JP2015000144A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】保留の表示を用いた趣向性の高い演出を備えた遊技機を提供すること。
【解決手段】ある所定の条件が成立していない場合には、第一表示手段41にて選択手段によって選択された識別演出が実行されて、当否判定結果が認識可能とされる一方、ある所定の条件が成立した場合には、第二表示手段42に表示される保留内にて選択手段によって選択された識別演出が実行された上で、その後当該保留内で実行されていた識別演出が継続して第一表示手段41にて実行されることにより、最終的に当該当否判定結果が確定したことが認識可能とされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、当否判定結果を保留して記憶する手段および当該保留を所定の形状で表示する手段を備えた遊技機に関する。
このような遊技機としては下記特許文献1に記載のものが公知である。この特許文献1の遊技機では、表示される保留の形状を変化させることで、当該保留に対応する当否判定結果が当たりとなる可能性を示唆する。しかし、このように保留の表示を変化させるのみでは、演出が単調で面白みに欠ける。
特開2011−110402号公報
本発明は、保留の表示を用いた趣向性の高い演出を備えた遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、遊技球が所定の入賞口に入賞することを契機として特典を付与するか否かを判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による前記当否判定結果を識別させるための識別演出を所定期間実行する識別演出データを格納する識別演出データ格納手段と、前記当否判定手段による前記当否判定結果に基づいて前記識別演出データ格納手段より前記識別演出データを選択する選択手段と、ある当否判定結果を、前記選択手段により選択された前記識別演出データに基づいて当該当否判定結果が認識可能となるように前記識別演出を表示する第一表示手段と、前記第一表示手段で前記識別演出が表示されている間に前記所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、当該入賞に関わる前記当否判定結果を所定数一旦保留記憶する保留記憶手段と、前記保留記憶手段に前記当否判定結果が記憶されている保留を所定の形状で前記保留数分表示する第二表示手段と、を備え、ある所定の条件が成立していない場合には、前記第一表示手段にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行されて、前記当否判定結果が認識可能とされる一方、ある所定の条件が成立した場合には、前記第二表示手段に表示される保留内にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行された上で、その後当該保留内で実行されていた識別演出が継続して前記第一表示手段にて実行されることにより、最終的に当該当否判定結果が確定したことが認識可能とされることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、遊技球が所定の入賞口に入賞することを契機として特典を付与するか否かを判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による前記当否判定結果を識別させるための識別演出を所定期間実行する識別演出データを格納する識別演出データ格納手段と、前記当否判定手段による前記当否判定結果に基づいて前記識別演出データ格納手段より前記識別演出データを選択する選択手段と、ある当否判定結果を、前記選択手段により選択された前記識別演出データに基づいて前記当否判定結果が認識可能となるように前記識別演出を表示する第一表示手段と、前記第一表示手段で前記識別演出が表示されている間に前記所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、当該入賞に関わる前記当否判定結果を所定数一旦保留記憶する保留記憶手段と、前記保留記憶手段に前記当否判定結果が記憶されている保留を所定の形状で前記保留数分表示する第二表示手段と、ある遊技球が前記所定の入賞口に入賞した時点から当該入賞を契機とする当否判定結果が前記第一表示手段において識別可能とされる時点までの合計時間を算出する算出手段と、を備え、ある所定の条件が成立していない場合には、前記第一表示手段にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行されて、前記当否判定結果が認識可能とされる一方、ある所定の条件が成立した場合には、前記算出手段によって算出された合計時間に基づいて、前記第二表示手段に表示される保留内にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行された上でその後当該保留内で実行されていた識別演出が継続して前記第一表示手段にて実行されることにより、最終的に当該当否判定結果が確定したことが認識可能とされることを特徴とする。
請求項1に記載の発明にかかる遊技機では、第二表示手段に表示される保留内で識別演出が実行された上で、その後当該保留内で実行されていた識別演出が継続されて第一表示手段で実行される演出が発生しうる。つまり、予め保留表示によって識別演出を実行しておき、その演出の続きが第一表示手段で実行されて、最終的な当否判定結果が表示される構成であるから、遊技者は保留が変化した際に当該保留内で実行される演出がどのように進行するか、どこまで進行するか等に注目することになる。すなわち、保留の表示を用いた演出を、従来に比して趣向性の高い演出とすることが可能である。
