JP2014238400A - 露光制御が強化された構造化照明投影 - Google Patents

露光制御が強化された構造化照明投影 Download PDF

Info

Publication number
JP2014238400A
JP2014238400A JP2014117246A JP2014117246A JP2014238400A JP 2014238400 A JP2014238400 A JP 2014238400A JP 2014117246 A JP2014117246 A JP 2014117246A JP 2014117246 A JP2014117246 A JP 2014117246A JP 2014238400 A JP2014238400 A JP 2014238400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
structured illumination
pattern
exposure
period
illumination pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014117246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6433688B2 (ja
Inventor
ローレンス デレイニー マーク
Lawrence Delaney Mark
ローレンス デレイニー マーク
ジェラード グラドニック ポール
Gerard Gladnick Paul
ジェラード グラドニック ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Publication of JP2014238400A publication Critical patent/JP2014238400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6433688B2 publication Critical patent/JP6433688B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/8806Specially adapted optical and illumination features
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/56Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof provided with illuminating means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/8806Specially adapted optical and illumination features
    • G01N2021/8829Shadow projection or structured background, e.g. for deflectometry

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】露光制御が強化された構造化照明投影を提供する。【解決手段】精密マシンビジョン検査システム100内のカメラ260による画像取得中にワークピース20を照らすための、構造化照明パターン生成部を制御する。制御可能な空間光変調器(例えばデジタル光処理プロジェクタ)が、構造化照明パターンを生成するための生成部の一部である。パターンは、各ストライプを横切る正弦波的なグレイレベル強度変化を含むストライプアレイを含み得る。グレイレベルの変化を含む完全な構造化照明パターン生成の反復を画像合成期間中に複数回繰り返すことにより、全体的な画像露光が高められる。ワークピースの表面プロファイルを求めるための構造化照明顕微鏡法が利益になる場合があり、複数の画像のそれぞれについて異なる位相の構造化光パターンを投影する方法を使用することにより、それぞれの焦点位置において複数の画像が解析されるために取得される。【選択図】図2

