JP2014236493A - メッセージ報知システム、メッセージ送受信装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

メッセージ報知システム、メッセージ送受信装置、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】受信したメッセージがユーザに与える有用性が、受信時よりも高まったときに再び報知するメッセージ報知システム、メッセージ送受信装置、プログラム、および記録媒体を提供する。【解決手段】メッセージ送信装置(1T)が送信する送信データには、メッセージ、及び当該メッセージを再報知するための条件(再報知条件)を含んでいる。メッセージ受信装置(1R)は、受信したメッセージと、その再報知条件とを対応付けて記憶部に記憶し、再報知条件充足判定手段で再報知条件が充足していると判定された場合に、そのメッセージをユーザに再報知する。ここで、再報知条件は、そのメッセージの内容と関連性のある情報を利用し、当該メッセージが受信時点よりも有用となる時点で再報知されるように設定されている。これによって、メッセージ受信装置は当該メッセージを受信時よりもユーザに与える有用性が高まった時に再報知することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、他の端末より受信したメッセージをユーザに報知する技術に関する。
従来、メッセージを送受信し、他の端末より受信したメッセージをユーザに報知するメッセージ送受信装置として、たとえば特許文献1に開示の情報端末装置(以降、メッセージ送受信装置とする)がある。特許文献1に記載されているメッセージ送受信装置は、ユーザが入力したメッセージに、さらに、ユーザの入力によって設定される任意の地点に関連する情報であるナビゲーション情報を添付して送信する。ナビゲーション情報は、たとえば、目的地、経由地、現在地、その他のユーザが指定する任意の地点、および目的地までの案内経路など、地点に関連する種々の情報である。
受信側のメッセージ送受信装置は、当該送信データを受信すると、当該送信データに含まれるナビゲーション情報に対応する地図画像とともにメッセージをディスプレイに表示する。
なお、特許文献1に記載のメッセージ送受信装置は、複数のユーザ間においてリアルタイムなメッセージを行う、いわゆるチャット機能を有している。このチャット機能は、たとえば「おつかれさま」などの挨拶など、その他種々の内容の情報伝達に利用される。
特開2007−255908号公報
ところで、ユーザ間でやり取りされるメッセージの中には、「おつかれさま」などの挨拶に比べ、場所や時刻、天候などの要素と関連性があるものがある。たとえば運転時において、「ここは飛び出し注意だよ」などの注意を促すメッセージは、メッセージ中の「ここ」が指す地点との関連性が強い。このため、「ここ」が指す地点から相対的に離れた位置で報知される場合よりも、実際に注意が必要な位置(すなわち「ここ」が指す地点に近い位置)でユーザに報知されたほうが、そのメッセージのもつ情報がより有効に利用される。
すなわち、場所や時刻、天候などの、ある状況を指す内容が含まれているメッセージは、そのメッセージが指し示す状況またはその状況に達しようとするタイミングにおいてユーザに報知されることが好ましい。
特許文献1に記載のメッセージ送受信装置では、メッセージを受信すると、受信側のユーザは受信時にそのメッセージが報知される。そして、受信に伴う報知を実施した後に、そのメッセージがユーザに与える有用性が受信時よりも高まった状況となっても、そのときには報知を実施しない。したがって、メッセージを受信してから、メッセージがユーザに与える有用性が受信時よりも高まった状況となるまでの間に時間差が有った場合には、ユーザの記憶からそのメッセージの情報が薄れてしまう恐れがあった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、受信したメッセージがユーザに与える有用性が、受信時よりも高まったときに再び報知するメッセージ報知システム、メッセージ送受信装置、プログラム、および記録媒体を提供することにある。
その目的を達成するためのメッセージ報知システムの発明は、送信側ユーザがメッセージを入力するためのメッセージ入力手段(30)と、前記メッセージ入力手段を介して前記送信側ユーザが入力した前記メッセージを取得するメッセージ取得手段(20 S10)と、前記メッセージを含む送信データを生成する送信データ生成手段(20 S14)と、前記送信データ生成手段で生成された前記送信データを送信する送信手段(20T)と、を備えるメッセージ送信装置(1T)と、前記メッセージ送信装置より送信された前記送信データを受信する受信手段(20R)と、前記受信手段で前記送信データを受信した時に、前記受信手段で受信した前記送信データに含まれるメッセージを、受信側ユーザに報知する第1メッセージ報知手段(20 S20)と、を備えるメッセージ受信装置(1R)と、
を備えるメッセージ報知システム(100)であって、前記メッセージ送信装置は、さらに、前記送信データに含まれる前記メッセージを、前記受信側ユーザに再報知するべきか否かを設定する再報知要否設定手段(20 S11)と、前記再報知要否設定手段で前記受信側ユーザに前記メッセージを再報知するべきであると設定した場合には、前記メッセージを再報知する条件であって、前記メッセージの内容と関連し、前記メッセージがメッセージ送信時点よりも有用となる状態であることを判断するための条件である再報知条件を設定する再報知条件設定手段(20 S13)と、を備え、前記送信データは、さらに、前記再報知要否設定手段で設定した再報知の要否、および、前記再報知要否設定手段で前記受信側ユーザに前記メッセージを再び報知すると設定した場合には、前記再報知条件を含んでおり、前記メッセージ受信装置は、さらに、前記受信手段で再報知が必要であると設定された前記送信データを受信すると、当該送信データに含まれている前記メッセージと、当該メッセージの前記再報知条件とを対応付けて記憶する第1記憶手段(50)と、
前記第1記憶手段に記憶されている前記再報知条件が満たされているか否かを判定する再報知条件充足判定手段(20 S32)と、前記再報知条件充足判定手段で前記再報知条件が充足したと判定されたメッセージを前記受信側ユーザに再報知する第2メッセージ報知手段(20 S33)と、を備えることを特徴とする。
以上の構成では、送信データには、その送信データに含まれるメッセージが再報知されるべき場合には、再報知される条件(再報知条件)が記述される。メッセージ受信装置は、再報知が必要であると設定された送信データを受信した場合には、そのメッセージと再報知条件とを対応付けて記憶部に記憶し、再報知条件充足判定手段で再報知条件が充足していると判定された場合に、そのメッセージをユーザに再報知する。
したがって、再報知条件が付与されたメッセージは、受信時だけでなく、再報知条件が充足された時点でも報知される。ここで、再報知条件は、そのメッセージの内容と関連性のある情報を利用し、当該メッセージが受信時点よりも有用となる時点で再報知されるように設定されている。これによって、メッセージ受信装置は当該メッセージを受信時よりもユーザに与える有用性が高まった時に再報知することができる。
メッセージ送受信装置の発明は、前記メッセージ送信装置および前記メッセージ受信装置の各手段を備えることを特徴とするメッセージ送受信装置であることを特徴とする。
プログラムの発明は、コンピュータを、前記メッセージ取得手段、前記送信データ生成手段、前記送信手段、前記受信手段、前記第1メッセージ報知手段、前記再報知要否設定手段、前記再報知条件設定手段、前記再報知条件充足判定手段、および前記第2メッセージ報知手段として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
記録媒体の発明は、コンピュータを、請求項1から8の何れか1項に記載の前記メッセージ取得手段、前記送信データ生成手段、前記送信手段、前記受信手段、前記第1メッセージ報知手段、前記再報知要否設定手段、前記再報知条件設定手段、前記再報知条件充足判定手段、および前記第2メッセージ報知手段として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体であることを特徴とする。
メッセージ送受信装置1の構成を示すブロック図である。 メッセージ送受信装置1を含むメッセージ報知システム100の構成を示すブロック図である。 制御部20が実施する送信処理の流れを示すフローチャートである。 再報知用テーブルT1の一例を表した図である。 送信データの構成の一例を表した図である。 制御部20が実施する受信処理の流れを示すフローチャートである。 記憶部50に構築される再報知リストL1の構成の一例を表した図である。 制御部20が実施する再報知処理の流れを示すフローチャートである。 メッセージ送受信装置1の表示画面の一例である。 マイク31を介してメッセージを入力する際に表示される画面の一例である。 受信側のメッセージ送受信装置1の表示画面の一例である。 メッセージが再報知される場合を説明するための図である。 再報知条件としてエリアを指定した場合のメッセージ送受信装置1の作動を説明するための概念図である。 メッセージ報知システム100を不特定多数の報知システムに適用した例を説明するための概念図である。 施設訪問者への運転支援システムの構成を表すブロック図である。 アシスト情報を説明するための概念図である。 メッセージ送受信装置1を携帯電話機で実現した場合の実施例を説明するための図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかるメッセージ送受信装置1の第1の実施形態を図1〜14を用いて説明する。本実施形態においてメッセージ送受信装置1は車両に搭載されているものとし、そのメッセージ送受信装置1の概略的な構成の一例を図1に示す。なお、メッセージ送受信装置1のユーザとしては、メッセージ送受信装置1が搭載されている車両の運転者を想定して説明するが、もちろん、ユーザは、その車両の同乗者であってもよい。
