JP2014523469A - 酵素の洗浄能力を高めるための第二パラフィンスルホネートの使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、酵素の洗浄能力を高めるための、炭素原子数8〜22の一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの使用に関する。酵素としては、好ましくは、プロテアーゼ、アミラーゼ、マンナーゼ、リパーゼ及びエンドラーゼが使用される。酵素の洗浄性能の向上は、特に、繊維材料用液状洗濯洗剤中で及びミルク、デンプン、血、チョコレート及び/またはカカオからの汚れで起こる。

Description

本発明は、酵素の洗浄能力を高めるための第二パラフィンスルホネートの使用に関する。
洗濯洗剤及び洗浄剤、特に繊維材料用の洗濯洗剤中に、例えば油脂含有、タンパク質含有またはデンプン含有汚れに対して酵素を使用することは既に知られている。
EP854136A1 US3,332,880 US4,664,839 EP−A−0384070 US3,128,287 US3,635,830 US4,663,071 US4,566,984 US3,159,581 US3,213,030 US3,422,021 US3,400,148 US3,422,137
しかし、酵素の洗浄能力を更に向上する要望がある。
驚くべきことに、炭素原子数8〜22の第二パラフィンスルホネートを加えることによって酵素の洗浄能力を有意に高め得ることが見出された。
それ故、本発明の対象は、一種または二種以上の酵素の洗浄能力を高めるための、炭素原子数8〜22の一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの使用である。
本発明の使用は、例えば、第二パラフィンスルホネート及び酵素を含む対応する組成物の洗浄力、特に繊維材料上の汚れに対する洗濯洗剤の洗浄力が高められるという利点をもたらす。代替的に、同等の洗浄性能において、洗剤の量を減らすこともでき、これは生態学的な利点を供する。更に加えて、低温下でも洗浄でき、それによってエネルギー消費量を減少することができる。
第二パラフィンスルホネートは、かなり以前から、特に洗濯洗剤用途、食器用洗浄剤及び工業用クリーナーのための、ベース界面活性剤として知られている。
また、例えば第二パラフィンスルホネートであるHostapur(登録商標)SASに関して2000年5月からのクラリアント社カタログ“A traditional speciality for innovative cleaners”から、酵素及び第二パラフィンスルホネートの両方を一緒に例えば液状洗濯洗剤に使用できることも知られている。更に、このクラリアント社カタログからは、Hostapur(登録商標)SASなどの第二パラフィンスルホネートが、例えばプロテアーゼ類またはリパーゼ類などの酵素を安定化することができ、そして例えば液状洗濯洗剤などの調合物中において、大概のアニオン性界面活性剤、例えば線状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)またはアルキルスルフェートと比べて、より良好な酵素適合性を与えることも知られている。そのカタログには、いわゆる“重質”及び“軽質”液状洗剤をベースとする液状洗濯洗剤において、Hostapur(登録商標)SASを使用することによって、酵素の量を減少できることも記載されている。
第二パラフィンスルホネートは、光化学的条件下にパラフィンをスルホキシド化することによって製造することができ、そして例えば、30重量%、60重量%及び93重量%の濃度でHostapur(登録商標)SASの商品名で市場で入手することができる。
好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの少なくとも95重量%、特に好ましくは少なくとも97重量%が、14〜17個の炭素原子を含む。
好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの95〜100重量%、特に好ましくは96〜99.9重量%が線状パラフィン部分を含み、そして一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの0〜5重量%、特に好ましくは0.1〜4重量%が分枝状パラフィン部分を含む。
好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの対イオンは、Na、K、Mg2+及びCa2+からなる群から選択される。特に好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの対イオンはNaである。
好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの99.5〜100重量%は飽和パラフィン部分を含み、そして一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの0〜0.5重量%は不飽和パラフィン部分を含む。特に好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの100重量%が飽和パラフィン部分を含み、不飽和部分は含まない。
本発明の枠内において、“第二パラフィンスルホネート”とは、スルホネート基が非末端パラフィン部分に結合していることを意味する。
好ましくは、スルホネート基は、一種または二種以上のパラフィンスルホネートの非末端パラフィン部分にわたってランダムに分布しており、更に好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの75〜95重量%が一つのスルホネート基を有し、そして一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの5〜25重量%が二つまたはそれ超のスルホネート基を有する。
酵素としては慣用の酵素を使用することができる。このような酵素は、例えばプロテアーゼ類、アミラーゼ類、マンナーゼ類、リパーゼ類、エンドラーゼ類、ペクチナーゼ類、セルラーゼ類、プルリナーゼ類、クチナーゼ類またはパーオキシダーゼ類である。
プロテアーゼ類には、例えばLiquanase(登録商標)Ultra 2,0 XL、BLAP(登録商標)、Opticlean(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Esperase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Purafect(登録商標)、OxP及び/またはDuraxym(登録商標)が、
アミラーゼ類には、例えばSteinzyme(登録商標)Plus 12L、Termamyl(登録商標)、Amylase(登録商標)LT、Maxamyl(登録商標)、Duramyl(登録商標)及び/またはPruafect(登録商標)Oxが、
マンナーゼ類には、例えばMannaway 4,0 Lが、
