JP2014530658A5 - - Google Patents

Description

縫合糸用穴１６４に加えて又は代えて、本発明は掌側周縁片を固定および整復するためフックプレートを提供してもよい。ここで図１９Ａ〜１９Ｃを参照すると、各図にはフックプレート６００が示され、フックプレート６００は、掌側周縁片を固定するため、骨折固定プレート２００の尺骨用ヘッド部２２０に取り付けられるものである。図１９Ｂに示すように、フックプレート６００は、複数のフックエンド６０１と、単一の長穴６０２と、峡部６０７において切断可能な張力離脱タブ６０３と、フックプレートの変形の手術後の発見のための印６０８とを有する。一度、掌側周縁片は外科医が道具（図示しない）を橈骨の安定した部分について使用することによって一時的に整復され、フックプレート６００は適切に装着された骨折固定プレート２００の尺骨用ヘッド部２２０の上に重ねられ、留めねじ６０５は、長穴６０２を通して挿入され、尺骨用ヘッド部２２０のねじ穴６０４の中に緩く通される。外科医は、その後でフックエンド６０１を掌側周縁片に係止し、張力離脱タブ６０３を、掌側周縁片の所望の整復が達成されるまで引っ張ることで、張力をフックプレート６００に加える。図１９Ｄに示すように、留めねじ６０５は、次にねじ穴６０４の中で固く締結され、張力離脱タブ６０３は切り取り峡部６０７で曲げられることで取り外される。印６０８の位置は、将来参照するため手術後の変形を確認するべく記録される。図１９Ｅは、適切に装着された骨折固定プレート２００に強固に固定されている間、安定した橈骨３００に対して周縁片６２０を整復させたフックプレート６００の組み付けの完成を示す。

図１９Ｆ〜１９Ｉは、フックプレート６００の張力離脱タブ６０３が張力ポート６０３´に代えられたフックプレート６００´の代替的な実施形態を示す。フックエンド６０１´が掌側周縁片６２０´に係止した後に、外科医は、張力ポート６０３´を道具（図示しない）で所望の整復が達成されるまで引っ張ることで張力を加える。保持ねじ６０５´は、それからフックプレート６０５´を骨折固定プレート２００に取り付けるため、ねじ穴６０４の中で固く締結され、それにより、図１９Ｉに示すように、掌側周縁片６２０´の安定した整復を得る。

Claims (5)

1. 骨折固定プレートに連結して使用するためのフックプレートにおいて、前記骨折固定プレートは骨接触面および対向面を含み、前記フックプレートは、
   第１の部分および第２の部分を有する剛性のプレートを含み、
   当該第１の部分は前記骨折固定プレートの前記対向面に摺動可能に係合するように適合され、
   当該第２の部分は骨片に係合するために前記骨折固定プレートの縁を覆うように形成され、
   当該第１の部分は平面で形成されるとともに、第１の部分の平面を規定し、
   当該第２の部分は当該第１の部分の平面の下側に湾曲するとともに、前記骨片に係合するように適合されるフックエンドで終わる少なくとも２つの突部を有し、
   当該第１の部分はファスナーを使用して前記骨折固定プレートの前記対向面に係合するための閉じた長穴を含み、
   当該第１の部分は、前記第２の部分に係合する前記骨片を整復するように前記フックプレートに張力を加えるための張力補助具を含み、前記張力補助具は、前記骨折固定プレートへの前記フックプレートの締結より先に前記骨折固定プレートに対する前記フックプレートの摺動を容易にする、フックプレート。
2. 前記張力補助具は張力タブを含む請求項１に記載のフックプレート。
3. 前記張力タブは取り外し可能な張力離脱タブである請求項２に記載のフックプレート。
4. 前記張力補助具は張力ポートを含む請求項１に記載のフックプレート。
5. 前記ファスナーはねじ付きファスナーである請求項１に記載のフックプレート。