請求項2に記載の発明にかかる遊技機では、保留内において識別演出が実行されるとき、先に入賞した遊技球に基づく第一表示手段での識別演出が終了するまでの残りの時間の合計時間を算出した上で、その合計時間分保留内で識別演出を実行する。このような合計時間が算出される構成であれば、先に入賞した遊技球に基づく第一表示手段での識別演出から独立して、保留内(第二表示手段)で識別演出を実行させることが可能であるから、保留内で実行される識別演出の幅が広がる。すなわち、保留の表示を用いた演出を、さらに趣向性の高い演出とすることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である(公知の部材は省略)。 変動時間設定処理を説明するためのフローチャートである。 保留変動演出処理を説明するためのフローチャートである。 保留先読み演出の具体例を説明するための図(その一)である。 保留先読み演出の具体例を説明するための図(その二)である。 保留先読み演出の具体例を説明するための図(その三)である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。なお、図1では、遊技機1の枠体、遊技球を発射する発射装置、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は省略している。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置の操作によって発射された遊技球を遊技領域91に案内する金属製の薄板からなる帯状のガイドレール92が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域91には、表示装置40、大入賞口30、アウト口93などが設けられている。また、遊技領域91には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域91を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
以下、本実施形態にかかる遊技機1に搭載された保留先読み演出について説明する。
なお、以下の説明における各種確率は、各確率に基づいて、乱数による抽選が適宜なされるものである((当選となる数値の総数/乱数の総数)=当選確率となる)。
発射装置によって遊技領域91に進入した遊技球は、遊技領域91を流下する。この遊技球が、始動入賞口20や大入賞口30等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。また、遊技球が始動入賞口20に入賞すると、当該入賞を契機として大当たり(本発明における特典に相当する)の抽選が行われる(この抽選を行う手段が本発明における当否判定手段に相当する。本実施形態では図示されない主制御基板が当該抽選を行う)。本実施形態では、始動入賞口20として、ヘソ入賞口21と電チュー入賞口22の二つが設けられている。ヘソ入賞口21は、常に開放している入賞口である。一方、電チュー入賞口22は、その幅方向両側に設けられた一対の開閉部材221(いわゆる電チュー)が図1に示されるような開状態にならないと遊技球が入賞することができない入賞口である。なお、本実施形態の保留先読み演出は通常遊技中に実行され、通常遊技中は電チュー入賞口22への遊技球の入賞が困難または不可能とされる。そのため、本実施形態の場合、以下で説明する始動入賞口20とは、ヘソ入賞口21のことである。
始動入賞口20に遊技球が入賞すると、上述した大当たりの抽選とともに、当該入賞を契機とする当否判定結果が大当たりであったかどうかを示唆しつつ、最終的にはその結果を遊技者が認識可能となるように報知する一連の識別演出を抽選する。識別演出の一例としては、複数の図柄(識別図柄)が変動表示され、これらの図柄が同じ図柄で停止したことによって大当たりが報知され、それ以外である場合にははずれとなったことが報知される演出が挙げられる。当該抽選は、当否判定結果が大当たりであったかどうかに基づいて行われる。遊技機1のメモリには、予め複数の識別演出データが格納されている(この識別演出データを格納(記憶)する手段が本発明における識別演出データ格納手段に相当する)。遊技球が始動入賞口20に入賞し、当否判定結果が判断された後、その結果に基づき、格納された複数の識別演出データから当該入賞時の当否判定結果に対応する識別演出データを選択する(この識別演出データを選択する手段が本発明における選択手段に相当する)。遊技機1に搭載される複数の識別演出の数は特に限定されない。複数の識別演出は、当否判定結果が大当たりとなった場合の選択されやすさ(当否判定結果がはずれとなった場合の選択されにくさ)が異なるものを含む。例えば、A、B、Cの識別演出が搭載されている場合、当否判定結果が大当たりである場合にはAが70%、Bが20%、Cが10%の確率で選択され、当否判定結果がはずれである場合にはAが15%、Bが25%、Cが60%の確率で選択される、というように、実行された演出によって大当たりの期待感が異なるように設定されている。なお、一連の識別演出が複数の演出で構成されるようにしてもよい。この場合には、一連の識別演出を構成する複数の演出のそれぞれを当否判定結果に基づき抽選するようにすればよい。
