JP2014514003A - 改良型光学混成ゾーンを有する眼科用レンズ - Google Patents

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Abstract

レンズを有する眼内レンズは、主レンズ面と、半径方向、接線方向及び軸線方向を規定する主光軸とを有する主レンズ部と;凹面を有しており、且つ主光軸とレンズの外周との間に延びる凹部であって、該凹部は、主レンズ面の屈折力に対して相対的に正の屈折力を有する第2のレンズ面を含む第2のレンズ部を有する、凹面と;を備える。主レンズ面が、主光軸から離れた主レンズの外周部に向けて半径方向外向きに延びる。主レンズの外周部と主レンズ面とが、凹部が存在しない場合に、主レンズの外周部と一緒に主レンズの外周部に少なくとも部分的に設けられた主レンズの仮想外周部と;凹部が存在しない場合に、主レンズ面の一部となる主レンズの仮想面であって、凹面が、主レンズの仮想面に対して凹んでいる、主レンズの仮想面と;を規定する。凹部は、半径方向外向きに、主光軸から離れた外側凹状境界部に延びており、外側凹状境界部は、半径方向外向きに見たときに、主レンズの仮想外周部に沿って又は越えて延びている。

Description

本発明は、主レンズ部と凹部とを含むレンズを有するような眼内レンズに関する。
遠隔部と近接部とを含むような眼内レンズは、本願の発明者によって、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に説明されており、これらの文献は、十分に記載されているものとして参照により本願に組み込まれる。これらの文献は、コンタクトレンズを開示するだけでなく、眼内レンズIOLにも言及している。このタイプのレンズは、読取り(reading)部が、遠隔部の(仮想の)境界内に配置されるという点で、他のレンズと異なっている。つまり、読取り部が、遠隔部の境界の外側の仮想半径上又は内にあると言うことである。部分的に一部が使用される場合に、この読取り部は好ましくは、レンズの中心から延びるセクターとして構成されている。読取り部は、このように、遠隔部に対して凹んでいる。このレンズは、多くの可能性を有していることが判明した。しかしながら、さらなる改良の余地がある。公知の眼内レンズの問題の一つには、様々な光条件で、特に低照度条件下で生じるハローや他の視覚的アーチファクトの発生がある。
欧州特許出願公開0858613号明細書 米国特許6,409,339号明細書 欧州特許出願公開2219065号明細書
本発明は、公知の眼内レンズを改良することを目的とする。
本発明のさらに別の又は代替の目的は、光条件を変えることで、視覚的なアーチファクトを低減する眼内レンズを提供することである。
そのために、本発明は、レンズを有する眼内レンズを提供しており、当該眼内レンズは、主レンズ面と、半径方向、接線方向及び軸線方向を規定する主光軸とを有する主レンズ部と;
凹面を有しており、且つ主光軸とレンズの外周との間に延びる凹部であって、この凹部は、主レンズ面の屈折力に対して相対的に正の屈折力を有する第2のレンズ面を含む第2のレンズ部を有する、凹部と;を備えており、
主レンズ面が、主光軸から離れた主レンズの外周部に向けて半径方向外向きに延びており、
主レンズの外周部と主レンズ面とが、
凹部が存在しない場合に、主レンズの外周部と一緒に主レンズの外周部に少なくとも部分的に設けられた主レンズの仮想外周部と;
凹部が存在しない場合に、主レンズ面の一部となる主レンズの仮想面であって、凹面が主レンズの仮想面に対して凹んでいる、主レンズの仮想面と;を規定しており、
凹部は、半径方向外向きに、主光軸から離れた外側凹状境界部に延びており、外側凹状境界部は、半径方向外向きに見たときに、主レンズの仮想外周部に沿って又は越えて延びている。
一実施形態では、外側凹状境界部は、同じ半径方向に、主光軸からの主レンズの仮想外周部の距離に等しい又はより大きい距離になるような主光軸から所定の距離にある。
さらなる実施形態では、主レンズの仮想外周部と主レンズの仮想面とが、主光軸を含むミラー面に対して鏡面対称によって実質的に規定されており、ミラー面の一方の側の主レンズの仮想外周部と主レンズの仮想面とが、ミラー面の他方の側の主レンズの外周部の一部と主レンズ面の一部とからなる鏡像に実質的にそれぞれ一致しており、及び/又は
主レンズの仮想外周部と主レンズの仮想面とが、主光軸に対して線対称によって実質的に規定されており、主光軸の一方の側の主レンズの仮想外周部と主レンズの仮想面とが、主光軸の反対側の主レンズの外周部の一部と主レンズ面の一部とからなる鏡像に実質的にそれぞれ一致する。
本発明に係る眼内レンズには、主レンズ部と凹部とを含む眼内レンズに関連するハロー及びグレア又はフレア等の1つ以上の夜間の視覚的な症状を軽減することが見出された。公知のIOLを埋め込む際に、大がかりな臨床試験の後に、一部の患者に反射やハローが生じることが確認されている。特許文献2及び特許文献3に開示されているようにMIOLの研究が示されており、凹部のセクター下部境界同士の間の段差を埋めるために使用される移行プロファイルは最適でない。それは、特に薄明光条件下で特に大きな瞳孔径を有する人について、かすみ目、反射、ハロー及びグレアを生じる可能性がある。特に、車を運転しているときに、これらの患者や使用者は、例えば夜間のある状況で視覚障害を有することがある。これらの問題は、眼に入射するヘッドライトの光と暗闇の中での大きな瞳孔の大きさとの組み合わせによって引き起こされる場合がある。本明細書に開示される光学部品の構成は、大きな瞳孔のサイズの状態のときに発生することが確認されたハローやグレアハロー等のこれらの光学的副作用を最小限に抑えるとともに、同時に、近距離及び中距離でのコントラストのはっきりした明確な視野を提供するための解決策を提供する。低照度条件において、非常に大きな瞳孔を有する者に対するテストが示される。これらの人々について、凹部の端部では、障害(擾乱)を引き起こす可能性がある。この問題を克服するために、本発明者は、3つの関連する解決策を基本的に設計した。
さらに別の実施形態では、主レンズの仮想外周部は、第1面において主光軸に対して少なくとも実質的に垂直であり、外側凹状境界部は、第2面において主光軸に対して少なくとも実質的に垂直であり、第1面は、第2面と少なくとも実質的に一致する。
