JP2014507663A - 統合型顕微鏡ならびに関連する方法および装置 - Google Patents

統合型顕微鏡ならびに関連する方法および装置 Download PDF

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Abstract

ある実施例は、光学的鏡検ハードウェアと統合された走査型プローブ鏡検(SPM)ハードウェアを含む統合型顕微鏡を含み、他の実施例は、関連する方法および装置を含む。

Description

関連出願への相互参照
この出願は2011年2月23日に提出された、米国仮出願番号第61/445,668号の恩恵を主張する。上記の出願の内容の全体を、ここに引用により援用する。
連邦政府に委託された研究または開発に関する声明
この発明は、契約番号FA9550−11−C−0025の下で米国政府の支援でなされた。米国政府は、この発明に、ある権利を有する。
技術分野
この開示は、一般に、顕微鏡使用技術および装置に関し、特定的には、走査型プローブ顕微鏡法および設備に関する。
背景
走査型プローブ顕微鏡法(SPM)は、プローブとサンプル材料との間における相互作用を監視することによってサンプル材料を分析するために科学者が用いる技術である。例えば、原子間力顕微鏡(AFM)は、片持ちされたプローブの先端と材料表面との間において、ともに、該表面に対して垂直であるかまたは接線に接点において垂直であり、かつ該表面に対して平行であるかまたは側方にある、引力および斥力を測定する。プローブの先端が材料の表面を横切って走査しているとき、そのような力はプローブの先端の位置の関数として画像の形式で示すことが可能である。
ラマン分光法は、光束をサンプル材料表面上に向けることにより、下にある原子の非弾性的な配座変化を誘導して、照射された光束から失われた(または得られた)のと同じエネルギの光子を原子に放たせる技術である。光子は波長に従ってCCD画面上に分散され得、ラマンスペクトルを形成するが、それは、サンプルにいかなる種類の原子結合が存在するかに基いた特有のピークを有する。ラマン分光法の空間分解能は、焦点の大きさにおおよそ等しく、それは波長の約半分である。
先端増強ラマン分光法(TERS)は、光をSPMプローブ先端とサンプル材料との間の接点に集束させ、そこでは、強い界増強が、接点から出て来る光子信号を増幅する、という技術である。これは、結果として、より大きな空間分解能を生じさせ、なぜならば、制限的要因が、共焦限界ではなく、プローブ頂端直径であるからである。
簡単な概要
1つの例示的実施例は、光学的鏡検ハードウェアと統合された走査型プローブ鏡検(SPM)ハードウェアを含む統合型顕微鏡を含み、他の実施例は、関連する方法および装置を含む。
図面の簡単な説明
この開示の開示された実施例の1つ以上の特徴および利点は、添付の図面を参照して、例示的実施例の以下の詳細な記載および特許請求の範囲から当業者には明らかになる。
顕微鏡の例示的実施例の概略図である。 図1の顕微鏡に対応する例示的ハードウェアの斜視図である。 図1の顕微鏡に対応する例示的ハードウェアの立面図である。 図2および図3に示されるハードウェアのペリスコープ塔の断片的な透視図である。 別の実現例に従うペリスコープ塔の一部の断片的な斜視図である。 図2および図3に示されるハードウェアの走査塔の断片的な斜視図である。 例示的実施例に従う図1の顕微鏡の走査ヘッドを示す、図4に示される走査塔の一部の断片的な断面図である。 別の例示的実施例に従う図1の顕微鏡の走査ヘッドの、拡大された、断片的な透視断面図である。 図1の顕微鏡の反射照明経路および反射集光経路の概略図である。 例示的実施例に従う図1の顕微鏡の走査ヘッドの拡大した断片的な断面図である。 1つ以上の開示された方法を実行するために図1の顕微鏡と通信にあってもよい例示的電算装置の概略図である。
詳細な記載
概して、顕微鏡、関連する使用方法、および装置を、1つ以上の例示的実施例を用いて記載する。例示的実施例は、走査型プローブ鏡検環境でのそれらの使用を参照して記載される。しかしながら、この記載が進むにつれ、この発明が多くのさまざまな適用例に役立ち、多くの実施例で実現されてもよいことが、十分に理解される。
具体的に図面を参照して、図1は、光学的鏡検技術を実行するように、および/または走査型プローブ鏡検(SPM)技術を容易にするかもしくは補うように用いられてもよい光学的鏡検ハードウェア12と、さらに、光学的鏡検ハードウェア12と統合されるSPMハードウェア14とを含む顕微鏡10の例示的実施例を概略的に示す。例えば、光学的鏡検ハードウェア12は周辺光学素子16を含み、SPMハードウェアは周辺光学素子16内に配置されたSPM走査ヘッド18を含む。光学的鏡検技術は遠視野光学的顕微鏡法を含んでもよく、SPM技術は共焦点形および近視野光学的SPM技術を含んでもよい。
SPMハードウェア14は、周辺光学素子16内に懸架するSPM走査ヘッド18と、周辺光学素子16より下に配置され、周辺光学素子16内において調査中の材料を支持するためのSPM走査段20とを含んでもよい。SPM走査ヘッド18は、片持ちされたプローブヘッド、音叉プローブヘッド、または任意の他の好適な種類のSPM走査ヘッドを含んでもよい。SPM走査段20は、X−Y段、X−Y−Z段、または任意の他の好適な種類のSPM走査段を含んでもよい。一例においては、SPM走査段20は、ウィスコンシン州(WI)マディソン(Madison)のマッド・シティ・ラブズ(Mad City Labs)から入手可能なナノLPナノポジショナ(Nano-LP nanopositioner)であってもよい。SPM走査段20およびSPM走査ヘッド18は、例えば圧電素子など、1つ以上のナノポジショナ、および/または任意の他の好適なナノ位置決め装置を含んでもよい。
光学的鏡検ハードウェアは光束源22を含んでもよい。例えば、光束源22は、光束を起こして放つ源24、ならびに/または源24の光学的に下流にあり、源24から光束を受け、光束を処理し、処理された光束を下流に伝達してもよいモード変換および光束拡大(MCBE)モジュール28を含んでもよい。以下により詳細に記載されるように、光学的鏡検ハードウェア12は、さらに、任意の好適な分析のために、任意の好適な技術に従って、上流のMCBEモジュール28から光束を受け、調査中の材料に光束を伝達し、材料から反射された光を伝達し、反射光を集光するために、さまざまな他の光学素子を含んでもよい。
例えば、技術および分析は、分光法および/または結像を含んでもよい。分光法の例は、共焦点ラマン分光法、赤外吸収/消光分光法、および/または蛍光/フォトルミネセンス分光法を含む。結像の例は、共焦原子間力顕微鏡法(AFM)および走査トンネル顕微鏡法を含む。他の例は、先端増強ラマン分光法(TERS)を含む近視野光学的SPM技術および分析、ならびに/または無アパーチャ近視野走査光学的顕微鏡法(a−NSOM)を含む。任意の他の好適な光学的ならびに/またはSPM技術および/もしくは分析を用いてもよい。顕微鏡10は、1つのプラットフォーム上に多くの技術の組合せを可能にしてもよく、透明および/または不透明なサンプル材料の調査を行う多用性を有してもよく、さまざまな技術の最も効果的な使用を考慮するようにプローブ先端および/またはサンプル材料に対して十分な自由度を与えてもよい。
光源24はレーザを含んでもよい。源24は、例えば、可視〜中赤外線スペクトルにおいて入射光を与える光束を起こして放つ任意の好適な装置を含んでもよい。
