるようになる。
一方、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106が開状態の場合には、その制御油圧がクラッチアプライコントロールバルブ112の制御油圧ポート112cに入力されると、クラッチアプライコントロールバルブ112は、スプリング112bが圧縮された状態にある係合過渡位置に切り替えられる。その結果、第2入力ポート112fと出力ポート112gとが連通する。これら第2入力ポート112fと出力ポート112gとが連通することにより、クラッチ圧コントロールバルブ113によって調圧された油圧が前進用クラッチC1の油圧サーボ116へ供給されるようになる。
さらに、クラッチアプライコントロールバルブ112には、クラッチ圧コントロールバルブ113が接続されている。このクラッチ圧コントロールバルブ113は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力された制御油圧をパイロット圧として、前進用クラッチC1への係合過渡油圧を調圧する調圧弁である。
クラッチ圧コントロールバルブ113には、軸方向に移動可能なスプール113aが設けられている。スプール113aの一方の端部側(図2の上端側)には、スプリング113bが圧縮状態で配置されている。そして、スプール113aを挟んでスプリング113bとは反対側の他方の端部に、制御油圧ポート113cが形成されている。制御油圧ポート113cにはリニアソレノイドバルブ(SLS)104が接続されており、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bから出力される制御油圧が、このクラッチ圧コントロールバルブ113の制御油圧ポート113cに供給されるように構成されている。
また、クラッチ圧コントロールバルブ113には、第1モジュレータバルブ109によって調圧された第1モジュレータ油圧PM1が供給される入力ポート113d、および、クラッチアプライコントロールバルブ112の第2入力ポート112fに接続する出力ポート113eが形成されている。
クラッチ圧コントロールバルブ113の出力ポート113eから出力された油圧は、クラッチアプライコントロールバルブ112が係合過渡位置に切り替えられている場合に、マニュアルバルブ102を介して前進用クラッチC1の油圧サーボ116に供給される。言い換えれば、前進用クラッチC1の係合過渡時に前進用クラッチC1へ供給される係合過渡油圧が、クラッチ圧コントロールバルブ113によって制御されるようになっている。
この場合、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧が増大すると、クラッチ圧コントロールバルブ113のスプール113aがスプリング113bの弾性力に抗して図2の上側に移動する。その結果、出力ポート113eから出力される油圧が増大して、前進用クラッチC1への係合過渡油圧が増大する。一方、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧が低下すると、スプール113aがスプリング113bの弾性力によって図2の下側に移動する。その結果、出力ポート113eから出力される油圧が低下して、前進用クラッチC1への係合過渡油圧が低下する。
図2に示すように、トルクコンバータ4に設けられているロックアップクラッチ118の係合側油室118aおよび解放側油室118bには、ロックアップコントロールバルブ114が接続されている。このロックアップコントロールバルブ114は、ロックアップクラッチ118の係合・解放を制御するものである。具体的には、このロックアップコントロールバルブ114は、ロックアップ差圧(すなわち、係合側油室118aの油圧と解放側油室118bの油圧との圧力差)を制御することによって、ロックアップクラッチ118の係合・解放を制御するように構成されている。
上記のロックアップコントロールバルブ114には、軸方向へ移動可能なスプール114aが設けられている。スプール114aの一方の端部側(図2の下端側)にはスプリング114bが圧縮状態で配置されている。そして、スプール114aを挟んでスプリング114bとは反対側の他方の端部に、制御油圧ポート114cが形成されている。また、スプリング114bが配置されている一方の端部側には、バックアップポート114dおよびフィードバックポート114eが形成されている。さらに、制御油圧ポート114cにはデューティソレノイドバルブ(DSU)105が接続されており、そのデューティソレノイドバルブ(DSU)105の出力ポート105bから出力される制御油圧が、このロックアップコントロールバルブ114の制御油圧ポート114cに供給されるようになっている。また、このロックアップコントロールバルブ114には、第1入力ポート114f、第2入力ポート114g、出力ポート114h、第1入出力ポート114i、第2入出力ポート114j、および、ドレーンポート114kが形成されている。
ロックアップコントロールバルブ114の第1入力ポート114fおよび第2入力ポート114gは、いずれも、上述したセカンダリ油路115に接続されている。そして、それら第1入力ポート114fおよび第2入力ポート114gには、セカンダリレギュレータバルブ108によって調圧されたセカンダリ圧PSECが供給されるようになっている。第1入出力ポート114iは、ロックアップクラッチ118の係合側油室118aに接続されている。一方、第2入出力ポート114jは、ロックアップクラッチ118の解放側油室118bに接続されている。出力ポート114hは、第1ドレーン油路119を介して潤滑系の各部に接続されている。そして、バックアップポート114dは、ON−OFFソレノイドバルブ(SL1)106の出力ポート106bに接続されている。
