JP2014507113A - 埋込永久磁石型機械を特性化するための方法および装置 - Google Patents

埋込永久磁石型機械を特性化するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本方法の一実施形態は、テストアーキテクチャをセットアップするステップであって、テストアーキテクチャが、出力軸(302)を二次速度制御機械(400)の出力軸(402)に結合したテストIPM(300)機械を含む、ステップを含む。本方法は、二次速度制御機械(400)を制御して第1の所望の速度でテストIPM機械(300)の出力軸(302)を駆動するステップと、複数のピーク電流大きさの各々について一対の所望の直軸および横軸電流を決定するステップと、所望の直軸および横軸電流の各対に関連する特性化データを記録するステップとをさらに含む。第2から第nの所望の速度の各々について、制御する、決定する、および記録するステップが繰り返され得る。IPM機械(たとえば、300)の操作の制御参照テーブルは、前記特性化データから生成することができる。

Description

本願発明の一実施例は、例えば、埋込永久磁石型機械を特性化するための方法および装置に関する。
交流電流(ac)機械(たとえば、IPM機械)は、直流(dc)機械よりも高い効率性をもたらすため、ローダ、コンバインまたは他の重機機械車両電気駆動装置で広く使用される。ac機械のうち、埋込永久磁石型(IPM:Interior Permanent Magnet)機械は、駆動効率が高く、定電力作動範囲がより広い。インバータとも呼ばれるIPM機械コントローラは、IPM機械の動作を制御する。このコントローラは、IPM機械の端子に適用されるac制御信号を作り出す。通常、コントローラは、IPM機械を特性化する情報または情報の一部に基づきIPM機械を制御する。特性化の少なくとも一部は、所望の動作出力への入力要求の変換を可能にするIPM機械の動作モデルを示す。たとえば、所望の出力トルクが要求可能であり、特性化の部分に基づき、コントローラはIPM機械を制御して所望のトルクを届ける。
本願発明の一実施例は、例えば、埋込永久磁石型機械を特性化するための方法および装置に関する。
諸実施形態は、IPM機械を特性化するための方法および/または装置に関する。
本方法の一実施形態は、テストアーキテクチャをセットアップするステップを含み、テストアーキテクチャは、二次機械の出力軸に結合された出力軸を有するテストIPM機械を含む。本方法は、二次機械を制御して第1の所望の速度でテストIPM機械の出力軸を駆動するステップと、複数のピーク電流大きさの各々について一対の所望の直軸および横軸電流を決定するステップと、所望の直軸および横軸電流の各対に関連する特性化データを記録するステップとをさらに含む。第2から第nの所望の速度の各々について、制御する、決定する、および記録するステップが繰り返され得る。IPM機械の動作の制御参照テーブルが、特性化データから生成され得る。
いくつかの実施形態では、各ピーク電流大きさについて、決定するステップは、テストIPM機械のコントローラにピーク電流大きさおよび一連の電流角度を適用するステップを含む。各電流角度は、直軸電流および横軸電流として現われるピーク電流大きさの量を示す。
いくつかの実施形態では、適用するステップは、所望のトルクが第1の出力軸によって作り出されるまで電流角度を調整するステップを含む。
いくつかの実施形態では、所望のトルクは、最大トルクである。
いくつかの実施形態では、所望のトルクは、テストIPM機械の端子間電圧の上限が超過されない最大トルクである。
いくつかの実施形態では、適用するステップは、テストIPM機械に適用される電流が電流制限より下にとどまるように、ピーク電流大きさおよび電流角度を適用する。
いくつかの実施形態では、適用するステップは、所望のトルクが取得される、出力軸によって生み出されるトルクが減少する、テストIPM機械に適用される電流が電流制限を超えることになる、かつテストIPM機械の端子間電圧が電圧制限を超えることになる、のうちの1つまで、連続してより高いピーク電流大きさを適用する。
いくつかの実施形態では、適用するステップは、第1の出力軸によって生み出されるトルクを測定するステップを含む。
いくつかの実施形態では、適用するステップは、テストIPM機械に供給される電力および二次速度制御機械から生成される電力のうちの少なくとも1つに基づき第1の出力軸によって生み出されるトルクを計算するステップを含む。
いくつかの実施形態では、適用するステップは、テストIPM機械に適用される電流が電流制限を超えず、テストIPM機械の端子間電圧が電圧制限を超えないように、ピーク電流大きさを適用する。
いくつかの実施形態では、特性化データは、所望の直軸および横軸電流の各対について第1の出力軸によって生み出されるトルクを含む。
いくつかの実施形態では、特性化データは、テストIPM機械の効率度およびテスト機械コントローラに関連するパワーエレクトロニクス損失度をさらに含む。
いくつかの実施形態では、特性化データは、所望の直軸および横軸電流の各対について、第1の出力軸によって生成されるトルク、テストアーキテクチャに供給される電力のdcバス電圧、第1の出力軸の軸速度のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、特性化データに曲線の当てはめを実行するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、実行するステップからの出力に基づき少なくとも1つの制御参照テーブルを生成するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、制御参照テーブルは、dcバス電圧を最大トルクに関連する軸速度で割った関連比率について第1の出力軸によって生成される最大トルクを提供する。
いくつかの実施形態では、制御参照テーブルは、関連トルクパーセンテージおよび関連比率について直軸電流を提供する。関連比率は、直軸電流に関連する軸速度でdcバス電圧を割ったものであり、関連トルクパーセンテージは、直軸電流について第1の出力軸によって生成されるトルク、および直軸電流に関連する軸速度で第1の出力軸によって生成される最大トルクに基づく。
いくつかの実施形態では、制御参照テーブルは、関連トルクパーセンテージおよび関連比率について横軸電流を提供する。関連比率は、横軸電流に関連する軸速度でdcバス電圧を割ったものであり、関連トルクパーセンテージは、横軸電流について第1の出力軸によって生成されるトルク、および横軸電流に関連する軸速度で第1の出力軸によって生成される最大トルクに基づく。
いくつかの実施形態では、制御するステップの前に、本方法は、第1から第nの所望の軸速度のうちの1つに基づき所望の動作状態にテストIPM機械を置くステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、置くステップは、第1から第nの所望の軸速度のうちの1つがテストIPM機械の危険速度と等しいまたはそれを下回る場合に、テスト機械コントローラに零ピーク電流大きさおよび零電流角度を適用し、電流角度は直軸電流および横軸電流として現われるピーク電流大きさの量を示す。
いくつかの実施形態では、置くステップは、第1から第nの所望の軸速度のうちの1つがテストIPM機械の危険速度を上回る場合に、テスト機械コントローラに所望のピーク電流大きさおよび90度電流角度を適用する。
いくつかの実施形態では、テストIPM機械は、モータリングモードおよび生成モードのうちの1つにある。
少なくとも1つの実施形態は、実施形態のいずれかによる制御参照テーブルを有する機械コントローラを対象とする。
少なくとも1つの実施形態は、実施形態のいずれかによる制御参照テーブルを記憶するコンピュータ可読媒体を対象とする。
少なくとも1つの実施形態は、埋込永久磁石型(IPM)機械を制御するためのコントローラを対象とする。たとえば、コントローラは、実施形態のいずれかによる制御参照テーブルを記憶するように構成されたメモリ、および参照テーブルに基づきIPM機械を制御するように構成されたプロセッサを含み得る。
例示的実施形態は、以下に記載の詳細な説明と、同様の要素が同様の参照番号によって表される、例示のみを目的として与えられ、したがって、例示的実施形態を限定しない、以下のような添付の図面からより十分に理解されよう。
一実施形態によるテストアーキテクチャを示す図である。 低速特性化手順の流れ図である。 高速特性化手順の流れ図である。 電気IPM機械を制御するためのシステムの一実施形態のブロック図である。 図4と一致する電子データ処理システムのブロック図である。
