JP2014236409A - 非接触電力伝送システム、および、非接触電力伝送システムのアンテナ設計方法 - Google Patents

非接触電力伝送システム、および、非接触電力伝送システムのアンテナ設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物理的な寸法や配置により決定したアンテナ間の結合係数から、高い電力伝送効率を実現するためのアンテナを設計する方法を提供する。
【解決手段】送電アンテナと、送電アンテナに共振周波数f0の高周波電力を供給する高周波電源装置2と、送電アンテナに直列接続された共振コンデンサと、送電アンテナに磁気的に結合される受電アンテナと、受電アンテナに接続されて電力を消費する負荷5と、受電アンテナに直列接続された共振コンデンサとを備える非接触電力伝送システムにおいて、送電アンテナと受電アンテナとの間の結合係数をk、高周波電源装置2の内部抵抗をRS、負荷5の抵抗をRLとした場合に、送電アンテナの自己インダクタンスLS、受電アンテナの自己インダクタンスLLが下記の関係式を満たすようにした。
Figure 2014236409

【選択図】図7

Description

本発明は、非接触電力伝送システム、および、非接触電力伝送システムのアンテナ設計方法に関する。
負荷と電源とを直接接続することなく、電源が出力する電力を非接触で負荷に伝送する方法が開発されている。当該技術は、一般的に、非接触電力伝送やワイヤレス給電と呼ばれている。
当該技術は、携帯電話や家電製品、電気自動車などへの給電に応用されている。例えば、特許文献1には、磁界共鳴方式の非接触電力伝送技術を、電気自動車の蓄電池の充電に用いる技術が記載されている。また、特許文献2には、レールに沿って配置された給電線から搬送車に非接触で電力を伝送するモノレール方式の搬送システムが記載されている。
特許第4962621号公報 特開平8−264357号公報
非接触電力伝送で使用する送電アンテナおよび受電アンテナを設計する際に、使用する目的や環境、電力伝送に使用する周波数によってアンテナの物理的な寸法や配置については制限があり、おおよその寸法が決定される。しかし、高い電力伝送効率を実現するためには、アンテナのインダクタンス値について、適切に設計する必要がある。
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、物理的な寸法や配置により決定したアンテナ間の結合係数から、高い電力伝送効率を実現するためのアンテナを設計する方法を提供すること、および、当該方法を用いてアンテナの設計が行われた非接触電力伝送システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される非接触電力伝送システムは、送電アンテナと、前記送電アンテナに共振周波数f0の高周波電力を供給する電力供給手段と、前記送電アンテナに直列接続された第1のコンデンサと、前記送電アンテナに磁気的に結合される受電アンテナと、前記受電アンテナに接続されて電力を消費する負荷と、前記受電アンテナに直列接続された第2のコンデンサとを備え、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの間の結合係数をk、前記電力供給手段の内部抵抗をRS、前記負荷の抵抗をRLとした場合に、前記送電アンテナの自己インダクタンスLS、前記受電アンテナの自己インダクタンスLL、前記第1のコンデンサのキャパシタンスCS、前記第2のコンデンサのキャパシタンスCLが下記の関係式を満たすことを特徴とする。
Figure 2014236409
本発明の好ましい実施の形態においては、前記送電アンテナの自己インダクタンスLSおよび前記受電アンテナの自己インダクタンスLLが等しい場合は下記の関係式を満たす。
Figure 2014236409
本発明の好ましい実施の形態においては、前記送電アンテナは、2本の導体線を平行に敷設した平行二線路によって構成されている。
