JP2014509212A - 老人用カップフィーダおよび使用方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、液体を受け入れるように適合されたカップ、蓋、およびカップに合わせられた柔らかな曲げやすい材料で作られた注ぎ口を含む、高齢の人に液体を与えるための老人用吸い飲みに関する。使用法については、老人用吸い飲みにより、高齢の人により効果的で安全なやり方で液体を与えられることができるように、探索反射、吸引反射および嚥下反射を高齢の人に刺激することが可能になる。本発明はまた、老人用吸い飲みを使用する方法であって、それにより、人に食事を与えるために、探索反射、吸引反射および嚥下反射を刺激する方法に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、老人用カップフィーダに関し、詳細には柔らかな使い捨ての注ぎ口を含む老人用カップフィーダに関する。本発明はまた、老人用カップフィーダの使用方法に関する。
本発明は、老人患者の治療に関し、詳細には認知症患者の治療に関する。本発明の他の用途があってもよく、かつ本発明が任意の適した用途で使用されてもよいことが想定される。たとえば、本発明は、重大な脳障害、脳性麻痺を含む神経障害、運動ニューロン障害、脳血管障害およびギラン・バレー症候群の患者だけでなく、筋ジストロフィを含む、いくつかの筋疾患の患者にも適用可能である場合がある。
認知症の人などの高齢者が、多くの日々の作業で補助を必要とする場合があり、しばしば、病院または長期介護施設で介護される。これらの日々の作業の1つが、認知症の人が食事をする手助けをすることである。高齢の人が自分にエネルギーを十分に与えるほど十分に食べて、機敏であることが可能になっているので、良質の栄養は非常に重要である。人々が高齢者になったとき、人々に共通の問題が、飲食する衝動が減ることである。高齢の人々は、失禁に関する懸念がある場合に、水を飲むのが不十分であるために、しばしば脱水症状になり、悪化する。良好な水分補給および栄養により、高齢の人ははるかによく活動し、しばしばより生き生きとなり、よりよい認識力を有し、脱水症状の嗜眠性および無感情な症状が小さくなることが可能になる。認知症が進展するにつれ、高齢の人に食事を与え、かつ水分補給させる問題がより悪化する。
認知症および特に末期の認知症の高齢者に食事を与える問題は、食物を気管に吸い込む、および食物で窒息するリスクである。進行した認知症では、高齢者はまた、自分の歯をくいしばり、自分の唇の間に導入された食物をはき出す傾向があり、介護人の欲求不満が高まる。機能亢進性の吐く反射および吹く反射は、患者が食物の多くを口から外に吐く、または吹き出し、取り込まないことを意味する。介護人が高齢の人に、歯をくいしばることおよび食物を吐くことをやめさせることができない場合、高齢の人は十分な食物または液体をとらなくなる。食物および水が不十分であれば、介入が行われない場合、栄養不良、脱水症状および最終的に飢餓になる。介入は、鼻の中のチューブを使用することによる経鼻胃栄養法、または胃の中に直接食事を与える経皮内視鏡的胃瘻造設術(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy、「PEG」)であってもよい。しかしながら、これらの方法のどちらもベストプラクティスではないと考えられ、この段階で、最も一般的な緩和ケア計量が導入される。
認知症患者に食事を与える1つの方法が、幼い子供にカップから飲む訓練をするために使用されるような硬い注ぎ口を備える変形カップを使用することによる。このやり方で、またはスプーンを使用することにより、高齢の人に食事を与えるために、とろみのついた流動食が与えられる。気管に吸い込む問題は、とろみのついた液体の形で食物を提供することにより部分的に対処される。しかしながら、管理の行き届いていない量の食物が、食べることおよび嚥下機構に障害のある患者に導入されるので、リスクが依然として存在し、窒息する可能性がある。
認知症の進行した段階に患者が入るとき、食事を与える問題がますます困難になる。硬い器具を患者の口の中に導入し、硬い器具により引き起こされた、くいしばられた歯を通過することが非常に困難になる。この方法では、スプーン、または変形カップの硬い注ぎ口を使用することにより流動食を患者に与えることが不可能になる。この段階では、経鼻胃栄養法またはPEG栄養法などの栄養補給の代替方法が使用されることがあるということであり、どちらも患者には理想的でも、好ましくもない。
本発明者が注意深く研究することにより、認知症患者で原始的な経口反射の連鎖が保持され、進行した認知症では、しばしば強化されることが指摘された。新生児がうまく乳首を探し出し、乳を吸い、飲み込むことにより、誕生してからすぐに乳を飲むことができるようになるのが、これらの原始的な経口反射である。同じ本能的反射が認知症患者に存在し、本発明者は、これらの経口反射を使用して、認知症の人が効果的で満足できる安全なやり方で食事を与えられることが可能になる、驚くべきやり方を見つけだした。
明確にするために、本明細書で参照されるどの従来技術も、この従来技術がオーストラリアまたは他の場所で共通の一般的知識の一部を形成することを認めるものではない。
従来技術に関する前述の問題の1つまたは複数を少なくとも改善する、老人用カップフィーダを提供することが本発明の目的である。従来技術に関する前述の問題の1つまたは複数を少なくとも改善する、老人用カップフィーダの使用方法を提供することが本発明の他の目的である。
したがって、本発明は高齢の人に液体を与えるための老人用吸い飲みを提供し、老人用吸い飲みは:
液体を受け入れるように適合されたカップ;
カップの中に液体を保持するためのカップ用蓋;および
カップに合わせられた、柔らかな曲げやすい材料から作られた注ぎ口
を含み、老人用吸い飲みを使用することにより、より効果的で安全なやり方で高齢の人に液体を与えることができるように、探索反射、吸引反射および嚥下反射を高齢の人に刺激することが可能になる。
好ましくは、液体は流動食品である。液体は水であってもよい。液体は、高齢の人に食事を与えるのに適した、とろみのついた流動食品であってもよい。液体は、どんな適切な液体であってもよい。
高齢の人は、従来の方法がもはや適さない、栄養補給補助を必要とするどんな高齢の人であってもよい。好ましくは、高齢の人は認知症の人である。最も好ましくは、高齢の人は進行した認知症の人である。
