JP2014502774A - 時間遅延式活性化を備える化学発光デバイス - Google Patents

時間遅延式活性化を備える化学発光デバイス Download PDF

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ルーベン シメリング,
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サイリューム・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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    • F21LIGHTING
    • F21KNON-ELECTRIC LIGHT SOURCES USING LUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING ELECTROCHEMILUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING CHARGES OF COMBUSTIBLE MATERIAL; LIGHT SOURCES USING SEMICONDUCTOR DEVICES AS LIGHT-GENERATING ELEMENTS; LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21K2/00Non-electric light sources using luminescence; Light sources using electrochemiluminescence
    • F21K2/06Non-electric light sources using luminescence; Light sources using electrochemiluminescence using chemiluminescence

Abstract

シュウ酸エステル成分と過酸化物成分とがデバイスの内部に収められる、時間遅延メカニズムを含む投擲可能な化学発光デバイス。特定の実施形態が時間遅延メカニズムを含む化学発光デバイスに向けられ、その時間遅延メカニズムが少なくとも二つのアンプルと時間遅延メカニズムのための封入器とを含み、さらに以下:(a)第一のバネ、および第一のバネにより運動が可能になるように方向づけられているピストン;(b)ピストンにより運動が可能になるように方向づけられている少なくとも一つのレバー;ならびに(c)少なくとも一つのレバーの運動に連結する運動のために方向づけられている第二のバネを含み、シュウ酸エステル成分が少なくとも二つのアンプルのうちの一方の中に収められて、過酸化物成分が別のアンプルの中に収められて、時間遅延メカニズムがシュウ酸エステル成分と過酸化物成分との化学発光反応を遅延させる。

Description

本出願は、2010年12月11日に出願された米国特許仮出願番号第61/442,140号に対する優先権を主張し、米国特許仮出願番号第61/442,140号は、本明細書において参考として援用される。
本開示は、推進に適する、時間遅延式活性化を有する化学発光デバイスに関連する。化学発光デバイスは、軍事的および非軍事的なトレーニングにおいて、ならびに戦術的作戦において使用され得る。
化学発光デバイスは、軍事的機関および非軍事的機関の両方により、トレーニング、戦術的作戦において、および戦場にて使用され得る。これらの化学発光デバイスは、化学反応の結果として、可視、赤外、および紫外のスペクトルにおける光を放出し得る。このような反応の例として、触媒の存在下における蛍光剤と過酸化水素との活性化が挙げられる。
伝統的な化学発光デバイスは、典型的に、チューブの形であり、可撓性の外殻を含む。これらのデバイスは、典型的に、内側のチューブの形のガラスアンプルのような、脆弱な仕切りによりお互いから隔離された二つの液体の成分を収める。光がこれらの伝統的な化学発光デバイスから所望される場合、デバイスの中の隔離された化学的な成分は、チューブ内部のガラスアンプルが割れるまで可撓性チューブを撓ませ、次いで液体の成分を混合するようにチューブを振ることにより、混合される。
化学発光が衝突により発生するさらなる化学発光デバイスが、提案された。これらのデバイスはまた、仕切りによりお互いから隔離された二つの液体の成分を収め、成分は、デバイスが標的に衝突する際に混合される。
しかしながら、特定の例において、活性化されていない化学発光デバイスを標的の領域に推進し、ある時間の後にデバイスに光を発生させることが所望され得る。それゆえ、化学発光デバイスがデバイス内の成分の混合を時間遅延させ得る必要がある。
したがって、本開示の特定の実施形態における目的は、使用者によりトリガー操作され得る時間遅延メカニズムを含む化学発光デバイスを提供することである。特定の実施形態において、時間遅延メカニズムは、デバイスの使用者の片手により活性化され得る。
本開示の一つの局面は、時間遅延メカニズムを含む投擲可能な化学発光デバイスに向けられる。
本開示の別の局面は、時間遅延メカニズムを含む投擲可能な化学発光デバイスに向けられ、シュウ酸塩もしくはエステル成分および過酸化物成分が、デバイスの内部に収められる。
本開示のさらに別の局面は、時間遅延メカニズムを含む球体形状の化学発光デバイスに向けられ、ここではシュウ酸塩もしくはエステル成分および過酸化物成分が、デバイスの内部に収められる。
本開示のさらなる実施形態は、少なくとも二つのアンプルと時間遅延メカニズムのための封入器とを含む時間遅延メカニズムを含む投擲可能な化学発光デバイスに向けられ、ここでは時間遅延メカニズムが以下:
(a)第一のバネがピストンの運動を可能にするように方向づけられている、ピストンおよび第一のバネ;
(b)ピストンが少なくとも一つのレバーの運動を可能にするように方向づけられている、少なくとも一つのレバー;および
(c)第二のバネが少なくとも一つのレバーの運動に連結する運動のために方向づけられている、第二のバネ、
をさらに含み、
シュウ酸塩もしくはエステル成分が、少なくとも二つのアンプルのうちの一つの中に収められ、過酸化物成分が、少なくとも二つのアンプルのうちのもう一つの中に収められ、そして、
時間遅延メカニズムが、シュウ酸塩もしくはエステル成分と過酸化物成分との化学発光反応を遅延させる。
