JP2014237462A - 貨物輸送用コンテナ - Google Patents

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Tadashi Inutsuka
卓 犬束
小林 茂明
Shigeaki Kobayashi
茂明 小林
裕明 高岡
Hiroaki Takaoka
裕明 高岡
央 齋藤
Hiroshi Saito
央 齋藤
路人 増永
Michihito Masunaga
路人 増永
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【課題】貨物の出し入れを容易にして作業性を上げると共に、汚染物質等危険な貨物を安全に積載して効率よく輸送する貨物輸送用コンテナを提供する。【解決手段】貨物輸送用コンテナAは、複数の小型コンテナユニットBと、コンテナユニットを段積みするフラットラックCを備え、フラットラックには、床枠10の下面にトレーラーの車台上に突設したツイストロックと対応する位置に隅金具24を取り付け、上面にはコンテナユニットの下面四隅に対応する位置にツイストロック20を突設する一方、コンテナユニットは、下面四隅に隅金具29を取り付ける一方、上面四隅にツイストロック30を突設し、フラットラックおよび他のコンテナユニットに対してツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱自在に緊締する。【選択図】 図1

Description

本発明は、トラックやトレーラー等の貨物自動車や船舶を利用し貨物を収納して輸送するコンテナで、特に、放射性物質や有毒物質等によって汚染された物質の貨物を収納して輸送するのに好適な貨物輸送用コンテナに関する。
東日本大震災の被災地の中でも、原発事故による放射性物質の飛散・漏洩の影響がある地域は、鋭意除染作業が進められている。除染した土壌や木の葉など様々の汚染物質は、通常、フレキシブルコンテナと云われる袋に詰めてから、市町村単位に所定の仮置場に集め、いったん仮置きして後、さらに仮置場から、大型の貨物自動車、例えばトレーラーのコンテナに積載して原子力発電所に最寄りの所定中間貯蔵施設まで運ぶようになっている。現在、保管中の除染土壌を仮置場から中間貯蔵施設まで運搬する場合には、今のところ、ダンプカーのようなトラックの荷台にフレキシブルコンテナごと積み込んでシートを被せてから、ラッシングして輸送する方法が予定されている。
ところが、そのようにトラックの荷台に積み込んでシートで覆う程度では、荷台から汚染物質が外部に飛散・漏洩する惧れがあり、輸送上安全性に欠けるという問題があると考えられている。
そこで、金属製の堅牢な車載コンテナを利用し、その横長な箱形のコンテナ本体内に妻側扉を開けフレキシブルコンテナごと積み込んでトレーラーで輸送する方法も提案されている。
特開2011−213383号公報 特開2009−7040号公報
しかし、そのように既存の車載コンテナを利用して輸送する方法では、貨物の汚染物質を袋詰めしたフレキシブルコンテナを、長さ方向後側の扉を開けて横長箱形のコンテナ本体内の長さ方向前側の奥へ順次押し込むようにして積載するが、奥側になればなるほどフレキシブルコンテナの出し入れに困難を伴い作業性が悪いという課題があった。
しかも、汚染物質の仮置場やその周辺地域は山あいにあって道幅が狭い等、道路事情が悪い場合が多く、そのような場合には、トレーラーのような大型貨物自動車では輸送困難になるという課題があった。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、貨物を小分けして収納する複数のコンテナユニットBと、それらコンテナユニットBを床枠10上に段積みするフラットラックCとを備え、該フラットラックCをトレーラーのような第1輸送手段の第1の荷台上に緊締して輸送する一方、輸送途中に、前記コンテナユニットBを前記フラットラックCから小型トラックTのような第2輸送手段の第2の荷台に積み替え可能な貨物輸送用コンテナAであって、前記フラットラックCは、前記床枠10の長さ方向後側とそれと対向する前側に立枠11・12を垂設し、前記床枠10の下面に、前記第1の荷台上に突設したツイストロックと対応する位置に隅金具24を取り付け、上面には、前記コンテナユニットB単体の下面四隅に対応する位置にツイストロック20を突設する一方、前記コンテナユニットBは、上面が蓋体27により開閉可能な矩形箱形をなし、下面四隅に隅金具29を取り付ける一方、上面四隅にツイストロック30を突設し、前記フラットラックCおよび他のコンテナユニットBに対してツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱自在に緊締する構成としてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の貨物輸送用コンテナにおいて、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、前記コンテナユニットBは、前記フラットラックCに段積みするときに外部に露出する両側面28a・28bを一段肉厚で波形をなす金属製壁パネルにより形成してなることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、貨物輸送用コンテナは、第1輸送手段の第1の荷台上にフラットラックを緊締し、しかも、このフラットラックを、床枠の長さ方向後側とそれと対向する前側に立枠を垂設し、通常の車載コンテナのように後側の扉を開けて貨物を出し入れする構造ではなく、上方だけでなく左右側方も開放して貨物を搬出入しやすい構造であるため、貨物が、例えば汚染物質を袋詰めしたフレキシブルコンテナを収納したコンテナユニットであっても、手間が少なく容易に積み卸しでき、大いに作業性を上げることができる。
しかも、請求項1に係る発明によれば、貨物輸送用コンテナは、貨物を複数のコンテナユニットに小分けして収納し、それらコンテナユニットを、フラットラックおよび他のコンテナユニットに対してツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締してフラットラックから第2輸送手段の第2の荷台に積み替えて輸送する構成であるから、汚染物質の仮置場やその周辺が山あいにあって道幅が狭い等、道路事情が悪い地域であっても支障はなく、第2輸送手段により安全に効率的に輸送することができる。
加えて、請求項1に係る発明によれば、貨物輸送用コンテナでは、そのようにコンテナユニットを、フラットラックおよび他のコンテナユニットに対して、また、荷台上面にツイストロックを突設していれば第2輸送手段の第2の荷台に対しても、ツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締することによって、作業の同一化が図られ、その結果、作業ミスを格段に少なくすることができる。
請求項2に係る発明によれば、コンテナユニットは、幅方向左右の側面を波形の金属製壁パネルを使って強度の高い箱形に形成し、しかも、フラットラックに段積みするときに外部に露出する両側面の壁パネルを肉厚に形成し、輸送中側面の外部との遮蔽性を高め、これにより、貨物が汚染物質から発生する放射線量を一定量遮蔽する効果を上げることができる。
本発明の一例である貨物輸送用コンテナを使用状態において示す斜視図である。 フラットラックを示す正面図である。 フラットラックを示す平面図である。 フラットラックを示す側面図である。 図3中線W―W断面図である。 コンテナユニットを示す斜視図である。 コンテナユニットを示す正面図である。 コンテナユニットを示す平面図である。 コンテナユニットを示す側面図である。 図7中線X−X断面図である。 図8中線Y−Y断面図である。 図8中線Z−Z断面図である。 貨物輸送用コンテナを使用状態において示す正面図である。 貨物輸送用コンテナを使用状態において示す平面図である。 貨物輸送用コンテナを使用状態において示す側面図である。 コンテナユニットを収納して搬送する状態を示す正面図である。 コンテナユニットを収納して搬送する状態を背面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態につき詳細に説明する。
図1に、本発明の一例である貨物輸送用コンテナを使用状態において示す。図示例の貨物輸送用コンテナAは、貨物の放射性物質によって汚染された物質等を小分けして収納する複数のコンテナユニットBと、それらコンテナユニットBを床枠10上に段積みするフラットラックCとを備え、フラットラックCを第1輸送手段の大型貨物自動車、例えばトレーラーの車台(第1の荷台)上に緊締して輸送する一方、輸送途中に、コンテナユニットBをフラットラックCから、第2輸送手段の小型貨物自動車、例えば後述する小型トラックTの荷台(第2の荷台)D上に積み替え可能な構造になっている。