さらに別の実施形態では、外側凹状境界部は、主レンズの仮想外周部と少なくとも実質的に一致する。
さらに別の実施形態では、主レンズの仮想外周部は、第1面において主光軸に対して少なくとも実質的に垂直であり、外側凹状境界部は、第2面において主光軸に対して少なくとも実質的に垂直であり、第1面は、レンズの軸線方向外向きに見たときに、第2面から所定の距離にある。
さらに別の実施形態では、主レンズの仮想外周部は、レンズの軸線方向外向きに見たときに、外側凹状境界部から所定の距離にある。
さらに別の実施形態では、凹面は、外側凹状境界部に延びる第2のレンズ面のみを実質的に含む。
さらに別の実施形態では、凹面は、外側凹状境界部に沿って延びる凹面部のみを実質的に含み、第2のレンズ面は、凹面部に延びている。一実施形態では、凹面部は、半径方向に約0.2〜1.2mm延びる。
さらに別の実施形態では、接線方向の凹部は、主光軸を通過する主レンズ面の経線に沿って延びる経線境界によって境界付けられている。一実施形態では、凹部は、経線境界同士の間で160°〜190°の間で接線方向に延びる。
さらに別の実施形態では、主レンズの外周部は、レンズの外囲と少なくとも実質的に一致する。
一実施形態では、サジタル(sagittal)領域の凹面領域が、光軸に対して発散する領域を提供する。また、十分な剛性及び材料強度をIOLに付与するように十分な厚さを有する縁部を提供するために、レンズの端部でIOLの厚さを増大させることができる。隆起したレンズの実施形態では、凹部の半径方向端部又は周縁ゾーンがレンズ径を決定するような範囲に、レンズ全体を隆起させることによって周縁の混成ゾーンが回避される、又は全体のレンズが、IOLの剛性を高めるためにさらに隆起される。
さらに別の実施形態では、第2のレンズ面は、半径方向において、隣接する少なくとも2つの第2のレンズ面部を含み、一方の第2のレンズ面部の屈折力は、隣接する第2のレンズ面部に対して外側半径方向により大きく拡大される。
さらに別の実施形態では、レンズは、主光軸の周りにレンズの中央部を更に含み、このレンズの中央部は、主光軸周りの円内で適合しており、且つ0.1〜2.0mmの直径を有する。一実施形態では、中央部の面は、主レンズ面の主レンズ内周部を規定する主レンズ面に隣接しており、且つ凹面の内側凹状境界部を規定する凹面に隣接している。
さらに別の実施形態では、主レンズ部は、眼内レンズが設けられた人の遠視力を最適にするように構成されている。さらに別の実施形態では、第2のレンズ部は、眼内レンズが設けられた人の近視力及び/又は中間視力を最適化するように構成されている。さらに別の実施形態では、主レンズ部は、約−20〜+35ディオプターの屈折力を有する。さらに別の実施形態では、第2のレンズ部は、主レンズ面(4)に対して相対的に+0.5〜10.0の屈折力を有する。
さらに別の実施形態では、主レンズの外周部は、主光軸の周りの円内で適合しており、5〜7mmの直径を有する。
さらに別の実施形態では、眼内レンズは、人間の眼の後眼房に面する後方側と、人間の眼の中に位置決めされたときに後眼房から離れる方向に面する前方側と、を含み、前方側及び/又は後方側が、前述した実施形態のいずれかの記載に従って構成されている。
最後の実施形態では、レンズが、分割されるとともに、IOLの正面側及び背面側に亘って分散される。このように、主レンズ部だけでなく凹部両方の曲率半径を低減させることができる。従って、混成ゾーンの急峻度と幅とを低減させることができる。
様々な実施形態は、より良いIOLを達成するために、組み合わせることができ、例えば、凹部の相対的に高いディオプターを可能にする。
IOLは、大抵、例えば白内障の場合には、通常の眼用レンズを置き換えるために使用される。IOLのレンズの主光学系は、正視眼の視野にできるだけ近づけるような視力を提供するように設計されている。レンズは、実際には、眼科用レンズである。IOLのレンズは、大抵の場合、ほぼ完全な球面の一部である。しかしながら、実際には、主レンズ部及び/又は凹部は、非点収差、球面収差又は他のより高次の収差をさらに補償するようにも設計することができる。そのため、レンズはさらに非球面、円筒形及び/又はドーナツ形状(toroidal)面を有することができ、又は別の光学設計を有することができる。このようなレンズの追加の曲率は、レンズの外周を例えば楕円にすることによって、又はレンズの外周を別の非円形の外周を有するようにすることによって形成することができる。本発明の議論及び特徴について、このような「非真円」は、「実質的に丸い」とみなされる。特許請求の範囲及び詳細な説明では、「非真円」を、「実質的に円い」又は「実質的に円形」と呼ぶことができる。また、おおよそ楕円とすることもできる円周を有するレンズの直径の明確な規定を提供するために、直径は、「円周が適合する円」のそのものと規定される。このような円は、従って、光軸上にその中心を有しており、レンズの最大断面からなる直径を有している。
再び、種々のレンズ部の面を議論するときに、これらレンズ部の面は通常、略球状部の形状であることが明らかである。従って、「半径方向の」表面に従うとき、実際には球上に経線の軌跡が続いている。さらに、その周縁部ともいう凹部の半径方向の遠隔部分は、また、その球面曲率に加えて、非球面、円筒形又はドーナツ形状にすることができることは明らかである。実際には、周縁端部の凹部の面とIOLの残りの部分の半径方向に隣接する面との高低差は、50ミクロン未満とすることができる。例えば、このような場合には、凹部の中央部の面は、レンズ面を一致させることができる一方、円周方向又は接線方向の円周に沿って、すなわち凹部の中央部から約60°以上離間した状態で、凹部は、そのレンズ面の下に50ミクロン未満とすることができる。簡易な設計を提供するために、主レンズ部は、ハプティックに延ばすことができる。
実際には、現在の議論に関して外周の凹部の面は、IOLのさらに外側の面に機能的に一致する、又は残りの高低差が、凹部の面とその位置における主レンズの仮想面との最大の高低差の10%未満であるときに、レンズ面と機能的に一致する。換言すれば、凹部の最深点で一致する。通常、この高低差は、50ミクロン未満である。高低差を10ミクロン未満とすることができる。
一実施形態では、レンズの円形は、約5〜7mmの直径を有する。具体的には、直径は、5.5〜6.5mmである。そのような直径によって、光学性能と最大瞳孔の大きさとの間に良好なトレードオフがあることが判明した。
