JP2014513381A - 光ガイドのための光転向フィーチャパターン - Google Patents

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Abstract

本開示は、光ガイドを使って光を分散することによって照明するため、および光ガイドにおける光転向フィーチャの間の間隔を決定するためのシステムと、方法と、装置とを提供する。一態様では、第1の軸に沿った光強度プロファイルが決定され、その第1の軸に沿った光転向フィーチャのピッチが、このプロファイルに基づいて変えられ、第2の交差する軸(たとえば、直交軸)に沿ったピッチ、および光転向フィーチャのサイズは不変のままである。いくつかの実施態様では、装置は、少なくとも1つの発光体からの光を転向するように構成された光転向フィーチャのアレイを有する光ガイドを含む。光転向フィーチャは、第1の軸と交差する第2の軸に沿って非単調にピッチが変わるように、第1の軸に沿って不均一に離間されてよく、光転向フィーチャは、実質的に同じ進み方で離間される。

Description

本開示は、ディスプレイのための照明システムを含む、照明システム、特に、光転向フィーチャをもつ光ガイドを有する照明システムと、電気機械システムとに関する。
電気機械システムは、電気的および機械的要素と、アクチュエータと、トランスデューサと、センサーと、光学的構成要素(たとえば、ミラー)と、電子回路とを有するデバイスを含む。電気機械システムは、限定はしないが、マイクロスケールおよびナノスケールを含む、様々なスケールで製造され得る。たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS:microelectromechanical system)デバイスは、約1ミクロンから数百ミクロン以上に及ぶサイズを有する構造を含むことができる。ナノ電気機械システム(NEMS:nanoelectromechanical system)デバイスは、たとえば、数百ナノメートルよりも小さいサイズを含む、1ミクロンよりも小さいサイズを有する構造を含むことができる。電気および電気機械デバイスを形成するために、堆積、エッチング、リソグラフィを使用して、ならびに/あるいは、基板および/または堆積された材料層の部分をエッチング除去するかまたは層を追加する、他の微細加工プロセスを使用して、電気機械要素が作成され得る。
1つのタイプの電気機械システムデバイスは干渉変調器(IMOD:interferometric modulator)と呼ばれる。本明細書で使用する干渉変調器または干渉光変調器という用語は、光学干渉の原理を使用して光を選択的に吸収および/または反射するデバイスを指す。いくつかの実施態様では、干渉変調器は伝導性プレートのペアを含み得、そのペアの一方または両方は、全体的にまたは部分的に、透明でおよび/または反射性であり、適切な電気信号の印加時の相対運動が可能であり得る。一実施態様では、一方のプレートは、基板上に堆積された固定層を含み得、他方のプレートは、エアギャップによって固定層から分離された反射膜を含み得る。別のプレートに対するあるプレートの位置は、干渉変調器に入射する光の光学干渉を変化させることがある。干渉変調器デバイスは、広範囲の適用例を有しており、特にディスプレイ能力がある製品の場合、既存の製品を改善し、新しい製品を作成する際に使用されることが予期される。
干渉変調器によって形成されるピクセルを使用する反射型ディスプレイなど、いくつかのディスプレイデバイスでは、画像を形成するために反射周辺光を使用する。これらのディスプレイの知覚される輝度は、閲覧者のほうへ反射される光の量に依存する。低周辺光状態では、人工光源を有する照明デバイスからの光を使用して反射性ピクセルを照明し、次いで反射性ピクセルが、その光を閲覧者のほうへ反射して画像を生成する。反射型ディスプレイと透過型ディスプレイとを含むディスプレイデバイスに対する市場需要と設計基準とを満たすために、新たな照明デバイスが継続的に開発されている。
本開示のシステム、方法およびデバイスは、それぞれいくつかの発明的態様を有し、それらのうちの単一の態様が、単独で、本明細書で開示する望ましい属性を担当するとは限らない。
本開示の1つの革新的態様は、1つまたは複数の発光体と光ガイドとを含む照明装置で実施することができる。光ガイドは、光転向フィーチャのアレイを含む。アレイの各光転向フィーチャは、1つまたは複数の発光体のうちの少なくとも1つからの光を転向するように構成される。光転向フィーチャは、隣接光転向フィーチャを隔てる距離が第1の軸に沿って非単調に変わるように、第1の軸に沿って不均一に離間される。光転向フィーチャは、第1の軸と交差する第2の軸に平行に伸びる複数の行を占める。行のすべてにおける光転向フィーチャは、第2の軸に沿った間隔において実質的に同じように進む。
いくつかの実施態様では、第2の軸に沿った、隣接する光転向フィーチャの間の間隔は実質的に均一である。これらの実施態様のうちのいくつかによると、各光転向フィーチャにとって、第2の軸に沿った理想的な場所があり、理想的な場所は、すべての光転向フィーチャが第2の軸に沿って厳密に均一に離間された場合の光転向フィーチャの場所である。理想的な場所からの、各光転向フィーチャの実際の場所の差異は、これらの実施態様のうちのいくつかにおいて、第2の軸に沿った、隣接し合う光転向フィーチャの間の平均間隔のわずか約2分の1であり得る。
いくつかの他の実施態様では、各光転向フィーチャにとって、第2の軸に沿った理想的な場所があり、理想的な場所は、各光転向フィーチャが、異なる行における複数の他の光転向フィーチャと、第1の軸に沿って正確に整列された場合の光転向フィーチャの場所である。理想的な場所からの、各光転向フィーチャの実際の場所の差異は、これらの実施態様のうちのいくつかにおいて、異なる行における複数の他の光転向フィーチャと、第2の軸に沿った、対応する隣接し合う光転向フィーチャの各々の間の平均間隔のわずか約2分の1であり得る。
光転向フィーチャのアレイは、光ガイドの主面のエリアの大部分を占めてよい。代替または追加として、光転向フィーチャの各々は、実質的に同じサイズであってよい。光転向フィーチャは、いくつかの実施態様によると、孤立ドット微細構造(isolated dot microstructure)を含み得る。
第1の軸と実質的に平行な第1の列における光転向フィーチャは、第1の軸と実質的に平行な第2の列における複数の光転向フィーチャとは別様に離間されてよい。第1の軸は、第2の軸と実質的に直角でよい。第1の列における隣接光転向フィーチャを隔てる距離は、第2の列における隣接光転向フィーチャを隔てる距離とは異なる進み方で変わり得る。代替または追加として、アレイ中の光転向フィーチャの密度は、第1の列と第2の列との間で変えられ、複数の行内でも変えられる。いくつかの実施態様では、第1および第2の列は、ほぼ等しい幅であり得る。
この装置は、複数の干渉変調器ディスプレイ要素を含むディスプレイを含み得る。
本開示の別の革新的態様は、1つまたは複数の発光体と光ガイドとを含む装置で実施することができる。光ガイドは、光転向手段のアレイを含み、各光転向手段は、1つまたは複数の発光体からの光を転向するように構成される。光転向手段は、隣接光転向手段を隔てる距離が第1の軸に沿って変わるように、第1の軸に沿って不均一に離間される。光転向手段は、第1の軸と交差する第2の軸に平行に伸びる行を占め、行の各々における隣接し合う光転向手段は、第2の軸に沿った実質的に同じ進み方で互いから離間される。
光転向手段は、離間された反射型光転向フィーチャであってよい。隣接する光転向フィーチャは、第2の軸に沿って、実質的に均一に互いから離間されてよい。隣接する光転向フィーチャは、第2の軸に沿って厳密に均一に離間されるのに対する閾差異内で、第2の軸に沿って互いから離間されてよく、閾差異は、第2の軸に沿った、隣接し合う光転向フィーチャの間の理想的な、厳密に均一な間隔のわずか約2分の1である。
隣接する光転向フィーチャは、異なる行における他の隣接する光転向フィーチャと、第1の軸に沿って正確に整列されるのに対する閾差異内で、第2の軸に沿って互いから離間されてよく、閾差異は、異なる行における複数の他の光転向フィーチャと、第2の軸に沿った、対応する隣接する光転向フィーチャとの各々の間の平均間隔のわずか約2分の1である。
第1の軸と実質的に平行な第1の列における光転向手段は、第1の軸と実質的に平行な第2の列における複数の光転向手段とは別様に離間されてよい。第1の列における隣接光転向手段を隔てる距離は、第2の列における隣接光転向手段を隔てる距離とは異なる進み方で変わり得る。代替または追加として、アレイ中の光転向フィーチャの密度は、第1の列と第2の列との間で変えられてよく、行内でも変えられてよく、第1の軸は第2の軸と実質的に直角である。
光転向手段のアレイは、光ガイドの主面のエリアの大部分に相当し得る。
この装置は、複数の干渉変調器ディスプレイ要素を有する反射型ディスプレイも含んでよく、光転向手段は、反射型ディスプレイに光をリダイレクトするように構成される。
本開示のさらに別の革新的態様は、1つまたは複数の構成済みコンピュータシステムの制御下で実施されるコンピュータ実施方法で実施することができる。この方法は、光ガイドのエリア内の光転向フィーチャの初期配置に対応する強度プロファイルを取得することと、強度プロファイルに基づいて、第1の軸に沿った光転向フィーチャのペアの間の複数の所望のピッチを決定することであって、各所望のピッチが、エリア内および第1の軸に沿った位置に対応することと、所望のピッチに基づいて、エリア内の光転向フィーチャの更新された配置を導出することであって、第1の軸に沿った初期配置の隣接光転向フィーチャの間の1つまたは複数のピッチが、更新された配置において調整されることとを含む。
更新された配置における第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャのペアの間のピッチは、第2の軸に沿って実質的に同じように進んでよく、第2の軸は、第1の軸と実質的に直交し得る。更新された配置における第2の軸に沿ったピッチは、初期配置における第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャの各ペアの間のピッチと実質的に同じでよい。この方法は、第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の平均間隔の約2分の1の閾差異以下の差異内で、1つまたは複数の光転向フィーチャの配置を調整することによって、更新された配置における1つまたは複数の光転向フィーチャの配置を変えることも含み得る。
エリアは、初期配置におけるのとは異なる数の光転向フィーチャを、更新された配置における第1の軸に沿って含み得る。代替または追加として、エリアは、初期配置において複数の光転向フィーチャを有する領域を含んでよく、導出は、更新された配置における第1の軸に沿った領域の調整された長さを計算することと、更新された配置における光転向フィーチャの間のピッチを調整するように、初期配置と同様に、更新された配置においても領域内の等しい数の光転向フィーチャを維持することとを含み得る。
導出は、初期配置における光強度ホットスポットに対応するエリア内の位置について、第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャの間のピッチを上げることと、初期配置における光強度コールドスポットに対応するエリア内の位置について、第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャの間のピッチを下げることとを含み得る。
光転向フィーチャの各々は、実質的に同じサイズであってよい。
更新された配置において、第1の列における光転向フィーチャは、第1の列と実質的に平行な第2の列における光転向フィーチャとは別様に、第1の軸に沿って離間されてよい。
更新された配置において、アレイ中の光転向フィーチャの密度は、アレイの第1の方形列と、アレイの第2の方形列との間で変えられてよく、第1の方形列は第2の方形列と実質的に平行である。第1の方形列および第2の方形列は、初期配置と更新された配置の両方において、第2の軸に沿って離間された同じ数の光転向フィーチャを有してよく、第2の軸は、第1の軸と実質的に直角であり得る。
本明細書で説明する主題の1つまたは複数の実施態様の詳細が、添付の図面および以下の説明において示されている。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。以下の図の相対寸法は一定の縮尺で描かれていないことがあることに留意されたい。
干渉変調器(IMOD)ディスプレイデバイスの一連のピクセル中の2つの隣接ピクセルを示す等角図の一例を示す図。 3×3干渉変調器ディスプレイを組み込んだ電子デバイスを示すシステムブロック図の一例を示す図。 図1の干渉変調器についての可動反射層位置対印加電圧を示す図の一例を示す図。 様々なコモン電圧およびセグメント電圧が印加されたときの干渉変調器の様々な状態を示す表の一例を示す図。 図2の3×3干渉変調器ディスプレイにおけるディスプレイデータのフレームを示す図の一例を示す図。 図5Aに示すディスプレイデータのフレームを書き込むために使用され得るコモン信号およびセグメント信号についてのタイミング図の一例を示す図。 図1の干渉変調器ディスプレイの部分断面図の一例を示す図。 干渉変調器の異なる実施態様の断面図の一例を示す図。 干渉変調器の異なる実施態様の断面図の一例を示す図。 干渉変調器の異なる実施態様の断面図の一例を示す図。 干渉変調器の異なる実施態様の断面図の一例を示す図。 干渉変調器のための製造プロセスを示す流れ図の一例を示す図。 干渉変調器を製作する方法における様々な段階の断面概略図の一例を示す図。 干渉変調器を製作する方法における様々な段階の断面概略図の一例を示す図。 干渉変調器を製作する方法における様々な段階の断面概略図の一例を示す図。 干渉変調器を製作する方法における様々な段階の断面概略図の一例を示す図。 干渉変調器を製作する方法における様々な段階の断面概略図の一例を示す図。 照明システムの断面図の一例を示す図。 光転向フィーチャの断面図の一例を示す図。 光ガイドにおける光転向フィーチャの配置を決定するプロセスを示すフロー図の例を示す図。 一定数の光転向フィーチャを有する領域の平面図の例を示す図。 一定数の光転向フィーチャを各々が有する2つの隣接する領域の平面図の例を示す図。 光ガイドにおける光転向フィーチャの初期配置の平面図の例を示す図。 光転向フィーチャの初期配置についての強度プロファイルの例を示す図。 図12Aの強度プロファイルに基づいて計算された所望のピッチの曲線の例を示す図。 図12Bの所望のピッチの曲線に基づいて決定された、光転向フィーチャの更新された配置の強度プロファイルの例を示す図。 光ガイドにおける光転向フィーチャの更新された配置の平面図の例を示す図。 図13Aの光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの列の平面図の例を示す図。 図13Aの光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの2つの列の平面図の例を示す図。 光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの行の平面図の例を示す図。 光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの行の平面図の例を示す図。 光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの行の平面図の例を示す図。 光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの行の平面図の例を示す図。 複数の干渉変調器を含むディスプレイデバイスを示すシステムブロック図の例を示す図。 複数の干渉変調器を含むディスプレイデバイスを示すシステムブロック図の例を示す図。
詳細な説明
様々な図面中の同様の参照番号および名称は同様の要素を示す。
以下の詳細な説明は、発明的態様について説明する目的で、いくつかの実施態様を対象とする。しかしながら、本明細書の教示は、多数の異なる方法で適用され得る。説明する実施態様は、動いていようと(たとえば、ビデオ)、静止していようと(たとえば、静止画像)、およびテキストであろうと、グラフィックであろうと、絵であろうと、画像を表示するように構成された任意のデバイスにおいて実施され得る。より具体的には、実施態様は、限定はしないが、携帯電話、マルチメディアインターネット対応セルラー電話、モバイルテレビジョン受信機、ワイヤレスデバイス、スマートフォン、Bluetooth(登録商標)デバイス、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス電子メール受信機、ハンドヘルドまたはポータブルコンピュータ、ネットブック、ノートブック、スマートブック、タブレット、プリンタ、コピー機、スキャナ、ファクシミリデバイス、GPS受信機/ナビゲータ、カメラ、MP3プレーヤ、カムコーダ、ゲーム機、腕時計、クロック、計算器、テレビジョンモニタ、フラットパネルディスプレイ、電子リーディングデバイス(たとえば、電子リーダー)、コンピュータモニタ、自動車ディスプレイ(たとえば、オドメータディスプレイなど)、コックピットコントロールおよび/またはディスプレイ、カメラビューディスプレイ(たとえば、車両における後部ビューカメラのディスプレイ)、電子写真、電子ビルボードまたは標示、プロジェクタ、アーキテクチャ構造物、電子レンジ、冷蔵庫、ステレオシステム、カセットレコーダーまたはプレーヤ、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、VCR、ラジオ、ポータブルメモリチップ、洗濯機、乾燥機、洗濯機/乾燥機、パーキングメーター、パッケージング(たとえば、MEMSおよび非MEMS)、審美構造物(たとえば、1つの宝飾品上の画像のディスプレイ)、ならびに様々な電気機械システムデバイスなど、様々な電子デバイス中に実施されるかまたはそれらに関連付けられ得ると考えられる。また、本明細書の教示は、限定はしないが、電子スイッチングデバイス、無線周波フィルタ、センサー、加速度計、ジャイロスコープ、運動感知デバイス、磁力計、コンシューマーエレクトロニクスのための慣性構成要素、コンシューマーエレクトロニクス製品の部品、バラクタ、液晶デバイス、電気泳動デバイス、駆動方式、製造プロセス、および電子テスト機器など、非ディスプレイ適用例において使用され得る。したがって、本教示は、単に図に示す実施態様に限定されるものではなく、代わりに、当業者に直ちに明らかになるであろう広い適用性を有する。
