JP2014236486A - 光通信システム及び光通信方法 - Google Patents

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【課題】REGISTER_REQ(登録要求)フレームの復元率を向上させることができる光通信システム及び光通信方法を提供する。【解決手段】複数の加入者側終端装置において、光通信路及び通信事業者側終端装置を共用する光通信システムであって、加入者側終端装置は、登録要求フレームを送信する際に、データロスに対する耐性を強化した登録要求フレームを生成し、該登録要求フレームを光通信路を介して通信事業者側終端装置に対して送信する登録要求フレーム送信手段と備え、通信事業者側終端装置は、受信した登録要求フレームを前方誤り訂正を用いて復元する登録要求復元手段を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、光通信システム及び光通信方法に関する。
通信事業者内に設置されるOLT(Optical Line Terminal:光加入者線終端装置)と、加入者宅内/設置されるONU(Optical Network Unit:光加入者線ネットワーク装置)とがイーサネット(登録商標、以下同様)フレームにより通信を行うPON(Passive Optical Network:アクセス網形態の1つ)はEPON(Ethernet(登録商標、以下同様) PON)と呼ばれ、その内、伝送速度が1GbpsであるGE−PON(Gigabit Ethernet PON)は、高速かつ安価なFTTH(Fiber To The Home:光ファイバーを伝送路として加入者宅へ直接引き込む、アクセス系光通信の網構成方式)サービスを提供することができるため、特に国内では広く用いられている。最近では、伝送速度を10Gbpsに高速化した10G−EPONの標準仕様が検討されている。
また、近年では、PON用光リピータの検討が進められ、標準規格を拡張して、分岐数を増大することが可能となった。具体的には、これまでは光信号強度の制約から32分岐以下で使われることが多かったのに対し、1000分岐などの多分岐接続が可能となった。一般に、PONにおいては、OLTからONUへの通信の方向を下り方向と呼び、ONUからOLTへの通信の方向を上り方向と呼ぶ。
10G−EPONの標準仕様では、上り信号のFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)が必須とされている。1G−EPONではFECはオプション項目とされ、必要に応じて実装されることもある。10G−EPONでは、リードソロモン(255,223)というFECが用いられる。1G−EPONでは、オプションで(255,239)が用いられる。リードソロモン(255,223)とは、223Byteの送信信号に対し32Byteの誤り訂正用パリティ信号を多重させ、ノイズ等による元信号の消失をパリティ信号により復元するものである。送信信号は255ByteのFEC信号ブロック単位(以下、FECコードワードという)で送信される。
EPONを始めとする多くのPONでは、上り方向の通信は時分割多元接続によって行われる。OLTにより、それぞれのONUの送信タイミングを制御することで、複数のONUがOLTと時分割通信できるようにしている。10G−EPONの上り方向の通信も同様に時分割多元接続により行われる。10G−EPONでは、1台のOLTに、上り伝送速度が異なる複数のONUが接続できる方式が検討されている。このとき、異なる速度のONUとの間であっても、時分割多元接続により上り通信を実現する。
上り方向の通信が時分割多元接続によって行われる多くのPONには、効率的に上り帯域を使用するために、それぞれのONUに対して上り通信を許可する時間の長さを、通信の状況に応じて動的に変更する、動的帯域割当機能を備えている。ここで、帯域は、各ONUに対して送信許可量を算出し、その送信時間帯を排他的に確保することにより、割り当てられる。ONUはOLTによって割り当てられた時間帯にのみ上りデータを送信するため、割り当てられた時間帯を待つ時間は伝送遅延時間に加算される。
EPONには、MPCP(Multi Point-Control Protocol)と呼ばれる、OLTが複数のONUの通信を制御するためのプロトコルが標準で定められている。MPCPには、未認証のONUを検出するためのDiscovery Processingと、ONUの上り信号の送信タイミングを制御するためのREPORT Processing・GATE Processingとがある(例えば、非特許文献1参照)。
EPONでは、ONUがPONに接続されると、OLTはそのONUを発見し、ONUにLLIDを付与して通信リンクを自動的に確立する。この機能をP2MPディスカバリ(Point to multi-point Discovery)と呼ぶ。MPCPのDiscovery Processingは、P2MPディスカバリを実現するためのプロトコルである。図10は、Discovery Processingの通信手順を示すシーケンス図である。
