JP2014512268A - 水のような液体を調整するためのシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
水のような液体を調整するためのシステムであって、液体を処理するための媒体の第1のホルダ(25)を具備し、第1のホルダ(25)中の媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、液体を処理するための媒体の第2のホルダ(26)を具備し、第2のホルダ中の媒体は、第1のカウンターイオン種と同じ極性の少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む。第1及び第2のホルダ(25,26)中の媒体は、液体中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている。このシステムは、第1及び第2のホルダ(25,26)の第1のホルダのみを通って処理される液体の第1の画分と、第1及び第2のホルダ(25,26)の少なくとも第2のホルダを通って処理される液体の第2の画分とを導くように配置されている。
Description
本発明は、水のような液体を調整するためのシステムであって、
液体を処理するための媒体の第1のホルダを具備し、前記第1のホルダ中の前記媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、
液体を処理するための媒体の第2のホルダを具備し、前記第2のホルダ中の前記媒体は、前記第1のカウンターイオン種と同じ極性の少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、前記第1及び第2のホルダ中の前記媒体は、前記液体中のイオンと前記第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されているシステムに関する。
液体を処理するための媒体の第1のホルダを具備し、前記第1のホルダ中の前記媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、
液体を処理するための媒体の第2のホルダを具備し、前記第2のホルダ中の前記媒体は、前記第1のカウンターイオン種と同じ極性の少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、前記第1及び第2のホルダ中の前記媒体は、前記液体中のイオンと前記第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されているシステムに関する。
本発明はまた、例えば水である液体を調整する方法であって、
液体を処理するための媒体の第1のホルダを通って調整される液体を導くことを具備し、前記第1のホルダ中の前記媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、
液体を処理するための媒体の第2のホルダを通って調整される液体を導くことを具備し、前記第2のホルダ中の前記媒体は、少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、前記第1及び第2のホルダ中の前記媒体は、前記液体中のイオンと前記第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている、方法に関する。
液体を処理するための媒体の第1のホルダを通って調整される液体を導くことを具備し、前記第1のホルダ中の前記媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、
液体を処理するための媒体の第2のホルダを通って調整される液体を導くことを具備し、前記第2のホルダ中の前記媒体は、少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、前記第1及び第2のホルダ中の前記媒体は、前記液体中のイオンと前記第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている、方法に関する。
本発明はまた、液体処理装置用のカートリッジに関する。
欧州特許第2263503号は、お茶を用意するための装置を開示しており、この装置は、水タンクと、飲料水を用意するためのその中に配置された水フィルタとを有し、水フィルタは、ハウジングと、その中に配置されたフィルタ物質とを有する。フィルタ物質は、水素型の第1の弱酸性陽イオン交換物質を含み、これは、イオン交換物質の体積の30〜70%を占め、さらに、ナトリウム又はカリウム型の少なくとも第2の陽イオン交換物質を含む。ハウジングは、ビーカー形状の下側部分と、その上に配置された上側部分と、その内部に配置された内側チャンバとを有する。内側チャンバは、使用時に水がそれを通って下方に流れる下向き流れチャンバを形成し、そこにフィルタ物質が配置されている。これは、水素型の第1の弱酸性陽イオン交換体であることができる。第2の陽イオン交換体は、例えば、ナトリウム又はカリウム型であり、下向き流れチャンバを囲んでいる上向き流れチャンバに配置されているとして示されている。
公知のシステム及び方法の問題は、これらが処理された水の組成の限られた制御のみを可能にするということである。例えば、カルシウム及びマグネシウムがほぼ完全に除去され、処理された水中のナトリウム又はカリウムの量が増加している。
本発明の目的は、少なくとも異なるイオン種の相対量の観点から、処理された液体の組成の比較的良好な制御を可能にする液体処理装置のためのシステム、方法及びカートリッジを提供することである。
この目的は、本発明に係るシステムによって達成され、
