JP2014513450A - アンダーアドレッシングの光mimoシステムにおけるリンク内空間モード混合 - Google Patents

アンダーアドレッシングの光mimoシステムにおけるリンク内空間モード混合 Download PDF

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Abstract

アンダーアドレッシングの光MIMOシステムの停止確率は、チャネルコヒーレンス時間よりも速い時間スケールで、リンクの空間モード混合特性を動的に変化させるようにリンク内の光モード混合器を構成することによって減少させることができる。MIMOシステムが、MIMOチャネルの平均的な状態に対応する量の誤りを訂正するのに十分な誤り訂正容量を有するFEC符号を使用する場合は、この比較的速い動的変化によって、FEC符号化されたデータブロック単位の誤りの数がFEC符号の誤り訂正容量を超える事象の頻度が減少することになりやすい。

Description

本出願は、2011年3月4日に出願された米国仮特許出願第61/449,246号の優先権を主張するものである。この仮出願は「SPATIAL−MODE MANAGEMENT IN UNDER−ADDRESSED OPTICAL MIMO SYSTEMS」と題され、その全体が引用により本明細書に組み込まれる。
本出願の主題は、Peter J.WinzerおよびGerard J.Foschiniによる、本出願と同日に出願された米国特許出願第13/332,588号(整理番号808639−US−NP)の主題に関するものである。この出願は、「DYNAMIC SPATIAL−MODE ALLOCATION IN AN UNDER−ADDRESSED OPTICAL MIMO SYSTEM」と題され、その全体が引用により本明細書に組み込まれる。
本発明は光通信機器に関し、より詳細には、マルチモードファイバまたはマルチコアファイバを介して多入力/多出力(MIMO)の光トランスポートチャネルを確立し、運用するための機器に関するが、これに限定されるものではない。
本項では、本発明の1つまたは複数の態様の理解を深めることを容易にするのに役立つ可能性がある側面を紹介する。したがって、本項の記述はその観点から読まれるべきであり、従来技術にあるものまたは従来技術にないものを認めるものとして理解されるべきではない。
MIMO方法は、マルチモード光ファイバおよびマルチコア光ファイバの本質的に大きい伝送容量を利用するために積極的に開発が進んでいる。光MIMOシステムの送信機において、複数の光信号がデータとともに独立に変調され、遠隔地の受信機への伝送のためにマルチモードファイバまたはマルチコアファイバの対応する複数の空間モードに結合される。受信機において、複数の空間モードによって搬送された受信光信号が、元の光信号上に符号化されているデータを受信機で復元するために、個々に分離され、復調/復号される。
光MIMOシステムで使用される代表的なマルチモードファイバまたはマルチコアファイバは、比較的多数の(たとえば100を超える)空間モードを有していてもよい。ある種のハードウェア上の制限のために、従来の送信機は、典型的なマルチモードファイバまたはマルチコアファイバがサポートする空間モードのすべてに個別にアドレスすることができないことがある。同様のハードウェア上の理由で、従来の受信機もまた、それらのサポートされる空間モードのすべてに個別にアドレスすることができないことがある。その結果、そのような送信機は、対応する変調された光信号をサポートされる空間モードのすべてに同時に結合することができない可能性があり、そのような受信機は、対応する変調された光信号をサポートされる空間モードのすべてから同時に取り出すことができない可能性がある。さらに、送信機でアドレスされた空間モードのサブセットが、受信機でアドレスされた空間モードのサブセットとは異なっている場合がある。不都合なことに、光ファイバリンクによって生じる光学雑音およびモード依存性の損失によって、そのようなアンダーアドレッシングの光MIMOシステムの停止確率が比較的高くなる場合がある。
米国特許出願公開第2010/0329670号 米国特許出願公開第2010/0329671号 米国特許出願公開第2010/0158521号 米国特許出願公開第2011/0038631号 米国特許出願公開第2011/0243490号
「Coherent 1200−km 6x6 MIMO Mode−Multiplexed Transmission over 3−core Microstructured Fiber」、R.Ryf、A.Sierra、R.−J.Essiambreら、2011 European Conference on Optical Communication(ECOC)の会報
従来技術におけるこれらの問題およびある種の他の問題は、本明細書において開示された光MIMOシステムの種々の実施形態によって対処される。本開示の革新的な態様には、(i)送信機および/または受信機における光空間分割多重化(SDM)信号の空間モード選択/割り当てを動的かつインテリジェントに管理するように設計され、構成された光MIMOシステムと、(ii)光リンクの空間モード混合特性を制御可能に変更するように設計され、構成された、リンク内の光モード混合器と、(iii)大きい伝送容量および/または動作の高い信頼性を実現するために、システム全体、ならびに送信機、受信機、およびモード混合器のそれぞれを個別に動作させる方法とが挙げられるが、これらに限定はされない。本開示の種々の実施形態によってもたらされるある種の利益および利点は、システム仕様が比較的厳しいビット誤り率(BER)要件を課しているときに、特に際立ったものとなり得る。
本開示の一態様によれば、アンダーアドレッシングの光MIMOシステムの停止確率は、チャネルコヒーレンス時間よりも速い時間スケールで、リンクの空間モード混合特性を動的に変化させるようにリンク内の光モード混合器を構成することによって減少させることができる。MIMOシステムが、MIMOチャネルの平均的な状態に対応する量の誤りを訂正するのに十分な誤り訂正容量を有するFEC(前方誤り訂正)符号を使用する場合は、この比較的速い動的変化によって、FEC符号化されたデータブロック単位の誤りの数がFEC符号の誤り訂正容量を超える事象の頻度が減少することになりやすい。
一実施形態によれば、空間モードの第1のサブセットにアドレスするように構成された第1の光モード結合(OMC)デバイス(たとえば、510a)であって、前記第1のサブセットが第1の光リンクの空間モードのサブセットである、第1のOMCデバイスと、空間モードの第2のサブセットにアドレスするように構成された第2のOMCデバイス(たとえば、510b)であって、前記第2のサブセットが第2の光リンクの空間モードのサブセットである、第2のOMCデバイスとを備える光学システムが提供される。光学システムは、第1のOMCデバイスと第2のOMCデバイスの間に配置されており、第1のOMCデバイスを介して第1のサブセットの異なる空間モードから受信した光を混合し、かつ、混合光を第2のサブセットの異なる空間モードに結合するために、得られた混合光を第2のOMCデバイスに送るように構成された光混合サブシステム(たとえば、530)も備える。
上記光学システムのいくつかの実施形態において、光学システムが、第1の光リンクから受信した光を、第1のOMCデバイス、次いで相互に連結した光混合器のアレイ、次いで第2のOMCデバイスを経て第2の光リンク内に導けるようにする形で、光混合サブシステムは、前記第1のOMCデバイスと前記第2のOMCデバイスの間に配置される相互に連結した光混合器の前記アレイを備える。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、アレイは1つまたは複数の2×2光交換機を有する。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、アレイは1つまたは複数のマッハツェンダー干渉計を有する。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、光学システムは、光混合サブシステムに操作可能に結合され、前記光混合サブシステムにおける光の混合を制御するように構成された制御装置をさらに備える。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、第1のOMCデバイスは、第1のサブセットを変更するように構成可能であり、第2のOMCデバイスは、第2のサブセットを変更するように構成可能である。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、第1のOMCデバイスは、第2のOMCデバイスとは異なる数の空間モードにアドレスするように構成可能である。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、光学システムは、第1の光リンクを介して第1のOMCデバイスに光学的に結合された光送信機と、第2の光リンクを介して第2のOMCデバイスに光学的に結合された光受信機とをさらに備え、第1および第2の光リンクのそれぞれは、それぞれのマルチモードファイバ、マルチコアファイバ、または光ファイバケーブルを含み、かつ第1のおよび第2のOMCデバイスのそれぞれは、それぞれのマルチモードファイバ、マルチコアファイバ、または光ファイバケーブルの空間モードのサブセットにアドレスするように構成されている。
別の実施形態によれば、第1の光リンクと第2の光リンクの間に配置されるように構成された光モード混合器であって、第1の光リンクの異なる空間モードに対応する光を混合し、得られた混合光を第2の光リンクの異なる空間モードに結合するように構成された光モード混合器を備える光学システムが提供される。光学システムは、データを搬送する変調された光信号の光モード混合器を介した伝送中に、光モード混合器にその光混合特性を変化させるように構成された制御装置であって、前記変調された光信号が、前記第1の光リンクから、前記光モード混合器を介して前記第2の光リンクに導かれる、制御装置をさらに備える。
