JP2014531518A - 両方の面に返しを備える編成部 - Google Patents

両方の面に返しを備える編成部 Download PDF

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Abstract

本発明は、外向きに突出する返しをその面のそれぞれに備える編成部であって、前記編成部は、i)糸を少なくとも4つのガイドバー上で編成するステップであって、1つのバーは、2本に1本の針を空けたまま残して、鎖を形成し、2つのバーは、単繊維糸が通され、該編成部の面から外向きに突出するループを生成し、第4のバーは、3つの他のバーの糸間の接続を作り出すステップと、ii)i)で得られた編成部を熱硬化させるステップと、iii)ループを融解することによって、返しを形成するステップとによって得られる、編成部に関する。本発明はまた、そのような編成部を備えるプロステーシスに関する。

Description

本発明は、外向きに突出する返しをその面のそれぞれに有するプロステーシス編成部(prosthetic knit)であって、特に、頭頂(visceral)および/または内臓の手術における壁補強として使用可能な編成部に関する。
例えば、腹壁用の壁補強プロステーシスは、手術において広く使用されている。これらのプロステーシスは、一時的または恒久的に、組織欠損を充填することによって、ヘルニアを治療することを意図される。これらのプロステーシスは、概して、生体適合性プロステーシス布で作製され、それらが適合させられるべき解剖学的構造に応じて、多数の形状、例えば、長方形、円形、または楕円形を有し得る。これらのプロステーシスのいくつかは、生体吸収性糸から全体的に作製され、細胞定着および組織回復の周期の間、その補強機能を果たした後、消失するよう意図される。他のものは、非生体吸収性糸を備え、患者の身体において恒久的に残留することが意図される。
これらのプロステーシスのいくつかは、糸、編成部、織布、または不織布の配置から作製され、プロステーシスの片面から外向きに突出する返しを備える。これらの返しは、同一のプロステーシスに属するかどうかにかかわらず、別のプロステーシス布において、または直接的に生物学的組織(例えば、腹壁)においてのいずれかでそれらを固定可能なフックを構成し、その別の人口布は、同一のプロステーシスに属するかどうかにかかわらない。
いくつかの場合には、プロステーシスのために使用される織物は、例えば、その面のそれぞれを介してプロステーシスを生物学的組織に締結可能であるか、またはその面の一方を介してプロステーシスを生物学的組織に締結し、これらの返しによって、第2のプロステーシス織物を反対面に締結可能であるように、その面のそれぞれに返しを提供されることが所望され得る。特許文献1は、その面の一方のみに返しを備える織物を作り出すことについて説明している。
その面の各々から外向きに突出する返しを備える織物を作り出すことは、織物が、特許文献1に説明されるように、編成後、返しを備えずに残っている面に返しまたはフックが提供される手動ステップを含み得る。しかしながら、そのような作業は、時間がかかり、煩わしい。
出願人は、その2つの対向する面に外向きに突出する返しを備える編成部を作り出す迅速かつ単純な方法を見出した。
国際公開第01/81667号
本発明は、編成部に対して少なくとも2つの面を画定する糸の配置を備えるプロステーシス編成部であって、該編成部は、その面の各々に提供され、該面から外向きに突出する返しを備え、該編成部は以下:
i)縦編機上において、針mを備える、少なくとも4つのガイドバー上に分布した糸を編成するステップであって、該4つのバーは、画定された完全組織に従って動作し;4つのバーのうちの1つ(バーBc)は、鎖織を形成し、針(m+i)(iは、奇数であって、ゼロではない)を空けたまま残すように、1目は糸が通され(1 full)、1目は糸が通されず(1 empty);2つの他のバー(バーBp1およびBp2)は各々、単繊維糸が通され、各々、該完全組織の4列に1回、全く同じ空いている針(m+i)に、重複として該単繊維糸を配置し、バーBp1の該重複は、全く同じ空いている針(m+i)に対するバーBp2のものに関して2列ずつオフセットされ、該重複は、該編成部の面(すなわち、バーBp1については第1の面およびバーBp2については反対の面)から外向きに突出するループを生成し;第4のバー(バーBt)は、3つの他のバーの糸の間の接続を作り出す横糸を生成するように、該完全組織に従って動作するステップと、
