JP2014233044A - 電力線通信システム、マスタ及びスレーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】給電用電力信号であるPWM信号の電力増幅の効率を高めることができつつ、データ通信の信頼性を確保する。【解決手段】マスタ2は、スレーブ3への給電電力となるPWM信号を電力増幅の効率に優れたD級アンプ25により電力増幅する。又、マスタ2は、PWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを送信データで変調し、スレーブ3は、そのサブキャリアを復調して受信データを生成する。PWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域と重ならないサブキャリアを用いてデータ通信を行うことで、データ通信の信頼性を確保できる。【選択図】図1

Description

本発明は、給電用電力信号と送信データ信号とを合成した送信信号をスレーブに送信するマスタと、マスタから送信された送信信号を受信信号として受信して給電電力を生成すると共に受信データを生成するスレーブとを備えた電力線通信システムに関する。
近年、電力を供給する(給電する)ための電力線とデータを送受信するためのデータ線とを共用する電力線通信(PLC:Power Line Communication)システムが供されている。電力線通信システムにおいて、電力の供給元であるマスタは、給電用電力信号と送信データ信号とを合成した送信信号をスレーブに送信する。電力の供給先であるスレーブは、マスタから送信された送信信号を受信信号として受信して給電電力を生成すると共に受信データを生成する(送信データを再現する)。
電力線通信システムを車載環境に適用することを想定すると、車載環境では給電用電力信号の基本波の奇数倍で発生する高調波(ノイズ)を考慮する必要がある。そのため、車載環境に適用する電力線通信システムでは、給電用電力信号の高調波の発生を抑制するのに適した例えばA級アンプを用いて電力増幅回路を構成することが考えられる。ところが、A級アンプを用いた構成では、高調波の発生を抑制することができる反面、電力増幅の効率が劣るという問題がある。そこで、電力増幅の効率に優れた例えばD級アンプを用いて電力増幅回路を構成することが考えられる。ところが、D級アンプを用いた構成では、電力増幅の効率を高めることができる反面、高調波の発生を抑制し難いという問題がある。このように電力増幅の効率を高めることと、高調波の発生を抑制することとは、トレードオフの関係にある。
一方、送信データを変調する方式として例えば特許文献1に示すようにフェージング特性(周波数選択性)に優れた直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いることを想定し得る。直交周波数分割多重方式では、複数のサブキャリアが互いに直交して周波数軸上で重なり合う(オーバーラップする)。
特開2004−173249号公報
上記した事情により、直交周波数分割多重方式を用いる電力線通信システムでは、直交周波数分割多重による複数のサブキャリアの周波数帯域を、給電用電力信号の基本波の周波数帯域を避けて選定すると想定される。しかしながら、複数のサブキャリアの周波数帯域を上記したように選定したとしても、電力増幅するアンプとしてD級アンプを用いる構成では、給電用電力信号の高調波が発生すると、給電用電力信号の高調波の周波数帯域と直交周波数分割多重による複数のサブキャリアの周波数帯域とが重なることが想定される。その結果、給電用電力信号の高調波と周波数帯域が重なったサブキャリアでは、高調波が重畳してビットエラーが発生し、その結果、データ通信の信頼性を確保することができなくなる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、給電用電力信号の電力増幅の効率を高めることができつつ、データ通信の信頼性を確保することができる電力線通信システム、マスタ及びスレーブを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、マスタにおいて、電力信号生成手段は、PWM信号を所定級数のアンプにより電力増幅して給電用電力信号を生成する。送信データ信号生成手段は、複数の送信側サブキャリアをそれぞれ送信データで直交周波数分割多重方式により変調して送信データ信号を生成する。信号送信手段は、電力信号生成手段により生成された給電用電力信号と送信データ信号生成手段により生成された送信データ信号とを合成した送信信号をスレーブに送信する。ここで、送信データ信号生成手段は、給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを複数の送信側サブキャリアとして用いる。
スレーブにおいて、信号受信手段は、マスタから送信された送信信号を受信信号として受信する。給電電力生成手段は、信号受信手段により受信された受信信号に含まれる給電用電力信号から給電電力を生成する。受信データ生成手段は、信号受信手段により受信された受信信号に含まれる複数の受信側サブキャリアをそれぞれ直交周波数分割多重方式により復調して受信データを生成する。ここで、受信データ生成手段は、送信データ信号生成手段が用いるサブキャリアと同じ周波数帯域のサブキャリアを複数の受信側サブキャリアとして用いる。
