JP2014520400A - 電荷担体の収集および伝導を促進するための手段を備える活性領域が設けられた有機フォトダイオード - Google Patents

電荷担体の収集および伝導を促進するための手段を備える活性領域が設けられた有機フォトダイオード Download PDF

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Abstract

本出願は、フォトンをエキシトンに変換するための、詳細には1つまたは複数の半導体ポリマー材料を主体とする活性領域が設けられたフォトダイオードの分野に関し、電荷担体の収集および輸送が改善される活性領域を有する新しいフォトダイオード構造およびそうした構造を作製する方法を含む。
本出願は、第1の電極(104)と第2の電極(106)との間に位置する少なくとも1つの活性領域(102、202)が設けられたフォトダイオードに関し、活性領域が、電極(111、113、212、213、311、313)間に延在する、活性領域における電荷担体の収集および輸送を促進するように意図された細長い導電性または半導体の要素を備える。

Description

本出願は、フォトンをエキシトンに変換するための、詳細には1つまたは複数の半導体ポリマー材料を主体とする活性領域が設けられたフォトダイオードの分野に関し、電荷担体の収集および輸送が改善される活性領域を有する新しいフォトダイオード構造およびそうした構造を作製する方法を含む。
画像センサにおいて、フォトダイオードは、輝度レベルを表すフォトンの量を比例した電気的な大きさに変換するように設計された構成要素である。
この変換は、通常「活性」領域と呼ばれる、2つの電極4と6との間に位置するフォトダイオードの領域2において行われる。
活性領域2は、2つの領域、電子ドナーである第1のN型半導体材料を主体とする第1の領域3と電子アクセプタである第2のP型材料を主体とする第2の領域5との間の接合とされてよい(図1A)。
活性領域が1つまたは複数の半導体材料から形成されるフォトダイオードがあり、このフォトダイオードの活性領域が1つまたは複数のポリマー半導体材料から形成されている。
具体的には、これらのフォトダイオードは、少なくとも1つの電子アクセプタポリマーおよび少なくとも1つの電子ドナーポリマーを含むポリマーの混合物を主体とする活性領域2を形成することによって作製され得ることが知られている。
フォトンとそうした材料との相互作用によりエキシトン、言い換えると電子正孔の対を形成することができ、この電子正孔の対が分離して電流を形成する。
従来技術による有機フォトダイオードの例が図1Bに与えられている。フォトダイオードは、例えば、ITO(インジウムスズ酸化物)およびPEDOT:PSSを主体とするアノード12で覆われた基板10上に形成され、このアノードがドナーポリマーおよびアクセプタポリマー材料を含むポリマー材料の混合物から形成される活性層12によって覆われ、この活性層12それ自体がカソード16によって覆われている。
そうした活性層材料を用いると、エキシトンの寿命は短く、電荷担体の移動度は低い。したがって、フォトンによって生成された電子正孔対のほんの一部しか光電流の生成に有効に寄与しない。
フォトン電子が変換される効率EQE(外部量子効率)は、活性層12内の材料の性能を定量化する手段である。
改善されたEQE効率を有するポリマー材料を主体とする活性領域を備えるフォトダイオードを実施することに起因して問題が生じる。
本発明は、第1に構成要素、具体的には電極と、これら電極間に少なくとも1つの所与の半導体材料から形成された活性領域とが設けられたダイオードに関し、この活性領域がまた電極間の所与の半導体材料内に、前記所与の材料とは異なる導電性または半導体材料を主体とする1つまたはいくつかの要素を含む。
導電性または半導体の要素は、活性領域の所与の材料内で、電極からゼロ以外の角度の方向に沿って電極間に延在する細長い領域から形成される。
ダイオードは、フォトダイオード、具体的には、有機であってよく、このフォトダイオードの活性領域がフォトンを吸収した後エキシトンを生成することになる。
前記要素の中には、正孔の伝導を促進する材料を主体とする1つまたはいくつかの第1の要素があってよい。
また、前記要素は、電子の伝導を促進する材料を主体とする1つまたはいくつかの第2の要素を含んでよい。
ダイオードの活性領域の材料内に位置する導電性または半導体の要素は、フォトン電子変換の効率および電極による電荷の収集を改善することができる。
したがって、そうした要素を用いることにより、活性領域における電荷の収集が改善され得る。
具体的には、これらの要素は、電極に直角な方向に沿って延在してよい。