セカンダリレギュレータバルブ108は、プライマリレギュレータバルブ107の下流側に設けられていて、そのプライマリレギュレータバルブ107の下流側の油路の油圧、すなわち、セカンダリ油路115に供給された油圧を調整してセカンダリ圧PSECを生成する調圧弁である。この図2に示す具体例では、セカンダリレギュレータバルブ108によって調整されたセカンダリ圧PSECが、ロックアップコントロールバルブ114の第1入力ポート114fおよび第2入力ポート114gに供給されるように構成されている。
セカンダリレギュレータバルブ108には、軸方向に移動可能なスプール108aが設けられている。スプール108aの一方の端部側(図2の下端側)にはスプリング108bが圧縮状態で配置されている。そして、その一方の端部側に第1制御油圧ポート108cおよび第2制御油圧ポート108dが形成されている。また、スプール108aを挟んでスプリング108bとは反対側の他方の端部に、セカンダリ油路115に接続するフィードバックポート108eが形成されている。
さらに、このセカンダリレギュレータバルブ108には、セカンダリ油路115に接続する入力ポート108f、第1ドレーン油路119に接続する第1ドレーンポート108g、および、第2ドレーン油路120に接続する第2ドレーンポート108hが形成されている。第1ドレーン油路119は、潤滑系の各部へ接続されている。第2ドレーン油路120は、オイルポンプ101と、異物を除去するためにオイル吸入口に設けられるストレーナ101aとの間に設けられる吸入油路121に接続されている。
セカンダリレギュレータバルブ108の第1制御油圧ポート108cには第1モジュレータバルブ109が接続されている。そして、この第1モジュレータバルブ109から出力される第1モジュレータ油圧PM1が、この第1制御油圧ポート108cに供給されるようになっている。なお、この第1制御油圧ポート108cに供給される第1モジュレータ油圧PM1は、スプール108aに対してスプリング108bの弾性力の作用方向と同じ方向に作用するようになっている。具体的には、第1モジュレータ油圧PM1のスプール108aに油圧が作用する面積(受圧面積)は、図2の上側へ向けて作用する受圧面積と、下側へ向けて作用する受圧面積とで異なっており、上側へ向けて作用する受圧面積のほうが大きく設定されている。つまり、第1モジュレータ油圧PM1のスプリング108bの弾性力の作用方向と同じ方向への作用面積が、スプリング108bの弾性力とは逆の方向への作用面積に比べて大きく設定されている。
一方、セカンダリレギュレータバルブ108の第2制御油圧ポート108dには、デューティソレノイドバルブ(DSU)105が接続されている。そして、デューティソレノイドバルブ(DSU)105の出力ポート105bから出力される制御油圧PDSUが、このセカンダリレギュレータバルブ108の第2制御油圧ポート108dに供給されるように構成されている。この第2制御油圧ポート108dに供給されるデューティソレノイドバルブ(DSU)105の制御油圧PDSUは、スプール108aに対してスプリング108bの弾性力の作用方向と同じ方向に作用する。このため、デューティソレノイドバルブ(DSU)105の制御油圧PDSUは、スプール108aに対して、上記の第1モジュレータ油圧PM1と同じ方向に作用するようになっている。
また、セカンダリ油路115からフィードバックポート108eに供給される油圧(セカンダリ圧PSEC)は、スプール108aに対してスプリング108bの弾性力の作用方向とは逆の方向に作用する。このため、第1モジュレータ油圧PM1とデューティソレノイドバルブ(DSU)105の制御油圧PDSUとは、スプール108aに対してフィードバックポート108eに供給される油圧に対抗するように作用するようになっている。
上記のセカンダリレギュレータバルブ108は、第1モジュレータ油圧PM1とデューティソレノイドバルブ(DSU)105の制御油圧PDSUとをパイロット圧として作動し、セカンダリ圧PSECを調圧するように構成されている。その場合、第1制御油圧ポート108cに供給される第1モジュレータ油圧PM1のスプール108aに作用する力、第2制御油圧ポート108dに供給されるデューティソレノイドバルブ(DSU)105の制御油圧PDSUのスプール108aに作用する力、および、スプリング108bの弾性力の合成力と、フィードバックポート108eに供給される油圧のスプール108aに作用する力とのバランスにより、スプール108aが上下に摺動するようになっている。
そして、上記のようなスプール108aの移動により、入力ポート108fと第1ドレーンポート108gとが連通されると、セカンダリ油路115の作動油が、第1ドレーン油路119へ流出され、潤滑系の各部へ供給される。また、スプール108aの移動により、入力ポート108fと第2ドレーンポート108hとが連通されると、セカンダリ油路115の作動油が、第2ドレーン油路120へ流出され、オイルポンプ101の上流側へ戻されるようになっている。
(第2実施例)
