JP2014231779A - 蒸気タービンの使用済みノズルダイアフラムの解体方法および解体装置並びに廃止処理方法 - Google Patents

蒸気タービンの使用済みノズルダイアフラムの解体方法および解体装置並びに廃止処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蒸気タービンの使用済みのノズルダイアフラムを火気工具を使用せずに解体できるようにし、放射性廃棄物の減容化を図れるようにし、作業員がノズルダイアフラムから離れて解体を行えるようにする。【解決手段】蒸気タービンのノズルダイアフラム1を、バンドソー装置20を用いて、周方向の複数の部分8,8,・・・に放射状に切断する。該切断された部分8を、バンドソー装置104を用いて、少なくとも内輪2、ノズル板3、外輪4に切断する。さらに必要に応じて、内輪2から内輪側ラビリンス5を切断し、外輪4から外輪側ラビリンス6を切断する。【選択図】図1

Description

この発明は原子力発電、火力発電等で使用される蒸気タービンの使用済みのノズルダイアフラム(仕切り板)を解体する方法および装置並びにノズルダイアフラムの廃止処理方法に関し、火気工具を使用せずに解体でき、また放射性廃棄物の減容化を図ることができ、また作業員がノズルダイアフラムから離れて解体を行えるようにしたものである。
耐用寿命の到来等により使用を終えて蒸気タービンから外されたノズルダイアフラムは、現在のところ、原則として発電所内で火気工具(水素プラズマ、エアープラズマ、ガウジング、切断砥石等の、火気を使用するまたは火気を発生させる工具)を使用して解体されている。
火気工具を使用した解体は、ガス爆発、火災事故、火傷事故等の危険があった。また、原子力発電で使用した蒸気タービンのノズルダイアフラムは火気工具を使用して解体すると、放射性ダスト・ヒュームが発生して浮遊する問題があった。この放射性ダスト・ヒューム対策として作業管理区域の養生設備および作業環境維持のためのフィルター設備の設置が必須となり、解体前の準備作業に多大の作業量を要していた。また、原子力発電で使用した蒸気タービンのノズルダイアフラムは火気工具を使用した解体中に溶融金属中に放射性物質が取り込まれると、解体後の除染で放射性物質を除去するのが非常に難しくなる。その結果、解体した全量を放射性廃棄物専用ドラム缶に詰めて専用の貯蔵施設(放射性廃棄物管理設備)に貯蔵しなければならず、放射性廃棄物管理設備が大量に必要となる問題があった。また、放射性ダスト・ヒューム対策としての養生設備およびフィルター設備も、解体作業後には大量の工事放射性廃棄物として残り、これらについても放射性廃棄物専用ドラム缶に詰めて専用の貯蔵施設に貯蔵しなければならず、放射性廃棄物管理設備がさらに大量に必要となる問題があった。また、火気工具を使用した解体は、作業員がノズルダイアフラムに接近した位置で作業を行うため、原子力発電で使用した蒸気タービンのノズルダイアフラムの場合は被爆の問題があった。
この発明は上記従来の技術における問題点を解決して、火気工具を使用せずに解体でき、また放射性廃棄物の減容化を図ることができ、また作業員がノズルダイアフラムから離れて解体を行えるようにした蒸気タービンの使用済みノズルダイアフラムの解体方法および解体装置並びに廃止処理方法を提供しようとするものである。
