JP2014510299A - ウォーターマーク入り信号を符号化し復号するためのデバイス - Google Patents

ウォーターマーク入り信号を符号化し復号するためのデバイス Download PDF

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Abstract

ウォーターマーク入り信号を符号化するために構成された電子デバイスが説明される。電子デバイスは、モデラ回路を含む。モデラ回路は、第1の信号と第1パスコード化信号とに基づいて、パラメータを決定する。電子デバイスはまた、モデラ回路に結合されたコーダ回路を含む。コーダ回路は、第1パスのコード化された信号を取得するために、第2の信号に対して第1パスコーディングを実行し、ウォーターマーク入り信号を取得するために、パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行する。線形予測符号化に従って、第1パスエンコーディングにおいて、低周波コード化励振を用いて決定された高周波再構成パラメータのコンパチブルな埋め込みに適用。

Description

関連出願
]本出願は、「WATERMARKING FOR CODEC EXTENSION」と題する2011年2月7日に出願された米国仮特許出願第61/440,338号に関し、その優先権を主張する。
本開示は、全般に電子デバイスに関する。より詳細には、本開示は、ウォーターマーク入り信号を符号化し復号するためのデバイスに関する。
[0003]最近の数十年で、電子デバイスの使用が一般的になった。特に、電子技術の進歩は、ますます複雑で有用になる電子デバイスのコストを低減した。コスト低減および消費者の需要により、電子デバイスが現代社会において事実上ユビキタスになるほど電子デバイスの使用が激増した。電子デバイスの使用が拡大するにつれて、電子デバイスの新しい改善された特徴に対する需要も拡大した。より具体的には、より高速に、より効率的に、またはより高品質に機能を実行する電子デバイスがしばしば求められる。
[0004]いくつかの電子デバイス(たとえば、携帯電話、スマートフォン、コンピュータなど)はオーディオまたは音声信号を使用する。これらの電子デバイスは、記憶または送信のために音声信号を符号化し得る。たとえば、携帯電話は、マイクロフォンを使用してユーザの声または音声を取込む。たとえば、携帯電話は、マイクロフォンを使用して音響信号を電子信号に変換する。この電子信号は、次いで、別のデバイス(たとえば、携帯電話、スマートフォン、コンピュータなど)への送信のために、または記憶のためにフォーマットされ得る。
[0005]通信される信号の品質改善または追加能力がしばしば求められる。たとえば、携帯電話のユーザは、通信される音声信号の品質向上を望むことがある。しかしながら、品質改善または追加能力により、帯域幅リソースの拡大および/または新しいネットワークインフラストラクチャがしばしば必要となり得る。この議論から認識され得るように、効率的な信号通信を可能にするシステムおよび方法が有益であり得る。
[0006]ウォーターマーク入り信号を符号化するように構成された電子デバイスが開示される。電子デバイスは、モデラ回路を含む。モデラ回路は、第1の信号と第1パスコード化信号とに基づいて、パラメータを決定する。電子デバイスはまた、モデラ回路に結合されたコーダ回路を含む。コーダ回路は、第2の信号に対して第1パスコーディングを実行して、第1パスコード化信号を取得し、パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行して、ウォーターマーク入り信号を取得する。電子デバイスはまた、ウォーターマーク入り信号を送るための送信機を含み得る。第1パスコード化信号は、第1パスコード化励振であり得る。モデラ回路は、高帯域コーディングに基づいて、パラメータを決定することができる。ウォーターマーク入り信号は、第1の信号からの情報のない、第2の信号のバージョンを取り出すように復号可能であり得る。
[0007]電子デバイスは、信号を第1の信号と第2の信号に分割するための、分解フィルタバンクを含み得る。第1の信号は高周波成分信号であり、第2の信号は低周波成分信号であり得る。
[0008]コーダ回路は、適応マルチレート狭帯域(adaptive multi-rate narrowband(AMR−NB))コーダを含み得る。コーダ回路は、ウォーターマーキングコードブックを使用して、第2パスコーディングを実行することができる。第2パスコーディングは、第1パスコーディングから取得された線形予測符号係数のセットを使用することができる。
[0009]ウォーターマーク入り信号を復号するように構成された電子デバイスも開示される。電子デバイスは、復号された第2の信号およびウォーターマーク入りビットストリームに基づいて、復号された第1の信号を生成する、モデラ回路を含む。電子デバイスはまた、ウォーターマーク入りビットストリームに基づいて、復号された第2の信号を提供する、モデラ回路に結合されたデコーダ回路を含む。復号された第1の信号は高周波成分信号を含み、復号された第2の信号は低周波成分信号を含み得る。
[0010]電子デバイスは、復号された第1の信号と復号された第2の信号とを合成する合成回路を含み得る。合成回路は、統合フィルタバンクを含み得る。
[0011]電子デバイス上でウォーターマーク入り信号を符号化するための方法も開示される。方法は、第1の信号と第2の信号とを取得することを含む。方法はまた、第2の信号に対して第1パスコーディングを実行して、第1パスコード化信号を取得することを含む。方法はさらに、第1の信号と第1パスコード化信号とに基づいて、パラメータを決定することを含む。方法は加えて、パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行して、ウォーターマーク入り信号を取得することを含む。
[0012]電子デバイス上でウォーターマーク入り信号を復号するための方法も開示される。方法は、ウォーターマーク入りビットストリームを復号して、復号された第2の信号を取得することを含む。方法はまた、復号された第2の信号に基づいてウォーターマーク入りビットストリームを復号して、復号された第1の信号を取得することを含む。
[0013]ウォーターマーク入り信号を符号化するためのコンピュータプログラム製品も開示される。コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を含む。命令は、電子デバイスに、第1の信号と第2の信号とを取得させるコードを含む。命令はまた、電子デバイスに、第1パスコード化信号を取得するために、第2の信号に対して第1パスコーディングを実行させるコードを含む。命令はさらに、電子デバイスに、第1の信号および第1パスコード化信号に基づいてパラメータを決定させるコードを含む。命令は加えて、電子デバイスに、ウォーターマーク入り信号を取得するために、パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行させるコードを含む。
[0014]ウォーターマーク入り信号を復号するためのコンピュータプログラム製品も開示される。コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を含む。命令は、電子デバイスに、復号された第2の信号を取得するために、ウォーターマーク入りビットストリームを復号させるコードを含む。命令はまた、電子デバイスに、復号された第1の信号を取得するために、復号された第2の信号に基づいてウォーターマーク入りビットストリームを復号させるコードを含む。
[0015]ウォーターマーク入り信号を符号化するための装置も開示される。装置は、第1の信号と第2の信号とを取得する手段を含む。装置はまた、第1パスコード化信号を取得するために、第2の信号に対して第1パスコーディングを実行する手段を含む。装置はさらに、第1の信号と第1パスコード化信号とに基づいて、パラメータを決定するための手段を含む。装置は加えて、ウォーターマーク入り信号を取得するために、パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行する手段を含む。
[0016]ウォーターマーク入り信号を復号するための装置も開示される。装置は、復号された第2の信号を取得するために、ウォーターマーク入りビットストリームを復号する手段を含む。装置はさらに、復号された第1の信号を取得するために、復号された第2の信号に基づいてウォーターマーク入りビットストリームを復号する手段を含む。
ウォーターマーク入り信号を符号化および復号するためのシステムおよび方法が実装され得る電子デバイスの一構成を示すブロック図。 ウォーターマーク入り信号を符号化するための方法の一構成を示す流れ図。 ウォーターマーク入り信号を復号するための方法の一構成を示す流れ図。 ウォーターマーク入り信号を符号化および復号するためのシステムおよび方法が実装され得るワイヤレス通信デバイスの一構成を示すブロック図。 本明細書で開示されるシステムおよび方法によるウォーターマーキングエンコーダの一例を示すブロック図。 本明細書で開示されるシステムおよび方法によるウォーターマーキングデコーダの一例を示すブロック図。 本明細書で開示されるシステムおよび方法に従って実行され得る第1パスコーディングおよび第2パスコーディングの一例を示すブロック図。 ウォーターマーク入り信号を符号化し復号するためのシステムおよび方法が実装され得るワイヤレス通信デバイスの一構成を示すブロック図。 電子デバイスにおいて利用され得る様々なコンポーネントを示す図。 ワイヤレス通信デバイス内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す図。
[0027]本明細書で開示されるシステムおよび方法は、様々な電子デバイスに適用され得る。電子デバイスの例には、ボイスレコーダ、ビデオカメラ、オーディオプレーヤ(たとえば、Moving Picture Experts Group−1(MPEG−1)またはMPEG−2 Audio Layer 3(MP3)プレーヤ)、ビデオプレーヤ、オーディオレコーダ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ゲームシステムなどがある。電子デバイスの一種は、別のデバイスと通信し得る通信デバイスである。通信デバイスの例には、電話、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、ワイヤレスまたは有線モデム、電子リーダー、タブレットデバイス、ゲームシステム、携帯電話基地局またはノード、アクセスポイント、ワイヤレスゲートウェイおよびワイヤレスルータがある。