一実施形態では、半径方向の凹部が、様々なディオプター値のゾーンを有する。一実施形態では、凹部は、光軸に最も近接する+1.00〜+5.00のディオプターを有する第1のセクターを有しており、一実施形態では、主レンズ部に対して、+0.5〜+10.0のディオプターを有する。第2のセクターは、第1のセクターと一致しており、半径方向に1.5〜2.4mmで開始されており、具体的には光軸から1.60〜2.00mmで開始されており、レンズ周りに延びており、且つ主レンズ部のディオプターと機能的に同じディオプターを有する。
IOLの第1の実施形態の別の実施形態では、半径方向の凹部は、様々なディオプター値のゾーンを有する。一実施形態では、凹部は、主レンズ部のディオプターより大きい第1のディオプターを有するとともに半径方向に延びるような光軸に最も近接する第1のセクターと、第1のセクターに一致するとともに第1のセクターのディオプターより大きいディオプターを有するさらなるセクターと、を有する。
一実施形態では、凹部は、主レンズ部に対して相対的に+1.00〜+4.00のディオプターを含む第1のセクターを有している。さらなる実施形態では、凹部の第1のセクターは、半径方向に0.1〜1.5mmの幅を有している。さらなる実施形態では、凹部は、その外周で第1のセクターと一致する第2のセクターを有しており、その第2のセクターは、主レンズ部に対して相対的に+1.00〜+5.00のディオプターを有しており、一実施形態では、相対的に+1.0〜+10.0のディオプターを有する。一実施形態では、第2のセクターは、半径方向に1.2〜2.6mmの幅を有している。さらに別の実施形態では、凹部は、その外周で第2のセクターと一致する第3のセクターを有しており、その第3のセクターは、主レンズ部から相対的に0.5未満の異なるディオプターを有する。一実施形態では、第2のセクターは、外周にまで延びている。一実施形態では、全体の凹部は、光軸から1.5〜3.5mm延びている。
別の実施形態では、半径方向の凹部は、様々なディオプター値のゾーンを有する。一実施形態では、凹部は、主レンズ部のディオプターより大きい第1のディオプターを有するとともに半径方向に延びるような第1のセクターと、第1のセクターに一致するとともに第1のセクターのディオプターより大きいディオプターを有するような第2のセクターと、第2のセクターに一致するとともに主レンズ部に等しいディオプターを有するようなさらなるセクターと、を有する。そのさらなるセクターは、例えば主レンズ部に等しい0.5ディオプター以内にすることができる。
一実施形態では、半径方向の凹部は、凹部に連続的に接続される。
一実施形態では、半径方向の凹部が、さらなる部分に不連続的に接続される。換言すれば、整合面同士が一致するが、半径方向において面の曲率の一次導関数が、連続ではない。驚くべきことに、これは視覚的に不快な効果をもたらさないことが判明した。
一実施形態では、外周の主レンズの面は、実質的にレンズ面にあり、半径方向において、凹部の面は、レンズ面までに又は以下に実質的に連続している。面の曲率半径が、連続的に減少した後で、面は、その後、凹面となる一方、凹部の面の半径方向の延長によって、外周に又はその付近に再びレンズ面に近づく。
一実施形態では、半径方向の凹部が、約1.6〜3.5mmの幅を有しており、凹部は、半径方向に約0.1〜1.2mm延びている。
一実施形態では、凹部は、中央部から延びる。
一実施形態では、凹部は、光軸と外周との間に延びている。
一実施形態では、正面の凹部と背面の凹部とが一緒に、IOLの正面と背面との主レンズ部の複合された屈折力に対して相対的に約+1.2〜+3.0のディオプターを有している。
本発明は、詳細な説明に記載される及び/又は添付図面に示される特徴的構成の一つ以上を含む装置にさらに関する。本発明は、詳細な説明に記載される及び/又は添付図面に示される特徴的構成の1つ以上を含む方法にさらに関する。
本願で説明する様々な態様は、追加の利点を提供するために組み合わせることができる。また、特徴的構成のいくつかは、1つ以上の分割出願の基礎を形成することができる。
凹形状領域を含むMISOLの図面が示されており、異なる密度でハッチングされたレンズのいくつかの領域を含むMISOLの正面図である。 図1のMISOLの背面の斜視図である。 一部が切り取られ、凹部が示されている図1のMISOLの正面側の斜視図である。 中央部を有していない図1のMISOLの斜視図である。 図1のMISOLの側面図である。 図5の側面図に示されるような、図1のMISOLの断面図である。 図5の側面図に示されるような、図1のMISOLの断面図である。 隆起した又は上昇した(膨らんだ)レンズを含むMISOLの別の実施形態の図面であり、ハプティック面に対して上昇された凹状レンズ部を有した状態で、異なる密度でハッチングされたレンズのいくつかの領域を含むMISOLの正面図である。 凹部がさらに設けられた、図8のMISOLの正面側の斜視図である。 図8のMISOLの背面の斜視図である。 レンズが上昇され、一部が切り取られたことを明確に示す、図8のMISOLの斜視図である。 図8のMISOLの側面図である。 図12の側面図に示されるような、図8のMISOLの断面図である。 図12の側面図に示されるような、図8のMISOLの断面図である。 IOLの両側に凹形状領域とレンズとを含むMISOLの別の実施形態の図面であり、ハプティック面に対して上昇されたレンズを有した状態で、異なる密度でハッチングされたレンズのいくつかの領域を含むMISOLの正面図である。 凹部がさらに設けられた、図15のMISOLの背面の斜視図である。 図15のMISOLの正面側の斜視図である。 一部が切り取られ、両側の凹部が示されている、図15のMISOLの側面の斜視図である。 図15のMISOLの側面図である。 図19の側面図に示されるような、図15のMISOLの断面図である。 図19の側面図に示されるような、図15のMISOLの断面図である。 IOLの両側に隆起した又は上昇したレンズと或るレンズとを含むMISOLのさらに別の実施形態の図面であり、ハプティック面に対して上昇されたレンズを有した状態で、異なる密度でハッチングされたレンズのいくつかの領域を含むMISOLの正面図である。 背面に凹部がさらに設けられた、図22のMISOLの正面側の斜視図である。 図22のMISOLの背面の斜視図である。 レンズが上昇され、一部が切り取られたことを明確に示す、図22のMISOLの斜視図である。 図22のMISOLの側面図である。 図26の側面図に示されるような、図22のMISOLの断面図である。 図26の側面図に示されるような、図22のMISOLの断面図である。 従来の外周の又は部分的なリング形状の混成部の効果を示すような、本願人の技術のMISOLの概略光路状態図である。 国際公開第2010/095938号に係るIOLの断面図である。 図1のIOLの矢視VIで示される概略断面図であり、その正面のみが示されている。 図8のIOLの矢視XXIIで示される概略断面図であり、その正面のみが示されている。 いくつかのセクターを含むIOLの正面図である。
