JP2014241551A - 制御装置、通信システム、情報提供方法 - Google Patents

制御装置、通信システム、情報提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014241551A
JP2014241551A JP2013124010A JP2013124010A JP2014241551A JP 2014241551 A JP2014241551 A JP 2014241551A JP 2013124010 A JP2013124010 A JP 2013124010A JP 2013124010 A JP2013124010 A JP 2013124010A JP 2014241551 A JP2014241551 A JP 2014241551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
predetermined
building
identifier
terminal
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013124010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6268762B2 (ja
Inventor
哲弥 渡邉
Tetsuya Watanabe
哲弥 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013124010A priority Critical patent/JP6268762B2/ja
Publication of JP2014241551A publication Critical patent/JP2014241551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6268762B2 publication Critical patent/JP6268762B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】大規模地震の発生時に、複数のビルが密集する地域で救援活動を行う地方自治体や消防局等に対し、救援活動を行う為の十分な情報を提供する。
【解決手段】通信システムは、端末に対応する識別子と、前記端末の所在高度を含む位置情報とを少なくとも1つ記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記識別子と前記位置情報を用いて、所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度毎に前記端末の数を表示する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、制御装置、通信システム、情報提供方法に関し、特に、災害が発生したときに、救援従事者に被災地の情報を提供する制御装置、通信システム、情報提供方法に関する。
一般的に、地震等の災害が発生した場合、被災地の状況を迅速に把握するための通信システムが知られている。被災地の状況を迅速に把握するための通信システムとしては、例えば、以下の特許文献1が開示されている。
特許文献1の通信システムは、携帯電話事業者ネットワークと消防・防災無線網を備える。携帯電話事業者ネットワークは、携帯電話の通信網であって、携帯電話と、制御局と、通信インフラ監視サーバと、位置登録履歴DB(データベース)とを備える。また、消防・防災無線網は、被災者動態監視サーバと、固定端末を備える。地震等の災害発生前、携帯電話事業者ネットワークの制御局は、携帯端末の位置情報を位置登録履歴DBに登録しておく。携帯電話事業者ネットワークの通信インフラ監視サーバは、地震等の災害が発生すると、位置登録履歴DBから携帯端末の位置情報を取得し、消防・防災無線網の被災者動態監視サーバに通知する。被災者動態監視サーバは、通信インフラ監視サーバから通知された携帯端末の位置情報を電子地図上にマッピングし、GIS(Geographic Information System)データとして固定端末へ送信する。固定端末は、入力されたGISデータを用いて被災者の大まかな分布状況を自身に備わる表示部に表示する。
上述の構成や動作の通り、特許文献1の通信システムは、災害発生時、被災者が持つ携帯端末の位置を救援活動の指揮に当たる地方自治体や消防局などに提供する。その結果、地方自治体や消防局等は、被災者の所在を短時間で把握し、迅速な救助活動を行うことができる。
特開2010−157881号公報
しかし、特許文献1の通信システムは、複数のビルが密集する地域で大規模な地震が発生し、その地域で救援活動を行う地方自治体や消防局等(以下、「救援従事者」という)に対し、救援活動を行う為の十分な情報を提供ができていないという課題があった。なぜなら、特許文献1の通信システムは、単に電子地図上に携帯電話の位置を表示するだけで、それら携帯電話がビルのどの階層に分布しているのかを救援従事者に提供しないからである。その結果、救援従事者は、複数のビルが密集して建っている地域で救助活動を行う場合、ビルの中にいる被災者の所在を短時間に把握できず、迅速な救助活動を行うことができるとは限らなかった。
本発明は、上記課題を解決する制御装置、通信システム、情報提供方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置は、所定時間以内に入力された端末に対応する端末識別子および高度を含む位置情報から所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する。
上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、コアネットワーク装置、表示端末、および所定時間以内に入力された携帯端末に対応する端末識別子および高度を含む位置情報から所定のビルの所定の高度に所在する前記携帯端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する制御装置を備える通信システムであって、前記コアネットワーク装置は、携帯端末から入力された前記携帯端末に対応する前記端末識別子と前記高度を含む位置情報とを関連づけて記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記端末識別子と前記位置情報を前記制御装置に出力し、前記表示端末は、前記所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と、前記携帯端末の数とが前記制御装置から入力されると、前記所定の高度に対応する識別子毎に、前記携帯端末の数を表示する。
上記目的を達成するために、本発明の情報提供方法は、端末に対応する識別子と、前記端末の所在高度を含む位置情報とを少なくとも1つ記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記識別子と前記位置情報を用いて、所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度毎に前記端末の数を表示する。
本発明によれば、通信システムは、複数のビルが密集するエリアで救援活動を行う救援従事者に対し、各ビルの携帯電話の分布状況を階層毎に提供することができる。
その結果、救援従事者は、ビルの中にいる被災者の所在を短時間で把握し、迅速な救助活動を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる各装置の機能部を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わるコアネットワーク装置16において携帯電話を示す識別子毎に記憶される被災情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムの動作(地震が発生する前の動作)を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムの動作(地震が発生した後の動作)を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17に記憶される被災情報群Bの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17に記憶される被災情報群Cの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17に記憶される被災情報群Dの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17が出力する被災地情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる支援情報端末の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における通信システムに備わる各装置の機能部を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における通信システムの動作(地震発生前後で共通する動作)を説明する為の図である。 本発明の第2の実施の形態における通信システムの動作(地震が発生した後の動作)を説明する為の図である。 本発明の第2の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置300に記憶される被災情報群Bの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。