詳細な例示的実施形態が、本明細書で開示される。しかし、本明細書で開示される具体的な構造的および機能的詳細は、単に、例示的実施形態を説明することを目的として示されるにすぎない。しかし、実施形態は、多数の代替形態で実施することができ、本明細書に記載の実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではない。
第1の、第2のなどの用語が、様々な要素を説明するために本明細書で使用されることがあるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、1つの要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。たとえば、例示的実施形態の範囲を逸脱することなく、第1の要素は第2の要素と称することが可能であり、同様に、第2の要素は第1の要素と称することが可能である。本明細書では、「および/または」という用語は、関連する記載された項目のうちの1つもしくは複数のいずれかのまたはすべての組合せを含む。
要素が別の要素に「接続された」または「結合された」と言うとき、それは、その他の要素または介在要素に直接接続または結合され得る。一方、要素が別の要素に「直接接続された」または「直接結合された」と言うとき、介在要素は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の用語は、同様に解釈されるべきである(たとえば、「間」対「間を直接」、「隣接」対「直接隣接」など)。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、例示的実施形態を限定するものではない。本明細書では、単数形「1つの」および「その」は、文脈で明確に別段の指示のない限り、複数形も同様に含むものとする。「備える」、「備えた」、「含む」および/または「含んだ」という用語は、本明細書では、定められた特徴、整数、ステップ、動作、要素および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されよう。
例示的実施形態は、適切なコンピューティング環境で実装されるものとして本明細書で論じされる。必須ではないが、例示的実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプロセッサまたはCPUによって実行される、セクション、プログラムモジュールまたは機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令との概括的文脈で説明される。概して、セクション、プログラムモジュールまたは機能プロセスは、特定のタスクを実行するまたは特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。本明細書で論じられる、セクション、プログラムモジュールおよび機能プロセスは、既存の通信ネットワーク内の既存のハードウェアを使用し、実装することができる。たとえば、本明細書で論じられる、セクション、プログラムモジュールおよび機能プロセスは、既存のネットワーク要素、サーバまたは制御ノードにある既存のハードウェアを使用し、実装することができる。そのような既存のハードウェアは、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)コンピュータなどを含み得る。
以下の説明で、例示的実施形態は、別段の指示のない限り、1つまたは複数のプロセッサによって実行される動作の行動および象徴的表現を参照して説明される(たとえば、流れ図の形で)。そのようなものとして、コンピュータ実行されるものとして時に参照されるそのような行動および動作は、構造化された形でデータを表す電気信号のプロセッサによる操作を含む。この操作は、データを変換する、または、当業者により理解されている形でコンピュータの動作を再構成するまたは他の方法で変更する、コンピュータの記憶システム内の場所にそれを保持する。
いくつかの代替実装形態で、記載された機能/行動は、図に示す順番以外で生じ得ることにも留意されたい。たとえば、連続して示される2つの図は、関与する機能/行動に応じて、実際には実質的に同時に実行されることがあり、または、時には逆の順番で実行され得る。
図1は、一実施形態によるテストアーキテクチャを示す。図示するように、テストアーキテクチャは、テストIPM機械300が制御信号に応答して回転する、第1の軸302を有するテストIPM機械300を含む。たとえば、テストIPM機械300は、埋込永久磁石型(IPM)機械(たとえば、動作モードに応じたモータまたは発電機)、同期IPM機械などでもよい。テストIPM機械300は、各々がそれぞれの交流電流(ac)制御信号を受信する3つの実際の端子A1、B1およびC1を含む。テストアーキテクチャはまた、トルク変換器350によって第1の軸302に結合された第2の軸402を有する二次IPM機械400を含む。二次IPM機械400は、IPM機械であることに限定されず、一定の速度で第1の軸302を維持することができる任意の機械でもよい。さらに、第2のIPM機械400がIPM機械である場合、二次IPM機械400は、図1に示すようなテストIPM機械300と同じでもよい。したがって、二次IPM機械400は、各々がそれぞれの交流電流(ac)制御信号を受信する3つの実際の端子A2、B2およびC2を含む。トルク変換器350がテストIPM機械300および二次IPM機械400を接続する一方、任意選択で、第2の軸402は第1の軸302に直接結合することができ、または、2つの軸は、当技術分野で知られている他の方法で結合することができる。
時にインバータと称される、第1のコントローラ320は、テストIPM機械300の操作を制御する。同様に、第2のコントローラ420は、二次IPM機械400の操作を制御する。第1のおよび第2のコントローラ320および420は、同一でもよく、IPM機械のための任意のよく知られているまたは市販のコントローラでもよい。たとえば、第1のコントローラ320は、テストIPM機械300の端子A1、B1およびC1に制御信号を供給し、第2のコントローラ420は、二次IPM機械400の端子A2、B2およびC2に制御信号を供給する。電源装置450は、第1のおよび第2のコントローラ320および420の両方に直流(dc)電力を供給する。電源装置450は、バッテリ、発電機などでもよい。
図示するように、指令が第1のおよび第2のコントローラ320および420に与えられて、テストおよび二次IPM機械300および400の操作を順に制御することができる。図1は、ピーク電流大きさおよび電流角度指令を受信する第1のコントローラ320を示し、速度指令を受信する第2のコントローラ420を示す。これらの指令とコントローラ320および420の動作は、以下にさらに詳しく説明される。
テストアーキテクチャは、電力解析器375をさらに含む。図1は、6つのテスト要素を有する単一の電力解析器375を示す。しかし、単一の電力解析器の代わりに、各々6つ未満のテスト要素を有する、複数の電力解析器を代わりに使用することができる。図示するように、第1のテスト要素1は、端子A1とC1の間の電圧Vac1と端子A1での電流ia1を測定し、第2のテスト要素2は、端子B1とC1の間の電圧Vbc1と端子B1での電流を測定し、第3のテスト要素3は、端子A2とC2の間の電圧Vac2と端子A2での電流ia2を測定し、第4のテスト要素4は、端子B2とC2の間の電圧Vbc2と端子B2での電流を測定し、第5のテスト要素5は、第1のコントローラ320へのdcバス電圧Vdc5およびdc電流I5入力を測定し、第6のテスト要素6は、電源装置450から(たとえば、第2のコントローラ420へ)のdcバス電圧Vdc6および電流I6出力を測定する。任意で、電力解析器375または追加の電力解析器はまた、電力解析器内のより多くのテスト要素が使用可能である場合、端子A1とB1の間の電圧Vab1と、端子C1で受信される電流ic1と、端子A2とB2の間の電圧Vab2と、端子C2で受信される電流ic2も測定することができる。
前述の入力測定データから、電力解析器375は、テストIPM機械300の端子有効電力Pa(たとえば、端子A1およびB1での端子電圧および電流に基づく検出された有効電力)と、二次IPM機械400の端子有効電力Pb(たとえば、端子A2およびB2での端子電圧および電流に基づく検出される有効電力)と、第1のコントローラ320へのdc電力P5入力と、電源装置450からのdc電力P6出力とを測定するように構成される。電力解析器375はまた、トルク変換器350からトルク示度数および軸速度測定値を受信する。