上記光学システムのいくつかの実施形態では、データはFEC符号化されたデータブロックまたはパイロットデータ列を含む。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、光モード混合器は、空間モードの第1のサブセットにアドレスするように構成可能な第1の光モード結合(OMC)デバイスであって、前記第1のサブセットが第1の光リンクの空間モードのサブセットである、第1のOMCデバイスと、空間モードの第2のサブセットにアドレスするように構成可能な第2のOMCデバイスであって、前記第2のサブセットが第2の光リンクの空間モードのサブセットである、第2のOMCデバイスと、第1のOMCデバイスと第2のOMCデバイスの間に配置されており、第1のOMCデバイスを介して第1のサブセットの異なる空間モードから受信した光を混合し、かつ、混合光を第2のサブセットの異なる空間モードに結合するために、得られた混合光を第2のOMCデバイスに送るように構成された光混合サブシステムとを備える。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、光学システムが、第1の光リンクから受信した光を、第1のOMCデバイス、次いで相互に連結した光混合器のアレイ、次いで第2のOMCデバイスを経て第2の光リンク内に導けるようにする形で、光混合サブシステムは、前記第1のOMCデバイスと前記第2のOMCデバイスの間に配置される相互に連結した光混合器の前記アレイを備える。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、アレイは1つまたは複数の2×2光交換機を有する。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、アレイは1つまたは複数のマッハツェンダー干渉計を有する。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、制御装置は、アレイの光混合器のうちの少なくともいくつかに操作可能に結合され、かつ、前記光混合器のうちの少なくともいくつかにおける光の混合を制御するように構成されている。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、第1のOMCデバイスは、第2のOMCデバイスとは異なる数の空間モードにアドレスするように構成されている。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、第1のOMCデバイスは、第1のサブセットを変更するように構成可能であり、または第2のOMCデバイスは、第2のサブセットを変更するように構成可能であり、または第1のOMCデバイスは、第1のサブセットを変更するように構成可能であり、かつ第2のOMCデバイスは、第2のサブセットを変更するように構成可能である。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、光学システムは、第1の光リンクを介して第1のOMCデバイスに光学的に結合された光送信機と、第2の光リンクを介して第2のOMCデバイスに光学的に結合された光受信機とをさらに備える。
上記の光学システムのいずれかのいくつかの実施形態において、光モード混合器は、平らでない表面を有する第1のプレートと、平らでない表面を有する第2のプレートと、第1と第2のプレートのそれぞれの平らでない表面に挟まれた光ファイバの一部であって、第1と第2の光リンクの間で結合されるように構成された光ファイバの一部と、機械的な力を第1および第2の光学プレートに加えて、平らでない表面を前記光ファイバの一部に対して押し付けるように構成されたアクチュエータとを備え、制御装置は、アクチュエータに操作可能に結合され、機械的な力の大きさを変更するように構成されている。
さらに別の実施形態によれば、光信号を処理する方法が提供される。方法は、混合光を生成するために第1の光リンクの異なる空間モードに対応する光を混合するステップであって、前記第1の光リンクと第2の光リンクの間に配置された光モード混合器において実行される混合するステップと、混合光を第2の光リンクに結合するステップと、データを搬送する変調された光信号の光モード混合器内の伝送中に、光モード混合器の光混合特性を変化させるステップであって、前記変調された光信号が、前記第1の光リンクから、前記光モード混合器を介して前記第2の光リンクに導かれる、変化させるステップとを含む。
本発明のさまざまな実施形態の他の態様、特徴、および利益は、例として、以下の詳細な説明および添付の図面からより明らかとなろう。
本開示の一実施形態による、光MIMOシステムの構成図である。 本開示の一実施形態による、図1のシステムで使用することができるマルチモードファイバの3つの最低次(lowest)直線偏光(LP)モードでの代表的な強度分布および偏光を示すグラフである。 本開示の別の実施形態による、図1のシステムで使用することができるマルチモードファイバのいくつかのLPモードに対する代表的な位相/電界強度(PFS)パターンを示すグラフである。 本開示の一実施形態による、図1のシステムで使用できる光モード結合(OMC)デバイスを示す図である。 OMCデバイスの空間位相フィルタ内で使用できる空間位相パターンを示すグラフである。 本開示の一実施形態による、図1のシステムで使用できる光モード混合器を示す図である。 モード混合器で複数使用される2×2光混合器の概略図である。 本開示の別の実施形態による、図1のシステムで使用できる光モード混合器の断面側面図である。 本開示の一実施形態による、図1のシステムを動作させる方法のフローチャートである。 本開示の別の実施形態による、図1のシステムを動作させる方法のフローチャートである。 本開示のさらに別の実施形態による、図1のシステムを動作させる方法のフローチャートである。 本開示のさらに別の実施形態による、図1のシステムを動作させる方法のフローチャートである。 本開示のさらに別の実施形態による、図1のシステムを動作させる方法のフローチャートである。
マルチモードファイバは、たとえば空間分割多重化(SDM)によって、シングルモードファイバよりも大きい伝送容量を実現することができる。より具体的には、マルチモードファイバの異なる導波モードでは、変調された異なる光信号または所与の組の独立に変調された光信号の異なる一次結合に属することができる。次いで、受信機において、得られる受信光SDM信号を適切に逆多重およびデコンボリューションすることによって、元のデータが復元され得る。同様の概念がマルチコアファイバにも適用可能である。有利には、時分割多重化、波長分割多重化、直交周波数分割多重化、偏光分割多重化などの他の多重化技術を補完するために空間分割多重化を使用することができ、それによって、対応する光トランスポートリンクのアクセス可能な伝送容量がさらに増加する。
当技術分野で知られているように、マルチモードファイバは、その中を通って送信される光信号を確率論的な振幅フェージングにさらす可能性がある。振幅フェージングの有害な効果は、少なくともある程度まではFEC(前方誤り訂正)符号化の使用によって緩和され得る。FEC符号は、系統的に生成された冗長データを使用して、受信機でのビット誤り率(BER)を低下させる。この低下のコストは、要求される順方向チャネル帯域幅が付随的に増加することであり、このチャネル帯域幅はFEC符号の「レート」によって特徴付けられる。一般に、より低レートのFEC符号ほど、より雑音の多いチャネルに使用される。チャネル状態が経時的に変動するとき、レートおよび/またはFEC符号は、許容可能なBERを維持するために順応的に変化され得る。しかしながら、チャネルの変動が速すぎる、かつ/または符号のレートを動的に変更することが所与のシステムにとって複雑すぎるときは、固定された符号レートおよび固定されたFEC符号が使用され、これは、たいていの光チャネルの具体例で確実に機能することにつながる。しかしながら、FEC符号によって許容される最小MIMO容量よりも最大MIMO容量が小さいそれらの光チャネルの具体例では、受信SDM信号は復号不能となることがあり、これは、光チャネルがそのような「悪い」具体例である時間にわたって、不都合なことに誤りを生成し、システム停止を招くことになり得る。
本明細書では、用語「停止」は、受信機が、受信した光信号から、指定された閾値BERよりも小さいBERでデータを復元するその機能を失っている事象を指す。一般に、どの時点でも、光ファイバリンクの信号伝搬状態は異なる空間モードでは均一でなく、さらに、異なる空間モードごとにそれらの状態は経時的に変化する可能性がある。アンダーアドレッシングの光MIMOシステムにおいて、たとえば、信号伝搬状態が、送信機および/または受信機によってアドレスされる空間モードのサブセット(複数可)に対して特に好ましくないときに停止は起こり得る。
本開示のさまざまな実施形態は、アンダーアドレッシングの光MIMOシステムに適用されるような、FEC符号化のもつ上記の制限の少なくとも一部を緩和することを対象とする。たとえば、開示された性能強化技術の1つまたは複数は、(i)送信機によってアドレスされる空間モードのサブセット、(ii)受信機によってアドレスされる空間モードのサブセット、および(iii)光ファイバリンクの空間モード混合特性の1つまたは複数を時々変更することで、停止確率を下げることが可能な場合がある。この変更は、実際のBERを、対応する静的構成において認められるBERよりも低くすることにつながる制御可能な方法で実施されてもよい。有利には、BERが低いほど、通常、固定されたMIMOデータ伝送容量に対する停止確率が低くなるか、または固定された特定の停止確率に対する実現可能なMIMOデータ伝送容量が大きくなる。
通信プロバイダは、有利には、本開示のいくつかの実施形態を使用して、「将来の」光信号トランスポート技術に対応することが可能な光ファイバまたは光ファイバケーブルを配備することもできる。たとえば、現在、光トランスポンダ技術は、すべての空間モードをアドレス可能にする点にはまだ到達できていない。この制約は、部分的には、結合光学装置の技術的限界および/またはMIMO処理用ASICの機能の限界に起因し得る。しかしながら、本明細書において開示されたいくつかの実施形態は、そのような通信プロバイダが、「将来にわたって使用可能な」光ファイバまたは光ファイバケーブルを配備できるようにする一方で、対応する通信システムが依然として「アンダーアドレッシングの」構成の中に光ファイバまたは光ファイバケーブルを備えて運用されているときは、前記通信プロバイダに停止確率を最小限に抑える手段を与える。
図1は、本開示の一実施形態による、光MIMOシステム100の構成図を示す。システム100は、光ファイバリンク140を介して互いに結合された光送信機110と光受信機160を有する。光ファイバリンク140は、2つの光ファイバセクション146a−bおよびそれらの2つのセクションの間に配置された光モード混合器150を有する。システム100は、たとえば図1に示したように、送信機110、受信機160、およびモード混合器150のうちの1つまたは複数に操作可能に接続された制御装置130をさらに有する。
動作中に、制御装置130は、以下でさらに説明するように、(i)送信機110内の空間モード(SM)結合器120、(ii)受信機160内のSM分離器164、および(iii)光モード混合器150、のうちの1つまたは複数の構成を制御する。さまざまな実施形態において、制御装置130は、1つまたは複数の個々のモジュールを備えていてもよい。これらの個々のモジュールは(それがあれば)、そのいくつかは、送信機110と同じ場所に配置されていてもよい。他のいくつかのモジュールは(それがあれば)、受信機160と同じ場所に配置されていてもよい。さらに他のいくつかのモジュールは(それがあれば)、光ファイバリンク140に沿った1つまたは複数の専用の位置、たとえば、光モード混合器150の近くに配置されていてもよい。
システム100の以下の代替実施形態も考えられる。いくつかの代替実施形態において、SM結合器120およびSM分離器164の少なくとも一方は、動的に(再)構成可能な光モード結合(OMC)デバイスであり、モード混合器150は、静的な光モード混合器であるか、または存在しない。他の代替実施形態において、モード混合器150は動的に(再)構成可能なデバイスであり、SM結合器120およびSM分離器164の一方または両方は、静的なOMCデバイスである。さらに、光ファイバリンク140は、隣接する各光ファイバセクション146の間で光モード混合器150の対応例が結合された、3つ以上の光ファイバセクション146を有していてもよい。たとえば、リンク140が3つの光ファイバセクション146を有する場合、リンクは2つの光モード混合器150を有する。これらの2つの光モード混合器の一方は、リンクの第1と第2の光ファイバセクションの間で結合され、これらの2つの光モード混合器の他方は、リンクの第2と第3の光ファイバセクションの間で結合される。
