JP2014238434A - 表示装置、表示プログラムおよび表示方法 - Google Patents

表示装置、表示プログラムおよび表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが検出されない場合には前面にデジタル表示がされ、ユーザが検出されることにより、異なるデジタル表示に切換えかつ切り換えられたデジタル表示とユーザの鏡像とを同時に視認可能とさせる表示装置を提供する。
【解決手段】表示部、ミラー部、検知部、分析部、切換え部および制御部を含む。ミラー部は、表示部の視認可能側に設けられ、検知部は、ミラー部の前に存在する対象を検知し、分析部は、対象の検知結果に基づき、ミラー部において対象の反射像を表示させるべき一の範囲を算出し、切換え部は、対象の検知有無に基づいて、表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、一の範囲において反射像を表示可能とし、他の範囲において表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換え、制御部は、切換え部により第2表示に切換えられた場合、一の範囲におけるミラー部の反射率を相対的に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鏡およびデジタル表示の同時使用が可能な表示装置、表示プログラムおよび表示方法に関する。
特開2007−279445号公報(特許文献1)に記載の画像表示装置は、表示部の表示面側に反射率可変のハーフミラーを設け、ハーフミラーによる反射像と表示部の表示画像とを重ね合わせて表示する画像表示装置であって、表示部に表示される表示画像に対応する部分のハーフミラーの反射率を制御する反射率制御部を具備することを特徴とする。
特開2010−266510号公報(特許文献2)に記載のミラーシステムは、映像をユーザに視認可能に表示する表示部と、表示部の表示面に重ね合わされたハーフミラーと、ユーザを撮像するカメラと、表示部に対するユーザの目の位置を検出する目位置検出手段と、カメラにより撮像された画像内におけるユーザの特定部位を検出する特定部位検出手段と、目位置検出手段により検出された目の位置及び特定部位検出手段により検出された特定部位に基づいて、表示部に映像を表示する際の基準位置となる表示基準位置を決定し、この表示基準位置に映像の軸が一致するように映像の表示位置を制御する表示位置制御手段と、を備えることを特徴とする。
特開2007−279445号公報 特開2010−266510号公報
特許文献1には、ハーフミラーによるユーザの鏡像と、ユーザの別角度の像との両方の表示を同時に行うことが教示されている。特許文献2には、被写体の輪郭検出、反射率制御範囲の計算および反射率制御により、ハーフミラーによるユーザの鏡像と、映像とが重ならないよう同時表示することが教示されている。
しかしながら、ユーザが検出されない場合には前面にデジタル表示がされ、ユーザが検出されることにより、異なるデジタル表示に切換えかつ切り換えられたデジタル表示とユーザの鏡像とを同時に視認可能とさせる表示装置は示唆されていない。
本発明の目的は、ユーザが検出されない場合には前面にデジタル表示がされ、ユーザが検出されることにより、異なるデジタル表示に切換えかつ切り換えられたデジタル表示とユーザの鏡像とを同時に視認可能とさせる表示装置を提供することにある。
(1)
第一の局面にかかる表示装置は、表示部と、ミラー部と、検知部と、分析部と、切換え部と、制御部とを含む。
ミラー部は、表示部の視認可能側に設けられる。
検知部は、ミラー部の前に存在する対象を検知する。
分析部は、検知部による対象の検知結果に基づき、ミラー部において対象の反射像を表示させるべき少なくとも一の範囲を算出する。
切換え部は、検知部による対象の検知有無に基づいて、表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、少なくとも一の範囲において反射像を表示可能とし、他の範囲において表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換える。
制御部は、切換え部により第2表示に切換えられた場合、少なくとも一の範囲におけるミラー部の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する。
これによって、対象の検知結果に基づいて、対象の反射像が視認可能な範囲が決定されることにより、当該範囲を鏡として使用しつつ、それ以外の範囲をディスプレイとして使い分けることができる。さらに、対象が検知されない場合は全面表示装置として使用可能である一方、対象の検知を契機として、特定の範囲では対象の反射像を視認するとともに、当該範囲外では異なる表示に切り替えることができる。
(2)
表示装置は、第1の表示像および第2の表示像の少なくともいずれかをインターネットを介して取得する通信部をさらに含んでよい。
これによって、表示部に、インターネット通信によって取得される情報を表示させることができる。
(3)
表示装置は、第1の表示像および第2の表示像の少なくともいずれかについて操作を行う操作部をさらに含んでよい。
これによって、表示部に表示される情報の入力操作、および表示された情報の制御操作等、表示に関する任意の操作が可能である。
(4)
第2の表示像を操作する操作部は、検知部による検知信号を操作信号に変換するものであってよい。
これによって、対象自身が非接触インターフェースによって、対象の反射像とともに表示される表示像の操作を行うことができる。
(5)
検知部は、対象を撮影するカメラ、対象との距離を検知するセンサ、および対象の温度を検知するセンサの少なくともいずれかであってよい。
これによって、対象の像、対象との距離、および対象の温度の少なくともいずれかを認識することで対象が表示装置から所定範囲内に存在することを検知することが可能である。さらに、対象の像のイメージ処理、対象との距離に基づいたイメージング結果、および対象の温度に基づいたイメージング結果の少なくともいずれかに基づいて、対象の反射像を視認可能な範囲を決定することができる。
(6)
分析部が、対象の顔とミラー部とが相対向していると判断された場合にのみ、切換え部は第2表示に切り替えるようにしてよい。
これによって、対象が検出位置でミラー部を見ている場合にのみ表示が切換わり、対象がミラー部を見ていない場合には表示が切換わらない。従って、不所望な場合に表示切換えを防ぐことができる。
(7)
対象の検知結果は、対象の少なくとも一部の輪郭であってよい。
