JP2014238106A - バックラッシュ調整方法及びギヤ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックラッシュを容易に調整することが可能なバックラッシュ調整方法及びその調整方法によって構成されるギヤ機構を提供する。
【解決手段】アイドラギヤ18が第1ギヤ73及び第2ギヤ17に対しフィルム60を介して押し付けられて噛合位置に至らされる。その後、フィルム60が抜き取られることにより、第1ギヤ73及び第2ギヤ17とアイドラギヤ18との間に、フィルム60の厚みに応じた適正なバックラッシュが形成される。ギヤ機構は、アイドラギヤ18を噛合位置へ向けて径方向に移動させ、且つ停止させることが可能な移動停止手段20を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バックラッシュを調整するバックラッシュ調整方法及びその調整方法によって構成されるギヤ機構に関する。
特許文献1には、クランクシャフトのドライブギヤに噛合可能なドリブンギヤを有するバランスシャフトを備えたバランサ装置が開示されている。ドライブギヤとドリブンギヤのギヤ比は、2:1に設定されている。このため、この種のバランサ装置は、エンジンの回転数の2倍の回転数で駆動されることとなり、バックラッシュに起因するギヤの異音(歯打ち音、噛合音等)が発生し易く、該異音を無視できないという事情がある。
これに鑑み、例えば、OBD(オーバーボール径)の計測に基づいてバックラッシュが所定の寸法公差内に収まるギヤを選定する、いわゆる嵌合選択法と呼ばれる手法によって、ギヤの選択組み付けを行うことが可能である。しかるにこの場合、公差範囲をランク分けしたギヤを在庫として用意する必要があるため、管理が煩わしいという問題がある。また、ランクに属するギヤを選択して組み付けなければならないため、作業が複雑になり、結果的にコストが高くつくという問題もある。
一方、例えば、ギヤに樹脂コーティングを施した状態で、樹脂コーティングの剥離を伴ってバックラッシュが実質的にゼロとなるようにギヤの組み付けを行うことも可能であるが、この場合、樹脂コーティングを施さなければならないため、上記同様、コストが高くつくという問題がある。
特開2010−261507号公報
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、バックラッシュを容易に調整することが可能なバックラッシュ調整方法及びギヤ機構を提供することを目的とする。
本発明のバックラッシュ調整方法は、第1ギヤ及び第2ギヤに対し、フレキシブルなフィルムを間に挟んで、アイドラギヤが押し付けられて前記第1ギヤ及び第2ギヤと噛合可能な噛合位置に至らされ、その後、前記フィルムが抜き取られるところに特徴を有する。
また、本発明のギヤ機構は、第1ギヤ及び第2ギヤと、前記第1ギヤ及び第2ギヤに対し、フィルムの厚みに応じた隙間を介して、噛合可能なアイドラギヤと、前記アイドラギヤを、前記第1ギヤ及び前記第2ギヤに噛合可能な前記噛合位置へ向けて、軸方向と直交する径方向に移動させることが可能で、且つ、前記噛合位置にて停止させることが可能な移動停止手段とを備えているところに特徴を有する。
第1ギヤ及び第2ギヤに、フレキシブルなフィルムを間に挟んで、アイドラギヤが押し付けられ、次いで、フィルムが抜き取られることにより、フィルムの厚みに応じた隙間をバックラッシュとなすギヤ機構を容易に構成することができる。とくに、既存のアイドラギヤを利用できる場合には、移動停止手段を新設するだけで済むため、コストを比較的安価に抑えることができる。
また、ギヤ機構によれば、アイドラギヤを噛合位置へ向けて径方向に移動させ且つ停止させることが可能な移動停止手段を備えているため、第1ギヤ及び第2ギヤに対するアイドラギヤの押し付け操作を移動停止手段によって円滑に行うことができる。
本発明の実施例1において、第1ギヤ及び第2ギヤに対し、フィルムを間に挟んで、アイドラギヤが押し付けられた状態を示す図である。 バランスシャフトがギヤ機構を介してクランクシャフトに動力伝達される状態を示す図である。 ギヤ機構の移動停止手段によってアイドラギヤが非噛合位置に停止された状態を示す図である。 ギヤ機構の移動停止手段によってアイドラギヤが噛合位置に停止された状態を示す図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
