JP2014522270A - 調節可能な照準組立体 - Google Patents

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Abstract

髄内装置内に挿入するために、釘などの固定部材の照準を合わせるのに有用な遠位照準組立体が提供される。組立体は、細長いアーム(106)を基部(100)に柔軟に接続するバネ(104)を含む。バネは、骨内に挿入されたときに、髄内装置の弯曲を補償するように細長いアームの撓みを可能にし、次に使用者が、固定部材を撓んだ細長いアームを介して髄内装置内に正確に取り付けできるようにする。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は2011年5月25日付の米国特許出願第61/489,930号の利益を主張し、その開示内容は、その全体があたかも本明細書に陳述されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
骨折した骨(大腿骨、脛骨、腓骨、上腕骨、橈骨、尺骨、中手骨、中足骨、及び指骨などの、かかるいわゆる長骨を含む)を安定させる目的で、使用者は、骨に構造的な強化を提供するために髄内釘を採用してきた。かかる装置は、骨を通して挿入されるネジの手段により(釘の主軸を横切る方向で)、釘の中の係止穴と係合するように、例えば骨の髄管内に固着されてもよい。
しかしながら、いくつかの骨は、自然な弯曲を有し、髄管内に挿入された髄内装置は、この弯曲に適合するように撓む可能性がある。したがって、骨の弯曲に対する補償は、ネジが照準を合わせ、次いで、髄内装置の係止穴と係合するように皮膚及び骨を通して挿入されるとき、固定ネジの正確な配置を可能にする。
一実施形態では、照準組立体は、スペーサー部材及びスペーサー部材から延在する対向する脚部を有する基部を備えることができ、対向する脚部は、対向する脚部の間に間隙を画定するように相互から離間される。照準組立体は、近位部分、及び細長いアームの主軸に沿って近位部分から離間された遠位部分を画定する細長いアームも含むことができる。近位部分は、少なくとも部分的に間隙内に配置することができ、かつ細長いアームは、遠位部分を通って延在する複数の開口部を画定することができる。照準組立体は、対向する脚部の間の場所において、細長いアームの近位部分を基部に柔軟に連結するバネと、細長いアームの近位部分を対向する脚部のうちの一方に向かい、かつ対向する脚部のもう一方から離れるように、バネの力に対して付勢するように構成される少なくとも1つの作動装置と、を更に備えることができる。
発明の概要、並びに以下の発明を実施するための形態を、添付の図面とともに読むと、更に理解される。本開示を図示する目的で、図面内に開示の例示的な実施形態が示されるが、開示は、開示される特定の方法、組成物、及び装置に限定されない。加えて、図面は必ずしも原寸に比例して描かれてはいない。図面は以下の通りである。
一実施形態により構築された、照準装置の上面平面図。 図1Bに図示する照準装置の斜視図。 調節組立体を示す、図1Aに図示する照準装置の部分の上面平面図。 図2Aに図示する照準装置の部分の斜視図。 拡大した第1の位置にある調節組立体を示す、図1Aに図示する照準装置の上面平面図。 図3Aに図示する照準装置の斜視図。 図3Aに図示する第1の位置とは異なる第2の位置にある調節組立体を示す、図1Aに図示する照準装置の上面平面図。 図4Aに図示する照準装置の斜視図。 図1Aに図示する照準装置の部分の拡大斜視図及び側面立面断面図。 図1Aに図示する照準装置の部分の拡大斜視図及び側面立面断面図。 一実施形態による、支持フレーム及び支持フレームによって支持される髄内釘を含む移植組立体の斜視図。 長骨内に移植された髄内釘を示す移植組立体の斜視図。 支持フレームによって支持される、図6Aに図示する移植組立体及び図1Aに図示する照準アームを含む、照準組立体の斜視図。 図7Aに図示する照準組立体の分解組立図。 更にマスクを含む、図7に図示するような照準装置の斜視図。 挿入され、撓んだ構成の髄内釘を示し、かつ対応する撓んだ構成の照準アームを示す、図8に図示する移植組立体の斜視図。 別の撓んだ構成の髄内釘を示し、かつ対応する撓んだ構成の照準アームを示す、図8に図示する移植組立体の斜視図。 長骨内に移植した髄内釘を示す、図10に示すような移植組立体の斜視図。 別の実施形態によって構築された照準装置の上面平面図。 調節組立体を示す、図12に示す照準装置の部分の上面平面図。
本開示は、本開示の一部を形成する、添付図面及び実施例に関連して取られる以下の詳細な説明を参照することにより、より容易に理解することができる。本開示は、本明細書に記載する及び/又は示す特定の装置、方法、用途、条件又はパラメータに限定されるものではなく、本明細書で使用される専門用語は実施例を用いて具体的な実施形態を記載する目的のためだけのものであり、本開示の範囲を制限することを意図するものではないことが理解すべきである。また、添付の請求項を含む明細書において使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は複数を含み、特定の値への言及は、文脈により明確に別様に指示されない限り、少なくともこの特定の値を含む。
用語「複数」は、本明細書で使用される場合、2つ以上を意味する。値の範囲が明示されるとき、別の実施形態は、ある特定の値から、及び/又は他の特定の値までを包含する。同様に、値が先行詞「約」を用いることにより近似値として表現されるとき、特定の値が別の実施形態を形成することが理解されよう。全ての範囲は包括的であり、組み合わせ可能である。
