JP2014517600A - 付加的な出力チャンネルを提供するためのステレオ出力信号を生成する装置、方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

付加的な出力チャンネルを提供するためのステレオ出力信号を生成する装置、方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

ステレオ出力信号を生成する装置であって、第1の入力チャンネルの第1の信号表示値と第2の入力チャンネルの第2の信号表示値に従って操作情報を生成するように適合された操作情報生成器(110;210;340;440;640)と、操作情報に基づいて結合信号を操作し、第1の出力チャンネルとして第1の操作された信号を取得し、第2の出力チャンネルとして第2の操作された信号を取得する操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)を備える。結合信号は、第1の入力チャンネルと第2の入力チャンネルを結合することによって導き出された信号である。さらに、操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、第1の信号表示値が第2の信号表示値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、第1の信号表示値が第2の信号表示値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で結合信号を操作するように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、オーディオ処理、特にステレオ出力信号を生成する技術に関する。
オーディオ処理はさまざまな方法で進歩してきた。特に、サラウンドシステムはますます重要になってきている。しかしながら、ほとんどの音楽録音は、依然として符号化され、ステレオ信号として、マルチチャンネル信号としてではなく送信されている。サラウンドシステムは、複数、例えば4つまたは5つのスピーカを備えるので、2つの入力信号のみが利用可能であるとき、どんな信号をどのスピーカに供給するかが多くの研究の対象となってきた。変更のない第1の入力信号を第1グループのスピーカに、変更のない第2の入力信号を第2グループのスピーカに提供することは、もちろん1つのソリューションである。しかし、リスナーは、現実のサラウンドサウンドのインプレッションを本当には得られず、その代わりに異なるスピーカから同じ音を聞くことになる。
さらに、センタースピーカを含む5つのスピーカを備えるサラウンドシステムを考える。ユーザに現実のサウンド経験を提供するために、実際にリスナーの前の位置から生じるサウンドは、リスナーの後の左と右のサラウンドスピーカではなく、フロントスピーカによって再生されなければならない。それ故、このようなサウンド部分を含まないオーディオ信号が利用可能でなければならない。
さらにまた、現実のサラウンドサウンドを経験することを所望するリスナーは、左と右のサラウンドスピーカからの高品質のオーディオサウンドも期待する。両方のサラウンドスピーカに同じ信号を提供することは、所望のソリューションでない。リスナー位置の左から生じるサウンドは、右のサラウンドスピーカによって再生されるべきでなく、その逆も同じである。
しかしながら、すでに言及されたように、ほとんどの音楽録音は依然としてステレオ信号として符号化される。多くのステレオ音楽製造は、振幅パニングを使用する。音源skは録音され、引き続いて、重み付けマスクakを適用することによって、ステレオシステムにおいて、それらがステレオ入力信号の左ステレオチャンネルxLを受信する左スピーカとステレオ入力信号の右ステレオチャンネルxRを受信する右スピーカの間の特定位置から生じているように見えるようにパニングされる。そのうえ、このような録音は、例えば、部屋の残響から生じるアンビエント信号部分n1、n2を備える。アンビエント信号部分は、両方のチャンネルにおいて現れるが、特定の音源に関係しない。それ故、ステレオ入力信号の左チャンネルxLと右チャンネルxRは、以下を備える。
Figure 2014517600
L:左ステレオ信号
R:右ステレオ信号
k:音源kのパニング係数
k:信号音源k
1、n2:アンビエント信号部分
サラウンドシステムにおいて、普通は、いくつかのスピーカのみがリスナーの座席の正面(たとえば、センター、前方左、および前方右のスピーカ)に位置するとみなされ、他のスピーカはリスナーの座席の後方の左および右(例えば、左および右のサラウンドスピーカ)に位置するとみなされる。
ステレオ入力信号(sk=ak・sk)の両方のチャンネルに等しく存在する信号成分は、リスナーの正面のセンター位置における音源から生じるように見える。それ故、これらの信号がリスナーの後方の左および右のサラウンドスピーカによって再生されないことは望ましいと考えられる。
そのうえ、主として左のステレオチャンネルに存在する信号成分(sk>>ak・sk)が左のサラウンドスピーカによって再生され、主として右のステレオチャンネルに存在する信号成分(sk<<ak・sk)が右のサラウンドスピーカによって再生されることは望ましいと考えられる。
その上、左のステレオチャンネルのアンビエント信号部分n1が左のサラウンドスピーカによって再生され、右のステレオチャンネルのアンビエント信号部分n2が右のサラウンドスピーカによって再生されることになるのは望ましいと考えられる。
それ故、左と右のサラウンドスピーカに適切な信号を提供するため、ステレオ入力信号の2つのチャンネルから、2つの入力チャンネルと異なり、記述された特性を具備する少なくとも2つの出力チャンネルを提供することは、高く評価される。
ステレオ入力信号からステレオ出力信号を生成する要求は、しかしながら、サラウンドシステムに限られず、伝統的なステレオシステムにおいても適用することができる。ステレオ出力信号は、たとえば、ステレオベースのワイド化を提供することによって、異なるサウンド経験、例えば2つのスピーカを有する伝統的なステレオシステムに対してより広い音場を提供するために有用であるかもしれない。ステレオスピーカまたはイヤホンを用いた再生に関して、より広い、および/または、包み込むオーディオインプレッションを生成することができる。
最初の従来技術の方法によれば、モノラルの入力源は、プレイバックに対してステレオ信号を生成するために処理され、従ってモノラルの入力源から2つのチャンネルを生成する。これにより、入力信号は、ステレオ出力信号を生成するために、コンプリメンタリ(相補型)フィルタによって修正される。2つのスピーカによって再生されるとき、生成されたステレオ信号は、同じ信号のフィルタされない再生よりワイドなサウンドを創生する。しかしながら、ステレオ信号に含まれる音源は、方向情報が生成されないので、「不鮮明」である。詳細は非特許文献1に提示されている。
他の提案されたアプローチは、特許文献1「マトリックスコンバータを有するサウンド再生システム」に提示されている。この従来技術によれば、ステレオ出力信号は、ステレオ入力信号から、ステレオ入力信号のチャンネルの線形結合を適用することによって生成される。この方法を適用することにより、入力信号のセンターパニングされた部分を有意に減衰する出力信号を生成することができる。しかしながら、その方法も、多くのクロストーク(左チャンネルから右チャンネルへのおよびその逆の)に結果としてなる。クロストークは、右入力信号から左出力信号へのおよびその逆の影響を制限することによって、線形結合の対応する重み付け係数が調整されるという点で、低減することができる。しかしながら、これはまた、サラウンドスピーカにおいて、センターパニングされた信号部分の低減された減衰に結果としてなる。前方センター位置から生ずる信号は、後方サラウンドスピーカによって意図せずに再生される。