これにより、所定級数のアンプとして電力増幅の効率に優れた例えばD級アンプを用いることで、給電用電力信号の電力増幅の効率を高めることができる。又、給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを複数の送信側サブキャリアとして用い、そのサブキャリアと同じ周波数帯域のサブキャリアを複数の受信側サブキャリアとして用いる構成とした。給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域と重ならないサブキャリアを用いてデータ通信を行うことができ、データ通信の信頼性を確保することができる。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 PWM信号の基本波及び高調波の周波数帯域を示す図 サブキャリアの周波数帯域を示す図 図1相当図 図3相当図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 図3相当図 図3相当図 図3相当図 図3相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1から図5を参照して説明する。電力線通信(PLC:Power Line Communication)システム1は、マスタ2とスレーブ3とを有する。電力線通信システム1は車載環境に適用され、マスタ2は例えばECU(Electronic Control Unit)等であり、スレーブ3は例えばセンサやアクチュエータ等である。例えばマスタ2がECUであり、スレーブ3がセンサである構成では、ECUがセンサからセンサ信号を受信して動作する態様となる。又、例えばマスタ2がECUであり、スレーブ3がアクチュエータである構成では、ECUが駆動信号をアクチュエータに送信して当該アクチュエータを駆動させる態様となる。
マスタ2は、電力信号生成部21(電力信号生成手段に相当)と、送信データ信号生成部22(送信データ信号生成手段に相当)と、信号送信部23(信号送信手段に相当)とを有する。電力信号生成部21は、PWM(Pulse Width Modulation)信号生成部24と、D級アンプ25(所定級数のアンプに相当)とを有する。PWM信号生成部24は、スレーブ3への給電電力となるPWM信号(給電用電力信号)を生成し、その生成したPWM信号をD級アンプ25に出力する。具体的には、PWM信号生成部24は、正弦波を三角波オシレータでパルス幅変調し、PWM信号(矩形波)を生成する。D級アンプ25は、PWM信号生成部24からPWM信号を入力すると、その入力したPWM信号を電力増幅して信号送信部23に出力する。D級アンプ25は、電力増幅の効率(電力効率)が優れている特性を有する。
送信データ信号生成部22は、シリアルパラレル変換部26と、第1〜第n(nは2以上の正の整数)のデータ変調部271〜27nと、サブキャリア統合部28とを有する。シリアルパラレル変換部26は、シリアルデータ形式からなる送信データを入力すると、その入力した送信データをシリアルデータ形式からパラレルデータ形式に変換して分割し、その分割した送信データを第1〜第nのデータ変調部271〜27nに出力する。第1〜第nのデータ変調部271〜27nは、それぞれ中心周波数f〜fが他と異なるように第1〜第nのサブキャリア(送信側サブキャリア)が割り当てられている。隣り合う中心周波数同士の間隔は例えば20[MHz]である。第1〜第nのデータ変調部271〜27nは、それぞれシリアルパラレル変換部26から送信データを入力すると、自己に割り当てられているサブキャリアを当該入力した送信データで変調してサブキャリア統合部28に出力する。送信データを変調する方式は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式である。直交周波数分割多重方式では、複数のサブキャリアが互いに直交して周波数軸上で重なり合う(オーバーラップする)。サブキャリア統合部28は、第1〜第nのデータ変調部271〜27nのそれぞれからサブキャリアを入力すると、その入力したサブキャリアを統合して信号送信部23に出力する。
信号送信部23は、電力信号生成部21からPWM信号を入力すると共に、送信データ信号生成部22からサブキャリアを入力すると、それら入力したPWM信号とサブキャリアとを合成し、その合成した信号を送信信号としてバス4を介してスレーブ3に送信する。
スレーブ3は、信号受信部31(信号受信手段に相当)と、給電電力生成部32(給電電力生成手段に相当)と、受信データ生成部33(受信データ生成手段に相当)とを有する。信号受信部31は、マスタ2から送信された送信信号をバス4を介して受信信号として受信する。給電電力生成部32は、信号受信部31により受信された受信信号に含まれる給電用電力信号から給電電力を生成する。スレーブ3は、給電電力生成部32が生成した給電電力を動作電力として動作する。