選択された識別演出は、保留先読み演出が実行されない場合、後述する保留がすべて消化された後、表示装置40によって実行される(以下、保留先読み演出が実行されない場合の識別演出を通常の識別演出と称することもある)。通常の識別演出は、保留がすべて消化された後、表示装置40の主表示領域41(本発明における第一表示手段に相当する)に表示される。主表示領域41は、表示装置40における表示領域の大部分を占める領域である。後述する保留は、表示装置40の表示領域における主表示領域41以外の領域の少なくとも一部である副表示領域42(本発明における第二表示手段に相当する)に表示される。本実施形態では、副表示領域42は、主表示領域41の下側に設けられる。なお、本実施形態では、一の表示装置40に識別演出等の主の演出が表示される領域と、保留が表示される領域が確保された構成であるが、主の演出を表示するものと保留を表示するものを別の表示手段として構成してもよい。つまり、本発明における表示手段とは、主の演出を表示するものと保留を表示するものが同じ表示装置であるか、別の表示装置であるかを問わない。
表示装置40における主表示領域41において識別演出が表示されている間に始動入賞口20に遊技球が入賞した場合、当該入賞を契機とする当否判定は実行されるものの、その当否判定結果は遊技機1が備える保留記憶手段に記憶される。つまり、遊技球が始動入賞口20に入賞したとき、それより先に始動入賞口20に遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に対応する識別演出が実行されているときには、当該時点での入賞を契機とする当否判定結果に対応する識別演出は即座に主表示領域41で実行されずに一旦保留される。本実施形態では、当該時点で識別演出が実行されている当否判定結果を除き、最大四つ(厳密にはヘソ入賞口21および電チュー入賞口22のそれぞれについて最大四つ)の当否判定結果を保留、記憶することが可能である。
保留記憶手段に記憶された保留は、副表示領域42に表示される。本実施形態では、先に始動入賞口20に入賞したものが、左から順に並ぶように表示される(先に消化されるものから順に左から並ぶ。以下先に消化されるものから順に順位一番目の保留マーク、順位二番目の保留マーク、順位三番目の保留マーク、順位四番目の保留マークと称することもある)。保留先読み演出を実行しない保留は、所定の形状の保留マーク(以下、通常保留マーク51(具体的には図4〜6参照)と称することもある)として表示される。一方、保留先読み演出が実行される保留は、通常保留マーク51とは異なる特定保留マーク52(具体的には図4〜図6参照)として表示される。本実施形態における特定保留マーク52は、方形状の枠およびその内側の領域から構成される。保留先読み演出は、当該領域内において実行される識別演出の一部である。具体的には、ある当否判定結果に対して保留先読み演出を実行することが決定された場合、選択された一部の識別演出を特定保留マーク52内(副表示領域42)で実行し、それより先の当否判定結果がすべて報知された(確定した)後、特定保留マーク52内で実行されていた識別演出が継続して主表示領域41で実行される。
つまり、保留先読み演出が実行されない当否判定結果は、通常保留マーク51が表示された上で、それより先の当否判定結果がすべて報知された後、選択された一連の識別演出が主表示領域41において実行される。この識別演出によって最終的に当該当否判定結果が識別可能となる。
一方、保留先読み演出が実行される当否判定結果は、特定保留マーク52が表示された上で、それより先の一または複数の当否判定結果が主表示領域41において実行される識別演出で報知されている際に、当該特定保留マーク52内で選択された識別演出が開始される。特定保留マーク52内で識別演出は途中まで実行され、先の当否判定結果がすべて報知された後、その識別演出の続きが主表示領域41において実行される。つまり、保留先読み演出は、選択された一連の識別演出の開始から途中までを保留内(副表示領域42)で実行し、その続きを主表示領域41で実行するものである。なお、ここでいう「識別演出の途中」とは、識別演出が開始されてから最終的な当否判定結果が確定したことが報知される前におけるいずれかの時点のことをいう。本実施形態では、主表示領域41で識別図柄が停止し(いわゆる擬似停止を含まず)、最終的な識別図柄の組み合わせが確定した時点が識別演出の終了時点であり、識別演出の途中とはその終了時点より前におけるいずれかの時点のことをいう。
以下、当該先読み演出の処理フローの一例および具体例について図面を参照して説明する。先読み演出を実行するための処理フローは、主制御基板が実行する変動時間設定処理(図2)と、サブ制御基板が実行する保留変動演出処理(図3)とがある。
図2に示す変動時間設定処理は、ある遊技球が始動入賞口20に入賞したときに先読み演出を実行するか否か、実行する場合には特定保留マーク52内で実行する識別演出の長さ(時間)を決定するための処理である。
始動入賞口20に遊技球が入賞したとき、当該入賞によって保留個数が増加したかどうかが判断される(S1−1)。当該入賞によっても保留個数が0のままである(当該入賞が保留されない)ということは、入賞時点で主表示領域41において識別演出が実行されていなかったということであるから、当該入賞を契機とする当否判定結果に対応する識別演出を、即座に主表示領域41において実行することになる。一方、当該入賞前に保留個数が4であった場合には、当該入賞は保留記憶手段が記憶可能な保留数の上限を超える新たな入賞(オーバーフロー)ということになるから、保留個数は4のままでありそれを契機とする当否判定は行われないことになる。つまり、当該入賞によって保留個数が増加しなかった場合(S1−1「No」)には、保留先読み演出を行うことができないため、変動時間設定処理を終了する。