Description

本発明は、マシンビジョン検査システムにおける構造化照明パターン生成部の制御方法に関する。
精密マシンビジョン検査システム(又は略して「ビジョンシステム」)は、被検査物体の精密な寸法測定を取得し、物体の他の様々な特徴を検査するために利用することができる。かかるシステムは、コンピュータ、カメラ及び光学系、ワークピースを検査できるようにするために複数の方向に移動可能な精密ステージを含み得る。汎用「オフライン」精密ビジョンシステムとして特徴付けることができる従来技術の一例示的システムは、イリノイ州Auroraに所在のMitutoyo America Corporation(MAC)から入手可能なQUICK VISION(登録商標)シリーズのPCベースのビジョンシステム及びQVPAK(登録商標)ソフトウェアである。QUICK VISION(登録商標)シリーズのビジョンシステム及びQVPAK(登録商標)ソフトウェアの機能及び動作は、例えば、2003年1月に公開されたQVPAK 3D CNC Vision Measuring Machine User's Guide及び1996年9月に公開されたQVPAK 3D CNC Vision Measuring Machine Operation Guideの中で全体的に説明されている。この種のシステムは、顕微鏡型の光学系を使用し、小さいワークピース又は比較的大きいワークピースの検査画像を様々な倍率で提供するようにステージを動かすことができる。
QUICK VISION(商標)システムなどの汎用精密マシンビジョン検査システムは一般に、自動ビデオ検査を行うためにプログラム可能でもある。米国特許第6,542,180号(’180号特許)では、そのような自動ビデオ検査の様々な態様が教示されている。’180号特許において教示されるように、自動ビデオ検査の測定機器は一般にプログラミング機能を有し、このプログラミング機能により、利用者は自動検査イベントシーケンスを特定のワークピース構成ごとに定義することができる。これは、例えばテキストベースのプログラミングにより、又はグラフィカルユーザインタフェースの補助によって利用者が実行する検査動作シーケンスに対応するマシン制御命令シーケンスを記憶することにより、検査イベントシーケンスを次々に「学習」する記録モードにより、又は両方の方法の組合せにより実施することができる。かかる記録モードは多くの場合「学習モード」、「トレーニングモード」、又は「記録モード」と呼ばれる。検査イベントシーケンスが「学習モード」で規定されると、そのシーケンスを用いて「実行モード」中にワークピースの画像を自動で取得する(更には解析又は検査する)ことができる。
特定の検査イベントシーケンス(即ち各画像を取得する方法及び各取得画像を解析/検査する方法)を含むマシン制御命令は一般に、特定のワークピース構成に固有の「パートプログラム」又は「ワークピースプログラム」として記憶される。例えばパートプログラムは、ワークピースに対してカメラを位置決めする方法、照明レベル、倍率レベル等の各画像を取得する方法を定める。更にパートプログラムは、例えばエッジ/境界検出ビデオツールなどの1つ以上のビデオツールを使用することにより、取得画像を解析/検査する方法を定める。
手動での検査及び/又はマシン制御動作を実現するために、ビデオツール(又は略して「ツール」)及び他のグラフィカルユーザインタフェースの機能を手動で(「手動モード」で)使用することができる。自動検査プログラム又は「パートプログラム」を作成するために、それらの機能のセットアップパラメータ及び動作も学習モード中に記録することができる。ビデオツールは、例えばエッジ/境界検出ツール、オートフォーカスツール、形状又はパターン照合ツール、寸法測定ツール等を含み得る。複雑なハードウェア及びソフトウェアの動作及び/又は解析が、様々なビデオツール及び/又は選択可能な動作モードに関連して自動で(例えば利用者による監視及び/又は介入を必要とすることなしに)行われることが一般に望ましい。その場合、より優れた測定精度及び/又は信頼性を実現するために、比較的未熟な利用者でもそのような複雑な動作及び/又は解析を容易に且つ「透過的効果的」に実施することができる。
かかるシステムでは、ミクロン又はサブミクロン範囲の精度がしばしば望まれる。これはZ高さの測定に関してとりわけ難しい。Z高さの(カメラ系の光学軸に沿った)測定値は、一般的に、オートフォーカスツールによって決定されるような「最良の焦点」位置から得られる。最良の焦点位置を決定することは、一般に複数の画像から得られる情報を組み合わせ及び/又は比較することによる比較的複雑なプロセスである。従って、Z高さの測定に関して達成される精度及び信頼性のレベルは、多くの場合、X及びY測定軸に関して達成されるレベルよりも低い。ここで、測定は、典型的には単一画像内の特徴関係に基づいている。最近では、測定の分解能及び精度を、単純な撮像に通常関連する光学限界を超えて(例えばミクロン及びサブミクロンレベルまで)高めるために、「構造化照明顕微鏡」(SIM)法と一般に呼ばれる既知の技術が、顕微鏡測定及び検査システムに組み込まれている。
簡単に言えば、多くのSIM法は、第1の画像内で光ストライプのパターンをワークピース上に投影し、次いで第2の画像内でそのワークピース上のパターンをストライプに対して横にシフトし、第3の画像又はそれ以降の画像でも同じように続けることを含む。その結果生じる画像は、以下でより詳細に説明するように、表面測定の分解能を改善するために既知の方法に従って解析することができる。かかる技術はX、Y、及び/又はZの測定を向上させることができる。しかし、(例えばパターンを形成しシフトするための)既知の構造化照明パターン(SIP)生成サブシステム内で使用されるシステム及び方法は、これまで、実用されるSIMシステムの経済性、汎用性、並びに/又は分解能及び精度の改善を、望ましくない方向に限定してきた。一部の解析方法では、ストライプが、当該ストライプ全体にわたって正弦波強度プロファイルを示すことが望ましい。最先端の技術を示す参考文献として、Optical Engineering 50(12), 123603 (December 2011)の中のEkstrand及びZhangによる論文、“Autoexposure for Three-Dimensional Shape Measurement Using a Digital-Light-Processing Projector”では以下のように述べられている:
画像の露光を自動で調節可能な方法を開発することは、高精度の三次元形状測定に極めて重要である。投影される干渉縞の強度を調節することは選択肢の1つである。・・・しかし、干渉縞は典型的には8ビット(256グレイスケール値)に制限される。更に、最大グレイスケール値を変更することは、縞コントラストが変わるので、測定の信号対雑音比(SNR)に通常影響を与える。・・・従って、カメラの露光時間を調節するのが最良の選択肢であるように思われる。しかし、デジタル光処理「DLP」プロジェクタ上で表示される従来の正弦波干渉縞については、0から255までのグレイスケール値を生成するためにプロジェクタが時間変調を使用するので、カメラの露光時間を任意に選択することはできない。・・・カメラの露光時間を調節する最小ステップは、そのチャネル投影時間(例えば120Hzのプロジェクタでは8.33ms)である。このステップサイズは、典型的には実際の露光調節に必要なステップサイズよりも1〜2桁大きい。
8ビット超の分解能を事実上含む、予め作成されたグレイスケール投影マスクを使用することにより、この問題を解決した者もいる。画像の露光は、露光時間によって制御することができる。Ekstrand及びZhangは、プロジェクタデフォーカス法(Projector defocusing technique)を含む、この問題に対する解決策を提案している。Ekstrand及びZhangの技術は、非正弦波構造化パターン(例えばバイナリパターンを含む)を使用し得る。正弦波ストライプパターンは、プロジェクタの焦点を適当にはずすことにより実現する。このデフォーカス法はDLPに対するグレイスケール生成の必要性を軽減するので、所望の画像露光を実現するために、「任意の」露光時間をDLPと共に使用することができる。
上記の解決策は、正弦波縞模様を多様な露光時間で投影できるようにするが、これらの解決策には望ましくない特徴がある。例えば、「固定された」マスクは汎用性を欠き、ワークピース上のパターン位置の所望のシフトを行うために、高価且つ巨大な機械変換システムを必要とする。Ekstrand及びZhangのデフォーカス法は、デフォーカスを行うために追加の及び/若しくは調節可能な光学要素を必要とする場合があり、最小の「デフォーカス」ストライプ間隔の観点において汎用性が制限される場合があり、並びに/又は、一部の精密マシンビジョン検査システムで使用されるZ高さ「PFF:points from focus」技術に使用される焦点変化に対して、望ましくない及び/若しくは予測不能な干渉を引き起こす場合がある。従って、多岐にわたる露光レベルにおいて優れたグレイスケール分解能を含む構造化照明パターン(SIP)を経済的に生成するための改善された方法が望まれる。
精密マシンビジョン検査システム内のカメラ部による画像の取得中に、構造化照明パターンによってワークピースを照らすために使用される構造化照明パターン生成部を制御するための方法を提供する。構造化照明パターン生成部は、構造化照明パターンコントローラ、制御可能な空間光変調器(SLM)、及び光発生器を含む。制御可能なSLM(例えばマイクロミラーアレイなどのデジタル光処理アレイ)は構造化照明パターンを生成するために制御され、光発生器はSLMに光を放射する。カメラの画像合成期間中に画像が取得される。この画像合成期間中、グレイレベルの変化を含む第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、全体的な露光が第1の露光増分だけ高められる。この画像合成期間中、グレイレベルの変化を含む少なくとも第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、全体的な露光が少なくとも第2の露光増分だけ更に高められる。
様々な実装形態において、第2の露光増分と第1の露光増分はほぼ同じとすることができる。光発生器は、第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復中にほぼ同じ放射強度を発するように動作され得る。この放射強度の最大制御可能放射強度に対する比は0.6を上回り得る。構造化照明パターンは、ストライプ全体を横切るグレイレベル強度のほぼ正弦波的な変化を含むストライプアレイを含み得る。
少なくとも第2の露光増分は、第1の及び第2の露光増分よりも低い、最下位ビット(LSB)露光増分を更に含み得る。この方法は、第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復中に第1の放射強度を発し、LSB露光増分に対応する完全な構造化照明パターンの反復中に、第1の放射強度を下回るLSB放射強度を発するように光発生器を動作させるステップを更に含み得る。
カメラの画像合成期間を期間TIPとすることができ、この方法は、それぞれの期間TCPi内で、グレイレベルの変化を含む各完全な構造化照明パターンの反復を生成するステップを更に含むことができ、それぞれの期間TCPiはTIP/4以下である。それぞれの期間TCPiの少なくとも1つは、構造化照明パターン生成部によって認められる最短期間に相当し得る。
カメラの画像合成期間を、N個の等しい副期間TCPnを含む期間TIPとすることができ、この方法は、グレイレベルの変化を含む各完全な構造化照明パターンの反復をそれぞれの副期間TCPn内で生成するステップを更に含むことができる。構造化照明パターン(SIP)生成部は、少なくとも1つのそれぞれの副期間TCPn内で露光増分が生じないように更に動作され得る。
第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成するステップは、第1のパターン細分露光シーケンスを生成するステップを含み、第1のパターン細分露光シーケンスは、複数の第1の反復細分時間において複数の第1の反復細分時間の各々に対応する複数のパターン部を露光することであって、複数の第1の反復細分時間の各々において、光発生器からの第1の反復強度の光をそれぞれ用いて、対応するパターン部を露光する、ことを含むことができる。第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成するステップは、第2のパターン細分露光シーケンスを生成するステップを含み、第2のパターン細分露光シーケンスは、複数の第2の反復細分時間において複数の第2の反復細分時間の各々に対応する複数のパターン部を露光することであって、複数の第2の反復細分時間の各々において、光発生器からの第2の反復強度の光をそれぞれ用いて、対応するパターン部を露光する、ことを含むことができる。少なくとも第1の及び第2のパターン細分露光シーケンスは同一とすることができる。
少なくとも第2の露光増分は、第1の及び第2の露光増分と異なるLSB露光増分を含むことができる。この方法は、LSBパターン細分露光シーケンスを生成することでグレイレベルの変化を含む完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、LSB露光増分を生成するステップを更に含み得る。LSBパターン細分露光シーケンスは、複数の反復細分時間において複数のLSB反復時間の各々に対応する複数のパターン部を露光することであって、複数のLSB反復時間の各々において、光発生器からのLSB反復強度の光をそれぞれ用いて、対応するパターン部を露光することを含むことができる。この方法は、(a)それぞれのLSB反復強度を対応するそれぞれの第1の及び第2の反復強度未満にするステップ、及び(b)それぞれのLSB反復細分時間を対応する第1の及び第2の反復細分時間未満にするステップの少なくとも1つを更に含むことができる。或いはこの方法は、(a)それぞれのLSB反復強度を対応するそれぞれの第1の及び第2の反復強度を上回るようにするステップ、及び(b)それぞれのLSB反復細分時間を対応する第1の及び第2の反復細分時間を上回るようにするステップの少なくとも1つを更に含むことができる。
カメラの画像合成期間を、N個の等しい副期間TCPnを含む期間TIPとすることができる。第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復は約100%のデューティサイクルに対応することができ、それぞれ1つの副期間TCPnの間に行われ得る。0%又は100%のデューティサイクルに対応する構造化照明パターンが期間TIPの残りの副期間TCPnの間に与えられる状態で、0%から100%の間のデューティサイクルに対応するLSB構造化照明パターンが1つの副期間TCPnの間に行われ与えられ得る。
取得画像は、取得される画像のスタックの1つとすることができる。所与のZ高さにおいて取得されるスタック画像ごとに、SIP生成部によって与えられるSIPが対応するZ高さにおいて他のスタック画像について与えられるSIPに対して位相シフトされるように、画像のスタックは構造化照明顕微鏡法を利用して取得することができる。スタック内の各画像を取得するために、第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復が繰り返されてもよい。