Discovery Processingを行うためには、まず、OLTはDiscovery Informationを格納したGATEフレーム(以下、Discovery GATE)を全ONUに対して送信して送信タイミングを通知する(ステップS1)。このGATEフレームには、図10に示すようにパラメータが含まれるが、これらのパラメータは、公知のパラメータであるため、ここでは詳細な説明を省略する。このGATEフレームは、Msseages sent on broadcast cannelを用いて送信される。
次に、OLTに未登録のONUは、Discovery GATEを受信すると、衝突回避のためランダム待ち時間(Random delay)Tの時間だけ待ってから、REGISTER_REQフレーム(登録要求のフレーム)を送信する(ステップS2)。このREGISTER_REQフレームは、Msseages sent on broadcast cannelを用いて送信される。これを受けて、OLTは、ONUからのREGISTER_REQフレームを受信する可能性のある時間だけDiscovery Windowを開き、その中で全ONUからのREGISTER_REQフレームを受信する。
次に、OLTは受信したREGISTER_REQフレームに応じて、REGISTERフレームにより、ONU(またはUNIポート)の識別番号であるLLID(Logical Link.ID)を通知する(ステップS3)。このREGISTERフレームは、Msseages sent on broadcast cannelを用いて送信される。
続いてOLTはGATEフレームによりONUの上り送信許可タイミングを通知し(ステップS4)、ONUは通知された許可に従ってREGISTER_ACKを返す(ステップS5)。これらの処理によりP2MPディスカバリが実現(Discovery handshake completed)されている。このGATEフレームと、REGISTER_ACKは、Msseages sent on unicast cannelsを用いて送信される。
ここで、Discovery Windowの時間帯は既に登録済のONUが上り方向の送信を行うことはできない。前述の通り、EPONの上り方向の通信では、OLTが各ONUに対して送信許可量を算出・通知し、その送信時間帯を排他的に確保する。Discovery Windowの時間帯は、未登録ONUからの上り信号(REGISTER_REQフレーム)が到着する可能性があるため、信号の衝突を回避するために、登録済みONUの上り方向の送信は許可しない。
図11は、REGISTER_REQフレームのフレーム構成を示す図である。REGISTER_REQフレームは、6ByteのDAフィールド、6ByteのSAフィールド、2ByteのTypeフィールド、2ByteのOpcodeフィールド、4ByteのTime stampフィールド、40ByteのDate/Reserved/PADフィールド、4ByteのFCSフィールドからなる全長64Byteのフレームである。「Opcode」フィールドにはREGISTER_REQフレームを示す「00−04」が記載される。また、「SA」フィールドにはONUのMACアドレスを記載し、「Time stamp」フィールドには送出時刻を記載する。その他のフィールドには、固定の情報が記載されるため、詳細な説明を省略する。
図12は、FECコードワードに格納されるREGISTER_REQフレームの構成を示す図である。FECコードワードには、先頭に32Byteの誤り訂正用のパリティ信号が格納され、64ByteのREGISTER_REQ、159Byteのダミーパターン信号が順に格納される。
IEEEstd802_3-2008sec5_Access.pdf (P264、265)
ところで、従来のP2MPディスカバリにおいて、REGISTER_REQフレームの衝突が生じると、衝突したフレームは廃棄され、P2MPディスカバリ処理が完了しない事態が発生する。この場合、衝突したREGISTER_REQフレームを送出したONUは、次のP2MPディスカバリ処理の機会に再度登録処理を行う必要がある。ランダム待ち時間Tが短い場合や、接続ONU数が多い場合は、衝突が起こりやすくなり、P2MPディスカバリ処理が完了して、ONUが通信を開始できるまでに長い時間が掛かることがある。