ii)i)で得られた編成部を熱硬化させるステップと、
iii)ループを融解することによって、返しを形成するステップと、
によって得られる編成部に関する。
本発明の別の局面は、編成部に対して少なくとも2つの面を画定する糸の配置を備えるプロステーシス編成部を製造するためのプロセスであって、該編成部は、その面の各々に提供されて該面から外向きに突出する返しを備え、該プロセスは、以下:
i)縦編機において、針mを備える、少なくとも4つのガイドバーに分布した糸を編成するステップであって、該4つのバーは、画定された完全組織に従って動作し;4つのバーのうちの1つ(バーBc)は、鎖織を形成し、針(m+i)(iは、奇数であって、ゼロではない)を空けたまま残すように、1目は糸が通され、1目は糸が通されず;2つの他のバー(バーBp1およびBp2)は各々、単繊維糸が通され、各々、該完全組織の4列に1回、全く同じ空いている針(m+i)に、重複として該単繊維糸を配置し、バーBp1の該重複は、全く同じ空いている針(m+i)に対するバーBp2のものに関して2列ずつオフセットされ、該重複は、該編成部の面(すなわち、バーBp1については第1の面およびバーBp2については反対の面)から外向きに突出するループを生成し;第4のバー(バーBt)は、3つの他のバーの糸の間の接続を作り出す横糸を生成するように、該完全組織に従って動作するステップと、
ii)i)で得られた編成部を熱硬化させるステップと、
iii)ループを融解することによって、返しを形成するステップと
を含む、プロセスである。
本発明に従う編成部は、両面に返しを有し、本発明に従う編成部の製造は、任意の補足ステップを必要とせずに、単一の編成ステップにおいて行われ得る。それゆえ、本発明に従う編成部は、単純かつ迅速に製造され得、編成後、返しを面の一方に締結する手動ステップを必要としない。それゆえ、本発明に従う編成部は、産業的に生産され得る。それゆえ、そのような編成部は、その面の各々を介して、生物学的組織に締結され得る。代替として、そのような編成部は、その面の一方を介して、生物学的組織に締結され得、第2のプロステーシス織物が、これらの返しによって、該編成部の反対面に締結可能である。別の代替では、本発明に従う編成部は、その返しによって、その面の各々に1つずつ、2つの他の織物に締結され得る;それゆえ、ステープルを使用する必要なく、2つの織物を継合するために有用であり得る。
さらに、単繊維ループを融解することは、単繊維の直径を上回る寸法を備える頭部(head)を有する返しを得ることを可能とすることによって、該頭部は、生物学的組織または他の織物、特に、透かし織り織物のいずれかに締結および固定するその機能に非常に好適である。本発明の意味の内では、透かし織り織物は、織物が細孔、または空隙、セル、穴、またはオリフィスを有する特性を意味し、それらは、開放され、均一または非均一に分布し、細胞定着を促進する。細孔は、あらゆる種類の形態、例えば、球体、チャネル、および六角形形状として提示されることができる。
本発明に従う編成部の各ループは、その融解のため、2つに切断されることによって、ループが存在する面から外向きに突出する2つの返しをもたらす。
本発明に従う編成部を製造するために使用される糸は、生体吸収性であってもよく、またはそうでなくてもよい、生体適合性材料の糸である。一実施形態では、バーBp1およびBp2に通される単繊維糸は、ポリプロピレン、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、およびそれらの混合物の糸の中から選定される。例えば、バーBp1およびBp2に通される単繊維糸は、ポリ乳酸である。一実施形態では、該単繊維糸の直径は、0.12〜0.18mmと変動する。そのような直径は、生物学的組織または別の透かし織り織物において締結するための良好な能力を有する返しを得ることを可能にする。
本発明は、以下の詳細な説明および実施例から、また図面から、より良く理解される。
図1および2は、本発明に従う編成部を作り出すことを可能にする縦編機の4つのバーの織り方またはチャートの概略図であって、それぞれ、それらを個々に、そして一緒に示す。 図1および2は、本発明に従う編成部を作り出すことを可能にする縦編機の4つのバーの織り方またはチャートの概略図であって、それぞれ、それらを個々に、そして一緒に示す。 図3は、本発明に従う編成部の別の実施形態におけるバーBp2によって提供される織り方を示す概略図である。 図4は、本発明に従う編成部の別の実施形態におけるバーBp2によって提供される織り方を示す概略図である。 図5は、本発明に従う編成部の別の実施形態におけるバーBtによって提供される織り方を示す概略図である。