このシステムは、前記第1及び第2のホルダの前記第1のホルダのみを通って処理される前記液体の第1の画分と、前記第1及び第2のホルダの少なくとも前記第2のホルダを通って処理される前記液体の第2の画分とを導くように配置されていることを特徴とする。
このシステムは、前記第1及び第2のホルダの前記第1のホルダのみを通って処理される前記液体の第1の画分と、前記第1及び第2のホルダの少なくとも前記第2のホルダを通って処理される前記液体の第2の画分とを導くように配置されていることを特徴とする。
第1及び第2のホルダ中の媒体は、カウンターイオン種の一方が媒体の一方に存在しないという理由から、液体中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されていることができる。異なる程度とは、一般的な液体中のイオン又は液体中の特定のイオン種と交換される程度を指すことができる。第1及び第2のホルダのイオン交換物質の一方又は両方が両性であってもよい。
少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質と、第1のカウンターイオン種と同じ極性の少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質とを提供することによって、第1及び第2のホルダ中の媒体が、液体中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されており、処理された液体中の第1及び第2のカウンターイオン種のレベルに、即ち、処理された液体の組成に影響を与えることが可能である。システムが第1及び第2のホルダの第1のホルダのみを通って処理される液体の第1の画分を導くように配置されているので、液体中に存在する少なくとも第1及び第2のカウンターイオン種の相対量に影響を与えることが可能であり、従って、独立してそのようにすることが可能である。ここで使用されるような用語イオン交換物質は、特に、イオン交換樹脂、キレート樹脂、ゼオライトのような無機イオン交換物質を含む。弱酸性陽イオン交換ポリマの例を使用すると、このような物質の代表例は、最も良い条件の下で、以下の選択性を有する。
H+>Cu2+>Pb2+>Fe2+>Zn2+>Ni2+>Cd2+>Ca2+>Mg2+>
Sr2+>Ba2+>Ag+>K+>NH4 +>Na+>Li+
異なる陽イオン種を加えられたイオン交換物質を混合することによって、又は異なるようにして加えられたイオン交換物質を通って処理される液体を連続して通過させることによって、処理される水中のミネラルの良好な混合を達成することは可能でないことが見出された。例えば、イオン交換物質の1つがナトリウムを加えられ、他方がカリウムを加えられたならば、処理された液体は、イオン交換物質がナトリウムを実質的に消耗されるまでナトリウムの含有量が増加し、その後、カリウムが放出される。かくして、処理された液体の組成が変化し、例えば、ナトリウム対カリウムの所望の比率に近いものを達成することができない。第1及び第2のホルダの第1のホルダのみを通って処理される液体の第1の画分を導くことによって、イオン交換物質は、比較的強い親和性を有し、カウンターイオン種は、それにもかかわらず、システムの有効寿命の開始時でさえ、処理される水中に放出されることを確実にすることが可能である。イオン交換体及びバイパスを有するシステムとは異なり、処理される液体の第2の画分は、第1及び第2のホルダの少なくとも第2のホルダを通過する。これは、処理される水の組成にほとんど依存しないようにして水の組成が決定されることを可能にする。また、処理される液体中に少なくとも2つの異なるカウンターイオン種の存在を確実にすることが可能である。
H+>Cu2+>Pb2+>Fe2+>Zn2+>Ni2+>Cd2+>Ca2+>Mg2+>
Sr2+>Ba2+>Ag+>K+>NH4 +>Na+>Li+
異なる陽イオン種を加えられたイオン交換物質を混合することによって、又は異なるようにして加えられたイオン交換物質を通って処理される液体を連続して通過させることによって、処理される水中のミネラルの良好な混合を達成することは可能でないことが見出された。例えば、イオン交換物質の1つがナトリウムを加えられ、他方がカリウムを加えられたならば、処理された液体は、イオン交換物質がナトリウムを実質的に消耗されるまでナトリウムの含有量が増加し、その後、カリウムが放出される。かくして、処理された液体の組成が変化し、例えば、ナトリウム対カリウムの所望の比率に近いものを達成することができない。第1及び第2のホルダの第1のホルダのみを通って処理される液体の第1の画分を導くことによって、イオン交換物質は、比較的強い親和性を有し、カウンターイオン種は、それにもかかわらず、システムの有効寿命の開始時でさえ、処理される水中に放出されることを確実にすることが可能である。イオン交換体及びバイパスを有するシステムとは異なり、処理される液体の第2の画分は、第1及び第2のホルダの少なくとも第2のホルダを通過する。これは、処理される水の組成にほとんど依存しないようにして水の組成が決定されることを可能にする。また、処理される液体中に少なくとも2つの異なるカウンターイオン種の存在を確実にすることが可能である。