図1に示すようにメッセージ送受信装置1は、通信部10、制御部20、入力部30、出力部40、記憶部50、および検出部70を備えている。制御部20と、通信部10、入力部30、出力部40、記憶部50、および検出部70とは、例えばCAN(Controller Area Network)などの通信プロトコルに準拠した車内LAN80で各々接続されている。
入力部30は、ユーザの入力を受け付けるための装置であって、マイク31およびタッチパネル32を備えている。マイク31は、車載用の小型マイクロフォンであり、ユーザの発話した音声を電気信号に変換して制御部20に出力する。タッチパネル32は、後述のディスプレイ42の表示パネル上に積層されており、ユーザタッチパネル32上をタッチした位置を逐次(例えば20ミリ秒毎に)検出し、制御部20へ出力される。タッチパネル32は、本実施形態では静電容量式のタッチパネルを採用するが、その他、感圧式のタッチパネルなどを用いてもよい。また、ここでは入力部30としてマイク31およびタッチパネル32を用いる態様を例示するが、機械スイッチや、更にはジェスチャー入力など、その他の公知の入力デバイスによってユーザの入力を受け付けてもよい。この入力部30が請求項に記載のメッセージ入力手段に相当する。
出力部40は、他のユーザが送信したメッセージをユーザに報知するための装置であって、スピーカ41およびディスプレイ42を備えている。スピーカ41は、制御部20から入力される電気信号を音に変換して出力する。
ディスプレイ42は、制御部20からの入力に基づいてテキストや画像を表示し、種々の情報を運転者に報知する。ディスプレイ42は、例えばインスツルメントパネルの中央、又は運転席の前方に設けられたコンビネーションメータ内等に配置されている。例えばディスプレイ42は、フルカラー表示が可能なものであって、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いて構成することができる。ディスプレイ42が備える表示パネル上に、タッチパネル32部32が積層されている。
記憶部50は、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)によって構成され、地図データや施設データなど、後述するナビゲーション部20Nで用いられる種々のデータを記憶している。また、記憶部50は、受信したメッセージなども、制御部20の命令に基づいて保存する。後述する再報知リストL1や再報知用テーブルT1も、この記憶部50が備える記憶領域に設けられる。
なお、記憶部50は、不揮発性のメモリによって実現されればよく、SSD(Solid State Drive)や、SDカード等であってもよい。もちろん、複数種類の記憶媒体を組み合わせて記憶部50を構成しても良い。記憶部50は、例えば、ユーザによる操作によって消去の指示が行われない限り、保存したデータを消去しない構成とする。この記憶部50が、請求項に記載の第1記憶手段、第2記憶手段、およびコンピュータをメッセージ送受信装置1として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体のそれぞれに相当する。
検出部70は、車両に搭載される種々のセンサを備えており、たとえばGPSセンサ71、方位角センサ72、ヨーレートセンサ73、車速センサ74、加速度センサ75を備えている。もちろん、これらのセンサ71〜75のほか、ガソリン(電気自動車の場合は電池)の残量を検出するセンサや温度センサなども車内LAN80に接続しており、検出部70に含まれる(図示は省略する)。この検出部70が請求項に記載の検出手段に相当する。
GPSセンサ71は、GPS(Global Positioning System)人工衛星から送信される信号を受信し、受信した信号をもとに、現在位置の座標(緯度および経度)を逐次取得する。座標取得周期はたとえば200ミリ秒毎とする。GPSセンサ71が取得した現在位置の座標を示すデータは制御部20に逐次出力される。
方位角センサ72は、自車両の進行方向(以降、方位角とする)を検出するセンサであって、本実施形態では一例として地磁気センサを用いる。なお、その他、方位角センサ72としてジャイロセンサを用いてもよい。ジャイロセンサを用いる場合は、ジャイロセンサが出力する角速度変化(rad/sec)を積分することで、自車両の方位角を決定すれば良い。
ヨーレートセンサ73は、自車の鉛直軸まわりの角速度(ヨーレート)を検出するセンサであり、検出したヨーレートの情報を車内LAN80に送信する。車速センサ74は、自車両の速度を検出する。車速センサ74としては、たとえばタイヤの回転速度を検出する車輪速センサを用い、車輪速センサの出力値から車両の速度を決定すればよい。加速度センサ75は、自車両の加速度を検出する。加速度センサ75としては、公知の加速度センサを用いてもよいし、車速センサ74が検出する速度を時間微分することで決定しても良い。
通信部10は、送受信アンテナを備え、無線通信によって他のメッセージ送受信装置1や外部に設けられたサーバSRVと通信を行う。複数のメッセージ送受信装置1およびサーバSRVを備えたシステム(メッセージ報知システム100)の概念図を図2に示す。なお、図2において、複数のメッセージ送受信装置1を区別するため、それぞれ1A、1B、1Cと符号を付している。サーバSRVは、メッセージ送受信装置1を備えるメッセージ報知システム100を管理・運用するためのサーバSRVである。
通信部10は、サーバSRVを介して、他の車両に搭載されたメッセージ送受信装置1と通信してもよいし、他の車両に搭載されたメッセージ送受信装置1とピア・ツゥ・ピア(Peer−To−Peer:P2P)通信により直接的にデータを送受信してもよい。なお、P2P通信は、サーバSRVにおいて、ピアとなるメッセージ送受信装置1の検索および認証を実施してからP2Pで通信を開始するハイブリッドP2P方式であっても、サーバSRVを介さずにP2P通信を開始するピュアP2P方式であってもよい。これらの通信の方式は、メッセージ送受信装置1が実施するアプリケーションによって使い分けられるものとする。なお、各メッセージ送受信装置1A〜CがP2P通信を実施する場合、図2中の破線2で示すように、各メッセージ送受信装置1A〜CはサーバSRVを経由することなく直接的に情報の送受信が可能である。
なお、以降では、メッセージを送受信する際の、送信側となるメッセージ送受信装置1を送信端末1Tとし、受信側となるメッセージ送受信装置1を受信端末1Rとする。したがって、送信端末1Tが請求項に記載のメッセージ送信装置に相当し、受信端末1Rがメッセージ受信装置1Rに相当する。ただし、本実施形態においてメッセージ送受信装置1は、送信端末1Tとしての機能と受信端末1Rとしての機能の両方を備えている。
また、通信部10は、公知のFMチューナやビーコンレシーバ、専用の通信カードなどを備え、VICS(Vehicle Information Communication System.登録商標)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。
制御部20は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROMやRAMやEEPROMなどのメモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも図示せず)などが備えられている。制御部20は、通信部10、入力部30、および検出部70が備える種々のセンサ71〜75から入力された各種情報に基づき、ROMに予め記憶されているプログラムをCPUが実行することによって種々の処理を実行する。図1に示すように制御部20は、機能ブロックとしてナビゲーション部20N、送信処理部20T、および受信処理部23を備えている。
ナビゲーション部20Nは、一般的なナビゲーション装置において通常行われる、経路案内機能を実施する。経路案内機能は、記憶部50に記憶されている地図データなどを用いて現在地からユーザの設定した目的地までの経路を計算し、その経路を移動するように、出力部40と協働して案内を実施する機能である。例えば、次の交差点までの距離、その交差点において進行する方向、走行すべき車線などを案内する。
送信処理部20Tは、次に説明する送信処理を実施し、受信処理部20Rは、後述する受信処理を実施する。なお、制御部20は、上述した機能以外にも、ディスプレイに表示させる画像データを生成する処理や、スピーカ41から出力する音声データを生成する処理を実施する。さらに、受信したメッセージの再報知が必要である場合には、後述する再報知処理も実施する。
ここで、図3のフローチャートを用いて、制御部20で実施される、受信端末1Rへ送信する送信データを生成し、通信部10を介して送信データを送信する際の一連の処理(以下、送信処理)についての説明を行う。図3のフローチャートは、ユーザよりメッセージを入力するための操作が入力部30に為された場合に開始する構成とすればよい。メッセージを入力するための操作としては、たとえば、ディスプレイ42に表示しているメッセージを入力するためのソフトウェアスイッチ(以降、単にスイッチ)が、ユーザによってタッチされたことを検出した場合とする。
