JP2014505967A - 光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システム - Google Patents

光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システム Download PDF

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Abstract

本発明は、2つの対向する表面と、それぞれの外辺部に沿って前記対向する表面をつなぐ側縁部とを有する、少なくとも1つの平らな形状の基板(11)を含み、前記基板(11)の前記表面の一方の上に、導電性コーティング(15)と、1つまたは複数の光電気化学セル(13)とを連続して配置し、モジュール(1)は、モジュール全体の第1の電極(14)と、モジュール全体の第2の電極(17)とをさらに含む、光電気化学セルのモジュール(10)において、前記基板(11)は、前記側縁部の少なくとも一部に対応して、同種の並置されたモジュール(10)の電気的接続および機械的連結を行うための手段(14、17、24、25、29)を備えることを特徴とする光電気化学セルのモジュール(10)に関する。本発明はさらに、上記に定義したような光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システムに関する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光電気化学セルモジュールまたはDSSC(色素増感太陽セル)の電気的および機械的相互接続システムに関する。
より具体的には、本発明は、並置されたDSSCセルの光起電力モジュールの接続に適した、前記電気的相互接続システムの構造に関する。
DSSCセルは、大抵2つの基板に挟まれた、基板に支持された多層構造から成る光起電力セルである。一般的に、前記基板は、透明材料(好ましくはガラス、並びにPETまたはPEN)から成り、多層構造の内部に面する側には、導電性の同じく透明層(一般的には、透明導電性酸化物、好ましくは、フッ素でドープされた酸化スズ、または酸化スズおよび酸化インジウムから成る合金(それぞれFTOおよびITOと名付けられる))がコーティングされている。
前記2つの基板間には、1つまたは複数の電気的に直列および/または並列接続された光電気化学セルが配置され、その各々は、一方の基板の導電性コーティング上に配置される光電極(アノード)と、他方の基板の導電性コーティング上に配置される対向電極(カソード)と、前記光電極および対向電極間に挟持される電解質とによって構成されている。特に、光電極は一般的に、例えば酸化チタンや酸化亜鉛のように、光子吸収の結果として電子の移動に適した色素から成る活物質を支持する多孔質のバンドギャップの大きな半導体材料で構成される。対向電極は一般的に白金から成るが、電解液は一般的に、ヨウ素(I)およびヨウ化リチウム(LiI)から成る。
この種の光電気化学セルは、例えば、米国特許第4,927,721号明細書に記載されており、この種のセルに使用される材料は、例えば、米国特許第5,350,644号明細書に記載されている。
その性質により、この種の個々のセルは、意図された光電気化学セルの可能な適用例のほとんどの要件を満たすのに適した電圧および/または電流レベルを生成することができない。
これらの欠点を克服するためには、複数の光電気化学セルを直列または並列接続する必要がある。実際には、光電気化学モジュールは、同じ基板を用いて実現される、すなわち、必ずではないが、一般的に、多数の光電気化学セルが並置され、光電極が一方の基板に対応して配置され、対向電極が対向する基板に対応して配置され、前記光電気化学セルは、各基板上に生じる導電性コーティング層と、任意で、所望の接続の種類に従って、モジュールを実現する際に作られるような前記基板上の複数の一体化接続素子とによって、電気的に直列および/または並列接続される。
前記光電気化学セルの光起電力モジュールのサイズも限定され、所望の要件を満たすためには、光電気化学セルのモジュールも直列および/または並列接続されなければならないという事実につながる。
図1を参照すると、2つの並置されたモジュール10の電気的および機械的相互接続のためには、公知技術によれば、間に光電気化学セル13が配置される基板11、12が、簡単にアクセスできるように、モジュール10の一方の面上で、光起電力モジュール10全体のアノードまたは負電極を構成する、高導電性材料のストライプで作られた第1の電極14と、光電気化学セル13の光電極16と接触した基板11の導電性コーティング15の層とを介し、反対側の面上で、光起電力モジュール10全体のカソードまたは正電極を構成する、同様に高導電性材料のストライプで作られた第2の電極17と、光電気化学セル13の対向電極19と接触した基板12の導電性コーティング18の層とを介して互い違いに配置されるように各モジュール10を実現することが提案されている。図1は、各光電気化学セル13の内部の電解質20と、個々のセルを密封することにより、電解質の消散を防止する封入材料21も示している。
