JP2014504926A - シューズスタンド - Google Patents

Abstract

【課題】 構造を調整可能なシューズスタンドを提供する。
【解決手段】 シューズラックは、上側シート部１、および、下側シート部２を備える。上側シート部１は、上側平面１１部、上側可動係合部１３、上側平面部１１の一端の所定部位から突出するように形成されているストッパ１２、および、上側可動係合部１３を貫通し下側シート部２との嵌合および可動調整に用いられる軸孔１３１を有する。下側シート部２は、下側平面部２１、下側可動係合部２２、および、下側可動係合部２２から突出するように形成されている突軸部２２１を有する。突軸部２２１は上側シート部１の軸孔１３１に嵌合され、可動調整を行う。
【選択図】図２

Description

本発明は、物体を置くためのスタンドの構造を改良する技術に関し、詳しくは、物体を置くためのスタンド、特にシューズスタンドに関する。

一般の靴の置き方は、次の通りである。売り場または展示場の場合には、片方の靴をI字型ラックに陳列し、片方の靴をしまったり裏に置いたりする。家の場合には、下駄箱またはシューズラックに靴をそろえて並べる。一方、化粧箱に靴を収納し、化粧箱を重ねる置き方もあるが、売り場または展示場の陳列空間が多く取られるだけでなく、営業中に片方の靴を探すにはかなりの時間が掛かり、仕事効率を効果的に向上させることができない。家の場合、化粧箱に靴を収納すると外出の時に時間を掛けて一々探さなければならない。下駄箱またはシューズラックに靴をそろえて並べれば、置く場所がたくさん取られてしまうため、コンパクトな賃貸の家において空間が余計に無駄になり、効率が悪い。
本発明者は、上述した欠点に鑑み、多年の製造経験に基づいて研究、実験および改良を進めた結果、本発明を完成させた。

特開平１１−５０８２０号公報

本発明は、構造を調整可能なシューズスタンドを提供することを主な目的とする。

本発明のシューズスタンドは、上側シート部および下側シート部は凸凹嵌合によって構成され、構造を調整できるように結合されている。固定構造は、係止ピンから構成され、上側シート部および下側シート部を所定の高さに維持するため、同じ立体空間に靴一式を収納することができるだけでなく、靴の高さおよび展示状況に応じ、調整することによって販売効率を向上させ、陳列空間を減縮し、現代生活の便宜をはかることができる。
本発明では、シューズスタンドを任意に可動させ、調整および固定することによって陳列空間を効果的に減縮すると同時に展示品を最良の展示状態まで調整することによって販売効率を向上させ、現代生活の便宜をはかることができる。

本発明の第一実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。 本発明の第三実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。 本発明の第四実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。 本発明の他の実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。 本発明の他の実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。 本発明の他の実施形態によるシューズスタンドを示す分解斜視図である。

（第一実施形態）
図1に示すように、本発明の第一実施形態によるシューズスタンドは、上側シート部１、下側シート部２および棒状調整部３を備える。上側シート部１は物体または靴を載せた後、高さが調整され、かつ上側平面部１１、ストッパ１２、上側可動係合部１３および陥没部１４を有する。ストッパ１２は上側平面部１１の一端の適当な箇所に突起するように形成され、上側シート部１に置かれた物体または靴を所定の傾斜角度まで調整する際、上側シート部１の上側平面部１１から物体または靴が落下することを防止することができる。上側可動係合部１３は上側シート部１の上側平面部１１の辺縁部の下方に垂直に連結され、軸孔１３１を有する。軸孔１３１は上側可動係合部１３を貫通する。上側可動係合部１３は軸孔１３１によって下側シート部２と結合し、可動調整を行う。陥没部１４は上側平面部１１の側辺の適当な部位を凹ませることによって形成され、外側に突出した係止ピン１４１を有する。係止ピン１４１と棒状調整部３とを結合させることによってシューズスタンドの上側シート部１を所定の高さに固定することができる。

下側シート部２は、物体または靴を載せることができ、かつ下側平面部２１、下側可動係合部２２および突起耳部２３を有する。下側可動係合部２２は下側シート部２の下側平面部２１の辺縁部の上方に垂直に連結され、かつ上側シート部１の上側可動係合部１３の軸孔１３１に対応する突軸部２２１を有する。突軸部２２１は自由回転できるように上側シート部１の上側可動係合部１３の軸孔１３１に係止される。突起耳部２３は下側シート部２の下側平面部２１の側辺かつ下側可動係合部２２と同じ側の平面を突起させることによって形成され、かつ孔２３１を有する。２３１孔は突起耳部２３の適当な部位を貫通し、棒状調整部３の突起柱３２１と可動するように結合する。

