JP2014233309A - 臀部拭き取り装置 - Google Patents

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岡田 昭二
Shoji Okada
昭二 岡田
▲学▼ 吉村
Manabu Yoshimura
▲学▼ 吉村
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Okada Seisakusho KK
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Abstract

【課題】本発明は、便器上面と便座との間に間隙を設ける簡易な手段を採用した臀部拭き取り装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、紙を取り付けることができる拭き取りアーム3と、拭き取りアーム3を駆動させる拭き取りアーム駆動部2と、着座した使用者の臀部と便器との間に、拭き取りアーム3を移動させることができるようにくり抜かれた部分6を有する嵩上げ部8と、嵩上げ部8のくり抜き部分6を閉じるための閉手段とを備える臀部拭き取り装置1である。閉手段は、開閉カバー部10と、開閉カバー部10を上下に駆動するモータ部11a,11bとからなる。【選択図】図5

Description

本発明は、臀部を紙で拭き取るための装置に関する。
従来、臀部拭き取り装置としては、下記の特許文献1〜7に記載されている装置が知られていた。従来の臀部拭き取り装置においては、トイレットペーパーが取り付けられた拭き取りアームを、便座上面と便器との間隙に挿入して、臀部を拭き取ることが多かった。典型的には、便座昇降装置を用いて、便座を持ち上げて、便座上面と便器との間隙を生じさせていた。なお、従来の臀部拭き取り装置においては、便座昇降装置を用いない発明も開示されていた。
特開2012-172486号公報 特開2011-062532号公報 特開2011-144623号公報 特開2011-143233号公報 特開2011-200627号公報 特開2009-263859号公報 特開2009-061126号公報
さて、コストを抑えつつ、便器上面と便座との間に間隙を設ける簡易な手段の開発が望まれていた。そこで、本発明は、便器上面と便座との間に間隙を設ける簡易な手段を採用した臀部拭き取り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、紙を取り付けることができる拭き取りアームと、拭き取りアームを駆動させる拭き取りアーム駆動部と、着座した使用者の臀部と便器との間に、拭き取りアームを移動させることができるようにくり抜かれた部分を有する嵩上げ部と、嵩上げ部のくり抜き部分を閉じるための閉手段とを備える臀部拭き取り装置である。閉手段は、開閉カバー部と、開閉カバー部を上下に駆動するモータ部とからなる。開閉カバー部は、便器の内径形状に沿って湾曲しているとよい。モータ部は、嵩上げ部の内部に設けられており、開閉カバー部の両端辺部分で回転して開閉カバー部を上下に駆動させるとよい。
本発明によれば、嵩上げ部を用いて、くり抜き部を形成し、そこから、拭き取りアームを挿入して臀部を拭き取るようにする。したがって、コストを抑えつつ、使用者の臀部と便座との間に間隙を設ける簡易な手段が提供されることとなる。また、開閉カバー部を設けることによって、水分等がくり抜き部分や本体等に侵入して故障や汚れ、不衛生の原因となることを防止することができる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る臀部拭き取り装置1の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における便座7、嵩上げ部8、及び便器9の概略を示す側面図である。 図3は、他の実施形態における嵩上げ部7a及び便器9の概略を示す側面図である。 図4は、臀部拭き取り装置1の内部構造の一例(閉手段が閉じているとき)を示す内部斜視図である。 図5は、臀部拭き取り装置1の内部構造の一例(閉手段が開いているとき)を示す内部斜視図である。
図1において、臀部拭き取り装置1は、拭き取りアーム駆動部2と、拭き取りアーム3と、操作部4と、紙取り付け部5とを備える。紙取り付け部5は、トイレットペーパーを自動的に折りたたみ切断することができる装置である。拭き取りアーム3は、紙取り付け部5によって切断されたトイレットペーパーを取り付けることができる装置であり、先端のつかみ部3aでトイレットペーパーを把持するアクチュエーターを備える。拭き取りアーム駆動部2は、拭き取りアーム3を前後、左右、上下に動かし、アームの軸方向に回転させることができるように、複数のモータ及び制御装置によって構成されている。操作部4は、拭き取りアーム駆動部2に対して、使用者が拭き取り等の動作を指示するための装置である。なお、紙取り付け部5を設けず、使用者自らがトイレットペーパーを拭き取りアーム3に取り付けるようにしてもよい。なお、このような臀部拭き取り装置1の基本的な機構は、特許文献1〜7によって開示された周知の機構であり、既に本出願人において製品化されている機構であるので、詳細に説明しなくとも実施可能である。臀部拭き取り装置1は、便器の側部や後方等に配置されている。臀部拭き取り装置1は、便座や便器と一体化されていてもよいし、別体であってもよい。
図2は、本実施形態における便座7、嵩上げ部8、及び便器9の概略を示す側面図である。本実施形態においては、便座7と便器9との間に、嵩上げ部8を設ける。嵩上げ部8は、便座7の上面を高くするために設けられるものであり、着座した使用者の臀部と便器9との間に、拭き取りアーム3を移動させることができるようにくり抜かれたくり抜き部6を有する。拭き取りアーム駆動部2は、くり抜き部6の間から拭き取りアーム3を挿入し、拭き取りアーム3を前後左右上下に動かして、臀部の水分や汚れを拭き取る。なお、好ましくは、便座7には、温水洗浄装置が付属されており、温水洗浄された状態で、拭き取りアーム3によって臀部が拭き取られるのがよいが、本発明を限定するものではない。
図3は、他の実施形態における嵩上げ部7a及び便器9の概略を示す側面図である。図3に示す実施形態では、嵩上げ部7aが便座と一体となっているものとする。すなわち、図3に示す嵩上げ部7aは、通常の便座よりも嵩高い便座であると言える。このように、嵩上げ部7aにくり抜き部6aを設け、くり抜き部6aから拭き取りアーム3を挿入するようにして臀部が拭き取られてもよい。なお、好ましくは、嵩上げ部7aには、温水洗浄装置が付属されており、温水洗浄された状態で、拭き取りアーム3によって臀部が拭き取られるのがよいが、本発明を限定するものではない。
図4及び図5は、臀部拭き取り装置1の内部構造の一例を示す内部斜視図である。図5は、嵩上げ部8のくり抜き部6が開いたときの様子を示す斜視図である。拭き取りアーム3は、先端のつかみ部3aで、紙取り付け部5によって自動的に折りたたまれ切断されたトイレットペーパーを掴む。拭き取りアーム駆動部2によって、拭き取りアーム3が便器9と使用者の臀部との間に移動させられるタイミングで、モータ部11a,11bが回転し、開閉カバー部10を下方向に移動させる。開閉カバー部10は、便器9の内径に沿うように湾曲しているので、下方向に移動したとしても、便器9とは衝突しない。モータ部11a,11bと開閉カバー部10とは、歯車やプーリー、ベルト等によって、開閉カバー部10の両端辺部で連結しており、モータ部11a,11bの回転動作にあわせて、開閉カバー部10が上下に駆動するようになっている。図5に示すように、拭き取りアーム3が臀部と便器9との間に配置され、紙取り付け部5に取り付けられたトイレットペーパーによって、臀部の汚れが拭き取られる。なお、図5では、トイレットペーパーの図示は省略している。
拭き取りが完了したあと、拭き取りアーム駆動部2は、拭き取りアーム3のつかみ部3aによるトイレットペーパーの把持を解除し、つかみ部3aを下に向くように回転させて、トイレットペーパーを捨てて、拭き取りアーム3を元の位置に戻す。その後、モータ部11a,11bは、開閉カバー部10を上方向に移動させて、くり抜き部6が閉じられる。このように、開閉カバー部10及びモータ部11a,11bによって、くり抜き部6を閉じるための閉手段が提供される。
なお、図3に示したように、便座と一体となった嵩上げ部7aを用いる場合であっても、図4及び図5に示した構造と同様の構造を用いて開閉カバー部10を構成することができる。
このように、本実施形態によれば、嵩上げ部のくり抜き部を形成し、そこから、拭き取りアームを挿入して臀部を拭き取るようにする。したがって、コストを抑えつつ、便器上面と便座との間に間隙を設ける簡易な手段が提供されることとなる。また、嵩上げ部に設けられたくり抜き部から拭き取りアームを露出させる実施形態において、拭き取り動作が行われない状況では、くり抜き部を閉じることができるので、温水洗浄の水分が臀部拭き取り装置の内部に浸入することを防止することができるので、故障発生を防止できる。さらに、飛び散った尿や汚物が臀部拭き取り装置の内部に浸入することを防止することができるので、トイレットペーパーを掴むための内部構造を清潔に保つことができ、衛生的なものとなる。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明は、臀部拭き取り装置であり、産業上利用可能である。
1 臀部拭き取り装置
2 拭き取りアーム駆動部
3 拭き取りアーム
3a つかみ部
4 操作部
5 紙取り付け部
6,6a くり抜き部
7 便座
8,7a 嵩上げ部
9 便器
10 開閉カバー部
11a,11b モータ部