フラットラックCは、図2、図3および図4に示すように、床枠10の長さ方向後側とそれと対向する前側に立枠11・12を垂設し、大きさが20フィート国際海上コンテナ(ISO CSC付)のフレームサイズ相当の横に長い角が直角のU型をなし、上方だけでなく左右側方を開放して貨物を搬出入しやすい構造になっている。床枠10は、平行な主桁13・14間に複数の横桟15を連結してやや幅広な梯子状に形成してなる。主桁13・14の上面13a・14aには、コンテナユニットB単体の下面四隅に対応する位置に4基ツイストロック20を突設し、この4基のツイストロック20を1組として長さ方向横に4組並べて設置する。
立枠11・12は、主桁13・14の両端に垂設した左右一対の支持脚18・18、19・19と支持脚間の格子部21・22とからなり、支持脚18・19の上下両端面に隅金具23・24を付設している。下端面の4基の隅金具24は、図示しないがトレーラーの車台上に突設したツイストロックと対応し、そのツイストロックにより車台に対して着脱自在に緊締して搭載できるようにしている。
ツイストロック20は、コンテナユニットBがフラットラックCの床枠10上に載置されたとき、図5に示すように、突起部20aが隅金具29の下面長穴と係合し、操作レバー25を操作して隅金具29内で突起部20aを90度回転させると、コンテナユニットBがフラットラックCの床枠10に着脱可能に緊締される構造になっている。
コンテナユニットBは、図6、図7、図8および図9に示すように、金属製パネルにより大きさがフラットラックCの縦略1/4の長さで、横略1/2の幅サイズのやや横長な矩形箱形に組み立て、上面をヒンジ部26により開閉可能な蓋体27で形成する。コンテナユニットBは、図10に示すように、幅方向左右の側面を波形の金属製壁パネル28a・28bを使って強度の高い箱形に形成し、しかも、フラットラックCに段積みするときに外部に露出する両側面の壁パネル28a・28bを6mmの肉厚に形成し、外部との遮蔽性を高め、例えば放射線を一定量遮蔽する効果が上がる構造になっている。
加えて、コンテナユニットBは、図6、図7、図8、図9、図11および図12に示すように、上面および下面4隅の脚柱31〜34の下端面にそれぞれ隅金具29を取り付ける一方、上端面には、それぞれツイストロック30を搭載している。コンテナユニットBにおいて、下端面の4基の隅金具29は、フラットラックCの床枠10上に突設した4基単位のツイストロック20と対応し、ツイストロック20によりフラットラックCの床枠10に対しコンテナユニットBを着脱可能に取り付けることができる。上端面の4基のツイストロック30は、他の同型コンテナユニットBの隅金具29と対応し、他の同型コンテナユニットBに対して着脱可能に重ねて段積みできるようにしている。尚、コンテナユニットBの下面には、フォークリフトのフォーク差込口40が外向きに開口している。
図16および図17に示す第2輸送手段の小型トラックTの荷台Dには、図示例では、コンテナユニットB単体の下面四隅に対応する位置に4基ツイストロックが突設されているものとする。
従って、以上の構成部品からなる貨物輸送用コンテナAは、大型貨物自動車、例えばトレーラーの車台上に床枠10を重ねてフラットラックCを載置し、車台上に突設のツイストロックによりフラットラックCを車台に着脱可能に緊締する。フラットラックCには、4基の隅金具29を、床枠10上に突設のツイストロック20に合わせ、床枠10上にコンテナユニットBを載置する。すると、ツイストロック20の突起部20aが隅金具29の下面長穴と係合し、操作レバー25を操作して隅金具29内で突起部20aを回転させてコンテナユニットBのまず1基をフラットラックCの床枠10に着脱可能に緊締する。
それから、床枠10上には、図13、図14および図15に示すとおり、上述したと同様にコンテナユニットBをツイストロック20のツイストレバー操作により緊締し、順次、長さ方向横に4台並べて搭載する。これら下段のコンテナユニットB上には、4基のツイストロック30に隅金具29を合わせて上段のコンテナユニットBを載置し、ツイストロック30の同じツイストレバー操作により下段のコンテナユニットBに着脱可能に緊締する。次いで、順次、長さ方向横に下段のコンテナユニットBの上に上段のコンテナユニットBを載置し、ツイストロック30の同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締することにより、8台の同型コンテナユニットBをフラットラックC内で上下2段に段積みする構成になっている。