図1A〜図5Bを参照すると、概して照準装置98は、基部100と、基部100によって支持され、かつ基部に対して移動可能な細長いアーム106とを備える。基部100及び細長いアーム106は、基部100が細長いアーム106に対して近位に配置されるように配設することができる。照準装置98の基部100は、長手方向Lに沿って延在する中心軸140に沿って延在する。基部100は、例えばその近位端に、スペーサー101と、スペーサー101から遠位に延在し、したがって基部100の遠位端を画定する分岐した突出部102とを備えてもよい。分岐した突出部102は、長手方向Lに実質的に垂直な側面方向Aに沿って離間した、一対の対向する脚部103を備える。したがって、照準装置98は、長手方向Lに沿った長さ、側面方向Aに沿った幅、及び長手方向L及び側面方向Aの両方に実質的に垂直な横断方向Tに沿った厚さを備えることができる。
突出部102が所望によりC字型、U字型、Y字型、又は任意の適切な代替的な形状を画定するように、脚部103を離間し、かつ配設することができ、これにより突出部102が脚部103の間に画定される間隙105を画定する。細長いアーム106は、近位部分108が遠位部分110よりも基部100に近くになるように配置されるように、近位部分108と、対向する遠位部分110とを有して、長手方向に細長くすることができる。遠位部分110は、細長いアーム106の主軸に沿って近位部分108から離間される。遠位部分110は、例えば、図1Aに示すように、近位部分108の側面方向幅より大きい、又はこれより小さいなどのように、近位部分108の側面方向幅とは異なる可能性がある、側面方向幅を画定することができる。代替的には、遠位部分110の側面方向幅は、近位部分108の側面方向幅と同じとすることができる。
近位部分108などの細長いアーム106の部分の側面方向幅は、近位部分108が、脚部103の間の間隙105内に位置することができるように、間隙105の側面方向幅より小さくすることができる。代替的に又は追加的に、細長いアーム106の遠位部分110は、脚部103の間に位置してもよい。
照準装置98は、基部100に対する細長いアーム106の、方向的な(例えば、側面方向)位置及び角度的な配向のうち少なくとも1つ(本明細書で集合的に位置として称される)を調節するように構成される、調節組立体107を更に備えることができる。例えば、調節組立体107は、基部100と細長いアーム106とに接続し、これらの間にある付勢部材109を備えることができる。一実施形態によると、付勢部材109は、板バネ又は任意の代替的な適切に構築されたバネ104として構成することができる。したがって、バネは、細長いアーム106の近位部分108を基部100、例えばスペーサー101を、対向する脚部103の間の場所に、柔軟に連結する。バネ104は、図1Aに示すように重ね板バネ、コイルバネ、若しくは任意の適切な代替的なバネとして構成することができ、又は所望により代替的に構築された付勢部材とすることができる。付勢部材109は、細長いアーム106の特定の方向の動きを許容するように構成される。付勢部材109は、細長いアーム106を基部100に柔軟に接続するように、対向する脚部103の間に配置される。図示した実施形態により、基部100は、スペーサー101を横断して、又はこれを通して延在するスロット111を画定する。スロット111は、付勢部材109を受容するように構成され、これにより付勢部材109がスロット111内に固定される。付勢部材109は、基部100によって長手方向及び横断方向に実質的に平面的な配向で支持することができるプレート115を画定することができる。したがって、付勢部材109は、側面方向に脚部103のそれぞれに向かって、及びそれぞれから離れる方向に柔軟になるように、かつ横断方向Tについては、より柔軟でないように、又は実質的に剛性になるように、基部100によって支持される。同様に、細長いアーム106は、近位部分108内に、又はこれを通して横断方向に延在するスロット113を画定することができる。スロット111及び113は、付勢部材109の対向する端部を受容するように構成される。付勢部材109は、所望により任意の適切な代替的な様式で、基部100と細長いアーム106との間で柔軟に接続することができることを理解するべきである。
細長いアーム106は、遠位部分110を通して延在する複数の開口部112などの少なくとも1つの開口部を含むことができる。開口部112は、相補的なネジ、ボルト、ピン、ペグ、又は他の係止部材を設置するために、ガイドスリーブ、ドライバー、又は他の補助器具を受容するように構成することができる。次に、本明細書のどこかに更に詳細に考察および記載されるように、係止部材は骨内に取り付けられている髄内釘に配置される開口部(係止穴と呼ばれてもよい)と係合する。
細長いアーム106の開口部112は、適当な係止ネジを用いる使用者に適した直径であってもよい。かかる直径は、1mm〜20mm、若しくは2mm〜18mm、若しくは5mm〜15mmの範囲、又は更には約10mmとすることができる。開口部は、例えば、10mm、15mm、20mm、又は25mmの、一定のきざみで離間してもよい。細長いアーム106の開口部112の間隔は、髄内釘の複数の開口部などの少なくとも1つに対応して、複数の開口部112などの少なくとも1つを選択的に整列することができるように、例えば、固定される髄内釘上の開口部の間の間隔に依存してもよい。