ステップS10では、入力部30を介してユーザが入力するメッセージを取得する。たとえば、ユーザよりタッチパネル32を介してメッセージを入力する操作を受け付けた場合には、ひらがなやアルファベットなどの文字に対応するスイッチをディスプレイ42に表示する。ユーザは、ディスプレイ42に表示されている文字に対応するスイッチを順にタッチしていき、メッセージの入力が完了した時点で、メッセージの入力が完了したことを表すスイッチをタッチすればよい。
制御部20は、ユーザが画面上をタッチした位置から、ユーザが選択した文字を順次決定していき、その文字を保持する。そして、ユーザから入力が完了した旨の操作を受け付けると、一連の文字列をメッセージとして取得する。ひらがなから漢字への変換は、公知の技術によって適宜実施すればよい。その際に用いる辞書データは記憶部50に記憶しているものとする。
また、ユーザがマイク31を介してメッセージを入力する場合には、マイク31に入力された音声を、公知の音声認識技術を用いて文字列に変換し、これをメッセージとすればよい。なお、音声認識に用いるデータベースなどは記憶部50に記憶しておけば良い。このステップS10を実施する制御部20が請求項に記載のメッセージ取得手段に相当する。
ステップS11では、前ステップS10で取得したメッセージの再報知が必要であるか否かを設定する。ここでの再報知とは、受信時に実施される1回目の報知の後の、2回目以降の報知のことを指す。なお、メッセージの再報知が必要であるか否かの設定は、本実施形態ではユーザの入力によって設定されるものとする。より具体的には、制御部20は、再報知が必要であるか否かを選択するためのスイッチをディスプレイに表示させる。そして、ユーザは、再報知が必要な場合には、再報知を設定するためのスイッチをタッチし、再報知が不要である場合には、再報知しない設定とするスイッチをタッチする。制御部20は、ユーザがタッチした位置から、当該メッセージの再報知の要否を決定する。
なお、再報知が必要であるか否かの設定は、本実施形態ではユーザの入力によって設定されるものとするが、その他の態様としてメッセージの内容から制御部20が自動的に設定しても良い。自動で再報知の要否を設定する場合には、例えば、メッセージを構成する文字列に、図4の再報知用テーブルT1に示す、1つ以上の符号からなる再報知識別子と一致する文字列が含まれているか否かを判定する。そして、再報知用テーブルT1が備える再報知識別子が、メッセージ中に含まれている場合には、再報知が必要であると設定すればよい。再報知識別子は、“ここ”などの文字列であってもよいし、“!”などの1つの記号であってもよい。たとえば、メッセージの中に“!”の文字が含まれている場合は、メッセージの再報知が必要と設定する。このステップS11を実施する制御部20が請求項に記載の再報知要否設定手段に相当する。
ステップS11でメッセージの再報知が必要であると設定された場合には、ステップS12がYESとなって、ステップS13に移る。一方、ステップS11でメッセージの再報知が不要であると設定された場合には、ステップS12がNOとなって、ステップS14に移る。
ステップS13では、ステップS10で取得したメッセージを再報知するための条件(再報知条件)を設定する。再報知条件は、再報知しようとしているメッセージの内容と関連し、当該メッセージが送信時点よりも有用となる状態であることを受信端末1Rが判断するための条件である。再報知条件として用いる情報の種類としては、ナビゲーション情報、車両情報、ユーザ情報、および外部情報がある。
ナビゲーション情報は、地点の位置を表す地点情報と、ある地点から目的地までの経路を表す経路情報とを含む。地点情報が記述する地点としては、例えば送信端末1Tの現在地、登録地点、目的地、経路上の立ち寄り地などがあり、地点情報は、ある地点の位置を表す座標で記述される。たとえば再報知条件として地点情報を用いる場合には、地点情報で記述されている地点(設定地点)と、受信端末1Rの位置との距離が所定距離(例えば50m)以下となっていること、とすればよい。設定地点は、ユーザの入力によって設定されても良いし、後述する手順によって自動的に設定されても良い。
車両情報とは、走行速度、方位角、加速度、ヨーレート、エンジンの回転速度、ガソリンの残量、エンジンの冷却水温、走行積算距離、シフト位置、方向指示、ドアの施錠状態、およびライトの点灯状態など、車両の状態に関する情報である。車両情報として、たとえば走行速度を再報知条件に用いる場合には、走行速度が40km/h以上となった場合、などとすればよい。
ユーザ情報とは、運転者に関する情報であって、現在のユーザの気分や体調、運転技術などを含む。気分や体調は、走行開始前にユーザの入力によって取得すればよい。運転技術の情報とは、初心者運転者であるか熟練した運転者であるかを表す。運転技術に関しては、ユーザの入力によって取得しても良いし、総走行距離や、急な加減速の頻度などから制御部20で判定してもよい。
また、他の態様として、車内に、運転者の顔を撮像するカメラが備えられており、運転者の目の動きからよそ見運転や居眠りなどを検出できる場合には、よそ見や居眠りをしているかなどのユーザの挙動も、ユーザ情報として用いてもよい。なお、よそ見運転を検出する技術は公知の技術を適宜用いればよい。外部情報は、時刻や天候、VICS(登録商標)から取得する渋滞などの交通情報などを表す。
なお、再報知条件には、その有効期限が備えられているものとする。これは、メッセージがもつ情報の有用性は時間の経過によって失われる場合があるためである。たとえば「ここに路上駐車がいるよ」というメッセージの有用性は、一時的なものである。すなわち、“ここ”(メッセージが指す地点)に路上駐車が存在している場合には、このメッセージの受信者は、このメッセージを受けて、走行する車線を変更するなどの判断をすることができる。したがって、このメッセージは、受信者にとって有用なものとなる。しかしながら、このメッセージが作成された時点から数時間後には当該路上駐車はいなくなり、メッセージの有用性は失われる可能性が高い。むしろ、その時点の状況とは相違する状況を示すメッセージが出ることによって、再報知を受けたドライバに煩わしさを与える恐れがある。したがって、メッセージを再報知する条件として、有効期限を設けることで、実際の状況とは異なるメッセージが表示される恐れを低減することができる。
さらに、再報知条件には、再報知する上限回数である再報知回数を設定される。たとえば、再報知回数が1回であれば、再報知は1回だけ実施される。もちろん、受信時に実施される最初の報知を含めると、メッセージの報知は合計2回実施される。再報知回数としては、“上限なし(=∞)”とする設定であってもよい。再報知回数が上限なしと設定されている場合、そのメッセージは再報知条件を満たす度に何回でも再報知される。また、再報知回数を0とすることで、当該メッセージの再報知が不要であることを示しても良い。
以上で述べた再報知条件は、手動で設定してもよいし、予め設けられた規則に従って自動で設定してもよい。自動で行う場合には、ステップS11で再報知の要否を自動的に設定する際に用いる再報知用テーブルT1の再報知識別子を用いて、メッセージ中に含まれている文字列から、適宜再報知条件に用いる情報の種類を決定すればよい。そして、再報知条件に用いる種類の情報を決定した上で、どのような条件にするかを、メッセージを解析して決定すれば良い。たとえば、メッセージが「ここに路上駐車がいるよ」という内容だった場合には、“ここ”という文字列から、送信端末1Tの現在位置情報を用いる。すなわち、その現在位置を設定地点として、受信端末1Rとの位置とが、所定距離以内となった場合を再報知条件とする。また、“路上駐車”という文字列から、有効期限を、当該メッセージの送信時刻より1時間とすればよい。さらに、路上駐車の存在の有無は、路上駐車がある車線とは反対方向の車線には影響が無いため、送信端末1Tの送信時における方位角と等しいことを再報知条件に加えればよい。
なお、複数の再報知条件が設定されている場合は、それらの再報知条件は論理積で判定され、全て充足している場合に、再報知されるものとする。
また、メッセージ送受信装置1を利用するアプリケーションによっては、再報知条件に用いる情報の種類を、予め限定できる場合も有り得る。たとえば、送信時点における送信端末1Tの位置と受信端末1Rとの距離が所定値以下であることだけを再報知条件として利用するアプリケーションであれば、再報知が必要と設定すれば自動的に送信端末1Tの位置を取得して、前述の再報知条件を設定してもよい。言い換えれば、再報知条件の設定方法は、メッセージ送受信装置1の利用の仕方に応じて適宜設計されればよい。
手動で再報知条件を設定する場合には、再報知条件を選択するための複数のスイッチをディスプレイ42に表示させ、ユーザはそれらから所望の再報知条件に対応するスイッチをタッチする。制御部20は、ユーザのタッチ位置から選択されたスイッチを判定し、そのスイッチに対応する再報知条件を設定する。もちろん、再報知条件を設定するための音声案内がスピーカ41から出力され、ユーザはマイク31を介して音声によって再報知条件を設定してもよい。このステップS13を実施する制御部20が請求項に記載の再報知条件設定手段に相当する。
ステップS14では、他のメッセージ送受信装置1に送信する送信データを生成する。送信データは、ユーザの入力より取得したメッセージと、当該メッセージの再報知の要否を示すフラグと、を含み、当該メッセージの再報知が必要である場合には、さらにその再報知条件を含んでいる。このステップS14を実施する制御部20が請求項に記載の送信データ生成手段に相当する。
ここで、図5を用いて、送信データの構成の一例を説明する。もちろん、図5で示す構成はあくまで一例であって、適宜設計されれば良い。図5に示すように送信データは、ヘッダ81、メッセージデータフィールド82、およびナビゲーションデータフィールド83を備えている。ヘッダ81は、送信端末1Tを識別するための識別番号や、当該送信データ8の宛先、当該送信データのサイズ、送信データ8の生成時の時刻などが記述される。送信端末1Tを表す識別情報は、送信端末1Tのネットワーク上のアドレスや、メッセージ送受信装置1固有に割り当てられた機器番号などを用いればよい。また、当該送信データ8の宛先も、同様に、その受信端末1Rのネットワーク上のアドレスや機器番号を用いればよい。
