JP2014513440A - 非対称な光出力を達成するための発光ダイオード(led) - Google Patents

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Abstract

非対称な光出力を達成するための発光ダイオード(LED)が、p−n接合部を含む多層構造を備え、この多層構造の少なくとも1つの層は、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された、層の頂面又は底面である表面を含む。
【選択図】図4

Description

本開示は、一般に発光ダイオード(LED)に関し、具体的には、所望の発光プロファイルを生成できるLEDチップに関する。
発光ダイオード(LED)は、電気エネルギーを光に変換する固体素子であり、一般に反対型にドープされた層間に挟まれた半導体材料の1又はそれ以上の活性層を含む。ドープされた層間にバイアスを印加すると、活性層に正孔及び電子が注入され、これらが再結合して光を生成する。光は、この活性層から、そしてLEDの全ての表面から放出される。
過去10年以上にわたる技術的進歩により、LEDの設置面積は小さくなり、発光効率は高くなり、コストは削減された。LEDは、他の発光体と比べて動作寿命も長い。例えば、LEDの動作寿命は50,000時間を超えることもあるが、白熱電球の動作寿命は約2,000時間である。また、LEDは、他の光源よりも強固であり、消費電力も少ない。これらの及びその他の理由により、LEDの人気は高まってきており、これまで白熱灯、蛍光灯、ハロゲン及びその他の発光体の領域であった用途でも使用されている。
また、LEDは、大型及び小型のいずれのディスプレイでも使用されている。スポーツイベント、競技場、コンサートなどの多くの屋内及び屋外ロケーション、並びにニューヨーク市のタイムズスクエアなどの広大な公共区域では、(巨大スクリーンと呼ばれることが多い)大画面LEDディスプレイが多く見られるようになっている。これらのディスプレイ又はスクリーンの多くは、縦60フィート、横60フィートもの大きさを有することができる。これらのスクリーンは、何千もの「画素」又は「画素モジュール」を含むことができ、これらの各々は複数のLEDを含むことができる。画素モジュールは、昼間の太陽光の下でも比較的遠くからディスプレイが見える高効率かつ高輝度のLEDを使用することができる。画素モジュールが有することができるLEDはわずかに3つ(1つは赤色、1つは緑色、そして1つは青色)であり、これにより画素は、赤色、緑色及び/又は青色光の組み合わせから多くの異なる色の光を放出することができる。最も大型のジャンボスクリーンでは、各画素モジュールが何十個ものLEDを有することができる。画素モジュールは、矩形グリッド内に配置される。例えば、1つのグリッドの幅及び高さは、640×480モジュールになることもあり、スクリーンの端から端までのサイズは画素モジュールの実際のサイズに依存する。
従来のLEDベースのディスプレイは、(テレビ信号などの)入力信号を受け入れるコンピュータシステムにより制御され、このコンピュータシステムは、全体的なディスプレイ画像を形成するために画素モジュールが必要とする特定の色に基づいて、各画素モジュール内のどのLEDをどれほどの輝度で発光させるべきかを決定する。画素モジュールの各々に電力を供給する電源システムが含まれることもあり、各LEDが所望の輝度で発光するように各LEDへの電力を調整することができる。画素モジュール内の各LEDに適当な電力信号を付与するために導体が備わる。
米国特許第6,958,497号明細書 米国特許第7,692,182号明細書 米国特許第0,034,861号明細書 米国特許第4,946,547号明細書 米国特許第5,200,022号明細書 米国特許第第7,213,940号明細書 米国特許出願第11/656,759号明細書 米国特許出願公開第2008/0173884号明細書 米国特許出願第11/899,790号明細書 米国特許出願公開第2008/0179611号明細書 米国特許出願第11/473,089号明細書 米国特許出願公開第2007/0158668号明細書
本技術は、LEDからの光抽出を最大化する光学系及び幾何形状を利用して均一な発光プロファイルを得るものである。この技術は、通常、発光素子に結合された半球レンズを伴い、このレンズの光学中心と出射面が完全に位置合わせされて、ピーク発光が光軸に沿うようになる。しかしながら、このような構成は、LEDディスプレイが視聴者の目線よりも上方に取り付けられた場合のように、すべての状況にとって有利ではないこともある。この場合、視聴者には、ディスプレイが発する光の大部分が見えず、従って無駄になってしまう。
無駄になる光の量を減少させる1つの方法には、視聴者の視線とより良く一致する角度でディスプレイを取り付けることによる方法があるが、この方法では、非常に大型のディスプレイを高所に取り付ける場合には、特に使用が困難で複雑かつ高価な取り付け金具が必要になり得る。封入材料又はレンズの形状を変更することによりLEDパッケージからの発光を制御する努力も行われてきたが、これには特別な値段の高いレンズ用工具、及びレンズ製造工程の変更が必要になり得る。システムによっては、ビームプロファイルを変更し、又は光パターンを異なる角度に向け直すための二次光学系を利用できるものもあるが、この二次光学系は、約10〜12%の有意な損失を招き、ディスプレイシステムのコストが増大する。
本明細書では、本質的に非対称な発光プロファイルを有する発光ダイオードについて説明する。
第1の実施形態によれば、LEDが、p−n接合部を含む多層構造を有し、多層構造の少なくとも1つの層は、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された、層の頂面又は底面である表面を含む。
第2の実施形態によれば、LEDが、p−n接合部を含む多層構造を有し、多層構造の少なくとも1つの層は、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された、層の頂面又は底面である表面を含むとともに不均一な厚みを有する。
第3の実施形態によれば、LEDが、p−n接合部を含む発光層と、光学的反射材料を含むミラー層とを含む多層構造を有し、ミラー層は、発光層と取り付け面の間に配置され、活性発光層及びミラー層の少なくとも一方は、取り付け面と非平行である。