従来技術の他の提案されたコンセプトは、複素信号解析技術を適用することによって、周波数ドメインにおけるステレオ入力信号の方向とアンビエンスを決定することである。この従来技術のコンセプトは、例えば、特許文献1,2,3に提示されている。このアプローチによれば、両方の入力信号は、各時間‐周波数ビンに対して、方向とアンビエンスについて検査され、サラウンドシステムにおいて、方向とアンビエンスの解析の結果に従ってリパニングされる。このアプローチによれば、アンビエント信号部分を決定するために、相関解析が使用される。解析に基づいて、優勢にアンビエント信号部分を備えたサラウンドチャンネルが生成され、センターパニングされた信号部分を除去することができる。しかしながら、方向解析とアンビエンス摘出の両方は、必ずしも誤差がないとは限らない推定に基づいているので、不必要なアーチファクトが生成される可能性がある。入力信号のミックスが、重畳されたスペクトルによっていくつかの信号(例えば、異なる楽器の)を含む場合、生成される不必要なアーチファクトの問題は増大する。ステレオ信号からセンターパニングされた部分を除去するために、効果的な信号依存フィルタリングが必要であるが、しかしながら、それは「音楽ノイズ」によって生じる推定誤差を明らかに可視化する。その上、方向解析とアンビエンス摘出の組合せは、さらに両方の方法からのアーチファクトの付加に結果としてなる。
国際公開第9215180号公報 米国特許第7257231号公報 米国特許第7412380号公報 米国特許第7315624号公報
Manfred Schroeder "An Artificial Stereophonic Effect Obtained From Using a Single Signal", presented at the 9th annual AES meeting October 8-12 1957
本発明の目的は、それ故に、ステレオ出力信号を生成する改良されたコンセプトを提供することである。本発明の目的は、請求項1に係るステレオ出力信号を生成する装置、請求項14に係るアップミキサー、請求項15に係るステレオベースのワイド化する装置、請求項16に係るステレオ出力信号を生成する方法、請求項17に係るエンコーダ、および請求項18に係るコンピュータプログラムによって解決される。
本発明によれば、ステレオ出力信号を生成する装置が提供される。装置は、第1の入力チャンネルと第2の入力チャンネルを有するステレオ入力信号から、第1の出力チャンネルと第2の出力チャンネルを有するステレオ出力信号を生成する。
装置は、第1の入力チャンネルの第1の信号表示値と第2の入力チャンネルの第2の信号表示値に従って操作情報を生成するように適合された操作情報生成器を備えることができる。さらにまた、装置は、操作情報に基づいて結合信号を操作し、第1の出力チャンネルとして第1の操作信号を取得し、第2の出力チャンネルとして第2の操作信号を取得する操作器を備える。
結合信号は、第1の入力チャンネルと第2の入力チャンネルを結合することによって導き出される信号である。そのうえ、操作器は、第1の信号表示値が第2の信号表示値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、第1の信号表示値が第2の信号表示値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、結合信号を操作するように構成することができる。
ステレオ出力信号は、それ故、結合信号を操作することによって生成される。結合信号は、第1と第2の入力チャンネルを結合することによって導き出され、従って両方のステレオ入力チャンネルに関する情報を含むので、結合信号は2つの入力チャンネルからステレオ出力信号を生成する適切なベースである。
実施形態において、操作情報生成器は、第1の入力チャンネルの第1の信号表示値として第1のエネルギー値に従い、第2の入力チャンネルの第2の信号表示値として第2のエネルギー値に従って操作情報を生成するように適合される。さらにまた、操作器は、第1のエネルギー値が第2のエネルギー値に対して第1の関係にあるときは第1の方法で、または、第1のエネルギー値が第2のエネルギー値に対して異なる第2の関係にあるときは異なる第2の方法で、結合信号を操作するように構成される。このような実施形態において、第1と第2の入力チャンネルのエネルギー値は、操作情報として用いられる。2つの入力チャンネルのエネルギーは、それらが第1と第2の入力チャンネルに関する有意の情報を含むので、第1と第2の出力チャンネルを取得するために結合信号をどのように操作するかについての適切な表示を提供する。
他の実施形態において、装置は、さらにまた、第1と第2の信号表示値を算出する信号表示演算ユニットを備える。
他の実施形態において、操作器は、結合信号を操作するように適合され、結合信号は、第1と第2の入力チャンネルの差分を表す。この実施形態は、差分信号を使用することが有意の効果を提供するという発見に基づいている。
更なる実施形態によれば、装置は、第1と第2の入力チャンネルを時間ドメインから周波数ドメインに変換する変換器ユニットを備える。これは、信号源の周波数依存処理を可能にする。
そのうえ、実施形態に係る装置は、第1の信号表示値に従って第1の重み付けマスクを生成し、第2の信号表示値に従って第2の重み付けマスクを生成するように適合させることができる。装置は、結合信号の振幅値に第1の重み付けマスクを適用することによって結合信号を操作し、第1の修正された振幅値を取得するように適合させることができ、結合信号の振幅値に第2の重み付けマスクを適用することによって結合信号を操作し、第2の修正された振幅値を取得するように適合させることができる。第1と第2の重み付けマスクは、第1と第2の入力信号に基づいて、差分信号を修正する効果的な方法を提供する。
更なる実施形態において、装置は、第1の振幅値と結合信号の位相値を結合し、第1の出力チャンネルを取得し、第2の振幅値と結合信号の位相値を結合し、第2の出力チャンネルを取得するように適合された結合器を備える。このような実施形態においては、結合信号の位相値は、不変のままにされる。
他の実施形態によれば、第1および/または第2の重み付けマスクは、第1チャンネルの信号表示値と第2チャンネルの信号表示値の関係を決定することによって生成される。ここで調整パラメータを使用することができる。
更なる実施形態によれば、変換器ユニットと結合信号生成器が提供される。本実施形態において、結合信号が生成される前に、入力信号が周波数ドメインに変換される。従って、結合信号を周波数ドメインに変換することが回避され、処理時間を節約する。
さらにまた、アップミキサー、ステレオベースのワイド化する装置、ステレオ出力信号を生成する方法、操作情報を符号化する装置、およびステレオ出力信号を生成するコンピュータプログラムが提供される。
以下において、好ましい実施形態が付随する添付図面を参照して説明される。
一実施形態に係るステレオ出力信号を生成する装置を図示する。 他の実施形態に係るステレオ出力信号を生成する装置を表す。 更なる実施形態に係るステレオ出力信号を生成する装置を示す。 ステレオ出力信号を生成する装置の他の実施形態を図示する。 本発明の一実施形態に係るエネルギー値に対する異なる重み付けマスクを表す線図を図示する。 更なる実施形態に係るステレオ出力信号を生成する装置を表す。 一実施形態に係るアップミキサーを図示する。 更なる実施形態に係るアップミキサーを表す。 一実施形態に係るステレオベースのワイド化する装置を示す。 一実施形態に係るエンコーダを表す。
図1は、一実施形態に係るステレオ出力信号を生成する装置を図示する。装置は、操作情報生成器110と操作器120を備える。操作情報生成器110は、ステレオ入力信号の第1のチャンネルの信号表示値VLに従って第1の操作情報GLを生成するように適合される。さらにまた、操作情報生成器110は、ステレオ入力信号の第2のチャンネルの信号表示値VRに従って第2の操作情報GRを生成するように適合される。
一実施形態において、第1のチャンネルの信号表示値VLは第1のチャンネルのエネルギー値であり、第2のチャンネルの信号表示値VRは第2のチャンネルのエネルギー値である。他の実施形態において、第1のチャンネルの信号表示値VLは第1のチャンネルの振幅値であり、第2のチャンネルの信号表示値VRは第2のチャンネルの振幅値である。
生成された操作情報GL、GRは、操作器120に提供される。さらにまた、結合信号dは、操作器120に供給される。結合信号dは、ステレオ入力信号の第1と第2の入力チャンネルによって導き出される。
操作器120は、第1の操作情報GLと結合信号dに基づいて第1の操作された信号dLを生成する。さらにまた、操作器120は、第2の操作情報GRと結合信号dに基づいて第2の操作された信号dRも生成する。操作器120は、第1の信号表示値VLが第2の信号表示値VRに対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、第1の信号表示値VLが第2の信号表示値VRに対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、結合信号dを操作するように構成される。