受信データ生成部33は、サブキャリア分割部34と、第1〜第n(nは2以上の正の整数)のデータ復調部351〜35nと、パラレルシリアル変換部36とを有する。サブキャリア分割部34は、信号受信部31により受信された受信信号に含まれるサブキャリアを第1〜第nのサブキャリアに分割し、それぞれのサブキャリアを第1〜第nのデータ復調部351〜35nに出力する。第1〜第nのデータ復調部351〜35nは、それぞれ中心周波数f〜fが他と異なるように第1〜第nのサブキャリア(受信側サブキャリア)が割り当てられている。第1〜第nのデータ復調部351〜35nは、それぞれサブキャリアを入力すると、その入力したサブキャリアを復調して受信データを生成し、その生成した受信データをパラレルシリアル変換部36に出力する。パラレルシリアル変換部36は、第1〜第nのデータ復調部351〜35nからパラレルデータ形式からなる受信データを入力すると、その入力した受信データをパラレルデータ形式からシリアルデータ形式に変換して統合し、その統合した受信データを出力する(送信データを再現する)。
さて、本実施形態では、マスタ2の送信データ信号生成部22では、中心周波数fの第2のサブキャリアが割り当てられている第2のデータ変調部272(後述ずる図4参照)が省略されている(間引かれている)。又、スレーブ3の受信データ生成部33では、中心周波数fの第2のサブキャリアが割り当てられている第2のデータ復調部352(後述ずる図4参照)が省略されている(間引かれている)。これは以下の理由による。
上記した構成では、マスタ2においてD級アンプ25を用いているので、電力増幅の効率を高めることができる反面、PWM信号の高調波(ノイズ)を抑制し難いという問題がある。この場合、PWM信号の高調波は、図2に示すように、PWM信号の基本波の周波数帯域を「fpwm」とすると、「3×fpwm」、「5×fpwm」、…、というように基本波の奇数倍で発生する。高調波の信号の強さは、基本波の周波数帯域から離れるにしたがって弱くなる。ここで、直交周波数分割多重方式で用いる複数のサブキャリアのうち何れかの周波数帯域とPWM信号の基本波及び高調波の何れかの周波数帯域とが重なってしまうと、そのPWM信号の基本波及び高調波の何れかの周波数帯域と重なったサブキャリアでは、基本波及び高調波の何れかが重畳してビットエラーが発生し、その結果、データ通信の信頼性を確保することができない。即ち、複数のサブキャリアの周波数帯域をPWM信号の基本波の周波数帯域を避けて選定したとしても、PWM信号の高調波の周波数帯域と複数のサブキャリアの周波数帯域とが重なると、そのPWM信号の高調波の周波数帯域と重なったサブキャリアではデータ通信の信頼性を確保することができない。
具体的に説明すると、それぞれ中心周波数f、f、fの3つの第1〜第3のサブキャリア(n=3)のうち例えば中心周波数fの第2のサブキャリアの周波数帯域とPWM信号の基本波及び高調波の何れかの周波数帯域とが重なってしまうと、その第2のサブキャリアではビットエラーが発生してデータ通信の信頼性を確保することができない。即ち、図4に示すように、マスタ2の送信データ信号生成部22に第2のサブキャリアが割り当てられている第2のデータ変調部272が設けられ、スレーブ3の受信データ生成部33に第2のサブキャリアが割り当てられている第2のデータ復調部352が設けられている構成では、図5に示すように、第2のサブキャリアの周波数帯域とPWM信号の高調波の周波数帯域(図5では3×fpwm)とが重なってしまい、その第2のサブキャリアではデータ通信の信頼性を確保することができない。
このような事情から、本実施形態では、PWM信号の基本波の周波数帯域が既知である場合に、そのPWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重なるサブキャリアが省略されている。本実施形態では、マスタ2で第2のサブキャリアが割り当てられている第2のデータ変調部272が省略され、スレーブ3で第2のデータ復調部352が省略されていることで、図3に示すように、PWM信号の基本波及び高調波の何れかと周波数帯域が重なるサブキャリアを避け、PWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを用いてデータ通信を行う。
ところで、本実施形態では、マスタ2で第2のサブキャリアが割り当てられている第2のデータ変調部272が省略され、スレーブ3で第2のデータ復調部352が省略されている構成を説明したが、少なくともマスタ2で第2のデータ変調部272が省略されていれば良く、スレーブ3で第2のデータ復調部352が省略されていなくても良い。即ち、マスタ2において、PWM信号の基本波及び高調波の何れかと周波数帯域が重なるサブキャリアを送信データで変調しなければ良い。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、マスタ2において、スレーブ3への給電電力となるPWM信号をD級アンプ25により電力増幅するように構成したので、PWM信号の電力増幅の効率を高めることができる。又、マスタ2において、PWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを送信データで変調し、スレーブ3において、そのサブキャリアを復調して受信データを生成するように構成したので、PWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域と重ならないサブキャリアを用いてデータ通信を行うことができ、データ通信の信頼性を確保することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6から図10を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、PWM信号の基本波及び高調波の何れかと周波数帯域が重なるサブキャリアが割り当てられているデータ変調部及びデータ復調部が省略された構成であるが、第2の実施形態は、サブキャリアの周波数帯域を制御する構成である。