MCBEモジュール28は、源24から受けた光束の1つ以上の質を改善するように用いられてもよい。例えば、MCBEモジュール28は、例えば3〜6mmの直径の相対的に小さな直径の、および/または非一様な強度の、直線偏光された入力光束を受けてもよい。したがって、MCBEモジュール28は、その光束を処理して、例えば透過モード照明のための4〜6mmの直径および反射モード照明のための15〜20mmの直径の、拡大された直径の、ラジアル偏光された、ならびに/または空間的にフィルタ処理された出力光束を生じさせてもよい。ラジアル偏光された光は、周辺光学素子16内においてSPM走査ヘッド18によって光の消光を最小限にするように与えられてもよい。MCBEモジュール28は、入口アパーチャ30と、第1の整列絞り32と、第2の整列絞り33と、絞り32の下流に位置し、光束を直線偏光されたモードからラジアル偏光されたモードに変換するモード変換器34とを含んでもよい。モード変換器34は、第1および第2の整列絞り32、33を用いて、モード変換器34の位置が光束と整列されることを可能にするように、移動されてもよい。MCBEモジュール28は、さらに、モード変換器34の下流に位置し、偏光を光学的に下流方向に伝達する第1のオフ軸放物面鏡36(例えば30度)と、鏡36の下流のピンホールアパーチャ38と、ピンホールアパーチャ38の下流に位置し、偏光を光学的に下流方向にさらに伝達する第2のオフ軸放物面鏡40(例えば30度)とを含んでもよい。MCBEモジュール30は、さらに、鏡40の下流の第1の進路鏡42と、第1の進路鏡42の下流の第2の進路鏡44と、第2の進路鏡の下流に位置し、光束を所望のサイズに拡大する反射型光束拡大器46と、出口アパーチャ48とを含んでもよい。拡大器46は赤外線光をともなう使用に対して好適であってもよい。
具体的な例が示されたが、光束源22は、SPM/光学的な統合された顕微鏡法との使用に対して好適な光束を起こして放つように任意の他の好適な装置を含んでもよい。さらに、上に記載されたMCBEモジュール28のさまざまな要素のいくつかまたはすべてを別個のモジュールに組入れる必要はなく、それらは、独立型の要素であり得、または他のモジュール、サブモジュールなどに組入れることがある。
他の光学素子は、MCBEモジュール28の光学的下流において、上流のMCBEモジュール28から光束を受け、光束を進路付け、進路付けされた光束を下流に伝達するために、光束進路付けモジュール50を含んでもよい。光束進路付けモジュール50は、MCBEモジュール28から出力光束を受けてもよく、周辺光学素子16内に光束を精密に整列させる目的で光束を進路付けてもよい。光束進路付けモジュール50は、MCBEモジュール28から光束を受ける入口アパーチャ52と、入口アパーチャ52の下流に位置し、入口光束を進路付ける第1の進路鏡54と、鏡54の下流に位置し、光束をさらに進路付ける第2の進路鏡56とを含んでもよい。光束進路付けモジュール50は、さらに、伝達モード中の光束の収集のための第1の集光鏡58と、鏡58の下流の集光光学素子またはコレクタ60と、コレクタ60の下流の出口アパーチャ62とを含んでもよい。鏡58はダイクロイックミラーを含んでもよく、コレクタ60は、分析のために、アバランシェフォトダイオード(APD)、電荷結合素子(CCD)などのような、1つ以上の光センサまたは結像センサ61への伝達のための光ファイバー出力を含む光ファイバーコレクタであってもよい。上に記載されたさまざまな要素のいくつかまたはすべてを別個のモジュールに組入れる必要はなく、それらは、独立型の要素であり得、または他のモジュール、サブモジュールなどに組入れることがある。
他の光学素子は、さらに、周辺光学素子16、および以下の光学素子の1つまたはそれより多くを含んでもよい。光学素子64は、周辺光学素子の第1の側、例えば光学素子16より下に配置されてもよい。ここに以下に記載されるように、光学素子64はZ軸に沿って可動またはナノ位置決め可能であってもよい。光学素子64は透過型対物レンズを含んでもよく、それは、合焦可能なレンズを含んでもよい。別の光学素子66は、周辺光学素子16の第2の側、例えば周辺光学素子16より上に配置されてもよい。光学素子66は、反射型対物鏡、例えばオフ軸放物面鏡または任意の他の好適な反射型光学素子を含んでもよい。照明モード鏡68は、周辺光学素子16の第1の側において、第2の進路鏡56の光学的に下流において、透過型対物レンズ64の上流の第1の側または透過照明経路において、配置されてもよい。鏡68は、顕微鏡10の透過照明モードにおいては光学素子64と光伝達状態あってもよく、顕微鏡10の反射照明モードにおいてはそのような伝達から脱し得てもよい。照明モード鏡68は、第1の側または透過集光経路において第1の集光鏡58の光学的に上流に配置されてもよい。第1のペリスコープ鏡70は、第2の側の照明経路において照明モード鏡68の光学的に下流に配置されてもよく、第2のペリスコープ鏡72は、反射照明モードのために反射型光学素子16との光伝達において第2の側の照明経路に沿って第1のペリスコープ鏡70の光学的に下流に配置されてもよい。第1のペリスコープ鏡70は、その反射面に沿って延在し、かつ第2の側の照明経路に垂直な軸Aのまわりを旋回可能であってもよい。第2のペリスコープ鏡72は第2の側の照明経路に沿って並進可能であってもよい。第2の集光鏡74が反射モード中の光束の集光のために第2の側または反射集光経路に配置されてもよく、反射型光学素子66は周辺光学素子16と第2の集光鏡74との光学的に間に配置されてもよい。第3の集光鏡76が第2の集光鏡74との下流の光伝達において反射集光経路に配置されてもよく、第2のコレクタ78が鏡74および76の下流に配置されてもよい。鏡74はダイクロイックミラーを含んでもよく、コレクタ78は、分析のために、アバランシェフォトダイオード(APD)、電荷結合素子(CCD)などのような、1つ以上の光センサまたは結像センサ79への伝達のための光ファイバー出力を含んでもよい。
顕微鏡10のさまざまな実施例によれば、顕微鏡10を用いる1つ以上の方法が、1つ以上の動作モードに従って実行されてもよい。例えば、顕微鏡10は、透明材料上に集束するかまたは透明材料を観察するために透過照明モードに従って、および透明材料または不透明な材料の少なくとも1つ上に集束するかまたはそれ(ら)を観察するために反射照明モードに従って、動作されてもよい。より具体的には、光束源22は任意の好適な態様において活性化されてもよく、光束は光束進路付けモジュール50によって進路付けられてもよい。照明モード鏡68は、動作可能な場所に位置決めされ、透過型照明モードに従って用いられて、光束を第1の側の照明経路に沿って向けて、調査中の材料の第1の側を照明するか、または反射型照明モードに従ってその動作可能な場所から取除かれて、光束をペリスコープ光学素子を通して第2の側の照明経路に沿って向けて、調査中の材料の第2の側を照明してもよい。
別の例においては、顕微鏡10は、第1の側の照明経路を活性化し、同時に、第1および第2の側の集光経路を活性化することを含む、デュアルまたは複数集光モードに従って動作されてもよい。より具体的には、集光経路は、任意の好適な態様において、例えば調査中の材料から反射またはそれを通して透過された光を集光するためにコレクタ60および78を活性化することによって、活性化されてもよい。デュアル集光モードは、透明な基板を観察するときに実行されてもよい。例えば、照明モード鏡68は、鏡56と対物レンズ64との間の、およびそれらとの光伝達において、図1に示されるように置かれてもよい。