一実施形態において、結合信号dは差分信号である。たとえば、ステレオ入力信号の第2のチャンネルは、ステレオ入力信号の第1のチャンネルから減算することができる。結合信号として差分信号を使用することは、差分信号がステレオ出力信号を生成するための修正に対して特に適しているという発見に基づいている。
この発見は、以下に基づいている。
(モノラルの)差分信号(「S」(サイド)信号とも称される)は、例えば、時間ドメインにおいて、次式を適用することによって、ステレオ入力信号の左と右のチャンネルから生成される。
Figure 2014517600
S: 差分信号
L: 左入力信号
R: 右入力信号
ここで、xLとxRの上述の定義を使用すると、
Figure 2014517600
上記の式に従って差分信号を生成することによって、両方の入力チャンネルに等しく存在する(ak=1)音源skは、差分信号を生成させるときに除去される。(両方のステレオ入力チャンネルに等しく存在する音源は、リスナーの前方のセンター位置のロケーションから生じているとみなされる。)さらにまた、音源がステレオ入力信号の両方のチャンネルにほぼ等しく存在する(ak≒1)ようにパニングされた音源skは、差分信号において強く減衰される。
しかしながら、ステレオ入力信号の左チャンネルにのみ存在する(または主に存在する)(ak→0)ようにパニングされた音源は、全く減衰されない(またはわずかに減衰されるだけである)。さらに、右チャンネルにのみ存在する(または主に存在する)(ak>>1)ようにパニングされた音源も、全く減衰されない(またはわずかに減衰されるだけである)。
一般に、ステレオ入力信号の左と右のチャンネルのアンビエント信号部分n1とn2は、わずかに相関しているだけである。それ故、差分信号を形成するとき、それらはわずかに減衰されるだけである。
差分信号は、ステレオ出力信号を生成するプロセスにおいて使用することができる。S信号が時間ドメインにおいて生成される場合、いかなるアーチファクトも生成されない。
図2は、本発明の他の実施形態に係るステレオ出力システムを生成する装置を図示する。装置は、操作情報生成器210と、操作器220と、さらに信号表示演算ユニット230を備える。
ステレオ入力信号の第1のチャンネルxLと第2のチャンネルxRは、信号表示演算ユニット230に供給される。信号表示演算ユニット230は、第1の入力チャンネルxLに関する第1の信号表示値VLと、第2の入力チャンネルxRに関する第2の信号表示値VRを演算する。たとえば、第1の入力チャンネルxLの第1のエネルギー値が第1の信号表示値VLとして演算され、第2の入力チャンネルxRの第2のエネルギー値が第2の信号表示値VRとして演算される。あるいは、第1の入力チャンネルxLの第1の振幅値が第1の信号表示値VLとして演算され、第2の入力チャンネルxRの第2の振幅値が第2の信号表示値VRとして演算される。
他の実施形態において、2つ以上のチャンネルが信号表示演算ユニット230に供給され、信号表示演算ユニット230に供給された入力チャンネルの数に従って、2つ以上の信号表示値が算出される。
演算された信号表示値VL、VRは、操作情報生成器210に供給される。
操作情報生成器210は、ステレオ入力信号の第1のチャンネルxLの第1の信号表示値VLに従って操作情報GLを生成し、ステレオ入力信号の第2のチャンネルxRの第2の信号表示値VRに従って操作情報GRを生成するように適合される。操作情報生成器210によって生成された操作情報GL、GRに基づいて、操作器220は、ステレオ出力信号の第1と第2の出力チャンネルとして、それぞれ第1と第2の操作された信号dL、dRを生成する。さらにまた、操作器220は、第1の信号表示値VLが第2の信号表示値VRに対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または第1の信号表示値VLが第2の信号表示値VRに対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、結合信号dを操作するように構成される。
図3は、ステレオ出力信号を生成する装置を図示する。時間ドメインにおいて表された2つの入力チャンネルxL(t)、xR(t)を有するステレオ入力信号は、変換器ユニット320と結合信号生成器310に供給される。第1の入力チャンネルxL(t)と第2の入力チャンネルxR(t)は、それぞれ、ステレオ入力信号の左の入力チャンネルxL(t)と右の入力チャンネルxR(t)とすることができる。入力信号xL(t)、xR(t)は、離散時間信号とすることができる。
結合信号生成器310は、ステレオ入力信号の第1の入力チャンネルxL(t)と第2の入力チャンネルxR(t)に基づいて、結合信号d(t)を生成する。生成された結合信号d(t)は、離散時間信号d(t)とすることができる。一実施形態において、結合信号d(t)は、差分信号とすることができ、例えば、次式を適用することによって、たとえば、第1の(例えば、左の)入力チャンネルxL(t)から第2の(例えば、右の)入力チャンネルxR(t)を減算するまたはその逆によって生成することができる。
d(t)= xL(t)− xR(t)
他の実施形態において、他の種類の結合信号が使用される。たとえば、結合信号生成器310は、次式に従って結合信号d(t)を生成することができる。
d(t)= a・xL(t)− b・xR(t)
パラメータaとbは、ステアリングパラメータと称される。ステアリングパラメータaとbを、aがbから異なるように選択することによって、結合信号d(t)を生成するときに、ステレオ入力信号のチャンネルxL(t)、xR(t)に等しく存在しない信号音源でさえも除去することができる。従って、aをbから異なって選択することによって、例えば振幅パニングを使用することによって、センターの左またはセンターの右の位置に配置された音源を除去することが可能である。
たとえば、音源r(t)が、例えば、次式のように設定することで、センターの左の位置から生じているように見えるように配置されたケースを考える。
L(t)= 2・r(t)+ f(t)
R(t)= 0.5・r(t)+ g(t)
次に、ステアリングパラメータaとbを、a=0.5、b=2に設定することで、結合信号から信号源r(t)を除去する。
d(t)=a・xL(t)−b・xR(t)
=a・(2・r(t)+f(t))−b・(0.5・r(t)+g(t))
=0.5・(2・r(t)+f(t))−2・(0.5・r(t)+g(t))
=0.5・f(t)−2・g(t)
実施形態において、結合信号d(t)= a・xL(t)− b・xR(t)は、ステアリングパラメータaとbを適当な値に設定することによって、結合信号から特定の位置から生じている音源を結合信号から除去するために使用される。優勢な音源は、たとえば、音楽録音、例えばオーケストラ録音において優勢な楽器とすることができる。ステアリングパラメータa、bは、結合信号を生成するときに、優勢な音源の位置から生じているサウンドが除去されるような値に設定することができる。
一実施形態において、ステアリングパラメータa、bは、ステレオ入力信号の入力チャンネルxL(t)、xR(t)に従って、動的に調整することができる。たとえば、結合信号生成器310は、優勢な音源が結合信号から除去されるように、ステアリングパラメータa、bを動的に調整するようにすることができる。優勢な音源の位置は変化してもよい。優勢な音源は移動するので、または、録音において他の音源が優勢な音源になるときがくるので、1つの時点で、優勢な音源は第1の位置にあり、他の時点で、優勢な音源は異なる第2の位置にある。ステアリングパラメータaとbを動的に調整することによって、実際の優勢な音源は、結合信号から除去することができる。
更なる実施形態において、第1と第2の入力信号のエネルギー関係は、結合信号生成器310において利用可能とすることができる。エネルギー関係は、たとえば、第1の入力チャンネルxL(t)のエネルギー値の、第2の入力チャンネルxR(t)のエネルギー値に対する関係を表すことができる。このような一実施形態においては、ステアリングパラメータaとbの値は、そのエネルギー関係に基づいて動的に決定するようにしてもよい。
一実施形態において、ステアリングパラメータaとbの値は、たとえば、a=1; b=E(xL(t))/E(xR(t)); (E(y)=yのエネルギー値;)のように選ぶことができる。他の実施態様において、aとbの値を決定する他のルールを使用することができる。