電力測定データから、電力解析器375は、以下の動作データを生み出すように構成される:
Pm=(Pa−Pb)/2、但し、Pmは、テストIPM機械300の軸302の機械電力であり、
Pinv1=P5−Pa、但し、Pinv1は、第1のコントローラ320内の電力エレクトロニクス損失度であり、
Palltest=PA−Pm、但し、Palltestは、銅、鉄、摩擦、ウィンデージなどを含む、すべてのテストIPM機械300の損失度を表し、
Po2=P6−P5、但し、Po2は、第2のコントローラ420から第1のコントローラ320に向けた電力出力であり、
Pinv2=Pb−(Po2)、但し、Pinv2は、第2のコントローラ420内の電力エレクトロニクス損失度であり、
Pallsecond=Pm−Pb、但し、Pallsecondは、銅、鉄、摩擦、ウィンデージなどを含む、すべての二次IPM機械400の損失度を表し、
Tshaft=Pm/SS、但し、TshaftはテストIPM機械300の軸302の計算された軸トルクであり、SSはトルク変換器350によって出力される軸302の軸速度である。
テストIPM機械300の効率度は、テストIPM機械300がモータリングモードで動作していると見なして、Ttesteff=Pm/Paとして前述の測定値から決定され得る。同様に、二次IPM機械400の効率度は、第2の機械が生成モードで動作していると見なして、Tsecondeff=Pb/PMとして前述の測定値から決定され得る。入力データ(dcバス電圧、ピーク電流大きさ、電流角度、所望の軸速度など)、測定データ(端子電圧、電流、電力など)および動作データ(機械電力、損失度、トルク、効率度など)は、集合的に、特性化データと称される。
次に、前述のテストアーキテクチャを使用してテストIPM機械を特性化するステップが、詳細に説明される。しかし、いくつかの設計制限/検討事項が、特性化のプロセスのより明確な理解を促すために、論じられる。
IPM機械のトルク制御は、概して、要求されるトルクに基づきIPM機械を制御するための交流電流(ACまたはac)制御信号を生成するステップを伴う。通常は、AC制御信号は、ピーク電流大きさIsおよび電流角度Gを有する電流ベクトルによって表される。電流ベクトルは、しばしば、電流ベクトルの直軸電流idまたはId構成要素と横軸電流iqまたはIq構成要素によって表される:
Id=−Is cosG、および
Iq=Is sinG
Id構成要素はIPM機械制御において負であり、一方、Iq構成要素の符号は所望のトルクの符号に依存する。
ac制御信号の生成は、IPM機械に関連する動作制約によって制約される。たとえば、IPM機械内の固定子巻線に電力を供給する、ac制御信号は、過熱からなどのIPM機械への損傷を防ぐために、電流制限を有する。電流制限は、概して、対応するコントローラ内のIPM機械および/または電力スイッチ熱レーティングの設計に基づき、任意の特性化手順に先験的に知られている。
同様に、コントローラおよびIPM機械が有害な動作モードに入るのを防ぐために、ac制御信号への電圧制限が存在する。よく知られているように、直線変調範囲内の理論的最大基本電圧(ピーク値)は、
Figure 2014507113
但し、Vdcは、IPM機械コントローラへの電源装置(たとえば、電源装置450)によって供給される電圧である。
所与の電流レベルでより大きなトルク出力を生成することを目的として、できる限り多くの使用可能な電圧を使用することが望まれる。しかし、電圧制限をその理論的限界に設定することは、製造および使用の分散のため、非現実的であり得る。したがって、例示的実施形態では、特性化段階中に電圧制限を決定するとき、0.90と0.95の間の係数ηが、組み込まれる。IPM機械端子相間基本構成要素二乗平均平方根(rms)電圧の制限は、以下のように設定される:
Figure 2014507113
ηの選択はアプリケーションに依存し、実証的研究をによって決定される。第1の試行として、η=0.93は、しばしば、良い選択である。特性化手順中、Vac1およびVbc1の相間端子電圧基本rms値(または、別法として、電力解析器からの整流平均電圧測定値)が監視される。これは、Vab1ならびに二次IPM機械400の同じそれぞれの電圧について監視され得ることが、理解されよう。テストIPM機械300の最も高い監視された相間基本rms電圧は、電流角度を調整する間、前もって設定された電圧制限
Figure 2014507113
のぎりぎり下に保たれるべきである。
最後に、IPM機械の設計に基づき、IPM機械は、知られている基底速度および危険速度を有することになる。これらの速度は、IPM機械の回転速度またはIPM機械の出力軸を指す。基底速度は、最大一定軸トルクが達成される最大出力軸速度である。危険速度は、逆起電力からの無制御生成(UCG)電圧が供給dcバス電圧Vdcを超え始める遷移速度である。
次に、低速および高速特性化手順が、説明される。低速は、基底速度のまたはそれより遅い軸速度を指し、高速は、基底速度より速い軸速度を指す。
図2は、低速特性化手順の流れ図である。図2の手順は、電源装置450からのdc電圧出力の安定を保ちながら、実行される。図示するように、ステップS510で、テストIPM機械300は、所望の初期動作状態に置かれる。たとえば、零ピーク電流大きさIsおよび零電流角度Gの指令が、ステップS510で、第1のコントローラ320に与えられ得る。考察を目的として、ステップS510などのステップは、人間のオペレータによって実行されるかのように説明される。しかし、この手動で与える代わりに、テストコンピュータが、各々の指令を与えるために使用可能であることが、理解されよう。零ピーク電流大きさおよび零電流角度を適用することによって、直流および直角電流idおよびiqは、同様にともに零になる。
次に、ステップS515で、二次IPM機械400は、第1の所望の速度でテストIPM機械300の軸302を駆動するように制御される。たとえば、速度指令は、第2のコントローラ420に与えることができ、それに応答して、第2のコントローラ420が、指令された速度で軸402を駆動するように二次IPM機械400を制御する。返しとして、これは、軸302が第1の所望の速度で回転するように、トルク変換器350を介してテストIPM機械300の軸302を駆動する。第1の所望の速度は、テストIPM機械300の基底速度でもよい。想起されるように、基底速度は、概して、テストIPM機械300の設計に基づいて知られる。或いは、基底速度は、経験的に決定することができる。
ステップS520で、第1のピーク電流大きさおよび90度電流角度の指令は、第1のコントローラ320に与えることができる。第1のピーク電流大きさは、たとえば、30Aでもよい。次いで、ステップS525で、電流角度が、第1のテストIPM機械300の第1の軸302で最大トルクを生み出す電流角度が決定されるまで、調整される。ピーク電流大きさに対して最大トルクを生み出す電流角度は、いくつかの方法で決定することができる。たとえば、トルク変換器350からのトルク示度数出力が監視されて、どの角度が最大示度数を生み出すかを決定することができる。別の例として、端子有効電力Paが監視され得る。端子有効電力Paは、端子有効電力Paの最大値を生み出す電流角度が実質的に最大トルクを生み出す電流角度に一致するように、直接にトルクに関連する。
ステップS530で、前述の特性化データが、記録される。具体的には、ある一定の測定または動作データが、ある一定の入力データに関連して記録され得る。たとえば、最大トルクは、軸速度と、電源装置450からのdc電圧出力と、ピーク電流大きさおよび最大トルクを生み出す電流角度によって表される直流および直角電流idおよびiqとに関連して記録することができる。最大トルクは、たとえば、トルク変換器からの出力または計算されたトルクTshaftでもよい。
ピーク電流大きさを上昇させることを止めることを指示する条件が存在するかどうかは、ステップS535によって決定される。第1の条件は、上昇によりピーク電流大きさが電流制限(前述の)を超えることになるかどうかである。第2の条件は、最大の所望のトルクが達成されたかどうかでもよい。通常は、IPM機械設計では、設計パラメータまたは検討事項のうちの1つは、様々な軸速度である一定のレベルのトルクを生み出すことができるIPM機械である。所望の最大トルクが達成された後は、より高いレベルのトルクを達成するためにピーク電流大きさを上昇させることは、必要はないが、実行してもよい。
