JP2014235906A - 回路遮断器 - Google Patents
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一方で、回路遮断器は小型化される傾向にあり、特に分岐ブレーカは大幅な小型化が進んでいる。このように小型化を進める場合、ケースの耐アーク性の更なる向上が必要となり、PBT樹脂より耐アーク性に優れたポリアミド(PA)系樹脂を使用したものがある(例えば、特許文献2参照)。
この構成によれば、最も耐アーク性を必要とする部位をポリアミド系樹脂で覆うことができ、回路遮断器ケース全体を安価な樹脂で作製してもケースの絶縁性の向上を図ることができる。よって、コスト増を招くこと無く回路遮断器の小型化に貢献できる。
この構成によれば、絶縁保護カバーが分割形成されても、分割された絶縁保護カバーは個々に係止片を備えているため、個々にケースに装着することができる。
この構成によれば、カシメや溶着する工程を設けること無く絶縁保護カバーを簡易な操作でケースに安定して固定できる。
この構成によれば、絶縁保護カバーをケースに装着した段階で、絶縁保護カバーに特定方向の伸張力が発生するため、この応力で絶縁保護カバーを安定してケースに固定できる。また、折り曲げ部により弾性力をスムーズに発生できる。
この構成によれば、側面部材が二重に形成されて両者の間の空間を消弧空間として使用するため、接点部で発生するアークを効果的に消弧できる。
この構成によれば、係止片が単純な形状でも係止部に確実に係止させることができる。
尚、説明の都合上、負荷側端子2を配置した端面を前面、電源側端子1を配置した端面を背面として説明する。
図2は、図1の露出面方向である左側から見た回路遮断器の側面図を示し、絶縁保護カバー9の一部を取り除いて接点部5を露出させている。この図2に示すように、接点部5は電源側端子1に連結された固定接点5aと、負荷側端子2に連結された可動接点5bとで構成されている。具体的に、固定接点5aは電源側端子1の端子金具の端部に起立形成された固定接触子12の先端に設けられ、可動接点5bは固定接触子12に平行に起立配置された可動接触子13の先端に固定接点5aに対峙するように設けられている。
また、異常電流検出部6は、短絡電流を検知する電磁装置6aと、過電流を検知するためのバイメタル片6bとで構成されている。
図3は絶縁保護カバー9単体を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は底面図を示している。但し、絶縁保護カバー9は、右側に配置される右カバー9aと左側に配置される左カバー9bの2部材で構成され、(a)は絶縁保護カバー9の全体を示し、(b),(c)は右カバー9aのみを示している。
絶縁保護カバー9はPA系樹脂で形成され、右カバー9aと左カバー9bとは対称形状となっている。右カバー9aは第1ケース部材10aの接点収容部8に取り付けられ、左カバー9bは第3ケース部材に取り付けられる。尚、右カバー9aと左カバー9bとは対称形状であるため、以下右カバー9aについて説明し、左カバー9bの説明を省略する。
れている。
ケース10には絶縁保護カバー9を収容する凹部15が絶縁保護カバー9の形状に合わせて形成されている。ただし、図4(b)に示すように凹部15のうち、係止片92を収容する係止部15aは、係止片92が収縮して収容されるよう係止片92の大きさに対して僅かに小さく形成されている。この結果、係止片92が収縮した状態で収容され、係止部15aに確実に保持される。尚、T1,T2は凹部15の幅を示し、絶縁保護カバー9の側面部材91の幅より僅かに大きい寸法となっている。
また、ケース10が分割形成されて、絶縁保護カバー9もそれに合わせて分割されても、分割された絶縁保護カバー9は個々に係止片92を備えているため、個々にケース10に保持させることができ、スムーズな組み立てを行うことができる。また、分離形成することで、接点部5を容易に覆うよう配置できる。
更に、対向片93を設けることで、分割形成された絶縁保護カバー9は互いに押圧してケース10に密着させるため、カシメや溶着する工程を設けること無く絶縁保護カバー9を簡易な操作でケース10に固定できる。
上記図3の形状とは、側面部材91の略中央部に折り曲げ部94を形成している点が相違している。折り曲げ部94は、側面部材91を左右から撓ませて接点部5に向けて突起を形成し、左右に形成された係止片92,92に対して直交する縦方向に延設されている。また、折り曲げ部94の上下端部は、収縮操作をスムーズに実施できるよう切り欠き94aが形成されている。この結果、側面部材91が左右方向に伸縮可能となり、この伸縮性を利用してケース10の凹部に収容される。
尚、折り曲げ部94は複数設けても良く、図6は右カバー9e及び左カバー9fの双方に折り曲げ部94をそれぞれ2本形成した絶縁保護カバー9を示している。