棒状調整部３は、弧度を有するように湾曲する。弧度は上側シート部１の高さを調整する際の角度に応じて調整される。棒状調整部３は複数の突起状孔を連結することによって構成されたスライド固定部３１を有する。スライド固定部３１はレール３１１および嵌合部３１２を有する。レール３１１は上側シート部１の係止ピン１４１のスライドに用いられる。嵌合部３１２は上側シート部１の係止ピン１４１の嵌合および固定に用いられる。棒状調整部３は下方に下側シート部２の突起耳部２３の孔２３１に対応する柱部３２を有する。柱部３２は凸字型を呈するように棒状調整部３に連結され、かつ頂部に突出柱３２１を有する。柱部３２が下側シート部２の突起耳部２３の孔２３１に嵌め込まれる際、突起柱３２１は突起耳部２３の内側縁部に当接するため、棒状調整部３と下側シート部２とを分離させることがない。

上述した付属品を組み合わせて構成したスタンドは、物体または靴を載せることができ、かつ上側シート部１の上側平面部１１と下側シート部２の下側平面部２１が並列せず同じ空間に位置するため、靴一式を上下に別々配列することができるだけでなく、同じ平面に靴がそろって並ぶことが原因で空間が無駄になることが発生しない。一方、上側シート部の上側可動係合部１３と下側シート部の下側可動係合部２２とは可動するように相互に嵌合されるため、載せる物体または靴の高さに応じて上側シート部１の上側平面部１１の角度を調整することによって詰め過ぎるか使いにくいことを解決することができる。一方、棒状調整部３と下側シート部２の突起耳部２３とは可動するように相互に嵌合されるため、上側シート部１の係止ピン１４１は棒状調整部３のスライド固定部３１のレール３１１をスライドし、嵌合部３１２に嵌合されることができる。従って、上側シート部１の上側平面部１１を所定の傾斜角度および高さに固定し、上側シート部１に載せた物体または靴を安定させることができる。

上側シート部１の軸孔１３１と下側シート部２の突起部とは構造が相互に入れ替わることができる。つまり、上側シート部１の上側可動係合部１３が奥に突出した構造であれば、下側シート部２の下側可動係合部２２が陥没した孔である。一方、上側シート部１の突起部は下側シート部２の孔に嵌め込まれるため、可動係止の効果を果たすことができる。それに対し、棒状調整部３の柱部３２と下側シート部２の突起耳部２３の孔とは構造が相互に入れ替わることができる。

（第二実施形態）
図２は、図１に示した基礎構造に基づいた別の一実施形態を示す斜視分解図である。図１との違いは次の通りである。上側シート部１の軸孔１３１は周りに同じ間隔を置いて配列された孔列部１３２を有する。下側シート部２の突軸部２２１は周りに同じ間隔を置いて配列された突起列部２２２を有する。突起列部２２２は上側シート部１の孔列部１３２に対応する。シューズスタンドの角度および高さを調整し、固定すれば、良好な支持力を生じることができる。一方、上側シート部１の孔列部１３２と下側シート部２の突起列部２２２とは構造が相互に入れ替わっても、本発明の設計上の基礎概念から逸脱することがない。

（第三実施形態）
図３は、図１および図２に示した基礎構造に基づいた別の一実施形態を示す斜視分解図である。上述との違いは次の通りである。下側シート部２は突起部の代わりになる貫通孔２２３を有する。貫通孔２２３は内側辺縁を突起させて形成した環状リブ部２２３１を有する。環状リブ部２２３１は外回りにねじ山部２２３２を有する。ねじ山部２２３２は内側キャップ２２４と噛み合う。内側キャップ２２４は内部が陥没し、かつ中央部を突起させて形成した収容部２２４１を有する。収容部２２４１は外回りに並列している複数の線状リブ部２２４２を有する。内側キャップ２２４と外側キャップ２２５が相互に嵌合される際、線状リブ部２２４２と外側キャップ２２５の孔２２５１の線状溝部２２５２とは相互に嵌合されるため、外側キャップ２２５は固定され、上側シート部１の角度および高さが調整されるとともに回転することがない。弾性体２２６は内側キャップ２２４の収容部２２４１と外側キャップ２２５の孔２２５１との間に配置されるため、上側シート部１の上側可動係合部１３と下側シート部２の下側可動係合部２２とが相互に嵌合される際、外側キャップ２２５は上側シート部１を固定および制御することができる。上側シート部１の角度および高さを調整する際、下側シート部２の外側キャップ２２５を奥へ押せば調整を進めることができる。上側シート部１を理想の高さ及び角度まで調整し、そののち外側キャップを離せば角度および高さを固定することができる。