ステップS535での決定が否定的である場合、次いでステップS540で、次のピーク電流大きさの指令は、第1のコントローラ320に与えることができる。次のピーク電流大きさは、前のピーク電流大きさを一定の増分によって増やしたものでもよい。一定の増分は、たとえば、30Aでもよい。電流角度に関して、これは、現在の電流角度から変更されないままでもよい。手順は、次いで、ステップS525に戻る。
ステップS535での決定が肯定的である場合、そのとき、所望の速度の低速特性化手順のデータ収集部分が完了する。所望の速度が低速閾値より低いかどうかが、ステップS545で決定される。低速閾値は、所望の速度が所望の最低速度より低くされないように、設定することができる。ステップS545での決定が否定的である場合、次いでステップS550で、次の所望の速度の指令は、第2のコントローラ420に与えることができる。次の所望の速度は、現在の所望の速度より低い、一定の減分でもよい。たとえば、一定の減分は、500rpmでもよい。また、ステップS550で、テストIPM機械300は、ステップS510に関して前述したように所望の初期動作状態に置かれる。特性化手順は、次いで、ステップS520に戻って、この新たな所望の速度について特性化を生成する。新たな所望の速度でテストIPM機械の特性化を進める前に、テストIPM機械300の動作は、テストIPM機械300を所望の温度(たとえば、外気温度または事前に設定された冷却油温度)まで冷やせるようにするために、中断することができることが、理解されよう。
ステップS545の結果が肯定的である場合、次いでステップS560で、曲線の当てはめが実行され、様々な参照テーブルが生成され得る。曲線の当てはめは、前述の手順でテストされた回転速度の特性化データに実行することができる。各回転速度の記録された特性化データは、各ピーク電流大きさでの個別のピーク電流大きさおよび関連特性化データを提供することが、理解されよう。よく知られている曲線の当てはめ技法を使用することによって、ピーク電流大きさの連続的範囲の特性化データが、各回転速度について生成され得る。曲線の当てはめは、特性化データの任意の関連セットに適用されて、x次元参照テーブルを作り出すことができ、xは特性化データの異なるタイプの数である。
いくつかの制御参照テーブルの生成が、明確にすることを目的として説明されるが、任意の数の参照テーブルが生成され得ることが理解されよう。
第1の例示的制御参照テーブルは、軸速度をピークまたは最大トルクに関係付ける。ここで、動作点のセットは、異なるテストされる軸速度および各軸速度で生み出される最大トルクを含む。曲線の当てはめは、最大トルク値に各々マップする軸速度の連続的セットを生み出す。このマップは、軸速度の入力が最大トルクの出力をもたらすように、参照テーブルとして記憶することができる。
第2の例示的参照テーブルは、軸速度が比率に置き換えられることを除いて、第1の例示的制御参照テーブルと同じである。各比率は、dcバス電圧をテストされる軸速度のうちの1つで割ったものである。dcバス電圧は、特性化中の電源装置450によるdc電圧出力である。安定した電源装置が使用されるので、dcバス電圧は、各速度について同じでなくてはならない。すなわち、第1の参照テーブルにおいて各軸速度でdcバス電圧を割ることで、第2の参照テーブルを生み出す。別法として、曲線の当てはめが比率値に実行されて第2の参照テーブルを生成することができる。均等係数が、第2の参照テーブル中の比率値の各々に適用され得ることが、理解されよう。
第3の例示的制御参照テーブルは、軸速度、トルクおよび直軸電流を関係付ける。想起されるように、特定の軸速度でテストされた各ピーク値電流について、最大トルク値が記録され、最大トルク値に関連する電流角度が記録された。したがって、各最大トルク値は、一対の直軸電流および横軸電流値と関連付けられる。各軸速度について、曲線の当てはめが、トルク値および関連直軸電流値を含む動作点のセットに実行され得る。この曲線の当てはめは、各軸速度のページとも呼ばれる副参照テーブルを作り出し、ページの収集は、総合的参照テーブルを形成する。この参照テーブルは、入力軸速度およびトルク値に応答して、直軸電流を生成するために、使用することができる。
第4の制御参照テーブルは、軸速度が比率に置き換えられることを除いて、第3の制御参照テーブルと同じである。各比率は、第2の制御参照テーブルに関して前述したように、dcバス電圧を軸速度のうちの1つで割ったものである。均等係数が、各々の比率値に適用され得ることが理解されよう。
第5の制御参照テーブルは、トルクがトルクパーセンテージで置き換えられることを除いて、第3の制御参照テーブルと同じである。ここで、軸速度で生成される最大トルクは100%トルクとして扱われ、各々のより低いトルク値は、最大トルクに基づきパーセンテージに変換される(たとえば、100トルク/最大トルク)。この変換は、曲線の当てはめに先立って実行され得る。
第6の制御参照テーブルは、トルクがトルクパーセンテージで置き換えられていることを除いて、第4の制御参照テーブルと同じである。ここで、軸速度で生成される最大トルクは100%トルクとして扱われ、各々のより低いトルク値は、最大トルクに基づきパーセンテージに変換される(たとえば、100トルク/最大トルク)。この変換は、曲線の当てはめに先立って実行され得る。第3から第6の制御参照テーブルの各々は、適切な入力に応答して、直軸電流を生成することができる。
第7から第10の制御参照テーブルは、これらの参照テーブルが直軸電流の代わりに横軸電流に基づくことを除いて、第3から第6の制御参照テーブルと同じである。
前述の特性化手順において非常に多くの変更が可能であることが、理解されよう。たとえば、基底速度からテストを実行し、この初期速度から減少させる代わりに、手順は、逆順に実行することができる。たとえば、テストは、所望の低い速度で開始することができ、次いで、その後の各テストは、基底速度に達するまで増加的により高速で実行される。さらに、テストIPM機械300が特性化される速度は、無作為に選択することができる。
次に、高速特性化手順が説明される。
図3は、高速特性化手順の流れ図である。図3の手順は、dc電源装置450からのdcバス電圧出力の安定を維持しながら、実行される。図示するように、ステップS600で、所望のテスト速度が危険速度を下回るかどうかに関して、決定が行われる。初期反復について、初期の所望のテスト速度は、基底速度を超える一定の増分(たとえば、200rpm)でもよい。また、危険速度は、IPM機械の設計に基づき知られる、または経験的に決定することができる。
ステップS600の結果が肯定的である場合、テストIPM機械300は、ステップS605で第1の初期動作状態に置かれる。たとえば、零ピーク電流大きさおよび零度電流角度の指令は、ステップS605で、第1のコントローラ320に与えることができる。考察を目的として、ステップS605などのステップは、人間のオペレータによって実行されるかのように説明される。しかし、この手動で与える代わりに、テストコンピュータが、各々の指令を与えるために使用され得ることが、理解されよう。
次に、ステップS610で、二次IPM機械400が、第1の所望の速度でテストIPM機械300の軸302を駆動するように制御される。たとえば、速度指令は、第2のコントローラ420に与えることができ、応答して、第2のコントローラ420は、二次IPM機械400を制御して、その指令された速度で軸202を駆動する。返しとして、これは、軸302が第1の所望の速度で回転するように、トルク変換器350を介してテストIPM機械300の軸302を駆動する。前述のように、第1の所望の速度は、テストIPM機械300の基底速度を超える200rpmでもよい。
ステップS615で、第1のピーク電流大きさおよび90度電流角度の指令は、第1のコントローラ320に与えることができる。第1のピーク電流大きさは、たとえば、30Aでもよい。次いで、ステップS620で、テストIPM機械300の第1の軸302で最大トルクを生み出す電流角度が決定される、または、電圧制限が到達されるまで、電流角度が調整される。ピーク電流大きさに対して最大トルクを生み出す電流角度は、いくつかの方法で決定することができる。たとえば、トルク変換器350からのトルク示度数出力が、どの角度が最大示度数を生み出すかを決定するために、監視され得る。別の例として、端子有効電力Paが、監視され得る。端子有効電力Paは、端子有効電力Paの最大値を生み出す電流角度が最大トルクを生み出す電流角度に実質的に一致するように、トルクに直接に関連付けられる。電力解析器375はまた、端子間電圧Vac1およびVbc1を監視する。これらの電圧のいずれかが電圧制限に到達する場合、次いで、電流角度が、監視される電圧が電圧制限をぎりぎり下回る(たとえば、100mV)ように、調整される。