モジュールの相互接続は、実質的に行われ、溶接する、または導電性樹脂の接続素子を介在させることにより、直列モジュール接続の場合は、第1のモジュール10のアノードの電極14と、第1のモジュールと並ぶ第2のモジュール10のカソードの電極17とを電気的および機械的に接続し、あるいは、並列モジュール接続の場合は、2つの並置されたモジュールのそれぞれのカソード電極17またはそれぞれのアノード電極14を電気的および機械的に接続する。この種のモジュール相互接続は、各モジュールの一部、すなわち、隣のモジュールと相互接続されるように設計されたモジュールの各面に近接する領域が、相互接続の要件に専念する必要があり、所与の領域のエネルギー生成の減少につながるだけでなく、光電気化学セルのアクティブ領域の美的均一性も視覚的に変える非アクティブ領域を生じさせるという欠点を持つ。
さらに、現在の最先端技術では、基板の互い違いの配置の存在は、モジュールの重要な組み立て工程をもたらす。実際には、光電気化学セルのモジュールは、第1の工程として、モジュールを構成する各基板の2つの表面の内の一方の上に導電性コーティング(好ましくはFTOまたはITO)の層を塗布し、その後、それぞれ別の光電気化学セル用に設計された電気的に絶縁された領域を生じさせるために、導電性コーティングのストライプを基板から局所的に除去することに関する手順に続いて得られる。次に、光電気化学セルごとに1つのホールを実現し、電解液の注入と、引き続き、アセトンおよびエタノールを用いた洗浄による基板の清浄とが続く。この時点で、基板のベーキング(焼成)が行われ、冷却後、光電気化学セルと、各基板の縁部の1つに近接して、モジュール全体のカソードおよびアノード電極を構成するものとを接続するように機能する導電性材料のトラックを両基板上に堆積する。次に、トラックの乾燥工程が続き、引き続き、各基板上に(既にコンタクトを備える)、光電極の材料(好ましくはTiO)および対向電極(好ましくは白金)の材料が配置される。次に、500〜520℃での基板のベーキング(接続素子の対向するトラックの導電性材料の焼結が得られる)と、光電極の染色とが続く。従って、最終工程に進む前に、封入材料を対向電極上に塗布する。続いて、モジュールのカソードおよびアノード電極に外側から容易にアクセスできるように、互い違いに保持された前記2つの基板を連結する。最後に、モジュールを完成させるために、電解質を導入する。
この種の光起電力モジュールを実現する手順を分析することにより、次に続く2つの基板の互い違いの配置組み立てを考慮に入れて、全実現工程を準備する必要性のあることが明白である。組み立て工程だけではなく、単一の光電気化学セルのそれ以前の全ての実現工程の重要性が高まる結果となる。
上記の観点から、相互接続の要件のために各モジュールの一部を失わない、すなわち、所与領域のエネルギー生成の減少につながらず、光電気化学セルのアクティブ領域の美的均一性も変えない、光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムを提供する必要性が明白である。
以上に鑑み、相互接続されたモジュールから成るパネルのアクティブ領域だけでなく、個々のモジュールのアクティブ領域も最大にする目的を持つ、光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムを供給することを目指す、本発明による解決策を開示する。
互い違いに配置されたガラスを持たない、すなわち、モジュールの縁部上に直接実現された、並置されたモジュール間の相互接続から成る、光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムを提案する本発明によれば、これらおよび他の結果が得られる。
従って、本発明の目的は、公知技術による解決策の限界を克服し、上記のような技術的結果を得ることが可能な光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムを実現することである。
本発明のさらなる目的は、大幅に削減したコストで、前記相互接続システムの実現を可能にすることである。
本発明の最後の目的は、十分に単純で、安全で、かつ信頼性のある光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムを実現することである。
従って、本発明の第1の具体的な目的は、2つの対向する表面と、それぞれの外辺部に沿って前記対向する表面をつなぐ側縁部とを有する、少なくとも1つの平らな形状の基板を含み、前記基板の前記表面の一方上に、導電性コーティングと、1つまたは複数の光電気化学セルとを連続して配置し、モジュールは、モジュール全体の第1の電極と、モジュール全体の第2の電極とをさらに含む、光電気化学セルのモジュールにおいて、前記基板は、前記側縁部の少なくとも一部に対応して、同種の並置されたモジュールの電気的接続および機械的連結を行うための手段を備えることを特徴とする光電気化学セルのモジュールである。
特に、本発明によれば、前記光電気化学セルのモジュールは、第1の基板および第2の基板を含み、互いに対向する表面上に、前記第1の基板の前記導電性コーティングの第1の層と、前記第2の基板の前記導電性コーティングの第2の層とをそれぞれ備え、その間に、1つまたは複数の光電気化学セルが配置され、または、前記導電性コーティングの第1の層と電気的に接続され、かつ前記導電性コーティングの第2の層とは電気的に絶縁されたモジュール全体の第1の電極と、前記導電性コーティングの第2の層と電気的に接続され、かつ前記導電性コーティングの第1の層とは電気的に絶縁されたモジュール全体の第2の電極とを含み、前記第1の基板および前記第2の基板は、それぞれの位置合わせされた側縁部によって互いに連結され、実質的に直線の側縁部でモジュールを規定し、同種の並置されたモジュールの電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、前記モジュールの前記側縁部の2つの対向する部分に対応して配置される、モジュール全体の前記第1の電極と、モジュール全体の前記第2の電極とを含むことを特徴とし得る。