ここで図2を参照して、顕微鏡10のための例示的ハードウェアが1つの例示的実現例に従って示される。顕微鏡10は、MCBEモジュール28、光束進路付けモジュール50、ペリスコープ塔80、および走査塔82を含んでもよい。MCBEモジュール28は、頂部が開いた箱またはフレーム27と、透明であってもよい、フレーム27のためのカバー29とを含んでもよいハウジングを含んでもよい。ハウジングは入口アパーチャおよび出口アパーチャ30、48を含んでもよい。同様に、光束進路付けモジュール50は、頂部が開いた箱またはフレーム49と、透明であってもよい、フレーム49のためのカバー51とを含んでもよいハウジングを含んでもよい。ハウジングは、入口アパーチャおよび出口アパーチャ52、62を含み、アパーチャ53および63を通過してもよい。塔80、82は、以下に、より詳細に記載される。
ペリスコープ塔80は、第2の側の照明経路に沿って光束を受け、光束を走査塔82に伝達し、走査塔82から第2の側の集光経路に沿って伝達された反射光を受けてもよい。ペリスコープ塔80は、旋回可能な鏡70、並進可能な鏡72、第2の集光鏡74、および第3の集光鏡76を担持してもよい。
図3および図4を参照して、ペリスコープ塔80は、塔基部84と、基部84に旋回可能に結合されてもよく、直立材87を含んでもよいフレーム86と、直立材87に任意の好適な態様において結合されてもよいフレーム基部89を含んでもよい第1のレベル88と、第1のレベル88より上にあり、任意の好適な態様において、直立材87に、およびそれら直立材間に結合されてもよい第2のレベル部材または板91を含んでもよい第2のレベル90とを含んでもよい。塔80は、さらに、塔基部84の下から塔基部84を支持してもよい取付板81を含んでもよい。第1のペリスコープ鏡70は、第1のレベル88で任意の好適な態様においてフレーム86によって担持されてもよく、反射面を有する。第1のペリスコープ鏡70の反射面に沿って、かつ第2の側の照明経路を横断して延在する軸Aのまわりを塔基部84に関して旋回可能であってもよいフレーム基部89。例えば、塔80は、塔基部89に結合されてもよい軸受ブロック92と、フレーム基部84に結合された対応する軸受ブロック94と、鏡70のいずれもの側でそれぞれの軸受ブロック間において軸Aに沿って延在するシャフト96とを含んでもよい。
第2のペリスコープ鏡72は、第2のレベルにおいてフレーム86によって担持されてもよく、ある方向に、第1のペリスコープ鏡70に向かって、およびそれから遠ざかるように、フレーム86に可動に結合されて、第2の側の照明経路に沿って並進可能であってもよい。例えば、塔80は、フレーム86の一部に結合された線形のスライド98と、第2のペリスコープ鏡72を担持し、線形のスライド98に摺動可能に結合された鏡支持体100とを含んでもよい。さらに、マイクロポジショナ102が、フレーム86の別の部分に、例えば継手103によって板91に結合されてもよく、アクチュエータ104が鏡支持体100に結合されて、第2のペリスコープ鏡72の動きを調整してもよい。マイクロポジショナ102はマイクロメートルバレルを含んでもよい。
図4を参照して、ペリスコープ塔80は、さらに、軸Aの一方の側においてフレーム86の一部に調整力をかけるためのフレーム旋回軸アジャスタ106と、軸Aの別の側においてフレーム86の別の部分に付勢力をかけるための予荷重部108とを含んでもよい。したがって、塔80の残りの光学素子が第1のペリスコープ鏡70への調整とともに調整されるように、フレーム86の旋回は容易に調整されてもよい。フレーム旋回軸アジャスタ106は、支持体110と、支持体110と一体であるかまたはそれに結合されてもよい、内部がねじ切りされた部材112と、内部がねじ切りされた部材112にねじ筋を介して受けられる、外部がねじ切りされた部材114と、外部がねじ切りされた部材114と一体であるかまたはそれに結合されてもよい球状の係合部材116と、外部がねじ切りされた部材114と一体であるかまたはそれに結合されてもよい停止カラー部118とを含んでもよい。球状の係合部材116を係合するために、別個のウェアプレート120がフレーム86の基部89に結合されてもよい。
1つの実現例においては、予荷重部108は、取付板81において、例えばそこに端ぐりされた通路に担持されてもよいスリーブ122と、スリーブ122において担持され、旋回可能なフレーム基部89の下面と係合のために塔基部84において通路を通って延在しヘッド126で終端するシャフト124を含んでもよいプランジャとを含んでもよい。予荷重部108は、さらに、プランジャのヘッド126より下に配置された座金128と、取付板81とフレーム基部89との間に配置され、座金128と係合されてフレーム基部89に付勢力をかけるためのばね130とを含んでもよい。予荷重部108は、さらに、または代りに、任意の他の種類のばね、および/もしくはばねとプランジャとの構成、または軸Aのまわりでフレーム86に力をかける任意の他の好適な装置を含んでもよい。
別の実現例においては、図4Aを参照して、予荷重部108’が、取付板81に(または塔基部84に)および旋回可能なフレーム基部89に結合された引張ばね130’を含み、軸Aのアジャスタ106と反対の側においてフレーム基部89に付勢力をかけてもよい。例えば、ばね130’は、板81の底面で対応するレリーフに位置してもよい取付け部材122’に結合される一方の端部と、基部89の頂部表面において対応するレリーフに位置してもよい別の取付け部材124’に結合される別の端部とを含んでもよい。予荷重部108’は、図4Aにおいて示されるように塔のいずれの側にも位置してもよい。
図3を参照して、ペリスコープ塔80は、さらに、第1および第2のレベル88、90間に配置され、直立材87に、およびそれら直立材間に任意の好適な態様において結合された第3のレベル部材または板131を含んでもよい、フレーム86の第3のレベル130を含んでもよい。第1の集光鏡74はフレーム86によって第2のレベル90で担持されてもよく、第2の集光鏡76および第2のコレクタ78はフレーム86によって第3のレベル130で担持されてもよい。例えば、鏡76は板131によって担持されてもよく、コレクタ78は直立材87の1つによって担持されてもよい。
顕微鏡10は、さらに、光束を、源22から直接的に、またはペリスコープ塔80を介して間接的に受け、調査中の材料から反射された光を集光し、反射光を伝達し、SPMを材料上で行うように用いられてもよい走査塔82を含んでもよい。走査塔82は、調査中の材料、周辺光学素子16、SPMハードウェア14、透過型対物レンズ64、および反射型光学素子66、および可動照明モード鏡68を担持してもよい。
図3および図5を参照して、塔82は、基部144、および基部144より上に支持され、透過型対物レンズ64(図1)を担持する透過型対物レンズレベル146を含んでもよく、透過型対物レンズ64は、Z軸に沿って調整可能であってもよく、ナノ位置決め可能な光学装置148の一部であってもよい。図5において示されるように、装置148は、長手方向軸(Z軸)を有するハウジング150、およびハウジング150に配置され、長手方向軸に沿って可動なスライダ152を含んでもよい。図3において示されるように、ハウジング板151を、ハウジング150に、アパーチャ(図示せず)上を、その一方の側において結合して、スライダ152に付勢力をかけてもよい。複数個のナノポジショナ、例えば圧電素子154が、ハウジング150およびスライダ152の表面間(および板151とスライダ152との間)に配置されて、スライダ152をハウジング150に関して移動させてもよい。したがって、スライダ、圧電素子およびハウジングは大きなPANモータ構築物であってもよい。光学素子64はスライダ152によって任意の好適な態様において担持されてもよい。例えば、光学素子64の後部部分は、スライダ152の横断するように延在するフランジ156の凹部内に導かれてもよく、対応するスライダフランジ156に固定、溶接、固着などされてもよい。光学素子64は、合焦可能レンズ、例えば100x倍率および1.4NAの、微分干渉コントラストをともなうZEISS PLAN−APOCHROMATを含んでもよい。