導電性および半導体の要素は、電極に接触しないように配置されるのが好ましい。
導電性および半導体の要素は、棒または細長いもしくは横長のトラック(track)の形態とされてよい。
そうした要素を用いることにより、電荷の排出が、特に電極間の距離が大きな、例えば数ミリメートルのオーダのデバイスに対して、改善され得る。
そうした要素を用いることにより、電荷の排出が、特に有機またはポリマー半導体材料を主体とする活性領域において改善される。
したがって、導電性または半導体の要素は、これらの要素が接触している活性領域の領域において使用される材料とは異なる材料を主体とし、導電性要素の材料が活性領域における電荷の輸送を促進する。
したがって、導電性または半導体の要素は、活性領域における材料の導電度よりも良い導電度、具体的には活性領域における材料の導電度の少なくとも2倍高い導電度を有するように設計されてよい。
特定の一構成によると、導電性または半導体の要素は、正孔の伝導を促進するトラックおよび電子の伝導を促進するトラックが交互に並んだパターンで配置された一組のトラックから形成されてよい。
こうして、正孔をアノードへおよび電子をカソードへ輸送するためのドナー/アクセプタネットワークを用いることで接合の面積が増加する
可能性のある一実施形態によると、正孔の伝導を促進するトラックおよび電子の伝導を促進するトラックは、互いにかみ合わされた櫛の形態で配置される。
そうして配置を用いることにより、寸法を抑えながら、電極への電荷の収集および伝導がさらに改善される。
第1の電極は、アノードとして働くことができ、第2の電極は、カソードとして働くことになる。この場合、正孔の伝導を促進する第1の要素は、カソードよりもアノードにより近く位置して、正孔の収集を改善することができる。
可能性のある一実施形態によると、正孔の伝導を促進する要素は、アノードから距離dおよびカソードから距離Δにあってよく、ここでd/Δ≦10である。
電子の伝導を促進する要素は、アノードよりもカソードにより近く配置されて、電子の収集を促進することができる。
可能性のある一実施形態によると、電子の伝導を促進する第2の要素は、d/Δ≦10となるように、カソードから距離dおよびアノードから距離Δに位置してよい。
可能性のある一実施形態によると、光放射にさらされ得る前記導電性または半導体の要素の全外部面積は、この放射にさらされる活性領域の外部面積の10分の1になるように設計されてよい。
したがって、これによって寄生反射現象を抑制する。
光放射にさらされる要素の厚さは、100ナノメートル以下、有利には20ナノメートル以下になるように選択されてよい。
また、これによっても寄生反射現象を抑制する。
可能性のある一実施形態によると、前記要素は、両極性材料を主体としてよい。
可能性のある一実施形態によると、前記要素は、材料内の電荷担体の移動度が、前記要素が位置する活性領域における材料内の電荷担体の移動度よりも高く、具体的には2倍高くなるように選択された両極性または半導体材料を主体としてよい。
所与の材料は、半導体ポリマー材料とされてよい。
可能性のある別の実施形態によると、前記要素は、ポリマー導電性材料を主体としてよい。
可能性のある別の実施形態によると、前記要素は、金属を主体としてよく、この金属が前記金属の仕事関数を変更することが可能な層、例えばSAM(自己組織化単分子膜)の層で覆われている。
ダイオードの可能性のある一実施形態によると、前記要素は、Au、ITO、Cu、Ni、Ag、Pd、PEDOT:PSSの中から選ばれたP型の導電性材料を主体とする1つまたはいくつかの第1の要素を含んでよい。
ダイオードの可能性のある一実施形態によると、前記要素は、以下の材料、すなわちCa、Alの中から選ばれたN型の導電性材料を主体とする1つまたはいくつかの第2の要素を含んでよい。
ダイオードの可能性のある一実施形態によると、前記要素はまた、
PFBTもしくはペンタフルオロベンゼンチオール層などのP型SAM層によって覆われた金属を主体とする1つもしくはいくつかの要素、および/または
4MTPもしくはメトキシチオールフェノール層などのN型SAM層で覆われた金属を主体とする1つもしくはいくつかの第1の要素
を含んでよい。
活性領域の可能性のある一実施形態によると、この領域は、前記第1のポリマー材料を主体とする第1の領域、および第1の領域に隣接し前記第2のポリマー材料を主体とする第2の領域から形成されてよく、前記要素のうちの少なくとも1つが第1の領域および第2の領域を通り抜ける金属領域を主体とし、この金属領域が前記第1の領域において前記金属の仕事関数を増加させることが可能な層によって覆われ、この金属領域がまた前記第2の領域において前記金属の仕事関数を低下させることが可能な層で覆われている。
