JP2014507262A - 液体と固体との間の化学反応によって発生したガスの、液没条件の下での自己調節生成、および関連するデバイス - Google Patents

液体と固体との間の化学反応によって発生したガスの、液没条件の下での自己調節生成、および関連するデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、液没条件の下で需要量に応じて自己調節されるガス(G)生成を行うための方法に関し、前記ガス(G)は液体(L)と固体(S)との間の化学反応によって発生し(例えば、金属水素化物の加水分解によって水素が発生する)、発生から送出までの間に汚染は生じない。本発明は、前記方法の実行に適したデバイス(1)にも関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液没条件の下で需要量に応じて自己調節されるガス生成を行うための方法に関し、前記ガスは液体と固体との間の化学反応によって発生し(例えば、金属水素化物の加水分解によって水素が発生する)、発生から送出までの間に汚染は生じない。本発明は、前記方法の実行に適したデバイスにも関する。
本発明の影響を特に受ける分野の1つは、例えば、信号伝達機能(signaling function)または熱目的機能(thermal target function)を有するバーナーである、浮動バーナー(floating burners)に水素を供給する分野である。別の影響を受ける分野は、浮動燃料電池(floating fuel cell)または液没燃料電池(submerged fuel cell)に水素を供給する分野である。水素をバーナーまたは燃料電池に供給するには、高純度の水素が必要である。そこで、反応収率(前記水素で行われる反応)を最適化し、バーナーまたはセルを劣化させる可能性のある汚染を制限することを目的とする。一般に、高純度のガス(液体と固体との間の反応によって生成されるガス)の調整された供給を必要とする、特に海洋環境における、どのような用途も本発明の影響を受ける。
ガスの(需要量に応じて調節された)調節流量を生成し、中に汚染を持ち込むことなく前記生成されたガスを送出するために固体の加水分解反応を制御することは、当業者が現在まで程度の差はあるが複雑なデバイスを使って取り組み、多かれ少なかれ満足のゆく結果が出ている技術的問題である。
米国特許第4,155,712号では、金属水素化物を入れた第2の室と膜を介してそれ自体連通している下にある第1の水室に給水する貯水槽を備える燃料電池に供給するための小型水素発生器を説明している。この第2の室は、水素消費デバイスに接続される。このガス透過性膜を使用することで、水蒸気を第1の室から第2の室へ通し、金属水素化物と反応させ、そこで加水分解によって水素を生成することができる。2つの室の間の圧力を平衡させることで、第1の室内の水の高さが制御され、したがって、第1の室から第2の室へ通過する水蒸気の量により、需要量に応じて(水蒸気による金属水素化物の)加水分解によって生成される水素の流量を調節することが可能になる。したがって、水素の生成を調節するためのプロセスは、膜を介して2つの室の間の圧力の平衡に基づいており、そのため制御することが困難な複雑な調整を必要とする。これは、液没したときの運転にも、また圧力下で水素を生成する場合にも適さない。
液没固体水素発生器を使って浮遊バルーンを膨張させるためのデバイスが、さらに存在する。英国特許第1,172,691号および仏国特許出願第2,297,077号では、このようなデバイスを説明している。これらのデバイスは、バネもしくは弁を備える複雑な構造を有する。それらの中で、制御された量の液体を用いて行われる固体/液体反応は、固体/液体の密接な接触、すなわち、前記固体は前記液体中に浸漬され(かつ発泡錠と形容し得る)、したがって、発生するガスも前記液体と密接に接触する。さらに、これらのデバイスは、ガス生成の自己調節を行うことなく動作する。ガス生成の自己調節のこの問題は、ガス(水素)発生器がバルーンの膨張に必要なだけの量のガスを生成しなければならないとする限りでは、これらの文献で取り組まれてはいない。米国特許第2,531,657号それ自体では、膨張ガスの生成の自己調節により動作する液没バルーン膨張デバイスを説明している。このデバイスはコンテナを備え、このコンテナの下部分は、穿孔され、加水分解によってガスを発生することができる固体装入物がその上に置かれる。