塔82は、さらに、透過型対物レンズレベル146より上に支持され、周辺光学素子16およびSPM走査ヘッド18を担持する統合レベル158を含んでもよく、ヘッド18は、周辺光学素子16内に配置され、Z軸に沿って調整可能であり、周辺光学素子16の近焦点に位置決めすることが可能である先端をともなうSPMプローブ160を有する。
塔82は、さらに、統合レベル158より上に支持され、反射型光学素子66を担持する反射型光学素子レベル162、および透過型対物レンズレベル146と統合レベル158との間に支持され、Z軸に沿って調整可能なSPM走査段20を担持するスキャナ段レベル164を含んでもよい。周辺光学素子16は、周辺光学素子16の下側端部と走査段20の上側表面との間に空間がある状態で、統合レベル158からスキャナ段レベル164に向かって延在してもよい。
塔82は、さらに、透過型対物レンズレベル146とスキャナ段レベル164との間に配置され、スキャナ段レベル164を支持するスキャナ調整レベル166を含んでもよい。スキャナ調整レベル166は軸方向調整部材168を含んでもよい。図3を参照して、調整レベル駆動列170を軸方向調整部材168に結合して、スキャナ段レベル164にZ軸に沿って動きを与えてもよい。駆動列170は、モータ172、およびモータ172に結合されるウォーム駆動ギヤ174を含んでもよく、ウォーム駆動ギヤ174は、駆動ギヤ174と噛み合い、例えば部材または板147を介してレベル146によって回転自在に担持されるウォーム被駆動ギヤ176を含む。調整シャフト178は被駆動ギヤ176に固定されてもよく、対応する内部がねじ切りされた部分を含んでもよい軸方向調整部材168とねじ筋を介して係合するように外部がねじ切りされた部分を含んでもよい。したがって、駆動列170はZ軸に沿ってスキャナ段レベル164(および材料)の粗い位置決めを与えるよう活性化されてもよく、スキャナ段20はZ軸に沿って材料の高精度位置決めを与えるよう活性化されてもよい。例えば、粗い位置決めは5,000〜50,000ナノメートル/秒を含んでもよく、高精度位置決めは0.05〜5ナノメートル/秒を含んでもよい。別の例においては、粗い位置決めは、2〜40ミクロン、より具体的には約5ミクロンのステップのサイズを含んでもよい。粗い位置決めステップのサイズは、好ましくは、高精度位置決めの総Z範囲、例えば50ミクロンより小さい。高精度位置決めステップのサイズは、0.1〜200nmを含んでもよい。ある方法実現例によれば、Z位置設定点基準が高精度位置決め中において満たされる、と判断されると、高精度位置決めは完成となる。そうでなければ、次いで、SPM走査段20はZ軸に沿って撤回され、粗い位置決めが粗いステップに従って実行され、次いで、高精度位置決めが再びSPM走査段20を用いて試みられる。これは、サンプル材料がプローブ先端に到達するまで繰り返される。先端/サンプル相互作用、光学的検証などを含む、任意の好適な設定点基準を用いてよい。
塔82は、任意の好適な態様において構築され配置されてもよい。例えば、透過型対物レンズレベル146は、任意の好適な態様においてレベル146および基部144の対応する板147および145に固定されてもよいシャフト180で基部144より上に支持されてもよい。さらに、統合レベル158は運動取付部によって透過型対物レンズレベル146より上に支持されてもよく、運動取付部は、板147に結合されたシャフト182、統合レベル板159のソケット186に受けられる球状の部材184、および球状の部材184を受けるようV字形のソケット190を有するカラー部188を含んでもよい。一実施例においては、シャフト182およびカラー部188は一体または単一であってもよい。ソケット186は、そこに担持された中実のシリンダ192を含んでもよい。シリンダ192はソケット186に任意の他の好適な態様においてはんだ付け、溶接、固着、または結合されてもよい。球状の部材184のシリンダ192との係合は、十分な反復可能な取付けを確実にする。同様に、反射型光学素子レベル162は、統合レベル板159に結合されたシャフト183および示されるような運動取付部構造の残りの部分を含む運動取付部によって、統合レベル158より上に支持されてもよい。同様に、スキャナ段レベル164は、任意の好適な態様においてスキャナ20に結合されてもよいスキャナアダプタ板21に任意の好適な態様において結合されてもよいシャフト181を含む運動取付部によって、逆向きに、調整レベル166より上に支持されてもよい。最後に、調整レベル166は、例えばシャフト182への摺動可能な取付けのために調整レベル板167によって担持されてもよいブッシング194を介して透過型対物レンズレベル146より上に支持されてもよい。板167は駆動列170を介してシャフト182に沿って調整されてもよく、停止部196を板147、167間に配置してその間の運動を制限してもよい。
図6を参照して、周辺光学素子16は、回転の反射面200を有する凹状周方向鏡を含んでもよい。例えば、凹状周方向鏡は楕円形の鏡を含んでもよい。いずれにせよ、凹状周方向鏡は、第1の端部204に小径202を、および第2の端部208に大径206を有する。
SPM走査ヘッド18は、周辺光学素子16の第1の端部204に対して相対的に近位の、および周辺光学素子16の第2の端部208に対して相対的に遠位の位置から、第2の端部208に向かって延在するように懸架されてもよい。1つの例示的実現例においては、SPM走査ヘッド18は、スポーク212(図5)と、周方向にスポーク212間に、光が通過してもよい空間とを有するスポーク付き部材210から懸下されてもよい。スポーク付き部材210は、光学素子16の大径206に近く担持された径方向に外側の部分またはリム214と、SPM走査ヘッド18を担持する径方向に内側の部分またはハブ216と、ハブとリム214、216間に延在するスポーク212とを含んでもよい。
SPMハードウェア14は、さらに、周辺光学素子16内に異なる種類のSPM走査ヘッドを懸下するよう、モジュール式取付部218を含んでもよい。モジュール式取付部218は、SPM走査ヘッド18が2つの直交する方向、例えばX’軸およびY’軸に沿ってに移動することを可能にしてもよい。
図6に示される第1の例示的実現例においては、モジュール式取付部218は、スポーク付き部材210のハブ216におけるばち形みぞ220と、ばち形みぞ220に配置された蟻ほぞ222と、蟻ほぞ222とばち形みぞ220との間に配置されたナノ位置決め要素224、225とを含んでもよい。モジュール式取付部218は、さらに、例えば蟻ほぞ222における第2のばち形みぞ226と、第2のばち形みぞ226に配置された第2の蟻ほぞ228と、第2の蟻ほぞ228と第2のばち形みぞ226との間に配置された付加的なナノ位置決め要素230、231とを含んでもよい。したがって、モジュール式取付部218は、Z軸に沿って一方が他方より上に積重ねられたナノポジショナを含んでもよい。さまざまなナノ位置決め要素は圧電素子を含んでもよい。走査ヘッド18は、蟻ほぞ228、222に任意の好適な態様において結合されるハウジング232、およびハウジング232によって担持される接極子組立体234を含んでもよい。
図7に示される第2の例示的実現例においては、モジュール式取付部218’は、リム214’およびハブ216’を有し、例えばハブ216’の一方の側においてそのポケット217’に少なくとも1つの磁石220’を担持するスポーク付き部材210’を含んでもよい。取付部218’は、さらに、ハブ216’の反対側においてSPM走査ヘッド18’に結合された鉄部材222’と、ハブ216’と鉄部材222’との間に配置された、例えば圧電素子などの、1つ以上のナノ位置決め要素224’、225’とを含んでもよい。走査ヘッド218’は、鉄部材222’に任意の好適な態様において結合されるハウジング232’と、ハウジング232’によって担持される接極子組立体234’と、それらの間のナノ位置決め要素233’とを含んでもよい。ヘッド18’は音叉型のプローブ160’を含んでもよい。