いくつかの実施態様では、照明システムは、光を分散させるために光ガイドを備えている。光ガイドには、複数の光転向フィーチャを設けてよく、アレイ中の光転向フィーチャの配置は、光ガイド内で所望の光分散(たとえば、均一な分散)を達成するように設定すればよい。所望の配置を決定するプロセスは、光ガイドのエリアにわたる光転向フィーチャの初期配置に対応する強度プロファイルを取得することを含み得る。強度プロファイルに基づいて、第1の軸に沿った光転向フィーチャの所望のピッチを決定することができる。次いで、所望のピッチに基づいて、光ガイドのエリア内の光転向フィーチャの更新された配置を決定することができる。この導出は、第1の軸に沿ってピッチを変更することを含んでよく、変更により、光転向フィーチャの密度を調整することができる。同時に、第1の軸と交差する(たとえば、第1の軸と直交に交差する)第2の軸に沿った光転向フィーチャのピッチは不変に保てばよい。一方の軸に沿ってピッチを変更するとともに他方の軸に沿ってピッチをほぼ不変に保つことにより、初期配置における光転向フィーチャによるホットスポットおよび/またはコールドスポットの発生を訂正するように、光転向フィーチャの密度を調整することができる。
更新された配置での光転向フィーチャを含むデバイスでは、第1の軸(たとえば、垂直軸)に沿った光転向フィーチャの間隔は不均一であり、フィーチャは、第2の軸(たとえば、水平軸)に沿った間隔において、実質的に同じように進み得る。たとえば、光転向フィーチャは、隣接光転向フィーチャを隔てる距離が第1の軸に沿って非単調に変わるように、第1の軸に沿って不均一に離間されてよい。光転向フィーチャは、第1の軸と実質的に平行に伸びる列を占めるものと思われ得る。代替または追加として、アレイの異なる列も、光転向フィーチャを第1の軸に沿って別様に離間させてよく、ここで列は、第1の軸の方向に沿って伸長される。たとえば、第1の列にある隣接光転向フィーチャを隔てる距離の変化は、第1の列と実質的に平行する第2の列にある隣接光転向フィーチャを隔てる距離の変化とは異なり得る。一方、光転向フィーチャは、第2の軸と実質的に平行に伸びる行を占めるものと思ってよく、行はすべて、第2の軸に沿った光転向フィーチャの間隔においてほぼ同じように進む。いくつかの実施態様では、光転向フィーチャでは、第2の軸に沿った間隔は実質的に均一であり得る。いくつかの他の実施態様では、光転向フィーチャの間の間隔は、第2の軸に沿って変わり得る。光転向フィーチャの配置は、一定の差異の範囲内でランダムまたは擬似ランダムに変えることができ、これにより、モアレパターンなどの望ましくない視覚効果を削減することができる。これらの光転向フィーチャを有する光ガイドは、いくつかの実施態様では反射型ディスプレイ用のフロントライト、またはいくつかの他の実施態様では透過型ディスプレイ用のバックライトで実施することができる。
本開示で説明する主題の特定の実施態様は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するように実施され得る。1つの軸または次元に沿ったピッチがほぼ均一である、光転向フィーチャの比較的規則的な分散は、複数の軸においてピッチが変わる分散よりも正確にシミュレートすることができる。これにより、たとえば、光転向フィーチャの配置を決定するための処理能力と時間とを削減することができる。さらに、光転向フィーチャを比較的規則的に配置すると、反復が少なくなり、および/または光学シミュレーションが複雑でなくなり得る。光転向フィーチャを比較的規則的に分散させることにより、光学シミュレーションツールは、1つまたは複数の光転向フィーチャを、光転向フィーチャのアレイで置き換えることができる。この置換えにより、より大きい表示パネルおよび/またはより小さい光転向フィーチャについての光学シミュレーション結果を円滑にし、改善することができる。さらに、光転向フィーチャのサイズ(たとえば、光転向フィーチャが占める表面積)は一定に保つことができ、その結果、光転向フィーチャが所望通りに配置され、光ガイドから放出される光が所望の強度プロファイルをもつ光ガイドの製造を円滑にすることができる。いくつかの実施態様では、この光は、ディスプレイを照明するために放出され得る。その結果、ディスプレイを照明するのに望ましい光分散を生じるための光転向フィーチャパターンが提供され得る。
説明する実施態様が適用され得る好適なMEMSデバイスの一例は、反射型ディスプレイデバイスである。反射型ディスプレイデバイスは、光学干渉の原理を使用してそれに入射する光を選択的に吸収および/または反射するために干渉変調器(IMOD)を組み込むことができる。IMODは、吸収器、吸収器に対して可動である反射体、ならびに吸収器と反射体との間に画定された光共振キャビティを含むことができる。反射体は、2つ以上の異なる位置に移動され得、これは、光共振キャビティのサイズを変化させ、それにより干渉変調器の反射率に影響を及ぼすことがある。IMODの反射スペクトルは、かなり広いスペクトルバンドをもたらすことができ、そのスペクトルバンドは、異なる色を生成するために可視波長にわたってシフトされ得る。スペクトルバンドの位置は、光共振キャビティの厚さを変更することによって、すなわち、反射体の位置を変更することによって調節され得る。
図1は、干渉変調器(IMOD)ディスプレイデバイスの一連のピクセル中の2つの隣接ピクセルを示す等角図の一例を示す。IMODディスプレイデバイスは、1つまたは複数の干渉MEMSディスプレイ要素を含む。これらのデバイスでは、MEMSディスプレイ要素のピクセルが、明状態または暗状態のいずれかにあることがある。明(「緩和」、「開」または「オン」)状態では、ディスプレイ要素は、たとえば、ユーザに、入射可視光の大部分を反射する。逆に、暗(「作動」、「閉」または「オフ」)状態では、ディスプレイ要素は入射可視光をほとんど反射しない。いくつかの実施態様では、オン状態の光反射特性とオフ状態の光反射特性は逆にされ得る。MEMSピクセルは、黒および白に加えて、主に、カラーディスプレイを可能にする特定の波長において、反射するように構成され得る。
IMODディスプレイデバイスは、IMODの行/列アレイを含むことができる。各IMODは、(光ギャップまたはキャビティとも呼ばれる)エアギャップを形成するように互いから可変で制御可能な距離をおいて配置された反射層のペア、すなわち、可動反射層と固定部分反射層とを含むことができる。可動反射層は、少なくとも2つの位置の間で移動され得る。第1の位置、すなわち、緩和位置では、可動反射層は、固定部分反射層から比較的大きい距離をおいて配置され得る。第2の位置、すなわち、作動位置では、可動反射層は、部分反射層により近接して配置され得る。それら2つの層から反射する入射光は、可動反射層の位置に応じて、強め合うようにまたは弱め合うように干渉し、各ピクセルについて全反射状態または無反射状態のいずれかを引き起こすことがある。いくつかの実施態様では、IMODは、作動していないときに反射状態にあり、可視スペクトル内の光を反射し得、また、作動していないときに暗状態にあり、可視範囲外の光(たとえば、赤外光)を反射し得る。ただし、いくつかの他の実施態様では、IMODは、作動していないときに暗状態にあり、作動しているときに反射状態にあり得る。いくつかの実施態様では、印加電圧の導入が、状態を変更するようにピクセルを駆動することができる。いくつかの他の実施態様では、印加電荷が、状態を変更するようにピクセルを駆動することができる。
図1中のピクセルアレイの図示の部分は、2つの隣接する干渉変調器12を含む。(図示のような)左側のIMOD12では、可動反射層14が、部分反射層を含む光学スタック16からの所定の距離における緩和位置に示されている。左側のIMOD12の両端間に印加された電圧V0は、可動反射層14の作動を引き起こすには不十分である。右側のIMOD12では、可動反射層14は、光学スタック16の近くの、またはそれに隣接する作動位置に示されている。右側のIMOD12の両端間に印加された電圧Vbiasは、可動反射層14を作動位置に維持するのに十分である。
図1では、ピクセル12の反射特性が、概して、ピクセル12に入射する光を示す矢印13と、左側のピクセル12から反射する光15とを用いて示されている。詳細に示していないが、ピクセル12に入射する光13の大部分は透明基板20を透過され、光学スタック16に向かうことになることを、当業者なら理解されよう。光学スタック16に入射する光の一部分は光学スタック16の部分反射層を透過されることになり、一部分は反射され、透明基板20を通って戻ることになる。光学スタック16を透過された光13の部分は、可動反射層14において反射され、透明基板20に向かって(およびそれを通って)戻ることになる。光学スタック16の部分反射層から反射された光と可動反射層14から反射された光との間の(強め合うまたは弱め合う)干渉が、ピクセル12から反射される光15の(1つまたは複数の)波長を決定することになる。
光学スタック16は、単一の層またはいくつかの層を含むことができる。その(1つまたは複数の)層は、電極層と、部分反射および部分透過層と、透明な誘電体層とのうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施態様では、光学スタック16は、電気伝導性であり、部分的に透明で、部分的に反射性であり、たとえば、透明基板20上に上記の層のうちの1つまたは複数を堆積させることによって、作製され得る。電極層は、様々な金属、たとえば酸化インジウムスズ(ITO)など、様々な材料から形成され得る。部分反射層は、様々な金属、たとえば、クロム(Cr)、半導体、および誘電体など、部分的に反射性である様々な材料から形成され得る。部分反射層は、材料の1つまたは複数の層から形成され得、それらの層の各々は、単一の材料または材料の組合せから形成され得る。いくつかの実施態様では、光学スタック16は、光吸収体と導体の両方として働く、金属または半導体の単一の半透明の膜(thickness)を含むことができるが、(たとえば、光学スタック16の、またはIMODの他の構造の)異なる、より伝導性の高い層または部分が、IMODピクセル間で信号をバスで運ぶ(bus)ように働くことができる。光学スタック16は、1つまたは複数の伝導性層または伝導性/吸収層をカバーする、1つまたは複数の絶縁層または誘電体層をも含むことができる。
いくつかの実施態様では、光学スタック16の(1つまたは複数の)層は、以下でさらに説明するように、平行ストリップにパターニングされ得、ディスプレイデバイスにおける行電極を形成し得る。当業者によって理解されるように、「パターニング」という用語は、本明細書では、マスキングプロセスならびにエッチングプロセスを指すために使用される。いくつかの実施態様では、アルミニウム(Al)などの高伝導性および反射性材料が可動反射層14のために使用され得、これらのストリップはディスプレイデバイスにおける列電極を形成し得る。可動反射層14は、(光学スタック16の行電極に直交する)1つまたは複数の堆積された金属層の一連の平行ストリップとして形成されて、ポスト18の上に堆積された列とポスト18間に堆積された介在する犠牲材料とを形成し得る。犠牲材料がエッチング除去されると、画定されたギャップ19または光キャビティが可動反射層14と光学スタック16との間に形成され得る。いくつかの実施態様では、ポスト18間の間隔は1〜1000μmのオーダーであり得、ギャップ19は10,000オングストローム(Å)未満のオーダーであり得る。
いくつかの実施態様では、IMODの各ピクセルは、作動状態にあろうと緩和状態にあろうと、本質的に、固定反射層および可動反射層によって形成されるキャパシタである。電圧が印加されないとき、可動反射層14は、図1中の左側のピクセル12によって示されるように、機械的に緩和した状態にとどまり、可動反射層14と光学スタック16との間のギャップ19がある。しかしながら、電位差、たとえば、電圧が、選択された行および列のうちの少なくとも1つに印加されたとき、対応するピクセルにおける行電極と列電極との交差部に形成されたキャパシタは帯電し、静電力がそれらの電極を引き合わせる。印加された電圧がしきい値を超える場合、可動反射層14は、変形し、光学スタック16の近くにまたはそれに対して移動することができる。光学スタック16内の誘電体層(図示せず)が、図1中の右側の作動ピクセル12によって示されるように、短絡を防ぎ、層14と層16との間の分離距離を制御し得る。その挙動は、印加電位差の極性にかかわらず同じである。いくつかの事例ではアレイ中の一連のピクセルが「行」または「列」と呼ばれることがあるが、ある方向を「行」と呼び、別の方向を「列」と呼ぶことは恣意的であることを、当業者は容易に理解されよう。言い換えれば、いくつかの配向では、行は列と見なされ得、列は行であると見なされ得る。さらに、ディスプレイ要素は、直交する行および列に一様に配置されるか(「アレイ」)、または、たとえば、互いに対して一定の位置オフセットを有する、非線形構成で配置され得る(「モザイク」)。「アレイ」および「モザイク」という用語は、いずれかの構成を指し得る。したがって、ディスプレイは、「アレイ」または「モザイク」を含むものとして言及されるが、その要素自体は、いかなる事例においても、互いに直交して配置される必要がなく、または一様な分布で配設される必要がなく、非対称形状および不均等に分布された要素を有する配置を含み得る。
図2は、3×3干渉変調器ディスプレイを組み込んだ電子デバイスを示すシステムブロック図の一例を示す。電子デバイスは、1つまたは複数のソフトウェアモジュールを実行するように構成され得るプロセッサ21を含む。オペレーティングシステムを実行することに加えて、プロセッサ21は、ウェブブラウザ、電話アプリケーション、電子メールプログラム、または他のソフトウェアアプリケーションを含む、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを実行するように構成され得る。
プロセッサ21は、アレイドライバ22と通信するように構成され得る。アレイドライバ22は、たとえば、ディスプレイアレイまたはパネル30に、信号を与える行ドライバ回路24と列ドライバ回路26とを含むことができる。図2には、図1に示したIMODディスプレイデバイスの断面が線1−1によって示されている。図2は明快のためにIMODの3×3アレイを示しているが、ディスプレイアレイ30は、極めて多数のIMODを含んでいることがあり、列におけるIMODの数とは異なる数のIMODを行において有し得、その逆も同様である。
図3は、図1の干渉変調器についての可動反射層位置対印加電圧を示す図の一例を示す。MEMS干渉変調器の場合、行/列(すなわち、コモン/セグメント)書込みプロシージャが、図3に示すこれらのデバイスのヒステリシス特性を利用し得る。干渉変調器は、可動反射層またはミラーに緩和状態から作動状態に変更させるために、たとえば、約10ボルトの電位差を必要とし得る。電圧がその値から低減されると、電圧が低下して、たとえば、10ボルトより下に戻ったとき、可動反射層はそれの状態を維持するが、電圧が2ボルトより下に低下するまで、可動反射層は完全には緩和しない。したがって、図3に示すように、印加電圧のウィンドウがある電圧の範囲、約3〜7ボルトが存在し、そのウィンドウ内でデバイスは緩和状態または作動状態のいずれかで安定している。これは、本明細書では「ヒステリシスウィンドウ」または「安定性ウィンドウ」と呼ばれる。図3のヒステリシス特性を有するディスプレイアレイ30の場合、行/列書込みプロシージャは、一度に1つまたは複数の行をアドレス指定するように設計され得、その結果、所与の行のアドレス指定中に、作動されるべきアドレス指定された行におけるピクセルは、約10ボルトの電圧差にさらされ、緩和されるべきピクセルは、ほぼ0ボルトの電圧差にさらされる。アドレス指定後に、それらのピクセルは、それらが前のストローブ状態にとどまるような、約5ボルトの定常状態またはバイアス電圧差にさらされる。この例では、アドレス指定された後に、各ピクセルは、約3〜7ボルトの「安定性ウィンドウ」内の電位差を経験する。このヒステリシス特性の特徴は、たとえば、図1に示した、ピクセル設計が、同じ印加電圧条件下で作動または緩和のいずれかの既存の状態で安定したままであることを可能にする。各IMODピクセルは、作動状態にあろうと緩和状態にあろうと、本質的に、固定反射層および可動反射層によって形成されるキャパシタであるので、この安定状態は、電力を実質的に消費するかまたは失うことなしに、ヒステリシスウィンドウ内の定常電圧において保持され得る。その上、印加電圧電位が実質的に固定のままである場合、電流は本質的にほとんどまたはまったくIMODピクセルに流れ込まない。