（第四実施形態）
図４は、図１および図３に示した基礎構造に基づいた別の一実施形態を示す斜視分解図である。上述との違いは次の通りである。下側シート部２の貫通孔２２３は周りを陥没させて形成した陥没部２２３３を有する。陥没部２２３３は内側辺縁を突起させて形成した環状リブ部２２３１の代わりになる。内側キャップ２２４は外回りに陥没部２２３３に対応する突起部２２４３を有する。突起部２２４３と陥没部２２３３とは相互に嵌合され、結合する。

図３および図４に示すように、内側キャップ２２４の線状リブ部２２４２と外側キャップ２２５の線状溝部２２５２とは相互に入れ替わることができる。つまり、内側キャップ２２４に線状溝部を配置し、外側キャップ２２５に線状リブ部を配置し、両者を相互に嵌め合わせ、固定することができる。図４に示した下側シート部２の貫通孔２２３の内側辺縁に突起部を配置し、内側キャップ２２４の外回りに陥没部を配置し、両者を相互に嵌め合わせ、固定することができる。

（他の実施形態）
図５から図７は、図２から図４に基づいた他の実施形態を示す分解斜視図である。上述との違いは係止ピン１４１および棒状調整部３が設計から除外されたことである。製作材料の硬度が比較的高く、上側シート部１が載せる物体または靴の重さに耐えられれば、係止ピン１４１および棒状調整部３によって支える必要がない。

上述したとおり、本発明によるシューズスタンドは、構造が革新的で効果が抜群であり、かつ刊行物または市場の既存製品により公開されたことがなく、この技術を熟知した人により簡単に想到できるものではないため、新規性の特許要件を満たすと考えられる。
一方、本発明の構造変更は提示した図面に限定されない。本発明の基礎原理に基づいた上で付属品を簡単に入れ替えるか増やし、同じ効果かそれに近い効果を達成することは本発明の請求範囲に属すべきである。

１：上側シート部、
１１：上側平面部、
１２：ストッパ、
１３：上側可動係合部、
１３１：軸孔、
１４：陥没部、
１４１：係止ピン、
２：下側シート部、
２１：下側平面部、
２２：下側可動係合部、
２２１：突軸部、
２３：突起耳部、
２３１：孔、
３：棒状調整部、
３１：スライド固定部、
３１１：レール、
３１２：嵌合部、
３２：柱部、
３２１：係止部、
１３２：孔列部、
２２２：突起列部、
２２３：貫通孔、
２２３１：環状リブ部、
２２３２：ねじ山部、
２２４：内側キャップ、
２２４１：収容部、
２２４２：線状リブ部、
２２５：外側キャップ、
２２５１：孔部、
２２５２：線状溝部、
２２６：弾性体、
２２３３：陥没部、
２２４３：突起部。

Claims (18)

