JP2014240613A - ガイド部材及びこれを用いた電動圧縮機の組み付け方法 - Google Patents

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哲也 郡司
Tetsuya Gunji
哲也 郡司
博之 市川
Hiroyuki Ichikawa
博之 市川
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Abstract

【課題】回転子と固定子の単品精度を高めることなく、電動圧縮機の音振動を低減することのできる電動圧縮機を提供することを目的としている。【解決手段】ハウジング2と、前記ハウジング2内に収容される圧縮機4と、前記圧縮機4を駆動するための電動モータ部3とを備える電動圧縮機1であって、前記電動モータ部3は、固定子9と、前記固定子9の内周側に配置される回転子11と、前記固定子9の外周に配置されるガイド部材19とを備え、前記固定子9と前記回転子11の軸心合わせのために、前記ガイド部材19を異なる厚みとしたことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、電動圧縮機に関し、特に電動圧縮機の組み付け方法に関する。
従来、一般的な電動圧縮機では、特許文献1に示すように、インバータ回路体が組み込まれたインバータ部と、インバータ部により駆動が制御されるモータ部と、モータ部の回転駆動力で冷媒を圧縮する圧縮機構部と、インバータ部が収容されるインバータ収容室と、モータ部と圧縮機構部が収容されるハウジングとから構成されている。
圧縮機構部を駆動するモータ部は、モータ部の略中央を貫通する駆動軸と、この駆動軸に嵌入されたロータ(以下、「回転子」)と、ロータの外周側に設けられ、コイルが巻回されたステータ(以下、「固定子」)とを備えており、このモータ部は、ハウジングの内周側に圧入されることでハウジング内に収容されている。
特開2012−139037号公報
しかしながら、モータ部の回転子と固定子は、部材の単品精度のバラツキによって、回転子と固定子による同軸度に一定以上のズレが生じた場合、電動圧縮機全体の音振動の問題が生じる。
また、回転子と固定子の単品精度を高めることも考えられるが、製造コスト等が高くなってしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、回転子と固定子の単品精度を高めることなく、電動圧縮機の音振動を低減することのできる電動圧縮機を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、ハウジング2と、前記ハウジング2内に収容される圧縮機4と、前記圧縮機4を駆動するための電動モータ部3とを備える電動圧縮機4であって、前記電動モータ部3は、固定子9と、前記固定子9の内周側に配置される回転子11と、前記固定子9の外周に配置されるガイド部材19とを備え、不均一な厚みの前記ガイド部材19によって、前記固定子9と前記回転子11の軸心を合わせを行うことを特徴とする。
また、前記ガイド部材19は、複数のガイド部材19が前記固定子9の外周に等間隔に配置されていることを特徴とする。
さらに、複数の前記ガイド部材19は同一形状で異なる厚みで形成されており、選択嵌合にて前記固定子9と前記回転子11の軸心合わせを行うことを特徴とする。
加えて、前記ハウジング2に圧入される固定子9は、前記ガイド部材19を介して圧入されていることを特徴とする。
また、ハウジング2と、前記ハウジング2内に収容される圧縮機4と、前記圧縮機4を駆動するための電動モータ部3とを備える電動圧縮機4の組み付け方法であって、 前記電動モータ部3は、前記ハウジング2の内周に配置される固定子9と、前記固定子9の内周側に配置される回転子11と、前記固定子9の外周に配置されるガイド部材19とを備え、異なる厚みを有する前記ガイド部材19を前記固定子9の外周に等間隔に配置し、前記固定子9と前記回転子11の軸心を合わせることを特徴とする。
本発明は、不均一な厚みのガイド部材19によって、固定子9と回転子11の軸心を合わせを行うことにより、固定子9と回転子11の同軸度のズレを一定量以下にすることができるため、電動圧縮機4の音振動を低減することができる。
さらに、複数のガイド部材19は同一形状で異なる厚みを有しており、選択嵌合によって固定子9と回転子11の軸心合わせを行うため、適宜、固定子9と回転子11の軸心合わせを行うことができる。
本発明の電動圧縮機の一部断面図。 固定子の内径を計測した状態を示す固定子斜視図。 固定子の外径を計測した状態を示す固定子斜視図。 回転子の外径からハウジングの内壁までの距離を計測した状態を示す断面図。 回転子及び固定子のハウジングへの組み付け状態を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜5を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施例の電動圧縮機4は、ハウジング2と、電動モータ部3と、圧縮機4と、駆動回路部5とを備えている。
ハウジング2は、フロントハウジング2aと、ミドルハウジング2bと、リアハウジング2cとからなっている。また、リアハウジング2cの内壁2dには、後述するガイド部材19が圧入される凸部7がリアハウジング2cの内壁2dから突出するようにして形成されている。
フロントハウジング2aに収容される駆動回路部5は、後述する電動モータ部3を制御している。