カップは、どんな適切なカップまたは容器であってもよい。カップは、どんな適切な形状または形態であってもよい。カップは、実質的に円形で平坦な底部および取り囲む壁を有してもよい。本発明の代替の形態では、カップは、実質的に正方形の、楕円形の、不規則のまたは長方形に基づくカップであってもよい。カップはボトル形状であってもよく、本発明のこの形態では、蓋は省略されてもよい。
カップはどんな適切な材料から作られてもよい。好ましくは、カップは固体材料から作られる。好ましくは、カップはプラスチックから作られる。好ましくは、カップは再利用可能である。好ましくは、再利用のためにカップを容易に洗浄および/または消毒することができる。好ましくは、カップは、人により摂取された液体の容積を測定するための目盛りを含む。目盛りは、どんな適切な形態をとってもよい。目盛りは、カップの中に残っている液体の容積を示すための、カップの壁の外側にある計量マークの形態であってもよい。
好ましくは、適切な粘度の流動食品に作り上げることができる粉末で満たすために追加のマークまたは目盛りが含まれてもよい。
蓋は、カップに合うどんな適切な形状であってもよい。好ましくは、蓋は実質的に円形である。蓋はどんな適切な材料から作られてもよい。好ましくは、蓋は固体材料から作られる。好ましくは、蓋はプラスチックから作られる。好ましくは、蓋は再利用可能である。好ましくは、蓋は、再利用のために容易に洗浄および/または消毒することができる。蓋は押込みばめでカップにうまくはまってもよい。あるいは、蓋はねじ込みばめでカップにうまくはまってもよい。蓋はどんな適切なやり方でもカップにうまくはまってもよい。本発明の一形態では、蓋が省略されてもよい、またはカップが蓋なしで使用されてもよい。
好ましくは、蓋は、吸引過程により生み出される陰圧の蓄積を中和させることができる通気口を含む。通気口は、どんな適切な形態をとってもよい。好ましくは、通気口は、蓋の中の小さな実質的に円形の穴である。
好ましくは、柔らかな曲げやすい注ぎ口の長さは、30mmより長い。最も好ましくは、柔らかな曲げやすい注ぎ口の長さは、少なくとも40mmである。注ぎ口は、どんな適切な長さまたは厚さであってもよい。好ましくは、注ぎ口の幅は12mmである。好ましくは、注ぎ口は末端の開口を含む。好ましくは、末端の開口は、分配される液体に適したサイズからなる。一形態では、末端の開口の幅は5mmであってもよい。本発明の他の形態では、末端の開口の幅は3mmであってもよい。本発明のさらに他の形態では、末端の開口の幅は1mmであってもよい。好ましくは、末端の開口の幅は、舌の上で安定した、制御された液体の流れを可能にするように、分配される液体のとろみにより決定される。
最も好ましくは、本発明の一形態では、注ぎ口は、長さが実質的に40mm、幅が実質的に12mmであり、幅5mmの末端の開口を有する。注ぎ口はどんな適切な柔らかな材料から作られてもよい。好ましくは、注ぎ口はゴムから作られる。あるいは、注ぎ口は、柔らかな曲げやすいプラスチック、シリコンまたは他の適切な材料から作られてもよい。
最も好ましくは、注ぎ口は使い捨てである。好ましくは、ある範囲の異なる注ぎ口が利用可能である。好ましくは異なるサイズの口に適合させるように使用するために、異なる長さの注ぎ口が利用可能である。好ましくは、注ぎ口の先端が舌の上に快適に載せられ、かつ後舌面上に食物を置くことが可能になるように、適切な長さの注ぎ口が使用される。人の好みで、より長いまたはより短い長さの注ぎ口を使用することを決定してもよい。好ましくは、異なる粘度またはとろみの液体を分配するのに適した、異なる幅の末端の開口を備える、ある範囲の異なる注ぎ口が利用可能である。
好ましくは、ある範囲の注ぎ口が利用可能であり、注ぎ口は、異なる注ぎ口を示すために色分けされる。本発明の一形態では、介護人が色識別を使用して、特定の患者に使用するための適切な注ぎ口を容易に、かつ安全に見つけだしてもよい。好ましくは、ある範囲の異なる注ぎ口が含まれ、注ぎ口は、容易で安全な識別のために色分けされることにより区別される。好ましくは、注ぎ口は、異なるサイズを示すように色分けされる。好ましくは、注ぎ口は、異なる長さを示すように色分けされる。好ましくは、注ぎ口は、異なる幅の末端の開口を備える注ぎ口を示すように色分けされる。注ぎ口のタイプまたはサイズを知らせるために、他のマーキングまたは指標が使用されてもよい。
好ましくは、任意の適切なやり方で探索反射が刺激される。好ましくは、人の口の隅に注ぎ口の先端を繰り返し載せることにより探索反射が刺激される。注ぎ口の先端は、探索反射を刺激する手助けをするように、人の口の隅に繰り返し載せられる前に、好ましくは湿らされる。任意選択で、探索反射を刺激する手助けをするように、人の口の隅に繰り返し載せられる前に、蜂蜜または他の望ましい味がする食物が注ぎ口の先端につけられてもよい。
好ましくは、探索反射が活動化されると、人の歯を通して注ぎ口の先端を導入し、舌の上に置くことができる。好ましくは、介護人は、老人用吸い飲みを適切な角度に傾ける。好ましくは、吸引反射を刺激するように、注ぎ口の先端を舌の上で徐々に前後に動かす。好ましくは、吸引刺激が活動化されると、制御された方法で舌の後面上に食物を導入することができる。食物は、患者が注ぎ口を吸うことにより導入され、舌の後面上に置かれ、嚥下反射を刺激する。好ましくは、探索反射、吸引反射および嚥下反射を使用することにより、高齢の患者が、所定の位置に最適な気道を確保して容易に、かつ安全に食事をすることが可能になる。
好ましくは、老人用吸い飲みを使用することにより、流動食品の粘度を試験することが容易になる。カップを傾けたときに流動食品が注ぎ口からなくならない、および注ぎ口から徐々に搾り取るときに流動食品が流れる場合、介護人は、流動食品の粘度が適切であることを再確認することができる。好ましくは、本発明を使用することにより、液体のとろみが適切であるかを具体的に試験する必要がなくなり、介護人は、液体のとろみが適切であることを自分で判定することができる。
流動食品が、異なる容積の水と混合して特定の適切な粘度を達成する指示と共に、粉末形態で提供されてもよいことが想定される。粉末は、指示に従って作られたときに、所定の栄養含有量からなってもよい。好ましくは、使用する適切なとろみの流動食品を特定の幅の、末端の開口の注ぎ口と整合させるように、ある範囲の容積の水を指示することができる。
好ましくは、栄養補給を手助けし、かつ患者が吸引するときに空気の導入を最小にするように、カップが徐々に傾けられる。患者は、休み、かつ普通に呼吸するために、吸引を定期的にさせられてもよい。