図6Aに示される第3の例示的実現例においては、モジュール式取付部318は、スポーク付き部材210のハブ214(図6)に結合され、ばち形みぞ320を有してもよい第1のほぞ穴部材316を含んでもよい。部材316は、部材316の平面の部分において通路315を通って延在してもよい締結具(図示せず)によってハブ214に固定されてもよい。モジュール式取付部318は、さらに、ばち形みぞ320に配置された蟻ほぞ322aと、蟻ほぞ322aとばち形みぞ320との間に配置されたナノ位置決め要素324、325と、ナノ位置決め要素に対応し、要素324、325に予荷重を与えるように部材316のいずれの側においても対応するポケットに配置された磁石323とを含んでもよい。磁石323は、ナノ位置決め要素324、325に関して垂直に向き付けられてもよい動作可能な軸を有してもよく、磁石323は、部材316にプレスばめ、固着、または任意の他の好適な態様において結合されてもよい。
モジュール式取付部218は、蟻ほぞ322aに結合されてもよい第2のほぞ穴部材322bをさらに含んでもよく、ばち形みぞ326を含んでもよい。蟻ほぞ322aは、例えば蟻ほぞ322aにおいて通路327を通って延在する締結具(図示せず)によって、部材322bに別途結合されてもよく、またはそれと一体的に結合されてもよい。モジュール式取付部318は、さらに、ばち形みぞ326に配置された蟻ほぞ328aと、蟻ほぞ328aとばち形みぞ326との間に配置されたナノ位置決め要素330、331と、ナノ位置決め要素に対応し、要素330および331に予荷重を与えるために部材322bのいずれの側においても対応するポケットに配置された磁石323とを含んでもよい。磁石323は、ナノ位置決め要素330、331に関して垂直に向き付けられてもよい動作可能な軸を有してもよく、磁石323は、部材322bにプレスばめ、固着、または任意の他の好適な態様において結合されてもよい。蟻ほぞ328aは、例えば蟻ほぞ328aにおいて通路327を通って延在する締結具(図示せず)によって、部材328bに別途結合されてもよく、またはそれと一体的に結合されてもよい。モジュール式取付部218は、蟻ほぞ328aに結合されるかまたはそれと一体型であってもよいヘッド結合部材328bをさらに含んでもよく、SPMヘッドハウジング232に結合された端部を含んでもよい。部材328bは、ハウジング232に任意の好適な態様において固定されてもよく、またはそうでなければ、任意の好適な態様においてそれに結合されてもよい。
図8を参照して、SPMハードウェア14は、SPMプローブ160を有するSPM走査ヘッド18、および周辺光学素子16に配置された材料Mを含む。周辺光学素子16は、楕円面鏡に最も近い(例えばその小径の近くの)第1の焦点または近焦点fと、楕円面鏡から最も遠い第2の焦点または遠焦点fと、光学素子の反射内側表面200によって確立される理論的な楕円Eとを含む。透過型対物レンズ64は楕円E内に延在してもしなくてもよく、反射型光学素子66は楕円Eの外側に位置してもよいが、それらの焦点は空間において重なってもよい。透過型対物レンズ64および反射型光学素子66は、それらの照明経路に沿って光を伝達し、および/またはそれらの反射経路に沿って反射光を受けてもよい。
SPMヘッド18、および材料Mを支持するSPM走査段20は、各々、圧電駆動されて、SPMプローブ160の先端が第1の焦点fに位置決めされること、および/または材料が第1の焦点fに関連付けられる二次元の面に位置決めされることを可能にする。SPMハードウェア14は、入射放射界の極性化がSPMプローブ先端の長手方向軸に関して、例えば予め定められる角度の許容差、例えば+/−10度内で整列するように、集束された放射界内においてSPMプローブ先端の位置決めを可能にする。
図9を参照して、SPM走査ヘッド18は、内部のピエゾ表面236をともなう内部を有するハウジング232と、ピエゾ表面236に沿ってハウジング232の内部に配置された圧電素子233と、長手方向軸に沿ってハウジング232内において可動である接極子238を含んでもよい接極子組立体234とを含んでもよい。接極子238は、第1の端部240と、第1の端部240に軸方向に対向して配置された第2の端部242と、ハウジング232の内部のピエゾ表面236に対応し、圧電素子233と接触する外部のピエゾ表面244とを含んでもよい。接極子238は、さらに、第2の端部242におけるねじ切りされた貫通孔246と、第1の端部242におけるカウンターボア248と、カウンターボア248に配置されたスライダ250と、接極子238のねじ切りされた貫通孔246にスライダ250と接触して配置された調整ねじ252と、ねじ252の対応するポケットに配置された3つ以上の球状の部材254と、カウンターボア248において接極子238の第1の端部240に配置された環状の板または座金256と、カウンターボア248に配置され、スライダ250に抗して、例えばそれの環状のポケット260において座金256に抗して付勢されるばね258とを含んでもよい。
SPM走査ヘッド18は、さらに、光ファイバーフェルール260を含んでもよい。フェルール260は取付部分262を含んでもよく、取付部分262は心棒264を含んでもよく、心棒264は、スライダ250に、例えばそのカウンターボアにおける摩擦嵌合いまたは任意の他の好適な態様によって、結合されてもよい。フェルール260は、さらに、任意の好適な態様において取付部分に結合され、フェルール先端268を含む先端部分266を含んでもよい。プローブ160に対するフェルール先端268の軸方向の位置決めは、接極子組立体234の調整ねじ252の移動によって調整可能であってもよい。
SPM走査ヘッド18は、さらに、プローブ取付部270を含んでもよく、プローブ取付部270は支持体272を含んでもよく、支持体272は、接極子238の第1の端部240に結合された第1の表面274と、第2の表面276と、表面274、276間において、光ファイバーフェルール260が延在する貫通孔278とを有する。第2の表面276は、貫通孔278に関して、横断するように、例えば径方向に延在する円筒形ソケット280を含んでもよい。
SPM走査ヘッド18は、プローブ取付部270に結合された片持ち梁プローブ組立体282をさらに含んでもよい。例えば、組立体282は、プローブ取付部270の円筒形ソケット280への自己センタリング磁気結合のための円筒形部材284を含んでもよい。プローブ取付部270および円筒形部材284は好適な対応する磁性/鉄材料からなる。組立体282は、さらに、プローブ160を適所に保持するためにクリップ288を含んでもよいプローブホルダ286と、円筒形部材284とプローブホルダ286との間に結合されるナノポジショナ290とを含んでもよい。プローブ先端の位置決めは、磁性取付部270の円筒形ソケット280における円筒形部材284の移動によって、および/またはナノポジショナ290の作動によって調整可能である。ナノポジショナ290は、例えばZ軸に沿ったプローブ160の高精度位置決めのために1つ以上の圧電素子を含んでもよい。