ステップS630で、前述の特性化データが記録される。具体的には、ある一定の測定または動作データが、ある一定の入力データに関連して記録され得る。たとえば、最大取得トルクが、軸速度と、電源装置450からのdcバス電圧出力と、ステップS620で確立されたピーク電流大きさおよび電流角度によって表される直軸および横軸電流idおよびiqと関連して記録され得る。最大取得トルクは、たとえば、トルク変換器からの出力または計算されたトルクTshaftでもよい。
ピーク電流大きさを上昇させることを止めることを指示する条件が存在するかどうかが、ステップS635で決定される。第1の条件は、上昇によりピーク電流大きさが電流制限(前述の)を超えることになるかどうかである。第2の条件は、最大の所望のトルクが達成されたかどうかでもよい。通常は、IPM機械設計では、設計パラメータまたは検討事項のうちの1つは、様々な軸速度である一定のレベルのトルクを生み出すことができるIPM機械である。所望の最大トルクが達成された後は、より高いレベルのトルクを達成するためにピーク電流大きさを上昇させることは、必要はないが、実行してもよい。第3の条件は、軸トルクが、前の、より低いピーク電流大きさと比べて、下がったということである。
ステップS635での決定が否定的である場合、次いでステップS640で、次のピーク電流大きさの指令は、第1のコントローラ320に与えることができる。次のピーク電流大きさは、一定の増分によって増やされた前のピーク電流大きさでもよい。一定の増分は、たとえば、30Aでもよい。次の電流角度に関して、これは、次のピーク電流大きさの第1の置換えについて電圧制限を超えることを防ぐために、現在の電流角度から数度(たとえば、2から5度)増やされ得る。次の電流角度は、次のピーク電流大きさの前にまたはそれと同時に適用することができる。手順は、次いで、ステップS620に戻る。
ステップS635での決定が肯定的である場合、そのとき、所望の速度の特性化手順のデータ収集部分は完了する。所望の速度が高速閾値よりも速いかどうかが、ステップS650で決定される。高速閾値は、所望の速度が所望の最大軸速度よりも速くされないように、設定することができる。ステップS650での決定が否定的である場合、次いでステップS655で、所望の回転速度が一定の増分増やされる。たとえば、一定の増分は、200rpmでもよい。
特性化手順は、次いで、ステップS600に戻り、この新たな所望の速度について特性化を生成する。新たな所望の速度でテストIPM機械300の特性化を進める前に、テストIPM機械300の動作は、テストIPM機械300を所望の温度(たとえば、外気温度または事前に設定された冷却油温度)まで冷やせるようにするために、中断することができることが理解されよう。
ステップS650での決定が肯定的である場合、次いで、特性化手順は、ステップS660からS690の以下の考察の後に以下で詳しく論じられるステップS700に進む。
ステップS600に戻り、このステップでの決定が否定的である場合、そのとき、テストIPM機械300は、危険速度以上で動作していることになる。ステップS660で、テストIPM機械300は、第2の初期動作状態に置かれる。たとえば、高いピーク電流大きさ(たとえば、100A)および90度電流角度の指令は、ステップS660で、第1のコントローラ320に与えることができる。
次に、ステップS665で、二次IPM機械400が制御されて、所望の速度でテストIPM機械300の軸302を駆動する。たとえば、速度指令は、第2のコントローラ420に与えることができ、それに応答して、第2のコントローラ420が、二次IPM機械400を制御して、指令された速度で軸402を駆動する。返しとして、これは、軸302が所望の速度で回転するように、トルク変換器350を介してテストIPM機械300の軸302を駆動する。
ステップS670で、電圧制限が満たされるまで、ピーク電流大きさが調整される。これは、そこから現在の所望の速度でテストIPM機械300の特性化を完了させる基本動作点を作り出す。ステップS675で、特性化データが、この動作点について記録される。具体的には、ある一定の測定または動作データが、ある一定の入力データに関連して記録され得る。たとえば、現在のトルクが、軸速度と、電源装置450からのdcバス電圧出力と、トルクを生み出すピーク電流大きさおよび電流角度によって表される直軸および横軸電流idおよびiqと関連して記録され得る。トルクは、たとえば、トルク変換器からの出力または計算されたトルクTshaftでもよい。
ピーク電流大きさを上昇させることを止めることを指示する条件が存在するかどうかが、ステップS680で、決定される。第1の条件は、上昇によりピーク電流大きさが電流制限(前述の)を超えることになるかどうかである。より高い軸速度での電流制限は、第1のコントローラ320における損失度を制限するために使用されるPWMスイッチング周波数に依存し得ることが理解されよう。第2の条件は、最大の所望のトルクが達成されたかどうかでもよい。通常は、IPM機械設計では、設計パラメータまたは検討事項のうちの1つは、様々な軸速度である一定のレベルのトルクを生み出すことができるIPM機械である。所望の最大トルクが達成された後は、より高いレベルのトルクを達成するためにピーク電流大きさを上昇させることは、必要はないが、実行してもよい。第3の条件は、軸トルクが、前の、より低いピーク電流大きさと比べて、下がったということである。これらは、ステップS635に関して前述したのと同じ条件である。
ステップS680での決定が否定的である場合、次いでステップS685で、次のピーク電流大きさの指令は、第1のコントローラ320に与えることができる。次のピーク電流大きさは、一定の増分によって増やされた前のピーク電流大きさでもよい。一定の増分は、たとえば、30Aでもよい。電流角度に関して、これは、次のピーク電流大きさの第1の置換えについて電圧制限を超えることを防ぐために、現在の電流角度から数度(たとえば、2から5度)変更してもよい。次の電流角度は、次のピーク電流大きさの前にまたはそれと同時に適用することができる。次いで、電圧制限がステップS690での電圧制限をぎりぎり下回る(たとえば100mV)まで、電流角度が調節される。この時点で、手順はステップS675に戻る。
ステップS680での決定が肯定的である場合、そのとき、所望の速度の特性化手順のデータ収集部分は完了し、次いで、ステップS650に進む。
ステップS650の結果が肯定的である場合、次いでステップS700で、曲線の当てはめが実行され、様々な参照テーブルが生成され得る。曲線の当てはめおよび生成される参照テーブルは、ステップS560に関して前述したものと同じでもよく、したがって、簡潔にするために、繰り返されない。
ステップS560およびS700からの制御参照テーブルは結合することができることが理解されよう。さらに、曲線の当てはめおよび制御参照テーブル生成を別個のステップとして実行する代わりに、図2および3の手順の特性化データが結合可能であり、曲線の当てはめおよび制御参照テーブル生成が、結合された特性化データについて行われる。前述の特性化手順における他の多数の変更が可能であることが、理解されよう。
次に、特性化の適用、具体的には、前述の手順にしたがって生成される参照テーブルが、図4に関して以下に説明される。
一実施形態によれば、図4は、IPM機械117(たとえば、埋込永久磁石型(IPM)IPM機械)または別の交流電流機械を制御するためのシステムを開示する。一実施形態では、本システムは、IPM機械117は別として、インバータまたはIPM機械コントローラと称され得る。
本システムは、電子モジュール、ソフトウェアモジュール、または両方を備える。一実施形態では、IPM機械コントローラは、1つまたは複数のソフトウェアモジュールのソフトウェア命令の記憶、処理または実行をサポートするために、電子データ処理システム120を備える。電子データ処理システム120は、図4に破線で示され、図5にさらに詳しく示される。