次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態における通信システムは、地震が発生した場合、指定されたエリア内にある各ビルについて、階層毎に携帯電話の数や揺れの大きさを消防・救急組織に提供するシステムである。以下に、本実施形態における通信システムの構成や機能、動作について説明する。
[構成の説明]
まず、本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成と機能について説明する。
(1)本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、本実施形態の通信システムは、モバイルネットワーク1と、消防ネットワーク2と、通信キャリアネットワーク3とを備える。モバイルネットワーク1と消防ネットワーク2は、専用線で構成された通信キャリアネットワーク3を介して接続される。
モバイルネットワーク1は、図1に示されるように、携帯電話10、11と、基地局15とを備える。さらに、モバイルネットワーク1は、コアネットワーク装置16と、災害情報処理装置17とを備える。なお、図1では、本実施形態の通信システムは、携帯電話を2台備えているが、この限りではない。本実施形態の通信システムは、携帯電話を3台以上備えてもよい。さらに本実施形態の通信システムは、基地局を1台備えているが、この限りではない。さらに本実施形態の通信システムは、基地局を2台以上備えてもよい。
基地局15は、配下のセルAに在圏する携帯電話10、11と無線回線で接続される。また、コアネットワーク装置16は、図示していないが、基地局15と災害情報処理装置17に有線回線で接続される。
一方、消防ネットワーク2は、消防局等、救援従事者が管理するネットワークであって、救助支援処理装置20と、支援情報端末21とを備える。救助支援処理装置20は、支援情報端末21と消防無線を介し、無線回線で接続される。さらに、救助支援処理装置20は、通信キャリアネットワーク3を介して、災害情報処理装置17と接続される。
(2)本発明の第1の実施形態における通信システムに備わる各装置の構成
図2は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる各装置の機能部を示す図である。
災害情報処理装置17は、図2に示されるように、通信制御部170と、データ処理部171とを備える。通信制御部170は、コアネットワーク装置16と救助支援処理装置20に接続される。また、通信制御部170は、データ処理部171と接続される。
支援情報端末21は、通信制御部210と、データ処理部211と、表示手段212とを備える。通信制御部210は、図示していないが、救助支援処理装置20に接続される。データ処理部211は、通信制御部210と表示部212に接続される。
(3)本発明の第1の実施形態における通信システムに備わる各機能部の機能
次に第1の実施の形態における通信システムに備わる各機能部の機能について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わるコアネットワーク装置16において携帯電話を示す識別子毎に記憶される被災情報の一例を示す図である。
まず、携帯電話10、11は、一般的なモーションセンサ機能と計時機能を備える。携帯電話10、11は、所定のタイミングになると、一般的なモーションセンサ機能によって、地面に水平に縦、横(南北、東西方向)と上下方向の3方向の加速度を測定し、さらに計時機能によって、時刻を測定する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであり、モバイルネットワーク1を運営する事業者によって携帯電話10、11に設定される。上述の所定のタイミングは、以下、「所定のタイミング1」という。携帯電話10、11は、測定した3方向の加速度がいずれも所定値以上かを判定する。携帯電話10、11は、測定した3方向の加速度がいずれも所定値以上である場合には、3方向の加速度を合成し、測定した時刻と共に、合成した加速度を加速度情報として記憶する。携帯電話10、11は、3方向の加速度の少なくとも1つが所定値より小さい場合には、地震が発生していないものと認識し、測定した時刻と共に、加速度0を加速度情報として記憶する。
さらに、携帯電話10、11は、一般的なGPS(Global Positioning System)機能を備える。携帯電話10、11は、所定のタイミングになると、GPS機能により自身の位置、すなわち経度や緯度、高さを測定する。所定のタイミングは、モバイルネットワーク1を運営する事業者によって携帯電話10、11に設定される。ここでの所定のタイミングは、以下、「所定のタイミング2」という。所定のタイミング2は、一定間隔毎のタイミングであり、その間隔は、上述の所定のタイミング1の間隔よりも長い。さらに、携帯電話10、11は、一般的な携帯電話機能を備え、自身の位置、すなわち経度や緯度、高さを測定すると、位置登録を行う。具体的には、携帯電話10、11は、自身の経度や緯度、高さを測定すると、自身を示す識別子と、自身が在圏するセルに対応する識別子(以下、「位置登録情報」という)を、無線信号として出力する。なお、携帯電話10、11は、位置登録情報を出力する際、測定した経度、緯度、及び高さを示す情報、記憶した加速度情報も併せて出力する。上述の自身を示す識別子は、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)であってもよい。
ここで、上述の位置登録情報(すなわち、携帯電話を示す識別子と、携帯電話が在圏するセルに対応する識別子)と、経度や緯度、高さを示す情報と、加速度情報は、以下、「被災情報」というものとする。
次に、基地局15は、一般的な基地局であり、受信した無線信号から携帯電話10、11の被災情報を抽出し、出力する。
コアネットワーク装置16は、入力された被災情報を、図3に示されるように、携帯電話を示す識別子毎に関連づけて記憶する。携帯電話を示す識別子毎に関連づけて記憶した被災情報は、以下、「被災情報群」という。また、コアネットワーク装置16は、セルを示す信号(以下、「セル信号」という)が入力されると、セル信号が示すセルに対応する識別子に関連づけられている被災情報を、被災情報群から抽出し、出力する。例えば、コアネットワーク装置16が記憶する被災情報群が図3の被災情報群であった場合、コアネットワーク装置16は、セルAを示す信号が入力されると、セルAに対応する識別子に関連づけられている携帯電話10、11の被災情報を電気信号として出力する。
災害情報処理装置17の通信制御部170は、入力されたセル信号を出力する。災害情報処理装置17の通信制御部170は、セル信号を出力した結果、電気信号が入力されると、電気信号から各携帯電話の被災情報を抽出し、そのタイミングから所定時間経過後に、抽出した被災情報をデータ処理部171に出力する。なお、災害情報処理装置17の通信制御部170は、所定時間が経過するまでに、新たに電気信号が入力されると、入力された電気信号から被災情報を抽出し、その被災情報を、すでに抽出していた被災情報と併せてデータ処理部171に出力する。上述の所定時間は、本実施形態の通信システムの設置者によって通信制御部170に設定される。
災害情報処理装置17のデータ処理部171は、入力された被災情報を基に、各携帯電話がどのビルに存在するのかを分析する。具体的な分析方法については、[動作の説明]に後述する。さらに、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、入力された被災情報を基に、各ビルにどのくらいの携帯電話がいるのか、その数を算出する。各ビルに所在する携帯電話の数の具体的な算出方法は、[動作の説明]に後述する。さらに、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、入力された被災情報を基に、各ビルの低層、中層、高層、超高層毎に、どのくらいの携帯電話がいるのか、その数を算出する。各階層に所在する携帯電話の数の具体的な算出方法も[動作の説明]に後述する。また、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、入力された被災情報を基に、各ビルの低層、中層、高層、超高層毎に揺れの大きさを算出する。各階層における揺れの大きさの具体的な算出方法は、[動作の説明]に後述するものとする。災害情報処理装置17のデータ処理部171は、算出した各ビルに所在する携帯電話の数、各ビルの各階層に所在する携帯電話の数、各ビルの各階層における揺れの大きさを通信制御部170に出力する。なお、データ処理部171は、各ビルに所在する携帯電話の数、各ビルの各階層に所在する携帯電話の数、各ビルの各階層における揺れの大きさが、どのビルのどの階層のものかが分かるよう、ビルに対応する識別子、階層に対応する識別子も含めて出力する。ここで、上述の各ビルの携帯電話の数、各ビルの階層毎の携帯電話の数、各ビルの階層毎の揺れの大きさ、ビルに対応する識別子、階層に対応する識別子は、以下、「被災地情報」という。また、ビルに対応する識別子、階層に対応する識別子は、以下「ビル識別子」、「階層識別子」という。災害情報処理装置17の通信制御部170は、データ処理部171から入力された被災地情報を電気信号として出力する。