好ましくは、本発明によれば、前記側縁部に対応して同種の並置されたモジュールの電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、研磨縁部を備えた前記少なくとも1つの基板の前記側縁部の少なくとも一部を含む。
さらに、再び本発明によれば、前記側縁部に対応して同種の並置されたモジュールの電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、前記少なくとも1つの基板が、スズめっき済みの銅および銀のリボンを溶接するための補助として銀または他の材料層を有する(すなわち、それが導電性樹脂の介在をより効果的にする)、または前記側縁部および/または前記少なくとも研磨縁部に対応して、ひだ状部分を有することを伴う。
さらに、本発明の第2の具体的な目的は、上記に定義したような光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムであり、これは、第1のモジュールの電極がその一部上に配置される側縁部と、前記第1のモジュールに対して並置された第2のモジュールの電極がその一部上に配置される側縁部とを、前記電極が配置される前記部分と一致し得る、または一致しない前記側縁部の一部に沿って、機械的に連結することにより、前記並置されたモジュールを電気的かつ機械的に直列または並列接続し、並置されたモジュールの堅固な構造を生じさせることを特徴とする。
好ましくは、本発明によれば、それぞれの側縁部に沿って並置された前記モジュール間の前記電気的および機械的接続は、溶接または前記並置されたモジュールの側縁部間に配置される導電性樹脂または金属から成る接続素子によって生じる。
より好ましくは、本発明によれば、前記金属接続部品は、ジュール効果または磁気誘導によって、または同等の技術に従って溶接されたスズめっき済みの銅および銀のリボンである。
上記から、パネルのアクティブ対非アクティブ領域の比率(開口率)を最大にすることが可能で、従って、モジュールストリングの所与の幅に関して、セル数を増加させることが可能な、本発明の光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの有効性が明らかである。従って、この光起電力装置を用いて生成されたエネルギーは、公知の標準的な接続技術と比較して増加する。
さらに、本発明の光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムは、銀の平坦なストライプを用いて公知技術により得られた各モジュールのアノードおよびカソードを構成する電極の寸法の縮小により、装置の美的外観の向上を可能にし、光電気化学セルのみの連続的な継続を高める。
さらに、電極のサイズ縮小は、光起電力モジュールセットから成るパネルの透明性に不可欠な要素である。
これより本発明を、限定的ではなく、例示的に、その好適な実施形態に従って、添付の図面を具体的に参照して説明する。
図1は、公知技術による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図2は、本発明の第1の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図3は、本発明の第2の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図4は、本発明の第3の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図5は、本発明の第4の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図6は、本発明の第5の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図7は、本発明の第6の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図8は、本発明の第7の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図9は、本発明の第8の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図9は、本発明の第9の実施形態による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造を概略的に示す。 図11は、本発明による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造の抵抗の電気方式を示す。 図12は、本発明による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続の構造の抵抗の電気方式を示す。 図13は、本発明に従って作製された第3のセルと比較された、公知技術に従って作製された第2のセルのI−Vプロットの比較図を示す。 図14は、本発明に従って行われたセル2−3の直列接続と比較した、公知技術に従って行われたセル2−4の直列接続のI−Vプロットの比較図を示す。