調節組立体107は、細長いアーム106の近位部分108を、対向する脚部103のうちの一方に向かい、かつ対向する脚部103のもう一方から離れる方向に付勢するように構成される一対の作動装置などの少なくとも1つの作動装置を更に備える。例えば、作動装置は、一対のノブ116及び120のうちの1つ、並びにノブ116及び120に取り付けられ、細長いアーム106に係合するように構成される、対応する対向する可動部材114及び118をそれぞれ含むことができる。例えば、可動部材114及び118は、ネジ、ボルトなどであってもよい。対向する可動部材114及び118は、脚部103のうちの1つによって支持されてもよく、側面方向軸が可動部材114及び118の両方を通して延在するように、互いに側面方向に整列してもよい。代替的な実施形態によると、可動部材114及び118が側面方向にずれる可能性があることを理解するべきである。可動部材114及び118は、近位部分108などの細長いアーム106に向かって押し付けられ、対向する脚部103に向かって細長いアーム106を付勢するように、側面方向に平行移動するように構成される。したがって、可動部材114は、細長いアーム106の近位部分108などの、細長いアーム106を、それぞれの脚部103から離れる方向に付勢し、かつ側面方向のずれ及び中心軸140に関する角度的なずれのうちの少なくとも1つのずれを生じるように構成されるプッシャー部材を画定することができる。代替的には、可動部材114は、近位部分108を側面方向に動くように引くことができる、引っ張り部材を提供するように、近位部分に取り付けることができる。
例示した実施形態によると、可動部材114及び118は、脚部103によって螺合的に支持され、かつノブ116及び120の回転が、可動部材114及び118を対応して回転させるように、それぞれのノブ116及び120に回転可能に連結される。したがって、それぞれのノブ116及び120の第1の方向の回転は、可動部材114及び118を間隙105の中へより深く延在させ、一方でそれぞれのノブ116及び120の反対の第2の方向の回転は、可動部材114及び118を間隙105から引っ込ませる。したがって、ノブのそれぞれは、対向する可動部材114及び118の位置を調節するように選択的に回転することができ(例えば、回すことにより)、結果的に、細長いアーム106の位置及び付勢部材109の撓みを調節する。例えば、付勢部材109は、可動部材114及び118によって細長いアーム106に対して印加された付勢力に対応して移動するにつれて、細長いアーム106に対して力を印加することができ、これによってアームを保持し、特に近位部分108を、可動部材114及び118に対して保持する。対向する可動部材114及び118は、細長いアーム106に接触し、付勢力を印加することができる端部124(図3A参照)を備えてもよい。対向する部材114及び118は、代替的に又は追加的に、プレート115などの付勢部材109に接触し、かつ付勢力を印加するように調節可能に配置されてもよい。したがって、対向する可動部材114及び118は、付勢部材109を直接撓ませ、次にバネ104の力に対して細長いアーム106の位置を調節する場合がある。両方の実施形態で、部材114及び118が、例えば細長いアーム106に直接、又は付勢部材109を介して間接的に、細長いアーム106に付勢力を印加することが理解されるべきである。
対向する可動部材114及び118は、付勢部材109又は細長いアーム106の所望の撓みを達成するために、例えば部材114及び118の少なくとも1つ又は両方を動かすことによって、細長いアーム106を所望の位置に固定するように、側面方向Aに沿って調節することができる。例えば、図3A〜図3Bは、対向する部材118を延ばし、それにより細長いアーム106が右に撓むように、左側の対向する部材118のノブ120が回されているのを図示する。バネ104を定位置に係合し、かつ係止するように、右側の対向する部材114は、延ばされている。したがって、図示される左側の対向する部材118などの、対向する部材114及び118のうちの一方は、バネ104を撓ませ、かつ細長いアーム106を所望の位置に設置するように調節することができる。一旦細長いアーム106が位置付けられると、係止ネジと称されるもう一方の部材114を、図3Bに示すように、細長いアーム106を係合し、かつ細長いアーム106を定位置に係止するように、締めることができる。
細長いアーム106の位置は、いくつかの方法で達成されてもよい。一実施形態では、使用者は、対向する部材114及び118の両方を引っ込め、次いで対向する部材114及び118のうちの一方を、細長いアーム106が所望の位置に達するまで、細長いアーム106に付勢力を印加する目的で、細長いアーム106を機能的に係合するように間隙105内に伸ばしてもよい。使用者は、次いで対向する部材114及び118のうちのもう一方を、細長いアーム106を所望の位置に解除自在に係止するように、細長いアーム106に対して持ってくる。対向する部材114及び118は、細長いアーム106に接触するように構成された端部キャップ122及び124をそれぞれ有してもよい。図示的な図面に示されるように、対向する部材114及び118は、ネジであってもよく、したがって、本明細書では、セットネジと称することができる。キャップ122及び124の一方又は両方は、硬質なものであってもよい。代替的には、キャップ122及び124の一方又は両方は、変形可能であってもよい。
調節組立体107は、細長いアーム106の動きをガイドする、ガイド部材126も備えてもよい。例えば、ガイド部材126は、対向する脚部103のいずれか又は両方に固定され、細長いアーム106の回転を制限するように構成することができる。ガイド部材126は、所望により、ロッド、ペグ、又は任意の適切な代替的な形状として構成することができる。ガイド部材126は、細長いアーム106内に画定される長手方向に細長い開口部128を通して延在する。すなわち、細長い開口部128は、細長いアーム106の主軸に実質的に平行に伸長する。図3A〜図3Bに図示したように、ガイド部材126は、細長いアーム106が側面方向に(例えば、図示された配向で右又は左に)撓むことができるように、かつ細長いアーム106が図の紙面に垂直に入る又は出るように撓むのを抑制するように、開口部128に係合する。例えば、ガイド部材126は、側面方向Aで細長いアーム及びバネ104の撓みを許容し、しかし横断方向T及び長手方向Lでは撓みを制限又は防止する。
