JP2015000282A

JP2015000282A - 頭髪カッター

Info

Publication number: JP2015000282A
Application number: JP2013127451A
Authority: JP
Inventors: 知靖野村; Tomoyasu Nomura
Original assignee: ART CLIMB CO Ltd
Current assignee: ART CLIMB CO Ltd
Priority date: 2013-06-18
Filing date: 2013-06-18
Publication date: 2015-01-05

Abstract

【課題】頭髪パネルに対する刃体の角度を一定に保ち、頭髪を簡単かつ見栄えよく削ぎ取る。【解決手段】頭髪を切断する刃体２と、刃体２を支持するホルダ３と、ホルダ３を頭髪パネルに沿って移動するためのハンドル４とを備える。ホルダ３に、頭髪パネルに面接触する滑り面１２と、滑り面１２に対して刃体２を所定の角度に支持する支持面とを設ける。刃体２は、ホルダ３の支持面よりハンドル４側に露出する切断刃を備える。滑り面１２に対する支持面の角度は１５?〜２５?が好ましい。【選択図】図１

Description

本発明は、頭髪を削ぎ取る頭髪カッターに関する。

従来、一束の頭髪パネルに沿って刃体を移動し、パネルから不要な頭髪を削ぎ取る技術が知られている。例えば、特許文献１には、刃体にホルダを被せ、ホルダの鋸歯部から刃先を露出させた頭髪カッターが記載されている。特許文献２には、ハンドルとホルダをＴ字型に組み合わせ、ホルダに刃体と保護部材を設け、保護部材に複数の櫛歯を形成し、櫛歯で頭髪を梳きつつ頭皮や耳を刃体から保護する頭髪カッターが記載されている。

特開２００６−２６２９３４号公報特開２００８−２７２０２７号公報

しかし、従来の頭髪カッターによると、頭髪パネルに対して刃体をどのような角度で当てるかによって、カッターの切れ味が左右される。特に、カッターを頭髪パネルの内側（頭皮側）で操作する場合は、刃体の角度が不安定になりやすい。このため、理美容院では、カッターの取り扱いに熟練を要し、熟練の程度に応じて髪型の見栄えが変わってしまうという問題点があった。

そこで、本発明の目的は、頭髪パネルに対する刃体の角度を一定に保ち、頭髪を簡単かつ見栄えよく削ぎ取ることができる頭髪カッターを提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明は次のような頭髪カッターを提供する。
（１）頭髪を切断する刃体と、刃体を支持するホルダと、ホルダを頭髪パネルに沿って移動するためのハンドルとを備え、ホルダに、頭髪パネルに面接触する滑り面と、滑り面に対して刃体を所定の角度に支持する支持面とを設けたことを特徴とする頭髪カッター。

（２）刃体が、ホルダの支持面よりハンドル側に露出する切断刃を備えたことを特徴とする頭髪カッター。

（３）滑り面に対する支持面の角度が１５°〜２５°であることを特徴とする頭髪カッター。

（４）ホルダに、切断後の頭髪を回収する回収室を形成したことを特徴とする頭髪カッター。

（５）ホルダに、頭髪パネルの幅を決める一対の第１幅決め部を形成したことを特徴とする頭髪カッター。

（６）ハンドルに、頭髪パネルの幅を決める一対の第２幅決め部を形成したことを特徴とする頭髪カッター。

（７）第２幅決め部よりもハンドルの先端側に、頭髪パネルを指先との間に保持するための指当て部を設けたことを特徴とする頭髪カッター。

（８）ホルダの支持部に刃体を交換可能に支持したことを特徴とする頭髪カッター。

（９）ハンドルにホルダを回動可能に取り付け、ホルダに刃体を支持面に押圧する押圧部を設けたことを特徴とする頭髪カッター。

（１０）ハンドルにホルダを一体形成し、ホルダに刃体を覆うカバーを回動可能に取り付け、カバーに刃体を支持面に押圧する押圧部を設けたことを特徴とする頭髪カッター。

本発明の頭髪カッターによれば、ホルダに頭髪パネルと面接触する滑り面と、滑り面に対して刃体を所定の角度に支持する支持面とを設けたので、頭髪パネルに対する刃体の角度を一定に保ち、頭髪を簡単かつ見栄えよく削ぎ取ることができるという効果がある。

本発明の実施例１を示す頭髪カッターの斜視図である。実施例１の頭髪カッターをホルダ開放状態で示す斜視図である。実施例１の頭髪カッターを裏側から見た斜視図である。実施例１の頭髪カッターの縦断面図である。実施例１の頭髪カッターの使用状態を示す概略図である。本発明の実施例２を示す頭髪カッターの斜視図である。実施例２の頭髪カッターの縦断面図である。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図１〜図５は本発明の実施例１を示し、図６，図７が本発明の実施例２を示す。実施例１，２において、同一または類似する構成要素については、各図に同一の符号が付されている。

実施例１の頭髪カッター１は、頭髪を切断する刃体２と、刃体２を支持するホルダ３と、ホルダ３を頭髪パネルＰ（図５参照）に沿って移動するためのハンドル４とから構成されている。ハンドル４は、プラスチック材料で棒状に成形され、使用者が握るボディ５と、ホルダ３が取り付けられるヘッド６とを備えている。