図10を参照して、現在開示された方法のさまざまな局面を実行するために、電算装置300を顕微鏡10の残りの部分との関連で用いてもよい。一例においては、電算装置300は、ユーザから入力データおよび命令を受け、受け取られた入力を記憶されたソフトウェアおよび/またはデータに照らして処理し、光源、MCBEモジュール、進路付け可能鏡、駆動列モータ、ナノポジショナなどのような、顕微鏡10のさまざまな装置に出力信号を送信してもよい。反対に、別の例においては、電算装置300は、コレクタ、光センサまたは結像装置、光学素子/レンズ、SPM走査プローブ、ファイバー光学素子などのような、顕微鏡10のさまざまな装置から入力信号を受けてもよい。電算装置および顕微鏡10内における、ならびに電算装置と顕微鏡10との間での、ケーブル、ワイヤ、および他の有線接続または無線接続は、当業者には周知であり、図面には示されない。
電算装置300は、受け取られた入力信号を記憶されたデータおよびソフトウェアに照らして処理し、出力データをユーザに送信してもよい。電算装置300は、例えば、電気回路、電子回路もしくはチップ、および/またはコンピュータを含んでもよい。電算装置300は、別個の装置の間で分散されてもよく、または統合されてもよい。顕微鏡10の少なくともSPM部分は米国特許出願公開第2012/0005621号において開示されたシステムの少なくともいくつかの部分を含んでもよく、その内容の全体をここに引用により援用する。
コンピュータ実施例においては、電算装置300は、一般的に、メモリ302、メモリ302に結合されたプロセッサ304、1つ以上のインターフェイス306、1つ以上の入力装置308、および/または1つ以上の出力装置310を含んでもよい。もちろん、電算装置300は、さらに、任意の付随的な装置、例えばクロック、内部電源など(図示せず)も含んでもよい。示されていないが、電算装置300およびさまざまな顕微鏡装置に、外部電源を含む任意の好適な電源、例えばAC―DCトランスフォーマ、1つ以上のバッテリ、および/または燃料電池などによって電気が供給されてもよい。
入力装置308および出力装置310は、顕微鏡10のさまざまな装置、例えば光源、MCBEモジュール、進路付け可能鏡、駆動列モータ、ナノポジショナ、コレクタ、光センサまたは結像装置、光学素子/レンズ、SPM走査プローブ、ファイバー光学系などを含んでもよい。装置308、310は、触覚的でも、聴覚的でも、および/または視覚的でも、任意の好適なユーザ入力または出力を受信または送信するように用いられてもよい。入力装置は、周辺入力装置またはユーザ入力装置、例えば指示装置(例えばマウス、トラックボール、ペン、タッチパッド、タッチスクリーン、ジョイスティックなど)、キーボード、マイクロホン、カメラなどを含んでもよい。入力装置はプロセッサに任意の好適なコマンド、命令、データ、情報、信号などを入力するために用いられてもよい。出力装置は、ユーザ出力装置、例えば音声スピーカもしくはイヤホン、モニタ、もしくは他の種類の表示装置を含んでもよく、または周辺出力装置、例えばプリンタ、モデム、もしくは他の通信アダプタなどを含んでもよい。
インターフェイス306は内部および/または外部の通信インターフェイスを含んでもよく、有線装置および/または無線装置を含んでもよい。例えば、インターフェイスは内部バスを含んでもよく、それは、電算装置のプロセッサ、メモリおよび/または他のインターフェイス要素の間のデータ通信に備えてもよい。別の例においては、インターフェイスは、電算装置300の要素および周辺装置、顕微鏡10の装置などの間のデータ通信のための外部バスを含んでもよい。インターフェイスは、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、加速されたグラフィックスポート、ローカルバスまたはプロセッサバスを含み、さまざまなバスアーキテクチャの任意のものを用いる、いくつかの種類のバス構造のいずれかの1つ以上を含んでもよい。さらに、インターフェイスは、アナログ−デジタルまたはデジタル−アナログ変換器、信号コンディショナ、増幅器、フィルタ、他の電子装置もしくはソフトウェアモジュール、および/または任意の他の好適なインターフェイスを含んでもよい。インターフェイスは、例えばRS−232の並列の小さなコンピュータシステムインターフェイス、ユニバーサルなシリアルバスおよび/または任意の他の好適なプロトコルに準拠してもよい。インターフェイスは、電算装置300が他の装置と内部的および/または外部的に通信するのを補助または可能にするように、回路、ソフトウェア、ファームウェアおよび/または任意の他の装置を含んでもよい。
プロセッサ304は、データを処理して、顕微鏡10のための機能の少なくともいくつかを与える命令を実行してもよい。ここに用いられるとおりでは、用語「命令」は、例えば、制御論理、コンピュータソフトウェアおよび/もしくはファームウェア、プログラマブルな命令、または他の好適な命令を含んでもよい。プロセッサは、例えば1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、データ信号において論理関数を実現するために論理ゲートを有するディスクリートな論理回路、好適な論理ゲートをともなう特定用途向け集積回路、プログラマブルもしくは複雑なプログラマブル論理装置、プログラマブルまたはフィールドプログラマブルゲートアレイ、および/または任意の他の好適な種類の電子処理装置を含んでもよい。
メモリ302は、システムの機能の少なくともいくつかを与え、プロセッサ304によって実行されてもよい、少なくともいくつかのデータ、データ構造、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、プログラムモジュールもしくはデータ、および/または他のコンピュータソフトウェアもしくはコンピュータ読取可能な命令の少なくとも一時的な記憶を与えるように構成された任意のコンピュータ読取可能な媒体を含んでもよい。データ、命令などは、例えば参照テーブル、公式、アルゴリズム、マップ、モデル、および/または任意の他の好適なフォーマットとして記憶されてもよい。
メモリ302は、取外し可能および/または不可能な、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリの形式であってもよい。例示的揮発性メモリは、例えば、プロセッサにおいてソフトウェアおよびデータを実行するために、ランダムアクセスメモリ(RAM)、スタティックRAM(SRAM)、同期または非同期DRAMなどを含むダイナミックRAM(DRAM)などを含んでもよい。限定ではなく、例として、揮発性メモリは、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、他のメモリモジュール、およびデータを含んでもよい。例示的不揮発性メモリは、例えば、ソフトウェアおよびデータの記憶のために、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、磁気ディスクもしくは光ディスクまたはテープのようなダイナミック読出/書込メモリ、およびフラッシュメモリのようなスタティック読出/書込メモリを含んでもよい。別途示されなかったが、コンピュータは、さらに、他の取外し可能な/取外し不可能な揮発性の/不揮発性のデータ記憶部または媒体を含んでもよい。例えば、他の媒体は、ダイナミックまたはスタティックな外部記憶読出/書込装置を含んでもよい。
ここに開示される方法またはその一部は、方法ステップの1つ以上を実施するために1つ以上のコンピュータの1つ以上のプロセッサによる使用のためにコンピュータ読取可能媒体において担持された命令を含むコンピュータプログラム製品において実施することが可能である。コンピュータプログラム製品は、ソースコード、オブジェクトコード、実行可能コードまたは他のフォーマットにおけるプログラム命令で構成された1つ以上のソフトウェアプログラム;1つ以上のファームウェアプログラム;またはハードウェア記述言語(HDL)ファイル;および任意のプログラム関連データを含んでもよい。データは、データ構造、参照テーブル、または任意の他の好適なフォーマットにおけるデータを含んでもよい。プログラム命令は、プログラムモジュール、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネントなどを含んでもよい。コンピュータプログラム製品は、1つのコンピュータ、または互いと通信する複数のコンピュータにおいて実行することが可能である。