動作中に、送信機110は、入力データストリーム102を受信し、入力データストリームによって供給されるデータを搬送する光SDM出力信号124を生成する。入力データストリーム102は、たとえば適切なFEC符号を使用して冗長性をデータに付加するFECエンコーダ112に入力される。FEC符号によって生成される冗長データの各ブロックは、K個の平行データストリーム114−114を生成するために、任意選択でインタリーブされ、かつ/または多重化解除される。ここで、Kは1より大きい整数である。次いで、FECエンコーダ112は、データストリーム114−114を電気−光(E/O)コンバータ116に入力する。
E/Oコンバータ116は、K個の光変調器(図1には明示していない)を有し、そのそれぞれは、変調された光信号118−118のうちの対応する1つを生成するように構成されている。一実施形態において、変調された光信号118−118は、同じ(共通する)搬送周波数を有し、これらの光信号のそれぞれは、データストリーム114−114の対応する1つによって供給されるデータを搬送する。たとえば、変調された光信号118は、データストリーム114によって供給されるデータを搬送し、変調された光信号118は、データストリーム114によって供給されるデータを搬送する。
一実施形態において、SM結合器120は、光信号118−118を、E/Oコンバータ116からK本のそれぞれのシングルモードファイバを介して受信し、空間位相フィルタリングをこれらの光信号118のそれぞれに施して、それらを、光ファイバセクション146aの異なるそれぞれの空間モードに選択的に結合するように適切に調整する。空間位相フィルタリングされた信号(図1には明示していない)は、たとえば図2−4に関連して以下でさらに説明するように、SM結合器120内で重ね合わされ、光ファイバセクション146aの入力末端144で光SDM信号124を生成する。
SM結合器120内で光信号118−118のそれぞれに施される空間位相フィルタリングは、これらの光信号のそれぞれが、光ファイバセクション146aの単一の選択された空間モードに実質的に結合し、複数の異なる信号118がそれぞれ対応する異なる空間モードに結合されるようにするものである。システム100の特定の実施形態によっては、複数の異なる光信号118の、光ファイバセクション146aの異なる空間モードへのマッピングは、静的(すなわち、固定されており、時間が経過しても変化しない)であっても動的(すなわち、経時的に変化する)であってもよい。SM結合器120が(再)構成可能なSM結合器であるとき、制御装置130は、制御信号132を介して、SM結合器の空間モード構成および経時的なその変化を制御する。
入力末端144において、個々の光信号がSM結合器120によって、実質的に光ファイバセクション146aの単一の空間モードに選択的に結合され、それによって、その光ファイバセクションに送り出されるSDM信号124の光成分に変換されるとき、その空間モードが送信機110によって「アドレスされる」と言われる。
さまざまな実施形態において、光ファイバセクション146a−bのそれぞれは、たとえば、(制限はされないが)以下の(i)から(iv)のうちの1つまたは複数を使用して実装することができる:(i)マルチモードファイバ、(ii)マルチコアファイバ、(iii)シングルモードファイバの束、および(iv)光ファイバケーブル。マルチコアファイバが使用される場合、そのファイバの各コアは、それぞれの単一の空間モードまたはそれぞれの複数の空間モードをサポートするように設計されていてもよい。光ファイバセクション146a−bのあり得る実装形態についてのさらなる詳細が、たとえば、米国特許出願公開第2010/0329670号および同第2010/0329671号ならびに米国特許出願第13/018,511号の中に見られ、これらのすべては、引用により全体が本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態において、光ファイバセクション146a−bのそれぞれは、N>KであるN個の空間モードをサポートする。言い換えれば、これらの実施形態において、送信機110がアドレスする光ファイバリンク140内の空間モードの数は、その中に入る最大数の空間モードの数よりも少ない。その結果、光ファイバリンク140は、アンダーアドレッシングのSDMリンクとして機能する。ある代替実施形態では、N=Kである。他の代替実施形態では、光ファイバセクション146aがN個の空間モードをサポートし、光ファイバセクション146bがN個の空間モードをサポートする。ここで、N≠Nであり、NおよびNのそれぞれはK以上である。
マルチモードファイバまたはマルチコアファイバの空間モードは、ファイバの長さに沿って伝搬するとき、モード間混合を受ける可能性があることが当技術分野で知られている。その結果、たとえファイバの入力末端において通信信号が完全に単一の特定空間モードに制限されているとしても、他の空間モードが、ファイバの出力末端、たとえば光ファイバセクション146aの出力末端148においてその通信信号からの寄与を受けることになる。
光モード混合器150は、光ファイバリンク140の空間モード混合特性を制御可能に変更する能力を備える。数学的に、光モード混合器150の、その中を通るSDM信号への効果は、以下の等式(1)によって記述される。
Figure 2014513450
式中、
Figure 2014513450
は、N個の成分を有する入力信号ベクトルであり、各成分は、光ファイバセクション146aの出力末端148において光モード混合器150によってアドレスされる対応する空間モードに属する光信号を表し、
Figure 2014513450
は、N個の成分を有する出力信号ベクトルであり、各成分は、光ファイバセクション146bの入力末端152において光モード混合器150によってアドレスされる対応する空間モードに属する光信号を表し、Mは、光モード混合器の空間モード混合特性を記述するN×N行列である。一般に、
Figure 2014513450
およびMのそれぞれは複素数値のエンティティである。静的構成では、モード混合行列Mは時間に依存せず、定数の行列要素を有する。動的構成では、モード混合行列Mは時間に依存し、経時的に変化する少なくとも1つの行列要素を有する。光モード混合器150が(再)構成可能なモード混合器であるとき、制御装置130は、制御信号134を介して、光モード混合器の構成および経時的なその変化を制御する。
受信機160は、光SDM信号156を光ファイバセクション146bの出力末端154から受信し、このSDM信号を、たとえば以下でさらに説明するように処理して、データストリーム102のオリジナルデータを復元し、復元されたデータを、出力データストリーム178を介して出力する。SDM信号156はSM分離器164に入力され、この分離器はSDM信号156をL個の光信号成分166−166に分割し、次いでこれらの成分は光−電気(O/E)コンバータ168に入力される。さまざまな実施形態において、LはKに等しくても、等しくなくてもよいことに留意されたい。代表的な実施形態において、LはNより小さくてもよく、さらにはNより小さくてもよい。
一実施形態において、SM分離器164は、SM結合器120に類似したOMCデバイスであるが、反対方向に作用するように構成されている。たとえば、SM分離器164は、O/Eコンバータ168に供給するために、光信号166−166をL本のそれぞれのシングルモードファイバに結合するように設計されていてもよい。前記結合を実施するために、SM分離器164はSDM信号156をL個の(たとえば減衰された)複製に分割し、適切な空間位相フィルタリングを施して、前記複製のそれぞれを、シングルモードファイバの対応する1つに結合するために適切に調整する。SM分離器164においてSDM信号156の複製に施される空間位相フィルタリングは、シングルモードファイバのそれぞれが、実質的に光ファイバセクション146bの単一の選択された空間モードから光エネルギーを受信し、異なるシングルモードファイバが、それぞれ対応する異なる空間モードから光エネルギーを受信するようにするものである。システム100の特定の実施形態によっては、複数の異なる光信号166の、光ファイバセクション146bの異なる空間モードへのマッピングは、静的(すなわち、固定されており、時間が経過しても変化しない)であっても動的(すなわち、経時的に変化する)であってもよい。SM分離器164が(再)構成可能なSM分離器であるとき、制御装置130は、制御信号136を介して、SM分離器の構成および経時的なその変化を制御する。
出力末端154において、SM分離器164に結合されたシングルモードファイバが、実質的に光ファイバセクション146bの対応する単一の選択された空間モードから光エネルギーを受信し、それによって、信号166−166の対応する1つを生成するとき、その空間モードが受信機160によって「アドレスされる」と言われる。
光信号118と光信号166の関係は、等式(2)を使用して概ね表すことができる。
Figure 2014513450
式中、
Figure 2014513450
は、K個の成分を有するベクトルであり、各成分は光信号118−118のうちの1つに対応しており、
Figure 2014513450
は、L個の成分を有するベクトルであり、各成分は光信号166−166のうちの1つに対応しており、Hは、L×Kのチャネル行列である。チャネル行列Hは、とりわけ、SM結合器120の構成、SM分離器164の構成、および光モード混合器150の構成(等式(1)も参照)に依存することに留意されたい。チャネル行列Hを表す異なる組の値は、その行列の異なる具体例と称される。
一実施形態において、O/Eコンバータ168は、光信号166−166のそれぞれのコヒーレント(ホモダインまたはイントラダイン)検波を行い、デジタル電気信号170−170の対応する1つを生成する。各タイムスロットにおいて、信号170−170のそれぞれが2つの値を搬送することができ、その値の一方は、光信号166−166の対応する1つの同相(I )成分に相当し、他方は、その光信号の直角位相(Q)成分に相当する。O/Eコンバータ168を実装するために使用できる種々の光検波器は、たとえば米国特許出願公開第2010/0158521号および同第2011/0038631号、ならびに国際特許出願PCT/US09/37746(2009年3月20日出願)に開示されており、これらはすべて引用によりその全体が本明細書に組み込まれる。
デジタル信号プロセッサ(DSP)172は、デジタル電気信号170−170を処理し、かつ前記処理に基づいて、出力データストリーム178を生成する。処理には、(i)データストリーム114−114のうちの1つに対応するデータをそれぞれが搬送する復元されたデータストリームの組(図1には明示していない)を生成するために、信号170−170をデコンボリューションすることと、(ii)送信機100内のFECエンコーダ112が、データストリーム114−114を生成する処理において、FEC符号化されたデータをインタリーブするように構成されている場合に、復元されたデータストリームによって搬送されるデータブロックをデインタリーブ処理することと、(iii)推定データストリーム(図1には明示していない)を生成するために、デインタリーブ処理されたデータを多重化すること、またはデインタリーブ処理の実行が不要な場合は、復元されたデータストリームによって搬送されるデータブロックを直接的に多重化することと、(iv)出力データストリーム178を生成するために、推定データストリームをFEC復号することとが含まれるが、これらに限定はされない。FEC符号がリンク140の特定の伝送特性/条件に対して十分にロバストであれば、伝送/復号誤りの(すべてでなければ)ほとんどが訂正され、出力データストリーム178は、システム100について指定される許容可能な最大BER値よりも小さいBERで、入力データストリーム102に(一致しなければ)近似する。