本発明の第2の側面によって提供されるアンテナ設計方法は、送電アンテナと、前記送電アンテナに共振周波数f0の高周波電力を供給する電力供給手段と、前記送電アンテナに直列接続された第1のコンデンサと、前記送電アンテナに磁気的に結合される受電アンテナと、前記受電アンテナに接続されて電力を消費する負荷と、前記受電アンテナに直列接続された第2のコンデンサとを備える非接触電力伝送システムにおいて、前記送電アンテナおよび前記受電アンテナを設計する方法であって、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの間の結合係数をk、前記電力供給手段の内部抵抗をRS、前記負荷の抵抗をRLとした場合に、下記(1)式に基づいて、前記送電アンテナの自己インダクタンスLSおよび前記受電アンテナの自己インダクタンスLLを設計する第1の工程と、前記第1の工程によって設計された前記自己インダクタンスLS,LLと、下記(2)式に基づいて、前記第1のコンデンサのキャパシタンスCSおよび前記第2のコンデンサのキャパシタンスCLを設計する第2の工程とを備えていることを特徴とする。
Figure 2014236409
本発明によると、上記関係式を用いてアンテナが適切に設計されているので、電力供給手段から負荷に電力を効率よく伝送することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態に係る非接触電力伝送システムの全体構成を説明するための図である。 非接触電力伝送システムの伝送路がインピーダンス変換回路の役割を果たすことを説明するための図である。 回路の共振を説明するための図である。 非接触電力伝送システムの等価回路を説明するための図である。 T型のハイパスフィルタ回路を説明するための図である。 インピーダンス変換をスミスチャート上で説明するための図である。 非接触電力伝送システムの等価回路を示す図である。 第2実施形態に係る非接触電力伝送システムの全体構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、第1実施形態に係る非接触電力伝送システムの全体構成を説明するための図である。
図1に示すように、非接触電力伝送システム1は、高周波電力を発生する高周波電源装置2、高周波電源装置2で発生した高周波電力が出力される平行二線路3、平行二線路3に直列接続される共振コンデンサ4、平行二線路3に磁気的に結合されたコイル6、コイル6に直列接続される共振コンデンサ7、および、コイル6に接続された負荷5を備えている。高周波電源装置2、平行二線路3および共振コンデンサ4によって送電部1Aが構成され、負荷5、コイル6および共振コンデンサ7によって受電部1Bが構成されている。
高周波電源装置2は、受電部1Bの負荷5に供給する高周波電力を生成する。高周波電源装置2は、AC-DCコンバータ、インバータ、および、フィルタを含み、商用電源から入力される交流電圧をAC-DCコンバータで直流電圧に変換し、インバータとフィルタによって所定の高周波電圧に変換して、平行二線路3に出力する。
平行二線路3は、2本の導体線3a,3bを平行に敷設した平行二線路(分布定数線路)によって構成され、両導体線3a,3bを含む線路面SSが地面に対して水平となるように敷設されている。平行二線路3は、高周波電源装置2が出力する電力を送出する送電アンテナとして機能する。本実施形態では、平行二線路3の先端はショートされているが、オープンや特定のインピーダンスを接続した状態であってもよい。
共振コンデンサ4は、平行二線路3に直列接続されて、直列共振回路を構成するためのものである。
負荷5は、高周波電源装置2が供給する高周波電力を消費するものである。
コイル6は、幅WLが導体線3aと導体線3bとの間隔WSとほぼ同じで、長さDLが平行二線路3の長さDSに対して十分に小さい矩形状のコイル面SLを有する1ターン又は複数ターンのコイルである。コイル6は、平行二線路3が送出した電力を受信する受電アンテナとして機能する。本実施形態では、コイル6のコイル面SLの形状を矩形状としているが、これに限定されない。例えば、円形状や楕円形状のコイル6を用いるようにしてもよい。コイル6は、コイル面SLの幅方向の中心を線路面SSの幅方向の中心に略一致させ、線路面SSから所定の高さHの位置で、コイル面SLが線路面SSと平行になるようにして配置される。
なお、本実施形態では、線路面SSが地面に対して水平となるように敷設される場合について説明したが、これに限られない。例えば、線路面SSが地面に対して垂直になるように敷設されていてもよい。この場合も、コイル6は、コイル面SLが線路面SSと平行になるように、配置される。
