JP2014505919A

JP2014505919A - 複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法

Info

Publication number: JP2014505919A
Application number: JP2013542347A
Authority: JP
Inventors: 鎮立新; 龍騰
Original assignee: Intsig Information Co Ltd
Current assignee: Intsig Information Co Ltd
Priority date: 2010-12-10
Filing date: 2011-08-03
Publication date: 2014-03-06
Anticipated expiration: 2031-08-03
Also published as: PT2650766T; EP2650766A4; US20130314363A1; WO2012075820A1; KR20130128412A; EP2650766B1; CN102156608A; EP2650766A1; CN102156608B; KR101802876B1; ES2626258T3; US9323456B2; JP5854442B2

Abstract

本発明は、複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法を提供する。本方法によれば、タッチユニットによってキャラクターが筆記され、ｉ番目のキャラクターを筆記し終わると、ｉ番目のキャラクターの上にｉ＋１番目のキャラクターが重ねて筆記される。ユーザが筆記するとき、ユーザが筆記中の字画がｉ番目のキャラクターに帰属するのかｉ＋１番目のキャラクターに帰属するのかが判断される。ユーザがｉ＋１番目のキャラクターの重畳筆記を開始すると、ユーザが表示スクリーンにおいて自身が筆記する新たなキャラクターの軌跡を視認しやすいように、ｉ番目のキャラクターの字画の表示色を自動的に暗転させる。この方式によれば、一時停止することなく連続して任意の複数のキャラクターを筆記することができる。ｉ＋２番目のキャラクターを筆記するときには、ｉ番目のキャラクターが表示画面から自動的に消去され、ｉ＋１番目のキャラクターの色が自動的に暗転する。本発明は、ユーザが異なるキャラクターを筆記する際に、一時停止することなく手書きスクリーン上に複数のキャラクターを手書きし、かつこれに応じた識別及び表示処理を実行することで、手書き文字入力の効率を大幅に高めることが可能である。

Description

本発明は、手書き入力分野における手書き入力方法に関し、特に、複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法に関する。

近年、手書き入力方法は、重要な文字入力方式としてスマートフォン、タブレットパソコン、ネットブック、ＧＰＳ端末、学習機など様々なモバイル電子機器に広く応用されている。手書き入力法とは、一般的に、ユーザが電子機器のタッチスクリーンを介し、手書き用のペンや指で文字を筆記する一方で、電子機器が、受け付けた文字筆記の軌跡を識別し、これを対応する文字に変換してスクリーンに表示することをいう。現在はモバイル機器のタッチスクリーンのサイズによる制限を受けて、通常、ユーザはタッチスクリーン上に１回あたり１キャラクターしか筆記することができない。そして、１キャラクター筆記し終える毎に普通は一旦停止し（典型的な停止時間は２００ｍｓ〜１０００ｍｓ程度）、モバイル機器が前回筆記したキャラクターを検知・識別してから、再び次のキャラクターを手書き入力する。よって、文字の手書き入力の効率が低下し、自然な筆記習慣のように連続した手書き入力を行うことはできない。

手書き入力の効率を上げるために、研究者によって全画面での筆記・識別を行う手書き入力技術が開発されている。これによれば、１回あたりに、少量ではあるが複数のキャラクターをタッチスクリーンに筆記することができる。しかし、このような方法は依然としてタッチスクリーンのサイズの制限を受けてしまい、任意の複数キャラクターを連続して筆記する（例えば、１つのセンテンスを全て書ききる）ことはできない。特に、タッチスクリーンのサイズに制限のあるモバイル電子機器（スマートフォンなど）では、通常はタッチスクリーン全体に収容できる手書きキャラクター数がたいへん少ない（特に、指による手書きに反応するタイプのタッチスクリーンの場合、通常は４キャラクターより少ない）。また、ユーザが全画面で手書きを行った場合、別々のキャラクターの繋がりや重なりといった現象が発生し、識別エンジンはキャラクターの正確な分割・識別ができなくなってしまう。