リパーゼ類には、例えばLipex(登録商標)100 L、Lipolase(登録商標)、Lipomax(登録商標)、Lumafast(登録商標)及び/またはLipozym(登録商標)が、
エンドラーゼ類には、例えばEndolase(登録商標)5000Lが、
ペクチナーゼ類には、例えばPectinex 3X L及び/またはPectinex Ultra SPLが、そして
セルラーゼ類には、例えばCarezyme 1000 L及び/またはCelluclast 1.5 Lが、
利用される。
好ましくは、一種または二種以上の酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼ、マンナーゼ、リパーゼ、エンドラーゼ及びペクチナーゼからなる群から選択される。特に好ましくは、一種または二種以上の酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼ、マンナーゼ、リパーゼ、及びエンドラーゼからなる群から選択される。就中好ましくは、一種または二種以上の酵素は、プロテアーゼ及びアミラーゼからなる群から選択される。本発明の非常に好ましい実施形態の一つでは、酵素はプロテアーゼである。本発明の他の非常に好ましい実施形態の一つでは、酵素はアミラーゼである。
好ましくは、本発明の使用においては、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネート及び一種または二種以上の酵素は洗濯洗剤及び洗浄剤中に存在する。
該洗濯洗剤及び洗浄剤は、上記の一種または二種以上の第二パラフィンスルホネート及び上記の一種または二種以上の酵素の他に、一種または二種以上の通常の構成分、例えば他の(前記第二パラフィンスルホネートとは異なる)界面活性剤、乳化剤、ビルダー、漂白触媒及び漂白活性化剤、金属イオン封鎖剤、ソイルリリースポリマー、黒ずみ防止剤、色移り防止剤、染料定着剤、錯化剤、蛍光増白剤、柔軟化成分、染料及び/または香料を含むことができる。
洗濯洗剤及び洗浄剤中での界面活性剤の総量は、それぞれ完成した洗濯洗剤及び洗浄剤の総重量を基準として、好ましくは1〜99重量%、特に好ましくは5〜80重量%、就中好ましくは10〜70重量%、及び非常に好ましくは20〜60重量%であることができる。
該洗濯洗剤及び洗浄剤中に使用される界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、両性またはカチオン性であることができる。上記の界面活性剤の混合物も使用することができる。好ましい洗濯洗剤及び洗浄剤は、アニオン性及び/または非イオン性界面活性剤、及び他の界面活性剤とのそれらの混合物を含む。
アニオン性界面活性剤としては、例えばスルフェート、スルホネート、カルボキシレート、ホスフェート及びこれらの混合物が考慮される。ここで適当なカチオンは、例えばアルカリ金属、例えばナトリウムもしくはカリウム、またはアルカリ土類金属、例えばマグネシウム、並びにアンモニウム、置換されたアンモニウム化合物(モノ−、ジ−もしくはトリエタノールアンモニウムカチオンも含む)、及びこれらの混合物である。
次のタイプのアニオン性界面活性剤が特に重要である:エステルスルホネート、スルフェート、エーテルスルフェート、置換されたベンゼンスルホネート、スルホネート及び石けん。
特に洗濯洗剤用途のための、好ましいエステルスルホネートは次式の化合物である。
Figure 2014523469
式中、RはC−C20炭化水素残基、好ましくはアルキルを示し、そしてRはC〜C炭化水素残基、好ましくはアルキルを示す。Mは、エステルスルホネートと水溶性の塩を形成するカチオンを表す。適当なカチオンはナトリウム、カリウム、リチウムまたはアンモニウムカチオン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンである。特に好ましいものは、RがC10〜C16アルキルを意味し、Rがメチルを意味するメチルエステルスルホネートである。
ここでスルフェートは式ROSOMの水溶性の塩または酸であり、ここでRは、C10〜C24炭化水素残基、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキル−もしくはヒドロキシアルキル基、特に好ましくはC12〜C18アルキル−もしくはヒドロキシアルキル基である。Mは水素またはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)またはアンモニウムもしくは置換されたアンモニウムである。
エーテルスルフェートは、式RO(A)SOMの水溶性塩または酸であり、ここでRは、置換されていないC10〜C24炭化水素残基、好ましくはC10〜C24アルキル基、またはヒドロキシ基によって置換されたC10〜C24炭化水素残基、好ましくはC10〜C24ヒドロキシアルキル基、特に好ましくはC12〜C20アルキルもしくはヒドロキシアルキル基、就中好ましくはC12〜C18アルキルもしくはヒドロキシアルキル基を示す。Aはエトキシ(EO)またはプロポキシ(PO)単位であり、mは0より大きい数、好ましくは0.5〜6の数、特に好ましくは0.5〜3の数であり、そしてMは水素原子またはカチオン、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウムまたは置換されたアンモニウムカチオンである。例としては、C12〜C18脂肪アルコールエーテルスルフェートが挙げられ、この際、EOの含有量は、脂肪アルコールエーテルスルフェート1モルあたり1、2、2.5、3または4モルであり、ここでMはナトリウムまたはカリウムである。
更に別の適当なアニオン性界面活性剤は、アルケニルもしくはアルキルベンゼンスルホネートである。そのアルケニルまたはアルキル基は分枝状または線状であることができ、そして場合によりヒドロキシル基で置換されていてもよい。好ましいアルキルベンゼンスルホネートは、炭素原子数9〜25、好ましくは炭素原子数10〜13の線状アルキル鎖を含み、カチオンはナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−、ジ−もしくはトリエタノールアンモニウム、カルシウム、マグネシウムまたはこれらの混合物である。マイルドな界面活性剤系にはマグネシウムがカチオンとして好ましく、これに対し標準的な洗濯用途にはナトリウムが好ましい。これと同じことがアルキルベンゼンスルホネートにも言える。
本発明に従い使用される第二パラフィンスルホネートの他に、第一スルホネートも該洗濯洗剤及び洗浄剤中に使用することができる。
第一スルホネートは、好ましくはアルカンスルホネート及びアルケンスルホネートであり、この際、そのアルキルまたはアルケニル基は分枝状かまたは線状のいずれかであり、そして場合によってはヒドロキシル基で置換されていてもよい。好ましい第一スルホネートは、炭素原子数が9〜25、好ましくは炭素原子数が10〜20、特に好ましくは炭素原子数が13〜17の線状アルキルまたはアルケニル鎖を含む。カチオンは、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−、ジ−もしくはトリエタノールアンモニウム、マグネシウム、またはこれらの混合物である。ナトリウムがカチオンとして好ましい。