一般に通信システムにおいて、接続から通信開始までの時間が短い方が性能が良いと言える。EPONのP2MPディスカバリ処理の間隔は、0.1〜1.5sほどであり、1度のリトライが生じるだけでも、その影響度は大きい。さらに、システム起動時など、多数のONUに対して同時にP2MPディスカバリ処理を行う場合、衝突の可能性は増大し、2回以上のリトライとなることもある。フレーム衝突が起きたとしてもFECで復元ができることがある。しかし、FECによるフレームの復元を行う場合に、フレーム衝突によるバースト的な信号の損失が生じていると、復元の成功率は低下するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、REGISTER_REQ(登録要求)フレームの復元率を向上させることができる光通信システム及び光通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の加入者側終端装置において、光通信路及び通信事業者側終端装置を共用する光通信システムであって、前記加入者側終端装置は、登録要求フレームを送信する際に、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成し、該登録要求フレームを前記光通信路を介して前記通信事業者側終端装置に対して送信する登録要求フレーム送信手段と備え、前記通信事業者側終端装置は、受信した前記登録要求フレームを前方誤り訂正を用いて復元する登録要求復元手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、前記加入者側終端装置は、前記登録要求フレームの所定部分をランダムに並べ替ることにより、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成することを特徴とする。
本発明は、前記加入者側終端装置は、前記登録要求フレーム中に同じ情報を繰り返し配置することにより、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成することを特徴とする。
本発明は、前記加入者側終端装置は、前記登録要求フレームの復元に必要な情報のみを前記登録要求フレーム中に繰り返し配置することにより、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成することを特徴とする。
本発明は、複数の加入者側終端装置において、光通信路及び通信事業者側終端装置を共用する光通信システムが行う光通信方法であって、前記加入者側終端装置が、登録要求フレームを送信する際に、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成し、該登録要求フレームを前記光通信路を介して前記通信事業者側終端装置に対して送信する登録要求フレーム送信ステップと、前記通信事業者側終端装置が、受信した前記登録要求フレームを前方誤り訂正を用いて復元する登録要求復元ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、フレーム衝突したREGISTER_REQ(登録要求)フレームを誤り訂正処理により復元するために、データロスに対する耐性を強化したことにより、REGISTER_REQフレームの復元率を向上させることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す光通信システムにおけるP2MPディスカバリ処理の処理動作を示すタイミングチャートである。 信号ペイロード部分をシャッフルしたシャッフル信号と誤り訂正用パリティ信号とからなるREGISTER_REQフレームの構成を示す図である。 FECコードワード全体をシャッフルしたシャッフル信号からなるREGISTER_REQフレームの構成を示す図である。 REGISTER_REQフレーム信号の構成を示す図である。 拡張REGISTER_REQフレーム信号の構成を示す図である。 FECコードワード中の拡張REGISTER_REQフレームの構成を示す図である。 拡張REGISTER_REQフレーム信号の構成を示す図である。 FECコードワード中の拡張REGISTER_REQフレームの構成を示す図である。 Discovery Processingの通信手順を示すシーケンス図である。 REGISTER_REQフレームのフレーム構成を示す図である。 FECコードワードに格納されるREGISTER_REQフレームの構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による光通信システムを説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示す光通信システムは、P2MPディスカバリ処理を行う10G−EPONにおいて、フレーム衝突したREGISTER_REQフレームについて、誤り訂正処理によりREGISTER_REQフレームを復元する際に、復元成功率を向上させるものである。図1において、符号1は、通信事業者側に設置されるOLTである。符号2は、OLT1に接続される上位ネットワークである。符号3は、OLT1に接続され、複数の通信路に分岐することが可能な光通信網である。