いくつかの実施態様では、所与の行におけるピクセルの状態の所望の変化(もしあれば)に従って、列電極のセットに沿って「セグメント」電圧の形態のデータ信号を印加することによって、画像のフレームが作成され得る。次に、フレームが一度に1行書き込まれるように、アレイの各行がアドレス指定され得る。第1の行におけるピクセルに所望のデータを書き込むために、第1の行におけるピクセルの所望の状態に対応するセグメント電圧が列電極上に印加され得、特定の「コモン」電圧または信号の形態の第1の行パルスが第1の行電極に印加され得る。次いで、セグメント電圧のセットは、第2の行におけるピクセルの状態の所望の変化(もしあれば)に対応するように変更され得、第2のコモン電圧が第2の行電極に印加され得る。いくつかの実施態様では、第1の行におけるピクセルは、列電極に沿って印加されたセグメント電圧の変化による影響を受けず、第1のコモン電圧行パルス中にそれらのピクセルが設定された状態にとどまる。このプロセスは、画像フレームを生成するために、一連の行全体、または代替的に、一連の列全体について、連続方式で繰り返され得る。フレームは、何らかの所望の数のフレーム毎秒でこのプロセスを断続的に反復することによって、新しい画像データでリフレッシュおよび/または更新され得る。
各ピクセルの両端間に印加されるセグメント信号とコモン信号の組合せ(すなわち、各ピクセルの両端間の電位差)は、各ピクセルの得られる状態を決定する。図4は、様々なコモン電圧およびセグメント電圧が印加されたときの干渉変調器の様々な状態を示す表の一例を示している。当業者によって容易に理解されるように、「セグメント」電圧は、列電極または行電極のいずれかに印加され得、「コモン」電圧は、列電極または行電極のうちの他方に印加され得る。
図4に(ならびに図5Bに示すタイミング図に)示すように、開放電圧(release voltage)VCRELがコモンラインに沿って印加されたとき、コモンラインに沿ったすべての干渉変調器要素は、セグメントラインに沿って印加された電圧、すなわち、高いセグメント電圧VSおよび低いセグメント電圧VSにかかわらず、代替的に開放または非作動状態と呼ばれる、緩和状態に入れられることになる。特に、開放電圧VCRELがコモンラインに沿って印加されると、そのピクセルのための対応するセグメントラインに沿って高いセグメント電圧VSが印加されたときも、低いセグメント電圧VSが印加されたときも、変調器の両端間の潜在的な電圧(代替的にピクセル電圧と呼ばれる)は緩和ウィンドウ(図3参照。開放ウィンドウとも呼ばれる)内にある。
高い保持電圧VCHOLD_Hまたは低い保持電圧VCHOLD_Lなどの保持電圧がコモンライン上に印加されたとき、干渉変調器の状態は一定のままであることになる。たとえば、緩和IMODは緩和位置にとどまることになり、作動IMODは作動位置にとどまることになる。保持電圧は、対応するセグメントラインに沿って高いセグメント電圧VSHが印加されたときも、低いセグメント電圧VSが印加されたときも、ピクセル電圧が安定性ウィンドウ内にとどまることになるように、選択され得る。したがって、セグメント電圧スイング(voltage swing)、すなわち、高いVSと低いセグメント電圧VSとの間の差は、正または負のいずれかの安定性ウィンドウの幅よりも小さい。
高いアドレス指定電圧VCADD_Hまたは低いアドレス指定電圧VCADD_Lなどのアドレス指定または作動電圧がコモンライン上に印加されたとき、それぞれのセグメントラインに沿ったセグメント電圧の印加によって、データがそのコモンラインに沿った変調器に選択的に書き込まれ得る。セグメント電圧は、作動が印加されたセグメント電圧に依存するように選択され得る。アドレス指定電圧がコモンラインに沿って印加されたとき、一方のセグメント電圧の印加は、安定性ウィンドウ内のピクセル電圧をもたらし、ピクセルが非作動のままであることを引き起こすことになる。対照的に、他方のセグメント電圧の印加は、安定性ウィンドウを越えるピクセル電圧をもたらし、ピクセルの作動をもたらすことになる。作動を引き起こす特定のセグメント電圧は、どのアドレス指定電圧が使用されるかに応じて変動することができる。いくつかの実施態様では、高いアドレス指定電圧VCADD_Hがコモンラインに沿って印加されたとき、高いセグメント電圧VSHの印加は、変調器がそれの現在位置にとどまることを引き起こすことがあり、低いセグメント電圧VSLの印加は、変調器の作動を引き起こすことがある。当然の結果として、低いアドレス指定電圧VCADD_Lが印加されたとき、セグメント電圧の影響は反対であり、高いセグメント電圧VSHは変調器の作動を引き起こし、低いセグメント電圧VSLは変調器の状態に影響しない(すなわち、安定したままである)ことがある。
いくつかの実施態様では、常に変調器の両端間で同じ極性電位差を引き起こす保持電圧、アドレス電圧、およびセグメント電圧が使用され得る。いくつかの他の実施態様では、変調器の電位差の極性を交番する信号が使用され得る。変調器の両端間の極性の交番(すなわち、書込みプロシージャの極性の交番)は、単一の極性の反復書込み動作後に起こることがある電荷蓄積を低減または抑止し得る。
図5Aは、図2の3×3干渉変調器ディスプレイにおけるディスプレイデータのフレームを示す図の一例を示す。図5Bは、図5Aに示すディスプレイデータのフレームを書き込むために使用され得るコモン信号およびセグメント信号についてのタイミング図の一例を示す。それらの信号は、たとえば、図2の3×3アレイに印加され得、これは、図5Aに示すライン時間60eディスプレイ配置を最終的にもたらすことになる。図5A中の作動変調器は暗状態にあり、すなわち、その状態では、反射光の実質的部分が、たとえば、閲覧者に、暗いアピアランスをもたらすように可視スペクトルの外にある。図5Aに示すフレームを書き込むより前に、ピクセルは任意の状態にあることがあるが、図5Bのタイミング図に示す書込みプロシージャは、各変調器が、第1のライン時間60aの前に、開放されており、非作動状態に属すると仮定する。
第1のライン時間60a中に、開放電圧70がコモンライン1上に印加され、コモンライン2上に印加される電圧が、高い保持電圧72において始まり、開放電圧70に移動し、低い保持電圧76がコモンライン3に沿って印加される。したがって、コモンライン1に沿った変調器(コモン1,セグメント1)、(1,2)および(1,3)は、第1のライン時間60aの持続時間の間、緩和または非作動状態にとどまり、コモンライン2に沿った変調器(2,1)、(2,2)および(2,3)は、緩和状態に移動することになり、コモンライン3に沿った変調器(3,1)、(3,2)および(3,3)は、それらの前の状態にとどまることになる。図4を参照すると、コモンライン1、2または3のいずれも、ライン時間60a中に作動を引き起こす電圧レベルにさらされていないので(すなわち、VCREL−緩和、およびVCHOLD_L−安定)、セグメントライン1、2および3に沿って印加されたセグメント電圧は、干渉変調器の状態に影響しないことになる。
第2のライン時間60b中に、コモンライン1上の電圧は高い保持電圧72に移動し、コモンライン1に沿ったすべての変調器は、アドレス指定または作動電圧がコモンライン1上に印加されなかったので、印加されたセグメント電圧にかかわらず、緩和状態にとどまる。コモンライン2に沿った変調器は、開放電圧70の印加により、緩和状態にとどまり、コモンライン3に沿った変調器(3,1)、(3,2)および(3,3)は、コモンライン3に沿った電圧が開放電圧70に移動するとき、緩和することになる。
第3のライン時間60c中に、コモンライン1は、コモンライン1上に高いアドレス電圧74を印加することによってアドレス指定される。このアドレス電圧の印加中に低いセグメント電圧64がセグメントライン1および2に沿って印加されるので、変調器(1,1)および(1,2)の両端間のピクセル電圧は変調器の正の安定性ウィンドウの上端よりも大きく(すなわち、電圧差は、あらかじめ定義されたしきい値を超えた)、変調器(1,1)および(1,2)は作動される。逆に、高いセグメント電圧62がセグメントライン3に沿って印加されるので、変調器(1,3)の両端間のピクセル電圧は、変調器(1,1)および(1,2)のピクセル電圧よりも小さく、変調器の正の安定性ウィンドウ内にとどまり、したがって変調器(1,3)は緩和したままである。また、ライン時間60c中に、コモンライン2に沿った電圧は低い保持電圧76に減少し、コモンライン3に沿った電圧は開放電圧70にとどまり、コモンライン2および3に沿った変調器を緩和位置のままにする。
第4のライン時間60d中に、コモンライン1上の電圧は、高い保持電圧72に戻り、コモンライン1に沿った変調器を、それらのそれぞれのアドレス指定された状態のままにする。コモンライン2上の電圧は低いアドレス電圧78に減少される。高いセグメント電圧62がセグメントライン2に沿って印加されるので、変調器(2,2)の両端間のピクセル電圧は、変調器の負の安定性ウィンドウの下側端部(lower end)を下回り、変調器(2,2)が作動することを引き起こす。逆に、低いセグメント電圧64がセグメントライン1および3に沿って印加されるので、変調器(2,1)および(2,3)は緩和位置にとどまる。コモンライン3上の電圧は、高い保持電圧72に増加し、コモンライン3に沿った変調器を緩和状態のままにする。
最後に、第5のライン時間60e中に、コモンライン1上の電圧は高い保持電圧72にとどまり、コモンライン2上の電圧は低い保持電圧76にとどまり、コモンライン1および2に沿った変調器を、それらのそれぞれのアドレス指定された状態のままにする。コモンライン3上の電圧は、コモンライン3に沿った変調器をアドレス指定するために、高いアドレス電圧74に増加する。低いセグメント電圧64がセグメントライン2および3上に印加されるので、変調器(3,2)および(3,3)は作動するが、セグメントライン1に沿って印加された高いセグメント電圧62は、変調器(3,1)が緩和位置にとどまることを引き起こす。したがって、第5のライン時間60eの終わりに、3×3ピクセルアレイは、図5Aに示す状態にあり、他のコモンライン(図示せず)に沿った変調器がアドレス指定されているときに起こり得るセグメント電圧の変動にかかわらず、保持電圧がコモンラインに沿って印加される限り、その状態にとどまることになる。
図5Bのタイミング図では、所与の書込みプロシージャ(すなわち、ライン時間60a〜60e)は、高い保持およびアドレス電圧、または低い保持およびアドレス電圧のいずれかの使用を含むことができる。書込みプロシージャが所与のコモンラインについて完了されると(また、コモン電圧が、作動電圧と同じ極性を有する保持電圧に設定されると)、ピクセル電圧は、所与の安定性ウィンドウ内にとどまり、開放電圧がそのコモンライン上に印加されるまで、緩和ウィンドウを通過しない。さらに、各変調器が、変調器をアドレス指定するより前に書込みプロシージャの一部として開放されるので、開放時間ではなく変調器の作動時間が、必要なライン時間を決定し得る。詳細には、変調器の開放時間が作動時間よりも大きい実施態様では、開放電圧は、図5Bに示すように、単一のライン時間よりも長く印加され得る。いくつかの他の実施態様では、コモンラインまたはセグメントラインに沿って印加される電圧が、異なる色の変調器など、異なる変調器の作動電圧および開放電圧の変動を相殺するように変動し得る。
上記に記載した原理に従って動作する干渉変調器の構造の詳細は大きく異なり得る。たとえば、図6A〜図6Eは、可動反射層14とそれの支持構造とを含む、干渉変調器の異なる実施態様の断面図の例を示している。図6Aは、金属材料のストリップ、すなわち、可動反射層14が、基板20から直角に延在する支持体18上に堆積される、図1の干渉変調器ディスプレイの部分断面図の一例を示している。図6Bでは、各IMODの可動反射層14は、概して形状が正方形または長方形であり、コーナーにおいてまたはその近くでテザー32に接して支持体に取り付けられる。図6Cでは、可動反射層14は、概して形状が正方形または長方形であり、フレキシブルな金属を含み得る変形可能層34から吊るされる。変形可能層34は、可動反射層14の外周の周りで基板20に直接または間接的に接続することがある。これらの接続は、本明細書では支持ポストと呼ばれる。図6Cに示す実施態様は、変形可能層34によって行われる可動反射層14の機械的機能からのそれの光学的機能の分離から派生する追加の利益を有する。この分離は、反射層14のために使用される構造設計および材料と、変形可能層34のために使用される構造設計および材料とが、互いとは無関係に最適化されることを可能にする。
図6Dは、可動反射層14が反射副層(reflective sub-layer)14aを含む、IMODの別の例を示している。可動反射層14は、支持ポスト18などの支持構造上に載る。支持ポスト18は、たとえば、可動反射層14が緩和位置にあるとき、可動反射層14と光学スタック16との間にギャップ19が形成されるように、下側静止電極(すなわち、図示のIMODにおける光学スタック16の一部)からの可動反射層14の分離を可能にする。可動反射層14は、電極として働くように構成され得る伝導性層14cと、支持層14bとをも含むことができる。この例では、伝導性層14cは、基板20から遠位にある支持層14bの一方の面に配設され、反射副層14aは、基板20の近位にある支持層14bの他方の面に配設される。いくつかの実施態様では、反射副層14aは、伝導性であることがあり、支持層14bと光学スタック16との間に配設され得る。支持層14bは、誘電材料、たとえば、酸窒化ケイ素(SiON)または二酸化ケイ素(SiO2)の、1つまたは複数の層を含むことができる。いくつかの実施態様では、支持層14bは、たとえば、SiO/SiON/SiO3層スタックなど、複数の層のスタックであり得る。反射副層14aと伝導性層14cのいずれかまたは両方は、たとえば、約0.5%の銅(Cu)または別の反射金属材料を用いた、アルミニウム(Al)合金を含むことができる。誘電支持層14bの上および下で伝導性層14a、14cを採用することは、応力のバランスをとり、伝導の向上を与えることができる。いくつかの実施態様では、反射副層14aおよび伝導性層14cは、可動反射層14内の特定の応力プロファイルを達成することなど、様々な設計目的で、異なる材料から形成され得る。
図6Dに示すように、いくつかの実施態様はブラックマスク構造23をも含むことができる。ブラックマスク構造23は、周辺光または迷光を吸収するために、光学不活性領域において(たとえば、ピクセル間にまたはポスト18の下に)形成され得る。ブラックマスク構造23はまた、光がディスプレイの不活性部分から反射されることまたはそれを透過されることを抑止し、それによりコントラスト比を増加させることによって、ディスプレイデバイスの光学的特性を改善することができる。さらに、ブラックマスク構造23は、伝導性であり、電気的バス層として機能するように構成され得る。いくつかの実施態様では、行電極は、接続された行電極の抵抗を低減するために、ブラックマスク構造23に接続され得る。ブラックマスク構造23は、堆積およびパターニング技法を含む様々な方法を使用して形成され得る。ブラックマスク構造23は1つまたは複数の層を含むことができる。たとえば、いくつかの実施態様では、ブラックマスク構造23は、光吸収器として働くモリブデンクロム(MoCr)層と、1つの層と、反射体およびバス層として働く、アルミニウム合金とを含み、それぞれ、約30〜80Å、500〜1000Å、および500〜6000Åの範囲内の厚さである。1つまたは複数の層は、たとえば、MoCr層およびSiO2層の場合は、四フッ化炭素(CF)および/または酸素(O)、ならびにアルミニウム合金層の場合は、塩素(Cl)および/または三塩化ホウ素(BCl)を含む、フォトリソグラフィおよびドライエッチングを含む、様々な技法を使用してパターニングされ得る。いくつかの実施態様では、ブラックマスク23はエタロンまたは干渉スタック構造であり得る。そのような干渉スタックブラックマスク構造23では、伝導性吸収体は、各行または列の光学スタック16における下側静止電極間で信号を送信するかまたは信号をバスで運ぶために使用され得る。いくつかの実施態様では、スペーサ層35が、ブラックマスク23中の伝導性層から吸収層16aを概して電気的に絶縁するのに、役立つことができる。
図6Eは、可動反射層14が自立している、IMODの別の例を示している。図6Dとは対照的に、図6Eの実施態様は支持ポスト18を含まない。代わりに、可動反射層14は、複数のロケーションにおいて、下にある光学スタック16に接触し、可動反射層14の湾曲は、干渉変調器の両端間の電圧が作動を引き起こすには不十分であるとき、可動反射層14が図6Eの非作動位置に戻るという、十分な支持を与える。複数のいくつかの異なる層を含んでいることがある光学スタック16は、ここでは明快のために、光吸収体16aと誘電体16bとを含む状態で示されている。いくつかの実施態様では、光吸収体16aは、固定電極としても、部分反射層としても働き得る。