電動モータ部3は、圧縮機4を駆動するものであり、ミドルハウジング2b及びリアハウジング2c内に収容されている。
また、電動モータ部3は、外形が円筒状の固定子9と、固定子9の内周側に配置される回転子11と、固定子9の外周に配置されるガイド部材19とを備えている。
固定子9は、リング状の薄い鋼板を積層した積層鋼板によって形成されており、内径方向に向けて突出するステータコア13にコイル15が複数巻き掛けられている。また、このコイル15は、絶縁材からなる薄いインシュレータ17を介してステータコア13に巻き掛けられており、このコイル15に対して駆動回路部5から通電されることによって磁力が発生する。
回転子11は、固定子9の内周側に配置されて、固定子9から発生する磁力によって回転する。また、回転子11は、後述する駆動軸29に固定されており、回転子11の回転を駆動軸29を介して圧縮機4へ伝達している。
固定子9の外周に配置されるガイド部材19は、図2,3に示すように、固定子9の外周に等間隔に複数配置されてハウジング2への圧入を案内する。この複数のガイド部材19は、固定子9の外周形状に沿った曲面を有し、同一形状に形成されているが、ガイド部材19の厚みがそれぞれ不均一になっている。例えば、それぞれ0.5mm〜1mmの厚みを有する複数のガイド部材19によって形成されている。
この異なる厚みを有するガイド部材19は、後述する回転子11と固定子9との軸心合わせを行うため、回転子11と固定子9との同軸度のズレによって適宜選択可能である。
なお、本実施例においては、ガイド部材19を6箇所に配置しているが、6箇所以上であっても、6箇所以下であってもよく、ハウジング2内に圧入することができればよい。また、本実施例のガイド部材19では、所謂、肉抜き形状としているが、板状であってもよい。
圧縮機4は、シリンダブロック21と、一対のサイドブロック23と、ベーン溝33を有するロータ25と、ベーン溝33に収容されるベーン27と、ロータ25に固定される駆動軸29とを備えている。
シリンダブロック21は、内周にシリンダ室31を有しており、このシリンダ室31にはロータ25が回転自在に収容されている。また、シリンダブロック21の両端部には一対のサイドブロック23に固定されている。
一対のサイドブロック23は、フロントサイドブロック23aとリアサイドブロック23bとからなっており、シリンダブロック21を狭持するようにして固定されている。
シリンダ室31に収容されるロータ25は、円柱形状を有しており、ベーン27が出没自在に突出するベーン溝33が等間隔に複数形成されている。
ロータ25に形成されたベーン溝33に出没自在に突出するベーン27は、板状に形成されており、一端側がシリンダブロック21の内壁に当接しながらロータ25が回転することによって、シリンダ室31で冷媒を圧縮している。
一端側をロータ25に固定される駆動軸29は、他端側を上述した回転子11に固定されている。すなわち、電動モータ部3に生じる磁力によって回転子11が回転することによって、駆動軸29を介してロータ25を回転させている。
次に、固定子9と回転子11のハウジング2(リアハウジング2c)への組み付け方法について説明する。
まず、図2に示すように、固定子9の中心Aから固定子9の内径(インシュレータ17)の距離と、図3に示すように、固定子9の中心Aから固定子9の外径(ステータコア13)の距離を三次元測定器等によってそれぞれ6箇所の距離を測定する。
この固定子9の中心Aから内径と、固定子9の中心Aから外径の距離の測定結果から固定子9の外径を基準とした内径の軸心Dのズレを計算する。
次に、図4に示すように、回転子11の外径からハウジング2の内壁までの距離を6箇所測定し、ハウジング2の内壁を基準として回転子11の外径の軸心Cのズレを計算する。
そして、図5に示すように、回転子11の軸心Cと固定子9の軸心Dに基づいて固定子9の回転子11に対するずらし量を計算する。この計算結果によって、固定子9の外周に取り付けるガイド部材19の厚みを適宜選択し、固定子9の外周にガイド部材19を固定する。
上記において選択されたガイド部材19を固定子9の外周に取り付けた状態で、ハウジング2の内周に圧入する。
固定子9の外周に固定されたガイド部材19がリアハウジング2cの内周2dに設けられた凸部7に当接しながら圧入されることで、固定子9がリアハウジング2cに固定され固定子9と回転子11のハウジング2への組み付けが完了する。
上述した計算結果によって選択されたガイド部材19を固定子9の外周に取り付けた状態で、ハウジング2の内周に圧入することにより、軸心Dを軸心Cに近づける方向にずらすため、固定子9と回転子11の同軸度のズレを一定量以下にすることができる。
また、固定子9と回転子11の同軸度のズレを一定量以下にすることができるため、電動圧縮機4の音振動を低減することができる。
さらに、複数のガイド部材19は同一形状で異なる厚みを有しており、選択嵌合によって固定子9と回転子11の軸心合わせを行うため、固定子9と回転子11に合わせて適宜、固定子9と回転子11の軸心合わせを行うことができる。
加えて、ガイド部材19によって固定子9と回転子11の軸心合わせを行うため、固定子9と回転子11の単品精度を高めることなく、固定子9と回転子11の同軸度のズレを一定量以下にすることができるため、製造コストを高めることなく、電動圧縮機を提供することができる。
本発明は、電動圧縮機に利用することができる。
1 電動圧縮機
2 ハウジング
3 電動モータ部
4 圧縮機
9 固定子
11 回転子
19 ガイド部材