可能性のある一実施形態によると、構成要素の活性領域は、第1のポリマー半導体材料の電子のドナーおよび第2のポリマー半導体材料の電子のアクセプタの混合物から形成される。
構成要素の活性領域は、場合により、ポリマー半導体材料および有機半導体材料の混合物から形成されてよい。
ダイオードの特定の一実施形態によると、活性領域は、有利にはPCBMおよびP3HTの混合物から形成され得、前記要素がP3HTを主体とするSAM層で覆われたAuを主体とする第1の要素および4MTPの層で覆われたAuを主体とする第2の要素を含む。
この特定の実施形態の一態様によると、光放射にさらされ得る各要素の全外部面積は、この放射にさらされる活性領域の外部面積の約20%とされてよい。
また、本発明は、前記導電性要素が外部負荷に接続される、上記に定義されるような少なくとも1つのダイオードを備えるマイクロ電子デバイスを含む。この外部負荷は、ダイオードによって生成され前記導電性および半導体要素内を循環する電流により再充電される、少なくとも1つのキャパシタまたは蓄電池を形成する手段の形態とされてよい。
本発明は、添付の図面を参照して、純粋にガイダンスのために与えられ、全く限定的ではない例示的な実施形態の説明を読んだ後によりよく理解されるであろう。
従来技術によるフォトダイオードデバイスを示す図である。 従来技術によるフォトダイオードデバイスを示す図である。 ポリマーを主体とする活性領域を有する、本発明による例示的なフォトダイオードを示す図であり、このフォトダイオードにおいて要素がこの活性領域における電荷担体の収集および輸送を促進する。 ポリマーを主体とする活性領域を有する、本発明による例示的なフォトダイオードを示す図であり、このフォトダイオードにおいて要素が活性ゾーンにおける電荷担体の収集および輸送を促進する。 本発明によるフォトダイオードの変形実施形態を示す図であり、このフォトダイオードにおいて、電荷担体の移動度を向上させる要素が活性領域内に配置され、「U」の形態をしている。 交互に並んだ電子の移動度を向上させる要素および正孔の移動度を向上させる要素を有する活性領域を備える、本発明によるフォトダイオードの別の変形実施形態を示す図である。 本発明によるフォトダイオードの別の変形実施形態を示す図であり、このフォトダイオードにおいて活性領域が、互いにかみ合わされた櫛の形態にある、正孔の収集および輸送を促進する要素ならびに電子の収集および輸送を促進する要素を備える。 図5における櫛形の要素の変形配置を示す図である。 フォトダイオードにおいて電荷担体の移動度を改善するように設計された、本発明によるフォトダイオードの活性領域を通り抜ける要素の特定の実施形態を示す図である。 本発明による層のスタックの形態の有機フォトダイオードの実施形態を示す図である。 活性領域内に配置されこの活性領域において電荷の輸送を促進する導電性トラックが設けられた、本発明により使用されるフォトダイオードが、前記導電性および半導体のトラックに接続された外部デバイスにチャージ電流を注入することができるデバイスを示す図である。 縦の要素が正孔の収集および輸送を促進し、ならびに縦の要素が電子の収集および輸送を促進する活性領域を有する、本発明による別の例示的なフォトダイオードを示す図である。
異なる図の全く同一の、同様の、または等価な部分は、ある図と別の図との比較を容易にするために同一の参照数字を有する。
各図に示される異なる部分は、図をより容易に見やすくするために必ずしもすべて同一の縮尺ではない。
ここで、本発明による例示的なダイオードについて、図2A〜図2Bおよび図3を参照して説明する。
このダイオードは、フォトンをエキシトンに変換するための、電極104と電極106間に位置する「活性領域」と呼ばれる領域102を備えるフォトダイオードであってよく、第1の電極104がアノードとして働くように設計され、第2の電極106がカソードとして働くように設計されている。
例えば、カソード106は、Al、またはAu、またはAuとTiとの合金、またはインジウム、またはカルシウムと銀とを主体とする合金、または通常BCPと呼ばれる2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリンと銀との化合物を主体としてよい。
例えば、アノード104は、Mn、またはCr、またはAr、またはインジウム、またはカルシウム銀合金、または金とプラチナとの合金、またはITO(インジウムスズ酸化物)を主体としてよい。
活性領域102は、少なくとも1つの半導体材料103から形成され、この活性領域102は、少なくとも1つの半導体ポリマーを含むことができる。