図6A〜図6Eに示す実施態様などの実施態様では、IMODは直視型デバイスとして機能し、直視型デバイスでは、画像が、透明基板20の正面、すなわち、変調器が配置された面の反対の面から、閲覧される。これらの実施態様では、デバイスの背面部分(すなわち、たとえば、図6Cに示す変形可能層34を含む、可動反射層14の背後のディスプレイデバイスの任意の部分)は、反射層14がデバイスのそれらの部分を光学的に遮蔽するので、ディスプレイデバイスの画質に影響を及ぼすことまたは悪影響を及ぼすことなしに、構成され、作用され得る。たとえば、いくつかの実施態様では、バス構造(図示せず)が可動反射層14の背後に含まれ得、これは、電圧アドレス指定およびそのようなアドレス指定に起因する移動など、変調器の電気機械的特性から変調器の光学的特性を分離する能力を与える。さらに、図6A〜図6Eの実施態様は、たとえばパターニングなどの処理を簡略化することができる。
図7は、干渉変調器のための製造プロセス80を示す流れ図の一例を示しており、図8A〜図8Eは、そのような製造プロセス80の対応する段階の断面概略図の例を示している。いくつかの実施態様では、製造プロセス80は、図7に示されていない他のブロックに加えて、たとえば、図1および図6に示す一般的なタイプの干渉変調器を製造するために実施され得る。図1、図6および図7を参照すると、プロセス80はブロック82において開始し、基板20上への光学スタック16の形成を伴う。図8Aは、基板20上で形成されたそのような光学スタック16を示している。基板20は、ガラスまたはプラスチックなどの透明基板であり得、それは、フレキシブルであるかまたは比較的固く曲がらないことがあり、光学スタック16の効率的な形成を可能にするために、事前準備プロセス、たとえば、洗浄にかけられていることがある。上記で説明したように、光学スタック16は、電気伝導性であり、部分的に透明で、部分的に反射性であることがあり、たとえば、透明基板20上に、所望の特性を有する1つまたは複数の層を堆積させることによって、作製され得る。図8Aでは、光学スタック16は、副層16aおよび16bを有する多層構造を含むが、いくつかの他の実施態様では、より多いまたはより少ない副層が含まれ得る。いくつかの実施態様では、副層16a、16bのうちの1つは、組み合わせられた導体/吸収体副層16aなど、光吸収特性と伝導特性の両方で構成され得る。さらに、副層16a、16bのうちの1つまたは複数は、平行ストリップにパターニングされ得、ディスプレイデバイスにおける行電極を形成し得る。そのようなパターニングは、当技術分野で知られているマスキングおよびエッチングプロセスまたは別の好適なプロセスによって実行され得る。いくつかの実施態様では、副層16a、16bのうちの1つは、1つまたは複数の金属層(たとえば、1つまたは複数の反射層および/または伝導性層)上に堆積された副層16bなど、絶縁層または誘電体層であり得る。さらに、光学スタック16は、ディスプレイの行を形成する個々の平行ストリップにパターニングされ得る。
プロセス80はブロック84において続き、光学スタック16上への犠牲層25の形成を伴う。犠牲層25は、キャビティ19を形成するために後で(たとえば、ブロック90において)除去され、したがって、犠牲層25は、図1に示した得られた干渉変調器12には示されていない。図8Bは、光学スタック16上で形成された犠牲層25を含む、部分的に作製されたデバイスを示している。光学スタック16上での犠牲層25の形成は、後続の除去後に、所望の設計サイズを有するギャップまたはキャビティ19(図1および図8Eも参照)を与えるように選択された厚さの、モリブデン(Mo)またはアモルファスシリコン(a−Si)など、フッ化キセノン(XeF)エッチング可能材料の堆積を含み得る。犠牲材料の堆積は、物理蒸着(PVD、たとえば、スパッタリング)、プラズマ強化化学蒸着(PECVD)、熱化学蒸着(熱CVD)、またはスピンコーティングなど、堆積技法を使用して行われ得る。
プロセス80はブロック86において続き、支持構造、たとえば、図1、図6および図8Cに示すポスト18の形成を伴う。ポスト18の形成は、支持構造開口を形成するために犠牲層25をパターニングすることと、次いで、PVD、PECVD、熱CVD、またはスピンコーティングなど、堆積方法を使用して、ポスト18を形成するために開口中に材料(たとえば、ポリマーまたは無機材料、たとえば、酸化ケイ素)を堆積させることとを含み得る。いくつかの実施態様では、犠牲層中に形成された支持構造開口は、ポスト18の下側端部が図6Aに示すように基板20に接触するように、犠牲層25と光学スタック16の両方を通って、下にある基板20まで延在することがある。代替的に、図8Cに示すように、犠牲層25中に形成された開口は、犠牲層25は通るが、光学スタック16は通らないで、延在することがある。たとえば、図8Eは、光学スタック16の上側表面(upper surface)と接触している支持ポスト18の下側端部を示している。ポスト18、または他の支持構造は、犠牲層25上に支持構造材料の層を堆積させることと、犠牲層25中の開口から離れて配置された支持構造材料の部分をパターニングすることとによって形成され得る。支持構造は、図8Cに示すように開口内に配置され得るが、少なくとも部分的に、犠牲層25の一部分の上で延在することもある。上述のように、犠牲層25および/または支持ポスト18のパターニングは、パターニングおよびエッチングプロセスによって実行され得るが、代替エッチング方法によっても実行され得る。
プロセス80はブロック88において続き、図1、図6および図8Dに示す可動反射層14などの可動反射層または膜の形成を伴う。可動反射層14は、1つまたは複数のパターニング、マスキング、および/またはエッチングステップとともに、1つまたは複数の堆積ステップ、たとえば、反射層(たとえば、アルミニウム、アルミニウム合金)堆積を採用することによって、形成され得る。可動反射層14は、電気伝導性であり、電気伝導性層(electrically conductive layer)と呼ばれることがある。いくつかの実施態様では、可動反射層14は、図8Dに示すように複数の副層14a、14b、14cを含み得る。いくつかの実施態様では、副層14a、14cなど、副層のうちの1つまたは複数は、それらの光学的特性のために選択された高反射性副層を含み得、別の副層14bは、それの機械的特性のために選択された機械的副層を含み得る。犠牲層25は、ブロック88において形成された部分的に作製された干渉変調器中に依然として存在するので、可動反射層14は、一般にこの段階では可動でない。犠牲層25を含んでいる部分的に作製されたIMODは、本明細書では「非開放(unreleased)」IMODと呼ばれることもある。図1に関して上記で説明したように、可動反射層14は、ディスプレイの列を形成する個々の平行ストリップにパターニングされ得る。
プロセス80はブロック90において続き、キャビティ、たとえば、図1、図6および図8Eに示すキャビティ19の形成を伴う。キャビティ19は、(ブロック84において堆積された)犠牲材料25をエッチャントにさらすことによって形成され得る。たとえば、MoまたはアモルファスSiなどのエッチング可能犠牲材料が、ドライ化学エッチングによって、たとえば、一般に、キャビティ19を囲む構造に対して選択的に除去される、所望の量の材料を除去するのに有効である期間の間、固体XeF2から派生した蒸気などの気体または蒸気エッチャントに犠牲層25をさらすことによって、除去され得る。他のエッチング方法、たとえば、ウェットエッチングおよび/またはプラズマエッチングも使用され得る。犠牲層25がブロック90中に除去されるので、可動反射層14は、一般に、この段階後に可動となる。犠牲材料25の除去後に、得られた完全にまたは部分的に作製されたIMODは、本明細書では「開放」IMODと呼ばれることがある。
干渉変調器ピクセルを用いた反射型ディスプレイなど、反射型ディスプレイが反射光を使用して画像を形成するので、いくつかの環境では、ディスプレイの輝度を高めるために周辺光が増強され得ることがある。この増強は、光源からの光が反射型ディスプレイに導かれ、次いで反射型ディスプレイがその光を閲覧者のほうへ反射させる照明システムによって行われ得る。
図9Aに、照明システムの断面図の一例を示す。光ガイド120は、光源130からの光を受光する。光ガイド120中の複数の光転向フィーチャ121は、光源130からの光(たとえば、光線150)を、たとえば下位反射型ディスプレイ160のほうへ後方にリダイレクトするように構成される。反射型ディスプレイ160中の反射性ピクセルは、そのリダイレクトされた光を閲覧者170のほうへ前方に反射する。いくつかの実施態様では、反射性ピクセルはIMOD12(図1)から形成され得る。いくつかの実施態様は反射型ディスプレイとともに示されているが、様々な実施態様は、ディスプレイから独立し、ディスプレイとは別であってよい。
引き続き図9Aを参照すると、光ガイド120は、入射光が光ガイド120を通過してディスプレイ160に至り、ディスプレイ160から反射された光も、光ガイド120を通過して閲覧者170に戻るように、ディスプレイ160にわたり、ディスプレイ160に平行に配設された平面光デバイスであり得る。
光源130は、任意の好適な光源、たとえば、白熱電球、エッジバー(edge bar)、発光ダイオード(「LED」)、蛍光灯、LED光バー(light bar)、LEDのアレイ、および/または別の光源を含み得る。いくつかの実施態様では、光源130からの光は、その光が全反射(「TIR:total internal reflection」)によって光ガイド120内で反射されるように、その光の一部分が、ディスプレイ160と整合された光ガイド120の表面に対して低いグレーズ角(graze angle)で光ガイド120の少なくとも一部分にわたって一方向に伝搬するように、光ガイド120に注入される。いくつかの実施態様では、光源130は光バーを含む。光生成デバイス(たとえば、LED)から光バーに入った光は、バーの長さの一部または全部に沿って伝搬し、光バーの長さの一部または全部にわたって光バーの表面またはエッジから出得る。光バーを出た光は、光ガイド120のエッジに入り、次いで光ガイド120内を伝搬し得る。
光ガイド120中の光転向フィーチャ121は、光の少なくとも一部が光ガイド120から反射型ディスプレイ160に通過するような十分な角度でその光をディスプレイ160中のディスプレイ要素のほうへリダイレクトする。リダイレクトされた光は、光ガイド120から抽出されたものと見なすことができる。光転向フィーチャ121は、全体としてコーティング140と呼ばれる、1つまたは複数のコーティング(または層)を含み得る。コーティング140は、転向フィーチャ121の反射率を上げ、かつ/または閲覧者170によって観察されるディスプレイ160のコントラストを改善するための、閲覧者側からのブラックマスクとして機能するように構成すればよい。
いくつかの実施態様では、転向フィーチャ121のコーティング140は、光ガイド120内を伝搬する光をリダイレクトまたは反射する反射層122と、スペーサ層123と、スペーサ層123の上にある部分反射層124とを有する干渉スタックとして構成され得る。スペーサ層123は、反射層122と部分反射層124との間に配設され、それの厚さによって光共振キャビティを画定する。図9Bに、層のそのような配列を有する光転向フィーチャの断面図の一例を示す。
干渉スタックは、閲覧者170が見たときに、コーティング140に暗い外観を与えるように構成され得る。たとえば、図9Bに示すように、光は、反射層122から反射された光が、層124からの部分的な光と弱め合うように干渉し、その結果、閲覧者が上から見たときにコーティング140が黒くまたは暗く見えるように選択されたスペーサ123の厚さをもつ反射層122および部分反射層124の各々から反射され得る。
反射層122は、たとえば、金属層、たとえば、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、金(Au)、およびクロム(Cr)を含み得る。反射層122は、約100Åと約700Åとの間の厚さであり得る。一実施態様では、反射層122は約300Åの厚さである。スペーサ層123は、様々な光透過物質、たとえば、空気、酸化窒化シリコン(SiOxN)、二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、二酸化チタン(TiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、酸化クロム(III)(Cr)、窒化シリコン(Si)、透明誘電性酸化物(TCO)、酸化インジウムスズ(ITO)、および酸化亜鉛(ZnO)を備え得る。いくつかの実施態様では、スペーサ層123は、約500Åと約1500Åとの間の厚さである。一実施態様では、スペーサ層123は約800Åの厚さである。部分反射層124は、様々な材料、たとえば、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タングステン(W)、クロム(Cr)など、ならびに合金、たとえば、MoCrを含むことができる。部分反射層124は、いくつかの実施態様では、約20Åと約300Åとの間の厚さであり得る。一実施態様では、部分反射層124は約80Åの厚さである。
引き続き図9Bを参照すると、光転向フィーチャのサイド126および127は主に、光をディスプレイ160にリダイレクトするのに使われ、いくつかの実施態様では、コーティング140には、光が通過し得る開口125を設けることができる。開口125は、ディスプレイ160への周辺光の伝搬および/または閲覧者170への反射光の伝搬を容易にすることができる。
図9Aを再度参照すると、LEDなどの離散光源は、一般に方向性の光出力を有し、この出力により、光強度が高いおよび低いエリアが光ガイド内に生じる可能性があり、結果として、ディスプレイ160を照明するための光が抽出されるとき、ディスプレイ160におけるホットスポットおよびコールドスポットにつながり得る。「パターン」とは、光ガイドの主面にわたる光転向フィーチャの配列を指し得る。光転向フィーチャ140の2次元パターン、たとえば微細構造は、ディスプレイ160において、特に光源に近いエリアにおいて、光ガイド内で、望ましい高度に均一な光強度を生じるために、ホットおよびコールド(明るいおよび暗い)スポットを削減するように設計することができる。たとえば、2次元の光転向フィーチャの密度を調整すればよい。より具体的には、密度は、1つまたは複数のホットスポットについては低下してよく、1つまたは複数のコールドスポットについては増加してよい。
図10は、いくつかの実施態様による、光ガイドにおける光転向フィーチャの配置を決定するプロセス180を示すフロー図の例を示す。プロセス180の動作を含む、本明細書で開示する様々な動作は、それらの動作を実施するように構成された1つまたは複数のコンピュータシステムの制御下で実行することができる。プロセス180は、光転向フィーチャの2次元アレイの初期配置から、2次元アレイにおける更新された配置に、光転向フィーチャの密度を調整するように、光転向フィーチャのパターンを与えることができる。いくつかの実施態様では、プロセス180は、光ガイド内で実質的に均一な光分散を達成するように光をリダイレクトするように構成された光ガイドの主面上のエリア内の光転向フィーチャの配置を決定することを伴い得る。
プロセス180は、ブロック182で、光ガイドのエリアにおける光転向フィーチャの初期配置に対応する強度プロファイルを取得することを含み得る。取得は、ピッチの算出を含み得る。本明細書で使用する「ピッチ」は、第1の光転向フィーチャ上のポイントと、第2の隣接する光転向フィーチャ上の対応するポイント(たとえば、実質的に同一のポイント)との間の距離を表し得る。いくつかの実施態様では、ピッチは、たとえば、図11Aに示すように、ある光転向フィーチャの中心ポイントから、隣接する光転向フィーチャの中心ポイントまでの距離であり得る。このエリアは、光転向フィーチャの2次元アレイのうちの一部分または全部を含み得る。エリアは、たとえば方形、円など、どの適切な境界によって囲まれてもよい。いくつかの実施態様では、エリアは方形であってよく、列または行として配向され得る。
ブロック182で取得された強度プロファイルに基づいて、ブロック184で、第1の軸に沿った光転向フィーチャの所望のピッチを決定することができる。たとえば、所望のピッチのうち1つまたは複数は、測定された強度に対して線形変換を実施することによって計算することができる。このような線形変換では、所望のピッチは、初期ピッチに正規化された輝度を乗算したものに比例し得る。別の例として、所望のピッチは、いくつかの実施態様では、初期ピッチかける二乗された正規化輝度に、または、たとえば、1.2、または1.5であり得る倍率に比例し得る。いくつかの他の実施態様では、プロセス180を複数回繰り返した後の光転向フィーチャの最終配置の比を、プロセス180の第1の反復の後の更新された配置に適合させることによって、より複雑な変換関数を取得することができる。いくつかの実施態様では、光ガイドの特定のエリアにおける光転向フィーチャのピッチは概して、その特定のエリアにおける光強度に比例する。
所望のピッチの各々は、光ガイドのエリア内の位置に対応し得る。ブロック186で、所望のピッチに基づいて、光ガイドのエリア内の光転向フィーチャの更新された配置を決定することができる。この導出は、第1の軸に沿ってピッチを変更することを含んでよく、変更により、光転向フィーチャの密度を調整することができる。同時に、第2の軸に沿ったピッチは、実質的に一定に保つことができる。これにより、初期配置での光転向フィーチャによるホットスポットおよび/またはコールドスポットの発生を是正するように、密度を調整することができる。いくつかの実施態様では、第1の軸は、第2の軸と実質的に直角でよい。