さらにまた、他の実施形態において、結合信号生成器は、例えば、入力チャンネルのエネルギー関係を時間ドメインまたは周波数ドメインにおいて解析することによって、それ自身で第1と第2の入力チャンネルxL(t)、xR(t)のエネルギー関係を決定することができる。
更なる実施形態において、第1と第2の入力チャンネルxL(t)、xR(t)の振幅関係は、結合信号生成器310において利用可能である。振幅関係は、たとえば、第1の入力チャンネルxL(t)の振幅値の、第2の入力チャンネルxR(t)の振幅値に対する関係を表すことができる。このような一実施形態においては、ステアリングパラメータa、bの値は、振幅関係に基づいて動的に決定することができる。ステアリングパラメータaとbの決定は、aとbがエネルギー関係に基づいて決定される実施形態と同様に行うことができる。更なる実施形態において、結合信号生成器は、例えば、短時間フーリエ変換を適用することによって、たとえば、入力チャンネルxL(t)、xR(t)を時間ドメインから周波数ドメインに変換することによって、両方のチャンネルxL(t)、xR(t)の周波数ドメイン表現の振幅値を決定することによって、および第1の入力チャンネルxL(t)の1つまたは複数の振幅値を、第2の入力チャンネルxR(t)の1つまたは複数の振幅値に対する関係に設定することによって、それ自身で第1と第2の入力チャンネルxL(t)、xR(t)の振幅関係を決定することができる。第1の入力チャンネルxL(t)の複数の振幅値が、第2の入力チャンネルxR(t)の複数の振幅値に対する関係に設定されるとき、第1の複数の振幅値に対する平均値と第2の複数の振幅値に対する平均値を算出することができる。
図3の実施形態における装置は、さらにまた、第1の変換器ユニット320を備える。結合信号生成器310は、結合信号d(t)を、第1の変換器ユニット320に供給する。さらに、ステレオ入力信号の第1の入力チャンネルxL(t)と第2の入力チャンネルxR(t)も、第1の変換器ユニット320に供給される。第1の変換器ユニット320は、第1の入力チャンネルxL(t)、第2の入力チャンネルxR(t)および差分信号d(t)を、適切な変換方法を使用することによって周波数ドメインに変換する。
図3の実施形態において、第1の変換器ユニット320は、例えば、短時間フーリエ変換(STFT)を使用することによって、離散時間入力チャンネルxL(t)、xR(t)と離散時間差分信号d(t)を周波数ドメインに変換するために、フィルタバンクを使用する。他の実施形態において、第1の変換器ユニット320は、信号を時間ドメインから周波数ドメインに変換するために、他の種類の変換方法、例えば、QMF(直角ミラーフィルタ)フィルタバンクを使用するように適合させることができる。
短時間フーリエ変換を使用することによって入力チャンネルxL(t)、xR(t)と差分信号d(t)を変換した後、周波数ドメインの差分信号D(m、k)と周波数ドメインの第1の入力チャンネルXL(m、k)と第2の入力チャンネルXR(m、k)は、複素スペクトルを表し、ここで、mはSTFTの時間インデックスであり、kは周波数インデックスである。
第1の変換器ユニット320は、差分信号の複素周波数ドメイン信号D(m、k)を、振幅‐位相演算ユニット350に供給する。振幅‐位相演算ユニットは、周波数ドメイン差分信号D(m、k)の複素スペクトルから、振幅スペクトル│D(m、k)│と位相スペクトルφD(m、k)を演算する。
さらにまた、第1の変換器ユニット320は、複素周波数ドメインの第1の入力チャンネルXL(m、k)と第2の入力チャンネルXR(m、k)を、信号表示演算ユニット330に供給する。信号表示演算ユニット330は、第1の周波数ドメイン入力チャンネルXL(m、k)から第1の信号表示値を、第2の周波数ドメイン入力チャンネルXR(m、k)から第2の信号表示値を演算する。より詳しくは、図3の実施形態において、信号表示演算ユニット330は、第1の周波数ドメイン入力チャンネルXL(m、k)から、第1の信号表示値として第1のエネルギー値EL(m、k)を、第2の周波数ドメイン入力チャンネルXR(m、k)から、第2の信号表示値として第2のエネルギー値ER(m、k)を演算する。
信号表示演算ユニット330は、第1の周波数ドメイン入力チャンネルXL(m、k)と第2の周波数ドメイン入力チャンネルXR(m、k)の各信号部分、例えば、各時間‐周波数ビン(m、k)を考慮する。図3の実施形態において、信号表示演算ユニット330は、各時間‐周波数ビンに関して、第1の周波数ドメイン入力チャンネルxL(m、k)に関する第1のエネルギーEL(m、k)と、第2の周波数ドメイン入力チャンネルXR(m、k)に関する第2のエネルギーER(m、k)を演算する。たとえば、第1と第2のエネルギーEL(m、k)、ER(m、k)は、以下の式に従って演算することができる。
Figure 2014517600
他の実施形態において、信号表示演算ユニット330は、第1の信号表示値として第1の周波数ドメイン入力チャンネルXL(m、k)の振幅値を、第2の信号表示値として第2の周波数ドメイン入力チャンネルXR(m、k)の振幅値を演算する。このような実施形態においては、信号表示演算ユニット330は、第1の周波数ドメイン入力信号XL(m、k)の各時間‐周波数ビンに対する振幅値を決定し、第1の信号表示値を導き出すことができる。さらにまた、信号値演算ユニット330は、第2の周波数ドメイン入力信号XR(m、k)の各時間‐周波数ビンに対する振幅値を決定し、第2の信号表示値を導き出すことができる。
図3の信号表示演算ユニット330は、信号表示値、例えば、第1と第2の入力チャンネルXL(m、k)、XR(m、k)のエネルギー値EL(m、k)、ER(m、k)を、操作情報生成器340に引き渡す。
図3の実施形態において、操作情報生成器340は、各入力信号XL(m、k)、XR(m、k)の各時間‐周波数ビンに対して、重み付けマスク、例えば重み付け係数を生成する。第1と第2の信号表示値の関係に従って、例えば、左と右の周波数ドメイン信号のエネルギー関係に従って、第1の入力信号XL(m、k)に関する重み付けマスクGL(m、k)と、第2の入力信号XR(m、k)に関する重み付けマスクGR(m、k)が生成される。特定の時間‐周波数ビンに関して、EL(m、k)>>ER(m、k)である場合、GL(m、k)は1に近い値を持つ。一方、ER(m、k)>> EL(m、k)である場合、GL(m、k)は0に近い値を持つ。右の重み付けマスクに対しては、反対のものを適用する。操作情報生成器が第1と第2の信号表示値として振幅値を受信する実施形態においては、同様に同じことを適用する。
重み付けマスクは、たとえば、次式に従って算出することができる。
Figure 2014517600
重み付けマスクを算出するために調整可能なパラメータを使用することができ、それは音源が遠い左または遠い右に位置しないがこれらの値の間にある場合に関連するようになる。重み付けマスクGL(m、k)、GR(m、k)をどのように演算するかについての他の実施例は、図5を参照して後に記載される。
信号値演算ユニット330は、生成された第1の重み付けマスクGL(m、k)を、第1の操作器360に供給する。さらに、振幅‐位相演算ユニット350は、差分信号D(m、k)の振幅値│D(m、k)│を、第1の操作器360に供給する。次に、第1の重み付けマスクGL(m、k)が差分信号の振幅値に適用され、差分信号D(m、k)の第1の修正された振幅値│DL(m、k)│を取得する。第1の重み付けマスクGL(m、k)は、例えば、振幅値│D(m、k)│をGL(m、k)で乗算することによって、差分信号D(m、k)の振幅値│D(m、k)│に適用することができ、ここで│D(m、k)│とGL(m、k)は、同じ時間‐周波数ビン(m、k)に関する。第1の操作器360は、重み付けマスク値GL(m、k)と差分信号の振幅値│D(m、k)│を受信する全ての時間‐周波数ビンに対して、修正された振幅値│DL(m、k)│を生成する。
さらにまた、信号値演算ユニット330は、生成された第2の重み付けマスクGR(m、k)を、第2の操作器370に供給する。さらに、振幅‐位相演算ユニット350は、差分信号D(m、k)の振幅スペクトル│D(m、k)│を、第2の操作器370に供給する。次に、第2の重み付けマスクGR(m、k)が差分信号の振幅値に適用され、差分信号D(m、k)の第2の修正された振幅値│DL(m、k)│を取得する。再び、第2の重み付けマスクGR(m、k)は、例えば、振幅値│D(m、k)│をGR(m、k)で乗算することによって、差分信号D(m、k)の振幅値│D(m、k)│に適用することができ、ここで│D(m、k)│とGR(m、k)は、同じ時間‐周波数ビン(m、k)に関する。第2の操作器370は、重み付けマスク値GR(m、k)と差分信号の振幅値│D(m、k)│を受信する全ての時間‐周波数ビンに対して、修正された振幅値│DR(m、k)│を生成する。