[0028]電子デバイスまたは通信デバイスは、国際電気通信連合(ITU)規格および/または米国電気電子技術者協会(IEEE)規格(たとえば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11nおよび/または802.11acなどのWireless Fidelityまたは「Wi−Fi」規格)のような、いくつかの産業規格に従って動作し得る。通信デバイスが準拠し得る規格の他の例には、IEEE802.16(たとえば、Worldwide Interoperability for Microwave Accessまたは「WiMAX」)、Third Generation Partnership Project(3GPP)、3GPP Long Term Evolution(LTE)、Global System for Mobile Telecommunications(GSM)(登録商標)などがある(通信デバイスは、たとえば、ユーザ機器(UE)、Node B、evolved Node B(eNB)、モバイルデバイス、移動局、加入者局、遠隔局、アクセス端末、モバイル端末、端末、ユーザ端末、加入者ユニットなどと呼ばれることがある)。本明細書で開示されるシステムおよび方法のいくつかは1つまたは複数の規格に関して説明されることがあるが、それらのシステムおよび方法は多くのシステムおよび/または規格に適用可能であり得るので、これは本開示の範囲を限定すべきではない。
[0029]いくつかの通信デバイスは、ワイヤレスに通信でき、かつ/または有線接続もしくはリンクを使用して通信できることに留意されたい。たとえば、いくつかの通信デバイスは、イーサネットプロトコルを使用して他のデバイスと通信し得る。本明細書で開示されるシステムおよび方法は、ワイヤレスに通信し、かつ/または有線接続もしくはリンクを使用して通信する、通信デバイスに適用され得る。一構成では、本明細書で開示されるシステムおよび方法は、衛星を使用して別のデバイスと通信する通信デバイスに適用され得る。
[0030]システムおよび方法の一構成は、元のキャリアビットストリームに依存するデータを埋め込むためにウォーターマーキング技法を使用する、コード励振線形予測(CELP:code-excited linear prediction)音声コーダの拡張に使用され得る。より単純には、本明細書で開示されるシステムおよび方法は、CELPコーデックの拡張のためのウォーターマーキングを提供することができる。
[0031]音声の広帯域(たとえば、0〜7キロヘルツ(kHz))コーディングは、音声の狭帯域(たとえば、0〜4kHz)コーディングよりも優れた品質をもたらす。しかしながら、既存のモバイル通信ネットワークの大部分は、狭帯域コーディング(たとえば、適応マルチレート狭帯域(AMR−NB))のみをサポートする。広帯域コーダ(たとえば、適応マルチレート広帯域(AMR−WB))を展開することは、インフラストラクチャおよびサービス展開に対する、コストのかかる大幅な変更を必要とし得る。
[0032]さらに、次世代サービスは広帯域コーダ(たとえば、AMR−WB)をサポートし得る一方、超広帯域(たとえば、0〜14kHz)コーダが開発され、標準化されつつある。同じく、事業者は最終的に、顧客を超広帯域に移行させるためにさらに別のコーデックを展開するコストに直面し得る。
[0033]本明細書で開示されるシステムおよび方法の一構成は、非常に効率的に追加の帯域幅を符号化して、既存のネットワークインフラストラクチャによってすでにサポートされているビットストリームにこの情報を隠すことができる、高度なモデルを使用することができる。情報隠しは、ビットストリームをウォーターマーキングすることによって実行され得る。この技法の一例は、CELPコーダの固定コードブックをウォーターマーキングする。たとえば、広帯域入力の上側帯域(たとえば、4〜7kHz)が符号化され、狭帯域コーダのビットストリームでウォーターマークとして搬送され得る。別の例では、超広帯域入力の上側帯域(たとえば、7〜14kHz)が符号化され、広帯域コーダのビットストリームでウォーターマークとして搬送され得る。場合によっては帯域幅拡張に無関係な他の二次的なビットストリームも、同様に搬送され得る。同様の課題に直面する一例は、モノラル(monophonic)ストリームに埋め込まれるパラメトリックステレオデータの包含である。この技法により、エンコーダは、既存のインフラストラクチャに適合するビットストリームを生成することができる。レガシーデコーダは、(たとえば、ウォーターマークのない)標準的な符号化された音声と同程度の品質を有する狭帯域出力を生成することができる一方、ウォーターマークを認識しているデコーダは、広帯域音声を生成することができる。
[0034]帯域幅拡張のために情報をウォーターマーキングする際のいくつかの技術的な障害が、実用的なシステムの開発を妨げてきた。重要なことに、十分効率的な符号化モデルと、そのモデルを上記の問題に適用するための手段は、すぐに利用可能または明確にはなっていない。
[0035]品質を向上または最大化するために、ウォーターマーク入り情報は、元のビットストリーム(たとえば、低帯域を含む「キャリア」ビットストリーム)の品質に対する影響を最小化するために、可能な限り小さくなければならない。これは、enhanced variable rate wideband codec(EVRC−WB)において使用される効率的な非線形拡張モデルのような、高帯域のための高度なモデルを使用して達成され得る。しかしながら、このモデルは、高帯域の音声パラメータ、そして結果として高帯域のビットを生成するために、低帯域励振に依存する。しかしながら、低帯域励振は、ウォーターマーキングプロセスを通じて高帯域ビットの影響を受ける。したがって、このループから逃れるために、近似が行われ得る。
[0036]本明細書で開示されるシステムおよび方法によれば、キャリアエンコーダの第1パスが、ウォーターマークを伴わずに行われ得る。得られた信号(たとえば、励振、残余など)は、埋め込まれたパラメータ(たとえば、高帯域モデルパラメータまたは、パラメトリックステレオのような他のデータ)を計算するために使用される。次いで、(埋め込まれたパラメータからの)ウォーターマークが低帯域符号化処理に適用されて、キャリアエンコーダの第2パスが実行される。このようにして、循環的な依存性がなくされる。エンコーダの2つのパスを行うことは問題ではないことがあり、それは、レガシーの狭帯域コーデックは一般に、より広い帯域幅を符号化する現在の最新のコーデックと比較して複雑さがかなり低いからである。
[0037]この手法に対する1つの代替手段は、キャリアエンコーダからのコード化された第1パスの残余の代わりに、線形予測符号(LPC)の残余を、高帯域モデルへの入力として使用することであろう。しかしながら、高帯域パラメータを計算するために使用される信号とデコーダにおいて最終的に使用される信号との間にはより大きな不一致があり得るので、これは品質を低下させる。
[0038]現在、循環的な依存性という問題に対する他の解決法は、何ら知られていない。しかしながら、1つの代替手段は、低帯域に依存しない高帯域符号化技法を使用することであろう。しかしながら、そのような技法が、高帯域を推定するために低帯域を利用する技法と同じように効率的である可能性は低い。この非効率性によって、低帯域のキャリアビットストリームに対するウォーターマークの品質への影響は、より重大になる可能性が高いであろう。
[0039]次に、図を参照して様々な構成が説明され、同様の要素名は機能的に同様の要素を示し得る。本明細書で全般に説明され図に示されるシステムおよび方法は、多種多様な異なる構成で構成および設計され得る。したがって、図に表されるいくつかの構成についての以下のより詳細な説明は、特許請求される範囲を限定するものではなく、システムおよび方法を代表するものにすぎない。
[0040]図1は、ウォーターマーク入り信号を符号化し復号するためのシステムおよび方法が実装され得る電子デバイス102、134の一構成を示すブロック図である。電子デバイスA 102および電子デバイスB 134の例には、ワイヤレス通信デバイス(たとえば、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、電子リーダーなど)および他のデバイスがあり得る。
[0041]電子デバイスA 102は、エンコーダブロック/モジュール110および/または通信インターフェース124を含み得る。エンコーダブロック/モジュール110は、信号を符号化しウォーターマーキングするために使用され得る。通信インターフェース124は、別のデバイス(たとえば、電子デバイスB 134)に1つまたは複数の信号を送信することができる。
[0042]電子デバイスA 102は、オーディオ信号または音声信号のような1つまたは複数の信号A 104を取得することができる。たとえば、電子デバイスA 102は、マイクロフォンを使用して信号A 104を捕捉することができ、または別のデバイス(たとえば、Bluetooth(登録商標)ヘッドセット)から信号A 104を受信することができる。いくつかの構成では、信号A 104は、異なる成分信号(たとえば、高周波成分信号および低周波成分信号、モノラル信号およびステレオ信号など)に分割され得る。他の構成では、無関係な信号A 104が取得され得る。(1つまたは複数の)信号A 104は、エンコーダ110内のモデラ回路112およびコーダ回路118に提供され得る。たとえば、第1の信号106(たとえば、信号成分)がモデラ回路112に提供され得る一方、第2の信号108(たとえば、別の信号成分)はコーダ回路118に提供される。
[0043]電子デバイスA 102に含まれる要素110、112、118、124のうちの1つまたは複数は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方の組合せで実装され得ることに留意されたい。たとえば、本明細書で使用される「回路」という用語は、処理ブロックおよび/またはメモリセルを含む1つまたは複数の回路コンポーネントを使用して1つの要素が実装され得ることを示し得る。したがって、電子デバイスA 102に含まれる要素110、112、118、124のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)などとして、かつ/またはプロセッサと命令とを使用して実装され得る。「ブロック/モジュール」という用語は、1つの要素がハードウェア、ソフトウェアまたは両方の組合せで実装され得ることを示すために使用され得ることにも留意されたい。
[0044]コーダ回路118は、第2の信号108に対してコーディングを実行することができる。たとえば、コーダ回路118は、第2の信号108に対して適応マルチレート(AMR)コーディングを実行することができる。モデラ回路112は、第2の信号(たとえば、「キャリア」信号)108に埋め込まれ得るパラメータまたはデータ116を、決定または計算することができる。たとえば、コーダ回路118は、ウォーターマークビットが埋め込まれる先になり得るコード化されたビットストリームを生成することができる。別の例では、モデラ回路112は、第1の信号106を、コード化されたビットストリームに埋め込まれ得るビット116へと別々に符号化することができる。いくつかの構成では、モデラ回路112は、高帯域コーディングに基づいて、パラメータまたはデータ116を決定することができる。たとえば、モデラ回路112は、enhanced variable rate wideband(EVRC−WB)コーデックの高帯域部分を使用することができる。他の高帯域コーディング技法が使用されてもよい。ウォーターマーク信号が埋め込まれたコード化された第2の信号108は、ウォーターマーク入り第2の信号122と呼ばれ得る。