保留個数が増加した場合(S1−1「Yes」)には、保留先読み演出を実行することができるため、その実行の可否を決定する。具体的には、遊技球が入賞したことを契機として取得された保留先読み演出決定用乱数が、特定の乱数(保留先読み演出を実行する乱数)であるかどうかが判断される(S1−2)。なお、この特定の乱数か否かの判断が、本願発明における「ある所定の条件」が成立したか否かの判断の少なくとも一部に相当する。特定の乱数でない場合(S1−2「No」)には、保留先読み演出は行わない。この場合、主表示領域41において実行する識別演出用の時間(以下、当該時間を主演出時間と称することもある)として20秒を設定する(S1−3)。本実施形態では、保留先読み演出が実行されない場合の各識別演出の長さは、それぞれ20秒に設定されている。そのため、保留先読み演出を行わない場合、主演出時間が20秒に設定される。
保留先読み演出決定用乱数が、特定の乱数(保留先読み演出を実行する乱数)である場合(S1−2「Yes」)には、それより先の遊技球が始動入賞口20に入賞したことを契機とした当否判定結果について保留先読み演出が実行されるものがあるかどうかが判断される(S1−4)。つまり、当該入賞時点で、主表示領域41で実行されている識別演出が保留先読み演出を経由したものであるか、または現在保留されている当否判定結果について保留先読み演出が実行されているものがあるかどうかが判断される。先に保留先読み演出が実行されているものがある場合(S1−4「Yes」)には、当該時点で遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に対応する保留先読み演出は行わない。つまり、主演出時間として20秒を設定する(S1−5)。この処理により、複数の当否判定結果に対して保留先読み演出が同時に実行されてしまうことによって、演出が不明確になってしまうことを防止している。
先に保留先読み演出が実行されているものがない場合(S1−4「No」)には、当該入賞より先に始動入賞口20に遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に、大当たりとなるものがあるかどうかが判断される(S1−6)。大当たりとなるものがある場合(S1−6「Yes」)には、当該時点で遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に対応する保留先読み演出は行わない。つまり、主演出時間として20秒を設定する(S1−7)。この処理により、先読み演出が発生した後に大当たり遊技が開始され、先読み演出が途中で中断されてしまうことを防止している。
当該入賞より先に始動入賞口20に遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に、大当たりとなるものがなかった場合(S1−6「No」)には、保留先読み演出が実行されることとなる(本実施形態では、S1−2「Yes」、S1−4「No」、S1−6「No」であった場合に、本発明における所定の条件が成立したこととなる)。なお、上記S1−4〜S1−7の処理は設けられていなくてもよい。つまり、当該入賞によって保留個数が増加し、それを契機として取得された先読み演出決定用乱数が、特定の乱数である場合には必ず先読み演出が実行されるようにしてもよい。
保留先読み演出が実行されることが決定された場合、当該保留に対応する遊技球が始動入賞口20に入賞した時点から、当該入賞を契機とする当否判定結果が主表示領域41において識別可能とされる時点までの合計時間を算出する(S1−8〜1−15)(この合計時間を算出する手段が本発明における算出手段に相当する)。つまり、当該合計時間は、当該入賞よりも先に始動入賞口20に遊技球が入賞したことを契機とする識別演出がすべて消化されるまでの時間を含むものである。
まず、当該入賞時点で主表示領域41において実行されていた識別演出の残り時間Tを算出する(S1−8)。例えば、ある当否判定結果に対する識別演出が主表示領域41で実行されてから12秒経過後に遊技球が入賞した場合、当該時間Tは20−12=8秒となる。
続いて、当該入賞が順位一番目の保留であるかどうかが判断される(S1−9)。すなわち、当該時点で主表示領域41において識別演出が実行されている当否判定結果の次に報知されるものであれば(S1−9「Yes」)、特定変動P1(保留先読み演出を行う変動であることを特定変動と、当該保留先読み演出を行う保留の位置(順番)が何番目かをPxで示す。以下同じ)であることとともに合計時間としてT+20秒が設定される(S1−10)。また、当該入賞が1つ目の保留でなく(S1−9「No」)、2つ目の保留であれば(S1−11「Yes」)、特定変動P2であることとともに合計時間としてT+20×2秒が設定される(S1−12)。当該入賞が2つ目の保留でなく(S1−11「No」)、3つ目の保留であれば(S1−13「Yes」)、特定変動P3であることとともに合計時間としてT+20×3秒が設定される(S1−14)。当該入賞が3つ目の保留でない(S1−13「No」)、すなわち4つ目の保留であれば、特定変動P4であることとともに合計時間としてT+20×4秒が設定される(S1−15)。算出された時間Tおよび合計時間は、保留先読み演出を実行すべきである旨の信号、すなわち特定変動P1〜P4のいずれかである旨の信号とともにサブ制御基板に送信される(S1−16)。
以上のように、本実施形態では、一の入賞に対応する識別演出が20秒に設定されているため、「当該入賞時点で実行されていた識別演出の残り時間T+20×保留の数」が合計時間となる。例えば、2つの保留がある状態で、ある当否判定結果に対する識別演出が主表示領域41で実行されてから12秒経過後に遊技球が入賞した場合、残り時間は(20−12)+(2×20)=48秒となる。