このコンテナは、伸縮自在の基部、および上側部分にガス排出管路を備えるベルの内部に配置構成される。前記米国特許によるデバイスが液体中に液没されると、(前記ベルの基部を引っ込めた後)前記液体は前記ベル中に浸透し、コンテナの下部分の穿孔を介して固体装入物と接触する。固体装入物と液体との間の反応によって生成されたガスは、前記穿孔を介して漏れ出て、ベル内に入っている液体を通過することによってベルの最上部へ上る。液体中をガスが通過することによって形成される乱流は、新鮮な液体を固体装入物に接触させるうえで有利である。このデバイスによって送出されるガスは、液体を通過することにより、液体の液滴および/または蒸気、さらには固体不純物(特に液体が海水の場合)に同伴することが可能であるが、それ自体は、バルーンを膨張することについては問題にならないが、バーナーまたは水素セルに供給するために送出されるガスの純度要求条件を満たさない。
仏国特許第554,247号および米国特許第2,211,430号は、第2の貯槽に収容された液体と接触して反応する第1の貯槽内に置かれた固体ブロックを備えるアセチレン発生器に関係し、前記液体は重力で前記第1の貯蔵内に浸透する。ガスに対する需要が減じるか、または取り消された場合(ガス放出弁に対する作用によって)、第1の貯槽内で発生するガスの圧力が増大し、液体を第2の貯槽内に押し戻し、それにより反応が停止する。これらの発生器は、液没されない。その構造は、米国特許第2,531,657号によるデバイスの構造に類似しており、生成されるガスは液体を通過することによって下部から漏れ出る。
したがって、従来技術では、固体の加水分解によって発生するガスの、液没条件の下での、需要量に応じた自己調節生成を行い、前記生成されたガスを汚染を中に持ち込むことなく送出する(前記送出は「過剰なガス/液体接触を伴わない」)方法またはデバイスを説明していない。
この技術的問題に関して、出願人は革新的で効率的な解決策を提案する。前記解決策は、方法およびデバイスに関して分析され、その単純さにおいて顕著である。
第1の主題によれば、本発明は、需要量に応じて自己調節される、ガス(G)生成のための方法に関し、前記方法は液没条件の下で実行され、
− 前記ガス(G)を生成するために固体(S)と反応することができる液体(L)中に、前記固体(S)からなる一定量の装入物を収容する貯槽を液没させる工程であって、前記装入物はいかなる装入物も含まない緩衝容積部の上の前記貯槽の内部容積部の上側部分に配置構成され、前記貯槽はその下部分に前記液体(L)を前記無装入物緩衝容積部中に浸透させるのに適した少なくとも1つの開口部、およびその上部分にガス(G0、G)を放出するのに適した少なくとも1つのオリフィスを有する、工程と、
− 前記液体(L)を前記無装入物緩衝容積部中に(前記貯槽の内部容積部中に)前記少なくとも1つの開口部を介して浸透させ、前記少なくとも1つのオリフィスを通して前記貯槽内に最初に存在しているガス(G0)の放出により前記貯槽の前記内部容積部内の前記液体(L)の液位を上昇させる工程と、
− 前記固体(S)を前記液体(L)と接触させて反応させることにより(前記液体(L)が固体(S)の前記装入物と接触しているときに前記固体(S)を前記液体(L)と反応させることにより)ガス(G)を発生させ、前記貯槽の前記内部容積部中の前記ガス(G)を前記少なくとも1つのオリフィスの方へ上昇させ、前記ガス(G)を前記少なくとも1つのオリフィスを介して放出する工程であって、前記貯槽内の前記液体(L)の液位は生成されるガスの容積流量と前記少なくとも1つのオリフィスを介して放出されるガスの容積流量との差に応じて自然に変化する、工程と
を含む。
発生するガスの容積流量は、液体と接触している(反応する)固体装入物の割合の関数となっている。放出されるガスの容積流量は、貯槽の静水圧および少なくとも1つの放出オリフィスの断面積(および発生するガスの物理的特性)の関数となっている。前記少なくとも1つの放出オリフィスの断面積は一定であっても可変であってもよい(例えば、流量コントローラまたは圧力調節器によって制御されうる)。そこで、ガスの容積流量に関する需要量は、断面積が一定である少なくとも1つの放出オリフィスを通る発生したガスの放出流量に単純に対応するか、または流量コントローラによって、または圧力調節器(少なくとも1つのオリフィスの断面を制御する)によって設定された放出ガスの容積流量に対応しうる。