共振コンデンサ7は、コイル6に直列接続されて、直列共振回路を構成するためのものである。
次に、図2〜図7を参照して、平行二線路3、コイル6、および、共振コンデンサ4,7の設計方法について、説明する。
高周波回路では、信号源からの電力を効率よく負荷に伝送するために、インピーダンス整合が重要になる。一般的に、信号源の出力インピーダンスと負荷のインピーダンスとは一致していないため、図2(a)に示すように、伝送路にインピーダンス変換回路を挿入し、または、伝送路そのものの特性を利用して、インピーダンス整合を行う。
非接触電力伝送システム1について考えた場合、信号源である高周波電源装置2の出力インピーダンスと負荷5の負荷インピーダンスとは一致していない。伝送路8がインピーダンス変換回路の役割を果たして、整合状態となった場合に、非接触電力伝送システム1の伝送特性が最適になる。伝送路8は、高周波電源装置2の出力電力を負荷5に伝送するものであり、磁気結合した平行二線路3およびコイル6と、平行二線路3に直列接続する共振コンデンサ4と、コイル6に直列接続する共振コンデンサ7とを合わせたものが相当する。すなわち、アンテナ間伝送を行う伝送路8が、負荷5の負荷インピーダンスから高周波電源装置2の出力インピーダンスへのインピーダンス変換回路の役割を果たすように設計すれば、非接触電力伝送システム1の伝送特性を最適にすることができる。
磁界共鳴方式の非接触電力伝送においては、伝送に用いるアンテナを共振周波数f0において共振させるため、アンテナの自己インダクタンスLRと、これに直列接続した共振コンデンサのキャパシタンスCRとが、下記(3)式の関係になるように設計される。すなわち、図3に示す回路の端子部から測定したインピーダンスの虚部が、共振周波数f0においてゼロとなるようにする。
Figure 2014236409
図1に示す非接触電力伝送システム1の等価回路は、図4(a)のようになる。高周波電源装置2の内部抵抗をRSとし、共振コンデンサ4のキャパシタンスをCSとし、平行二線路3の自己インダクタンスをLSとしている。また、負荷5の抵抗をRLとし、共振コンデンサ7のキャパシタンスをCLとし、コイル6の自己インダクタンスをLLとしている。また、平行二線路3とコイル6との間の磁気結合による相互インダクタンスをMとしている。なお、平行二線路3およびコイル6の導体損失抵抗は無視している。
図4(a)に示す回路は、図4(b)に示す等価回路を経て、図4(c)に示す等価回路に変換することができる。
すなわち、高周波電源装置2の電源電圧Vは、下記(4)式で表すことができ、また、下記(5)式も成立する。
Figure 2014236409
上記(4)および(5)式をそれぞれ変形して下記(6)および(7)式とすると、この(6)および(7)式より、図4(b)の等価回路が得られる。
Figure 2014236409
さらに、図4(b)の等価回路の配線を整理すると、図4(c)の等価回路が得られる。
図5の回路は高周波において、T型のハイパスフィルタ回路として知られている。また、下記(8)式を満たす共振周波数f0においては、特性インピーダンスZFを持つ1/4波長分の伝送路と同じ特性を示すことも知られている。
Figure 2014236409
1/4波長分の伝送路によるインピーダンス変換を伝送路の特性インピーダンスZFで正規化したスミスチャート上でみると、特性インピーダンスZFを中心とした時計回りの180゜回転となる。すなわち、図5に示す回路に負荷インピーダンスZLの負荷を接続した場合、入力側からみたインピーダンスZinは、下記(9)式の関係を満たす値となる。図6は、伝送路の特性インピーダンスZFで正規化したスミスチャート上で、このインピーダンス変換を示したものである。
Figure 2014236409
図1に示す非接触電力伝送システム1の送電部1Aおよび受電部1Bは、それぞれ、上記(3)式の共振条件を満たすので、下記(10)および(11)式を満たす。
Figure 2014236409
上記(10)および(11)式より、下記(12)式を導くことができる。
Figure 2014236409
図7は、図4(c)と同じ、図1に示す非接触電力伝送システム1の等価回路を示している。同図においては、伝送路8に相当する部分を、高周波電源装置2および負荷5に相当する部分と区別するように記載している。