本発明は、ユーザが異なるキャラクターを筆記する際に、一時停止することなく手書きスクリーン上に複数の手書きキャラクターを筆記し、かつこれに応じた識別及び表示処理が実行されることで、手書き文字入力の効率を大幅に高めることが可能な、複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法の提供を解決すべき技術的課題とする。

上記課題を解決するため、本発明は以下の技術案を用いる。

複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法であって、手書き用ペンまたは指によるタッチスクリーンのタッチで字画の入力が開始されるステップ１１０、手書き用ペンまたは指がタッチスクリーン上を移動すると、これを記録し、字画の軌跡をタッチスクリーン上の手書き領域に表示するステップ１２０、手書き用ペンまたは指がタッチスクリーンを離れて、筆記中の字画の入力が終了するステップ１３０と、筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かを判断し、帰属する場合はステップ１５０へ、帰属しない場合はステップ１７０へ進むステップ１４０、新たな字画の入力があるか否かを判断し、ある場合はステップ１２０へ、ない場合はステップ１６０へ進むステップ１５０、筆記中のキャラクターの軌跡を識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力してステップ２２０に進むステップ１６０、タッチスクリーン上に、これ以前に筆記が完了して識別処理済みである１つ前の手書きキャラクターであって、字画の色がステップ２００で処理済みである暗転キャラクターが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップ１８０へ、存在しない場合はステップ１９０へ進むステップ１７０、１つ前の暗転キャラクターを消去するステップ１８０、筆記中の字画以外のすべての字画で１つの手書きキャラクターを構成し、識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力するステップ１９０、筆記中の字画以外のすべての字画で構成された手書きキャラクターの字画色を暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせ、当該キャラクターを暗転キャラクターと定義するステップ２００、新たな字画の入力があるか否かを判断し、ある場合はステップ１２０へ、ない場合はステップ１６０へ進むステップ２１０、および終了のためのステップ２２０を含む。

本発明の好ましい方案としては、ステップ１４０において、筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かの判断は、筆記中の字画における幾何的位置情報と、その前に入力された全ての字画からなるキャラクターの幾何的位置情報との関係に基づいて行われ、当該判断は、筆記中の字画がユーザによって入力された１番目の字画であるか否かを判断し、１番目の字画である場合はステップ１４６へ進み、１番目の字画でない場合はステップ１４２へ進むステップ１４１、筆記中の字画が１つ前の字画の右側に位置する新たな字画であるか否かを判断し、右側に位置する新たな字画の場合はステップ１４５へ進み、右側に位置する新たな字画でない場合はステップ１４３へ進むステップ１４２、筆記中の字画が別の筆記済みの字画と重畳しているか否かを判断し、重畳している場合はステップ１４４へ進み、重畳していない場合はステップ１４５へ進むステップ１４３、筆記中の字画と筆記済みの字画との重畳の程度が所定の閾値を超えているか否かを判断し、超えている場合はステップ１４６へ進み、超えていない場合はステップ１４５へ進むステップ１４４、入力中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属する可能性があるとの判断結果をフィードバックするステップ１４５、および、入力中の字画がその前に入力された字画とは同じキャラクターに帰属しないとの判断結果をフィードバックするステップ１４６を含む。

複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法であって、タッチユニットによってキャラクターが筆記され、ｉ番目のキャラクターを書き終わると、ｉ番目のキャラクターの上にｉ＋１番目のキャラクターが重ねて筆記され、ユーザが筆記するとき、ユーザが筆記中の字画がｉ番目のキャラクターに帰属するのかｉ＋１番目のキャラクターに帰属するのかを判断し、ユーザがｉ＋１番目のキャラクターの重畳筆記を開始すると、ユーザが表示スクリーンにおいて自身が筆記する新たなキャラクターの軌跡を視認しやすいように、ｉ番目のキャラクターの字画の表示色を自動的に暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせ、上記の方式により、一時停止することなく連続して任意の複数のキャラクターが筆記され、ｉ＋２番目のキャラクターを筆記するときには、ｉ番目のキャラクターが表示スクリーンから自動的に消去され、ｉ＋１番目のキャラクターの色を自動的に暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ＋２番目のキャラクターの色を異ならせる。