ツイストロック30は、下段のコンテナユニットB上に上段のコンテナユニットBが載置されたとき、上記ツイストロック20と同様、図14および図15に示すように、突起部30aが隅金具29の下面長穴と係合し、操作レバー35を操作して隅金具29内で突起部30aを90度回転させると、コンテナユニットB同士が上下に重なって着脱可能に緊締される構造になっている
そこで、フレキシブルコンテナに袋詰して仮置場に保管中の除染物質(貨物)を、貨物輸送用コンテナAを使って発地の仮置場から着地の中間貯蔵施設まで運搬する場合は、フレキシブルコンテナfごとフォークリフト又はクレーンで持ち上げて、蓋体27を開けて上面を開放したコンテナユニットB内に、図6に示すように収納する。フレキシブルコンテナfを収納したコンテナユニットBは、クレーン或いは、フォーク差込口40にフォークを差し込んでフォークリフトにより持ち上げながら移動し、下面四隅の隅金具29を床枠10上のツイストロック20に合わせてフラットラックCの床枠10の上に載置する。すると、ツイストロック20の突起部20aが隅金具29の下面長穴と係合したところで、操作レバー25を操作して隅金具29内で突起部20aを回転してコンテナユニットBをフラットラックCの床枠10に緊締する。これにより、貨物の危険な汚染物質でも複数の堅牢なコンテナユニットBに気密に収納するから、汚染物質が外部に飛散・漏洩する惧れがなく、輸送上安全性を担保することができる。
続けて、床枠10上には、図13、図14および図15に示すように、上述したと同様にコンテナユニットBをツイストロック20により緊締し、順次、長さ方向横に4台並べて搭載する。それから、これら下段のコンテナユニットB上に、4基のツイストロック30に隅金具29を合わせて、上段の同型コンテナユニットBを載置し、ツイストロック30のツイストレバー操作により下段の同型コンテナユニットBに緊締する。それから、順次、長さ方向横に下段のコンテナユニットB上に上段の同型コンテナユニットBを載置し、ツイストロック30の同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締し、これにより、8台のコンテナユニットBをフラットラックC内で上下2段に段積みし、フレキシブルコンテナに袋詰めした汚染物質(貨物)のトレーラー車台への積み込みを終える。
従って、貨物輸送用コンテナAは、トレーラーの車台上にフラットラックCを緊締し、しかも、このフラットラックCを、床枠10の長さ方向前側とそれと対向する後側に立枠11・12を垂設した角が直角なU型をなし、通常の車載コンテナのように前側扉を開けて貨物を出し入れする構造ではなく、上方だけでなく左右側方も開放して貨物を搬出入しやすい構造であるため、貨物が、汚染物質を袋詰めしたフレキシブルコンテナfを収納したコンテナユニットであっても、手間を掛けずに容易に積み卸しができ、大いに作業性を上げることができる。
さて、図示例では、コンテナユニットBをフラットラックCに段積みして後、第1輸送手段である大型貨物自動車のトレーラーで中間貯蔵施設へと運搬するが、山あいにある仮置場およびその周辺は道幅が狭い等、道路事情が悪いため、貨物の積替施設が設置され、そこでコンテナユニットBをフラットラックCから第2輸送手段の第2荷台、例えば図16および図17に示す小型トラックTの荷台D上に積み替える。
そのように積み替えるとき、図示例では、図1、図13、図14および図15に示すように、上下のコンテナユニットB同士を緊締したツイストロック30の操作レバー35を操作し、隅金具29内で突起部30aを90度逆回転させて、上下のコンテナユニットB同士の緊締状態を解除する(図9・図11参照)。それから上段のコンテナユニットBは、フォークリフト又はクレーンにより持ち上げて下段のコンテナユニットBから外し、図16および図17に示すように、小型トラックTの荷台Dまで運んで、下面四隅の隅金具29を荷台D上のツイストロックに合わせて荷台D上に載置する。すると、ツイストロックの突起部が隅金具29の下面長穴と係合し、操作レバーを操作して隅金具29内で突起部を回転して上段のコンテナユニットBを小型トラックTの荷台Dに緊締して積み替える。なお、小型トラックの荷台D上にツイストロックが突設されていない場合は、コンテナユニットBを荷台D上に載置してから、例えばロープでラッシングして緊締する。