即ち、マスタ2において、送信データ信号生成部22の第1〜第nのデータ変調部271〜27nでは、それぞれ中心周波数f11〜f1nが他と異なるように第1〜第nのサブキャリアが割り当てられている。スレーブ3において、受信データ生成部33の第1〜第nのデータ復調部351〜35nは、それぞれ中心周波数f11〜f1nが他と異なるように第1〜第nのサブキャリアが割り当てられている。本実施形態では、PWM信号の基本波の周波数帯域が既知である場合に、そのPWM信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを選定する。この場合、それぞれ中心周波数f11、f12、f13の3つの第1〜第3のサブキャリア(n=3)について、図7に示すように、サブキャリアのそれぞれの周波数帯域をPWM信号の基本波及び全ての高調波よりも低周波数側となるように選定しても良い。又、図8に示すように、サブキャリアのそれぞれの周波数帯域をPWM信号の基本波及び全ての高調波よりも高周波数側となるように選定しても良い。この場合、サブキャリアのそれぞれの周波数帯域をPWM信号の基本波及び全ての高調波よりも高周波数側となるように選定する方が、低周波数側となるように選定するよりもデータ通信の通信速度を高めることができる。
更に、図9に示すように、サブキャリアのそれぞれの周波数帯域をPWM信号の隣り合う基本波と高調波との間の周波数帯域内となるように選定しても良い。この方法は、PWM信号の基本波及び全ての高調波の低周波数側又は高周波数側が何らかの事情により用いることができない(空いていない、帯域が制限されている)場合に有効である。尚、複数のサブキャリアのそれぞれの中心周波数のうち中央の中心周波数(f〜fであればf)を「fsignal」とし、PWM信号の基本波の周波数を「fpwm」とし、高調波次数の係数を「m(mは正の整数)」とすると、例えば次式の関係が成立する。
signal={fpwm×(2m+1)+fpwm×(2m−1)}/2
図9ではm=1である。又、図10に示すように、サブキャリアのそれぞれの周波数帯域をPWM信号の隣り合う高調波同士の間の周波数帯域内となるように選定しても良い。図10ではm=2である。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、上記した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができ、PWM信号の電力増幅の効率を高めることができつつ、データ通信の信頼性を確保することができる。又、第2の実施形態では、サブキャリアの周波数帯域を制御して第1の実施形態と同等の作用効果を得るように構成したので、サブキャリアを省略しない分、第1の実施形態よりも多くのサブキャリアを用いてデータ通信を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
車載環境に限らず車載以外の環境に適用しても良い。
サブキャリアの数は「3」に限らず幾つであっても良い。又、第1の実施形態において、PWM信号の基本波及び高調波の何れかと周波数帯域が重なるサブキャリアが2以上である場合には、その2以上のサブキャリアを送信データで変調しないようにしても良い。即ち、マスタ2で2以上のデータ変調部が省略され、スレーブ3で2以上のデータ復調部が省略される構成でも良い。
スレーブはセンサやアクチュエータに限らず他の機器であっても良い。例えばマスタとスレーブの双方がECUであり、ECU同士で電力線通信を行う構成であっても良い。又、マスタはECUに限らず他の機器であっても良い。
D級アンプに代えて、D級アンプと同様の特性、即ち、電力増幅の効率が優れている特性を有するアンプであれば、どのようなアンプを用いても良い。
図面中、1は電力線通信システム、2はマスタ、3はスレーブ、21は電力信号生成部(電力信号生成手段)、22は送信データ信号生成部(送信データ信号生成手段)、23は信号送信部(信号送信手段)、25はD級アンプ(所定級数のアンプ)、31は信号受信部(信号受信手段)、32は給電電力生成部(給電電力生成手段)、33は受信データ生成部(受信データ生成手段)である。

Claims (8)

  1. PWM信号を所定級数のアンプ(25)により電力増幅して給電用電力信号を生成する電力信号生成手段(21)と、複数の送信側サブキャリアをそれぞれ送信データで直交周波数分割多重方式により変調して送信データ信号を生成する送信データ信号生成手段(22)と、前記電力信号生成手段により生成された給電用電力信号と前記送信データ信号生成手段により生成された送信データ信号とを合成した送信信号をスレーブに送信する信号送信手段(23)と、を有するマスタ(2)と、