これによって、対象の少なくとも一部の輪郭に基づいて、対象の反射像を視認可能な範囲を決定することができる。
(8)
反射像を表示する少なくとも一の範囲の外縁は、対象の輪郭に対応するように設定されてよい。
これによって、対象の反射像を視認可能な範囲を、対象の輪郭に対応した必要最小限とし、それ以外の範囲をディスプレイとして最大限利用することができる。
(9)
対象の検知結果は、対象の顔または顔の構成部位の位置であってよい。
これによって、対象の顔の位置または顔の構成部位の位置を基準として、対象の反射像を視認可能な範囲を決定することができる。
(10)
反射像を表示する少なくとも一の範囲が、対象の顔または顔の構成部位の位置を基準とした所定の範囲であってよい。
これによって、対象の顔の位置または顔の構成部位の位置を基準として、対象の反射像を視認可能な範囲を任意の面積および形状で決定することができる。
(11)
検知部は、録画可能な録画装置をさらに含み、録画装置は、検知部により対象の回転を検知した場合、録画モードを開始し、対象の回転が終了する場合、または開始から所定の時間が経過した場合に録画モードを中断し、録画した録画像を第2の表示像として表示部に表示してもよい。
これによって、録画された対象の回転状態を表示することができる。その結果、鉛直軸周り360度方向からの対象の像を確認することができる。
(12)
他の局面にかかる表示プログラムは、表示部と、表示部の視認可能側に設けられ、かつ反射率および透過率の少なくともいずれかが可変であるミラー部を含む表示装置に像を表示する表示プログラムであり、検知処理と、分析処理と、切換え処理と、制御処理と、を含む。
検知処理は、ミラー部の前に存在する対象を検知する。
分析処理は、検知処理による対象の検知結果に基づき、ミラー部において対象の反射像を表示させるべき少なくとも一の範囲を算出する。
切換え処理は、検知処理による対象の検知有無に基づいて、表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、少なくとも一の範囲において反射像を表示可能とし、他の範囲において表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換える。
制御処理は、切換え処理により第2表示に切換えられた場合、少なくとも一の範囲におけるミラー部の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する。
これによって、対象の検知結果に基づいて、対象の反射像が視認可能な範囲が決定されることにより、当該範囲を鏡として使用しつつ、それ以外の範囲をディスプレイとして使い分けることができる。さらに、対象が検知されない場合は全面表示装置として使用可能である一方、対象の検知を契機として、特定の範囲では対象の反射像を視認するとともに、当該範囲外では異なる表示に切り替えることができる。
(13)
本発明の表示プログラムにおいては、検知処理によって対象の顔とミラー部とが相対向していると判断された場合にのみ、切換え処理により第2表示に切換えることができる。
これによって、対象が検出位置でミラー部を見ている場合にのみ表示が切換わり、対象がミラー部を見ていない場合には表示が切換わらない。従って、不所望な場合に表示切換えを防ぐことができる。
(14)
本発明の表示プログラムにおいては、検知処理は、録画可能な録画処理をさらに含み、録画処理は、検知処理により対象の回転を検知した場合、録画モードを開始し、対象の回転が終了する場合、または開始から所定の時間が経過した場合に録画モードを中断し、録画した録画像を第2の表示像として表示部に表示してもよい。
これによって、録画された対象の回転状態を表示することができる。その結果、鉛直軸周り360度方向からの対象の像を確認することができる。
(15)
さらに他の局面にかかる表示方法は、表示部と、表示部の視認可能側に設けられ、かつ反射率および透過率の少なくともいずれかが可変であるミラー部を含む表示装置に像を表示する表示方法であり、検知工程と、分析工程と、切換え工程と、制御工程と、を含む。
検知工程においては、ミラー部の前に存在する対象を検知する。
分析工程においては、検知工程による対象の検知結果に基づき、ミラー部において対象の反射像を表示させるべき少なくとも一の範囲を算出する。
切換え工程においては、検知工程による対象の検知有無に基づいて、表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、少なくとも一の範囲において反射像を表示可能とし、他の範囲において表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換える。
制御工程においては、切換え工程において第2表示に切換えられた場合、少なくとも一の範囲におけるミラー部の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する。
これによって、対象の検知結果に基づいて、対象の反射像が視認可能な範囲が決定されることにより、当該範囲を鏡として使用しつつ、それ以外の範囲をディスプレイとして使い分けることができる。さらに、対象が検知されない場合は全面表示装置として使用可能である一方、対象の検知を契機として、特定の範囲では対象の反射像を視認するとともに、当該範囲外では異なる表示に切り替えることができる。
(16)
本発明の表示方法においては、検知工程において対象の顔とミラー部とが相対向していると判断された場合にのみ、切換え工程において第2表示に切換えることができる。
これによって、対象が検出位置でミラー部を見ている場合にのみ表示が切換わり、対象がミラー部を見ていない場合には表示が切換わらない。従って、不所望な場合に表示切換えを防ぐことができる。
(17)
本発明の表示方法においては、検知工程は、録画可能な録画工程をさらに含み、録画工程は、検知工程により対象の回転を検知した場合、録画モードを開始し、対象の回転が終了する場合、または開始から所定の時間が経過した場合に録画モードを中断し、録画した録画像を第2の表示像として表示部に表示してもよい。
これによって、録画された対象の回転状態を表示することができる。その結果、鉛直軸周り360度方向からの対象の像を確認することができる。
本発明により、ユーザが検出されない場合には前面にデジタル表示がされ、ユーザが検出されることにより、異なるデジタル表示に切換えかつ切り換えられたデジタル表示とユーザの鏡像とを同時に視認可能とさせる表示装置を提供することができる。