一般に、上記の信号処理のデコンボリューションステップを適切に実施するために、DSP172は、信号170−170を介して、十分な数の信号サンプルを受信する必要がある。たとえば、SDM信号156によって搬送されるQ個の光シンボルを復号するためには、DSP172は、その信号の少なくともQ個の独立したサンプルを取得する必要がある。これらのサンプルに施される信号処理は一般に、光ファイバリンク140における空間モード混合の効果を逆にするための行列対角化アルゴリズムに基づいており、この効果には、光モード混合器150(等式(1)も参照)によって行われる空間モード混合の効果も含まれる。
例示目的で、下記の代表的な実施形態は、光ファイバセクション146aおよび146bのそれぞれがマルチモードファイバである、システム100の一実施形態に対応する。記載された説明から、当業者は、説明した実施形態を修正して、それらを、たとえば(i)光ファイバセクション146aおよび146bのそれぞれがマルチコアファイバであるか、または(ii)光ファイバセクション146aおよび146bの一方がマルチコアファイバであり、他方の光ファイバセクションがマルチモードファイバである、システム100の一実施形態に適合させることができるようになる。
一般に、マルチモードファイバには、放射モードおよび導波モードという、空間モードの2つの大雑把な分類がある。放射モードでは、エネルギーはファイバコアの外に運ばれ、すぐに散逸させられる。放射モードは本開示の関心対象ではないため、ここでは論じない。導波モードは主としてファイバコアの中に限られ、ファイバに沿ってエネルギーを伝搬し、それによって、光ファイバリンク140を伝って情報および電力を運搬する。各導波モードはそれ自体の別個の速度を有し、2つの直交偏光成分にさらに分解され得る。光ファイバ内のいずれの電磁(EM)界分布も、一般に導波モードの組み合わせで表すことができる。
所与の波長λでは、正規化された周波数パラメータV(Vの数とも呼ばれる)が2.405を超える場合、ファイバセクション146のマルチモードファイバは、複数の導波モードをサポートすることができる。等式(3)はVを表す式である。
Figure 2014513450
式中、aはファイバコアの半径であり、NAは開口数である。ステップインデックスファイバでは、開口数は等式(4)によって与えられる。
Figure 2014513450
式中、nはファイバコアの屈折率であり、nはファイバクラッドの屈折率である。
導波モードは一般に、(i)電界の軸成分がゼロのTE(transverse electric)モード、(ii)磁界の軸成分がゼロのTM(transverse magnetic)モード、および(iii)電界の軸成分も磁界の軸成分もゼロでないHEまたはEHモードに分類することができる。HEまたはEHの指定は、電(E)界成分と磁(H)界成分のいずれが優勢であるかによって決まる。
マルチモードファイバの導波モードは、(i)横断面における強度ローブの数、(ii)群速度、および(iii)長手方向の波動ベクトルの大きさの1つまたは複数に基づいて順位付けすることができる。最低次の(基礎とも呼ぶ)モードは通常、単一の強度ローブ、最高の群速度、および最大の長手方向の波動ベクトルを有する。残りの(より高次の)モードは通常、それらの長手方向の波動ベクトルの大きさに基づいて順位付けされる。導波管断面やVの数によっては、ある導波モードの相対的な順位を決定するために、長手方向の波動ベクトルの大きさだけでなく、残りの2つの基準のうちの一方の使用が必要になることがある。
光ファイバリンク140などの通信リンクで使用されるほとんどのステップインデックス光ファイバの屈折率プロフィールは、比較的小さな(たとえば約0.05未満の)コントラスト(contrast)Δを有し、これは、これらのファイバを弱導波のものにする。等式(5)は、ステップインデックスファイバでのΔの定義を示す。
Figure 2014513450
全体的に円筒形のファイバでの弱導波の近似において、TE、TM、HE、およびEH導波モードは、直線偏光(LP)モードと呼ばれるモードになる。
LPモードの説明では、通常は以下の表記法に従う。各LPモードは、たとえばLPjkのような下付き文字の形態で、2つの整数インデックスを使用して指定される。第1の整数インデックス(j)は、ファイバ軸(たとえば、Z座標軸)周りの1方位角回転当たりの、電界における2πの大きさの位相増分の数を示す。第2の整数インデックス(k)は、電界分布の外縁でのゼロ電界を半径方向のノードとみなし、半径方向寸法における電界ノードの数を示す。LPモードのうちのいくつかには、指示文字、たとえばa、bも与えられる。この文字は、2つの整数インデックスの後に続き、ある種の縮退モードを区別するために使用される。また、各LPモードは、2つの異なる偏光、たとえば、X偏光およびY偏光を有することができ、ここで、XおよびYは2つの横断する(すなわち、ファイバ軸に直交する)座標軸である。
図2は、本開示の一実施形態による、リンク104で使用することができるマルチモードファイバの3つの最低次LPモードに対する代表的な強度分布および偏光を示すグラフである。強度分布は、(i)濃青(外側)色がゼロ強度に対応し、(ii)暗赤(内側)色が最高強度に対応し、(iii)間の色が青から赤への虹色様の変化で中間強度に対応するように色分けされている。ドット状の矢印は、異なるモードに対するそれぞれの電界偏光を示す。図示されたLPモードのそれぞれは、同じ強度分布が2つの直交する(たとえば、XおよびY)偏光のそれぞれに対応して、2重に縮退している。
基礎モード(LP01)は、ガウスビームのものに類似した強度プロフィールを有する。LP01モードは、強導波ファイバのHE11モードに対応する。
2番目に低次のモード(LP11)は、対応する電界間の180度の位相差を特徴とする2つの強度ピークをもつ強度プロフィールを有する。LP11aモードにおいて、強度ピークは、X軸に沿って並んでいる。LP11bモードにおいて、強度ピークは同様に、Y軸に沿って並んでいる。LP11aモードおよびLP11bモードの異なる縮退状態は、強導波ファイバのTE01、TM01、およびHE21モードの異なる一次結合に対応する。Vの数(等式(3)参照)が約2.405から約3.9の範囲内にある場合、LP01、LP11a、およびLP11bモードは通常、ファイバによってサポートされる導波モードのみである。
図3は、本開示の別の実施形態による、光ファイバリンク140で使用することができるマルチモードファイバのいくつかのLPモードに対する代表的な位相/電界強度(PFS)パターンを示すグラフである。各PFSパターンは次の(i)、(ii)の配色を使用して色分けされる:(i)色飽和度が光場強度を表し、(ii)色自体が電界の位相を表す。たとえば、薄赤色は、暗赤色よりも低い光場強度に対応する。青から赤への虹色様の色変化は、−πから+πへの相対的位相の連続的な変化を表す。
縮退LPモードの異なる状態に対するPFSパターンは、図3に示されたPFSパターンを適切に回転させることによって得ることができる。たとえば、LP11bモード(図2参照)に対するPFSパターンは、図3の最上段の列の左から2番目のパネルに示されたPFSパターンを90度回転させることで得ることができる。LPモードに対する強度分布は、対応するPFSパターンの絶対値の2乗を算出することによって得ることができる。たとえば、図2の左端のパネルに示されたLP01モードに対する強度分布は、図3の最上段の列の左端のパネルに示されたPFSパターンの絶対値の2乗を算出することによって得ることができる。同様に、図2の左から3番目のパネルに示されたLP11aモードに対する強度分布は、図3の最上段の列の左から2番目のパネルに示されたPFSパターンの絶対値の2乗を算出することによって得ることができる。
効率的かつ選択的に光をマルチモードファイバの特定のLPモードに結合するためには、ファイバの端面にある光源によって作り出されたPFSパターンおよび偏光は、そのLPモードのPFSパターンおよび偏光に極めて近似しているべきである。特に、適切なPFSパターンおよび偏光に一致しない光は、異なるLPモードに結合され、放射モードに結合され、かつ/またはマルチモードファイバの端面から反射して戻ってくる可能性がある。たとえば、効率的かつ選択的に光をX偏光のLP11aモードに結合するためには、対応する光源は、図3の最上段の列の左から2番目のパネルに示されたPFSパターンおよび図2の左から3番目のパネルに示された偏光に極めて近似するPFSパターンを作り出すように構成されるべきである。
簡潔さおよび明瞭さのため、以下の説明は低次のLPモードについてのものである。しかしながら、本明細書において開示された本開示内容の実施形態はそれに限定されない。たとえば、図示の本発明の概念は、導波モードが図2および図3に示されたLPモードではなく、対応するTE、TM、HE、およびEHモードである強導波マルチモードファイバにも同様に適用可能である。図示の本発明の概念は、結合マルチコアファイバの「スーパーモード(supermodes)」にも適用可能であり、その代表的な記述は、たとえば、2011 European Conference on Optical Communication(ECOC)の会報に発表された、R.Ryf、A.Sierra、R.−J.Essiambreらによる、「Coherent 1200−km 6x6 MIMO Mode−Multiplexed Transmission over 3−core Microstructured Fiber」と題され、その全体が引用により本明細書に組み込まれるPD(post−deadline)論文の中に見ることができる。
図4A−4Bは、システム100(図1も参照)の一実施形態による、送信機110内のSM結合器120および/または受信機160内のSM分離器164として使用できるOMCデバイス400を示す。具体的には、図4Aは、OMCデバイス400の構成図を示す。図4Bは、OMCデバイス400の空間位相フィルタ420内で使用できる空間位相パターンを示す。図示を分かりやすくするために、OMCデバイス400は2つの空間モードチャネルを備えて図示されている。しかしながら、記載される説明から、システム100で使用するための任意の適切な数のチャネルを有するOMCデバイスの設計の仕方が当業者には理解されよう。たとえば、OMCデバイス400内のチャネル1にチャネル2を追加するために使用したものに類似する光学素子一式を追加することによって、新規の光チャネルを作り出すことができる。
さまざまな実施形態において、空間位相フィルタ420は、静的位相マスクであるか、または外部の制御下にある、たとえば、制御信号132または136(図1参照)の影響を受ける表示された空間位相パターンを変更することが可能な、動的に(再)構成可能なデバイスであり得る。