光電気化学セルモジュールの各構成要素に関して、公知技術による解決策を示す図1で使用されたのと同じ参照符号が使用される図2を参照すると、提案される解決策は、モジュール10の対向する側縁部の表面上において、光電極側に電極14を配置し、対向電極側に電極17を配置することに基づく。
特に、図2を参照すると、間に光電気化学セル13が配置された基板11、12をそれぞれ備えた、2つの並置されたモジュール10が示されている。光起電力モジュール10全体のアノードまたは負電極を構成する第1の電極14は、第1のモジュール10の側縁部(図面では、左側)上に配置される高導電性材料のストライプにより実現され、これは、光電気化学セル13の光電極16と接触する基板11の導電性コーティング15の層と電気的に接続され、かつ、光電気化学セル13の対向電極19と接触する基板12の導電性コーティング18の層とは電気的に絶縁される。図2では、実際、基板12の導電性コーティング18の層が、基板の左側の側縁部の手前で途切れて示されている。
その反対側には、第1の光起電力モジュール10のカソードまたは正電極を構成する電極17が、図2では第1のモジュール10の右側の側縁部上に配置される、同様に高導電性材料のストライプにより作成され、光電気化学セル13の対向電極19と接触する基板12の導電性コーティング18の層と電気的に接続され、かつ、これは、光電気化学セル13の光電極16と接触する基板11の導電性コーティング15の層とは電気的に絶縁される。図2では、実際、基板11の導電性コーティング15の層が、基板の右側の側縁部の手前で途切れて示されている。
図2はまた、各光電気化学セル13の内部の電解質20と、個々のセルを密封することにより、電解質の消散を防止する封入材料21とを示している。
2つの並置されたモジュール間の電気的および機械的相互接続は、溶接または導電性樹脂から成る接続素子22の介在により、または、スズめっき済みの銅および銀のリボンを用いて、モジュール間の直列接続の場合は、第1のモジュール10の側縁部上に配置されたアノードである第1の電極14を、第1のモジュールと並置された第2のモジュール10の側縁部上に配置されたカソードである第2の電極17に溶接することにより、または、モジュール間の並列接続の場合は、第1のモジュール10の側縁部上に配置されたアノードである第1の電極14を、第1のモジュール(図2では、不図示)と並置された第2のモジュール10の側縁部上に配置されたアノードである第2の電極14に溶接することにより、電気的および機械的接続を実質的に行う。
モジュール10の対向する側縁部上で、光電極側に電極14を配置し、対向電極側に電極17を配置することにより、アクティブ領域の堆積用の基板にとって有用な領域を差し引くことが可能となる。
図3を参照すると、本発明による光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの第2の実施形態が示されており、ここでは、各モジュール10の2つの基板11、12の一方が、他方の基板に面する縁部23において、並置されるモジュール10との相互接続用に設計された側縁部に対応して研磨され、2つの基板12、11の他方が、並置される不図示のモジュールとの相互接続用に設計された反対側の側縁部に対応して、第1の基板に面する縁部24において研磨される。基板11に対応して、各光電気化学セル13(図面では、単一の光電気化学セル13が示されている)の光電極が配置され、基板12に対応して、それぞれの対向電極が配置される。導電性コーティング15および18のそれぞれの層は、対応する研磨縁部の付近で途切れる。さらに、研磨縁部上に、銀または他の材料層29が存在することにより、スズめっき済みの銅および銀のリボンの溶接の実施が可能となる、すなわち、導電性樹脂の介在をより効果的にすることができる。代替的に、導電性樹脂またはリボンの接着を最良にするために、研磨表面(並びに基板の側縁部の研磨表面)を粗仕上げにすることが可能である。
2つの基板11、12の非研磨縁部上に、電極14、17がそれぞれ配置され、光起電力モジュール10のアノードまたは負電極を構成する第1の電極14は、光電気化学セル13の光電極と接触する基板上に配置され、光起電力モジュール10のカソードまたは正電極を構成する第2の電極17は、光電気化学セル13の対向電極と接触して配置される。各電極14、17は、高導電性材料のストライプにより実現される。
図3に示される2つの並置されたモジュール10間の相互接続は、第1のモジュール10の電極14と、第2のモジュール10の電極17との間に配置される導電性樹脂により実現され、機械的接着および電気的接続が確実となり、2つの並置されたモジュール10間の直列接続を得ることが可能となる。
モジュール間の並列接続を実現するためには、代わりに、光電極側のモジュール全体のそれぞれの電極14、すなわち対向電極側のモジュール全体のそれぞれの電極17が互いに接近するように並んだモジュールを配置することが必要である。
図4を参照すると、並置されたモジュール10間の基板11、12の非研磨側縁部上にも銀層29が配置されているという1つの事実に関して図3を参照して示した実施形態とは異なる、本発明による光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの第3の実施形態が示されている。