いくつかの実施態様では、固定サイズの一定数の光転向フィーチャを含む領域の少なくとも1つの次元を調整することによって、光転向フィーチャを隔てる距離を調整することができる。したがって、領域のサイズを調整することによって、光転向フィーチャの密度も調整される。各光転向フィーチャはまた、同様の固定サイズであってもよく、異なるサイズであってもよい。光転向フィーチャはまた、どの適切な形状であってもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、光転向フィーチャは、(上から見下ろしたとき)形状が円形または方形でよい。いくつかの実施態様では、光転向フィーチャは、ドット微細構造を含んでよく、この構造は、(平面図で見ると)回転対称であり、互いから離間され得る。いくつかの実施態様では、アレイ中のすべての光転向フィーチャは、実質的に同じ形状および同じサイズでよい。実質的に同じ形状の光転向フィーチャの製造は、比較的費用がかからず、および/または比較的速い場合がある。他の実施態様では、2つ以上の光転向フィーチャが、異なる形状であってもよい。
プロセス180は、光転向フィーチャの更新された配置をランダムまたは擬似ランダムに変えることも含み得る。たとえば、更新された配置における1つまたは複数の光転向フィーチャペアを隔てる間隔は、閾差異内で、ランダムまたは擬似ランダムに変えることができる。いくつかの実施態様では、閾差異は、第1の軸、第2の軸、またはそれらの任意の組合せに沿った、隣接する光転向フィーチャを隔てる平均距離の約1/8、約1/4、約1/3、または約1/2であり得る。光転向フィーチャの更新された配置をランダムにすることにより、いくつかの実施態様では、光転向フィーチャの規則的グリッドに関連付けられた望ましくない視覚効果(たとえば、モアレパターン)を削減することができる。
図11Aは、一定数の光転向フィーチャ192a、192b、192c、および192dを有する領域190の平面図の例を示す。領域190は方形であるものとして示されているが、本明細書に記載する原理および利点に従って、どの適切な形状が使用されてもよい。たとえば、適切な形状は、テッセレーションを形成するためのどの形状であってもよい。図示するように、領域は、4つの光転向フィーチャ192a、192b、192c、および192dを含む。他の実施態様では、領域は、どの適切な数の光転向フィーチャを含んでもよい。たとえば、本明細書に記載するどの領域も、いくつかの実施態様によると、1、2、4、8、16、32、またはより多くの光転向フィーチャを含み得る。さらに、いくつかの実施態様では、各光転向フィーチャは、光転向フィーチャのアレイを表し、かつ/またはモデル化することができる。
領域は、第1の軸に沿った長さがaであり、第2の軸に沿った長さがbであり得る。いくつかの実施態様では、長さaは、約0.1〜0.3mmであり得る。これらの実施態様のうちいくつかでは、長さaは、約0.15〜0.25mmであり得る。同様に、長さbは、いくつかの実施態様では、約0.1〜0.3mmであり得る。これらの実施態様のうちいくつかでは、長さbは、約0.15〜0.25mmの範囲であり得る。
各光転向フィーチャは、領域内で配置が画定されていてよく、たとえば、光転向フィーチャのアレイは全体として、領域内の中心となり得る。たとえば、光転向フィーチャは、第1の軸に沿って、第1の軸に沿った領域の長さの半分のピッチ、すなわち、1/2aだけ離間されてよい。さらに、この例では、各光転向フィーチャは、領域の最も近い境界からの第1の軸に沿って1/4aだけ離間されてよい。
図11Bは、一定数の光転向フィーチャを各々が有する2つの隣接する領域(たとえば、図11Aに示した領域190のうちの2つ)の平面図の例を示す。図11Bに示すように、互いに隣接して位置決めされた2つの領域190−1および190−2において、第1の領域(たとえば、領域190−1)内の光転向フィーチャ192および第2の領域(たとえば、領域190−2)内の隣接光転向フィーチャ192における対応するポイントの間の距離は1/4a1+1/4a2であってよく、a1は第1の領域の長さを表し、a2は第2の領域の長さを表し得る。この例では、光転向フィーチャ192のアレイは、それぞれ1/2a1、1/4a1+1/4a2、および1/2a2という、第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャ192の対応するポイントを隔てる距離をもつ、第1の軸に沿った少なくとも4つの共線光転向フィーチャ192を含み得る。いくつかの実施態様では、上述した長さa1およびa2は、互いと等しくなくてもよい。同様に、図11Aに示した例では、光転向フィーチャは、第2の軸に沿った領域の長さの半分のピッチ、すなわち、1/2bだけ、第2の軸に沿って離間されてよく、各光転向フィーチャは、領域の最も近い境界から、第2の軸に沿って1/4bだけ離間されてよい。第2の軸に沿った長さが両方ともbである、互いと隣接して位置決めされた2つの領域190において、第1の領域内の光転向フィーチャ192と、第2の領域内の直接隣接光転向フィーチャ192との間の距離は、1/2b(すなわち、1/4b+1/4b)であり得る。
光転向フィーチャのアレイは、複数の領域、たとえば、図11Aの複数の領域190を含み得る。各領域において、光転向フィーチャの密度Dは、式1で表すことができる。
D=m*Amst/Areg (1)
式1において、mは、領域内の光転向フィーチャの数を表し、Amstは、各光転向フィーチャの面積を表し、Aregは、領域の面積を表し得る。mとAmstは両方とも固定のままでよいので、Aregが変化すると、光転向フィーチャの密度Dが変化し得る。したがって、1次元での領域の長さを調整することによって、その領域を含むエリアでの光転向フィーチャの密度を調整することができる。たとえば、光転向フィーチャ192a、192b、192c、および192dの数とサイズを実質的に同じにしたまま、領域190の長さaを調整することによって、領域190の密度を調整することができる。
図11Cは、光ガイド201における光転向フィーチャ192の初期配置の平面図の例を伴う照明システム200を示す。光転向フィーチャ192は、実質的に光ガイド201の主面のエリアの大部分にわたって展開し得る。いくつかの実施態様では、光転向フィーチャ192は、実質的に、光ガイド201によって照明されるディスプレイ(図示せず)の閲覧エリアに対応する光ガイド201の主面の全体にわたって展開し得る。照明システム200は、複数の光源130も含み得る。光源130は、光ガイド201の反対側に沿って位置決めされるものとして示されているが、本明細書に記載する特徴の任意の組合せに従って、光源130のどの適切な配列が実施されてもよい。たとえば、光転向フィーチャ192の数および配置は可変である。エリアは、複数の行および/または列に分割することができる。いくつかの特徴は、例示のために列を参照して説明するが、原理および利点のうちどれをエリアのどの適切な分割に適用してもよい。たとえば、エリアは、行、対角セクションなどに分割することができる。図11Cに示すように、エリアは、複数の列202a、202b、および202nに分割することができる。いくつかの実施態様では、各列は、1つの領域分の幅であってよい。他の実施態様では、1つまたは複数の列は、1つの領域よりも大きい幅であってよい。これらの列の各々は、図11Aを参照して説明した領域190など、複数の領域でタイルされ得る。初期配置では、領域はすべて、たとえば、図11Bに示すように、実質的に同じ面積であってよい。一実施態様では、各領域は、約0.2mmかける約0.2mmのサイズであり得る。あるいは、初期配置において、2つ以上の領域が、異なる面積であってもよい。
いくつかの実施態様では、第1の軸に沿った領域190の長さaは、固定数の光フィーチャを含むエリアを変更することによって、アレイの特定の部分における光転向フィーチャの密度を変えるように調整してよい。こうすることにより、ホットスポットおよび/またはコールドスポットの強度を低下させることができる。これらの実施態様のうちのいくつかにおいて、第1の軸に沿った領域190の長さaは変化し得るが、第2の軸に沿った領域190の長さbは固定したままでよい。その結果、光転向フィーチャは、aの変化により、第1の軸に沿った間隔が不均一になり、bを固定させたままにすることにより、第2の軸に沿った間隔が均一になり得る。
図12Aは、光転向フィーチャの初期配置の強度プロファイル210の例を示す。より具体的には、強度プロファイル210は、図11Bに示す光転向フィーチャの初期配置に対応し、強度図は、光ガイドの表面の部分にわたる光強度をグラフィカルに示す。領域には、図12Aの強度図の左側に沿って上から下に番号が振られ、列には、図12Aにおけるエリアの下側に沿って左から右に番号が振られている。本明細書に記載する領域のうちいくつか(たとえば、図11Aの領域190)は、例示目的で4つの光転向フィーチャを含むが、本明細書に記載する領域のうちのどれも、いくつかの実施態様によると、どの適切な数の光転向フィーチャを含んでもよい。強度プロファイル210の第1の列212aは、図11Cの第1の列202aに対応し得る。強度プロファイル210の第1の列212aは、領域1〜12および42〜50が、コールドスポットにほぼ対応し、領域14〜40が、ホットスポットにほぼ対応することを示す。したがって、より均一な光強度分散を達成するように、ホットスポットに対応する、図11Cの第1の列202aの位置にある光転向フィーチャのピッチを増加させることができ、コールドスポットに対応する、図11Cの第1の列202aの位置にある光転向フィーチャのピッチを低下させることができる。これらの原理のうちどれでも、図11Cの最後の列202nに対応する、強度プロファイルの列212nなど、1つまたは複数の他の列に適用することができる。
図12Bは、一実施態様による、図12Aの強度プロファイルに基づいて計算された所望のピッチの曲線220の例を示す。より具体的には、グラフの水平軸は、列202a、202b、および202n(図11C)のうちの1つなどの列に沿った位置で所望のピッチを2倍した値を示す。図示する実施態様において、位置は、列202a(図11C)に沿った位置に対応する。先に図11Aで説明した領域190に関して、長さaは、対応する次元でのピッチの2倍である。したがって、ピッチの2倍は長さaに対応し、曲線220を使って、各領域190についての長さaを決定することができる。いくつかの実施態様では、所望のピッチは、個々の領域に対応する強度の線形変換に基づいて計算することができる。図示するように、y軸は、図11Cの垂直軸に沿って、隣接光転向フィーチャの所望のピッチを2倍したもの(たとえば、図11Aの領域190の長さa)を表し、x軸は、垂直軸に沿った第1の列202a(図11C)における位置を表す。x軸に沿って、図12Aの強度プロファイル210に対応する初期配置における領域のピッチを示すボックス226が、更新された配置における領域のピッチを示すボックス228の上に示されている。図12Cは、図12Bの所望のピッチの曲線に基づいて決定された、光転向フィーチャの更新された配置の強度プロファイル210’の例を示す。
図12Bを再度参照すると、図12Bに示すデータは、垂直軸に沿って約0.1mmのピッチを隣接光転向フィーチャが有する初期配置の強度プロファイルに対応する。強度プロファイルの第1の列212aの領域1〜12は、ほぼ、コールドスポットに対応し、強度プロファイルの第1の列212aの領域14〜17は、ほぼ、ホットスポットに対応する。各領域に対して、所望のピッチは、図12Aの強度プロファイル210に基づいて計算することができる。ピッチを低下させると、(コールドスポットを防止するために)光転向フィーチャの密度を増すことによって、抽出される光の量が増加し、ピッチを上げると、(ホットスポットの強度を削減するために)光転向フィーチャの密度を下げることによって、光抽出が減少し得るので、所望のピッチは、コールドスポットに対してはより低く、ホットスポットに対してはより高くなり得る。
所望のピッチに基づいて、領域における隣接光転向フィーチャのピッチは、1次元において調整することができる。光ガイド201のアレイの第1の列202aに対する所望のピッチを図12Bに示すが、このプロセスは、アレイ中の各列に適用してよい。プロセスを開始するために、任意の開始点、たとえば、第1の列202aの領域1を選ぶことができる。領域1の長さaは、図11Aに示す例示的領域190についてのピッチを2倍したものに相当し得る。ピッチは、初期領域の所望のピッチに基づいて、開始点に対応する初期領域用に調整してよい。たとえば、領域1が初期領域である場合、第1の軸に沿った領域1の長さは、図12Bにおける所望のピッチのグラフに基づいて、0.2mmから0.15mmに調整してよい。その結果、領域1の垂直軸に沿って2つの隣接光転向フィーチャを隔てる距離は、0.1mmから0.75mmになる。
次の領域は、この例では、図12Bに示す領域2とは異なる、垂直軸沿いの点で始まるので、次の領域の垂直軸に沿った光転向フィーチャの所望のピッチは、領域1に関連付けられた所望のピッチおよび領域2に関連付けられた所望のピッチからの、所望のピッチの補間に基づいて計算すればよい。「次の」領域は、直に隣接する領域であり得る。いくつかの実施態様では、ボックス226で表される初期配置における各領域は、所望のピッチの曲線220上の離散点222に対応し得る。各離散点222は、領域の特定の位置、たとえば、第1の軸に沿った領域の中心における、算出された所望のピッチを2倍したものに対応し得る。曲線220は、複数の離散点222から導出することができる。たとえば、いくつかの実施態様では、隣接離散点222の間の曲線220の部分224は、隣接離散点222から補間することができる。第1の軸に沿った次の隣接領域の長さに対応する所望のピッチは、更新された配置における次の領域の点に対応する曲線220上の点に基づいて計算することができる。たとえば、第1の軸に沿った次の領域の長さは、点線229で示す、更新された配置における次の領域に関連付けられたボックス228の中心に対応する曲線220上の点に基づいて計算することができる。この例では、ボックス228は、曲線220に基づいて導出される第1の軸に沿ったピッチをもつ、更新された配置における領域に対応し得る。このプロセスは、調整されたサイズの領域でアレイが満たされるまで、各列に対して実施してよい。いくつかの実施態様では、初期開始領域が選ばれると、列は、調整された領域で満たされる。初期開始領域を最初に調整すればよく、次いで、直接隣接領域を調整すればよい。その後、列が満たされるまで、すでに調整された領域に直に隣接する領域を調整すればよい。
領域のサイズを調整し、光転向フィーチャのエリアと数とを各領域内で固定したまま保つことによって、光転向フィーチャの密度を調整することができる。同時に、第1の軸に沿った領域の長さに比例してピッチが調整されるように、第1の軸に沿ったピッチも調整することができる。こうすることにより、強度プロファイルの均一性を向上させることができる。代替または追加として、このプロセスを使用して、均一である、または均一でない強度プロファイルを含む、どの所望の強度プロファイルも実現することができる。アレイ密度を調整するこのプロセスは、所望の強度プロファイルが取得されるまで繰り返してよい。
再び図12Cを参照すると、図12Bの所望のピッチの曲線200に基づいて決定された、光転向フィーチャの更新された配置の強度プロファイル210’が示されている。図示するように、光強度は、第1の反復の後、(図12aの強度プロファイル210と比較して)より均一になり得る。より具体的には、強度プロファイル210’の第1の列212a’は、図12Aの強度プロファイル210の対応する第1の列212aよりも少ないホットスポットと少ないコールドスポットとを有する。同様に、強度プロファイル210’の最後の列212n’は、図12Aの強度プロファイル210の対応する最後の列212nよりも少ないホットスポットとコールドスポットとを有する。いくつかの実施態様では、所望のピッチおよび更新された配置の決定を2回以上繰り返して実施してよく、各繰返しは、図10のプロセス180に従って実施することができる。そのような繰返しは、更新された配置の強度プロファイルが所望の強度プロファイルに収束するまで実施してよい。たとえば、いくつかの実施態様では、3回の繰返しが、所望の強度プロファイルに収束し得る。
図13Aは、一実施態様による、光ガイド201における光転向フィーチャ192の更新された配置の平面図の例を示す。図13Aに示すように、光転向フィーチャ192は、第1の軸(たとえば、y軸)に沿って間隔が均一でなく、第2の軸(たとえば、x軸)に沿って間隔が実質的に規則的であってよい。第2の軸に沿った間隔が規則的なので、第2の軸に平行な異なる行にある光転向フィーチャは、行と直交する軸に沿って整列することができる。図13Aの例示的実施態様を参照すると、列202a’、202b’、および202n’の各々は、第1の軸(図示するように、y軸)に沿った異なるピッチをもつ光転向フィーチャ192を含む。同時に、第2の軸(図示するように、x軸)に沿った光転向フィーチャ192のピッチは均一であり得る。いくつかの実施態様では、光転向フィーチャ192の各々は、x軸と実質的に平行する列において整列してよい。第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャのピッチは均一であるが、第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャ192のピッチは同じである必要はない。たとえば、図13Aに示す光転向フィーチャ192の列202a’、202b’、および202n’は、均一に離間される必要はなく、したがって均一でなくてよい。同様に、いくつかの実施態様では、第2の軸に沿った光転向フィーチャ192のピッチは均一でなくてよい。光転向フィーチャは、第2の軸に平行する異なる行において同じように進み得る。たとえば、同じように進むので、異なる行にある光転向フィーチャは、行と直交する軸に沿って整列することができる。