第1実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。 第1実施形態にかかる表示装置による表示の一例を示す模式図である。 第1実施形態にかかる表示装置における処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態において鏡表示範囲を決定する処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態において鏡表示範囲を決定する処理の他の例を示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる表示装置による表示の他の例を示す模式図である。 第1実施形態にかかる表示装置による表示のさらに他の例を示す模式図である。 第1実施形態にかかる表示装置における処理の他の例を示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。 第3実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。 第4実施形態にかかる表示装置の一例を含む表示システムのブロック図である。 第4実施形態にかかる表示装置に関連する処理を示すフローチャートである。 第5実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。
[第1実施形態]
以下に、本発明を、その実施の形態を表す図面を参照し詳述する。以下の説明では、同一の構成には同一の符号を付している。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、第1実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態にかかる表示装置による表示の例を示す模式図である。図3は、第1実施形態にかかる表示装置における処理の例を示すフローチャートである。
(表示装置100)
図1に示すように、表示装置100は、表示部200、ミラー部300、検知部400、分析部500、制御部600、および切換え部700を含む。
(表示部200)
表示部200としては、画像を表示可能なあらゆる電子光学装置を用いることができ、例えば、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶表示装置(LCD)および有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置、電界放出ディスプレイ(FED)、発光ダイオード(LED)表示装置などが挙げられる。
(ミラー部300)
ミラー部300は、図2(a)に示すように、表示部200の視認可能側(前面側)に重ね合わせて設けられる。ミラー部300は、反射率および透過率の少なくともいずれかが可変である構造体を用いることができる。
本実施形態においては、ミラー部300は、ハーフミラー310と、ハーフミラー310に重ね合わされたシャッタ330とを含む。
ハーフミラー310は、所定の反射率および所定の透過率を有するものである。具体的には、ハーフミラー310は、入射した光のうち任意の光量を透過させ、他方、入射した任意の光量のうち残りの光量を反射させるものである。
より具体的には、ハーフミラー310としては、光半透過性膜が透明基板表面に設けられているものが挙げられる。光半透過性膜としては、金属(例えば、錫、銀およびアルミニウムなど)およびケイ素から選択される元素を含む薄膜が挙げられる。透明基板としては、ガラスおよび樹脂などの無色透明の部材が挙げられる。光半透過性は、塗布、貼り付け、蒸着およびスパッタリングなどの手法により、透明基板表面に設けられる。
シャッタ330は、たとえば、ハーフミラー310の表示部200側の面および反対側の面の少なくともいずれかに重ね合わされて設けられる。シャッタ330は、所定範囲単位(好ましくは表示部200の画素単位)で開閉可能である。シャッタ330としては、好ましくは電気的に開閉自在なものが挙げられる。電気的に開閉自在なシャッタの代表例として、液晶シャッタが挙げられる。
ミラー部300は、所定範囲でシャッタ330が開状態となった場合に、当該範囲でハーフミラー310に入射した光を透過させる。この場合、ハーフミラー310は透過性を具備することにより、背面に位置する表示部200の表示像を視認させる。したがって、図2(a)に示すように、表示部200による第1表示像210を視認させる。同様に、図2(b)に示すように、所定の範囲において、表示部200による第2表示像220を視認させる。
一方、ミラー部300は、所定範囲でシャッタ330が閉状態となった場合に、当該範囲でハーフミラー310に入射した光を反射させる。この場合、ハーフミラー310は反射性を具備し、鏡として機能する。したがって、図2(b)に示すように、対象Tの鏡像350を視認させる。
(検知部400)
検知部400は、ミラー部300に鏡像350として映し出すべき対象Tについて、少なくともその存在を検知するように設けられる。たとえば、電磁気的性質および熱的性質の少なくともいずれかの性質またはそれらに基づく対象の空間情報を検知信号に変換する装置であればどのようなセンサを用いてもよい。具体的には、赤外線検出による距離センサ、光検出によるイメージセンサ、および温度検出による温度センサが挙げられる。これらは、単独でまたは複数が組み合わされて用いられてよい。
複数のセンサが組み合わされている例として、距離センサとイメージセンサとを組み合わせることにより、物体を3次元座標により画素単位で測定できる赤外線投影方式の奥行きカメラ(具体例として、マイクロソフト社のKinect(登録商標))等が挙げられる。
検知部400が距離センサであれば、対象Tまでの距離が所定範囲内であると検知した場合に対象Tを検知したと判断することができる。検知部400がイメージセンサであれば、対象Tの外観またはその特徴部を所定の大きさ等で検知した場合に対象Tを検知したと判断することができる。検知部400が温度センサであれば、対象Tの表面温度を検知した場合に対象Tを検知したと判断することができる。このように、検知部400は、対象Tが図2(a)に示す位置から、図2(b)に示す位置すなわちミラー部300から所定の範囲内に入れば、対象Tを検知したと判断することができる。
(分析部500)
分析部500は、ミラー部300に対象Tの鏡像350を視認させる範囲を決定するものである。分析部500には、検知部400による対象の検知結果に基づいて鏡像350を視認させる範囲(鏡表示範囲)を算出し決定するプログラムが記録されている。鏡表示範囲を決定する処理については、図4および図5を参照して後述する。