図5を参照すると、各モジュール10の2つの基板11、12の両方が、対向する縁部25において、並列されるモジュール10との相互接続用に設計された縁部に対応して研磨される、本発明による光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの第4の実施形態が示されている。また、この第4の実施形態によれば、基板11に対応して、各光電気化学セル13の光電極が配置され(図面では、単一の光電気化学セル13が示されている)、基板12に対応して、それぞれの対向電極が配置される。さらに、この場合においても、研磨縁部上に、銀または他の材料層29が存在することにより、スズめっき済みの銅および銀のリボンの溶接の実施が可能となる、すなわち、導電性樹脂の介在をより効果的にすることができる。
光電気化学セル13の光電極と接触する基板11の研磨縁部25の一方に近接して、光起電力モジュール10全体のアノードまたは負電極を構成する第1の電極14が存在し、導電性コーティング15のそれぞれの層は、反対側の縁部付近で途切れている。
同様に、前記電極14が配置された基板11の研磨縁部に対向する基板12の研磨縁部上において、光電気化学セル13の対向電極に接触して、光起電力モジュール10全体のカソードまたは正電極を構成する第2の電極17が存在し、導電性コーティング18のそれぞれの層は、反対側の縁部付近で途切れている。
各電極14、17は、高導電性材料のストライプにより実現される。
図5に示されるような2つの並置されたモジュール10間の相互接続は、第1のモジュール10の電極と、第2のモジュール10の電極17との間に配置された導電性樹脂によって実現され、機械的接着および電気的接続が確実となり、2つの並置されたモジュール10間の直列接続を得ることが可能となる。
モジュール間の並列接続を実現するためには、代わりに、セルの光電極側のそれぞれの電極14、すなわちセルの対向電極側のそれぞれの電極17が互いに接近するように並んだモジュールを配置することが必要である。
二重の研磨により、より簡単に内部に導電性樹脂を導入することができる経路を備えることが可能となる。
図6を参照すると、並置されたモジュール10の基板11、12の非研磨縁部上にも銀層29が配置されているという1つの事実に関して図5を参照して示した実施形態とは異なる、本発明による光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの第5の実施形態が示されている。
2つの導電性基板から成るモジュールの相互接続に関連してここまで示した、光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムは、いわゆるモノリシック型の光電気化学セルに使用される単一の導電性基板から成るモジュールの相互接続にも同様に適用することができる。
図7を参照すると、本発明の第6の実施形態による、モノリシック光電気化学セルの2つの並置されたモジュール30が示されている。この種のモジュールと、既述の実施形態に関連して説明したモジュールとの既存の対応をより明白にするために、上記実施形態に関連する図面に関して既述した構成要素は、同じ参照符号を用いて表す。
図7に示されるようなモジュール30は、表面が導電性コーティング15の層で覆われ、順次、光アノード16と、絶縁セラミック材料を用いて実現されるスペーサ31と、導電性コーティング層の一部18(前記表面は、導電性コーティング層15の残りの部分から分離されている)に接続され、銀ストライプ29が付与される基板11の研磨縁部24に近接して、基板11上に支持された対向電極19とを支持する単一の基板11によって構成される。電気伝導機能は持たないが、積層および封入のみを行う第2の基板32も示されており、これは、任意のものである。
図7に示される2つの並置されたモジュール30間の相互接続は、研磨により利用可能となった空間内に配置される導電性樹脂により実現され、2つの並置されたモジュール10間の機械的接着および電気的接続が確実となる。
図8を参照すると、モノリシック光電気化学セルの2つの並置されたモジュール30に関連する、本発明による光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの第7の実施形態が示されている。この実施形態は、並置されたモジュール30の基板11の非研磨縁部上にも銀層29が配置されているという1つの事実に関して、図7を参照して示した実施形態とは異なる。
図9を参照すると、基板11の両縁部25が研磨され、研磨表面上に、銀ストライプ29がスクリーン印刷される、本発明の第8の実施形態によるモノリシック光電気化学セルの2つの並置されたモジュール30が示されている。
図9に示されるような2つの並置されたモジュール30間の相互接続は、研磨により利用可能となった空間内に配置される導電性樹脂により実現され、2つの並置されたモジュール30間の機械的接着および電気的接続が確実となる。
図10を参照すると、モノリシック光電気化学セルの2つの並置されたモジュール30に関連する、本発明による光電気化学セルモジュールの電気的および機械的相互接続システムの第9の実施形態が示されている。この実施形態は、並置されたモジュール30の基板11の非研磨縁部上にも銀層29が配置されているという1つの事実に関して、図9を参照して示した実施形態とは異なる。
。本発明による光電気化学セルのモジュールの電気的および機械的相互接続システムの特徴の確認を可能にするために、図3を参照して説明した通りの実施形態によるサンプルを作製した。サンプルの実現工程および同サンプルが受けた試験結果は、以下の実施例に引き継ぐ。
実施例1