OMCデバイス400は、その左側がシングルモードファイバ402−402に結合され、その右側がマルチモードファイバ406に結合されたものとして図4Aに示されている。OMCデバイス400が送信機110内のSM結合器120(図1参照)として使用されるとき、シングルモードファイバ402−402のそれぞれは、変調された光信号118の対応する1つを受信するように構成されており、マルチモードファイバ406はファイバセクション146aの一部である。OMCデバイス400が受信機160内のSM分離器164(図1参照)として使用されるとき、シングルモードファイバ402−402のそれぞれは、光信号成分166の対応する1つを搬送するように構成されており、マルチモードファイバ406はファイバセクション146bの一部である。
例示目的で、OMCデバイス400の以下に記載される説明は、たとえばSM結合器120(図1)に対応する構成のように、光がシングルモードファイバ402−402からマルチモードファイバ406に導かれているものと仮定している。この説明から、たとえばSM分離器164(図1)に対応する構成のように、光がマルチモードファイバ406からシングルモードファイバ402−402に導かれているとき、OMCデバイス400の動作の仕方が当業者には理解されよう。
OMCデバイス400は2つのレンズ410を備え、そのそれぞれが、ファイバ402のそれぞれによってOMCデバイスに照射される各発散光ビームを平行化する。得られる平行ビームのそれぞれは、空間位相フィルタ420のそれぞれを通過して、対応する位相フィルタリングされたビーム422を作り出す。次いで、複数のミラー430は、2つの位相フィルタリングされたビーム422を空間的に重畳し、得られた「重畳された」ビーム432をファイバ406に導く。ミラー430は部分的に透過性のミラーであるが、ミラー430−430のそれぞれは、通常の不透過性のミラーであることに留意されたい。2つのレンズ442および446ならびに開口444は、ビーム432を圧縮(たとえば、サイズダウン)し、空間的にフィルタリングして、出力ビーム452を生成するために使用され、この出力ビームはマルチモードファイバ406の入力末端454に作用し、マルチモードファイバの選択された空間モード(図2−3も参照)に対応するPFSパターンの意図された重畳を作り出す。
OMCデバイス400の2つの空間モードチャネルに割り当てられた空間モードに応じて、空間位相フィルタ420および420によって表示される空間位相パターンが、たとえば図4Bに示された空間位相パターンの組から適切に選択される。たとえば、OMCデバイス400の特定の空間モードチャネルがファイバ406のLP11aモードに割り当てられる場合、図4BにおいてLP11を付してある適切に配向された空間位相パターンが、その空間モードチャネル内の対応する空間位相フィルタ420によって表示される。同様に、OMCデバイス400の特定の空間モードチャネルがファイバ406のLP21bモードに割り当てられる場合、図4BにおいてLP21を付してある適切に配向された空間位相パターンが、その空間モードチャネル内の対応する空間位相フィルタ420によって表示され、その他も同様である。対応するフィルタ420によって加えられる空間位相フィルタリングと、開口444によって加えられる空間フィルタリングとの複合効果は、光チャネルが、ファイバ406の入力末端454で、選択された空間モードに対応する意図したPFSパターンを作り出し、それによって、対応するシングルモードファイバ402を介して受信した光信号をマルチモードファイバ406のその空間モードに効率的に結合するというものである。
図4Bに示された空間位相パターンのいくつかは、2値の位相パターン(すなわち、2つの可能な位相ずれの一方のみ、たとえば0またはπのいずれかを局所的に加えることができる位相パターン)であることに留意されたい。特に、LP01、LP02、およびLP03モードに対応する位相パターンは、2値の位相パターンである。図4Bに示された残りの位相パターンは、そのパターンの異なる部分が、連続的な位相ずれ範囲から選択される位相ずれを加えることができるので、「アナログ」位相パターンである。アナログ位相パターンは次の(i)、(ii)の配色を使用して図4Bに示されている:(i)異なる色が、連続的な2πの間隔で異なる位相ずれを表し、(ii)いくつかの位相パターンについて、同じ色の異なる帯が2πの整数倍だけ互いに異なる位相ずれを表す。
一実施形態において、OMCデバイス400は、2つの別個のフィルタ420および420に代えて、比較的大きい連続的な単一空間位相フィルタを使用してもよい。この比較的大きい連続的なフィルタは、その異なるセクション(部分)に、図4Bからの2つ以上の空間位相パターンを表示するように構成されていてもよい。これらの異なるセクションは、あるセクションが空間位相フィルタ420として機能し、別のセクションが空間位相フィルタ420として機能するように配置構成されていてもよい。
SM結合器120および/またはSM分離器164(図1参照)を実装するために使用できる各種追加のOMCデバイスが、たとえば、上記の米国特許出願公開第2010/0329670号および同第2010/0329671号、さらには米国特許出願公開第2011/0243490号および米国特許出願第12/986,468号にも開示されており、そのいずれも引用によりその全体が本明細書に組み込まれる。
図5A−5Bは、システム100の一実施形態による、光モード混合器150(図1)として使用できる光モード混合器500を示す。具体的には、図5Aはモード混合器500の全体的な構成図を示す。図5Bは、複数がモード混合器500で使用される2×2光混合器520の概略図を示す。
図5Aを参照すると、モード混合器500は、マルチモードファイバ546aと546bの間で結合されている。代表的な構成において、マルチモードファイバ546aは、光ファイバセクション146aを実装するために使用されてもよく、マルチモードファイバ546bは、光ファイバセクション146bを実装するために使用されてもよい(図1参照)。光モード混合器500は、(i)マルチモードファイバ546aおよび546bにそれぞれ結合されたOMCデバイス510aおよび510bと、(ii)図5Aに示すように、これらのOMCデバイス間で結合された2×2光混合器520の相互に連結したアレイ530とを含む。一実施形態において、シングルモードファイバ402を2つだけでなく4つ実装する場合は、OMCデバイス510aおよび510bのそれぞれは、OMCデバイス400(図4)に類似していてもよい。
混合器アレイ530は、(i)OMCデバイス510aによって生成される光信号512−512を受信し、(ii)受信信号を光学的に混合して光信号532−532を生成し、(iii)得られた信号をOMCデバイス510bに入力するように構成されている。その結果、混合器アレイ530は、(4×4)行列Mで等式(1)を実施するために使用され得る。行列Mの個々の行列要素は混合器520の状態に依存し、混合器520は混合器制御装置540が生成する制御信号542−542によって制御されている。したがって、行列Mは、混合器制御装置540を、1つまたは複数の混合器520の状態(複数可)を変更するように構成することによって、時間に応じて変化させることができる。混合器制御装置540は、制御信号134(図1)などの外部の制御信号に基づいて制御信号542−542を生成するように構成されていてもよい。あるいは、混合器制御装置540は、制御装置130の一部であると言われていてもよく、その場合、制御信号134は制御信号542−542を含むと言われていてもよい。
図5Bを参照すると、個々の光混合器520は、第1のアーム526aおよび第2のアーム526bを有するマッハツェンダー干渉計を備え、両アームは2つの(たとえば、3dBの)光結合器522の間で結合されている。アーム526bは、対応する制御信号542を制御装置540から受信する移相器(PS)524を備える。混合器520によって生成される出力信号SおよびSのそれぞれは、混合器に入力される入力信号SとSの一次結合を表し、一次結合の係数は、(i)信号SおよびSの波長と、(ii)アーム526aと526bに長さの差がある場合は、その差と、(iii)移相器524によって加えられる位相ずれの値とによって決まる。係数は、移相器522によって加えられる位相ずれの値を変えることによって、適宜または必要に応じて変更することができる。
アレイ530は、図5Aに示したような形で相互に連結した6つの混合器520を備えて例示的に示されているが、その他のアレイも同様に使用できる。具体的には、アレイ530のトポロジおよび/またはサイズは、たとえば、システム100について指定されたN、N、L、およびKの値に基づいて選択されてもよい。たとえば、N>Nの場合、出力線532に類似する出力線のいくつかは、OMCデバイス510bに類似した対応するOMCデバイスに接続していなくてもよい。N<Nの場合、出力線532に類似する出力線のいくつかは、結合前に、OMCデバイス510bに類似するOMCデバイスの対応するポートに分割される必要があり得る。
光モード混合器500の例示的な実施形態がマッハツェンダータイプの光混合器520に基づくものとして説明されてきたが、その他のタイプの光混合器または交換機も同様に使用できる。たとえば、1つまたは3つ以上の入力ポートを有する構成可能な交換機/混合器が、アレイ530に類似する対応する交換機/混合器アレイを形成するために使用され得る。同様に、1つまたは3つ以上の出力ポートを有する構成可能な交換機/混合器も使用できる。OMCデバイス510a−bの一方または両方が、たとえば、SM結合器120および/またはSM分離器164(図1)に類似するように、任意選択で構成可能であってもよい。対応する制御信号は破線を使用して図5Aに示されており、534aおよび534bが付されている。代替実施形態において、対応するマルチモードファイバまたは光ファイバケーブルの4つより多いかまたは少ない空間モードにアドレスするように設計されたOMCデバイスが、OMCデバイス510a−bの代わりに使用されてもよい。光モード混合器500の入口(左)側に位置するOMCデバイスは、光モード混合器の出口(右)側に位置するOMCデバイスとは異なる数の空間モードにアドレスするように構成されていてもよい。
図6は、システム100の別の実施形態による、光モード混合器150として使用できる光モード混合器600の断面側面図を示す。光モード混合器600は、マルチモードファイバセクション646aと646bの間で結合されている。代表的な構成において、マルチモードファイバセクション646aは、光ファイバセクション146aを実装するために使用されてもよく、マルチモードファイバセクション646bは、光ファイバセクション146bを実装するために使用されてもよい(図1参照)。