図面の説明
本発明の上記の態様及び付随する利点の多くは、添付図面と併せて解釈するとき、以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるため、より容易に理解される。
汎用精密マシンビジョン検査システムの様々な典型的構成要素を示す図である。 図1のマシンビジョン検査システムと同様であり、構造化照明パターン生成器及び本明細書に記載の他の機能を含む、マシンビジョン検査システムの制御システム部及びビジョン構成要素部のブロック図である。 図2に示す構造化照明パターン生成器の一例示的実施形態を含むブロック図である。 画像露光期間中のグレイレベル照明パターン生成シーケンスのための、図3に示すような空間光変調器で使用される或る典型的方法を概略的に示す図である。 異なる位相を有する3つの構造化照明投影パターンのシーケンス及び対応する捕捉画像、並びに変調度を求めるための単一ピクセルの関連する測定強度曲線を含む、既知のSIM技術を示す図である。 対応する焦点高さにおいて図5と同様のシーケンスを使用するSIM技術、並びにピクセルに関連付けられる最良の焦点高さ及び/又はZ高さを示すピーク変調を求めるための関連する変調度曲線を示す図である。 画像露光シーケンス中に焦点軸に沿って移動している面を照らすときに生じる照明焦点の問題に関し、図4に示す典型的なグレイレベル照明パターン生成シーケンスを示す図である。 多岐にわたる露光レベルにおいて優れたグレイスケール分解能を含むSIPを生成するために、図3に示すような構造化照明パターン(SIP)生成器を制御するための、本明細書に開示する方法の一例示的実施形態を示すタイミング図である。 画像の取得中に構造化照明パターン生成部を制御するためのルーチンの一例示的実施形態を示す流れ図である。
本発明の様々な実施形態を以下に記載する。以下の説明では、これらの実施形態を完全に理解し、実施するための具体的詳細を示す。但し、本発明はこれらの詳細の多くを欠いて実施できることを当業者なら理解されよう。更に、様々な実施形態の関連する説明を不要に曖昧にするのを避けるために、良く知られている一部の構造又は機能を詳しく図示し又は説明しない場合がある。以下に示す説明の中で使用する用語は、本発明の或る特定の実施形態の詳細な説明と共に使用されていても、その最も広い妥当な方法で解釈されることを意図する。
図1は、本明細書に記載の方法に従って使用可能な或る例示的な精密マシンビジョン検査システム10の様々な典型的構成要素を示すブロック図である。マシンビジョン検査システム10はビジョン構成要素部12を含み、ビジョン構成要素部12は、データ及び制御信号をやり取りするために制御コンピュータシステム14に動作可能に接続される。制御コンピュータシステム14は、データ及び制御信号をやり取りするために、モニタ又はディスプレイ16、プリンタ18、ジョイスティック22、キーボード24、及びマウス26と更に動作可能に接続される。モニタ又はディスプレイ16は、マシンビジョン検査システム10の動作の制御及び/又はプログラミングに適したユーザインタフェースを表示し得る。様々な実施形態において、タッチスクリーンタブレットなどが、コンピュータシステム14、ディスプレイ16、ジョイスティック22、キーボード24、及びマウス26の何れか若しくは全てと置換されてもよく、且つ/又はそれらの何れか若しくは全ての機能を重複して提供してもよいことが理解される。
当業者は、制御コンピュータシステム14が一般に如何なるコンピューティングシステム又は装置から成ってもよいことを理解するであろう。適切なコンピューティングシステム又は装置には、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記の何れかを含む分散コンピューティング環境などが含まれ得る。かかるコンピューティングシステム又は装置は、本明細書に記載の機能を実行するためのソフトウェアを実行する1個又は複数のプロセッサを含み得る。プロセッサには、プログラム可能な汎用又は専用マイクロプロセッサ、プログラム可能コントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理デバイス等、又はかかるデバイスの組合せが含まれる。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ等、又はかかる構成要素の組合せの中に記憶され得る。ソフトウェアは、磁気又は光学ベースのディスク、フラッシュメモリデバイス、又はデータを記憶するための他の任意の種類の不揮発性記憶媒体など、1個又は複数の記憶装置の中に記憶されてもよい。ソフトウェアは、特定のタスクを実行し、又は特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む1つ以上のプログラムモジュールを含むことができる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールの機能を組み合わせても、又は複数のコンピューティングシステム若しくは装置間に分散させてもよく、そして、有線又は無線構成でサービスコールによってアクセスしてもよい。
ビジョン構成要素部12は、可動式ワークピースステージ32と光学撮像系34とを含み、光学撮像系34はズームレンズ又は交換式レンズを含み得る。ズームレンズ又は交換式レンズは一般に、光学撮像系34によって与えられる画像に様々な倍率を提供する。マシンビジョン検査システム10は概して、上記で論じたQUICK VISION(登録商標)シリーズのビジョンシステム及びQVPAK(登録商標)ソフトウェア並びに同様の市販されている最新の精密マシンビジョン検査システムと同等のものである。マシンビジョン検査システム10は、本願と同じ譲受人に譲渡された米国特許第7,454,053号、同第7,324,682号、同第8,111,905号、及び同第8,111,938号にも記載されている。
図2は、図1のマシンビジョン検査システムと同様であり、構造化照明パターン生成器及び本明細書に記載の他の機能を含む、マシンビジョン検査システム100の制御システム部120及びビジョン構成要素部200のブロック図である。以下でより詳細に説明するように、制御システム部120は、ビジョン構成要素部200及び制御可能な構造化照明パターン生成部300を制御するために利用される。制御システム部120は、ビジョン構成要素部200及び構造化照明パターン生成部300の双方とデータ及び制御信号をやり取りするように構成され得る。
ビジョン構成要素部200は、光学アセンブリ部205、光源220、230、240、及び中央透明部212を有するワークピースステージ210を含む。ワークピースステージ210は、ワークピース20が配置され得るステージの面に略平行な平面にあるX軸及びY軸に沿って移動制御可能である。光学アセンブリ部205は、カメラ系260、交換式対物レンズ250を含み、レンズ286及び288を有するターレットレンズアセンブリ280を含んでもよい。ターレットレンズアセンブリの代わりに、固定式の若しくは手動で交換可能な倍率変更レンズ、又はズームレンズ構成等が含まれてもよい。
アクチュエータを駆動して光学アセンブリ部205をZ軸に沿って移動させ、ワークピース20の画像のフォーカスを変える制御可能モータ294を使用することにより、X軸及びY軸に略直交するZ軸に沿って、光学アセンブリ部205を移動制御可能である。当然ながら他の実施形態では、ステージを静的な光学アセンブリに対して既知の方法でZ軸に沿って移動させてもよい。制御可能モータ294は、信号線296を介して入出力インタフェース130に接続される。
マシンビジョン検査システム100を使用して撮像するワークピース20又は複数のワークピース20を保持するトレイ若しくは固定具は、ワークピースステージ210上に配置される。ワークピースステージ210は、光学アセンブリ部205と相対的に移動するように制御することができ、それにより、交換式対物レンズ250がワークピース20上の位置及び/又は複数のワークピース20の間を移動する。
以下でより詳細に説明するように、或るSIM動作では、ワークピースが構造化照明パターン生成部300から与えられるSIP光源光232’によって照らされる。構造化照明パターン生成部300は、ワークピース20に出力される構造化照明パターンを設定する。透過照明光220、落射照明光230、構造化照明パターン生成部300、及び斜め照明光240(例えばリングライト)のうちの1つ以上が、光源光222、232、232’、及び/又は242のそれぞれを発し、1つ以上のワークピース20を照らすことができる。図3に関してより詳細に説明するように、ビームスプリッタ290を含む共有経路に沿って光源230が光源光232を発することができ、構造化照明パターン生成部300がSIP光源光232’を発することができる。光源光はワークピース光255として反射又は透過され、撮像に使用されるワークピース光は交換式対物レンズ250及びターレットレンズアセンブリ280を通過し、カメラ系260によって集められる。カメラ系260によって捕捉されるワークピース20の画像は、信号線262上で制御システム部120に出力される。光源220、230、240、及び構造化照明パターン生成部300は、信号線又はバス221、231、241、及び331のそれぞれにより制御システム部120に接続され得る。画像の倍率を変更するために、制御システム部120は、信号線又はバス281を介して、ターレットレンズアセンブリ280を軸284に沿って回転させ、ターレットレンズを選択することができる。
様々な例示的実施形態において、光学アセンブリ部205は、制御可能モータ294を使用してワークピースステージ210に対して垂直なZ軸方向に移動可能であり、制御可能モータ294は、アクチュエータ、接続ケーブル等を駆動して光学アセンブリ部205をZ軸に沿って移動させ、カメラ系260によって捕捉されるワークピース20の画像のフォーカスを変更する。本明細書で使用するとき、Z軸という用語は、光学アセンブリ部205によって得られる画像の焦点を合わせるために使用されることを目的とする軸を指す。制御可能モータ294は、信号線296を介して入出力インタフェース130に接続されて使用される。
図2に示すように、様々な例示的実施形態において、制御システム部120は、コントローラ125、入出力インタフェース130、メモリ140、ワークピースプログラム生成・実行器170、及び電源部190を含む。これらの構成要素のそれぞれ並びに後述する追加の構成要素は、1つ以上のデータ/制御バス及び/又はアプリケーションプログラミングインタフェースにより、又は様々な要素間の直接接続により相互接続されてもよい。
入出力インタフェース130は、撮像制御インタフェース131、移動制御インタフェース132、照明制御インタフェース133、及びレンズ制御インタフェース134を含む。移動制御インタフェース132は、位置制御要素132a及び速度/加速度制御要素132bを含み得るが、かかる要素は統合されてもよく、及び/又は区別不能であってもよい。照明制御インタフェース133は、例えばマシンビジョン検査システム100の対応する様々な光源の選択、電力、オン/オフ切替え、及び該当する場合はストローブパルスタイミングを制御する照明制御要素133a〜133nを含む。照明制御インタフェース133は照明制御要素133sipも含み、照明制御要素133sipは、図示の実施形態では構造化照明パターン(SIP)生成部300と連携して動作し、以下でより詳細に説明するように画像の取得中に、とりわけSIMモードの画像取得中に構造化照明を提供する。
メモリ140は、画像ファイルメモリ部141、SIM/SIPメモリ部140sim、1つ以上のパートプログラム等を含み得るワークピースプログラムメモリ部142、及びビデオツール部143を含むことができる。ビデオツール部143は、ビデオツール部143a、及び対応するビデオツールのそれぞれについてGUI、画像処理動作等を決定する他のビデオツール部(例えば143n)、並びにビデオツール部143に含まれる様々なビデオツールで動作可能な様々なROIを定める自動、半自動、及び/又は手動の動作をサポートする関心領域(ROI)生成器143roiを含む。
本開示の文脈では、及び当業者によって知られているように、ビデオツールという用語は、ビデオツールに含まれる段階的な動作シーケンスを作成することも、一般化されたテキストベースのプログラミング言語に頼ること等もなく、マシンビジョンユーザが比較的単純なユーザインタフェース(例えばグラフィカルユーザインタフェース、編集可能なパラメータウィンドウ、メニュー等)によって実行できる比較的複雑な自動又はプログラムされた動作セットを一般に指す。例えばビデオツールは、動作及び計算を管理する少数の変数又はパラメータを調節することによって特定のインスタンスにおいて適用され、カスタマイズされる画像処理動作及び計算のプリプログラムされた複雑なセットを含み得る。基本的な動作及び計算に加え、ビデオツールは、ビデオツールの特定のインスタンスのパラメータを利用者が調節できるようにするユーザインタフェースを含む。例えば、多くのマシンビジョンビデオツールは、ビデオツールの特定のインスタンスの画像処理動作によって解析される画像サブセットの位置パラメータを定めるために、マウスを用いた単純な「ハンドルドラッグ」操作によりグラフィカルな関心領域(ROI)インジケータを利用者が構成することを可能にする。基本的な動作が黙示的に含まれる場合でも、可視ユーザインタフェース機能が時にはビデオツールと呼ばれることに留意されたい。
ビデオツール部143は、以下でより詳細に説明するように、Z高さ測定動作に関係する様々な動作及び機能を提供するZ高さ測定ツール部143zも含む。一実施形態では、Z高さ測定ツール部143zが、Z高さツール143zt及びZ高さツールSIM/SIPモードコントロール143simを含み得る。Z高さツール143ztは、例えばオートフォーカスツール143af、及びマルチポイントオートフォーカスツール143mafを含むことができる。Z高さツールSIM/SIPモードコントロール143simは、(例えば以下で更に説明する)SIM技術に基づいて最良の焦点高さ及び/又はZ高さ測定を決定するモードに設定されるZ高さツールと連携し、画像スタックの取得及び関連する構造化光パターン生成動作の一部を管理することができる。
簡単に言えば、Z高さ測定ツール部143zは、既知のZ高さ測定ツールと同様の動作の少なくとも幾つか、例えば焦点曲線の全て又は一部を生成し、そのピークを最良の焦点位置として見出す動作を学習モード及び実行モードで実行することができる。本開示の対象である更なるZ高さ測定ツールの動作について、以下でより詳細に説明する。
Z高さ測定ツール部143zについては代替的構成も可能である。例えば、Z高さツール143ztは、追加のZ高さ測定ツール要素を提供することができ、又はZ高さツールは、(例えば光源光232を与えるための光源230を用いて)通常照明で取得した画像を使用する従来のコントラストベースの解析モードで動作するように構成されるか、又は(例えばSIP光源光232’を与えるための構造化照明パターン生成部300を用いて)特定の構造化照明パターンで照明して取得した画像を使用するSIMベースの解析モードで動作するように構成されるかを制御する、選択可能モードオプションを有してもよい。何れにせよ、SIM/SIPモードコントロール143simは、Z高さ測定ツール要素のユーザインタフェース及び相互関係を管理する動作を、それらの動作モード及び/又はSIM画像取得及び解析技術の使用に対応する方法で提供することができる。より広くは、本発明は、SIM画像取得及び解析技術に基づく測定動作に関し、本明細書に開示する特徴を提供するためにマシンビジョン検査システム100と連携して動作可能な現在知られている又は後に開発される任意の形式で実施することができる。