図7に示す等価回路において、破線で囲んだ部分8aの、共振周波数f0におけるインピーダンスは、下記(13)式から、(−j2πf0M)になる。同様に、破線で囲んだ部分8bの、共振周波数f0におけるインピーダンスも、下記(14)式から、(−j2πf0M)になる。
Figure 2014236409
また、破線で囲んだ部分8cの、共振周波数f0におけるインピーダンスは、(j2πf0M)になり、破線で囲んだ部分8aおよび8bのインピーダンスと共役の関係になっている。したがって、平行二線路3とコイル6とが磁気結合した状態の伝送路8の等価回路は、共振周波数f0において、特性インピーダンスZ0=2πf0MであるT型のハイパスフィルタ回路と同じ特性を示すことになる。
また、伝送路8の等価回路の特性インピーダンスZ0は、平行二線路3およびコイル6の自己インダクタンスLS,LLや共振コンデンサ4,7のキャパシタンスCS,CLに関係なく、平行二線路3とコイル6との間の磁気結合による相互インダクタンスMにより決定される。相互インダクタンスMは、平行二線路3とコイル6との間の結合係数をkとすると、下記(15)式で表され、この結合係数kは平行二線路3およびコイル6の形状や、相互の距離・向きで決定される。
Figure 2014236409
すなわち、上記アンテナ相互の条件が変動して相互インダクタンスMが変化するということは、図5に示すT型のハイパスフィルタ回路の特性インピーダンスZFが変化するということを意味する。これは、1/4波長線路の特性インピーダンスZFが変化することと同等である。アンテナ間の結合状態が変化した場合、伝送路の特性インピーダンスZFが変化することになる。
入出力のインピーダンスが既知の場合、伝送特性を最適にするためのインピーダンスマッチングがなされる伝送路の特性インピーダンスZFは、信号源の出力インピーダンスをZin、負荷インピーダンスをZoutとすると、下記(16)式で表される。
Figure 2014236409
前述したように、結合係数kは平行二線路3およびコイル6の形状や、相互の距離・向きで決定される。結合係数kが固定されている場合に、伝送特性を最適にするための、平行二線路3およびコイル6の自己インダクタンスLS,LLの算出方法を考える。
図1に示す非接触電力伝送システム1において、信号源の出力インピーダンスZinは高周波電源装置2の内部抵抗RSであり、負荷インピーダンスZoutは負荷5の抵抗RLなので、上記(16)式より、伝送路8の伝送特性を最適にするためには、伝送路8の特性インピーダンスZ0が、下記(17)式を満たす必要がある。
Figure 2014236409
上記(15)および(17)式より、下記(18)式が算出される。すなわち、平行二線路3の自己インダクタンスLSとコイル6の自己インダクタンスLLとを、下記(18)式を満たすように設計すれば、整合状態となり、伝送路8の伝送特性が最適になる。
Figure 2014236409
また、非接触電力伝送システム1の送電部1Aおよび受電部1Bは、それぞれ共振条件を満たすので、上記(10)および(11)式を満たしている。したがって、自己インダクタンスLS,LLを設計した場合、下記(19)および(20)式を用いて、キャパシタンスCS,CLも設計される。
Figure 2014236409
平行二線路3の自己インダクタンスLSと、コイル6の自己インダクタンスLLは、上記(18)式を満たすように設計され、共振コンデンサ4のキャパシタンスCSと、共振コンデンサ7のキャパシタンスCLは、上記(19)および(20)式を満たすように設計される。
本実施形態によると、自己インダクタンスLS,LLおよびキャパシタンスCL,CSが、上記(18)〜(20)式を満たしているので、非接触電力伝送システム1は、結合係数kが変化しない限り、高周波電源装置2から負荷5へ効率的に電力を伝送することができる。
上記第1実施形態においては、平行二線路3を送電アンテナとして用いる場合について説明したが、これに限られない。例えば、送電アンテナも、受電アンテナであるコイル6と同様のものとしてもよい。
図8は、第2実施形態に係る非接触電力伝送システムの全体構成を説明するための図である。同図において、第1実施形態に係る非接触電力伝送システム1(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