光モード混合器600は、プレート620a−bを、その間に挟まれているファイバのセクション610に対して押し付けるように配置構成された機械式(たとえば、圧電)アクチュエータ630を有する。アクチュエータ630がプレート620a−bを押す力は、制御信号134(図1参照)などの外部の制御信号によって制御される。プレート620a−bのそれぞれは、ファイバセクション610に物理的に直接接触している平らでない各表面612を有する。一実施形態において、表面612は、波形がつけられていてもよく、かつ/または比較的粗い表面仕上げであってもよい。アクチュエータ630が2つの平らでない表面をファイバセクション610に対して押し付けるとき、ファイバは僅かに変形され、これによって、そのファイバセクションに比較的強い空間モードクロストークおよび/またはスクランブリングが生じる。この空間モードクロストークおよび/またはスクランブリングのタイプおよび/または程度は、アクチュエータ630によって加えられる機械的な力の大きさによって決まる。一般に、ファイバのさまざまな機械的変形によって、ファイバセクション610に異なるタイプおよび/または程度の空間モードクロストーク/スクランブリングが生じる。次いでこの現象は、たとえば等式(1)の異なる行列Mによって数学的に表されるような、モード混合器600に対する異なる空間モード混合特性として現れる。したがって、アクチュエータ630を、それがプレート620a−620bに加える機械的な力を変化させるように構成することによって、行列Mは時間に応じて変化させることができる。
一実施形態において、光モード混合器600は、CaliforniaのIrvine所在のNewport Corporationから、たとえば型番FM−1として市販されているファイバモードスクランブラの自動化版を使用して実装することができる。
図1に戻ると、システム100の動作は、少なくとも3つの異なる時定数:t、TFEC、およびτによって特徴づけることができる。具体的には、時定数tは信号間隔の継続時間、たとえば個々の光信号118における1つのコンスタレーションシンボルに割り当てられた時間間隔である。間隔tは、ビットレートに反比例する。時定数TFECは、機能するFEC符号を誤り訂正可能としたまま、誤りのバーストが生じ得る可能な最大継続時間を表す。FEC符号が訂正できる誤りの最大量は、符号の誤り訂正容量とも呼ばれる。符号の誤り訂正容量は、FECブロックのサイズ、符号化後のFECスクランブリングの深さ、および基礎のアルゴリズム(複数可)の性質によって決まる。時定数τはチャネルコヒーレンス時間であり、これは、光ファイバリンク140内でマルチパスフェージングによって誘起される光信号156の大きさの変化が、それの前の値(SM結合器120および光モード混合器150の構成が静的であるとき)と無相関になるのに必要な最小の時間の尺度である。
システム100の停止は、たとえば光信号156の1つまたは複数の信号成分の「深いフェード」によって生じることがあり、これによって、DSP172が実行するFEC復号処理の一時的な中断により、光信号166は一時的に復号不能になることがある。信号成分の深いフェードは、たとえば、チャネル行列H(等式(2)参照)の好ましくない具体例により、その信号成分が受信機160で受ける強い相殺的干渉によって生じることがある。FEC符号化されたデータブロックの伝送中に生じる1つまたは複数の深いフェードが累積した効果として、光信号166内の十分に多い数のシンボルで光信号対雑音比(SNR)が正確な復号に不十分となるとき、FEC復号処理は中断し、それによって停止が生じる。そのような中断は、たとえば、深いフェードが比較的長い時間続いて、その結果、対応する誤りが符号の誤り訂正容量を超えるときに生じ得る。これは、たとえばτ>TFECの場合に生じ得る。
数学的に、フェージングは通常、時間とともに変化するランダムなプロセスとしてモデル化することができる。深いフェードの典型的な(たとえば平均的な)継続時間は、チャネルコヒーレンス時間τを使用して表すことができ、光信号156の異なるモード成分は、全体がそれぞれの深いフェードを統計的にランダムに受ける。フェージングのランダムな性質によって、ある時間間隔では深いフェード内に信号成分が比較的多くなったり、ある他の時間間隔では深いフェード内に信号成分が比較的少なくなったりする。システムの停止は、後者の時間間隔よりも前者の時間間隔で生じる可能性が高いことが当業者には理解されよう。
本明細書において以下に開示される動作システム100の方法は、たとえば、深いフェード内に信号成分を比較的多く含む時間間隔の数を減らすことによって、FEC復号処理の一時的な中断の頻度を減少させることを対象としている。各種実施形態において、この減少は、(i)深いフェード内に信号成分が比較的少ない時間間隔の数を減らすこと、および/または(ii)ペイロードデータを送信するためではなく、深いフェードの発生を監視するための帯域幅の一部を使用することと引き換えに実現される。一実施形態による動作システム100の代表的な方法は、(i)SM結合器120の構成を変更すること、(ii)SM分離器164の構成を変更すること、および(iii)光モード混合器150の構成を変更することのうちの1つまたは複数を含むことができる。
図7は、本開示の一実施形態による、動作システム100の方法700のフローチャートを示す。方法700は、送信機110または受信機160を使用して実施することができる。方法700の例示的なステップは、図1および図7の両方を参照して以下で説明される。
方法700のステップ702において、制御装置130は、対象となるOMCデバイス(たとえば、SM結合器120またはSM分離器164)によってアドレスされるべき空間モードのサブセットを選択する。たとえば、送信機110を使用して方法700が実施される場合、選択されたサブセットは、ファイバ146aのK個の空間モードからなり、このサブセットを選ぶことができる
Figure 2014513450
個の可能な異なるサブセットが存在する。ここで、!は階乗の表記を示す。受信機160を使用して方法700が実施される場合、選択されたサブセットは、ファイバ146bのL個の空間モードからなり、このサブセットを選ぶことができる
Figure 2014513450
個の可能な異なるサブセットが存在する。制御装置130は、空間モードのサブセットを複数の可能な異なるサブセットから選択するための任意の適切なアルゴリズムを使用することができる。たとえば、方法700の一実装形態では、制御装置130は、空間モードのサブセットを複数の可能な異なるサブセットからランダムに選択するように構成されていてもよい。別の実装形態では、制御装置130は、可能性のある複数の異なる組から、順繰りに空間モードの組を選択するように構成されていてもよい。さらに別の実装形態において、制御装置130は、採用されるファイバ設計(複数可)の仕様により、光リンク内のフェージングが少なくなることが知られているある種のモードを優先することによって、空間モードの組を複数の可能な異なる組から選択するように構成されていてもよい。さらに別の実装形態において、制御装置130は、採用されるファイバ設計(複数可)に応じて、互いに弱くまたは強く結合されたモードを選ぶことによって、空間モードの組を複数の可能な異なる組から選択するように構成されていてもよい。
ステップ704において、制御装置130は、ステップ702において選択された空間モードのサブセットに対応する位相フィルタ(たとえば、図4Aの位相フィルタ420−420に類似)の組を使用するために、適切な制御信号を生成して、対象のOMCデバイスを構成する。たとえば、機能する空間モードがLPモードである場合、OMCデバイスにおいて使用される位相フィルタは、図4Bに示された位相パターンから適切に選択された位相パターンを有することがある。
送信機110を使用して方法700が実施される場合、制御装置130は制御信号132を生成し、これがステップ704においてSM結合器120を適切に構成する。受信機160を使用して方法700が実施される場合、制御装置130は制御信号136を生成し、これがステップ704においてSM分離器164を適切に構成する。
制御信号(132または136)は、対象のOMCデバイスの構成を、指定時間(thold)の間、その制御信号が静的に維持するように生成される。代表的な実施形態において、時間tholdは、チャネルコヒーレンス時間τを大幅に下回り、かつ時間TFECも大幅に下回るように選択される。時間tholdが経過した後、方法700の処理は、ステップ704からステップ702に戻される。
方法700のさまざまな実施形態において、ステップ702および704は、FEC符号化されたデータブロックの伝送に対して非同期で実行されてもよいし、同期して実行されてもよい。DSP172によって実行されるデータ復元アルゴリズムは、ステップ702および704のタイミングを認識し、それに従って対応するデータ処理を実行する。
代表的な実施形態において、方法700は、たとえばFEC符号化された1つのデータブロックを伝送している間に比較的多くのサイクルが実行され、比較的大きい繰り返し速度でステップ702および704を循環するように実施される。ステップ702および704をこうして比較的速く循環することによって、前記伝送中に受信機160を、チャネル行列H(等式(2)参照)の好ましい具体例および好ましくない具体例の両方にさらすことが可能になる。機能するFEC符号が、チャネル行列Hの対応する平均的な具体例に対して十分な誤り訂正容量を有するのならば、DSP172で実施されるFEC復号処理は通常、チャネル行列Hの好ましくない具体例によって引き起こされるバースト誤りを訂正することが可能であり、その具体例は、ステップ702−704の循環が比較的速いことにより、比較的すぐに消える傾向がある。対照的に、方法700によって課されるチャネル行列Hの比較的速い変更がなければ、チャネル行列Hの好ましくない具体例が比較的長い時間継続することがあり、これによって、FEC符号の十分でない誤り訂正容量のために、対応するデータブロックのFEC復号処理が中断する可能性がある。
図8は、本開示の別の実施形態による、動作システム100の方法800のフローチャートを示す。方法700(図7)と同様に、方法800は、送信機110または受信機160のOMCデバイスを使用して実施することができる。方法800の例示的なステップは、図1、図7、および図8に関連して以下で説明される。
ステップ802において、制御装置130は、トレーニングモードに入るように送信機110および受信機160を構成する。トレーニングモード中は、送信機110は、1つまたは複数のパイロットデータ列を搬送する光信号を送信するように構成されており、受信機160は、この伝送に対応するBERまたは他の適切な性能測定基準を監視するように構成されている。
ステップ804において、制御装置130は、方法700(図7)を実行するように送信機110または受信機160を構成し、その間、送信機110はパイロットデータ列を送信し、受信機160はこの伝送に対応する性能測定基準(たとえば、BER)を監視している。
ステップ806において、DSP172は、ステップ804の中で認められた好ましい性能測定基準値(たとえば、最小BER値)に対応する1つまたは複数の時間間隔を特定する。次いでDSP172は、フィードバック信号174を使用して、この情報を制御装置130に通知する。受信した情報に基づいて、制御装置130は、対象のOMCデバイス(において使用される1つまたは複数の組の位相フィルタなど)の対応する1つまたは複数の空間モード構成を特定する。たとえば、SM結合器120を使用して方法800が実施される場合、制御装置130は、ステップ804の中で認められた好ましい性能測定基準値の前記1つまたは複数の時間間隔に対応するSM結合器の1つまたは複数の空間モード構成を特定する。あるいは、SM分離器160を使用して方法800が実施される場合、制御装置130は、ステップ804において認められた好ましい性能測定基準値の前記1つまたは複数の時間間隔に対応するSM分離器の1つまたは複数の空間モード構成を特定する。