カメラ系260からの信号線262及び制御可能モータ294からの信号線296は、入出力インタフェース130に接続される。画像データの伝送に加え、信号線262は、画像の取得を開始するコントローラ125又は他の場所から信号を伝送することができる。1つ以上の表示装置136(例えば図1のディスプレイ16)及び1つ以上の入力装置138(例えば図1のジョイスティック22、キーボード24、及びマウス26)も、入出力インタフェース130に接続することができる。表示装置136及び入力装置138は、検査動作を行い及び/若しくはパートプログラムを作成及び/若しくは修正するために使用可能な様々なグラフィカルユーザインタフェース(GUI)機能を含み得るユーザインタフェースを表示するために、カメラ系260によって捕捉される画像を見るために、並びに/又はビジョンシステム構成要素部200を直接制御するために使用することができる。表示装置136は、ビデオツールに関連するユーザインタフェース機能を表示することができる。
図3は、図2のビジョンシステム構成要素部200の一部を示すブロック図である。この図は、本明細書に開示し特許請求の範囲に記載の様々なパターン生成方法及び画像露光方法を実施するために使用することができる構造化照明パターン生成器300の一例示的実施形態の更なる詳細を図示することを含む。図示の実施形態では、構造化照明パターン生成部300が、SIP光学部360、光発生器310、透過及び/又は遮断される光のパターンを作成するために、様々なパターンに構成される制御可能なピクセルアレイ351を含む空間光変調器(SLM)350、並びにSIPコントローラ330を含む。SIPコントローラ330は、SLMコントローラ部332を含むことができる。SLMコントローラ部332は、タイミング及び同期部(TSP)336、並びにグレイスケールパターンシーケンサ332’を含み得る。SLMコントローラ部332は、例えば、信号線又はバス334、333、及び338のそれぞれを介して、SLM350、光発生器310、及びTSP336に接続することができる。
動作面では、光発生器310は、SLM350のピクセルアレイ351の照明領域を照らすために適切に構成される(例えば平行化される)ように、SIP光学部360の第1の部分を介して光314を発することができる。SLM350は、SIP光学部360の残りの部分を介して所望のパターンを光路に沿って伝送又は投影するために、既知の方法に従って光を全透過、部分透過、又は遮断することができる。図3に示すように、投影パターンはビームスプリッタ290に入力されるようにSIP光学部360から出力され、ビームスプリッタ290では、その投影パターンが対物レンズ250を通る落射照明光として方向付けられ、視野を照らすためのSIP光源光232’をもたらす。
一部の実施形態では、SLM350が、Dalgety Bay, Fife, Scotland, United Kingdomに本社を置くForth Dimension Displays社のマイクロディスプレイグラフィックスアレイなどの透過型LCDタイプアレイを含むことができ、かかるアレイは、必要に応じて従来のビデオ信号によって概して制御され得るLCDピクセルアレイを含み、電子的に生成される8ビットグレイスケールパターンを表示するために使用することができる。この8ビットグレイスケールパターンは、そのグレイスケール値に応じてパターンの所与の任意のピクセルにより光314を透過し、部分的に透過し、又は遮断することができる。但し、本明細書に開示する方法は、SLM350に関連する一定の利点を向上させるために使用することができる。SLM350は、制御可能な光偏向を所望のパターンでもたらすことができる、現在知られている又は後に開発される任意の種類の制御可能な反射シャッタ(reflective shutter)の機構を含む。使用することができる制御可能な反射シャッタアレイの1つの種類には、例えばDalgety Bay, Fife, Scotlandに本社を置くForth Dimension Displays社のLCOS(liquid crystal on silicon)マイクロディスプレイ製品が含まれる。以下に記載する様々な実施形態では、ほとんどの場合、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)である別の種類のアレイを組み込む。DMD及び関連する構成要素は、例えばTexas 州Plano にあるTexas Instruments DLP Productsから入手可能である。DLPは一般にデジタル光処理(digital light processing)の略であり、DMDデバイス内のアレイ要素が「オン」の位置又は「オフ」の位置にあり、投影/透過されるグレイスケールパターンが重畳バイナリパターンの蓄積されたシーケンスとして或る期間にわたって作り出されなければならないことに関連する。本明細書に開示するシステム及び方法は、既知のDLP制御方法のある欠点を克服するために特に有利であり、より詳細には、高精度の測定等を行うために使用されるSIM技術の精度を高めることに関連してとりわけ有利である。
様々な実施形態において、光発生器310をストローブ照明動作モードで使用して、適切な光パワーレベルにおいて非常に高速の(μs又はnsの範囲の)光発生器応答時間の組合せをもたらすことができる。光発生器310の一例は、California 州San JoseにあるPhilips Lumileds Lighting Companyから入手可能なLuxeon(商標)製品ラインのうちのLEDの1つなど、1つ以上の高輝度発光ダイオード(LED)を含み得る。
図3に示す実施形態では、SLM350は市販のDMDとすることができ、SLMコントローラ部332は、上記のTexas Instruments DLP Productsから入手可能なチップセットなどのコンパニオンデジタルコントローラチップとすることができる。SLMコントローラ部332は、所望のグレイスケールパターンの定義又は要求に応答することができる。また、SLMコントローラ部332は、或る期間にわたって所望のグレイスケールパターンを発生させる重畳バイナリパターンの蓄積されたシーケンスを提供するSLM350及び光発生器310へ、同期制御信号を生成することができる。しかし、市販のSLMコントローラには、例えば本開示の「背景」の節の中で先に要約し、図4に関して以下で更に概説する幾らかの欠点がある。図示の実施形態では、例えば256ビットよりも精細なグレイスケール制御及び/又は一部の実施形態若しくは実装形態では他の利点を可能にすることによりこれらの欠点を克服し又は軽減するために、TSP336がSLMコントローラ部332と共に使用される。様々な実施形態において、TSP336は、ライン又はバス331を介し、グレイスケールパターン及び露光レベル要求又は制御信号を、SIP照明制御要素133sip及び/又は(所望の様々なパターンに関係する所定の又は学習された制御信号構成又はパラメータを記憶することができる)SIM/SIPメモリ部140simから受け取ることができる。TSP336は受け取った信号を処理し、複数のインクリメンタルグレイスケールパターン(incremental grayscale pattern)要求をSLMコントローラ部332に送ることができ、それによりSLMコントローラ部332は、SLM350及び光発生器310を制御するための自らの固有の制御ルーチン及び回路を使用し、256ビットの分解能を有するインクリメンタルグレイスケールパターンのそれぞれを或る期間にわたって作り出すことができる。従って、TSP336は、ライン339を介して制御信号をやり取りできるカメラ260の画像合成期間内のインクリメンタル要求の数を制御できるので、複数のインクリメンタルグレイスケールパターンによって実現される全体的な画像露光を制御することができる。様々な実施形態において、インクリメンタル要求の一部が、同一のパターン及び/又は露光増分を得るためであり得る。一部の実施形態では、インクリメンタル要求の1つ以上が、異なるパターン及び/又は露光増分を得るためであり得る。必要に応じて、照明パターンの256ビット超のグレイスケール分解能をこのように実現することができる。概して、TSP336は自らが受け取る制御信号及び/又は様々な構成要素に送る制御信号に関し、専用の処理及び決定的なタイミング(deterministic timing)を提供することが望ましい。従って一部の実施形態では、TSP336がプログラマブルロジックアレイ等を含み得る。一部の(任意選択的な)実施形態では、SLMコントローラ部332が光発生器310を直接制御する代わりに、ライン333を省き、SLMコントローラ部332からの光制御タイミング信号をライン333’上でTSP336に出力してもよく、TSP336はSLMコントローラ部332からのタイミング信号に基づき、ライン333’’を介して光発生器310を制御することができる。このようにすることは、SLMコントローラ部332の固有の動作に必要なタイミングウィンドウ内で、光発生器310の更なる機能及び/又はカスタマイズされた精密な制御を提供することを可能にし得る。上記で概説した様々な機能及び動作について以下でより詳細に説明する。
図4は、画像露光期間中に照明のグレイレベルパターンを投影するために図3に示す空間光変調器350などの空間光変調器で使用される、或る典型的な従来の制御方法を概略的に説明するダイヤグラム400を示している。具体的には、図4は、デジタルマイクロミラーデバイスなどのDLP装置によって作成される、単一の構造化照明光ストライプLS1を横切るほぼ正弦波的なグレイレベル強度変化GLVの生成を概略的に示す。
ダイヤグラム400は、それぞれの反復細分時間(iteration subdivision time)T1〜T4の間に光発生器からの放射光のそれぞれの反復強度を使用して露光される複数の個々のパターン部P1〜P4(細分パターン部とも呼ぶ)を含む、パターン細分露光シーケンス(pattern subdivision exposure sequence)430を示す。パターン細分露光シーケンス430は、本開示に関係する基本原理を例示するために、単純な4ビットのグレイレベル正弦波パターンを構築する。
ダイヤグラム400は、「光ストライプを横切るピクセル列」に沿って垂直に並べられる対応する要素を含む。一部省略した「平面図」は、Ysの方向に沿って伸びるストライプである単一の構造化照明光ストライプLS1を横切る、ほぼ正弦波状のグレイレベル強度変化GLVを示す。ストライプLSを横切る明るい陰影及び暗い陰影は、PatIter_kとして示す、強度パターン細分露光シーケンス430に由来する蓄積された露光又は正味強度を表し、以下で更に説明するようにPatIter_kは、完全なグレイスケールパターンの露光の反復又は増分k(例えばk=1、2、3等である)に対応し得ることを示す。この特定のストライプは、ピクセル列dに沿って最も明るく、ピクセル列a及びa’に沿って最も暗い。PatIter_kの平面図の真上には、PatIter_kを横切る正味強度プロファイルに対する寄与率を概略的に表すグラフがある。このグラフは、それぞれの細分時間T1〜T4中に個々の細分パターン部P1〜P4をもたらすために活性化されるピクセル列を示すために使用されるクロスハッチパターンと同様のクロスハッチパターンを使用している。蓄積される強度が時間に比例するように、時間T1〜T4のそれぞれについて光発生器が同じ強度に設定されると仮定する。時間T1〜T4はバイナリ細区分であり、つまりT3=2T4、T2=2T3、及びT1=2T2が成立する。正味強度ni4をもたらすために、最も明るい列dのピクセルが細分パターン部P1〜P4のそれぞれの中で「オン」であることが図示されている。正味強度ni3をもたらすために、次に明るい列c及びc’のピクセルがP2を除く細分パターン部のそれぞれの中で「オン」である。正味強度ni2をもたらすために、次に明るい列b及びb’のピクセルが細分パターン部P3及びP4の中でのみ「オン」であり、正味強度ni1をもたらすために、最も暗い列a及びa’が細分パターン部P4の中でのみオンである。この解説では期間T1〜T4の間の無視できる時間を仮定し、タイミング図440は、グレイレベルストリップパターンPatIter_kを生成するための合計時間がTIter_kであることを示す。設計及び/又は実験により、特定のマシン、光発生器、電圧レベル等について待ち時間、遅延等が較正され又は求められてもよく、所望の又は較正された照明レベルをもたらすタイミング、動作電圧等の組合せを(例えばSIPコントローラ330の動作により)容易に求め且つ/又は補償できるように、結果が較正され又は(例えばSIM/SIPメモリ部140sim内に)記憶されるものと理解される。
上記で概説した典型的な従来の制御方法は、所望の正味グレイレベル強度パターンを実現するために、全体的な時間TIter_k及び/又は細分時間中に使用される光発生器の強度を調節する、DLPコントローラ内で(例えばデジタルDMDコントローラ内で)使用され得る。
図4に関して上記で概説した単一画像中の正弦パターン露光に関する汎用伝達関数は、次式で表すことができる。
Figure 2014238400
式中、PatIter_kは画像露光期間内の完全なグレイレベルパターン(例えばその全体にわたり正弦波的なグレイレベル強度プロファイルを有するストライプ)の「k回目」の反復であり、Tiはパターン生成時間の細区分(例えば図4に示す時間の細区分T1〜T4のうちの1つ)であり、Piはパターンの細区分i(例えばパターン生成時間の細区分Tiの1つの間にオンであるSLMピクセルの部分的なパターン)(例えば図4に示すパターンの細区分P1〜P4のうちの1つ)であり、Iiは時間の細区分Ti中の光強度である。図4に示す説明図の中で暗に示されているように、特定の構成では、Ti=T(i−1)/(2^(i−1))が成立するように時間のバイナリ細分が実施され、パターン細区分の単一セットの全体を通してI=I=Iとなるように一定の強度が利用されてもよい。
全体的な時間TIter_kを調節する上記で概説した典型的な従来の制御方法は、所望の正味グレイレベル強度パターンの増強を実現するために細分時間中に時間Ti及び/又は光発生器の強度Liのそれぞれを増加することに等しい。しかし、この手法は先に概説した欠点の原因となり、本発明者は、他の多くの応用例では全く重要ではないこれらの変数の一部の選択にSIM測定の精度が敏感であり得ることを見出した。従って、DLPのための典型的な従来の制御方法は、特定の高分解能の精密マシンビジョン検査動作、とりわけ特定の高精度SIM用途に不適当である。関連する問題及び解決策を以下でより詳細に説明する。
本明細書に開示するシステム及び方法の利益を理解するための背景として、解析される画像に使用される構造化照明の強度の変化及び/又は強度プロファイルに対する或る例示的な既知のSIM技術の敏感さを解説するために、図5及び図6A〜図6Dを用いてかかる技術を簡潔に説明する。SIM技術の特定の応用例に関連する構造化照明方法にとって、より捉えにくく、正当に評価されない敏感さを説明するために図7を使用する。