多焦点セクターの眼科用レンズ(MSOL)のいくつかの実施形態が、添付図面に示されている。同様な又は同じ参照符号は、同様な又は同じ部分を示す。
図面において、眼内レンズ(IOLs)のいくつかの実施形態が説明される。実際に、既に上述したように、これらの実施形態は、レンズ領域の光軸から離れた凹部の外周領域に起因する不利な光学的効果を回避することに努めている。レンズのこの外周領域は、リング形状の部分領域とも呼ぶことができる。その点において、レンズ領域は、画像を網膜に投影するように設計されている眼内レンズ(IOL)の領域である。以下の図面では、実際に4つの異なる設計が説明される。全ての設計において、レンズ領域は、主レンズ領域と凹状レンズ領域とを有する。これは、以下に説明する。これらの設計は、凹状レンズ部の外周領域が、IOLのさらに外側のレンズ領域と一致するような様々な方法を提供する。
IOLは、ポリメチル・メタクリレート(PMMA)等の剛性を有する生体適合性材料、又は光学系が小さな切開部を通じて眼の中に挿入されるように巻かれる又は折り畳まれることを可能にするようなシリコーン、変形可能な(メタ)アクリル系ポリマー材料、ハイドロゲル等の可撓性を有する変形可能な材料で構成されてもよい。通常、レンズは、(旋削)旋盤を使用して、又は部分的な又は完全な型成形のいずれかの成形技術によって製作される。
配向及び方向性に関して、軸線方向は、主レンズ部の光軸に沿って規定されており、半径方向は、光軸に対して垂直であるとともに光軸からレンズの外周方向に連続しており、及び接線方向は、半径方向及び軸線方向に対して垂直である。
第1の設計では、図1〜7に示される実施形態において、外周領域の表面曲率が適合される。
第2の設計では、図8〜14の実施形態に示されるように、全体としてレンズ領域の高さが、増大される。換言すれば、レンズ又はレンズ領域は、レンズの外周において、凹部が、IOLのさらに外側の面に一致する、又はIOLのさらに外側の面と機能的に一致するような範囲にまでさらに隆起させるような方法で上昇される。
図15〜20の実施形態では、相対的に高いディオプターの凹部が必要な場合の第3の設計が示されており、IOLの後面が、追加のレンズ領域として使用される。この設計では、凹部の外周領域又は外側領域が、さらに凹形状である。また、正面及び背面の両方のレンズ領域が、上昇される。
第4の設計では、図22〜28の実施形態に示されるように、再び、相対的に高いディオプターの凹部について、後方レンズ面が、追加レンズとしてさらに使用され、この後方レンズ面は、増大した高さも有している。
これらの4つの主要な設計はすべて、IOLをさらに改善し、さらなる改良を有していることは明らかである。また、これらの設計を組み合わせることができることは明らかである。
図1には、レンズ3を有するIOL1の正面図が示されており、ここで、組み合わされたハッチング部や陰影部が示されている。レンズ3は、実際には、眼科用レンズである。レンズ3は、光軸5を有する。このレンズは、通常、円形又は略円形である外周2を有する。いくつかの設計では、例えばいわゆる円環状(toric)レンズについて、外周2を楕円形とすることができる。ハプティック9,9’の正面が正面側(人間の目の後眼房から離れる方向に面する前方側)に外周2と一緒に同一面にあることは、図5〜7の側面図及び断面図で最も明確に確認できる。こうして、外周2付近のIOLの厚さが確保される。現在のIOL1の詳細の大部分が、国際公開第2010/095938号に開示されており、この刊行物は、十分に記載されているものとして参照により本願に組み込まれる。実際には、寸法や形状の多くが、この刊行物に説明されている。
図1の設計では、レンズ3は、最も密なハッチングで示されている主レンズ領域4を有する。この主レンズ領域4は、通常(一般に)、遠方視力(遠視力)で使用される。最も一般的な設計では、この主レンズ部(又は、その主レンズ面4’)は、−20〜+35ディオプター(dioptre)程度の屈折力を有する。円形の場合に、主レンズ領域4は、通常約5〜7mmの直径dを有する。主レンズ部4は、主光軸5から離れた主レンズの外周部4aに対して半径方向外向きに延びる。
レンズ3は、凹部をさらに有する。この凹部は、他の2つのハッチング部6及び7と共に示されている。実際には、凹部6,7は、主レンズ領域4の面4’の(図30a,30b,30cに示される)仮想伸張部4’’の下にある凹面6’,7’を有している。この設計では、凹部6,7は、2番目に密なハッチングで示されている(凹面6’を有する)近接部6を有する。この近接部6(又はその凹面6’)は、通常、主レンズ領域4(又はその主レンズ面4’、それぞれ)に対して相対的に正のディオプターを有しており、通常、読書等の近視力で使用される。主レンズ面4’と凹面6’との両方が、純粋な球面の又は非球面のレンズ面である場合には、主レンズ面4’は、凹面6’の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する。近接部6は、通常、主レンズ部4の屈折力に対して約+1.0〜+5.0の屈折力を有する。このように、レンズ領域3は、実際には、2つの光学系、すなわち、主レンズ部4と近接レンズ部6とを包含する。これらの光学系は、それらの光軸が一致するように配置されている。こうして、この設計では、近接部6の光軸は、主レンズ部4の主光軸5と一致する。より一般的には、主レンズ部と凹部との光軸を光学的に許容な設計で行うことは、約0.1mmのエアリーディスク・サークルとするべきである。凹部6の近接部6は、光軸5から約1.5〜2.8mmの半径dRに延びる。レンズ領域の及びレンズ部の実際の寸法が、IOLを装着する人の実際の瞳孔の大きさに依存することは明らかである。従って、より大きな値は、大抵の場合、大きな瞳孔径を有する人のために使用される。