[0045]コーダ回路118は、第2の信号108に対して第1パスコーディングを実行することができる。この第1パスコーディングは、データ114(たとえば、第1パスコード化信号、第1パスコード化励振(coded excitation)114など)を生成することができ、データ114はモデラ回路112に提供され得る。一構成では、モデラ回路112は、EVRC−WBモデルを使用して、コーダ回路118によって符号化され得る(第2の信号108からの)低周波成分に依存する(第1の信号106からの)高周波成分をモデル化することができる。したがって、モデラ回路112に対し、高周波成分をモデル化する際に使用する第1パスコード化励振114が提供され得る。得られた高周波成分パラメータまたはビット116は次いで、第2パスコーディングにおいて第2の信号108に埋め込まれ、これによってウォーターマーク入り第2の信号122を生成する。たとえば、第2パスコーディングは、ウォーターマーキングコードブック(たとえば、固定コードブックまたはFCB)120を使用して、高帯域ビット116をコード化された第2の信号108に埋め込んで、ウォーターマーク入り第2の信号(たとえば、ウォーターマーク入りビットストリーム)122を生成することを含み得る。
[0046]ウォーターマーキングプロセスは、符号化された第2の信号108のビットのうちの一部を変え得ることに留意されたい。たとえば、第2の信号108は、「キャリア」信号またはビットストリームと呼ばれ得る。ウォーターマーキングプロセスでは、第1の信号106から導出されたデータまたはビット116を第2の信号108に埋め込みまたは挿入して、ウォーターマーク入り第2の信号122を生成するために、符号化された第2の信号108を構成するビットのうちの一部が変えられ得る。場合によっては、これは、符号化された第2の信号108の劣化の原因になり得る。しかしながら、この手法は有利であることがあり、その理由は、ウォーターマーク入り情報を抽出するように設計されていないデコーダが依然として、第1の信号106によって提供される追加の情報なしで、第2の信号108のバージョンを取り出すことができるからである。したがって、「レガシー」デバイスおよびインフラストラクチャが依然として、ウォーターマーキングと無関係に機能することができる。さらに、この手法により、(ウォーターマーク入り情報を抽出するように設計された)他のデコーダが、第1の信号106によって提供される追加のウォーターマーク情報を抽出するために使用されることが可能になる。
[0047]ウォーターマーク入りの第2の信号122(たとえば、ビットストリーム)は、通信インターフェース124に提供され得る。通信インターフェース124の例には、送受信機、ネットワークカード、ワイヤレスモデムなどがあり得る。通信インターフェース124は、ネットワーク128を通じて電子デバイスB 134のような別のデバイスにウォーターマーク入り第2の信号122を通信(たとえば、送信)するために使用され得る。たとえば、通信インターフェース124は、有線技術および/またはワイヤレス技術に基づき得る。通信インターフェース124によって実行されるいくつかの動作は、変調、フォーマッティング(たとえば、パケット化、インターリービング、スクランブリングなど)、アップコンバージョン、増幅などを含み得る。したがって、電子デバイスA 102は、ウォーターマーク入り第2の信号122を備える信号126を送信することができる。
[0048](ウォーターマーク入り第2の信号122を含む)信号126は、1つまたは複数のネットワークデバイス130に送られ得る。たとえば、ネットワーク128は、デバイス間で(たとえば、電子デバイスA 102と電子デバイスB 134との間で)信号を通信するための、1つまたは複数のネットワークデバイス130および/または伝送媒体を含み得る。図1に示される構成では、ネットワーク128は、1つまたは複数のネットワークデバイス130を含む。ネットワークデバイス130の例には、基地局、ルータ、サーバ、ブリッジ、ゲートウェイなどがある。
[0049]場合によっては、1つまたは複数のネットワークデバイス130は、(ウォーターマーク入り第2の信号122を含む)信号126をトランスコードすることができる。トランスコーディングは、送信信号126を復号することと、それを(たとえば、別のフォーマットに)再符号化することとを含み得る。場合によっては、信号126をトランスコードすることは、信号126に埋め込まれたウォーターマーク情報を破壊することがある。そのような場合、電子デバイスB 134は、もはやウォーターマーク情報を含まない信号を受信することがある。他のネットワークデバイス130は、トランスコーディングを何ら使用しないことがある。たとえば、信号をトランスコードしないデバイスをネットワーク128が使用する場合、ネットワークは、タンデムフリー/トランスコーダフリー動作(TFO/TrFO)を行い得る。この場合、ウォーターマーク入りの第2の信号122に埋め込まれたウォーターマーク情報は、別のデバイス(たとえば、電子デバイスB 134)に送られた通りに保持され得る。
[0050]電子デバイスB 134は、保持されたウォーターマーク情報を有する信号132またはウォーターマーク情報のない信号132のような信号132を(ネットワーク128を介して)受信することができる。たとえば、電子デバイスB 134は、通信インターフェース136を使用して信号132を受信することができる。通信インターフェース136の例には、送受信機、ネットワークカード、ワイヤレスモデムなどがあり得る。通信インターフェース136は、信号132に対して、ダウンコンバージョン、同期、デフォーマッティング(たとえば、パケット化解除、アンスクランブリング、デインターリービングなど)のような動作を実行することができる。得られた信号138(たとえば、受信信号132からのビットストリーム)は、デコーダブロック/モジュール140に提供され得る。たとえば、信号138は、モデラ回路142に対し、またデコーダ回路150に対し提供され得る。
[0051]ウォーターマーク入り情報が信号138に埋め込まれている場合、モデラ回路142は、信号(たとえば、ビットストリーム)138に埋め込まれたウォーターマーク情報(たとえば、ウォーターマークビット)をモデル化および/または復号することができる。たとえば、デコーダ140は、信号138からウォーターマークビットを抽出することができる。モデラ回路142は、これらのウォーターマークビットを復号して、復号された第1の信号154、144を生成することができる。
[0052]デコーダ回路150は、信号138を復号することができる。いくつかの構成では、デコーダ回路150は、信号138に含まれ得るあらゆるウォーターマーク情報と無関係に、信号138を復号する「レガシー」デコーダ(たとえば、標準的な狭帯域デコーダ)または復号手順を使用することができる。デコーダ回路150は、復号された第2の信号148、152、158を生成することができる。したがって、たとえば、ウォーターマーク情報が信号138に含まれない場合、デコーダ回路150は依然として、復号された第2の信号158である第2の信号108のバージョンを取り出すことができる。
[0053]いくつかの構成では、モデラ回路142によって実行される動作は、デコーダ回路150によって実行される動作に依存し得る。たとえば、高周波帯域に使用されるモデル(たとえば、EVRC−WB)は、復号された狭帯域信号152(たとえば、AMR−NBを使用して復号される)に依存し得る。この場合、復号された狭帯域信号152は、モデラ回路142に提供され得る。
[0054]いくつかの構成では、復号された第2の信号148が、復号された第1の信号144と、合成ブロック/モジュール146(たとえば、合成回路146)によって合成されて、合成信号156を生成することができる。他の構成では、信号138からのウォーターマークビットおよび信号(そのもの)138が別々に復号されて、復号された第1の信号154と復号された第2の信号158とを生成することができる。したがって、1つまたは複数の信号B 160は、復号された第1の信号154と別個の復号された第2の信号158とを含んでよく、および/または合成信号156を含み得る。復号された第1の信号154、144は、電子デバイスA 102によって符号化された第1の信号106の復号されたバージョンであり得ることに留意されたい。加えて、または代替的に、復号された第2の信号148、152、158は、電子デバイスA 102によって符号化された第2の信号108の復号されたバージョンであり得る。
[0055]ウォーターマーク入り情報が受信信号132に埋め込まれていない場合、デコーダ回路150は、(たとえば、レガシーモードで)信号138を復号して、復号された第2の信号158を生成することができる。これは、第1の信号106によって提供される追加情報を伴わずに、復号された第2の信号158を提供することができる。これはたとえば、(たとえば、第1の信号106からの)ウォーターマーク情報がネットワーク128におけるトランスコーディングプロセスで破壊されている場合に起こり得る。
[0056]いくつかの構成では、電子デバイスB 134は、受信信号132に埋め込まれたウォーターマーク信号またはビットを復号することが不可能なことがある。たとえば、いくつかの構成では、電子デバイスB 134は、埋め込まれたウォーターマーク信号を抽出するためのモデラ回路142を含まないことがある。そのような場合、電子デバイスB 134は、単に信号138を復号して、復号された第2の信号158を生成することができる。
[0057]電子デバイスB 134に含まれる要素140、142、146、150、136のうちの1つまたは複数は、ハードウェア(たとえば、回路)、ソフトウェア、またはその両方の組合せで実装され得ることに留意されたい。たとえば、電子デバイスB 134に含まれる要素140、142、146、150、136のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)などとして、かつ/またはプロセッサと命令とを使用して実装され得る。
[0058]図2は、ウォーターマーク入り信号を符号化するための方法200の一構成を示す流れ図である。電子デバイス102(たとえば、ワイヤレス通信デバイス)は、第1の信号106と第2の信号108とを取得することができる(202)。たとえば、電子デバイス102は、1つまたは複数の信号104を捕捉または受信することができる。電子デバイス102は任意選択で、信号104を第1の信号106および第2の信号108に分割することができる。いくつかの構成では、信号104は、分解フィルタバンクを使用して分割され得る。これは、たとえば、音声信号の高周波成分および低周波成分がウォーターマーク入り信号として符号化されるべきであるとき、行われ得る。そのような場合、低周波成分(たとえば、第2の信号108)は従来の方法で符号化されてよく、高周波成分(たとえば、第1の信号106)は従来の方法で符号化された信号にウォーターマークとして埋め込まれてよい。他の構成では、電子デバイス102は、単に別個の信号または情報の部分(たとえば、第1の信号106)を、「キャリア」信号(たとえば、第2の信号108)内に埋め込むことがある。たとえば、電子デバイス102が第1の信号106と第2の信号108とを取得することができ(202)、この場合、第1の信号106は第2の信号108内に埋め込まれることになる。