一実施形態では、バーBcおよびBtに通される糸は、単繊維糸および/または多繊維糸の中から選定される。多繊維糸数は、50dtex〜100dtexの範囲であり得る。単繊維糸の直径は、例えば、0.08〜0.10mmの範囲であり得る。生体適合性があり、かつ必要に応じて生体吸収性がある材料で作製される任意の糸が、使用され得る。例えば、バーBcおよびBtに通される糸は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、およびそれらの混合物であり得る。
一実施形態では、バーBcは、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
Bc:1.0/0.1//
に従って、1目は糸が通され、1目は糸が通されない。
そのような織り方は、織物の分野では当業者に公知であって、その織り方は鎖織である:そのような織り方は、編成部に鎖方向における抵抗を与えることが可能である。さらに、鎖を形成する1目は糸が通されて1目は糸が通されないバーは、2本に1本の針を空いたまま残すことを可能とするので、該空いている針は、バーBp1またはBp2の一方がこの針に重複としてその糸を配置する場合、ループを生成可能である。逆に言えば、空いたまま残されていない針は、単繊維糸を拘束する環を生成することによって、ループが融解された後、得られる返しのフット(foot)を固着する。それゆえ、そのような織り方によって、返しが、編成部から分離すること、または使用の間に編成部から断裂されることを防止可能である。
いくつかの実施形態では、バーBp1は、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
Bp1:0.0/2.1/5.5/3.4//
に従って、1目は糸が通され、3目は糸が通されず、
−バーBp2は、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
Bp2:5.5/3.4/0.0/2.1//
または
Bp2:1.2/2.3/2.1/1.0//
または
Bp2:1.2/3.2/2.1/0.1//
のうちの1つに従って、1目は糸が通され、3目は糸が通されず、
−バーBtは、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
Bt:1.0/5.5/1.0/3.3//
または
Bt:0.0/3.3/0.0/5.5//
のうちの1つに従って、1目は糸が通され、1目は糸が通されない。
バーBp1およびBp2は、単繊維糸が通されたものであり、その単繊維糸は、最初に、編成によってループを与えることになり、次いで、その後、ループの融解ステップの後、返しをもたらす。それゆえ、前述のチャートは、編成部の両面にループを形成し、返しの表面密度を所望のタイプの締結に適合させることを可能にする。
バーBtは、編成部に、その一貫性およびその安定性を与える支持横糸を作り出すことを可能にする。
本発明の一実施形態では、ステップiii)は、ループを融解させる温度にされることによって返しを形成する円柱部に該編成部の各面を置くことによって行なわれる。
本発明の別の局面は、前述のように、少なくとも1つの編成部を備えるプロステーシスである。そのようなプロステーシスは、有利なことに、頭頂または内臓の手術における(特に、ヘルニアの治療のための)壁補強として使用され得る。
(実施例1)
本発明に従うプロステーシス編成部は、前述のように、4つのガイドバーBc、Bp1、Bp2、およびBtを備える縦編機上において作り出され、ここでは、バーBp2が編機上の位置1にあって、バーBcが位置2にあって、バーBtが位置3にあって、かつバーBp1が位置4にある。糸通しおよび織り方は、規格ISO11676に準拠して、以下の通りである。
編成部の第1の面の作製:
Bc:1.0/0.1//
バーBcは、鎖を形成し、1目は糸が通され、1目は糸が通されず、
Bp2:1.2/2.3/2.1/1.0//
バーBp2は、1目は糸が通され、3目は糸が通されず、第1の面の返しを作り出すように意図される。
反対の面の作製:
Bt:0.0/3.3/0.0/5.5//
バーBtは、1目は糸が通され、1目は糸が通されず、3つの他のバーの糸を接続する横糸を形成するように意図され、
Bp1:0.0/2.1/5.5/3.4//
バーBp1は、1目は糸が通され、3目は糸が通されず、反対面の糸を作り出すように意図される。