本開示のさらなる特徴および利点は、以下に続く説明において部分的に述べられ、部分的にはその説明から明らかであり、または本開示の実施により学ばれ得る。本開示の目的および利点は、添付の特許請求の範囲において特に指し示される要素および組み合わせにより、理解および達成される。
上述の一般的説明および以下に続く詳細な説明の両方は、単に例示的かつ説明的であり、特許請求の範囲のようには本開示を限定しないことが理解される。
添付の図面は、本明細書において援用され、本明細書の一部を構成して、本開示のいくつかの実施形態を図示し、その説明と一緒になって本開示の原理を説明するために供される。
図1は、本開示に従う化学発光デバイスを描写する。 図2は、時間遅延メカニズムに連関する二つのアンプルを備えた図1のデバイスの部分図を描写する。 図3Aは、図1の化学発光デバイスの異なる図を描写する。 図3Bは、図1の化学発光デバイスのピストンチャンバーの底壁にある小孔を描写する。 図4は、少なくとも一つのアンプルを割るためのレバーを含むデバイスの代替的な実施形態を描写する。 図5は、スクリューを備えるデバイスの別の代替的な実施形態を描写し、そのスクリューは、デバイス中に存在するアンプルを割る鋭い角を備えたナットを引っ張る。 図6Aは、バネの運動を描写し、そのバネは、図1のデバイス中に存在するアンプルを割るナットを備えたスクリューを押す。 図6Bは、バネの運動を描写し、そのバネは、図1のデバイス中に存在するアンプルを割るナットを備えたスクリューを押す。 図7は、図1のデバイス上のフランジを描写し、そのフランジは、レバー上を押す。 図8は、図7のレバーを描写し、そのレバーは、バネにより押されるスクリューを解放するレバーを解放する。 図8は、図7のレバーを描写し、そのレバーは、バネにより押されるスクリューを解放するレバーを解放する。 図9は、ピンの上に配置された小さなプラスチックのボールを描写し、そのボールは、ピストンを活性化する。 図10は、本開示のうちの一つの実施形態に従うデバイス全体を描写する。 図11は、本開示に従う封入器化学発光デバイスを描写する。 図12は、図1の化学発光デバイスのさらなる図を描写する。 図13は、図1の化学発光デバイスのさらなる図を描写する。 図14Aは、図1の化学発光デバイスのさらなる図を描写する。 図14Bは、図12、図13、および図14Aの化学発光デバイスにおける遅延を開始する安全ピンを描写する。 図15は、封入器の中に収められた図1の化学発光デバイスを描写し、封入器の外壁は、遅延の活性化を可能にするために薄くされた。 図16は、本開示に従う化学発光デバイスにおいて使用され得るピストンシールを描写する。 図16は、本開示に従う化学発光デバイスにおいて使用され得るピストンシールを描写する。
図1は、封入器12を含む化学発光デバイス10を描写し、その封入器は、時間遅延メカニズム14と化学発光成分20、22を収める2つのアンプル16、18とを囲む外球として形成される。時間遅延メカニズム14は、ピストンチャンバー(図2および図3Bにおける28)を形成するピストンシリンダー26の中での運動のために受容されるピストン24を含み得る。複数のバネ保持器30、32は、ピストン24の後端に対してバネ34を配置し、ピストン24をピストンチャンバーの端壁に向けて強く押す。特定の実施形態において、バネ保持器は、二つの分離した部分30および32ではなく、単一の部分である。ピストン24は、ピストン24のピン穴(図12、図13、および図14Aにおける38)において受容される(ボール60を含む)ピン36で活性化前の位置において留められ、ピストンシリンダー26の開放端40に対して強く押される。ピン穴38からピン36を解放することは、ピストン24を活性化し、バネ34がピストン24をピストンチャンバーの端壁に向けて動かすことを可能にする。この運動の間、流体は、ピストンチャンバーの端壁において形成された小孔(図3Bにおける42)を出ることができる。孔42の寸法は、ピストン24が端壁に向けて動く度合を決定し得る。ピストンの後端は、解放レバー46に接触する寸法にされたフランジ44を含み、そのレバーは、軸回転し、ピストン24が事前に設定された距離を動いた際にバネ付勢されたスクリュー48のロックを外す。ひとたびバネ付勢されたスクリュー48がロックを外されると、ナット54に連結するスクリュー48は、バネ50により強く押され、アンプル16、18を割り、化学発光成分20、22が封入器12の内部で混合することを可能にする。
本開示に従う時間遅延メカニズム14ならびにアンプル16および18は、機械または人間のいずれかにより推進されることが可能な任意の形状の封入器の中に収められ得る。図1において描写される実施形態において、時間遅延メカニズムを収める封入器の形状は、球体である。他の封入器に適した形状は、フットボール形状、立方体形状、卵の形状のような長円形状、および円柱形状を含む。
封入器は、成形されることが可能であって、またデバイス内部で反応する化学発光成分の間の反応に不都合な影響を及ぼさない、任意の材料で形成され得る。適した材料としては、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、およびポリオレフィン共重合体のような熱可塑性樹脂が挙げられる。特定の実施形態において、封入器の二つの側面は、フランジなしにシールされる。封入器は、不透明、透明および/または部分的透明であり得る。いくつかの実施形態において、封入器は、可視光を遮蔽するが、依然として赤外光および/または紫外光が探知されることを可能にするために着色される。特定の実施形態において、封入器は色が紫である。本開示に従う時間遅延メカニズムは、上で考察された封入器のいずれかの中に収められ得る。
図1において描写された外球はまた、突起部を含む。本開示の特定の実施形態において、活性化は、突起部において設置された時間遅延プロセスを開始することを意味する。時間遅延プロセスは、(例えば、ピンを引き出すことにより; ピンを押し入れることにより; ピンをひねることにより; 磁気的な手段により; 振動的な手段により; レバーを滑らせるか、回すか、撓ませるか、曲げるか、押すか、または引っ張るかにより; あるいは滑り板を滑らせるか、回すか、撓ませるか、曲げるか、押すか、または引っ張るかにより、というような)当該分野において知られる手段により活性化され得る。