[0059]電子デバイス102は、第2の信号108に対して第1パスコーディングを実行して(204)、第1パスコード化信号114を取得することができる。たとえば、電子デバイスは、第2の信号108に対してAMR−NB符号化を実行して、第1パスコード化信号114を取得することができる。いくつかの構成では、第1パスコード化信号114は励振信号であってよく、一方他の構成(たとえば、パラメトリックステレオを埋め込む)では、第1パスコード化信号114は励振信号ではなくてよい。第1パスでは、いくつかの構成では完全な符号化が実行され得る。たとえば、帯域幅拡張の場合、非線形モデル(たとえば、モデラ回路112)によって使用される第1パスのコード化された信号114は、励振である。たとえば、パラメトリックステレオの場合、第1パスコード化信号114は実際のコード化された音声信号であってよい。電子デバイス102は、(いくつかの構成では)第2パスコーディングにおいて使用され得る第1パスコーディングの線形予測符号(LPC)係数を生成できることに、留意されたい。
[0060]電子デバイス102は、第1の信号106および第1パスコード化信号114に基づいて、パラメータ116(たとえば、パラメータ、データ、ビットなど)を決定することができる(206)。たとえば、キャリア信号(たとえば、第2の信号108)に埋め込まれるべき追加の情報が音声信号の高周波成分を含む場合、電子デバイス102は、第1パスコード化励振114に基づいて、高周波成分(たとえば、第1の信号106)のためにパラメータ116をモデル化または決定することができる。いくつかの構成では、電子デバイス102は、高帯域コーディングに基づいてパラメータを決定することができる(206)。たとえば、電子デバイス102は、第1の信号106(たとえば、高周波成分信号)のEVRC−WB(たとえば、EVRC−WBコーデックの高帯域部分)モデル化を使用して、パラメータ116を生成することができる。他の高帯域コーディング技法が使用されてもよい。
[0061]電子デバイス102は次いで、パラメータ116に基づいて第2パスコーディングを実行して(208)、ウォーターマーク入りの第2の信号122を取得することができる。たとえば、電子デバイス102は、ウォーターマーキングコードブック120とともにモデル化パラメータ116を使用して、ウォーターマーク入りの第2の信号122を生成する(たとえば、ウォーターマーク情報を埋め込む)ことができる。いくつかの構成では、第2パスは、第1パスコーディングから生成されたLPC係数(たとえば、線スペクトル周波数(LSF)または線スペクトル対(LSP))も使用して、ウォーターマーク入りの第2の信号122を生成することができる。
[0062]電子デバイス102は、ウォーターマーク入りの第2の信号122を送ることができる(210)。たとえば、電子デバイス102は、ネットワーク128を介して別のデバイス(たとえば、電子デバイスB 134)に、ウォーターマーク入りの第2の信号122を備える信号126を送信することができる。
[0063]図3は、ウォーターマーク入り信号を復号するための方法300の一構成を示す流れ図である。電子デバイス134は、信号132を受信することができる(302)。たとえば、電子デバイス134は、ウォーターマーク入りの第2の信号122(たとえば、ウォーターマーク入りビットストリーム)を含む信号132を受信することができる(302)。
[0064]電子デバイス134は、信号132からウォーターマーク入りビットストリーム138を取得することができる(304)。たとえば、電子デバイス134は、1つまたは複数の動作を実行して、受信信号132からウォーターマーク入りビットストリーム138を抽出することができる。たとえば、電子デバイス134は、ウォーターマーク入りビットストリーム138を取得する(304)ために、受信信号132を、ダウンコンバートし、増幅し、チャネル復号し、復調し、デフォーマット(たとえば、デインターリーブ、アンスクランブルなど)することなどができる。
[0065]電子デバイス134は、復号された第2の信号148、152、158を取得するために、ウォーターマーク入りビットストリーム138を復号することができる(306)。たとえば、電子デバイス134は、「レガシー」デコーダを使用して、ウォーターマーク入りビットストリーム138を復号することができる(306)。たとえば、電子デバイス134は、適応マルチレート(AMR)狭帯域(NB)デコーダを使用して、復号された第2の信号152を取得することができる。
[0066]電子デバイス134は、復号された第2の信号152に基づいて、ウォーターマーク入りビットストリーム138を復号して(308)、復号された第1の信号144、154を取得することができる。いくつかの構成では、たとえば、高周波帯域に使用されるモデル(たとえば、EVRC−WB)は、(たとえば、AMR−NBを使用して復号される)復号された狭帯域信号152に依存し得る。この場合、電子デバイス134は、復号された第2の信号152を使用して、ウォーターマーク入りビットストリーム138(たとえば、抽出されたウォーターマークビット)をモデル化または復号し、復号された第1の信号154、144を取得することができる。
[0067]電子デバイス134は、復号された第1の信号144と復号された第2の信号148を合成することができる(310)。いくつかの構成では、たとえば、電子デバイス134は、統合フィルタバンクを使用して、復号された第1の信号144と復号された第2の信号148を合成することができ(310)、これにより合成信号156を生成することができる。
[0068]図4は、ウォーターマーク入り信号を符号化および復号するためのシステムおよび方法が実装され得るワイヤレス通信デバイス402、434の一構成を示すブロック図である。ワイヤレス通信デバイスA 402およびワイヤレス通信デバイスB 434の例には、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、電子リーダーなどがあり得る。
[0069]ワイヤレス通信デバイスA 402は、マイクロフォン462と、オーディオエンコーダ410と、チャネルエンコーダ466と、変調器468と、送信機472と、1つまたは複数のアンテナ474a〜nとを含み得る。オーディオエンコーダ410は、オーディオを符号化してウォーターマーキングするために使用され得る。チャネルエンコーダ466、変調器468、送信機472、1つまたは複数のアンテナ474a〜nは、1つまたは複数の信号を準備して別のデバイス(たとえば、ワイヤレス通信デバイスB 434)に送信するために使用され得る。
[0070]ワイヤレス通信デバイスA 402は、オーディオ信号404を取得し得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイスA 402は、マイクロフォン462を使用してオーディオ信号404(たとえば、音声)を捕捉することができる。マイクロフォン462は、音響信号(たとえば、音、音声など)を電気オーディオ信号または電子オーディオ信号404に変換することができる。オーディオ信号404はオーディオエンコーダ410に提供されてよく、オーディオエンコーダ410は、分解フィルタバンク464と、高帯域モデル化ブロック/モジュール412と、ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418とを含み得る。
[0071]オーディオ信号404は、分解フィルタバンク464に提供され得る。分解フィルタバンク464は、オーディオ信号404を第1の信号406および第2の信号408に分割することができる。たとえば、第1の信号406は高周波成分信号であってよく、第2の信号408は低周波成分信号であってよい。第1の信号406は、高帯域モデル化ブロック/モジュール412に提供され得る。第2の信号408は、ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418に提供され得る。
[0072]ワイヤレス通信デバイスA 402に含まれる要素410、412、418、464、466、468、472のうちの1つまたは複数は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方の組合せで実装され得ることに留意されたい。たとえば、ワイヤレス通信デバイスA 402に含まれる要素410、412、418、464、466、468、472のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)などとして、かつ/またはプロセッサと命令とを使用して実装され得る。「ブロック/モジュール」という用語はまた、1つの要素がハードウェア、ソフトウェアまたはその両方の組合せで実装され得ることを示すために使用され得ることにも留意されたい。
[0073]ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418は、第2の信号408に対してコーディングを実行することができる。たとえば、ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418は、第2の信号408に対して適応マルチレート(AMR)コーディングを実行することができる。高帯域モデル化ブロック/モジュール412は、第2の信号(たとえば、「キャリア」信号)408に埋め込まれ得るパラメータまたはデータ416を決定または計算することができる。たとえば、ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418は、ウォーターマークビットが埋め込まれる先になり得るコード化されたビットストリームを生成することができる。ウォーターマーク信号が埋め込まれたコード化された第2の信号408は、ウォーターマーク入りの第2の信号422と呼ばれ得る。
[0074]ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418は、第2の信号408に対して第1パスコーディングを実行することができる。この第1パスコーディングは、たとえば、高帯域モデル化ブロック/モジュール412に提供され得る第1パスコード化励振414を生成することができる。一構成では、高帯域モデル化ブロック/モジュール412は、EVRC−WBモデルを使用して、ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418によって符号化され得る(第2の信号408からの)低周波成分に依存する(第1の信号406からの)高周波成分をモデル化することができる。したがって、高帯域モデル化ブロック/モジュール412に対し、高周波成分をモデル化する際に使用する第1パスコード化励振414が提供され得る。得られた高周波成分パラメータまたはビット416は次いで、第2パスコーディングにおいて第2の信号408に埋め込まれ、これによってウォーターマーク入りの第2の信号422を生成する。たとえば、第2パスコーディングは、ウォーターマーキングコードブック(たとえば、固定コードブックまたはFCB)420を使用して、高帯域ビット416をコード化された第2の信号408に埋め込んで、ウォーターマーク入りの第2の信号(たとえば、ウォーターマーク入りビットストリーム)422を生成することを含み得る。
