JP2014240096A - 切削工具 - Google Patents

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JP2014240096A
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弘樹 松原
Hiroki Matsubara
弘樹 松原
陽介 島本
Yosuke Shimamoto
陽介 島本
英夫 森
Hideo Mori
英夫 森
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Sumitomo Electric Hardmetal Corp
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Abstract

【課題】台金のコーナ部にブランクを取付けた切削インサートを使用する切削工具の経済効果を高めることを課題としている。【解決手段】工具本体と、切削インサートと、その切削インサートを工具本体に固定するクランプ部材を備える切削工具である。切削インサートは、切れ刃が形成されたブランクとそのブランクを支持する台金を組み合わせて構成され、前記ブランクの底面に第1の段部が、前記台金の上面に第2の段部がそれぞれ形成され、前記クランプ部材による前記ブランクの被押圧部に分力が発生してその分力で前記第1の段部が前記第2の段部に押し付けられるようにした。【選択図】図4

Description

この発明は、台金のコーナ部にブランク(刃先チップ)を取付け、そのブランクで切れ刃を構成した切削インサートを採用した切削工具に関する。
刃先交換式切削工具に採用される切削インサートの中には、下記特許文献1などに示されるようなもの、即ち、刃先近傍のみに硬質焼結体などからなる硬質材を貼り付けたものがある。この貼り付けられた刃先部をブランクと言い、そのブランクを載せる部分を台金と称している。
かかる切削インサートのブランクは、裏面(すくい面とは反対側の面)と切削背分力を受ける側の側面を台金に鑞付けして固定している。
特開平11−320219号公報
上記特許文献1に開示された切削インサートは、ブランクが台金に鑞付けされている。
そのために、切れ刃の寿命が尽きると台金も含めて全体を交換する必要があり、経済ロスが大きい。
特許文献1の切削インサートは、ブランクが台金のひとつのコーナにのみ存在する1コーナ使用型となっているため、経済ロスが特に大きくなる。
そこで、この発明は、台金のコーナ部にブランクを取付けた切削インサートを使用する切削工具の経済効果を高めることを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、
工具本体と、切削インサートと、その切削インサートを前記工具本体に着脱自在に固定するクランプ部材を備える切削工具を以下の通りに構成する。
即ち、前記切削インサートは、切れ刃が形成されたブランクとそのブランクを支持する台金を組み合わせて構成され、
前記ブランクは、その底面に形成された第1の段部と、前記クランプ部材による固定力が作用する被押圧部とが形成され、
前記台金は、前記第1の段部に対応し、その上面かつ前記第1の段部よりも刃先側に配置された第2の段部が形成され、
前記クランプ部材による切削インサートの固定の際に前記被押圧部に作用する固定力によって前記第1の段部が前記第2の段部に押し付けられるようにした。
この発明の切削工具は、切削インサートのブランクを台金に対して着脱自在に固定したので、台金の繰り返し使用が可能であり、その繰り返し使用により、経済ロスが低減されて経済効果が高まる。
この発明の切削工具の一例を示す平面図である。 図1の切削工具に用いた切削インサートの分解斜視図である。 図1の切削工具に用いた切削インサートの平面図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図である。 この発明の切削工具に用いる切削インサートの他の例を示す平面図である。 この発明の切削工具に用いる切削インサートのさらに他の例を示す平面図である。
以下、添付図面の図1〜図6に基づいて、この発明の切削工具の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の切削工具の一例であり、図のそれは旋削用バイトである。この切削工具1は、工具本体(バイトホルダ)2と、切削インサート3と、その切削インサート3を工具本体2の先端の支持座4に着脱自在に固定するクランプ部材5を組み合わせて構成されている。
切削インサート3は、切れ刃31の形成されたブランク32と、そのブランクを支持する台金33と、ブランク32を台金33に固定する固定部材を組み合わせて構成されている。
図示の切削工具は、クランプ部材5を、ブランク32を台金33に固定する固定部材として兼用している。
図示のクランプ部材5は、頭部にテーパのついた皿ねじである(図4参照)。工具本体2には、その皿ねじを螺合させるねじ孔6(これも図4参照)が支持座4の座底面に開口して設けられている。
図4に示すように、ブランク32の底面には第1の段部34が形成されている。また、このブランク32は、クランプ部材5による固定力が作用する被押圧部32aが形成されている。さらに、台金33の上面には第1の段部34に対応させた第2の段部35が形成され、第2の段部35に対して第1の段部34が係止可能な構造になっている。
例示の切削工具の台金33は、菱形を基本形にして基本形の菱形の鋭角コーナを対角線に対して直交する側面33b(図2参照)によってカットしたような平面視形状を呈するものにし、厚み方向に貫通した取付け孔33aを中心に備えさせている。
また、その台金33の上面の2箇所の鋭角コーナ側にブランク32を適合して受け入れる凹部33bを形成し、その凹部の底面(これは台金33の落ち込んだ上面と考える)上に第2の段部35を形成している。
このような構造にすると、切削インサートのサイズ増加を抑えてブランクの位置決めとクランプ時の安定した固定を行なうことができる。
第1の段部34と第2の段部35は、台金33の上面に凸部を、ブランク32の裏面に台金上面の突起を受け入れる凹部を設けて作り出しているが、凸部と凹部の位置関係を図とは逆にして作り出してもよいし、穴とその穴に入り込ませる軸部などを組み合わせて作りだしたものであってもよい。
また、その第1の段部34と第2の段部35は、取付け孔33aの中心軸と平行な位置で面接触又は線接触するものが接触部の負担軽減やブランク32の安定した位置決めと固定が行なえてよいが、これ等の段部が取付け孔33aの中心軸と平行であることや面接触又は線接触することは好ましいに過ぎない。
図4に示すように、凹部33bの底面に台金33の中心側に向かって下り降りる傾斜をつけておくと、第1の段部34と第2の段部35の係合面積を多く確保できる。ただし、凹部33bの底面は傾斜の無い面であっても構わない。
第2の段部35は、図4に示すように、ブランク32を台金33に取り付けた状態で第1の段部34よりも刃先側にある。
ブランク32は、後部側(刃先と反対側)の上面に斜面の被押圧部32aを有している。その斜面の被押圧部32aは刃先から離れるに従ってブランク32の裏面に近づく方向に傾斜している。
さらに、その斜面の被押圧部32aは、ブランク32を台金33に取り付けた状態で取付け孔33aの開口部のテーパの座面よりも上側にあるように設計されている。
このように構成した例示の切削工具1は、工具本体2に設けられた支持座4に切削インサート3をセットする。そして、台金33の取付け孔33aにクランプ部材5を通し、そのクランプ部材5を工具本体に設けられているねじ孔6に螺合させて締付ける。
そのクランプ操作により、台金の凹部33bに入り込ませたブランク32がクランプ部材5によって締付けられる。このときのブランク32の締付けは、被押圧部32aがクランプ部材5の頭部に押圧されることによってなされる。
その被押圧部32aの押圧により、ブランク32が台金33の上面(凹部33bの底面)に押付けられ、ブランク経由で伝わる押付け力で台金33も支持座4の座底面に押付けられ、工具本体2に対する切削インサート3の固定と台金33に対するブランク32の固定が、ひとつのクランプ部材5のクランプ操作によって同時になされ、部品数の削減が図れる。
また、クランプ部材5による固定力が作用する被押圧部32aには、図4において2個のブランク32を互いに離反させる方向の分力が発生し、その分力で第1の段部34が第2の段部35に押し付けられる。そのために、ブランク32の位置決めと固定が安定する。
なお、上述したように、この発明の切削工具は、台金33の固定がクランプ部材5による間接的締付けによってなされるので、ブランク32を複数個具備させ、その複数個のブランクを台金33の周囲に均一ピッチで配置することが好ましい。
その構造によれば、台金33の各部に平均的に締付け力を加えて台金の固定の安定性を高めることができる。
図1の切削工具1に採用した切削インサート3は、2個のブランク32を180°位相のずれた位置に配置しており、上記の要求に応えたものになっている。
その好ましい形態の切削インサートに設けるブランク32の数は2個に限定されない。図5に示すように4個、或いは図6に示すように3個設けることも可能である。
このように、ひとつの切削インサートに複数個のブランク32を含ませるものは、各ブランクの切れ刃の形状や、ブランクそのものの形状が異なっていてもよい。
クランプ部材5に押圧される部分の形状が共通していれば、複数個のブランクの形状が異なっていても、ひとつのクランプ部材による全個のブランクの同時固定が可能である。
なお、例示の切削工具1は、クランプ部材5として皿ねじを使用したが、そのクランプ部材5は、既知の切削工具にクランプ機構として採用されている押え金(クランプボルトに締付けられるもの)や引き込みピンなどであっても構わない。
この発明の切削工具は、ブランクに設けた切れ刃31の寿命が尽きたら、ブランク32のみを交換する。これにより、台金33の繰り返し使用が可能になり、台金毎交換する場合の経済ロスがなくなって経済効果が高まる。
1 切削工具
2 工具本体
3 切削インサート
4 支持座
5 クランプ部材
6 ねじ孔
31 切れ刃
32 ブランク
32a 被押圧部
33 台金
33a 取付け孔
33b 凹部
34 第1の段部
35 第2の段部

