JP2014235911A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】接続対象物が基板に平行な方向に位置ずれを生じた場合でも、可動ハウジングが端子と接続対象物との接点を中心に回動することのないコネクタを提供する。
【解決手段】固定ハウジング10に対して移動可能な可動ハウジングを、固定ハウジング10に基板1と平行な方向(前後方向及び幅方向)にのみ移動自在に係合する可動部材20と、可動部材20に基板1と直交する方向(上下方向)にのみ移動自在に係合する可動ハウジング30とから形成したので、相手側コネクタ2が基板1に平行な方向に移動した際に端子40と相手側端子3との接点を中心とする回転モーメントが生じても、可動部材20を相手側端子3に対して回動させることなく基板1に沿って平行移動させることができる。これにより、端子40と相手側端子3とが互いに接点で摺動(回動)することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば各種電気機器の回路基板に実装され、相手側端子と接続するためのコネクタに関するものである。
従来、この種のコネクタとしては、基板に固定される固定ハウジングと、固定ハウジングに対して移動自在に設けられた可動ハウジングと、一端側を可動ハウジングに保持されるとともに、他端側を固定ハウジングに保持された複数の端子とを備え、可動ハウジングに保持された端子の一端側に接続対象物が接続されるともに、固定ハウジングに対する可動ハウジングの移動を端子の弾性変形によって許容するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−18785号公報
しかしながら、前記コネクタでは、固定ハウジングに対して前後方向、幅方向及び上下方向に移動可能な可動ハウジングが弾性変形可能な端子のみで支持されているため、可動ハウジングに接続された接続対象物が基板に平行な方向(前後方向または幅方向)に位置ずれを生じた場合、可動ハウジングには同方向への反力が生ずるとともに、端子と接続対象物との接点を中心とする回転モーメントが生ずる。このため、固定ハウジングに対して可動ハウジングが基板に平行な方向に移動しようとすると、可動ハウジングが基板に沿って平行移動せずに端子と接続対象物との接点を中心に回動しながら移動し、端子と接続対象物とが互いに接点で摺動して接触不良を生ずるおそれがあるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接続対象物が基板に平行な方向に位置ずれを生じた場合でも、可動ハウジングが端子と接続対象物との接点を中心に回動することのないコネクタを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、基板に固定される固定ハウジングと、固定ハウジングに対して移動自在に設けられた可動ハウジングと、一端側を可動ハウジングに保持されるとともに、他端側を固定ハウジングに保持された端子とを備え、可動ハウジングに保持された端子の一端側に接続対象物が接続されるともに、固定ハウジングに対する可動ハウジングの移動を端子の弾性変形によって許容するようにしたコネクタにおいて、前記固定ハウジングに基板と平行な方向にのみ移動自在に係合するとともに、可動ハウジングが基板と直交する方向にのみ移動自在に係合する可動部材を備えている。
これにより、基板と平行な方向への接続対象物の位置ずれは、固定ハウジングに対する可動部材の基板と平行な方向への移動によって吸収され、基板と直交する方向への接続対象物の位置ずれは、可動部材に対する可動ハウジングの基板と直交する方向への移動によって吸収される。その際、可動部材に端子と接続対象物との接点を中心とする回転モーメントが生じても、可動部材は基板と直交する方向に移動することはないので、可動部材が接続対象物に対して回動することなく基板に沿って平行移動し、端子と接続対象物とが互いに接点で摺動(回動)することがない。
本発明によれば、可動部材に端子と接続対象物との接点を中心とする回転モーメントが生じても、可動部材を接続対象物に対して回動させることなく基板に沿って平行移動させることができるので、端子と接続対象物とが互いに接点で摺動(回動)することがなく、接続対象物との間の接触不良を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態を示すコネクタの正面側斜視図 コネクタの背面側斜視図 コネクタの正面図 コネクタの背面図 コネクタの平面図 コネクタの底面図 コネクタの側面図 端子の斜視図 コネクタの分解斜視図 可動部材の背面側斜視図 ロック部材の底面側斜視図 ロック解除状態を示すコネクタの正面側斜視図 ロック解除状態を示すコネクタの側面図 ロック状態を示すA−A線矢視方向断面図 ロック解除状態を示すA−A線矢視方向断面図 ロック状態を示すB−B線矢視方向断面図 ロック解除状態を示すC−C線矢視方向断面図