基板側を下にして取り付けられた従来のLEDチップの概略断面図である。 基板側を下にして取り付けられた従来のLEDチップの概略断面図である。 基板側を上にしてフリップチップ構成で取り付けられた従来のLEDチップの概略断面図である。 成長基板上のドープしたエピタキシャル層間に挟まれたLED活性層の概略断面図である。 図3Aのデバイスをひっくり返してキャリアに接合したものを示す図である。 図3BのフリップチップLEDを取り付け面上に取り付け、基板を除去して電気接点を追加したものを示す図である。 取り付け面と非平行な表面を有する層を含むLEDチップの概略断面図である。 曲面を有する層を含むLEDチップの概略断面図である。 ファセット層を含むLEDチップの概略断面図である。 ファセット状の頂面を有するLEDチップの一部の概略平面図である。 ファセット状の頂面を有するLEDチップの一部の概略側面図である。 ファセット面を有する例示的なLEDチップの製造方法を示す図である。 2つの非対称曲面を含む例示的なLEDチップの製造方法を示す図である。 2つの非対称曲面を含む例示的なLEDチップの製造方法を示す図である。 2つの非対称曲面を含む例示的なLEDチップの製造方法を示す図である。 頂面上に角張った突出部を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 頂面上に湾曲した突出部を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 隣接する層間に界面特徴部を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 構成内面を含むLEDチップの製造方法を示す図である。 構成内面を含むLEDチップの製造方法を示す図である。 構成内面を含むLEDチップの製造方法を示す図である。 構成内面を含むLEDチップの製造方法を示す図である。 楔形の成長基板を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 取り付け面の法線に対する傾斜を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 取り付け面の法線に対する傾斜を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 取り付け面の法線に対する傾斜を含む例示的なLEDチップの概略断面図である。 取り付け面と非平行な層を有する例示的なLEDチップの概略断面図である。 図4の実施形態に蛍光体層を追加したものを示す図である。 図15の実施形態に蛍光体層を追加したものを示す図である。 図3のLEDチップに二次素子を追加したものを示す図である。 図3のLEDチップに蛍光体層及び二次素子を追加したものを示す図である。 正方形の外周を有する複数のLEDチップの製造方法を示す図である。 ダイヤモンド形の外周を有する複数のLEDチップの製造方法を示す図である。
本開示は、ピーク発光が下層の取り付け面の法線から離れた方向に向かう非対称な発光プロファイルを示すように構成された発光ダイオード(「LED」又は「LEDチップ」)に関する。LEDチップの1又はそれ以上の層の配向及び/又は構造を制御することにより、二次光学系を必要とせずに所望の非対称なビームプロファイルを得ることができる。
例えば、以下でさらに詳細に説明するように、活性発光領域及び/又はミラー層を取り付け面に対して効果的に傾斜させることにより、及び/又は活性領域から放出された光をLEDチップから出射される前に光学的に導くことにより、非対称なビーム出力プロファイルを得ることができる。本明細書で説明する修正の1つ又はそれ以上を行うことにより、本質的に非対称な発光プロファイルを有するLEDチップを製造して、パッケージ設計を最低限しか又は全く修正せずに従来のパッケージ(平面サブマウント、基板又は反射カップなど)に取り付けることができる。このようなLEDコンポーネントを単独で又は他のコンポーネントと組み合わせて使用して、所望の一連の発光特性を有するディスプレイを形成することができる。本質的に非対称な発光体の恩恵を受けることができる照明用途の例としては、屋外ディスプレイ、街路照明及び自動車照明(ヘッドライトなど)が挙げられる。
図4〜図16に、非対称な光出力プロファイルを達成するための例示的なLEDチップを示す。各実施形態では、LEDチップが、p−n接合部を含む多層構造を含み、この多層構造の少なくとも1つの層は、その頂面又は底面に、ピーク発光を取り付け基板の法線から離れた方向に向けるように構成された表面を含む。この層は、不均一な厚みを有することができる。様々な実施形態の説明に進む前に、いくつかの定義及び説明を行い、図1A〜図3Cに典型的なLEDの層構造を概略的に示して説明する。
本開示で使用する「取り付け面の法線」とは、取り付け面からその平面に対して垂直な方向に延びる線として定義される。取り付け面は、サブマウント、反射カップ、パッケージ基板、リードフレーム又はその他の基板の表面とすることができる。
LEDチップのピーク発光とは、チップから放出される光の最大強度のことである。ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるLEDチップは、取り付け面の平面に対して垂直でないあらゆる方向に最大強度を有することができる。
層、領域又は基板などの要素が別の要素「上に」存在すると言う場合、この要素が別の要素上に直接存在することも、或いは介在要素が存在することもあると理解されたい。さらに、本明細書では、「内部の(inner)」、「外部の(outer)」、「上部の(upper)」、「上方の(above)」、「上の(over)」、「下の(beneath)」、「下方の(below)」、「頂部の(top)」、「底部の(bottom)」及び同様の用語などの相対語を使用して要素間の関係を記述する。これらの用語は、図に示すデバイスの配向とは異なる配向を含むことが意図されていると理解されたい。
本明細書では、様々な要素、コンポーネント、領域、層及び/又は部分を説明するために第1の、第2の、などの用語を使用することがあるが、これらの要素、コンポーネント、領域、層及び/又は部分をこれらの用語によって限定すべきではない。これらの用語は、1つの要素、コンポーネント、領域、層又は部分を、別の領域、層又は部分と区別するために使用するものにすぎない。従って、本開示の教示から逸脱することなく、後述する第1の要素、コンポーネント、領域、層又は部分を、第2の構成要素、コンポーネント、領域、層又は部分と呼ぶこともできる。
図は、概略図として意図したものである。従って、デバイス及びコンポーネントの実際の寸法及び形状(層の厚みなど)は異なることがあり、例えば、製造技術及び/又は製造公差の結果、説明図とはかけ離れている可能性がある。実施形態は、本明細書に示す領域の特定の形状に限定されると解釈すべきではなく、例えば製造によって生じる形状の逸脱を含むことがある。正方形又は長方形として図示又は説明する領域が、通常の製造公差に起因して丸みを帯びた又は湾曲した特徴部を有することもある。従って、図に示す領域は本質的に概略的なものであり、これらの形状は、デバイスの領域の正確な形状を示すことを意図したものではなく、本発明の範囲を限定することを意図したものでもない。
本明細書で使用する用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明を限定することを意図したものではない。本明細書で使用する単数形の「1つの(英文不定冠詞)」及び「その(英文定冠詞)」は、その文脈で別様に明確に示していない限り、複数形も含むことが意図される。「備える、含む(comprises、comprising、includes、及び/又はincluding)」という用語は、記載する特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又はコンポーネントの存在を示すものではあるが、1又はそれ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント及び/又はこれらの群の存在又は追加を除外するものではない。