図5は、既知のSIM技術を示す図である。イラスト部分500Aに示されている図示の例において、この技術は、様々な位相(例えば投影されるストライプパターンの空間的周期の位相間の120度の実効空間位相シフト)を有する3つの構造化照明パターンPP1〜PP3のシーケンスを投影すること、及び対応する画像I1〜I3を捕捉することを含む。各画像の同じ露光レベル、及び各画像内の投影ストライプパターン内のストライプを横切る繰り返し可能な正弦波的強度変化を仮定した場合、画像I1〜I3のそれぞれの中の同じピクセル位置において、イラスト部分500B内に示すのと類似の結果が予期される。具体的には、上記の仮定によれば、ピクセル位置P1は、正弦波ストライプ強度プロファイルを横切る3つの位置の強度に比例する強度を画像I1〜I3内で有することが予期され、3つの位置は、120度の空間的位相シフトによって分けられる。これを3つの強度値(P1,I1)、(P1,I2)、及び(P1,I3)により、500B内に示す。次いでSIM技術は、ピクセル位置P1の3つの強度値に正弦曲線FCを適合させることを含む。その結果生じる、変調度MDとしても知られる適合曲線FCの振幅は、ピクセル位置P1におけるワークピースが最良の焦点位置にあるとき最大となる。その理由は、最良の焦点位置から離れた焦点位置ではストライプのコントラストがぼやけ、そのためその場合、変調度MDがより低くなるからである。
図6A〜図6Dは、3つの異なる焦点高さZa、Zb、Zcにおいて、図5のステップと同様の一連のステップを使用するSIM技術を示す図である。最良の焦点高さを示すピーク変調Z高さ、及び/又はワークピース上の特定のピクセル位置に関連するZ高さを求めるために、関連する変調度曲線MCを形成する。
図6Aに示すように、垂直位置Zaにおいて、位相シフトされた(つまり照明パターンの位相がシフトされた)3つの画像I1a〜I3aのシリーズ610Aが捕捉される。図6A内の光学系の小さな画像は、光源SAから生じる投影照明並びに撮像系の焦点が平面FPに合わせられていること、及びZ高さZaがFPから遠いことを示す。その結果、対応する変調度MDaは比較的小さい。図6Bに示すように、垂直位置Zbにおいて、位相シフトされた3つの画像I1b〜I3bの一続き610Bが捕捉される。図6B内の光学系の小さな画像は、光源SAから生じる投影照明並びに撮像系の焦点が平面FPに合わせられていること、及びZ高さZbがZaよりもFPに近いことを示す。その結果、対応する変調度MDbはMDaと比較して大きい。図6Cに示すように、垂直位置Zcにおいて、位相シフトされた3つの画像I1c〜I3cの一続き610Cが捕捉される。図6C内の光学系の小さな画像は、光源SAから生じる投影照明並びに撮像系の焦点が平面FPに合わせられていること、及びZ高さZcがFPに近づけられることを示す。その結果、対応する変調度MDcはほぼ最大限である。
図6Dに示すように、変調度MDa〜MDcがその対応するZ高さ(ラベル付けされた垂直のサンプル位置)に関してプロットされ、プロットされたそれらの点に変調度曲線MCが適合される。変調度曲線MCのピークは、ワークピース上の対応するピクセル位置の焦点が合うZ高さを示す。
上記で概説したSIM技術は、高い横分解能と共に高分解能のZ高さ測定をもたらすことが可能であると知られている。しかし、当業者に明らかなように、この技術の精度は各画像内の強度が予期されるレベルにあり(例えば各画像内で同じであり、又は知られており、補償されている)、各画像内の光ストライプの強度プロファイルが同じ(及び知られている形状のもの)であるという仮定が満たされることに依存する。ある意味、開示するシステム及び方法は、これらの仮定を、より広い露光範囲にわたり、経済的な方法でより満足に満たすことを目的としている。SIM技術の高分解能の潜在能力により、強度及び/又は強度プロファイルにおける非常に小さい変化でさえ、もたらされる精度に大きな影響を与えることを理解すべきである。
図7は、図4に示す典型的なグレイレベル照明パターン生成シーケンスをイラスト部分701に示したダイヤグラム700である。イラスト部分701は、細分時間T1〜T4を含む画像露光シーケンス中に焦点軸(Z軸)に沿って移動している面WSを照らすときに生じる、イラスト部分702に示す照明焦点の問題に関連する。様々な応用例において、図5及び図6に示すようなSIM画像を高スループットで捕捉するために、最良の焦点位置に対するワークピースのZ高さを連続して走査することが望ましい。対照的に、幾つかのZ高さ位置において停止することは画像及び/又は整定時間を乱す振動を引き起こし、この振動はスループットを低下させる。良い結果を得るには、比較的クリアな画像露光をサポートし、特定のZ高さ(又はZ高さの小範囲)に対応する変調度を求めるために用いる位相シフトされた画像ごとの比較可能な画像露光及びZ高さをサポートするために、走査動作が十分遅くなければならないことが理解されよう。以下の解説では、これらの考慮事項に関して生じる捉えにくい問題を示す。
イラスト部分701及び以下で使用する用語は、先の図4の説明に基づいて理解される。イラスト部分702では、構造化照明投影系及び撮像系の焦点面に対し、ワークピース面WSが一定速度で下に移動しているものとして図面内に示されている。この解説では、十分な画像露光を得るために図4に関して説明した時間TIter_kが必要に応じて延ばされ(従って細分時間T1〜T4が延ばされ)、パターンの単一反復が画像露光に使用されると仮定する。
イラスト部分702では、照明及び撮像のために最良の焦点高さを通過する面WSの一部を太線で示す。第1のタイムスライス表現710の中で示すように、細区分T1の間、面WSが焦点軸に沿って下に移動するとき最良の焦点高さで照らされ撮像される面WSの部分は、光ストライプのピクセル列c、d、及びc’に対応する。光ストライプのピクセル列a、b、b’、及びa’に対応する面の部分は、全体的に焦点が上手く合っていないことが見て取れる。これらの部分は、細分パターン部P1を受けるべきではないが、これらの部分は「焦点が合っていない」ので、細分パターンP1のぼやけた「境界」を受ける場合がある。第2のタイムスライス表現720では、細区分T2の間、面WSが焦点軸に沿って下に移動するとき最良の焦点高さで照らされ撮像される面WSの部分は、光ストライプのピクセル列b、b’、及びa’に対応する。光ストライプのピクセル列a、c、d、及びc’に対応する面の部分は、全体的に焦点が上手く合っていないことが見て取れる。これらの部分は、細分パターン部P2を受けるべきではないが、これらの部分は「焦点が合っていない」ので、細分パターンP2のぼやけた「境界」を受ける場合がある。第3のタイムスライス表現730では、細区分T3の間、面WSが焦点軸に沿って下に移動するとき最良の焦点高さで照らされ撮像される面WSの部分は、光ストライプのピクセル列aに対応する。光ストライプのピクセル列b、c、d、c’、b’、及びa’に対応する面の部分は、全体的に焦点が上手く合っていないことが見て取れる。列a’を除き、これらの部分は細分パターン部P3を受けるべきだが、これらの部分は「焦点が合っていない」ので、細分パターンP3のぼやけたバージョンしか受けない。第4のタイムスライス表現740では、細区分T4の間、面WSが焦点軸に沿って下に移動するとき、どの面WSも最良の焦点高さで照らされず撮像されない。全ての列が細分パターン部P4を受けるべきだが、これらの列は全て様々な度合いで「焦点が合っていない」ので、細分パターンP4のぼやけたバージョンしか受けない。
上記の例及び説明では、問題をより明確に示すためにZ高さの関係及び影響を若干誇張した。しかし、細分時間T1〜T4中のZ移動と相まって、面のプロファイルのばらつきから生じる焦点変化により、ワークピース面のどれも(例えばピクセル列の位置a〜a’のどれも)、強度プロファイルPatIter_kを目的とする、意図された強度の寄与を受けず及び/又は意図された画像の寄与を提供しないことが理解されよう。別の言い方をすれば、グレイレベル正弦波強度プロファイルが典型的なDLPコントローラによって経時的に構築される方法が原因で、物体の異なる表面高度が、異なる「細分パターン」(即ち正弦パターンの不完全なサンプリング)を実質的に受ける場合がある。このことは、高度情報(コントラスト等)が歪み得ることを意味する。逆の言い方をすれば、全露光期間にわたり、ストライプの画像が、細分パターン内の異なる領域の中で異なるように「焦点の重み付けがなされ」(例えばぼかされ)、その結果、意図された理想の正弦プロファイルを示さない場合がある。特定の実装形態では、このことが先に概説した様々なSIMの等式及びアルゴリズムの中で使用される仮定に背くと見なされ得る。全体的なストライプ強度及び撮像されるストライプ強度プロファイルの両方を乱す可能性があるこれらの悪影響は、Z移動中に取得される如何なる画像にもある程度当てはまる。これらの問題を完全になくす唯一の解決策は、各画像取得(例えば時間T1〜T4)の間、ワークピースの移動を停止することだが、これはスループットの見地から望ましくない。この問題を大幅に減らし、精度を高める代替策について、図8及び図9に関して以下でより詳細に説明する。
図7に関して概説した問題は、先に記載した典型的な(例えば従来の)グレイレベル照明パターン生成シーケンスが、(例えば低表面反射率等により)画像の露光を高めるために細分時間を延ばすとき、精度及び/又はスループットを制限し得ることを示す。これは回避するのが望ましい。更に、この種の「従来の」制御動作のもう1つの潜在的な欠点は、全体的な投影の持続時間が輝度レベルの設定ごとに異なり得ることである。動作の持続時間の差は、構造化照明パターン生成部の発熱を変え、画像間のその反復性に影響を与える。例えば、(例えば1つ以上のLEDからの)光発生器スペクトルの反復性、熱膨張効果、検出器の感度、及び/又は様々な回路構成要素は全て影響を受ける可能性がある。更に、この種の「従来の」制御動作のもう1つの潜在的な欠点は、全体的な光発生器の強度が(駆動電流によって制御されようと、パルス幅変調又はその両方によって制御されようと)輝度レベルの設定ごとに異なり得ることである。特定の実装形態では、高反射のシーンが9%に近い投影強度又はデューティサイクルレベルを必要とし得るのに対し、薄暗いシーンは100%に近い強度又はデューティサイクルレベルを必要とし得る。しかし、例えば如何なるInGaNベースのLED(青色、緑色、白色)も、駆動電流及びパルス幅に基づく異なる発光スペクトルを有する。主波長における典型的なシフトは、アクティブヒートシンク(例えばペルチェクーラ)なしで2〜3nm程度である。かかる変化は、波長に対する検出器の感度及び/又はワークピースの反射感度と相互作用し、予測不能な画像強度及び/又は期待値からのスペクトル変動を引き起こす場合がある。これは回避するのが望ましい。
パターンの輝度(全体的又は局所的なパターンの減衰)も、8ビット未満で投影することによって変えられ得る。しかしこの方式は、投影される正弦パターンの強度プロファイルの振幅及び分解能を低減し、本技術の信号対雑音比に悪影響を与え、(例えばデジタイゼーションエラー:digitization errors等により)低減されたグレイレベルの分解能によって強度プロファイルの形状が実際に変えられる場合、SIM解析の仮定に更に背く可能性がある。
図8及び図9に関して以下でより詳細に説明するように、(例えばSIM技術を利用する実装形態において)構造化照明パターンの輝度を制御する代替的方法を提供する。様々な実施形態において、DLPコントローラは、比較的一定であるオン時間(例えば時間TIter_k)を用いてグレイレベルパターンの所要のインスタンスをDLPコントローラに生成させることにより画像の輝度を制御する、システム及び方法の一部である。以下に開示する方法では、単一のグレイレベルパターン生成シーケンスのオン時間を長くすることで露光レベルを高めるのではなく、限られた時間にわたりグレイレベルパターンシーケンスをDLPコントローラに生成させ、所望の露光レベルを実現するために、そのグレイレベルパターンシーケンスの発生を数回の反復にわたって繰り返す。この方法の或る特定の実装形態では、DMD(例えばDLP5500)及び制御電子機器(例えばDLPC200、DLPA200)並びにLED光発生器が、DMDの比較的一定である最高動作速度で動作される。一実装形態では、これは画像合成期間を複数の期間に分けることによって実現され、それらの期間内では、グレイレベルの変化を含む完全な構造化照明パターンの反復が生成され繰り返される。例えば、先に述べた構成要素の一部のバージョンは、716Hz(約1.390ミリ秒)の速さで8ビットグレイレベルパターンを生成する能力を有する。典型的なカメラの画像取得フレームレートは68Hzであり得る(例えば14.705ミリ秒程度のカメラ合成期間)。これらの値の場合、結果として、画像取得期間中に露光レベルを高めるための8ビットグレイレベルパターン生成シーケンスを最大約10回の反復し得る(即ち14.705ミリ秒/1.390ミリ秒)。この技術の或る特定の実装形態例では、画像合成期間を(例えばシステム内の様々な遅延及び待ち時間を許容するために、10ではなく)9つの期間に分けることができ、これらの期間内で繰り返される完全な構造化照明パターンの反復の少なくとも一部は、DMD及びそのコントローラの速い(一実装形態では最も速い)動作速度(例えば約11.1%X9〜100%のデューティサイクル)で動作させられる構成要素に対応し得る。このようにして、熱発生及び発光スペクトルが比較的一定であり、従って投影成分及び結果として生じる構造化照明パターンの変動を減らす。
図8は、多岐にわたる露光レベルにおいて優れたグレイスケール分解能を含むSIPを生成するために、図3に示したような構造化照明パターン(SIP)生成器を制御するための、本明細書に開示する方法による複数の構造化照明反復を含む画像露光の一例示的実施形態を示すタイミング図である。図8は、5つのタイムラインを含むタイミング図800を示す。これらのタイムラインは、当該タイムラインの前に行われた反復後(例えば前のカメラ画像転送時間等の後)に続くセットアップ、リセット、又は初期化期間の終了に対応する時点Tsetから開始し得る。第1のタイムライン810は、画像取得トリガ信号815を表し、画像取得トリガ信号815は、カメラ260の視野に配置されるワークピース要素に相当し得るステージ210(図2)の位置的なX、Y、及びZ軸座標、並びに/又はZ軸に沿ったSIM高さ決定走査が開始されることなどに基づき、位置トリガ時点Tptaにおいて開始し得る。
第2のタイムライン820は、制御された持続時間(Tei〜Tsi)を有し得る、カメラ合成持続時間825を表す。この制御された持続時間は、比較的一定であるように高速クロックに基づいて制御されてもよい。カメラ合成持続時間825は、合成開始時点Tsiから始まり、合成終了時点Teiで終わることができる。一部の実装形態では、カメラ合成期間を開始するために位置トリガ時点Tptaが使用された後、合成開始時点Tsiが不連続の待ち時間(Tsi〜Tpta)の間に生じてもよい。様々なシステムにおいて、待ち時間は比較的一定又は予測可能とすることができる。