第1の修正された振幅値│DL(m、k)│は、第2の修正された振幅値│DR(m、k)│と同様に、結合器380に供給される。結合器380は、第1の修正された振幅値│DL(m、k)│のそれぞれを、差分信号の対応する位相値φD(m、k)(同じ時間‐周波数ビンに関する位相値)と結合し、第1の複素周波数ドメイン出力チャンネルDL(m、k)を取得する。さらに、結合器380は、第2の修正された振幅値│DR(m、k)│のそれぞれを、差分信号の対応する位相値φD(m、k)(それは同じ時間‐周波数ビンに関する)と結合し、第2の複素周波数ドメイン出力チャンネルDR(m、k)を取得する。
他の実施形態によれば、結合器380は、第1の振幅値│DL(m、k)│のそれぞれを、第1の、例えば左の、入力チャンネルXL(m、k)の対応する位相値(同時刻‐周波数ビンに関する位相値)と結合し、さらにまた、第2の振幅値│DR(m、k)│のそれぞれを、第2の、例えば右の、入力チャンネルXR(m、k))の対応する位相値(同時間‐周波数ビンに関する位相値)と結合する。
他の実施形態において、第1の振幅値│DL(m、k)│と第2の振幅値│DR(m、k)│は、結合された位相値と結合することができる。このような結合された位相値φcomb(m、k)は、たとえば、第1の入力信号の位相値φx1(m、k)と第2の入力信号の位相値φx2(m、k)を結合することによって、例えば、次式を適用することによって取得することができる。
φcomb(m、k)=(φx1(m、k)+φx2(m、k))/2
他の実施形態において、第1と第2の振幅値の第1の結合は、第1の入力信号の位相値に適用され、第1と第2の振幅値の第2の結合は、第2の入力信号の位相値に適用される。
図3の結合器380は、生成された第1と第2の複素周波数ドメイン出力信号DL(m、k)、DR(m、k)を、第2の変換器ユニット390に供給する。第2の変換器ユニット390は、第1と第2の複素周波数ドメイン出力信号DL(m、k)、DR(m、k)を、例えば、逆短時間フーリエ変換(ISTFT)を行うことによって、時間ドメインに変換し、それぞれ、第1の周波数ドメイン出力信号DL(m、k)から第1の時間ドメイン出力信号dL(t)を取得し、第2の周波数ドメイン出力信号DR(m、k)から第2の時間ドメイン出力信号dR(t)を取得する。
図4は、更なる実施形態を図示する。図4の実施形態は、変換器ユニット420が第1と第2の入力チャンネルxL(t)、xR(t)を時間ドメインから周波数ドメインに変換するだけであるという限りにおいて、図3に表された実施形態と異なる。しかしながら、変換器ユニットは、結合信号を変換しない。その代わりに、第1と第2の周波数ドメイン入力チャンネルXL(m、k)、XR(m、k)から周波数ドメインの結合信号を生成する結合信号生成器410が提供される。結合信号は、周波数ドメインにおいて生成されるので、結合信号を周波数ドメインに変換することが回避されるので、変換ステップが節約される。結合信号生成器410は、たとえば、周波数ドメイン差分信号を、例えば、各時間‐周波数ビンに対して以下の式を適用することによって生成することができる。
D(m、k)=XL(m、k)− XR(m、k)
他の実施形態において、結合信号生成器は、たとえば次式のように、他のいかなる種類の結合信号も使用することができる。
D(m、k)= a・XL(m、k)− b・XR(m、k)
図5は、重み付けマスクGL、GRとエネルギー値EL、ERの関係を、調整パラメータαを考慮に入れて図示したものである。以下の説明は、主に重み付けマスクとエネルギー値の関係に関するが、それらは、たとえば、操作情報生成器が第1と第2の入力チャンネルの振幅値に基づいて重み付けマスクを生成するケースにおいて、重み付けマスクと振幅値の関係に等しく適用可能である。それ故、説明および式は、振幅値に対して等しく適用できる。
概念的には、重み付けマスクは、次のように2点間の重心を算出するルールに基づいて生成される。
Figure 2014517600
C: 重心
1: 点1
2: 点2
1: 点1の質量
2: 点2の質量
この式が、エネルギー値EL(m、k)とER(m、k)の「重心」の算出に対して用いられる場合、次のように結果としてなる。
Figure 2014517600
C(m、k): エネルギー値EL(m、k)とER(m、k)の重心
左チャンネルに対する重み付けマスクを取得するため、次のように、x1は、x1=1に設定され、x2は、x2=0に設定される。
Figure 2014517600
このような重み付けマスクGL(m、k)は、左パニングされた信号(EL(m、k)>> ER(m、k))のケースにおいて、GL(m、k)→1という所望の結果を有し、右パニングされた信号(ER(m、k)>>EL(m、k))のケースにおいて、GL(m、k)→0という所望の結果を有する。
同様に、右チャンネルに対する重み付けマスクは、次のように、x1=0とx2=1を設定することによって得られる。
Figure 2014517600
この重み付けマスクGR(m、k)は、右パニングされた信号(ER(m、k)>> EL(m、k))のケースにおいて、GR(m、k)→1という所望の結果を有し、左パニングされた信号(EL(m、k)>> ER(m、k))のケースにおいて、GR(m、k)→0という所望の結果を有する。
センターパニングされた入力信号(EL(m、k)=ER(m、k))に関して、重み付けマスクGL(m、k)とGR(m、k)は、0.5に等しい。パラメータαは、センターパニングされた信号と、センターの近くにパニングされた信号に関して、重み付けマスクの挙動をステアリングするために用いられ、ここで、αは、次式に従って重み付けマスクに適用される指数である。
Figure 2014517600
重み付けマスクGL(m、k)とGR(m、k)は、これらの式によってエネルギーに基づいて算出される。
上述したように、これらの式は、第1と第2の入力チャンネルの振幅値|XL(m、k)|、|XR(m、k)|)に対して、等しく適用可能である。その場合において、EL(m、k)は|XL(m、k)|の値を持ち、ER(m、k)は|XR(m、k)|の値を持ち、例えば、実施形態において、操作情報生成器は、エネルギー値の代わりに振幅値に基づいて重み付けマスクを生成する。
図5は、調整パラメータの異なる値に関するカーブを図示することによって、調整パラメータαを適用する効果を図示する。αが、α=0.4に設定される場合、左と右の入力チャンネルにおいて等しいまたは類似したエネルギーを備えるビンが、わずかに減衰される。右のチャンネルにおいて有意に高いエネルギーを有するビンのみが、左の重み付けマスクGL(m、k)によって強く減衰される。同様に、左のチャンネルにおいて有意に高いエネルギーを有するビンが、右の重み付けマスクGR(m、k)によって強く減衰される。このようなフィルタによって、ほんのわずかの信号部分のみが強く減衰されるので、このような調整パラメータの設定は「低い選択性」と称することができる。
高いパラメータ値、たとえば、α=2は、かなり「高い選択性」に結果としてなる。図5で分かるように、左と右のチャンネルにおいて、等しいまたは同様のエネルギーを有するビンは、重く減衰される。アプリケーションに依存して、調整パラメータαによって、所望の選択性にステアリングすることができる。
図6は、更なる実施形態にかかるステレオ出力信号を生成する装置を図示する。図6の装置は、とりわけ信号遅延ユニット605を更に備えるので、図3の実施形態と異なる。ステレオ入力信号の第1の入力チャンネルxLA(t)と第2の入力チャンネルxRA(t)が、信号遅延ユニット605に供給される。第1と第2の入力チャンネルxLA(t)、xRA(t)は、第1の変換器ユニット620にも供給される。