特に定めがない限り、本明細書で使用する(技術用語及び科学用語を含む)全ての用語は、本発明が属する技術の当業者が一般に理解している意味と同じ意味を有する。さらに、本明細書で使用する用語は、本明細書及び関連技術との関連におけるこれらの意味に従う意味を有すると解釈すべきであり、本明細書で明確に定義しない限り、理想的な又は過度に形式的な意味で解釈されるものではないと理解されたい。
ここで図1A及び図1Bを参照すると、典型的なLED又はLEDチップ110が、第1及び第2のLED領域と呼ぶことができるn型及びp型エピタキシャル層120、130を上部で成長させたAl23又はSiCなどの絶縁性の半導体又は導体基板115を含む。エピタキシャル層120、130は、通電時に発光するp−n接合部を有する活性領域125を含む。エピタキシャル層は、GaN、AlGaN、又はAlNなどの窒化物層であってもよく、或いは別のIII〜V族の材料系(GaAs、GaP、AlAsなど)又はシリコン(SiCなど)に基づくものであってもよい。
図1A及び図1Bでは、LEDチップ110が、基板側を下にして取り付け面105に取り付けられている。活性領域125内で生じた光は、上方に向けられてデバイス110から出射する。下向きに放出された光は、LEDチップ110の基部に近いミラー層135により反射されてLEDチップ110の表面に戻り、ここでデバイスから出射する。図1Aに示すように、LEDチップ110は、チップ110の対向する頂面110a及び底面110b上のコンタクト領域140を介して第1及び第2のLED領域120、130と接する電気接点145を含むことができる。或いは、図1Bに示すように、第2のLED領域130の一部をエッチングして、チップの片面110aから層120、130のいずれにもアクセスできるようにすることにより、頂面110a又は底面110bのいずれかにコンタクト領域140を配置することもできる。
ここで図2を参照すると、フリップチップ実装用に設計されたLEDチップ210が、透明基板215上で成長させたエピタキシャル層(第1及び第2のLED領域)220、230を含み、表面側を上にひっくり返されて取り付け面205上に取り付けられている。基板側を下にして取り付けられたLEDチップと同様に、フリップチップLED構造210は、p型及びn型エピタキシャル層220、230間に挟まれた活性発光領域225、並びに取り付け面205の方向に放出された光の向きを変えるための、デバイス210の基部に近いミラー層235を含む。p型及びn型エピタキシャル層220、230と電気的に接触するコンタクト領域240との電気接点245が形成される。場合によっては、例えば図3A〜図3Cに示すように、活性発光領域325を挟んだ第1及び第2のLED領域320、330を含むLED310を、取り付け面305に取り付ける前にひっくり返してキャリア350に接合してもよく、透明基板315は、取り付け後にそのまま残しても、或いは部分的に又は完全に除去してもよい(図3C)。
図4〜図6には、ピーク発光を取り付け面405、505、605の法線から離れた方向に向けるように構成された表面415a、515a、615aを有する層415、515、615を各々が含む3つの例示的なLEDチップ410、510、610を示す。これらのLEDチップは、上述したようなフリップチップ構造を有し、従って取り付け面405、505、605を提供するサブマウント又はその他の基板上に基板側を上にして取り付けられる。
図4のLEDチップ410は、複数の層415、420、425、430、435及び440を含み、透明基板415は、ピーク発光を取り付け面405の法線から離れた方向に向けるように構成された表面415aを有する。この表面415aを構成面415aと呼ぶことができ、LEDチップ410の最上層である層415を構成層415と呼ぶことができる。
この実施形態では、透明基板415の頂面415aが取り付け面405と非平行にされており、この頂面415aをファセットと呼ぶことができる。透明基板415の底面415bは、取り付け面405とほぼ平行であり、従って頂面415aと底面415bは互いに非平行であり、この結果、透明基板415は不均一な厚みを有する。頂面415aは、底面415b(及び取り付け面405)に対して角度θに配向され、この角度θは、例えば約1°〜60°、又は約10°〜40°とすることができる。LEDチップの410の他の層(n型層又は第1のLED領域420、活性領域425、p型層又は第2のLED領域430、ミラー層435、コンタクト層440)は、構成層415の底面415b及び取り付け面405とほぼ平行である。
透明基板415の構成面415aは、LEDチップ410の光が放出される外部頂面410aを定め、従って透明基板415は、発光を制御するための光学素子として機能することができる。活性領域415により放出された光の少なくとも一部は、透明基板415の特性(表面モルホロジー及び配向、屈折率など)により、透明基板415を通じてLEDチップから外へ、法線に対して角度を成して伝播する。具体的には、ピーク発光を取り付け面405の法線から離れた方向に向けることができる。
図4の実施形態では、LEDチップの層の表面が全て平面であり、この場合の「平面(planar)」とは、意図的な湾曲を含まずに実質的に平坦であることを意味する。(この実施形態及びその他の実施形態における)このような平面は滑らかであっても、又は測定可能な表面粗度を有する粗いものであってもよい。滑らかな表面では、放出される光の大部分の方向を屈折により変化させることができ、粗い表面では、光の大部分のランバーシアン再放出が可能になる。
また、いくつかの例では、平面層の配向を、その互いに非平行とすることができる頂面及び底面を参照して説明する。例えば上述した実施形態では、構成層415を、取り付け面405及び取り付け面405にほぼ平行な底面415bに対して非平行な頂面415aを有するものとして説明した。しかしながら、所与の平面層について、この所与の層の頂面及び/又は底面を考慮せずに別の表面又は層に対して特定の配向を有するものとしてより一般的に説明している場合、この所与の平面層の頂面と底面は互いにほぼ平行であると理解されたい。
また、図に示すLEDチップの層の1つ又はそれ以上は、2又はそれ以上の副層を含む副層構造を有することもあると理解されたい。例えば、2005年10月25日に取得された米国特許第6,958,497号、又は2010年4月6日に取得された米国特許第7,692,182号に記載されるように、例えば、図に概略的に単一層として示す活性発光領域は、複数の窒化物副層を含む多重量子井戸の活性領域の場合もあり、これらの特許はいずれもその全体が引用により本明細書に組み入れられる。これに加えて、又はこれの代わりに、本明細書で説明するいずれかの層の副層が構成面を含むこともできると考えられる。
ここで図5を参照すると、LEDチップ510の別の実施形態を示している。LEDチップ510は、複数の層515、520、525、530、535及び540を含む多層構造を有し、これらの層の1つである515は、ピーク発光を取り付け面505の法線から離れた方向に向けるように構成された表面515aを有する。この表面515aは、構成面515aと呼ぶことができ、層515は、構成層515と呼ぶことができる。