メッセージデータフィールド82は、主としてユーザが入力したメッセージを記述するための領域であって、より細かくは、タグ82T、再報知フラグ82F、再報知条件82C、メッセージデータ82Mを備えている。タグ82Tは、このメッセ―ジデータフィールド82のサイズを記述する。
再報知フラグ82Fは、当該メッセージを再報知する必要があるか否かを示す。受信端末1Rはこの再報知フラグ82Fに従って、当該送信データ8に含まれているメッセージを再報知する必要があるか否かを判定する。再報知フラグ82Fには、例えば、再報知が必要である場合には“1”を、再報知が不要である場合には“0”が挿入されればよい。再報知条件82Cには、ステップS13で設定された再報知条件が記述される。なお、再報知条件に経路情報を用いる場合には、その経路情報を、後述するナビゲーションデータ83Nの領域に添付するものとする。ステップS12で再報知が不要と設定された場合は、たとえば、この再報知条件82Cの領域にはNULLを挿入すればよい。メッセージデータ82Mは、ステップS10で取得したメッセージを記述する。
ナビゲーションデータフィールド83は、主としてナビゲーション情報を記述するための領域であって、ユーザの入力によって送信されるべきナビゲーション情報が存在するときのみ、送信データに付与される。ナビゲーションデータフィールド83は、タグ83T、およびナビゲーションデータ83Nを備えている。タグ83Tは、ナビゲーションデータフィールド83に記述されるナビゲーションデータ83Nの種類、および、ナビゲーションデータフィールド83のサイズが記述される。ナビゲーションデータ83Nには、記憶部50が記憶している地図データや施設データを利用したデータや経路情報が記述される。送信データ8に添付されるナビゲーションデータ83Nは、ユーザの入力によって決定される。
ステップS15では、ステップS14で生成した送信データを通信部10に出力し、受信端末1Rへ送信し、送信処理を終了する。
次に、図6のフローチャートを用いて、受信端末1Rが送信した送信データを受信する際の一連の処理(以下、受信処理)についての説明を行う。図6のフローチャートは、通信部10を介して、送信データを受信した場合に開始する構成とすればよい。
ステップS20では、受信した送信データから、メッセージを抽出し、ディスプレイ42に表示するとともに、スピーカ41より、メッセージの内容を音声出力する。このステップS20を実施する制御部20が請求項に記載の第1メッセージ報知手段に相当する。
ステップS21では、再報知フラグ82Fを参照し、当該メッセージの再報知が必要であるか否かを判定する。当該メッセージの再報知が必要である場合には、ステップS22がYESとなってステップS23に進む。一方、当該メッセージの再報知が不要である場合には、ステップS22がNOとなり、受信処理を終了する。
ステップS23では、当該メッセージを、再報知条件82Cに記述されている再報知条件と対応付けて再報知リストL1に格納し、受信処理を終了する。再報知リストL1は、図7に示すように、メッセージを記憶する領域(図中のエントリ欄)と、再報知条件を記憶する領域とを備えており、メッセージと再報知条件は対応付けられて格納される。
また、図14に示すフローチャートを用いて、制御部20が実施するメッセージを再報知するための一連の処理(以下、再報知処理)についての説明を行う。この再報知処理は、所定の周期(例えば100ミリ秒毎)で実施されるものとする。
ステップS30では、車内LAN80を介して検出部70や記憶部50などから判定用情報取得する。判定用情報とは、再報知条件が充足したか否かを判定するための情報であって、ナビゲーション情報、車両情報、ユーザ情報、及び外部情報を指す。たとえば現在の自車の位置は、GPSセンサ71から取得する。また、上述した全ての情報を収集してなくてもよく、再報知リストL1を参照し、現在再報知リストL1に格納されている再報知条件が充足しているか否かを判定するために必要な情報を取得すれば良い。
ステップS31では、前ステップS30で取得した判定用情報に基づいて、再報知リストL1から再報知条件を充足しているエントリを検索する。ここで、再報知条件を充足しているメッセージが存在した場合は、ステップS32がYESとなってステップS33に進む。また、再報知条件を充足しているエントリが存在しなかった場合は、ステップS32がNOとなって、再報知処理を終了する。このステップS32を実施する制御部20が請求項に記載の再報知条件充足判定手段に相当する。
ステップS33では、ステップS31およびステップS32で再報知条件を充足していると判定されたメッセージを、ディスプレイ42に表示するとともに、公知の読み上げ技術を用いてスピーカ41よりメッセージの内容を音声出力し、ユーザに再報知する。このステップS33を実施する制御部20が請求項に記載の第2メッセージ報知手段に相当する。
ステップS34では、ステップS33で再報知したメッセージを削除するべきか否かを判定する。削除すべきか否かは、各メッセージの再報知条件に含まれる再報知回数を参照して判定すればよい。ステップS34で削除すべきであると判定された場合は、ステップS34がYESとなってステップS35に進む。また、ステップS34で削除すべきであると判定された場合は、ステップS34がNOとなって再報知処理を終了する。ステップS35では、メッセージを再報知リストL1から削除し、再報知処理を終了する。なお、有効期限が切れたエントリは、たとえばステップS31での検索ステップにおいて、適宜削除されていけばよい。
(第1の実施形態におけるメッセージ送受信装置の利用例1)
ここでは、メッセージ送受信装置1を、複数のユーザA〜Cがグループで移動する際のコミュニケーションに利用した例を示す。ユーザA〜Cは、それぞれ異なる車両を運転しており、各車両には、メッセージ送受信装置1が搭載されている。なお、各車両に搭載されているメッセージ送受信装置1を区別するため、便宜上、ユーザAが運転する車両に搭載されているメッセージ送受信装置を1A、ユーザBが運転する車両に搭載されているメッセージ送受信装置を1Bとする。また、ユーザCが運転する車両に搭載されているメッセージ送受信装置1を1Cとする。
各車両を運転するユーザA〜Cまたはその同乗者が、それぞれのメッセージ送受信装置1A〜Cを操作し、リアルタイムなメッセージのやりとり(いわゆるチャット)を実施している。たとえば、メッセージ送受信装置1Aから送信した送信データは、メッセージ送受信装置1B、1Cで受信され、当該送信データに含まれるメッセージがユーザB、Cに報知される。なお、チャットを実施しているときのメッセージは、グループとして設定されているユーザにのみ(厳密には、そのユーザが利用するメッセージ送受信装置1にのみ)送信される。各車両に搭載されたメッセージ送受信装置1間の通信は、たとえば図2の点線2で示すように、P2P通信によって実施されればよい。
前述のとおり、ユーザA〜Cはグループで移動しており、ここでは共通の目的地Pに向かって移動しているものとする。目的地Pの共有は、特許文献1に開示されているように、ユーザAが目的地Pの位置をナビゲーションデータ83Nに添付した送信データ8を送信して行われる。なお、各メッセージ送受信装置1A〜Cは、それぞれ、送信データとは別途、現在位置を逐次(例えば200ミリ秒毎に)送信し、お互いの位置を共有している。
また、ユーザAおよびユーザCは、メッセージ送受信装置1A、1Cが備えるナビゲーション部20Nの経路案内機能を利用し、ナビゲーション部20Nの誘導に従って目的地Pへ移動している。すなわち、ユーザAおよびユーザCは、曲がるべき交差点や、走行すべき車線などの誘導を受ける。このように自車が備えるメッセージ送受信装置1の経路案内機能を利用して走行している状態を、自立走行モードとする。
一方、ユーザBは、メッセージ送受信装置1Bの経路案内機能を利用せず、ユーザAの運転する車両の走行軌跡を追従して走行する追従走行機能を利用している。追従走行機能を用いて走行している場合には、追従の対象となっている車両の軌跡を辿るように、曲がるべき交差点などの案内が実施される一方、走行すべき車線を案内するなどの支援は実施されない。このように、追従走行機能を利用して走行している状態を、追従走行モードとする。
以降では、ユーザAを送信者、ユーザB、Cが受信者となる場合を例にとって、各メッセージ送受信装置1の作動について説明する。すなわち、メッセージ送受信装置1Aが送信端末1T、メッセージ送受信装置1Bおよび1Cが受信端末1Rとなる。図9に、メッセージ送受信装置1Aのディスプレイ42に表示される画面(単に表示画面とする)の一例を示す。
表示画面には、地図画像90と、タッチ入力スイッチSW1と、音声入力スイッチSW2と、メッセージウインドウW1と、が表示される。地図画像90は、ユーザAの現在位置を中心とし、ユーザAの現在位置付近の道路92や施設93が描写される。ユーザAの現在位置は、二等辺三角形のマーク95Aで表し、他のユーザB、Cの現在位置も、ユーザAの位置を表すマーク95Aとは異なる表示様式(色や形など)のマーク95B、95Cで表す。なお、ユーザA〜Cの位置を表すマーク95A〜Cの近傍に、各ユーザの名前(チャット上のハンドルネームなど)を表示することで、ユーザAは、誰がどこにいるかを識別することができる。