可能性のある一実施形態によると、活性領域102内の材料103は、少なくとも1つの電子アクセプタポリマーおよび少なくとも1つの電子ドナーポリマーを含むポリマーの混合物から形成されてよい(図2A)。
可能性のある別の実施形態によると(図2B)、材料103は、少なくとも1つの電子アクセプタポリマーから形成された第1の領域102aおよび第1の領域102aに隣接し少なくとも1つの電子ドナーポリマーを主体とする第2の領域102bから形成されてよい。
ポリマー材料103は、例えば、通常「P3HT」と呼ばれるポリ(3−ヘキシルチオフェン)またはポリ(3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル)などのP型ポリマーとN型ポリマーとの混合物とされてよい。N型材料は、例えばポリマーを移植させることができる通常「PCBM」と呼ばれるメチル[6,6]−フェニル−C61−ブタノエートとされてよい。
導電性要素または半導体の要素111、113は、電極104と電極106との間の活性領域102の材料103内に設けられ、電荷担体の収集および循環を改善する。
要素111、113は、具体的には、活性領域における電荷担体の輸送を改善し、電荷担体を対応する電極104、106に供給する材料を用いて設計される。
これらの要素111、113は、活性領域102の材料103内で延在し、細長いかもしくは横長の形状のトラックまたは棒の形態とされてよい。こうして、対応する電極104、106に供給される、活性領域における電荷担体の収集もまた改善される。
正孔の伝導を促進する第1の材料112を主体とする第1の要素111は、活性領域102の部分を通り抜け、(図2Aにおいて与えられる直交座標系、
Figure 2014520400
のベクトル
Figure 2014520400
に平行な方向として定義される)第1の要素111の長さLの方向に沿って電極104と電極106との間に延在する。第1の要素111により、材料103のみを主体とする従来技術により適用される活性領域よりも、正孔をより高速に、より効率的に収集することが可能となる。
電子の伝導を促進する第2の材料114を主体とする第2の要素113は、活性領域102の部分を通り抜け、(図2Aにおいて与えられる直交座標系、
Figure 2014520400
のベクトル
Figure 2014520400
に平行な方向に沿って定義される)第2の要素113の長さLの方向に沿って電極104と電極106との間に延在する。第2の要素113により、材料103のみを主体とする従来技術により適用される活性領域よりも、電子をより高速に、より効率的に収集することが可能となる。
第1の要素111および第2の要素113は、対応する長さLおよびLが10ナノメートル〜100マイクロメートルに等しい、細長い領域またはトラックまたはロッドの形態とされてよい。
図2Aにおける例において、第1の要素111および第2の要素113は、電極104および電極106とゼロ以外の角度、具体的には90°をなす方向に沿って延在する。
第1の要素111は、アノード104に近接して、例えば、(直交座標系
Figure 2014520400
のベクトル
Figure 2014520400
に平行な方向に沿って定義される)距離dに等しいアノードからの間隔に位置する端部111aまたは領域を備え、この距離dは、例えば数ナノメートル〜10マイクロメートルとされてよい。
正孔の伝導を促進する第1の要素111は、アノード104からよりもカソード106からより遠くなるように配置される。第1の要素111は、距離Δだけ、例えば1マイクロメートル〜100マイクロメートルだけカソード104からより遠くにあってよい。
可能性のある一実施形態によると、第1の要素111のカソード104からの距離は、Δに等しく、距離dの少なくとも10倍であってよく、例えば、dが1μmに等しくΔが10μmに等しく、またはdが2μmに等しくΔが20μmに等しくてよい。
第2の要素113は、カソード106に近接して、例えば、(直交座標系
Figure 2014520400
のベクトル
Figure 2014520400
に平行な方向に沿って定義される)dに等しいカソード106からの距離に位置する端部または領域を備え、このdは、例えば数ナノメートル〜10マイクロメートルとされてよい。電子の伝導を促進する第2の要素113は、カソード106よりもアノード104からより遠くに配置される。第2の要素113は、アノード104から距離Δ、例えば1マイクロメートル〜100マイクロメートルに位置してよい。