救助支援処理装置20は、一般的な消防無線の無線信号を受信すると、受信した無線信号からセル信号を抽出し、出力する。救助支援処理装置20は、入力された電気信号から被災地情報を抽出し、抽出した被災地情報を消防無線の無線信号として出力する。
支援情報端末21の表示手段212は、本実施形態の通信システムの設置者によって予め登録された電子地図を表示する。また、支援情報端末21の表示手段212は、一般的なタッチセンサ機能を有する。支援情報端末の表示手段212は、救援従事者等のユーザによって電子地図上が押下されると、一般的なタッチセンサ機能によって、押下された場所に対応する信号(以下、「情報要求信号」という)を支援情報端末21のデータ処理部211に出力する。支援情報端末21のデータ処理部211は、表示手段212から情報要求信号が入力されると、その信号が示す場所に対応するセルを変換テーブルから求め、求めたセルを示す信号、すなわちセル信号を通信制御部210に出力する。上述の変換テーブルは、電子地図上の各場所と基地局配下のセルが対応づけられたテーブルであり、本実施形態の通信システムの設置者によって、予めデータ処理部211に設定されている。支援情報端末21の通信制御部210は、データ処理部211から入力されたセルを示す信号を、一般的な消防無線の無線信号として出力する。支援情報端末21の通信制御部210は、セルを示す信号を出力した後、入力される無線信号から被災地情報を抽出し、表示手段212に出力する。表示手段212は、被災地情報が通信制御部210から入力されると、被災地情報から各階層に所在する携帯電話の数と、それに対応づけられているビル識別子と階層識別子を全て抽出し、ビル識別子と階層識別子毎に、携帯電話の数を表示する。さらに、表示手段212は、被災地情報から揺れの大きさと、それに対応づけられているビル識別子と階層識別子を全て抽出し、ビル識別子と階層識別子毎に、揺れの大きさを表示する。
[動作の説明]
本実施形態の通信システムの動作を説明する。なお、説明は、地震が発生する前後に分けて説明する。
(1)地震が発生する前の本実施形態の通信システムの動作
図4は、本発明の第1の実施の形態における通信システムの動作(地震が発生する前の動作)を説明する為の図である。地震が発生する前は、携帯電話10、11、基地局15、およびコアネットワーク装置16が動作する。
まず、携帯電話10、11は、図4に示されるように、所定のタイミング1になるのを待つ(S1)。具体的には、携帯電話10、11は、計時機能を有し、計時機能で時刻を計測し、計測した時刻が所定のタイミング1であるかを繰り返し判定してもよい。携帯電話10、11は、計測した時刻が所定のタイミング1であれば、所定のタイミング1になったとする。上述の所定のタイミング1は、一定間隔毎のタイミングであり、モバイルネットワーク1を運営する事業者によって携帯電話10、11に設定される。
次に、携帯電話10、11は、所定のタイミング1になると、一般的なモーションセンサ機能によって、地面に水平に縦、横(南北、東西方向)と上下方向の3方向の加速度を測定し、さらに計時機能によって、時刻を測定する(S2)。
次に、携帯電話10、11は、S2で測定した3方向の加速度がいずれも所定値以上かを判定する(S3)。
次に、携帯電話10、11は、3方向の加速度の少なくとも1つが所定値より小さい場合(S3でNoの場合)には、地震が発生していないものと認識し、S2で測定した時刻と共に、加速度0を加速度情報として記憶する(S4)。
なお、測定した3方向の加速度がいずれも所定値以上である場合の携帯電話10、11の動作については、「(2)地震等発生以降の本実施形態の通信システムの動作」に後述する。
次に、携帯電話10、11は、現在が所定のタイミング2であるかを判定する(S5)。具体的には、携帯電話10、11は、計時機能で時刻を計測し、計測した時刻が所定のタイミング2であるかを判定する。上述の所定のタイミング2は、一定間隔毎のタイミングであり、その間隔は、上述の所定のタイミング1の間隔よりも長い時間である。所定のタイミング2は、モバイルネットワーク1を運営する事業者によって携帯電話10、11に設定される。
次に、携帯電話10、11は、現在が所定のタイミング2であると判定した場合(S5でYesの場合)には、GPS機能にて自身の位置、すなわち自身の経度や緯度、高さを測定する(S6)。
なお、携帯電話10、11は、現在が所定のタイミング2でないと判定した場合(S5でNoの場合)には、上述のS1に戻り、上述のS1〜S5を繰り返す。
次に、携帯電話10、11は、自身の位置、すなわち経度や緯度、高さを測定すると、一般的な携帯電話機能によって、位置登録を行う。具体的には、携帯電話10、11は、位置登録情報、すなわち自身を示す識別子と、自身が在圏するセルに対応する識別子(以下、「位置登録情報」という)とを無線信号として基地局15に出力する。さらに、携帯電話10、11は、位置登録情報を出力する際、測定した経度、緯度、及び高さを示す情報、記憶した加速度情報も併せて無線信号として出力する(S7)。
ここで、上述の[構成の説明]にも記載したが、上述の位置登録情報(すなわち、携帯電話を示す識別子と、携帯電話が在圏するセルに対応する識別子)と、経度や緯度、高さを示す情報と、加速度情報は、以下、「被災情報」というものとする。携帯電話10、11は、上述のS7により、被災情報を無線信号として基地局15に出力する。
次に、基地局15は、受信した無線信号から携帯電話10、11の被災情報を抽出し、コアネットワーク装置16に出力する(S8)。
次に、コアネットワーク装置16は、基地局15から入力された携帯電話10、11の被災情報を、図3に示されるように、携帯電話を示す識別子毎に関連づけ、被災情報群として記憶する(S9)。
なお、コアネットワーク装置16は、被災情報を記憶する際、被災情報に含まれる携帯電話を示す識別子と同じ携帯電話を示す識別子をすでに記憶していたときには、その識別子に関連づけて記憶している情報を、入力された被災情報の各情報で上書きして記憶する。すなわちコアネットワーク装置16は、被災情報群の被災情報を、入力された被災情報で更新する。
また、コアネットワーク装置16は、S9の後、被災情報群の各被災情報のうち、所定時間前に記憶した被災情報については被災情報群から削除してもよい。具体的には、コアネットワーク装置16は、被災情報群の被災情報毎に加速度情報の時刻を確認し、所定時間以上前の時刻であれば、その時刻を含む被災情報については、被災情報群から削除してもよい。所定時間は、本実施形態のモバイルネットワーク1を運営する事業者によって、コアネットワーク装置16に設定される。
(2)地震発生後の本実施形態の通信システムの動作
図5は、本発明の第1の実施の形態における通信システムの動作(地震が発生した後の動作)を説明する為の図である。また、図6は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17に記憶される被災情報群Bの一例を示す図である。さらに、図7は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17に記憶される被災情報群Cの一例を示す図である。図8は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17に記憶される被災情報群Dの一例を示す図である。図9は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置17が出力する被災地情報の一例を示す図である。図10は、本発明の第1の実施の形態における通信システムに備わる支援情報端末の表示例を示す図である。図5〜10を用いて、地震等発生後の本実施形態の通信システムの動作を説明する。
(2−1)携帯電話10、11、基地局15、およびコアネットワーク装置16の動作
まず、携帯電話10、11は、上述のS1〜S7を実施するが、地震の発生により、3方向の加速度がいずれも所定値以上である場合(S3でYesの場合)には、それらを合成し、合成した加速度をS1で測定した時刻と共に加速度情報として記憶する(S4B)。なお、上述の3方向の加速度を合成するとは、3方向の加速度の二乗和平方根値を算出することであってもよい。
また、基地局15およびコアネットワーク装置16の動作については、地震が発生する前と変わりがない。すなわち、コアネットワーク装置16は、携帯電話10、11の被災情報が入力される度に、被災情報群における携帯電話10、11の被災情報を更新する。
(2−2)災害情報処理装置17、救助支援処理装置20、及び支援情報端末21等の動作
地震発生以降、救援従事者、例えば、消防・救急部隊は、高層ビル群が立ち並ぶ被災地で救援活動を行うとする。このとき、救援従事者は、支援情報端末の表示手段212に表示される電子地図上において、救援活動を行う場所を押下する。
支援情報端末の表示手段212は、救援従事者によって電子地図上が押下されると、一般的なタッチセンサ機能によって、押下された場所に対応する信号、すなわち情報要求信号を、図5に示されるように支援情報端末21のデータ処理部211に出力する(S10)。
次に、支援情報端末21のデータ処理部211は、表示手段212から情報要求信号が入力されると、その信号が示す場所に対応するセルを変換テーブルから求め、求めたセルを示す信号、すなわちセル信号を通信制御部210に出力する(S11)。