この発明の解体方法は、蒸気タービンのノズルダイアフラムを、バンドソー装置を用いて、周方向の複数の部分に放射状に切断し、該切断された部分を、バンドソー装置を用いて、少なくとも内輪、ノズル板、外輪に切断するものである。これによれば、蒸気タービンのノズルダイアフラムをバンドソー装置を用いて切断するので、火気や放射性ダスト・ヒュームを発生させずにノズルダイアフラムを解体できる。これにより作業管理区域の養生設備および作業環境維持のためのフィルター設備の簡略化等が図れる。したがって準備作業に要する時間を短縮して、工期の短縮が図れる。また、火気工具を使用する場合と異なり、作業員がノズルダイアフラムから離れて遠隔操作で解体を行うことができるので、原子力発電で使用した蒸気タービンのノズルダイアフラムの場合は作業員の被爆線量を軽減でき、防護服の簡略化が図れる。またノズルダイアフラムを周方向の複数の部分に放射状に切断してから内輪、ノズル板、外輪に切断するので、直線切りのバンドソー装置を用いて内輪、ノズル板、外輪に切断することができる。また、切断時に切断箇所の金属は溶融しないので、原子力発電で使用した蒸気タービンのノズルダイアフラムの場合は、内輪、外輪は解体後に除染して非放射性廃棄物として処分できる。また、除染困難部位(形状が複雑なために汚染が容易でない部位、あるいは形状が複雑なために放射線測定器を差し込めず放射線測定が困難な部位)であるノズル板は放射性廃棄物として放射性廃棄物専用ドラム缶に詰めて放射性廃棄物管理設備に貯蔵することができる。これによれば、内輪、外輪は非放射性廃棄物として処分できるので、放射性廃棄物の減容化を図ることができる。また、作業管理区域の養生設備およびフィルター設備の簡略化が図れるので、工事放射性廃棄物の減容化も図ることができる。これにより、放射性廃棄物管理設備の需要抑制を図ることができる。
この発明の解体方法は、内輪とノズル板を内輪の外周側箇所で切断し、外輪とノズル板を外輪の内周側箇所で切断するものとすることができる。これによれば、内輪とノズル板との接合部位および外輪とノズル板との接合部位は除染困難部位であるため、これら両部位を内輪および外輪から切り離すことにより、内輪および外輪からより多くの除染困難部位を切り離すことができ、切断後の内輪および外輪の除染が容易になる。
この発明の解体方法は、さらに、バンドソー装置を用いて、内輪から内輪側ラビリンスを切断し、外輪から外輪側ラビリンスを切断するものとすることができる。これによれば、内輪側ラビリンスおよび外輪側ラビリンスは除染困難部位であるため、これら部位を内輪および外輪から切り離すことにより、内輪および外輪からさらに多くの除染困難部位を切り離すことができ、切断後の内輪および外輪の除染が容易になる。
この発明の解体方法は、前記内輪、ノズル板、外輪の切断または前記内輪、ノズル板、外輪、内輪側ラビリンス、外輪側ラビリンスの切断を、前記ノズルダイアフラムの放射状の切断を行う解体装置よりも小型の解体装置を用いて行うものとすることができる。これによれば、ノズルダイアフラムを放射状に切断した各部分は、切断前のノズルダイアフラムに比べて小さいので、小型の解体装置を用いて内輪、ノズル板、外輪にまたは内輪、ノズル板、外輪、内輪側ラビリンス、外輪側ラビリンスに切断することができる。したがって、小型の解体装置を用いて内輪、ノズル板、外輪にまたは内輪、ノズル板、外輪、内輪側ラビリンス、外輪側ラビリンスに切断している間に、ノズルダイアフラムの放射状の切断に用いる大型の解体装置は、次のノズルダイアフラムの放射状の切断を行うことができ、効率よく作業を行うことができる。
この発明の廃止処理方法は、この発明の解体方法で解体したノズルダイアフラムの部位のうち、ノズル板またはノズル板と内輪側ラビリンスと外輪側ラビリンスは放射性廃棄物専用ドラム缶に詰めて放射性廃棄物管理設備に貯蔵し、内輪および外輪は除染して非放射性廃棄物として保管しまたは再資源化するものである。これによれば、内輪、外輪は放射性廃棄物管理設備に貯蔵する必要がないので、放射性廃棄物の減容化を図ることができる。
この発明の解体装置は、基礎上に支持されるバンドソー支持構造体と、前記バンドソー支持構造体に鋸刃を下方に向けて昇降可能に支持されるバンドソー装置と、前記バンドソー装置の下方位置に水平方向に旋回可能に配置されて、蒸気タービンのノズルダイアフラムを載置支持する旋回テーブルとを具えるものである。これによれば、ノズルダイアフラムを旋回テーブルに載置支持して、旋回テーブルを旋回させることにより、ノズルダイアフラムを放射状に複数の部分に切断することができる。