作製したサンプルは、長さが46mm、幅が17mm、高さが3,2mmの寸法の導電性ガラス基板(TCO)から得られたものである。これらの値は、出発点として、セルの使用されたアクティブ領域の寸法(9mm)、セルの外側の封入材料の寸法(3mm)、および市販の機器を用いて得られる研磨領域の寸法(1mm)を用いて決定される。
研磨は、各基板の単一の縁部上で、45°の角度で行った(図3を参照して説明した通りの実施形態に従って)。
続いて、各基板に対してレーザーアブレーションを用いて、研磨が行われた面に対応して、基板のスクライビングを行った。
次に、スクリーン印刷技術を用いて、各基板に対して銀ペーストのトラックを堆積し、それに続く525℃で30分にわたる焼結によって、モジュールの電極を実現した。
次に、2つの基板の一方の上で、スクリーン印刷技術を用いて、光電極材料(多孔質TiO)の堆積と、それに続く525℃で30ミンクにわたる焼結とを実施し、他方の基板上で、再度スクリーン印刷技術を用いて、対向電極材料(白金)の堆積と、それに続く480℃で15分にわたる焼結とを実施した。特性パラメータの評価を容易にするために、単一の光電気化学セルを持つ、サンプルとして使用されるモジュールを実現した。
次に、2つの基板を連結することにより、セルの閉鎖を実現した。熱可塑性材料を用いて、光電極および対向電極を密封した。最後に、電解液を導入した。
このようにモジュールを作製した後、機械的接着および電気的接続を確実にする導電性樹脂の配置により、同モジュールを相互接続した。
並置され、本発明の目的である相互接続システムを用いて相互接続された2つのモジュールの2つのセル間の距離を測定すると、それは、0,5mm〜1mmであり、このような変動は、研磨およびスクリーンプリンタの基板位置合わせに関する手動操作によって得られる単一セルの実現に左右される。自動研磨を用いて、セル間の距離を0,5mmm未満にも減少させることが可能であることは容易に明らかである。
2つのセル間の実質的に完全な平面性も確認される。
実施例2
続いて、本発明による相互接続システムと、公知技術による相互接続システムとの比較、特に、単一のサンプルモジュールおよび前記2つの技術に従って相互接続された複数のサンプルモジュールの分析を行った。この目的のために、アクティブ領域を持たない(すなわち、光電気化学セルを持たない)サンプルを実現し(すなわちモジュール全体の単一の側電極を含む)、それらの抵抗を推定した。図5および図6は、公知技術および本発明による光電気化学セルの2つのモジュールの電気的および機械的相互接続構造の抵抗の構造および電気方式の概略図をそれぞれ示す。
図5および図6を参照すると、上記のように実現された各サンプルに関して、直列抵抗(R)は、式:
=RAg+RTCO+RAg
に従って、銀の抵抗(RAg)および基板の導電性コーティングの抵抗(RTCO)によって与えられる。
表1は、図5に示された方式による、公知技術のモジュールの6つの代表サンプルに関して測定された直列抵抗値を示し、
Figure 2014505967
表2は、図6に示された方式による、本発明のモジュールの6つの代表サンプルに関して測定された直列抵抗値を示す。
Figure 2014505967
図11および図12を再度参照すると、式:
tot=RAg+RTCO+RAg+RRS+RAg+RTCO+RAg
に従った、2つのサンプルの接続の直列抵抗(Rtot)が、銀電極による抵抗寄与(RAg)、、2つの並置されたモジュールの基板の導電性コーティングの抵抗寄与(RTCO)、および導電性樹脂を用いた2つの装置の接続抵抗(RRS)の合計によって表されている。
表3は、図5に示された方式による、公知技術のモジュールの6つの代表サンプルから選択された2つのモジュールの相互接続によって得られた2つのサンプルに関して測定された直列抵抗値を示し、
Figure 2014505967
表4は、図6に示された方式による、本発明のモジュールの9つの代表サンプルから選択された2つのモジュールの相互接続によって得られた2つのサンプルに関して測定された直列抵抗値を示す。
Figure 2014505967
表2および表4のデータの比較は、公知技術および本発明に従ってそれぞれ作製された2つの相互接続モジュールのサンプルの平均抵抗値が、完全に類似し、接触抵抗に関して、両者が非常に減少した値を示すことを表している。
実施例3
次に続く工程では、完全な光電気化学セルのモジュール(すなわち同様に光電気化学セルを含む)の相互接続によって得られるサンプルの実現を行った。表5および表6は、公知技術および本発明に従って作製されたセルに関してそれぞれ測定された、それぞれの特性パラメータを示す。
Figure 2014505967
Figure 2014505967
表5および表6は、2種類の接続に従って作製された光電気化学セルの電気パラメータが、パーセンテージの許容可能な変動に対応した類似値を持つことを示している。表7は、公知技術および本発明に従って作製されたセルに関して測定された電気特性パラメータの値に関するパーセンテージの差を示す。
Figure 2014505967
互い違いに配置したガラスを持たない種類と、それを持つ種類との間のFF値、−5%は、互い違いに配置されたガラスのVocが大きいことから増加するが、そうでなければ、−3%となるであろう。
図13は、本発明(表6のデータ)に従って実現された第3のセルと比較された、公知技術(表5のデータ)に従って実現された第2のセルのI−Vプロットの比較図を示し、前記2つの異なる技術に従って得ることが可能な値の中での、ほぼ完全な一致をより明白にしている。