界面活性剤として作用する対応するスルホネートを得ることができる第一アルカンスルホン酸の製造は、例えばEP854136A1(特許文献1)に記載されている。
アニオン性界面活性剤という用語は、C12〜C24−α−オレフィン、好ましくはC14〜C16−α−オレフィンを三酸化硫黄でスルホン化し、次いで中和して得られるオレフィンスルホネートも包含する。製造方法に起因して、これらのオレフィンスルホネートは少量のヒドロキシアルカンスルホネート及びアルカンジスルホネートを含み得る。α−オレフィンスルホネートの特定の混合物が、US3,332,880(特許文献2)に記載されている。
更に別の好ましいアニオン性界面活性剤は、カルボキシレート、例えば脂肪酸石けん及び匹敵する界面活性剤である。石けんは、飽和または不飽和であることができ、そして様々な置換基、例えばヒドロキシル基またはα−スルホネート基を含むことができる。線状で飽和もしくは不飽和の炭化水素残基が、炭素原子数6〜30、好ましくは炭素原子数10〜18の疎水性部分として好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、例えば次の化合物が挙げられる:
アルキルフェノールのポリエチレン−、ポリプロピレン−及びポリブチレンオキシド縮合物
これらの化合物は、C〜C20アルキル基(これは線状または分枝状のいずれかであることができる)を有するアルキルフェノールとアルケンオキシドとの縮合生成物を含む。これらの界面活性剤は、アルキルフェノールアルコキシレート、例えばアルキルフェノールエトキシレートと称される。
脂肪族アルコールと1〜25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物
脂肪アルコールのアルキルまたはアルケニル鎖は、線状または分枝状であること、第一または第二であることができ、そして一般的に8〜22個の炭素原子を含む。特に好ましいものは、C10〜C20アルコールと、アルコール1モル当たり2〜18モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。アルコールエトキシレートは、エチレンオキシドの狭い同族列分布(“ナローレンジ・エトキシレート”)または広い同族列分布(“ブロードレンジ・エトキシレート”)を有することができる。このタイプの商業的に入手可能な非イオン性界面活性剤の例は、Tergitol(登録商標)15−S−9(線状第二C11〜C15アルコールと9モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)、Tergitol(登録商標)24−L−NMW(モル質量分布の狭い線状第一C12〜C14アルコールと6モルのエチレンオキシドとの縮合生物)である。クラリアントのGenapol(登録商標)ブランドも同様にこの製品クラスに該当する。
プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって形成された疎水性ベースとエチレンオキシドとの縮合生成物
これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは1500〜1800の分子量を有する。この疎水性部分へのエチレンオキシドの付加は、水溶性の向上をもたらす。この生成物は、縮合生成物の総重量の約50%のポリエチレン含有率まで液状であり、これは約40モルまでのエチレンオキシドとの縮合に相当する。この製品クラスの商業的に入手可能な例は、BASFのPluronic(登録商標)ブランド及びクラリアントのGenapol(登録商標)PFブランドである。
プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生成物とエチレンオキシドとの縮合生成物
これらの化合物の疎水性単位は、エチレンジアミンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物から構成され、そして一般的に2500〜3000の分子量を有する。この疎水性単位に、ポリオキシエチレン含有率が40〜80重量%及び分子量が5000〜11000となるまでエチレンオキシドが付加される。この化合物クラスの商業的に入手可能な例は、BASFのTetronic(登録商標)ブランド、及びクラリアントのGenapol(登録商用)PNブランドである。
半極性非イオン性界面活性剤
非イオン性化合物のこのカテゴリーは、次式の水溶性アミンオキシドを含む。
Figure 2014523469
ここでRは、炭素原子数8〜22の鎖長を有するアルキル基、ヒドロキシアルキル基またはアルキルフェノール基であり、Rは、炭素原子数2〜3のアルキレン基もしくはヒドロキシアルキレン基またはこれらの混合物であり、各々のR基は、炭素原子数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、またはエチレンオキシド単位数1〜3のポリエチレンオキシド基であり、そしてxは0〜10の数を意味する。
脂肪酸アミド
脂肪酸アミドは次式を有する。
Figure 2014523469
式中、Rは、炭素原子数7〜21、好ましくは炭素原子数9〜17のアルキル基であり、そして各R基は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキルまたは(CO)Hを意味し、ここでxは1〜3の間で変わる。好ましいものは、C〜C20−アミド、−モノエタノールアミド、−ジエタノールアミド及び−イソプロパノールアミドである。
更に別の好適な非イオン性界面活性剤は、アルキル−及びアルケニルオリゴグリコシド、並びにそれぞれ脂肪アルキル基中に8〜20個、好ましくは12〜18個のC原子を有する脂肪酸ポリグリコールエステルまたは脂肪アミンポリグリコールエステル、アルキルオリゴグリコシド、アルケニルオリゴグリコシド、及び脂肪酸−N−アルキルグルカミドである。
両性または双性イオン性界面活性剤の典型例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネートまたは次式の両性イミダゾリニウム化合物である。
Figure 2014523469
式中、Rは、C〜C22−アルキルまたは−アルケニルを意味し、Rは水素またはCHCOMを意味し、RはCHCHOHまたはCHCHOCHCHCOMを意味し、Rは水素、CHCHOHまたはCHCHCOOMを意味し、ZはCOMまたはCHCOMを意味し、nは2または3、好ましくは2を意味し、Mは水素またはカチオン、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムもしくはアルカノールアンモニウムを意味する。
前記式の好ましい両性界面活性剤はモノカルボキシレート及びジカルボキシレートである。これの例は、ココアンフォ(cocoampho)カルボキシプロピオネート、ココアミドカルボキシプロピオン酸、ココアンフォカルボキシグリシネート(またはココアンフォジアセテートとも称される)及びココアンフォアセテートである。