もちろん、貯槽内のその構造および/またはその位置決め(その配置構成)により、装入物が貯槽内の液体(L)およびガス(G0、G)の循環を可能にし、前記ガス(G0、G)が前記貯槽内で下部から上部へ循環することは理解される。
上記の見解から、本発明の方法は、発生したガスと液体との間の接触を少なくとも1つの放出オリフィスの方向に貯槽内の前記ガスを(「直接的に」)上昇させることによって制限するというある種の利点を有することがすでにわかっている。前記発生したガスは、その送出のために、液体充填緩衝容積部を通過せず、したがって、前記液体を蒸気および/または液滴の形態で、また不純物(前記液体中に含まれる)を過剰に装荷されるのを回避する。したがって、本発明の方法により、自己調節を行って、高純度ガス(バーナーおよび燃料電池(上記参照)に供給するために特に適している)を送出することが可能になる。
したがって、本発明の方法は、2つの予備的段階と1つの実際のガス生成段階(連続またはバッチ生産)を備える。
第1の予備的段階は、液体中に貯槽(固体を含む)を位置決めする工程からなる(液没段階)。したがって、前記貯槽は、注目する固体の装入物、液体中に液没した後に、前記装入物を前記液体に接触させるための手段(少なくとも1つの開口部)、および固体/液体接触の後に発生するガスの放出を可能にするための手段(少なくとも1つのオリフィス)を収容する。前記接触は、液没直後ではない。この目的のために、無装入物緩衝容積部は、実際に、前記貯槽の下部分に設けられる。それにより、固体/液体反応の開始およびその結果生じるガスの放出が制御される。これは、本発明の方法のある種の利点でもある。
第2の予備的段階は、貯槽の液没の後に、前記貯槽の無装入物緩衝容積部の排出からなる。この容積部内に最初に存在するガス(G0)は、液体(L)によって追い出される。
これら2つの予備的段階が終わると、固体/液体接触の後、ガス(G)が生成される。
本発明の方法は、貯槽内の液体(L)の液位(したがって、前記液体(L)によって濡れた固体装入物の割合)が前記貯槽内に存在するガス(G)の体積によって制御されるという事実により、需要量に応じてガス(G)の生成を自己調節するのに適している。貯槽内に存在するガスの体積の変動は、生成されるガスの容積流量と(少なくとも1つのオリフィスを通して)放出されうるガスの最大容積流量との間の差に対応する。
そこで、以下のようになる。
− 生成されるガスの容積流量が、前記少なくとも1つのオリフィスを通して放出されるガスの最大容積流量より大きい場合、貯槽内のガス量の増大は、前記貯槽内の液体の液位の低下をもたらし、延いては、前記液体と接触している固体装入物の割合が減少し(または前記液体と固体の前記装入物との間の分離が生じることすらあり(以下参照))、その結果ガスの生成流量が減少する(または停止することすらある)。
− この液体の液位が貯槽を完全には満たさないときに、生成されるガスの容積流量が、前記少なくとも1つのオリフィスを通して放出されるガスの最大容積流量より小さい場合、前記貯槽内のガス量の減少は、前記貯槽内の液体の液位の上昇をもたらし、延いては、前記液体と接触している固体装入物の割合が増大し、その結果ガスの容積流量が増大する。
放出されるガスの容積流量が発生したガスの容積流量に関して十分低く、そのため液体の液位が緩衝容積部(貯槽の装入物のない容積部)内の装入物よりも低下した場合、液体のない緩衝容積部の部分は、放出されるガスに関して発生する過剰なガス用の貯蔵ゾーンとして働く。このような貯蔵は一時的なものである。方法は自己調節するのに要する時間だけ持続し、その結果、(発生/放出)ガスの流量が平衡し、前記貯槽内の前記液体が上昇する。
本発明の方法は、貯槽内の過度の圧力による爆発の危険性を有しないという大きな利点をさらに有する(これは、水素などの爆発性のガスに対して特に有利である)。放出されるガスの流量に関する発生したガスの過剰な流量によって誘発される過度の圧力(例えば、ガスを放出するためのオリフィス(複数可)の偶発的閉塞に結び付けられうる過度の圧力)は起こりえない。これは、貯槽内のガス圧力が静水圧より大きくなったときに、このガス圧力が過剰になると、前記貯槽内の液体の液位が、適宜少なくとも1つの開口部(緩衝容積部の開口部=貯槽の開口部)の液位まで低下し、その後、過剰なガスが前記少なくとも1つの開口部を通って漏出し損失となるからである。したがって、貯槽内のガス圧力は、いかなる場合も、貯槽内の静水圧を超えることはありえない。