この織り方は、図1に図示され、バーBc、Bp1、Bp2、およびBtと、各バーに対して、糸の経路(Bcが細線によって、Bp1が点鎖線によって、Bp2が実線によって、Btが破線によって示される)を示す。この図では、番号1〜11は、編成部の編目列を示す。
図2はまた、針m、(m+1)、(m+2)、(m+3)、および(m+4)を示し、4つのバーの糸の経路が、一組の5本針の上に一緒に示される。
バーBp1およびBp2に通される糸は、ポリ乳酸、(PLA)の単繊維である。鎖を形成するバーBcに通される糸は、ポリエステルの単繊維である。横糸を形成するバーBtに通される糸もまた、ポリエステルの単繊維である。
代替として、完全生体吸収性編成部を製造することが目的である場合、バーBcおよびBtに通される糸は、PLAの単繊維であり得る。
図2から明確に分かるように、鎖を形成するバーBcは、1目は糸が通され、1目は糸が通されないことによって、2本に1本の針、すなわち、針(m+i)(iは、奇数であって、ゼロではない)、図2では針(m+1)および(m+3)が空いたまま残される。
また図1および2から分かるように、バーBp1は、完全組織の4列に1回、全く同じ空いている針にその重複糸を配置する。したがって、図2を参照すると、バーBp1は、列2、次いで、再び列6、次いで、列10の針(m+1)にその重複糸を配置する。この同一のバーBp1は、列4、次いで、列8等の針(m+3)にその重複糸を配置する(図示せず)。
同様に、バーBp2は、完全組織の4列に1回、全く同じ空いている針に、その重複糸を配置する。それゆえ、図2を参照すると、バーBp2は、列4、次いで、列8の針(m+1)にその重複糸を配置する。この同一のバーBp2は、列2、次いで、列6、次いで、列10等の針(m+3)にその重複糸を配置する(図示せず)。
重複糸がバーBp1およびBp2のうちの一方によって針に配置される度に、編成部の外側に突出するループが、形成される。この例では、バーBp1が編成部の一方の面から外向きに突出するループを形成する一方、バーBp2は、編成部のもう一方の面から外向きに突出するループを形成する。
さらに、図2から分かり得るように、バーBp1の重複糸は、全く同じ空いている針(m+i)に対して(例えば、空いている針(m+1)に対して、または空いている針(m+3)に対して)、バーBp2のものに関して2列ずつオフセットされる。
このタイプの織り方は、この実施例に説明されるように、編成することによって、その2つの面の各々に、外向きに突出する返しをもたらすことが可能なループを有する編成部を直接作り出すことを可能にする。
それゆえ、いったん編成部が前述のように作り出されると、それは、それの長さおよび幅を安定させるために、例えば、110℃で熱硬化される。
いったん編成部が熱硬化されると、編成部の各面が、該面上に存在するループを融解させるために、電気熱抵抗を含む円柱部と接触するように置かれる。融解すると、各ループは、2つに切断され、編成部の面から外向きに突出する2つの返しをもたらし、各返しは、好ましくは、初期ループを形成する単繊維糸の直径のものを上回る寸法を備える頭部を有する。
そのような編成部は、壁補強のために、頭頂または内臓の手術におけるプロステーシスとして、直接、そのまま使用され得る。代替として、この編成部は、別の織物、2つの織物(各面に1つずつ)、あるいはその面の一方または両方における抗接着フィルムと組み合わせられ得る。返しは、抗接着コーティングで被覆され、例えば、トロカール中に導入するために編成部が折り畳まれるとき、それらが編成部の本体において絡まらないように防止することができる。
(実施例2)
バーBp2のチャートが、規格ISO11676に準拠して、以下となる場合以外、実施例1のものと同じである編成部が、作り出される。
Bp2:1.2/3.2/2.1/0.1//
図3は、このチャートを図示する。
そのような編成部もまた、外向きに突出するループをその面の両方に有する。実施例1に説明されるような熱硬化および返し形成の後、この編成部は、プロステーシスとして、あるいは頭頂または内臓の手術におけるプロステーシスの製造のために、使用され得る。
(実施例3)
バーBp2のチャートが、バーBp1のものと同じであるが、2列ずつオフセットされる場合以外、実施例1のものと同じである編成部が、作り出される。このチャートは、したがって、規格ISO11676に準拠して、以下となる。
Bp2:5.5/3.4/0.0/2.1//
図4は、このチャートを図示する。