別の例として、図12Cを再度参照すると、強度プロファイル210’の第1の列212a’は、53個の領域をもつ列に対応し、図12Cの強度プロファイル210’の最後の列212n’は、63個の領域をもつ列に対応する。これらの対応する領域の各々は、同じ数の光転向フィーチャ192を含み得るので、これらの領域は、垂直軸に沿った異なるピッチを有する光転向フィーチャ192を含み得る。さらに、たとえば、上述したように、aが調整されると、光転向フィーチャ192の配置が、垂直ピッチにおける比例変化を含むように、光転向フィーチャ192の配置は、領域の次元aおよびbに比例し得る。
図13Bは、図13Aに示す光転向フィーチャ192の更新された配置における光転向フィーチャ192の第1の列202a’の平面図の例を示す。第1の列202a’を例示のために示すが、第1の列202a’における光転向フィーチャ192のピッチのプロパティは、光ガイド201中の1つまたは複数の他の列、たとえば第2の列202b’および最後の列202n’などにも当てはまり得る。図示のように、光転向フィーチャ192は、隣接光転向フィーチャを隔てる距離がy軸に沿って非単調に変わるように、第1の列202a’におけるy軸に沿って不均一に離間される。たとえば、y軸に沿った光転向フィーチャ192のピッチ232、234、および236は、互いとは異なり、列202a’の一方の端部からその列の反対の端部にy軸に沿って進むとき、互いに対して増加と減少の両方を行い得る。たとえば、ピッチ234は、ピッチ236よりも大きく、ピッチ234は、ピッチ236に対応する光転向フィーチャよりも大きい、y軸に沿った位置をもつ光転向フィーチャに対応する。さらに、ピッチ234は、ピッチ232よりも大きく、ピッチ232は、ピッチ234に対応する光転向フィーチャよりも大きい、y軸に沿った位置をもつ光転向フィーチャに対応する。第1の列202a’の光転向フィーチャ192のピッチは、たとえば、光ガイドにおける所望の光分散を実現するために、図13Bに示すように変えてよい。いくつかの実施態様では、こうすることにより、LEDなどの離散光源から生じるホットスポットおよび/またはコールドスポットを取り除くことができる。
図13Cは、図13Aに示す光転向フィーチャ192の更新された配置における、光転向フィーチャ192の第1の列202a’および光転向フィーチャ192の第2の列202b’の平面図の例を示す。光ガイド201の光転向フィーチャ192のどの2つの列も、第1の軸に沿って不規則に離間された光転向フィーチャ192を含んでよく、アレイ中の光転向フィーチャは、第1の軸と交差する第2の軸に沿って規則的に離間される。より具体的には、第1の列202a’にある隣接光転向フィーチャ192を隔てる距離の変化は、第2の列202b’にある隣接光転向フィーチャ192を隔てる距離の変化とは異なり得る。たとえば、第1の列202a’における隣接光転向フィーチャ192を隔てる距離238および240は、第2の列202b’における隣接光転向フィーチャ192を隔てる距離242および244とは異なる進み方で変わる。たとえば、y軸に沿った位置が増大すると、第1の列202a’におけるピッチは、第2の列202b’におけるピッチよりも大きいレートで最初に増大する。図13C示す光転向フィーチャ192のピッチの結果として、第1の列202a’は、第2の列202b’とは異なる、光転向フィーチャ192の密度を有し得る。第1の列202a’および第2の列202b’における光転向フィーチャ192のパターンは、サイズが固定された光転向フィーチャ192を用いて、光ガイドにおける所望の光分散を達成するように実施され得る。いくつかの実施態様では、このようなパターンは、LEDなどの離散光源と関連して実施されるときでも、実質的に均一な光強度プロファイルをもたらし得る。
図14A〜図14Dは、光転向フィーチャの更新された配置における光転向フィーチャの行の平面図の例を示す。これらの図に示す光転向フィーチャ192のパターンは、図10を参照して説明したプロセス180を実施した後の、更新された配置に対応し得る。図14A〜図14Dに示すように、光転向フィーチャ192のアレイは、行252aおよび252bまたは254aおよび254bを含む複数の行に分割することができる。光転向フィーチャ192は、隣接光転向フィーチャを隔てる距離がそれに沿って非単調に変わる第1の軸(図示するように、垂直軸)と交差する第2の軸(図示するように、水平軸)と平行に伸びる行252aおよび252bまたは254aおよび254bを含む複数の行を占めることができる。図14A〜図14Dに示す行252a、252b、254a、および254bは、例示のために挙げているのであり、これらの行は、第2の軸と平行に伸びる行を光転向フィーチャ192が占めるように、いくつかの異なるやり方で描かれてよいことが理解されよう。いくつかの実施態様では、各行は、実質的に同じ高さであってよい。行の各々は、1つまたは複数の異なる行にある光転向フィーチャ192と第1の軸に沿って整列された1つまたは複数の光転向フィーチャ192を含み得る。行252a、252b、254a、254b、またはそれらのどの組合せも、実質的に方形であってよい。
図14Aに示す実施態様において、行252aおよび252bを占める光転向フィーチャ192は、第2の軸に沿って、b/2の距離で均一に離間してよい。したがって、光転向フィーチャ192は、第2の軸と直交する第1の軸に沿って整列されてよい。異なる行252aおよび252bは、第1の軸に沿って整列された異なる数の光転向フィーチャ192を含み得る。ただし、光転向フィーチャ192は、図14Aに示すように、行の中で第2の軸に沿って互いとは整列されなくてよい。
図14Bに示す実施態様において、行252a’および252b’を占める1つまたは複数の光転向フィーチャ192は、図14Aに示す光転向フィーチャの配置と比較して、一定の差異の範囲内でランダムまたは擬似ランダムに変えられてよい。図14Aに示す光転向フィーチャ192の場所は、第2の軸に沿った、光転向フィーチャ192の理想的な場所を表し得る。理想的な場所は、第2の軸に沿ってすべての光転向フィーチャ192が厳密に均一に離間されたときの光転向フィーチャ192の場所を表し得る。理想的な場所からの、各光転向フィーチャの実際の場所の差異は、たとえば、第2の軸に沿って、隣接する光転向フィーチャを隔てる平均距離の約1/8、約1/4、約1/3、または約1/2であり得る差異によって表すことができる。
いくつかの実施態様では、光転向フィーチャ192のうちのどれも、光転向フィーチャ192を囲む円として概略的に表され得る差異の範囲内で変えることができ、この円は半径がRである。図14Bに示すように、差異の全幅は2Rであり得る。他の実施態様では、光転向フィーチャ192の配置は、卵形などの異なる形状においてランダムまたは擬似ランダムに変えることができる。また、他の実施態様では、光転向フィーチャ192の配置は、第2の軸などの軸に沿って変えることができ、第1の軸など、別の実質的に直交する軸に沿って実質的に一定なままである。1つまたは複数の光転向フィーチャ192の位置をある軸に沿って変え、別の直交軸に沿って実質的に同じ位置を保つのは、計算の複雑度を抑制しながら配置をランダム化するやり方であり得る。
図14Cを参照すると、行254aおよび254bを占める光転向フィーチャ192は、第2の(水平)軸に沿った間隔が同じように進み得る。図14Cに示すように、光転向フィーチャ192は、第2の軸と直交する第1の(垂直)軸に沿って整列されてよい。隣接する光転向フィーチャ192を隔てる間隔は、第2の軸に沿って増加および/または低下し得る。たとえば、図14Cに示すように、隣接する光転向フィーチャ192の第1のペアは、距離d1だけ離間されてよく、隣接する光転向フィーチャ192の第2のペアは、d1よりも大きい距離d2だけ離間されてよい。
図14Dに示す実施態様において、行254a’および254b’を占める1つまたは複数の光転向フィーチャ192の位置は、図14Cに示す行254aおよび254bにおける光転向フィーチャ192の配置と比較して、一定の差異の範囲内でランダムまたは擬似ランダムに変えられてよい。図14Cに示す光転向フィーチャのパターンは、各光転向フィーチャ192が、異なる行における複数の他の光転向フィーチャ192と、第1の軸に沿って正確に整列される、光転向フィーチャ192の理想的な場所を表し得る。図14Dの実施態様において、光転向フィーチャ192の配置は、理想的な場所からの、各光転向フィーチャの実際の場所の一定の差異の範囲内で変えられてよい。差異は、たとえば、異なる行における複数の他の光転向フィーチャと、第2の軸に沿った対応する隣接する光転向フィーチャとの各々の間の平均間隔の約1/8、約1/4、約1/3、または約1/2であり得る。
光転向フィーチャの配置は、たとえば、図14Bを参照して説明した特徴のどの組合せを使っても変えることができる。いくつかの隣接する光転向フィーチャ192は、図14Dに示す実施態様において、第2の軸に沿って異なる距離だけ互いと離間されるので、光転向フィーチャ192の配置は、隣接する光転向フィーチャを隔てる間隔に依存して、異なる量だけ変えることができる。たとえば、第1の光転向フィーチャ192は、2R1の差異だけ変わってよく、第2の光転向フィーチャ192は、2R1よりも大きい2R2の差異だけ変わってよく、第3の光転向フィーチャ192は、2R2よりも大きい2R3の差異だけ変わってよい。このようにして、光転向フィーチャ192は、閾差異の範囲内で変えることができる。いくつかの他の実施態様では、アレイ中の各光転向フィーチャ192の位置について許容される差異は同じである。
図15Aおよび図15Bは、複数の干渉変調器を含むディスプレイデバイス40を示すシステムブロック図の例を示している。ディスプレイデバイス40は、たとえば、セルラー電話または携帯電話であり得る。ただし、ディスプレイデバイス40の同じ構成要素またはディスプレイデバイス40の軽微な変形も、テレビジョン、電子リーダーおよびポータブルメディアプレーヤなど、様々なタイプのディスプレイデバイスを示す。
ディスプレイデバイス40は、ハウジング41と、ディスプレイ30と、アンテナ43と、スピーカー45と、入力デバイス48と、マイクロフォン46とを含む。ハウジング41は、射出成形および真空成形を含む様々な製造プロセスのうちのいずれかから形成され得る。さらに、ハウジング41は、限定はしないが、プラスチック、金属、ガラス、ゴム、およびセラミック、またはそれらの組合せを含む、様々な材料のうちのいずれかから製作され得る。ハウジング41は、異なる色の、または異なるロゴ、ピクチャ、もしくはシンボルを含んでいる、他の取外し可能な部分と交換され得る、取外し可能な部分(図示せず)を含むことができる。
ディスプレイ30は、本明細書で説明する、双安定またはアナログディスプレイを含む様々なディスプレイのうちのいずれかであり得る。ディスプレイ30はまた、プラズマ、EL、OLED、STN LCD、またはTFT LCDなど、フラットパネルディスプレイ、あるいはCRTまたは他の管デバイスなど、非フラットパネルディスプレイを含むように構成され得る。さらに、ディスプレイ30は、本明細書で説明する干渉変調器ディスプレイを含むことができる。
ディスプレイデバイス40の構成要素は図15Bに概略的に示されている。ディスプレイデバイス40は、ハウジング41を含み、それの中に少なくとも部分的に密閉された追加の構成要素を含むことができる。たとえば、ディスプレイデバイス40は、トランシーバ47に結合されたアンテナ43を含むネットワークインターフェース27を含む。トランシーバ47はプロセッサ21に接続され、プロセッサ21は調整ハードウェア52に接続される。調整ハードウェア52は、信号を調整する(たとえば、信号をフィルタ処理する)ように構成され得る。調整ハードウェア52は、スピーカー45およびマイクロフォン46に接続される。プロセッサ21は、入力デバイス48およびドライバコントローラ29にも接続される。ドライバコントローラ29は、フレームバッファ28に、およびアレイドライバ22に結合され、アレイドライバ22は次にディスプレイアレイ30に結合される。電源50が、特定のディスプレイデバイス40設計によって必要とされるすべての構成要素に電力を与えることができる。
ネットワークインターフェース27は、ディスプレイデバイス40がネットワークを介して1つまたは複数のデバイスと通信することができるように、アンテナ43とトランシーバ47とを含む。ネットワークインターフェース27はまた、たとえば、プロセッサ21のデータ処理要件を軽減するための、何らかの処理能力を有し得る。アンテナ43は信号を送信および受信することができる。いくつかの実施態様では、アンテナ43は、IEEE16.11(a)、(b)、または(g)を含むIEEE16.11規格、あるいはIEEE802.11a、b、gまたはnを含むIEEE802.11規格に従って、RF信号を送信および受信する。いくつかの他の実施態様では、アンテナ43は、BLUETOOTH(登録商標)規格に従ってRF信号を送信および受信する。セルラー電話の場合、アンテナ43は、3Gまたは4G技術を利用するシステムなどのワイヤレスネットワーク内で通信するために使用される、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile communications)、GSM/ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS:GSM/General Packet Radio Service)、エンハンスド・データ・GSM環境(EDGE:Enhanced Data GSM Environment)、テレスティアル・トランクド・ラジオ(TETRA:Terrestrial Trunked Radio)、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、エボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO:Evolution Data Optimized)、1xEV−DO、EV−DO Rev A、EV−DO Rev B、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、発展型高速パケットアクセス(HSPA+)、ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)、AMPS、または他の知られている信号を受信するように設計される。トランシーバ47は、アンテナ43から受信された信号がプロセッサ21によって受信され、プロセッサ21によってさらに操作され得るように、その信号を前処理することができる。トランシーバ47はまた、プロセッサ21から受信された信号がアンテナ43を介してディスプレイデバイス40から送信され得るように、その信号を処理することができる。
いくつかの実施態様では、トランシーバ47は受信機によって置き換えられ得る。さらに、ネットワークインターフェース27は、プロセッサ21に送られるべき画像データを記憶または生成することができる画像ソースによって置き換えられ得る。プロセッサ21は、ディスプレイデバイス40の全体的な動作を制御することができる。プロセッサ21は、ネットワークインターフェース27または画像ソースから圧縮された画像データなどのデータを受信し、そのデータを生画像データに、または生画像データに容易に処理されるフォーマットに、処理する。プロセッサ21は、処理されたデータをドライバコントローラ29に、または記憶のためにフレームバッファ28に送ることができる。生データは、一般に、画像内の各ロケーションにおける画像特性を識別する情報を指す。たとえば、そのような画像特性は、色、飽和、およびグレースケールレベルを含むことができる。
プロセッサ21は、ディスプレイデバイス40の動作を制御するためのマイクロコントローラ、CPU、または論理ユニットを含むことができる。調整ハードウェア52は、スピーカー45に信号を送信するための、およびマイクロフォン46から信号を受信するための、増幅器およびフィルタを含み得る。調整ハードウェア52は、ディスプレイデバイス40内の個別構成要素であり得、あるいはプロセッサ21または他の構成要素内に組み込まれ得る。
ドライバコントローラ29は、プロセッサ21によって生成された生画像データをプロセッサ21から直接、またはフレームバッファ28から取ることができ、アレイドライバ22への高速送信のために適宜に生画像データを再フォーマットすることができる。いくつかの実施態様では、ドライバコントローラ29は、生画像データを、ラスタ様フォーマットを有するデータフローに再フォーマットすることができ、その結果、そのデータフローは、ディスプレイアレイ30にわたって走査するのに好適な時間順序を有する。次いで、ドライバコントローラ29は、フォーマットされた情報をアレイドライバ22に送る。LCDコントローラなどのドライバコントローラ29は、しばしば、スタンドアロン集積回路(IC)としてシステムプロセッサ21に関連付けられるが、そのようなコントローラは多くの方法で実施され得る。たとえば、コントローラは、ハードウェアとしてプロセッサ21中に埋め込まれるか、ソフトウェアとしてプロセッサ21中に埋め込まれるか、またはハードウェアにおいてアレイドライバ22と完全に一体化され得る。