[0075]ウォーターマーク入りの第2の信号422(たとえば、ビットストリーム)は、チャネルエンコーダ466に提供され得る。チャネルエンコーダ466は、ウォーターマーク入りの第2の信号422を符号化して、チャネル符号化信号468を生成することができる。たとえば、チャネルエンコーダ466は、エラー検出コーディング(たとえば、巡回冗長検査(CRC))および/またはエラー訂正コーディング(たとえば、前方エラー訂正(FEC)コーディング)を、ウォーターマーク入りの第2の信号422に追加することができる。
[0076]チャネル符号化信号468は、変調器468に提供され得る。変調器468は、チャネル符号化信号468を変調して、変調信号470を生成することができる。たとえば、変調器468は、チャネル符号化信号468内のビットをコンスタレーションポイントにマッピングすることができる。たとえば、変調器468は、チャネル符号化信号468に、二位相シフトキーイング(BPSK)、直交振幅変調(QAM)、周波数シフトキーイング(FSK)などのような変調方式を適用して、変調信号470を生成することができる。
[0077]変調信号470は送信機472に提供され得る。送信機472は、1つまたは複数のアンテナ474a〜nを使用して変調信号470を送信することができる。たとえば、送信機472は、1つまたは複数のアンテナ474a〜nを使用して、変調信号470をアップコンバートし、増幅し、送信することができる。
[0078]ウォーターマーク入りの第2の信号422を含む変調信号470(たとえば、「送信信号」)は、ネットワーク428を介してワイヤレス通信デバイスA 402から別のデバイス(たとえば、ワイヤレス通信デバイスB 434)に送信され得る。ネットワーク428は、デバイス間で(たとえば、ワイヤレス通信デバイスA 402とワイヤレス通信デバイスB 434との間で)信号を通信するための1つまたは複数のネットワーク428デバイスおよび/または伝送媒体を含み得る。たとえば、ネットワーク428は、1つまたは複数の基地局、ルータ、サーバ、ブリッジ、ゲートウェイなどを含み得る。
[0079]場合によっては、1つまたは複数のネットワーク428のデバイスは、(ウォーターマーク入りの第2の信号422を含む)送信信号をトランスコードすることができる。トランスコーディングは、送信信号を復号することと、それを(たとえば、別のフォーマットに)再符号化することとを含み得る。場合によっては、トランスコーディングは、送信信号に埋め込まれたウォーターマーク情報を破壊することがある。そのような場合、ワイヤレス通信デバイスB 434は、もはやウォーターマーク情報を含まない信号を受信し得る。他のネットワーク428のデバイスは、トランスコーディングを使用しないことがある。たとえば、信号をトランスコードしないデバイスをネットワーク428が使用する場合、ネットワークは、タンデムフリー/トランスコーダフリー動作(TFO/TrFO)を行い得る。この場合、ウォーターマーク入りの第2の信号422に埋め込まれたウォーターマーク情報は、別のデバイス(たとえば、ワイヤレス通信デバイスB 434)に送られたときのまま保持され得る。
[0080]ワイヤレス通信デバイスB 434は、保持されたウォーターマーク情報を有する信号またはウォーターマーク情報のない信号のような信号を(ネットワーク428を介して)受信することができる。たとえば、ワイヤレス通信デバイスB 434は、1つまたは複数のアンテナ476a〜nと受信機478とを使用して信号を受信することができる。一構成では、受信機478は、信号をダウンコンバートおよびデジタル化して、受信信号480を生成することができる。
[0081]受信信号480は復調器482に提供され得る。復調器482は、受信信号480を復調して復調信号484を生成することができ、復調信号484はチャネルデコーダ486に提供され得る。チャネルデコーダ486は、信号を復号して(たとえば、エラー検出符号および/または訂正符号を使用してエラーを検出および/または訂正して)、(復号された)信号438を生成することができる。
[0082]信号438(たとえば、ビットストリーム)はオーディオデコーダ440に提供され得る。たとえば、信号438は、高帯域モデル化ブロック/モジュール442および復号ブロック/モジュール450に提供され得る。
[0083]ウォーターマーク入り情報が信号438に埋め込まれている場合(たとえば、ウォーターマーク入り情報が送信中に喪失しなかった場合)、高帯域モデル化ブロック/モジュール442は、信号(たとえば、ビットストリーム)438に埋め込まれたウォーターマーク情報(たとえば、ウォーターマークビット)をモデル化および/または復号することができる。たとえば、オーディオデコーダ440は、信号438からウォーターマークビットを抽出することができる。高帯域モデル化ブロック/モジュール442は、これらのウォーターマークビットを復号して、復号された第1の信号444を生成することができる。
[0084]復号ブロック/モジュール450は、信号438を復号することができる。いくつかの構成では、復号ブロック/モジュール450は、信号438に含まれ得るあらゆるウォーターマーク情報と無関係に信号438を復号する「レガシー」デコーダ(たとえば、標準的な狭帯域デコーダ)または復号手順を使用することができる。復号ブロック/モジュール450は、復号された第2の信号448、452を生成することができる。したがって、たとえば、ウォーターマーク情報が信号438に含まれていない場合、復号ブロック/モジュール450は依然として、復号された第2の信号448である第2の信号408のバージョンを回復することができる。
[0085]高帯域モデル化ブロック/モジュール442によって実行される動作は、復号ブロック/モジュール450によって実行される動作に依存し得る。たとえば、高周波帯域に使用されるモデル(たとえば、EVRC−WB)は、(たとえば、AMR−NBを使用して復号される)復号された狭帯域信号452に依存し得る。この場合、復号された狭帯域信号452は、高帯域モデル化ブロック/モジュール442に提供され得る。
[0086]いくつかの構成では、復号された第2の信号448が、復号された第1の信号444と、統合フィルタバンク446によって合成されて、合成信号456を生成することができる。たとえば、復号された第1の信号444は高周波オーディオ情報を含み得る一方、復号された第2の信号448は低周波オーディオ情報を含み得る。復号された第1の信号444は、ワイヤレス通信デバイスA 402によって符号化された第1の信号406の復号されたバージョンであり得ることに留意されたい。加えて、または代替的に、復号された第2の信号448は、ワイヤレス通信デバイスA 402によって符号化された第2の信号408の復号されたバージョンであり得る。統合フィルタバンク446は、復号された第1の信号444と復号された第2の信号448とを合成して、広帯域オーディオ信号であり得る合成信号456を生成することができる。
[0087]合成信号456はスピーカー488に提供され得る。スピーカー488は、電気信号または電子信号を音響信号に変換するトランスデューサであり得る。たとえば、スピーカー488は、電子広帯域オーディオ信号(たとえば、合成信号456)を音響広帯域オーディオ信号に変換することができる。
[0088]ウォーターマーク入り情報が信号438に埋め込まれていない場合、オーディオ復号ブロック/モジュール450は、(たとえば、レガシーモードで)信号438を復号して、復号された第2の信号448を生成することができる。この場合、第1の信号406によって提供される追加情報を伴わずに、復号された第2の信号448を提供するために、統合フィルタバンク446がバイパスされ得る。これはたとえば、(たとえば、第1の信号406からの)ウォーターマーク情報がネットワーク428におけるトランスコーディングプロセスで破壊されている場合に起こり得る。
[0089]ワイヤレス通信デバイスB 434に含まれる要素440、446、442、450、486、482、478のうちの1つまたは複数は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方の組合せで実装され得ることに留意されたい。たとえば、ワイヤレス通信デバイスB 434に含まれる要素440、446、442、450、486、482、478のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)などとして、かつ/またはプロセッサと命令とを使用して実装され得る。
[0090]図5は、本明細書で開示されるシステムおよび方法によるウォーターマーキングエンコーダ510の一例を示すブロック図である。この例では、エンコーダ510は、0〜8キロヘルツ(kHz)の範囲の広帯域(WB)音声信号504を取得することができる。広帯域音声信号504は分解フィルタバンク564に提供されてよく、分解フィルタバンク564は、信号504を、第1の信号506または高周波成分(たとえば、4〜8kHz)と第2の信号508または低周波成分(たとえば、0〜4kHz)とに分割する。
[0091]第2の信号508または低周波成分(たとえば、0〜4kHz)は、修正された狭帯域エンコーダ(たとえば、固定コードブック(FCB)ウォーターマークによるAMR−NB 12.2)に提供され得る。修正された狭帯域コーダ518は、第2の信号508(たとえば、低周波コンポーネント)に対して第1パスコーディングを実行して、高帯域モデル化ブロック/モジュール512に提供される第1パスコード化励振514を生成することができる。
[0092]第1の信号506または高周波成分はまた、(たとえば、EVRC−WBコーデックの高帯域部分を使用する)高帯域モデル化ブロック/モジュール512に提供され得る。高帯域モデル化ブロック/モジュール512は、修正された狭帯域コーダ518によって提供された第1パスコード化励振514に基づいて、第1の信号506(たとえば、高周波成分)を符号化またはモデル化することができる。高帯域モデル化ブロック/モジュール512によって実行される符号化またはモデル化は、修正された狭帯域コーダ518に提供される高帯域ビット516を生成することができる。
[0093]修正された狭帯域コーダ518は、第2の信号508にウォーターマークとして高帯域ビット516を埋め込むことができる。たとえば、修正された狭帯域コーダ518は第2パスコーディングを実行することができ、第2パスコーディングにおいて、第2の信号508が符号化され、高帯域ビット516が、ウォーターマーキング固定コードブック(FCB)を使用して、符号化された第2の信号508に埋め込まれる。第2パスコーディングを実行することで、ウォーターマーク入りの第2の信号522またはビットストリームが生成され得る。ウォーターマーク入りの第2の信号522(たとえば、ビットストリーム)が標準的なAMRのような標準的な(たとえば、従来の)デコーダによって復号可能であり得ることに留意されたい。しかしながら、デコーダがウォーターマーク復号機能を含まない場合、デコーダは、第2の信号508(たとえば、低周波成分)のバージョンを復号することが可能であるにすぎないことがある。