図3に示すサブ制御基板が行う保留変動演出処理は、保留演出に関する処理である。まず、主制御基板からある当否判定結果を報知するに際し、保留先読み演出を実行すべき旨の信号(特定変動P1〜P4のいずれかである旨の信号)および算出された時間Tおよび合計時間を受信しているかどうかが判断される(S2−1)。保留先読み演出を実行すべき旨の信号を受信していない場合(S2−1「No」)には、当該時点で主表示領域41において識別演出が実行されているかどうかが判断される(S2−2)。識別演出が実行されている場合(S2−2「Yes」)には、副表示領域42に通常保留マーク51が表示される(S2−3)。識別演出が実行されていない場合(S2−2「No」)には、即座に当該入賞に対応する識別演出が主表示領域41で実行されることになるから、保留は表示されない(S2−4)。
S2−1において、保留先読み演出を実行すべき旨の信号を受信している場合には、その受信した信号が特定変動P1であるかどうかが判断される(S2−5)。特定変動P1である場合(S2−5「Yes」)には、合計時間としてT+20秒が設定された変動であるため、当該時間分の識別演出を実行することになる。具体的には、順位一番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)でT秒間識別演出を途中まで実行した上で(S2−6)、そこから継続して主表示領域41において20秒間識別演出を実行する(S2−7)。
S2−5において特定変動P1でないと判断された場合(S2−5「No」)には、特定変動P2であるかどうかが判断される(S2−8)。特定変動P2である場合(S2−8「Yes」)には、合計時間としてT+40秒が設定された変動であるため、当該時間分の識別演出を実行することになる。具体的には、順位二番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)でT秒間識別演出を途中まで実行し(S2−9)、それに継続して順位一番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)で20秒間識別演出を途中まで実行した上で(S2−10)、そこから継続して主表示領域41において20秒間識別演出を実行する(S2−11)。
S2−8において特定変動P2でないと判断された場合(S2−8「No」)には、特定変動P3であるかどうかが判断される(S2−12)。特定変動P3である場合(S2−12「Yes」)には、合計時間としてT+60秒が設定された変動であるため、当該時間分の識別演出を実行することになる。具体的には、順位三番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)でT秒間識別演出を途中まで実行し(S2−13)、それに継続して順位二番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)で20秒間識別演出を途中まで実行し(S2−14)、さらに継続して順位一番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)で20秒間識別演出を途中まで実行した上で(S2−15)、そこから継続して主表示領域41において20秒間識別演出を実行する(S2−16)。
S2−12において特定変動P2でないと判断された場合(S2−12「No」)には、特定変動P4であるということであるから、合計時間としてT+80秒が設定された変動であるため、当該時間分の識別演出を実行することになる。具体的には、順位四番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)でT秒間識別演出を途中まで実行し(S2−17)、それに継続して順位三番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)で20秒間識別演出を途中まで実行し(S2−18)、さらに継続して順位二番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)で20秒間識別演出を途中まで実行し(S2−19)、さらに継続して順位一番目の特定保留マーク52内(副表示領域42)で20秒間識別演出を途中まで実行した上で(S2−20)、そこから継続して主表示領域41において20秒間識別演出を実行する(S2−21)。
このように、本実施形態では、先読み演出が実行されることが決定した場合、特定保留マーク52内で識別演出の一部が実行された上で、そこから継続して主表示領域41において識別演出が実行され、最終的な当否判定結果が遊技者に認識可能となるように報知されることとなる。識別演出の長さ(合計時間)は、変動時間設定処理において予め設定される。なお、保留先読み演出が実行される場合の一連の識別演出(特定保留マーク52および主表示領域41で実行される一連の識別演出)は、予め選択されていた識別演出を引き延ばして実行するようにしてもよいし、保留先読み演出が実行されることが決定された場合に、その合計時間に応じて実行する識別演出を再度選択・決定する(かかる手法を採用する場合には、当該識別演出を再度選択する手段も本発明における選択手段に相当する)ようにしてもよい。
予め選択されていた識別演出を引き延ばして実行する場合には、算出された合計時間に合わせるように識別図柄の変動時間を長くしたり、識別図柄が擬似的に停止し、再度変動するいわゆる擬似連続予告のような演出を実行したり、途中に大当たりとなる可能性が高まったことを示唆するような映像を挿入したりすることにより、算出された合計時間に合うように演出時間を引き延ばすとよい。