欧州特許第2022760号は、少なくともセクション状に分離された少なくとも2つのチャンバを有する水フィルタ装置用のフィルタカートリッジを開示していることが見られる。好ましくは、これらチャンバは、流れに関して並列に配置されている。互いに分離された2つのチャンバは、異なるフィルタ媒体で充填されることができる。異なるフィルタ媒体の性質は開示されていない。さらに、イオン要素と、味(フレーバー)要素と、トレース要素との少なくとも1つの放出のための媒体を有するチャンバが、カートリッジの入口の上に、その出口の後に、又は入口と出口との間に配置されることができることが開示されている。好ましい一実施の形態では、食品サプリメントの添加は、フィルタステージ後に配置された領域で、特に、さらなるチャンバで生じる。さらなるチャンバ中に配置された物質の性質の開示はない。異なるようにして加えられたイオン交換物質の混合は、上の理由により十分には機能しないことが留意される。単一のカウンターイオン種、例えば、マグネシウムを加えられたイオン交換物質でさえも十分には機能しない。なぜならば、マグネシウムは、フィルタステージ後に水中に残されたカルシウム及び重金属と交換されるのみだからである。
本発明に係るシステムの一実施の形態では、前記第1及び第2のカウンターイオン種は、陽イオン種であり、特に、水素以外の陽イオン種であり、さらに、特に、ナトリウム、カリウム及びマグネシウムを含むグループからの陽イオン種である。
陽イオンは、水のような飲料に適した液体や水でできた点滴や煎じ薬である飲料の味に対して特に影響を与える。水素以外の陽イオンは、同様の生理学的効果を有する。水を、水素以外の1価又は2価の陽イオン種、例えば、上で名称を挙げた陽イオン種の1つと、水素型である陽イオン種とを部分的に加えられた弱酸性陽イオンを通過させることによって処理することは、お茶のような飲料を用意するのに適した酸性度(即ち、ほぼ中性)を達成するために使用される。一方のホルダでの水素以外の1つの陽イオン種を部分的に加えられたイオン交換物質の、及び他方のホルダでの水素以外の他の陽イオン種を部分的に加えられたイオン交換物質の使用により、処理される液体の少なくとも1つの画分がこれらホルダの一方のみを通って導かれ、適切な酸性度のレベルを確立するのと同じ効果を達成することを可能にし、加えて、ミネラルの所望の混合を達成することを可能にする。
システムの一実施の形態では、前記第1のホルダ中の前記媒体と前記第2のホルダ中の前記媒体との少なくとも一方は、水素型の陽イオン交換物質を含む。
一効果は、少なくともカルシウムが、処理される液体から除去され、水を軟化させることである。第1のホルダ中の媒体と第2のホルダ中の媒体との少なくとも一方が、水素型の陽イオン交換物質と水素以外の陽イオン種を加えられた陽イオン交換物質との両方を含むのであれば、処理された水の酸性度が設定され、特定の陽イオン種が処理される液体に放出される。さらなる陽イオン種は、第1及び第2のホルダ中の他の媒体によって放出されてもよい。第1及び第2のホルダ中の他方の媒体もまた、水素型の陽イオン交換物質と水素以外の陽イオン種を加えられた陽イオン交換物質との両方を含むのであれば、処理された水の全体の酸性度は、第1及び第2のホルダを通る流れの相対速度と第1及び第2の画分のサイズとの少なくとも一方が第1及び第2のカウンターイオン種の所定の比率を設定するために使用されると仮定すると、異なるようにして加えられた第1及び第2の媒体中に含まれるイオン交換物質の比率を変化させることによって設定されることができる。
一変形例では、前記第1のホルダ中の前記媒体と前記第2のホルダ中の前記媒体との両方が水素型の陽イオン交換物質を含む。
従って、第1及び第2のホルダの少なくとも一方の陽イオン交換物質は、水素を部分的に加えられ、かつ、他の陽イオン種を部分的に加えられている。第1及び第2のホルダの他の陽イオン交換物質は、完全に水素型か、部分的に水素型であり水素以外の陽イオン種を部分的に加えられている。このようにして媒体の用意が簡単かつ安価に行われる。なぜならば、水素以外の陽イオン種を全体に加えられた陽イオン交換物質を与える必要がないからである。後者の代替形態は、水素以外の陽イオン種の過剰な溶液の使用及びその後の濯ぎを必要としうる。対照的に、濯ぐ工程は、この変形例では省かれることができる。
他の変形例では、前記第1のホルダ中の前記陽イオン交換物質は、水素以外の1つの陽イオン種を部分的に加えられており、前記第2のホルダ中の前記陽イオン交換物質は、水素以外の他の陽イオン種を部分的に加えられている。
この実施の形態は、用意が容易であり、液体に異なるミネラルの特定の混合物を与えるために使用されることができる。特定の一例では、第1の陽イオン種は1価であることができ、第2の陽イオン種は2価であることができる。
一実施の形態では、前記第1及び第2の媒体は、同じタイプのイオン交換物質のみを含む。
つまり、カウンターイオン種が異なるが、機能的部位(functional site)を提供する物質は同じである。一効果は、システムの製造を単純化することができることである。この変形例はまた、単一の装置、例えば、第1及び第2のホルダの両方を含む単一のハウジングを備えた交換可能なカートリッジの実施の形態に適している。このような装置は、リサイクルするのが比較的容易である。なぜならば、2つのタイプのイオン交換物質を分離する必要がないからである。
第1及び第2の媒体が、同じ選択性と同じ官能基との少なくとも一方を有するイオン交換物質、特に樹脂を有するならば、同様の効果が得られることができる。
このような物質は容易に混合されることができる。なぜならば、これらは、多くのアプリケーションにとって重要ではないイオン交換プロセスの動力学の点で大部分が異なるからである。従って、第1及び第2のホルダの内容物がリサイクルプロセスで混合されることができる。第1及び第2のホルダ中の媒体に含まれるイオン交換物質の選択性では、イオン種の順序は同じであってもよいが、交換定数は、それぞれのホルダ中の物質に対して異なる。
他の実施の形態では、前記第1のホルダ中の前記媒体は、前記第2のホルダ中の前記媒体に含まれたイオン交換物質とは異なるように選択されたイオン交換物質を含む。