[0094]図6は、本明細書で開示されるシステムおよび方法によるウォーターマーキングデコーダ640の一例を示すブロック図である。ウォーターマーキングデコーダ640は、ウォーターマーク入りの第2の信号638(たとえば、ビットストリーム)を受信し得る。ウォーターマーク入りの第2の信号638は、標準的な狭帯域復号ブロック/モジュール650によって復号されて、低周波(たとえば、0〜4kHz)成分信号652(たとえば、復号された第2の信号648、652)を取得することができる。復号された低周波成分信号652は、高帯域モデル化ブロック/モジュール642(たとえば、モデラ/デコーダ)に提供され得る。
[0095]高帯域モデル化ブロック/モジュール642は、低周波成分信号652を使用して)、ウォーターマーク入りの第2の信号638に埋め込まれたウォーターマーク情報を抽出および/またはモデル化して、復号された第1の信号644(たとえば、4〜8kHzの範囲の高周波成分信号)を取得することができる。復号された第1の信号644および復号された第2の信号648は、統合フィルタバンク646によって合成されて、広帯域の(たとえば、16kHzでサンプリングされる、0〜8kHzの)出力音声信号656が取得され得る。一方、「レガシー」ケース、または(ウォーターマーク入りの第2の信号638の代わりに)受信ビットストリームがウォーターマーク信号またはビットを含まないケースでは、ウォーターマーキングデコーダ640は、狭帯域(たとえば、0〜4kHz)音声出力信号(たとえば、復号された第2の信号648)を生成することができる。
[0096]図7は、本明細書で開示されるシステムおよび方法に従って実行され得る第1パスコーディング790および第2パスコーディング707の一例を示すブロック図である。一構成では、第1パスコーディング790および第2パスコーディング707は、エンコーダ110(たとえば、コーダ回路118、ウォーターマーキングを伴うコーディングブロック/モジュール418、または修正された狭帯域コーダ518)によって実行され得る。
[0097]第1パスコーディング790は、たとえば、0〜4kHzの範囲の低周波帯域の信号のような、第2の信号708に対して実行され得る。第1パスコーディング790では、線形予測符号(LPC)動作792、第1の長期予測(LTP)動作(たとえば、LTP A)794a、および固定コードブック(FCB)動作796が、第2の信号708に対して実行されて、第1パスコード化励振714を取得することができる。第1パスコーディング790からのLPC係数703が、第2パスコーディング707のために提供(たとえば、記憶)され得る。
[0098]第1パスコード化励振714は、EVRC−WB高帯域モデル化ブロック/モジュール712に提供され、高帯域モデル化ブロック/モジュール712は、4〜8kHzの範囲の高周波成分信号のような第1の信号706をモデル化して、高帯域ビット705を生成することができる。第2パスコーディング707は、第1パスコーディング790からのLPC係数703を使用して実行され得る。たとえば、第2のLTP動作(たとえば、LTP B)794bが、第1パスコーディング790からのLPC係数703に対して実行される。高帯域ビット705および第2のLTP動作794bの出力が、ウォーターマーク入りFCB動作798において使用されて、ウォーターマーク入りの第2の信号722(たとえば、コード化されウォーターマーキングされたビットストリーム)を生成する。たとえば、ウォーターマーク入りFCB(watermarked FCB)798が、高帯域ビット705をキャリア(たとえば、第2の信号708)ビットストリームに埋め込んでウォーターマーク入りの第2の信号722を生成するために使用され得る。
[0099]図8は、ウォーターマーク入り信号を符号化し復号するためのシステムおよび方法が実装され得るワイヤレス通信デバイス809の一構成を示すブロック図である。ワイヤレス通信デバイス809は、アプリケーションプロセッサ825を含み得る。アプリケーションプロセッサ825は、一般に、ワイヤレス通信デバイス809上の機能を実行するように命令を処理する(たとえば、プログラムを実行する)。アプリケーションプロセッサ825は、オーディオコーダ/デコーダ(コーデック)819に結合され得る。
[00100]オーディオコーデック819は、オーディオ信号をコーディングおよび/または復号するために使用される電子デバイス(たとえば、集積回路)であり得る。オーディオコーデック819は、1つもしくは複数のスピーカー811、イヤピース813、出力ジャック815および/または1つもしくは複数のマイクロフォン817に結合され得る。スピーカー811は、電気信号または電子信号を音響信号に変換する1つまたは複数の電気音響トランスデューサを含み得る。たとえば、スピーカー811は、音楽を再生し、またはスピーカーフォン会話などを出力するために使用され得る。イヤピース813は、音響信号(たとえば、音声信号)をユーザに出力するために使用され得る別のスピーカーまたは電気音響トランスデューサであり得る。たとえば、イヤピース813は、ユーザのみが音響信号を確実に聴取し得るように使用され得る。出力ジャック815は、ヘッドフォンのようなオーディオを出力するためのワイヤレス通信デバイス809に、他のデバイスを結合するために使用され得る。スピーカー811、イヤピース813および/または出力ジャック815は、一般に、オーディオコーデック819からオーディオ信号を出力するために使用され得る。1つまたは複数のマイクロフォン817は、音響信号(ユーザの声など)を、オーディオコーデック819に提供される電気信号または電子信号に変換する1つまたは複数の音響電気トランスデューサであり得る。
[00101]オーディオコーデック819はウォーターマーキングエンコーダ821を含み得る。上で説明されたエンコーダ110、410、510は、ウォーターマーキングエンコーダ821の例であり得る。ウォーターマーキングエンコーダ821は、ウォーターマーク入り信号を符号化するための、図2に関して上で説明された方法200を実行するために使用され得る。
[00102]オーディオコーデック819は、加えてまたは代替的に、デコーダ823を含み得る。上で説明されたデコーダ140、440、640は、デコーダ823の例であり得る。デコーダ823は、ウォーターマーク入り信号を復号するための、図3に関して上で説明された方法300を実行することができる。
[00103]アプリケーションプロセッサ825はまた、電力管理回路835に結合され得る。電力管理回路835の一例は電力管理集積回路(PMIC)であり、これは、ワイヤレス通信デバイス809の電力消費を管理するために使用され得る。電力管理回路835はバッテリー837に結合され得る。バッテリー837は、一般に、ワイヤレス通信デバイス809に電力を提供することができる。
[00104]アプリケーションプロセッサ825は、入力を受け取るための1つまたは複数の入力デバイス839に結合され得る。入力デバイス839の例には、赤外線センサ、画像センサ、加速度計、タッチセンサ、キーパッドなどがある。入力デバイス839は、ワイヤレス通信デバイス809とのユーザ対話を可能にし得る。アプリケーションプロセッサ825はまた、1つまたは複数の出力デバイス841に結合され得る。出力デバイス841の例には、プリンタ、プロジェクタ、スクリーン、触覚デバイスなどがある。出力デバイス841は、ワイヤレス通信デバイス809が、ユーザにより受け取られ得る出力を生成することを可能にし得る。
[00105]アプリケーションプロセッサ825は、アプリケーションメモリ843に結合され得る。アプリケーションメモリ843は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子デバイスであり得る。アプリケーションメモリ843の例には、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、フラッシュメモリなどがある。アプリケーションメモリ843は、アプリケーションプロセッサ825のための記憶装置を提供することができる。たとえば、アプリケーションメモリ843は、アプリケーションプロセッサ825上で実行されるプログラムの機能のためのデータおよび/または命令を記憶し得る。
[00106]アプリケーションプロセッサ825はディスプレイコントローラ845に結合されてよく、ディスプレイコントローラ845はディスプレイ847に結合されてよい。ディスプレイコントローラ845は、ディスプレイ847上に画像を生成するために使用されるハードウェアブロックであり得る。たとえば、ディスプレイコントローラ845は、アプリケーションプロセッサ825からの命令および/またはデータを、ディスプレイ847上に提示され得る画像に変換し得る。ディスプレイ847の例には、液晶ディスプレイ(LCD)パネル、発光ダイオード(LED)パネル、陰極線管(CRT)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどがある。
[00107]アプリケーションプロセッサ825は、ベースバンドプロセッサ827に結合され得る。ベースバンドプロセッサ827は、一般に、通信信号を処理する。たとえば、ベースバンドプロセッサ827は、受信信号を復調および/または復号し得る。加えて、または代替的に、ベースバンドプロセッサ827は、送信に備えて信号を符号化および/または変調し得る。
[00108]ベースバンドプロセッサ827は、ベースバンドメモリ849に結合され得る。ベースバンドメモリ849は、SDRAM、DDRAM、フラッシュメモリなどのような、電子情報を記憶することが可能な任意の電子デバイスであり得る。ベースバンドプロセッサ827は、ベースバンドメモリ849から情報(たとえば、命令および/またはデータ)を読み取ること、および/またはベースバンドメモリ849に情報を書き込むことができる。加えて、または代替的に、ベースバンドプロセッサ827は、通信動作を実行するために、ベースバンドメモリ849に記憶された命令および/またはデータを使用し得る。
[00109]ベースバンドプロセッサ827は、無線周波数(RF)送受信機829に結合され得る。RF送受信機829は、電力増幅器831と1つまたは複数のアンテナ833とに結合され得る。RF送受信機829は、無線周波数信号を送信および/または受信し得る。たとえば、RF送受信機829は、電力増幅器831と1つまたは複数のアンテナ833とを使用してRF信号を送信し得る。RF送受信機829はまた、1つまたは複数のアンテナ833を使用してRF信号を受信し得る。ワイヤレス通信デバイス809は、本明細書で説明される電子デバイス102、134、またはワイヤレス通信デバイス402、434の一例であり得る。