凹部は、最も低い密度のハッチングで示されている円周領域7を有する。この円周領域7は、実際には、IOL1の残りの部分であり、光軸5から離れた近接部6の一部と一致する。従って、リング形状の部分的な混成部7からなる円周混成部7と称することができる。なお、その円周領域7は、実際には、レンズ1の外周2に対して近接部6を一致させる混成部と考えることができる。また、その円周領域7は、同心の周縁混成部7と称することができる。凹部は、通常、120〜200°の角度を有している。従って、円周領域7は、120〜200°の間で延びている。
図3では、2つの半径方向に沿って切り取られた部分において、円周領域の半径方向のプロファイルが示されている。例えば国際公開第2010/095938号に開示されているIOLの従来の設計では、この円周領域7は、実際には、主レンズ部4の曲率と同じ曲率を大部分に対して有していた。図30aに示されるように、近接部6の面は、その軸線方向の位置において主レンズ部4の面4’のレベル(高さ)まで連続しているが急峻に上昇する。その軸線方向位置からのレンズ部7は、主レンズ部4と同じ軸線方向に延びている。主レンズ部4と凹部6,7とを一致させる、又は主レンズ部4と凹部6,7とを混成させる経線又は実質的に半径方向の混成ゾーン6cは、国際公開第2010/095938号に記載されるような形状とすることができる。
現在の設計では、対照的に、近接部6の外側境界部は、異なる方法でレンズ3の外周に適合される。近接部6が、少なくともレンズ3の外周のレベルに達するまで、この近接部6が、軸線方向に延ばされる。これは、凹部が、半径方向外向きに主光軸5から離れた凹部の外側境界に延びること、半径方向外向きに見たときに、この外側凹状境界部が、レンズ3の外周に沿って又は越えて延びることを意味する。凹部の領域内のレンズ3の外周を、仮想面とすることができる。このような仮想外周部4a’は、主レンズ4に対してより良好に規定され、凹部が存在しない場合に、主レンズ4の実際の外周部4aと一緒に主レンズの外周に少なくとも部分的に設けられるような仮想外周部4a’と考えることができる。外側凹状境界部6aは、同じ半径方向に、主光軸5からの主レンズの仮想外周部4a’の距離に等しい又はより大きいような主光軸5からの距離とすることができる。
凹部6,7は、凹部が存在しない場合に、主レンズ面4’の一部である主レンズの仮想面4’’に対して凹んだ凹状面を有する。主レンズの仮想面4’’は、図面30a、30b及び30cに示されている。主レンズの外周部4aと主レンズ面4’との両方によって、主レンズの仮想外周部4a’と主レンズの仮想面4’’とを規定する。
主レンズの仮想外周部4a’と主レンズの仮想面4’’とを、主光軸5を含むミラー面に対して鏡面対称によって実質的に規定することができる。例えば図1、3及び4に示されている主光軸5との両方のマーキング11とを通過するようなミラー面、さらに他の図面では、別の方法で規定されたミラー面を、適用することもできる。そのようなミラー面の一方の側の主レンズの仮想外周部4aと主レンズの仮想面4’’とが、ミラー面の他方の側の主レンズの外周部4aの一部と主レンズ面4’の一部とからなる鏡像にそれぞれ実質的に一致する。
別の又は同じ実施形態では、主レンズの仮想外周部4a’と主レンズの仮想面4’’とが、主光軸5に対して線対称によって実質的に規定することができる。主光軸5の一方の側の主レンズの仮想外周部4a’と主レンズの仮想面4’’とが、主光軸の他方の側のレンズの外周部4aの一部と主レンズ面4’の一部とからなる鏡像にそれぞれ実質的に一致する。
図面に示される様々な実施形態では、主レンズの仮想外周部4a’と主レンズの仮想面4’’とに対する両方の規定が適用される。しかしながら、想定することができる他の実施形態では、両方の規定のいずれかを適用する、又は仮想外周部と主レンズの仮想面とが、別の方法で想定される。このような実施形態は、凹部が存在しないときに主レンズ4の外周となるような楕円周囲を含むレンズ3を有するとともに、この楕円周囲の対称軸の両側に略対称的に配置された凹部を有するものとすることができる。
とりわけ、図30bに示されるように、凹面は、軸線方向に、近接部6の曲率に連続して一致するが、軸線方向に、外周6aに対して下向き方向から上向き方向に変化し、結果的に凹状円周領域7となるような移行部を有することができる。これは、光線を発散するような形状をした領域を提供する。このようにして、その領域上の光が、中心窩に可視画像を投影することはない。換言すると、IOLを装着する人について、光が、円周領域7に衝突し、中心窩に投影されるように瞳孔が大きい場合に、光条件の視覚特徴やアーチファクトが生じない。
IOL1は、ハプティック9,9’を有するが、これは当業者に公知でありこれ以上説明しない。ハプティック9,9’の公知の選択肢は、いわゆるプレートハプティックと呼ばれているものである。これらのハプティックの正面は、通常、その同じ側でレンズ3の外周と一致する。
主レンズ領域4上で、2つのマーキング11が、眼科医によってIOL1を位置決めするために使用するように形成されている。このIOL1は、IOL1の下部を確認するために、眼科医によって使用されるような印10をさらに有している。
主レンズ4は、既に幅広く国際公開第2010/095938で議論されているような中央部8を有している。光レベルは、瞳孔が中央部8の境界を囲む略円の直径を有するような場合に、焦点深度は、ほとんどの人が例えば読書のために近接部6を必要としなくなるような程度になる。この中央部8は、通常、約0.2〜3mmの直径を有する円によって境界が付けられている。より具体的には、その直径は、約0.2〜2mmである。ほとんどの場合に、約0.2〜1.6mmの直径で十分である。主レンズ部4の内周部4bと凹部の内周部6bとであるその周囲では、中央部8の面は、主レンズ面4’又は凹部面6’の曲率とそれぞれ一致するような曲率を半径方向にスムーズに変化させる。図4では、この中央部8を有しないIOLの実施例について説明される。