液体は固体(装入物)とその容積部内で、または主にその表面のところで反応する。最初に存在するガスG0および発生したガスGは、少なくとも1つのオリフィスを通してそれに到達した後放出される。したがって、固体装入物は、液体およびガスに対して有利に透過性を有するか、または例えば、貫通流路を持たないモノリスカラムからなる(以下を参照)。
当業者であれば、本発明の方法において、少なくとも1つのオリフィス(貯槽からガスを放出するための)における液体の圧力は、少なくとも1つの開口部(貯槽内に液体を入れるための)における液体の圧力より低い(ごくわずかに低いとしても、低いことは低い)と仮定していることを理解する。これは、液体中の貯槽の位置決めを規定し、これは、前記貯槽の上部分および下部分の概念を規定する。大まかに言うと、貯槽を、狭められている端部上に固体挿入物を備える逆さにした漏斗または底なしのビンに似せることが全体として可能である。
本発明の方法は、任意の液体/固体の対により実行することができ、前記液体および固体は互いに反応することによってガスを生成することができる。少しも制限することなく、生成されるガスの性質に言及しながら以下でこれらの対に言及することができる。
(重炭酸(または炭酸塩)ナトリウム(またはカルシウム、マグネシウム、カリウム)、酸性水)→CO
(AIN、HO)→NH
(Zn、HCl(aq)→H
生成されるガスの性質は、もちろん、固体の組成および液体の性質に依存する。生成されたガスは、もっぱら1つまたは複数の種類の分子(Hおよび/またはCOおよび/またはNHなど)からなるものとしてよい。
本発明の方法を実行する文脈の範囲内において、液体中への貯槽の液没の深さを変化させることによって貯槽内のガス圧力を制御することが可能である。これは、貯槽内のガス圧力が、貯槽の液没の深さにおける液体の静水圧にほとんど等しい(圧力低下とは別に)からである。このように制御が可能であることは、本発明の方法のある種の利点をなす。
したがって、本発明の方法は、需要量に応じて(すなわち、放出されるガスの容積流量に応じて)生成されるガスの容積流量の自己調節を、この自己調節のための機械的手段を使わずに行うことが可能になる。本発明の方法は、この点で、きわめて簡単に実行できる方法である。また、上で示されているように、液没の深さを選択することによって送出されるガスの圧力を設定することも可能になる。最後に、これもまた上で示されているように、発生したガスを汚染されないようにして送出することが可能になる。
少なくとも1つのオリフィスを介して貯槽から放出されるガスを深いところに、または液没液体の表面のところに送出することができる。
一実装変更形態によれば(上記参照)、本発明の方法は、少なくとも1つのオリフィス(前記ガスを放出するための)の断面積の制御された変化によって放出されるガスの容積流量を制御する工程も含む。このような制御を行うことによって、ユーザーからの要件に応じて、生成され放出されるガスの容積流量を時間の経過とともに変化させることが可能である。
固体装入物((その性質上、またはその容積部内に少なくとも1つの流路があるため)液体およびガスに対する透過性を有し、固体/液体反応の良好な進行および固体塊から発生するガスの良好な放出を行う、または貯槽の内部容積部の上側部分の幅全体を占有しないカラムの形態でも配置されうる)は、実際従来技術によるものからの装入物であり、その組成およびその幾何学的形状によって特徴付けられうる。その幾何学的形状に関して、これは特に、適宜、少なくとも1つの貫通流路を有する1つまたは複数のモノリシックブロック(特に前記ブロック(複数可)が貯槽を閉塞すると仮定して、ガス(G0、G)および液体(L)を前記貯槽の下部分から上部分へ垂直に通すことを可能にする)、(ばらで配置構成されるか、または整列された)ペレット、粉体、または発泡体の1つまたは複数のモノリシックブロックからなるものとすることができる。その組成に関して、これは、金属水素化物、有利には金属(アルカリもしくはアルカリ土類金属)ホウ化水素化合物、非常に有利にはMg(BHもしくはNaBH(NaBHが特に好ましい)を含むものとしてよい(またはさらにこれらかなるものとしてよい)。このような水素化物は、水(淡水、海水、過酸化水素水溶液)と反応させて、水素を(加水分解で)発生するのに特に適している。固体は、その組成に、概して、5重量%未満の割合で、反応触媒(例えば、クエン酸など)、結合剤、抗酸化剤、および整形を容易にする作用物質(装入物がペレットもしくはブロックの形態である場合)などの添加剤も含みうる。
概して、本発明の方法は、液体として淡水、海水、または過酸化水素水溶液を使用して有利に行われる。