これは、第1及び第2のホルダ中の媒体は、液体中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されていることを確実にする他のやり方である。例えば、第1のホルダ中のイオン交換物質の選択性が第2のホルダ中のイオン交換物質とは異なることができる。他の例として、例えば、第1のホルダ中のイオン交換物質と第2のホルダ中のイオン交換物質との一方がキレート樹脂であることができる。この実施の形態のさまざまな変形例は、処理される液体の組成に影響を及ぼすためのさらなる可能性を提供し、液体の画分中の特定のイオン種の選択的な除去を可能にする。第3のイオン種を除去するための異なる傾向を有するイオン交換物質を選択することによって、第3のイオン種の相対量を設定することができる。システムが別々又は分離可能なハウジング内の第1及び第2のホルダを含む場合、リサイクルの問題はこの実施の形態を実現するものではない。
システムのさらなる実施の形態では、このシステムは、前記第1及び第2のホルダのいずれも通らずに処理される液体の少なくとも第3の画分を導くように配置されている。
一効果は、処理される液体の組成のよりよい制御を与えることである。例えば、少なくとも第3のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む第3のホルダを通っていくつか又は全ての第3の画分を通過させることによって、他のカウンターイオン種に対して所定の比率で第3のカウンターイオンを加えることができる。また、所定のカウンターイオン種(例えば、カルシウム)を保持するために選択することができ、このような所定のカウンターイオン種はそうでなければイオン交換物質(又は逆の極性のイオン種用のイオン交換物質)を含まないバイパス導管を使用して常に除去される。第3の画分は、なおも、機械式フィルタ、(例えば、活性炭フィルタによる)吸着等のような他のタイプの処理をされることができる。
システムの一実施の形態は、ハウジングを有する交換可能なカートリッジを具備し、前記第1及び第2のホルダは、前記ハウジングの内部に配置されている。
一効果は、システムを実装するのが比較的簡単であるようにして提供することである。特に、この実施の形態は、既に使用中のフィルタシステムへの下位互換性を保持するために、既存のフィルタカートリッジの設計を修正することによって実現されることができる。
代わりの実施の形態は、少なくとも2つの交換可能なカートリッジを有し、各々が、それぞれのハウジングを有し、前記第1及び第2のホルダは、前記ハウジングのそれぞれの内部に配置されている。
一効果は、別々のフィルタカートリッジを使用することができ、各々が別々にリサイクル可能であるということである。一実施の形態では、ハウジングは、実質的に同じ設計であるが、処理される液体の組成は、それぞれのハウジングを通って導かれる液体の画分の流量を変化させることによって変更可能である。
他の態様によれば、本発明に係る液体を調整する方法は、前記第1及び第2のホルダの前記第1のホルダのみを通って処理される前記液体の第1の画分と、前記第1及び第2のホルダの少なくとも前記第2のホルダを通って処理される前記液体の第2の画分とを導いて、前記第1のホルダを通って導かれる液体と前記第2のホルダを通って導かれる液体とを一緒にさせることを特徴とする。
本方法は、システムと実質的に同様の効果を得ることができる。
本発明の他の態様によれば、本発明に係るシステムを含む液体処理装置用のカートリッジか、前記液体処理装置に挿入されたとき、本発明に係る方法を実行するために前記液体処理装置を構成するように構成されているカートリッジが提供される。
カートリッジは、特に、処理された液体のよりよい制御を提供するために、既存の液体処理装置に適合されるように使用されることができる。
本発明が、添付図面における参照してさらに詳細に説明される。
吸引フィルタカートリッジ1は、国際公開第2006/040121号に一般的に記載されたタイプであるが、少なくとも水のミネラルの組成及び酸性度のよりよい制御を与えるように水を調整するためのシステムを与えるように構成されている。本説明は、この適応性を与える特徴を重点的に取り扱う。他の詳細は、上述の刊行物に見られることができる。
吸引フィルタカートリッジ1は、適切な機械式インターフェースが設けられた(詳細には図示されない)タンクのベース2に交換可能に装着されている。タンクは、お茶やコーヒーのような飲料を作るための器具の一部であることができる。また、他の目的用の水、例えば、水族館用の水、植物や花用の水などの水を提供するための器具の一部であることができる。
図1並びに図2に示される吸引フィルタカートリッジ1は、その内部に第1のチャンバ4と、第2のチャンバ5と、第3のチャンバ6とが配置された(図2)外側ハウジング3を有する。使用時には、水は、環状の入口チャンネル7を通って吸引フィルタカートリッジ1に入る。そこから、第1のチャンバ4の底壁9に設けられた入口開口8を通って第1のチャンバ4に入る。
第1のチャンバ4は、プリーツが付けられたメンブレン(図示されない)、イオン交換物質、抗菌フィルタ物質等のような機械式フィルタ物質を含む水を処理するための複数の媒体のうちの1つ以上を収容することができる。
第1のチャンバ4から、水は、接続チャンバ10に入り、2つの流れに分離される。処理される水の第1の画分は第2のチャンバ5に進み、その一方、処理される水の第2の画分は第3のチャンバ6に進む。これらが吸引フィルタカートリッジ1の出口11に達したとき、これら流れが再び集められる。
第2及び第3のチャンバ5、6は、隔壁12によって分離されている。第2及び第3のチャンバ5、6からの逆流を防止するための手段を提供することによって達成されることができるような厳密な分離は必要とされない。図示される構成は、処理される水の第1の画分が第2のチャンバ5のみを通って導かれ、処理される水の第2の画分が第3のチャンバ6のみを通って導かれることを確実にするのに十分である。