上述した実施形態と同様に、透明基板は、フリップチップ実装であることによりLEDチップ510の最上層となる構成層515であり、透明基板の頂面は構成面515aである。しかしながら、上述した実施形態とは対照的に、構成層515の頂面515aは曲面であり、一方で構成層515の底面515bは図4と同様に平面であり、パッケージ基板505とほぼ平行に配置される。従って、透明基板515は不均一な厚みを有する。曲面515aは、取り付け面の法線に対して非対称な曲率を有するように設計される。LEDチップ510の他の層(n型層又は第1のLED領域520、活性領域525、p型層又は第2のLED領域530、ミラー層535、コンタクト層540)も、構成層515の底面515b及びパッケージ基板505とほぼ平行に配向される。
透明基板の湾曲した頂面515aは、LEDチップ510の光が放出される外面510aを定め、その曲率は、所望の非対称な光ビーム出力プロファイルを達成するように選択することができる。活性領域525から放出された光の少なくとも一部は、透明基板515の特性(表面モルホロジー及び配向、屈折率など)により、透明基板515を通じてLEDチップ510から外へ、法線に対して角度を成して伝播する。具体的には、ピーク発光を取り付け面505の法線から離れた方向に向けることができる。
図6には、層615を含むLEDチップ610を示しており、この層615は、この実施形態ではピーク発光を取り付け面605の法線から離れた方向に向けるように構成された2つのファセット部615a1、615a2を含むファセット状の頂面615aを有する。ファセット面615aは、構成面615aと呼ぶことができ、層615は、構成層615と呼ぶことができる。上述した実施形態と同様に、透明基板は、構成層615の役割を果たし、平面でありかつ取り付け面605とほぼ平行に配置された単一の底面615bをさらに含む。LEDチップ610の他の層(n型層又は第1のLED領域620、活性領域625、p型層又は第2のLED領域630、ミラー層635、コンタクト層640)も平面であり、底面615b及び取り付け面605とほぼ平行に配向される。
この実施形態の構成層615の2つの頂上ファセット部615a1、615a2は、互いに非平行に配向された平面であり、構成層615は不均一な厚みを有する。構成層615はLEDチップの最上層であるため、ファセット部615a1、615a2は、LEDチップ610の光が放出される頂面610aを定める。ファセット部615a1、615a2のサイズ及び配向は、取り付け面の法線に対して非対称性が定められる非対称なチップ表面610aを形成するように選択することができる。例えば、これらのファセット部のサイズを不均一とすることができる。これに加えて、又はこれとは別に、これらのファセット部を取り付け面の法線に対して非対称に配置することもできる。ファセット部の一方又は両方が平面ではなく湾曲できることも想定される。
活性領域625から放出される光は、構成層615のファセット面の配置及びその他の特性(屈折率など)により、透明基板615を通じてLEDチップ610の頂面610aから外に所望の非対称な発光プロファイルで伝達することができる。具体的には、ピーク発光を取り付け面605の法線から離れた方向に向けることができる。
図6の概略断面図には、LEDチップの表面上に2つのファセット部615a1、615a2が存在することを示している。構成層は、3つ又はそれ以上、4つ又はそれ以上、5つ又はそれ以上、或いは6つ又はそれ以上などの、発光プロファイルを制御するために望ましいあらゆる数のファセット部を含むことができる。例えば、図7A及び図7Bに、取り付け面(図示せず)の表面と平行に配向された底面715bを有するとともに、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された5つのファセット部715a1、715a2、715a3、715a4、715a5を含む層715を有する例示的な矩形LEDチップ710の一部の頂面図及び側面図を示す。一般には、構成層の頂面及び/又は底面をファセット面とすることができる。
上述した非対称な表面構成は、当業で周知のフォトリソグラフィ処理又は切断法を使用して製造することができる。例えば、図8に概略的に示すように、特定の切断面形状を有する1又はそれ以上のダイシングソーブレード800を使用して、デバイスを単一化する前にウェハ880から表面ファセット部を彫り出すことができる。別の例では、図9A〜図9Cに概略的に示すように、フォトリソグラフィ及びエッチングを使用して、LEDチップ910の非対称曲面910aを形成することができる。
上述した実施形態のフリップチップLEDは、各実施形態の構成層としての役割を果たす最上層として透明基板を含んでいた。しかしながら、他の実施形態では、第1のLED領域(n型層など)又は第2のLED領域(p型層など)などのLEDチップの別の層が、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された1又はそれ以上の表面を含む構成層の役割を果たすこともできる。
例えば、図10AのLEDチップ1010は、上述した実施形態のように第1及び第2のLED領域(n型及びp型層)1020、1030及び活性層1025の上に透明基板を有しておらず、デバイス1010をひっくり返して取り付けた後に基板が除去されている。この結果、LEDチップ1010の構成層でもある最上層が、LEDチップ1010の第1のLED領域(n型層など)になっている。
この実施形態では、第1のLED領域1020が、ピーク発光を取り付け面1005の法線から離れた方向に向けるように構成された頂面1020aを含む。この頂面は、活性領域から放出された光を導くためのマイクロレンズとして機能する複数の表面特徴部1020a1、1020a2、...1020an(この実施形態では、角張った突出部)を含む平面1020aであり、これらの表面特徴部のサイズ、形状及び配置は、非対称な発光プロファイルを生じるように設計される。第1のLED領域1020は、取り付け面1005とほぼ平行に配置された平面状の底面1020bをさらに含み、従って構成層1020は不均一な厚みを有する。LEDチップ1010の他の層(活性領域1025、第2のLED領域又はp型層1030、ミラー層、コンタクト層1040)も平面であり、底面1015b及び取り付け面1005とほぼ平行に配向される。
図10Aに示す角張った突出部1020a1、1020a2、...1020anは、所望の発光に応じて、角張った窪み、湾曲した突出部及び/又は湾曲した窪みを含む、他の角張った又は湾曲した形態の表面特徴部に置き換えることができる。これらの表面特徴部の1又はそれ以上は、図10Aに示すように、取り付け面の法線に対して非対称な形状を有することが好都合である。一般に、これらの表面特徴部は、少なくとも1つの寸法がマイクロスケールである。例えば、これらの表面特徴部は、高さ又は深さ(垂直寸法)が約500ミクロン以下であり、一方又は両方の横寸法(長さ及び/又は幅)が約1mm以下である。表面特徴部の高さ/深さは、約100ミクロン以下又は約10ミクロン以下であってもよい。横寸法は、LEDチップのサイズに依存することができ、LEDチップが大きければ、含まれる表面特徴部も大きくなる。例えば、2平方mmのLEDチップは、一方又は両方の横寸法が1mmよりも大きな表面特徴部を有することができる。一方、表面特徴部は、約500ミクロン以下又は約100ミクロン以下の長さ及び/又は幅を有することもできる。これらの表面特徴部は、サイズが異なっても、又はほぼ同じサイズであってもよい。