第3のタイムライン830は、照明パターントリガ信号835の反復を表し、照明パターントリガ信号835は、タイムライン840上の信号845によって表される対応するグレイレベルパターン生成シーケンスをトリガするために、必要な露光レベルに応じて一部の又は全ての時点Tptkにおいて生じ得る(この特定の例では、k=1から7である)。例えば、一部の実施形態では、照明パターントリガ信号835が、カメラ合成期間の「中心」にあり、(例えば画像の取得中にカメラ及び/又はワークピースが移動している場合に)カメラ合成期間中に取得される画像の画像位置を最も良く表すために(タイムライン850上に示す)、位置ラッチ信号855により位置信号がラッチされ得る時点Txyzに対応する、時点TptC=Tpt1において常に提供されてもよい。様々な実施形態において、時点Txyzは、パターントリガ信号の時点TptCに対し、所定の時間遅らせて設定することができる。
結果として生じる各グレイレベルパターン生成シーケンスPatIter_k(例えばPatIter−1、但しk=1)は、対応する露光増分を提供する図4のPatIter_kに対応するパターン生成シーケンスの「反復k」として考えることができる。上記で概説した例では、合成期間の中心付近にあるそのタイミングにより、PatIter−1が、最初に選択される露光増分である。更なる又は増加された露光を得るために、追加の照明パターントリガ信号835を提供することができる。一実施形態では、追加の信号835が、選択シーケンスk=2、3、4、5、6、7の全て又は一部をたどるように選択されてもよい。このシーケンスは、時系列順をたどらないことを指摘しておく。むしろ露光増分のタイミングの選択は、合成期間の中心の両側に交互に並ぶ。この場合、パターン生成シーケンスの反復が追加されるにつれ、選択される照明増分時間の平均によって管理される実効画像露光時間は、位置ラッチ信号855の「中心」時間に向かい続ける傾向がある。図8では、例えば太線のグレイレベルパターン生成シーケンス845は(特定記号k=1、2、3に対応する)第2の及び第3の露光増分を与えることができ、破線のグレイレベルパターン生成シーケンス845は、必要に応じて(増分特定記号k=4、5、6、7に対応する)4番目〜7番目の露光増分を与えることができる。一部の実装形態では、パルストリガ時点Tptkは、カメラ合成持続時間825を決定するために使用されるのと同じ高速クロックに基づくことができる。
上記の説明は例示に過ぎず、限定的でないことが理解されよう。一例として、カメラ合成期間中により多くの又はより少ないパターン生成反復期間を設けてもよい(例えば先に概説したように9回の反復)。別の例として、選択シーケンスは上記で概説した通りである必要はなく、大きな利点が依然として得られる。一実施形態では、図8に示す信号を提供するために、図3に対応する回路及び/又はルーチンを使用することができる。例えばTSPは、セットアップ中に特定の露光に関する露光レベル情報を信号線331上で受け取ることができる。信号815は、ライン331上でTSP336に入力することができ、及び/又はライン339上でTSP336によりカメラ260に中継されてもよい。TSPは、露光レベル情報に対応するトリガ信号835を更に生成し、その信号をライン338上でSLMコントローラ部332に出力してもよい。SLMコントローラ部332は、対応する信号をライン334上でSLM350に出力することができる。TSP336は、適切な時点で位置ラッチ信号855を生成し、その信号をライン331上で出力することができる。他のあり得る実施形態が当業者によって実現されてもよい。
図7を参照し、グレイレベルパターン生成シーケンスの反復kが(例えば図8に示すように)短い時間内に実行される場合、更にZ方向に沿った相対的な移動及び焦点変化があっても、各細分時間T1〜T4での変位はより小さくなり、各表面高度はより完全な又は理想的なグレイレベルパターンの「サンプリング」にさらされ、その結果、高度情報(コントラスト等)の歪みがより少なくなることが理解される。つまり、各グレイレベルパターン生成シーケンスの反復kについて、ストライプの画像が様々な細区分の中でより同様に「焦点の重み付けがなされ」、従って意図される理想的な正弦プロファイルにより望ましく一致する(即ちSIMの等式及びアルゴリズムで使用される仮定により密に近似する)特性を表面画像が示し、精度の改善がもたらされる。
以下の説明では、様々な実施形態において構造化照明パターンの反復を提供し、画像の取得中に露光増分をもたらすための代替策及び/又は好適例を概説し理解するために等式を用いる。先に概説した等式1を繰り返すと、画像の取得中の「k」番目の完全なグレイレベルパターン露光増分に関する汎用伝達関数は次式で表すことができる。
Figure 2014238400
従って、複数のかかる露光増分を含む画像の全体的な露光について次式が成立する。
Figure 2014238400
式中、Xは、所望の総露光をもたらす反復又は増分の数である。
便宜上、基準又は標準のグレイレベルパターン露光増分PatIter_stdを定めることができ、PatIter_stdは、標準の時間増分Titer_std内で、TIter_std内に含まれる時間の細区分Ti_stdのそれぞれについて、光強度Iiとして標準の光強度I_stdを用いて生成される。一実施形態では、従前のSLPコントローラを使用して完全なグレイレベルパターンシーケンスを生成するためのほぼ最短の動作可能時間として、Titer_stdを選択することができる。しかし、他の実施形態では、以下に記載する理由からTiter_stdが若干長いように選択されてもよい。
この基準又は標準のグレイレベルパターン露光増分は、次式のように示すことができる。
Figure 2014238400
第1の例示的な具体例として、露光を一定のレベルまで、例えば1つの標準の露光増分PatIter_stdによって与えられる露光の3.2倍まで高めることが望ましいと仮定する。典型的な従来の制御方法がとり得る2つの可能な手法を次式によって示す。
Figure 2014238400
1つの露光増分しか使用しない等式4及び等式5によって示す方法は、強度又は全体的な投影タイミング期間が輝度レベルの設定ごとに異なる点で望ましくない場合がある。先に概説したように、これらの差は投影装置及び/又はLEDの発熱を変え、システムの全体的性能に不利に影響する。更に、InGaNベースのLED(青色、緑色、白色)は、駆動電流及びパルス幅に基づく異なる発光スペクトルを有する。主波長における典型的なシフトは、アクティブヒートシンク(例えばペルチェクーラ)なしで2〜3nm程度である。更に、等式5によって示す方法に関し、各細分パターンがオンである時間の長さはより長く(例えば上記の例では3.2倍)、このことは、(例えば一部の実施形態で望まれるように)焦点高さが高速で変化している場合、図7に関して概説したように高さのサンプリングがより不均一になり得ることを示す。つまり、パターンのそれぞれの固有の「非正弦」成分又は細区分は、特定の高さの焦点が合いながら、その高さにおいて表面領域が受ける唯一のパターンである可能性が高い。逆に、(全ての高さについて均一のグレイレベル正弦ストライプサンプリングに近づくように)特定の表面領域がサブパターンの全セットを受けることが望ましい場合、Z速度を落とす必要がある。
本明細書に開示する原理に基づくより優れた代替策を次式によって示す。
Figure 2014238400
一実装形態では、等式6によって示す方法は、できるだけ短い時間TiがTi_stdに使用されるという仮定の下で働くことができ、そのため「露光の小数部」を得るための1つの手法は、(推定される標準の強度レベルI_stdと比較して)最後の「.2」のパターン反復中に強度を低下させることである。等式6によって示す方法は更に、図7に関して概説したように高さのサンプリングをより望ましくすることができ(即ち完全なグレイレベル正弦ストライプパターン露光が、露光のZ範囲にわたり1回だけではなく4回繰り返される)、強度が3つの標準化露光増分について繰返し可能な標準化レベルにあり又はこの例では総露光の約94%にあるという点で、等式5によって示される方法よりも正味の強度変化が遥かに小さくされる。他の様々な実装形態では、(例えばスペクトル変化を避けるために)等式6の末項によって示すような量で強度を決して低下させないことが望ましい場合がある。従って、本明細書に開示する原理に基づくもう1つの代替策を次式によって示す。
Figure 2014238400
一実装形態では、等式7によって示す方法は、高さのサンプリングが所望のレベルに留まり(例えば完全なグレイレベル正弦ストライプパターン露光が、露光のZ範囲にわたり1回だけではなく3回繰り返される)、ただ1つの露光増分についてだけ比較的小さい強度変化があることを示す。
システム内での幾らかの量の更なる増加及び/又は減少を可能にするために、標準強度I_std及び/又は標準時間Ti_stdを定める場合に実施することができる更なる代替的方法が、次式によって示される。
Figure 2014238400
様々な実施形態において、等式6、7、8、又は9によって示す代替的方法の1つを利用するかどうかに関する決定は、どれが最良のトレードオフをもたらすのかに関する判断の問題に基づいて決められてもよい。例えば様々な実装形態において、「.8」の露光部分であれば、(例えば等式6にあるように)露光増分の1つにおいて強度を落とすことで最も良く実現できるのに対し、「.2」の露光部分については、1つ以上の露光増分において強度又は時間を僅かに増加することで最も良く実現することができる(例えば等式7、8、又は9の1つ)。本明細書に開示した原理に基づき、他の様々な代替策及び様々な露光増分における強度と時間との組合せが当業者に明らかになる。
等式6、7、8、及び9によって示す方法の全てが、露光パターンシーケンスを露光中に1回だけでなく複数回繰り返す共通原則を利用することが理解されよう。様々な実装形態において、繰り返される露光パターンシーケンスは、同一の強度を有することができ且つ/又は同一の期間を有してもよい。繰り返される露光パターンシーケンスの或るものは、パターン生成システムによって認められる最短時間内で生成されてもよい。
図8及び等式6〜9に関して上記で概説した実施形態は例示に過ぎず、限定的でないことが理解されよう。例えば先に概説したように、カメラ合成期間内のパターン生成シーケンスの所望の又は最大の反復回数に対応する期間数は、図8にあるような7回である必要は無い。むしろこの期間数は、システムの動作能力の範囲内の所望の任意の数とすることができる(例えば先に概説したように9つの期間、若しくは5や4、又は特定の画像露光に適合されるなどしてもよい)。当然ながら、先に暗示したように、(例えばそのトリガを省略することにより、光源の強度をゼロに設定することにより、又は光源の強度をオンのままにし、パターンPiを「オフ」に設定することなどにより)「ゼロの露光増分」をもたらすように、1組の所定の期間の任意の要素を設定してもよい。更に、偶数の露光増分を奇数の期間から選択し、全体的な露光レベルを実現するために使用する場合、一部の実施形態では(例えば図7のTptC及び/又はk=1に対応する)「中心」の増分を省略してもよい。同様に、単一の異なる「小数部分」の露光増分を用いて所望の全体的な露光レベルを実現する場合、一部の実施形態では、その異なる露光増分を提供するために(例えば図7のTptC及び/又はk=1に対応する)「中心」の増分を選択してもよい。その場合、画像を取得する有効位置を示すために、中心部分のラッチ信号が依然として最適であり得る。
図9は、カメラによる画像の取得中に構造化照明パターンによりワークピースを照らすために使用される、構造化照明パターン生成部を制御するためのルーチン900の一例示的実施形態を示す流れ図である。ブロック910で、SIPコントローラ、構造化照明パターンを生成するために制御される制御可能な空間光変調器(SLM)、及びSLMに光を放射する光発生器を含む、構造化照明パターン(SIP)生成部を提供する。ブロック920で、カメラの画像合成期間中に画像を取得し、その画像は、画像の取得中にSIP生成部によって照らされるワークピースの少なくとも一部を含む。ブロック930で、グレイレベルの変化を含む第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、画像合成期間中の全体的な露光を第1の露光増分だけ高める。ブロック940で、グレイレベルの変化を含む少なくとも第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、画像合成期間中の全体的な露光を少なくとも第2の露光増分だけ高める。
本発明の特定の実施形態を例示目的で本明細書に記載してきたが、本発明の範囲から逸脱せずに様々な修正が加えられてもよいことが上記の内容から理解されよう。例えば当業者は、図示した流れ図が様々な方法で変更され得ることを理解する。より詳細には、ステップの順序を並べ変えてもよく、ステップを細分すること、及び/又は同時に実行することもでき、ステップを省いてもよく、代替的ステップを含めるなどしてもよい。従って本発明は、添付の特許請求の範囲によって以外は限定されない。
10 精密マシンビジョン検査システム
12 ビジョン構成要素部
14 制御コンピュータシステム
16 ディスプレイ
18 プリンタ
20 ワークピース
22 ジョイスティック
24 キーボード
26 マウス
32 可動式ワークピースステージ
34 光学撮像系
100 マシンビジョン検査システム
120 制御システム部
125 コントローラ
130 入出力装置
131 撮像制御インタフェース
132 移動制御インタフェース
132a 位置制御要素
132b 速度/加速度制御要素
133 照明制御インタフェース
133a 照明制御要素
133n 照明制御要素
133sip 照明制御要素
134 レンズ制御インタフェース
136 表示装置
138 入力装置
140 メモリ
140sim SIM/SIPメモリ部
141 画像ファイルメモリ部
142 ワークピースプログラムメモリ部
143 ビデオツール部
143a ビデオツール部
143n ビデオツール部
143z Z高さ測定ツール部
143zt Z高さツール
143af オートフォーカスツール
143maf マルチポイントオートフォーカスツール
143sim SIM/SIPモードコントロール
143roi 関心領域生成器
170 ワークピースプログラム生成・実行器
190 電源部
200 ビジョン構成要素部
205 光学アセンブリ部
210 ワークピースステージ
212 中央透明部
220 透過照明光
221 信号線
222 光源光
230 落射照明光
231 信号線
232 光源光
232’ SIP光源光
240 斜め照明光
241 信号線
242 光源光
250 交換式対物レンズ
255 ワークピース光
260 カメラ系
280 ターレットレンズアセンブリ
281 信号線
284 軸
286 レンズ
288 レンズ
290 ビームスプリッタ
294 制御可能モータ
296 信号線
300 構造化照明パターン生成部
310 光発生器
314 光
330 SIPコントローラ
331 信号線
332 SLMコントローラ部
332’ グレイスケールパターンシーケンサ
333 信号線
333’ ライン
333’’ ライン
334 信号線
336 タイミング及び同期部(TSP)
338 信号線
350 空間光変調器(SLM)
351 ピクセルアレイ
360 SIP光学部
430 パターン細分露光シーケンス
710 第1のタイムスライス表現
720 第2のタイムスライス表現
730 第3のタイムスライス表現
740 第4のタイムスライス表現
810 第1のタイムライン
815 画像取得トリガ信号
820 第2のタイムライン
825 カメラ合成持続時間
830 第3のタイムライン
835 照明パターントリガ信号
840 タイムライン
850 タイムライン
855 位置ラッチ信号