したがって、本発明はまた、液体を高齢の人に与えるために老人用吸い飲みを使用する方法を提供し、老人用吸い飲みはカップ、およびカップに合う注ぎ口を含み、方法は:
a)老人用吸い飲みに液体を満たすステップ;
b)老人用吸い飲みの先端を使用して、患者の口を刺激して、探索反射を活動化させるステップ;
c)歯を通して注ぎ口の先端を人の舌の上に載せるステップ;
d)注ぎ口の先端を舌の上で徐々に前後に動かして、吸引反射を刺激するステップ;
e)吸引反射が活動化されると、舌の後面上に液体を置いて、安全な嚥下反射を活動化させて、人に食事を与えるステップ
を含む。
好ましくは、老人用吸い飲みは、その形態が任意の、本発明の老人用吸い飲みである。
本発明のカップは、本発明の一代替形態では、瓶または他の入れ物であってもよい。
好ましくは、老人用吸い飲みは:液化された食物;とろみのついた流動食品;または水からなるグループから選ばれた液体で満たされる。液体は、どんな適切な液体であってもよい。老人用吸い飲みを使用することにより、内科的治療または医薬品が患者に与えられてもよい。
方法は:
人に使用するために適した注ぎ口、および与えられるべき液体を選択するステップ
を追加で含んでもよい。
異なる長さまたはサイズの、末端の開口の注ぎ口を色分けすることにより、選択を手助けしてもよい。
方法は:
使用する前に、カップの注ぎ口取付具に注ぎ口を合わせるステップ
をさらに追加で含んでもよい。
方法は:
液体を満たした後に老人用吸い飲みに蓋を載せるステップ
をさらに追加で含んでもよい。
方法は:
患者の口を刺激する前に、老人用吸い飲みの注ぎ口の先端を湿らせるステップ
をさらに追加で含んでもよい。
あるいは、蜂蜜または他の望ましい物質が、老人用吸い飲みの注ぎ口の先端につけられ、探索刺激を刺激するために患者の口の隅に導入されてもよい。
方法は、液体が流れ出ないように注ぎ口を下方に傾けることにより、かつ液体が容易に流れることを検査するために1回の動きで注ぎ口を通して内容物を徐々に搾り取ることにより、流動食品の粘度を試験するステップをさらに含んでもよい。
老人用カップフィーダを、商業的に製造し、家庭用に、または高齢者に食事を与える必要がある病院および他の医療施設に販売することができる。
次に、添付図面を参照して、限定しない好ましい実施形態に関連して本発明について説明する。
本発明の好ましい一実施形態による老人用吸い飲みの側面図である。 カップおよび蓋が省略された、注ぎ口を示す、図1の円Aで囲まれた領域の拡大図である。
図1および図2を参照して、吸い飲み1がカップ10および蓋12を含む、本発明の好ましい一実施形態について説明する。注ぎ口14が、注ぎ口取付具16でカップ10に合わせられる。カップ10は、壁18により取り囲まれた平坦な円形底部(ラベルなし)を有する。カップは、用途に適するように、容積およびデザインが変わってもよい。カップ10の壁18および底部は、同一の固体材料、すなわちプラスチックから作られているとして図示されている。プラスチックは、丈夫で、再利用のために容易に洗浄されるので、特に当てはまる。どれだけの液体が人に与えられたかを容易に知ることができるように、カップ10は外側に目盛り付き計量を含みことが意図される。蓋12は、カップ10の壁18の上方端部上に押込みばめで合うように示されている。代替形態では、蓋12は、ねじ込みばめで、またはカップ10上に蓋12を維持する他の適切な手段で合わせることができる。蓋12は、吸引過程により生み出される陰圧の蓄積を中和する、小さな丸い通気口(図示せず)を含む。
老人用カップ1を使用することにより、とろみのついた流動食品、液化された食物または液体を人に与えることができる。実際には、カップを使用することにより、薬物または内科治療を含む、任意の流動可能な材料を人に導入することができる。流動食品が人に与えられている場合、人に適切な食事を与えて、栄養およびエネルギーを提供するように、食物の栄養バランスが注意深く考慮される。特定の容積の粉末および水を使用したときに、所定の粘度の液体に作り上げることができる粉末を供給してもよい。液体は、指示に従って作られたときに、介護人が留意することができる所定の栄養価を有する。
図示する注ぎ口14は、幅が12mmおよび長さが40mmの使い捨ての柔らかなゴムの注ぎ口である。注ぎ口14の本体20は長く、この長さは特に重要である。以下でより詳細に説明するように、注ぎ口14が、唇を通過して、後舌面に向けて進む適切な長さからなることが必要である。注ぎ口が短ければ、吸引反射および嚥下反射を刺激するために重要な、食物を人の後舌面上に導入することが可能になるほど十分遠くに伸びない。図示する注ぎ口14の末端の開口22は、幅が5mmである;末端の開口22の幅は、分配される液体のとろみに応じて変えることができ、たとえば、幅は3mmおよび1mmである。
注ぎ口14は、使い捨てであり、注ぎ口取付具16に滑り止め付き押込みばめで合う。注ぎ口取付具16に対する注ぎ口14の滑り止め付き取付具は、食事を与えている間、注ぎ口14がカップ10との流体接続を維持するような、安全で強固な接続である。患者が吸引するときに、液体が吸い飲み1を離れて、患者の口に入ることができる末端の開口22に向けて、注ぎ口取付具16を通過して注ぎ口14の中に進むように、カップ10内の液体を前方に傾けることができる。
異なる長さの注ぎ口14が利用可能であるので、特定の患者に食事を与えるために、または異なる液体を与えるために、適切な長さを選ぶことができる。たとえば、より大きな個人が、舌の反応および吸引反応および嚥下反応を刺激するために、注ぎ口14が歯を越えて到達することができるように、より長い注ぎ口14を必要とする場合がある。水が個人に与えられている場合、よりとろみのある流動食品を与えるために使用される末端の開口22より短い末端の開口22を有する注ぎ口14を選んでもよい。ある範囲の注ぎ口14が、患者の口のサイズ、流動食品のとろみだけでなく、患者の個人的な好みに適合するように売りに出されるべきである。