所望の光出力によっては、図10Aに示すように、表面特徴部がランダムな又は不規則な配列で互いに不均一に離れていることが有益なこともある。或いは、図10Bの1つの実施形態に示すように、1つ又は2つの寸法が周期性を有する規則的配列で配置された非対称形状を有する表面特徴部によって所望の発光プロファイルを達成することもできる。図10Bの例示的なLEDチップ1010’は、隣接する突出部間に隙間のない規則的配列で配置された非対称な湾曲した突出部1015a1、1015a2、1015a3、1015a4を含む。この例では、突出部1015a1、1015a2、1015a3、1015a4は、LEDチップ1010’を取り付けた後に除去されなかった透明基板1015の頂面1015aの一部である。配列として、(角張った突出部及び湾曲した突出部などの)異なる形態を有する2又はそれ以上のタイプの表面特徴部の組み合わせを含むことができることも想定される。既知の光学特性を有する表面特徴部の配列の例には、フレネルレンズがある。上述した表面特徴部は、当業で周知のフォトリソグラフィ処理法により形成することができる。
上述した全ての実施形態では、所望のピーク発光を行うように構成された表面がLEDチップの外面であった。上述した図4〜図10Bの構成面のいずれかの幾何形状を有する1又はそれ以上の内面を使用して発光プロファイルを制御することも可能である。このような内面は、LEDチップの隣接する層間の界面を定める。例えば図10Cを参照して分かるように、図10Bに示す外面特徴部に代えて、第2のLED領域1030とミラー層1035の間の界面を定めるLEDチップ1010”の内部特徴部1030a1、1030a2、1030a3、1030a4とすることもできる。
図11A〜図11Dを参照しながら、このような界面の製造方法について説明する。この例では、LEDチップ1110の第2のLED領域(p型層など)1130上に複数の角張った突出部1130a1、1130a2、...1130anを形成し、これらの表面特徴部を覆って光学的反射材料を堆積させてミラー層1135を形成する。次に、図11Cに示すようにチップ1110をひっくり返してキャリア1150に取り付ける。その後、基板1115を除去し、チップ1110との電気接点1145を形成する。結果として得られるLEDチップ1110は、デバイス1110の発光プロファイルを変化させることができる構成内面1130a(又は構成界面1130a)を含む。
この例では、複数の角張った表面特徴部を含む構成内面1130aが、共に活性領域1125の下方に存在する第2のLED領域1130とミラー層1135の間の界面を定める。この結果、活性層1125から下向きに放出された光は、ミラー面1135における界面特徴部1130a1、1130a2、...1130anと相互作用し、取り付け面1105の法線から離れた方向に上方へ向けられてチップ1110から出ることができ、活性層1125から直接上向きに放出された光は、構成内面1130aによる影響を受けない。界面特徴部1130a1、1130a2、...1130anは、上述した図10AのLEDチップ1010の表面特徴部の特性のいずれかを有することができる。また、上述したように、構成内面1130aは、図4〜図9に示す、及び/又は上述したいずれかの構成外面の幾何形状を有することができる。
例えば、図12に、非対称な光出力プロファイルを生じるように構成された複数の内面を有するLEDチップを含むLEDコンポーネントを概略的に示す。この例では、取り付け面に対して非平行に配向された複数の表面が発光を制御する。この実施形態のLEDチップ1210は、基板を下にして取り付け面1205に取り付けられ、複数の層1215、1220、1225、1230、1235及び1240を含む。これらの内層のうち、活性層1225及び透明な成長基板1215を含むいくつかは、取り付け面に対して非平行な配向を有する表面1215a、1225aを含む。上述した実施形態と同様に、これらの内面1215a、1225aを構成面と呼ぶことができ、層1215、1225を構成層と呼ぶことができる。
再び図12を参照すると、活性層1225は、取り付け面1205と非平行に配向され、透明基板1215の頂面1215aも、取り付け面1205と非平行である。対照的に、透明基板1215の底面1215bは、取り付け面1205とほぼ平行であり、透明基板を楔形にしている。ミラー層1235は、透明基板1215の下に存在し、やはり取り付け面1205とほぼ平行に配置される。従って、活性層1225とミラー層1235は、互いに非平行である。残りの層のうち、第1及び第2のLED領域(n型及びp型層)1220、1230は活性層1225と平行であり、コンタクト層1240はミラー層1235と平行である。
活性層1225、及び透明基板1215の頂面1215aは、基板1215の底面1215b及びミラー層1235に対して角度θで配向され、この角度θは、例えば約1°〜60°又は約10°〜40°とすることができる。この結果、活性領域1225から上向きに放出された光は、ピーク発光が取り付け面1205の法線から離れた方向に向けられた状態でデバイス1210から出射され、下向きに放出された光は、楔形の透明基板1215内を伝播してミラー層1235により反射され、基板1215内を逆に伝わって、デバイス1210から透明基板1215の角度θ及び屈折率に依存する方向に出射する。また、角度θは、活性層1225とミラー層1235の間の距離に応じてアポダイゼーションにも影響を与え、出力ビームプロファイルのさらなる制御を可能にすることができる。
図13〜図15に、内部構成面を有するLEDチップのさらなる例を示す。図13には、基板側を下にして取り付けられたLEDチップ1310を示しているのに対し、図14及び図15には、基板側を上にしてLEDチップをキャリア上に取り付けた後に基板を除去したフリップチップ構成を有するLEDチップ1410、1510を示している。これらの例の各々では、複数の層1360、1460、1560(第1のLED層1320、1420、1520、第2のLED層1330、1430、1530、活性層1325、1425、1525、透明基板又はキャリア1315、1450(図13及び図14のみ)、及びミラー層1335、1435、1535)が、取り付け面1305、1405、1505と非平行に配向され、これにより取り付け面1305、1405,1505の法線から離れた方向に光を放出するように構成される。また、層1360、1460、1560は、互いにほぼ平行でもある。特に重要な点は、活性層1325、1425、1525及び下にあるミラー層1335、1435、1535の、取り付け面1305、1405、1505に対する配向、及び互いの配向である。
図13〜図15のLEDチップは、複数の層1360、1460、1560と取り付け面1305、1405、1505との間に不均一な厚みの底層1355、1455、1555をさらに含み、これらの底層1355、1455、1555は、複数の層に平行な頂面1355a、1455a、1555aと、取り付け面1305、1405、1505に平行な底面1355b、1455b、1555bとを有する。複数の層1360、1460、1560、及び底層1355、1455、1555の頂面1355a、1455a、1555aは、取り付け面1305、1405、1505に対して角度θで配向される。角度θは、例えば約1°〜60°、又は約10°〜40°とすることができる。楔形の底層1355、1455は、コンタクト層としての役割を果たす導電材料からエッチング又は切断することができる(図13及び図14)。或いは、LEDチップ1510が接合されたキャリアから、楔形の底層1555をエッチング又は切断することもできる(図15)。