そのような編成部もまた、外向きに突出するループをその面の両方に有する。特に、バーBp2のチャートがバーBp1のものと同じであることによって、編成部は、2つの同じ面を有し、それゆえ、両面に返しの同じ表面密度を有する。実施例1に説明されるような熱硬化および返しの形成後、この編成部は、プロステーシスとして、あるいは頭頂または内臓の手術におけるプロステーシスの製造のために、使用され得る。
(実施例4)
バーBtのチャートが、規格ISO11676に準拠して、以下となる場合以外、実施例3のものと同じである編成部が、作り出される。
Bt:1.0/5.5/1.0/3.3//
図5は、このチャートを図示する。
そのような編成部もまた、外向きに突出するループをその面の両方に有する。実施例1に説明されるような熱硬化および返し形成の後、この編成部は、プロステーシスとして、あるいは頭頂または内臓の手術におけるプロステーシスの製造のために、使用され得る。

Claims (15)

  1. 編成部に対して少なくとも2つの面を画定する糸の配置を備えるプロステーシス編成部であって、前記編成部は、前記編成部の面の各々に提供されて前記面から外向きに突出する返しを備え、前記編成部は、以下:
    i)縦編機において、針mを備える、少なくとも4つのガイドバーに分布した糸を編成するステップであって、前記4つのバーは、画定された完全組織に従って動作し;前記4つのバーのうちの1つ(バーBc)は、鎖織を形成し、前記針(m+i)(iは、奇数であって、ゼロではない)を空けたまま残すように、1目は糸が通され、1目は糸が通されず;2つの他のバー(バーBp1およびBp2)は各々、単繊維糸が通され、各々、前記完全組織の4列毎に1回、全く同じ空いている針(m+i)に、重複として前記単繊維糸を配置し、前記バーBp1の重複は、全く同じ空いている針(m+i)に対して、前記バーBp2の重複に関して2列ずつオフセットされ、前記重複は、前記編成部の面(すなわち、前記バーBp1については第1の面および前記バーBp2については反対の面)から外向きに突出するループを生成し;前記第4のバー(バーBt)は、前記3つの他のバーの糸の間の接続を作り出す横糸を生成するように、前記完全組織に従って動作する、ステップと、
    ii)i)で得られた編成部を熱硬化させるステップと、
    iii)前記ループを融解することによって、前記返しを形成するステップと
    によって得られる編成部。
  2. 前記バーBp1およびBp2に通される前記単繊維糸は、ポリプロピレン、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、およびそれらの混合物の糸の中から選定されることを特徴とする、請求項1に記載の編成部。
  3. 前記単繊維糸の直径は、0.12〜0.18mmと変動することを特徴とする、前記請求項に記載の編成部。
  4. 前記バーBcおよびBtに通される前記糸は、単繊維糸および/または多繊維糸の中から選定されることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の編成部。
  5. 前記バーBcは、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bc:1.0/0.1//
    に従って、1目は糸が通され、1目は糸が通されないことを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の編成部。
  6. 前記バーBp1は、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bp1:0.0/2.1/5.5/3.4//
    に従って、1目は糸が通され、3目は糸が通されないことと、
    −前記バーBp2は、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bp2:5.5/3.4/0.0/2.1//
    または
    Bp2:1.2/2.3/2.1/1.0//
    または
    Bp2:1.2/3.2/2.1/0.1//
    のうちの1つに従って、1目は糸が通され、3目は糸が通されないことと、
    −前記バーBtは、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bt:1.0/5.5/1.0/3.3//
    または
    Bt:0.0/3.3/0.0/5.5//
    のうちの1つに従って、1目は糸が通され、1目は糸が通されないことと