次いで、フラットラックCにおいて、床枠10に緊締した下段コンテナユニットBは、図1、図13、図14および図15に示すように、ツイストロック20の同じツイストレバー操作により緊締状態を解除してから、フォークリフト又はクレーンにより持ち上げて別の小型トラックTの荷台Dまで運び、下面四隅の隅金具29を荷台D上のツイストロックに合わせて荷台D上に載置し、ツイストロックの同じツイストレバー操作により下段のコンテナユニットBも小型トラックTの荷台Dに緊締して積み替える。
それから、フラットラックC内で上下2段に段積みした残りのコンテナユニットBの中で、上段のコンテナユニットBも下段のコンテナユニットBも、それぞれ同じツイストレバー操作により、下段のコンテナユニットB、フラットラックCとの緊締状態を解除してから、共に荷台Dに緊締して小型トラックTに積み替えてから小型トラックTにより運搬する。
従って、貨物輸送用コンテナAは、以上のように、貨物の汚染物質を複数のコンテナユニットBに小分けして収納し、それらコンテナユニットBを、フラットラックC、小型トラックTの荷台Dおよび他のコンテナユニットBに対してツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締してフラットラックCから小型トラックTの荷台Dに積み替えて輸送する構成であるから、山あいにある仮置場およびその周辺のように道幅が狭い等、道路事情が悪い地域であっても支障はなく、小型トラックにより安全に効率的に輸送することができる。
しかも、貨物輸送用コンテナAでは、そのようにコンテナユニットBを、フラットラックC、小型トラックTの荷台Dおよび他のコンテナユニットBに対して、ツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締することによって、作業の同一化が図られ、その結果、作業ミスを格段に少なくすることができる。
ところで、以上の図示実施の形態では、8台のコンテナユニットBをフラットラックC内で上下2段に積み替え可能に段積みした例を示したが、本発明は、幾数台でもよく、そのコンテナユニットBをフラットラックC内でツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱可能に緊締して積み替え可能に上下2段以上に段積みすることもできる。
また、上述した図示実施の形態では、貨物が放射性物質に汚染された土壌などの汚染物質であったが、本発明の貨物輸送用コンテナAでは、コンテナユニットBに収納可能であれば貨物は汚染物質に限られない。
また、本発明の貨物輸送用コンテナAは、貨物自動車の荷台に搭載して貨物を搬送する陸上輸送だけでなく、船舶を利用して貨物を輸送する海上輸送にも適用することができる。
A 貨物輸送用コンテナ
B コンテナユニット
C フラットラック
D 小型トラックの荷台
T 小型トラック
10 床枠
11・12 立枠
20・30 ツイストラック
23・24・29 隅金具
25・35 操作レバー

Claims (2)

  1. 貨物を小分けして収納する複数のコンテナユニットと、それらコンテナユニットを床枠上に段積みするフラットラックとを備え、該フラットラックを第1輸送手段の第1の荷台上に緊締して輸送する一方、輸送途中に、前記コンテナユニットを前記フラットラックから第2輸送手段の第2の荷台に緊締して積み替え可能な貨物輸送用コンテナであって、
    前記フラットラックには、前記床枠の長さ方向後側とそれと対向する前側に立枠を垂設し、前記床枠の下面に、前記第1の荷台上に突設したツイストロックと対応する位置に隅金具を取り付け、上面には、前記コンテナユニット単体の下面四隅に対応する位置にツイストロックを突設する一方、
    前記コンテナユニットは、上面が蓋体により開閉可能な矩形箱形をなし、下面四隅に隅金具を取り付ける一方、上面四隅にツイストロックを突設し、前記フラットラックおよび他のコンテナユニットに対してツイストロックの同じツイストレバー操作により着脱自在に緊締可能な構成としてなることを特徴とする、貨物輸送用コンテナ。
  2. 前記コンテナユニットは、前記フラットラックに段積みするときに外部に露出する両側面を一段肉厚で波形をなす金属製壁パネルにより形成してなることを特徴とする、請求項1に記載の貨物輸送用コンテナ。
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