図4A〜図4Bを参照すると、照準装置98は、細長いアーム106及びバネ104が左に撓んだように構成することができる。この撓みを達成するために、細長いアーム及びバネ104が左に撓むように右側の対向する部材114は、締められてもよい(図示せず)。この撓みは、バネ104の所望の量の撓みを許容するように、必然的に左側の対向する部材118を引っ込ませることを必要とする場合もある。一旦バネ104及び細長いアーム106が撓むと、左側の対向する部材118は、アーム(及びバネ)を定位置に係止するように締め付けられてもよい。
ここで、図6A〜図7Bを参照すると、移植組立体618は、支持フレーム600及び支持フレーム600によって支持される、上腕骨、大腿骨等などの長骨608内に移植され、その後支持フレーム600から取り外される髄内釘602を備えることができる。髄内釘602は、釘を骨内に固着するためのネジ、ロッド、ペグ、又は他の固定部材を受容する開口部604を備えてもよい。釘602は、本明細書で図7に図示されるように、釘602が細長いアーム106の中心軸140と実質的に平行に延在するような様式で支持フレーム600に取り付けられてもよい。細長いアーム106の開口部112は、釘602が支持フレーム600に取り付けられ、かつ骨608内に移植されるとき、細長いアーム106の開口部112のうちの選択された1つを通してネジ込まれた骨アンカー(例えば、ネジ)が、更に釘602の開口部604の対応する選択された1つの中に、又はこれを通してネジ込むことができるように、釘602の1つ又は複数の開口部604と整列して設置されてもよい。照準組立体629が、移植組立体618、及び例えば支持フレーム600などの移植組立体618に連結することができる照準装置98を備えることができることが理解されるべきである。したがって、ネジ、釘、ペグ等は、細長いアーム106の開口部112を通して挿入され、かつ例えば開口部604において髄内釘602と嵌合してもよい。釘の開口部604は、細長いアーム106の開口部112を通して挿入される固定部材(例えば、ネジ、ペグ)上の相補的なネジ山に係合するように、少なくとも部分的に若しくは全くネジ切りされていなくてもよく、又は少なくとも部分的に若しくは完全にネジ切りされていてもよい。開口部604には、細長いアーム106の開口部112を通して挿入される固定部材(例えば、ネジ、ペグ)上の相補的な構造に係合するようにスプラインもついていてもよい。
図8も参照すると、照準装置98は、細長いアーム106を釘602に連結するように、締結具を受容することを意図する、1つ又は複数の開口部112の選択されたものを識別するように、例えば、細長いアーム106の1つ又は複数の開口部112において細長いアーム106に連結されるように構成されるマスク142も備えることができる。マスク142は、細長いアーム106の材料とは(例えば、色が、材質が)異なる材料でできていてもよい。これは、次に使用者が、釘を患者内に固着する釘、ネジ、又は他の固定部材を受容するために細長いアーム106の、どの特定の開口部112を使用するべきかを識別することに役たつ。例えば、マスク142は、これにより所与の手順のために使用されるべきマスク開口部144に使用者の注意を引く、青色又は赤色の材料から作製されてもよい。
マスク142は、使用者が放射線画像上でマスクを位置付けることを可能にする材料である、放射線不透過性材料を含んでもよい。マスク142の放射線不透過性材料は、使用者が放射線画像上でマスク142を位置付けることを可能にするために、マスク142の縁部の周辺又は周囲、又はマスク142の別の所定の場所に配置されてもよい。放射線不透過性材料は、使用者が髄内釘の開口部若しくは固着孔に対して開口部144を整列するのを容易にするように、マスクの開口部の周囲又は付近に配置されてもよい。
マスク142は、使用者がマスクを細長いアーム上に着座させるのを可能にする1つ又は複数の突出部も備えてよい。かかる突出部は、細長いアーム106を係合してもよく、更に開口部112内に入ることができる。マスク142は、髄内釘602の相補的な開口部601及び604と整列される、それらの選択された開口部112を識別するように細長いアームの開口部112の選択されたものと整列する、1つ又は複数の開口部144を備えてもよい。したがって、放射線画像は、髄内釘602の相補的な開口部601及び604と作動可能に整列される、マスク142及び開口部112を識別することができる。図によって示されるように、経路150は、マスク開口部144が細長いアーム106の開口部112と位置合わせされることを図示し、この経路は照準組立体の細長いアーム106を通して釘602内に挿入される固定部材に続く。