更に別の好ましい両性界面活性剤は、線状もしくは分枝状であることができる炭素原子数が8〜22、好ましくは炭素原子数が8〜18、特に好ましくは炭素原子数が12〜18のアルキル基を有するアルキルジメチルベタイン及びアルキルジポリエトキシベタインである。これらの化合物は、例えば、クラリアントからGenagen(登録商標)LABの商品名で市販されている。
適当なカチオン性界面活性剤は、RN(CH ρσ、RN(CH ρσ、RN(CHρσまたはRρσのタイプの置換されたもしくは置換されていない直鎖状もしくは分枝状第四アンモニウム塩である。R、R、R及びR基は、好ましくは互いに独立して、C原子数8〜24、好ましくはC原子数が10〜18の間の鎖長を有する置換されていないアルキル、C原子数が1〜4のヒドロキシアルキル、フェニル、C〜C18アルケニル、C〜C24アラルキル、(CO)H(xは1〜3を意味する)、一つまたは一つ超のエステル基を含むアルキル基、または環状第四アンモニウム塩であることができる。Xは適当なアニオンである。
乳化剤としては、C原子数8〜22の線状もしくは分枝状で飽和もしくは不飽和の脂肪アルコール、C原子数12〜22の脂肪酸、アルキル基中のC原子数が8〜15のアルキルフェノール及びソルビタンエステルに0〜30モルのアルキレンオキシド、特にエチレンオキシド、プロピレンオキシド及び/またはブチレンオキシドが付加した付加生成物;
グリセリンに0〜30モルのエチレンオキシドが付加した付加生成物の(C12〜C18)脂肪酸モノ−及びジエステル;
炭素原子数6〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸及び場合によりそれらのエチレンオキシド付加生成物のグリセリンモノ−及びジエステル並びにソルビタンモノ−及びジエステル;
ヒマシ油及び/または硬化ヒマシ油に5〜60モル、好ましくは15〜60モルのエチレンオキシドが付加した付加生成物;
ポリオールエステル、特にポリグリセリンエステル、例えばポリグリセリンポリリシノレエート及びポリグリセリンポリ−12−ヒドロキシステアレート、
が考慮される。
更に、エトキシル化及び非エトキシル化モノ−、ジ−もしくはトリ−リン酸エステルなどのアニオン性乳化剤、並びにモノ−、ジ−もしくはトリ−アルキルクワット(Alkylquat)及びそれらのポリマー性誘導体などのカチオン性乳化剤も使用することができる。
同様に、上記の物質群の複数からの化合物の混合物も適している。
該洗濯洗剤及び洗浄剤中に含まれ得る更に別の構成分には、水の硬度を低めるための無機及び/または有機ビルダーが含まれる。
これらのビルダーは、約5〜約80%の重量割合で、洗濯洗剤及び洗浄剤中に含ませることができる。無機ビルダーには、例えば、ポリホスフェート、例えばトリポリホスフェート、ピロホスフェート及びガラス様ポリマー性メタホスフェート、ホスホネート、シリケート、カーボネート(ビカーボネートも含む)及びセスキカーボネート、スルフェート及びアルミノシリケートのアルカリ塩、アンモニウム塩及びアルカノールアンモニウム塩が含まれる。
ケイ酸塩ビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特に1.6:1〜3.2:1のSiO:NaO比を有するアルカリ金属ケイ酸塩であり、並びにクラリアントからSKS(登録商標)、SKS−6(登録商標)の名称で入手できる、US4,664,839(特許文献3)に記載されるような層状ケイ酸塩、例えば層状ケイ酸ナトリウムが特に好ましい層状ケイ酸塩ビルダーである。
アルミノケイ酸塩ビルダーは特に好ましい。これは、特に、式Na[(AlO(SiO]・xHOのゼオライトであり、式中、z及びyは、少なくとも6の整数を意味し、yに対するzの比率は1.0〜0.5であり、そしてxは15〜264の整数を意味する。
アルミノケイ酸塩をベースとする適当なイオン交換体は市場で入手できる。これらのアルミノケイ酸塩は、結晶構造または非晶質構造であることができ、そして天然に生ずるものかまたは合成して製造することもできる。
合成結晶性アルミノケイ酸塩をベースとする好ましいイオン交換体は、Zeolith A、Zeolith P(B)(EP−A−0384070(特許文献4)に開示のものも含む)及びZeolith Xの名称で入手できる。
適当な有機ビルダーには、ポリカルボキシル化合物、例えばエーテルポリカルボキシレート及びオキシジスクシネート、例えばUS3,128,287(特許文献5)及びUS3,635,830(特許文献6)に記載のものが含まれる。同様に、US4,663,071(特許文献7)から知られる“TMS/TDS”ビルダーも挙げられる。
他の適当なビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸及びカルボキシメチルオキシコハク酸、ポリ酢酸のアルカリ、アンモニウム及び置換アンモニウム塩、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸及びニトリロトリ酢酸、並びにポリカルボン酸、例えばメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、並びにこれらの可溶性の塩が含まれる。
シトレートベースのビルダー、例えばクエン酸及びそれの可溶性の塩、特にナトリウム塩は、好ましいポリカルボン酸ビルダーであり、これは、造粒した調合物においても、特にゼオライト及び/または層状ケイ酸塩と一緒に使用することができる。
更に別の適当なビルダーは、3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエート及びUS4,566,984(特許文献8)に記載の類似の化合物である。
リンをベースとするビルダーを使用できる時、特に人手で洗浄するための固形石けんを調製すべき場合には、様々なアルカリ金属リン酸塩、例えばトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム及びオルトリン酸ナトリウムを使用することができる。エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホネート並びにUS3,159,581(特許文献9)、US3,213,030(特許文献10)、US3,422,021(特許文献11)、US3,400,148(特許文献12)及びUS3,422,137(特許文献13)に開示されるような他の既知のホスホネートなどのホスホネート系ビルダーも同様に使用することができる。
該洗濯洗剤及び洗浄剤は、場合により、一種または二種以上の慣用の漂白剤、並びに活性化剤または安定化剤、特にパーオキシ酸を含むことができる。
パーオキシ酸は、遊離のパーオキシ酸であることができるか、または過酸塩とパーオキシ酸前駆体との組み合わせが水中に溶ける時は、無機過酸塩、例えば過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウムと、パーオキシ酸に転化される有機パーオキシ酸前駆体との組み合わせのいずれかであることができる。有機パーオキシ酸前駆体は、しばしば漂白活性化剤と称される。