Claims (5)

  1. 工具本体と、切削インサートと、その切削インサートを前記工具本体に着脱自在に固定するクランプ部材を備える切削工具であって、
    前記切削インサートは、切れ刃が形成されたブランクと、そのブランクを支持する台金と前記ブランクを前記台金に着脱自在に固定する固定部材を組み合わせて構成され、
    前記ブランクは、その底面に形成された第1の段部と、前記クランプ部材による固定力が作用する被押圧部とが形成され、
    前記台金は、前記第1の段部に対応し、その上面かつ前記第1の段部よりも刃先側に配置された第2の段部が形成され、
    前記クランプ部材による切削インサートの固定の際に前記被押圧部に作用する固定力によって前記第1の段部が前記第2の段部に押し付けられる切削工具。
  2. 前記台金の工具本体に対する固定が前記クランプ部材によってなされ、そのクランプ部材が前記固定部材として兼用され、工具本体に対する前記台金の固定と前記台金に対する前記ブランクの固定が同一クランプ部材によってなされる請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記ブランクが1つの台金上に複数個配置され、その複数個のブランクの台金に対する固定が1つのクランプ部材によってなされる請求項1又は請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記ブランクが上面に前記被押圧部となる斜面を有し、その斜面が刃先から離れるに従ってブランクの裏面に近づく方向に傾斜し、その斜面が前記クランプ部材に押圧されてその斜面の被押圧部に前記分力が発生するように構成された請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の切削工具。
  5. 前記台金の上面に前記ブランクを適合して受け入れる凹部が形成され、その凹部の底面上に前記第2の段部が形成された請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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