図8は、2つの開口部144を有するマスク142を図示するが、マスクは、所望により1つ、2つ、又は3つ以上の開口部144を有してもよい。照準装置98は、外科的固定手技で使用される特定の開口部に対して使用者の注意を引くように、細長いアーム106に取り付けることが可能な2つ又は3つ以上のマスク142(例えば、少なくとも1つのマスク)を備えることができる。例えば、マスクは、細長いアーム106の最も遠位の部分における開口部を識別するように存在してもよく、かつ細長いアームのより遠位でない部分における開口部も識別するように存在してもよい。マスク142は、磁石によって細長いアーム106と係合してもよい。代替的には、マスク142と細長いアームとは、マスク142を細長いアーム106に(取り外し可能に、又は恒久的に)取り付けるように構成された、相補的なペグと穴の構造、タブとスロットの構造、又は任意の適切な代替的な締結機構を有してもよい。マスク142は、細長いアーム106に対して移動可能でもあってもよい。例えば、マスク142は、中心軸140に実質的に平行な方向に沿って、細長いアーム106に沿って、レール、隆起部、又は他の構造(例えば、トレンチ、溝)に沿って平行移動することができ、これにより、マスク142の少なくとも1つの開口部144を、対応する細長いアーム106の複数の開口部112のうち少なくとも1つに選択的に整列して設置することができる。
ここで図9〜図10を参照すると、例えば、釘602が骨内に打ち込まれた時に相応に釘602を撓ませた、内部に釘602が挿入されている骨の弯曲に起因して、釘602は、側面方向に(図9で撓み線622によって示されるように右に、又は図10で撓み線624によって示されるように左に)撓んで示される。したがって、細長いアーム106は、上記の様式で対向する部材114及び118の調節によって、マスク開口部144及びアーム開口部112が釘602の開口部604のうちの選択されたものと整列するように、同様に基部100に対して側面方向に左又は右に撓むことができる。釘602の撓みの角度は、照準装置98の基部100の中心軸140に平行に延在する、撓んでいない釘の方向を示す線620と、撓んだ釘610の中心軸を示す撓み線622又は624との間で定義される。したがって、作動装置は、基部100の中心軸140に対して細長いアーム106の主軸を角度的に調節するために、細長いアーム106の近位部分108を、対向する脚部103のうちの一方に向かい、かつ対向する脚部103のもう一方から離れるように付勢するように構成される。
図11を参照すると、図10に関して上記されるように、釘602は、撓んだ状態で長骨608内に挿入されて示される。したがって、照準装置98の細長いアーム106は、釘602を細長いアーム106に固着するために、細長いアームの開口部112及びマスク142の開口部144を通し、釘602の開口部604内に又はこれを通して挿入される固定部材(例えば、ネジ、ペグ)の軌道を示す、整列経路150によって図示されるように、マスク142の開口部144及び細長いアーム106の開口部112が釘602の開口部604と整列するために、対応して撓むことが可能である。
操作の間、使用者は、先ず固定釘(例えば、髄内釘)を標的の骨の中に挿入することができる。これは、打ち込み、ネジ込み、又は当該技術分野において既知の他の方法によって、達成されてもよい。釘は、支持フレーム600(図6A及び図6Bに示される)を通して挿入されてもよい。釘が挿入される角度は、使用者によって予め設定されていてもよく、これにより髄内釘内の開口部又は固定穴604は、照準組立体の細長いアーム106上の開口部と位置合わせされる、又はほぼ位置合わせされる。
支持フレーム600は、開示された照準組立体の基部100、又は基部に連結されるいずれかの他の部分に係止されてもよい。この連結は、ネジ、ペグ、又は他の連結装置の手段によりなされてもよい。作動装置は、細長いアームの撓みを調節するように構成され、作動装置は一体のネジとノブとの組立体であってもよい。髄内釘602は、図に示される接続ネジなどのネジの手段によりハンドル617に接続されてもよい。釘は、骨の髄管内に、打ち込まれ、又は他の方法で挿入される。
図14に示すように、基部100は、空間的分離を提供するように照準組立体と取り付けられた釘との間で曲がっていてもよい。図14に示すように、基部は、ネジ、ボルト等の手段により、挿入ハンドル617と嵌合してもよい。
図14の例示的な実施形態では、マスクは、細長いアーム上の開口部内に挿入される延長部を備える。延長部は、細長いアーム内に挿入されたとき、マスクを安定させ、定位置に固定する。マスク上のカラー/マーカーは、放射線不透過性材料で作製されてもよく、そこを通して固定ネジを患者内、及び釘の固定穴内に挿入する、特定の開口部に使用者の注意を引くことができる。
一旦使用者が釘を骨内に取り付けると、骨の自然な弯曲に追従する結果として、釘は撓む可能性がある。次いで、使用者は、釘の撓みを補償するために、細長いアームの撓みを調節するように、対向する部材を調節してもよい。したがって、細長いアームの開口部を取り付けられた釘の開口部と位置合わせするように設置するために、細長いアームの撓みを調節することができる。使用者は、開口部により精密に位置合わせするために、細長いアームを、釘の主軸方向に平行移動もしてもよい。
基部100は、挿入ハンドル617に摺動可能に装着することができる。例えば、基部100は、ネジ、クリップ、又は他の取り付け部材によって挿入ハンドル617に取り付けることができる。例えば、基部100は、ネジによってハンドル617に固定することができる。次いで、基部100は、釘602の主軸と平行な方向に沿って、釘602に対して平行移動されることができる。
一旦使用者が細長いアーム106の開口部を髄内釘602の対応する開口部と位置合わせするように設置すると、使用者は、適切な開口部を通して又は位置合わせして、穿刺又は他の適切な切開を実行することができる。次いで、使用者は、開口部を通してドリルスリーブ/トロカールを挿入し、そして患者の骨まで進むことができる。次いで、使用者は、係止ネジの貫通穴への挿入のために、骨に穴をあけることができる。(例えば、ドリルスリーブが、釘の開口部又は係止穴にまっすぐ向くように配向していることを確認した後)。次いで、使用者は、更なる係止ネジのための穴を形成するためにこの手順を繰り返してもよい。一旦骨に穴が形成されると、使用者は、標準的な方法に従い適切当な係止ネジを挿入し、かつネジを釘の開口部と係合することができる。