好ましいパーオキシ酸の例には、パーオキシドデカン二酸(DPDA)、パーオキシコハク酸のノニルアミド(NAPSA)、パーオキシアジピン酸のノニルアミド(NAPAA)、及びデシルジパーオキシコハク酸(DDPSA)が含まれる。
パーオキシ酸含有漂白剤は、それが洗濯洗剤及び洗浄剤に通常使用される量で使用される。
5〜60℃の約10〜15リットルの水を含む典型的な洗濯液に使用されるような洗濯洗剤の単位投与量を基準としたパーオキシ酸含有漂白剤の適当な量は、約1ppm〜約150ppmの利用可能な酸素、好ましくは約2ppm〜約20ppmの利用可能な酸素を生じさせるものである。十分な漂白結果を達成するためには、洗濯液は、好ましくは7〜12、特に好ましくは8〜11のpH値を有するのがよい。
代替的に、漂白剤組成物は、適当な有機パーオキシ酸前駆体を含むことができ、これは、水性アルカリ性溶液中で過酸化水素と反応した時に上記のパーオキシ酸の一つを生成するものである。過酸化水素源は、水溶液中で過酸化水素を遊離する任意の無機過酸化物であることができ、例えば過ホウ酸ナトリウム(一水和物及び四水和物)及び過炭酸ナトリウムなどである。
漂白活性化剤としては、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、グルコースペンタアセテート(GPA)、キシローステトラアセテート(TAX)、ナトリウム−4−ベンゾイルオキシ−ベンゼンスルホネート(SBOBS)、ナトリウムトリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート(STHOBS)、テトラアセチルグルコールウリル(TAGU)、テトラアセチルシアン酸(TACA)、ジ−N−アセチルジメチルグリオキシン(ADMG)及び1−フェニル−3−アセチルヒダントイン(PAH)、ノナノイルカプロラクタムフェニル−スルホネートエステル(APES)、ノナノイルフェニルスルホネートエステル(NOPS)、ニトリロトリアセテート(NTA)及びアンモニウムニトリルが挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、トリポリリン酸ナトリウム(STPP)、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)及びその塩、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ポリアクリレート、ホスホネート、シュウ酸、シュウ酸塩、クエン酸、ゼオライト、縮合ホスフェート、カーボネート、ポリカーボネードが挙げられる。
ソイルリリースポリマー(SRP)には、一種または二種以上のスルホ基不含芳香族ジカルボン酸及び/またはそれの塩、一種または二種以上のスルホ基含有ジカルボン酸、式RO(CHRCHRO)H(式中、Rは、炭素原子数1〜22の線状または分枝状アルキルまたはアルケニル基、好ましくはC〜Cアルキル、特に好ましくはメチルを表し、R及びRは、互いに独立して、水素を表すかまたは炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、好ましくは水素及び/またはメチルを表し、そしてnは1〜100の数である)の一種または二種以上の化合物、式H−(OCHCH−SOX(式中、mは1〜100の数を表し、そしてXは水素またはアルカリ金属イオンを表す)の一種または二種以上の化合物、及び一種または二種以上の架橋性多官能性化合物から選択される成分を重合して得ることができるポリエステルが適している。
SRPは、完成した組成物を基準にして0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜3重量%の量で含まれることができる。
黒ずみ防止剤としては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース及びポリビニルピロリドンが挙げられる。
色移り防止剤、例えばポリアミン−N−オキシド、例えばポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)、例えばISP社のChromabond S−400、ポリビニルピロリドン、例えばBASF社のSokalan(登録商標)HP50、及びN−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール及び任意に他のモノマーとのコポリマーも考慮される。
該洗濯洗剤及び洗浄剤は、染料定着剤も有効物質として含むことができ、例えばジエチレントリアミン、ジシアンジアミド及びアミド硫酸の反応、アミン類とエピクロロヒドリンとの反応、例えばジメチルアミノプロピルアミンとエピクロロヒドリンとの反応またはジメチルアミンとエピクロロヒドリンとの反応、あるいはジシアンジアミド、ホルムアルデヒド及び塩化アンモニウムの反応、あるいはジシアンジアミド、エチレンジアミン及びホルムアルデヒドの反応、あるいはシアナミドとアミン類及びホルムアルデヒドとの反応、あるいはポリアミン類とシアナミド類及びアミド硫酸との反応、あるいはシアナミド類とアルデヒド類及びアンモニウム塩との反応によって得られる染料定着剤、並びにポリアミン−N−オキシド、例えばポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)、例えばISP社のChromabond(登録商標)S−400;ポリビニルピロリドン、例えばBASF社のSokalan(登録商標)HP50、及びN−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール及び任意に他のモノマーのコポリマーを含むことができる。
該洗濯洗剤及び洗浄剤は、錯化剤、例えばアミノカルボキシレート類、例えばエチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、シクロヘキサンジアミンテトラアセテート、ホスホネート類、例えばアザシクロヘプタンジホスホネート,Na塩、ピロホスフェート類、エチドロン酸(1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエチアン−1,1−ジホスホン酸、アセトホスホン酸)及びこれらの塩、アミノホスホネート類、例えばエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタキス(メチレンホスホネート)、アミントリメチレンホスホン酸、シクロデキストリン類、並びに多官能性置換芳香族錯化剤、例えばジヒドロキシジスルホベンゼンまたはエチレンジアミンジスクシネート類を含むことができる。
蛍光増白剤としては、環状炭化水素、例えばジスチリルベンゼン類、ジスチリルビフェニル類、ジフェニルスチルベン類、トリアジニルアミノスチルベン類、スチルベニル−2H−トリアゾ−ル類、例えばスチルベンジル−2H−ナフトール[1,2−d]トリアゾ−ル類及びビス(1,2,3−トリアゾ−ル−2−イル)スチルベン類、ベンゾキサゾール類、例えばスチルベニルベンゾキサゾール及びビス(ベンゾキサゾール)、フラン類、ベンゾフラン類及びベンズイミダゾール類、例えばビス(ベンゾ[b]フラン−2−イル)ビフェニル及びカチオン性ベンズイミダゾール類、1,3−ジフェニル−2−ピラゾリン、クマリン、ナフタルイミド類、1,3,5−2−イル−誘導体、メチンシアニン及びジベンゾチオフェン−5,5−オキシドを使用することができる。