図2は、本開示に従う時間遅延メカニズム14の実施形態を描写し、ここでは、二つのアンプル16、18がスクリュー48の間のメカニズムにおいて支えられる。スクリュー48の周りに設置されたバネ50、ナット54およびレバー56もまた、この図において列挙される。アンプルは、圧力がアンプルに対し印加された場合に割れるのに十分脆弱な任意の材料で作られ得る。特定の実施形態において、アンプルはガラスで作られる。脆弱な収容器を作るための使用に適したさらなる材料としては、袋を作るための金属箔複合材、および引き裂くことが可能な袋を作るためのプラスチックなどが挙げられる。
図3Aは、図2において描写された時間遅延メカニズム14の異なる図を描写する。この図において、時間遅延メカニズム14と、化学発光成分を収める2つのアンプル16、18とが、描写される。時間遅延メカニズム14は、ピストン24を含み、そしてバネ保持器30、32は、バネ34をピストン24の後面に対して配置し、そのバネは、ピストン24をピストンチャンバーの端壁に向けて強く押す。特定の実施形態において、描写されたバネ保持器30、32は、単一のバネ保持器から形成される。ピストンの後端は、解放レバー46に接触するフランジ44を含み、そのレバーは、次にレバー56を活性化させ、ピストン24が事前に設定された距離を動いた際にバネで付勢されたスクリュー48のロックを外す。ひとたびバネで付勢されたスクリュー48のロックが外されると、ナット54に連結するスクリュー48は、バネ50により強く押され、アンプル16、18を割って、化学発光成分がデバイスの封入器の内部で混合することを可能にする。
図3Bは、図3Aにおいて描写されたピストン24の断面を描写し、バネ34の断面を含み、ピストンの断面は、ピストンチャンバー28の底壁に存在する小孔42を明らかにする。
図4および図5は、本開示に従って使用され得る時間遅延メカニズムのさらなる実施形態を描写する。図4において、レバー52は解放され、そのことにより、アンプル16、18が切断的態様において割られる。図5において、圧力はスクリューにより印加され、それにより鋭い端部を収めたナット64がアンプル16、18を圧迫する。
図6Aおよび図6Bは、図2において描写された時間遅延メカニズムのさらに他の図を提示する。図6Aにおいて、バネ50が示され、そしてこのバネは、メカニズムの本体とレバー56との間の圧力下で圧迫され、そのことは、この図においては示されないが、図7および図8において描写される。図6Bにおいて、バネ50は伸張された状態にあり、そしてナット54がアンプル16、18を割る。
図7は、図2において描写された時間遅延メカニズムの別の図を描写する。図7において、時間遅延メカニズムはまだ活性化されていなく、そしてフランジ44ならびにレバー46および56は、ロックされた位置にある。
しかしながら、図8Aおよび図8Bにおいて、図2において描写された時間遅延メカニズムは、活性化されている。図8Aは、レバー56が最初に解放された時点を描写する。図8Bにおいて、ピストンのフランジは、レバー46を動かし、それによってレバー56を解放し、後者のレバーが、次にスクリュー48を解放させる。スクリューが解放される場合、ナット54(示さず)は、メカニズムの本体に向かって動かされ、それによってメカニズムの中に収められたアンプル16、18を割る(示さず)。特定の実施形態において、レバー56は、レバー46が活性化された直後に解放される。
本開示に従う時間遅延メカニズムの構成要素を作るために使用され得る材料は、本開示に従いデバイス内部で反応する化学発光成分の間の反応に不都合な影響を及ぼさない任意の材料であり得る。特定の実施形態において、軸回転の中心を形成する構成要素のような、時間遅延メカニズムの構成要素のうちのいくつかは、ステンレス鋼から作られ得る。
図9は、本開示に従う時間遅延メカニズムを活性化するために使用され得る別の実施形態を描写する。この実施形態において、ピン36は、その端の上に配置されたボール60を有し、そしてボールは、ピンをピストンから引っ張るために把持され得る。ひとたびピン36が用いられてピストンを活性化すると、ピストンは、フランジ44によるレバー46の活性化のためにメカニズムに向けて動き、そのレバーが次にレバー56を活性化し、後者のレバーがスクリュー48を解放する。ピストンがレバー46を活性化するためにかかる時間は、様々な手段により制御され得る。時間遅延を制御する特徴としては、(a)ピストンの外径、(b)シリンダーの内径、(c)ピストンとシリンダーとの間の許容差、(d)シリンダーの後壁における孔の穴径、および(e)ピストンを押すバネの寸法などが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態において、本開示に従う時間遅延メカニズムは、時間遅延メカニズムが活性化された時から120秒間までの範囲にある時間を遅延させる。例えば、時間遅延は、1秒間から30秒間、2秒間から20秒間、3秒間から15秒間、4秒間から10秒間、4秒間から8秒間、4秒間から6秒間、3秒間から10秒間、3秒間から8秒間、および3秒間から5秒間のように、1秒間から60秒間の範囲であり得る。
図10は、本開示の一つの実施形態に従うデバイス全体を描写する。この図において、図9において描写された時間遅延メカニズム14は、図11において描写される封入器12の内部に収められる。
図11は、図1のデバイスのための封入器12を描写する。
図12、図13および図14Aは、図1に一致する番号づけを備える強調された特定の構成要素とともに、図1の化学発光デバイスのさらなる図を描写する。図14Bは、図1の化学発光デバイスにおける遅延を開始するピン36を描写する。力は、図15において描写されるように、デバイスの封入器をいずれかの方向に撓ませることにより、ボールに印加される。力は、図14Bにおいて描写される作用線にて安全ピンに伝達され得て、この力は、ピストン24からピンを動かし、それによってピストンが活性化することを可能にする。
図15は、封入器12の内部に収められた、図1において描写された時間遅延メカニズム14を描写する。この実施形態において、ピン36の上のボール60に近い封入器の壁の選択された部分70、75は、厚みを減らされ、それにより封入器12のより簡単な変形を可能にする。特定の実施形態において、デバイスは、方向矢印のうちの少なくとも一つの方向に力が印加されることにより、描写されるように撓まされ、その変形は、封入器の内壁をピン36の上のボール60に接触させ、それにより遅延を活性化する。