本実施例において、この地図画像90の表示縮尺は、ユーザAの操作によって設定されることとするが、これに限らない。チャットに参加しているすべてのユーザA〜Cの現在位置を示すマーク95A〜Cが表示されるように、制御部20が表示縮尺および表示範囲を自動的に制御してもよい。この場合、必ずしもマーク95Aの表示位置は地図画像90の中心付近でなくても良い。なお、地図画像90を描画するためのデータは、記憶部50に記憶されている地図データおよび施設データから読み出し、また、読み出されるデータの範囲は、設定されている表示縮尺および表示範囲によって決定されればよい。
メッセージウインドウW1には、送受信したメッセージが時系列順に表示される。図9の例では、送信したユーザの名前とともに各メッセージが表示されている。
タッチ入力スイッチSW1、音声入力スイッチSW2は、いずれもユーザAがメッセージの入力を開始する際に操作するためのソフトウェアスイッチ(以降、単にスイッチ)である。すなわち、制御部20は、これらのスイッチSW1、SW2がタッチされたことを検出すると、メッセージの取得を開始する。なお、タッチ入力スイッチSW1は、ユーザAがタッチパネル32を介してメッセージを入力する際に選択されるスイッチである。制御部20は、タッチ入力スイッチSW1がタッチされたことを検出すると、ひらがなやアルファベットなどの文字が表示されたスイッチをディスプレイ42に表示する。
また、音声入力スイッチSW2は、ユーザAがマイク31を介してメッセージを入力する際に選択されるスイッチであって、制御部20は、音声入力スイッチSW2がタッチされたことを検出すると、マイク31による集音を開始する。マイク31で取得した音声に対応する電気信号は、公知の音声解析技術を用いてメッセージに変換される。音声入力スイッチ41がタッチされ、マイク31を介してメッセージを入力する際に表示される画面の一例を図10に示す。
図10に示すように、音声入力スイッチ41がタッチされたことを検出すると、メッセージウインドウW1に代わって、音声入力ウインドウW3がディスプレイ42に表示される。音声入力ウインドウW3は、その時点で入力されているメッセージを表示し、ユーザAに正しく入力されているか確認できるようにしている。なお、本実施形態では、音声入力スイッチSW2がタッチすることで、メッセージを入力する構成とするが、これに限らない。音声入力を開始するための機械スイッチをステアリングなどに別途設け、当該機械スイッチが押下されている間にマイク31で集音した音声データからメッセージを取得する構成としても良い。
また、音声入力ウインドウW3には、一般送信スイッチSW3、誘導送信スイッチSW4が表示される。一般送信スイッチSW3は、入力しているメッセージの再報知を所望しない場合に選択されるスイッチである。制御部20は、一般送信スイッチSW3がタッチされたことを検出すると、ユーザAによって入力されているメッセージの再報知は不要であると判定して送信する。すなわち、図3に示す送信処理のステップS11において、再報知不要と設定して処理する(ステップS12 NO)。
誘導送信スイッチSW4は、自車両を追従走行している車両に対して、入力しているメッセージの再報知を所望する場合に選択されるスイッチである。制御部20は、誘導送信スイッチSW4がタッチされたことを検出すると、ユーザAによって入力されているメッセージの再報知が必要であると設定して送信する。すなわち、図3におけるステップS11において再報知が必要であると設定し(ステップS12 YES)、ステップS13で再報知条件を設定する。誘導送信スイッチSW4がタッチされた場合に設定される再報知条件は、地点情報と、方位角と、走行モードと、を用いるものとする。より具体的には、
・当該メッセージが入力された時点での送信端末1Tの位置を設定地点とし、当該設定地点から受信端末1Rが所定距離(たとえば50m)以内に存在すること、
・送信端末1Tの送信時における方位角と受信端末1Rの方位角が等しいこと、
・受信端末1Rが追従走行モードであること、
を、再報知条件として設定する。その他、再報知回数は1回とし、有効期限は1時間とすればよい。これらの値は適宜設計されれば良い。そして、当該再報知条件を含んだ送信データを生成し、グループを構成する他のユーザB、Cに送信する。
ここではユーザAがマイク31を介して「ここでは第2車線がいいよ」というメッセージを入力して誘導送信スイッチSW4をタッチしたものとする。その時のユーザA(すなわちメッセージ送受信装置1A)の位置をP3、方位角を北向きとする。すなわち、再報知条件は、受信端末1Rの位置が設定地点P3から50m以内にあって、北向きに、追従走行モードで走行している場合となる。
なお、ディスプレイ42に表示される表示画面について、メッセージ送受信装置1Aの表示画面の例を用いて詳細に説明したが、他のメッセージ送受信装置1B、1Cにおいても同様の構成である。図11にメッセージ送受信装置1Bの表示画面の例を示す。メッセージ送受信装置1Aの表示画面と同様に、地図画像と、タッチ入力スイッチSW1、音声入力スイッチSW2と、メッセージウインドウW1と、が表示されている。ただし、地図画像90に関しては、メッセージ送受信装置1Bの表示画面では、ユーザBの現在位置が地図画像90の中心付近に、他のユーザA、Cの位置を表すマークとは異なるマークで表示される。
次に、メッセージ送受信装置1Aが送信した送信データを受信した時のメッセージ送受信装置1Bにおける作動について説明する。メッセージ送受信装置1Aから送信された送信データを受信すると、メッセージ送受信装置1Bの表示画面には、図11に示すように「ここは第2車線がいいよ」というメッセージが、送信者の名前Aとともに表示される(図6 ステップS20)。そして、ステップS21で再報知の要否を判定する。ここでは、メッセージの再報知が必要と設定されているため、ステップS22がYESとなって、ステップS23に進む。ステップS23では、再報知条件とメッセージとを対応付けて再報知リストL1に格納する。
そして、メッセージ送受信装置1Bの制御部20は、図8に示す再報知処理を逐次実施する。前述のメッセージの再報知条件としては、位置情報と、方位角と、走行モードと、が利用されている。従って、判定用情報としては、メッセージ送受信装置1Bの現在位置、方位角、走行モードを取得する。そして、再報知の条件として設定されている設定地点P3と現在地との距離を逐次算出し、所定距離以内となっているか否かを判定する。また、方位角が再報知条件の方位角と一致しているかを判定する。
その後、図11の時点から時間が経過し、ユーザBの位置が設定地点P3に接近した時点でのメッセージ送受信装置1Bの表示画面を図12に示す。図12に示す時点において、受信端末1Rとしてのメッセージ送受信装置1Bは、設定地点P3から所定距離以内を北向きに走行している。また、前述のように、メッセージ送受信装置1Bは追従走行モードである。したがって、ユーザAが送信したメッセージの再報知条件を充足しているため、ステップS32がYESとなって、「ここは第2車線がいいよ」というメッセージを再報知する。
再報知されるメッセージは、受信したメッセージが表示されるメッセージウインドウW1とは異なるメッセージウインドウ(これを再報知メッセージウインドウとする)W4で表示する。このとき、再報知条件に地点情報を利用していることから、どの地点に関するメッセージであるかが視覚的に分かるように、設定地点P3と再報知メッセージウインドウW4とを、ディスプレイ42で表示する。たとえば、設定地点P3と、再報知メッセージウインドウW4とを連結線でつないで表示すれば良い。また、スピーカ41から当該メッセージを音声出力し、ユーザBに再報知する(ステップS33)。なお、この誘導送信スイッチSW4によって送信されたメッセージの再報知回数は1回とするため、再報知が完了すると、再報知リストL1から当該メッセージを削除する(ステップS35)。
また、メッセージ送受信装置1Aが送信した送信データを受信した時のメッセージ送受信装置1Cにおける作動を説明する。メッセージ送受信装置1Aから送信された送信データを受信すると、メッセージ送受信装置1Cは、メッセージ送受信装置1Bと同様に、メッセージウインドウW1で、ユーザAが送信したメッセージを表示するとともに、スピーカ41で音声出力し、ユーザCに報知する(図6 ステップS20)。そして、再報知条件とメッセージとを対応付けて再報知リストL1に格納し、図8に示す再報知処理を逐次実施する。
しかしながら、ユーザCは、追従走行モードではなく、自車のメッセージ送受信装置1Cが備える経路案内機能を利用した自立走行モードで走行している。したがって、メッセージ送受信装置1Cが、ユーザAが送信したメッセージの設定地点P3に接近し、かつ、方位角が一致した場合であっても、再報知は実施されない(ステップS32 NO)。そして、有効期限(1時間)が切れた段階で再報知リストL1から当該メッセージは削除される。
このように、メッセージを再報知する条件(再報知条件)を設定し、その再報知条件を、メッセージの内容と関連性が高い情報を用いたものとすることで、メッセージの持つ情報の有用性が高まった状況でユーザに再報知されるようになる。これによって、ユーザは、受信時よりも適切なタイミングでメッセージの内容を再認識できるようになり、ユーザの利便性を高めることができる。
また、再報知するべき対象を限定する条件(ここでは、追従走行モードという条件)を再報知条件に加えることで、再報知を必要としないユーザに、メッセージが再報知されることによる煩わしさを与える恐れを低減することができる。