上記の例では、LEDチップが、層1360の平面にほぼ垂直な側面1310s1、1310s2を含み、従って図13で説明するように、LEDチップ1310自体が、取り付け面1305の法線に対して傾きτを有する。或いは、LEDチップ1610自体が傾かないように、例えば図16に示すように、LEDチップ1610の側面1610s1、1610s2を取り付け面1605の法線と位置合わせする一方で、上述したように複数の層1660を取り付け面1605と非平行のままにして、ピーク発光を取り付け面1605の法線から離れた方向に向けることもできる。
上述の実施形態では、LEDチップの幾何形状を変更して非対称なビーム出力プロファイルを達成している。一般に、LEDチップは、(大部分が青色、緑色、赤色等の光などの)単一の狭い波長域で発光を行うので、上述した実施形態のLEDチップは、特定の色の光が望ましい場合に、或いは異なる波長発光のLEDと組み合わせて主に白色光を、又は異なるLEDに印加される特定の電気バイアスに応じて様々な色を生成する場合に特に有用である。例えば、ディスプレイ又はモニター内で赤色、緑色及び青色のLEDを使用して様々な出力色を提供することができる。
同じ出力波長域の1又はそれ以上のLEDから白色光を生成する別の方法としては、チップの近傍に蛍光体などのダウンコンバージョン材料を塗布する方法がある。例えば、Ce:YAG蛍光体をコーティングした青色発光LEDチップは、青色光とダウンコンバートされた黄色光とを適当な割合で生成して、人間の目で見た時に白色に見える光を生じることができる。従って、上述したLEDチップのいずれかに蛍光体層を施して、取り付け面の法線から離れた方向に向かうピーク発光を有する白色光を生じさせることができる。図17及び図18に、上部に蛍光体層1765、1865を含むように変更した図4及び図15のLEDチップ410、1510を示す。蛍光体層1765、1865は、シリコンなどの液体マトリックス中に分散した蛍光体粒子を用いて当業で周知の電気泳動法又は吹き付け法により塗布し、これを蛍光体層1765、1865が堆積した後に硬化させることができる。
別の実施形態では、図1〜図3Cに示す幾何形状の1つなどの標準的なLEDチップの幾何形状を、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された二次光学素子と共に使用して、所望の非対称な発光プロファイルを達成することができる。二次光学素子1970は、図19Aに示すようにLEDチップ310の頂面に直接適用することも、或いは図19Bに示すように、LEDチップ310の頂面に蛍光体層1965を堆積させてから二次素子1970を適用することもできる。薄いn型領域を直接修正するのは困難な場合があるので、この方法は、(基板が除去されていて、第1のLED領域(n型層など)がLEDチップの最上層としての役割を果たす)チップオンキャリア形状に特に適していると考えられる。二次光学素子は、アルミナ、炭化ケイ素又はガラスなどの実質的に透明な材料で形成することができる。
ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された1又はそれ以上の表面を有する層をLEDチップ自体が少なくとも1つ含む場合、上述の実施形態のいずれかに記載したようなLEDチップに上述したような二次光学素子を適用できることも想定される。
通常、LEDチップは、上から見た時に正方形又は長方形の形状を有する。具体的には、所与のLEDチップの4つの側面を隣接する側面に対して直角に配向することにより、チップの正方形又は長方形の周囲を定めることができる。いくつかの実施形態では、正方形のチップよりも、例えば上述した図7Aに示すような長方形のチップを使用した方が、その低い対称性に起因してより望ましい結果を得ることができる。上方から見た形状及び外周は、正方形チップに関する図20に概略的に示すように、ウェハを2つの垂直方向に鋸切断(ダイシング)することを伴い得る単一化手順によって決まる。この単一化手順では、使用可能なウェハ面積が失われることもあるが、既知のダイシング又はエッチング手順を使用して別のチップ形状を得られることも想定される。例えば、図21を参照して分かるように、ウェハを2つの非垂直方向にダイシングすることにより、ダイヤモンド形チップを形成するようにウェハを切断することができる。換言すれば、4角LEDチップの各側面を隣接する側面に対して90°よりも大きい又は小さい角度に配向して、チップの外周がダイヤモンド形を有するようにする。非対称なファセット設計と対称性の低いチップ形状とを組み合わせることにより、光出力を調整する上でさらなる柔軟性を得ることができる。
上記で別個に説明したLEDチップの特徴部のいずれかを単一のチップ内で組み合わせて、所望の非対称な発光プロファイルを達成することもできる。例えば、取り付け面と非平行に配向された層の表面は、上述したようなマイクロレンズとして機能する表面特徴部をさらに含むことができ、或いは複数のファセット部を含むファセット面を取り付け面と非平行にさらに位置付けることもできる。本開示に示すような従来のLEDチップの構造を、非対称な表面特徴部及び/又は配向を含むように変更することにより、このLEDチップは、望む通りに取り付け面の法線から離れた方向に向けられたピーク発光を有することができるようになる。例えば、ピーク発光の法線からの変位に適した範囲は、対象とする用途に応じて約5°〜約30°とすることができ、約10°〜約20°の間で変位させることもできる。或いは、他の範囲の変位角を使用することもできる。
LEDチップの製造は一般的に知られているので、ここではごく手短に説明する。LEDは、既知の工程を用いて製造することができ、好適な工程は、有機金属気相成長法(MOCVD)である。一般に、LEDの層は、第1のエピタキシャル層と、第2の反対型にドープされたエピタキシャル層との間に挟まれた活性層/活性領域を含み、これらは全て成長基板上に連続的に形成される。LEDは、ウェハ上に形成した後で、パッケージ内に取り付けるために単一化することができる。成長基板は、最終的な単一化したLEDの一部として残すことも、或いは完全に又は部分的に除去することもできると理解されたい。
LEDには、以下に限定されるわけではないが、バッファ層、核形成層、コンタクト層及び電流拡散層、並びに光抽出層及び要素を含むさらなる層及び要素を含めることもできる。活性領域は、単一量子井戸(SQW)、多重量子井戸(MQW)、ダブルヘテロ構造、又は超格子構造を含むことができる。活性領域及びドープ層(n型及びp型層)は、異なる材料系から製造することができ、好ましい材料系は、III族窒化物ベースの材料系である。III族窒化物とは、窒素と、周期表のIII族元素、通常はアルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)及びインジウム(In)との間で形成される半導体化合物のことを意味する。この用語は、アルミニウム窒化ガリウム(AlGaN)及びアルミニウムインジウム窒化ガリウム(AlInGaN)などの3元化合物及び4元化合物も意味する。好ましい実施形態では、ドープ層が窒化ガリウム(GaN)であり、活性領域がInGaNである。別の実施形態では、ドープ層を、AlGaN、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)又はアルミニウムガリウムインジウムヒ素リン(AlGaInAsP)とすることができる。