図示される吸引フィルタカートリッジ1には、バイパス導管13が設けられており、これにより、処理される水の第3の画分が第2及び第3のチャンバ5、6のいずれをも通って導かれないことが留意される。
使用時には、第2のチャンバ5は、水を処理するために(明確にする理由のために図示されない)媒体で充填され、この媒体は、水素型の陽イオン交換物質と第1のカウンターイオン種を加えられた(同じ)陽イオン交換物質との混合物を含む。陽イオン交換物質は、有機物又は無機物であることができるが、一般的には弱酸性陽イオン交換樹脂である。第1のカウンターイオン種は、例えば、カリウム、ナトリウム又はマグネシウムであることができる。
第2のチャンバ5中の媒体は、例えば、活性炭又は銀で覆われたか銀が含浸されたかの少なくとも一方の粒状物であるさらなる物質を含むことができる。媒体は、粒状物の形態で存在し、この粒状物は、これらが第2及び第3のチャンバ5、6の底壁15に設けられた出口開口14、又は出口開口14に重なっているメッシュ(図示されない)のアパーチャを通過するのを排除するのに十分な大きさである。
同様に、第3のチャンバ6は、水を処理するために(明確にする理由のために図示されない)媒体で充填され、この媒体は、水素型の陽イオン交換物質と第2のカウンターイオン種(即ち、第1のカウンターイオン種とは異なるもの)を加えられた(同じ)陽イオン交換物質との混合物を含む。再び、陽イオン交換物質は、有機物又は無機物であることができるが、一般的には弱酸性陽イオン交換樹脂である。第2のカウンターイオン種は、例として上に述べられた3つのカウンターイオン種のうちの第1のカウンターイオン種とは異なるものであることができる。
水素対カウンターイオン種の適切な比率(即ち、吸引フィルタカートリッジ1の第1の使用において、水素によって占有される機能的部位の数対カウンターイオン種によって占有される機能的部位の数の比率)を選択することによって、第2及び第3のチャンバ5、6を出る水のpHが7.0程度の値又は他の所望の値に設定されることができる。必要とされる正確な比率は、カウンターイオン種に依存し、ルーチン実験によって容易に決定される。
吸引フィルタカートリッジ1の製造を簡単にするために、第2のチャンバ5中の、及び第3のチャンバ6中のイオン交換物質は、同じ(即ち、イオン交換樹脂の場合には、同じポリマ)であることができる。これは、例えば、それを2つに切断して、それを破砕して、その内部の媒体からプラスチックのハウジング3を分離することによって、吸引フィルタカートリッジ1のリサイクルを簡単にする。
代表的な条件(室温、水道管の飲料水)下では、代表的な弱酸性陽イオン交換ポリマは、以下の選択性を有し、H+>Cu2+>Pb2+>Fe2+>Zn2+>Ni2+>Cd2+>Ca2+>Mg2+>Sr2+>Ba2+>Ag+>K+>NH4 +>Na+>Li+である。第2のチャンバ5中のカウンターイオン種がマグネシウムであり、第3のチャンバ6中のカウンターイオン種がカリウムであると仮定すると、水中のカルシウム及び重金属が第2のチャンバ5中のマグネシウムと、及び第3のチャンバ6中のカリウムと交換されることが確認できる。隔壁12がなければ、開始時には吸引フィルタカートリッジ1によって提供される処理された水中にマグネシウムが存在しないであろう。なぜならば、イオン交換物質は、優先的に、処理される水中のマグネシウムとカリウムを交換するからである。第2及び第3のチャンバ5、6が並列であるよりも直列である場合に同じである。
カルシウムは、優先的に、第2及び第3のチャンバ5、6の両方で除去される。しかしながら、バイパス導管13は、水の第3の画分が第2及び第3のチャンバ5、6を迂回するように処理されることを可能にする。それ故、カルシウム、マグネシウム及びカリウムを含む処理された水を提供することが可能である。バイパス導管13のサイズ、第2及び第3のチャンバ5の流路抵抗のを変えることによって、処理された水の陽イオンの3つの種の相対量が設定されることができる。
異なるタイプの液体処理装置(図3並びに図4)は、交換可能なフィルタカートリッジ19を収容するためのほぼカップ形状のフィルタカートリッジ座部18を備えた漏斗17を含む水差し16を有する。図示される液体処理装置は、それ故、貫通注ぎ(pour-through)又は重力タイプである。フィルタカートリッジ座部18は、漏斗17と一体的であり、漏斗の底部に位置され、水差し16の蓋20の開口を通って漏斗17に注がれた水が集まる。
図4に最もよく見られるように、国際公開第2005/118104号に記載されるタイプに不可欠なフィルタカートリッジ19には、フィルタカートリッジ座部18の上側開口の形状に対応するシーリングリム21が設けられており、これにより、フィルタカートリッジ19が適切に挿入されたとき、シーリングリム21が開口の周囲全体をシールするように接触する。
フィルタカートリッジ19は、外側ハウジングを備えた上側部分22とカップ形状の下側ハウジング部分23とを有する。シーリングリム21は本質的に水のバイパスを防止するので、漏斗17に注がれた水は上側ハウジング部分22中の(詳細には図示されない)開口を通って流される。
隔壁24は、下側ハウジング部分23でさらに区切られた内部空間を、それぞれ、第1及び第2のチャンバ25、26に分割している。図示される実施の形態では、第1及び第2のチャンバ25、26は、本質的に等しいサイズであるが、これは、そうである必要はない。