図16Aおよび図16Bは、本開示の一つの実施形態に従うピストン24を描写する。図16Aは、ピストンの一方の端の上のフランジ44、およびもう一方の端の上のピストンシールを描写する。図16Aにおけるピストンシールの拡大図である、図16Bにおいて見られるように、この実施形態におけるピストンシールは、薄い壁を有するように設計され、その壁は、可撓性であり得る。この可撓性は、ピストンシール直径が、それが設置されるシリンダー(またはピストンチャンバー)よりも大きいことを可能にし、ひとたびこのピストンがそのシリンダーの中に配置されると、ピストンシールは、シリンダーの周囲全てとの接触の維持が可能である。
化学発光デバイスの総重量は、デバイスについて意図される応用に依って大きく変わり得る。本開示の目的のために、化学発光デバイスの総重量は、封入器の重量、時間遅延メカニズムの重量、およびデバイス内部で反応する化学発光成分の重量を含む。特定の実施形態において、本開示に従う化学発光デバイスは、50グラムから500グラムの範囲の重量を有し得る。これらの実施形態において、適した重量の範囲としては、例えば、75グラムから450グラム、100グラムから400グラム、110グラムから350グラム、120グラムから300グラム、130グラムから250グラム、130グラムから200グラム、135グラムから175グラム、135グラムから160グラム、150グラムから165グラム、155グラムから165グラム、および140グラムから150グラムが挙げられる。本開示の一つの実施形態において、化学発光デバイスは、140グラムから150グラムの範囲の総重量を有する。本開示の別の実施形態において、化学発光デバイスは、155グラムから165グラムの範囲の総重量を有する。
特定の実施形態において、化学発光デバイスは投擲可能である。これらの実施形態において、デバイスの形状は、使用者により投擲されることが可能な任意の形状であり得る。デバイスの形状の非限定的な例としては、球体形状、長円形状、円柱形状、楔形状、円盤形状、およびフットボール形状から選択される形状が挙げられる。これらの実施形態において、デバイスの寸法は、デバイスを投擲する使用者の能力のみにより限定される。
特定の実施形態において、デバイスは、球状に成形され、40mmから225mmの範囲の直径を有する。これらの実施形態において、適した直径の範囲としては、例えば、50mmから200mm、50mmから150mm、50mmから100mm、60mmから120mm、60mmから100mm、60mmから80mm、70mmから100mm、70mmから90mm、70mmから80mm、70mmから75mm、および72mmから77mmが挙げられる。本開示の一つの実施形態において、化学発光デバイスは、球状に成形され、140グラムから150グラムの範囲の総重量を有し、72mmから77mmの範囲の直径を有する。本開示の別の実施形態において、化学発光デバイスは、球状に成形され、155グラムから165グラムの範囲の総重量を有し、70mmから75mmの範囲の直径を有する。
本開示に従う化学発光デバイスは、少なくとも二つの化学発光成分を含み、その発光成分は、活性化まで隔離されて維持される。第一の成分は、少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルからなり、そして第二の成分は、少なくとも一つの過酸化物からなる。
特定の実施形態において、少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルを含む第一の成分は、一つのアンプルの中に収められ、そして少なくとも一つの過酸化物を含む第二の成分は、別のアンプルの中に収められる。さらなる実施形態において、少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルを含む第一の成分は、本開示に従う化学発光デバイスにおいて存在するアンプルの内部に収められ、そして少なくとも一つの過酸化物を含む第二の成分は、デバイスの封入器の殻の内部に隔離して収められる。本開示のさらに別の実施形態において、少なくとも一つの過酸化物を含む第二の成分は、本開示に従う化学発光デバイスにおいて存在するアンプルの内部に収められ、そして少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルを含む第一の成分は、デバイスの封入器の殻の内部に隔離して収められる。
最初の成分に関して、本開示において有用な少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルの例としては、しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−6−カルボペントキシフェニル); しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロフェニル); しゅう酸ビス(2,4,5−トリブロモ−6−カルボヘキソキシフェニル); しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−6−カルボイソペントキシフェニル); しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−6−カルボベンゾキシフェニル); しゅう酸ビス(2−ニトロフェニル); しゅう酸ビス(2,4−ジニトロフェニル); しゅう酸ビス(2,6−ジクロロ−4−ニトロフェニル); しゅう酸ビス(2,4、6−トリクロロフェニル); しゅう酸ビス(3−トリフルオロメチル−4−ニトロフェニル); しゅう酸ビス(2−メチル−4,6−ジニトロフェニル); しゅう酸ビス(1,2−ジメチル−4,6−ジニトロフェニル); しゅう酸ビス(2,4−ジクロロフェニル); しゅう酸ビス(2,4−ジニトロフェニル); しゅう酸ビス(2,5−ジニトロフェニル); しゅう酸ビス(2−ホルミル−4−ニトロフェニル); しゅう酸ビス(ペンタクロロフェニル); ビス(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)グリオキサール; しゅう酸ビス(2,4−ジニトロ−6−メチルフェニル); しゅう酸ビス−N−フタルイミジル、一般式(I)により表されるシュウ酸エステル
Figure 2014502774
(ここで、R=CHAであり、そしてAが、アルキル鎖、アルキル環、および芳香環またはそれらの組み合わせから選択され、Rが非直鎖状であり、Rが4〜15個の炭素原子を含む)、および上述のシュウ酸塩もしくはエステルのいずれかの混合物が挙げられる。