したがって、一実施形態によると、照準装置の少なくとも1つの開口部を髄内釘の開口部と整列するための方法が提供される。上述したように、照準装置は、基部と、照準装置の開口部を画定する細長いアームと、を備えることができる。その方法は、髄内釘を髄管内に挿入する工程と、照準装置の基部によって支持される可動部材を作動させる工程と、作動させる工程に対応して、細長いアームが撓んだ位置にあるときに、照準装置の少なくとも1つの開口部が髄内釘の開口部と整列するように、細長いアームを第1の位置から基部と細長いアームとの間を連結するバネの力に対抗して第2の撓んだ位置へと付勢する工程と、を含むことができる。基部は、スペーサーと、スペーサーから延在しその間の間隙を画定する一対の対向する脚部とを備えることができ、作動させる工程は、対向する脚部のうちの一方を通して対向する脚部のもう一方に向かって可動部材を螺合するためにノブを回転する工程も更に含むことができる。その方法は、放射線不透過性マスクを細長いアームに取り付ける工程も更に含むこともでき、取り付ける工程の後、マスクは、照準装置の少なくとも1つの開口部と整列する開口部を画定する。
ここで図12を参照すると、別の実施形態により構築された照準装置98は、スペーサーと、スペーサー101から遠位に延在し、したがって基部100の遠位端を画定することができる分岐した突出部102と、を含む基部100を備えることができる。分岐した突出部102は、上記の様式で、一対の側面方向に離間した脚部103を含む。照準装置98は、対向する脚部103の間の場所において細長いアーム106の近位部分108を基部100に柔軟に連結する第1バネ104などの第1の付勢部材を備える。図示した実施形態によると、第1のバネ104は、例えば近位部分108において細長いアーム106に取り付けられる。照準装置98は、基部100と第1のバネ104との間(したがって、細長いアーム106の基部100と近位部分108との間)を柔軟に連結する中間リンク206をさらに備えることができる。例えば、照準装置98は、板バネ又は任意の代替的な適切に構築されたバネとして構成することができる第2のバネ204などの第2の付勢部材をさらに備えることができる。第2のバネ204は、中間リンク206と基部100との間を接続することができる。例えば、第2のバネ204は、一端で基部100に取り付けることができ、かつ対向する端部で中間リンク206に取り付けできる。したがって、中間リンク206は、基部100と細長いアーム106との間を柔軟に接続する。例えば、第1のバネ104は、中間リンク206を細長いアーム106に柔軟に接続することができ、第2のバネ204は、中間リンク206を基部100に柔軟に接続することができる。中間リンク206は、基部100と細長いアーム106との間に柔軟に支持されるとも言うことができる。したがって、中間リンク206は、例えば、基部100について側面方向Aに沿って、例えば、対向する脚部103のうちの一方に向かい、かつ対向する脚部103のもう一方から離れるように、曲げることができる。
照準装置98は、脚部103のうち少なくとも1つに取り付けられ、上記の様式で細長いアームの回転を防止又は制限するように、少なくとも細長いアーム106の開口部の中に又はこれを通して延在する、少なくとも1つの第1のガイド部材126を更に備える。照準装置98は、脚部103のうち少なくとも1つに取り付けられ、少なくとも中間リンク206の開口部の中に又はこれを通して延在することができる、少なくとも1つの第2のガイド部材226を更に備えることができる。第2のガイド部材226は、上記のように、中間リンク206がその主軸を中心として回転するのを防止するために、中間リンク206の動きを制約するように構成される。
照準装置98は、それぞれのノブ116及び120と、ノブ116及び120に取り付けられ、対応する対向する可動部材114及び118とを備えることができ、かつ上記のように、細長いアーム106を所望の位置に固定するために細長いアーム106を係合するように構成される、一対の第1の作動装置などの、少なくとも1つの第1の作動装置を更に備えることができる。照準装置98は、対向する脚部103によって支持されるそれぞれのノブ216及び220(例えば、調節可能なネジ)を個々に含むことができる、一対の第2の作動装置などの少なくとも1つの第2作動装置を更に備えることができる。少なくとも1つの第2の作動装置は、ノブ216及び220のそれぞれに取り付けられ、かつ対向する脚部103のそれぞれを通して延在する、対向する可動部材214及び218を更に備える。可動部材214及び218は、上記のように、少なくとも1つの第1の作動装置に対して、中間リンク206を所定の位置に固定するために、及び少なくとも1つの第1の作動装置について上記の様式で、対向する脚部103のうちの一方に向かって、かつ対向する脚部103のもう一方から離れるように中間リンクを撓ませるために中間リンク206を押圧し、かつ中間リンク206に係合するように構成される。したがって、対向する可動部材214及び218は、対向する脚部103のうちの一方に向かって、かつ対向する脚部103のもう一方から離れるように、第1のバネ104及び第2のバネ204のバネ力に対抗して、対向する可動部材214及び218のうちの1つに中間リンク206を付勢させるノブ216及び220を回転することによって、側面方向Aに沿って調節され得る。少なくとも1つの第1の作動装置及び少なくとも1つの第2の作動装置が、細長いアーム106及び中間リンク206のそれぞれを、相互に独立に撓ませるように構成されることが理解されるべきである。