符号41〜45は、加入者宅に設置されるONUであり、光通信路3に接続される。符号51〜55は、各ONU41〜45のそれぞれに接続される下位ネットワークである。ここで、5つのONU41〜45を図示したが、ONUの数を5に限定するものではない。図1に示す構成とすることにより、下位ネットワーク51〜55のそれぞれに接続された端末等を上位ネットワークに接続させることが可能となる。
ここでは、全てのONU41、42、43、44、45は、OLT1と光通信路3を介して接続された状態であり、P2MPディスカバリによる登録処理はまだ行われておらず、通信を行うためには、これからP2MPディスカバリ処理による登録を行う必要がある状態であるとする。
次に、図2を参照して、図1に示す光通信システムにおけるP2MPディスカバリ処理の処理動作を説明する。図2は、図1に示す光通信システムにおけるP2MPディスカバリ処理の処理動作を示すタイミングチャートである。
P2MPディスカバリ処理では、まず、OLT1は、時刻tにおいてDiscovery GATEフレームをブロードキャストにより、未登録の全ONU(ここでは、ONU41、42、43、44、45が対象であるが、図2においては、ONU41、42のみを図示した)に対して送信する。このDiscovery GATEフレームには、ランダム待ち時間Tとそのランダム待ち時間の開始時刻tとが記載されている。標準では、未登録のONU41、42はDiscovery GATEフレームにより指定されたランダム待ち時間T内にREGISTER_REQフレームを送信する。ONU42の接続距離を、許容する最長の接続距離とすると、REGISTER_REQフレームが到着する可能性のある時間TD0がDiscovery Window(図2参照)となる。
また、標準の方法に加えて、ONU41、42が接続距離に応じてランダム待ち時間の開始時刻を調整する方法もある。接続距離が最長距離より短いONU41は、その接続距離に応じた時間Tだけランダム時間の開始を遅らせることで、Discovery Windowを短縮DW(TD1)に短縮することができる。短縮DW(TD1)は、ランダム待ち時間Tに距離の誤差を許容するためのマージンを加えた値となる。以下に説明するP2MPディスカバリ処理は、図2に示す”Discovery Window”と”短縮DW”のいずれかを使用する方法において適用可能である。
次に、OLT1は、REGISTER_REQフレームを正常に受信した場合、標準通り処理を進める。しかし、図2に示すように、ONU41とONU42が送信したREGISTER_REQフレームが衝突した場合、OLT1は、以下で説明する方法によりフレームの復元を試みる。そして、OLT1は、この復元が成功した場合は、標準通り処理を進める。
次に、フレームの復元方法について説明する。フレームの復元には、上り方向の信号の前方誤り訂正(FEC)を用いる。以下の説明では、例として、10G−EPONについて、具体的な方法を説明する。1G−EPONでは、FECに対応する場合に、同様の手順で復元可能である。
OLT1は、受信した光信号を誤り訂正に掛けることで、衝突部分で失われた信号部分の復元を行う。OLT1は、以下で説明する第1〜第4の復元率改善方法を用いることによりREGISTER_REQフレーム復元成功率を向上する。
始めに、第1の復元率改善方法を説明する。第1の復元率改善方法では、ONU41、42がREGISTER_REQフレームを送信する際に、全長255Byteのうちの233Byteの信号ペイロード部、または255ByteのFECコードワード全体を、既知の方法により、ランダムに並べ替えする(シャッフルする)。これにより、フレーム衝突により、バースト的にデータが喪失してしまうことに対する耐性を強化する。シャッフルの仕方の一例として、既知の無作為順列による方法(ランダムインターリーバ)がある。図3は、全長255Byteのうちの233Byteの信号ペイロード部分をシャッフルしたシャッフル信号と誤り訂正用パリティ信号とからなるREGISTER_REQフレームの構成を示す図である。
なお、図3に示すREGISTER_REQフレームは、全長255Byteのうちの233Byteの信号ペイロード部分のみをシャッフルする例を示したが、FECコードワード(REGISTER_REQフレーム)全体をシャッフルするようにしてもよい。図4は、FECコードワード(REGISTER_REQフレーム)全体をシャッフルしたシャッフル信号からなるREGISTER_REQフレームの構成を示す図である。このREGISTER_REQフレームは、255Byte全体がシャッフル信号となる。
全長255Byteのうちの233Byteの信号ペイロード部分をシャッフルする方法、または255ByteのFECコードワード全体をシャッフルする方法のいずれの方法でも、復元率改善効果を期待できるが、全体をシャッフルした方が、より高い効果が期待できる。