前記方法の実行に有利な一実装変更形態の文脈の範囲内で、固体および液体は水素を発生するのに適している。こうして発生した水素は、特に、燃料電池、バーナー、および燃焼タービンから選択された構成要素に供給するために使用されうる。本発明の方法は、このような供給に対して非常に有利に実行される。上記の見解を鑑みて、本発明の方法は、(実質的に)不純物を含まない水素を燃料電池、水素バーナー、および海洋で使用する文脈における燃焼タービンに調節された供給に特に適していることは理解される。しかし、前記方法を水素で(またはさらには別のガスで)構造物を膨らませるために実行することは完全には無視されないが、水素(または前記他のガス)の生成の自己調節機能は、このような文脈において通常必要であるわけではない。
第2の主題によれば、本発明は、ガスの発生を自己調節するため液没させることを意図されているデバイスに関係し、前記デバイスは上述の方法を実行するのに適している。前記デバイスは、
− 安定的に、その内部容積部内に、固体装入物を収容し、ガスを放出するのに適している少なくとも1つのオリフィスを備えている上部室と、
− 固定もしくは移動壁によって画成され、液体を内部容積部内に浸透させることを意図されている少なくとも1つの開口部を備える下部室と
を有する貯槽を備え、
前記上部室および前記下部室は、有利には隣接することによって互いに連通している。
デバイスは、単一の部分、すなわち(2つの室を備える)貯槽を具備し、大まかに言うと、前記貯槽を、狭められている端部上に固体挿入物を備える逆さにした漏斗または底なしのビンに似せることが全体として可能である。
固体装入物は、テクスチャに適している任意の手段によって貯槽の上部室内に安定化される(安定するように配置構成される)。前記固体装入物が粉状の装入物であるか、またはペレットからなる場合、例えば、ワイヤメッシュエンベロープ内に置かれる。前記固体装入物がブロック(適宜貫通流路(複数可)を有する)であるか、または発泡体である場合、例えば、貯槽の壁に留められたタブによって保持される。前記固体装入物は、一変更形態により、貯槽の上部室を閉塞しうるか(この後、水平の装入物について話すことが可能であり、この変更形態の文脈の範囲内で、少なくとも1つのガス放出オリフィスが前記水平の装入物の上にあり、前記水平の装入物(貫通流路(複数可)とともに粉体、発泡体、またはモノリス(複数可))が液体およびガスに対して透過性を有すると理解される)、または別の変更形態により、上部室の上壁にしっかり取り付けられているカラム(貫通流路(複数可)なしのモノリス(複数可))の形態であるものとしてよい(この後、垂直の装入物について述べることができる)。
いずれの場合も、その構造および/またはその位置決め(その配置構成)により、装入物が貯槽内の液体(L)およびガス(G0、G)の循環を可能にし、前記ガス(G0、G)が前記貯槽内で下部から上部へ循環することは理解される。
前記少なくとも1つのガス放出オリフィスは、制御できる可変断面を有し、これにより、貯槽から放出されるガスの容積流量を時間の経過とともに必要に応じて制御することが可能である。
2つの上部室および下部室は、必ずしも構造上分離されているわけではないことに留意されたい。上部室は、いかなる場合も、固体装入物を収容する貯槽の上部分を備え、下部室は緩衝容積部を構成することを意図されている貯槽の下部分を備えることは理解される。
一変更形態によれば、貯槽の下部室の前記少なくとも1つの開口部または(および)貯槽の上部室の前記少なくとも1つのオリフィスは、デバイスの使用前に、1つまたは複数のカバーで閉じられている。これにより、前記少なくとも1つの開口部は、例えば、液体と接触させて溶解することによって、またはこの目的のために用意された任意の機構を使って破裂させることによって、液没後に破ることができるカバーを使って最初に封止(閉鎖)されうる。前記少なくとも1つのオリフィスも、例えば、デバイスが液没した後のガス圧力の作用の下で、またはこの目的のために用意された任意の機構を使って破裂させることによって、液没後に破ることができるカバーを使って最初に封止(閉鎖)されうる。
一変更形態によれば、デバイスを液没する前に、貯槽の下部室を引っ込める。この変更形態は、特に、2つの実施形態として存在する、すなわち、前記下部室の柔軟な靴下の形状の壁が上部室の周りに折り畳まれ、展開することができる、または前記下部室の壁が上部室の周りに保持され、前記上部室にそって摺動することができる。この変更形態(より具体的にはその第2の実施形態)は、それを使用する前の貯蔵状態で、デバイスのサイズを制限する上で特に有利である。