この発明の解体装置は、前記バンドソー装置の下方位置で前記鋸刃の延在方向と直交する方向に延在して前記基礎上に支持されるスライド架台をさらに具え、前記旋回テーブルは前記スライド架台の延在方向に移動可能に該スライド架台に載置支持される旋回テーブル用台車上に載置支持されるものとすることができる。これによれば、旋回テーブル用台車をスライド架台の延在方向に移動させることにより、バンドソー装置に対するノズルダイアフラムの位置を調整してノズルダイアフラムの切断を行うことができる。
この発明の解体装置は、前記バンドソー装置の下方位置で、蒸気タービンのノズルダイアフラムを水平方向に載置支持する非旋回テーブル兼台車をさらに具え、前記非旋回テーブル兼台車は前記スライド架台の延在方向に移動可能に該スライド架台に載置支持され、前記旋回テーブル用台車に前記旋回テーブルを載置支持した旋回テーブル搭載台車および前記非旋回テーブル兼台車は前記スライド架台の延在方向に移動して前記バンドソー装置の直下位置に択一的に位置決め可能に該スライド架台に支持されるものとすることができる。これによれば、切断前の半円形のノズルダイアフラムを非旋回テーブル兼台車に載せてバンドソー装置の直下位置に位置決めしてノズルダイアフラムを半割りに切断し、該半割りされた部分を旋回テーブル搭載台車に載せ替えてバンドソー装置の直下位置に位置決めしてさらに放射状に複数の部分に切断することができる。したがって、旋回テーブルは半割りされて小型化された部分を載せる大きさがあればよいので、旋回してもスライド架台から大きくはみ出さなくてすむ。
この発明の解体装置は、前記旋回テーブルおよび/または前記非旋回テーブル兼台車は、スペーサブロックを介して前記ノズルダイアフラムを載置支持するものとすることができる。これによれば、旋回テーブルおよび/または前記非旋回テーブル兼台車がバンドソー装置で切断されるのを防止することができる。
この発明の解体装置は、前記ノズルダイアフラムを前記旋回テーブルおよび/または前記非旋回テーブル兼台車に固定する固定部材をさらに具えるものとすることができる。これによれば、切断時にノズルダイアフラムが動くのを防止することができる。
この発明の解体装置は、前記基礎上に支持されるバンドソー移動ベースをさらに具え、前記バンドソー支持構造体が、前記バンドソー移動ベース上に水平方向に移動自在に支持されるものとすることができる。これによれば、バンドソー移動ベース上でバンドソー支持構造体を移動させることにより、ノズルダイアフラムに対するバンドソー装置の位置を調整してノズルダイアフラムの切断を行うことができる。
この発明の解体方法は、この発明の解体装置を使用して、切断前の半円形のノズルダイアフラムを前記非旋回テーブル兼台車に載置支持して前記バンドソー装置で放射状に半割りに切断し、該半割りに切断されたノズルダイアフラムを前記旋回テーブル搭載台車に載せ替えて放射状に複数の部分に切断するものである。これによれば、旋回テーブルは半割りされて小型化された部分を載せる大きさがあればよいので、旋回してもスライド架台から大きくはみ出さなくてすむ。
この発明の解体方法はこの発明の解体装置を分解組立可能に構成し、該解体装置を分解して複数のパーツに分けた状態で複数台の車両に積載して発電所に搬入し、使用を終えたノズルダイアフラムの切断を行う場所で該解体装置を組み立てて該ノズルダイアフラムの切断処理を行い、切断処理を終了後に、該解体装置を分解し複数台の車両に積載して該発電所から搬出するものである。これによれば、これによれば、1台の解体装置を分解し複数台の車両に積載して各地の発電所に搬入してノズルダイアフラムの解体を行うことができる。