上述の変換テーブルは、電子地図上の各場所と基地局配下のセルとが対応づけられたテーブルであり、本実施形態の通信システムの設置者によって、予めデータ処理部211に設定されている。ここでは、支援情報端末のデータ処理部211は、基地局15配下のセルAを示すセル信号を通信制御部210に出力したものとして説明を続ける。
次に、支援情報端末21の通信制御部210は、データ処理部211から入力されたセルを示す信号を、一般的な消防無線の無線信号として救助支援処理装置20に出力する(S12)。
次に、救助支援処理装置20は、一般的な消防無線の無線信号を受信すると、受信した無線信号からセル信号を抽出し、セル信号を災害情報処理装置17の通信制御部170に出力する(S13)。
次に、災害情報処理装置17の通信制御部170は、救助支援処理装置20からセル信号が入力されると、その信号をコアネットワーク装置16に出力する(S14)。
次に、コアネットワーク装置16は、通信制御部170からセル信号が入力されると、セル信号が示すセルに対応する識別子に関連づけられている被災情報を被災情報群から抽出し、災害情報処理装置17の通信制御部170に電気信号として出力する(S15)。
例えば、被災情報群が図3に示される被災情報群であった場合、コアネットワーク装置16は、セルAを示すセル信号が入力されると、セルAに対応する識別子に関連づけられている携帯電話10、11の被災情報を抽出し、通信制御部170に出力する。なお、コアネットワーク装置16は、抽出した携帯電話10、11の被災情報を一度に通信制御部170に出力してもよいし、携帯電話10、11毎に2回に分けて通信制御部170に出力してもよい。
次に、災害情報処理装置17の通信制御部170は、電気信号が入力されると、その電気信号から被災情報を抽出し、そのタイミングから所定時間経過後に、抽出した被災情報をデータ処理部171に出力する(S16)。なお、災害情報処理装置17の通信制御部170は、所定時間が経過するまでに、新たに電気信号が入力されると、入力された電気信号から被災情報を抽出し、その被災情報を、すでに抽出していた被災情報と併せてデータ処理部171に出力する。上述の所定時間は、本実施形態の通信システムの設置者によって通信制御部170に設定される。本実施形態の通信システムの設置者は、S15で出力された被災情報を全て受信するように上述の所定時間を設定することができる。
次に、データ処理部171は、通信制御部170から各携帯電話の被災情報が入力されると、入力された被災情報を基に、各携帯電話がどのビルに存在するのかを分析する(S17)。
具体的には、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、入力された被災情報毎に以下の(I)〜(III)を実施する。なお、データ処理部171には、予め本実施形態の通信システムの設置者により、緯度、経度、及びビルに対応する識別子、すなわちビル識別子が関連づけられて設定されているものとする。
(I)まず、データ処理部171は、入力された被災情報に含まれる緯度、経度と最も近い緯度と経度を、自身に設定されている緯度と経度の中から求める。
(II)次に、データ処理部171は、(I)で求めた緯度と経度に関連づけられているビル識別子を求める。
(III)データ処理部171は、図6に示されるように、被災情報にビル識別子を関連づけて記憶する。ビル識別子が関連づけられた被災情報は、以下、「被災情報群B」という。
次に、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、各ビルにどのくらいの携帯電話がいるのか、その数を算出する(S18)。
具体的には、データ処理部171は、記憶する被災情報群Bを読み出し、被災情報群Bに含まれるビル識別子を抽出する。データ処理部171は、抽出したビル識別子毎に、それに関連づけられている携帯電話を示す識別子の数を算出する。例えば、被災情報群Bが図6に示される被災情報群Bであるとき、データ処理部171は、被災情報群Bに含まれるビル名「ビルX」を抽出し、「ビルX」に関連づけられている携帯電話を示す識別子の数(携帯電話10、11を示す識別子2つ)を算出する。データ処理部171は、ビル識別子毎に算出した携帯電話を示す識別子の数を、各ビルに所在する携帯電話の数と認識し、ビル識別子と対応づけて記憶する。
次に、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、各ビルの低層、中層、高層、超高層毎に、どのくらいの携帯電話がいるのか、その数を算出する(S19)。
具体的には、まず、データ処理部171は、被災情報群Bの被災情報毎に(i)(ii)を実施し、さらに(iii)を実施する。
(i)まず、データ処理部171は、被災情報に含まれる高さが、低層、中層、高層、超高層のいずれに該当するのかを求める。具体的には、データ処理部171は、階層テーブルから被災情報に含まれる高さが低層、中層、高層、超高層(以下、「各階層」という)のいずれに該当するのかを求める。階層テーブルは、高さと各階層とが関連づけられたテーブルであり、本実施形態の通信システムの設置者によってデータ処理部171に設定される。
(ii)次に、データ処理部171は、(I)で求めた階層(すなわち、低層、中層、高層、超高層)に対応する識別子(以下、「階層識別子」という)を、被災情報と関連づけて記憶する。ここで、階層識別子が関連づけられた被災情報群は、以下、「被災情報群C」という。図7は、データ処理部171に記憶された被災情報群Cを示す図である。
(iii)次に、データ処理部171は、被災情報群Cにおいて、ビル識別子・階層識別子毎に、それに関連づけられている携帯電話を示す識別子の数を算出する。例えば、被災情報群Cが図7の場合、データ処理部171は、ビル識別子「ビルX」・階層識別子「高層」と、ビル識別子「ビルX」・階層識別子「低層」それぞれについて、関連づけられている携帯電話を示す識別子の数を算出する。この場合、データ処理部171は、「ビルX」・「高層」に関連づけられている携帯電話を示す識別子の数は(携帯電話10を示す識別子の)1つ、「ビルX」「低層」に関連づけられている携帯電話を示す識別子の数は(携帯電話11を示す識別子の)1つと算出する。データ処理部171は、ビル識別子・階層識別子毎に算出した携帯電話を示す識別子(以下、「携帯電話識別子」という)の数を、各ビルの各階層に所在する携帯電話の数とし、ビル識別子・階層識別子と対応づけて記憶する。
次に、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、各ビルの各階層、すなわち低層、中層、高層、超高層毎に揺れの大きさを算出する(S20)。
具体的には、データ処理部171は、まず、被災情報群Cを読み出し、被災情報群Cの被災情報毎に以下の(壱)〜(参)を実施した後、さらに以下の(四)(五)を実施する。
(壱)データ処理部171は、被災情報に含まれる加速度情報の加速度のうち、最大の加速度を求める。
(弐)次に、データ処理部171は、求めた最大の加速度が所定の揺れの大きさのどれに対応するのかを求める。所定の揺れの大きさは、例えば、大、中、小の3段階に対応する数値であってもよく、加速度と対応づけられて、本実施形態の通信システムの設置者によりデータ処理部171に設定される。なお、所定の揺れの大きさは、震度のように7段階に対応する数値であってもよい。
(参)次に、データ処理部171は、求めた揺れの大きさを、被災情報と関連づけて記憶する。揺れの大きさが関連づけられた被災情報群は、以下、「被災情報群D」という。上述の(壱)〜(参)の結果、データ処理部171は、図8に示されるような被災情報群Dを記憶することができる。
(四)次に、データ処理部171は、被災情報群Dにおいて、ビル識別子・階層識別子毎に、ビル識別子・階層識別子に関連づけられている揺れの大きさのうち、最大のもの(以下、「最大値」という)を求める。
(五)次に、データ処理部171は、ビル識別子・階層識別子毎に求めた最大値を、各ビルの各階層における揺れの大きさとし、ビル識別子・階層識別子と対応づけて記憶する。
次に、災害情報処理装置17のデータ処理部171は、S18で記憶した各ビルに所在する携帯電話の数、S19で記憶した各ビルの各階層に所在する携帯電話の数、S20で記憶した各ビルの各階層における揺れの大きさを通信制御部170に出力する(S21)。
なお、この際、各ビルに所在する携帯電話の数、各ビルの各階層に所在する携帯電話の数、および各ビルの各階層における揺れの大きさは、図9に示されるように、対応づけられるビル識別子、階層識別子と共に関連づけられて出力される。
ここで、上述の各ビルに所在する携帯電話の数、各ビルの各階層に所在する携帯電話の数、各ビルの各階層における揺れの大きさ、ビル識別子、階層識別子は、以下、「被災地情報」という。
次に、災害情報処理装置17の通信制御部170は、入力された被災地情報を電気信号として救助支援処理装置20に出力する(S22)。
次に、救助支援処理装置20は、災害情報処理装置17から入力された電気信号から被災地情報を抽出し、抽出した被災地情報を、支援情報端末21の通信制御部210に消防無線の無線信号として出力する(S23)。
支援情報端末21の通信制御部210は、救助支援処理装置20から入力された無線信号から被災地情報を抽出し、表示手段212に出力する(S24)。
表示手段212は、図9に示されるような被災地情報が入力されると、被災地情報から各階層に所在する携帯電話の数と、それに対応づけられているビル識別子および階層識別子とを全て抽出する(S25)。