(制御部600)
制御部600は、分析部500によって決定された範囲において、ミラー部300の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する。具体的には、当該範囲におけるミラー部300の反射率が、他の範囲より高くなるように制御する。または、当該範囲におけるミラー部300の透過率が、他の範囲より小さくなるように制御する。
本実施形態において、制御部600は、シャッタ330の開閉状態を制御する。制御部600がシャッタ330を開状態にすることにより、ハーフミラー310に透過性をもたせる。これによって、図2(a)に示すように、表示部200による第1表示像210を視認させることができる。同様に、図2(b)に示すように、所定の範囲において、表示部200による第2表示像220を視認させることができる。一方、制御部600がシャッタ330を閉状態にすることにより、ハーフミラー310に反射性をもたせる。これによって、図2(b)に示すように、対象Tの鏡像350を視認させることができる。
(切換え部700)
切換え部700は、表示部200に表示させる表示像の内容および範囲を切換える。切換え部700は、表示内容切換え部710と、表示範囲切換え部720とを含む。
表示内容切換え部710は、検知部400による対象Tの検知有無を契機として、表示する内容を切換える。具体的には、図2(a)に示す、検知部400によって対象Tが検出されない場合の第1表示像210と、図2(b)に示す、検知部400によって対象Tが検出された場合の第2表示像220とを切り替える。
表示範囲切換え部720は、表示内容切換え部710による表示内容の切換えと同時に、表示範囲を切り替える。検知部400によって対象Tを検知した場合は、分析部500によって決定された範囲に応じて表示範囲を切り替える。
具体的には、検知部400によって対象Tを検知しない場合は、図2(a)に示すように、第1表示像210を表示部200の全範囲に表示する。検知部400によって対象Tを検知した場合は、図2(b)に示すように、第2表示像220を、表示部200の一部の範囲すなわち分析部500によって決定された範囲以外の範囲に表示する。
(表示装置100による処理)
表示装置100においては、図3に示すように、ミラー部300のハーフミラー310全体を透過させることにより表示部200全体に第1表示像210を透過表示させた状態(ステップS11、図2(a))で、対象Tがミラー部300から所定範囲内に入ったことを検知部400が検知すると(ステップS12のYes、図2(b))、検知結果に基づき、分析部500によって対象Tの鏡像350を視認させる鏡表示範囲を決定する(ステップS13)。
制御部600によって、ステップS13で決定されたミラー部300の鏡表示範囲の反射率が制御される(ステップS14)。これによって、ミラー部300のハーフミラー310に対象Tの鏡像350を視認可能にする。また、切換え部700の表示範囲切換え部720と表示内容切換え部710によって、それぞれ、表示範囲がステップS13による範囲以外の範囲に切換えられるとともに、表示内容が第2表示像220に切換えられる(ステップS15)。
一方、検知部400によって対象Tが検知されない場合(ステップS12のNo)、第1表示像210を透過表示し続ける。
(鏡表示範囲決定処理)
図4および図5に、分析部500によって、ミラー部300の反射率を相対的に高く制御する範囲(鏡表示範囲)を決定する処理の例を示す。図6は、第1実施形態にかかる表示装置による表示の他の例を示す模式図である。
図4は、鏡表示範囲を対象Tの輪郭(図2(b)の輪郭360)およびその内部とする場合の処理である。図4に示すように、検知部400によって対象Tを検知し(ステップS21)、対象Tを撮影する(ステップS22)。撮影した像から、対象Tの輪郭(図2(b)の輪郭360)を抽出する(ステップS23)。
輪郭抽出法としては、撮像データから輪郭を抽出可能ないかなる手法を用いてもよい。たとえば、距離センサによる撮像データを用いる、および温度センサによる撮像データを用いる場合は、撮像データを二値化することによって、輪郭を抽出することができる。たとえば、イメージセンサによる撮像データを用いる場合は、撮像データをパターンマッチングすることによって、輪郭を抽出することができる。
輪郭360が抽出されると、抽出された輪郭360およびその内部の範囲を算出し、鏡表示範囲として決定する(ステップS24)。これによって、図3で説明したとおり、当該範囲においてミラー部300の反射率を高くされた結果、図2(b)に示すように、輪郭360およびその内部の範囲において、対象Tの鏡像350が視認可能となる。
図5は、鏡表示範囲を対象Tの顔の周囲を含む範囲(図6の枠361およびその内部)とする場合の処理である。図5に示すように、検知部400によって対象Tを検知し(ステップS31)、対象Tを撮影する(ステップS32)。撮影した像から、対象Tの身長を計算し(ステップS33)、顔の位置を抽出する(ステップS34)。顔位置の抽出においては、身長から、標準的な人体の構造に基づいて顔の位置を抽出することができる。
抽出された顔位置の情報に基づいて、鏡表示範囲が決定される(ステップS35)。鏡表示範囲の決定においては、顔位置から、標準的な人体の構造に基づいて顔の大きさを計算し、その顔の大きさを含む範囲を計算する。当該範囲の外縁は、図6の枠361として示されるように、矩形状とすることができるが、これに限定されず、顔全体を内包する形状であればどのような形状であってもよい。例えば、円形、任意の多角形、それらの組み合わせおよびそれらの変形図形であってもよい。
なお、分析部500によって決定される鏡表示範囲は、検知部400によって最初に検知された瞬間から所定の時間経過後の検知結果に基づいていることが好ましい。所定の時間は、対象Tがミラー部300の前で立ち止った時(たとえば、対象Tの顔などの特徴部の位置および大きさの少なくともいずれかの変動がほぼなくなった時)を目安にすることができる。
(顔の向きを考慮する処理)
図7は、第1実施形態にかかる表示装置による表示のさらに他の例を示す模式図である。図8は、第1実施形態にかかる表示装置における処理の他の例を示すフローチャートである。
図8に示すように、ミラー部300のハーフミラー310全体を透過させることにより表示部200全体に第1表示像210を表示させた状態(ステップS41)で、対象Tがミラー部300から所定範囲内に入ったことを、赤外線センサである検知部400が検知する(ステップS42)。赤外線センサによる対象Tのデプスマップを二値化することにより、輪郭を抽出する(ステップS43)。