ギヤ機構において、前記移動停止手段は、前記アイドラギヤの内部空間に挿通され、前記アイドラギヤに対して前記内部空間内で前記径方向への相対変位が許容される固定部材と、前記内部空間に挿通された前記固定部材のねじ部に螺合可能とされ、前記噛合位置にて前記固定部材との間に前記アイドラギヤを回転可能に保持する受け部とを備えている。これによれば、固定部材の相対変位が許容される範囲でアイドラギヤを変位させて噛合位置に至らし、その状態で、固定部材が受け部に締め付けられることにより、アイドラギヤが固定部材を介して受け部に安定して保持される。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図4によって説明する。実施例1のギヤ機構は、自動車のレシプロエンジンのバランスシャフト10に適用される場合を提示するものである。
図2に示すように、レシプロエンジンは、直列4気筒とされ、外側に位置する2つのピストン90が上死点に位置するとき、内側に位置する2つのピストン90が下死点に位置するように動作する。各ピストン90は、クランクシャフト70のクランクアーム71にコンロッド80を介して連結されている。クランクアーム71には、コンロッド80との連結側と反対側に、カウンターウェイト72が設けられている。また、クランクシャフト70には、最も外側に位置するピストン90とその内側に位置するピストン90との間に、第1ギヤ73が設けられている。
図2に示すように、バランスシャフト10は、クランクシャフト70に従動回転する2本のシャフト部11、12と、両シャフト11、12のそれぞれに偏心して設けられる略半円形のマス部13、14と、両シャフト部11、12のそれぞれに設けられて、互いに噛合可能な従動ギヤ15、16と、両シャフト部11、12のうちの一方のシャフト部11に設けられて、第1ギヤ73と間隔をあけて対向する第2ギヤ17と、第1ギヤ73及び第2ギヤ17と噛合可能なアイドラギヤ18とを備えている。両シャフト部11、12は、互いに平行に配置され、シリンダブロック26の壁部27にベアリング28を介して回転可能に支持されている。なお、バランスシャフト10は、シリンダブロック26の下部における図示しないオイルパン内に配設されている。
第2ギヤ17の歯数は、第1ギヤ73の歯数の1/2とされ、両従動ギヤ15、16の歯数は、互いに同一とされている。
ここで、ピストン90の往復運動に連動してクランクシャフト70が回転すると、第1ギヤ73、アイドラギヤ18及び第2ギヤ17を介して、クランクシャフト70の回転力が両シャフト部11、12に伝達される。このとき、両シャフト部11、12は、それぞれクランクシャフト70の2倍の速度で回転し、相互間では互いに反対方向に同一速度で回転する。そして、両シャフト部11、12に設けられたマス部13、14によって、往復運動するピストン90の二次慣性力に起因する上下振動が抑えられ、且つ、両シャフト部11、12間に発生する振動が相殺されるようになっている。
さて、実施例1の場合、アイドラギヤ18の歯とそれに噛合する第1ギヤ73の歯との間、及びアイドラギヤ18の歯とそれに噛合する第2ギヤ17の歯との間(以下、「各ギヤ17、18、73の歯間」と略称する)に、フィルム60の厚みに応じた隙間(バックラッシュ)が確保されている。
アイドラギヤ18は、第1ギヤ73及び第2ギヤ17に対し、移動停止手段20(後に詳述する)によって、第1ギヤ73及び第2ギヤ17と適正に噛合可能な噛合位置と、第1ギヤ73及び第2ギヤ17に適正に噛合し得ない非噛合位置とに、径方向(アイドラギヤ18の軸心方向(回転の中心軸方向)と直交する方向)へ接離可能に移動させられ、噛合位置にて第1ギヤ73及び第2ギヤ17に対してフィルム60を挟んだ状態で噛合することが可能とされている。
図1に示すように、フィルム60は、アイドラギヤ18が非噛合位置から噛合位置に至るに伴い、アイドラギヤ18に押圧されて各ギヤ17、18、73の歯間に挟着され、各ギヤ17、18、73の歯面に沿って周方向に凹凸を繰り返すように変形させられる。そして、フィルム60は、アイドラギヤ18が噛合位置に至らされた後、各ギヤ17、18、73の歯間から抜き取られる。フィルム60が抜き取られた後、各ギヤ17、18、73の歯間には、既述したフィルム60の厚みに応じた隙間(バックラッシュ)が形成されることになる。