次に、第2の復元率改善方法を説明する。第2の復元率改善方法は、ONU41、42がREGISTER_REQフレームを送信する際に、223Byteの信号ペイロード部内で、REGISTER_REQフレームを繰り返すことで冗長化し、復元成功率を改善する。図5は、第2の復元率改善方法によるREGISTER_REQフレーム信号の構成を示す図である。このREGISTER_REQフレーム信号は、32Byteの誤り訂正用パリティ信号に続き、64Byteの完全なREGISTER_REQフレームを3つ繰り返し、残りの31ByteにはREGISTER_REQフレームの前方31Byte分を切り出して挿入する。これにより、ペイロード部分が冗長化されることになる。
そして、ONU41、42は、図5に示すREGISTER_REQフレーム信号を送信する。OLT1は、FECデコードをした後の、3つの完全なREGISTER_REQフレームと、REGISTER_REQフレームの前方31Byteを用いて、各ビットについて、多数決によりREGISTER_REQフレームを推定して復元する。これにより、REGISTER_REQフレームの復元成功率を向上させることが可能になる。
次に、第3の復元率改善方法を説明する。第3の復元率改善方法は、ONU41、42がREGISTER_REQフレームを送信する際に、233Byteの信号ペイロード部内で、フレーム長を短縮した拡張REGISTER_REQフレームを、繰り返すことで冗長化し、復元成功率を改善する。
図6は、拡張REGISTER_REQフレーム信号の構成を示す図である。ONU41、42は、完全なREGISTER_REQフレームから、6ByteのSA(Source Address)、4ByteのTime stamp、4ByteのFCS(Frame Check Sequence)を抜き出し、図6に示すように、14Byteの拡張REGISTER_REQフレーム信号を生成する。
図7は、FECコードワード中の拡張REGISTER_REQフレームの構成を示す図である。ONU41、42は、この拡張REGISTER_REQフレームを、図7に示すように、32Byteの誤り訂正用パリティ信号に続く233Byteのペイロード部内において、14Byteの完全な拡張REGISTER_REQを15回繰り返し、残りの13Byteには拡張REGISTER_REQフレームの前方13Byteを切り出して挿入する。これにより、223Byteのペイロード部分が冗長化され、復元成功率の改善が期待できる。
そして、ONU41、42は、図7に示すREGISTER_REQフレーム信号を送信する。OLT1は、FECデコードをした後の、15個の拡張REGISTER_REQフレームと、拡張REGISTER_REQフレームの前方13Byteを用いて、各ビットについて、多数決により拡張REGISTER_REQフレームを推定してREGISTER_REQフレームを復元する。これにより、拡張REGISTER_REQフレームの復元成功率が向上する。以降、OLT1は、図11のREGISTER_REQフレームの「SA」と「TimeStamp」に、拡張REGISTER_REQフレームのSAとTimestampを挿入して、REGISTER_REQフレームを生成し、その後の処理を行う。
次に、第4の復元率改善方法を説明する。第4の復元率改善方法は、第3の復元率改善方法を変形したものである。第4の復元率改善方法は、ONU41、42がREGISTER_REQフレームを送信する際に、233Byteの信号ペイロード部内で、フレーム長を短縮した拡張REGISTER_REQフレームを、繰り返すことで冗長化し、復元成功率を改善する。
図8は、拡張REGISTER_REQフレーム信号の構成を示す図である。ONU41、42は、完全なREGISTER_REQフレームから、6ByteのSA(Source Address)、4ByteのTime stampを抜き出し、図8に示すように、10Byteの拡張REGISTER_REQフレーム信号を生成する。
図9は、FECコードワード中の拡張REGISTER_REQフレームの構成を示す図である。ONU41、42は、この拡張REGISTER_REQフレームを、図9に示すように、32Byteの誤り訂正用パリティ信号に続く233Byteのペイロード部内において、10Byteの完全な拡張REGISTER_REQを22回繰り返し、残りの3Byteには拡張REGISTER_REQフレームの前方3Byteを切り出して挿入する。これにより、223Byteのペイロード部分が冗長化され、復元成功率の改善が期待できる。
そして、ONU41、42は、図9に示すREGISTER_REQフレーム信号を送信する。OLT1は、FECデコードをした後の、22個の拡張REGISTER_REQフレームと、拡張REGISTER_REQフレームの前方3Byteを用いて、各ビットについて、多数決により拡張REGISTER_REQフレームを推定してREGISTER_REQフレームを復元する。これにより、拡張REGISTER_REQフレームの復元成功率が向上する。以降、OLT1は、図11のREGISTER_REQフレームの「SA」と「TimeStamp」に、拡張REGISTER_REQフレームのSAとTimestampを挿入して、REGISTER_REQフレームを生成し、その後の処理を行う。