    を特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の編成部。
  7. ステップiii)は、前記ループを融解させる温度にされることによって前記返しを形成する、円柱部に前記編成部の各面を置かれることによって行なわれることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の編成部。
  8. 編成部に対して少なくとも2つの面を画定する糸の配置を備えるプロステーシス編成部を製造するためのプロセスであって、前記編成部は、前記編成部の面の各々に提供されて前記面から外向きに突出する返しを備え、前記プロセスは、以下:
    i)縦編機において、針mを備える、少なくとも4つのガイドバーに分布した糸を編成するステップであって、前記4つのバーは、画定された完全組織に従って動作し;前記4つのバーのうちの1つ(バーBc)は、鎖織を形成し、前記針(m+i)(iは、奇数であって、ゼロではない)を空けたまま残すように、1目は糸が通され、1目は糸が通されず;2つの他のバー(バーBp1およびBp2)は各々、単繊維糸が通され、前記完全組織の4列毎に1回、全く同じ空いている針(m+i)に、重複として前記単繊維糸を配置し、前記バーBp1の重複は、全く同じ空いている針(m+i)に対して、前記バーBp2の重複に関して2列ずつオフセットされ、前記重複は、前記編成部の面(すなわち、前記バーBp1については第1の面および前記バーBp2については反対の面)から外向きに突出するループを生成し;前記第4のバー(バーBt)は、前記3つの他のバーの糸の間の接続を作り出す横糸を生成するように、前記完全組織に従って動作する、ステップと、
    ii)i)で得られた編成部を熱硬化させるステップと、
    iii)前記ループを融解することによって、前記返しを形成するステップと、
    を含む、プロセス。
  9. 前記バーBp1およびBp2に通される前記単繊維糸は、ポリプロピレン、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、およびそれらの混合物の糸の中から選定されることを特徴とする、請求項8に記載のプロセス。
  10. 前記単繊維糸の直径は、0.12〜0.18mmと変動することを特徴とする、請求項9に記載のプロセス。
  11. 前記バーBcおよびBtに通される糸は、単繊維糸および/または多繊維糸の中から選定されることを特徴とする、請求項8−10のいずれかに記載のプロセス。
  12. 前記バーBcは、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bc:1.0/0.1//
    に従って、1目は糸が通され、1目は糸が通されないことを特徴とする、請求項8−11のいずれかに記載のプロセス。
  13. 前記バーBp1は、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bp1:0.0/2.1/5.5/3.4//
    に従って、1目は糸が通され、3目は糸が通されないことと、
    −前記バーBp2は、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bp2:5.5/3.4/0.0/2.1//
    または
    Bp2:1.2/2.3/2.1/1.0//
    または
    Bp2:1.2/3.2/2.1/0.1//
    のうちの1つに従って、1目は糸が通され、3目は糸が通されないことと、
    −前記バーBtは、規格ISO11676に準拠して、以下のチャート:
    Bt:1.0/5.5/1.0/3.3//
    または
    Bt:0.0/3.3/0.0/5.5//
    のうちの1つに従って、1目は糸が通され、1目は糸が通されないことと
    を特徴とする、請求項8〜12のいずれかに記載のプロセス。
  14. ステップiii)は、前記編成部の各面を、前記ループが融解する温度にされることによって前記返しを形成する円柱部に置くことによって行なわれることを特徴とする、請求項8〜13のいずれかに記載のプロセス。
  15. 請求項1〜7のいずれかに記載の少なくとも1つの編成部、または前記請求項8〜14のいずれかに記載のプロセスによって得られる少なくとも1つの編成部を備える、プロステーシス。
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