JP2014239807A - 洗濯機 - Google Patents

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JP2014239807A
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真理子 安藤
Mariko Ando
真理子 安藤
田原 己紀夫
Mikio Tawara
己紀夫 田原
縄間 潤一
Junichi Nawama
潤一 縄間
松本 俊成
Toshinari Matsumoto
俊成 松本
雅人 姜
Masahito Kyo
雅人 姜
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Abstract

【課題】温水洗浄時、洗い工程の後半における前記ドラムの回転数を前半の回転数よりも低く制御するようにした洗濯機を提供すること。
【解決手段】
洗濯物を収容し回転自在なドラム3と、前記洗濯槽を収容する水槽2と、前記ドラム3を回転駆動する駆動手段7と、前記水槽に洗濯水を給水する給水手段10と、洗濯水を加熱する加熱手段14と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する制御手段22を備え、前記制御手段22は、温水洗浄時、洗い工程の後半における前記ドラム3の回転数を前半の回転数よりも低く制御し、温水使用時の再付着を防ぐ。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の洗濯を行う洗濯機に関する。
従来のドラム式洗濯機は、洗濯液を加熱手段により昇温させることにより、汚れを落としやすくしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図3は、従来の洗濯機の断面図である。図3において、水を供給する給水口62と、給水口62から洗濯槽63に至る給水経路を主水路64とバイパス経路65に分岐する切換弁66とを備え、前期バイパス経路65の途中に適温制御機能付き加熱器67を設けている。そして適温制御機能付きの加熱器67は、液体としての水を加熱する発熱体としてシーズヒータ74と、シーズヒータ74の外周を囲って流路75を構成する円筒状のケース76と、流路75を螺旋状に構成するための乱流生成手段としてのばね77で構成されている。そして給水された低温の洗濯液を適温制御機能付きの加熱器67により高温に変換するものである。
これにより、洗濯機の温度が上がることで洗剤成分が活性化し、こびりついて落ちにくい汚れが落ちやすくなり、洗浄力が向上する。
特開2006−43100号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗濯液の温度が上がることで洗浄性能が向上し、それに伴い洗濯物から離脱し洗濯液中に出た汚れ量が洗濯液中に増加することで、長時間叩き洗いを繰り返すと、一度離脱して洗濯液中に出た汚れが再び衣類に付着してしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯液を加熱する場合、洗い工程の後半にドラムの回転を制御する洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯物を収容し回転自在なドラムと、前記洗濯槽を収容する水槽と、前記ドラムを回転駆動する駆動手段と、前記水槽に洗濯液を給水する給水手段と、洗濯液を加熱する加熱手段と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する制御手段を備え、前記制御手段は、洗濯水を加熱して洗濯する温水洗浄時に、洗い工程の後半における前記ドラムの回転数を前半の回転数よりも低く制御するようにしたものである。
洗い工程の後半にドラムの回転数を制御することで、洗浄性能を向上させ、汚れの再付着を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1および2におけるドラム式洗濯機の断面図 本発明の実施の形態1および2における洗濯機の動作を示すフローチャート 従来の洗濯機の断面図
第1の発明は、洗濯物を収容し回転自在なドラムと、前記洗濯槽を収容する水槽と、前記ドラムを回転駆動する駆動手段と、前記水槽に洗濯液を給水する給水手段と、洗濯液を加熱する加熱手段と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する制御手段を備え、前記前記制御手段は、洗濯水を加熱して洗濯する温水洗浄時、洗い工程の後半に前記ドラムの回転数を前半の回転数よりも低く制御するものである。これにより、洗浄性能を向上させ、洗濯物への汚れの再付着を防ぐことができる。