貯槽は、バラストを備えることができる。このバラストの役割は、例えば、前記貯槽内の液体の液位の変化および固体装入物の消費に関係する重量の減少の効果の下で前記貯槽の慣性中心の変化があるにも関わらず、前記貯槽を所望の深さに、また所望の位置に液没させておくことである。また、デバイスが液没された瞬間に下部室を展開することも可能であるものとしてよいが、ただし、前記下部室は最初に引っ込められていると仮定する(上記参照)。
例えば、液体の表面においてガスを送出するのに適した一変更形態によれば、上部室の少なくとも1つのオリフィスは、(前記オリフィスに接続されている)ガス送出管によって延長される。前記管の役割は、(例えば、燃料電池またはバーナーまたは燃焼タービンにガスを供給するために)貯槽から放出されるガスをその送出の部位の、適宜、液体の表面のところに押しやることである。
次に、本発明を、添付図面を参照して、決して限定することなく、その方法およびデバイスの態様において説明する。本発明の方法の実装形態の一例について、前記図の最後のものを参照しつつより具体的に説明する。
表面でガスを生成するための本発明の液没させたデバイスを示す概略図である。 図2aは貯蔵状態での本発明(有利な変更形態)のデバイスを示す概略図である。図2bは動作状態での本発明(有利な変更形態)のデバイスを示す概略図である。 図3aは貯蔵状態での本発明(別の有利な変更形態)のデバイスを示す概略図である。図3bは動作状態での本発明(別の有利な変更形態)のデバイスを示す概略図である。 例(図1に示されているタイプのデバイス)に使用されるデバイスの図およびデバイスの動作を測定するための曲線グラフである。
図1を参照すると、本発明のデバイス1は、動作可能な構成において液体L中に液没させられていることがわかる。デバイス1は、下部室4(緩衝容積部として最初に使用されている)および互いに連通し、隣接する上部室5(構造上分離されていない室)を備える貯槽3からなる。上部室5は、透過性固体からなる装入物6を収容し、液体Lの表面まで上がっている管7に接続されたオリフィス8を備える。生成されたガスGの容積流量を制御するための弁12が、管7(示されている変更形態における)の開口端部8’の付近に接続される。下部室4は、液体Lと連通する開口部9を備える。管7により、例えば、バーナー、燃料電池、燃焼タービン、または膨張可能構造物からなるものとしてよい、構成要素11で使用するためのデバイス1で生成されるガスGを表面に搬送することが可能である。液没された状態で動作中のデバイスを示す図1において、液体Lは、下部室4内に浸透し(前記下部室4を充填している)、部分的に、上部室5内に浸透し(前記上部室5内の前記液体Lの液位が参照番号2を与えられている)、装入物6の一部を濡らし、前記固体装入物6と反応し、ガスGを生成する。
ガスGは液体Lによって汚染されることなく上部を通して放出されることが前記図1で完全に理解される。
図2aおよび図2bは、特に、使用前の貯蔵中のそのサイズに関して有利である、本発明のデバイスの有利な変更形態を例示している。貯槽31は、下部室41と上部室51の2つからなり、管状の上部室51は固体装入物61を収容し、オリフィス81を備え、管状の下部室41は最初に、デバイスの使用前に、引っ込められている(図2aに示されているように)。貯蔵中の(使用前の)デバイスの容積は、したがって、下部室41によって囲まれている上部室51の容積まで縮小される。このデバイスが使用されるとき、つまり、液没の直前に、下部室41の壁41aは、図2bに示されているように、位置決めのために上部室51に沿って(例えば、その自重の下で、もしくはバラストによって引き下げられて)摺動し、貯槽31の容積を拡大し、下部室41、すなわち、(前記デバイスの使用に関しては)緩衝容積部vを形成することができる。例示されている変更形態によれば、下部室41の壁41aは、摺動した後に、上部室51の外周上に設けられたハウジング132内に留められているピン131によって室51に保持される。Oリングは、ピン131/ハウジング132が連携する位置に有利に介在する。管状の室41および51は、円形もしくは長方形の断面を有することが好ましい。