従来の栄養補給方法が失敗していると判断されたとき、老人用吸い飲み1を使用して、高齢の認知症患者に食事を与えることを試みてもよい。そうするためには、人の口の隅を、カップ1の注ぎ口14の湿った先端で繰り返し刺激する。注ぎ口14の湿った先端によるこの刺激は、原始的な経口反射の刺激の重要な一部であり、探索刺激を活動化させる。探索反射が刺激されると、人の唇が注ぎ口14を探索し始め、歯の一部により、介護人が歯を通して柔らかな注ぎ口14を徐々に導入し、かつ舌の上に置くことができるようになる。人が自分の歯を即座にくいしばり、硬いプラスチックまたは金属の物品を自分の口の中に導入するに抵抗するので、この例では、硬い器具または硬い注ぎ口を使用しても機能しない。患者の口から外に食物を吐かせる、または吹かせる、吐く反射および吹く反射が、同じく刺激されてもよい。柔らかな注ぎ口14を人の歯を通して舌の上に置くと、柔らかな注ぎ口14を舌の上で徐々に前後に動かして、吸引反射を活動化させる。吸引反射が活動化すると、流動食品を舌の後面上に制御された方法で置くことができ、その場で最適な気道を確保して、安全な嚥下反射が活動化される。探索反射、吸引反射および嚥下反射は、生まれたときから安全に食事を与えるために、乳児により使用される原始的な経口反射である。高齢な人が快適かつ安全に食事をすることが可能になるように、これらの自動的で本能的な挙動を、再度使用することができる。
他の栄養補給方法が失敗した場合に、老人用吸い飲み1を使用するほうが、経鼻胃栄養法またはPEG栄養法を使用するよりも非常に好ましい。高齢の人々が、皆と同じように、栄養が十分であるときに、気分がよいと感じることは明らかである。食事が十分であるとき、認知症患者の機敏さおよび認識力が一時的に改善することがある。患者の栄養および/または水分補給が十分ではないとき、無関心および錯乱が結果として生じうる。
吸い飲み1を使用して食事を与える新しい方法は、認知症患者のより効果的で、満足のいく、安全な栄養補給につながる。
本発明のさまざまな様態において、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、本明細書で開示される実施形態に変更を行ってもよいことが当業者には明らかであろう。
1 老人用吸い飲み
10 カップ
12 蓋
14 注ぎ口
16 注ぎ口取付具
18 カップの壁
20 注ぎ口の本体
22 注ぎ口の末端の開口
本発明は、老人用カップフィーダに関し、詳細には柔らかな使い捨ての注ぎ口を含む老人用カップフィーダに関する。本発明はまた、老人用カップフィーダの使用方法に関する。
本発明は、老人患者の治療に関し、詳細には認知症患者の治療に関する。本発明の他の用途があってもよく、かつ本発明が任意の適した用途で使用されてもよいことが想定される。たとえば、本発明は、重大な脳障害、脳性麻痺を含む神経障害、運動ニューロン障害、脳血管障害およびギラン・バレー症候群の患者だけでなく、筋ジストロフィを含む、いくつかの筋疾患の患者にも適用可能である場合がある。
認知症の人などの高齢者が、多くの日々の作業で補助を必要とする場合があり、しばしば、病院または長期介護施設で介護される。これらの日々の作業の1つが、認知症の人が食事をする手助けをすることである。高齢の人が自分にエネルギーを十分に与えるほど十分に食べて、機敏であることが可能になっているので、良質の栄養は非常に重要である。人々が高齢者になったとき、人々に共通の問題が、飲食する衝動が減ることである。高齢の人々は、失禁に関する懸念がある場合に、水を飲むのが不十分であるために、しばしば脱水症状になり、悪化する。良好な水分補給および栄養により、高齢の人ははるかによく活動し、しばしばより生き生きとなり、よりよい認識力を有し、脱水症状の嗜眠性および無感情な症状が小さくなることが可能になる。認知症が進展するにつれ、高齢の人に食事を与え、かつ水分補給させる問題がより悪化する。
認知症および特に末期の認知症の高齢者に食事を与える問題は、食物を気管に吸い込む、および食物で窒息するリスクである。進行した認知症では、高齢者はまた、自分の歯をくいしばり、自分の唇の間に導入された食物をはき出す傾向があり、介護人の欲求不満が高まる。機能亢進性の吐く反射および吹く反射は、患者が食物の多くを口から外に吐く、または吹き出し、取り込まないことを意味する。介護人が高齢の人に、歯をくいしばることおよび食物を吐くことをやめさせることができない場合、高齢の人は十分な食物または液体をとらなくなる。食物および水が不十分であれば、介入が行われない場合、栄養不良、脱水症状および最終的に飢餓になる。介入は、鼻の中のチューブを使用することによる経鼻胃栄養法、または胃の中に直接食事を与える経皮内視鏡的胃瘻造設術(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy、「PEG」)であってもよい。しかしながら、これらの方法のどちらもベストプラクティスではないと考えられ、この段階で、最も一般的な緩和ケア計量が導入される。
認知症患者に食事を与える1つの方法が、幼い子供にカップから飲む訓練をするために使用されるような硬い注ぎ口を備える変形カップを使用することによる。このやり方で、またはスプーンを使用することにより、高齢の人に食事を与えるために、とろみのついた流動食が与えられる。気管に吸い込む問題は、とろみのついた液体の形で食物を提供することにより部分的に対処される。しかしながら、管理の行き届いていない量の食物が、食べることおよび嚥下機構に障害のある患者に導入されるので、リスクが依然として存在し、窒息する可能性がある。
認知症の進行した段階に患者が入るとき、食事を与える問題がますます困難になる。硬い器具を患者の口の中に導入し、硬い器具により引き起こされた、くいしばられた歯を通過することが非常に困難になる。この方法では、スプーン、または変形カップの硬い注ぎ口を使用することにより流動食を患者に与えることが不可能になる。この段階では、経鼻胃栄養法またはPEG栄養法などの栄養補給の代替方法が使用されることがあるということであり、どちらも患者には理想的でも、好ましくもない。
本発明者が注意深く研究することにより、認知症患者で原始的な経口反射の連鎖が保持され、進行した認知症では、しばしば強化されることが指摘された。新生児がうまく乳首を探し出し、乳を吸い、飲み込むことにより、誕生してからすぐに乳を飲むことができるようになるのが、これらの原始的な経口反射である。同じ本能的反射が認知症患者に存在し、本発明者は、これらの経口反射を使用して、認知症の人が効果的で満足できる安全なやり方で食事を与えられることが可能になる、驚くべきやり方を見つけだした。
明確にするために、本明細書で参照されるどの従来技術も、この従来技術がオーストラリアまたは他の場所で共通の一般的知識の一部を形成することを認めるものではない。