第2の発明は、特に第1の発明の洗濯機の制御手段は、洗い工程の後半において、洗濯物がドラム内の上方まで持ち上げられない回転数で駆動するようにするものである。これにより、洗い工程の後半において、叩き洗いが弱まることから、一度洗濯液中に出た汚れが洗濯物の繊維の細部に入り込むことを防ぐことができる。
第3の発明は、特に第1の発明の洗濯機は、洗濯液をドラム内に循環させる循環手段を備え、制御手段は、洗い工程の後半において、ドラムを駆動させる頻度を前半よりも少なくさせ、前記循環手段を駆動するように制御するものである。これにより、機械力を加えずに、洗濯液を循環させることにより、洗濯物の繊維の細部に汚れが入りこむことを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1または2におけるドラム式洗濯機の断面図である。
ドラム式洗濯機の筐体1は、その内部には洗濯液を溜める水槽2を前上がりに傾斜させた状態に配設しており、吊り下げばね(図示せず)およびダンパー(図示せず)によって弾性支持している。水槽2内には洗濯物を収容する有底円筒状のドラム3が回転可能に設けられている。ドラム3内の周側壁面には、複数のバッフル4と、水槽2内と連通する多数の小孔5が設けられ、前面側には洗濯物を出し入れする開口部6が設けられている。
ドラム3を回転駆動する駆動手段7は、水槽2の外周下部に固定され、ベルト8およびプーリー9を介してドラム3を回転させる構成となっている。水槽2内に洗濯液を供給する給水手段としての給水弁10は、給水路11中に設けた洗剤を投入する洗剤ケース12を介して水槽2内に洗濯液を供給する。
水槽2内の水溜部13が設けられている。この水溜部13内に水槽2内に溜められる洗濯液の水面と略平行に加熱手段14が配設され、水溜部13に溜められた洗濯液を洗濯に適した所定の温度(例えば、30〜40℃)に加熱することができる。水溜部13の温度はサーミスタ等の温度検知手段15によって検知する。
水槽2内の水溜部に溜められた洗濯液は、循環水路16に設けた循環手段17によってドラム3内へ循環させることができる。水溜部13の底部に循環水路16と連通した洗濯液を吸い込む吸い込み部18を設け、ドラム3内の前面部に設けた開口部6の上部に、ドラム3内に向けて洗濯液が吐出されるように吐出部19を設けている。
循環水路16には循環手段17の下流側に切換弁20が設けてあり、吐出部19に通じ
る循環水路16と、洗濯液を機外へ排出する排水路21のいずれかに選択的に切換えることができる。洗いおよびすすぎ時は、水溜部13内の洗濯液の循環水路16を通じて吐出部19からドラム3内の洗濯物に向けて吐出することができ、洗いおよびすすぎ後の洗濯液を、排水路21を通じて機外へ排出することができる。
筐体1内に設けられた制御手段22は、駆動手段7、給水弁10、加熱手段14、循環手段17、切換弁20等を駆動し、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
筐体1の前面側に開閉試合に設けた扉23を開いて開口部6からドラム3内に洗濯物を投入し、操作部24の電源スイッチ(図示せず)をオンし、スタートスイッチ(図示せず)を操作して運転が開始すると、重量検知手段25により投入された洗濯物の量が検知され、給水弁10が動作して給水が開始され、ドラム3が断続的に回転駆動し、洗い工程が開始される。
水位は投入される布量に応じてあらかじめ設定されており、洗濯液は、洗剤ケース12内に投入された洗剤とともに水槽2に給水される。またドラム3内の洗濯物は、駆動手段7によって、例えば45rpmなど、ドラム3を回転駆動させることで、バッフル4によって持ち上げられ、給水された水を含水する。
また制御手段22は、切換弁20を循環水路16側に切換えるとともに、循環手段17はあらかじめ設定された回転数で駆動し、所定量の洗濯液をドラム3内に循環させて、ドラム3内の洗濯物に洗濯液を十分に含水させることができる。また、給水は水位検知手段26により、あらかじめ設定された水位に到達したことを検知すると停止させる。
なお、水位検知はドラム3の回転駆動停止中1回に限らず、2回、3回と検知することができる。
給水が終了すると、洗濯液はあらかじめ設定された温度まで加熱手段14を通電させ洗濯水を加熱するように制御されて温水洗浄を行う。この際、あらかじめ布量に応じて設定された洗い時間の前半は、循環手段17を駆動させ洗濯液を循環させて、ドラム3を回転駆動させ機械力を加えながら、洗い工程を行うように制御される。これにより、たたき洗いを繰り返しながら、こびり付いた落ちにくい汚れをむらなく落とすことができる。