アレイドライバ22は、ドライバコントローラ29からフォーマットされた情報を受信することができ、ビデオデータを波形の並列セットに再フォーマットすることができ、波形の並列セットは、ディスプレイのピクセルのx−y行列から来る、数百の、および時には数千の(またはより多くの)リード線に毎秒何回も適用される。
いくつかの実施態様では、ドライバコントローラ29、アレイドライバ22、およびディスプレイアレイ30は、本明細書で説明するディスプレイのタイプのうちのいずれにも適している。たとえば、ドライバコントローラ29は、従来のディスプレイコントローラまたは双安定ディスプレイコントローラ(たとえば、IMODコントローラ)であり得る。さらに、アレイドライバ22は、従来のドライバまたは双安定ディスプレイドライバ(たとえば、IMODディスプレイドライバ)であり得る。その上、ディスプレイアレイ30は、従来のディスプレイアレイまたは双安定ディスプレイアレイ(たとえば、IMODのアレイを含むディスプレイ)であり得る。いくつかの実施態様では、ドライバコントローラ29はアレイドライバ22と一体化され得る。そのような実施態様は、セルラーフォン、ウォッチおよび他の小面積ディスプレイなどの高集積システムでは一般的である。
いくつかの実施態様では、入力デバイス48は、たとえば、ユーザがディスプレイデバイス40の動作を制御することを可能にするように、構成され得る。入力デバイス48は、QWERTYキーボードまたは電話キーパッドなどのキーパッド、ボタン、スイッチ、ロッカー、タッチセンシティブスクリーン、あるいは感圧膜または感熱膜を含むことができる。マイクロフォン46は、ディスプレイデバイス40のための入力デバイスとして構成され得る。いくつかの実施態様では、ディスプレイデバイス40の動作を制御するために、マイクロフォン46を介したボイスコマンドが使用され得る。
電源50は、当技術分野でよく知られている様々なエネルギー蓄積デバイスを含むことができる。たとえば、電源50は、ニッケルカドミウムバッテリーまたはリチウムイオンバッテリーなどの充電式バッテリーであり得る。電源50はまた、再生可能エネルギー源、キャパシタ、あるいはプラスチック太陽電池または太陽電池塗料を含む太陽電池であり得る。電源50はまた、壁コンセントから電力を受け取るように構成され得る。
いくつかの実施態様では、制御プログラマビリティがドライバコントローラ29中に存在し、これは電子ディスプレイシステム中のいくつかの場所に配置され得る。いくつかの他の実施態様では、制御プログラマビリティがアレイドライバ22中に存在する。上記で説明した最適化は、任意の数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素において、ならびに様々な構成において実施され得る。
本明細書で開示する実施態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実施され得る。ハードウェアとソフトウェアの互換性が、概して機能に関して説明され、上記で説明した様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路およびステップにおいて示された。そのような機能がハードウェアで実施されるか、ソフトウェアで実施されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実施するために使用される、ハードウェアおよびデータ処理装置は、汎用シングルチップまたはマルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、あるいは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実施することもできる。いくつかの実施態様では、特定のステップおよび方法が、所与の機能に固有である回路によって実行され得る。
1つまたは複数の態様では、説明した機能は、本明細書で開示する構造を含むハードウェア、デジタル電子回路、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、およびそれらの上記構造の構造的等価物において、またはそれらの任意の組合せにおいて実施され得る。また、本明細書で説明した主題の実施態様は、1つまたは複数のコンピュータプログラムとして、すなわち、データ処理装置が実行するためにコンピュータ記憶媒体上に符号化された、またはデータ処理装置の動作を制御するための、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして、実施され得る。
ソフトウェアで実施する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶するか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信することができる。本明細書で開示された方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に存在し得る、プロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールで実施され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムを転送することを可能にされ得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれ得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上のコードおよび命令の、1つまたは任意の組合せまたはセットとして存在し得る。
本開示で説明した実施態様への様々な修正は当業者には容易に明らかであり得、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実施態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した実施態様に限定されるものではなく、本開示と、本明細書で開示する原理および新規の特徴とに一致する、最も広い範囲を与られるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書に「例示的」と記載されたいかなる実施態様も、必ずしも他の実施態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。さらに、「上側」および「下側」という用語は、図の説明を簡単にするために時々使用され、適切に配向されたページ上の図の配向に対応する相対位置を示すが、実施されたIMODの適切な配向を反映しないことがあることを、当業者は容易に諒解されよう。
また、別個の実施態様に関して本明細書で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施態様において組合せで実施され得る。また、逆に、単一の実施態様に関して説明した様々な特徴は、複数の実施態様において別個に、あるいは任意の好適な部分組合せで実施され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によってはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とし得る。
同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示される特定の順序でまたは順番に実行されることを、あるいはすべての図示の動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきでない。さらに、図面は、流れ図の形態でもう1つの例示的なプロセスを概略的に示し得る。ただし、図示されていない他の動作が、概略的に示される例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、図示の動作のうちのいずれかの前に、後に、同時に、またはそれの間で、実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上記で説明した実施態様における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施態様においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明するプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。さらに、他の実施態様が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載の行為は、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。
同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示される特定の順序でまたは順番に実行されることを、あるいはすべての図示の動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきでない。さらに、図面は、流れ図の形態でもう1つの例示的なプロセスを概略的に示し得る。ただし、図示されていない他の動作が、概略的に示される例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、図示の動作のうちのいずれかの前に、後に、同時に、またはそれの間で、実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上記で説明した実施態様における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施態様においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明するプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。さらに、他の実施態様が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載の行為は、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]1つまたは複数の発光体と、
光ガイドとを備える照明装置であって、前記光ガイドが、
光転向フィーチャのアレイであって、前記アレイの各光転向フィーチャが、前記1つまたは複数の発光体のうちの少なくとも1つからの光を転向するように構成されたアレイを備え、
前記光転向フィーチャが、隣接光転向フィーチャを隔てる距離が第1の軸に沿って非単調に変わるように、前記第1の軸に沿って不均一に離間され、
前記光転向フィーチャが、前記第1の軸と交差する第2の軸と平行に伸びる複数の行を占め、前記行すべてにおける前記光転向フィーチャが、前記第2の軸に沿った間隔が実質的に同じように進む照明装置。
[2]前記第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の前記間隔が実質的に均一である、[1]に記載の装置。
[3]各光転向フィーチャにとって、前記第2の軸に沿った理想的な場所があり、前記理想的な場所が、すべての光転向フィーチャが前記第2の軸に沿って厳密に均一に離間された場合の前記光転向フィーチャの場所であり、前記理想的な場所からの各光転向フィーチャの実際の場所の差異が、前記第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の平均間隔のわずか約2分の1である、[2]に記載の装置。
[4]各光転向フィーチャにとって、前記第2の軸に沿った理想的な場所があり、前記理想的な場所が、複数の他の光転向フィーチャが異なる行にある前記第1の軸に沿って各光転向フィーチャが正確に整列された場合の前記光転向フィーチャの場所であり、前記理想的な場所からの各光転向フィーチャの実際の場所の差異が、異なる行にある前記複数の他の光転向フィーチャと、前記第2の軸に沿った、対応する隣接する光転向フィーチャとの各々の間の平均間隔のわずか約2分の1である、[1]に記載の装置。
[5]光転向フィーチャの前記アレイが、前記光ガイドの主面のエリアの大部分を占める、[1]に記載の装置。
[6]前記第1の軸と実質的に平行な第1の列における光転向フィーチャが、前記第1の軸と実質的に平行な第2の列における複数の光転向フィーチャとは別様に離間される、[1]に記載の装置。
[7]前記第1の列における隣接光転向フィーチャを隔てる距離が、前記第2の列における隣接光転向フィーチャを隔てる距離とは異なる進み方で変わる、[6]に記載の装置。
[8]前記アレイ中の光転向フィーチャの密度が、前記第1の列と前記第2の列との間で変えられ、前記複数の行内でも変えられる、[6]に記載の装置。
[9]前記第1の軸が前記第2の軸と実質的に直角である、[8]に記載の装置。
[10]前記第1および第2の列がほぼ等しい幅である、[6]に記載の装置。
[11]前記第1の軸が前記第2の軸と実質的に直角である、[1]に記載の装置。
[12]光転向フィーチャの前記アレイが、前記第1の軸に沿った少なくとも4つの実質的に共線の光転向フィーチャを含み、前記少なくとも4つの光転向フィーチャが、第1の光転向フィーチャと、第2の光転向フィーチャと、第3の光転向フィーチャと、第4の光転向フィーチャとを含み、
前記第1の光転向フィーチャが、前記第1の軸に沿って前記第2の光転向フィーチャに隣接し、前記第1の光転向フィーチャが、前記第2の光転向フィーチャから、前記第1の軸に沿って約a の距離だけ離間され、
前記第2の光転向フィーチャが、前記第1の軸に沿って前記第3の光転向フィーチャに隣接し、前記第2の光転向フィーチャが、前記第3の光転向フィーチャから、前記第1の軸に沿って約1/2a +1/2a の距離だけ離間され、
前記第3の光転向フィーチャが、前記第1の軸に沿って前記第4の光転向フィーチャに隣接し、前記第3の光転向フィーチャが、前記第4の光転向フィーチャから、前記第1の軸に沿って約a の距離だけ離間される、[1]に記載の装置。
[13]前記光転向フィーチャの各々が実質的に同じサイズである、[1]に記載の装置。
[14]ディスプレイと、
前記ディスプレイと通信するように構成され、画像データを処理するように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサと通信するように構成されたメモリデバイスとをさらに備える、[1]に記載の装置。
[15]前記ディスプレイに少なくとも1つの信号を送るように構成されたドライバ回路をさらに備える、[14]に記載の装置。
[16]前記ドライバ回路に前記画像データの少なくとも一部分を送るように構成されたコントローラをさらに備える、[15]に記載の装置。
[17]前記プロセッサに前記画像データを送るように構成された画像ソースモジュールをさらに備える、[14]に記載の装置。
[18]前記画像ソースモジュールが、受信機、トランシーバ、および送信機のうちの少なくとも1つを含む、[17]に記載の装置。
[19]入力データを受信し、前記プロセッサに前記入力データを通信するように構成された入力デバイスをさらに備える、[14]に記載の装置。
[20]前記ディスプレイが複数の干渉変調器ディスプレイ要素を備える、[14]に記載の装置。
[21]前記光転向フィーチャが孤立ドット微細構造を含む、[1]に記載の装置。
[22]1つまたは複数の発光体と、
光ガイドとを備える装置であって、前記光ガイドが、
光転向手段のアレイであって、各光転向手段が、前記1つまたは複数の発光体からの光を転向するように構成されたアレイを備え、
前記光転向手段が、隣接光転向手段を隔てる距離が第1の軸に沿って非単調に変わるように、前記第1の軸に沿って離間され、
前記光転向手段が、前記第1の軸と交差する第2の軸に平行に伸びる行を占め、前記行の各々における隣接する光転向手段は、前記第2の軸に沿って、実質的に同じ進み方で互いから離間される装置。
[23]前記光転向手段が、離間された反射型光転向フィーチャである、[22]に記載の装置。
[24]前記隣接する光転向フィーチャが、前記第2の軸に沿って実質的に均一に互いから離間される、[23]に記載の装置。
[25]前記隣接する光転向フィーチャが、前記第2の軸に沿って厳密に均一に離間されるのに対する閾差異内で前記第2の軸に沿って互いから離間され、前記閾差異が、前記第2の軸に沿った、隣接し合う光転向フィーチャの間の理想的な厳密に均一な間隔のわずか約2分の1である、[24]に記載の装置。
[26]隣接する光転向フィーチャが、異なる行における他の隣接する光転向フィーチャと、前記第1の軸に沿って正確に整列されるのに対する閾差異内で、前記第2の軸に沿って互いから離間され、前記閾差異が、異なる行における前記複数の他の光転向フィーチャと、前記第2の軸に沿った、対応する隣接する光転向フィーチャとの各々の間の平均間隔のわずか約2分の1である、[23]に記載の装置。
[27]前記第1の軸と実質的に平行な第1の列における光転向手段が、前記第1の軸と実質的に平行な第2の列における複数の光転向手段とは異なるように離間される、[22]に記載の装置。
[28]前記第1の列における隣接光転向手段を隔てる距離が、前記第2の列における隣接光転向手段を隔てる距離とは異なる進み方で変わる、[27]に記載の装置。
[29]前記アレイ中の光転向フィーチャの密度が、前記第1の列と前記第2の列との間で変えられ、前記行内でも変えられ、前記第1の軸が前記第2の軸と実質的に直角である、[27]に記載の装置。