プログラムは、非一時的なコンピュータ読取可能媒体において実施することが可能であり、それは1つ以上の記憶装置、製品などを含むことが可能である。非一時的なコンピュータ読取可能媒体の例は、コンピュータシステムメモリ、例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ);半導体メモリ、例えばEPROM(消去可能なプログラマブルROM)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブルROM)、フラッシュメモリ;磁気もしくは光ディスクまたはテープ;などを含む。非一時的なコンピュータ読取可能媒体は、さらに、例えば(有線、無線またはその組合せのいずれであれ)ネットワークまたは別の通信接続を介して、コンピュータからコンピュータへの接続を含んでもよい。非一時的なコンピュータ読取可能媒体は、一時的な伝搬信号を唯一の例外として、すべてのコンピュータ読取可能媒体を含む。上記の例の任意の組合せもコンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれる。
したがって、こ(れら)の方法は、開示された方法の1つ以上のステップに対応する命令を実行することが可能である任意の電子製品および/または装置によって少なくとも部分的に実行することが可能であることが、理解される。

Claims (39)

  1. 光学的鏡検ハードウェアを有する統合された光学的および走査型プローブ顕微鏡を動作する方法であって、前記光学的鏡検ハードウェアは、周辺光学素子と、前記周辺光学素子の第1の側に配置された透過型対物レンズと、前記周辺光学素子の第2の側に配置された反射型光学素子と、第1の側の照明経路と、第2の側の照明経路と、第1の側の集光経路と、第2の側の集光経路と、前記第1の側の照明経路に沿って光を向ける光源とを含み、前記顕微鏡はさらに、前記光学的鏡検ハードウェアと統合された走査型プローブ鏡検(SPM)ハードウェアを有して、共焦SPM技術および近視野光学的SPM技術を含むSPM技術を実行し、前記方法は:
    前記第1の側の照明経路を活性化するステップと;
    前記第1および第2の側の集光経路を同時に活性化するステップとを含む、方法。
  2. 前記共焦SPM技術は、原子間力顕微鏡(AFM)を含み、前記近視野光学的SPM技術は、先端増強ラマン分光法(TERS)または無アパーチャ近視野走査型光学的顕微鏡法(a−NSOM)の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記反射型光学素子はオフ軸放物面鏡である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記透過型対物レンズはナノ位置決め可能である、請求項1に記載の方法。
  5. 透明材料に集束するための透過照明モード、および前記透明材料または不透明な材料の少なくとも1つに集束するための反射照明モードをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 照明モード鏡が前記透過型対物レンズの第1の側に配置され、前記照明モード鏡は前記反射照明モードに対して除去可能である、請求項5に記載の方法。
  7. 第1のダイクロイック集光鏡が前記照明モード鏡の光学的に上流に配置され、前記反射型光学素子が光学的に前記周辺光学素子と第2のダイクロイック集光鏡との間にあるように前記第2のダイクロイック集光鏡が配置される、請求項6に記載の方法。
  8. 第1のペリスコープ鏡が、前記第2の側の照明経路に沿って前記照明モード鏡の光学的に下流に配置され、第2のペリスコープ鏡が、前記第2の側の照明経路に沿って前記第1のペリスコープ鏡の光学的に下流に、前記反射照明モードのために前記反射型光学素子との光伝達において配置される、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1のペリスコープ鏡は反射面を有し、前記第1のペリスコープ鏡は、前記反射面に沿って延在し、かつ前記第2の側の照明経路に垂直である軸のまわりで旋回可能であり、前記第2のペリスコープ鏡は前記第2の側の照明経路に沿って可動である、請求項8に記載の方法。
  10. コンピュータ読取可能媒体上に記憶され、顕微鏡に請求項1に記載の方法のステップを実施させるよう、前記顕微鏡のコンピュータプロセッサにより実行可能な命令を含む、コンピュータプログラム製品。
  11. コンピュータにより制御される顕微鏡であって:
    データを受ける少なくとも1つの入力装置と;
    プログラム命令およびデータを記憶するメモリと;
    前記入力装置および出力装置ならびにメモリに結合され、前記プログラム命令に応答して、コンピュータにより制御されるシステムに請求項1に記載の方法を実行させるためのプロセッサとを含む、コンピュータにより制御される顕微鏡。
  12. 統合された光学的および走査型プローブ顕微鏡のためのペリスコープ塔であって:
    基部と;
    前記基部に旋回可能に取付けられ、第1のレベルと前記第1のレベルより上の第2のレベルとを含むフレームと;
    前記フレームによって前記第1のレベルで担持され、反射面を有する第1のペリスコープ鏡とを含み、前記フレームは、前記反射面に沿って延在する軸のまわりを、前記基部に関して旋回可能であり;前記ペリスコープ塔はさらに、
    前記フレームによって前記第2のレベルにおいて担持され、ある方向に、前記第1のペリスコープ鏡に向かって、およびそれから遠ざかるように、前記フレームに可動に結合される第2のペリスコープ鏡を含む、ペリスコープ塔。
  13. さらに、前記軸の一方の側において前記フレームの一部に調整力をかけるフレーム旋回軸アジャスタと;
    前記軸の別の側において前記フレームの別の部分に付勢力をかける予荷重部とを含む、請求項12に記載の塔。
  14. 前記フレームの一部に結合された線形のスライドと;
    前記第2の鏡を担持し、前記線形のスライドに摺動可能に結合された鏡支持体と;
    前記フレームの別の部分に結合され、前記第2の鏡の動きを調整するために前記鏡支持体に結合されたアクチュエータを有するマイクロポジショナとをさらに含む、請求項12に記載の塔。
  15. 前記フレームは、さらに、前記第1のレベルと前記第2のレベルとの間に配置された第3のレベルを含み、前記ペリスコープ塔は、さらに、前記フレームによって前記第2のレベルで担持された第1の集光鏡、および前記フレームによって前記第3のレベルで担持された第2の集光鏡を含む、請求項12に記載の塔。
  16. 前記フレームは、さらに、前記第2のレベルと前記第3のレベルとの間に配置され、整列鏡を含む第4のレベルを含む、請求項15に記載の塔。
  17. 前記第4のレベルはさらに整列結像装置を含む、請求項16に記載の塔。
  18. 統合された光学的および走査型プローブ顕微鏡のための走査塔であって:
    基部と;
    前記基部より上に支持され、Z軸に沿って調整可能な透過型対物レンズを担持する透過型対物レンズレベルと;
    前記透過型対物レンズレベルより上に支持され、周辺光学素子を担持する統合レベルと;