データ処理システム120は、インバータ回路188に結合される。インバータ回路188は、IPM機械117の制御信号を出力するようにスイッチング半導体(たとえば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)または他のパワートランジスタ)を駆動または制御する半導体駆動回路を備える。順に、インバータ回路188は、IPM機械117に結合される。IPM機械117は、IPM機械軸126またはロータと関連付けられたセンサ115(たとえば、位置センサ、レゾルバまたはエンコーダ位置センサ)と関連付けられる。センサ115およびIPM機械117は、たとえば、データ処理システム120に結合されて、数あるフィードバックデータまたは信号の中でも、フィードバックデータ(たとえば、i、i、iなどの電流フィードバックデータ)、未加工位置信号を提供する。他の起こり得るフィードバックデータは、巻線温度示度数、インバータ回路188の半導体温度示度数、三相電圧データ、または、IPM機械117の他の熱もしくは性能情報を含むがこれらに限定されない。
一実施形態では、トルク指令生成モジュール105は、以下に詳述する計算モジュール110からの調整された電圧/速度比率とともにdq軸電流生成マネージャ109(たとえば、dq軸電流生成参照テーブル)に結合される。dq軸電流生成マネージャ109は、前述の組み合わされた(すなわち、図2および3)第3から第6の制御参照テーブルのうちのいずれか1つ、および組み合わされた第7から第10の制御参照テーブルのうちの対応する1つを記憶することができる。dq軸電流生成マネージャ109の出力および電流調整モジュール107(たとえば、dq軸電流調整モジュール107)の出力は、加算器119に送り込まれる。順に、加算器119の1つまたは複数の出力(たとえば、直軸電流データ(i )および横軸電流データ(i ))は、電流調整コントローラ111に提供または結合される。
電流調整コントローラ111は、パルス幅変調(PWM)生成モジュール112(たとえば、空間ベクトルPWM生成モジュール)と通信する能力を有する。電流調整コントローラ111は、それぞれのdq軸電流指令(たとえば、i およびi )と、実際のdq軸電流(たとえば、iおよびi)を受信し、PWM生成モジュール112への入力として対応するdq軸電圧指令(たとえば、v およびv 指令)を出力する。
一実施形態では、PWM生成モジュール112は、たとえば、IPM機械117の制御のために、直軸電圧および横軸電圧データを二相データ表現から三相表現(たとえば、v 、v およびv などの三相電圧表現)に変換する。PWM生成モジュール112の出力は、インバータ188に結合される。
インバータ回路188は、パルス幅変調された信号、または、IPM機械117に印加される他の交流電流信号(たとえば、パルス、方形波、正弦曲線、または他の波形)を生成、修正および制御するために、スイッチング半導体などのパワーエレクトロニクスを備える。PWM生成モジュール112は、インバータ回路188内のドライバ段に入力を提供する。インバータ回路188の出力段は、パルス幅変調された電圧波形、または、IPM機械の制御のための他の電圧信号を提供する。一実施形態では、インバータ188は、直流(DC)電圧バスによって電力を供給される。
IPM機械117は、IPM機械軸126の角度位置、IPM機械軸126の速度または相対速度、およびIPM機械軸126の回転の方向のうちの少なくとも1つを推定するセンサ115(たとえば、レゾルバ、エンコーダ、速度センサ、または別の位置センサまたは速度センサ)と関連付けられる。センサ115は、IPM機械軸126に実装されるまたはそれと一体でもよい。センサ115の出力は、一次処理モジュール114(たとえば、位置および速度処理モジュール)と通信する能力を有する。一実施形態では、センサ115は、それぞれアナログ位置データまたは相対速度データをデジタル位置または相対速度データに変換するアナログ/デジタル変換器(図示せず)に結合され得る。他の実施形態で、センサ115(たとえば、デジタル位置エンコーダ)は、IPM機械軸126またはロータのための位置データまたは相対速度データのデジタルデータ出力を提供することができる。
一次処理モジュール114の第1の出力(たとえば、IPM機械117の位置データおよび速度データ)は、測定された電流のそれぞれの三相デジタル表現を測定された電流の対応する二相デジタル表現に変換する位相変換器113(たとえば、三相/二相の電流パーク変形モジュール)に通信される。一次処理モジュール114の第2の出力(たとえば、速度データ)は、計算モジュール110(たとえば、調整された電圧/速度比率モジュール)に通信される。
センシング回路124の入力は、直流(DC)バス(たとえば、インバータ回路188にDC電力を提供することができる高電圧DCバス)の測定された三相電流および電圧レベルを少なくとも感知するためのIPM機械117の端子に結合される。センシング回路124の出力は、センシング回路124の出力をデジタル化するためのアナログ/デジタル変換器122に結合される。順に、アナログ/デジタル変換器122の出力は、二次処理モジュール116(たとえば、直流(DC)バスおよび三相電流処理モジュール)に結合される。たとえば、センシング回路124は、三相電流(たとえば、IPM機械117の巻線に印加される電流、巻線に誘導される逆起電力、または両方)を測定するためにIPM機械117と関連付けられる。
一次処理モジュール114および二次処理モジュール116のある種の出力は、位相変換器113に送り込まれる。たとえば、位相変換器113は、パーク変形または他の変換方程式(たとえば、適切なある種の変換方程式が当業者に知られている)を適用して、二次処理モジュール116からのデジタル三相電流データおよびセンサ115からの位置データに基づき電流の測定された三相表現を電流の二相表現に変換することができる。位相変換器113モジュールの出力は、電流調整コントローラ111に結合される。
一次処理モジュール114および二次処理モジュール116の他の出力が、計算モジュール110(たとえば、調整された電圧/速度比率計算モジュール)の入力に結合され得る。たとえば、一次処理モジュール114は、速度データ(たとえば、IPM機械軸126の毎分回転数)を提供することができ、一方、二次処理モジュール116は、直流電圧の測定されたレベル(たとえば、車両の直流(DC)バスでの)を提供することができる。インバータ回路188に電力エネルギーを供給するDCバスの直流電圧レベルは、大気温度、バッテリ状態、バッテリ充電状態、バッテリ抵抗またはリアクタンス、燃料タンクの状態(該当する場合)、IPM機械負荷状態、それぞれのIPM機械トルクおよび対応する操作速度、および車両電気負荷(たとえば、電気駆動のエアコン用コンプレッサ)を含むが、これらに限定されない様々な要因のため、変動または変化することがある。計算モジュール110は、二次処理モジュール116とdq軸電流生成マネージャ109の間の媒介として接続される。計算モジュール110の出力は、特に、dq軸電流生成マネージャ109によって生成される電流指令を調整するまたはそれに影響を及ぼして直流バス電圧の変動または変更を補正することができる。計算モジュール110の構造および動作は、以下の米国特許出願、すなわち、号数不明、本願の発明者によって2011年2月28日に出願された、「INTERIOR PERMENENT MAGNET MACHINE SYSTEMS AND METHODS FOR CONTROLLING INTERIOR PERMENENT MAGNET MACHINES(埋込永久磁石型機械システムおよび埋込永久磁石型機械を制御するための方法)」で詳細に説明され、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
ロータ磁石温度推定モジュール104、電流成形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108は、dq軸電流調整モジュール107に結合される、またはそれと通信する能力を有する。順に、dq軸電流モジュール107は、dq軸電流生成マネージャまたは加算器119と通信することができる。
ロータ磁石温度モジュール104は、1つまたは複数のロータ永久磁石の温度を推定または決定する。一実施形態では、ロータ磁石温度推定モジュール104は、固定子との熱伝達で、固定子上に置かれた、またはIPM機械117のハウジングに固定された、1つまたは複数のセンサから、ローラ磁石の温度を推定することができる。
もう1つの実施形態で、ロータ磁石温度推定モジュール104は、ロータまたは磁石に取り付けられた温度検出器(たとえば、サーミスタおよび赤外線熱センサなどのワイヤレス送信機)に置き換えることができ、検出器は、1つまたは複数の磁石の温度を示す信号(たとえば、ワイヤレス信号)を提供する。