ここで、フィルム60は、ポリエステル(PET)、ポリカーボネード(PC)、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレン(PE)、トリアセテート(TAC)、ポリイミド(PI)等の樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であるのが好ましい。フィルム60がこのようなものであれば、フレキシブル性に富み、各ギヤ17、18、73の歯面に沿って柔軟に変形可能となる。
実施例1の場合、フィルム60として、所定の強度を有し、且つコスト面で有利であることから、ポリエステル(PET)が用いられる。
また、フィルム60は、各ギヤ17、18、73において、周方向で対をなす両側歯面に被着されることから、フィルム60の厚みは、狙いのバックラッシュの1/2に設定される。具体的には、フィルム60の厚みは、0.02〜0.05mmに設定される。
続いて、アイドラギヤ18を、非噛合位置から噛合位置に移動させ、且つ非噛合位置及び噛合位置にて停止させることが可能な移動停止手段20について説明する。
図3に示すように、アイドラギヤ18の中心部には、軸方向に貫通する貫通孔21が形成されている。貫通孔21の内側には、すべり軸受としての円筒状のブッシュ22が嵌合され、ブッシュ22の内側には、径方向に変位可能な円筒状の変位筒部23が嵌合されている。また、変位筒部23の外周面には、貫通孔21から突出する先端部24寄りの位置に、径方向に張り出す突縁部25が全周に亘って形成されている。なお、ブッシュ22及び変位筒部23は、アイドラギヤ18の一部として構成されるものとする。
一方、図3に示すように、アイドラギヤ18は、シリンダブロック26(受け部)の壁面29に対向して配置され、ボルト31(固定部材)及びブッシュ22を介して、シリンダブロック26に回転可能に保持される。シリンダブロック26の壁面29には、変位筒部23の先端部24が挿入される凹部32が形成され、凹部32の奥面の中心部には、軸方向に延びてボルト31のねじ部33と螺合可能なねじ孔34が開設されている。ボルト31の軸部35は、その先端側に形成されたねじ部33を除いて、変位筒部23の内側に存する内部空間36内に遊嵌状態で挿通され、アイドラギヤ18に対し、内部空間36内で径方向への相対変位が許容されている。また、変位筒部23の先端部24は、シリンダブロック26に対し、凹部32内で径方向への相対変位が許容されている。一方、ボルト31は、ねじ部33がシリンダブロック26のねじ孔34に螺合されることから、シリンダブロック26に対し、径方向への相対変位が規制され、シリンダブロック26に対して径方向に位置決めされた状態になる。
図3に示すように、アイドラギヤ18の一面(シリンダブロック26の壁面29と対向する面)に臨むブッシュ22の一端には、変位筒部23の突縁部25が当接して配置され、アイドラギヤ18の他面(一面と反対側の面)に臨むブッシュ22の他端には、ねじ部33がねじ孔34に螺合された状態で、ボルト31の頭部37に張り出し形成されたフランジ38が当接して配置される。また、突縁部25は、ブッシュ22と当接する面と反対側の面で、シリンダブロック26の壁面29に当接して配置される。つまり、突縁部25は、アイドラギヤ18のブッシュ22とシリンダブロック26の壁面29との間に軸方向に挟持された状態になる。
次に、上述した移動停止手段20の作用及びバックラッシュの調整方法について説明する。
アイドラギヤ18が非噛合位置にある場合には、図3に示すように、例えば、アイドラギヤ18の内部空間36内のほぼ中央部にボルト31の軸部35が配置されるとともに、シリンダブロック26の凹部32内のほぼ中央部に変位筒部23の先端部24が配置され、その状態で、ねじ部33がねじ孔34に螺合されることにより、ボルト31のフランジ38と変位筒部23の突縁部25との間にブッシュ22が挟持されて固定される。このとき、アイドラギヤ18は、第1ギヤ73及び第2ギヤ17から離間しており、その離間空間にフィルム60が差し入れられる。なお、この場合における非噛合位置は、噛合位置を除く位置のうち、前記離間空間にフィルム60を差し入れ可能な位置を言うものであって、一通りに定まるものではない。