可能性のある一実施形態によると、第2の要素113は、アノード104から少なくともdの10倍に等しい距離Δにあってよく、dが例えば1μmに等しくΔが10μmに等しく、またはdが2μmに等しくΔが20μmに等しい。
第1の要素111は、電極104にも電極106にも接触していない。同様に、第2の要素113は、電極104、電極106のいずれにも接触していない。
反射現象を最小限にするために、第1の要素111および第2の要素113は、活性領域内に進入することが可能な光放射を通過させるために薄く、100ナノメートル以下、有利には20ナノメートル以下になるように選ばれてよい。本例において、厚さは、寸法Lと同じ寸法ではなく、放射が平面
Figure 2014520400
に平行な活性領域102の面を通って進入すると考えられる場合、および/または放射が平面
Figure 2014520400
に平行な活性領域102の面を通って進入すると考えられる場合、ベクトル
Figure 2014520400
に垂直な方向に沿って測られる。
また、反射現象を最小限にするために、第1の要素111および第2の要素113はまた、光放射にさらされ得る面積が、この光放射にさらされ得る活性領域の面積の少なくとも10分の1になるように設計されてよい。
正孔の伝導を促進する材料112は、その導電度σが活性領域における材料103の正孔の導電度σ’よりも高くなるように選ばれ得る。材料112の導電度σは、有利にはσ≧2*σ’となるようにされてよい。
可能性のある一実施形態によると、正孔の伝導を促進する材料112は、P型の半導体材料、例えば、この材料112内の正孔の移動度μが、活性領域102の残りの部分における材料103内の正孔の移動度よりも少なくとも2倍高くなるように選ばれた、6,13−ビス(トリイソプロピルシリルエチニル)TIPSペンタセンなどとされてよい。
正孔の伝導を促進する材料112は、例えばAu、Ni、PtもしくはITO(インジウムスズ酸化物)などの金属性材料、またはスズがドープされたインジウム酸化物、あるいは例えばPドープされたSiのようなP型半導体を主体としてよい。
また、材料112は、NおよびPドープされたSiなどの両極性材料とされてよい。
また、材料112は、金属、例えば正孔に対する前記金属の仕事関数を増加させるように設計された、PFBTまたはペンタフルオロベンゼンチオールなどのポリマーを主体とすることができるSAM(自己組織化単分子膜)層で覆われたAuなどとされてよい。
また、材料112は、PEDOTポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)などの電子ドナーポリマーとされてよい。
電子の伝導を促進する材料114はそれ自体、その導電度σが、活性領域102の材料103の電子の導電度σを超えるように選ばれ得る。電子の伝導を促進する材料114の導電度σは、有利にはσ≧2*σとなるようにされてよい。
可能性のある一実施形態によると、電子の伝導を促進する材料114は、例えばジイミドペリリジン(diimide perylidene)などのN型半導体材料、またはこの材料114内の電子の移動度μが、活性領域の残りの部分における材料103内の電子の移動度よりも少なくとも2倍高くなるように選ばれたNおよびPドープされたSiなどの両極性とされてよい。
電子の伝導を促進する材料114は、例えばAl、Cu、ITO(インジウムスズ酸化物)などの金属性材料、または例えばNドープされたSiなどのN型半導体を主体としてよい。
また、材料114は、金属、例えば、この金属の仕事関数を低減させるように設計された、例えば4MTPまたは4−メチルチオフェノールを主体としたSAM(自己組織化単分子膜)層で覆われてよいAuなどを主体としてよい。
可能性のある別の実施形態によると、材料114はまた、例えばNもしくはPドープされたSiなどの両極性材料を主体としてよく、またはPSSポリ(スチレンスルホン酸塩)などの電子アクセプタポリマーを主体としてよい。
図2Bに示される一変形形態によると、ポリマーを主体とする活性領域202は、電子アクセプタポリマーを主体とする第2の領域202bに隣接する、電子ドナーポリマーを主体とする第1の領域202aから形成されてよい。
フォトンが活性層202によって吸収されると、エキシトンまたは電子正孔対が生成され、次いで分離される。第1の要素111は、正孔のアノード104への伝導を促進し、その間第2の要素113は、電子のカソード106への伝導を促進する。
図3は、本発明による有機フォトダイオードの別の例を含む。
本例において、2つの分岐部を有する櫛または「U」の形態の、正孔の伝導を促進する材料112を主体とする第1の要素211が、電極104と電極106との間の活性領域102内に位置し、また電子の伝導を促進する材料114を主体とするU形の第2の要素213が電極104と電極103との間の活性領域102の部分を通り抜ける。