ステップ808において、制御装置130は、ステップ806において特定された1つまたは複数の空間モード構成から、1つの構成を選択する。次いで制御装置130は、適切な制御信号(たとえば、制御信号132または136)を使用して、選択された空間モード構成を、前記構成がステップ810の継続時間全体にわたって静的に保持される形で使用するように対象のOMCデバイスを構成する。既に示したように、適したOMCデバイスはSM結合器120またはSM分離器164であり得る。
ステップ810において、制御装置130は、送信機110および受信機160を指定時間ペイロード伝送モードで動作するように構成する。ペイロード伝送モードの間、送信機110は、ペイロードデータを搬送する光信号を送信するように構成されており、受信機160は、受信した対応する信号を復調および復号して、前記ペイロードデータを復元するように構成されている。ステップ808において選択された構成がチャネル行列Hの好ましい具体例に対応するので、DSP172内のFEC復号処理は、ステップ810の間可能性のある誤りを訂正し、システム停止を避けるために十分な誤り訂正容量を有する見込みが大きい。
代表的な実装形態において、ステップ810の継続時間は、チャネルコヒーレンス時間τと大体同じかまたはそれより僅かに短くなるように選択される。この継続時間では、比較的好ましいチャネル状態が、ステップ810の継続時間全体にわたって確実に持続できるようになる見込みが大きいことが当業者には理解されよう。ステップ810に割り当てられた時間間隔が経過した後、方法800の処理はステップ810からステップ802に戻される。
方法800は、たとえば光ファイバリンク140が比較的大きい値のチャネルコヒーレンス時間τをもつとき、システム100において有利に使用され得ることが当業者には理解されよう。その特性は、有利には、システム100がトレーニングモードに置かれる時間の割合を比較的短くすることができ、同時にステップ810の毎回の実行の間、比較的多いFEC符号化されたペイロードデータブロックの送信ができる。
図9は、本開示のさらに別の実施形態による、動作システム100の方法900のフローチャートを示す。方法900は、光モード混合器150(図1)を使用して実施することができる。方法900の例示的なステップは、図1、図5、図6、および図9を参照して以下に記載される。
方法900のステップ902において、制御装置130は、モード混合行列M(等式(1)参照)の各行列要素にそれぞれが対応する値の実施可能な組を選択する。制御装置130は、値のこの実施可能な組を選択するための任意の適切なアルゴリズムを使用することができる。たとえば、方法900の一実装形態では、制御装置130はこの組を、メモリに格納された事前計算された組のリストからランダムに選択するように構成されていてもよい。
ステップ904において、ステップ902において選択された値に基づいて、制御装置130は、前記選択された値に対応する空間モード混合を実施する構成を採用するように光モード混合器150を構成する制御信号134を生成する。たとえば、一実施形態において、制御信号134は、混合器アレイ530(図5参照)用に適切な組の制御信号542を生成するように混合器制御装置540を構成するために、使用され得る。別の実施形態において、制御信号134は、アクチュエータ630がプレート620a−b(図6参照)に加える力を指定するために使用され得る。
制御信号134は、光モード混合器150の構成を、指定時間(thold)の間、その制御信号が静的に維持するように生成される。代表的な実施形態において、時間tholdは、チャネルコヒーレンス時間τを大幅に下回り、かつ時間TFECも大幅に下回るように選択される。時間tholdが経過した後、方法900の処理は、ステップ904からステップ902に戻される。
方法900のさまざまな実施形態において、ステップ902および904は、FEC符号化されたデータブロックの伝送に対して非同期で実行されてもよいし、同期して実行されてもよい。DSP172によって実行されるデータ復元アルゴリズムは、ステップ902および904のタイミングを認識し、それに従って対応するデータ処理を実行する。
代表的な実施形態において、方法900は、たとえば、FEC符号化された1つのデータブロックを伝送している間に比較的多くのサイクルを実行させる、比較的大きい繰り返し速度でステップ902および904を循環するように実施される。ステップ902および904をこうして比較的速く循環することによって、方法700(図7)に関して既に示したものと似た理由で、停止確率を下げられる。
図10は、本開示のさらに別の実施形態による、動作システム100の方法1000のフローチャートを示す。方法1000は、光モード混合器150を使用して実施することができる。方法1000の例示的なステップは、図1、図9、および図10を参照して以下で説明される。
ステップ1002において、制御装置130は、トレーニングモードに入るように送信機110および受信機160を構成する。トレーニングモード中は、送信機110は、1つまたは複数のパイロットデータ列を搬送する光信号を送信するように構成されており、受信機160は、この伝送に対応する適切な性能測定基準(たとえば、BER)を監視するように構成されている。
ステップ1004において、制御装置130は、方法900(図9)を実行するように光モード混合器150を構成し、その間、送信機110はパイロットデータ列を送信し、受信機160はこの伝送に対応する性能測定基準を監視している。
ステップ1006において、DSP172は、ステップ1004の中で認められた好ましい性能測定基準値(たとえば、最小BER値)に対応する1つまたは複数の時間間隔を特定する。次いでDSP172は、フィードバック信号174を使用して、この情報を制御装置130に通知する。受信した情報に基づいて、制御装置130は、光モード混合器150(によって実施されるべきモード混合行列Mの、1つまたは複数の組の実施可能な値など)の対応する1つまたは複数の空間モード混合構成を特定する。
ステップ1008において、制御装置130は、ステップ1006において特定された1つまたは複数の空間モード混合構成から、1つの構成を選択する。次いで制御装置130は、制御信号134を使用して、選択された構成を、前記構成がステップ1010の継続時間全体にわたって静的に保持される形で採用するように光モード混合器150を構成する。
ステップ1010において、制御装置130は、送信機110および受信機160を指定時間ペイロード伝送モードで動作するように構成する。ペイロード伝送モードの間、送信機110は、ペイロードデータを搬送する光信号を送信するように構成されており、受信機160は、受信した対応する信号を復調および復号して、前記ペイロードデータを復元するように構成されている。ステップ1008において選択された構成がチャネル行列Hの好ましい具体例に対応するので、DSP172内のFEC復号処理は、ステップ1010の間可能性のある誤りを訂正し、システム停止を避けるために十分な誤り訂正容量を有する見込みが大きい。
代表的な実装形態において、ステップ1010の継続時間は、チャネルコヒーレンス時間τと大体同じかまたはそれより僅かに短くなるように選択される。この継続時間では、比較的好ましいチャネル状態が、ステップ1010の継続時間全体にわたって確実に持続できるようになる見込みが大きいことが当業者には理解されよう。ステップ1010に割り当てられた時間間隔が経過した後、方法1000の処理はステップ1010からステップ1002に戻される。
方法1000は、たとえば方法800(図8)に関連して既に示したものに類似する条件下で、システム100において有利に使用され得ることが当業者には理解されよう。
図11は、本開示のさらに別の実施形態による、動作システム100の方法1100のフローチャートを示す。方法1100は、受信機160を使用して実施することができる。方法1100の例示的なステップは、図1および図11を参照して以下で説明される。
方法1100のステップ1102において、受信機160は、そのL個の空間モードチャネルのうちの(L−R)個をデータ復元用に使用し、かつそのL個の空間モードチャネルのうちの残りのR個をリンク140における信号伝搬状態の試験用に使用するように構成されている。本明細書では、用語「i番目の空間モードチャネル」は、光信号166および電気信号170を生成するように構成された受信機160内のハードウェアを指す。一般に、受信機160におけるL個の空間モードチャネルのうちのいずれかは、トレーニング用チャネルまたはデータ復元用チャネルであり得る。したがって、いずれの時点でも、R個の試験用チャネルの現在の組を表すインデックス「i」の組は、1からLの範囲から選択されたR個の任意の異なるインデックス値を含み得る。次いで、この範囲の残りの(L−R)個のインデックス値は、データ復元用チャネルを表す。一般に、受信機160は、試験用チャネルが、データ復元用チャネルによってアドレスされる空間モードとは異なるファイバ146bの空間モードにアドレスするように構成される。
ステップ1104において、受信機160は、そのL個の空間モードチャネルのそれぞれに対応する適切な性能測定基準(たとえば、信号対雑音比、SNR)を計測するように構成されている。次いでDSP172は、測定結果に基づいて空間モードチャネルを2つのグループに分類する。たとえば、最も高いSNRを有する(L−R)個のチャネルは、第1のグループに配置され得る。R個の残りの空間モードチャネルは第2のグループに配置される。
ステップ1106において、受信機160は、空間モードチャネルの第1のグループをデータ復元用チャネルとして、また空間モードチャネルの第2のグループを試験用チャネルとして使用するように構成される。
ステップ1108において、受信機160は、データ復元用チャネルによってアドレスされる空間モードは変更せずに、試験用チャネルによってアドレスされる空間モードを変更するようにSM分離器164を再構成する。受信機130は、試験用チャネルのための新規の空間モードのサブセットを選択するための任意の適切なアルゴリズムを使用することができる。たとえば、方法1100の一実装形態において、新規のサブセット用の空間モードは、現在アドレスされていない空間モード(たとえば、第1のグループにも第2のグループにも属していない空間モード)から、ランダムに選択されてもよい。次いで、方法1100の処理は、ステップ1108からステップ1104に戻される。
ステップ1104−1108を循環することによって、受信機160は、データ復元用チャネルによってアドレスされる空間モードを、これらの空間モードが光ファイバリンクの最適性能の空間モードのうちの少なくともいくつかを含むように適応的に変更することができる。その結果、停止確率は、静的構成において実現される停止確率と比較して有利に低減される。この低減のコストは、受信機160の試験用チャネルに対応する帯域幅が、データを送信するためではなく、アドレスされていない空間モードを探索するために使用されていることである。
本開示内容を例示の実施形態を参照しながら説明してきたが、この説明は限定的な意味に解釈されることは意図されていない。
本開示の各種実施形態をマルチモードファイバに関して説明してきたが、同様の原理がマルチコアファイバおよび/または光ファイバケーブルにも適用可能である。