この実施の形態によるノズルダイアフラムの解体作業手順の概要を示す工程図である。 この実施の形態による解体装置12の全体構成を示す正面図である。 図2の解体装置12のA−A矢視断面図である。 図2の解体装置12の平面図である。 図2の解体装置12を各パーツに分解して示す斜視図である。 図2の解体装置12の左右分割形バンドソー移動ベース16を分割した状態で示す斜視図である。 図2の解体装置12のバンドソー支持構造体18の左右支柱18L,18Rを示す斜視図である。 図2の解体装置12のバンドソー装置(切断ヘッドユニット)20を示す斜視図である。 後部スライド架台21Rに載置された非旋回テーブル兼台車22を示す斜視図である。 ノズルダイアフラム1の切断を行うときの非旋回テーブル兼台車22上の積載構造およびワークの固定構造を模式的に示す正面図である。 前部スライド架台21Fに載置された旋回テーブル搭載台車23を示す斜視図である。 四半円形部分7の切断を行うときの旋回テーブル搭載台車23上の積載構造およびワークの固定構造を模式的に示す正面図である。 細い扇形の部分8を径方向の複数の部分に切断する工程(iv)で使用する小型の解体装置100の構成を示す斜視図である。 図13の解体装置100で切断を行うときのワークテーブル106上の積載構造およびワークの固定構造を模式的に示す正面図である。 半円形のノズルダイアフラム1を四半円形の部分7,7に切断する工程(ii)における解体装置12とワークの配置を示す斜視図である。 半円形のノズルダイアフラム1を四半円形の部分7,7に切断する工程(ii)でワークを切断している状態を示す斜視図である。 半円形のノズルダイアフラム1を四半円形の部分7,7に切断する工程(ii)で2枚のノズルダイアフラム1,1を重ねて切断する場合のワークの配置を示す斜視図である。 四半円形の部分7を細い扇形の複数の部分8,8,・・・に切断する工程(iii)における解体装置12とワークの配置を示す斜視図である。 四半円形の部分7を細い扇形の複数の部分8,8,・・・に切断する工程(iii)でワークを切断している状態を示す斜視図である。 四半円形の部分7を細い扇形の複数の部分8,8,・・・に切断する工程(iii)で2枚の四半円形部分7,7を重ねて切断する場合のワークの配置を示す斜視図である。 細い扇形の複数の部分8を径方向の複数の部分に切断する工程(iv)でワークを切断している状態を示す斜視図である。
この発明の実施の形態を説明する。図1はこの実施の形態によるノズルダイアフラムの解体作業手順の概要を示す。この解体作業の工程(i)〜(iv)を説明する。

(i)切断前:半円形(180度)のノズルダイアフラム1は耐用寿命の到来等により使用を終えて蒸気タービンから外された、切断前の上半部または下半部のノズルダイアフラムを構成するもので、使用中は蒸気タービン内で、対となる下半部または上半部のノズルダイアフラムと組み合わされて、円形の1枚のノズルダイアフラムを構成していたものである。ノズルダイアフラム1には内周側から内輪2、ノズル板3、外輪4が同心状に配置されている。内輪2の最内周の端面には内輪側ラビリンス5が配置されている。外輪4の側面には外輪側ラビリンス6が配置されている。

(ii)四半円形部分への切断:半円形のノズルダイアフラム1は、最初に、直線切り用バンドソー装置を用いて、ノズルダイアフラム1の中心軸を通る面(半径方向の切断線)で放射状に半割りに切断されて、四半円形(90度)の大きさの2個の扇形の部分7,7に周方向に二等分割される。

(iii)細い扇形部分への切断:各四半円形の部分7は、さらに、直線切り用バンドソー装置を用いて、四半円形の部分7の中心軸を通る面(半径方向の切断線)で放射状に切断(角度切り)されて、細い扇形の数個(図1の例では8個)の部分8,8,・・・に周方向に分割される。