上述の第1実施例では、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の元圧となる第1モジュレータ油圧PM1を、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧に応じて変化させるために、第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cとリニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bとを接続した構成を示している。すなわち、上述の第1実施例における油圧制御装置7では、ライン圧PLを制御するリニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧を第1モジュレータバルブ109のパイロット圧として、第1モジュレータ油圧PM1を調圧する構成となっている。これに対して、この第2実施例における油圧制御装置7では、ライン圧PLを第1モジュレータバルブ109のパイロット圧として、第1モジュレータ油圧PM1を調圧するように構成されている。
具体的には、図3に示すように、この第2実施例における油圧制御装置7では、第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cに、ライン圧PLを調圧して設定するプライマリレギュレータバルブ107が接続されている。すなわち、プライマリレギュレータバルブ107によって調圧されたライン圧PLが、この第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cに供給されるように構成されている。なお、この第2実施例の油圧制御装置7において、上記のように第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cとプライマリレギュレータバルブ107とが接続されていること以外の他の構成は、上述の第1実施例における油圧制御装置7の構成と同一である。
したがって、この第2実施例の油圧制御装置7における第1モジュレータバルブ109は、ライン圧PLをパイロット圧として作動し、第1モジュレータ油圧PM1を調圧するように構成されている。前述の通り、この油圧制御装置7におけるライン圧PLは、プライマリレギュレータバルブ107によって調圧される。そして、そのプライマリレギュレータバルブ107は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧をパイロット圧として作動し、ライン圧PLを調圧するように構成されている。そのため、第1モジュレータ油圧PM1は、ライン圧PLを調圧するプライマリレギュレータバルブ107の動作を制御するためのリニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧の大きさに応じて変化することになる。
結局、この第2実施例の油圧制御装置7では、ライン圧PLが高くなるほど、すなわち、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が高くなるほど、第1モジュレータ油圧PM1が高くなるよう調整されるようになっている。そして、この第1モジュレータバルブ109によって調圧された第1モジュレータ油圧PM1が、前述の第2実施例の油圧制御装置7と同様に、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の入力ポート103a、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の入力ポート104a、セカンダリレギュレータバルブ108の第1制御油圧ポート108c、クラッチ圧コントロールバルブ113の入力ポート113d、および、クラッチアプライコントロールバルブ112の第1入力ポート112eを介してマニュアルバルブ102に供給されるように構成されている。
このように、この図3に示す第2実施例の構成では、第1モジュレータ油圧PM1を調圧する第1モジュレータバルブ109の制御油圧ポート109cに、プライマリレギュレータバルブ107で調圧されたライン圧PLが供給されるようになっている。その結果、第1モジュレータ油圧PM1は、ライン圧PLを調圧するプライマリレギュレータバルブ107の動作を制御するためのリニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧に応じて変化するように調整される。すなわち、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の元圧となる第1モジュレータ油圧PM1が、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧に応じて調整される。具体的には、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が出力する制御油圧が高いほど第1モジュレータ油圧PM1が高くなるように第1モジュレータバルブ109が制御される。したがって、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が相対的に低い場合は、第1モジュレータ油圧PM1も相対的に低くなる。
したがって、この第2実施例の油圧制御装置7においても、前述の第1実施例における油圧制御装置7と同様に、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が低い場合には、その元圧すなわち第1モジュレータ油圧PM1も低く抑えられる。そのため、リニアソレノイドバルブ(SLS)104におけるオイルの漏れを抑制することができ、その結果、オイル消費量を低減させることができる。
(第3実施例)