図13に図示するように、中間リンク206及び細長いアーム106のうちの少なくとも1つ又は両方は、例えば、側面方向Aに沿って(したがって、対向する脚部103のうちの一方に向かって、かつ対向する脚部103のもう一方から離れるように)撓むことができる。中間リンク206及び細長いアーム106は、同じ量だけ、異なる量だけ、同じ方向に、又は異なる方向に撓むことができる。図13に図示した実施形態により、対向する部材214及び218の第1の組は、中間リンク206を1つの側面方向に(図示するように左に)撓ませるように調節される。対向する部材114及び118の第2の組は、細長いアーム106を対向する側面方向に(図示するように右に)撓ませるように調節される。したがって、中間リンク206、細長いアーム106、及び対向する部材の複数の組は、例えば、曲がった骨内に挿入された対応する髄内釘の開口部と整列するとき、細長いアーム106の開口部が所望通りに配置できるようにする、一対の側面方向に撓むことができる結合部を画定することが理解されるべきである。この点について、照準装置98は、開口部112を髄内釘のそれぞれの開口部と整列するように作動させることができる、少なくとも1つの側面方向に撓むことができる結合部を画定することができることを理解するべきである。
照準装置98及びその構成部品は、任意の適切な材料から作製することができる。例えば、基部100の少なくとも1つの又は両方、及び分岐した突出部102、並びに細長いアーム106は、金属(例えば、チタン、ステンレス鋼)製であってもよく、プラスチック(例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、PEEK)から作製されてもよい。
上述の記載は、説明のために提供され、本発明を制限するものとは解釈されない。好ましい実施形態又は好ましい方法に関して、様々な実施形態が記載されてきたが、本明細書において使用される用語は、説明及び例示のための用語であり、限定する用語ではないことが理解される。更に、本明細書では特定の構造、方法、及び実施形態を参照して実施形態が記載されるが、本発明は、本明細書で開示された特定のものに限定することを意図しない。更に、別途記載のない限り、一実施形態に記載される構造及び方法は、全ての他の実施形態においても含まれ得ることを理解するべきである。本明細書の教示の利益を有する関連分野の当業者は、本明細書に記載の発明に数々の修正を及ぼすことができ、添付の請求項によって定義されるような本発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに、変更を行うことができる。
〔実施の態様〕
(1) 照準組立体であって、
基部であって、スペーサー部材及び前記スペーサー部材から延在して対向する脚部を有し、前記対向する脚部が前記対向する脚部の間に間隙を画定するように相互から離間する、基部と、
細長いアームであって、近位部分及び前記細長いアームの主軸に沿って前記近位部分から離間される遠位部分を画定し、前記近位部分が少なくとも部分的に前記間隙内に配置され、かつ前記細長いアームが前記遠位部分を通して延在する複数の開口部を画定する、細長いアームと、
前記対向する脚部の間の位置で、前記細長いアームの前記近位部分を前記基部に柔軟に連結するバネと、
前記細長いアームの前記近位部分を、前記対向する脚部のうちの一方に向かい、かつ前記対向する脚部のもう一方から離れるように、前記バネの力に対抗して付勢するように構成される、少なくとも1つの作動装置と、を備える、照準組立体。
(2) 前記基部が、前記対向する脚部の間に延在する中心軸を画定し、かつ前記少なくとも1つの作動装置が前記細長いアームの前記主軸を前記基部の前記中心軸に関して角度調節するように構成される、実施態様1に記載の照準組立体。
(3) 前記バネが、前記細長いアームに取り付けられている、実施態様1に記載の照準組立体。
(4) 前記バネが、前記基部に更に取り付けられている、実施態様3に記載の照準組立体。
(5) 前記少なくとも1つの作動装置が、前記対向する脚部の1つを通して延在するネジを備える、実施態様1に記載の照準組立体。
(6) 前記細長いアームの前記主軸を中心とした前記細長いアームの回転を制限するように、分岐した突出部に取り付けられ、かつ前記細長いアームに係合するガイド部材を更に備える、実施態様1に記載の照準組立体。
(7) 前記ガイド部材が、少なくとも前記細長いアームの開口部内に延びる、実施態様1に記載の照準組立体。
(8) 前記基部が、ハンドルと係合する、実施態様1に記載の照準組立体。
(9) 前記ハンドルは、髄内釘が前記細長いアームの前記主軸と本質的に平行となるように、前記ハンドル内に挿入された前記髄内釘を受容するように構成される、実施態様8に記載の照準組立体。
(10) 前記髄内釘が、1つ又は複数の開口部を備える、実施態様9に記載の照準組立体。
(11) 前記細長いアームの1つ又は複数の開口部は、前記髄内釘が前記ハンドル内に挿入されたとき、前記髄内釘の1つ又は複数の開口部と位置合わせすることができる、実施態様10に記載の照準組立体。
(12) 前記細長いアームの前記開口部の中の少なくとも1つに係合するように構成され、髄内釘の対応する開口部と整列して設置されるように構成される、開口部付きのマスクを更に備える、実施態様11に記載の照準組立体。
(13) 前記マスクが、放射線不透過性である、実施態様12に記載の照準組立体。
(14) 前記間隙内に配置された中間リンクを更に備え、前記バネが、前記中間リンクと前記細長いアームとの間に連結される第1のバネである、実施態様1に記載の照準組立体。