信号遅延ユニット605は、第1の入力チャンネルxLA(t)および/または第2の入力チャンネルxRA(t)を遅延するように適合されている。一実施形態において、信号遅延ユニットは、第1と第2の入力チャンネルxLA(t)、xRA(t))の相関分析を使用することによって、遅延時間を決定する。例えば、xLA(t)とxRA(t)は、ステップバイステップベースで時間シフトされる。各ステップに対して、相関分析が行われる。次に、最大相関を有する時間シフトが決定される。ステレオ入力信号において信号源を配置するために、それが特定位置から生じているように見えるように、遅延パニングが使用されたと仮定すると、最大相関を有する時間シフトは、遅延パニングから生じている遅延に対応するとみなされる。一実施形態において、信号遅延ユニットは、それがセンター位置に再配置されるように、遅延パニングされた信号源を再配置することができる。例えば、相関分析が、入力チャンネルxLA(t)がΔtだけ遅延されたことを示す場合、次に信号遅延ユニット605は、Δtだけ入力チャンネルxRA(t)を遅延させる。
最終的に修正された第1のチャンネルxLB(t)と第2のチャンネルxRB(t)は、結合信号を生成する結合信号生成器620に引き続いて供給される。一実施形態において、結合信号生成器は、次式を適用することによって、結合信号として差分信号を生成する。
d(t)=xLB(t)−xRB(t)
信号源は、遅延パニングされた信号源がセンター位置に再配置されたので、次に最終的に修正された第1と第2のチャンネルxLB(t)、xRB(t)において等しく存在し、それ故に差分信号d(t)から除去される。図6の実施形態にかかる装置を使用することによって、対応する遅延パニングされた信号源のない結合信号を生成することが、それ故に可能である。
図7は、ステレオ入力信号を、5つの出力チャンネル、例えばサラウンドシステムの5つのチャンネル、にアップミックスするアップミキサー700を図示する。ステレオ入力信号は、アップミキサー700に供給される第1の入力チャンネルLと第2の入力チャンネルRを有する。5つの出力チャンネルは、センターチャンネル、左フロントチャンネル、右フロントチャンネル、左サラウンドチャンネルおよび右サラウンドチャンネルとすることができる。センターチャンネル、左フロントチャンネル、右フロントチャンネル、左サラウンドチャンネルおよび右サラウンドチャンネルは、それぞれ、センタースピーカ720、左フロントスピーカ730、右フロントスピーカ740、左サラウンドスピーカ750および右サラウンドスピーカ760に提供される。スピーカは、リスナーの座席710の周囲に配置することができる。
アップミキサー700は、ステレオ入力信号の左入力チャンネルLと右入力チャンネルRを加算することによって、センタースピーカ720に対するセンターチャンネルを生成する。アップミキサー700は、未修正の左入力チャンネルLを左フロントスピーカ730に提供することができ、未修正の右入力チャンネルRを右フロントスピーカ740に更に提供することができる。さらにまた、アップミキサーは、上述の実施形態の1つにかかるステレオ出力信号を生成する装置770を備える。左入力チャンネルLと右入力チャンネルRは、それぞれ、ステレオ出力信号を生成する装置770の第1と第2の入力チャンネルとして、装置770に供給される。装置770の第1の出力チャンネルは、左サラウンドチャンネルとして左サラウンドスピーカ750に提供され、一方、装置770の第2の出力チャンネルは、右サラウンドチャンネルとして右サラウンドスピーカ760に提供される。
図8は、5つの出力チャンネル、例えばサラウンドシステムの5つのチャンネル、を有するアップミキサー800の更なる実施形態を図示する。ステレオ入力信号は、アップミキサー800に供給される第1の入力チャンネルLと第2の入力チャンネルRを有する。図7に例示された実施形態のように、5つの出力チャンネルは、センターチャンネル、左フロントチャンネル、右フロントチャンネル、左サラウンドチャンネルおよび右サラウンドチャンネルとすることができる。センターチャンネル、左フロントチャンネル、右フロントチャンネル、左サラウンドチャンネルおよび右サラウンドチャンネルは、それぞれ、センタースピーカ820、左フロントスピーカ830、右フロントスピーカ840、左サラウンドスピーカ850および右サラウンドスピーカ860に提供される。再び、スピーカは、リスナーの座席810の周囲に配置することができる。
センタースピーカ820に提供されるセンターチャンネルは、左入力チャンネルLと右入力チャンネルRを加算することによって生成される。さらにまた、アップミキサーは、上述の実施形態の1つにかかるステレオ出力信号を生成する装置870を備える。左入力チャンネルLと右入力チャンネルRは、装置870に供給される。装置870は、ステレオ出力信号の第1と第2の出力チャンネルを生成する。第1の出力チャンネルは、左フロントスピーカ830に提供され、第2の出力チャンネルは、右フロントスピーカ840に提供される。さらにまた、装置870によって生成された第1と第2の出力チャンネルは、アンビエント抽出器880に提供される。アンビエント抽出器880は、装置870によって生成された第1の出力チャンネルから、第1のアンビエント信号成分を抽出し、第1のアンビエント信号成分を、左サラウンドチャンネルとして、左サラウンドスピーカ850に提供する。さらにまた、アンビエント抽出器880は、装置870によって生成された第2の出力チャンネルから、第2のアンビエント信号成分を抽出し、第2のアンビエント信号成分を、右サラウンドチャンネルとして、右サラウンドスピーカ860に提供する。
図9は、一実施形態にかかるステレオベースのワイド化する装置900を図示する。図9において、ステレオ入力信号の第1の入力チャンネルLと第2の入力チャンネルRは、装置900に供給される。ステレオベースのワイド化する装置900は、上述の実施形態の1つにかかるステレオ出力信号を生成する装置910を備える。ステレオベースのワイド化する装置900の第1と第2の入力チャンネルL、Rは、ステレオ出力信号を生成する装置910に供給される。
ステレオ出力信号を生成する装置910の第1の出力チャンネルは、第1の入力チャンネルLとステレオ出力信号を生成する装置910の第1の出力チャンネルとを結合する第1の結合器920に供給され、ステレオベースのワイド化する装置900の第1の出力チャンネルを生成する。
対応して、ステレオ出力信号を生成する装置910の第2の出力チャンネルは、第2の入力チャンネルRとステレオ出力信号を生成する装置910の第2の出力チャンネルとを結合する第2の結合器930に供給され、ステレオベースのワイド化する装置900の第2の出力チャンネルを生成する。
これにより、ワイド化されたステレオ出力信号が生成される。結合器は、例えば、両方のチャンネルを加算することによって、両方のチャンネルの線形結合を使用して、または2つのチャンネルを結合する他の方法によって、両方の受信されたチャンネルを結合することができる。
図10は、一実施形態にかかるエンコーダを図示する。ステレオ信号の第1のチャンネルXL(m、k)と第2のチャンネルXR(m、k)は、エンコーダに供給される。ステレオ信号は、周波数ドメインにおいて表すことができる。
エンコーダは、ステレオ信号の第1と第2のチャンネルXL(m、k)、XR(m、k)の第1の信号表示値VLと第2の信号表示値VR、例えば、第1と第2のチャンネルXL(m、k)、XR(m、k)の第1と第2のエネルギー値EL(m、k)、ER(m、k)、を決定する信号表示演算ユニット1010を備える。エンコーダは、上述の実施形態におけるステレオ出力信号を生成する装置と同様の方法で、エネルギー値EL(m、k)、ER(m、k)を決定するように適合することができる。例えば、エンコーダは、次式を使用することによって、エネルギー値を決定することができる。
Figure 2014517600
他の実施形態において、信号表示演算ユニット1010は、第1と第2のチャンネルXL(m、k)、XR(m、k)の振幅値を決定することができる。このような実施形態においては、信号表示演算ユニット1010は、上述の実施形態におけるステレオ出力信号を生成する装置と同様の方法で、第1と第2のチャンネルXL(m、k)、XR(m、k)の振幅値を決定することができる。
信号値演算ユニット1010は、決定されたエネルギー値EL(m、k)、ER(m、k)および/または決定された振幅値を、操作情報生成器1020に供給する。操作情報生成器1020は、次に、特に図5に関して説明されたように、上述の実施形態のステレオ出力信号を生成する装置と同様のコンセプトを適用することによって、受信されたエネルギー値EL(m、k)、ER(m、k)および/または振幅値に基づいて、操作情報、例えば、第1の重み付けマスクGL(m、k)と第2の重み付けマスクGR(m、k)、を生成する。