前述の第1実施例における油圧制御装置7では、ライン圧PLを制御するリニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧を第1モジュレータバルブ109のパイロット圧として、第1モジュレータ油圧PM1を調圧する構成となっている。これに対して、この第3実施例における油圧制御装置7では、リニアソレノイドバルブ(SLP)103から出力される制御油圧と、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧との大きい方を第1モジュレータバルブ122のパイロット圧として、第1モジュレータ油圧PM1を調圧するように構成されている。
具体的には、図4に示すように、第1モジュレータ油圧PM1を調圧して設定する第1モジュレータバルブ122は、軸方向に移動可能な第1スプール122a、第1スプール122aの一方の端部側(図4の上端側)に圧縮状態で配置された第1スプリング122b、第1スプール122aの一方の端部に当接するように配置され、軸方向に移動可能でかつ第1スプール122aに対して相対移動可能な第2スプール122c、第2スプール122cの第1スプール122aと当接する側と反対の端部側(図4の上端側)に圧縮状態で配置された第2スプリング122d、および、スプリング109bの配置と同じ一方の端部側に形成された第1制御油圧ポート122eならびに第2制御油圧ポート122fの2つの制御油圧ポートを備えた構成になっている。また、この第1モジュレータバルブ122には、プライマリレギュレータバルブ107によって調圧されたライン圧PLが供給される入力ポート122g、第1モジュレータ油圧PM1を出力する出力ポート122h、および、フィードバックポート122iが形成されている。なお、この第3実施例の油圧制御装置7において、上記のような第1モジュレータバルブ122以外の他の構成は、上述の第1実施例における油圧制御装置7の構成と同一である。
第1モジュレータバルブ122の第1制御油圧ポート122eには、リニアソレノイドバルブ(SLS)104が接続されている。そして、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の出力ポート104bから出力される制御油圧が、この第1制御油圧ポート122eに供給されるように構成されている。一方、第1モジュレータバルブ122の第2制御油圧ポート122fには、リニアソレノイドバルブ(SLP)103が接続されている。そして、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の出力ポート103bから出力される制御油圧が、この第2制御油圧ポート122fに供給されるように構成されている。
第1モジュレータバルブ122の第2スプール122cは、上記のように第1スプール122aの一方の端部側で、第1制御油圧ポート122eと第2制御油圧ポート122fとの間を前後動するように配置されている。具体的には、第2スプール122cは、第1制御油圧ポート122eに作用する油圧と第2制御油圧ポート122fに作用する油圧との差圧に応じて移動するようになっている。すなわち、第1制御油圧ポート122eに作用する油圧が第2制御油圧ポート122fに作用する油圧よりも大きい場合は、第2スプール122cが第2制御油圧ポート122f側に移動して調圧に関与しなくなる。したがって、この場合、第1モジュレータバルブ122は、第1制御油圧ポート122eに供給される制御油圧をパイロット圧として、第1モジュレータ油圧PM1を調圧することになる。
一方、第1制御油圧ポート122eに作用する油圧が第2制御油圧ポート122fに作用する油圧よりも小さい場合には、第2スプール122cが第1制御油圧ポート122e側に移動し、第2制御油圧ポート122fを介して第1モジュレータバルブ122に制御油圧が供給される。したがって、この場合、第1モジュレータバルブ122は、第2制御油圧ポート122fに供給される制御油圧をパイロット圧として、第1モジュレータ油圧PM1を調圧することになる。
したがって、この第3実施例の油圧制御装置7における第1モジュレータバルブ122は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から供給される制御油圧と、リニアソレノイドバルブ(SLP)103から供給される制御油圧との大きい方の油圧をパイロット圧として作動し、第1モジュレータ油圧PM1を調圧するように構成されている。その場合、第1モジュレータ油圧PM1は、リニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103が出力する制御油圧の大きさに応じて変化するように調整される。具体的には、リニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103の制御油圧が高くなるほど第1モジュレータ油圧PM1が高くなるように調整される。
そして、この第1モジュレータバルブ122によって調圧された第1モジュレータ油圧PM1が、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の入力ポート103a、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の入力ポート104a、セカンダリレギュレータバルブ108の第1制御油圧ポート108c、クラッチ圧コントロールバルブ113の入力ポート113d、および、クラッチアプライコントロールバルブ112の第1入力ポート112eを介してマニュアルバルブ102に供給されるように構成されている。