好ましいものは、アニオン性蛍光増白剤、特にスルホン化された化合物である。
更に、トリアジニルアミノスチルベン類、ジスチリルビフェニル類及びこれらの混合物、2−(4−スチリルフェニル)−2H−ナフト[1,2−d]トリアゾール、4,4’−ビス−(1,2,3−トリアゾール−2−イル)スチルベン、アミノクマリン、4−メチル−7−エチルアミノクマリン、1,2−ビス(ベンズイミダゾール−2−イル)エチレン、1,3−ジフェニルフラゾリン、2,5−ビス(ベンゾオキサゾール−2−イル)チオフェン類、2−スチリル−ナフト[1,2−d]オキサゾール、2−(4−スチリル−3−スルホフェニル)−2H−ナフト[1,2−d]トリアゾール、及び2−(スチルベン−4−イル)−2H−ナフトール[1,2−d]トリアゾールが考慮される。
該洗濯洗剤及び洗浄剤は、0.001〜2重量%の量で、好ましくは0.002〜0.8重量%の量で、特に好ましくは0.003〜0.4重量%の量で蛍光増白剤を含むことができる。
柔軟化成分としては、次のタイプの第四アンモニウム塩が使用される。
Figure 2014523469
式中、
は、C−C24 n−もしくはiso−アルキル、好ましくはC10−C18 n−アルキルであり、
は、C−C−アルキル、好ましくはメチルであり、
は、RまたはRであり、
は、Rまたはヒドロキシエチルもしくはヒドロキシプロピルもしくはこれらのオリゴマーであり、及び
は、ブロマイド、クロライド、アイオダイド、メトスルフェート、アセテート、プロピオネートまたはラクテートである。
これの例は、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ジタローアルキルメチルヒドロキシプロピルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライドまたは対応するベンジル誘導体、例えばドデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライドである。アルキルモルホリン誘導体などの環状第四アンモニウム塩も同様に使用することができる。
更に、上記の第四アンモニウム化合物の他に、イミダゾリニウム化合物(1)及びイミダゾリン誘導体(2)を使用することができる。
Figure 2014523469
式中、
Rは、C−C24 n−もしくはiso−アルキル、好ましくはC10−C18 n−アルキルであり、
Xは、ブロマイド、クロライド、アイオダイドまたはメトスルフェートであり、そして
Aは、−NH−CO−、−CO−NH−、−O−CO−または−CO−O−である。
特に好ましい化合物群は、いわゆるエステルクワット(Esterquat)である。これは、アルカノールアミンと脂肪酸とを反応させ、次いでその生成物を通常のアルキル化剤またはヒドロキシアルキル化剤で四級化した反応生成物である。
エステルクワットの例は、次式の化合物である:
Figure 2014523469
式中、R−C−Oは、飽和または不飽和であることができるC−C24−脂肪酸から誘導される。nは、0〜10の範囲、好ましくは0〜3の範囲、特に好ましくは0〜1の範囲である。
更に別の好ましい洗濯柔軟剤原料は、例えばジアルキルトリアミン及び長鎖脂肪酸をベースとするアミドアミン類、並びにそれのオキシエチレートまたは四級化物である。これらの化合物は次の構造を有する:
Figure 2014523469
式中、
及びRは、互いに独立して、C−C24 n−もしくはiso−アルキル、好ましくはC10−C18 n−アルキルを意味し、
Aは、−CO−NH−または−NH−CO−を意味し、
nは、1〜3、好ましくは2を意味し、そして
mは、1〜5、好ましくは2〜4を意味する。
第三アミノ基の四級化によって、追加的に、C−Cアルキル、好ましくはメチルであることができるR基、及びクロライド、ブロマイド、アイオダイドまたはメチルスルフェートであることができる対イオンXを導入することができる。アミドアミノオキシエチレートまたはそれの四級化された転化生成物は、Varisoft(登録商標)510、Varisoft(登録商標)512、Rewopal(登録商標)V3340及びRewoquat(登録商標)W222LMの商品名で提供されている。
該洗濯洗剤及び洗浄剤は、好ましくは、染料及びフレグランスもしくは香料を含む。
染料として好ましいものは、アシッドレッド18(CI16255)、アシッドレッド26、アシッドレッド27、アシッドレッド33、アシッドレッド51、アシッドレッド87、アシッドレッド88、アシッドレッド92、アシッドレッド95、アシッドレッド249(CI)18134、アシッドレッド52(CI45100)、アシッドバイオレッド126、アシッドバイオレッド48、アシッドバイオレッド54、アシッドイエロー1、アシッドイエロー3(CI47005)、アシッドイエロー11、アシッドイエロー23(CI19140)、アシッドイエロー3、ダイレクトブルー199(CI74190)、ダイレクトイエロー28(CI19555)、フードブルー2(CI42090)、フードブルー5:2(CI42051:2)、フードレッド7(CI16255)、フードイエロー13(CI47005)、フードイエロー3(CI15985)、フードイエロー4(CI19140)、リアクティブグリーン12、ソルベントグリーン7(CI59040)である。
特に好ましい染料は、水溶性酸性染料、例えばフードイエロー13(アシッドイエロー3、CI47005)、フードイエロー4(アシッドイエロー23、CI19140)、フードレッド7(アシッドレッド18、CI16255)、フードブルー2(アシッドブルー9、CI42090)、フードブルー5(アシッドブルー3、CI42051)、アシッドレッド249(CI18134)、アシッドレッド52(CI45100)、アシッドバイオレッド126、アシッドバイオレッド48、アシッドブルー80(CI61585)、アシッドブルー182、アシッドブルー182、アシッドグリーン25(CI61570)、アシッドグリーン81である。
同様に、水溶性ダイレクト染料、例えばダイレクトイエロー28(CI19555)、ダイレクトブルー199(CI74190)、及び水溶性リアクティブ染料、例えばリアクティブグリーン12、並びに次の染料、すなわちフードイエロー3(CI15985)、アシッドイエロー184も同様に好ましく使用することができる。
次の顔料着色剤の水性分散液も同様に好ましく使用することができ、この際、溶液または分散液の着色に使用される着色剤分散液の濃度は、0.1〜50重量%の範囲、好ましくは1〜45重量%の範囲、特に好ましくは5〜40重量%の範囲、就中好ましくは10〜35重量%の範囲である。
水性顔料分散液が、顔料の他に、分散剤及び任意に更に別の助剤、例えば殺生物剤などを含むことは当業者には既知である。