従来技術に関する前述の問題の1つまたは複数を少なくとも改善する、老人用カップフィーダを提供することが本発明の目的である。従来技術に関する前述の問題の1つまたは複数を少なくとも改善する、老人用カップフィーダの使用方法を提供することが本発明の他の目的である。
したがって、本発明は高齢の人に液体を与えるための老人用吸い飲みを提供し、老人用吸い飲みは:
液体を受け入れるように適合された、少なくとも1つの壁を含む実質的に剛性のカップ;
カップの中に液体を保持するためのカップ用蓋;および
柔らかな曲げやすい材料から作られた、幅が12mmより広く長さが30mmより長い、長く幅の広い注ぎ口であって、長く幅の広い注ぎ口はカップの壁に合わせられ、とろみのある流動食品を置き、かつ使用時に高齢の人に探索反射、吸引反射および嚥下反射を誘発するのに適した注ぎ口
を含み、老人用吸い飲みを使用することにより、より効果的で安全なやり方で高齢の人に液体を与えることができるように、注ぎ口の先端を高齢の人の舌の隅に繰り返し接触させて探索反射を刺激し、かつ刺激されると、注ぎ口の先端を舌の上で前後に動かして吸引反射を刺激し、かつ舌の後面上に液体を置いて嚥下反射を刺激することにより、探索反射、吸引反射および嚥下反射を高齢の人に刺激することが可能になる。
高齢の人は、従来の方法がもはや適さない、栄養補給補助を必要とするどんな高齢の人であってもよい。好ましくは、高齢の人は認知症の人である。最も好ましくは、高齢の人は進行した認知症の人である。
カップは、どんな適切なカップまたは容器であってもよい。カップは、どんな適切な形状または形態であってもよい。カップは、実質的に円形で平坦な底部および取り囲む壁を有してもよい。本発明の代替の形態では、カップは、実質的に正方形の、楕円形の、不規則のまたは長方形に基づくカップであってもよい。カップはボトル形状であってもよく、本発明のこの形態では、蓋は省略されてもよい。
カップはどんな適切な材料から作られてもよい。好ましくは、カップは固体材料から作られる。好ましくは、カップはプラスチックから作られる。好ましくは、カップは再利用可能である。好ましくは、再利用のためにカップを容易に洗浄および/または消毒することができる。好ましくは、カップは、人により摂取された液体の容積を測定するための目盛りを含む。目盛りは、どんな適切な形態をとってもよい。目盛りは、カップの中に残っている液体の容積を示すための、カップの壁の外側にある計量マークの形態であってもよい。
好ましくは、適切な粘度の流動食品に作り上げることができる粉末で満たすために追加のマークまたは目盛りが含まれてもよい。
蓋は、カップに合うどんな適切な形状であってもよい。好ましくは、蓋は実質的に円形である。蓋はどんな適切な材料から作られてもよい。好ましくは、蓋は固体材料から作られる。好ましくは、蓋はプラスチックから作られる。好ましくは、蓋は再利用可能である。好ましくは、蓋は、再利用のために容易に洗浄および/または消毒することができる。蓋は押込みばめでカップにうまくはまってもよい。あるいは、蓋はねじ込みばめでカップにうまくはまってもよい。蓋はどんな適切なやり方でもカップにうまくはまってもよい。本発明の一形態では、蓋が省略されてもよい、またはカップが蓋なしで使用されてもよい。
好ましくは、蓋は、吸引過程により生み出される陰圧の蓄積を中和させることができる通気口を含む。通気口は、どんな適切な形態をとってもよい。好ましくは、通気口は、蓋の中の小さな実質的に円形の穴である。
好ましくは、柔らかな曲げやすい注ぎ口の長さは、少なくとも40mmである。注ぎ口は、どんな適切な長さまたは厚さであってもよい。好ましくは、注ぎ口は末端の開口を含む。好ましくは、末端の開口は、分配される液体に適したサイズからなる。一形態では、末端の開口の幅は5mmであってもよい。本発明の他の形態では、末端の開口の幅は3mmであってもよい。本発明のさらに他の形態では、末端の開口の幅は1mmであってもよい。好ましくは、末端の開口の幅は、舌の上で安定した、制御された液体の流れを可能にするように、分配される液体のとろみにより決定される。
最も好ましくは、本発明の一形態では、注ぎ口は、長さが実質的に40mm、幅が実質的に12mmであり、幅5mmの末端の開口を有する。注ぎ口はどんな適切な柔らかな材料から作られてもよい。好ましくは、注ぎ口はゴムから作られる。あるいは、注ぎ口は、柔らかな曲げやすいプラスチック、シリコンまたは他の適切な材料から作られてもよい。
最も好ましくは、注ぎ口は使い捨てである。好ましくは、ある範囲の異なる注ぎ口が利用可能である。好ましくは異なるサイズの口に適合させるように使用するために、異なる長さの注ぎ口が利用可能である。好ましくは、注ぎ口の先端が舌の上に快適に載せられ、かつ後舌面上に食物を置くことが可能になるように、適切な長さの注ぎ口が使用される。人の好みで、より長いまたはより短い長さの注ぎ口を使用することを決定してもよい。好ましくは、異なる粘度またはとろみの液体を分配するのに適した、異なる幅の末端の開口を備える、ある範囲の異なる注ぎ口が利用可能である。
好ましくは、ある範囲の注ぎ口が利用可能であり、注ぎ口は、異なる注ぎ口を示すために色分けされる。本発明の一形態では、介護人が色識別を使用して、特定の患者に使用するための適切な注ぎ口を容易に、かつ安全に見つけだしてもよい。好ましくは、ある範囲の異なる注ぎ口が含まれ、注ぎ口は、容易で安全な識別のために色分けされることにより区別される。好ましくは、注ぎ口は、異なるサイズを示すように色分けされる。好ましくは、注ぎ口は、異なる長さを示すように色分けされる。好ましくは、注ぎ口は、異なる幅の末端の開口を備える注ぎ口を示すように色分けされる。注ぎ口のタイプまたはサイズを知らせるために、他のマーキングまたは指標が使用されてもよい。
好ましくは、任意の適切なやり方で探索反射が刺激される。好ましくは、人の口の隅に注ぎ口の先端を繰り返し載せることにより探索反射が刺激される。注ぎ口の先端は、探索反射を刺激する手助けをするように、人の口の隅に繰り返し載せられる前に、好ましくは湿らされる。任意選択で、探索反射を刺激する手助けをするように、人の口の隅に繰り返し載せられる前に、蜂蜜または他の望ましい味がする食物が注ぎ口の先端につけられてもよい。