したがって、この第3実施例の油圧制御装置7では、リニアソレノイドバルブ(SLS)104の制御油圧が低い場合には、その元圧すなわち第1モジュレータ油圧PM1が低く抑えられる。もしくは、リニアソレノイドバルブ(SLP)103の制御油圧が低い場合には、その元圧すなわち第1モジュレータ油圧PM1が低く抑えられる。そのため、リニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103におけるオイルの漏れを抑制することができ、その結果、オイル消費量を低減させることができる。
以上のように、この発明に係る油圧制御装置7では、自動変速機3の動作を制御するための制御油圧を設定して出力するリニアソレノイドバルブ(SLS)104およびリニアソレノイドバルブ(SLP)103の元圧となる第1モジュレータ油圧PM1が、第1モジュレータバルブ109(もしくは122)によって調圧される。そしてその第1モジュレータバルブ109,122では、リニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103から供給される制御油圧に応じて、第1モジュレータ油圧PM1が変化するように調圧される。例えば、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧が高いほど、第1モジュレータ油圧PM1が高くなるように調圧される。したがって、リニアソレノイドバルブ(SLS)104から出力される制御油圧が相対的に低い場合は、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104に元圧として供給される第1モジュレータ油圧PM1も相対的に低くなるように調圧される。
したがって、この発明に係る油圧制御装置7によれば、リニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103が出力する制御油圧に対応した適切な元圧(すなわち第1モジュレータ油圧PM1)を、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103に供給することができる。そのため、例えばリニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103が出力する制御油圧に対して元圧が高くなりすぎて、そのリニアソレノイドバルブ(SLS)104もしくはリニアソレノイドバルブ(SLP)103におけるオイル消費量が増大してしまう事態を回避もしくは抑制することができる。その結果、油圧制御装置7のリニアソレノイドバルブ(SLS)104およびリニアソレノイドバルブ(SLP)103におけるオイル消費量を低減し、自動変速機3のエネルギ効率を向上することができる。ひいては、その自動変速機3を搭載した車両Veの燃費を向上させることができる。
1…エンジン、 3…ベルト式無段変速機(自動変速機)、 7…油圧制御装置、 8…電子制御装置(ECU)、 103…リニアソレノイドバルブ(SLP,第1ソレノイドバルブ)、 104…リニアソレノイドバルブ(SLS,第2ソレノイドバルブ)、 107…プライマリレギュレータバルブ(ライン圧調圧バルブ)、 109,122…第1モジュレータバルブ(元圧調圧バルブ)、 Ve…車両。

Claims (7)

  1. 油圧源で発生させた油圧を基にライン圧を設定するライン圧調圧バルブと、前記ライン圧を基に調圧された所定の元圧が供給されて自動変速機の動作を制御するための制御油圧を出力するソレノイドバルブとを備えた自動変速機の油圧制御装置において、
    前記制御油圧に応じて変化するように前記元圧を調圧する元圧調圧バルブを備えていることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 前記元圧調圧バルブは、前記制御油圧をパイロット圧にして前記元圧を調圧するバルブを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記元圧調圧バルブは、前記制御油圧が高いほど前記元圧が高くなるように調圧するバルブを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 前記ライン圧調圧バルブは、前記制御油圧をパイロット圧にして前記ライン圧を調圧するバルブを含み、
    前記元圧調圧バルブは、前記ライン圧をパイロット圧にして前記元圧を調圧するバルブを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  5. 前記元圧調圧バルブは、前記ライン圧が高いほど前記元圧が高くなるように調圧するバルブを含むことを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  6. 前記自動変速機は、第1プーリと、第2プーリと、前記第1プーリおよび前記第2プーリのプーリ溝に巻き掛けられた伝動ベルトとを備えたベルト式無段変速機を含み、
    前記ソレノイドバルブは、前記第1プーリの前記プーリ溝の溝幅を制御するための第1制御油圧を出力する第1ソレノイドバルブと、前記第2プーリの前記プーリ溝の溝幅を制御するための第2制御油圧を出力する第2ソレノイドバルブとを含み、
    前記元圧調圧バルブは、前記第1制御油圧と前記第2制御油圧との圧力が高い方をパイロット圧にして前記元圧を調圧するバルブを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  7. 前記元圧調圧バルブは、前記パイロット圧が高いほど前記元圧が高くなるように調圧するバルブを含むことを特徴とする請求項6に記載の自動変速機の油圧制御装置。
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