第1及び第2のチャンバ25、26の各々には、フィルタカートリッジ19の底壁の(詳細には図示されない)小さな開口のアレイの形態のそれぞれの出口27、28が設けられており、水は、これら出口を通ってフィルタカートリッジ19を出る。水は、フィルタカートリッジ座部18の底部に集まる。フィルタカートリッジ座部18は、フィルタカートリッジ19の底部の凹部31内に設けられた突出部30を受けるように配置された開口を備えた立上り部分29を有する。この構造の目的は、国際公開第2005/118104号に詳細に記載されている。簡単に説明すると、突出部30は、環状のセグメントの形状を有し、かつ立上り部分29の上端で開口の内部に設けられたラッチ要素32と相互作用する。この相互作用は、シーリングリム21が実際にはフィルタカートリッジ座部18の上側開口を実際にシールすることを確実にする明確な垂直位置で適所にフィルタカートリッジをロックする。突出部30はまた、立上り部分29の上端で開口の残りの部分と一緒に流れ狭窄部を形成している。結果として得られた開口33のサイズは、立上り部分29の上端の開口の周囲に沿ったラッチ要素32の程度によって決定される。
図示されるフィルタカートリッジ19は、国際公開第2005/118104号に記載されたフィルタカートリッジとは、後者がその内部を第1及び第2のチャンバ25、26内に少なくとも部分的に分割している隔壁24を有していない点で異なる。使用時には、第1のチャンバ25は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む、水を処理するための(図示されない)媒体で充填されている。第2のチャンバ26は、第1のカウンターイオン種と同じ極性の、少なくとも第2の(即ち、第1のものとは異なる)カウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む、水を処理するための(図示されない)媒体で充填されている。第1及び第2のチャンバ25、26中の媒体は、それらを通過する水中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている。一例では、この差は、第1及び第2のカウンターイオン種が(少なくとも最初の使用時に)それぞれ第1及び第2のチャンバ25、26中にもっぱら存在するという事実によって説明される。
一実施の態様では、第1のチャンバ25中の媒体は、水素型の弱酸性イオン交換物質と第1のカウンターイオン種の陽イオンを加えられた弱酸性イオン交換物質との混合物を含む。比率は、第1の出口27を出る処理された水の所定のpHを達成するように選択される。媒体は、選択的に、活性炭の粒状物、あるいは銀が含浸されたか銀で覆われたかの少なくとも一方である粒状物を含む。同様に、第2のチャンバ26中の媒体は、水素型の弱酸性イオン交換物質と第2のカウンターイオン種の陽イオンを加えられた弱酸性イオン交換物質との混合物を含み、これら2つの比率は、第2の出口28を出る処理された水の所定のpHを達成するように選択され、これは、第1の出口27を出る処理された水のものと同じである必要はない。
フィルタカートリッジ19の製造を簡単にするために、第1のチャンバ25中の、及び第2のチャンバ26中のイオン交換物質は、同じ(即ち、機能的部位を提供する物質が同じ)であることができる。これは、例えば、それを2つに切断して、それを破砕して、それの内部の媒体からプラスチックのハウジング22、23を分離することによって、吸引フィルタカートリッジ19のリサイクルを簡単にする。
上述したフィルタシステムでは、液体を処理するための媒体は、単一のハウジングの内部に収容されたホルダで保持され、ハウジングは、フィルタシステムの交換可能なフィルタカートリッジのものである。これは、異なる種のイオンの所望の比率で水を提供するために、既存のフィルタシステムを適合させることを可能にする。また、それぞれ、吸引フィルタカートリッジ1のための唯一の機械的インターフェースと、フィルタカートリッジ19のための唯一のフィルタカートリッジ座部19とが必要である。
図1並びに図2を参照して上述したフィルタシステムの代替形態において、図5に概略的に図示されるようなフィルタシステム34は、2つの吸引フィルタカートリッジ35、36を有する。吸引フィルタカートリッジ35、36は、本質的に、国際公開第2006/040121号に記載されたタイプのものであり、即ち、隔壁12がない。吸引フィルタカートリッジ35、36は、処理される水を貯蔵するためのタンク38の底壁37に接続される、交換可能なタイプである。機械式インターフェース(図示されない)は、それぞれ、取着手段と、第1及び第2の導管部分39、40への流体接続手段とを与える。第1及び第2の導管部分39、40は、吸引フィルタカートリッジ35、36によって処理された水を使用点に圧送するためのポンプ41の上流に結合している。
第1の吸引フィルタカートリッジ35は、水を処理するための媒体を保持するためのチャンバを有し、媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む。第2の吸引フィルタカートリッジ36は、水を処理するための媒体を保持するためのチャンバを有し、媒体は、第1のものと同じ極性の、少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む。第1及び第2の吸引フィルタカートリッジ35、36中の媒体は、処理される水中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている。処理される水の第1の画分のみが第1の吸引フィルタカートリッジ35のみを通って導かれ、処理される水の第2の画分のみが第2の吸引フィルタカートリッジ36のみを通って導かれるが、吸引フィルタカートリッジ35、36からの処理された水の流れが使用点の前に結合されるので、少なくとも、全体のこれらのそれぞれの割合に関する限り、イオンの所定の混合を処理された水に与えることが可能である。