IOL1の背面側又は後方側(すなわち、人間の後眼房に面するための後方側)の一例が、図2に示されている。この実施形態では、側面の設計は、例えば国際公開第2010/095938号によって公知であり、又はPCT/NL2009/050341に説明されているような設計を有することができる。この実施形態の背面の特徴は、さらに説明しない。
上述したように、第2の設計では、図8〜14の実施形態に示されるように、全体としてレンズ領域の高さが、増大する。換言すると、レンズ又はレンズ領域は、レンズの周囲において、凹部が、IOLのさらに外側の面と一致するような方法で上昇される。これは図8〜14に示されているように確認される。主レンズ部4の外周部4aの大部分は、このように凹部6の外周6aに対して隆起されている。レンズ3の外周は、このようにもはや同一平面内にない。
図8の代替的な実施形態では、ハプティック9の位置における主レンズ部4は、通常、外周2である円の境界部4aを越えて、ハプティック9’に延びている。このような延長(破線のハッチングで示されている)は、実用的な目的のためだけであり、且つ主レンズ面の延長部又は単に混成領域にあるか、そうでないこともある。そのような代替実施形態では、主レンズの仮想外周部4a’と主レンズの仮想面4’’とが、主光軸5及び両方のマーキング11を含むミラー面において図8の線XXII−XXIIの左側に、主レンズの外側境界4aと主レンズ面とからなる断面の鏡面対称と、主光軸5に対して線XXII−XXIIの左側に主レンズの外側境界4aと主レンズ面とからなる同じ断面の線対称との両方によって規定される。
主レンズ部4のその部分の別の設計が、図9に示されている。ハプティック9’において円周部4aを越えると、主レンズ4の傾きは、ハプティック9’面と一致するように急激に増加する。極端な設計では、主レンズ4は、ハプティック9’の面と一致させるステップにおいて、ハプティック9’で終了する。急激な傾斜部が、レンズの一部ではないことは明らかである。図9の例では、外周2は、円形とすることができる。
このようなIOL1の設計は、通常、次のステップを利用する。まず、主レンズ部4と凹部6との所要のディオプターが決定される。従って、両方の部品の面の曲率半径が決定される。次に、中央部8の直径が決定される。続いて、必要なレンズ径が決定される。次に、軸線方向のレンズ高さは、凹部6の最も急峻な部分の外側凹状境界部6aが、所要な直径で第1レンズ面と交差するように決定される。主レンズ部4が、凹部よりも大きな曲率半径を有するときに、必要な直径において、主レンズ4の外周部4aが、第1面から離れた第2レンズ面にあることを意味する。
図15〜21に示される設計は、図1〜7の設計の円周領域を有するIOLに関する。この特定の設計では、さらに、IOLの背面にもレンズ領域が設けられている。特に図17において、図15及び16のIOLの裏面又は背面が示されている。この特定の設計では、IOLの背面のレンズ領域は、正面側のレンズのミラー・コピーである。このようにして、レンズのディオプターと他の光学特性とを、実際には、2つのレンズ面で分けることができる。特により高い所要のディオプターのために、レンズの寸法を設計可能な範囲内に維持することができる。また、光学特性を分ける際に、主レンズ部4と凹部とを混成するために必要とされる様々な混成部は、より緩やかに、あるいはまたそれらの幅を低減させることができる。実際には、このような設計では、レンズの正面と背面との凹部の合計は、約+6.0以上からなる両方の主レンズの合計に対して相対的なディオプターを有することができる。
図22〜28の設計では、図8〜14及び図15〜21の設計が組み合わされる。実際には、この実施形態では、IOLの正面と背面とにレンズ領域が存在する。また、レンズ領域の各々は、主レンズ部4と、図8〜14と同様の設計を有する凹部6とを有する。特に、種々のレンズ部のより高いディオプターが必要とされるとき、又はレンズ領域の部分同士の間に大きな差が必要なときに、これは利点を有する。図26は、主レンズの外周部4aを示しており、従って主レンズの仮想外周部4a’が第1面Aにあること、外側凹状境界部6aが第2面Bにあることが示されている。第1面Aは、レンズの軸線方向外向きに、第2面Bから距離dABに位置している。
図29では、国際公開第2010/095938号に示された円周領域の設計に生じる問題が示されている。その設計は、例えばその刊行物の図7に示されている。その設計では、主レンズは、凹部の半径方向の端部に延びている。従って、混成ゾーンは、このような設計に必要である。
図29の概略図では、IOLは、焦点F1を有する主レンズ部と、焦点F2を有する近接する凹部とを有している。混成ゾーンと同様に、追加の主レンズ部は、F3とF3’とで示されたいくつかの追加の焦点を生じさせることが判明した。これらの追加の焦点は、中心窩に追加の、不要な光スポットを生じさせる。概略図では、光線は、それぞれの焦点F3とF3’で停止する。しかしながら、これらの光線は、実際の画像に隣接して中心窩の位置に一つ以上のぼやけたスポットを生じさせる。
本発明のIOLは、国際公開第2010/095938号において既に説明されている方法で機械加工を用いて製造することができる。従って、この機械加工を用いる部分は、参照によって本明細書に組み込まれるように、引用されると考えるべきである。
本発明の2つの実施形態は、図30aの国際公開第2010/095938号の先行技術のIOLと比較して、図30b及び図30cにさらに説明されている。これらの図において、レンズ面は、ZL PL(Zレベルの面)として示されている。Rmnは、主レンズ領域の曲率半径であり、Rrecは、凹部の曲率半径である。また、半径方向RA及び軸線方向AXが示されている。Rlsは、レンズの半径である。図30a〜30cでは、凹部6は、主レンズ領域4の曲率半径よりも小さい曲率半径を有する。中央部を示す参照符号8に近接する短い線が、中央部の端部である。光軸5から出発して、その端部位置まで移動するときに、その面は、曲率Rmnの半径を有する。図30aの従来技術の設計の状態では、凹部6は、混成ゾーンBLDに連続的に適合するとともに、主レンズ部の曲率半径を有する外側部分に連続して適合する。ストライプ線が、主レンズ面4’の継続を示しており、且つ主レンズの仮想面4’’を表す。なお、瞳孔が非常に大きい場合に、角膜への平行な入射光と瞳孔の通過光とによる光が、この外側部分で衝突することが判明した。この光は、主レンズ部の焦点面に投影されるが、光軸に対して少しオフセットされる。これによって、ぼやけやアーチファクトが生じる。