    前記マスタから送信された送信信号を受信信号として受信する信号受信手段(31)と、前記信号受信手段により受信された受信信号に含まれる給電用電力信号から給電電力を生成する給電電力生成手段(32)と、前記信号受信手段により受信された受信信号に含まれる複数の受信側サブキャリアをそれぞれ直交周波数分割多重方式により復調して受信データを生成する受信データ生成手段(33)と、を有するスレーブ(3)と、を備え、
    前記送信データ信号生成手段は、前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを前記送信側サブキャリアとして用い、
    前記受信データ生成手段は、前記送信データ信号生成手段が用いるサブキャリアと同じ周波数帯域のサブキャリアを前記受信側サブキャリアとして用いることを特徴とする電力線通信システム(1)。
  2. 請求項1に記載した電力線通信システムにおいて、
    前記送信データ信号生成手段は、多数のサブキャリアのうち前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを送信データで変調する一方、前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れかと周波数帯域が重なるサブキャリアを送信データで変調しないことで、前記給電用電力信号の高調波と周波数帯域が重ならないサブキャリアを前記送信側サブキャリアとして用いることを特徴とする電力線通信システム。
  3. 請求項1に記載した電力線通信システムにおいて、
    前記送信データ信号生成手段は、前記送信側サブキャリアのそれぞれの周波数帯域を前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないように選定することで、前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを前記送信側サブキャリアとして用いることを特徴とする電力線通信システム。
  4. 請求項3に記載した電力線通信システムにおいて、
    前記送信データ信号生成手段は、前記送信側サブキャリアのそれぞれの周波数帯域を前記給電用電力信号の基本波及び全ての高調波よりも低周波数側又は高周波数側となるように選定することを特徴とする電力線通信システム。
  5. 請求項3に記載した電力線通信システムにおいて、
    前記送信データ信号生成手段は、前記送信側サブキャリアのそれぞれの周波数帯域を前記給電用電力信号の隣り合う基本波と高調波との間又は高調波同士の間の周波数帯域内となるように選定することを特徴とする電力線通信システム。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載した電力線通信システムにおいて、
    前記電力信号生成手段は、前記所定級数のアンプとしてD級アンプを用いることを特徴とする電力線通信システム。
  7. マスタから送信された送信信号を受信信号として受信し、その受信した受信信号に含まれる給電用電力信号から給電電力を生成し、その受信した受信信号に含まれる複数の受信側サブキャリアをそれぞれ直交周波数分割多重方式により復調して受信データを生成し、前記マスタが用いるサブキャリアと同じ周波数帯域のサブキャリアを前記受信側サブキャリアとして用いるスレーブ(3)と共に電力線通信システム(1)を構成するマスタ(2)であって、
    PWM信号を所定級数のアンプ(25)により電力増幅して給電用電力信号を生成する電力信号生成手段(21)と、
    複数の送信側サブキャリアをそれぞれ送信データで直交周波数分割多重方式により変調して送信データ信号を生成する送信データ信号生成手段(22)と、
    前記電力信号生成手段により生成された給電用電力信号と前記送信データ信号生成手段により生成された送信データ信号とを合成した送信信号を前記スレーブに送信する信号送信手段(23)と、を有し、
    前記送信データ信号生成手段は、前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを前記送信側サブキャリアとして用いることを特徴とするマスタ。
  8. PWM信号を所定級数のアンプ(25)により電力増幅して給電用電力信号を生成し、複数の送信側サブキャリアをそれぞれ送信データで直交周波数分割多重方式により変調して送信データ信号を生成し、前記給電用電力信号と前記送信データ信号とを合成した送信信号をスレーブに送信し、前記給電用電力信号の基本波及び高調波の何れとも周波数帯域が重ならないサブキャリアを前記送信側サブキャリアとして用いるマスタ(2)と共に電力線通信システム(1)を構成するスレーブ(3)であって、
    前記マスタから送信された送信信号を受信信号として受信する信号受信手段(31)と、
    前記信号受信手段により受信された受信信号に含まれる給電用電力信号から給電電力を生成する給電電力生成手段(32)と、
    前記信号受信手段により受信された受信信号に含まれる複数の受信側サブキャリアをそれぞれ直交周波数分割多重方式により復調して受信データを生成する受信データ生成手段(33)と、を有し、
    前記受信データ生成手段は、前記マスタが用いるサブキャリアと同じ周波数帯域のサブキャリアを前記受信側サブキャリアとして用いることを特徴とするスレーブ。
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