図1乃至図17は本発明の一実施形態を示すもので、各種電気機器の回路基板に実装されるコネクタを示すものである。
このコネクタは、基板1に実装され、接続対象物としての相手側コネクタ2と接続されるようになっている。相手側コネクタ2は、ピン形状の複数の相手側端子3を備え、相手側端子3は絶縁部材4によって保持されている。
本実施形態のコネクタは、基板1に固定される固定ハウジング10と、固定ハウジングに基板1と平行な方向(前後方向(X方向)及び幅方向(Y方向))にのみ移動自在に係合する可動部材20と、可動部材20に基板1と直交する方向(上下方向(Z方向))にのみ移動自在に係合する可動ハウジング30と、一端側を可動ハウジング30に保持され、他端側を固定ハウジング10に保持された複数の端子40と、基板1と直交する方向への可動ハウジング30の移動を規制可能なロック部材50とを備え、各端子30は互いに固定ハウジング10の幅方向に間隔をおいて配列されている。
固定ハウジング10は、合成樹脂の成型品からなり、前後方向の寸法に対して幅方向の寸法が長く形成されている。固定ハウジング10は、底面部11、背面部12及び左右側面部13によって囲まれるように形成され、底面部11には可動ハウジング30の下端側を挿通する開口部11aが設けられている。背面部12の背面側には、各端子30の他端側をそれぞれ保持する複数の端子保持部12aが設けられ、各端子保持部12aには端子30の他端側が圧入されるようになっている。また、背面部12の背面側には、複数の隔壁部12bが互いに幅方向に間隔をおいて設けられ、各隔壁部12bの間にそれぞれ端子保持部12aが設けられている。各側面部13の内面側には、可動部材20に係合する第1の上側係合部13a及び第1の下側係合部13bが互いに上下方向に間隔をおいて設けられ、これらの係合部13a,13bは固定ハウジング10の内側に向かって突出するように形成されている。この場合、第1の上側係合部13aは側面部13の前後方向中央側に設けられ、第1の下側係合部13bは側面部13の前後両端側にそれぞれ設けられている。また、各側面部13には、固定ハウジング10を基板1に固定するための金属製の固定部材15がそれぞれ取り付けられている。
可動部材20は、合成樹脂の成型品からなり、前後方向の寸法に対して幅方向の寸法が長く形成されるとともに、固定ハウジング10内に前後方向、幅方向及び上下方向に移動自在に配置されている。可動部材20は、前面部21、背面部22及び左右側面部23によって囲まれた中空状に形成され、その上面側及び下面側はそれぞれ上方及び下方に開口している。背面部22の幅方向両端側を除く部分には切り欠き部22aが設けられ、切り欠き部22aは背面部22の上端側を開放するように形成されている。各側面部23の外面側には、ロック部材50に係合する第2の上側係合部23aと、固定ハウジング10に係合する第2の下側係合部23bが互いに上下方向に間隔をおいて設けられ、これらの係合部23a,23bは可動部材20の外側に向かって突出するように形成されている。第2の上側係合部23a及び第2の下側係合部23bはそれぞれ可動部材20の前端から後端に亘って延びるように形成され、第2の下側係合部23bは固定ハウジング10の第1の上側係合部13aと第1の下側係合部13bとの間に前後方向に移動自在に配置されている。この場合、図16に示すように、各第2の下側係合部23bの幅方向端部と側面部13の内面との間には所定寸法の隙間S1 がそれぞれ設けられており、各隙間S1 の分だけ可動部材20が固定ハウジング10に対して幅方向に移動可能になっている。一方、各第2の下側係合部23bの上下方向の厚さ寸法は、第1の上側係合部13aと第1の下側係合部13bとの間隔とほぼ同等になっており、これにより固定ハウジング10に対する可動部材20の上下方向の移動が規制されるようになっている。また、各側面部23には、可動ハウジング30が係合する第1の係合孔23cが設けられ、第1の係合孔23cは上下方向に延びるとともに、上端を可動部材20の上面で開放するように形成されている。更に、各側面部23には、ロック部材50が係合する第2の係合孔23dが設けられ、第2の係合孔23dは前後方向に延びるとともに、後端を可動部材20の背面で開放するように形成されている。この場合、第1の係合孔23cと第2の係合孔23dは、可動部材20の上下方向略中央位置で互いに十字状に交差するように連通している。