式(I)により表されるシュウ酸エステルの例としては、
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−メチルプロポキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(シクロプロピルメトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−メチルブトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(3−メチルブトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2,2−ジメチルプロポキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−メチルペンチルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(3−メチルペンチルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(4−メチルペンチルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(3,3−ジメチルブトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−エチルブトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(シクロペンチルメトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−メチルヘキシルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(3−メチルヘキシルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(4−メチルヘキシルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(5−メチルヘキシルオキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(シクロヘキシルメトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(フェニルメトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−フェニルエトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(2−メチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(3−メチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(4−メチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(2,3−ジメチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(2,4−ジメチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(3,4−ジメチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(3,5−ジメチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(2,6−ジメチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(2−エチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(3−エチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[(4−エチルフェニル)メトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[2−(2−メチルフェニル)エトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス(3,4,6−トリクロロ−2−{[2−(4−メチルフェニル)エトキシ]カルボニル}フェニル);
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−フェニルプロポキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(3−フェニルプロポキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(1−ナフタレニルメトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2−ナフタレニルメトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(2,2−ジフェニルエトキシ)カルボニル]フェニル};
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(9−フルオレニルメトキシ)カルボニル]フェニル};および
しゅう酸ビス{3,4,6−トリクロロ−2−[(9−アントラセニルメトキシ)カルボニル]フェニル}が挙げられる。
一般式(I)により表されるシュウ酸塩もしくはエステルのさらなる例は、米国特許出願公開第2011−0084243号において開示され、このようなシュウ酸塩もしくはエステルの開示は本明細書において参考として援用される。