Claims (17)

  1. 精密マシンビジョン検査システム内のカメラ部による画像の取得中に、構造化照明パターンによってワークピースを照らすために使用される構造化照明パターン生成部を制御するための方法であって、
    前記構造化照明パターン(SIP)生成部は、
    SIPコントローラと、
    前記構造化照明パターンを生成するために制御される制御可能な空間光変調器(SLM)と、
    前記SLMに光を放射する光発生器とを含み、
    前記方法は、
    前記カメラの画像合成期間中に画像を取得するステップと、
    グレイレベルの変化を含む第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記画像合成期間中の全体的な露光を第1の露光増分だけ高めるステップと、
    グレイレベルの変化を含む少なくとも第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記画像合成期間中の前記全体的な露光を少なくとも第2の露光増分だけ高めるステップと
    を含む、方法。
  2. 前記第2の露光増分と前記第1の露光増分とがほぼ同じである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復中にほぼ同じ放射強度を発するように前記光発生器を動作させるステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の及び第2の露光増分よりも低い最下位ビット(LSB)露光増分を更に含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復中に第1の放射強度を発し、前記LSB露光増分に対応する前記完全な構造化照明パターンの反復中に、前記第1の放射強度を下回るLSB放射強度を発するように前記光発生器を動作させるステップを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記カメラの前記画像合成期間は期間TIPであり、該期間TIP内にグレイレベルの変化を含む各完全な構造化照明パターンの反復を生成する期間TCPiを複数含み、前記期間TCPiの少なくとも1つは、前記構造化照明パターン生成部によって認められる最短期間に相当する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記カメラの前記画像合成期間がN個の等しい副期間TCPnを含む期間TIPであり、前記方法が、グレイレベルの変化を含む各完全な構造化照明パターンの反復を複数の副期間TCPn内で生成し、少なくとも1つの副期間TCPn内で露光増分が生じないように、前記構造化照明パターン(SIP)生成部を動作させる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成するステップは、第1のパターン細分露光シーケンスを生成するステップを含み、前記第1のパターン細分露光シーケンスは、複数の第1の反復細分時間において前記複数の第1の反復細分時間の各々に対応する複数のパターン部を露光することであって、前記複数の第1の反復細分時間の各々において、前記光発生器からの第1の反復強度の光をそれぞれ用いて、対応する前記パターン部を露光する、ことを含み、
    前記第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成するステップは、第2のパターン細分露光シーケンスを生成するステップを含み、前記第2のパターン細分露光シーケンスは、複数の第2の反復細分時間において前記複数の第2の反復細分時間の各々に対応する複数のパターン部を露光することであって、前記複数の第2の反復細分時間の各々において、前記光発生器からの第2の反復強度の光をそれぞれ用いて、対応する前記パターン部を露光する、ことを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 少なくとも前記第1の及び第2のパターン細分露光シーケンスが同一である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の及び第2の露光増分と異なるLSB露光増分を含み、
    前記方法が、LSBパターン細分露光シーケンスを生成することでグレイレベルの変化を含む完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記LSB露光増分を生成するステップを含み、前記LSBパターン細分露光シーケンスは、複数の反復細分時間において前記複数のLSB反復時間の各々に対応する複数のパターン部を露光することであって、前記複数のLSB反復時間の各々において、前記光発生器からのLSB反復強度の光をそれぞれ用いて、対応する前記パターン部を露光する、ことである、
    請求項9に記載の方法。
  11. (a)前記それぞれのLSB反復強度を前記対応するそれぞれの第1の及び第2の反復強度未満にするステップ、及び(b)前記それぞれのLSB反復細分時間を前記対応する第1の及び第2の反復細分時間未満にするステップの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
  12. (a)前記それぞれのLSB反復強度を前記対応するそれぞれの第1の及び第2の反復強度を上回るようにするステップ、及び(b)前記それぞれのLSB反復細分時間を前記対応する第1の及び第2の反復細分時間を上回るようにするステップの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記カメラの前記画像合成期間がNの副期間TCPnを含む期間TIPであり、前記第1の及び第2の完全な構造化照明パターンの反復が約100%のデューティサイクルに対応し、それぞれ1つの副期間TCPnの間に行われ、
    0%又は100%のデューティサイクルに対応する構造化照明パターンが前記期間TIPの残りの副期間TCPnの間に与えられる状態で、0%から100%の間のデューティサイクルに対応するLSB構造化照明パターンが1つの副期間TCPnの間に与えられる、請求項1に記載の方法。
  14. 前記SLMがデジタル光処理アレイを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記精密マシンビジョン検査システムが構造化照明顕微鏡(SIM)モードの画像取得及び測定を含み、前記画像が前記SIMモードの画像取得及び測定中に取得される画像のスタックの1つである、請求項1に記載の方法。
  16. カメラ部と、
    構造化照明パターン(SIP)生成部であって、 SIPコントローラ、
    構造化照明パターンを生成するために制御される制御可能な空間光変調器(SLM)、及び
    前記SLMに光を放射する光発生器
    を含む、構造化照明パターン(SIP)生成部と、
    プログラムされた命令を記憶するためのメモリと、
    プロセッサであって、前記プログラムされた命令を実行し、
    前記カメラ部の画像合成期間中に画像を取得すること、
    グレイレベルの変化を含む第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記画像合成期間中の全体的な露光を第1の露光増分だけ高めること、及び
    グレイレベルの変化を含む少なくとも第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記画像合成期間中の前記全体的な露光を少なくとも第2の露光増分だけ高めること
    を含む動作を実行するように構成されるプロセッサと
    を含む、マシンビジョン検査システム。
  17. カメラ部の画像合成期間中にワークピースの画像を取得する動作と、
    構造化照明パターン生成部を制御して前記カメラ部の前記画像合成期間中に構造化照明パターンによって前記ワークピースを照らす動作であって、
    グレイレベルの変化を含む第1の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記画像合成期間中の全体的な露光を第1の露光増分だけ高めること、及び
    グレイレベルの変化を含む少なくとも第2の完全な構造化照明パターンの反復を生成することにより、前記画像合成期間中の前記全体的な露光を少なくとも第2の露光増分だけ高めること
    を含む、動作と
    を実行するための、前記カメラ部及び前記構造化照明パターン生成部を有する精密検査システム内のプロセッサによって実行可能な命令が記憶された、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
JP2014117246A 2013-06-06 2014-06-06 露光制御が強化された構造化照明投影 Active JP6433688B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/912,116 2013-06-06
US13/912,116 US9350921B2 (en) 2013-06-06 2013-06-06 Structured illumination projection with enhanced exposure control