可動ハウジング30は、合成樹脂の成型品からなり、前後方向の寸法に対して上下方向の寸法が長い直方体状に形成されるとともに、可動部材20内に上下方向に移動自在に配置されている。この場合、可動ハウジング30の前後方向及び幅方向の寸法は、可動部材20内の前後方向及び幅方向の寸法とほぼ同等の寸法になっており、これにより可動部材20に対する可動ハウジング30の前後方向及び幅方向への移動が規制されるようになっている。可動ハウジング30の下端側は、固定ハウジング10の開口部11aを挿通するとともに、固定ハウジング10の下面よりも下方に突出している。この場合、図14に示すように可動ハウジング30の前後方向両端と開口部11aの前後方向両端との間には所定寸法の隙間S2 がそれぞれ設けられており、各隙間S2 の分だけ可動ハウジング30が固定ハウジング10に対して前後方向に移動可能になっている。可動ハウジング30内には、各端子40の一端側をそれぞれ保持する複数の端子孔31が設けられ、各端子40の一端側は端子孔31内に圧入することにより可動ハウジング30に固定されるようになっている。可動ハウジング30の下面には相手側端子3が挿入される複数の挿入口32が設けられ、挿入口32は下方に向かって開口部が徐々に広がるテーパ状に形成されている。可動ハウジング30の両側面には、可動部材20に係合する第3の上側係合部30a及び第3の下側係合部30bが互いに上下方向に間隔をおいて対向するように設けられ、これらの係合部30a,30bは可動ハウジング30の外側に向かって突出するように形成されている。第3の上側係合部30a及び第3の下側係合部30bは、可動ハウジング30の側面における上部後端側に配置され、可動部材20の第1の係合孔23c内に上下方向に移動自在に配置されている。
各端子40は、金属板の打ち抜き加工及び折り曲げ加工によって形成され、互いに幅方向に間隔をおいて配列されている。端子40は、相手側端子3と接触する一対の接触部41と、可動ハウジング30に固定される第1の固定部42と、固定ハウジング10に固定される第2の固定部43と、第1の固定部42と第2の固定部43との間に形成された弾性変形可能な可動部44と、基板1に接続される基板接続部45とからなる。
各接触部41は、端子40の一端側に設けられ、互いに端子40の幅方向に対向するように形成されている。各接触部41は、端子40の幅方向に弾性変形可能に形成され、互いに接近するように山側に形成された接点部41aの間に相手側端子3が圧入されるようになっている。
第1の固定部42は、端子40の一端側に設けられ、可動ハウジング30に保持されるようになっている。第1の固定部42は、端子の前端側に向かって開放した略コ字状に形成され、その両側面部の上端から各接触部41が上方に延びるように設けられている。第1の固定部42の両側面部の後端には可動ハウジング20の端子孔21の内面に係止する係止部42aが突設され、第1の固定部42を端子孔31に圧入して係止部42aを係止することにより、第1の固定部42が可動ハウジング30に固定されるようになっている。
第2の固定部43は、端子40の他端側に設けられ、固定ハウジング10に保持されるようになっている。第2の固定部43は、上下方向に延びるように形成され、その幅方向両端にはそれぞれ固定ハウジング10の端子保持部12aに係止する係止部43aが突設されている。即ち、第2の固定部43は、端子保持部12aに圧入して係止部43aを係止することにより、固定ハウジング10に固定されるようになっている。
可動部44は、第1の固定部42から上方に延びる第1の弾性片部44aと、第1の弾性片部44aの上端側から後方に延びる第2の弾性片部44bと、第2の固定部43の上端側から上方に延びる第3の弾性片部44cと、第2の弾性片部44bと第3の弾性片部44cとの間に略U字状に屈曲するように形成された第4の弾性片部44dとからなり、各弾性片部44a,44b,44c,44dによって前後方向、幅方向及び上下方向に弾性変形するようになっている。
基板接続部45は、第2の固定部43の下端から延出しており、端子40の後方に向かって延びるように形成されている。