顔料着色剤には、ピグメントブラック7(CI77266)、ピグメントブルー15(CI74160)、ピグメントブルー15:1(CI74160)、ピグメントブルー15:3(CI74160)、ピグメントグリーン7(CI74260)、ピグメントオレンジ5、ピグメントレッド112(CI12370)、ピグメントレッド112(CI12370)、ピグメントレッド122(CI73915)、ピグメントレッド179(CI71130)、ピグメントレッド184(CI12487)、ピグメントレッド188(CI12467)、ピグメントレッド4(CI12085)、ピグメントレッド5(CI12490)、ピグメントレッド9、ピグメントバイオレット23(CI51319)、ピグメントイエロー1(CI11680)、ピグメントイエロー13(CI21100)、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー3(CI11710)、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー83(CI21108)、ピグメントイエロー97などが挙げられる。
好ましい実施形態の一つでは、次の顔料着色剤が分散液の形で使用される:ピグメントイエロー1(CI11680)、ピグメントイエロー3(CI11710)、ピグメントレッド112(CI12370)、ピグメントレッド5(CI12490)、ピグメントレッド181(CI73360)、ピグメントバイオレット23(CI51319)、ピグメントブルー15:1(CI74160)、ピグメントグリーン7(CI74260)、ピグメントブラック7(CI77266)。
他の好ましい実施形態の一つでは、水溶性ポリマー染料、例えばリキティント(登録商標)、リキティントブルーHP.(登録商標)、リキティントブルー65.(登録商標)、リキティントパテントブルー(登録商標)、リキティントローヤルブルー.(登録商標)、リキティントエクスペリメンタルイエロー8949−43.(登録商標)、リキティントグリーンHMC.(登録商標)、リキティントイエローII.(登録商標)及びこれらの混合物が使用される。
フレグランスまたは香料としては、個々の匂い化合物、例えばエステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコール及び炭化水素のタイプの合成生成物を使用することができる。エステルタイプの匂い化合物は、例えば、ベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p−tert.−ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルミエート、エチル−メチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネート及びベンジルサリチレートである。エーテルには、例えばベンジルエチルエーテルが、アルデヒドには、例えば炭素原子数8〜18の線状アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアール及びブルゲオナールが、ケトンには、例えばアイオノン、アルファ−イソメチルアイオノン及びメチル−セドリルケトンが、アルコールには、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、ゲラニオン、リナロール、フェニルエチルアルコール及びテルピネオールが、炭化水素には主にテルペン類及びバルサム類が挙げられる。好ましくは、一緒になって心地良い香気を生む様々な匂い物質の混合物が使用される。
香油は、植物性または動物性の源から得ることができるような天然の匂い物質混合物、例えばパイン油、シトラス油、ジャスミン油、ユリ油、バラ油、またはイランイラン油も含むことができる。大概の場合に芳香成分として使用される揮発性が比較的低いエーテル油も香油として適しており、例えばセージ油、カモミール油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、リンデンブロッサム油、及びジュニパーベリー油などがある。
好ましくは、上記のフレグランス及び香油の溶液またはエマルションが使用され、これらは通例の方法で製造することができる。
本発明の好ましい実施形態の一つでは、該洗濯洗剤及び洗浄剤は、上記の一種または二種以上の第二パラフィンスルホネート及び上記の一種または二種以上の酵素の他に、一種または二種以上の(第二パラフィンスルホネートとは異なる)界面活性剤を含む。
特に好ましくは、一種または二種以上の第二パラフィンスルホネート及び一種または二種以上の酵素は、繊維材料用の液状洗濯洗剤に使用される。繊維材料用の液状洗濯剤中でのこの用途では、好ましくはミルク、デンプン、血、チョコレート及/またはカカオに対する、特に好ましくはデンプンに対する前記一種または二種以上の酵素の洗浄能力が高められる。繊維材料上の汚れを洗浄するための液状洗濯洗剤での使用の時の洗濯温度は、好ましくは5〜60℃、特に好ましくは10〜50℃、就中好ましくは20〜40℃である。それ故、繊維材料上の汚れに対する前記一種または二種以上の酵素の洗浄能力は、繊維材料用の前記液状洗濯洗剤の用途の場合には、好ましくは5〜60℃、特に好ましくは10〜50℃、就中好ましくは20〜40℃の洗濯温度において高められる。
好ましくは、洗浄剤中での使用の時の本発明の使用は1〜12のpH値で行われる。特に好ましい実施形態の一つでは、洗浄剤中での使用の時の本発明の使用は、2〜5のpH値で行われる。他の特に好ましい実施形態の一つでは、洗浄剤中での使用の時の本発明の使用は、5.1〜11のpH値で行われる。
好ましくは、洗濯洗剤、好ましくは液状洗濯洗剤中での使用の時の本発明の使用は、7〜12、特に好ましくは8〜11のpH値で行われる。
洗濯洗剤及び洗浄剤中での、好ましくは繊維材料用の液状洗濯洗剤中での本発明の使用の時は、本発明に従い使用される前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの量は、それぞれ完成した洗濯洗剤及び洗浄剤の総重量を基準にして、好ましくは5〜30重量%、特に好ましくは7〜25重量%、就中好ましくは10〜20重量%である。
洗濯洗剤及び洗浄剤、好ましくは繊維材料用の液状洗濯洗剤中での本発明の使用の時は、前記一種または二種以上の酵素の量は、それぞれ完成した洗濯洗剤及び洗浄剤の総重量を基準にして、好ましくは少なくとも0.001重量%、特に好ましくは0.001〜8重量%、就中好ましくは0.001〜4.5重量%、非常に好ましくは0.01〜3.5重量%である。酵素の上記量は、特に、それの洗浄能力が本発明に従い高められる酵素に基づく値である。
本発明の使用では、洗濯液中の総界面活性剤濃度は、それぞれ洗濯液の総重量を基準にして、好ましくは0.08〜0.30重量%、特に好ましくは0.09〜0.20重量%、就中好ましくは0.10〜0.15重量%、非常に好ましくは0.11〜0.13重量%である。
以下の例は本発明を説明するものであるが、本発明はこれらの例に限定されない。全ての百分率の値は、他に明示的に記載がなければ、重量百分率(重量%)と理解されたい。
以下の調合物を用いて洗濯試験を行った。
調合物A
高濃縮物、投与量:12リットルの水中に37ml
Figure 2014523469
調合物B
高濃縮物、投与量:12リットルの水中に37ml
