JP2014234328A - スクライブヘッド - Google Patents

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JP2014234328A
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成尾 徹
Toru Naruo
徹 成尾
清二郎 舩木
Kiyojiro Funaki
清二郎 舩木
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Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ホイールホルダを回動自在としたスクライブヘッドのキャスター効果に伴うスクライブの不良を防止すること。【解決手段】リニアスライダ44によりホルダ45を昇降自在とし、ホルダ45に直接ホイールホルダ46を取付けている。こうすることによってスクライブする脆性材料基板の面に垂直な方向には回動しないようにする。これによりスクライブヘッドはキャスター効果を伴ったならい動作を行わせる必要がなくなるので、スクライブを安定させることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、スクライブ装置に用いられ脆性材料基板にスクライブラインを形成するスクライブヘッドに関するものである。
脆性材料基板、例えばガラス基板を所望の大きさに分断する場合、スクライブ装置を用いてスクライビングホイールの刃先を所定の荷重でガラス基板の表面に圧接しながら移動させ、スクライブラインを形成する。そしてブレイク装置によりスクライブラインに沿ってガラス基板に所定の力を付加することにより、ガラス基板をスクライブラインに沿って分断するようにしていた。
図1は、従来のスクライブ装置10の構成の一例を示す。スクライブ装置10は、回転自在のテーブル11と、テーブル11の下方にY軸に平行に設けられた第1,第2のガイドレール12A,12Bと、ボールネジ13とを含んでいる。
テーブル11は、水平面(XY平面)に沿って回転可能に構成され、図示しない真空吸引手段が設けられている。真空吸引手段は、テーブル11に載置されたガラス基板などの脆性材料基板Gをテーブル11に固定するものである。第1,第2のガイドレール12A,12Bは、テーブル11をY軸方向に移動自在に支持し、ボールネジ13は、第1,第2のガイドレール12A,12Bに沿ってテーブル11をY軸方向に移動させるものである。
スクライブ装置10は、X軸に平行なガイドバー14と、ガイドバー14に沿ってX軸方向に摺動する摺動ユニット15と、摺動ユニット15を摺動させるモータ16とを含んでいる。ガイドバー14は、テーブル11の上方に支柱17A,17Bとの間に架設されている。摺動ユニット15は、ガイドバー14に摺動自在に設けられている。モータ16は、ガイドバー14に沿って摺動ユニット15をX軸方向に摺動するものである。第1CCDカメラ18Aと第2CCDカメラ18Bは、ガイドバー14の上方に配置されており、脆性材料基板Gに記されたアライメントマークを検出するものである。
摺動ユニット15にはモータ19が搭載され、モータ19を駆動することでスクライブヘッド20を昇降自在としている。
図2はスクライブヘッド20の主要部を拡大して示している。スクライブヘッド20はベアリング21,22によって回転自在に軸支された回動軸23と、回動軸23の周りを回動可能なホイールホルダ24と、ホイールホルダ24の下端にピン26の周りに回転自在に保持されたスクライビングホイール25とを含んでいる。そして図2(a)に示すように、スクライビングホイール25の回転中心の位置は、回動軸23の軸心Oからオフセット距離Sだけ離れている。
さて、スクライブ時にはモータ19を駆動することでスクライブヘッド20のスクライビングホイール25を脆性材料基板Gの表面に圧接する。そしてモータ16を駆動し、摺動ユニット15を摺動させることによって、スクライブヘッド20は、ガイドバー14に沿って移動する。その結果、スクライビングホイール25は脆性材料基板Gの表面に圧接された状態で脆性材料基板Gの表面を移動し、脆性材料基板Gの表面にスクライブラインが形成される。このときスクライブヘッド25の回転中心であるピン26の位置は回動軸23の軸心Oからオフセット距離Sだけ離れているために、スクライビングホイール25はスクライブヘッド20の移動方向とは逆方向に位置し、回動軸23に追従するように移動する(以下、この動きをキャスター効果という)。
このように従来のスクライブ装置は、先端にスクライビングホイールを有するホイールホルダを脆性材料基板の表面に対して略垂直な方向を軸として回転自在に保存したスクライブヘッドを、脆性材料基板の表面に対して上下動させ、スクライブヘッドに対して脆性材料基板を相対的に移動させることで、脆性材料基板の表面にスクライブラインを形成していた。
特開2001−328833号公報 特開平9−188534号公報
しかるに、スクライブを開始するためにスクライビングホイール25を脆性材料基板Gに当接させたときに、スクライビングホイール25の刃先の稜線の向きとスクライブヘッド20の移動方向(すなわち回動軸23の移動方向)とは一致しないことが多い。そのためスクライブヘッド20が移動を開始すると、ホイールホルダ24はスクライブヘッド20の移動に伴ってベアリング21,22によって回動軸23を中心にして回動する。そして刃先の稜線の向きがキャスター効果により徐々に変化し、やがてスクライビングホイール25の刃先の向きが回動軸23の軸心Oに一致し、スクライビングホイール25を軸心Oの位置する方向に向かせる力が生じる。
しかし、キャスター効果を生じさせるためにホイールホルダを回動自在にしているので、スクライブラインの最初の部分は湾曲してしまう。その後も脆性材料の表面にわずかな凹凸がある場合など、脆性材料の表面の状態によってスクライビングホイールがスクライブ予定ラインから外れることがあった。スクライビングホイールがスクライブ予定ラインから外れた場合、キャスター効果によりスクライブヘッドが移動する方向にスクライビングホイールが戻ろうとする力が作用するため、形成されるスクライブラインにうねりが生じるという問題点があった。特に薄いガラス基板をスクライブする場合には、ガラス基板をテーブルに吸着して固定した場合に表面に凹凸が生じ易くなり、スクライブラインのうねりも生じ易くなるという問題点があった。
又ホイールホルダを回動自在にした場合、スクライビングホイールを脆性材料基板に接触させたときにホイールの向きが斜めになっていると、スクライブを開始したときにホイールが脆性材料に斜めに食い込んで、製品不良が発生するという問題点もあった。
更に、例えばX方向にスクライブした後にY方向にスクライブする場合など、異なる方向に連続してスクライブする場合、スクライビングホイールの方向が所望の方向に一致するまである程度の助走(ならい動作)が必要であった。このような助走が終了すると所望の方向にスクライブラインを形成することができるが、助走の間は正規のスクライブラインが形成できないため、脆性材料基板周辺の端材の部分を用いてスクライブする必要があった。
本発明はこのような従来の回動自在のホイールホルダを有するスクライブヘッドの問題点に鑑みてなされたものであって、ホイールホルダの回動に伴う問題点を解消することを技術的課題とする。
この課題を解決するために、本発明のスクライブヘッドは、脆性材料基板の表面にスクライブラインを形成するスクライビングホイールと、前記スクライビングホイールを回転可能に保持するホイールホルダと、前記ホイールホルダを上下動させる昇降部材と、を備え、前記脆性材料基板をスクライブするスクライブヘッドにおいて、前記ホイールホルダを前記昇降部材に固定して取付けたことを特徴とするものである。
ここで前記昇降部材と前記ホイールホルダは、前記スクライビングホイールのスクライブ方向に平行な面を備え、当該面同士で互いに固着されるようにしてもよい。
このような特徴を有する本発明によれば、ホイールホルダは昇降部材に固定して取付けられているため、垂直方向の軸に沿っては回転しない。このためスクライブラインの方向とスクライビングホイールとの回転軸とを常に垂直にしておくことで、キャスター効果によってスクライブ方向を変化させる必要がなく、スクライブラインの最初の部分にも湾曲は生じない。又脆性材料基板の凹凸によってスクライブラインにうねりが生じたり、脆性材料基板が損傷することがないという効果が得られる。
図1は従来のスクライブ装置の概要を示す正面図である。 図2は従来のスクライブヘッドの主要部を示す概略図である。 図3は本発明の実施の形態によるスクライブヘッドを有するスクライブ装置の正面図である。 図4は本実施の形態によるスクライブヘッドを示す斜視図である。 図5は本実施の形態によるスクライブヘッドを示す側面図である。
次に本発明の実施の形態について図3及び図4について説明する。図3は本実施の形態のスクライブ装置の一例を示す正面図である。本実施の形態のスクライブ装置30において、従来のスクライブ装置10と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。スクライブ装置30においてもテーブル11がガイドレール12A,12Bに沿ってY軸方向に移動自在に保持され、摺動ユニット15が支柱17A,17Bに保持されたガイドバー14に沿ってX軸方向に摺動自在に保持されている。又スクライブヘッド40が摺動ユニット15の下方に取付けられていることは前述した従来のスクライブ装置と同様である。この実施の形態においては、スクライブヘッド40の先端に設けられるホイールホルダはZ軸方向の周りに回転しないように固定されて、スクライビングホイールの刃先の稜線はX軸方向に向かうようにして保持されている。