[30]光転向手段の前記アレイが、前記光ガイドの主面のエリアの大部分に相当する、[22]に記載の装置。
[31]複数の干渉変調器ディスプレイ要素を有する反射型ディスプレイをさらに備え、前記光転向手段が、前記反射型ディスプレイに光をリダイレクトするように構成される、[22]に記載の装置。
[32]1つまたは複数の構成済みコンピュータシステムの制御下で、
光ガイドのエリア内の光転向フィーチャの初期配置に対応する強度プロファイルを取得することと、
前記強度プロファイルに基づいて、第1の軸に沿った光転向フィーチャのペアの間の複数の所望のピッチを決定することであって、各所望のピッチが、前記エリア内および前記第1の軸に沿った位置に対応することと、
前記所望のピッチに基づいて、前記エリア内の光転向フィーチャの更新された配置を導出することであって、前記第1の軸に沿った前記初期配置の隣接光転向フィーチャの間の1つまたは複数のピッチが、前記更新された配置において調整されることとを備えるコンピュータ実施方法。
[33]前記更新された配置における第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャのペアの間のピッチが、前記第2の軸に沿って実質的に同じように進み、前記第2の軸が前記第1の軸と実質的に直交する、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[34]前記更新された配置における前記第2の軸に沿った前記ピッチが、前記初期配置における前記第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャの各ペアの間のピッチと実質的に同じである、[33]に記載のコンピュータ実施方法。
[35]前記第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の平均間隔の約2分の1の閾差異以下の差異内で、1つまたは複数の光転向フィーチャの前記配置を調整することによって、前記更新された配置における前記1つまたは複数の光転向フィーチャの前記配置を変えることをさらに備える、請求項33に記載のコンピュータ実施方法。
[36]前記エリアが、前記初期配置におけるのとは異なる数の光転向フィーチャを、前記更新された配置における前記第1の軸に沿って含む、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[37]前記エリアが、前記初期配置において複数の光転向フィーチャを有する領域を含み、前記導出することが、前記更新された配置における前記第1の軸に沿った前記領域の調整された長さを計算することと、前記更新された配置における光転向フィーチャの間のピッチを調整するように、前記更新された配置における前記領域内で、前記初期配置と等しい数の光転向フィーチャを維持することとを含む、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[38]前記領域が方形である、[37]に記載のコンピュータ実施方法。
[39]前記導出することが、前記初期配置における光強度ホットスポットに対応する前記エリア内の位置について、前記第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャの間のピッチを上げることと、前記初期配置における光強度コールドスポットに対応する前記エリア内の位置について、前記第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャの間のピッチを下げることとを含む、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[40]前記光転向フィーチャの各々が実質的に同じサイズである、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[41]前記更新された配置において、第1の列における光転向フィーチャが、前記第1の列と実質的に平行な第2の列における光転向フィーチャとは別様に、前記第1の軸に沿って離間される、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[42]前記更新された配置において、前記アレイ中の光転向フィーチャの密度が、前記アレイの第1の方形列と、前記アレイの第2の方形列との間で変えられ、前記第1の方形列が前記第2の方形列と実質的に平行である、[32]に記載のコンピュータ実施方法。
[43]前記第1の方形列および前記第2の方形列が、前記初期配置と前記更新された配置の両方において、第2の軸に沿って離間された同じ数の光転向フィーチャを有し、前記第2の軸が、前記第1の軸と実質的に直角である、[42]に記載のコンピュータ実施方法。

Claims (43)

  1. 1つまたは複数の発光体と、
    光ガイドとを備える照明装置であって、前記光ガイドが、
    光転向フィーチャのアレイであって、前記アレイの各光転向フィーチャが、前記1つまたは複数の発光体のうちの少なくとも1つからの光を転向するように構成されたアレイを備え、
    前記光転向フィーチャが、隣接光転向フィーチャを隔てる距離が第1の軸に沿って非単調に変わるように、前記第1の軸に沿って不均一に離間され、
    前記光転向フィーチャが、前記第1の軸と交差する第2の軸と平行に伸びる複数の行を占め、前記行すべてにおける前記光転向フィーチャが、前記第2の軸に沿った間隔が実質的に同じように進む照明装置。
  2. 前記第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の前記間隔が実質的に均一である、請求項1に記載の装置。
  3. 各光転向フィーチャにとって、前記第2の軸に沿った理想的な場所があり、前記理想的な場所が、すべての光転向フィーチャが前記第2の軸に沿って厳密に均一に離間された場合の前記光転向フィーチャの場所であり、前記理想的な場所からの各光転向フィーチャの実際の場所の差異が、前記第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の平均間隔のわずか約2分の1である、請求項2に記載の装置。
  4. 各光転向フィーチャにとって、前記第2の軸に沿った理想的な場所があり、前記理想的な場所が、複数の他の光転向フィーチャが異なる行にある前記第1の軸に沿って各光転向フィーチャが正確に整列された場合の前記光転向フィーチャの場所であり、前記理想的な場所からの各光転向フィーチャの実際の場所の差異が、異なる行にある前記複数の他の光転向フィーチャと、前記第2の軸に沿った、対応する隣接する光転向フィーチャとの各々の間の平均間隔のわずか約2分の1である、請求項1に記載の装置。
  5. 光転向フィーチャの前記アレイが、前記光ガイドの主面のエリアの大部分を占める、請求項1に記載の装置。
  6. 前記第1の軸と実質的に平行な第1の列における光転向フィーチャが、前記第1の軸と実質的に平行な第2の列における複数の光転向フィーチャとは別様に離間される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記第1の列における隣接光転向フィーチャを隔てる距離が、前記第2の列における隣接光転向フィーチャを隔てる距離とは異なる進み方で変わる、請求項6に記載の装置。
  8. 前記アレイ中の光転向フィーチャの密度が、前記第1の列と前記第2の列との間で変えられ、前記複数の行内でも変えられる、請求項6に記載の装置。
  9. 前記第1の軸が前記第2の軸と実質的に直角である、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1および第2の列がほぼ等しい幅である、請求項6に記載の装置。
  11. 前記第1の軸が前記第2の軸と実質的に直角である、請求項1に記載の装置。
  12. 光転向フィーチャの前記アレイが、前記第1の軸に沿った少なくとも4つの実質的に共線の光転向フィーチャを含み、前記少なくとも4つの光転向フィーチャが、第1の光転向フィーチャと、第2の光転向フィーチャと、第3の光転向フィーチャと、第4の光転向フィーチャとを含み、
    前記第1の光転向フィーチャが、前記第1の軸に沿って前記第2の光転向フィーチャに隣接し、前記第1の光転向フィーチャが、前記第2の光転向フィーチャから、前記第1の軸に沿って約a1の距離だけ離間され、
    前記第2の光転向フィーチャが、前記第1の軸に沿って前記第3の光転向フィーチャに隣接し、前記第2の光転向フィーチャが、前記第3の光転向フィーチャから、前記第1の軸に沿って約1/2a1+1/2a2の距離だけ離間され、
    前記第3の光転向フィーチャが、前記第1の軸に沿って前記第4の光転向フィーチャに隣接し、前記第3の光転向フィーチャが、前記第4の光転向フィーチャから、前記第1の軸に沿って約a2の距離だけ離間される、請求項1に記載の装置。
  13. 前記光転向フィーチャの各々が実質的に同じサイズである、請求項1に記載の装置。
  14. ディスプレイと、
    前記ディスプレイと通信するように構成され、画像データを処理するように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサと通信するように構成されたメモリデバイスとをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  15. 前記ディスプレイに少なくとも1つの信号を送るように構成されたドライバ回路をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  16. 前記ドライバ回路に前記画像データの少なくとも一部分を送るように構成されたコントローラをさらに備える、請求項15に記載の装置。
  17. 前記プロセッサに前記画像データを送るように構成された画像ソースモジュールをさらに備える、請求項14に記載の装置。
  18. 前記画像ソースモジュールが、受信機、トランシーバ、および送信機のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の装置。
  19. 入力データを受信し、前記プロセッサに前記入力データを通信するように構成された入力デバイスをさらに備える、請求項14に記載の装置。
  20. 前記ディスプレイが複数の干渉変調器ディスプレイ要素を備える、請求項14に記載の装置。
  21. 前記光転向フィーチャが孤立ドット微細構造を含む、請求項1に記載の装置。
  22. 1つまたは複数の発光体と、
    光ガイドとを備える装置であって、前記光ガイドが、
    光転向手段のアレイであって、各光転向手段が、前記1つまたは複数の発光体からの光を転向するように構成されたアレイを備え、
    前記光転向手段が、隣接光転向手段を隔てる距離が第1の軸に沿って非単調に変わるように、前記第1の軸に沿って離間され、
    前記光転向手段が、前記第1の軸と交差する第2の軸に平行に伸びる行を占め、前記行の各々における隣接する光転向手段は、前記第2の軸に沿って、実質的に同じ進み方で互いから離間される装置。
  23. 前記光転向手段が、離間された反射型光転向フィーチャである、請求項22に記載の装置。
  24. 前記隣接する光転向フィーチャが、前記第2の軸に沿って実質的に均一に互いから離間される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記隣接する光転向フィーチャが、前記第2の軸に沿って厳密に均一に離間されるのに対する閾差異内で前記第2の軸に沿って互いから離間され、前記閾差異が、前記第2の軸に沿った、隣接し合う光転向フィーチャの間の理想的な厳密に均一な間隔のわずか約2分の1である、請求項24に記載の装置。
  26. 隣接する光転向フィーチャが、異なる行における他の隣接する光転向フィーチャと、前記第1の軸に沿って正確に整列されるのに対する閾差異内で、前記第2の軸に沿って互いから離間され、前記閾差異が、異なる行における前記複数の他の光転向フィーチャと、前記第2の軸に沿った、対応する隣接する光転向フィーチャとの各々の間の平均間隔のわずか約2分の1である、請求項23に記載の装置。
  27. 前記第1の軸と実質的に平行な第1の列における光転向手段が、前記第1の軸と実質的に平行な第2の列における複数の光転向手段とは異なるように離間される、請求項22に記載の装置。
  28. 前記第1の列における隣接光転向手段を隔てる距離が、前記第2の列における隣接光転向手段を隔てる距離とは異なる進み方で変わる、請求項27に記載の装置。
  29. 前記アレイ中の光転向フィーチャの密度が、前記第1の列と前記第2の列との間で変えられ、前記行内でも変えられ、前記第1の軸が前記第2の軸と実質的に直角である、請求項27に記載の装置。
  30. 光転向手段の前記アレイが、前記光ガイドの主面のエリアの大部分に相当する、請求項22に記載の装置。
  31. 複数の干渉変調器ディスプレイ要素を有する反射型ディスプレイをさらに備え、前記光転向手段が、前記反射型ディスプレイに光をリダイレクトするように構成される、請求項22に記載の装置。
  32. 1つまたは複数の構成済みコンピュータシステムの制御下で、
    光ガイドのエリア内の光転向フィーチャの初期配置に対応する強度プロファイルを取得することと、
    前記強度プロファイルに基づいて、第1の軸に沿った光転向フィーチャのペアの間の複数の所望のピッチを決定することであって、各所望のピッチが、前記エリア内および前記第1の軸に沿った位置に対応することと、
    前記所望のピッチに基づいて、前記エリア内の光転向フィーチャの更新された配置を導出することであって、前記第1の軸に沿った前記初期配置の隣接光転向フィーチャの間の1つまたは複数のピッチが、前記更新された配置において調整されることとを備えるコンピュータ実施方法。
  33. 前記更新された配置における第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャのペアの間のピッチが、前記第2の軸に沿って実質的に同じように進み、前記第2の軸が前記第1の軸と実質的に直交する、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  34. 前記更新された配置における前記第2の軸に沿った前記ピッチが、前記初期配置における前記第2の軸に沿った隣接光転向フィーチャの各ペアの間のピッチと実質的に同じである、請求項33に記載のコンピュータ実施方法。
  35. 前記第2の軸に沿った隣接する光転向フィーチャの間の平均間隔の約2分の1の閾差異以下の差異内で、1つまたは複数の光転向フィーチャの前記配置を調整することによって、前記更新された配置における前記1つまたは複数の光転向フィーチャの前記配置を変えることをさらに備える、請求項33に記載のコンピュータ実施方法。
  36. 前記エリアが、前記初期配置におけるのとは異なる数の光転向フィーチャを、前記更新された配置における前記第1の軸に沿って含む、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  37. 前記エリアが、前記初期配置において複数の光転向フィーチャを有する領域を含み、前記導出することが、前記更新された配置における前記第1の軸に沿った前記領域の調整された長さを計算することと、前記更新された配置における光転向フィーチャの間のピッチを調整するように、前記更新された配置における前記領域内で、前記初期配置と等しい数の光転向フィーチャを維持することとを含む、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  38. 前記領域が方形である、請求項37に記載のコンピュータ実施方法。
  39. 前記導出することが、前記初期配置における光強度ホットスポットに対応する前記エリア内の位置について、前記第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャの間のピッチを上げることと、前記初期配置における光強度コールドスポットに対応する前記エリア内の位置について、前記第1の軸に沿った隣接光転向フィーチャの間のピッチを下げることとを含む、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  40. 前記光転向フィーチャの各々が実質的に同じサイズである、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  41. 前記更新された配置において、第1の列における光転向フィーチャが、前記第1の列と実質的に平行な第2の列における光転向フィーチャとは別様に、前記第1の軸に沿って離間される、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  42. 前記更新された配置において、前記アレイ中の光転向フィーチャの密度が、前記アレイの第1の方形列と、前記アレイの第2の方形列との間で変えられ、前記第1の方形列が前記第2の方形列と実質的に平行である、請求項32に記載のコンピュータ実施方法。
  43. 前記第1の方形列および前記第2の方形列が、前記初期配置と前記更新された配置の両方において、第2の軸に沿って離間された同じ数の光転向フィーチャを有し、前記第2の軸が、前記第1の軸と実質的に直角である、請求項42に記載のコンピュータ実施方法。
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