JP2014233843A - 光照射装置および印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光照射装置が複数設けられている印刷装置においても、簡易で小型化された光照射装置および印刷装置を提供する。
【解決手段】光照射装置は、光照射デバイス100と、放熱部材160とを備える複数の光照射モジュールを備え、放熱部材160を冷却するための冷却装置200が備えられた第1光照射モジュール41と、冷却装置200が備えられていない複数の第2光照射モジュール42A、42B、42Cを備え、第1光照射モジュール41の放熱部材160と、第2光照射モジュール42A,42B,42Cのそれぞれの放熱部材160とを熱伝達部材180A,180B,180Cを介して接続している。
【選択図】図2

Description

本発明は、紫外線硬化型の樹脂を含む塗料の硬化に使用される光照射装置およびこれを用いた印刷装置に関する。
印刷装置には、紫外線などを照射すると硬化する紫外線硬化型インクを使用するものがある。例えば、特許文献1のように複数の紫外線硬化型インクを使用する印刷装置では、異なる色のインクを吐出するヘッド間に、インクが本硬化しない程度に紫外線を照射する光照射装置を複数設けることが提案されている。こうすることで、異なる色の種類のインクの混色による滲みを防止することができる。
しかしながら、このような印刷装置では、光照射装置が複数設けられており、それぞれの光照射装置には、それぞれが発する熱を放熱するための冷却装置が取り付けられていた。よって、印刷装置が複雑になる、小型化が図れないという問題があった。
特開2005−280346号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡易で小型化された光照射装置および印刷装置を提供することを目的とする。
本発明の光照射装置は、相対的に移動する対象物に対して紫外線硬化型インクを被着して、該紫外線硬化型インクが被着した前記対象物に対して紫外線を含む光を照射する工程を複数回繰り返す印刷装置における光照射装置であって、該光照射装置は、前記対象物の移動方向の上流側から下流側に沿って、前記被着された前記紫外線硬化型インクのそれぞれに対応して配置された複数の光照射モジュールを備え、該光照射モジュールは、基体の一方主面に発光素子が配置された光照射デバイスと、前記基体の他方主面に配置された放熱部材とを備えるとともに、前記複数の光照射モジュールは、前記放熱部材の少なくとも一つに前記放熱部材を冷却するための冷却装置が設けられた第1光照射モジュールと、前記冷却装置が設けられていない複数の第2光照射モジュールとからなり、前記第1光照射モジュールの備える放熱部材は、一の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材と熱伝達部材を介して接続されているとともに、他の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材は、前記第1光照射モジュールおよび一の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材のいずれかと前記熱伝達部材を介して接続されていることを特徴とする。
本発明の光照射装置は、上記構成において、前記冷却装置は、前記第1光照射モジュールの備える前記放熱部材を冷却するための溶媒が流動可能な流路を有することを特徴とする。
本発明の光照射装置は、上記構成において、前記冷却装置は、前記第1光照射モジュールの備える前記放熱部材に接続された放熱用フィンを有することを特徴とする。
本発明の光照射装置は、上記構成において、前記対象物の移動方向の上流側に複数の前
記第2光照射モジュールと、最も下流側に前記第1光照射モジュールが配置されていることを特徴とする。
本発明の光照射装置は、上記構成において、前記熱伝達部材がヒートパイプであることを特徴とする。
本発明の光照射装置は、上記構成において、鉛直方向における前記第2光照射モジュールの備える前記放熱部材と前記熱伝達部材とを接続する第2接続部の位置のそれぞれは、前記第1光照射モジュールの備える前記放熱部材と前記熱伝達部材とを接続する第1接続部の位置よりも低いことを特徴とする。
本発明の光照射装置は、前記熱伝達部材のそれぞれの熱容量が同じであることを特徴とする。
本発明の印刷装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体に対して紫外線硬化型インクを被着する印刷手段と、前記紫外線硬化型インクが被着された前記記録媒体に対して紫外線を含む光を照射する上述したいずれかの発明の光照射装置とを有することを特徴とする。
本発明の光照射装置によれば、相対的に移動する対象物に対して紫外線硬化型インクを被着して、該紫外線硬化型インクが被着した前記対象物に対して紫外線を含む光を照射する工程を複数回繰り返す印刷装置における光照射装置であって、該光照射装置は、前記対象物の移動方向の上流側から下流側に沿って、前記被着された前記紫外線硬化型インクのそれぞれに対応して配置された複数の光照射モジュールを備え、該光照射モジュールは、基体の一方主面に発光素子が配置された光照射デバイスと、前記基体の他方主面に配置された放熱部材とを備えるとともに、前記複数の光照射モジュールは、前記放熱部材の少なくとも一つに前記放熱部材を冷却するための冷却装置が設けられた第1光照射モジュールと、前記冷却装置が設けられていない複数の第2光照射モジュールとからなり、前記第1光照射モジュールの備える放熱部材は、一の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材と熱伝達部材を介して接続されているとともに、他の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材は、前記第1光照射モジュールおよび一の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材のいずれかと前記熱伝達部材を介して接続されている。したがって、簡易で小型化された光照射装置および印刷装置とすることができる。
印刷システムの構成を示すブロック図である。 (a)は印刷装置の概略断面図であり、(b)はヘッドユニットおよび照射ユニットの概略上面図である。 (a)は光照射モジュールの概略平面図であり、(b)は概略断面図である。 熱伝達部材の接続位置を説明する図である。
以下、本発明の光照射装置を備える印刷装置をインクジェットプリンターとし、印刷装置とコンピューターが接続された印刷システムを実施の形態の例として、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の例は本発明の実施の形態を例示するものであって、本発明はこれらの実施の形態の例に限定されるものではない。
図1は、印刷システムの構成を示すブロック図であり、図2(a)は、印刷装置1の概
略断面図であり、図2(b)は、ヘッドユニット30および光照射装置に相当する照射ユニット40の概略上面図である。
本例の印刷装置1は、相対的に移動する用紙、布、フィルムなどの対象物S(記録媒体S)に対して紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化型インクを被着して、紫外線硬化型インクが被着した対象物Sに対して紫外線を含む光を照射する工程を複数回繰り返すことができる。紫外線硬化型インクは、当業者であれば周知の紫外線硬化樹脂を含むインクであり、紫外線の照射を受けると紫外線硬化樹脂において重合反応が起こることにより硬化する。
コンピューター60は、印刷装置1と通信可能に接続されており、印刷装置1に画像を印刷させるための印刷データを印刷装置1に出力する。なお、コンピューター60には、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換するためのプリンタードライバーがインストールされている。
コンピューター60から印刷データを受信した印刷装置1は、コントローラー10により各ユニットを制御し、対象物Sに画像を印刷する。検出器群50が印刷装置1内の状況を監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。コントローラー10内のインターフェース部11は、外部装置であるコンピューター60と印刷装置1との間でデータの送受信を行なうためのものである。CPU12は、印刷装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12は、ユニット制御回路14により各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、図2(a)に示すように、搬送ローラー21a,21bおよび搬送ベルト22を有し、対象物Sを搬送方向の上流側から下流側へ一定の搬送速度で搬送する。対象物Sは、複数の紫外線硬化型インクを吐出するヘッド31A,31B,31C,31Dと、第1光照射モジュール41および複数の紫外線を照射する第2光照射モジュール42A,42B,42Cと対向しながら、搬送ベルト22上を停まることなく一定の搬送速度で搬送される。なお、搬送ベルト22上の対象物Sは吸引吸着または静電吸着されており、対象物Sの位置ずれが防止されている。
ヘッドユニット30は、対象物Sに紫外線硬化型インクを吐出するものである。本例の印刷装置1は色の異なる4種類の紫外線硬化型インク(イエローインク、ブラックインク、マゼンタインクおよびグリーンインク)を吐出し、ヘッドユニット30は各色の紫外線硬化型インクを吐出する4個のヘッド31A,31B,31C,31Dを有する。搬送方向上流側のヘッドから順に、ヘッド31A、ヘッド31B、ヘッド31C、ヘッド31Dが配置されている。
各ヘッド31A,31B,31C,31Dは、図2(b)に示すように、搬送方向と直交する幅方向に長尺となっている。各ヘッド31A,31B,31C,31Dには、紫外線硬化型インクを吐出する複数のノズルが幅方向に300dpiの間隔で並んだノズル列が2列形成されている。この2つのノズル列は、幅方向に600dpiだけずれて形成されている。よって、各ヘッド31A,31B,31C,31Dでは、多数のノズルが幅方向に600dpiの間隔で並んでいる。なお、ノズルからのインク吐出方式は、駆動素子に電圧をかけて、インクが充填された圧力室を膨張・収縮させることによりインクを吐出するピエゾ方式でもよいし、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によってインクを吐出させるサーマル方式でもよい。
照射ユニット40は、対象物Sに被着した紫外線硬化型インクに向けて紫外線を照射し
、紫外線硬化型インクを硬化させるものである。本例においては、照射ユニット40は第1光照射モジュール41と3つの第2光照射モジュール42A,42B,42Cとを有する。よって、紫外線硬化型インクは、第1光照射モジュール41と第2光照射モジュール42A,42B,42Cによって、複数段階に分けて硬化される。この照射ユニット40が光照射装置に相当する。
本例の印刷装置1では、第1光照射モジュール41と第2光照射モジュール42A,42B,42Cの数の和がヘッド31A,31B,31C,31Dの数と同じ4個であり、各ヘッド31A,31B,31C,31Dの搬送方向(対象物Sの移動方向)の下流側に第2光照射モジュール42A,42B,42Cおよび第1光照射モジュール41がそれぞれ配置されている。すなわち、対象物Sの移動方向の上流側から下流側に沿って、被着された紫外線硬化型インクのそれぞれに対応して第2光照射モジュール42A,42B,42Cおよび第1光照射モジュール41が配置されている。本例では、対象物Sの移動方向の上流側から下流側に沿って、順に第2光照射モジュール42A、第2光照射モジュール42B、第2光照射モジュール42C、第1光照射モジュール41が配置されている。
このように配置することで、光照射装置、すなわち照射ユニット40の全体としての放熱性能を高くすることができる。なぜならば、後で説明するように、紫外線硬化型インクの仮硬化用の第2光照射モジュール42A,42B,42Cよりも、本硬化用の第1光照射モジュール41の方が単位面積あたりに照射する紫外線の照射エネルギー量(J/m)が高く設定されており、第1光照射モジュール41は放熱部材160を冷却するための冷却装置200を備えているからである。
第1光照射モジュール41および第2光照射モジュール42A,42B,42Cは、図3に示すように、基体110の一方主面111aに発光素子120が配置された光照射デバイス100と、基体110の他方主面111bに配置された放熱部材160とを備え、紫外線照射の光源として機能する。発光素子120(LED:Light Emitting Diode)は、入力電流の大きさを制御することによって、紫外線の放射照度(W/m)を変更することが可能である。
また、第2光照射モジュール42A,42B,42Cは、ヘッド31A,31B,31Cから吐出された紫外線硬化型インクに対して紫外線を仮照射し、紫外線硬化型インクを仮硬化する。仮硬化とは、紫外線硬化型インクの流動(ドットの広がり)を抑える程度に硬化させることであり、硬化度合いは紫外線の放射照度(W/m)や照射時間(s)などで調整できる。仮硬化により、対象物Sに被着した紫外線硬化型インクの流動(ドットの広がり)を抑えることができ、紫外線硬化型インクの酸素阻害の影響を少なくすることができる。また、本例の印刷装置1では、異なる色の紫外線硬化型インクを吐出するヘッド31A,31B,31C,31Dのそれぞれの間に第2光照射モジュール42A,42B,42Cが設けられている。よって、あるヘッド31A,31B,31Cから吐出された紫外線硬化型インクは、各ヘッド31A,31B,31Cよりも搬送方向下流側のヘッド31B,31C,31Dから紫外線硬化型インクが吐出される前に、第2光照射モジュール42A,42B,42Cによって仮硬化される。その結果、異色の紫外線硬化型インク間での滲みを抑制でき、紫外線硬化型インクの酸素阻害による硬化不足を抑制することができる。
第1光照射モジュール41は、図2に示すように、ヘッド31A,31B,31C,31Dおよび第2光照射モジュール42A,42B,42Cよりも搬送方向下流側に設けられ、4個のヘッド31A,31B,31C,31Dから吐出された紫外線硬化型インクに対して紫外線を本照射し、紫外線硬化型インクを本硬化する。本硬化とは、紫外線硬化型インクを完全に硬化することをいう。完全に硬化するとは、紫外線硬化型インクに含まれ
る紫外線硬化型樹脂の重合が100%であることを必ずしも意味しているのではなく、紫外線硬化型樹脂の未反応部が残存していたとしても、硬化後の紫外線硬化型インクのタック性、耐引掻き性および対象物Sへの接着性の観点から、所定の基準を満たしている状態のことである。
紫外線硬化型インクの硬化度合いは、例えば、紫外線の放射照度(W/m)や照射時間(s)などで調整できる。例えば、第2光照射モジュール42A,42B,42Cよりも第1光照射モジュール41の方が、単位面積あたりに照射する紫外線の照射エネルギー量(J/m)が高く設定される。この場合、第1光照射モジュールは、第2光照射モジュール42A,42B,42Cよりも発光素子120の駆動によって発生する熱量が大きくなる。そこで、第1光照射モジュール41には、放熱部材160を冷却するための冷却装置200が設けられている。なお、単位面積あたりの照射エネルギー量(J/m)は、紫外線の放射照度(W/m)と照射時間(s)の積で定められる。
放熱部材160は、光照射デバイス100の支持体として、また光照射デバイス100が発する熱を外部へ放熱する放熱体として機能する。この放熱部材160の形成材料としては、熱伝導率の大きい材料が好ましく、例えば種々の金属材料、セラミックス、樹脂材料が挙げられる。本例の放熱部材160は、銅によって形成されている。
冷却装置200は、放熱部材160を冷却するためのものであり、放熱部材と同様に熱伝導率の大きい材料で形成される。本例の冷却装置200は、銅によって形成されており、図示はしないが内部に冷却用の冷媒が流動可能な流路が形成されている。この流路に外部の冷却システムを接続して、冷却装置の内部を冷却用の冷媒を流動することによって放熱部材160の放熱性をさらに高めている。なお、本例では放熱用部材160と冷却装置200とを別部材としているが、放熱用部材160の内部に流路を形成して冷却装置としてもよい。
本例においては、図4に示すように、第1光照射モジュール41の放熱部材160と、第2光照射モジュール42A,42B,42Cのそれぞれの放熱部材160とを熱伝達部材180A,180B,180Cで接続している。熱伝達部材180A,180B,180Cは、第2光照射モジュール42A,42B,42Cで発生した熱を、放熱部160を介して第1光照射モジュール41の備える冷却装置200が設けられた放熱部材160に伝達する部材である。
このような構成とすることで、第2光照射モジュール42A,42B,43Cは、冷却装置200を設けることなく、冷却性能を高くすることが可能になる。これによって光照射装置である照射ユニット40、ひいては印刷装置1の小型化が可能となる。
本例の熱伝達部材180A,180B,180Cはヒートパイプである。なお、ヒートパイプとは、熱伝導性を非常に良くした熱交換器である。パイプの管壁には毛細管現象を持つウィック(溝や金網など)が設けられていて、パイプ内を減圧して、内部に水、ナトリウム、カリウム、フロンなどの熱媒体を封入している。熱媒体はヒートパイプの一端(蒸発部)で熱を吸収し、他方の端(凝縮部)で熱を放散する。熱媒体は蒸発部で潜熱を奪って気化し、凝縮部で潜熱を捨てて液化する。液化した熱媒体はウイックを毛細管現象で通り、蒸発部に戻る。
本例の熱伝達部材180A,180B,180Cは、一方端を第1光照射モジュール41の放熱部材160の幅方向の両端部に接続されて、他方端を第2光照射モジュール42A,42B,42Cのそれぞれの放熱部材160の幅方向の両端部に接続されている。なお、ヒートパイプの接続方法はこれに限られず、放熱部材160のいずれの場所に接続し
てもよい。
なお、本例の熱伝達部材180A,180B,180Cはヒートパイプを用いたが、ヒートパイプに限られず、熱伝導性のよい材料であればよい。例えば種々の金属材料、セラミックス、樹脂材料が挙げられる。
また、図2(b)に示すように、第2光照射モジュール42A,42B,42Cと第1光照射モジュール41の幅方向の長さは、ヘッド31A,31B,31C,31Dの幅方向の長さと同程度とする。そうすることで、対象物S上に被着した紫外線硬化型インクに対して、幅方向の全域にわたって、紫外線を照射することができる。
以上をまとめると、本例の印刷装置1では、搬送ベルト22上を一定の速度で搬送される対象物Sに対して、ヘッド31A,31B,31C,31Dが紫外線硬化型インクを吐出し、第2光照射モジュール42A,42B,42Cが対象物S上に被着した紫外線硬化型インクを仮硬化する。そして、最後に、第1光照射モジュール41が紫外線硬化型インクを本硬化し、対象物Sにおける画像の印刷が完成する。
以上、本発明の具体的な実施の形態の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本例の印刷装置1では、対象物Sの移動方向(搬送方向)の上流側から下流側に沿って、第2光照射モジュール42A,42B,42C、第1光照射モジュール41の順に配置されているが、このような配置に限定する必要はなく、第1光照射モジュール41と第2光照射モジュール42Aなどの数の比率も変更可能である。また、本例では、冷却装置200を備えた第1光照射モジュール41が最も下流に配置されているが、紫外線硬化型インクの特性などによって最も発熱量が高くなる光照射モジュールに冷却装置を設けてもよい。
また、図示はしないが、本例の冷却装置200は、内部に冷却用の冷媒が流動可能な流路が形成された銅で形成されているが、これに代えて第1光照射モジュールの備える放熱用部材160に接続された放熱用フィンであってもよい。放熱フィンで構成される場合には、外部に放熱用フィンに風を送るためのファンを別途も受けてもよい。
さらに、図4に示すように、第2光照射モジュール42A,42B,42Cの備える放熱部材160と熱伝達部材180A,180B,180Cとを接続する第2接続部180Ab,180Bb,180Cbの鉛直方向における位置のそれぞれは、第1光照射モジュール41の備える放熱部材160と熱伝達部材180A,180B,180Cとを接続する第1接続部180Aa,180Ba,180Caの位置よりも低いことを特徴とする。このような構成とすることで、熱伝達部材180A,180B,180Cの熱伝導性がよくなる。特に熱伝達部材180A,180B,180Cがヒートパイプの場合にはこの効果が顕著に現れる。なぜならば、ヒートパイプの熱媒体は蒸発部(第2接続部180Ab,180Bb、180Cb)で潜熱を奪って気化するため、凝縮部(第1接続部180Aa,180Ba,180Ca)よりも、鉛直方向において蒸発部が低い方が気化した熱媒体の移動速度が速くなり、熱伝導性を高めることができるためである。なお、図4の紙面の上下方向が鉛直方向に相当する。
また、本例では、熱伝達部材180A,180B,180Cの長さが異なり、熱容量も異なっているが、熱伝達部材180A,180B,180Cの熱容量を同じにしてもよい。このような構成とすることで、冷却能力の高い第1光照射モジュール41が備える放熱部材160が熱伝達部材180A,180B,180Cを介して、第2光照射モジュール
42A,42B,42Cが備える放熱部材160を冷却する能力のそれぞれを同じにすることができるためである。熱伝達部材180A,180B,180Cの熱容量は、材質、太さ、長さによって調整すればよい。
すなわち、第1光照射モジュール41から第2光照射モジュール42A,42B,42Cの距離が長くなるに応じて、熱伝達部材180A,180B,180Cの太さを太くする、または熱伝導率の高い材料にすればよい。または、第1光照射モジュール41から第2光照射モジュール42A,42B,42Cの距離に関わらず、熱伝達部材180A,180B,180Cの長さが同じになるようにしてもよい。
さらに本例の熱伝達部材180A,180B,180Cはいずれも第1光照射モジュール41の備える放熱部材160に接続されているが、直接第1光照射モジュール41の備える放熱部材160に接続されていなくても、第1光照射モジュール41の備える放熱部材160に接続されている第2光照射モジュール42Aなどの備える放熱部材160を介して接続されていてもよい。
また、印刷装置1の実施の形態の例は、以上の例に限定されない。例えば、紫外線硬化型インクを1種類として、複数回の印刷を繰り返すことによって立体的な印刷を行なう印刷装置であってもよく、インクジェットプリンターに限られず、オフセット印刷型のプリンターであってもよい。
1 印刷装置
10 コントローラー
11 インターフェース部
12 CPU
13 メモリー
14 ユニット制御回路
20 搬送ユニット
21a,21b 搬送ローラー
22 搬送ベルト
30 ヘッドユニット
31A,31B,31C,31D ヘッド
41 第1光照射モジュール
42A,42B,42C 第2光照射モジュール
40 照射ユニット(光照射装置)
50 検出器群
60 コンピューター
100 光照射デバイス
110 基体
111a 一方主面
111b 他方主面
120 発光素子
160 放熱部材
180A,180B,180C 熱伝達部材
180Aa,180Ba,180Ca 第1接続部
180Ab,180Bb、180Cb 第2接続部
200 冷却装置
S 対象物

Claims (8)

  1. 相対的に移動する対象物に対して紫外線硬化型インクを被着して、該紫外線硬化型インクが被着した前記対象物に対して紫外線を含む光を照射する工程を複数回繰り返す印刷装置における光照射装置であって、
    該光照射装置は、前記対象物の移動方向の上流側から下流側に沿って、前記被着された前記紫外線硬化型インクのそれぞれに対応して配置された複数の光照射モジュールを備え、該光照射モジュールは、基体の一方主面に発光素子が配置された光照射デバイスと、前記基体の他方主面に配置された放熱部材とを備えるとともに、
    前記複数の光照射モジュールは、前記放熱部材の少なくとも一つに前記放熱部材を冷却するための冷却装置が設けられた第1光照射モジュールと、前記冷却装置が設けられていない複数の第2光照射モジュールとからなり、
    前記第1光照射モジュールの備える放熱部材は、一の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材と熱伝達部材を介して接続されているとともに、他の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材は、前記第1光照射モジュールおよび一の前記第2光照射モジュールの備える放熱部材のいずれかと前記熱伝達部材を介して接続されていることを特徴とする光照射装置。
  2. 前記冷却装置は、前記第1光照射モジュールの備える前記放熱部材を冷却するための溶媒が流動可能な流路を有することを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記冷却装置は、前記第1光照射モジュールの備える前記放熱部材に接続された放熱用フィンを有することを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  4. 前記対象物の移動方向の上流側に複数の前記第2光照射モジュールと、最も下流側に前記第1光照射モジュールが配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光照射装置。
  5. 前記熱伝達部材がヒートパイプであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光照射装置。
  6. 鉛直方向における前記第2光照射モジュールの備える前記放熱部材と前記熱伝達部材とを接続する第2接続部の位置のそれぞれは、前記第1光照射モジュールの備える前記放熱部材と前記熱伝達部材とを接続する第1接続部の位置よりも低いことを特徴とする請求項5に記載の光照射装置。
  7. 前記熱伝達部材のそれぞれの熱容量が同じであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光照射装置。
  8. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に対して紫外線硬化型インクを被着する印刷手段と、
    前記紫外線硬化型インクが被着された前記記録媒体に対して紫外線を含む光を照射する請求項1〜7のいずれか1項に記載の光照射装置とを有することを特徴とする印刷装置。
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