好ましくは、探索反射が活動化されると、人の歯を通して注ぎ口の先端を導入し、舌の上に置くことができる。好ましくは、介護人は、老人用吸い飲みを適切な角度に傾ける。好ましくは、吸引反射を刺激するように、注ぎ口の先端を舌の上で徐々に前後に動かす。好ましくは、吸引刺激が活動化されると、制御された方法で舌の後面上に食物を導入することができる。食物は、患者が注ぎ口を吸うことにより導入され、舌の後面上に置かれ、嚥下反射を刺激する。好ましくは、探索反射、吸引反射および嚥下反射を使用することにより、高齢の患者が、所定の位置に最適な気道を確保して容易に、かつ安全に食事をすることが可能になる。
好ましくは、老人用吸い飲みを使用することにより、流動食品の粘度を試験することが容易になる。カップを傾けたときに流動食品が注ぎ口からなくならない、および注ぎ口から徐々に搾り取るときに流動食品が流れる場合、介護人は、流動食品の粘度が適切であることを再確認することができる。好ましくは、本発明を使用することにより、液体のとろみが適切であるかを具体的に試験する必要がなくなり、介護人は、液体のとろみが適切であることを自分で判定することができる。
流動食品が、異なる容積の水と混合して特定の適切な粘度を達成する指示と共に、粉末形態で提供されてもよいことが想定される。粉末は、指示に従って作られたときに、所定の栄養含有量からなってもよい。好ましくは、使用する適切なとろみの流動食品を特定の幅の、末端の開口の注ぎ口と整合させるように、ある範囲の容積の水を指示することができる。
好ましくは、栄養補給を手助けし、かつ患者が吸引するときに空気の導入を最小にするように、カップが徐々に傾けられる。患者は、休み、かつ普通に呼吸するために、吸引を定期的にさせられてもよい。
したがって、本発明はまた、液体を高齢の人に与えるために老人用吸い飲みを使用する方法を提供し、老人用吸い飲みは、液体を受け入れるように適合された、少なくとも1つの壁を含む実質的に剛性のカップ、中に液体を保持するためのカップ用蓋、およびとろみのある流動食品を分配するのに適した柔らかな曲げやすい材料から作られた長く幅の広い注ぎ口を含み、方法は:
a)老人用吸い飲みに液体を満たすステップ;
b)老人用吸い飲みの先端を使用して、患者の口を刺激して、探索反射を活動化させるステップ;
c)歯を通して注ぎ口の先端を人の舌の上に載せるステップ;
d)注ぎ口の先端を舌の上で徐々に前後に動かして、吸引反射を刺激するステップ;
e)吸引反射が活動化されると、舌の後面上に液体を置いて、安全な嚥下反射を活動化させて、人に食事を与えるステップ
を含む。
好ましくは、老人用吸い飲みは、その形態が任意の、本発明の老人用吸い飲みである。
老人用吸い飲みを使用することにより、内科的治療または医薬品が患者に与えられてもよい。
方法は:
人に使用するために適した注ぎ口、および与えられるべき液体を選択するステップ
を追加で含んでもよい。
異なる長さまたはサイズの、末端の開口の注ぎ口を色分けすることにより、選択を手助けしてもよい。
方法は:
使用する前に、カップの注ぎ口取付具に注ぎ口を合わせるステップ
をさらに追加で含んでもよい。
方法は:
液体を満たした後に老人用吸い飲みに蓋を載せるステップ
をさらに追加で含んでもよい。
方法は:
患者の口を刺激する前に、老人用吸い飲みの注ぎ口の先端を湿らせるステップ
をさらに追加で含んでもよい。
あるいは、蜂蜜または他の望ましい物質が、老人用吸い飲みの注ぎ口の先端につけられ、探索刺激を刺激するために患者の口の隅に導入されてもよい。
方法は、液体が流れ出ないように注ぎ口を下方に傾けることにより、かつ液体が容易に流れることを検査するために1回の動きで注ぎ口を通して内容物を徐々に搾り取ることにより、流動食品の粘度を試験するステップをさらに含んでもよい。
(産業上の適用性)
老人用カップフィーダを、商業的に製造し、家庭用に、または高齢者に食事を与える必要がある病院および他の医療施設に販売することができる。
次に、添付図面を参照して、限定しない好ましい実施形態に関連して本発明について説明する。
本発明の好ましい一実施形態による老人用吸い飲みの側面図である。 カップおよび蓋が省略された、注ぎ口を示す、図1の円Aで囲まれた領域の拡大図である。
図1および図2を参照して、吸い飲み1がカップ10および蓋12を含む、本発明の好ましい一実施形態について説明する。注ぎ口14が、注ぎ口取付具16でカップ10に合わせられる。カップ10は、壁18により取り囲まれた平坦な円形底部(ラベルなし)を有する。カップは、用途に適するように、容積およびデザインが変わってもよい。カップ10の壁18および底部は、同一の固体材料、すなわちプラスチックから作られているとして図示されている。プラスチックは、丈夫で、再利用のために容易に洗浄されるので、特に当てはまる。どれだけの液体が人に与えられたかを容易に知ることができるように、カップ10は外側に目盛り付き計量を含みことが意図される。蓋12は、カップ10の壁18の上方端部上に押込みばめで合うように示されている。代替形態では、蓋12は、ねじ込みばめで、またはカップ10上に蓋12を維持する他の適切な手段で合わせることができる。蓋12は、吸引過程により生み出される陰圧の蓄積を中和する、小さな丸い通気口(図示せず)を含む。
老人用カップ1を使用することにより、とろみのついた流動食品、液化された食物または液体を人に与えることができる。実際には、カップを使用することにより、薬物または内科治療を含む、任意の流動可能な材料を人に導入することができる。流動食品が人に与えられている場合、人に適切な食事を与えて、栄養およびエネルギーを提供するように、食物の栄養バランスが注意深く考慮される。特定の容積の粉末および水を使用したときに、所定の粘度の液体に作り上げることができる粉末を供給してもよい。液体は、指示に従って作られたときに、介護人が留意することができる所定の栄養価を有する。
図示する注ぎ口14は、幅が12mmおよび長さが40mmの使い捨ての柔らかなゴムの注ぎ口12である。注ぎ口16の本体20は長く、この長さは特に重要である。以下でより詳細に説明するように、注ぎ口16が、唇を通過して、後舌面に向けて進む適切な長さからなることが必要である。注ぎ口が短ければ、吸引反射および嚥下反射を刺激するために重要な、食物を人の後舌面上に導入することが可能になるほど十分遠くに伸びない。図示する注ぎ口14の末端の開口22は、幅が5mmである;末端の開口22の幅は、分配される液体のとろみに応じて変えることができ、たとえば、幅は3mmおよび1mmである。
注ぎ口14は、使い捨てであり、注ぎ口取付具16に滑り止め付き押込みばめで合う。注ぎ口取付具16に対する注ぎ口14の滑り止め付き取付具は、食事を与えている間、注ぎ口14がカップ10との流体接続を維持するような、安全で強固な接続である。患者が吸引したときに、液体が吸い飲み1を離れて、患者の口に入ることができる末端の開口22に向けて、注ぎ口取付具16を通過して注ぎ口14の中に進むように、カップ10内の液体を前方に傾けることができる。