なお、本実施形態では、再報知フラグ82Fを参照し、メッセージの再報知が必要と設定されているか否かによって、そのメッセージを再報知リストL1に追加するかどうかを決定する構成とするが、これに限らない。再報知フラグ82Fが再報知必要と設定されている場合に、さらに再報知条件を参照し、自端末にとって再報知が必要か否かを決定しても良い。たとえば、この実施例1の場合、メッセージ送受信装置1Cは自立走行モードで走行しているため、受信端末1Rが追従走行モードであるという再報知条件を満たさない。したがって、メッセージ送受信装置1Cは、受信処理において、再報知条件を参照し、再報知条件に追従走行モードが含まれていることから、自端末にとっては再報知不要と判定してもよい(ステップS22 NO)。この場合、再報知リストL1にユーザAからのメッセージは追加されず、不要な再報知処理を実施しなくて良くなる。
なお、メッセージを入力する際の画面には、一般送信スイッチSW3、誘導送信スイッチSW4の他に、グループの全ユーザに対して再報知を所望する場合に選択されるスイッチ(これを再報知スイッチとする)などが設けられていても良い。たとえば「ここに路上駐車車両がいるよ」など、一般的なナビゲーション装置にプリセットされていない情報を含んだメッセージは、走行モードにかかわらず有用である。
頻繁に設定されることが期待される再報知条件を、ワンタッチで設定するためのスイッチを、その再報知条件ごとに設けておいてもよい。その場合、送信側のユーザの操作が簡略化され、利便性を高めることができる。もちろん、再報知条件を設定するためのスイッチは、ユーザの好みに応じて設定できるものとしても良い。
(第1の実施形態におけるメッセージ送受信装置の利用例2)
なお、実施例1では、ある1つの地点を対象とした再報知条件を設定した例を述べたが、地点情報を利用した再報知条件は、より広いエリアを対象としてもよい。すなわち、あるエリア内の注意事項を報知する場面にも、本実施形態にかかるメッセージ送受信装置1を適用することができる。その例を、図13を用いて説明する。
図13に示す車両Dおよび車両Eは、それぞれメッセージ送受信装置1を搭載しており、車両Dを運転するユーザD、および車両Eを運転するユーザE(便宜上、車両の符号と同じ符号をユーザに付与する)が、相互にメッセージの送受信を実施している。車両Dは白抜き矢印4の方向に進行している。車両Eは車両Dの後続車両であって、車両Dと同じ方向に進行している。車両DおよびEが走行する道路は、走行する急なカーブとなっているエリア(これをカーブエリアとする)Crvを含んでいる。より詳しくは、車両DおよびEが走行する道路の形状は、進行方向の手前から直線道路、カーブエリアCrv、直線道路の順に並んだ形状となっている。図13の(A)、(B)、(C)は、時系列順に並んでおり、(A)の時点においては、車両DおよびEのいずれもカーブエリアCrvの手前の直線道路を走行している。
図(A)は、ユーザDが、ユーザEに向けて「このカーブは20km/h以下で!」というメッセージを送り、これから走行するカーブエリアCrvでの注意を伝えている状況を表している。より具体的には、ユーザDは、マイク31を介して車両Dに搭載されているメッセージ送受信装置1に、再報知が必要であるものとして当該メッセージを入力する。このメッセージの再報知条件には、“カーブエリアCrvの接近時”という条件と、“カーブエリアCrvを走行中の走行速度が20km/hを超過した時”という条件を、論理和の条件として設定する。
制御部20へのカーブエリアCrvの指定方法は、たとえば、ディスプレイ42に表示されている地図画像において、カーブエリアCrvをなぞるようにタッチすることで、制御部20に地点情報として用いるエリアを指定すればよい。もちろん、その他の指定方法を用いてもよく、たとえば制御部20が、ユーザが入力したメッセージを解析し、車両Dが走行する予定の道路の形状から「このカーブ」に該当するエリアを抽出して自動的に設定しても良い。なお、このときの再報知回数の上限は無制限とし、有効期限は1時間とする。そして、入力されたメッセージおよび再報知条件を含んだ送信データを生成し、車両Eに搭載されているメッセージ送受信装置1に向けて、送信する。
当該送信データを受信した車両Eに搭載されているメッセージ送受信装置1は、受信処理に従って、送信データに含まれている「このカーブは20km/h以下で!」というメッセージをユーザEに報知する。このメッセージに対し、ユーザEは、「OK」などの返信をユーザDに返し、リアルタイムなコミュニケーションを実施する。
その後、図13(B)に示すように、車両EがカーブエリアCrvに接近し、“カーブエリアCrvの接近時”という条件を充足すると、当該メッセージが再報知される。車両EがカーブエリアCrvに接近したか否かは、実施例1でも述べたように、GPSセンサ71から車両Eの現在位置を逐次取得し、カーブエリアCrvの開始地点との距離を比較して判定すればよい。カーブエリアCrv接近時に再報知することによって、ユーザEは、このカーブエリアCrvは十分に減速して(すなわち、20km/h以下で)走行しないといけないことを再認識することができる。
また、カーブエリアCrv走行中に、車両Eの走行速度が20km/hを超過した場合を図13(C)に示す。走行速度は、車内LAN80を介して車速センサ74から逐次取得し、20km/hとの大小を判定すれば良い。また、カーブエリアCrv走行中であるか否かは、現在位置から判定する。そして、カーブエリアCrv走行中であって、かつ、車両Eの走行速度が20km/hを超過した場合には、再報知条件を充足したものとして、再報知を実施する。なお、この時、再報知条件を充足する度にディスプレイ42にポップアップで表示してもよい。再報知回数は無制限としているため、再報知条件を充足する度に再報知が実施される。
したがって、あるエリア内の注意事項を報知する場面にも、本実施形態にかかるメッセージ送受信装置1を適用することで、注意すべきタイミングで注意事項が報知されるようになるため、運転者に注意事項をより意識させる事ができるようになる。
(第1の実施形態におけるメッセージ送受信装置の利用例3)
以上では、グループを構成する所定のユーザ間でのチャット形式でのメッセージの報知および再報知の処理を説明したが、これに限らない。不特定多数のユーザ間のメッセージの報知および再報知を実施するシステム(これを不特定多数による報知システムとする)に適用しても良い。
不特定多数による報知システムは、それぞれ車両に搭載された、複数のメッセージ送受信装置1A〜Cを備えており、各メッセージ送受信装置1A〜CのユーザをA〜Cとする。メッセージ送受信装置1A〜Cは、図2の実線3で示すように、それぞれサーバSRVと通信を実施し、自端末1の位置情報をサーバSRVに逐次送信している。
不特定多数による報知システムは次の通りである。送信端末1Tとしてのメッセージ送受信装置1は、当該装置1のユーザからメッセージが入力され、他のメッセージ送受信装置1に当該メッセージを送信するための操作が為されると、当該メッセージを含んだ送信データをサーバSRVに送信する。そして、当該送信データを送信端末1Tの周辺に存在する他のメッセージ送受信装置1に転送する。送信端末1Tの周辺に存在する他のメッセージ送受信装置1は、当該送信データを受信すると、送信端末1Tの位置に対応づけて、送信データに含まれているメッセージをディスプレイ42に表示して、それぞれのユーザに報知する。以降では、メッセージ送受信装置1Aが送信端末1Tとして作動し、メッセージ送受信装置1B、1Cが受信端末1Rとして作動するとし、この不特定多数による報知システムの動作を、より詳細に説明する。
まず、ある時点において、ユーザAが「左側段差に注意」という注意を喚起するメッセージを入力し、他の端末1へ向けてメッセージの再報知が必要と設定して送信したものとする。メッセージの再報知が必要かどうかは、入力しているメッセージの再報知を所望する場合に選択されるスイッチ(これを注意送信スイッチとする)を画面に表示し、この注意送信スイッチがタッチされた場合に、メッセージを再報知が必要であると設定して送信すればよい。
制御部20によって設定される再報知条件は、メッセージ送受信装置1Aの送信時点の地点情報および方位角を用いるものとする。すなわち、送信時点におけるメッセージ送受信装置1Aの位置をP4とすると、再報知条件は、設定地点P4と受信端末1Rとの距離が所定距離以内であって、かつ、受信端末1Rの方位角がメッセージ送受信装置1Aの送信時点での方位角と等しいこと、となる。
そして、メッセージ送受信装置1Aの制御部20は、図3に示す送信処理に従って送信データを生成し、サーバSRVに送信する。サ―バSRVは、メッセージ送受信装置1Aから、当該送信データを受信すると、メッセージ送受信装置1Aの周辺に存在する他の端末を検索する。ここでの周辺とは、そのメッセージ送受信装置1Aを中心として半径300メートルの範囲とするが、これに限らない。たとえば、メッセージ送受信装置1Aの走行速度に応じて定まる範囲でもよい。たとえば、メッセージ送受信装置1Aの走行速度が早ければ早いほど、メッセージ送受信装置1Aの周辺とする範囲が広くなるように設定しても良い。
ここでは、メッセージ送受信装置1B、1Cがメッセージ送受信装置1Aの周辺に存在する端末1として該当するものとする。したがって、サーバSRVは、メッセージ送受信装置1B、1Cに、当該送信データを転送する。
図14(A)は、メッセージ送受信装置1Aが送信した送信データを、メッセージ送受信装置1Bが受信した時の、メッセージ送受信装置1Bのディスプレイ42の表示画面の一例である。表示画面には、ユーザB(厳密には、メッセージ送受信装置1B)の位置を中心近傍に配置した地図画像と、表示される地図画像の範囲に存在するユーザ(A、B、C)の位置と、を表示する。より詳しくは、図14中の二等辺三角形95A〜Cのマークが、各ユーザA〜Cの位置を表しており、二等辺三角形の頂点の向きが各ユーザの進行方向(すなわち、方位角)を表している。なお、自端末1Bの位置を表すマーク95Bは、他のマーク95A、95Cとは異なる表示様式にすることで、他のユーザA、Cの位置を表すマーク95A、95Cとは区別がつくように表示する。