洗い時間の後半になると、ドラム3はバッフル4によって、ドラム3内の回転中心軸を越えず、前半より低い高さで持ち上げられる回転数、例えば30rpmで駆動するように、機械力を弱めて洗い工程を行うように制御される。この程度の回転数であれば、洗濯物がドラム内の上方まで持ち上げられないこととなる。
これにより、たたき洗いが弱まり、洗濯物に加わる機械力が小さくなることから、洗い工程の前半に洗濯液中に出た汚れが、洗い工程の後半に洗濯物の繊維の細部に入り込み再付着することを防ぐことができる。
(実施の形態2)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
筐体1の前面側に開閉試合に設けた扉23を開いて開口部6からドラム3内に洗濯物を投入し、操作部24の電源スイッチ(図示せず)をオンし、スタートスイッチ(図示せず)を操作して運転が開始すると、重量検知手段25により投入された洗濯物の量が検知さ
れ、給水弁10が動作して給水が開始され、ドラム3が断続的に回転駆動し、洗い工程が開始される。
水位は投入される布量に応じてあらかじめ設定されており、洗剤ケース12内に投入された洗剤とともに水槽2に洗濯液が給水される。またドラム3内の洗濯物は、駆動手段7によってドラム3を回転駆動させることで、バッフル4によって持ち上げられ、給水された水を含水する。
また制御手段22は、切換弁20を循環水路16側に切換えるとともに、循環手段17はあらかじめ設定された回転数で駆動し、所定量の洗濯液をドラム3内に循環させて、ドラム3内の洗濯物に洗濯液を十分に含水させることができる。また、水位検知手段26により、あらかじめ設定された水位に到達したことを検知すると給水が停止させる。
なお、水位検知はドラム3の回転駆動停止中1回に限らず、2回、3回と検知することができる。
給水が終了すると、洗濯液はあらかじめ設定された温度まで加熱手段14を通電させ加熱するように制御される。この際、あらかじめ布量に応じて設定された洗い工程時間の前半は、循環手段17を駆動させ洗濯液を循環させて、ドラム3を回転駆動させ機械力を加えながら、洗い工程を行うように制御される。これにより、たたき洗いを繰り返しながら、こびり付いた落ちにくい汚れをむらなく落とすことができる。
洗い時間の後半になると、ドラム3は回転駆動を駆動させる頻度を前半よりも少なくさせるとともに、循環手段17を駆動させ、洗濯液のみを循環させる。
これにより、洗濯物に加わる機械力が弱まり、洗い工程の前半に洗濯液中に出た汚れが、洗い工程の後半に洗濯物の繊維の細部に入り込み再付着することを防ぐことができる。
更に洗濯液を循環させることで、下部の洗濯液に浸かっていない洗濯物も十分に洗濯液に浸ることができ、洗濯物の汚れをむらなく落とすことができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、温水洗浄時、洗い工程の後半に前記ドラムの回転数を前半の回転数よりも低く制御することにより、洗浄性能を向上させ、かつ汚れの再付着を防ぐことができるため、ドラム式洗濯機として有用である。
1 筐体
2 水槽
3 ドラム
7 駆動モータ(駆動手段)
10 給水手段
14 加熱手段
22 制御手段

Claims (3)

  1. 洗濯物を収容し回転自在なドラムと、
    前記洗濯槽を収容する水槽と、
    前記ドラムを回転駆動する駆動手段と、
    前記水槽に洗濯水を給水する給水手段と、
    洗濯水を加熱する加熱手段と、
    洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、洗濯水を加熱して洗濯する温水洗浄時に、洗い工程の後半における前記ドラムの回転数を前半の回転数よりも低く制御するようにした洗濯機。
  2. 制御手段は、洗い工程の後半において、洗濯物がドラム内の上方まで持ち上げられない回転数で駆動するようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. 洗濯液をドラム内に循環させる循環手段を備え、制御手段は、洗い工程の後半において、前記ドラムを駆動させる頻度を前半よりも少なくさせ、前記循環手段を駆動するようにした請求項1記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107869021A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 松下知识产权经营株式会社 洗衣机
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