異なる長さの注ぎ口14が利用可能であるので、特定の患者に食事を与えるために、または異なる液体を与えるために、適切な長さを選ぶことができる。たとえば、より大きな個人が、舌の反応および吸引反応および嚥下反応を刺激するために、注ぎ口14が歯を越えて到達することができるように、より長い注ぎ口14を必要とする場合がある。水が個人に与えられている場合、よりとろみのある流動食品を与えるために使用される末端の開口22より短い末端の開口22を有する注ぎ口14を選んでもよい。ある範囲の注ぎ口14が、患者の口のサイズ、流動食品のとろみだけでなく、患者の個人的な好みに適合するように売りに出されるべきである。
従来の栄養補給方法が失敗していると判断されたとき、老人用吸い飲み1を使用して、高齢の認知症患者に食事を与えることを試みてもよい。そうするためには、人の口の隅を、カップ1の注ぎ口16の湿った先端で繰り返し刺激する。注ぎ口16の湿った先端によるこの刺激は、原始的な経口反射の刺激の重要な一部であり、探索刺激を活動化させる。探索反射が刺激されると、人の唇が注ぎ口16を探索し始め、歯の一部により、介護人が歯を通して柔らかな注ぎ口16を徐々に導入し、かつ舌の上に置くことができるようになる。人が自分の歯を即座にくいしばり、硬いプラスチックまたは金属の物品を自分の口の中に導入するに抵抗するので、この例では、硬い器具または硬い注ぎ口を使用しても機能しない。患者の口から外に食物を吐かせる、または吹かせる、吐く反射および吹く反射が、同じく刺激されてもよい。柔らかな注ぎ口16を人の歯を通して舌の上に置くと、柔らかな注ぎ口16を舌の上で徐々に前後に動かして、吸引反射を活動化させる。吸引反射が活動化すると、流動食品を舌の後面上に制御された方法で置くことができ、その場で最適な気道を確保して、安全な嚥下反射が活動化される。探索反射、吸引反射および嚥下反射は、生まれたときから安全に食事を与えるために、乳児により使用される原始的な経口反射である。高齢な人が快適かつ安全に食事をすることが可能になるように、これらの自動的で本能的な挙動を、再度使用することができる。
他の栄養補給方法が失敗した場合に、老人用吸い飲み1を使用するほうが、経鼻胃栄養法またはPEG栄養法を使用するよりも非常に好ましい。高齢の人々が、皆と同じように、栄養が十分であるときに、気分がよいと感じることは明らかである。食事が十分であるとき、認知症患者の機敏さおよび認識力が一時的に改善することがある。患者の栄養および/または水分補給が十分ではないとき、無関心および錯乱が結果として生じうる。
吸い飲み1を使用して食事を与える新しい方法は、認知症患者のより効果的で、満足のいく、安全な栄養補給につながる。
本発明のさまざまな様態において、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、本明細書で開示される実施形態に変更を行ってもよいことが当業者には明らかであろう。
1 老人用吸い飲み
10 カップ
12 蓋
14 注ぎ口
16 注ぎ口取付具
18 カップの壁
20 注ぎ口の本体
22 注ぎ口の末端の開口

Claims (43)

  1. 高齢の人に液体を与えるための老人用吸い飲みであって:
    前記液体を受け入れるように適合されたカップ;
    前記カップの中に前記液体を保持するための前記カップ用蓋;および
    前記カップに合わせられた、柔らかな曲げやすい材料から作られた注ぎ口
    を含み、前記老人用吸い飲みを使用することにより、より効果的で安全なやり方で前記高齢の人に前記液体を与えることができるように、探索反射、吸引反射および嚥下反射を前記高齢の人に刺激することが可能になる老人用吸い飲み。
  2. 前記液体は、高齢の人に食事を与えるのに適した流動食品、水またはとろみのついた流動食品である、請求項1に記載の老人用吸い飲み。
  3. 前記高齢の人は、従来の方法がもはや適さない、栄養補給補助を必要とする任意の高齢の人である、請求項1または2に記載の老人用吸い飲み。
  4. 前記高齢の人は認知症の患者である、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  5. 前記高齢の人は進行した認知症の患者である、請求項4に記載の老人用吸い飲み。
  6. 前記カップおよび/または前記蓋は再利用可能である、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  7. 前記カップは、前記人により取り込まれた液体の容積を計量するための目盛りを含む、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  8. 前記蓋は、前記吸引過程により生み出される陰圧の蓄積の中和を可能にすることができる通気口を含む、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  9. 前記通気口は、前記蓋の中の小さな実質的に円形の穴である、請求項8に記載の老人用吸い飲み。
  10. 前記柔らかな曲げやすい注ぎ口は、長さが30mmより長い、請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  11. 前記柔らかな曲げやすい注ぎ口は、長さが少なくとも40mmである、請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  12. 前記柔らかな曲げやすい注ぎ口は、幅が12mmである、請求項1〜11のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  13. 前記注ぎ口は末端の開口を含む、請求項1〜12のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  14. 前記末端の開口は、分配される前記液体に対して適したサイズからなる、請求項13に記載の老人用吸い飲み。
  15. 前記末端の開口は、幅が1mm、3mmまたは5mmである、請求項13または14に記載の老人用吸い飲み。