表8および表9は、公知技術および本発明に従ってそれぞれ作製されたセルの直列接続に関して測定された電気特性パラメータを示す。
Figure 2014505967
Figure 2014505967
図14は、公知技術(表5のデータ)に従って実現されたセル2−4の直列接続、および本発明(表6のデータ)に従って実現されたセル2−3の直列接続のI−Vプロットの比較図を示し、2つの電圧−電流特性が、完全に類似することを明らかにしている。
長さが17,2cmで、幅が0,9cmの直列接続された7つのセルと、それぞれ約0,5cmの幅を持つ基板の面上に配置された導電性グリッドとで構成される、公知の種類の光起電力モジュールDSSCの以下の開口率および透明性特性を、17,2cm×0,9cmのサイズの7つの直列接続された7つのセルと、基板の縁部上に配置された導電性グリッドとで構成される、本発明の目的であるDSSC光起電力モジュールと比較する。
公知技術の光起電力モジュールは、以下のパラメータ:
全領域:186,9cm
アクティブ領域:108,36cm
開口率:58%
によって特徴付けられ、全領域は、2つの領域である、アクティブ領域プラス密封領域から成る169,1cmの第1の領域と、基板の縁部上に配置される導電性グリッドから成る17,8cmの第2との合計である。
本発明の目的である光起電力モジュールは、以下のパラメータ:
全領域:169,1cm
アクティブ領域:108,36cm
開口率:64%
を示す。
気付かれるように、開口率のパラメータは、6%の単位分向上している。
公知技術のモジュールでは、基板の面上の導電性グリッドの存在は、全領域の面積を増加させる。この領域は、光起電力効果に貢献しないので、パッシブ領域である。
光起電力モジュールから生成される電力として、標準検査条件(STC)下で生成される電力、すなわち0,6ワットを考慮すると、5.6%のアクティブ領域の効率が得られる。
公知技術の装置に関しては、この効率を開口率値で乗算すると、約3,25%の総合効率のパーセンテージが得られるが、本発明の目的である装置の場合には、この効率を開口率値で乗算すると、3,58%、従って、公知技術の装置より約9%の単位分高い総合効率のパーセンテージが得られる。
光起電力装置の透明性の観点から、基板の側縁部上に配置された導電性グリッドにより、グリッドが基板の面上に配置される場合と比較して、光起電力装置がより均一な透明性を示すことが可能となる。
このことは、透明領域として、アクティブ領域(すなわちセルによって占有される領域)および密封材料によって占有される領域を定義する、光起電力モジュールの透明領域と非透明領域とのパーセンテージ割合を特定するパラメータを考慮に入れると、明らかである。
約163cmの一定の透明領域に関して、公知技術型の光起電力モジュールの場合、この割合は90%であるが、本発明の目的である光起電力モジュールの場合、この割合は96%であり、光起電力モジュールの総合透明性が約6%向上している。
実施例4
さらに、公知技術および本発明による光電気化学セルモジュールの接続システムを用いて実現したサンプルを比較した、機械および電気抵抗対温度の試験を実施した
表10は、公知技術および本発明に従って実現したサンプルに関して、三点曲げ試験を用いた、N/mmの最大引張応力の測定結果を示す。2つのセルの相互接続から成るサンプルを、サンプルの縁部に隣接する適切な二点支持上に配置し、破損するまでサンプルを曲げるように、中間の第3の点が力を加える。このように、相互接続に支持される最大荷重を計算することができる。試験は、20mm×6,2mm(幅×サンプルの厚さ)の相互接続部分を持つ、幅が20mmで、長さが40mmのサンプルを用いて実施した。最大破損荷重は、25℃、80℃、および110℃で測定し、さらに、サンプルを140℃で加熱した後に再度25℃で測定した。全ての熱応力条件下で、本発明による相互接続システムを用いて得られたサンプルの機械的挙動が、公知技術による場合と比較して優れていることが証明された。また、両技術共に、温度関数としての相互接続材料固有の挙動により、温度増加に伴う最大引張荷重の減少が認められた。さらに、両技術共に、熱応力および25℃(室温)でのサンプルの冷却後に、相互接続材料の接着の向上により、初期値と比較して機械抵抗が向上したことが証明されたと認められる。
Figure 2014505967
本発明により、実質的に直線の側縁部を持つモジュールの実現が可能となる。この特徴により、打たれるのに適した基板側縁部を配置することにより、基板の位置合わせを実施できることから、基板のより高い自動組み立て能力が与えられる。
本発明の隠れた利点は、外的環境に暴露される、導電性酸化物でコーティングされた基板部分が存在しないことから、外的環境との相互作用に対して感受性の低いモジュール形状を提供することにより、モジュールの経年劣化に対するより高い耐性を促進することである。
本発明のさらなる利点は、公知技術と比較して、より優れた機械抵抗を提供することである。
本発明を限定的ではなく、例示的に、その好適な実施形態に従って記載したが、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の範囲から逸脱することなく、変更形態および/または修正形態が当業者によって実施可能であることを理解されたい。

Claims (8)