さらに、顔認識を行う(ステップS44)。顔認識においては、デプスマップから顔部分および顔の特徴部を抽出することができる。例えば、顔の中央付近に鼻に相当する1個所の凸部を検出する。その他、一般的な人体の顔の構造に基づき、顔の凹凸の特徴を検出することができる。これによって、顔の向きが前向きであるか否かを判断する(ステップS45)。
顔の向きが前でないと判断した場合(ステップS45の前以外)、図7(a)に示すように、ミラー部300には、第1表示像210が透過表示され続ける。図7(a)に示す対象Tのミラー部300からの距離は、図2(b)に示す対象Tのミラー部300からの距離と同じである。しかしながら、図7(a)においては、対象Tの顔がミラー部300に対面していないため、ミラー部300における表示が第1表示像210のまま切換わらない。
一方、顔の向きが前であると判断した場合(ステップS45の前)、鏡表示範囲を決定する(ステップS46)。鏡表示範囲の決定においては、ステップS43で抽出された輪郭またはステップS44で抽出された顔部分の位置に基づき、分析部500によって対象Tの鏡像350を視認させる範囲を決定する。
さらに、制御部600によって、ステップS46で決定されたミラー部300の鏡表示範囲の反射率が制御される(ステップS47)。これによって、ミラー部300のハーフミラー310に対象Tの鏡像351を視認可能にする。また、切換え部700の表示範囲切換え部720と表示内容切換え部710によって、それぞれ、表示範囲がステップS46による範囲以外の範囲に切換えられるとともに、表示内容が第2表示像220に切換えられる(ステップS48)。
これによって、図7(b)に示すように、対象Tが少なくとも顔をミラー部300に対面するように動かした場合に、ミラー部300に対象Tの鏡像351が視認可能となり、かつ、ミラー部300の鏡表示範囲以外の範囲においては、第2表示像220が透過表示される。
なお、上述の処理では、輪郭抽出および顔認識を、赤外線センサの検知情報に基づいて行う例を示したが、これに限定されず、たとえばイメージセンサの検知情報を利用し、異なった色を持つ領域の間に存在する境界を輪郭として抽出し、かつ、イメージのパターンマッチングによって目、鼻、口等の顔を構成する特徴部の位置を検出することにより顔認識を行ってもよい。
また、上述の処理では、顔の向きを判断する場合に、対象Tの顔が前向きである場合にのみ第2表示像220を切換える例を示したが、これに限定されず、たとえば顔が横向きである場合を含め、ミラー部300が視界に入る顔の角度である場合であれば第2表示像220に切換えることとしてもよい。
また、対象Tの検知によって鏡表示範囲が決定された後は、所定の時間において、対象Tの顔の向きに関わらず、決定された鏡表示範囲内で鏡像351の表示を継続させてよい。この場合の鏡像351の継続表示は、対象Tがミラー部300から所定の距離内に存在することを条件としてもよい。これによって、鏡表示範囲が決定された後に対象Tが後ろを振り向いたとしても、鏡像351の表示が鏡表示範囲内で継続するため、所定時間内に再度、顔の向きを前に戻した場合に、無用な鏡表示の切り換えが発生することが無い。
(第1表示像および第2表示像)
第1表示像210および第2表示像220は、互いに異なる像であれば、いかなる電子情報であってもよい。したがって、第1表示像210および第2表示像220の表示においては、写真および絵画等の静止画、動画、および文字情報が単独でまたは組み合わされて表示される。表示の内容としては、商業用途の広告および販促情報;地域および建物の案内情報;非商業用途の写真、絵画および電子書籍;ニュース、カレンダー、時計、気象等情報の諸情報;アプリケーションプログラムへアクセスするためのアイコン;ブラウザ、メーラその他のプログラム画面;ならびにキーボードなどの入力インターフェースなどが挙げられる。
特に、第2表示像220は、対象Tに直接的に訴求するための情報であることが好ましい。図2(b),図6,図7(b)に示す例では、第2表示像220として、広告221、カレンダー222、時計223、天気予報224およびニュース225が組み合わされて表示される。
また、別のイメージセンサを、対象Tの背後に位置するように設けた場合、第2表示像220として、当該別のイメージセンサによる対象Tの後ろ姿を表示しても良い。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。図9に示す表示装置100aは、第1実施形態にかかる表示装置100におけるシャッタ330がミラー部300側に設けられていることに代え、シャッタ230aが表示部200a側に設けられる。
具体的には、シャッタ230aは、表示部200aにおける表示体240のミラー部300a側の面に設けられる。シャッタ230aの開閉状態は、制御部600aによって制御される。なお、表示体240は、第1実施形態における表示部200と同様の構成である。
制御部600aがシャッタ230aを開状態にすることにより、ハーフミラー310に透過性をもたせる。これによって、ミラー部300aに、前述の図2(a)、図7(a)と同様の第1表示像210、および前述の図2(b)、図6、図7(b)と同様の第2表示像220を透過表示させることができる。
一方、制御部600aがシャッタ230aを閉状態にすることにより、ハーフミラー310に反射性をもたせる。これによって、ミラー部300aに、前述の図2(b)、図6、図7(b)と同様の対象Tの鏡像350,351を視認させることができる。
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。図10に示す表示装置100bは、第1実施形態にかかる表示装置100に、さらに操作部800が追加される。
操作部800は、ミラー部300に透過表示される第2表示像220情報の入力操作、および表示された情報の制御操作等、表示に関する任意の操作を行うものである。操作部800は、別の機械的構造(コントローラ)として設けられてもよいし、表示装置100bに記録された操作プログラムとして設けられてもよい。
操作部800が、表示装置100bに記録された操作プログラムである場合、対象Tは、第2表示像220に手などで接触または非接触でアクセスすることにより、アクセス結果が操作信号に変換されることにより第2表示像220を操作することができる。
第2表示像220に手でアクセスする場合、第2表示像は、手元が鏡像として映らない図6、図7(b)と同様、顔周囲のみを鏡表示範囲とすることが好ましい。