ホルダ３は、プラスチック材料で上向きコ字型に成形され、軸７によってヘッド６に回動可能に取り付けられている。軸７にはホルダ３を閉鎖位置（図１参照）に向けて付勢するスプリング８が装着され、ホルダ３にスプリング８の付勢力に抗してホルダ３を開放位置（図２参照）に配置するための摘み９が形成されている。

ホルダ１３の底部には支持部１１が形成され、支持部１１の下面に頭髪パネルＰと面接触する滑り面１２が設けられ、支持部１１の上面に刃体２を支持する支持面１３と、刃体２の穴１４に嵌合する突起１５とが設けられている。刃体２は、金属板で四角形に形成され、ホルダ３の支持面１３よりハンドル４側に露出する切断刃１６を備えている。

そして、刃体２は穴１４と突起１５との嵌合によりホルダ１３の支持部１１に交換可能に装着されている。なお、滑り面１２に対する支持面１３の角度θ（図４参照）は、刃体２が良好な切れ味を発揮できる点で１５°〜２５°が好ましく、より好ましくは１７°〜２３°、さらに好ましくは２０°に設定されている。

図３に示すように、刃体２の刃渡り方向両端においてホルダ３には、頭髪パネルＰの幅を決める一対の第１幅決め部１８が滑り面１２より突出するように形成されている。また、ハンドル４のボディ５には、第１幅決め部１８よりも頭髪の毛先側でパネルＰの幅を決める一対の第２幅決め部１９がボディ５の裏面より突出するように形成されている。

図４（ａ）に示すように、第２幅決め部１９の近傍においてボディ５の裏面には、頭髪パネルＰを使用者の指先Ｆとの間に保持するための指当て部２０が設けられている。ヘッド６には、刃体２により切断された後の頭髪を回収するための回収室２１が形成されている。ヘッド６の下面には、ホルダ３の閉鎖位置において、刃体２を支持面１１に押圧する押圧部２２が設けられている。

上記のように構成された実施例１の頭髪カッター１によれば、次のような作用効果が得られる。
（ａ）ホルダ３に頭髪パネルＰと面接触する滑り面１２と、滑り面１２に対して刃体２を１５°〜２５°の角度に支持する支持面１３とを設けたので、頭髪パネルＰに対する刃体２の角度を一定に保つことができる。
（ｂ）刃体２がホルダ３の支持面１３より露出する切断刃１６を備えているので、図５

（ｃ）に示すように頭髪パネルＰの外側から、あるいは、図５（ｂ）に示すように頭髪パネルＰの内側から、不要な頭髪を見栄えよく簡単に削ぎ取ることができる。
（ｄ）ホルダ３第１幅決め部１８を形成し、ハンドル４に第２幅決め部１８を形成したので、使用者は予め取り分けた一束の頭髪を残らず的確に削ぎ取ることができる。
（ｅ）特に、第２幅決め部１９近傍のハンドル４に指当て部２０を設けたので、頭髪パネルＰを指先Ｆで押さえて伸ばし、刃体２で頭髪をシャープに切断できる。

実施例２の頭髪カッター３１では、図６に示すように、ハンドル３４にホルダ３３が一体形成され、ホルダ３３に刃体３２を覆うカバー３５が軸３６によって回動可能に取り付けられている。図７に示すように、カバー３５には、刃体３２をホルダ３３の支持面１１に押圧する押圧部３７が設けられている。ハンドル４のボディ５には、カバー３５を閉鎖位置にロックするロック部材３８がスライド可能に設けられている。その他の構成及び作用効果は実施例１と同じである。

本発明は上記実施例１，２に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の形状や構成を適宜に変更して実施することも可能である。

１頭髪カッター
２刃体
３ホルダ
４ハンドル
１１支持部
１２滑り面
１３支持面
１６切断刃
１８第１幅決め部
１９第２幅決め部
２０指当て部
２１回収室
２２押圧部
Ｐ頭髪パネル

Claims

頭髪を切断する刃体と、刃体を支持するホルダと、ホルダを頭髪パネルに沿って移動するためのハンドルとを備え、前記ホルダに、頭髪パネルに面接触する滑り面と、滑り面に対して刃体を所定の角度に支持する支持面とを設けたことを特徴とする頭髪カッター。
前記刃体が、ホルダの支持面よりハンドル側に露出する切断刃を備えた請求項１記載の頭髪カッター。
前記滑り面に対する支持面の角度が１５°〜２５°である請求項１又は２記載の頭髪カッター。
前記ホルダに、切断後の頭髪を回収する回収室を形成した請求項１、２又は３記載の頭髪カッター。
前記ホルダに、頭髪パネルの幅を決める第１幅決め部を形成した請求項１〜４のいずれか一項に記載の頭髪カッター。
前記ハンドルに、頭髪パネルの幅を決める第２幅決め部を形成した請求項５記載の頭髪カッター。
前記第２幅決め部の近傍に頭髪パネルを保持するための指当て部を設けた請求項６記載の頭髪カッター。
前記ホルダの支持部に刃体を交換可能に支持した請求項１記載の頭髪カッター。
前記ハンドルにホルダを回動可能に取り付け、ホルダに刃体を支持面に押圧する押圧部を設けた請求項８記載の頭髪カッター。
前記ハンドルにホルダを一体形成し、ホルダに刃体を覆うカバーを回動可能に取り付け、カバーに刃体を支持面に押圧する押圧部を設けた請求項８記載の頭髪カッター。