本発明の好ましい方案としては、ユーザが筆記中の字画がｉ番目のキャラクターに帰属するのかｉ＋１番目のキャラクターに帰属するのかを判断する方法は、筆記中の字画がユーザによって入力された１番目の字画であるか否かを判断し、１番目の字画である場合はステップ１４６へ進み、１番目の字画でない場合はステップ１４２へ進むステップ１４１、筆記中の字画が１つ前の字画の右側に位置する新たな字画であるか否かを判断し、右側に位置する新たな字画の場合はステップ１４５へ進み、右側に位置する新たな字画でない場合はステップ１４３へ進むステップ１４２、筆記中の字画が別の筆記済みの字画と重畳しているか否かを判断し、重畳している場合はステップ１４４へ進み、重畳していない場合はステップ１４５へ進むステップ１４３、筆記中の字画と筆記済みの字画との重畳の程度が所定の閾値を超えているか否かを判断し、超えている場合はステップ１４６へ進み、超えていない場合はステップ１４５へ進むステップ１４４、入力中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属する可能性があるとの判断結果をフィードバックするステップ１４５、および、入力中の字画がその前に入力された字画とは同じキャラクターに帰属しないとの判断結果をフィードバックするステップ１４６を含む。

本発明を実施するためのハードウェア条件として、当該機器は、所定周波数のＣＰＵ（中央処理装置）、演算用のメモリ、記憶系ソフトウェア、基本的な操作システム、アプリケーションソフトおよび各種データの記憶空間等を含む一般的な演算および記憶装置を必要とする。当該機器は、手書き入力を実施可能なタッチスクリーンを備える必要がある。当該タッチスクリーンは任意の領域を手書き入力領域として指定可能であり、さらに、当該タッチスクリーンは、識別結果の表示領域や命令キー領域などを備える。

本発明によれば、以下の有益な効果を得られる。本発明が提供する複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法によれば、ユーザはタッチスクリーン上で筆記を行う場合、自然な筆記習慣のように連続した手書き入力を行うことができ、一時停止することなく複数の手書きキャラクターを筆記可能である。また、手書き識別エンジンは、ユーザが入力した筆跡を自動的に識別・出力する。結果として、手書き入力の効率が効果的に高められる。

図１は、重畳筆記方式の例を示す。図２は、重畳筆記方式によって「合合信息科技」という６キャラクターを手書きし、識別エンジンが最終的に当該手書きキャラクター列を識別する過程を示す。図３は、本発明に係る方法を示すフローチャートである。図４は、筆記中の字画とその前の字画とが同じキャラクターに帰属するか否かの判断を示すフローチャートである。

以下に、図面に基づき、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。

本発明では、ユーザが一時停止することなく任意の複数キャラクターを連続して手書きすることができ、かつ、これに応じた識別処理を実行可能な重畳筆記方式を用いる。結果として、手書きキャラクター入力の効率が効果的に高まり、自由でより効率のよい手書き入力方式が提供される。