表示手段212は、抽出したビル識別子と階層識別子毎に、各階層に所在する携帯電話の数を表示する(S26)。
さらに、支援情報端末21の表示手段212は、被災地情報から揺れの大きさと、それに対応づけられているビル識別子および階層識別子とを全て抽出し、ビル識別子と階層識別子毎に、揺れの大きさを表示する(S27)。
なお、表示手段212は、ビル識別子や階層識別子に対応するビル名や階層名が本実施形態の通信システムの設置者によって設定されているのであれば、ビル識別子や階層識別子の代わりに、対応するビル名や階層名を表示してもよい。また、支援情報端末21の表示手段212は、ビル識別子毎に、対応するビルに所在する携帯電話の数を表示してもよい。図10は、支援情報端末21の表示手段212が被災地情報を表示した一例である。
救援従事者は、ビル識別子・階層識別子毎に表示された携帯電話の分布(数)を確認し、ビルの中での被災者の所在を把握する。救援従事者は、ビル識別子・階層識別子に対応するビル・階層に救援にむかう。また、救援従事者は、携帯端末数が多く、揺れの大きさが大きい階層から優先的に救援にむかうこともできる。
[効果の説明]
本実施形態によれば、通信システムは、複数のビルが密集するエリアで救援活動を行う救援従事者に対し、各ビルの携帯電話の分布状況を階層毎に提供することができる。
その理由としては、本実施形態の通信システムが、各携帯電話に対応する識別子と、各携帯電話の所在高度を含む位置情報とを記憶し、記憶する識別子と位置情報を用いて、各ビルの階層毎に携帯電話の数を求め、表示するからである。
その結果、救援従事者は、ビルの中での被災者の所在を短時間で把握し、迅速な救助活動を行うことができる。
さらに、本実施形態の通信システムは、各ビルにおいて階層毎に揺れの大きさも救援従事者に提供するので、救援従事者は、各階層の被害の大きさを想定でき、階層毎に優先度をつけて救援活動を実施することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施形態における通信システムは、各ビルの所在する携帯電話の数を階層ではなく、階数毎に消防・救急組織に提供するシステムである。以下に、本実施形態における通信システムの構成や機能、動作について説明する。
[構成の説明]
図11は、本発明の第2の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。図12は、本発明の第2の実施の形態における通信システムに備わる各装置の機能部を示す図である。
本実施形態の通信システムは、図11に示されるように、携帯電話10、11の代わりに携帯電話100、101を備える。また、本実施形態の通信システムは、災害情報処理装置17、および支援情報端末21の代わりに、災害情報処理装置300、および支援情報端末400を備える。
災害情報処理装置300は、図12に示されるように、データ処理部171の代わりにデータ処理部310を備える。支援情報端末400は、表示手段212の代わりに、表示手段412を備える。
携帯電話100、101は、IMES(Indoor Messaging System)方式を用いたGPS機能を備える。携帯電話100、101は、所定のタイミングになると、IMES方式のGPS機能によって、経度や緯度と共に、自身がビルの何階にいるのか、階数を測定する。携帯電話100、101は、高さを示す情報として階数を示す識別子を被災情報に含めて出力する。
災害情報処理装置300のデータ処理部310は、入力された被災情報を基に、各ビルの各階にどのくらいの数の携帯電話がいるのかを算出する。具体的な算出方法は、[動作の説明]に後述する。また、災害情報処理装置300のデータ処理部310は、入力された被災情報を基に、各ビルの各階における揺れの大きさを、各ビルの各階層における揺れの大きさの代わりに算出する。具体的な算出方法は、[動作の説明]に後述する。データ処理部310は、各ビルに所在する携帯電話の数、各ビルの各階に所在する携帯電話の数、各ビルの各階における揺れの大きさ、ビル識別子、階数を示す識別子(以下、「階数識別子」という)を、被災地情報として通信制御部170に出力する。
支援情報端末400の表示手段412は、通信制御部210から入力された被災地情報から、各階に所在する携帯電話の数と、それに対応づけられているビル識別子および階数識別子とを全て抽出し、ビル識別子と階数識別子毎に、携帯電話の数を表示する。さらに、表示手段212は、被災地情報から揺れの大きさと、それに対応づけられているビル識別子および階数識別子とを全て抽出し、ビル識別子と階数識別子毎に、揺れの大きさを表示する。
なお、上述した以外の構成や機能は、第1の実施の形態における無線通信システムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
[動作の説明]
図13は、本発明の第2の実施の形態における通信システムの動作(地震発生前後で共通する動作)を説明する為の図である。図14は、本発明の第2の実施の形態における通信システムの動作(地震が発生した後の動作)を説明する為の図である。図15は、本発明の第2の実施の形態における通信システムに備わる災害情報処理装置300に記憶される被災情報群Bの一例を示す図である。
まず、携帯電話100、101は、図13に示されるように、上述のS5で所定のタイミング2と判定したとき(S5でYesの場合)、IMES方式のGPS機能によって、経度や緯度と共に、自身がビルの何階にいるのか、階数を測定する(S200)。
次に、携帯電話100、101は、被災情報を基地局15に出力する際、高さを示す情報として、階数を示す識別子(以下、「階数識別子」という)を被災情報に含めて出力する(S201)。
次に、地震発生後、災害情報処理装置300のデータ処理部310は、図14に示されるように、S18を実施後、ビルの各階にどのくらいの数の携帯電話がいるのかを算出する(S210)。
具体的には、まず、災害情報処理装置300のデータ処理部310は、S17で生成された被災情報群Bを読み出す。ここでの被災情報群Bは、図15に示されるように、高さを示す情報が階数識別子となっている。災害情報処理装置300のデータ処理部310は、被災情報群Bを読み出すと、被災情報群Bからビル識別子と階数識別子を抽出する。次に、災害情報処理装置300のデータ処理部310は、抽出したビル識別子・階数識別子毎に、それに関連づけられている携帯電話を示す識別子の数を算出する。例えば、被災情報群Bが図15に示される被災情報群Bであるとき、データ処理部310は、ビル識別子「ビルX」・階数識別子「5F」について、それに関連づけられている携帯電話を示す識別子の数(携帯電話100、101を示す識別子の)2を算出する。災害情報処理装置300のデータ処理部310は、ビル識別子・階数識別子毎に算出した携帯電話を示す識別子の数、すなわち携帯電話識別子の数を、各ビルの各階に所在する携帯電話の数とし、ビル識別子・階数識別子と対応づけて記憶する。
次に、災害情報処理装置300のデータ処理部310は、各ビルの各階における揺れの大きさを算出する(S211)。
具体的には、データ処理部310は、まず、被災情報群Bを読み出し、被災情報群Bの被災情報毎に上述の(壱)(弐)(参)を実施し、被災情報群Dを記憶した後、さらに以下の(イ)〜(ロ)を実施する。ここでの被災情報群Dは、高さを示す情報が階数識別子となっている。
(イ)データ処理部310は、(参)で記憶した被災情報群Dにおいて、ビル識別子・階数識別子毎に、ビル識別子・階数識別子に関連づけられている揺れの大きさのうち、最大のもの(以下、「最大値」という)を求める。
(ロ)次に、データ処理部310は、ビル識別子・階数識別子毎に求めた各最大値を、各ビルの各階における揺れの大きさとし、ビル識別子・階数識別子と対応づけて記憶する。
次に、データ処理部310は、各ビルに所在する携帯電話の数と、各ビルの各階に所在する携帯電話の数と、各ビルの各階における揺れの大きさと、ビル識別子と、階数識別子とを対応づけ、被災地情報として通信制御部170に出力する(S212)。
その後、第1の実施の形態における通信システムと同様、S22〜S24が実施され、被災地情報が支援情報端末400の表示手段412に入力される。
支援情報端末400の表示手段412は、被災地情報が通信制御部210から入力されると、被災地情報から各階に所在する携帯電話の数と、それに対応づけられているビル識別子および階数識別子とを全て抽出する(S213)。
次に、支援情報端末400の表示手段412は、抽出したビル識別子と階数識別子毎に、各階に所在する携帯電話の数を表示する(S214)。
さらに、表示手段212は、被災地情報から各階における揺れの大きさと、それに対応づけられているビル識別子および階数識別子とを全て抽出し、抽出したビル識別子と階数識別子毎に、揺れの大きさを表示する(S215)。
救援従事者は、ビル識別子・階数識別子毎に表示された携帯電話の分布(数)を確認し、ビルの中での被災者の所在を把握する。救援従事者は、ビル識別子・階数識別子に対応するビル・階数に救援にむかう。また、救援従事者は、携帯端末数が多く、揺れの大きさが大きい階から優先的に救援にむかうこともできる。
その他の動作については、第1の実施の形態の動作と同様である為、詳細の説明を省略する。
[効果の説明]