図14(A)に示すように、メッセージ送受信装置1Bは、ユーザAが送信した送信データを受信すると、その送信データに含まれるメッセージを、ユーザAの現在位置P4と対応付けて表示し、ユーザBに報知する。
その後、時間が経過し、ユ―ザBが地点P4に接近した状態を図14(B)に示す。図14(B)に示す時点において、ユーザBは設定地点P4と所定距離以内であって、かつ、ユーザBの方位角がメッセージ送受信装置1Aの送信時点における方位角と等しい。すなわち、ユーザAが送信したメッセージの再報知条件を充足するため、ユーザAのメッセージが再報知される。したがって、1回目の報知したタイミングよりも効果的なタイミングで同じメッセージを再報知されるため、ユーザBは、これから走行する道路の左側には段差があることを再認識して走行することができるようになる。
このように、送信者および受信者が特にグループを形成していない、不特定多数による報知システムにおいても、送信者が送信したメッセージを、そのメッセージが伝える情報の価値が高まった時点で再報知されることで、ユーザの利便性を高めることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、メッセージ報知システム100の通信形態を、送信端末1Tにおけるメッセージの送信処理が起点となって受信端末1Rでメッセージが受信される、いわゆるプッシュ型の形態とした場合について説明したが、これに限らない。メッセージ報知システム100の通信形態を、受信側が起点となってサーバSRVからメッセージを受信する、いわゆるプル型としてもよい。ここでは、メッセージ報知システム100を、プル型のアプリケーションへ適用した一例として、ある施設の運営者がその施設を訪問する訪問者に、その施設までの運転を支援する情報を提供するシステム(施設訪問者への運転支援システム)を説明する。
施設訪問者への運転支援システムは、図15に示すように、運営者側端末1Fと、サーバSRVと、訪問者側端末1Gと、を備えている。運営者側端末1FとサーバSRV、サーバSRVと訪問者側端末1Gとは、無線通信および有線通信を適宜利用して、それぞれ相互にアクセス可能にネットワークが構築されている。
訪問者側端末1Gは、訪問者Gが運転する車両に搭載されており、第1の実施形態で述べた、通信部10、制御部20、入力部30、出力部40、記憶部50、および検出部70を備えている。ただし、訪問者側端末1Gが備える制御部20は、送信処理部20Tを備えず、主として受信処理部20R、ナビゲーション部20N、および、再報知処理を実施する機能を備えているものとする。従って、この訪問者側端末1Gが請求項に記載のメッセージ受信装置に相当する。
運営者側端末1Fは、ある施設Zの運営者Fが操作する、公知のコンピュータであって、第1の実施形態で述べた、通信部10、制御部20、入力部30、出力部40、および記憶部50を備えている。ただし、運営者側端末1Fが備える制御部20は、受信処理部20Rを備えず、主として送信処理部20Tおよびナビゲーション部20Nを備えているものとする。したがって、この運営者側端末1Fが請求項に記載のメッセージ送信装置に相当する。
運営者Fは、運営者側端末1Fを介して、ある地点(たとえば当該施設の最寄り駅St)から施設Zまでの経路情報と、その経路上の任意の地点において施設訪問者Gに報知したいメッセージと、そのメッセージの再報知条件と、を含むアシスト情報を、サーバSRVにアップロードしておく。なお、施設訪問者Gに報知したいメッセージが複数ある場合には、それぞれのメッセージについて再報知条件が設定されるものとする。
図16は、アシスト情報の一例を説明するための概念図である。図16中のR1は、最寄り駅Stから施設Zまでの経路を表しており、P5〜8はそれぞれメッセージMsg5〜8が登録されている地点を表している。各メッセージMsg5〜8には、それぞれ再報知条件が設定されている。各メッセージMsg5〜8の内容および再報知条件の一例を次に示す。
・メッセージMsg5
内容:「最後のガソリンスタンドです」
再報知条件:以下の(i)〜(iii)を全て満たす場合。
(i)経路R1を利用している。
(ii)ガソリン残量が一定(たとえば半分)以下またはガソリン残量が不明である。
(iii)訪問者側端末1の位置と設定地点P5との距離が所定距離(100m)以下。
・メッセージMsg6
内容:「右折します」
再報知条件:以下の(i)〜(ii)を全て満たす場合。
(i)経路R1を利用している場合。
(ii)訪問者側端末1の位置と設定地点P6との距離が所定距離(100m)以下。
・メッセージMsg7
内容:「雪の日はここでお待ちください」
再報知条件:以下の(i)〜(iii)を全て満たす場合。
(i)経路R1を利用している。
(ii)天候が雪または不明である。
(iii)訪問者側端末1の位置と設定地点P7との距離が所定距離(100m)以下。
・メッセージMsg8
内容:「この先携帯電話は圏外です」
再報知条件:以下の(i)〜(ii)を全て満たす場合。
(i)経路R1を利用している場合。
(ii)訪問者側端末1の位置と設定地点P8との距離が所定距離(100m)以下。
メッセージMsg5の再報知条件に利用しているガソリン残量は、訪問者側端末1Gが車内LAN80を介してガソリンの残量を取得すればよい。また、天候は走行開始前にユーザGによって入力される構成とする他、サーバSRVから訪問者側端末1Gに配信することで、訪問者側端末1Gが天候情報を内部情報として保持する構成としても良い。なお、ここでは、車両情報としてガソリンの残量を再報知条件に用いる例を述べるが、これに限らない。第1の実施形態で例示したような車両情報を用いて設定されていても良い。また、外部情報として天候を再報知条件に用いる例を述べるが、その他の外部情報を用いてもよい。例えば、「朝は渋滞にご注意ください」などのメッセージに対して、時間帯(たとえばAM8時〜10時)を再報知条件に設定しても良い。
サーバSRVは、運営者Fによってアップロードされたアシスト情報を施設Zと対応付けて記憶している。また、訪問者側端末1Gより、施設Zに関するアシスト情報が要求された場合には、訪問者側端末1Gに当該アシスト情報を送信する。訪問者Gは、施設Zに訪問するための移動を開始する前に、訪問者側端末1Gを操作して、施設Zに関するアシスト情報をダウンロードする。
アシスト情報を取得した訪問者側端末1Gは、そのアシスト情報に含まれている経路R1を利用するように、現在位置から施設Zまでの経路を設定する。なお、訪問者Gの現在地によっては、必ずしも経路R1の全ての区間を利用するとは限らない。経路R1の一部を利用する場合には、訪問者側端末1Gが備えるナビゲーション部20Nが計算する現在位置から施設Zまでの経路と、経路R1と、をナビゲーション部20Nが組み合わせるように経路計算を行うものとする。
また、訪問者側端末1Gは、アシスト情報をダウンロードすると、経路R1の各地点P5〜8に登録されているメッセージMsg5〜8をディスプレイ42に表示する。たとえば、図16に示すように経路R1の全体像が見えるように表示すればよい。あるいは、最寄り駅Stから施設Zまで、経路R1に沿ってスクロール表示し、設定地点が表示されたタイミングで、その設定地点に対応づけて表示してもよい。アシスト情報に含まれているメッセージMsg5〜8および再報知条件は、それぞれ訪問者側端末1Gの再報知リストL1に格納される。
その後、訪問者Gが運転を開始すると、訪問者側端末1Gは、図8に示す再報知処理を逐次実施する。そして、再報知条件が充足したメッセージをディスプレイ42に表示し、ユーザGに再報知する。もちろん、スピーカ41からメッセージを音声出力して報知してもよい。
以上のように、メッセージ報知システム100は、施設訪問者への運転支援システムに適用することができ、プル型のサービスにおいても、ユーザの利便性を高める事ができる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、メッセージ送受信装置1を車両に搭載した場合を説明したが、これに限らない。公知の多機能携帯電話機(以降、単に携帯電話機)を、メッセージ送受信装置1として用いてもよい。すなわち、携帯電話機の備えるコンピュータをメッセージ送受信装置1として動作させるためのプログラムを、携帯電話機の備えるメモリなどの記憶部50にインストールすることで、メッセージ送受信装置1を実現してもよい。なお、携帯電話機の他、通信機能を有する携帯音楽プレイヤーやタブレット端末などの公知の携帯端末も、メッセージ送受信装置1として利用することができる。
メッセージ送受信装置1としての携帯電話機1は、これまで述べてきたメッセージ送受信装置1と同様に、通信部10、制御部20、入力部30、出力部40、記憶部50および検出部70を備える。また、携帯電話機1の制御部20をメッセージ送受信装置1として動作させるためのプログラムは、記憶部50または制御部20が備えるRAM(図示略)などにインストールされている。なお、ここでは、便宜上、一般的な携帯電話機が有している機能に関する構成のうち、本発明の説明に不要なものについては説明を省略している。
以降では、図17を用いて公知の携帯電話機をメッセージ送受信装置1として用いた例を説明する。図17に示すユーザJおよびKは、それぞれメッセージ送受信装置1として動作する携帯電話機1を携帯している。ユーザJはお店Yに訪問しようとしているが、詳細な位置が分からない。また、ユーザKは、お店Yの詳細な位置を把握しており、また、お店Yの前を通過する予定である。図17の(A)、(B)、(C)は、時系列順に並んでおり、各時点でのユーザJおよびKのメッセージのやり取りを表している。