Claims (3)

  1. 紙を取り付けることができる拭き取りアームと、
    前記拭き取りアームを駆動させる拭き取りアーム駆動部と、
    着座した使用者の臀部と便器との間に、前記拭き取りアームを移動させることができるようにくり抜かれた部分を有する嵩上げ部と、
    前記嵩上げ部のくり抜き部分を閉じるための閉手段とを備え、
    前記閉手段は、
    開閉カバー部と、
    前記開閉カバー部を上下に駆動するモータ部とからなることを特徴とする、臀部拭き取り装置。
  2. 前記開閉カバー部は、前記便器の内径形状に沿って湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の臀部拭き取り装置。
  3. 前記モータ部は、前記嵩上げ部の内部に設けられており、前記開閉カバー部の両端辺部分で回転して前記開閉カバー部を上下に駆動させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の臀部拭き取り装置。
JP2013114527A 2013-05-30 2013-05-30 臀部拭き取り装置 Pending JP2014233309A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105113601A (zh) * 2015-09-07 2015-12-02 内蒙古工业大学 一种自动擦便马桶
CN105201056A (zh) * 2015-09-07 2015-12-30 张国兴 一种伸缩式自动擦便马桶
US10357133B2 (en) 2015-03-23 2019-07-23 Five Co., Ltd. Buttocks wiping device

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