図3aおよび図3bに示されている、別の構成によれば、下部室41は、柔軟な管状膜41bからなり、その一端が上部室51にしっかり取り付けられている。この膜41bは、図3aに示されているように、最初に、上部室51の周りに(1つ折りまたは)複数折りで折り畳まれる。前記膜41bは、デバイスの液没前に下部室41を形成するために(例えば、自重の下で、またはバラストによって引き下げられて)展開することができる。
次に本発明を図4による発明の方法の実行の実用的な例とともに図示する。前記方法は、図1に概略が示されているようなタイプのデバイスで実行され、前記図4の左側部分に再現されている。
この例は、水素化ホウ素ナトリウムとクエン酸(前記クエン酸は分解酵素として作用する)の混合物(重量で10:1)と水との反応によって水素が発生することに関するものである。
400gのNaBHと40gのクエン酸とをよく混ぜた、透過性粉状固体装入物6を全高16cmの貯槽3の上部室5内に置く。固体装入物6は、高さ9.5cmを超える貯槽3の上部室5を占有する。したがって、緩衝容積部(v)として働く、貯槽3の下部室4は、高さ6.5cmを有し、本発明の方法を実行するために使用されたデバイスは、上で示されているように、図4にその動作を例示している測定結果の曲線と平行に概略として表されている。
貯槽3の上部室5は、制御された調整可能な表面領域を有する出口オリフィス8を備え、これにより、前記貯槽3から放出されうる水素の容積流量を調整することが可能になる。
デバイスは、t=0sにおいて液没され、出口オリフィス8はD1=0.32l/分の容積流量の水素を送出するサイズを有する。貯槽内の水位(液没させたカメラを使って測定する)と図4に示されているデバイスによって生成された水素の流量の曲線は、本発明のデバイスの動作を例示している。
t=0sを開始時刻として、水が貯槽内に浸透し(点a)、オリフィス8を通して前記貯槽3内に最初に収容されているガス(空気=G0)を追い出す。水素は生成されない。t=180sで、水が固体装入物6の下部と接触し(点b)、水素の生成が開始する(点a’)。生成されるガスの容積流量が出て行く水素(D1)の最大容積流量(オリフィス8の直径によって固定される放出流量)より少ない限り、水は上昇し続け、装入物内に(点cまで)浸透する。発生した水素の容積流量は、急速に増大する。生成された水素の流量が出て行く水素(D1)の最大容積流量(オリフィスの寸法によって固定される)を超える(点b’)と、貯槽に収容される生成されたガスの体積が増大し、水の押し戻しが、装入物6内に数ミリメートル浸透した(点c)後まもなく開始する。装入物が濡れた以降に、水素の流量は、水位が装入物6より下になっても何回か瞬間的に増大し続ける。次いで、発生した水素の容積流量が減少し、オリフィス1の直径によって固定された、出て行く最大容積流量D1の閾値より下に戻ると(点c’)、貯槽3内に収容されているガスの体積は減少し、次いで水が再び貯槽3内で(点dから始まって)上昇し始める。したがって、このサイクルは、数回再現され、需要量に応じて水素生成の自己調節が行われる。
生成される水素は、(事実上)不純物を含まない。

Claims (14)

  1. 需要量に応じて自己調節されるガス(G)生成を行うための方法であって、前記方法は液没条件の下で実行され、
    前記ガス(G)を生成するために固体(S)と反応することができる液体(L)中に、前記固体(S)からなる一定量の装入物(6、61)を収容する貯槽(3、31)を液没させる工程であって、前記装入物(6、61)はいかなる装入物も含まない緩衝容積部(v)の上の前記貯槽(3、31)の内部容積部の上側部分に配置構成され、前記貯槽(3、31)はその下部分に前記液体(L)を前記無装入物緩衝容積部(v)中に浸透させるのに適した少なくとも1つの開口部(9、91)、およびその上部分にガス(G0、G)を放出するのに適した少なくとも1つのオリフィス(8、81)を有する、工程と、
    前記液体(L)を前記無装入物緩衝容積部(v)中に前記少なくとも1つの開口部(9、91)を介して浸透させ、前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)を通して前記貯槽(3、31)内に最初に存在しているガス(G0)の放出により前記貯槽(3、31)の前記内部容積部内の前記液体(L)の液位を上昇させる工程と、