一実施形態において、操作情報生成器1020は、第1と第2のチャンネルXL(m、k)、XR(m、k)の振幅値に基づいて、操作情報を決定することができる。このような実施形態においては、操作情報生成器1020は、上述の実施形態におけるステレオ出力信号を生成する装置と同様のコンセプトを適用することができる。
操作情報生成器1020は、次に、重み付けマスクGL(m、k)とGR(m、k)を、出力モジュール1030に引き渡す。
出力モジュール1030は、捜査情報、例えば、重み付けマスクGL(m、k)およびGR(m、k)を、適当なデータ形式、例えば、ビットストリームにおいてまたは信号の値として出力する。
出力された操作情報は、送信された操作情報を適用することによって、例えば、ステレオ出力信号を生成する装置の上述の実施形態に関して記述されたように、送信された重み付けマスクを、差分信号またはステレオ入力信号と結合することによって、ステレオ出力信号を生成する、デコーダに送信することができる。
いくつかの態様が装置の文脈において記載されたが、これらの態様は対応する方法の記載をも表していることは明らかであり、ブロックまたはデバイスは方法ステップまたは方法ステップの機能に対応する。同様に、方法ステップの文脈において記載された態様は、対応する装置の対応するブロックまたはアイテムまたは機能の記述をも表している。
特定の実施要求に従い、本発明の実施形態は、ハードウェアにおいてまたはソフトウェアにおいて実施することができる。実施は、その上に格納される電子的に読取可能な制御信号を有し、それぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと協働する(または協働することができる)、デジタル記録媒体、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、DVD、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリを用いて実行することができる。
本発明に係るいくつかの実施形態は、本願明細書に記載された方法の1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる電子的に読取可能な制御信号を有するデータキャリアを備える。
一般に、本発明の実施形態は、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、本発明の方法の1つを実行するように動作可能であるプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実施することができる。プログラムコードは、例えば機械読取可能なキャリアに記憶することができる。
他の実施形態は、機械読取可能なキャリアまたは固定記憶媒体に格納された、本願明細書に記載された方法の1つを実行するコンピュータプログラムを備える。
言い換えれば、本発明の方法の一実施形態は、それ故に、コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作するとき、本願明細書に記載された方法の1つを実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
本発明の方法の更なる実施形態は、それ故に、その上に記録され、本願明細書に記載された方法の1つを実行するコンピュータプログラムを備えるデータキャリア(またはデジタル記録媒体またはコンピュータ読取可能媒体)である。
本発明の方法の更なる実施形態は、それ故に、本願明細書に記載された方法の1つを実行するコンピュータプログラムを表現するデータストリームまたは信号のシーケンスである。
データストリームまたは信号のシーケンスは、たとえば、データ通信接続、例えばインターネットを介して伝送されるように構成することができる。
更なる実施形態は、本願明細書に記載された方法の1つを実行するように構成または適合された処理手段、例えばコンピュータまたはプログラマブルロジックデバイスを備える。
更なる実施形態は、本願明細書に記載された方法の1つを実行するコンピュータプログラムがその上にインストールされたコンピュータを備える。
いくつかの実施形態において、本願明細書に記載された方法のいくつかまたは全ての機能を実行するために、プログラマブルロジックデバイス(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ)を用いることができる。いくつかの実施形態において、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本願明細書に記載された方法の1つを実行するために、マイクロプロセッサと協働することができる。一般に、方法は、好ましくはいかなるハードウェア装置によっても実行される。
上述した実施形態は、単に本発明の原理に対して解説したものである。本願明細書に記載された構成および詳細の修正および変更は、当業者にとって明らかであると理解される。それ故に、本発明のスコープは、本願明細書の実施形態の記載および説明の方法による具体的な詳細によって制限されず、間近に迫った特許クレームの範囲のみによって制限されることが意図される。

Claims (18)

  1. 第1の入力チャンネルと第2の入力チャンネルを有するステレオ入力信号から、第1の出力チャンネルと第2の出力チャンネルを有するステレオ出力信号を生成する装置であって、
    前記第1の入力チャンネルの第1の信号表示値と前記第2の入力チャンネルの第2の信号表示値に従って、操作情報を生成するように適合された、操作情報生成器(110;210;340;440;640)と、
    前記操作情報に基づいて結合信号を操作し、前記第1の出力チャンネルとして第1の操作された信号を取得し、前記第2の出力チャンネルとして第2の操作された信号を取得する、操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)と、を備え、
    前記結合信号は、前記第1の入力チャンネルと前記第2の入力チャンネルを結合することによって導き出された信号であり、
    前記操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、前記結合信号を操作するように構成された、
    装置。
  2. 前記操作情報生成器(110;210;340;440;640)は、前記第1の入力チャンネルの前記第1の信号表示値として第1のエネルギー値に従って、前記第2の入力チャンネルの前記第2の信号表示値として第2のエネルギー値に従って、前記操作情報を生成するように適合され、
    前記操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、前記第1のエネルギー値が前記第2のエネルギー値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、前記第1のエネルギー値が前記第2のエネルギー値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、前記結合信号を操作するように構成された、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記操作情報生成器(110;210;340;440;640)は、前記第1の入力チャンネルの前記第1の信号表示値と前記第2の入力チャンネルの前記第2の信号表示値に従って、前記操作情報を生成するように適合され、
    前記第1の入力チャンネルの前記第1の信号表示値は、前記第1の入力チャンネルの振幅値に依存し、
    前記第2の入力チャンネルの前記第2の信号表示値は、前記第2の入力チャンネルの振幅値に依存し、
    前記操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、前記結合信号を操作するように構成された、
    請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1の入力チャンネルに基づいて前記第1の信号表示値を算出するように適合され、前記第2の入力チャンネルに基づいて前記第2の信号表示値を算出するように更に適合された、信号表示演算ユニット(230;330;430;630)を更に備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、前記結合信号を操作するように適合され、前記結合信号は、次式によって生成される、請求項1〜4のいずれかに記載の装置。