本実施形態によれば、通信システムは、階層毎ではなく、階数毎に、所在する携帯電話の数の分布や揺れの大きさを救援従事者に提供するので、救援従事者は、詳細に被災者の所在を把握でき、より迅速に救助活動を行うことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
[構成の説明]
図16は、本発明の第3の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。
第3の実施の形態における通信システムは、図16に示されるように、携帯端末1000、1001と、コアネットワーク装置1100と、制御装置1200と、表示端末1300を備える。コアネットワーク装置1100は、携帯端末1000、1001と制御装置1200に接続される。また、制御装置1200は、表示端末1300と接続される。
携帯端末1000、1001は、GPS(Global Positioning System)機能を備える。また、携帯端末1000、1001は、所定のタイミングになると、GPS機能によって自身の所在高度を含む位置情報を測定し、自身に対応する端末識別子と共に、測定した位置情報を出力する。なお、所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の通信システムの管理者によって設定される。
コアネットワーク装置1100は、携帯端末1000、1001から入力された携帯端末に対応する端末識別子と高度を含む位置情報とを関連づけて記憶する。さらに、コアネットワーク装置1100は、所定の信号が入力されると、記憶する端末識別子と位置情報を制御装置1200に出力する。コアネットワーク装置1100は、記憶する端末識別子と位置情報を一度に制御装置1200に出力してもよいし、複数回に分けて制御装置1200に出力してもよい。
制御装置1200は、入力された所定の信号を出力する。また、制御装置1200は、所定時間以内に入力された端末に対応する端末識別子および高度を含む位置情報から所定のビルの所定の高度に所在する端末の数を求め、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する。具体的には、制御装置1200は、端末識別子と、高度を含む位置情報が入力されると、そのタイミングから所定時間経過後に、所定のビルの所定の高度に所在する端末の数を求める。なお、制御装置1200は、所定時間が経過するまでに、新たな端末識別子と、高度を含む位置情報が入力されると、すでに入力されている端末識別子と高度を含む位置情報と併せて、所定のビルの所定の高度に所在する端末の数を求める。制御装置1200は、求めた端末の数を、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する。上述の所定時間は、本実施形態の通信システムの設置者によって制御装置1200に設定される。
表示端末1300は、所定の場所が押下されると、所定の信号を出力する。また、表示端末1300は、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と、携帯端末の数とが入力されると、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子毎に、携帯端末の数を表示する。
[動作の説明]
まず、携帯端末1000、1001は、それぞれ、所定のタイミングになると、GPS機能によって自身の所在高度を含む位置情報を測定し、自身に対応する端末識別子と共に、測定した位置情報を出力する。なお、所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の通信システムの管理者によって設定される。
次に、コアネットワーク装置1100は、携帯端末1000、1001から入力された携帯端末に対応する端末識別子と高度を含む位置情報とを関連づけて記憶する。
次に、表示端末1300は、表示端末1300のユーザによって所定の場所が押下されると、所定の信号を制御装置1200に出力する。
次に、制御装置1200は、表示端末1300から入力された所定の信号をコアネットワーク装置1100に出力する。
次に、コアネットワーク装置1100は、所定の信号が制御装置1200から入力されると、記憶する端末識別子と位置情報を制御装置1200に出力する。コアネットワーク装置1100は、記憶する端末識別子と位置情報を一度に制御装置1200に出力してもよいし、複数回に分けて制御装置1200に出力してもよい。
次に、制御装置1200は、所定時間以内に入力された携帯端末に対応する端末識別子および高度を含む位置情報から所定のビルの所定の高度に所在する携帯端末の数を求め、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する。
具体的には、制御装置1200は、端末識別子と、高度を含む位置情報が入力されると、そのタイミングから所定時間経過後に、所定のビルの所定の高度に所在する携帯端末の数を求める。なお、制御装置1200は、所定時間が経過するまでに、新たな端末識別子と、高度を含む位置情報が入力されると、すでに入力されている端末識別子と高度を含む位置情報と併せて、所定のビルの所定の高度に所在する携帯端末の数を求める。制御装置1200は、求めた携帯端末の数を、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する。上述の所定時間は、本実施形態の通信システムの設置者によって制御装置1200に設定される。本実施形態の通信システムの設置者は、コアネットワーク装置1100が記憶する端末識別子と位置情報が少なくとも1つ入力されるように上述の所定時間を設定することができる。
次に、制御装置1200は、求めた携帯端末の数を、所定のビル及び前記所定の高度に対応する識別子と対応づけて表示端末1300に出力する。
次に、表示端末1300は、制御装置1200から所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と、携帯端末の数とが入力されると、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子毎に、携帯端末の数を表示する。
なお、本実施形態の通信システムに備わる携帯端末は、携帯端末1000、1001の2台とは限らない。本実施形態の通信システムに備わる携帯端末は、3台以上であってもよい。さらに、本実施形態の通信システムに備わる制御装置1200の機能は、コアネットワーク装置1100に備わってもよい。この場合、表示端末1300は、所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と、その識別子に対応する携帯端末の数がコアネットワーク装置1100から直接入力される。
[効果の説明]
本実施形態によれば、通信システムは、複数のビルが密集するエリアで救援活動を行う救援従事者に対し、各ビルの携帯電話の分布状況を所定の高度毎に提供することができる。
その理由としては、本実施形態の通信システムが、各携帯電話に対応する識別子と、各携帯電話の所在高度を含む位置情報とを記憶し、記憶する識別子と位置情報を用いて、各ビルの所定の高度毎に携帯電話の数を求め、表示するからである。
その結果、救援従事者は、ビルの中での被災者の所在を短時間で把握し、迅速な救助活動を行うことができる。
さらに、本実施形態の通信システムは、各ビルにおいて所定の高度毎に揺れの大きさも救援従事者に提供するので、救援従事者は、各所定の高度の被害の大きさを想定でき、所定の高度毎に優先度をつけて救援活動を実施することができる。
なお、上述した実施の形態は、その形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
さらに、上記の各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
所定時間以内に入力された端末に対応する端末識別子および高度を含む位置情報から所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する、
ことを特徴とする制御装置。
(付記2)
前記所定のビルの前記所定の高度に所在する前記端末の数を求めるために、前記位置情報から対応する前記所定のビルと前記所定の高度を求め、前記所定のビルと前記所定の高度を前記位置情報と前記端末識別子に関連づけ、前記所定のビルの前記所定の高度毎に、関連づいている前記端末識別子の数を算出する、
ことを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記端末における加速度を示す加速度情報が入力されると、前記所定のビルについて、前記所定の高度毎に揺れの大きさを前記加速度情報から求め、出力する、
ことを特徴とする付記1乃至2のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記4)
コアネットワーク装置、表示端末、および付記1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置を備える通信システムであって、
前記コアネットワーク装置は、携帯端末から入力された前記携帯端末に対応する前記端末識別子と前記高度を含む位置情報とを関連づけて記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記端末識別子と前記位置情報を前記制御装置に出力し、