また、表部材91bの略中央には長穴95が開口形成されて、折り曲げ部94を形成することで裏部材91aとの間に形成された内部空間96にアークが侵入できるよう形成されている。
また、PA系樹脂とは、ポリアミド樹脂を主成分とする樹脂を言い、ポリアミド樹脂はアミド結合を持つ高分子化合物である。ポリアミド樹脂としては、例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン46等がある。
更に、係止片92を台形形状で形成しているが四角形であれば良好に係止させることが可能である。また側面部材91の左右に一対設けているが、更に多く設けても良い。
また、ケース10を3部材で構成しているが、分割数は任意であり2部材で構成しても良い。
Claims (6)
- ケースの背面に電源側端子、前面に負荷側端子が配置され、ケース上面に電路のオン/オフ操作を行う操作ハンドルを備え、ケース内に電路のオン/オフを実施する固定接点及び可動接点から成る接点部、電路に流れる異常電流を検知する異常電流検出部、前記異常電流検出部の検知動作を受けて前記接点部をオフ動作させる開閉機構部を備えた回路遮断器であって、
前記ケースの前記接点部を収容する接点収容部は、前記接点部を囲むように前記ケースの内壁にポリアミド系樹脂から成る絶縁保護カバーが配設され、
前記絶縁保護カバーは、前記ケースに係止する複数の係止片を有する一方、前記ケースの内壁には前記係止片を収容して保持する係止部が設けられ、
前記係止片が前記係止部に係止して前記絶縁保護カバーが前記ケースに装着されることを特徴とする回路遮断器。 - 前記ケースが、前記接点収容部を分割するよう左右に少なくとも2分割して形成される一方、前記絶縁保護カバーは左右に2分割して形成され、
分割した絶縁保護カバー毎に前記係止片を備えて個々に前記ケースに装着可能としたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。 - 分割した前記絶縁保護カバーは、前記ケースを一体化した際に互いに対向して当接する対向片を具備し、前記対向片同士の当接により前記絶縁保護カバーは前記ケースに密着することを特徴とする請求項2記載の回路遮断器。
- 前記絶縁保護カバーは、前記接点収容部のケース装着面に平行な特定方向に対して弾性を発揮可能とするための帯状の折り曲げ部を有すると共に、前記特定方向の両端部に前記係止片を有し、
対を成す前記係止片を前記係止部へ係止することで、前記絶縁保護カバーが圧縮されて装着されるよう前記係止部が前記係止片間の距離に対して短い距離で配置されて成ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回路遮断器。 - 前記絶縁保護カバーは前記接点収容部のケース装着面を覆う側面部材を有し、
前記側面部材が、前記ケースに密着する裏部材と、前記接点部に対峙する表部材とを具備して二重に形成され、
前記係止片は、前記裏部材の対向する両側部に形成されると共に、前記裏部材と前記表部材との間に空間を有するよう前記表部材に膨らみ部が設けられ、
更に前記表部材には、前記接点部において発生するアークを前記空間に侵入させるための開口部が形成され、前記空間を消弧空間として使用することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回路遮断器。 - 前記係止部は前記係止片より小さく形成され、前記ポリアミド系樹脂が具備する柔軟性により、前記係止片が収縮して前記係止部に係止されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の回路遮断器。
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Family Applications (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57197123U (ja) * | 1981-06-11 | 1982-12-14 | ||
JPS6092435U (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | 富士通株式会社 | 電磁継電器 |
JPH08171847A (ja) * | 1994-12-19 | 1996-07-02 | Mitsubishi Electric Corp | 有機無機複合組成物及びそれを用いた開閉器 |
JP2012146472A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Nitto Kogyo Co Ltd | ロック機構付き開閉器 |
-
2013
- 2013-06-03 JP JP2013117118A patent/JP6158597B2/ja active Active
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