第1の要素211は、アノード104に近接して位置するトラックの形態の、アノード104に沿って延在する領域211a、およびカソード104に沿って延在する他のトラック221b、221cを備える。第2の要素213は、アノード104に近接して位置するトラックの形態の、カソード106に沿って延在する領域213a、およびアノード106に向かって延在する他のトラック213b、213cを備える。
第2の要素213に対する第1の要素211の配置は、第1の要素のトラック211bが電極間に延在する第2の要素213のトラック213bとトラック213cとの間に位置し、第2の要素213のトラック213cが電極104と電極106間に延在する第1の要素211のトラック211bとトラック211cとの間に配置されるようになされてよい。
したがって、活性領域102は、交互に並んだ正孔の伝導を促進するトラックおよび電子の伝導を促進するトラックを含む。
そうした配置により、サイズが小さいままで電荷担体の輸送を促進する。
電荷の収集を改善するために活性層102の容積内の要素211および213の数を増加させてよい。図4に示されるフォトダイオード上のポリマー材料の活性層102は、図3におけるデバイスよりも多くの要素211、213、具体的には電子の伝導を促進する2つのU形の要素211および正孔の輸送を促進する2つの他のU形の要素を有する。
図5における例では、フォトダイオードは、フォトダイオードの活性領域102の材料内で正孔の伝導を促進する、第1の櫛状に配置された導電性トラックから形成される第1の要素311、および電子の伝導を促進する、第2の櫛状に形成された導電性トラックから形成される第2の要素313を備える。
第1の要素311は、アノード104に近接してアノード104に平行に配置され、電極104、106に垂直にカソード106の方向に延在する他のトラック311b、311c、311d、311eに接続された細長いトラック311aを備える。
第2の要素313は、カソード106に近接してカソード106に平行に配置され、電極104、106に垂直にアノード106に向かって延在する他のトラック313b、313c、313d、313eに接続された細長いトラック313aを備える。
第1および第2の櫛は、互いにかみ合わされて、それにより第2の要素313のトラック313b、313c、313dが第1の要素311のトラック間に歯のように挿入されている。
図6は、櫛の形態の要素311および313の向きが図5における配置とは異なる変形配置を示す。
第1の櫛を形成する第1の要素311は、アノード104に近接してアノード104に平行に延在する櫛歯を形成するトラックを備え、一方、第2の櫛を形成する第2の要素313は、カソード106に近接してカソード106に平行に延在する櫛歯を形成するトラックを備える。
図7は、本発明によるマイクロ電子デバイスの別の例を示し、本デバイスは、図3におけるデバイスと同一型の活性領域202を備え、この活性領域202が2つの電極(図示せず)間に位置し、電子アクセプタポリマーを主体とする第2の領域202bに隣接する電子ドナーポリマーを主体とする第1の領域202aから形成されている。
電荷担体の収集を促進するように、要素411が活性領域202内に設けられている。これらの要素411は、第1の領域202aおよび第2の領域202bを通り抜け、金属領域412aから形成されおり、この金属領域412aが前記第1の領域202aにおいて前記金属の正孔に対する仕事関数を増加させることが可能な層412bによって覆われ、またこの金属領域412aが前記第2の領域202bにおいて前記金属の仕事関数を低減させることが可能な別の層412cによって覆われている。
層412b、412cは、SAM(自己組織化単分子膜)タイプの層であってよく、層412bは、例えばペルフルオロベンゼンチオールを主体としてよく、一方、層412cは、例えばAu上に形成される4−メチルチオフェノールを主体としてよい。
図8は、本発明によるフォトダイオードの層のスタックの例示的な一実施形態を示す。
例えばITOを主体とする第1の層501は、剛性とされてよく例えばガラスから作られてよい、または可撓性であって例えばポリマーを主体としてよい基板500上に形成され、透明なアノード501を形成する。次いで、アノードにおける注入を改善するように設計された、例えばPEDOT−PSSを主体とする、例えば約50nmの厚さの別の層503が第1の層501上に形成される。