一方、合計時間に応じて実行する識別演出を再度決定する態様とする場合には、保留先読み演出用の複数の識別演出および保留先読み演出用の識別演出決定テーブルが設けられる。識別演出は、合計時間に合わせて複数用意される。保留先読み演出が実行された場合における識別演出の考えうる演出時間(21秒〜100秒)のそれぞれについて識別演出を設けてもよいし、特定変動P1〜P4毎に識別演出を設けてもよい。特定変動P1〜P4毎に識別演出を設ける場合、始動入賞口20に遊技球が入賞したタイミングによって時間Tが異なることになるから、当該時間Tの変化に応じて、変動時間を長くしたり、いわゆる擬似連続予告が発生したりするようにすればよい。
図4〜6は、このように制御処理される保留先読み演出の具体例である。当該例は、主表示領域41において識別演出が実行されており、かつ二つの当否判定結果に対応する保留が存在している状態で、新たな遊技球が始動入賞口20に入賞し、当該入賞を契機とする当否判定結果に対応する保留先読み演出を実行することが決定された場合(図4(a))の例である。
遊技球は、(三つ先の当否判定結果に対応する)通常の識別演出が開始されてから12秒経過後に始動入賞口20に入賞したとする(図4(b))。当該遊技球の入賞後、順位三番目の保留として副表示領域42に特定保留マーク52が表示され、当該特定保留マーク52内で識別演出が開始される。本例では、三つの識別図柄が変動する識別演出が特定保留マーク52内で開始される。
入賞してからT秒経過後、主表示領域41で実行されていた三つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が終了する(図4(c))。主表示領域41で実行されていた通常の識別演出が終了しても特定保留マーク52内では識別図柄が変動したままである。つまり、主表示領域41で実行される通常の識別演出と特定保留マーク52内で実行される識別演出は、必ずしもリンクさせる必要がない。具体的には、先読み演出が実行されることが決定された場合、上述した合計時間を算出した上で、その合計時間に合わせた識別演出が、特定保留マーク52内および主表示領域41内で実行されることになるから、当該識別演出をそれより先の当否判定結果に対応する通常の識別演出とリンクさせる必要がない。
入賞してからT秒経過すると、主表示領域41で実行されていた三つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が終了し、主表示領域41で二つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が開始される(図5(d))。これとともに、特定保留マーク52が順位二番目の保留マークとして移動し、当該特定保留マーク52内で識別演出が継続される。例えば、図5(d)に示すように、主表示領域41で識別図柄が変動している際に、特定保留マーク52内で識別図柄がいわゆる擬似停止の後再変動したりする。
主表示領域41で二つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が開始されてから20秒が経過すると、その識別演出が終了する(図5(e))。特定保留マーク52内では識別図柄が変動したままである。
二つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が終了すると、一つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が開始される(図5(f))。これとともに、順位二番目であった特定保留マーク52が順位一番目の保留マークとして移動し、当該特定保留マーク52内では、中央の識別図柄が変動したまま、左の識別図柄と右の識別図柄が同じ図柄で停止した、いわゆるリーチ状態が表示される。なお、図5(f)に示すように、保留先読み演出が開始されてから新たに遊技球が始動入賞口20に入賞した場合には、特定保留マーク52の次の保留に対応する通常保留マーク51が表示される。
主表示領域41で一つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が開始されてから20秒が経過すると、その識別演出が終了する(図6(g))。リーチ状態が表示されていた特定保留マーク52内では、さらに大当たりの期待がもてるいわゆるスーパーリーチ状態に突入することが示唆される。
一つ先の当否判定結果に対応する通常の識別演出が終了すると、保留先読み演出が実行されていた特定保留マーク52に対応する識別演出が主表示領域41で開始される(図6(h))。すなわち、識別演出が実行されていた特定保留マーク52が消滅し、そのときまで実行されていた識別演出が継続されて主表示領域41で実行されることになる。本例では、スーパーリーチ状態に突入することが示唆されていた状態で特定保留マーク52が消滅するため、主表示領域41ではスーパーリーチ演出から識別演出が開始される。このように、特定保留マーク52内で実行される演出が、その後主表示領域41内で実行される演出を示唆するような一連の識別演出としてもよい。
保留先読み予告演出が実行された当否判定結果が大当たりである場合、最終的には識別図柄が三つ揃った状態が主表示領域41に表示される(図6(i))。つまり、大当たりが確定したことが識別可能となるように報知される。一方、当否判定結果がはずれである場合には、最終的に識別図柄が三つ揃った状態が表示されることはない。つまり、はずれが確定したことが識別可能となるように報知される。
