JP2014504641A5

JP2014504641A5 -

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Publication number: JP2014504641A5
Application number: JP2013552616A
Authority: JP
Filing date: 2012-02-02
Publication date: 2015-03-19

Claims

（ａ）タデ科植物種に由来する抽出物を含む調製物であって、前記調製物が植物病原体に対して抵抗性を誘導する１種以上のアントラキノン誘導体を含み、前記誘導体が以下の構造を有し、式中、Ｒ _１、Ｒ _２、Ｒ _３、Ｒ _４、Ｒ _５、Ｒ _６、Ｒ _７及びＲ _８が、水素、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、ハロゲン、カルボキシル基、アルキル基及び糖からなる群から選ばれるいずれかである調製物と、

（ｂ）リグニンと、を含み、前記調製物中のアントラキノン誘導体とリグニンとが重量比で１：１０〜１０：１であり、前記調製物が１部の乾燥製剤を５００部〜６,４００部の水で希釈可能な製剤。
植物病原体に対して抵抗性を誘導する１種以上のアントラキノン誘導体を含む前記調製物が、オオイタドリ（Reynoutria sachalinensis）に由来する抽出物である、請求項１に記載の製剤。
前記アントラキノン誘導体は、フィスシオン、エモジン、クリソファノール、ベンチロキノン、エモジングリコシド、クリソファノールグリコシド、フィスシオングリコシド、３，４−ジヒドロキシ−1−メトキシアントラキノン−２−カルボキシアルデヒド（3,4-dihydroxy-1-methoxy anthraquinone-2-carboxaldehyde）、およびダムナカンタールからなる群から選ばれる、請求項１又は２に記載の製剤。
前記リグニンは、アルカリリグニン、リグノスルホネート、オキシリグニン、クロロリグニン、プロトリグニンまたはリグニン液、それらの塩及びそれらの誘導体からなる群から選ばれる、請求項１に記載の製剤。
前記リグニンは、リグノスルホネートまたはその塩である、請求項４に記載の製剤。
前記リグノスルホネートは、リグノスルホネートのナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、及びアンモニウム塩からなる群から選ばれる、請求項５に記載の製剤。
前記アントラキノン誘導体とリグニンとが重量比で１：１〜１：４である、請求項１〜６のいずれかに記載の製剤。
前記アントラキノン誘導体とリグニンとが重量比で１：４である、請求項７に記載の製剤。
前記製剤は、水性製剤、分散性顆粒の処方及び水溶性粉末の処方からなる群から選ばれる、請求項１に記載の製剤。
前記製剤が水溶性粉末の処方であって、前記調製物は１部の乾燥製剤を１,５００〜３,２００部の水で希釈可能な、請求項９に記載の製剤。
（ａ）植物病原体に対して抵抗性を誘導する１種以上のアントラキノン誘導体を含む調製物と（ｂ）リグニン、および（ｃ）１部の乾燥製剤に対して５００〜６,４００部の水とを混合する工程を含む、請求項１に記載の製剤を生成する方法。
１部の（ａ）植物病原体に対して抵抗性を誘導する１種以上のアントラキノン誘導体を含む調製物を、（ｂ）１〜９部のリグニンと混合して、乾燥製剤を得る、請求項１１に記載の方法。
アントラキノン誘導体とリグニンとが重量比で１：４である、請求項１１に記載の方法。
（ａ）植物病原体に対して抵抗性を誘導する１種以上のアントラキノン誘導体を含む調製物と、（ｂ）リグニンと、を含む水性製剤を生成するための方法であって、請求項９に記載の乾燥製剤１部と、１,５００〜２,５００部の水とを混合する工程を含む、方法。
植物病原体感染、真菌感染、細菌感染及び植物に有害な生物の寄生からなる群から選ばれる少なくとも一つの感染を調節する方法であって、前記感染を調節するのに有効な量の請求項１に記載の製剤を、前記植物の成長のために植物及び／又は種子に施用する工程を含む方法。
前記感染を調節するのに有効な量の請求項１に記載の製剤を、前記植物の成長のために生育環境に施用する工程をさらに含む請求項１５に記載の方法。
植物の種子の発芽を調節する方法であって、前記種子に、（i）前記植物の前記種子の前記発芽を調節するのに有効な量の請求項１に記載の製剤；又は（ii）前記植物の前記種子の前記発芽を調節するのに有効な量の請求項１に記載の製剤と種子コーティング剤とを施用することを含む方法。
前記植物の成長に有効な量の請求項１に記載の製剤で、前記植物を処理する工程を含む植物の成長を調節する方法。