次いで、例えば、溶媒中でPZZおよびPCBMの混合物を主体としてよい活性層502が形成される。活性層502は、数回の堆積において、例えばインクジェットもしくはスピンコーティングによって形成されてよく、または単にドクターブレードによって堆積されてよい。
活性材料の第1の堆積が層503上で行われてよい。活性材料内で正孔の伝導を促進する1つまたはいくつかの導電性または半導体の要素511が形成される。次いで、活性材料の第2の堆積が行われ、次に電子の伝導を助長する1つまたはいくつかの導電性または半導体の要素513が、前に堆積された活性材料の層上に作られる。
別ステップは、要素513を覆うための活性材料の別の堆積を行うことである。
次いで、カソードを形成するため層506が形成される。層506は、例えばアルミニウムを主体としてよく、約200nmの厚さとされてよい。
本発明によるデバイスは、外部デバイス、例えばキャパシタまたは蓄電池を再充電するために用いられ得る。
その場合、図5を参照して図9における例に関して前に説明した構造が、例えば蓄電池を再充電するために用いられる。
正孔の伝導を促進し、第1の櫛状に配置された導電性トラックから形成される第1の要素311は、負荷を形成する手段400の第1の電極に接続され、電子の伝導を促進する、第2の櫛状に配置された導電性トラックから形成される第2の要素313は、手段400の第2の電極に接続される。本構成において、フォトダイオードの電極104および106は、フローティング状態にされ、別のデバイスには接続されていない。
フォトダイオードは、手段400の所まで循環する電荷を生成するように設けられた照明の下に配置される。手段400は、例えば活性領域において生成され要素311、313内を循環する電流によって再充電される少なくとも1つのキャパシタまたは少なくとも1つの蓄電池の形態とされてよい。
図10は、本発明による別の例示的なフォトダイオードを示す。このフォトダイオードは、カソード604によって覆われた基板600上に形成され、このカソード604の上に、それ自体がアノード606によって覆われた、無機の半導体材料を主体とする、例えばNi酸化物およびインジウム酸化物を主体とする活性領域602がある。
正孔の伝導を促進する要素611および電子の伝導を促進する要素613は、水平方向に沿って延在する電極とゼロ以外の角度をなす縦方向に沿って活性領域602内に配置されている。
2 活性領域
3 第1の領域
4 電極
5 第2の領域
6 電極
10 基板
12 アノード
16 カソード
102 活性領域
102a 第1の領域
102b 第2の領域
103 ポリマー材料
104 電極
106 電極
111 導電性要素
111a 端部
112 第1の材料
113 半導体要素
114 第2の材料
211 第1の要素
211a 領域
211b トラック
211c トラック
213 第2の要素
213a 領域
213b トラック
213c トラック
311 第1の要素
311a トラック
311b トラック
311c トラック
311d トラック
311e トラック
313 第2の要素
313a トラック
313b トラック
313c トラック
313d トラック
313e トラック
202 活性領域
202a 第1の領域
202b 第2の領域
411 要素
412a 金属領域
412b 層
412c 層
500 基板
501 第1の層
502 活性層
503 層
506 層
511 要素
513 要素
600 基板
604 カソード
606 アノード
611 要素
613 要素

Claims (20)

  1. 第1の電極(104)と第2の電極(106)との間に位置し、少なくとも1つの半導体材料から形成されている活性領域(102、202)を備えるダイオードであって、前記活性領域がまた、前記活性領域の前記材料内で前記電極とゼロ以外の角度をなす方向に沿って前記電極間に延在する細長い導電性の領域から形成された1つもしくはいくつかの導電性または半導体の要素を備えることを特徴とするダイオード。
  2. 前記活性領域が少なくとも1つの半導体ポリマー材料から形成されている請求項1に記載のダイオード。
  3. 前記要素の中には正孔の伝導を促進する材料を主体とする1つまたはいくつかの第1の要素(111、211、311)、および/または電子の伝導を促進する材料を主体とする1つまたはいくつかの第2の要素(113、213、313)があってよい請求項1または2に記載のダイオード。
  4. 前記要素が前記活性領域における前記半導体材料よりも良い導電度を有する材料を主体とする請求項1から3のいずれか一項に記載のダイオード。
  5. 前記要素が、電荷担体の移動度が前記活性領域における前記少なくとも1つの半導体材料内の電荷担体の移動度よりも少なくとも2倍高い材料を主体とする請求項1から4のいずれか一項に記載のダイオード。