なお、接触によりアクセスする場合は、抵抗膜方式、表面弾性波方式、電磁誘導方式、静電容量方式などのセンサ、および圧力センサなどによる検知信号を操作信号に変換することができる。これらのセンサは、ミラー部300の表面に対して対象Tが行った操作を検知可能な位置に配置される。
非接触によりアクセスする場合は、検知部400による検知信号を操作信号に変換することができる。この場合、例えば検知部400は、カメラからの入力によって対象Tの姿態または動作を認識し、その動作に応じた検知信号を操作信号に変換する(所謂ジェスチャ操作)ことができる。
無論、これら対象Tの操作により、例えば、鏡表示範囲の拡大および縮小、ならびに、表示と非表示との切り換えを行ってもよい。
[第4実施形態]
図11は、第4実施形態にかかる表示装置の一例を含む表示システムのブロック図である。図11に示す表示装置100cは、第1実施形態にかかる表示装置100に、さらに外部インターネットに通信可能な通信部900が追加される。
表示システムにおいて、複数の表示装置100c、課金処理装置950、および広告データベースDBが、外部インターネットを介して接続される。
課金処理装置950は、一般的なコンピュータにより構成され、カウント手段951および課金手段952を含む。広告データベースDBには、広告主に指定された広告情報が記録される。
図12は、第4実施形態にかかる表示装置に関連する課金処理装置950による処理を示すフローチャートである。
表示装置100cが、通信部900が広告データベースDBから広告情報を受信し、第2表示像220として広告221(図2(b),図6,図7(b)参照)を表示すると、図12に示すように、課金処理装置950は、表示装置100cから広告表示情報を受信する(ステップS51)。課金処理装置950のカウント手段951は、広告表示情報を受信した数をカウントする(ステップS52)。カウントした数を、基準回数と比較し(ステップS53)、カウント数が基準回数以上である場合(ステップS53の以上)、課金手段952が広告主に対して課金処理を行う(ステップS54)。一方、カウント数が基準回数未満である場合(ステップS53の未満)、課金処理は行われない。
なお、この実施形態の例においては、表示装置100cが、広告データベースDBからの広告を第2表示像220として広告221を表示した数がカウントされるが、たとえば、表示装置100cを、前述の表示装置100bが有するような操作部800が追加されたものとし、対象Tが広告221にアクセスした数をカウントし、当該広告アクセス数を課金処理装置950に送信してもよい。この場合、当該広告アクセス数に基づいて課金処理を行うことができる。
[第5実施形態]
図13は、第5の実施の形態にかかる表示装置の一例を示すブロック図である。
図13に示すように、第5の実施の形態にかかる表示装置100dは、第1の実施の形態にかかる表示装置100の検知部400にイメージセンサとして録画が可能なカメラ450を含む。
この表示装置100dによって、対象Tを検知後、第2表示像220を表示している状態でカメラ450を録画モードに切換え、所定の時間対象Tを録画し、その後、表示部200の少なくとも一部に録画された対象Tの録画像を表示する。
[録画モードへの切換え]
カメラ450の録画モードへの切換えは、操作部(図示せず)への録画コマンドの操作またはカメラ450による画像に基づく録画コマンドの入力、その他検知部400による録画コマンドの入力のタイミングで行う。
なお、操作部は、表示装置100dに記録された操作プログラムとして設けられてもよいし、別の機械的構造(コントローラ)として設けられてもよい。さらに操作部は、第2表示像220に対象Tが手などにより接触または非接触(図10の操作部800参照)でアクセスすることにより操作してよい。
カメラ450による画像に基づく録画コマンドの入力は、カメラ450からの画像により対象Tの回転を検知し、得られた検知信号を録画コマンドに変換して行う。対象Tの回転の検知は、例えばカメラ450で顔認識を行うことにより認識された目、鼻、および/または口などの位置変化に基づいてよい。
その他検知部400による録画コマンドの入力は、たとえば美容院などの大型鏡を用いる場所において、対象Tが座っている椅子の回転を検知し、得られた検知信号を録画コマンドに変換して行ってもよい。
[録画モードの終了]
録画モードの終了・中断は、操作部への終了・中断コマンドの操作、カメラ450による画像に基づく終了・中断コマンドの入力、その他検知部400による終了・中断コマンドの入力、または録画モード開始から所定時間経過後のタイミングで行う。
カメラ450による画像に基づく終了・中断コマンドの入力は、カメラ450からの画像により対象Tの回転が終了したことを検知し、検知信号を録画コマンドに変換して行う。この場合、対象Tの回転の終了は、対象Tの回転が所定時間停止したと判定したことをもって判定してもよいし、対象Tが表示装置100dに対して前を向いている状態から横向きおよび後ろ向きなどを経て、再び前を向いた場合に顔認識されることをもって判定してもよい。
その他検知部400による終了・中断コマンドの入力は、検知部400からの検知信号により対象Tの回転が終了したことを検知し、検知信号を録画コマンドに変換して行う。この場合、対象Tの回転の終了は、対象Tが座っている椅子の回転角が約360度となったことをもって判定してよい。
[録画モードへの切換えおよび録画モードの終了の他の例]
また、対象Tの回転検知を契機として録画モードを起動させた場合に、対象Tの回転開始から実際に録画が開始するまでのタイムラグが生じる場合は、そのタイムラグに相当する時間も録画データが取得できるように、録画モードを起動させるタイミングを、対象Tの回転に先行させることが好ましい。より具体的には、録画モードを起動させるタイミングは、対象Tの存在の検知時とすることができる。
この場合、録画時間の上限を定めることもできる。たとえば、対象Tの存在検知から回転検知までの録画時間は、所定時間βを録画データ記録時間の上限とし、録画時間がその上限を超えると、録画時点から所定時間βより前に記録した録画データを上書きしながら録画し続けることができる。さらに、回転検知から録画終了・中断までの録画時間は、所定時間βより少ない時間(すなわち、当該所定時間βから所定時間αを差し引いた時間)を上限とし、録画時間が当該上限に達した時点で、または、対象Tの回転が当該上限未満の時間で終了した場合は対象Tの回転が終了した時点で、録画を終了・中断することができる。