ロック部材50は、合成樹脂の成型品からなり、可動ハウジング30に前後方向に移動自在に係合している。ロック部材50は、上面部51及び左右側面部52からなり、可動ハウジング30の上面側を覆うように形成されている。上面部51は平面板に形成され、その上面の略中央には幅方向に延びる操作部51aが突設されている。各側面部52の内側面には、可動部材20に係合する係合溝52aがそれぞれ設けられている。各係合溝52aは、前後方向に延びるとともに、前端を側面部52の前端面で開放するように形成され、可動部材20の第2の上側係合部23aに前後方向に移動自在に係合している。また、各側面部52の下端側には、可動部材20に係合する係合部52bが設けられ、係合部52bはロック部材50の幅方向内側に向かって突出するように形成されている。係合部52bは、ロック部材50の前端寄りに配置され、可動部材20の第2の係合孔23d内に前後方向に移動自在に配置されている。この場合、係合部52bは、前後方向の長さが第2の係合孔23dの前後方向の長さの略半分になるように形成され、図14に示すように第2の係合孔23dの後方位置に移動すると、可動ハウジング30の第3の上側係合部30aと第3の下側係合部30bとの間に介在して第3の上側係合部30a及び第3の下側係合部30bの上下方向への移動を規制し、図15に示すように第2の係合孔23dの前方位置に移動すると、可動ハウジング30の第3の上側係合部30aと第3の下側係合部30bとの間から外れて第3の上側係合部30a及び第3の下側係合部30bの上下方向への移動規制を解除するようになっている。また、上面部51の下面には、可動部材20の第1の係合孔23cの上端に係合する突部51bが上面部51の幅方向両側に前後方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。これにより、係合部52bが第2の係合孔23dの前記後方位置に移動すると、前方の突部51bが背面部22の上端を乗り越えて第1の係合孔23cの上端に係合し、図14に示すようにロック部材50が後方位置に保持されるようになっている。また、係合部52bが第2の係合孔23dの前記前方位置に移動すると、後方の突部51bが背面部22の上端を乗り越えて第1の係合孔23cの上端に係合し、図15に示すようにロック部材50が前方位置に保持されるようになっている。
以上のように構成されたコネクタは、基板1の上面に配置され、固定ハウジング10の各固定部材15及び各端子40の基板接続部45を基板1に半田付けすることにより基板1に固定される。その際、可動ハウジング30の下端側は基板1に設けられた開口部1aに挿通される。
次に、前記コネクタに相手側コネクタ2を接続する場合は、図12及び図13に示すようにロック部材50を後方位置に移動することにより、可動ハウジング30をロック部材50によってロックした後、相手側コネクタ2の相手側端子3を基板1の下方から可動ハウジング30の挿入口32に挿入する。その際、相手側端子3が可動ハウジング30内に挿入されると、相手側端子3が端子40の各接触部41を押し広げながら各接触部41の接点部41aに挟持され、各接点部41aが相手側端子3に圧接することにより、相手側端子3と端子40とが接続される。また、相手側端子3を各接触部41間に圧入する際、圧入に抗して可動ハウジング30が上方に移動しようとするが、図14に示すように可動ハウジング30の第3の上側係合部30aと第3の下側係合部30bとの間にはロック部材50の係合部52bが介在しているため、可動ハウジング30の上方への移動がロック部材50によって規制される。即ち、相手側端子3を各接触部41間に圧入する際に可動ハウジング30が上方に自由に移動してしまうと、相手側端子3の嵌合長(相手側端子3の先端から端子40との接点までの長さ)が不十分になる場合があるが、ロック部材50によって可動ハウジング30の上方への移動を規制することにより、相手側端子3の嵌合長が十分に確保される。また、ロック部材50によって可動ハウジング30の上方への移動が規制されている状態でも、可動部材20は固定ハウジング10に対して前後方向及び幅方向に移動可能であるため、接続時における相手側端子3の前後方向または幅方向への位置ずれが固定ハウジング10に対する可動部材20の前後方向または幅方向への移動によって吸収される。
前述のように相手側コネクタ2との接続が完了した後は、図1に示すようにロック部材50を前方位置に移動し、ロック部材50による可動ハウジング30のロックを解除する。即ち、ロック部材50を前方位置に移動すると、図15に示すようにロック部材50の係合部52bが可動ハウジング30の第3の上側係合部30aと第3の下側係合部30bとの間に介在しない位置へ移動するため、可動ハウジング30が固定ハウジング10に対して上下方向に移動可能となる。