他の例でのように、第1の吸引フィルタカートリッジ35中の媒体は、水素型の弱酸性イオン交換物質と第1のカウンターイオン種の陽イオンを加えられた弱酸性イオン交換物質との混合物を含むことができる。第2のチャンバ26中の媒体は、水素型の弱酸性イオン交換物質と第2のカウンターイオン種の陽イオンを加えられた弱酸性イオン交換物質との混合物を含むことができる。少なくとも最初に、第2の吸引フィルタカートリッジ36の第1の陽イオン種を加えられたイオン交換物質はない。なぜならば、吸引フィルタカートリッジ35、36は分離しており、これらが別々のそれぞれのハウジングを有するという点で、それぞれのカートリッジのイオン交換物質は同じである必要はないからである。また、第1及び第2の吸引フィルタカートリッジ35、36は、水を処理するために同じ量の媒体を含む必要はない。
異なるイオン種の割合がフィルタシステム34の使用中に変化されることができるようにするために、可変流路抵抗42が第1の導管部分39に設けられている。従って、第2の吸引フィルタカートリッジ36のみを通過して処理された水の量に対する第1の吸引フィルタカートリッジ35を通過して処理された水の量が変化されることができる。代わりの実施の形態では、第1及び第2の導管部分39、40の各々に別々のポンプがあるが、可変流路抵抗42を備えた図示される実施の形態は、一般的に、製造するのがより安くなる。
同様の原理は、図6に概略的に示されるような重力駆動フィルタシステム43に適用される。このシステムは、一般的に国際公開第2005/118104号に図示されたタイプであり、同じフィルタカートリッジを利用する。即ち、これは、図4に示されるが、隔壁24がない。従って、フィルタシステム43は、処理される水を受けるために挿入可能な漏斗45を備えた水差し44を有する。この漏斗45は、第1及び第2のフィルタカートリッジ座部46、47を有し、各々が、図4に示されるタイプのフィルタカートリッジを収容するが、隔壁24がない。
処理される水の画分は、第1のフィルタカートリッジ座部46のフィルタカートリッジのみを通過し、また、処理される水の第2の画分は、第2のフィルタカートリッジ座部47のフィルタカートリッジのみを通過する。
使用時には、第1のフィルタカートリッジ座部46は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む液体を処理するための媒体を有するフィルタカートリッジを収容する。第2のフィルタカートリッジ座部47は、第1のカウンターイオン種と同じ極性の、少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含む液体を処理するための媒体を有するフィルタカートリッジを収容する。第1及び第2のフィルタカートリッジ中の媒体は、処理される水中のイオンと第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている。特に、第1のフィルタカートリッジ中の媒体は、水素型の弱酸性イオン交換物質と第1のカウンターイオン種の陽イオンを加えられた弱酸性イオン交換物質との混合物を含むことができる。第2のチャンバ26中の媒体は、水素型の弱酸性イオン交換物質と第2のカウンターイオン種の陽イオンを加えられた弱酸性イオン交換物質との混合物を含むことができるが、少なくとも最初に、第1のカウンターイオン種のイオンを加えられたイオン交換物質はない。第1及び第2のフィルタカートリッジに異なるイオン交換物質(即ち、機能的部位を提供する物質)を使用することが可能である。
汎用性を最大にするために、第1及び第2のフィルタカートリッジ座部46、47に挿入されるフィルタカートリッジは、同一の形状のハウジングを有することができる。処理される水中に存在するイオンの混合物は、カートリッジ中の媒体の適切な構成によって排他的に設定されることができる。代わって、フィルタカートリッジ座部46、47とその中に挿入されたそれぞれのカートリッジとの間の相互作用によって与えられる流路抵抗は、2つのフィルタカートリッジ座部46、47間で異なることができる。さらに、特に、開口33のサイズは、フィルタカートリッジ座部の立上り部分29の内周のまわりに部分的に延びているラッチ要素32の異なる程度により異なることができる。従って、ユーザは、どのフィルタカートリッジ座部46、47内にフィルタカートリッジが挿入されるかを選択することによって、ミネラルの組成に影響を与えることができる。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の範囲内で変更されることができる。例えば、液体を調整するためのシステムは、インラインシステム(即ち、フィルタカートリッジが圧力下で水の導管に設けられたフィルタヘッドに接続されているシステム)用のフィルタカートリッジに含まれることができる。
ここに開示されたシステムは、処理される液体として水を用いて説明してきたが、これらは、他の液体、特に、飲料の調整にも同様に適している。
1…吸引フィルタカートリッジ、2…ベース、3…ハウジング、4…第1のチャンバ、5…第2のチャンバ、6…第3のチャンバ、7…環状の入口チャンネル、8…入口開口、9…第1のチャンバの底壁、10…接続チャンバ、11…出口、12…隔壁、13…バイパス導管、14…出口開口、15…第2及び第3のチャンバの底壁、16…水差し、17…漏斗、18…フィルタカートリッジ座部、19…フィルタカートリッジ、20…蓋、21…シーリングリム、22…上側ハウジング部分、23…下側ハウジング部分、24…隔壁、25…第1のチャンバ、26…第2のチャンバ、27…第1の出口、28…第2の出口、29…立上り部分、30…突出部、31…凹部、32…ラッチ要素、33…開口、34…フィルタシステム、35…吸引フィルタカートリッジ、36…吸引フィルタカートリッジ、37…底壁、38…タンク、39…第1の導管部分、40…第2の導管部分、41…パンプ、42…流れ抵抗、43…フィルタシステム、44…水差し、45…漏斗、46…フィルタカートリッジ座部、47…フィルタカートリッジ座部。