上記の重畳筆記方式とは、ユーザが１キャラクター筆記し終わった後に、１番目のキャラクターの上に次のキャラクターを重ねて筆記することが可能な筆記方式をいう。図１に示すように、ユーザは連続して「科学」という２キャラクターを筆記する場合、２番目のキャラクターである「学」を１番目のキャラクターと同じ重畳領域に筆記することができる。関連の技術的手段によって、１番目のキャラクターと２番目のキャラクターを区別する字画が検知され、ユーザが２番目のキャラクターを重畳して筆記し始めると、ユーザが表示スクリーンにおいて自身が筆記する新たなキャラクターの軌跡を視認しやすいように、１番目のキャラクターの字画の表示色が自動的に暗転する。この方式によれば、一時停止することなく連続して任意の複数のキャラクターを筆記することができる。３番目のキャラクターを筆記するときには１番目のキャラクターが表示画面から自動的に消去され、２番目のキャラクターの色が自動的に暗転する、というように続く。図２は、「合合信息科技」という６つのキャラクター列を筆記する場合の電子機器における処理の結果と、これに対応するキャラクターの色の変換処理の結果を示す図である。

本発明特許を実施する機器としては、タッチスクリーン付きスマートフォン（例えば、ＨＴＣ／ＧｏｏｇｌｅＮｅｘｕｓＯｎｅ（登録商標））を用いればよく、このような携帯電話にはタッチスクリーンが備えられるため、ユーザが指で筆記した字画の軌跡を受け付けることが可能である。Ｃ＋＋言語で相応の各種処理プログラムを設計すれば、本発明を良好に実施できる。本発明は、タブレットパソコン、ＰＤＡ、ＧＰＳ端末といった他の移動電子機器で実現してもよい。また、本発明は、Ｊａｖａ（登録商標）など他のプログラミング言語を用いて実現してもよい。

図３を参照して、本発明は、以下のステップを含む複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法を開示する。

＜ステップ１１０＞指によるタッチスクリーンのタッチで字画の入力が開始される。プログラムは指によるタッチスクリーンのタッチを検知し、ユーザにより入力されたキャラクターの字画の軌跡について記録を開始する。

＜ステップ１２０＞手書き用ペンまたは指がタッチスクリーン上を移動すると、プログラムはユーザによる手書きの筆跡を記録するとともに、これに応じた字画の軌跡をタッチスクリーン上の手書き領域に表示する。なお、本実施例では、筆記中のキャラクターの字画の色を赤で示す（言うまでもなく、筆記中の字画の色を他の色で表示したとしても本発明の実質的内容には影響しない）。

＜ステップ１３０＞手書き用ペンまたは指がタッチスクリーンを離れ、筆記中の字画の入力が終了する。

＜ステップ１４０＞筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かを判断する。ＹＥＳの場合はステップ１５０へ進む。ＮＯの場合はステップ１７０へ進む。

筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かの判断は、筆記中の字画における幾何的位置情報と、その前に入力された全ての字画からなるキャラクターの幾何的位置情報との関係に基づいて行えばよい。１つの具体的な実施フローについては図４に示す。

＜ステップ１５０＞新たな字画の入力があるか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１２０へ、ＮＯの場合はステップ１６０へ進む。

＜ステップ１６０＞筆記中のキャラクターの軌跡を識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力してステップ２２０に進む。

＜ステップ１７０＞タッチスクリーン上に暗転キャラクターがあるか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１８０へ、ＮＯの場合はステップ１９０へ進む。

上記暗転キャラクターとは、その前に筆記が完了して識別処理済みである１つ前の手書きキャラクターであり、その字画の色はステップ２００の処理で暗転済みであるか、あるいは、ｉ＋1番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色が異なっている。

＜ステップ１８０＞１つ前の暗転キャラクターを消去する。

＜ステップ１９０＞筆記中の字画以外のすべての字画で１つの手書きキャラクターを構成し、識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力する。

＜ステップ２００＞筆記中の字画以外のすべての字画で構成された手書きキャラクターの字画色を暗転させ（本実施例では、薄灰色で字画色の暗転を示す）、当該キャラクターを暗転キャラクターと定義する。あるいは、ｉ＋1番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせる。

＜ステップ２１０＞新たな字画の入力があるか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１２０へ、ＮＯの場合はステップ１６０へ進む。