特定の実施形態において、第一の成分は、少なくとも一つの蛍光剤をさらに含み得る。本開示において有用な少なくとも一つの蛍光剤の例としては、1−メトキシ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、ペリレン、ルブレン、16,17−ジデシロオキシビオラントロン(16,17−didecycloxyviolanthrone)、2−エチル−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン; 2−クロロ−9,10−ビス(4−エトキシフェニル)アントラセン; 2−クロロ−9,10−ビス(4メトキシフェニル)アントラセン(2−chloro−9,10−bis(4methoxyphenyl)anthracene); 9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン; 1−クロロ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン; 1,8−ジクロロ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン; 1,5−ジクロロ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン; 2,3−ジクロロ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン; 5,12−ビス(フェニルエチニル)テトラセン; 9,10−ジフェニルアントラセン; 1,6,7,12−テトラフェノキシ−N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,6,7,12−テトラフェノキシ−N,N’−ビス(2,5−ジ−t−ブチルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,7−ジ−クロロ−6,12−ジフェノキシ−N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド(1,7−di−chloro−6,12−diphenoxy−N,N’−bis(2,6−diisopropylphenyl)−3,4,9,10−pery lene dicarboximide); 1,6,7,12−テトラ(p−ブロモフェノキシ)−N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,6,7,12−テトラフェノキシ−N,N’−ジ−ネオペンチル−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド(1,6,7,12−tetraphenoxy−N,N’−di−neopentyl−3,4,9,10−perylene dicarboximide); 1,6,7,12−テトラ(p−t−ブチルフェノキシ)N,N’−ジネオペンチル−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,6,7,12−テトラ(o−クロロフェノキシ)−N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,6,7,12−テトラ(p−クロロフェノキシ)−N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,6,7,12−テトラ(o−フルオロフェノキシ)−N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,6,7,12−テトラ(p−フルオロフェノキシ)−N,N’ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド(1,6,7,12−tetra(p−fluorophenoxy)−N,N’bis(2,6−diisopropylphenyl)−3,4,9,10−pe rylene dicarboximide); 1,6,7,12−テトラフェノキシ−N,N’−ジエチル−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 1,7−ジブロモ−6,12−ジフェノキシ−N,N’−ビス(2−イソプロピルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンジカルボキシイミド; 16,17−ジヘキシルオキシビオラントロン; ルブレン; 1,4−ジメチル−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、およびそれらの混合物が挙げられる。
用いられる、少なくとも一つのシュウ酸エステルの量と、少なくとも一つの蛍光剤の量とは、選択された溶媒におけるエステルの溶解度および蛍光剤の溶解度のみにより、上向きに限定される。しかしながら、当業者によって認識されるように、反応の効率は、特定の高濃度にて減少する。
特定の実施形態において、少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルは、二部分組成物の総重量を基にして、3重量パーセントから60重量パーセントの範囲にある量で存在する。例えば、少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルは、3重量パーセントから40重量パーセント、3重量パーセントから30重量パーセント、5重量パーセントから25重量パーセント、そして7重量パーセントから25重量パーセントのような、二部分組成物の総重量を基にして、3重量パーセントから50重量パーセントの範囲にある量で存在し得る。特定の実施形態において、少なくとも一つの蛍光剤は、二部分組成物の総重量を基にして、0.05重量パーセントから0.9重量パーセントの範囲にある量で存在する。例えば、少なくとも一つの蛍光剤は、0.1重量パーセントよりも多い、0.2重量パーセントよりも多い、0.3重量パーセントよりも多い、0.4重量パーセントよりも多い、0.5重量パーセントよりも多い、0.6重量パーセントよりも多い、0.7重量パーセントよりも多い、そして0.8重量パーセントよりも多いような、二部分組成物の総重量を基にして、0.05重量パーセントよりも多く0.9重量パーセントまでの範囲にある量で存在し得る。さらに、少なくとも一つの蛍光剤は、0.8重量パーセントよりも少ない、0.7重量パーセントよりも少ない、0.6重量パーセントよりも少ない、0.5重量パーセントよりも少ない、0.4重量パーセントよりも少ない、0.3重量パーセントよりも少ない、0.2重量パーセントよりも少ない、そして0.1重量パーセントよりも少ないような、二部分組成物の総重量を基にして、0.05重量パーセント以上で0.9重量パーセント未満の範囲にある量で存在し得る。少なくとも一つのシュウ酸塩もしくはエステルの量と、少なくとも一つの蛍光剤の量とが、上で列挙したいずれかの数値の間の範囲にあり得ることもまた意図される。