前記表示端末は、前記所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と、前記携帯端末の数とが前記制御装置から入力されると、前記所定の高度に対応する識別子毎に、前記携帯端末の数を表示する、
ことを特徴とする通信システム。
(付記5)
前記携帯端末は、GPS(Global Positioning System)機能を備え、所定のタイミングになると、前記GPS機能によって自身の所在高度を含む位置情報を測定し、自身に対応する端末識別子と共に前記位置情報を出力する、
ことを特徴とする付記4に記載の通信システム。
(付記6)
前記携帯端末は、IMES(Indoor Messaging System)方式を用いたGPS機能を備え、前記IMES方式を用いたGPS機能によって自身の所在階数を含む前記位置情報を測定する、
ことを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記7)
前記携帯端末は、加速度センサを備え、前記加速度センサによって測定された加速度を示す情報、すなわち加速度情報を前記位置情報と共に出力する、
ことを特徴とする付記5乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記8)
前記コアネットワーク装置は、入力された前記加速度情報を前記端末識別子と関連づけて記憶し、前記所定の信号が入力されると、記憶する前記加速度情報を出力する、
ことを特徴とする付記7に記載の通信システム。
(付記9)
端末に対応する識別子と、前記端末の所在高度を含む位置情報とを少なくとも1つ記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記識別子と前記位置情報を用いて、所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度毎に前記端末の数を表示する、
ことを特徴とする情報提供方法。
(付記10)
前記端末における加速度情報を記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記識別子、前記位置情報、および前記加速度情報を用いて、所定のビルの所定の高度における揺れの大きさを求め、前記所定のビルの前記所定の高度毎に前記揺れの大きさを表示する、
ことを特徴とする付記9の情報提供方法。
(付記11)
前記携帯端末は、自身が在圏するセルに対応するセル識別子を前記位置情報と共に出力する、
ことを特徴とする付記5乃至8のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記12)
前記コアネットワーク装置は、セルに対応するセル識別子が入力されると、前記端末識別子や前記位置情報と関連づけて前記セル識別子を記憶し、所定のセルに対応する信号が入力されると、記憶する前記端末識別子と前記位置情報のうち、前記所定のセルに対応する前記セル識別子に関連づけられている前記端末識別子と前記位置情報を出力する、
ことを特徴とする付記11に記載の通信システム。
(付記13)
前記表示端末は、前記識別子と前記識別子に対応する揺れの大きさを示す情報が入力されると、前記識別子毎に前記揺れの大きさに表示する、
ことを特徴とする付記4乃至8のいずれか1項、又は付記11乃至12のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記14)
前記表示端末は、所定の場所が押下されると、所定の信号を前記制御装置に出力し、
前記制御装置は、入力された前記所定の信号を前記コアネットワーク装置に出力する、
ことを特徴とする付記4乃至8のいずれか1項、又は付記11乃至13のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記15)
前記表示端末は、電子地図を表示し、前記電子地図上の前記所定の場所が押下されると、前記所定の場所に対応する所定のセルを示す信号を前記制御装置に出力する、
ことを特徴とする付記14に記載の通信システム。
1 モバイルネットワーク
2 消防ネットワーク
3 通信キャリアネットワーク
10 携帯電話
11 携帯電話
15 基地局
16 コアネットワーク装置
17 災害情報処理装置
20 救助支援処理装置
100 携帯電話
101 携帯電話
21 支援情報端末
170 通信制御部
171 データ処理部
210 通信制御部
211 データ処理部
212 表示手段
300 災害情報処理装置
310 データ処理部
400 支援情報端末
412 表示手段
1000 携帯端末
1001 携帯端末
1100 コアネットワーク装置
1200 制御装置
1300 表示端末

Claims (10)

  1. 所定時間以内に入力された端末に対応する端末識別子および高度を含む位置情報から所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度に対応する識別子と対応づけて出力する、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記所定のビルの前記所定の高度に所在する前記端末の数を求めるために、前記位置情報から対応する前記所定のビルと前記所定の高度を求め、前記所定のビルと前記所定の高度を前記位置情報と前記端末識別子に関連づけ、前記所定のビルの前記所定の高度毎に、関連づいている前記端末識別子の数を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記端末における加速度を示す加速度情報が入力されると、前記所定のビルについて、前記所定の高度毎に揺れの大きさを前記加速度情報から求め、出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の制御装置。
  4. コアネットワーク装置、表示端末、および請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置を備える通信システムであって、
    前記コアネットワーク装置は、携帯端末から入力された前記携帯端末に対応する前記端末識別子と前記高度を含む位置情報とを関連づけて記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記端末識別子と前記位置情報を前記制御装置に出力し、
    前記表示端末は、前記所定のビル及び所定の高度に対応する識別子と、前記携帯端末の数とが前記制御装置から入力されると、前記所定の高度に対応する識別子毎に、前記携帯端末の数を表示する、
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 前記携帯端末は、GPS(Global Positioning System)機能を備え、所定のタイミングになると、前記GPS機能によって自身の所在高度を含む位置情報を測定し、自身に対応する端末識別子と共に前記位置情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記携帯端末は、IMES(Indoor Messaging System)方式を用いたGPS機能を備え、前記IMES方式を用いたGPS機能によって自身の所在階数を含む前記位置情報を測定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記携帯端末は、加速度センサを備え、前記加速度センサによって測定された加速度を示す情報、すなわち加速度情報を前記位置情報と共に出力する、
    ことを特徴とする請求項5乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記コアネットワーク装置は、入力された前記加速度情報を前記端末識別子と関連づけて記憶し、前記所定の信号が入力されると、記憶する前記加速度情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 端末に対応する識別子と、前記端末の所在高度を含む位置情報とを少なくとも1つ記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記識別子と前記位置情報を用いて、所定のビルの所定の高度に所在する前記端末の数を求め、前記所定のビル及び前記所定の高度毎に前記端末の数を表示する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  10. 前記端末における加速度情報を記憶し、所定の信号が入力されると、記憶する前記識別子、前記位置情報、および前記加速度情報を用いて、所定のビルの所定の高度における揺れの大きさを求め、前記所定のビルの前記所定の高度毎に前記揺れの大きさを表示する、
    ことを特徴とする請求項9の情報提供方法。
JP2013124010A 2013-06-12 2013-06-12 制御装置、通信システム、情報提供方法 Expired - Fee Related JP6268762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124010A JP6268762B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 制御装置、通信システム、情報提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124010A JP6268762B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 制御装置、通信システム、情報提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014241551A true JP2014241551A (ja) 2014-12-25