  16. 前記注ぎ口は、長さが実質的に40mm、幅が実質的に12mmであり、幅5mmの末端の開口を有する、請求項1〜15のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  17. 前記注ぎ口は、ゴム、シリコンまたは柔らかなプラスチックから作られる、請求項1〜16のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  18. 前記注ぎ口は使い捨てである、請求項1〜17のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  19. 異なるサイズの口に適合させるように使用するために、異なる長さの、ある範囲の異なる注ぎ口が利用可能である、請求項1〜18のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  20. ある範囲の異なる注ぎ口が含まれ、前記注ぎ口は、容易で安全な識別のために色分けされることにより区別される、請求項1〜19のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  21. 前記注ぎ口は、異なるサイズを示すように色分けされる、請求項20に記載の老人用吸い飲み。
  22. 前記注ぎ口は、異なる長さを示すように色分けされる、請求項20に記載の老人用吸い飲み。
  23. 前記注ぎ口は、異なる幅の末端の開口を備える注ぎ口を示すように色分けされる、請求項20に記載の老人用吸い飲み。
  24. 異なる粘度またはとろみの液体を分配するのに適した、異なる幅の末端の開口を備える、ある範囲の異なる注ぎ口が利用可能である、請求項1〜23のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  25. 前記探索反射は、前記人の前記口の隅に前記注ぎ口の先端を繰り返し載せることにより刺激される、請求項1〜24のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  26. 前記注ぎ口の前記先端は、前記探索反射を刺激する手助けをするように、前記人の前記口の前記隅に繰り返し置かれる前に、湿らされる、請求項25に記載の老人用吸い飲み。
  27. 前記探索反射を刺激する手助けをするように、前記人の前記口の前記隅に繰り返し置かれる前に、蜂蜜または他の望ましい味がする食物が前記注ぎ口の前記先端に載せられる、請求項25に記載の老人用吸い飲み。
  28. 前記探索反射が活動化されると、前記注ぎ口の前記先端を、前記人の歯を通して導入し、舌の上に置くことができる、請求項1〜27のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  29. 前記吸引反射を刺激するように、前記注ぎ口の前記先端は、前記舌の上で徐々に前後に動かされる、請求項28に記載の老人用吸い飲み。
  30. 前記吸引刺激が活動化されると、制御された方法で前記舌の後面上に食物を導入することができる、請求項29に記載の老人用吸い飲み。
  31. 前記食物は、前記患者が前記注ぎ口を吸うことにより導入され、前記舌の前記後面上に置かれ、前記嚥下反射を刺激する、請求項29または30に記載の老人用吸い飲み。
  32. 前記探索反射、前記吸引反射および前記嚥下反射を使用することにより、高齢の患者が、所定の位置に最適な気道を確保して容易に、かつ安全に食事をすることが可能になる、請求項1〜31のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  33. 前記老人用吸い飲みを使用することにより、まるで前記カップを傾けたときに、流動食品が前記注ぎ口からあふれず、前記注ぎ口から徐々に搾り取るときに前記流動食品が流れるように、前記流動食品の前記粘度を試験するのが容易になり、介護人が、前記液体の前記粘度が適切であることを再確認することができる、請求項1〜32のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  34. この流動食品は、異なる容積の水と混合して、特定の適切な粘度を達成する指示と共に粉末形態で提供される、請求項1〜33のうちいずれか一項に記載の老人用吸い飲み。
  35. 液体を高齢の人に与えるために老人用吸い飲みを使用する方法であって、前記吸い飲みはカップ、および前記カップに合う注ぎ口を含み、前記方法は:
    a)前記老人用吸い飲みに液体を満たすステップ;
    b)前記老人用吸い飲みの先端を使用して、患者の口を刺激して、探索反射を活動化させるステップ;
    c)歯を通して前記注ぎ口の前記先端を前記人の舌の上に導入するステップ;
    d)前記注ぎ口の前記先端を前記舌の上で徐々に前後に動かして、吸引反射を刺激するステップ;
    e)前記吸引反射が活動化されると、前記舌の後面上に液体を置いて、安全な嚥下反射を活動化させて、前記人に食事を与えるステップ
    を含む方法。
  36. 前記老人用吸い飲みは、請求項1〜34のうちいずれか一項に記載の前記老人用吸い飲みである、請求項35に記載の方法。
  37. 前記老人用吸い飲みは:液化された食物;とろみのついた流動食品;または水からなるグループから選ばれた液体で満たされる、請求項35または36に記載の方法。
  38. 前記人および与えられる前記液体に使用するのに適した注ぎ口を選択するステップ
    を追加で含む、請求項35〜37のうちいずれか一項に記載の方法。
  39. 使用する前に、前記カップの注ぎ口取付具に前記注ぎ口を合わせるステップ
    を追加で含む、請求項35〜38のうちいずれか一項に記載の方法。
  40. 液体を満たした後に、前記老人用吸い飲みに蓋を載せるステップ
    を追加で含む、請求項35〜39のうちいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記患者の前記口を刺激する前に、前記老人用吸い飲みの前記注ぎ口の前記先端を湿らせるステップ
    を追加で含む、請求項35〜40のうちいずれか一項に記載の方法。
  42. 図1または図2のうちいずれか一方を参照して実質的に本明細書で上記に説明するような老人用吸い飲み。
  43. 図1または図2のうちいずれか一方を参照して実質的に本明細書で上記に説明するような老人用吸い飲みを使って高齢の人に食事を与える方法。
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