第二の成分に関して、本開示において有用な少なくとも一つの過酸化物の例としては、過酸化水素; 過酸化ナトリウム; 過ホウ酸ナトリウム; 過酸化ピロリン酸ナトリウム; 過酸化尿素; 過酸化ヒスチジン; t−ブチル−ヒドロペルオキシド; および過安息香酸、ならびにそれらの混合物が挙げられる。特定の実施形態において、少なくとも一つの過酸化物は、二部分組成物の総重量を基にして、0.25重量パーセントから25重量パーセントの範囲にある量で存在する。例えば、少なくとも一つの過酸化物は、0.5重量パーセントから20重量パーセント、0.5重量パーセントから15重量パーセント、0.5重量パーセントから10重量パーセント、そして0.5重量パーセントから6重量パーセントのような、二部分組成物の総重量を基にして、0.25重量パーセントから20重量パーセントの範囲にある量で存在し得る。特定の実施形態において、本開示の少なくとも一つの過酸化物は、過酸化水素であり得る。
特定の実施形態において、第二の成分は、少なくとも一つの触媒をさらに含み得る。本開示において有用な少なくとも一つの触媒の例としては、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸リチウム、5−クロロサリチル酸リチウム、トリアゾール(例えば、1,2,3−トリアゾールおよび1,2,4−トリアゾール)、置換トリアゾール(例えば、置換1,2,3−トリアゾールおよび置換1,2,4−トリアゾール)、イミダゾール、および置換イミダゾールが挙げられる。
特定の実施形態において、少なくとも一つの触媒は、二部分組成物の総重量を基にして、0.0005重量パーセントから0.5重量パーセントの範囲にある量で存在する。例えば、少なくとも一つの触媒は、0.001重量パーセントよりも多い、0.005重量パーセントよりも多い、0.01重量パーセントまたはそれよりも多い、0.05重量パーセントまたはそれよりも多い、0.1重量パーセントまたはそれよりも多い、0.25重量パーセントまたはそれよりも多い、0.5重量パーセントまたはそれよりも多い、1重量パーセントまたはそれよりも多い、1.5重量パーセントまたはそれよりも多い、2重量パーセントまたはそれよりも多い、2.5重量パーセントまたはそれよりも多い、3重量パーセントまたはそれよりも多い、3.5重量パーセントまたはそれよりも多い、4重量パーセントまたはそれよりも多い、4.5重量パーセントまたはそれよりも多い、5重量パーセントまたはそれよりも多い、そして7.5重量パーセントまたはそれよりも多いような、二部分組成物の総重量を基にして、0.0005重量パーセントよりも多く10重量パーセントまでの範囲にある量で存在し得る。さらに、少なくとも一つの触媒は、7.5重量パーセントまたはそれよりも少ない、5重量パーセントまたはそれよりも少ない、4.5重量パーセントまたはそれよりも少ない、4重量パーセントまたはそれよりも少ない、3.5重量パーセントまたはそれよりも少ない、3重量パーセントまたはそれよりも少ない、2.5重量パーセントまたはそれよりも少ない、2重量パーセントまたはそれよりも少ない、1.5重量パーセントまたはそれよりも少ない、1重量パーセントまたはそれよりも少ない、0.5重量パーセントまたはそれよりも少ない、0.25重量パーセントまたはそれよりも少ない、0.1重量パーセントまたはそれよりも少ない、0.05重量パーセントまたはそれよりも少ない、0.01重量パーセントまたはそれよりも少ない、0.005重量パーセントまたはそれよりも少ない、そして0.001重量パーセントまたはそれよりも少ないような、二部分組成物の総重量を基にして、0.0005重量パーセント以上で10重量パーセント未満の範囲にある量で存在し得る。少なくとも一つの触媒の量が、上で列挙したいずれかの数値の間の範囲にあり得ることもまた意図される。
本開示に従う化学発光デバイスはまた、第一および/または第二の成分において少なくとも一つの担体を含み得る。本開示において有用な少なくとも一つの担体の例としては、フタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル(dioctal phthalate)、安息香酸ブチル、アセチルクエン酸トリエチル、クエン酸トリエチル、エチレングリコールジベンゾエート、および1個から3個のプロピレン部分を含むプロピレングリコールジアルキルエーテルが挙げられ、そして各アルキル基は、独立して、8個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐鎖状のアルキル基である。例示的な溶媒としては、フタル酸ジメチル、クエン酸トリエチル、エチレングリコールジベンゾエート、プロピレングリコールジアルキルエーテル、フタル酸ジブチル、安息香酸ブチル、プロピレングリコールジベンゾエート、りん酸エチルヘキシルジフェニル、およびそれらの混合物が挙げられ、そのプロピレングリコールジアルキルエーテルは、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテルおよびジプロピレングリコールジ−t−ブチルエーテルのように2個のプロピレン部分を含む。
特定の実施形態において、少なくとも一つの担体が、二部分組成物の総重量を基にして、5重量パーセントから95重量パーセントの範囲にある量で存在する。例えば、少なくとも一つの担体は、10重量パーセントよりも多い、20重量パーセントよりも多い、30重量パーセントよりも多い、40重量パーセントよりも多い、50重量パーセントよりも多い、60重量パーセントよりも多い、70重量パーセントよりも多い、80重量パーセントよりも多い、そして90重量パーセントよりも多いような、二部分組成物の総重量を基にして、5重量パーセントよりも多く95重量パーセントまでの範囲にある量で存在し得る。さらに、少なくとも一つの担体は、90重量パーセントよりも少ない、80重量パーセントよりも少ない、70重量パーセントよりも少ない、60重量パーセントよりも少ない、50重量パーセントよりも少ない、40重量パーセントよりも少ない、30重量パーセントよりも少ない、20重量パーセントよりも少ない、そして10重量パーセントよりも少ないような、二部分組成物の総重量を基にして、5重量パーセント以上で95重量パーセント未満の範囲にある量で存在し得る。少なくとも一つの担体の量が、上で列挙したいずれかの数値の間の範囲にあり得ることもまた意図される。