なお、第1の復元率改善方法と第2の復元率改善方法は組み合わせて利用することが可能である。また、第1の復元率改善方法と第3または第4の復元率改善方法は組み合わせて利用することが可能である。
多数のONUをディスカバリするために、長くディスカバリウィンドウを開けていると、その間、上りデータを送信できないため、遅延がバースト的に増大する。一方、ディスカバリWindowを短く設定すると、REGISTER_REQフレームの衝突により、ディスカバリに掛かる時間が増大する。そこで、前述したようにOLTが、衝突したREGISTER_REQフレームを廃棄することなく、前方誤り訂正(FEC)により復元し解読することで、ディスカバリWindowを短縮しても、ディスカバリに掛かる時間の増大を抑制するようにした。すなわち、衝突が起こった部分の復元に利用するFECコード部分をシャッフルや冗長化することで、バースト的なデータロスに対する耐性を強化して誤り訂正を行うことにより、REGISTER_REQフレームの復元成功率を向上させる。FECコード部分をシャッフルや冗長化するにあたり、下記の3つの方法(1)〜(3)を用いる。
(1)インターリーブする方法
(2)同じ信号を繰り返す方法
(3)REGISTER_REQフレームの必要部分をのみを繰り返す方法
P2MPディスカバリ処理を行う10G−EPONにおいて、フレーム衝突したREGISTER_REQフレームを、誤り訂正処理により復元する方法において、信号のシャッフルまたは冗長化により、より高確率で2MPディスカバリ処理を可能とする。これにより、Discovery Windowの短縮によるQoSの改善、または、短いDiscovery Windowを用いた際の、ディスカバリ処理の高速化が期待できる。
前述した実施形態におけるOLT(Optical Line Terminal:光加入者線終端装置)または、ONU(Optical Network Unit:光加入者線ネットワーク装置)をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
複数の加入者終端装置と単一の局側通信装置とをPONトポロジで接続するネットワークシステムにおいて新規接続端末の検出を確実に行うことが不可欠な用途に適用できる。
1・・・OLT(Optical Line Terminal:光加入者線終端装置、通信事業者側終端装置)、2・・・上位ネットワーク、3・・・光通信網、41、42、43、44、45・・・ONU(Optical Network Unit:光加入者線ネットワーク装置、加入者側終端装置)、51、52、53、54、55・・・下位ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数の加入者側終端装置において、光通信路及び通信事業者側終端装置を共用する光通信システムであって、
    前記加入者側終端装置は、登録要求フレームを送信する際に、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成し、該登録要求フレームを前記光通信路を介して前記通信事業者側終端装置に対して送信する登録要求フレーム送信手段と備え、
    前記通信事業者側終端装置は、受信した前記登録要求フレームを前方誤り訂正を用いて復元する登録要求復元手段を備えた
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記加入者側終端装置は、前記登録要求フレームの所定部分をランダムに並べ替ることにより、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記加入者側終端装置は、前記登録要求フレーム中に同じ情報を繰り返し配置することにより、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  4. 前記加入者側終端装置は、前記登録要求フレームの復元に必要な情報のみを前記登録要求フレーム中に繰り返し配置することにより、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  5. 複数の加入者側終端装置において、光通信路及び通信事業者側終端装置を共用する光通信システムが行う光通信方法であって、
    前記加入者側終端装置が、登録要求フレームを送信する際に、データロスに対する耐性を強化した前記登録要求フレームを生成し、該登録要求フレームを前記光通信路を介して前記通信事業者側終端装置に対して送信する登録要求フレーム送信ステップと、
    前記通信事業者側終端装置が、受信した前記登録要求フレームを前方誤り訂正を用いて復元する登録要求復元ステップと
    を有することを特徴とする光通信方法。
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