一実施形態で、本方法またはシステムは、以下の方式で動作することができる。トルク指令生成モジュール105が、車両データバス118を介し、速度制御データメッセージ、電圧制御データメッセージまたはトルク制御データメッセージなどの入力制御データメッセージを受信する。トルク指令生成モジュール105は、受信された入力制御メッセージをトルク制御指令データ316に変換する。
dq軸電流生成マネージャ109は、それぞれのトルク制御指令データおよびそれぞれの検出されたIPM機械軸126速度データに関連する直軸電流指令データおよび横軸電流指令データを選択または決定する。たとえば、dq軸電流生成マネージャ109は、前述の組み合わされた第3から第10の制御参照テーブルなどの制御参照テーブルにアクセスすることによって、直軸電流指令、横軸電流指令を選択または決定する。IPM機械117のセンサ115は、IPM機械軸126の検出される速度データの提供を容易にし、一次処理モジュール114は、センサ115によって提供される位置データを速度データに変換することができる。
電流調整モジュール107(たとえば、dq軸電流調整モジュール)は、電流調整データを提供して、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流成形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108からの入力データに基づき直軸電流指令データおよび横軸電流指令データを調整する。
電流成形モジュール106は、以下の要因のうちの1つまたは複数に基づき横軸(q軸)電流指令および直軸(d軸)電流指令の訂正または予備調整を決定することができる:たとえば、IPM機械117のトルク負荷およびIPM機械117の速度。ロータ磁石温度推定モジュール104は、たとえば、ロータ温度の推定された変化に基づきq軸電流指令およびd軸電流指令の二次調整を生成することができる。端子電圧フィードバックモジュール108は、コントローラ電圧指令対電圧制限に基づきd軸およびq軸電流に第3の調整を提供することができる。電流調整モジュール107は、以下の調整のうちの1つまたは複数を考慮する総電流調整を提供することができる:予備調整、二次調整、および3次調整。
一実施形態で、IPM機械117は、埋込永久磁石型(IPM)機械または同期IPM機械(IPMSM)を備えることができる。IPMSMは、たとえば、高い効率度、高い電力密度、広い定電力動作領域、保守不要など、従来の誘導機または表面実装PM機械(SMPM)と比べて、多数の好ましい利点を有する。
センサ115(たとえば、軸またはロータ速度検出器)は、以下のうちの1つまたは複数を備え得る:直流IPM機械、光学エンコーダ、磁気フィールドセンサ(たとえば、ホール効果センサ)、磁気抵抗センサ、およびレゾルバ(たとえば、ブラシレスレゾルバ)。一構成で、センサ115は、位置データおよび関連時間データが処理されてIPM機械軸126の速度または相対速度データを決定する位置センサを備える。もう1つの構成では、センサ115は、速度センサ、または、速度センサおよび積分器の組合せを備えて、IPM機械軸の位置を決定する。
さらに別の構成で、センサ115は、IPM機械117のIPM機械軸126に機械的に結合された小型直流発電機を備えて、IPM機械軸126の速度を決定し、直流発電機はIPM機械軸126の回転速度に比例して出力電圧を生み出す。さらに別の構成で、センサ115は、軸126に結合された回転する物体に向けて信号を送信し、光学検出器で、反射されたまたは回折された信号を受信する、光源を有する光学エンコーダを備え、受信される信号パルス(たとえば、方形波)の周波数は、IPM機械軸126の速度に比例し得る。追加の一構成で、センサ115は、第1の巻線および第2の巻線を有するレゾルバを備え、第1の巻線は交流電流を送り込まれ、第2の巻線内で誘導される電圧はロータの回転の周波数により変化する。
図5で、電子データ処理システム120は、電子データプロセッサ264、データバス262、データ記憶装置260、および1つまたは複数のデータポート(268、270、272、274および276)を備える。データプロセッサ264、データ記憶装置260および1つまたは複数のデータポートは、データバス262に結合されて、データプロセッサ264、データ記憶装置260および1つまたは複数のデータポートの間のデータの通信をサポートする。
一実施形態で、データプロセッサ264は、電子データプロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理アレイ、論理回路、算術論理演算装置、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ、比例・積分・微分(PID)コントローラ、または別のデータ処理デバイスを備え得る。
データ記憶装置260は、データを記憶するための任意の磁気、電子、または光学デバイスを備え得る。たとえば、データ記憶装置260は、電子データ記憶装置、電子メモリ、不揮発性電子ランダムアクセスメモリ、1つまたは複数の電子データレジスタ、データラッチ、磁気ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブなどを備え得る。
図5に示すように、データポートは、第1のデータポート268、第2のデータポート270、第3のデータポート272、第4のデータポート274および第5のデータポート276を備えるが、任意の適切な数のデータポートが使用され得る。各データポートは、たとえば、送受信機およびバッファメモリを備え得る。一実施形態で、各データポートは、任意の直列または並列入力/出力ポートを備え得る。
一実施形態で、図5に示すように、第1のデータポート268は、車両データバス118に結合される。順に、車両データバス118は、コントローラ266に結合される。一構成で、第2のデータポート270はインバータ回路188に結合させることができ、第3のデータポート272はセンサ115に結合させることができ、第4のデータポート274はアナログ/デジタル変換器122に結合させることができ、第5のデータポート276は端子電圧フィードバックモジュール108に結合させることができる。アナログ/デジタル変換器122は、センシング回路124に結合される。
データ処理システム120の一実施形態で、トルク指令生成モジュール105は、電子データ処理システム120の第1のデータポート268と関連付けられる、または、それによってサポートされる。第1のデータポート268は、コントローラエリアネットワーク(CAN)データバスなどの車両データバス118に結合され得る。車両データバス118は、第1のデータポート268を介してトルク指令生成モジュール105にトルク指令を有するデータバスメッセージを提供することができる。車両のオペレータは、スロットル、ペダル、コントローラ266、または他の制御デバイスなどのユーザインターフェースを介して、トルク指令を生成することができる。
ある種の実施形態で、センサ115および一次処理モジュール114は、データ処理システム120の第3のデータポート272と関連付けられ得る、または、それによってサポートされ得る。
前述の実施形態のうちの少なくともいくつかは、テスト機械およびコントローラ内の最低銅損失度を有する全動作速度範囲およびトルクレベルを通して一連の動作軌道を確立する。前述の実施形態のうちの少なくともいくつかは、適切な電流および電圧制限内の安全および堅固なIPM機械制御を保証する。さらに、少なくともいくつかの実施形態は、トルク指令パーセンテージおよび比率に関してdq軸電流コントローラ参照テーブルを提供する。これは、調整された比率(ブロック110)、電流調整モジュール(ブロック107および119)などを使用して、変化するdcバス電圧を有するIPM機械を操作することなど、コントローラに追加の高度な制御機能を組み込むための堅固な基礎を提供する。本発明について前述したように、同じものが多数の方法で変更され得ることが明らかとなろう。たとえば、例示的特性化がモータリングモード(出力軸を駆動するために電力を消費する)で動作するテストIPM機械に関して説明されたが、特性化はまた、生成モード(駆動された出力軸に基づき電力を生成する)でのテストモータ動作に実行され得る。そのような変更形態は、本発明からの逸脱として見なされるものではなく、すべてのそのような修正形態は本発明の範囲内に含まれるものとする。

Claims (26)

  1. 埋込永久磁石型(IPM)機械を特性化する(characterizing)方法であって、