なお、上述したように、ここでいう「識別演出の途中」とは、識別演出が開始されてから最終的な当否判定結果が確定したことが報知される前におけるいずれかの時点のことをいう。そのため、特定保留マーク52内で識別図柄が三つ揃った状態となる識別演出を実行し、その後主表示領域41内で識別図柄が三つ揃った状態が表示されるような一連の識別演出も本実施形態における保留先読み演出に含まれる。つまり、最終的な当否判定結果は、あくまで主表示領域41内で表示されることによって確定するものであるから、特定保留マーク52内で識別図柄が三つ揃った状態となる(大当たりであることを示唆する)識別演出が実行されうる態様としてもよい。
以上説明した本実施形態にかかる遊技機1は、特定保留マーク52内で識別演出が実行された上で、その後当該保留内で実行されていた識別演出が継続されて主表示領域41で実行される保留先読み演出が発生しうる。つまり、予め特定保留マーク52内で識別演出を実行しておき、その演出の続きが主表示領域41で実行されて、最終的な当否判定結果が表示される構成であるから、遊技者は保留が特定保留マーク52に変化した際に当該保留内で実行される演出がどのように進行するか、どこまで進行するか等に注目することになる。すなわち、保留先読み演出を、従来に比して趣向性の高い演出とすることが可能である。
また、保留先読み演出が実行されるとき、先に入賞した遊技球に基づく識別演出が終了するまでの残りの時間の合計時間を算出した上で、その合計時間分保留内で識別演出を実行する。このような合計時間が算出される構成であれば、先に入賞した遊技球に基づく主表示領域41での通常の識別演出から独立して、特定保留マーク52内で識別演出を実行させることが可能であるから、特定保留マーク52内で実行される識別演出の幅が広がる。すなわち、保留先読み演出を、さらに趣向性の高い演出とすることが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、遊技球が始動入賞口20に入賞したときに取得される保留先読み演出決定用乱数が、特定の乱数である場合に保留先読み演出が実行される可能性があることを説明したが、当該乱数は大当たりか否かを決定する乱数と対応づけられたものであるとよい。つまり、当否判定結果が大当たりとなる際に保留先読み演出が発生しやすいようにすれば、保留先読み演出の発生が大当たりとなる期待をもたせる演出となるため、保留先読み演出に対する遊技者の興趣をより高めることが可能となる。
また、上記実施形態では、各識別演出が20秒であることを説明したが、全ての識別演出が一定時間である必要はない。つまり、各識別演出の時間が異なる時間に設定されていてもよい。この場合、保留先読み演出を実行するときに算出する合計時間は、それより先に実行される識別演出全ての時間を合計した時間となるように制御すればよい。
また、上記実施形態にかかる遊技機1には、通常保留マーク51とは異なる特定保留マーク52内で識別演出が実行される保留先読み演出が設けられていることを説明したが、当該保留先読み演出以外の保留先読み演出が設けられていてもよい。つまり、通常保留マーク51とは異なる保留マークが表示されたときに、当該保留マークに対応する当否判定結果が大当たりとなる可能性が高まるような保留先読み演出(従来の保留先読み演出)が発生しうる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、先に保留先読み演出が実行されているものがある場合(S1−4「Yes」)には、当該時点で遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に対応する保留先読み演出は行わないことを説明したが、このような処理を行わなくてもよい。つまり、先に保留先読み演出が実行されているものがある場合であっても、保留先読み演出が実行される(複数の特定保留マーク52が表示される)ことがあってもよい。また、先に大当たりとなるものがある場合(S1−6「Yes」)には、当該時点で遊技球が入賞したことを契機とする当否判定結果に対応する保留先読み演出は行わないことを説明したが、大当たりがある場合であっても先読み演出を行ってもよい。この場合には、大当たり遊技の時間を算出して大当たり遊技中も特定保留マーク52内で識別演出を行ってもよい。
また、上記実施形態の識別演出は、識別図柄が三つ揃うか否かによって最終的な大当たりの成否を認識可能とするものであるが、これに限られるものではない。例えば、キャラクタ同士が戦い、あるキャラクタが勝利すれば大当たりであることが認識可能となるようなものであってもよい。
また、特定保留マーク52内で実行する演出データと、主表示領域41で実行する演出データがそれぞれ複数設けられ、保留先読み演出を行う際の識別演出は、当該識別演出が特定保留マーク52内で実行されるものと主表示領域41で実行されるものとが連続するように、両演出データが組み合わされるようにしてもよい。また、上述したように、保留先読み演出用の識別演出(演出データ)が複数設けられ、そのうちの一つが実行されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、保留先読み演出が実行される場合、特定保留マーク52内で識別演出の一部が実行されることを説明したが、このように保留マーク内で実行されるものでなくてもよい。例えば、ある保留マークに近接する領域で識別演出の一部が実行されるようにしてもよい。
また、上述したように、最終的な当否判定結果は、あくまで主表示領域41内で表示されることによって確定するものであるから、特定保留マーク52内で識別図柄が三つ揃った状態となる(大当たりであることを示唆する)識別演出が実行されうる態様としてもよいし、特定保留マーク52内ではずれが確定したかのように見せておいて、主表示領域41において大当たりが確定したことが報知される識別演出が実行されうる態様としてもよい。