図17(A)の時点において、ユーザJは、お店Yの詳細な位置を知るため、携帯電話機1を操作し、「どなたかこの近くのYというお店を知りませんか」というメッセージを入力し、再報知を不要として送信する。ユーザJの所有する携帯電話機1から送信された送信データは、P2P通信によって、またはサーバSRVを介して、ユーザJ周辺に存在する他の携帯電話機1に受信される。なお、ここでは、ユーザJ周辺に存在する他の携帯電話機を携帯するユーザのうち、ユーザKが、ユーザJの送信したメッセージに対して応答するものとする。ユーザJのメッセージを確認したユーザKは、「知ってますよ、この先にあります」というメッセージを入力し、再報知を不要として、ユーザJに返信する。
その後、時間が経過し、ユーザKがお店Yの前(地点P9とする)に到達した状態を図17(B)に示す。このとき、ユーザKが「この左側です、看板ないですが右の白い戸が入り口です」というメッセージを入力し、このメッセージの再報知を必要と設定してユーザKに送信する。例えば、制御部20は、メッセージの入力画面に、図10で例示したような誘導送信スイッチSW4を表示し、この誘導送信スイッチSW4がタッチされた場合には、再報知が必要として送信する構成とすれば良い。また、このとき設定される再報知条件は、地点情報を利用したものであって、地点P9と携帯電話機1との距離が所定距離(たとえば10m)となった場合とする。また、ユーザJは、ユーザKから具体的な場所を教える旨のメッセージを受信すると、「ありがとうございます!」などメッセージを入力し、再報知を不要として送信する。なお、このときのユーザJの位置をP10とする。
このように、リアルタイムなメッセージの送受信を実施することで、ユーザKは自分が送信したメッセージの内容がユーザJに理解されたことを認識することができ、また、ユーザJはお店Yの詳細な場所をスムーズに知ることが出来る。
そしてさらにユーザJが移動し、地点P9に接近した状態、すなわち、携帯電話機1Jの位置と地点P9との距離が10m以内となった状態を同図(C)に示す。このとき、携帯電話機1Jの制御部20は、ユーザKが送信したメッセージの再報知条件を充足しているため、再報知処理のフローに従って、当該メッセージをディスプレイ42およびスピーカ41を介してユーザJに再報知する。ユーザJは、この再報知されるメッセージによって、探していたお店Yが現在の位置の近くであることを再認識することができる。
以上のように、「この左側です、…」というメッセージが、地点P10よりも、相対的に当該メッセージの内容と関連性が強い地点P9で再報知されることで、ユーザにとって、このメッセージがより有用に作用する。また、お店Yの前の地点P9付近で再報知されることで、ユーザJは、お店Yを通り過ぎる恐れを低減することができる。
なお、以上では再報知条件に地点情報を利用した例を主として述べてきたが、これに限らない。たとえば、「PM7:00に家に着きます」など、地点情報を用いずに、時間に関する情報だけを用いて再報知条件を設定しても良い。また、「カーブでは気をつけてくださいね」などのメッセージを、地点情報を用いずに、ヨーレートが一定値以上になった場合に再報知されるように設定して送信してもよい。
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
1…メッセージ送受信装置、携帯電話機、
1T…送信端末(メッセージ送信装置)、1R…受信端末(メッセージ受信装置)、
SRV…サーバ、100…メッセージ報知システム、
20…制御部(メッセージ取得手段、送信データ生成手段、第1メッセージ報知手段、再報知要否設定手段、再報知条件設定手段、再報知条件充足判定手段、第2メッセージ報知手段)、20R…受信処理部(受信手段)、20T…送信処理部(送信手段)、
50…記憶部(第1記憶手段、第2記憶手段)、70…検出部、30…入力部(入力手段)、40…出力部、T1…再報知用テーブル、L1…再報知リスト

Claims (11)

  1. 送信側ユーザがメッセージを入力するためのメッセージ入力手段(30)と、
    前記メッセージ入力手段を介して前記送信側ユーザが入力した前記メッセージを取得するメッセージ取得手段(20 S10)と、
    前記メッセージを含む送信データを生成する送信データ生成手段(20 S14)と、
    前記送信データ生成手段で生成された前記送信データを送信する送信手段(20T)と、を備えるメッセージ送信装置(1T)と、
    前記メッセージ送信装置より送信された前記送信データを受信する受信手段(20R)と、
    前記受信手段で前記送信データを受信した時に、前記受信手段で受信した前記送信データに含まれるメッセージを、受信側ユーザに報知する第1メッセージ報知手段(20 S20)と、を備えるメッセージ受信装置(1R)と、
    を備えるメッセージ報知システム(100)であって、
    前記メッセージ送信装置は、さらに、
    前記送信データに含まれる前記メッセージを、前記受信側ユーザに再報知するべきか否かを設定する再報知要否設定手段(20 S11)と、
    前記再報知要否設定手段で前記受信側ユーザに前記メッセージを再報知するべきであると設定した場合には、前記メッセージを再報知する条件であって、前記メッセージの内容と関連し、前記メッセージがメッセージ送信時点よりも有用となる状態であることを判断するための条件である再報知条件を設定する再報知条件設定手段(20 S13)と、を備え、
    前記送信データは、さらに、前記再報知要否設定手段で設定した再報知の要否、および、前記再報知要否設定手段で前記受信側ユーザに前記メッセージを再び報知すると設定した場合には、前記再報知条件を含んでおり、
    前記メッセージ受信装置は、さらに、
    前記受信手段で再報知が必要であると設定された前記送信データを受信すると、当該送信データに含まれている前記メッセージと、当該メッセージの前記再報知条件とを対応付けて記憶する第1記憶手段(50)と、
    前記第1記憶手段に記憶されている前記再報知条件が満たされているか否かを判定する再報知条件充足判定手段(20 S32)と、
    前記再報知条件充足判定手段で前記再報知条件が充足したと判定されたメッセージを前記受信側ユーザに再報知する第2メッセージ報知手段(20 S33)と、を備えることを特徴とするメッセージ報知システム。
  2. 請求項1において、
    前記再報知条件設定手段は、前記送信側ユーザの入力によって、または予め定められている規則によって設定される地点である設定地点を示す情報である地点情報を再報知条件として利用することを特徴とするメッセージ報知システム。
  3. 請求項2において、
    前記再報知条件設定手段は、前記設定地点と前記メッセージ受信装置との距離が所定距離以下となっていることを再報知条件に含めることを特徴とするメッセージ報知システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、
    前記メッセージ送信装置は、1つ以上の符号からなる再報知識別子を少なくとも1つ格納した再報知用テーブル(T1)を記憶している第2記憶手段(50)を備え、
    前記再報知要否設定手段は、前記送信側ユーザが入力した前記メッセージに、前記再報知用テーブルに格納されている前記再報知識別子が含まれているかを判定し、前記メッセージに前記再報知識別子が含まれている場合に、当該メッセージを受信側ユーザに再報知するべきであると設定することを特徴とするメッセージ報知システム。
  5. 請求項4において、
    前記再報知用テーブルは、前記再報知識別子と、当該再報知識別子に関連する再報知条件とを対応付けて格納してあって、
    前記再報知条件設定手段は、前記送信側ユーザが入力した前記メッセージと、前記再報知用テーブルとを参照し、当該メッセージに含まれている前記再報知識別子に対応付けられている再報知条件を、当該メッセージの再報知条件に設定することを特徴とするメッセージ報知システム。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記再報知条件は、そのメッセージの有効期限を含んでいることを特徴とするメッセージ報知システム。
  7. 請求項1から6の何れか1項において、
    予め設定された種類の物理量を検出する検出手段(70)を備え、
    前記再報知条件設定手段は、前記検出手段が出力する出力値と所定の閾値との大小関係を前記再報知条件に用いることを特徴とするメッセージ報知システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項において、
    前記再報知条件は、その再報知条件が設定されている前記メッセージを再報知する回数の上限についての条件を備えていることを特徴とするメッセージ報知システム。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の前記メッセージ送信装置および前記メッセージ受信装置の各手段を備えることを特徴とするメッセージ送受信装置(1)。
  10. コンピュータを、請求項1から8の何れか1項に記載の前記メッセージ取得手段、前記送信データ生成手段、前記送信手段、前記受信手段、前記第1メッセージ報知手段、前記再報知要否設定手段、前記再報知条件設定手段、前記再報知条件充足判定手段、および前記第2メッセージ報知手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、請求項1から8の何れか1項に記載の前記メッセージ取得手段、前記送信データ生成手段、前記送信手段、前記受信手段、前記第1メッセージ報知手段、前記再報知要否設定手段、前記再報知条件設定手段、前記再報知条件充足判定手段、および前記第2メッセージ報知手段として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体(50)。
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