1. 上側シート部および下側シート部を備え、
   前記上側シート部は、上側平面部、上側可動係合部、前記上側平面部の一端の所定部位から突出するように形成されているストッパ、および、前記上側可動係合部を貫通し前記下側シート部との嵌合および可動調整に用いられる軸孔を有し、
   前記下側シート部は、下側平面部、下側可動係合部、および、前記下側可動係合部から突出するように形成されている突軸部を有し、
   前記突軸部は前記上側シート部の前記軸孔に嵌合され、可動調整を行うことを特徴とするシューズスタンド。
2. 棒状調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシューズスタンド。
3. 前記棒状調整機構は、棒状調整部を有することを特徴とする請求項２に記載のシューズスタンド。
4. 前記棒状調整機構は、前記上側シート部の側辺の所定部位が凹んで形成された陥没部、前記陥没部から突出している係止ピン、および、前記下側シート部の側辺の所定部位に形成されている突起耳部を有し、
   前記突起耳部は、前記棒状調整部の貫通および作動に用いられる孔を有することを特徴とする請求項２に記載のシューズスタンド。
5. 上側シート部および下側シート部を備え、
   前記上シート側部は、上側平面部、上側可動係合部、前記上側平面部の一端の所定部位から突出するように形成されているストッパ、前記上側可動係合部を貫通した軸孔、および、同じ間隔を置いて前記軸孔の周りに環状に配列されている複数の孔から構成されており前記下シート部との嵌合および可動調整に用いられる孔列部を有し、
   前記下側シート部は、下側平面部、下側可動係合部、前記下側可動係合部から突出するように形成されている突軸部、および、前記上側シート部の前記孔列部に対応するよう同じ間隔を置いて前記突軸部の周りに環状に配列されている突起列部を有し、
   前記下側シート部の前記突軸部および前記突起列部と前記上側シート部の前記軸孔および孔列部とが結合し、可動調整を行うことを特徴とするシューズスタンド。
6. 棒状調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項５に記載のシューズスタンド。
7. 前記棒状調整機構は、棒状調整部を有することを特徴とする請求項６に記載のシューズスタンド。
8. 前記棒状調整機構は、前記上側シート部の側辺の所定部位が凹んで形成された陥没部、前記陥没部から突出している係止ピン、および、前記下側シート部の側辺の所定部位に形成されている突起耳部を有し、
   前記突起耳部は、前記棒状調整部の貫通および作動に用いられる孔を有することを特徴とする請求項６に記載のシューズスタンド。
9. 上側シート部、下側シート部、内側キャップ、外側キャップおよび弾性体を備え、
   前記上側シート部は、上側平面部、上側可動係合、前記上側平面部の一端の所定部位から突出するように形成されているストッパと、前記上側可動係合部を貫通した軸孔、および、同じ間隔を置いて前記軸孔の周りに環状に配列されている複数の孔から構成されており前記下側シート部との嵌合および可動調整に用いられる孔列部を有し、
   前記下側シート部は、下側平面部、下側可動係合部、前記下側可動係合部に形成されている貫通孔、当該貫通孔の内側縁部から突起して形成されている環状リブ部、および、当該リブ部の外壁に形成されているねじ山部を有し、
   前記内側キャップは、内部が陥没しており、中央から突出して形成されている収容部、および、当該収容部の外壁に形成されている線状リブ部を有し、
   前記外側キャップは、内部が陥没しており、中央が凹んで形成されている孔部、および、当該孔部に形成されている線状溝部を有し、
   前記弾性体は、前記内側キャップの前記収容部と前記外側キャップの前記孔部との間に配置されていることを特徴とするシューズスタンド。
10. 前記収容部の外壁に線状溝部を形成し、前記孔部に線状リブ部を形成することが可能であることを特徴とする請求項９に記載のシューズスタンド。
11. 棒状調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項９に記載の構造を調整できるシューズスタンド。
12. 前記棒状調整機構は、棒状調整部を有することを特徴とする請求項１１に記載の構造を調整できるシューズスタンド。
13. 前記棒状調整機構は、前記上側シート部の側辺の所定部位が凹んで形成された陥没部、前記陥没部から突出している係止ピン、および、前記下側シート部の側辺の所定部位に形成されている突起耳部を有し、
    前記突起耳部は、前記棒状調整部の貫通および作動に用いられる孔を有することを特徴とする請求項１１に記載のシューズスタンド。
14. 上側シート部、下側シート部、内側キャップ、外側キャップおよび弾性体を備え、
    前記上側シート部は、上側平面部、上側可動係合部、前記上側平面部の一端の所定部位から突出するように形成されているストッパ、前記上側可動係合部を貫通した軸孔、および、同じ間隔を置いて前記軸孔の周りに環状に配列されている複数の孔から構成されており前記下側シート部との嵌合および可動調整に用いられる孔列部を有し、
    前記下側シート部は、下側平面部、下側可動係合部、当該下側可動係合部に形成されている貫通孔、および、当該貫通孔の内壁に形成されている陥没部を有し、
    前記内側キャップは、内部が陥没しており、径方向外側に環状に形成されている突起部、中央から突出して形成されている収容部、当該収容部の外壁に形成されている線状リブ部を有し、
    前記外側キャップは、内部が陥没しており、中央が凹んで形成しされている孔部、および、当該孔部に形成されている線状溝部を有し、
    前記弾性体は、前記内側キャップの前記収容部と前記外側キャップの前記孔部との間に配置されていることを特徴とするシューズスタンド。
15. 前記収容部の外壁に線状溝部を形成し、前記孔部に線状リブ部を形成することが可能であることを特徴とする請求項１４に記載のシューズスタンド。
16. 棒状調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項１４に記載のシューズスタンド。
17. 前記棒状調整機構は、棒状調整部を有することを特徴とする請求項１６に記載のシューズスタンド。
18. 前記棒状調整機構は、前記上側シート部の側辺の所定部位が凹んで形成された陥没部、前記陥没部から突出している係止ピン、および、前記下側シート部の側辺の所定部位に形成されている突起耳部を有し、
    前記突起耳部は、前記棒状調整部の貫通および作動に用いられる孔を有することを特徴とする請求項１６に記載のシューズスタンド。

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