また、上記保留先読み演出の具体例においては、主表示領域41で識別図柄が変動している際に、特定保留マーク52内で識別図柄がいわゆる擬似停止の後再変動したりすることを説明したが、主表示領域41で識別図柄が停止する(保留が消化される)たびに、特定保留マーク52内で実行されている識別図柄がいわゆる擬似停止するような識別演出が実行されうる態様にしてもよい。また、特定保留マーク52内でいわゆるスーパーリーチに発展させて、その続きが主表示領域41で展開される識別演出が実行されうる態様としてもよい。この場合、主表示領域41で識別図柄が停止した(保留が消化された)ときにスーパーリーチに発展させてもよいし、主表示領域41で識別図柄が変動している際にスーパーリーチに発展させてもよい。
また、上記実施形態では、保留記憶手段はヘソ入賞口21について最大四つの保留を記憶することが可能であることを説明したが、一つ以上であればよい。二種以上の始動入賞口を備える遊技機の場合、各始動入賞口について上記先読み演出が発生しうる態様としてもよい。この場合、いずれかの始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする当否判定結果の報知を優先的に消化するいわゆる優先消化であっても、入賞順に消化するいわゆる順次消化であっても本発明の技術的思想は適用可能である。
1 遊技機
20 始動入賞口
40 表示装置
41 主表示領域(第一表示手段)
42 副表示領域(第二表示手段)
52 特定保留マーク

Claims (2)

  1. 遊技球が所定の入賞口に入賞することを契機として特典を付与するか否かを判定する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による前記当否判定結果を識別させるための識別演出を所定期間実行する識別演出データを格納する識別演出データ格納手段と、
    前記当否判定手段による前記当否判定結果に基づいて前記識別演出データ格納手段より前記識別演出データを選択する選択手段と、
    ある当否判定結果を、前記選択手段により選択された前記識別演出データに基づいて当該当否判定結果が認識可能となるように前記識別演出を表示する第一表示手段と、
    前記第一表示手段で前記識別演出が表示されている間に前記所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、当該入賞に関わる前記当否判定結果を所定数一旦保留記憶する保留記憶手段と、
    前記保留記憶手段に前記当否判定結果が記憶されている保留を所定の形状で前記保留数分表示する第二表示手段と、
    を備え、
    ある所定の条件が成立していない場合には、前記第一表示手段にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行されて、前記当否判定結果が認識可能とされる一方、
    ある所定の条件が成立した場合には、前記第二表示手段に表示される保留内にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行された上で、その後当該保留内で実行されていた識別演出が継続して前記第一表示手段にて実行されることにより、最終的に当該当否判定結果が確定したことが認識可能とされることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が所定の入賞口に入賞することを契機として特典を付与するか否かを判定する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による前記当否判定結果を識別させるための識別演出を所定期間実行する識別演出データを格納する識別演出データ格納手段と、
    前記当否判定手段による前記当否判定結果に基づいて前記識別演出データ格納手段より前記識別演出データを選択する選択手段と、
    ある当否判定結果を、前記選択手段により選択された前記識別演出データに基づいて前記当否判定結果が認識可能となるように前記識別演出を表示する第一表示手段と、
    前記第一表示手段で前記識別演出が表示されている間に前記所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、当該入賞に関わる前記当否判定結果を所定数一旦保留記憶する保留記憶手段と、
    前記保留記憶手段に前記当否判定結果が記憶されている保留を所定の形状で前記保留数分表示する第二表示手段と、
    ある遊技球が前記所定の入賞口に入賞した時点から当該入賞を契機とする当否判定結果が前記第一表示手段において識別可能とされる時点までの合計時間を算出する算出手段と、
    を備え、
    ある所定の条件が成立していない場合には、前記第一表示手段にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行されて、前記当否判定結果が認識可能とされる一方、
    ある所定の条件が成立した場合には、前記算出手段によって算出された合計時間に基づいて、前記第二表示手段に表示される保留内にて前記選択手段によって選択された識別演出データに基づく識別演出が実行された上でその後当該保留内で実行されていた識別演出が継続して前記第一表示手段にて実行されることにより、最終的に当該当否判定結果が確定したことが認識可能とされることを特徴とする遊技機。
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