成長基板は、サファイヤ、炭化ケイ素、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)などの多くの材料で形成することができ、好適な基板は4Hポリタイプの炭化ケイ素であるが、3C、6H及び15Rポリタイプを含むその他の炭化ケイ素ポリタイプを使用することもできる。炭化ケイ素には、緊密な結晶格子がサファイヤよりもIII族窒化物と良く調和し、高品質のIII族窒化物膜が得られるなどのいくつかの利点がある。炭化ケイ素は、熱伝導率も非常に高く、従って(サファイヤ上に形成されたいくつかのデバイスで見られるように)基板の熱放散によって炭化ケイ素上のIII族窒化物デバイスの全出力が制限されることはない。SiC基板は、ノースカロライナ州ダーラムのCree Research社から入手可能であり、このSiC基板の製造方法は、科学文献並びに米国特許第0,034,861号、第4,946,547号、及び第5,200,022号に記載されている。
LEDは、その頂面上に導電性電流拡散構造及びワイヤボンドパッドを含むこともでき、これらはいずれも既知の方法を用いて堆積できる導電性材料で形成される。これらの要素に使用できる材料としては、Au、Cu、Ni、In、Al、Ag又はこれらの組み合わせ、並びに導電性酸化物及び透明導電性酸化物が挙げられる。電流拡散構造は、LED上に格子状に配置された導電性フィンガーを含むことができ、これらのフィンガーは、パッドからLEDの頂面内に電流がさらに拡散するように間隔を空けられる。動作時には、ワイヤボンドを介してパッドに電気信号が印加され、この電気信号が、電流拡散構造のフィンガー及び頂面を通じてLED内に広がる。電流拡散構造は、頂面がp型のLEDで使用されることが多いが、n型材料に使用することもできる。
本明細書で説明したLEDの一部又は全部には、1又はそれ以上の蛍光体をコーティングすることができ、これらの蛍光体は、LED光の少なくとも一部を吸収して異なる波長の光を放出することにより、LEDが、LEDからの光と蛍光体からの光を組み合わせたものを放出するようになる。本発明による1つの実施形態では、白色LEDが、青色波長スペクトルの光を発光するLEDを有し、蛍光体が、青色光の一部を吸収して黄色光を再発光する。このLEDは、青色光と黄色光の組み合わせによる白色光を発光する。他の実施形態では、LEDチップが、米国特許第7,213,940号に記載されるような青色光と黄色光の組み合わせによる非白色光を発光する。いくつかの実施形態では、蛍光体が、市販のYAG:Ceを含むが、Y3Al512:Ce(YAG)などの(Gd,Y)3(Al,Ga)512:Ce系ベースの蛍光体で形成されたコンバージョン粒子を用いた全範囲の幅広い黄色光スペクトル放射も可能である。白色発光LEDチップに使用できるその他の黄色蛍光体としては、Tb3-xREx12:Ce(TAG)、RE=Y,Gd,La,Lu、又はSr2-x-yBaxCaySiO4:Euが挙げられる。
赤色光を発光するLEDは、活性領域からの直接的な赤色発光を可能にするLED構造及び材料を含むことができる。或いは、赤色LEDは、LED光を吸収して赤色光を放出する蛍光体で覆われたLEDを含むこともできる。これらの構造に適したいくつかの蛍光体として、Lu23:Eu3+、(Sr2-xLax)(Ce1-xEux)O4、Sr2-xEuxCeO4、SrTiO3:Pr3+、Ga3+、CaAlSiN3:Eu2+、及びSr2Si58:Eu2+を挙げることができる。
LEDには、多くの異なる方法を用いて蛍光体をコーティングすることができ、1つの好適な方法が、いずれも「ウェハレベルの蛍光体コーティング法及びこの方法を利用して製造されるデバイス(Wafer Level Phosphor Coating Method and Devices Fabricated Utilizing Method)」という名称の米国特許出願第11/656,759号(米国特許出願公開第2008/0173884号)及び米国特許出願第11/899,790号(米国特許出願公開第2008/0179611号)に記載されており、これらの特許出願はいずれも引用により本明細書に組み入れられる。或いは、電気泳動堆積(EPD)などの他の方法を使用してLEDをコーティングすることもでき、好適なEPD法が、「半導体デバイスのクローズループ電気泳動堆積(Close Loop Electrophoretic Deposition of Semiconductor Devices)」という名称の米国特許出願第11/473,089号(米国特許出願公開第2007/0158668号)に記載されており、この特許出願も引用により本明細書に組み入れられる。本開示によるLEDコンポーネントは、異なる色の複数のLEDを有することもでき、これらの1つ又はそれ以上が白色発光LEDであってもよいと理解されたい。
取り付け面は、多くの異なる材料のいずれかで形成されたサブマウント又はその他のパッケージ基板の表面とすることができ、好ましい材料は、誘電体素子などの電気絶縁材料であり、サブマウントは、LEDアレイとコンポーネントの裏面との間に位置する。サブマウントは、アルミナ、窒化アルミニウム、炭化ケイ素などのセラミック、又はポリイミド及びポリエステルなどの高分子材料を含むことができる。1つの実施形態では、誘電体材料が、窒化アルミニウム及び炭化ケイ素のように高い熱伝導率を有する。他の実施形態では、コンポーネントからの光抽出を高めるために、サブマウントが、反射性セラミック又は銀などの金属層のような高反射性材料を含むことができる。他の実施形態では、サブマウントが、プリント基板(PCB)、アルミナ、サファイヤ又はシリコン、或いはミネソタ州チャンハッセンのBergguist社から入手可能なT−Cladサーマルクラッド絶縁基板材料などのその他のいずれかの好適な材料を含むことができる。PCBの実施形態では、標準的なFR−4 PCB、メタルコアPCB、又はその他のいずれかのタイプのプリント基板などの異なるPCBタイプを使用することができる。
要約すれば、非対称的な、不均一な、幅広の及び/又は分裂した強度プロファイルが好都合な用途のために、上述したLEDチップのピーク発光を下にある取り付け面の法線から離して変位させることができる。例えば、このようなLEDチップは、考えられる視聴者の目線よりも上方に取り付けられたディスプレイにとって有益である。この技術により、LEDディスプレイをスタジアムなどの高所に平らに取り付けて、LEDディスプレイに角度を付けて取り付けるコスト及び複雑性を排除しながら、視聴者の視線に沿ってより多くの放射光を向けることができるようになる。この技術は、街灯、自動車照明及び建築照明を含むその他のディスプレイ用途にも利点を有する。
いくつかの実施形態を参照しながら本発明をかなり詳細に説明したが、本発明から逸脱することなく他の実施形態も可能である。従って、添付の特許請求の範囲及びその思想を、本明細書に含まれる好ましい実施形態の説明に限定すべきではない。特許請求の範囲の意味に入る全ての実施形態は、文字通りに又は同等性により特許請求の範囲に含まれることが意図される。さらに、上述した利点は必ずしも本発明の唯一の利点ではなく、説明した利点の全てが必ずしも本発明の全ての実施形態により達成されるとは限らない。