＜ステップ２２０＞終了する。

図４を参照して、ステップ１４０において、筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かの判断は、筆記中の字画における幾何的位置情報と、その前に入力された全ての字画からなるキャラクターの幾何的位置情報との関係に基づいて行えばよく、具体的には以下のステップを含む。

ステップ１４１において、筆記中の字画がユーザによって入力された１番目の字画であるか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１４６へ進み、ＮＯの場合はステップ１４２へ進む。

ステップ１４２において、筆記中の字画が１つ前の字画の右側に位置する新たな字画であるか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１４５へ進み、ＮＯの場合はステップ１４３へ進む。

ステップ１４３において、筆記中の字画が別の筆記済みの字画と重畳しているか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１４４へ進み、ＮＯの場合はステップ１４５へ進む。

ステップ１４４において、筆記中の字画と筆記済みの字画との重畳の程度が所定の閾値を超えているか否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１４６へ進み、ＮＯの場合はステップ１４５へ進む。

ステップ１４５において、入力中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属する可能性があるとの判断結果をフィードバックする。

ステップ１４６において、入力中の字画がその前に入力された字画とは同じキャラクターに帰属しないとの判断結果をフィードバックする。

本実施例は、以下のステップを含む複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法を開示する。

タッチユニットによってキャラクターを筆記し、ｉ番目のキャラクターを筆記し終わると、ｉ番目のキャラクターの上にｉ＋1番目のキャラクターを重ねて筆記する。

ユーザが筆記するとき、ユーザが筆記中の字画がｉ番目のキャラクターに帰属するのかｉ＋１番目のキャラクターに帰属するのかを判断する。

ユーザがｉ＋１番目のキャラクターの重畳筆記を開始すると、ユーザが表示スクリーンにおいて自身が筆記する新たなキャラクターの軌跡を視認しやすいように、ｉ番目のキャラクターの字画の表示色を自動的に暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせる。

この方式によれば、一時停止することなく連続して任意の複数のキャラクターを筆記することができる。ｉ＋２番目のキャラクターを筆記するときにはｉ番目のキャラクターが表示スクリーンから自動的に消去され、ｉ＋１番目のキャラクターの色を自動的に暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ＋２番目のキャラクターの色を異ならせる。

以上述べたように、本発明が提供する複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法によれば、ユーザはタッチスクリーン上で筆記を行う場合、自然な筆記習慣のように連続した手書き入力を行うことができ、一時停止することなく複数の手書きキャラクターを筆記可能である。また、手書き識別エンジンは、ユーザが入力した筆跡を自動的に識別・出力する。結果として、手書き入力の効率が効果的に高められる。

なお、本発明の記載及び適用は説明のためのもので、本発明の範囲を上記実施例に限定する意図はない。また、開示された実施例は変形・変更が可能であり、当業者にとって、実施例の置き換えや等価の各種部材は公知である。また、本発明の主旨又は本質的特徴から逸脱しないことを前提に、本発明を他の形式、構造、配置、比率、および他の部材、材料、部品で実現可能であることは、当業者にとって明らかである。また、本発明の範囲と主旨を逸脱しないことを前提に、本明細書で開示した実施例は他の変形および変更が可能である。