    前記統合レベルより上に支持され、反射型光学素子を担持する反射型光学素子レベルと;
    前記透過型対物レンズレベルと前記統合レベルとの間に支持され、前記Z軸に沿って調整可能なSPM走査段を担持するスキャナ段レベルと;
    前記透過型対物レンズレベルと前記スキャナ段レベルとの間に配置され、前記スキャナ段レベルを支持するスキャナ調整レベルと;
    前記Z軸に沿って前記スキャナ段レベルに運動を与えるよう前記調整レベルに結合された調整レベル駆動列とを含む、走査塔。
  19. 前記周辺光学素子は、前記周辺光学素子の下側端部と前記スキャナ段レベルとの間に空間がある状態で、前記統合レベルから前記スキャナ段レベルに向かって延在し、前記統合レベルは、さらに、SPM走査ヘッドを担持し、前記SPM走査ヘッドは、前記周辺光学素子内に配置され、前記Z軸に沿って調整可能であり、前記周辺光学素子の近焦点に位置決めすることが可能である先端をともなうSPMプローブを有する、請求項18に記載の塔。
  20. 前記駆動列は、前記透過型対物レンズレベルによって回転自在に担持されたウォームギヤを含むウォーム駆動部を含む、請求項18に記載の塔。
  21. 統合された光学的および走査型プローブ顕微鏡であって:
    周辺光学素子を含む光学的鏡検ハードウェアと;
    前記光学的鏡検ハードウェアと統合され、共焦SPM技術および近視野光学的SPM技術を含むSPM技術を実行する走査型プローブ鏡検(SPM)ハードウェアとを含み、前記SPMハードウェアは、前記周辺光学素子内に配置されたSPM走査ヘッドを含む、顕微鏡。
  22. 前記周辺光学素子は、回転の反射面を有する凹状周方向鏡である、請求項21に記載の顕微鏡。
  23. 前記周方向鏡は楕円鏡である、請求項22に記載の顕微鏡。
  24. 前記周方向鏡は、第1の端部に大径を有し、第2の端部に小径を有し、前記SPM走査ヘッドは、前記第1の端部に対して相対的に近位の、および前記第2の端部に対して相対的に遠位の位置から懸下され、前記第2の端部に向かって延在する、請求項22に記載の顕微鏡。
  25. 前記SPM走査ヘッドは、光が通過する空間を有するスポーク付き部材から懸下される、請求項21に記載の顕微鏡。
  26. 前記スポーク付き部材は、前記周方向鏡の大径端部に近く担持された径方向に外側の部分と、前記SPM走査ヘッドを担持する径方向に内側の部分と、前記径方向に内側の部分と前記径方向に外側の部分との間に延在するスポークとを含む、請求項25に記載の顕微鏡。
  27. 異なる種類のSPM走査ヘッドを懸下するようモジュール式取付部を含む、請求項25に記載の顕微鏡。
  28. 前記モジュール式取付部は、第1のばち形みぞを有する第1のばち形みぞ部材と、前記ばち形みぞに配置された第1の蟻ほぞと、前記第1の蟻ほぞと前記第1のばち形みぞとの間に配置されたナノ位置決め要素とを含む、請求項27に記載の顕微鏡。
  29. 前記モジュール式取付部は、さらに、前記第1の蟻ほぞに結合され、第2のばち形みぞを有する第2のばち形みぞ部材と、前記2のばち形みぞに配置された第2の蟻ほぞと、前記第2の蟻ほぞと前記第2のばち形みぞとの間に配置された追加のナノ位置決め要素とを含む、請求項28に記載の顕微鏡。
  30. 前記モジュール式取付部は、少なくとも1つの磁石を一方の側に担持するハブを有するスポーク付き部材と、前記ハブの反対側にあり、前記SPM走査ヘッドに結合された鉄部材と、前記ハブと前記鉄部材との間に配置された少なくとも1つのナノ位置決め要素とを含む、請求項27に記載の顕微鏡。
  31. 前記光学的鏡検ハードウェアは、源光束を直線偏光されたモードからラジアル偏光されたモードに変換するためのモード変換器と、前記モード変換器の光学的に下流にあり、偏向された光を光学的に下流方向に伝えるための少なくとも1つのオフ軸放物面鏡とを含むモード変換装置を含む、請求項21に記載の顕微鏡。
  32. 前記SPMハードウェアは、SPMプローブ先端を有するSPM走査ヘッドと、材料サンプルのためのSPM走査段とを含み、前記走査ヘッドおよび前記材料サンプルは、両方とも楕円面鏡内に配置され、前記SPMヘッドおよび前記SPM走査段は、各々、圧電駆動されて、前記SPMプローブ先端が前記楕円面鏡に最も近い焦点に位置決めされること、または前記SPMサンプルが前記焦点に関連付けられる二次元の面に位置決めされることの少なくとも一方を可能にする、請求項21に記載の顕微鏡。
  33. 前記SPMハードウェアは、入射放射界の極性化が前記SPMプローブ先端の長手方向軸に関して整列するように、集束された放射界内において前記SPMプローブ先端の位置決めを可能にする、請求項32に記載の顕微鏡。
  34. 走査型プローブ鏡検(SPM)走査ヘッドであって:
    内部のピエゾ表面をともなう内部を有するハウジングと;
    前記ハウジングの前記内部に前記ハウジングの前記ピエゾ表面に沿って配置された圧電素子と;
    接極子組立体とを含み、前記接極子組立体は:
    前記ハウジング内において軸に沿って可動である接極子を含み、前記接極子は:
    第1の端部と;
    前記第1の端部に軸方向に対向して配置された第2の端部と;
    前記ハウジングの前記内部のピエゾ表面に対応し、前記圧電素子と接触する外部のピエゾ表面と;
    前記第1の端部におけるねじ切りされた貫通孔と;
    前記第2の端部におけるカウンターボアとを含み;前記接極子組立体はさらに、
    前記接極子の前記カウンターボアに配置されたスライダと;
    前記接極子の前記ねじ切りされた貫通孔に前記スライダと接触して配置された調整ねじと;
    前記接極子の前記カウンターボアに配置され、前記スライダに抗して付勢されるばねとを含む、走査型プローブ鏡検(SPM)走査ヘッド。
  35. 前記接極子組立体の前記スライダに結合され、フェルール先端を有する光ファイバーフェルールをさらに含み、前記フェルール先端の軸方向の位置決めは、前記接極子組立体の前記調整ねじの移動によって調整可能である、請求項34に記載のSPM走査ヘッド。
  36. 前記SPM走査ヘッドは、さらに、磁性取付部を含み、前記磁性取付部は:
    前記接極子の前記第2の端部に結合された第1の表面と;
    円筒形ソケットを有する第2の表面と;
    前記表面間にあり、前記光ファイバーフェルールが通って延在する貫通孔とを含み;前記SPM走査ヘッドは、さらに、
    片持ち梁組立体を含み、前記片持ち梁組立体は:
    前記磁性取付部の前記円筒形ソケットへの自己センタリング磁気結合のための円筒形部材と;
    プローブホルダと;
    前記円筒形部材と前記プローブホルダとの間に結合された圧電素子と;
    前記プローブホルダによって担持され、プローブ先端を有する片持ち梁プローブとを含み、前記プローブ先端の位置決めは、前記磁性取付部の前記円筒形ソケットにおける前記円筒形部材の移動によって調整可能である、請求項35に記載のSPM走査ヘッド。
  37. 長手方向軸を有するハウジングと;
    前記ハウジングに配置され、前記長手方向軸に沿って可動であるスライダと;
    前記スライダを前記ハウジングに関して移動させるよう、前記ハウジングと前記スライダとの間に配置された複数個の圧電素子と;
    前記スライダによって担持された光学素子とを含む、ナノ位置決め可能な光学装置。
  38. 前記光学素子はナノ位置決め可能である、請求項37に記載の装置。
  39. 請求項38に記載の装置を顕微鏡のための透過対物レンズとして含む顕微鏡であって、前記顕微鏡は、さらに、前記透過対物レンズの粗い位置決めのための手段を含む、顕微鏡。
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