405 取り付け面
410 LEDチップ
410a LEDチップ410の外部頂面
415 透明基板
415a 透明基板の頂面
415b 透明基板の底面
420 第1のLED領域
425 活性領域
430 第2のLED領域
435 ミラー層
440 コンタクト層

Claims (31)

  1. 非対称な光出力を達成するための発光ダイオード(LED)であって、p−n接合部を含む多層構造を備え、該多層構造の少なくとも1つの層は、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された、前記層の頂面又は底面である表面を含む、
    ことを特徴とするLED。
  2. 前記表面は曲面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  3. 前記表面は、前記取り付け面と非平行に配向された平面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  4. 前記表面は、複数のファセット部を含むファセット面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  5. 前記表面は、突出部及び窪みから選択される複数の表面特徴部を含む平面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  6. 前記層は、不均一な厚みを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  7. 前記表面は、前記層の前記頂面であり、前記層の前記底面は、前記取り付け面とほぼ平行に配向された平面である、
    ことを特徴とする請求項6に記載のLED。
  8. 前記表面は、前記LEDの外面を定める、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  9. 前記表面は、前記多層構造の隣接する層間の界面を定める、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  10. 前記層は、実質的に透明な材料を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  11. 前記多層構造は、前記p−n接合部を含む発光層と、光学的反射材料を含むミラー層とを含み、前記発光層と前記ミラー層は互いに非平行である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  12. 前記多層構造は、前記p−n接合部を含む発光層と、光学的反射材料を含むミラー層とを含み、前記発光層と前記ミラー層は互いにほぼ平行である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  13. 前記表面は、前記層の前記頂面であり、前記層の前記底面は、前記取り付け面と非平行である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  14. 前記層の前記頂面及び前記底面は、互いにほぼ平行であり、前記層は、前記取り付け面と非平行である、
    ことを特徴とする請求項13に記載のLED。
  15. 前記ファセット面は、3又はそれ以上のファセット部を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載のLED。
  16. 前記ファセット部は、前記取り付け面の前記法線に対して非対称的に配置される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のLED。
  17. 前記表面特徴部は、角張った表面特徴部を含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載のLED。
  18. 前記表面特徴部は、湾曲した表面特徴部を含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載のLED。
  19. 前記表面特徴部の少なくとも1つは、前記取り付け面の前記法線に対して非対称的な形状を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のLED。
  20. 前記表面特徴部は、前記平面上で互いに不均一に離間する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のLED。
  21. 前記表面特徴部は、サイズがマイクロスケールであり、各表面特徴部は、約500ミクロン又はそれ以下の垂直寸法を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のLED。
  22. 前記LEDは4つの側面を有し、各側面は、隣接する側面に対して直角に配向され、前記側面は、前記LEDの正方形又は長方形の外周を定める、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  23. 前記LEDは4つの側面を有し、各側面は、隣接する側面に対して90°よりも大きい又は小さい角度に配向され、前記側面は、前記LEDのダイヤモンド形の外周を定める、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED。
  24. 非対称な光出力を達成するための発光ダイオード(LED)であって、p−n接合部を含む多層構造を備え、該多層構造の少なくとも1つの層は、ピーク発光を取り付け面の法線から離れた方向に向けるように構成された、前記層の頂面又は底面である表面を含むとともに不均一な厚みを有する、
    ことを特徴とするLED。
  25. 前記表面は曲面である、
    ことを特徴とする請求項24に記載のLED。
  26. 前記表面は、前記取り付け面と非平行に配向された平面である、
    ことを特徴とする請求項24に記載のLED。
  27. 前記表面は、複数のファセット部を含むファセット面である、
    ことを特徴とする請求項24に記載のLED。
  28. 前記表面は、突出部及び窪みから選択される複数の表面特徴部を含む、
    ことを特徴とする請求項24に記載のLED。
  29. 非対称な光出力を達成するための発光ダイオード(LED)であって、p−n接合部を含む発光層と、光学的反射材料を含むミラー層とを含む多層構造を備え、前記ミラー層は、前記発光層と取り付け面の間に配置され、前記活性発光層及び前記ミラー層の少なくとも一方は、前記取り付け面と非平行である、
    ことを特徴とするLED。
  30. 前記活性発光層及び前記ミラー層は、いずれも前記取り付け面と非平行である、
    ことを特徴とする請求項29に記載のLED。
  31. 前記活性発光層及び前記ミラー層は、互いにほぼ平行である、
    ことを特徴とする請求項29に記載のLED。
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