Claims (5)

  1. ハウジング(2)と、前記ハウジング(2)内に収容される圧縮機(4)と、前記圧縮機(4)を駆動するための電動モータ部(3)とを備える電動圧縮機(1)であって、
    前記電動モータ部(3)は、固定子(9)と、前記固定子(9)の内周側に配置される回転子(11)と、前記固定子(9)の外周に配置されるガイド部材(19)とを備え、
    不均一な厚みの前記ガイド部材(19)によって、前記固定子(9)と前記回転子(11)の軸心を合わせを行うことを特徴とする電動圧縮機(1)。
  2. 請求項1記載の電動圧縮機(1)であって、
    前記ガイド部材(19)は、複数のガイド部材(19)が前記固定子(9)の外周に等間隔に配置されていることを特徴とする電動圧縮機(1)。
  3. 請求項2記載の電動圧縮機(1)であって、
    複数の前記ガイド部材(19)は同一形状で異なる厚みを有しており、選択嵌合にて前記固定子(9)と前記回転子(11)の軸心合わせを行うことを特徴とする電動圧縮機(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動圧縮機(1)であって、
    前記ハウジング(2)に圧入される固定子(9)は、前記ガイド部材(19)を介して圧入されていることを特徴とする電動圧縮機(1)。
  5. ハウジング(2)と、前記ハウジング(2)内に収容される圧縮機(4)と、前記圧縮機(4)を駆動するための電動モータ部(3)とを備える電動圧縮機(1)の組み付け方法であって、
    前記電動モータ部(3)は、前記ハウジング(2)の内周に配置される固定子(9)と、前記固定子(9)の内周側に配置される回転子(11)と、前記固定子(9)の外周に配置されるガイド部材(19)とを備え、
    異なる厚みを有する前記ガイド部材(19)を前記固定子(9)の外周に等間隔に配置し、前記固定子(9)と前記回転子(11)の軸心を合わせることを特徴とする電動圧縮機の組み付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016199884A1 (ja) * 2015-06-12 2016-12-15 株式会社ヴァレオジャパン 電動圧縮機

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