この場合、再生対象となる録画データは、対象Tの回転検知時点より所定時間α前の時点から、録画終了・中断の時点までとなる。これによって、対象Tは、回転検知時点から所定時間α前の録画データを確認することができる。すなわち、対象Tは、回転し始める数秒前(時間α前)の状態から、自身の状態を確認することができる。
なお、所定時間αおよびβは、それぞれ3秒および15秒とすることができる。しかしながらこれらの時間はこの例示に限定されず、当業者が適宜決定することができる。
[録画像の表示]
表示部200への表示は、操作部への表示コマンドの操作、または上述の録画モードの終了・中断のタイミングで行う。
録画された対象Tの情報を表示する間、鏡表示範囲を非表示としてもよい。その場合は、録画された対象Tの情報を、鏡表示範囲として使用していた範囲に表示してもよい。
表示装置100dは、録画像を表示部200の一部の範囲に表示する際、録画した動画を静止画として表示し、カメラ450により撮影したジェスチャコマンドの入力などによって、録画像の送り、戻しを行う。これによって、対象Tは自身の後ろ姿を容易に確認することができる。
これによって、対象Tは、後ろ髪の状態を含めた後姿の確認のために、自身の鏡像を見ていた位置からの無用な視点移動を減らすことができる。なお、表示装置100dに対して再び録画コマンドが操作または入力された場合は、録画モードを再開する。
さらに、本実施形態においては、カメラ450を検知部400内に設けることとしているが、この態様に限定されず、物理的に独立した単独の機器として設けてもよい。
(実施形態により奏される効果)
第1実施形態から第4実施形態にかかる表示装置100,100a,100b,100c,100dによると、以下の効果が奏される。
表示装置100,100a,100b,100c,100dによると、対象Tの検知結果にもとづいて、対象Tの鏡像350,351が視認可能な範囲が決定されることにより、当該範囲を鏡として使用しつつ、それ以外の範囲をディスプレイとして使い分けることができる。さらに、対象Tが検知されない場合は全面に第1表示像210を表示可能な表示装置として使用できる一方、対象Tの検知を契機として、特定の範囲つまり輪郭360または枠361およびその内部の範囲では対象Tの鏡像350,351を視認するとともに、当該範囲外では第2表示像220の表示に切り替えることができる。
表示装置100cによると、通信部900をさらに含んでいることにより、表示部200に、インターネット通信によって取得される情報を表示させることができる。
表示装置100bによると、操作部800をさらに含んでいることにより、表示部200に表示される第2表示像220の入力操作、および表示された情報の制御操作等、表示に関する任意の操作が可能である。さらに、表示装置100bの操作部800は検知部400による検知信号を操作信号に変換するため、対象T自身が非接触インターフェースによって、対象Tの鏡像350,351とともに表示される第2表示像220の操作を行うことができる。
表示装置100,100a,100b,100c,100dによると、検知部400が、対象Tを撮影するイメージセンサ、対象Tとの距離を検知するセンサ、および対象Tの温度を検知するセンサの少なくともいずれかであるため、対象Tの像、対象Tとの距離、および対象Tの温度の少なくともいずれかを認識することで、対象Tが表示装置100,100a,100b,100c,100dから所定範囲内に存在することを検知することが可能である。さらに、対象Tの像のイメージ処理、対象Tとの距離に基づいたイメージング結果、および対象Tの温度に基づいたイメージング結果の少なくともいずれかに基づいて、対象Tの鏡像350,351を視認可能な範囲を決定することができる。
表示装置100,100a,100b,100c,100dによると、切換え部700は、対象Tの顔とミラー部300,300aとが相対向している場合にのみ第2表示像220に切り替えるとしてよいため、対象Tがミラー部300,300aを見ていない場合には第1表示像210から切換わらない。したがって、不所望な場合に表示切換えを防ぐことができる。
表示装置100,100a,100b,100c,100dによると、対象Tの検知結果は、対象Tの少なくとも一部の輪郭360としてよく、かつ鏡表示範囲の外縁は、対象Tの輪郭360に対応するように設定されてよいため、対象Tの鏡像350を視認可能な範囲を必要最小限とし、それ以外の範囲をデジタルディスプレイとして最大限利用することができる。
表示装置100,100a,100b,100c,100dによると、対象Tの検知結果は、対象Tの顔の位置あるいは鼻または目の位置の抽出結果であってよく、かつ、対象の顔の位置あるいは鼻または目の位置を基準とした所定の範囲を鏡表示範囲として決定してよいため、対象Tの顔および顔周りのみを鏡像351として視認可能とすることができる。
(第1実施形態から第4実施形態および他の例における各部と請求項の各構成要素との対応関係)
本発明において、表示装置100,100a,100b,100c,100dが「表示装置」に相当し、表示部200,200aが「表示部」に相当し、第1表示像210が「第1表示像」に相当し、第2表示像220が「第2表示像」に相当し、ミラー部300,300aが「ミラー部」に相当し、鏡像350,351が「反射像」に相当し、輪郭360が「輪郭」に相当し、検知部400が「検知部」に相当し、カメラ450が「録画装置」に相当し、分析部500が「分析部」に相当し、制御部600,600aが「制御部」に相当し、切換え部700が「切換え部」に相当し、操作部800が「操作部」に相当し、通信部900が「通信部」に相当し、対象Tが「対象」に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100,100a,100b,100c,100d 表示装置
200,200a 表示部
210 第1表示像
220 第2表示像
300,300a ミラー部
350,351 鏡像
360 輪郭
400 検知部
450 カメラ
500 分析部
600,600a 制御部
700 切換え部
800 操作部
900 通信部
T 対象

Claims (17)

  1. 表示部と、
    前記表示部の視認可能側に設けられ、かつ反射率および透過率の少なくともいずれかが可変であるミラー部と、
    前記ミラー部の前に存在する対象を検知する検知部と、
    前記検知部による前記対象の検知結果に基づき、前記ミラー部において前記対象の反射像を表示させるべき少なくとも一の範囲を算出する分析部と、