図8に示す非接触電力伝送システム1’は、送電アンテナおよび受電アンテナを、同様のコイル3’,6’としている点で、第1実施形態に係る非接触電力伝送システム1と異なる。この場合でも、上記(18)〜(20)式を満たすように、コイル3’の自己インダクタンスLS、コイル6’の自己インダクタンスLL、共振コンデンサ4のキャパシタンスCLおよび、共振コンデンサ7のキャパシタンスCSを設計することで、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、コイル3’の自己インダクタンスLSとコイル6’の自己インダクタンスLLとを同一にするのであれば、下記(21)式を用いて、自己インダクタンスLS,LLを算出することができる。
Figure 2014236409
本発明に係る非接触電力伝送システム、および、非接触電力伝送システムのアンテナ設計方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る非接触電力伝送システム、および、非接触電力伝送システムのアンテナ設計方法の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
1,1’ 非接触電力伝送システム
1A,1A’ 送電部
1B,1B’ 受電部
2 高周波電源装置(電力供給手段)
3 平行二線路(送電アンテナ)
3a,3b 導体線
3’ コイル(送電アンテナ)
4 共振コンデンサ(第1のコンデンサ)
5 負荷
6,6’ コイル(受電アンテナ)
7 共振コンデンサ(第2のコンデンサ)
8 伝送路

Claims (4)

  1. 送電アンテナと、
    前記送電アンテナに共振周波数f0の高周波電力を供給する電力供給手段と、
    前記送電アンテナに直列接続された第1のコンデンサと、
    前記送電アンテナに磁気的に結合される受電アンテナと、
    前記受電アンテナに接続されて電力を消費する負荷と、
    前記受電アンテナに直列接続された第2のコンデンサと、
    を備え、
    前記送電アンテナと前記受電アンテナとの間の結合係数をk、前記電力供給手段の内部抵抗をRS、前記負荷の抵抗をRLとした場合に、前記送電アンテナの自己インダクタンスLS、前記受電アンテナの自己インダクタンスLL、前記第1のコンデンサのキャパシタンスCS、前記第2のコンデンサのキャパシタンスCLが下記の関係式を満たす、
    ことを特徴とする非接触電力伝送システム。
    Figure 2014236409
  2. 前記送電アンテナの自己インダクタンスLSおよび前記受電アンテナの自己インダクタンスLLが等しい場合は下記の関係式を満たす、
    請求項1に記載の非接触電力伝送システム。
    Figure 2014236409
  3. 前記送電アンテナは、
    2本の導体線を平行に敷設した平行二線路によって構成されている、
    請求項1または2に記載の非接触電力伝送システム。
  4. 送電アンテナと、前記送電アンテナに共振周波数f0の高周波電力を供給する電力供給手段と、前記送電アンテナに直列接続された第1のコンデンサと、前記送電アンテナに磁気的に結合される受電アンテナと、前記受電アンテナに接続されて電力を消費する負荷と、前記受電アンテナに直列接続された第2のコンデンサとを備える非接触電力伝送システムにおいて、前記送電アンテナおよび前記受電アンテナを設計する方法であって、
    前記送電アンテナと前記受電アンテナとの間の結合係数をk、前記電力供給手段の内部抵抗をRS、前記負荷の抵抗をRLとした場合に、下記(1)式に基づいて、前記送電アンテナの自己インダクタンスLSおよび前記受電アンテナの自己インダクタンスLLを設計する第1の工程と、
    前記第1の工程によって設計された前記自己インダクタンスLS,LLと、下記(2)式に基づいて、前記第1のコンデンサのキャパシタンスCSおよび前記第2のコンデンサのキャパシタンスCLを設計する第2の工程と、
    を備えていることを特徴とするアンテナ設計方法。
    Figure 2014236409
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