[00110]図9は、電子デバイス951において利用され得る様々なコンポーネントを示す。示されるコンポーネントは、同じ物理的構造物内に配置されてよく、または別個のハウジングもしくは構造物中に配置されてよい。前に説明された電子デバイス102、134のうちの1つまたは複数は、電子デバイス951と同様に構成され得る。電子デバイス951はプロセッサ959を含む。プロセッサ959は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ959は中央演算処理装置(CPU)と呼ばれることがある。図9の電子デバイス951中に単一のプロセッサ959のみが示されるが、代替的な構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
[00111]電子デバイス951はまた、プロセッサ959と電子通信しているメモリ953を含む。すなわち、プロセッサ959は、メモリ953から情報を読み取ること、および/またはメモリ953に情報を書き込むことができる。メモリ953は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ953は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM中のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタなど、およびそれらの組合せであり得る。
[00112]データ957aおよび命令955aが、メモリ953に記憶され得る。命令955aは、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを含み得る。命令955aは、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令955aは、上で説明された方法200、300のうちの1つまたは複数を実施するために、プロセッサ959によって実行可能であり得る。命令955aを実行することは、メモリ953に記憶されたデータ957aの使用を含み得る。図9は、プロセッサ959にロードされている(命令955aおよびデータ957aから来ることがある)いくつかの命令955bおよびデータ957b示す。
[00113]電子デバイス951はまた、他の電子デバイスと通信するための1つまたは複数の通信インターフェース963を含み得る。通信インターフェース963は、有線通信技術、ワイヤレス通信技術、またはその両方に基づき得る。様々なタイプの通信インターフェース963の例には、シリアルポート、パラレルポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)、イーサネットアダプター、IEEE1394バスインターフェース、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)バスインターフェース、赤外線(IR)通信ポート、Bluetoothワイヤレス通信アダプターなどがある。
[00114]電子デバイス951はまた、1つまたは複数の入力デバイス965と、1つまたは複数の出力デバイス969とを含み得る。様々な種類の入力デバイス965の例には、キーボード、マウス、マイクロフォン、遠隔制御デバイス、ボタン、ジョイスティック、トラックボール、タッチパッド、ライトペンなどがある。たとえば、電子デバイス951は、音響信号を捕捉するための1つまたは複数のマイクロフォン967を含み得る。一構成では、マイクロフォン967は、音響信号(たとえば、声、音声)を電気信号または電子信号に変換するトランスデューサであり得る。様々な種類の出力デバイス969の例には、スピーカー、プリンタなどがある。たとえば、電子デバイス951は1つまたは複数のスピーカー971を含み得る。一構成では、スピーカー971は、電気信号または電子信号を音響信号に変換するトランスデューサであり得る。電子デバイス951中に典型的に含まれ得る1つの特定のタイプの出力デバイスは、ディスプレイデバイス973である。本明細書で開示される構成とともに使用されるディスプレイデバイス973は、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、ガスプラズマ、エレクトロルミネセンスなどのような、任意の好適な画像投影技術を利用し得る。ディスプレイコントローラ975はまた、メモリ953に記憶されたデータをディスプレイデバイス973上に示されるテキスト、グラフィック、および/または動画に(適宜)変換するために設けられ得る。
[00115]電子デバイス951の様々なコンポーネントは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。簡単のために、図9では様々なバスはバスシステム961として示される。図9は、電子デバイス951の1つの可能な構成しか示していないことに留意されたい。様々な他のアーキテクチャおよびコンポーネントも利用され得る。
[00116]図10は、ワイヤレス通信デバイス1077内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す。上で説明された電子デバイス102、134、951および/またはワイヤレス通信デバイス402、434、809のうちの1つまたは複数は、図10に示されるワイヤレス通信デバイス1077と同様に構成され得る。
[00117]ワイヤレス通信デバイス1077はプロセッサ1097を含む。プロセッサ1097は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1097は中央演算処理装置(CPU)と呼ばれることがある。図10のワイヤレス通信デバイス1077中に単一のプロセッサ1097のみが示されるが、代替的な構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
[00118]ワイヤレス通信デバイス1077はまた、プロセッサ1097と電子通信しているメモリ1079を含む(すなわち、プロセッサ1097は、メモリ1079から情報を読み取ること、および/またはメモリ1079に情報を書き込むことができる)。メモリ1079は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ1079は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM中のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタなど、およびそれらの組合せであり得る。
[00119]データ1081aおよび命令1083aがメモリ1079に記憶され得る。命令1083aは、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャ、コードなどを含み得る。命令1083aは、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令1083aは、上で説明された方法200、300のうちの1つまたは複数を実施するために、プロセッサ1097によって実行可能であり得る。命令1083aを実行することは、メモリ1079に記憶されたデータ1081aの使用を含み得る。図10は、プロセッサ1097にロードされている(命令1083aおよびデータ1081aから来ることがある)いくつかの命令1083bおよびデータ1081bを示す。
[00120]ワイヤレス通信デバイス1077はまた、ワイヤレス通信デバイス1077と遠隔の位置(たとえば、別の電子デバイス、ワイヤレス通信デバイスなど)との間の信号の送信および受信を可能にするために、送信機1093と受信機1095とを含み得る。送信機1093および受信機1095は、送受信機1091と総称されることがある。アンテナ1099は、送受信機1091に電気的に結合され得る。ワイヤレス通信デバイス1077はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数の送受信機および/または複数のアンテナを含み得る(図示せず)。
[00121]いくつかの構成では、ワイヤレス通信デバイス1077は、音響信号を捕捉するための1つまたは複数のマイクロフォン1085を含み得る。一構成では、マイクロフォン1085は、音響信号(たとえば、声、音声)を電気信号または電子信号に変換するトランスデューサであり得る。加えて、または代替的に、ワイヤレス通信デバイス1077は1つまたは複数のスピーカー1087を含み得る。一構成では、スピーカー1087は、電気信号または電子信号を音響信号に変換するトランスデューサであり得る。
[00122]ワイヤレス通信デバイス1077の様々なコンポーネントは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。簡単のために、図10では様々なバスはバスシステム1089として示される。
[00123]上の説明では、様々な用語とともに参照番号を時々使用した。用語が参照番号とともに使用されている場合、これは、図のうちの1つまたは複数に示された特定の要素を指すものとされ得る。用語が参照番号を伴わずに使用されている場合、これは一般に、特定の図に限定されない用語を指すものとされ得る。
[00124]「決定」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定」は、計算、算出、処理、導出、調査、検索(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での検索)、確認などを含み得る。また、「決定」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定」は、解決、選択、選出、確立などを含み得る。
[00125]「に基づいて」という句は、別段に明示されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という句は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を表す。
[00126]本明細書で説明された機能は、1つまたは複数の命令としてプロセッサ可読媒体またはコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体を指す。限定ではなく、例として、そのような媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用されコンピュータもしくはプロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。コンピュータ可読媒体は、有形で非一時的であり得ることに留意されたい。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行、処理または計算され得るコードまたは命令(たとえば、「プログラム」)と組み合わせたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用される「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能であるソフトウェア、命令、コードまたはデータを指し得る。