(15) 前記基部と前記中間リンクとの間に接続される第2のバネを更に備える、実施態様14に記載の照準組立体。
(16) 前記少なくとも1つの作動装置が、少なくとも1つの第1の作動装置であり、前記照準組立体が、前記対向する脚部のうちの一方に向かって、かつ前記対向する脚部のもう一方から離れるように、前記中間部分を付勢するように構成される少なくとも1つの第2の作動装置を更に備える、実施態様15に記載の照準組立体。
(17) 前記第1の作動装置及び第2の作動装置が、前記第1の脚部及び第2の脚部のそれぞれによってねじ方式で支持される可動部材を備える、実施態様16に記載の照準組立体。
(18) 照準装置の少なくとも1つの開口部を髄内釘の開口部と整列させる方法であって、前記照準装置が基部及び前記照準装置の前記開口部を画定する細長いアームを含み、かつ前記方法が、
前記髄内釘を髄管内に挿入する工程と、
前記照準装置の前記基部によって支持される可動部材を作動させる工程と、
前記作動させる工程に応答して、前記細長いアームを、前記基部と前記細長いアームとの間に連結されたバネの力に対抗して、第1の位置から第2の撓んだ位置に付勢する工程であって、前記細長いアームが前記撓んだ位置にあるときに、前記照準装置の前記少なくとも1つの開口部が前記髄内釘の前記開口部と整列するようにする、工程と、を含む方法。
(19) 前記基部は、スペーサーと、一対の対向する脚部とを含み、前記一対の対向する脚部は、前記スペーサーから延在し、かつ前記対向する脚部の間に間隙を画定し、前記作動させる工程は、前記可動部材を前記対向する脚部のうちの一方を貫通して、前記対向する脚部のもう一方に向けて通すように、ノブを回転する工程を更に備える、実施態様18に記載の方法。
(20) 放射線不透過性マスクを前記細長いアームに取り付ける工程を更に含み、前記マスクは、前記取り付ける工程の後、前記照準装置の前記少なくとも1つの開口部と整列される開口部を画定する、実施態様18に記載の方法。

Claims (17)

  1. 照準組立体であって、
    基部であって、スペーサー部材及び前記スペーサー部材から延在して対向する脚部を有し、前記対向する脚部が前記対向する脚部の間に間隙を画定するように相互から離間する、基部と、
    細長いアームであって、近位部分及び前記細長いアームの主軸に沿って前記近位部分から離間される遠位部分を画定し、前記近位部分が少なくとも部分的に前記間隙内に配置され、かつ前記細長いアームが前記遠位部分を通して延在する複数の開口部を画定する、細長いアームと、
    前記対向する脚部の間の位置で、前記細長いアームの前記近位部分を前記基部に柔軟に連結するバネと、
    前記細長いアームの前記近位部分を、前記対向する脚部のうちの一方に向かい、かつ前記対向する脚部のもう一方から離れるように、前記バネの力に対抗して付勢するように構成される、少なくとも1つの作動装置と、を備える、照準組立体。
  2. 前記基部が、前記対向する脚部の間に延在する中心軸を画定し、かつ前記少なくとも1つの作動装置が前記細長いアームの前記主軸を前記基部の前記中心軸に関して角度調節するように構成される、請求項1に記載の照準組立体。
  3. 前記バネが、前記細長いアームに取り付けられている、請求項1に記載の照準組立体。
  4. 前記バネが、前記基部に更に取り付けられている、請求項3に記載の照準組立体。
  5. 前記少なくとも1つの作動装置が、前記対向する脚部の1つを通して延在するネジを備える、請求項1に記載の照準組立体。
  6. 前記細長いアームの前記主軸を中心とした前記細長いアームの回転を制限するように、分岐した突出部に取り付けられ、かつ前記細長いアームに係合するガイド部材を更に備える、請求項1に記載の照準組立体。
  7. 前記ガイド部材が、少なくとも前記細長いアームの開口部内に延びる、請求項1に記載の照準組立体。
  8. 前記基部が、ハンドルと係合する、請求項1に記載の照準組立体。
  9. 前記ハンドルは、髄内釘が前記細長いアームの前記主軸と本質的に平行となるように、前記ハンドル内に挿入された前記髄内釘を受容するように構成される、請求項8に記載の照準組立体。
  10. 前記髄内釘が、1つ又は複数の開口部を備える、請求項9に記載の照準組立体。
  11. 前記細長いアームの1つ又は複数の開口部は、前記髄内釘が前記ハンドル内に挿入されたとき、前記髄内釘の1つ又は複数の開口部と位置合わせすることができる、請求項10に記載の照準組立体。
  12. 前記細長いアームの前記開口部の中の少なくとも1つに係合するように構成され、髄内釘の対応する開口部と整列して設置されるように構成される、開口部付きのマスクを更に備える、請求項11に記載の照準組立体。
  13. 前記マスクが、放射線不透過性である、請求項12に記載の照準組立体。
  14. 前記間隙内に配置された中間リンクを更に備え、前記バネが、前記中間リンクと前記細長いアームとの間に連結される第1のバネである、請求項1に記載の照準組立体。
  15. 前記基部と前記中間リンクとの間に接続される第2のバネを更に備える、請求項14に記載の照準組立体。
  16. 前記少なくとも1つの作動装置が、少なくとも1つの第1の作動装置であり、前記照準組立体が、前記対向する脚部のうちの一方に向かって、かつ前記対向する脚部のもう一方から離れるように、前記中間部分を付勢するように構成される少なくとも1つの第2の作動装置を更に備える、請求項15に記載の照準組立体。
  17. 前記第1の作動装置及び第2の作動装置が、前記第1の脚部及び第2の脚部のそれぞれによってねじ方式で支持される可動部材を備える、請求項16に記載の照準組立体。
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