    前記固体(S)を前記液体(L)と接触させて反応させることによりガス(G)を発生させ、前記貯槽(3、31)の前記内部容積部中の前記ガス(G)を前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)の方へ上昇させ、前記ガス(G)を前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)を介して放出する工程であって、前記貯槽(3、31)内の前記液体(L)の液位は、発生したガスの容積流量と前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)を介して放出されるガスの容積流量との差に応じて自然に変化する、工程と
    を含む方法。
  2. 前記液体(L)中の前記貯槽(3、31)の液没の深さを介して貯槽内のガス(G)の圧力を調整する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)を介して前記貯槽(3、31)から放出される前記ガス(G)を深いところに、または前記液没液体の表面のところに送出する工程も含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)の断面積の制御された変化によって放出されるガス(G)の容積流量を制御する工程も含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記固体装入物(6、61)は、適宜、少なくとも1つの貫通流路、ばらの、もしくは整列させたペレット、発泡体、または粉体を含む少なくとも1つのモノリシックブロックからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記固体装入物(6、61)は、金属水素化物、有利には金属ホウ化水素化合物、もっと有利にはMg(BHもしくはNaBHを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記液体(L)は、淡水、海水、または過酸化水素水溶液からなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記液体(L)および前記固体(S)は、水素(H)を発生するのに適していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 燃料電池、バーナー、および燃焼タービンのうちから選択された構成要素(11)に水素を供給するために実行されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 液没条件の下で需要量に応じて自己調節されるガス生成を行うための、液没することを意図されているデバイス(1)において、
    安定的に、その内部容積部内に、固体装入物(6、61)を収容し、ガスを放出するのに適している少なくとも1つのオリフィス(8、81)を備えている上部室(5、51)と、
    固定壁(4a)もしくは移動壁(41a、41b)によって画成され、液体をその内部容積部内に浸透させることを意図されている少なくとも1つの開口部(9、91)を備える下部室(4、41)とを備える貯槽(3、31)を具備し、
    前記上部室(5、51)および前記下部室(4、41)は有利には隣接することによって互いに連通している
    ことを特徴とするデバイス(1)。
  11. 前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)は、制御される可変断面を有することを特徴とする請求項10に記載のデバイス(1)。
  12. 液没前に前記少なくとも1つの開口部(9、91)または(および)前記少なくとも1つのオリフィス(8、81)は、1つまたは複数のカバーによって閉鎖されることを特徴とする請求項10または11に記載のデバイス(1)。
  13. その液没前に前記下部室(41)は引っ込められ、その柔軟な靴下状の壁(41a)は前記上部室(51)の周りに有利に折り畳まれ、展開されうるか、またはその壁(41b)は前記上部室(51)の周りに有利に保持され、前記上部室(51)に沿って摺動することができることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載のデバイス(1)。
  14. 前記少なくとも1つのオリフィス(8)は、発生した前記ガスを送出するために管(7)によって延長されることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載のデバイス(1)。
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