Claims

複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法であって、
手書き用ペンまたは指によるタッチスクリーンのタッチで字画の入力が開始され、プログラムが手書き用ペンまたは指によるタッチスクリーンのタッチを検知し、ユーザにより入力されたキャラクターの字画の筆跡について記録を開始するステップ１１０、
手書き用ペンまたは指がタッチスクリーン上を移動すると、プログラムはユーザによる手書きの筆跡を記録するとともに、これに応じた字画の軌跡をタッチスクリーン上の手書き領域に表示するステップ１２０、
手書き用ペンまたは指がタッチスクリーンを離れて、筆記中の字画の入力が終了するステップ１３０、
筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かを判断し、帰属する場合はステップ１５０へ、帰属しない場合はステップ１７０へ進むステップ１４０、
新たな字画の入力があるか否かを判断し、ある場合はステップ１２０へ、ない場合はステップ１６０へ進むステップ１５０、
筆記中のキャラクターの軌跡を識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力してステップ２２０に進むステップ１６０、
タッチスクリーン上に、これ以前に筆記が完了して識別処理済みである１つ前の手書きキャラクターであって、字画の色がステップ２００で処理済みである暗転キャラクターが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップ１８０へ、存在しない場合はステップ１９０へ進むステップ１７０、
１つ前の暗転キャラクターを消去するステップ１８０、
筆記中の字画以外のすべての字画で１つの手書きキャラクターを構成し、識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力するステップ１９０、
筆記中の字画以外のすべての字画で構成された手書きキャラクターの字画色を暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせ、当該キャラクターを暗転キャラクターと定義するステップ２００、
新たな字画の入力があるか否かを判断し、ある場合はステップ１２０へ、ない場合はステップ１６０へ進むステップ２１０、および
終了のためのステップ２２０を含み、
上記ステップ１４０において、筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かの判断は、筆記中の字画における幾何的位置情報と、その前に入力された全ての字画からなるキャラクターの幾何的位置情報との関係に基づいて行われ、当該判断は、
筆記中の字画がユーザによって入力された１番目の字画であるか否かを判断し、１番目の字画である場合はステップ１４６へ進み、１番目の字画でない場合はステップ１４２へ進むステップ１４１、
筆記中の字画が１つ前の字画の右側に位置する新たな字画であるか否かを判断し、右側に位置する新たな字画の場合はステップ１４５へ進み、右側に位置する新たな字画でない場合はステップ１４３へ進むステップ１４２、
筆記中の字画が別の筆記済みの字画と重畳しているか否かを判断し、重畳している場合はステップ１４４へ進み、重畳していない場合はステップ１４５へ進むステップ１４３、
筆記中の字画と筆記済みの字画との重畳の程度が所定の閾値を超えているか否かを判断し、超えている場合はステップ１４６へ進み、超えていない場合はステップ１４５へ進むステップ１４４、
入力中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属する可能性があるとの判断結果をフィードバックするステップ１４５、および
入力中の字画がその前に入力された字画とは同じキャラクターに帰属しないとの判断結果をフィードバックするステップ１４６を含むことを特徴とする複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法。
複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法であって、
手書き用ペンまたは指によるタッチスクリーンのタッチで字画の入力が開始されるステップ１１０、
手書き用ペンまたは指がタッチスクリーン上を移動すると、これを記録し、字画の軌跡をタッチスクリーン上の手書き領域に表示するステップ１２０、
手書き用ペンまたは指がタッチスクリーンを離れて、筆記中の字画の入力が終了するステップ１３０、
筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かを判断し、帰属する場合はステップ１５０へ、帰属しない場合はステップ１７０へ進むステップ１４０、
新たな字画の入力があるか否かを判断し、ある場合はステップ１２０へ、ない場合はステップ１６０へ進むステップ１５０、
筆記中のキャラクターの軌跡を識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力してステップ２２０に進むステップ１６０、