続いて、ボルト31が緩められてブッシュ22の固定状態が解かれ、その状態で、アイドラギヤ18が、ボルト31及びシリンダブロック26に対して径方向に相対変位させられて噛合位置に至らされる。アイドラギヤ18が噛合位置に至ると、図4に示すように、例えば、アイドラギヤ18の内部空間36内の径方向一端側にボルト31の軸部35が偏心して配置されるとともに、シリンダブロック26の凹部32内の径方向他端側に変位筒部23の先端部24が偏心して配置され、その状態で、ねじ部33がねじ孔34に螺合されて、ボルト31のフランジ38と変位筒部23の突縁部25との間にブッシュ22が挟持されて固定される。また、アイドラギヤ18が噛合位置に至ると、図1に示すように、フィルム60がアイドラギヤ18に押動されて第1ギヤ73及び第2ギヤ17とアイドラギヤ18との間に挟持され、各ギヤ17、18、73の歯間に沿って変形させられる。その後、フィルム60が抜き取られると、各ギヤ17、18、73の歯間に、フィルム60の厚みに応じた所定のバックラッシュが確保されることになる。
以上説明したように、実施例1によれば、第1ギヤ73及び第2ギヤ17に、フレキシブルなフィルム60を間に挟んで、アイドラギヤ18が押し付けられ、次いで、フィルム60が抜き取られることにより、フィルム60の厚みに応じた隙間をバックラッシュとなすギヤ機構を容易に構成することができる。また、実施例1の場合、既存のアイドラギヤ18に移動停止手段20を新設するだけで済むため、コストを比較的安価に抑えることができる。
さらに、ギヤ機構は、アイドラギヤ18を噛合位置へ向けて径方向に移動させ且つ停止させることが可能な移動停止手段20を備えているため、第1ギヤ73及び第2ギヤ17に対するアイドラギヤ18の押し付け操作を移動停止手段20によって円滑且つ確実に行うことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1とは逆に、アイドラギヤが噛合位置にある場合には、アイドラギヤの内部空間内のほぼ中央部にボルトの軸部が配置されるとともに、シリンダブロックの凹部内のほぼ中央部に変位筒部の先端部が配置され、アイドラギヤが非噛合位置にある場合には、アイドラギヤの内部空間内の径方向一端側にボルトの軸部が偏心して配置されるとともに、シリンダブロックの凹部内の径方向他端側に変位筒部の先端部が偏心して配置されるものであってもよい。
(2)移動停止手段は、アイドラギヤを非噛合位置で停止させる手段を有しないものであってもよい。
(3)移動停止手段は、アイドラギヤを噛合位置へ向けてガイドするガイド構造を有するものであってもよい。
(4)本発明のギヤ機構は、実施例1のバランスシャフトに限らず、自動車の一般的な動力伝達系のギヤ機構に広く適用することが可能である。
10…バランスシャフト(ギヤ機構)
11、12…シャフト部
17…第2ギヤ
18…アイドラギヤ
20…移動停止手段
26…シリンダブロック(受け部)
31…ボルト(固定部材)
33…ねじ部
35…軸部
36…内部空間
73…第1ギヤ

Claims (3)

  1. 第1ギヤ及び第2ギヤに対し、フレキシブルなフィルムを間に挟んで、アイドラギヤが押し付けられて前記第1ギヤ及び第2ギヤと噛合可能な噛合位置に至らされ、その後、前記フィルムが抜き取られることを特徴とするバックラッシュ調整方法。
  2. 第1ギヤ及び第2ギヤと、
    前記第1ギヤ及び第2ギヤに対し、フィルムの厚みに応じた隙間を介して、噛合可能なアイドラギヤと、
    前記アイドラギヤを、前記第1ギヤ及び前記第2ギヤに噛合可能な前記噛合位置へ向けて、軸方向と直交する径方向に移動させることが可能で、且つ、前記噛合位置にて停止させることが可能な移動停止手段とを備えていることを特徴とするギヤ機構。
  3. 前記移動停止手段は、前記アイドラギヤの内部空間に挿通され、前記アイドラギヤに対して前記内部空間内で前記径方向への相対変位が許容される固定部材と、前記内部空間に挿通された前記固定部材のねじ部に螺合可能とされ、前記噛合位置にて前記固定部材との間に前記アイドラギヤを回転可能に保持する受け部とを備えていることを特徴とする請求項2記載のギヤ機構。
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