[00127]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を通じて送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00128]本明細書で開示される方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、説明されている方法の適切な動作のためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正され得る。
[00129]特許請求の範囲は、上で示された厳密な構成およびコンポーネントに限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の構成、動作および詳細において、様々な修正、変更および変形が行われ得る。

Claims (44)

  1. ウォーターマーク入り信号を符号化するために構成された電子デバイスであって、
    第1の信号と第1パスコード化信号とに基づいてパラメータを決定するモデラ回路と、
    前記モデラ回路に結合されたコーダ回路と、前記コーダ回路は、前記第1パスコード化信号を取得するために、第2の信号に対して第1パスコーディングを実行し、ウォーターマーク入り信号を取得するために、前記パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行する、
    電子デバイス。
  2. 前記第1パスコード化信号は、第1パスコード化励振である、請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記ウォーターマーク入り信号を送るための送信機をさらに備える、請求項1に記載の電子デバイス。
  4. 前記第2パスコーディングは、前記第1パスコーディングから取得された線形予測符号係数のセットを使用する、請求項1に記載の電子デバイス。
  5. 前記第1の信号は高周波成分信号であり、前記第2の信号は低周波成分信号である、請求項1に記載の電子デバイス。
  6. 前記コーダ回路は、適応マルチレート狭帯域(AMR−NB)コーダを備える、請求項1に記載の電子デバイス。
  7. 前記コーダ回路は、ウォーターマーキングコードブックを使用して前記第2パスコーディングを実行する、請求項1に記載の電子デバイス。
  8. 信号を前記第1の信号と前記第2の信号に分割するための分解フィルタバンクをさらに備える、請求項1に記載の電子デバイス。
  9. 前記モデラ回路は、高帯域コーディングに基づいて前記パラメータを決定する、請求項1に記載の電子デバイス。
  10. 前記ウォーターマーク入り信号は、前記第1の信号からの情報なしで、前記第2の信号のバージョンを取り出すように復号可能である、請求項1に記載の電子デバイス。
  11. ウォーターマーク入り信号を復号するために構成された電子デバイスであって、
    復号された第2の信号およびウォーターマーク入りビットストリームに基づいて、復号された第1の信号を生成するモデラ回路と、
    前記ウォーターマーク入りビットストリームに基づいて、前記復号された第2の信号を提供する、前記モデラ回路に結合されたデコーダ回路と、
    を備える電子デバイス。
  12. 前記復号された第1の信号と前記復号された第2の信号とを合成する合成回路をさらに備える、請求項11に記載の電子デバイス。
  13. 前記合成回路は統合フィルタバンクを備える、請求項12に記載の電子デバイス。
  14. 前記復号された第1の信号は高周波成分信号を備え、前記復号された第2の信号は低周波成分信号を備える、請求項11に記載の電子デバイス。
  15. 電子デバイス上でウォーターマーク入り信号を符号化するための方法であって、
    第1の信号と第2の信号とを取得することと、
    第1パスコード化信号を取得するために、前記第2の信号に対して第1パスコーディングを実行することと、
    前記第1の信号と前記第1パスコード化信号とに基づいて、パラメータを決定することと、
    ウォーターマーク入り信号を取得するために、前記パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行することと、
    を備える方法。
  16. 前記第1パスコード化信号は、第1パスコード化励振である、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ウォーターマーク入り信号を送ることをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  18. 前記第2パスコーディングは、前記第1パスコーディングから取得された線形予測符号係数のセットを使用する、請求項15に記載の方法。
  19. 前記第1の信号は高周波成分信号であり、前記第2の信号は低周波成分信号である、請求項15に記載の方法。
  20. 前記第1パスコーディングは、適応マルチレート狭帯域(AMR−NB)コーダを使用して実行される、請求項15に記載の方法。
  21. 前記第2パスコーディングは、ウォーターマーキングコードブックを使用して実行される、請求項15に記載の方法。
  22. 信号を前記第1の信号と前記第2の信号に分割することをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  23. 前記パラメータは高帯域コーディングに基づいて決定される、請求項15に記載の方法。
  24. 前記ウォーターマーク入り信号は、前記第1の信号からの情報なしで、前記第2の信号のバージョンを取り出すように復号可能である、請求項15に記載の方法。
  25. 電子デバイス上でウォーターマーク入り信号を復号するための方法であって、
    復号された第2の信号を取得するために、ウォーターマーク入りビットストリームを復号することと、
    復号された第1の信号を取得するために、前記復号された第2の信号に基づいて前記ウォーターマーク入りビットストリームを復号することと、
    を備える方法。
  26. 前記復号された第1の信号と前記復号された第2の信号とを合成することをさらに備える、請求項25に記載の方法。
  27. 前記復号された第1の信号および前記復号された第2の信号は、統合フィルタバンクを使用して合成される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記復号された第1の信号は高周波成分信号を備え、前記復号された第2の信号は低周波成分信号を備える、請求項25に記載の方法。
  29. 命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を備える、ウォーターマーク入り信号を符号化するためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令は、
    電子デバイスに、第1の信号と第2の信号とを取得させるコードと、
    前記電子デバイスに、第1パスコード化信号を取得するために、前記第2の信号に対して第1パスコーディングを実行させるコードと、
    前記電子デバイスに、前記第1の信号および前記第1パスコード化信号に基づいてパラメータを決定させるコードと、
    前記電子デバイスに、ウォーターマーク入り信号を取得するために、前記パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行させるコードと、
    を備えるコンピュータプログラム製品。
  30. 前記第1パスコード化信号は、第1パスコード化励振である、請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
  31. 前記第2パスコーディングは、前記第1パスコーディングから取得された線形予測符号係数のセットを使用する、請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
  32. 前記第1の信号は高周波成分信号であり、前記第2の信号は低周波成分信号である、請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
  33. 前記第2パスコーディングは、ウォーターマーキングコードブックを使用して実行される、請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
  34. 命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を備える、ウォーターマーク入り信号を復号するためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令が、
    電子デバイスに、復号された第2の信号を取得するために、ウォーターマーク入りビットストリームを復号させるコードと、
    前記電子デバイスに、復号された第1の信号を取得するために、前記復号された第2の信号に基づいて前記ウォーターマーク入りビットストリームを復号させるコードと、
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  35. 前記命令は、さらに、
    前記電子デバイスに、前記復号された第1の信号と前記復号された第2の信号とを合成させるコードをさらに備える、請求項34に記載のコンピュータプログラム製品。
  36. 前記復号された第1の信号は高周波成分信号を備え、前記復号された第2の信号は低周波成分信号を備える、請求項34に記載のコンピュータプログラム製品。
  37. ウォーターマーク入り信号を符号化するための装置であって、
    第1の信号と第2の信号とを取得する手段と、
    第1パスコード化信号を取得するために、前記第2の信号に対して第1パスコーディングを実行する手段と、
    前記第1の信号と前記第1パスコード化信号とに基づいて、パラメータを決定する手段と、
    ウォーターマーク入り信号を取得するために、前記パラメータに基づいて第2パスコーディングを実行する手段と、
    を備える装置。
  38. 前記第1パスコード化信号は、第1パスコード化励振である、請求項37に記載の装置。
  39. 前記第2パスコーディングは、前記第1パスコーディングから取得された線形予測符号係数のセットを使用する、請求項37に記載の装置。
  40. 前記第1の信号は高周波成分信号であり、前記第2の信号は低周波成分信号である、請求項37に記載の装置。
  41. 前記第2パスコーディングは、ウォーターマーキングコードブックを使用して実行される、請求項37に記載の装置。
  42. ウォーターマーク入り信号を復号するための装置であって、
    復号された第2の信号を取得するために、ウォーターマーク入りビットストリームを復号する手段と、
    復号された第1の信号を取得するために、前記復号された第2の信号に基づいて前記ウォーターマーク入りビットストリームを復号する手段と、
    を備える装置。
  43. 前記復号された第1の信号と前記復号された第2の信号とを合成する手段をさらに備える、請求項42に記載の装置。
  44. 前記復号された第1の信号は高周波成分信号を備え、前記復号された第2の信号は低周波成分信号を備える、請求項42に記載の装置。
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