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014238400A true JP2014238400A (ja) 2014-12-18
JP6433688B2 JP6433688B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=52005153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014117246A Active JP6433688B2 (ja) 2013-06-06 2014-06-06 露光制御が強化された構造化照明投影

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9350921B2 (ja)
JP (1) JP6433688B2 (ja)
DE (1) DE102014209471A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020078050A (ja) * 2018-09-11 2020-05-21 コグネックス・コーポレイション 照明パターンを受ける物体の画像取得を最適化するための方法及び装置

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10197501B2 (en) 2011-12-12 2019-02-05 Kla-Tencor Corporation Electron-bombarded charge-coupled device and inspection systems using EBCCD detectors
US9496425B2 (en) 2012-04-10 2016-11-15 Kla-Tencor Corporation Back-illuminated sensor with boron layer
US9601299B2 (en) 2012-08-03 2017-03-21 Kla-Tencor Corporation Photocathode including silicon substrate with boron layer
US9426400B2 (en) 2012-12-10 2016-08-23 Kla-Tencor Corporation Method and apparatus for high speed acquisition of moving images using pulsed illumination
US9478402B2 (en) 2013-04-01 2016-10-25 Kla-Tencor Corporation Photomultiplier tube, image sensor, and an inspection system using a PMT or image sensor
US9182583B2 (en) * 2013-11-15 2015-11-10 Mitutoyo Corporation Structured illumination microscopy optical arrangement including projection artifact supression element
US9347890B2 (en) * 2013-12-19 2016-05-24 Kla-Tencor Corporation Low-noise sensor and an inspection system using a low-noise sensor
US9748294B2 (en) 2014-01-10 2017-08-29 Hamamatsu Photonics K.K. Anti-reflection layer for back-illuminated sensor
US9410901B2 (en) 2014-03-17 2016-08-09 Kla-Tencor Corporation Image sensor, an inspection system and a method of inspecting an article
US9767986B2 (en) 2014-08-29 2017-09-19 Kla-Tencor Corporation Scanning electron microscope and methods of inspecting and reviewing samples
CN106796338B (zh) * 2014-10-06 2019-11-08 徕卡显微系统(瑞士)股份公司 显微镜
JP6865680B2 (ja) * 2014-10-06 2021-04-28 ライカ マイクロシステムズ (シュヴァイツ) アクチエンゲゼルシャフトLeica Microsystems (Schweiz) AG 顕微鏡
EP3204808B1 (de) * 2014-10-06 2021-05-05 Leica Microsystems (Schweiz) AG Mikroskop
US9860466B2 (en) 2015-05-14 2018-01-02 Kla-Tencor Corporation Sensor with electrically controllable aperture for inspection and metrology systems
US10748730B2 (en) 2015-05-21 2020-08-18 Kla-Tencor Corporation Photocathode including field emitter array on a silicon substrate with boron layer
DE102015108389A1 (de) 2015-05-27 2016-12-01 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Beleuchtungssteuerung beim Einsatz von optischen Messgeräten
US10462391B2 (en) 2015-08-14 2019-10-29 Kla-Tencor Corporation Dark-field inspection using a low-noise sensor
US10313622B2 (en) 2016-04-06 2019-06-04 Kla-Tencor Corporation Dual-column-parallel CCD sensor and inspection systems using a sensor
US10778925B2 (en) 2016-04-06 2020-09-15 Kla-Tencor Corporation Multiple column per channel CCD sensor architecture for inspection and metrology
DE102016106374A1 (de) 2016-04-07 2017-10-12 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Messgerät und Verfahren zur Beleuchtungssteuerung für ein Messgerät
TWI622755B (zh) * 2016-12-23 2018-05-01 致茂電子股份有限公司 表面形貌的量測方法
US10612912B1 (en) 2017-10-31 2020-04-07 Facebook Technologies, Llc Tileable structured light projection system
US10521926B1 (en) 2018-03-21 2019-12-31 Facebook Technologies, Llc Tileable non-planar structured light patterns for wide field-of-view depth sensing
US11114489B2 (en) 2018-06-18 2021-09-07 Kla-Tencor Corporation Back-illuminated sensor and a method of manufacturing a sensor
US10943760B2 (en) 2018-10-12 2021-03-09 Kla Corporation Electron gun and electron microscope
US11114491B2 (en) 2018-12-12 2021-09-07 Kla Corporation Back-illuminated sensor and a method of manufacturing a sensor
CN109764827B (zh) * 2019-02-13 2021-06-29 盎锐(上海)信息科技有限公司 用于投影光栅建模的同步方法及装置
CN112584054A (zh) * 2019-09-29 2021-03-30 深圳市光鉴科技有限公司 基于图像编码的亮度自适应调节方法、系统、设备及介质
CN111025876B (zh) * 2019-11-08 2021-09-28 桂林电子科技大学 基于压电陶瓷的透射式相位显微成像测量系统
TW202138867A (zh) * 2019-12-06 2021-10-16 美商伊路米納有限公司 提供參數估計的裝置和方法
US11848350B2 (en) 2020-04-08 2023-12-19 Kla Corporation Back-illuminated sensor and a method of manufacturing a sensor using a silicon on insulator wafer
US11226293B1 (en) * 2020-08-07 2022-01-18 Seagate Technology Llc Structured illumination optical inspection platform for transparent materials
KR20240060616A (ko) * 2021-09-19 2024-05-08 퀘드 테크놀러지즈 인터내셔날, 엘엘씨 재료 제거의 차동 계측을 위한 편향 측정 장치(deflectometry device for differential metrology of material removal)
US11425311B1 (en) * 2022-02-28 2022-08-23 Mloptic Corp. Autoexposure method

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234929A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Mazda Motor Corp 形状検出方法及びその装置
US20030039388A1 (en) * 1998-07-08 2003-02-27 Ulrich Franz W. Machine vision and semiconductor handling
JP2008197048A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Honda Motor Co Ltd 環境認識装置
JP2012132910A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Mitsutoyo Corp 構造化照明を用いるエッジ検出
WO2013065862A1 (en) * 2011-11-01 2013-05-10 Nikon Corporation Profile measuring apparatus, structure manufacturing system, method for measuring profile, method for manufacturing structure, program, and non-transitory computer readable medium

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9102903D0 (en) 1991-02-12 1991-03-27 Oxford Sensor Tech An optical sensor
KR100504261B1 (ko) 1997-04-04 2005-07-27 아이시스이노베이션리미티드 현미경법 이미징 장치 및 방법
US6542180B1 (en) 2000-01-07 2003-04-01 Mitutoyo Corporation Systems and methods for adjusting lighting of a part based on a plurality of selected regions of an image of the part
US6937348B2 (en) * 2000-01-28 2005-08-30 Genex Technologies, Inc. Method and apparatus for generating structural pattern illumination
DE10038527A1 (de) 2000-08-08 2002-02-21 Zeiss Carl Jena Gmbh Anordnung zur Erhöhung der Tiefendiskriminierung optisch abbildender Systeme
US7120286B2 (en) 2001-11-21 2006-10-10 Mitutoyo Corporation Method and apparatus for three dimensional edge tracing with Z height adjustment
US7158180B2 (en) * 2001-12-31 2007-01-02 Texas Instruments Incorporated System and method for varying exposure time for different parts of a field of view while acquiring an image
DE10250568A1 (de) 2002-10-28 2004-05-13 Carl Zeiss Jena Gmbh Verfahren zur Verbesserung der Tiefendiskriminierung optisch abbildender Systeme
US7324682B2 (en) 2004-03-25 2008-01-29 Mitutoyo Corporation System and method for excluding extraneous features from inspection operations performed by a machine vision inspection system
ES2243129B1 (es) 2004-04-23 2006-08-16 Universitat Politecnica De Catalunya Perfilometro optico de tecnologia dual (confocal e interferometrica) para la inspeccion y medicion tridimensional de superficies.
US20050244078A1 (en) * 2004-04-28 2005-11-03 Simon Magarill Photographic slides having specified transmission functions
US7115848B1 (en) 2004-09-29 2006-10-03 Qioptiq Imaging Solutions, Inc. Methods, systems and computer program products for calibration of microscopy imaging devices
US7454053B2 (en) 2004-10-29 2008-11-18 Mitutoyo Corporation System and method for automatically recovering video tools in a vision system
US7668388B2 (en) 2005-03-03 2010-02-23 Mitutoyo Corporation System and method for single image focus assessment
US8045002B2 (en) 2005-07-29 2011-10-25 Mitutoyo Corporation Systems and methods for controlling strobe illumination
US7400414B2 (en) 2005-10-31 2008-07-15 Mitutoyo Corporation Hand-size structured-light three-dimensional metrology imaging system and method
DE102005052061A1 (de) 2005-11-01 2007-05-16 Carl Zeiss Imaging Solutions G Verfahren und Vorrichtung zur Bildverarbeitung
US7729559B2 (en) 2006-05-22 2010-06-01 Ge Healthcare Bio-Sciences Corp. System and method for optical section image line removal
US7570795B2 (en) 2006-07-18 2009-08-04 Mitutoyo Corporation Multi-region autofocus tool and mode
US7495777B2 (en) * 2006-08-08 2009-02-24 Tyrex Services Group Ltd. Method and apparatus for contact free measurement of periodically moving objects
US7728961B2 (en) 2006-10-31 2010-06-01 Mitutoyo Coporation Surface height and focus sensor
US20080218817A1 (en) * 2007-03-07 2008-09-11 Grygier Robert K System and method for making seamless holograms, optically variable devices and embossing substrates
US8509879B2 (en) * 2007-11-06 2013-08-13 The Regents Of The University Of California Apparatus and method for widefield functional imaging (WiFI) using integrated structured illumination and laser speckle imaging
US7723657B2 (en) 2007-11-16 2010-05-25 Mitutoyo Corporation Focus detection apparatus having extended detection range
US8089691B2 (en) * 2007-12-10 2012-01-03 Quorum Technologies Inc. Projection device for patterned illumination and microscopy
DE102008049878A1 (de) * 2008-09-30 2010-04-01 Carl Zeiss Microlmaging Gmbh Verbesserte Verfahren und Vorrichtungen für die Mikroskopie mit strukturierter Beleuchtung
US8111938B2 (en) 2008-12-23 2012-02-07 Mitutoyo Corporation System and method for fast approximate focus
US8111905B2 (en) 2009-10-29 2012-02-07 Mitutoyo Corporation Autofocus video tool and method for precise dimensional inspection
US8581162B2 (en) 2009-12-08 2013-11-12 Mitutoyo Corporation Weighting surface fit points based on focus peak uncertainty
US8317347B2 (en) 2010-12-22 2012-11-27 Mitutoyo Corporation High intensity point source system for high spectral stability
US20120176478A1 (en) * 2011-01-11 2012-07-12 Sen Wang Forming range maps using periodic illumination patterns
WO2012118530A1 (en) * 2011-03-01 2012-09-07 Applied Precision, Inc. Variable orientation illumination-pattern rotator
DE102011114500B4 (de) * 2011-09-29 2022-05-05 Fei Company Mikroskopvorrichtung
US9060117B2 (en) 2011-12-23 2015-06-16 Mitutoyo Corporation Points from focus operations using multiple light settings in a machine vision system
US20130162806A1 (en) 2011-12-23 2013-06-27 Mitutoyo Corporation Enhanced edge focus tool
US11509880B2 (en) * 2012-11-14 2022-11-22 Qualcomm Incorporated Dynamic adjustment of light source power in structured light active depth sensing systems

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234929A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Mazda Motor Corp 形状検出方法及びその装置
US20030039388A1 (en) * 1998-07-08 2003-02-27 Ulrich Franz W. Machine vision and semiconductor handling
JP2008197048A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Honda Motor Co Ltd 環境認識装置
JP2012132910A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Mitsutoyo Corp 構造化照明を用いるエッジ検出
WO2013065862A1 (en) * 2011-11-01 2013-05-10 Nikon Corporation Profile measuring apparatus, structure manufacturing system, method for measuring profile, method for manufacturing structure, program, and non-transitory computer readable medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020078050A (ja) * 2018-09-11 2020-05-21 コグネックス・コーポレイション 照明パターンを受ける物体の画像取得を最適化するための方法及び装置
US11240435B2 (en) 2018-09-11 2022-02-01 Cognex Corporation Methods and apparatus for optimizing image acquisition of objects subject to illumination patterns
JP7170607B2 (ja) 2018-09-11 2022-11-14 コグネックス・コーポレイション 照明パターンを受ける物体の画像取得を最適化するための方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102014209471A1 (de) 2014-12-11
JP6433688B2 (ja) 2018-12-05
US20140362203A1 (en) 2014-12-11
US9350921B2 (en) 2016-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6433688B2 (ja) 露光制御が強化された構造化照明投影
JP6422311B2 (ja) 投影アーティファクト抑制要素を含む構造化照明顕微鏡法光学装置
US10706562B2 (en) Motion-measuring system of a machine and method for operating the motion-measuring system
JP6469368B2 (ja) マシンビジョン検査システム及び高速合焦高さ測定動作を実行する方法
JP7319913B2 (ja) マシンビジョン検査システムを用いてワークピース表面のz高さ値を測定するための方法
JP5570945B2 (ja) 正確な寸法検査用の自動焦点ビデオツールおよび方法
US9736355B1 (en) Phase difference calibration in a variable focal length lens system
US9234852B2 (en) Systems and methods for controlling strobe illumination
JP5000942B2 (ja) ストロボ照明制御システムおよびその方法
JP2020505601A (ja) スペックルレーザー線の発生を低減する系および方法
JP2017049249A (ja) マシンビジョン検査システムにおける調節可能レンズを用いた多焦点画像
CN109581618B (zh) 具有光焦度监测的可变焦距透镜系统
JP2018022127A (ja) 可変焦点距離撮像システム
JP2014202751A (ja) エッジ分解能強化に利用されるオフセットを有する画像を取得するシステム及び方法
JP4077754B2 (ja) 3次元形状測定装置
JP2012132910A (ja) 構造化照明を用いるエッジ検出
JP6353573B1 (ja) 三次元計測装置
CN110411417B (zh) 具有准正弦周期性强度调制光的可变焦距透镜系统
JP7323443B2 (ja) 平面状傾斜パターン表面を有する較正物体を用いて可変焦点距離レンズシステムを較正するためのシステム及び方法
CN109804300B (zh) 能安装多个相异的图案光源的图案光照射装置及检查装置
JP2012073188A (ja) 光量決定装置、位置検出装置、描画装置、および、光量決定方法
US20240112321A1 (en) Three-dimensional shape data generation apparatus
JP2016539386A (ja) リソグラフィーシステムの少なくとも1つのミラーの傾斜角を測定する装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433688

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250