Claims (12)
- 水のような液体を調整するためのシステムであって、
液体を処理するための媒体の第1のホルダ(5;25;35)を具備し、前記第1のホルダ(5;25;35)中の前記媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、
液体を処理するための媒体の第2のホルダ(6;26;36)を具備し、前記第2のホルダ中の前記媒体は、前記第1のカウンターイオン種と同じ極性の少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26;35,36)中の前記媒体は、前記液体中のイオンと前記第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されているシステムにおいて、
このシステムは、前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26;35,36)の前記第1のホルダのみを通って処理される前記液体の第1の画分と、前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26;35,36)の少なくとも前記第2のホルダを通って処理される前記液体の第2の画分とを導くように配置されていることを特徴とするシステム。 - 前記第1及び第2のカウンターイオン種は、陽イオン種であり、特に、水素以外の陽イオン種であり、さらに、特に、ナトリウム、カリウム及びマグネシウムを含むグルーブからの陽イオン種である請求項1のシステム。
- 前記第1のホルダ(5;25;35)中の前記媒体と前記第2のホルダ(6;26;36)中の前記媒体との少なくとも一方は、水素型の陽イオン交換物質を含む請求項1又は2のシステム。
- 前記第1のホルダ(5;25;35)中の前記媒体及び前記第2のホルダ(6;26;36)中の前記媒体は、水素型の陽イオン交換物質を含む請求項3のシステム。
- 前記第1のホルダ(5;25;35)中の前記陽イオン交換物質は、水素以外の特定の陽イオン種を部分的に加えられており、前記第2のホルダ(6;26;36)中の前記陽イオン交換物質は、水素以外の他の陽イオン種を部分的に加えられている請求項3又は4のシステム。
- 前記第1及び第2の媒体は、同じタイプのイオン交換物質のみを含む請求項1ないし5のいずれか1のシステム。
- 前記第1のホルダ(5;25;35)中の前記媒体は、前記第2のホルダ(6;26;36)中の前記媒体に含まれたイオン交換物質とは異なるように選択されたイオン交換物質を含む請求項1ないし5のいずれか1のシステム。
- このシステムは、前記第1及び第2のホルダ(5,6)のいずれも通らずに処理される前記液体の少なくとも第3の画分を導くように配置されている請求項1ないし7のいずれか1のシステム。
- ハウジングを有する交換可能なカートリッジを具備し、前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26)は、前記ハウジングの内部に配置されている請求項1ないし8のいずれか1のシステム。
- 少なくとも2つの交換可能なカートリッジ(35,36)を具備し、各々がそれぞれのハウジングを有し、前記第1及び第2のホルダは、前記ハウジングのそれぞれの内部に配置されている請求項1ないし8のいずれか1のシステム。
- 水のような液体を調整する方法であって、
液体を処理するための媒体の第1のホルダ(5;25;35)を通って調整される液体を導くことを具備し、前記第1のホルダ(5;25;35)中の前記媒体は、少なくとも第1のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、
液体を処理するための媒体の第2のホルダ(6;26;36)を通って調整される液体を導くことを具備し、前記第2のホルダ(6;26;36)中の前記媒体は、少なくとも第2のカウンターイオン種を加えられたイオン交換物質を含み、前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26;35,36)中の前記媒体は、前記液体中のイオンと前記第1及び第2のカウンターイオン種の少なくとも一方を異なる程度に交換するように構成されている、方法において、
前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26;35,36)の前記第1のホルダのみを通って処理される前記液体の第1の画分と、前記第1及び第2のホルダ(5,6;25,26;35,36)の少なくとも前記第2のホルダを通って処理される前記液体の第2の画分とを導いて、前記第1のホルダ(5;25;35)を通って導かれる液体と前記第2のホルダ(6;26;36)を通って導かれる液体とを一緒にさせることを特徴とする方法。 - 請求項1ないし10のいずれか1のシステムを含む液体処理装置(16,17)用のカートリッジか、前記液体処理装置(16,17)に挿入されたとき、請求項11に係る方法を実行するために前記液体処理装置(16,17)を構成するように構成されているカートリッジ。
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