  1. 2つの対向する表面と、それぞれの外辺部に沿って前記対向する表面をつなぐ側縁部とを有する、少なくとも1つの平らな形状の基板(11)を含み、前記基板(11)の前記表面の一方上に、導電性コーティング(15)と、1つまたは複数の光電気化学セル(13)とを連続して配置し、モジュール(1)は、前記モジュール全体の第1の電極(14)と、前記モジュール全体の第2の電極(17)とをさらに含む、光電気化学セルのモジュール(10)において、前記基板(11)は、前記側縁部の少なくとも一部に対応して、同種の並置されたモジュール(10)の電気的接続および機械的連結を行うための手段(14、17、24、25、29)を備えることを特徴とする光電気化学セルのモジュール(10)。
  2. 請求項1に記載の光電気化学のモジュール(10)において、第1の基板(11)および第2の基板(12)を含み、互いに対向する表面上に、前記第1の基板(11)の導電性コーティング(15)の第1の層と、前記第2の基板(12)の導電性コーティング(18)の第2の層とをそれぞれ備え、その間に、1つまたは複数の光電気化学セル(13)が配置され、前記導電性コーティング(15)の第1の層と電気的に接続され、かつ前記導電性コーティング(18)の第2の層とは電気的に絶縁されたモジュール全体の第1の電極(14)と、前記導電性コーティング(18)の第2の層と電気的に接続され、かつ前記導電性コーティング(15)の第1の層とは電気的に絶縁された前記モジュール(10)全体の第2の電極(17)とを含む、光電気化学のモジュール(10)において、前記第1の基板(11)および前記第2の基板(12)は、それぞれの位置合わせされた側縁部によって互いに連結され、実質的に直線の側縁部でモジュール(10)を規定し、同種の並置された前記モジュール(10)の電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、前記モジュール(10)の前記側縁部の2つの対向する部分に対応して配置される、前記モジュール全体の前記第1の電極(14)と、前記モジュール全体の前記第2の電極(17)とを含むことを特徴とする光電気化学のモジュール(10)。
  3. 請求項1に記載の光電気化学セルのモジュール(10)において、前記側縁部に対応して同種の並置されたモジュール(10)の電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、研磨縁部(24、25)を備えた前記少なくとも1つの基板(11)の前記側縁部の少なくとも一部を含むことを特徴とする光電気化学セルのモジュール(10)。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の光電気化学セルのモジュール(10)において、前記側縁部に対応して同種の並置されたモジュール(10)の電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、前記少なくとも1つの基板(11)が、スズめっき済みの銅および銀のリボンを溶接する、または導電性樹脂を介在させるための補助として銀または他の材料を有することを伴うことを特徴とする光電気化学セルのモジュール(10)。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の光電気化学セルのモジュール(10)において、前記側縁部に対応して同種の並置されたモジュール(10)の電気的接続および機械的連結を行うための前記手段は、前記側縁部および/または少なくとも研磨縁部に対応して、前記少なくとも1つの基板(11)が、ひだ状部分を有することを伴うことを特徴とする光電気化学セルのモジュール(10)。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システムにおいて、第1のモジュール(10)の電極(14、17)がその一部上に配置される側縁部と、前記第1のモジュールに対して並置された第2のモジュール(10)の電極(14、17)がその一部上に配置される側縁部とを、前記電極(14、17)が配置される前記部分と一致し得る、または一致しない前記側縁部の一部に沿って、機械的に連結することにより、前記並置されたモジュール(10)を電気的かつ機械的に直列または並列接続し、並置されたモジュール(10)の堅固な構造を生じさせることを特徴とする、光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システム。
  7. 請求項6に記載の光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システムにおいて、前記それぞれの側縁部に沿って並置された前記モジュール(10)間の前記電気的および機械的接続は、溶接または前記並置されたモジュール(10)の側縁部間に配置される導電性樹脂または金属から成る接続素子(22)によって生じることを特徴とする、光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システム。
  8. 請求項7に記載の光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システムにおいて、前記金属接続素子は、ジュール効果または磁気誘導によって、または同等の技術に従って溶接されたスズめっき済みの銅および銀のリボンであることを特徴とする、光電気化学セルモジュール(10)の電気的および機械的相互接続システム。
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