通信システムは、(たとえば、プロセッサがN×NのMIMOを処理することができるとき)M個のモードを有する光リンクを使用することができ、このときN(<M)個のモードがデータの伝送に使用されている。残りのM−N個のモードは探索用に使用することができる。この構成において、N個のモードの第1のサブセットが情報を搬送するために使用され、かつM−N個のモードの第2のサブセットが監視のために使用されている状態で、送信機および/受信機はすべてのファイバモードにアドレスする。一実施形態において、本明細書において開示された方法の1つは、たとえば、モード指定を「データ搬送」から「探索」に、またはその逆に変更することによって、第1および第2のサブセットの内容を動的に変更するように構成されていてもよい。
本明細書では、用語「性能測定基準」は、BER、SNR、コンスタレーション品質測定などであるが、これらに限定されない任意の適切なシステム性能パラメータを包含するものとして解釈されるべきである。
記載した実施形態のさまざまな変更形態に加えて、本発明が関係する技術分野の当業者には明らかな本発明の他の実施形態が、添付の特許請求の範囲に表されるような本発明の原理および範囲に含まれると考えられる。
明示的に別段の定めがある場合を除き、各数値および範囲は、「約」または「およそ」といった単語が数値または範囲の値の前に付いている場合のように、おおよそのものとして解釈されるべきである。
本発明の性質を説明するために記述し、図示してきた要素の細部、材料、および配置構成が、添付の特許請求の範囲に表されるような本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によってさまざまに変更され得ることがさらに理解されよう。
図面番号および/または図面の参照符号の特許請求の範囲での使用は、特許請求の範囲の解釈を容易にするために、クレームされる主題の1つまたは複数の可能性のある実施形態を特定することが意図されている。そのような使用は、それらの請求項の範囲を、必ずしも対応する図面に示された実施形態に限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書における「一実施形態」または「ある実施形態」という表現は、その実施形態とともに記載された特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれ得ることを意味する。本明細書のさまざまな箇所に現れる「一実施形態において」という語句は、必ずしもすべてが同一の実施形態を指しているわけではなく、別個のまたは代替の実施形態が、他の実施形態に対して必ずしも相互排他的であるわけではない。同じことが、用語「実装形態」にも当てはまる。
また、本説明のために、用語「結合する」、「結合している」、「結合された」、「接続する」、「接続している」、または「接続された」は、エネルギーが2つ以上の要素間で伝達可能であり、必須ではないが、1つまたは複数の追加要素の介入が企図される、当技術分野で知られているかまたは今後開発される任意の様式を指す。反対に、用語「直接的に結合された」や「直接的に接続された」などは、そのような追加要素がないことを含意している。
本発明は、他の具体的な装置および/または方法で具現化されてもよい。記載された実施形態は、あらゆる点で例示でしかなく、非限定的なものとみなされるべきである。特に、本発明の範囲は、本明細書の説明および図面ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等の意味および範囲に属する変更はすべてその範囲に含まれることになる。
説明および図面は、本発明の原理を示すものでしかない。したがって、本明細書では明示的に説明または図示されていないが、本発明の原理を具現化し、かつ本発明の趣旨および範囲に含まれる種々の構成を考案することが当業者には可能になることが理解されよう。さらに、本明細書において挙げられたすべての例は、主として、本発明の原理および本発明者(ら)が当技術分野の発展のために提供した概念についての読者の理解を助ける教示目的のものに過ぎないことが明白に意図されており、そのような具体的に挙げられた例および条件には限定されないものと解釈されるべきである。さらに、本発明の原理、態様、および実施形態、ならびにその具体的な実施例を挙げた本明細書におけるすべての記述は、その均等物を包含することが意図されている。
「制御装置」または「プロセッサ」と記載された任意の機能ブロックを含む、図面に示された種々の要素の機能は、専用のハードウェアならびに適切なソフトウェアと関連付けてソフトウェアを実行することが可能なハードウェアを使用することによって提供され得る。プロセッサによって提供されるとき、機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共有プロセッサ、または一部が共有されていてもよい複数の個々のプロセッサによって提供されてもよい。さらに、用語「プロセッサ」または「制御装置」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することが可能なハードウェアのみを指していると解釈されるべきではなく、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および不揮発性記憶装置も暗に含み得るが、これらに限定されるわけではない。従来の、かつ/または特注の他のハードウェアも含まれ得る。同様に、図面に示されたいずれの交換機も概念的なものでしかない。それらの機能は、プログラム論理の動作、専用論理、プログラム制御と専用論理の相互作用によって実施することができ、または手動でもよく、より具体的には文脈から理解される、実施者が選択可能な特定の技術によって実施することができる。
本明細書における任意の構成図は、本発明の原理を具体化する例示の回路構成の概念図を表すことが当業者には理解されるはずである。同様に、フローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどはいずれも、コンピュータ可読媒体の中に実質的に表され、したがって、コンピュータまたはプロセッサが明示的に示されているかどうかにかかわらず、そのようなコンピュータまたはプロセッサによって実行され得る種々の処理を表すことが理解されよう。

Claims (10)

  1. 空間モードの第1のサブセットにアドレスするための第1の光モード結合(OMC)デバイスであって、前記第1のサブセットが第1の光リンクの空間モードのサブセットである、第1のOMCデバイスと、
    空間モードの第2のサブセットにアドレスするための第2のOMCデバイスであって、前記第2のサブセットが第2の光リンクの空間モードのサブセットである、第2のOMCデバイスと、
    第1のOMCデバイスと第2のOMCデバイスの間に配置されており、第1のOMCデバイスを介して第1のサブセットの異なる空間モードから受信した光を混合し、かつ、混合光を第2のサブセットの異なる空間モードに結合するために、得られた混合光を第2のOMCデバイスに送るように構成された光混合サブシステムと
    を備える、光学システム。
  2. 光学システムが、第1の光リンクから受信した光を、第1のOMCデバイス、次いで相互に連結した光混合器のアレイ、次いで第2のOMCデバイスを経て第2の光リンク内に導けるようにする形で、光混合サブシステムが、前記第1のOMCデバイスと前記第2のOMCデバイスの間に配置される相互に連結した光混合器の前記アレイを備える、請求項1に記載の光学システム。
  3. 光混合サブシステムに操作可能に結合され、前記光混合サブシステムにおける光の混合を制御するように構成された制御装置をさらに備える、請求項1に記載の光学システム。
  4. 第1のOMCデバイスが、第1のサブセットを変更するように構成可能であり、
    第2のOMCデバイスが、第2のサブセットを変更するように構成可能である、請求項1に記載の光学システム。
  5. 第1のOMCデバイスが、第2のOMCデバイスとは異なる数の空間モードにアドレスするように構成可能である、請求項1に記載の光学システム。
  6. 第1の光リンクを介して第1のOMCデバイスに光学的に結合された光送信機と、
    第2の光リンクを介して第2のOMCデバイスに光学的に結合された光受信機とをさらに備え、
    第1および第2の光リンクのそれぞれが、それぞれのマルチモードファイバ、マルチコアファイバ、または光ファイバケーブルを含み、かつ
    第1および第2のOMCデバイスのそれぞれが、それぞれのマルチモードファイバ、マルチコアファイバ、または光ファイバケーブルの空間モードのサブセットにアドレスするように構成された、請求項1に記載の光学システム。
  7. 第1の光リンクと第2の光リンクの間に配置されるように構成された光モード混合器であって、第1の光リンクの異なる空間モードに対応する光を混合し、得られた混合光を第2の光リンクの異なる空間モードに結合するように構成された光モード混合器と、
    データを搬送する変調された光信号の光モード混合器内の伝送中に、光モード混合器にその光混合特性を変化させるように構成された制御装置であって、前記変調された光信号が、前記第1の光リンクから、前記光モード混合器を介して前記第2の光リンクに導かれる、制御装置と
    を備える、光学システム。
  8. 光モード混合器が、
    空間モードの第1のサブセットにアドレスするように構成可能な第1の光モード結合(OMC)デバイスであって、前記第1のサブセットが第1の光リンクの空間モードのサブセットである、第1のOMCデバイスと、
    空間モードの第2のサブセットにアドレスするように構成可能な第2のOMCデバイスであって、前記第2のサブセットが第2の光リンクの空間モードのサブセットである、第2のOMCデバイスと、
    第1のOMCデバイスと第2のOMCデバイスの間に配置されており、第1のOMCデバイスを介して第1のサブセットの異なる空間モードから受信した光を混合し、かつ、混合光を第2のサブセットの異なる空間モードに結合するために、得られた混合光を第2のOMCデバイスに送るように構成された光混合サブシステムとを備え、
    光学システムが、第1の光リンクから受信した光を、第1のOMCデバイス、次いで相互に連結した光混合器のアレイ、次いで第2のOMCデバイスを経て第2の光リンク内に導けるようにする形で、光混合サブシステムが、前記第1のOMCデバイスと前記第2のOMCデバイスの間に配置される相互に連結した光混合器のアレイを備える、請求項7に記載の光学システム。
  9. 第1の光リンクを介して第1のOMCデバイスに光学的に結合された光送信機と、
    第2の光リンクを介して第2のOMCデバイスに光学的に結合された光受信機と、
    をさらに備える、請求項7に記載の光学システム。
  10. 光モード混合器が、
    平らでない表面を有する第1のプレートと、
    平らでない表面を有する第2のプレートと、
    第1と第2のプレートのそれぞれの平らでない表面に挟まれた光ファイバの一部であって、第1と第2の光リンクの間で結合されるように構成された光ファイバの一部と、
    機械的な力を第1および第2の光学プレートに加えて、平らでない表面を光ファイバの前記部分に対して押し付けるように構成されたアクチュエータとを備え、
    制御装置が、アクチュエータに操作可能に結合され、機械的な力の大きさを変更するように構成された、請求項7に記載の光学システム。
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