図30bでは、半径方向の凹部の凹面6’は,平面Bの周囲で終了する。その半径方向位置の後で、その凹面は、継続的な、スムーズな方法で外側凹状境界部6aを含む平面Bに戻って来るように延びている。このように、SRで示された部分が、凹面になる。コリメートされたビームからの光が、IOLのそのSR部分に衝突したときに、その光が、光軸5から離れる方向に発散する。主レンズの外周部4aが平面A内にあり、平面A及びBが図30bのように一致する。主レンズの仮想外周部4a’と外側凹状境界部6aとが、図30bのように(実質的に)一致する。図20は、図15〜21に示された実施形態について一致する平面A及びBを示す。また、図15〜21の実施形態は、IOLの前方側に平面A及びBを有し、レンズの後方側に平面A及びBを有する。
図30cの実施形態では、主レンズ部は、凹部が、最小のRrecを有する凹面6’の最も急峻な部分において半径方向に平面Bで終了するような範囲に、軸線方向に隆起する。この場合において、主レンズ部の外周は、平面Bから離れる又は平面Bの上方に軸線方向に距離dABとなる平面A内に実質的に存在する。例えば図8及び11のようにいくつかの特定の実施形態では、主レンズの一部が、例えばハプティック9’上に延びている。別の特定の実施形態では、図9に示されるように、外周に移行ゾーンが形成される。この移行ゾーンにおいて、半径方向に進むと、高さが平面Bに対して急激に減少する。
図31では、複数のセクターの凹部を有するIOLの正面図が示されている。このIOLは、外周2を含むレンズ3を有する。IOLは、中央部8を含む主レンズ部4を有する。中央部は、通常、上述したように約0.1〜0.6mmの幅d1を有している。この実施形態では、凹部は、いくつかのセクターを有してそれぞれハッチングされており、それぞれのハッチングは、異なるタイプの陰影を有する。中央部に最も近接しているのが、第1のセクターである。この第1のセクターは、通常、主レンズ部4の屈折力に対して+1.0〜+5.0ディオプターの視度を有している。このセクターは、半径方向に中央部から0.1〜1.0mmの幅d2を伸張する。中央部と第1のセクターとの表面が、適合するが、これらの表面を、連続して適合させる必要はない。第2のセクターの面が、第1のセクターと適合する。その第2のセクターは、主レンズ部4に対して約+1.00〜+5.00ディオプターの視度を有している。その第2のセクターは、0.2〜1.6mmの幅d3を有している。凹部は、0.2〜1.50mmの幅d4で伸張する第3のセクターを有している。その第3のセクターは、主レンズ部4に対して−1.00〜+1.00ディオプターの相対的な視度を有している。1つの設計では、様々な値が選択される。
レンズ直径=6mm
Figure 2014514003
IOLの別の例では、IOLは、円周2を含むレンズ3を有する。このIOLは、中央部8を含む主レンズ部4を有する。中央部は、通常、上述したように約0.1〜0.6mmの幅d1を有している。この実施形態では、凹部は、2つのセクターを有する。中央部に最も近接しているのが第1のセクターである。この第1のセクターは、通常、主レンズ部4の屈折力に対して+1.0〜+5.0ディオプターの視度を有している。この第1のセクターは、半径方向に中央部から0.1〜2.4mmの幅d2で伸張する。中央部と第1のセクターとの面が適合するが、これらの面を、連続して適合させる必要はない。その第2のセクターは、主レンズ部4に対して−1.00〜+1.00ディオプターの相対的な視度を有している。1つの設計では、様々な値が選択された。
レンズ直径=6mm
Figure 2014514003
提示された設計では、目的の一つは、凹部の端部の光学的問題を回避することである。別の目的は、凹部におけるIOLの厚さが、少なくとも0.20mmを維持するような、凹部を提供することである。
上述した説明及び図面は、本発明のいくつかの実施形態を例示しているが、これは保護の範囲を限定するものではないことは明らかであろう。本明細書の開示を発端として、多数の実施形態が、保護の範囲内にあること、本発明の要旨の範囲内であることは当業者には明らかであろうし、従来技術と本発明の開示とを組合せることも当業者には明らかであろう。

Claims (23)

  1. レンズ(3)を有する眼内レンズ(1)であって、当該眼内レンズは:
    主レンズ面(4’)と、半径方向、接線方向及び軸線方向を規定する主光軸(5)とを有する主レンズ部(4)と、
    凹面(6’,7’)を有しており、且つ前記主光軸(5)と前記レンズ(3)の外周(2)との間に延びる凹部(6,7)であって、該凹部(6,7)は、前記主レンズ面(4’)の屈折力に対して相対的に正の屈折力を有する第2のレンズ面(6’)を含む第2のレンズ部(6)を有する、凹部と、を備えており、
    前記主レンズ面が、前記主光軸(5)から離れた主レンズの外周部(4a)に向けて半径方向外向きに延びており、
    前記主レンズの外周部(4a)と前記主レンズ面(4’)とが、
    前記凹部(6,7)が存在しない場合に、前記主レンズの外周部(4a)と一緒に主レンズの外周部に少なくとも部分的に設けられた主レンズの仮想外周部(4a’)と、
    前記凹部(6,7)が存在しない場合に、前記主レンズ面(4’)の一部となる主レンズの仮想面(4’’)であって、前記凹面(6’,7’)が、前記主レンズの仮想面(4’’)に対して凹んでいる、主レンズの仮想面(4’’)と、を規定しており、
    前記凹部(6,7)は、半径方向外向きに、前記主光軸(5)から離れた外側凹状境界部(6a)に延びており、前記外側凹状境界部(6a)は、半径方向外向きに見たときに、主レンズの仮想外周部(4a’)に沿って又は越えて延びている、
    眼内レンズ。
  2. 前記外側凹状境界部(6a)は、同じ半径方向に、前記主光軸(5)からの前記主レンズの仮想外周部の距離に等しい又はより大きい距離になるような前記主光軸(5)から所定の距離にある、
    請求項1に記載の眼内レンズ。
  3. 前記主レンズの仮想外周部(4a’)と前記主レンズの仮想面(4’’)とが、前記主光軸(5)を含むミラー面に対して鏡面対称によって実質的に規定されており、前記ミラー面の一方の側の前記主レンズの仮想外周部(4a’)と主レンズの仮想面(4’’)とが、前記ミラー面の他方の側の前記主レンズの外周部(4a)の一部と前記主レンズ面(4’)の一部とからなる鏡像に実質的にそれぞれ一致しており、及び/又は