ここで、振動や衝撃で基板1と相手側コネクタ2とが互いに位置ずれを生ずると、各端子40の可動部44の弾性変形により、第1及び可動ハウジング20,30の移動が許容され、基板1に対する相手側コネクタ2の位置ずれが吸収される。その際、可動ハウジング20は、可動部材20によって前後方向及び幅方向への移動を規制されているので、前後方向及び幅方向への位置ずれは、可動部材20の前後方向及び幅方向への移動のみによって吸収される。また、可動部材20は、固定ハウジング10によって上下方向への移動を規制されているので、上下方向への位置ずれは、可動ハウジング30の上下方向への移動のみによって吸収される。ここで、相手側コネクタ2が前後方向に位置ずれを生じた場合、可動部材20が前後方向に移動するとともに、可動部材20に端子40と相手側端子3との接点を中心とする回転モーメントが生ずるが、可動部材20は上下方向への移動を規制されているので、相手側端子3に対して回動することなく基板1に沿って前後方向に平行移動し、端子40と相手側端子3とが互いに接点で摺動(回動)することがない。
また、相手側コネクタ2との接続を解除する場合は、図1に示すようにロック部材50を後方位置に移動することにより、可動ハウジング30をロック部材50によってロックした後、可動ハウジング30から相手側端子3を下方に抜去する。その際、可動ハウジング30はロック部材50によって下方への移動を規制されているので、端子40の可動部44が相手側端子3の抜去に伴って弾性変形することがない。
このように、本実施形態によれば、固定ハウジング10に基板1と平行な方向(前後方向及び幅方向)にのみ移動自在に係合するとともに、可動ハウジング30が基板1と直交する方向(上下方向)にのみ移動自在に係合する可動部材20を備えているので、相手側コネクタ2が基板1に平行な方向に移動した際に端子40と相手側端子3との接点を中心とする回転モーメントが生じても、可動部材20を相手側端子3に対して回動させることなく基板1に沿って平行移動させることができる。これにより、端子40と相手側端子3とが互いに接点で摺動(回動)することがないので、端子40と相手側端子3との間の接触不良を効果的に防止することができる。特に、端子40または相手側端子3の表面にメッキ等の導電被膜が設けられている場合には、導電被膜の剥離を防止することができるので、導電被膜の剥離による接触信頼性の低下や抵抗の増加を来すことがないという利点がある。
また、基板1と直交する方向への可動ハウジング30の移動を規制可能なロック部材50を備えているので、ロック部材50によって可動ハウジング30をロックすることにより、端子40の可動部44を弾性変形させることなく相手側端子3を挿抜することができる。これにより、相手側端子3の挿抜を容易に行うことができるとともに、相手側端子3を挿抜する際の端子40の可動部44の過剰な変位による塑性変形を防止することもできる。また、端子40に対する相手側端子3の嵌合長を十分に確保することができるので、接続信頼性の向上を図ることができる。
この場合、ロック部材50は、可動部材20に対する可動ハウジング30の移動のみを規制するように構成されているので、ロック部材50によって可動ハウジング30の基板1に直交する方向への移動が規制されている状態でも、固定ハウジング10に対して可動部材20を基板1に平行な方向に移動させることができる。これにより、接続時における相手側端子3の基板1に平行な方向への位置ずれを吸収することができるので、接続作業を容易に行うことができる。
1…基板、2…相手側コネクタ、3…相手側端子、10…固定ハウジング、13a…第1の上側係合部、13b…第1の下側係合部、20…可動部材、23a…第2の上側係合部、23b…第2の下側係合部、23c…第1の係合孔、23d…第2の係合孔23d、30…可動ハウジング、30a…第3の上側係合部、30b…第3の下側係合部、40…端子、44…可動部、50…ロック部材、52a…係合溝、52b…係合部。

Claims (3)

  1. 基板に固定される固定ハウジングと、固定ハウジングに対して移動自在に設けられた可動ハウジングと、一端側を可動ハウジングに保持されるとともに、他端側を固定ハウジングに保持された端子とを備え、可動ハウジングに保持された端子の一端側に接続対象物が接続されるともに、固定ハウジングに対する可動ハウジングの移動を端子の弾性変形によって許容するようにしたコネクタにおいて、
    前記固定ハウジングに基板と平行な方向にのみ移動自在に係合するとともに、可動ハウジングが基板と直交する方向にのみ移動自在に係合する可動部材を備えた
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記基板と直交する方向への可動ハウジングの移動を規制可能なロック部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ロック部材を、可動部材に対する可動ハウジングの移動のみを規制するように構成した
    ことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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