JP6268762B2 JP6268762B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=52140566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013124010A Expired - Fee Related JP6268762B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 制御装置、通信システム、情報提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6268762B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06189011A (ja) * 1992-12-22 1994-07-08 Fujitsu Ltd マルチゾーン移動体電話システムにおける機器制御方式
JP2001251674A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Casio Comput Co Ltd 情報端末、及び記憶媒体
JP2003006765A (ja) * 2001-06-19 2003-01-10 Kansai Nippon Denki Tsushin System Kk ビル管理システム
US20060100782A1 (en) * 2004-11-09 2006-05-11 Levi Robert W Barometric floor level indicator
JP2008281435A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Toshiba Corp 地震損傷計測システムおよび地震損傷計測方法
JP2010086133A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Software Eng Co Ltd 携帯端末を使用した災害情報収集システム
JP2011022654A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Ohbayashi Corp 所在情報管理システム
JP2011078001A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Hitachi Kokusai Electric Inc 情報配信システム
JP2012146218A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Funai Electric Co Ltd 屋内測位システムを利用した通知システム、送信装置および受信装置
WO2013021532A1 (ja) * 2011-08-08 2013-02-14 日本電気株式会社 輻輳制御装置、輻輳制御方法
JP2013046370A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Ntt Docomo Inc 緊急速報配信システム、コアネットワーク装置、通信状態管理サーバ装置、緊急速報配信方法
JP2014059780A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 警報システム、警報方法、及び警報管理装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06189011A (ja) * 1992-12-22 1994-07-08 Fujitsu Ltd マルチゾーン移動体電話システムにおける機器制御方式
JP2001251674A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Casio Comput Co Ltd 情報端末、及び記憶媒体
JP2003006765A (ja) * 2001-06-19 2003-01-10 Kansai Nippon Denki Tsushin System Kk ビル管理システム
US20060100782A1 (en) * 2004-11-09 2006-05-11 Levi Robert W Barometric floor level indicator
JP2008281435A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Toshiba Corp 地震損傷計測システムおよび地震損傷計測方法
JP2010086133A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Software Eng Co Ltd 携帯端末を使用した災害情報収集システム
JP2011022654A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Ohbayashi Corp 所在情報管理システム
JP2011078001A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Hitachi Kokusai Electric Inc 情報配信システム
JP2012146218A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Funai Electric Co Ltd 屋内測位システムを利用した通知システム、送信装置および受信装置
WO2013021532A1 (ja) * 2011-08-08 2013-02-14 日本電気株式会社 輻輳制御装置、輻輳制御方法
JP2013046370A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Ntt Docomo Inc 緊急速報配信システム、コアネットワーク装置、通信状態管理サーバ装置、緊急速報配信方法
JP2014059780A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 警報システム、警報方法、及び警報管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6268762B2 (ja) 2018-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5755523B2 (ja) 移動通信端末及び情報提供方法
JP4349199B2 (ja) 時空間通信システム
WO2017026120A1 (ja) 位置情報利用システム、ゲートウェイ装置、及びウェアラブル装置
CN110019626B (zh) 一种人口分布信息的确定方法及相关装置
AU2015353766A1 (en) Rapid response with direct connect for emergency responders
CN211124271U (zh) 一种应急疏散系统
CN104548399A (zh) 智能疏散及救援指示装置及方法
JP2010086133A (ja) 携帯端末を使用した災害情報収集システム
JP2020024530A (ja) 避難誘導システム
KR20210019168A (ko) 증강현실을 이용한 비상구 안내 시스템 및 그 방법
JP2012083906A (ja) 避難経路提供システム及び避難経路提供方法
JP2017004194A (ja) 緊急通報システム、緊急通報装置、緊急通報方法、プログラム
JP5405817B2 (ja) 通信ネットワークシステム
JP2011078001A (ja) 情報配信システム
JP2007265115A (ja) 被災エリア内の人数予測システム及び方法
JP2013025785A (ja) 救助支援システム、救助要請装置、救助支援方法およびプログラム
JP6268762B2 (ja) 制御装置、通信システム、情報提供方法
JP2016153927A (ja) 表示装置、制御装置、システム、及び避難情報提供方法
JP6661174B1 (ja) 長周期地震動関連情報通知システム、長周期地震動関連情報通知サーバー、携帯端末および長周期地震動関連情報通知方法
JP2014192893A (ja) 被害推定装置及び被害推定方法
JP2016177741A (ja) 配信情報送受信システム、配信システム、端末及び配信情報送受信方法
WO2011055601A1 (ja) 情報分析装置および情報分析方法
JP7226849B2 (ja) 災害情報通知装置、災害情報通知方法、プログラム及び記録媒体
JP6763130B2 (ja) 同報通信システム、制御方法、および、親局制御装置、子局制御装置
JP2006139324A (ja) 災害時避難誘導及び安否情報確認システム、無線端末管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6268762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees