JP2014233370A - 医用診断装置および画像処理装置 - Google Patents

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Maki Yoshida
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Abstract

【課題】 複数の画像データの比較を容易にする。
【解決手段】 上記課題を解決するために、実施形態の医用診断装置は、表示手段に2つの画像データを線対称に表示させる医用診断装置であって、前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での移動を指示する操作部と、前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で移動させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの移動と線対称の移動を表示画面上でさせる表示態様制御部と、を備える。
【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、医用診断装置および画像処理装置に関する。
医用診断装置で生成した複数の医用画像データを、モニタなどの表示手段に同時に表示させる技術がある。この技術では、モニタに表示された2つの医用画像データを医師が参照し比較する際、例えば医師が片方の画像データを時計回りに回転させる操作をすると、もう片方の画像データも同期し時計回りに回転する。あるいは、例えば医師が片方の画像データをモニタに対して右方向に移動させる操作をすると、もう片方の画像データも同期しモニタに対して右方向に移動する。上記の技術は、例えば左右非対称な部位の経過観察において基準となる画像データと最新の画像データとの比較を行う場合、非常に有効である。
しかしながら、例えばマンモグラフィ装置を使用して患者の乳房のX線撮影を行い、右乳房と左乳房といった患者の体軸に対して左右対称な部位を参照し比較したい場合において上記の技術を適用すると、両画像データが比較しづらい位置に移動してしまうという問題点がある。なお、この問題点の解決手段の一つとして、例えば特許文献1に記載の技術がある。
国際公開第2007/102510号
本発明が解決しようとする課題は、複数の画像データの比較を容易にすることである。
上記課題を解決するために、実施形態の医用診断装置は、表示手段に2つの画像データを線対称に表示させる医用診断装置であって、前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での移動を指示する操作部と、前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で移動させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの移動と線対称の移動を表示画面上でさせる表示態様制御部と、を備える。
実施形態におけるマンモグラフィ装置のブロック図。 実施形態におけるマンモグラフィ装置の概略図。 実施形態におけるフロー図。 実施形態において表示される基準データ及び処理対象データの概略図1。 実施形態における1回目の反転処理の概念図。 実施形態における位置合わせ処理の概念図。 実施形態における座標変換処理の概念図。 実施形態における2回目の反転処理の概念図。 実施形態において表示される基準データ及び処理対象データの概略図2。 実施形態における移動操作の概念図。 実施形態における回転操作の概念図。 実施形態における拡大操作の概念図。 変形例において表示される基準データ及び処理対象データの概略図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、医用診断装置について説明する。本実施形態において説明に用いる医用診断装置は、マンモグラフィ装置である。
まず、本実施形態におけるマンモグラフィ装置の構成を図1のブロック図と、図2の概略図を用いて説明する。
図1又は図2に示すように、本実施形態におけるマンモグラフィ装置1は、撮影部2とコンソール3を備える。撮影部2は、駆動機構4、X線管5、X線検出器6、スタンド17、回転アーム18、圧迫板19を備える。コンソール3はシステム制御部7、画像データ処理部8、表示部9、操作部10、画像データ生成部11、記憶部12、表示態様制御部16を備える。画像データ処理部8は、反転処理部13、位置合わせ処理部14、座標変換処理部15を備える。
駆動機構4は、システム制御部7からの指示に従って、回転アーム18、圧迫板19を駆動させる。なお、本実施形態の動作と回転アーム18および圧迫板19の動作は深く関係しないため、回転アーム18と圧迫板19の動作の詳細については割愛する。
X線管5は、システム制御部7からの指示に従ってX線を照射する。
X線検出器6は、X線管5から照射され患者を透過したX線に基づいて検出信号を生成する。X線検出器6は、生成した検出信号を画像データ生成部11に送信する。
システム制御部7は、所定のタイミングで所定の操作画面データを生成し、生成した操作画面データを表示態様制御部16に転送する。システム制御部7は、操作部10を介したオペレータからの指示に従って、記憶部12から表示態様制御部16に転送された画像データの表示態様を変化させるように、表示態様制御部16に対して指示する。システム制御部7は、操作部10を介したオペレータからの指示に従って、X線管5がX線を照射するように指示する。システム制御部7は、操作部10を介したオペレータからの指示に従って、記憶部12に記憶された画像データを画像データ処理部8に転送させる。なお、画像データ処理部8に転送される画像データは、例えば撮影部2で撮影された同一患者に係る左乳房と右乳房の画像データであり、本実施形態では左乳房の画像データを基準データ、右乳房の画像データを処理対象データと呼称し、以下説明する。システム制御部7は、画像データ処理部8から転送され記憶部12に記憶された処理対象データと、元々記憶部12に記憶されていた基準データを表示態様制御部16に転送する。
表示部9は、表示態様制御部16から転送される操作画面データと画像データを表示する。
操作部10は、例えば図2に示すようなマウス10a、あるいは図示しないトラックボールや図示しないキーボードといった指示入力手段である。操作部10は、オペレータの操作に基づいて、システム制御部7に指示する。
画像データ生成部11は、X線検出器6から受信した検出信号に基づいて、画像データを生成する。画像データ生成部11は、生成した画像データを記憶部12に転送し、記憶させる。
記憶部12は、例えばハードディスクなどの記憶手段であり、画像データ生成部11から転送された画像データを記憶する。記憶部12は、画像データ処理部8から転送された画像データを記憶する。
画像データ処理部8は、図示しないメモリなどの記憶手段を備え、記憶部12から転送された基準データと処理対象データを当該メモリに一時的に記憶させる。なお、画像データ処理部8の記憶手段を第1メモリと呼称し、以下説明する。画像データ処理部8は、第1メモリに記憶された処理対象の処理対象データに対して1回目の反転処理を実施するように、反転処理部13に指示する。画像データ処理部8は、1回目の反転処理が実施された処理対象データに対して、第1メモリに記憶された基準データに基づく位置合わせ処理を実施するように、位置合わせ処理部14に指示する。画像データ処理部8は、位置合わせ処理が実施された処理対象データに対して、第1メモリに記憶された基準データに基づく座標変換処理を実施するように、座標変換処理部15に指示する。画像データ処理部8は、座標変換処理が実施された処理対象データに対して、2回目の反転処理を実施するように、反転処理部13に対して指示する。画像データ処理部8は、2回目の反転処理が実施された処理対象データを記憶部12に転送させる。
反転処理部13は、画像データ処理部8からの指示に従って、第1メモリに一時的に記憶された処理対象データに対して1回目の反転処理を実施する。反転処理部13は、画像データ処理部8からの指示に従って、座標変換処理が実施された処理対象データに対して2回目の反転処理を実施する。
位置合わせ処理部14は、画像データ処理部8からの指示に従って、1回目の反転処理が実施された処理対象データに対して、第1メモリに一時的に記憶された基準データに基づく位置合わせ処理を実施する。
座標変換処理部15は、画像データ処理部8からの指示に従って、位置合わせ処理が実施された処理対象データに対して、第1メモリに一時的に記憶された基準データに基づく座標変換処理を実施する。
なお、上述の1回目の反転処理、位置合わせ処理、座標変換処理、2回目の反転処理の詳細については後述する。
表示態様制御部16は、図示しないメモリなどの記憶手段を備え、記憶部12から転送された操作画面データ、画像データを、当該メモリに一時的に記憶させる。なお、表示態様制御部16の記憶手段を第2メモリと呼称し、以下説明する。表示態様制御部16は、第2メモリに記憶された操作画面データ、画像データを、所定の表示態様に制御し、表示部9に転送する。表示態様制御部16は、システム制御部7からの指示に従って、表示部9に転送する画像データの表示態様を変化させ、表示部9に転送する。なお、表示態様制御部による画像データの表示態様制御の詳細については、後述する。
次に、本実施形態の動作を、図3のフロー図を用いて説明する。
ステップS1において、被検体の左右の乳房について、X線画像の撮像を行い、基準データ及び処理対象データを生成させる。具体的には、例えば、被検体の左右の乳房を片方ずつX線検出器6と圧迫板19の間に挟ませた状態で、オペレータが操作部10からシステム制御部7にX線照射の指示をし、システム制御部7は操作部10を介したオペレータからの指示に従って、X線管5にX線を照射させる。X線検出器6は、X線管5から照射され患者を透過したX線に基づいて検出信号を生成する。X線検出器6は、生成した検出信号を画像データ生成部11に送信する。画像データ生成部11は、X線検出器6から受信した検出信号に基づいて、左乳房に係る基準データと、右乳房に係る処理対象データ生成する。画像データ生成部11は、生成した基準データと処理対象データを記憶部12に転送し、記憶させる。
ステップS2において、オペレータは、システム制御部7に所定の操作画面を表示部9に表示させるように、操作部10を介して指示する。システム制御部7は、所定の操作画面を生成し、表示態様制御部16に転送する。表示態様制御部16は、上述のメモリに当該操作画面を記憶し、所定の表示態様に制御して表示部9に転送する。表示部9は当該操作画面を表示する。なお、ここで表示される操作画面は、例えば記憶部12に記憶された画像データのリストである。オペレータは、当該リストから、ステップS1で生成された基準データと処理対象データを、操作部10を介して選択する。基準データと処理対象データがオペレータによって選択されると、システム制御部7は、オペレータによって選択され記憶部12に記憶された当該基準データ及び当該処理対象データを表示態様制御部16に転送させる。表示態様制御部16は、上述の第2メモリに当該基準データ及び当該処理対象データを記憶し、所定の表示態様に制御して表示部9に転送する。表示部9は当該基準データ及び当該処理対象データを表示する。
図4は、ステップS2において表示部9に表示される基準データ及び処理対象データの概略図である。なお、図4に示す像22と像24は、マンモグラフィ装置によって生成された画像データを模式的に表したものである。本実施形態における基準データ21の像22の位置は、例えば表示部9に表示される基準データ22の表示画面の中央oを原点とする座標(x,y)で表現される。本実施形態において、像22の代表部位aの座標を(−x1,−y1)とする。ここで、x1、x2は正の値である。一方で、ここでの処理対象データ23の像24の位置は、例えば表示部9に表示される処理対象データ23の表示画面の中央pを原点とする座標(m,n)で表現される。本実施形態において、ここでの像24の代表部位bの座標(m1,−n1)とする。ここでm1、n1は正の値である。
ステップS3において、オペレータは、操作部10を介して、基準データ21と処理対象データ23の比較を行う旨を、システム制御部7に対して指示する。オペレータによって基準データ21と処理対象データ23の比較を行う旨が指示されると、システム制御部7は、記憶部12に記憶されており、ステップS2において表示態様制御部16に転送した基準データ21および処理対象データ23と同じデータを、画像データ処理部8に転送する。画像データ処理部8は、記憶部12から転送された基準データと処理対象データを上述の第1メモリに一時的に記憶させる。
ステップS4において、画像データ処理部8は、第1メモリに記憶された処理対象の処理対象データに対して1回目の反転処理を実施するように、反転処理部13に指示する。反転処理部13は、画像データ処理部8からの指示に従って、第1メモリに一時的に記憶された処理対象データ23に対して1回目の反転処理を実施する。
図5は、1回目の反転処理の概念図である。この処理は、例えば処理対象データ23のm成分に−1を乗算する処理であり、1回目の反転処理によって、処理対象データ23の像24の代表部位bの座標は、(−m1,−n1)となる。
ステップS5において、画像データ処理部8は、1回目の反転処理が実施された処理対象データ23に対して、第1メモリに記憶された基準データ21に基づく位置合わせ処理を実施するように、位置合わせ処理部14に指示する。位置合わせ処理部14は、画像データ処理部8からの指示に従って、1回目の反転処理が実施された処理対象データ23に対して、第1メモリに一時的に記憶された基準データ21に基づく位置合わせ処理を実施する。
図6は、位置合わせ処理の概念図である。この処理は、例えば基準データ21と1回目の反転処理が実施された処理対象データ23の画素値の差が最小となるように、1回目の反転処理が実施された処理対象データ23を移動させる処理であり、位置合わせ処理によって処理対象データ23の像24の代表部位bの座標は、(−m2,−n2)となる。ここで、m2、n2は正の値である。
ステップS6において、画像データ処理部8は、位置合わせ処理が実施された処理対象データ23に対して、第1メモリに記憶された基準データ21に基づく座標変換処理を実施するように、座標変換処理部15に指示する。座標変換処理部15は、画像データ処理部8からの指示に従って、位置合わせ処理が実施された処理対象データ23に対して、第1メモリに一時的に記憶された基準データ21に基づく座標変換処理を実施する。
図7は、座標変換処理の概念図である。この処理は、例えば位置合わせ処理が実施された処理対象データ23の属する座標系を、基準データ21の属する座標系に変換する処理であり、座標変換処理によって処理対象データ23の像24の代表部位bの座標は、(−x1,−y1)となる。
ステップS7において、画像データ処理部8は、座標変換処理が実施された処理対象データ23に対して、2回目の反転処理を実施するように、反転処理部13に対して指示する。反転処理部13は、画像データ処理部8からの指示に従って、座標変換処理が実施された処理対象データに対して2回目の反転処理を実施する。
図8は、2回目の反転処理の概念図である。この処理は、例えば座標変換処理が実施された処理対象データ23のx成分に−1を乗算する処理であり、2回目の反転処理によって、処理対象データ23の像24の代表部位bの座標は、(x1,−y1)となる。
ステップS8において、画像データ処理部8は、2回目の反転処理が実施された処理対象データ23を記憶部12に転送し、記憶部12に記憶させる。記憶部12に2回目の反転処理が実施された処理対象データ23が記憶されると、システム制御部7は、画像データ処理部8から転送され記憶部12に記憶された処理対象データ23と、元々記憶部12に記憶されていた基準データ21を表示態様制御部16に転送する。表示態様制御部16は、上述の第2メモリに当該基準データ及び当該処理対象データを記憶し、所定の表示態様に制御して表示部9に転送する。また、このとき、システム制御部7は、所定の操作画面データを生成し、生成した操作画面データを表示態様制御部16に転送する。表示態様制御部16は、上述の第2メモリに当該操作画面データを記憶し、表示部9に転送する。結果として、表示部9は、表示態様制御部16から転送された当該基準データ21及び当該処理対象データ23、当該操作画面データを表示する。なお、ここでの操作画面データは、例えば移動、回転、拡大を選択するための操作種類選択メニューである。
図9は、ステップS8において表示部9に表示される基準データ21及び処理対象データ23、操作種類選択メニュー25の概略図である。表示部9には、当該基準データ21、当該処理対象データ23、操作種類選択メニュー25の他に、操作部10を介したオペレータからの指示と連動するカーソル31が表示される。オペレータは、操作部10を操作することでカーソル31を移動させ、例えば基準データ21や操作種類選択メニュー25を操作する。
ステップS9において、オペレータは、操作部10を介して、例えば操作種類選択メニュー25に設けられた移動、回転、拡大などの操作項目を選択する。また、操作項目を選択した後、オペレータは、操作部10を介して基準データ21の移動、回転、拡大といった表示態様の変化を指示する。
図10は、移動操作によって基準データ21および処理対象データ23の表示態様を変化させる場合の概念図である。まず、オペレータは、操作部10を介して、操作種類選択メニュー25の移動に該当する操作項目を選択する。その後、オペレータは、操作部10を介して、例えば基準データ21の像22をカーソル31で指定し、代表部位aの座標を(−x1,−y1)から(x2,−y1)にする指示、即ち基準データ21の像22を紙面左方向に移動させる指示を、システム制御部7に対して出す。ここでx2は正の値である。システム制御部7は、操作部10を介したオペレータからの指示に従って、基準データ21の像22の代表部位aの座標を(−x1,−y1)から(x2,−y1)に変化させるように、表示態様制御部16に対して指示する。表示態様制御部16は、例えばステップS8において第2メモリに記憶された基準データ21のx成分に|x2−(−x1)|だけ加え、表示部9に転送する。一方で、システム制御部7は、処理対象データ23の像24の代表部位bの座標を(x1,−y1)から(−x2,−y1)に変化させるように、表示態様制御部16に対して指示する。表示態様制御部16は、例えばステップ8において第2メモリに記憶された基準データ21のx成分から|x2−(−x1)|だけ引いて、表示部9に転送する。結果として、表示部9には、像22が紙面左方向に|x2−(−x1)|だけ移動した基準データ21と、像24が紙面右方向に|x2−(−x1)|だけ移動した処理対象データ23とが表示される。即ち、基準データ21と処理対象データ23は、線対称に移動したことになる。
図11は、回転操作によって基準データ21および処理対象データ23の表示態様を変化させる場合の概念図である。まず、オペレータは、操作部10を介して、操作種類選択メニュー25の回転に該当する操作項目を選択する。その後、オペレータは、操作部10を介して、例えば基準データ21の像22をカーソル31で指定し、像22を角度Θだけ時計回りに回転させる指示を、システム制御部7に対して出す。なお、本実施形態における基準データ21の像22の回転は、例えば基準データ21の表示画面の中央oを中心とした回転である。システム制御部7は、操作部10を介したオペレータからの指示に従って、像22を角度Θだけ時計回りに回転させるように、表示態様制御部16に対して指示する。表示態様制御部16は、例えば下記の数式(1)で表現されるような回転操作を基準データ21に行い、表示部9に転送する。なお、数式(1)において、(x3,y2)は回転操作後の代表部位aの座標であり、x3、y2は正の値である。
Figure 2014233370
一方で、システム制御部7は、処理対象データ23の像24を角度Θだけ反時計回りに回転させるように、表示態様制御部16に対して指示する。表示態様制御部16は、例えば下記の数式(2)で表現されるような回転操作を処理対象データ23に行い、表示部9に転送する。なお、数式(2)において、(−x3,y2)は回転操作後の代表部位bの座標である
Figure 2014233370
結果として、表示部9には、像22が時計回りにΘだけ回転した基準データ21と、像24が半時計回りにΘだけ回転した処理対象データ23とが表示される。即ち、基準データ21と処理対象データ23は、線対称に回転したことになる。
図12は、拡大操作によって基準データ21および処理対象データ23の表示態様を変化させる場合の概念図である。まず、オペレータは、操作部10を介して、操作種類選択メニュー25の拡大に該当する操作項目を選択する。その後、オペレータは、操作部10を介して、例えば基準データ21の拡大させたい位置を指定し、指定した位置を基準データ21の中央oに移動させ所定の拡大率で拡大させる指示を、システム制御部7に対して出す。なお、本実施形態において、オペレータが指定する位置は、例えば図11における代表部位aの位置であり、所定の拡大率は200%である。システム制御部7は、操作部10を介したオペレータからの指示に従って、代表部位aの位置を基準データ21の中央oに移動させ所定の拡大率で拡大させるように、表示態様制御部16に対して指示する。表示態様制御部16は、例えば図11を用いて説明した状態の基準データ21のx成分からx3、y成分からy2だけ引き、その後x成分とy成分を2倍にした上で表示部9に転送する。一方で、システム制御部7は、代表部位bの位置を処理対象データ23の中央oに移動させ所定の拡大率で拡大させるように、表示態様制御部16に対して指示する。表示態様制御部16は、例えば図11を用いて説明した状態の処理対象データ23のx成分にx3だけ加え、y成分からy2だけ引き、その後x成分とy成分を2倍にした上で表示部9に転送する。結果として、表示部9には、代表部位aが基準データ21の中央oに位置した状態で2倍に拡大された基準データ21と、代表部位bが処理対象データ23の中央oに位置した状態で2倍に拡大された処理対象データ23とが表示される。即ち、基準データ21と処理対象データ23は、線対称に拡大したことになる。
ステップS10において、オペレータは、表示部9に表示された基準データ21と処理対象データ23を参照し比較する。
以上説明したように、本実施形態における医用診断装置1は、基準データ21と処理対象データ23を線対称に表示させ、基準データ21に対して行った操作を、当該線対称を維持するように処理対象データ23に適用する。これによって、オペレータは、2枚の画像データを参照する際、比較を容易に行えるようになる。
本実施形態では、医用診断装置がマンモグラフィ装置である場合について説明したが、他のX線診断装置でも良い。あるいは、X線CT装置、超音波診断装置、MRI装置、核医学診断装置でも良い。
本実施形態では、オペレータによって指示できる操作項目が移動、回転、拡大である場合を説明したが、縮小などの別の操作項目を有していても良い。また、本実施形態では、拡大率が200%である場合を説明したが、例えば拡大に該当する操作項目を選択した際に拡大率を任意に設定できるような仕様であっても良い。
本実施形態では、比較する画像が2次元の画像データである場合について説明したが、3次元の画像データであっても良い。また、例えば3次元の画像データからMPR(Multi Planar Reconstruction)機能で任意の断面を抽出し、抽出した断面で比較を行う場合においても適用できる。
本実施形態では、反転の中心線が画像データの表示画面の中央oを通る直線である場合について説明したが、オペレータが任意に直線を設定しその線を基に反転させても良い。また、本実施形態では、回転操作の中心が画像データの表示画面の中心oである場合について説明したが、中心oでなくとも良い。更に、本実施形態では、拡大操作をする際にオペレータが指定した位置を中心oに移動させてから拡大させる場合について説明したが、中心oに移動させてから拡大させなくとも良い。
本実施形態では、被検体の乳房に係る画像データを比較する場合について説明したが、例えば被検体の頭部、胸部、上下肢といった左右差の比較が有用な部位の画像データの比較を行う場合に特に有効である。
図13は、脳の3次元画像を参照する場合における表示例を示す概略図である。図13(a)および図13(b)に示すように、例えば表示部9には、右脳の正面方向(正面a)の画像データに相当する基準データ21、左脳の正面方向(正面b)の画像データに相当する処理対象データ23が表示される。また、図13(a)および図13(c)に示すように、例えば表示部9には、右脳の側面方向(側面a)の画像データに相当する基準データ21、左脳の側面方向(側面b)の画像データに相当する処理対象データ23が表示される。オペレータは、例えば、移動操作、回転操作、拡大操作、縮小操作を駆使することで、図13(b)に示す状態から図13(c)に示す状態に変化させることができる。
本実施形態では、医用診断装置1が表示手段である表示部9を備える場合について説明したが、医用診断装置1が備えない外付けの表示手段に対して表示を行っても良い。
本実施形態は、例えばシステム制御部7、画像データ処理部8、表示態様制御部16を有する画像処理装置についても適用できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・医用診断装置
2・・・撮影部
3・・・コンソール
4・・・駆動機構
5・・・X線管
6・・・X線検出器
7・・・システム制御部
8・・・画像データ処理部
9・・・表示部
10・・・操作部
11・・・画像データ生成部
12・・・記憶部
13・・・反転処理部
14・・・位置合わせ処理部
15・・・座標変換処理部
16・・・表示態様制御部
17・・・スタンド
18・・・回転アーム
19・・・圧迫板
21・・・基準データ
22、24・・・像
23・・・処理対象データ
25・・・操作種類選択メニュー
31・・・カーソル

Claims (7)

  1. 表示手段に2つの画像データを線対称に表示させる医用診断装置であって、
    前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での移動を指示する操作部と、
    前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で移動させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの移動と線対称の移動を表示画面上でさせる表示態様制御部と、
    を備えた医用診断装置。
  2. 前記操作部は、前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での回転を指示し、
    前記表示態様制御部は、前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で回転させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの回転と線対称の回転を表示画面上でさせる請求項1に記載の医用診断装置。
  3. 前記操作部は、前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での拡大を指示し、
    前記表示態様制御部は、前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で回転させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの拡大と線対称の拡大を表示画面上でさせる請求項1又は2に記載の医用診断装置。
  4. 前記2つの画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部で生成された前記2つの画像データが前記表示手段に線対称で表示されるように画像処理を行なう画像データ処理部と、
    を備えた請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の医用診断装置。
  5. 表示手段に2つの画像データを線対称に表示させる医用診断装置であって、
    前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での移動を指示する操作部と、
    前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で移動させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの移動と線対称の移動を表示画面上でさせる表示態様制御部と、
    を備えた画像処理装置。
  6. 前記操作部は、前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での回転を指示し、
    前記表示態様制御部は、前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で回転させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの回転と線対称の回転を表示画面上でさせる請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記操作部は、前記表示手段に表示される前記2つの画像データのうち基準となる画像データに対して表示画面上での拡大を指示し、
    前記表示態様制御部は、前記操作部からの指示に基づいて前記基準となる画像データを前記表示手段の表示画面上で回転させ、前記2つの画像データのうち前記基準となる画像データではない画像データに対して前記基準となる画像データの拡大と線対称の拡大を表示画面上でさせる請求項5又は6に記載の画像処理装置。
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