図4は、この実施の形態のスクライブヘッド40の詳細を示す斜視図、図5はその側面図である。スクライブヘッド40には、摺動ユニット15に設けられた取付板41の上部に回転軸を下側に垂直状態で駆動源となるサーボモータ42が取り付けられている。サーボモータ42の回転軸には、円筒カム43が回転軸と一体的に回転するように取り付けられている。円筒カム43の下面は、水平状態に対して傾斜状態になったカム面43aとなっている。
また、スクライブヘッド40は、取付板41の下部に設けられたリニアスライダ44を有しており、このリニアスライダ44によってXZ平面に平行な平板状のホルダ45が上下方向にスライド可能に保持されている。ここでサーボモータ42と円筒カム43、リニアスライダ44及びホルダ45は、ホイールホルダ46を上下方向(±Z軸方向)に移動させる昇降部材を構成している。ホルダ45の下端部のXZ面に平行な面には、ホイールホルダ46が回転できないように固定して取付けられている。ホイールホルダ46の下端部には、脆性材料基板Gにスクライブラインを形成するためのスクライビングホイール47がピンを中心に回転自在に保持されている。ここでスクライビングホイール47のピンはY軸方向に取付けられており、X軸方向にのみスクライブできるようにしている。ホルダ45と取付板41との間には、ホルダ45を取付板41に対して上方に向かって付勢する弾性体であるコイルスプリング48が設けられている。
ホルダ45の上部には、円筒カム43のカム面43aに当接するカムフォロア49が一体的に設けられている。カムフォロア49は回転可能になったローラ形状になっており、ホルダ45がコイルスプリング48によって上方に付勢されることによって、円筒カム43のカム面43aに圧接されている。
このように本実施の形態では、リニアスライダ44にホルダ45及びホイールホルダ46が固定されており、ホルダ45の面とホイールホルダ46の面とを直接接触させている。従ってホルダ45及びホイールホルダ46はサーボモータ42を回転することにより上下動のみが可能である。このためホルダ45を下降させて摺動ユニット15をガイドバー14に沿って摺動させることにより、ホイールホルダの取付面を含むX軸方向をスクライブ方向としてスクライブすることができる。従ってスクライブの開始時にスクライブラインが湾曲することなく、スクライビングホイールが脆性材料基板に斜めに食い込んで製品不良が発生することもなく、又ならい動作による不要なスクライブを不要とすることができる。又スクライブすべき脆性材料基板の面に凹凸があっても、スクライブラインが湾曲することなくスクライブが可能となる。尚スクライビング方向を変化させるためには、テーブル11を回転させたり、ガイドレール12A,12Bに沿って移動させることによって、任意の方向にスクライブを実行することができる。
尚この実施の形態ではサーボモータによって円筒カムを回転させ、これによってリニアスライダを介してホイールホルダを上下動自在としているが、昇降部材は本実施の形態の構成に限定されるものではなく、ホイールホルダを上下動できるものであれば足りる。
又この実施の形態ではテーブルをY軸方向に移動させるようにしているが、ホイールホルダを固定しテーブルをX軸及びY軸方向に移動させるようにしてもよい。この場合にはスクライビングホイールの稜線が含まれる面内でスクライブする必要がある。又テーブルを回転自在としているが、テーブルをXY方向に移動させることでテーブルの回転を停止しておいてもよい。
本発明はホイールホルダが回動自在でなく、スクライブをX軸方向に対してのみ行うようにしているのでスクライブラインの湾曲がなく、ならい動作も不要となるので、種々の脆性材料基板をスクライブするスクライブ装置に好適である。
11 テーブル
12A,12B ガイドレール
13 ボールねじ
14 ガイドバー
15 摺動ユニット
20,40 スクライブヘッド
41 取付板
42 サーボユニット
43 円筒カム
44 リニアスライダ
45 ホルダ
46 ホイールホルダ
47 スクライビングホイール
48 コイルスプリング
49 カムフォロワ

Claims (2)

  1. 脆性材料基板の表面にスクライブラインを形成するスクライビングホイールと、
    前記スクライビングホイールを回転可能に保持するホイールホルダと、
    前記ホイールホルダを上下動させる昇降部材と、を備え、
    前記脆性材料基板をスクライブするスクライブヘッドにおいて、
    前記ホイールホルダを前記昇降部材に固定して取付けたことを特徴とするスクライブヘッド。
  2. 前記昇降部材と前記ホイールホルダは、前記スクライビングホイールのスクライブ方向に平行な面を備え、当該面同士で互いに固着されていることを特徴とする請求項1記載のスクライブヘッド。
JP2013117504A 2013-06-04 2013-06-04 スクライブヘッド Pending JP2014234328A (ja)

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