タッチスクリーン上に、これ以前に筆記が完了して識別処理済みである１つ前の手書きキャラクターであって、字画の色がステップ２００で処理済みである暗転キャラクターが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップ１８０へ、存在しない場合はステップ１９０へ進むステップ１７０、
１つ前の暗転キャラクターを消去するステップ１８０、
筆記中の字画以外のすべての字画で１つの手書きキャラクターを構成し、識別エンジンに提供して識別し、識別結果を出力するステップ１９０、
筆記中の字画以外のすべての字画で構成された手書きキャラクターの字画色を暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせ、当該キャラクターを暗転キャラクターと定義するステップ２００、
新たな字画の入力があるか否かを判断し、ある場合はステップ１２０へ、ない場合はステップ１６０へ進むステップ２１０、および
終了のためのステップ２２０を含むことを特徴とする複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法。
ステップ１４０において、筆記中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属するか否かの判断は、筆記中の字画における幾何的位置情報と、その前に入力された全ての字画からなるキャラクターの幾何的位置情報との関係に基づいて行われ、当該判断は、
筆記中の字画がユーザによって入力された１番目の字画であるか否かを判断し、１番目の字画である場合はステップ１４６へ進み、１番目の字画でない場合はステップ１４２へ進むステップ１４１、
筆記中の字画が１つ前の字画の右側に位置する新たな字画であるか否かを判断し、右側に位置する新たな字画の場合はステップ１４５へ進み、右側に位置する新たな字画でない場合はステップ１４３へ進むステップ１４２、
筆記中の字画が別の筆記済みの字画と重畳しているか否かを判断し、重畳している場合はステップ１４４へ進み、重畳していない場合はステップ１４５へ進むステップ１４３、
筆記中の字画と筆記済みの字画との重畳の程度が所定の閾値を超えているか否かを判断し、超えている場合はステップ１４６へ進み、超えていない場合はステップ１４５へ進むステップ１４４、
入力中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属する可能性があるとの判断結果をフィードバックするステップ１４５、および
入力中の字画がその前に入力された字画とは同じキャラクターに帰属しないとの判断結果をフィードバックするステップ１４６を含むことを特徴とする請求項２に記載の複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法。
複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法であって、
タッチユニットによってキャラクターが筆記され、ｉ番目のキャラクターを筆記し終わると、ｉ番目のキャラクターの上にｉ＋１番目のキャラクターが重ねて筆記され、
ユーザが筆記するとき、ユーザにより筆記中の字画がｉ番目のキャラクターに帰属するのかｉ＋１番目のキャラクターに帰属するのかを判断し、
ユーザがｉ＋1番目のキャラクターの重畳筆記を開始すると、ユーザが表示スクリーンにおいて自身が筆記する新たなキャラクターの軌跡を視認しやすいように、ｉ番目のキャラクターの字画の表示色を自動的に暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ番目のキャラクターの色を異ならせ、
上記の方式により、一時停止することなく連続して任意の複数のキャラクターが筆記され、ｉ＋２番目のキャラクターを筆記するときには、ｉ番目のキャラクターが表示スクリーンから自動的に消去され、ｉ＋１番目のキャラクターの色を自動的に暗転させるか、あるいは、ｉ＋１番目のキャラクターとｉ＋２番目のキャラクターの色を異ならせることを特徴とする複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法。
ユーザが筆記中の字画がｉ番目のキャラクターに帰属するのかｉ＋１番目のキャラクターに帰属するのかを判断する方法は、
筆記中の字画がユーザによって入力された１番目の字画であるか否かを判断し、１番目の字画である場合はステップ１４６へ進み、１番目の字画でない場合はステップ１４２へ進むステップ１４１、
筆記中の字画が１つ前の字画の右側に位置する新たな字画であるか否かを判断し、右側に位置する新たな字画の場合はステップ１４５へ進み、右側に位置する新たな字画でない場合はステップ１４３へ進むステップ１４２、
筆記中の字画が別の筆記済みの字画と重畳しているか否かを判断し、重畳している場合はステップ１４４へ進み、重畳していない場合はステップ１４５へ進むステップ１４３、
筆記中の字画と筆記済みの字画との重畳の程度が所定の閾値を超えているか否かを判断し、超えている場合はステップ１４６へ進み、超えていない場合はステップ１４５へ進むステップ１４４、
入力中の字画がその前に入力された字画と同じキャラクターに帰属する可能性があるとの判断結果をフィードバックするステップ１４５、および
入力中の字画がその前に入力された字画とは同じキャラクターに帰属しないとの判断結果をフィードバックするステップ１４６を含むことを特徴とする請求項４に記載の複数キャラクターを連続筆記する手書き入力方法。