    第1の出力軸(shaft)を二次速度(secondary speed)制御機械の第2の出力軸に結合したテストIPM機械含むテストアーキテクチャをセットアップするステップと、
    第1の所望の速度で前記テストIPM機械の前記第1の出力軸を駆動するように前記二次速度制御機械を制御するステップと、
    複数のピーク電流大きさの各々について一対の所望の直軸(direct axis)および横軸(quadrature axis)電流を決定するステップと、
    所望の直軸および横軸電流の各対に関連する特性化データを記録するステップと、
    第2から第nの所望の速度の各々について、前記制御する、決定する、および記録するステップを繰り返すステップと
    を含む、方法。
  2. 各ピーク電流大きさについて、前記決定するステップが、
    前記テストIPM機械のコントローラに前記ピーク電流大きさおよび一連の電流角度(current angle)を適用するステップであって、各電流角度が前記直軸電流および前記横軸電流として現われる前記ピーク電流大きさの量を示す、ステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記適用するステップが、
    所望のトルクが前記第1の出力軸によって作り出されるまで、前記電流角度を調整するステップ
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記所望のトルクが最大トルクである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記所望のトルクが、前記テストIPM機械の端子間電圧の制限が超過されない最大トルクである、請求項3に記載の方法。
  6. 前記適用するステップが、前記テストIPM機械に適用される電流が電流制限より下にとどまるように、前記ピーク電流大きさおよび前記電流角度を適用する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記適用するステップが、所望のトルクが取得される、前記出力軸によって生み出されるトルクが減少する、前記テストIPM機械に適用される電流が電流制限を超えることになる、かつ前記テストIPM機械の端子間電圧が電圧制限を超えることになる、のうちの1つまで、連続してより高いピーク電流大きさを適用する、請求項3に記載の方法。
  8. 前記適用するステップが、前記第1の出力軸によって生み出される前記トルクを測定するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  9. 前記適用するステップが、前記テストIPM機械に供給される電力と前記二次速度制御機械から生成される電力のうちの少なくとも1つに基づき前記第1の出力軸によって生み出される前記トルクを計算するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  10. 前記適用するステップが、前記テストIPM機械に適用される電流が電流制限を超過せず、前記テストIPM機械の端子間電圧が電圧制限を超過しないように、前記ピーク電流大きさを適用する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記特性化データが、所望の直軸および横軸電流の各対について前記第1の出力軸によって生み出されるトルクを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記特性化データが、前記テストIPM機械の効率度と前記テスト機械コントローラに関連するパワーエレクトロニクス損失度をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記特性化データが、所望の直軸および横軸電流の各対について、前記第1の出力軸によって生成されるトルク、前記テストアーキテクチャに供給される電力のdcバス電圧、前記第1の出力軸の軸速度のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記特性化データに曲線の当てはめを実行するステップ
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記実行するステップからの出力に基づき少なくとも1つの制御参照テーブルを生成するステップ
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記制御参照テーブルが、関連比率について前記第1の出力軸によって生成される最大トルクを提供し、前記関連比率が、前記dcバス電圧を前記最大トルクに関連する前記軸速度で割ったものである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記制御参照テーブルが、関連トルクパーセンテージおよび関連(associated)比率に対して前記直軸電流を提供し、前記関連比率が前記直軸電流に関連する前記軸速度で前記dcバス電圧を割ったものであり、前記関連トルクパーセンテージが、前記直軸電流に対して前記第1の出力軸によって生成される前記トルク、および前記直軸電流に関連する前記軸速度で前記第1の出力軸によって生成される最大トルクに基づく、請求項15に記載の方法。
  18. 前記制御参照テーブルが、関連トルクパーセンテージおよび関連比率に対して前記横軸電流を提供し、前記関連比率が前記横軸電流に関連する前記軸速度で前記dcバス電圧を割ったものであり、前記関連トルクパーセンテージが、前記横軸電流に対して前記第1の出力軸によって生成される前記トルク、および前記横軸電流に関連する前記軸速度で前記第1の出力軸によって生成される最大トルクに基づく、請求項15に記載の方法。
  19. 第1の制御参照テーブルが、関連比率に対して前記第1の出力軸によって生成される最大トルクを提供し、前記関連比率が前記dcバス電圧を前記最大トルクに関連する前記軸速度で割ったものであり、
    第2の制御参照テーブルが、関連トルクパーセンテージおよび関連比率に対して前記直軸電流を提供し、前記関連比率が前記直軸電流に関連する前記軸速度で前記dcバス電圧を割ったものであり、前記関連トルクパーセンテージが、前記直軸電流に対して前記第1の出力軸によって生成される前記トルクおよび前記直軸電流に関連する前記軸速度で前記第1の出力軸によって生成される最大トルクに基づき、
    第3の制御参照テーブルが、関連トルクパーセンテージおよび関連比率に対して前記横軸電流を提供し、前記関連比率が前記横軸電流に関連する前記軸速度で前記dcバス電圧を割ったものであり、前記関連トルクパーセンテージが、前記横軸電流に対して前記第1の出力軸によって生成されるトルク、および前記横軸電流に関連する前記軸速度で前記第1の出力軸によって生成される最大トルクに基づく、
    請求項15に記載の方法。
  20. 前記制御するステップに先立って、
    前記第1から第nの所望の軸速度のうちの1つに基づき所望の動作状態にテストIPM機械を置くステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  21. 前記置くステップが、前記第1から第nの所望の軸速度のうちの前記1つが前記テストIPM機械の危険速度と等しいまたはそれを下回る場合に、前記テスト機械コントローラに零ピーク電流大きさおよび零電流角度を適用し、前記電流角度が、前記直軸電流および前記横軸電流として現われる前記ピーク電流大きさの量を示す、請求項20に記載の方法。
  22. 前記置くステップが、前記第1から第nの所望の軸速度のうちの前記1つが前記テストIPM機械の危険速度を上回る場合に、前記テスト機械コントローラに所望のピーク電流大きさおよび90度電流角度を適用する、請求項20に記載の方法。
  23. 前記テストIPM機械が、モータリングモードおよび生成モードのうちの1つにある、請求項1に記載の方法。
  24. 請求項19に記載の制御参照テーブルを有する、機械コントローラ。
  25. 請求項19に記載の制御参照テーブルを記憶する、コンピュータ可読媒体。
  26. 埋込永久磁石型(IPM)機械を制御するためのコントローラであって、
    請求項19に記載の制御参照テーブルを記憶するように構成されたメモリと、
    前記参照テーブルに基づき前記IPM機械を制御するように構成されたプロセッサと
    を備える、コントローラ。
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