    d(t)= a・xL(t)− b・xR(t)

    ここで、d(t)は前記結合信号を表し、xL(t)は前記第1の入力チャンネルを表し、xR(t)は前記第2の入力チャンネルを表し、aとbはステアリングパラメータである。
  6. 前記操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、前記結合信号を操作するように適合され、前記結合信号は、前記第1と前記第2の入力チャンネル間の差分を表す、請求項1〜4のいずれかに記載の装置。
  7. 前記ステレオ入力信号の第1と第2の入力チャンネルを、時間ドメインから周波数ドメインに変換する、変換器ユニット(320;420;620)を更に備えた、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記操作情報生成器(110;210;340;440;640)は、前記第1の信号表示値に従って第1の重み付けマスクを生成し、前記第2の信号表示値に従って第2の重み付けマスクを生成するように適合され、
    前記操作器(120;220;360、370;460、470;660、670)は、前記結合信号の振幅値に前記第1の重み付けマスクを適用することによって前記結合信号を操作し、第1の修正された振幅値を取得するように適合され、前記結合信号の振幅値に前記第2の重み付けマスクを適用することによって前記結合信号を操作し、第2の修正された振幅値を取得するように適合された、請求項1〜7のいずれかに記載の装置。
  9. 前記第1の修正された振幅値と前記結合信号の位相値を結合し、前記第1の出力チャンネルとして前記第1の操作された信号を取得するように適合された、結合器(380;480;680)を更に備え、
    前記結合器(380;480;680)は、前記第2の修正された振幅値と前記結合信号の位相値を結合し、前記第2の出力チャンネルとして前記第2の操作された信号を取得するように適合された、請求項8に記載の装置。
  10. Figure 2014517600
  11. 前記操作情報生成器(110;210;340;440;640)は、前記第1または前記第2の重み付けマスクを生成するように適合され、前記チューニングパラメータαは、α=1である、請求項10に記載の装置。
  12. 変換器ユニット(320;420;620)と、結合信号生成器(310;410;610)とを備え、
    前記変換器ユニット(320;420;620)は、前記第1と前記第2の入力チャンネルを受信し、前記第1と前記第2の入力チャンネルを、時間ドメインから周波数ドメインに変換し、第1と第2の周波数ドメイン入力チャンネルを取得するように適合され、
    前記結合信号生成器(310;410;610)は、前記第1と前記第2の周波数ドメイン入力チャンネルに基づいて結合信号を生成するように適合された、請求項1〜11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記第1の入力チャンネルおよび/または前記第2の入力チャンネルを遅延させるように適合された、信号遅延ユニット(605)を更に備えた、請求項1〜12のいずれかに記載の装置。
  14. 少なくとも2つの入力チャンネルから少なくとも3つの出力チャンネルを生成するアップミキサー(700;800)であって、
    入力チャンネルとして、前記アップミキサー(700;800)の入力チャンネルのうちの2つを受信するように構成された、請求項1〜13のいずれかに記載のステレオ出力信号を生成する装置(710;810)と、
    前記アップミキサー(700;800)の入力信号の少なくとも2つを結合し、結合チャンネルを提供する、結合ユニット(770;870)と、
    を備え、
    前記アップミキサー(700;800)は、前記アップミキサー(700;800)の第1の出力チャンネルとして、前記ステレオ出力信号を生成する装置(710;810)の第1の出力チャンネルまたは前記ステレオ出力信号を生成する装置(710;810)の第1の出力チャンネルから導き出された信号を出力するように適合され、
    前記アップミキサー(700;800)は、前記アップミキサー(700;800)の第2の出力チャンネルとして、前記ステレオ出力信号を生成する装置(710;810)の第2の出力チャンネルまたは前記ステレオ出力信号を生成する装置(710;810)の第2の出力チャンネルから導き出された信号を出力するように適合され、
    前記アップミキサー(700;800)は、前記アップミキサー(700;800)の第3の出力チャンネルとして、前記結合チャンネルを出力するように適合された、
    アップミキサー。
  15. 2つの入力チャンネルから2つの出力チャンネルを生成するステレオベースのワイド化する装置(900)であって、
    入力チャンネルとして、前記2つの入力チャンネルを受信するように構成された、請求項1〜13のいずれかに記載のステレオ出力信号を生成する装置(910)と、
    前記ステレオ出力信号を生成する装置(910)の出力チャンネルの少なくとも1つを、前記入力チャンネルの少なくとも1つと結合し、結合チャンネルを提供する、結合ユニット(920、930)と、
    を備え、
    前記結合チャンネルまたは前記結合チャンネルから導き出された信号を出力するように適合された、
    ステレオベースのワイド化する装置(900)。
  16. 第1の入力チャンネルと第2の入力チャンネルを有するステレオ入力信号から、第1の出力チャンネルと第2の出力チャンネルを有するステレオ出力信号を生成する方法であって、
    前記第1の入力チャンネルの第1の信号表示値と前記第2の入力チャンネルの第2の信号表示値に従って、操作情報を生成するステップと、
    前記操作情報に基づいて結合信号を操作し、前記第1の出力チャンネルとして第1の操作された信号を取得し、前記第2の出力チャンネルとして第2の操作された信号を取得するステップと、
    を備え、
    前記結合信号は、前記第1の入力チャンネルと前記第2の入力チャンネルを結合することによって導き出された信号であり、
    前記結合信号の操作は、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で、または、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で、前記結合信号を操作することによって行われる、
    方法。
  17. 操作情報を符号化する装置であって、
    ステレオ入力信号の第1のチャンネルの第1の信号表示値を決定し、前記ステレオ入力信号の第2のチャンネルの第2の信号表示値を決定する、信号表示演算ユニット(1010)と、
    前記第1の入力チャンネルの第1の信号表示値と前記第2の入力チャンネルの第2の信号表示値に従って、操作情報を生成するように適合された、操作情報生成器(1020)と、
    前記操作情報を出力する、出力モジュール(1030)と、
    を備え、
    前記操作情報は、前記操作情報に基づいて結合信号を操作し、ステレオ出力信号の第1のチャンネルと第2のチャンネルを生成することに適し、
    前記結合信号は、前記第1の入力チャンネルと前記第2の入力チャンネルを結合することによって導き出された信号であり、
    前記操作情報は、前記第1の信号表示値の前記第2の信号表示値に対する関係を示し、
    前記第1の信号表示値の前記第2の信号表示値に対する関係は、前記結合信号が、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して第1の関係にあるとき、第1の方法で操作されるべきであることを示し、または、前記結合信号が、前記第1の信号表示値が前記第2の信号表示値に対して異なる第2の関係にあるとき、異なる第2の方法で操作されるべきであることを示す、
    装置。
  18. 第1の入力チャンネルと第2の入力チャンネルを有するステレオ入力信号から第1の出力チャンネルと第2の出力チャンネルを有するステレオ出力信号を生成するコンピュータプログラムであって、請求項16に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム。
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