    前記検知部の前記対象の検知有無に基づいて、表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、前記少なくとも一の範囲において前記反射像を表示可能とし、他の範囲において前記表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換える切換え部と、
    前記切換え部により第2表示に切換えられた場合、前記少なくとも一の範囲における前記ミラー部の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する制御部と、を含む表示装置。
  2. 前記第1の表示像および前記第2の表示像の少なくともいずれかをインターネットを介して取得する通信部をさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1の表示像および前記第2の表示像の少なくともいずれかについて操作を行う操作部をさらに含む、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記第2の表示像を操作する操作部が、前記検知部による検知信号を操作信号に変換する、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記検知部が、前記対象を撮影するカメラ、前記対象との距離を検知するセンサ、および前記対象の温度を検知するセンサの少なくともいずれかである、請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記分析部が、前記対象の顔と前記ミラー部とが相対向していると判断された場合にのみ、前記切換え部が前記第2表示に切換える、請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記対象の検知結果が、前記対象の少なくとも一部の輪郭である、請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記少なくとも一の範囲の外縁が前記輪郭に対応する、請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記対象の検知結果が、前記対象の顔または顔の構成部位の位置である、請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記少なくとも一の範囲が、前記位置を基準とした所定の範囲である、請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記検知部は、録画可能な録画装置をさらに含み、
    前記録画装置は、
    前記検知部により前記対象の回転を検知した場合、録画モードを開始し、
    前記対象の回転が終了する場合、または前記録画モードの開始から所定の時間が経過した場合に前記録画モードを中断し、録画した録画像を前記第2の表示像として前記表示部に表示する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 表示部と、前記表示部の視認可能側に設けられ、かつ反射率および透過率の少なくともいずれかが可変であるミラー部を含む表示装置に像を表示する表示プログラムであって、
    前記ミラー部の前に存在する対象を検知する検知処理と、
    前記検知処理による前記対象の検知結果に基づき、前記ミラー部において前記対象の反射像を表示させるべき少なくとも一の範囲を算出する分析処理と、
    前記検知処理による前記対象の検知有無に基づいて、前記表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、前記少なくとも一の範囲において前記反射像を表示可能とし、他の範囲において前記表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換える切換え処理と、
    前記切換え処理により第2表示に切換えられた場合、前記少なくとも一の範囲における前記ミラー部の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する制御処理と、を含む表示プログラム。
  13. 前記検知処理によって、前記対象の顔と前記ミラー部とが相対向していると判断された場合にのみ、前記切換え処理により前記第2表示に切換える、請求項12に記載の表示プログラム。
  14. 前記検知処理は、録画可能な録画処理をさらに含み、
    前記録画処理は、
    前記検知処理により前記対象の回転を検知した場合、録画モードを開始し、
    前記対象の回転が終了する場合、または前記録画モードの開始から所定の時間が経過した場合に前記録画モードを中断し、録画した録画像を前記第2の表示像として前記表示部に表示する、請求項12または13に記載の表示プログラム。
  15. 表示部と、前記表示部の視認可能側に設けられ、かつ反射率および透過率の少なくともいずれかが可変であるミラー部を含む表示装置に像を表示する表示方法であって、
    前記ミラー部の前に存在する対象を検知する検知工程と、
    前記検知工程による前記対象の検知結果に基づき、前記ミラー部において前記対象の反射像を表示させるべき少なくとも一の範囲を算出する分析工程と、
    前記検知工程による前記対象の検知有無に基づいて、前記表示部全面において第1の表示像を表示可能にする第1表示と、前記少なくとも一の範囲において前記反射像を表示可能とし、他の範囲において前記表示部による第2の表示像を表示可能とする第2表示とを切換える切換え工程と、
    前記切換え工程により第2表示に切換えられた場合に、前記少なくとも一の範囲における前記ミラー部の反射率および透過率の少なくともいずれかを相対的に制御する制御工程と、を含む表示方法。
  16. 前記検知工程によって、前記対象の顔と前記ミラー部とが相対向していると判断された場合にのみ、前記切換え工程により前記第2表示に切換える、請求項15に記載の表示方法。
  17. 前記検知工程は、録画可能な録画工程をさらに含み、
    前記録画工程は、
    前記検知工程により前記対象の回転を検知した場合、録画モードを開始し、
    前記対象の回転が終了する場合、または前記録画モードの開始から所定の時間が経過した場合に前記録画モードを中断し、録画した録画像を前記第2の表示像として前記表示部に表示する、請求項15または16に記載の表示方法。

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