  6. 前記要素(111、113、211、213、311、313)のうちの少なくとも1つが導電性ポリマー材料を主体とする請求項1から5のいずれか一項に記載のダイオード。
  7. 前記要素(111、113、211、213、311、313)のうちの少なくとも1つが両極性材料を主体とする請求項1から5のいずれか一項に記載のダイオード。
  8. 前記要素が、
    以下の材料、すなわちAu、ITO、Cu、Ni、Ag、Pd、PDOT:PSSの中から選ばれたP型導電性材を主体とする1つまたはいくつかの要素と、
    以下の材料、すなわちCa、Alの中から選ばれたN型導電性材料を主体とする1つまたはいくつかの第2の要素と
    を含む請求項1から4のいずれか一項に記載のダイオード。
  9. 前記要素のうちの少なくとも1つが金属を主体とし、前記金属が前記金属の仕事関数を変更することが可能な層で覆われている請求項1から4のいずれか一項に記載のダイオード。
  10. 前記導電性または半導体の要素がまた、
    PFBTまたはペンタフルオロベンゼンチオールを主体とするP型SAM層によって覆われた金属を主体とする1つもしくはいくつかの第1の要素、および/または
    4MTPまたはメトキシチオールフェノールを主体とするN型SAM層によって覆われた金属を主体とする1つもしくはいくつかの第1の要素
    を含むことができる請求項9に記載のダイオード。
  11. 前記活性領域が前記第1のポリマー材料を主体とする第1の領域(202a)および前記第1の領域に隣接し前記第2のポリマー材料を主体とする第2の領域(202b)から形成され、前記要素のうちの少なくとも1つが前記第1の領域および前記第2の領域を通り抜ける金属領域を主体とし、前記金属領域が前記第1の領域において前記金属の前記仕事関数を増加させることが可能な層によって覆われ、前記金属領域がまた前記第2の領域において前記金属の前記仕事関数を低減することが可能な層で覆われている請求項9または10に記載のダイオード。
  12. 前記活性領域(102)が第1のポリマー材料と第2のポリマー材料との混合物から形成される請求項1から11のいずれか一項に記載のダイオード。
  13. 前記活性領域(102)がPCBMとP3HTとの混合物から形成される請求項1から11のいずれか一項に記載のダイオード。
  14. 要素(111、211、311、113、213、313)が、一組のトラック(211b、211c、213b、213c、311b、311c、311d、311e、313b、313c、313d、313e)から形成され、前記活性領域(102)における前記要素の配置が正孔の伝導を促進する交互に並んだトラックおよび電子の伝導を促進するトラックを形成する請求項1から13のいずれか一項に記載のダイオード。
  15. 電子の伝導を促進するトラック(313b、313c、313d、313e)および正孔の伝導を促進するトラック(311b、311c、311d、311e)が互いにかみ合わされた櫛の形態で配置される請求項14に記載のダイオード。
  16. 前記第1の電極がアノードとして働き、前記第2の電極がカソードとして働き、正孔の伝導を促進する要素(111)が前記アノードよりも前記カソードにより近接して配置され、電子の伝導を促進する要素(113)が前記カソードよりも前記アノードにより近接して配置される請求項1から15のいずれか一項に記載のダイオード。
  17. 正孔の伝導を促進する要素(111)が前記カソードから距離dに、および前記アノードから距離Δに配置され、ここにd/Δ≦10であり、ならびに/または電子の伝導を促進する要素(113)が前記アノードからdおよび前記カソードから少なくともΔを超えない距離に配置され、ここにd/Δ≦10である請求項16に記載のダイオード。
  18. 前記導電性または半導体の要素(111、113)が、光放射にさらされる前記活性領域の表面積の少なくとも10分の1である、前記光放射にさらされ得る全表面積を有する請求項1から17のいずれか一項に記載のダイオード。
  19. 前記導電性または半導体要素(111、113)が100ナノメートル未満の厚さを有する請求項1から18のいずれか一項に記載のダイオード。
  20. 前記導電性要素(111、113)が蓄電池またはキャパシタの形態の負荷に接続されている請求項1から19のいずれか一項に記載の少なくとも1つのダイオードを備えるマイクロ電子デバイス。
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