    前記主レンズの仮想外周部(4a’)と主レンズの仮想面(4’’)とが、前記主光軸(5)に対して線対称によって実質的に規定されており、前記主光軸(5)の一方の側の主レンズの仮想外周部(4a’)と前記主レンズの仮想面(4’’)とが、前記主光軸(5)
    他方の側の前記主レンズの外周部(4a)の一部と前記主レンズ面(4’)の一部とからなる鏡像に実質的にそれぞれ一致する、
    請求項1又は2に記載の眼内レンズ。
  4. 前記主レンズの仮想外周部(4a’)は、第1面(A)において前記主光軸(5)に対して少なくとも実質的に垂直であり、前記外側凹状境界部(6a)は、第2面(B)において前記主光軸(5)に対して少なくとも実質的に垂直であり、第1面(A)は、第2面(B)と少なくとも実質的に一致する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  5. 前記外側凹状境界部(6a)は、前記主レンズの仮想外周部(4a’)と少なくとも実質的に一致する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  6. 前記主レンズの仮想外周部(4a’)は、第1面(A)において前記主光軸(5)に対して少なくとも実質的に垂直であり、前記外側凹状境界部(6a)は、第2面(B)において前記主光軸(5)に対して少なくとも実質的に垂直であり、第1面(A)は、前記レンズ(3)の軸線方向外向きに見たときに、第2面(B)から所定の距離(dAB)にある、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  7. 前記主レンズの仮想外周部(4a’)は、前記レンズ(3)の軸線方向外向きに見たときに、前記外側凹状境界部(6a)から所定の距離にある、
    請求項1乃至3のいずれか一項又は請求項6に記載の眼内レンズ。
  8. 前記凹面(6’)は、前記外側凹状境界部(6a)に延びる第2のレンズ面(6)のみを実質的に含む、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  9. 前記凹面(6’,7’)は、前記外側凹状境界部(6a)に沿って延びる凹面部(7’)のみを実質的に含み、前記第2のレンズ面(6’)は、前記凹面部(7’)に延びている、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  10. 前記凹面部(7’)は、半径方向に約0.2〜1.2mm延びる、
    請求項9に記載の眼内レンズ。
  11. 接線方向の前記凹部(6,7)は、前記主光軸(5)を通過する前記主レンズ面(4’)の経線に沿って延びる経線境界(6c)によって境界付けされる、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  12. 前記凹部(6,7)は、前記経線境界(6c)同士の間で160°〜190°の間で接線方向に延びる、
    請求項11に記載の眼内レンズ。
  13. 前記主レンズの外周部は、前記レンズ(3)の前記外周(2)と少なくとも実質的に一致する、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  14. 第2のレンズ面(6’)は、半径方向において、隣接する少なくとも2つの第2のレンズ面部を含み、一方の第2のレンズ面部の屈折力は、隣接する第2のレンズ面部に対して半径方向外向きにより大きく拡大される、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  15. 前記レンズ(3)は、前記主光軸(5)の周りにレンズの中央部(8)を更に含み、該レンズの中央部(8)は、前記主光軸(5)の周りの円内で適合しており、且つ0.1〜2.0mmの直径を有する、
    請求項1乃至14のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  16. 前記中央部(8)の面は、前記主レンズ面(4’)の主レンズ内周部(4b)を規定する前記主レンズ面(4’)に隣接しており、且つ前記凹面(6,7’)の内側凹状境界部(6b)を規定する前記凹面(6’)に隣接している、
    請求項15に記載の眼内レンズ。
  17. 前記主レンズ部(4)は、前記眼内レンズ(1)が設けられた人の遠視力を最適にするように構成される、
    請求項1乃至16のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  18. 第2のレンズ部(6)は、前記眼内レンズ(1)が設けられた人の近視力及び/又は中間視力を最適化するように構成される、
    請求項1乃至17のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  19. 前記主レンズ部(4)は、約−20〜+35ディオプターの屈折力を有する、
    請求項1乃至18のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  20. 第2のレンズ部(6)は、前記主レンズ部(4)に対して相対的に+0.5〜10.0の屈折力を有する、
    請求項1乃至19のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  21. 前記主レンズの外周部(4a,4a’)は、前記主光軸(5)の周りの円内で適合しており、5〜7mmの直径を有する、
    請求項1乃至20のいずれか一項に記載の眼内レンズ。
  22. 眼内レンズは、人間の眼の後眼房に面する後方側と、人間の眼の中に位置決めされたときに後眼房から離れる方向に面する前方側と、を含み、該前方側が、請求項1乃至21のいずれか一項の記載に従って構成されている、
    眼内レンズ。
  23. 眼内レンズは、人間の眼の後眼房に面する後方側と、人間の眼の中に位置決めされたときに後眼房から離れる方向に面する前方側と、を含み、前記後部側が、請求項1乃至21のいずれか一項に記載に従って構成されている、
    眼内レンズ。
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