本開示に従う化学発光デバイスの活性化の際に発生する光は、紫外、赤外および/または可視光のスペクトルにおいて視認可能な光であり得る。特定の実施形態において、可視光は、化学発光デバイスの活性化の際に発生し、そしてこの光は、例えば、4分間まで、3分間まで、2分間まで、1分間まで、45秒間まで、30秒間まで、そして20秒間までのように、5分間までの間継続する。特定の実施形態において、赤外光は、化学発光デバイスの活性化の際に発生し、そしてこの光は、例えば、50分間まで、45分間まで、40分間まで、30分間まで、20分間まで、15分間まで、10分間まで、そして5分間までのように、60分間までの間継続する。本開示に従う化学発光デバイスが、紫外スペクトル、赤外スペクトル、可視光スペクトルにおける光、およびそれらの任意の組み合わせを発生させ得ることが考察される。
化学発光デバイスのいずれかの成分において含まれ得るさらなる成分としては、マーカーが標的によりよく付着することを可能にする増粘剤、昼間に標的に印をつけるための蛍光剤パウダー、および凍結を防止する不凍剤、塗膜形成剤、ゲル化剤、ポリアクリルアミド、およびポリ塩化ビニルが挙げられるが、これらに限定されない。これらのさらなる成分は、上の目的のために適した、当該分野において周知のものである。

Claims (15)

  1. 時間遅延メカニズムを含む投擲可能な化学発光デバイスであって、少なくとも二つのアンプルと該時間遅延メカニズムのための封入器とを含み、
    該時間遅延メカニズムが以下:
    (a)ピストンおよび第一のバネであって、該第一のバネが該ピストンの運動を可能にするように方向づけられている、ピストンおよび第一のバネ;
    (b)少なくとも一つのレバーであって、該ピストンが該少なくとも一つのレバーの運動を可能にするように方向づけられている、少なくとも一つのレバー;および
    (c)第二のバネであって、該第二のバネが該少なくとも一つのレバーの運動に連結する運動のために方向づけられている、第二のバネ、
    をさらに含み、
    シュウ酸塩もしくはエステル成分が、該少なくとも二つのアンプルのうちの一方の中に収められて、過酸化物成分が、該少なくとも二つのアンプルのうちの別の一つの中に収められ、そして
    該時間遅延メカニズムが、該シュウ酸塩もしくはエステル成分と該過酸化物成分との化学発光反応を遅延させる、時間遅延メカニズムを含む投擲可能な化学発光デバイス。
  2. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスが球状に成形された、化学発光デバイス。
  3. 請求項2に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスの総重量が135グラムから175グラムの範囲にある、化学発光デバイス。
  4. 請求項2に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスの直径が70mmから80mmの範囲にある、化学発光デバイス。
  5. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスが、球状に成形され、140グラムから150グラムの範囲にある総重量を有して、72mmから77mmの範囲にある直径を有する、化学発光デバイス。
  6. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスが、球状に成形され、155グラムから165グラムの範囲にある総重量を有して、70mmから75mmの範囲にある直径を有する、化学発光デバイス。
  7. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、前記封入器が透明である、化学発光デバイス。
  8. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、前記封入器が、前記時間遅延メカニズムの活性化の際に可視光を遮蔽するために着色される、化学発光デバイス。
  9. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、前記時間遅延メカニズムが、前記化学発光反応を3秒間から10秒間の範囲にある時間の間遅延させる、化学発光デバイス。
  10. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、前記遅延された化学反応が、2分間までの間可視光を発生させ、かつ/または40分間までの間赤外光を発生させる、化学発光デバイス。
  11. 時間遅延メカニズムを含む球状化学発光デバイスであって、少なくとも二つのアンプルと該時間遅延メカニズムのための封入器とを含み、
    該時間遅延メカニズムが以下:
    (a)ピストンおよび第一のバネであって、該第一のバネが該ピストンの運動を可能にするように方向づけられている、ピストンおよび第一のバネ;
    (b)少なくとも一つのレバーであって、該ピストンが該少なくとも一つのレバーの運動を可能にするように方向づけられている、少なくとも一つのレバー;および
    (c)第二のバネであって、該第二のバネが該少なくとも一つのレバーの運動に連結する運動のために方向づけられている、第二のバネ、
    をさらに含み、
    シュウ酸塩もしくはエステル成分が、該少なくとも二つのアンプルのうちの一方の中に収められて、過酸化物成分が、該少なくとも二つのアンプルのうちの別の一つの中に収められる、球状化学発光デバイス。
  12. 請求項10に記載の球状化学発光デバイスであって、活性化の際、前記ピストンの運動、前記少なくとも一つのレバー、および前記少なくとも一つのバネが、アンプルの破壊を促進する、球状化学発光デバイス。
  13. 請求項11に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスが、140グラムから150グラムの範囲にある総重量を有して、72mmから77mmの範囲にある直径を有する、化学発光デバイス。
  14. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、該デバイスが、155グラムから165グラムの範囲にある総重量を有して、70mmから75mmの範囲にある直径を有する、化学発光デバイス。
  15. 請求項1に記載の化学発光デバイスであって、前記時間遅延メカニズムが、片手により活性化されるように設計された、化学発光デバイス。
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