調合物A中のHostapur(登録商標)SAS60の代わりに、Marlon(登録商標)A360(線状アルキルベンゼンスルホネート,Na塩)からなる18重量%の有効物質を加えた。
調合物I
標準濃縮物、投与量:12リットルの水中に75ml
Figure 2014523469
調合物II
標準濃縮物、投与量:12リットルの水中に75ml
調合物I中のHostapur(登録商標)SAS60の代わりに、Marlon(登録商標)A360(線状アルキルベンゼンスルホネート,Na塩)からなる15重量%の有効物質を加えた。
調合物A、B、I及びIIの調製
I 室温下に攪拌しながら成分BをAに加える。
II 攪拌しながら成分Cを順次Iに加える。
III 攪拌しながら成分Dを順次IIに加える。
Hostapur(登録商標)SAS60は、水中の第二パラフィンスルホン酸ナトリウム(約60重量%)の組成物である。使用した第二パラフィンスルホネートは、炭素原子数が14〜17のパラフィンスルホネートを約97重量%の割合で含む。この第二パラフィンスルホネートのn−パラフィン含有率は98重量%を超える。この第二パラフィンスルホネートは100%飽和状である。これは、約90重量%のモノスルホン化パラフィンスルホネートと、約10重量%のジスルホン化及びより高度にスルホン化されたパラフィンスルホネートからなる。
洗濯試験を以下の条件で行った。
洗濯機: Siemens S 16−79
プログラム: 標準/色物
負荷量: 3kg
温度: 20℃
脱水: 1400回転/分
水量: 12リットル
洗濯していない繊維材料に対する洗濯した繊維材料の反射値の差ΔR457nmを測定した。汚染した被測定繊維材料は商業的に入手可能である。次の繊維材料/汚れを測定した: WFK20PF 顔料/植物脂肪、WFK10N 全卵/顔料、CS6 ナチュラルブラックを有するサラダドレッシング、CS73 ローカストビーンガム/顔料、CS10 バター脂で着色、CS27 ジャガイモデンプンで着色、CS28 コメデンプンで着色、CS8 草、PC3 チョコレート/ミルク/煤、C3 チョコレート/ミルク/煤、CS1 老化した血汚れ、C5 血/ミルク/墨、EMPA162 デンプン、EMPA164 草、EMPA112 カカオ、EMPA117 血/ミルク/墨、及びEMPA116 血/ミルク/墨。
測定:
装置: Elrepho 3000(データカラー)
開口: XLAV φ 34mm
エッジフィルター: 400nm
測定は、調合物の製造直後に行った。
以下の表Aに、前述した17種の全ての繊維材料/汚れについての測定した反射値の差ΔR457nmの合計を示す。
Figure 2014523469
酵素を含まない調合物A’及びB’は、調合物A、B、I及びIIと同様に、但し製造をステップIIの後に終了して調製することができる。
表Aの結果から、酵素を含まない対応する調合物A’及びB’では、アルキルベンゼンスルホネートを含む調合物B’は、第二パラフィンスルホネートを含む調合物A’と比べてより良好な洗濯結果を与えるにもかかわらず、酵素及び第二パラフィンスルホネートを含む調合物Aは、酵素と線状アルキルベンゼンスルホネートを含む類似の調合物Bと比べて、かなりより良好な洗濯結果を与えることが分かる。

Claims (13)

  1. 一種または二種以上の酵素の洗浄能力を高めるための、炭素原子数8〜22の一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの使用。
  2. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの少なくとも95重量%が14〜17個の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの95〜100重量%が線状パラフィン部分を含み、前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの0〜5重量%が分枝状パラフィン部分を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の使用。
  4. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの対イオンが、Na、K、Mg2+及びCa2+からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の使用。
  5. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの対イオンがNaであることを特徴とする、請求項4に記載の使用。
  6. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの100重量%が飽和パラフィン部分を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の使用。
  7. スルホネート基が、前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの非末端パラフィン部分にわたってランダムに分布しており、そして前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの75〜95重量%が一つのスルホネート基を有し、そして前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの5〜25重量%が二つまたは二つ超のスルホネート基を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の使用。
  8. 前記一種または二種以上の酵素が、プロテアーゼ、アミラーゼ、マンナーゼ、リパーゼ及びエンドラーゼからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の使用。
  9. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネート、及び前記一種または二種以上の酵素が、繊維材料用の液状洗濯洗剤中に使用されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の使用。
  10. ミルク、デンプン、血、チョコレート及び/またはカカオに対する前記一種または二種以上の酵素の洗浄能力が高められることを特徴とする、請求項9に記載の使用。
  11. 5〜60℃の洗濯温度での、繊維材料上の汚れに対する前記一種または二種以上の酵素の洗浄能力を特徴とする、請求項9または10に記載の使用。
  12. 前記一種または二種以上の第二パラフィンスルホネートの量が5〜30重量%であることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一つに記載の使用。
  13. 前記一種または二種以上の酵素の量が0.001〜8重量%であることを特徴とする、請求項9〜12のいずれか一つに記載の使用。
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