JP2014528813A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. ａ）流体室と流体連通状態に配置可能な管状先端で終わる筒組立体、
   ｂ）前記筒組立体の筒内で手動でかつ軸方向に変位可能であるプランジャー、
   ｃ）前記流体室内の圧力の変化を示す一つ以上の電気信号を発生させるためにその遠位端に隣接して前記プランジャー上に装着された圧力センサー、
   ｄ）前記発生された信号を処理するために前記プランジャー内に収容された回路構成、
   ｅ）前記回路構成の較正モードを開始するために構成された制御ボタン、及び
   ｆ）前記処理された信号を示す出力を表示するための前記プランジャー上に装着されたディスプレイ
   を含む圧力調節注射器であって、
   前記出力は、前記管状先端が前記流体室と流体連通状態に位置されているときに前記プランジャーの軸方向変位で変化可能である、圧力調節注射器。
2. プランジャーは、筒の内部表面と封止して係合するための封止手段を取り付けられた遠位に配置されたピストンを含み、前記ピストンは、中心開口を形成されており、それによって圧力センサーは、筒組立体先端と流体連通状態にあり、表示された出力は、圧力読みであることを特徴とする請求項１に記載の注射器。
3. センサーは、筒組立体先端と流体連通状態の第一圧力口、及びプランジャーと筒組立体の間の隙間を通してかつプランジャーの空所領域を通して流れる周囲加圧空気と流体連通状態の第二圧力口を持つ差圧センサーであり、処理回路構成は、流体室の圧力と周囲圧力の間の圧力差を計算しかつディスプレイに送るために適合されていることを特徴とする請求項２に記載の注射器。
4. 周囲圧力は、較正された値であることを特徴とする請求項３に記載の注射器。
5. 前記回路構成が前記較正モードにあるとき、前記回路構成は、較正された値をディスプレイに出力することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の注射器。
6. 較正モードは、流体室の圧力と周囲圧力の間の圧力差が予め定められた値より大きいときに自動的に停止されることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の注射器。
7. 封止手段と筒組立体先端の間の筒の内部の容積及び従って流体室の圧力を調節するために、所望の圧力読みが表示されるまで、プランジャーは、軸方向に変位可能であることを特徴とする請求項２に記載の注射器。
8. 所望の圧力差の読みが表示された後に、プランジャーは、筒組立体に解放可能に固定可能であることを特徴とする請求項７に記載の注射器。
9. 差圧センサーは、圧電圧力センサーであることを特徴とする請求項３に記載の注射器。
10. 流体室は、医療チューブを包囲するカフであり、前記カフは、通常、弁によって周囲加圧空気から隔離されており、注射器が前記弁を包囲する連結チューブに結合されかつ筒組立体先端が前記弁を起動させるときにプランジャーの軸方向変位時に調節可能である圧力を持つことを特徴とする請求項７に記載の注射器。
11. 医療チューブは、気管内チューブ、気管切開チューブ、喉頭マスク気道チューブ、カニューレ、及びカテーテルからなる群から選ばれることを特徴とする請求項１０に記載の注射器。
12. 差圧センサーは、第一圧力口が第一絶対圧力センサーと関連しかつ周囲空気に露出された第二圧力口が第二絶対圧力センサーと関連するように構成された二つの絶対圧力センサーを含むことを特徴とする請求項３に記載の注射器。
13. 回路構成は、分析モードで操作可能であり、その間、発生された信号は周波数または時間領域で分析されることを特徴とする請求項１〜１２のいずれかに記載の注射器。
14. 回路構成は、分析モードまたは圧力測定モードの操作時には休止状態に設定され、次いで目覚め事象に応答して活性状態に設定されることを特徴とする請求項１〜１３のいずれかに記載の注射器。
15. 加圧流体を送出するための方法であって、
    管状先端で終わる筒組立体、前記筒組立体の筒内で軸方向に変位可能であるプランジャー、前記プランジャーの遠位端に隣接して前記プランジャー上に装着されている電気信号を発生させるための圧力センサー、前記発生された信号を処理するための前記プランジャー内に収容された回路構成、前記回路構成の較正モードを開始するために構成された制御ボタン、及び前記処理された信号を示す出力を表示するための前記プランジャー上に装着されたディスプレイを含む注射器を準備し；
    前記制御ボタンを操作して前記較正モードを開始し；
    前記先端を流体室と流体連通状態に配置し；
    前記制御ボタンを操作して圧力測定モードを開始し、それにより前記流体室内の圧力の変化を示す前記電気信号が発生され、前記信号と関連した出力が前記ディスプレイ上に表示され；そして
    所望の流体送出操作が実施されるまで、前記表示された出力に応答して流体送出要素を手動で取り扱う工程
    を含む方法。