(iv)径方向の複数の部分への切断:細い扇形の部分8,8,・・・は、さらに、直線切り用バンドソー装置を用いて周方向の直線状の切断線で切断されて、径方向に内輪2、ノズル板3、外輪4に分割される。このとき、内輪2とノズル板3とは内輪2の外周側箇所(内輪2とノズル板3の境界箇所よりも内輪2側に寄った箇所)で切断され、外輪4とノズル板3とは外輪4の内周側箇所(ノズル板3と外輪4の境界箇所よりも外輪4側に寄った箇所)で切断される。これにより、ノズル板3は内輪2の外周側部分2aおよび外輪4の内周側部分4aとつながった状態で内輪2および外輪4から分離される。扇形の部分8,8,・・・は細い(つまり扇の角度が小さい)ので、直線状の(つまり円弧状でない)切断線で切断しても、内輪2の外周側部分2aおよび外輪4の内周側部分4a(つまりノズル板3とともに放射性廃棄物として廃棄される部分)を内輪2および外輪4から薄く切り離すことができ、放射性廃棄物として廃棄する量を少なくすることができる。さらに、内輪2、外輪4からは、直線切り用バンドソー装置を用いて、内輪側ラビリンス5、外輪側ラビリンス6がそれぞれ切断され分離される。
以上の工程のうち、(i)〜(iii)の切断作業は大型バンドソー装置を有する大型の解体装置を用いて行われ、(iv)の切断作業は中型バンドソー装置を有する小型の解体装置を用いて行われる。以上のようにして解体された各部分のうち、内輪2および外輪4はブラスト等で除染して、非放射性廃棄物として発電所内の指定保管場所等に保管されまたは再資源化される。また内輪側ラビリンス5、ノズル板3、外輪側ラビリンス6は放射性廃棄物専用ドラム缶に詰めて放射性廃棄物管理設備に貯蔵される。
次に、上記工程(i)〜(iii)で使用する解体装置の構成を図2〜図12を参照して説明する。図2〜図4は解体装置12の全体構成を示す。図2は正面図、図3は図2のA−A矢視断面図、図4は平面図である。以下、正面図(図2)の右・左方向を解体装置12の右・左方向、側面図(図3)および平面図(図4)の右・左方向を解体装置12の前・後方向として説明する。解体装置12は、発電所の建屋の床等の基礎14上に載置支持されたバンドソー移動ベース16と、バンドソー移動ベース16上に水平方向に移動自在に支持されたバンドソー支持構造体18と、バンドソー支持構造体18の前面に昇降自在に支持されたバンドソー装置20と、バンドソー支持構造体18を構成する矩形の枠体の開口部19に通して配置されたスライド架台21と、スライド架台21上に載置支持された非旋回テーブル兼台車22および旋回テーブル搭載台車23を具えている。スライド架台21はその延在方向の両端部側が支持脚36eで基礎14に載置支持され、延在方向の中央部分が支持脚36a,36b,36c,36dでバンドソー移動ベース16上に載置支持されている。スライド架台21の延在方向はバンドソー支持構造体18を構成する矩形の枠体の面に直交する方向{バンドソー装置20の鋸刃139(図2)の延在方向に直交する方向}に設定されている。スライド架台21の上面には幅方向(短手方向)の両側にスライド架台21の延在方向に沿ってリニアレール17L,17Rが同じ高さで平行かつ水平に敷設されている。リニアレール17L,17Rには、非旋回テーブル兼台車22および旋回テーブル搭載台車23が移動自在に支持されている。旋回テーブル搭載台車23は、旋回テーブル用台車23Aの上面に旋回テーブル23Bを旋回軸46で水平方向に旋回可能に取付支持して構成されている(図11参照)。非旋回テーブル兼台車22および旋回テーブル搭載台車23はリニアレール17L,17Rに沿って移動して、バンドソー装置20の直下位置に択一的に位置決めすることができる。切断前のノズルダイアフラム1(図1(i))を非旋回テーブル兼台車22に載置して固定支持し{半円形の長手方向を非旋回テーブル兼台車22の長手方向(台車22の移動方向)に合わせて固定する}、非旋回テーブル兼台車22をバンドソー装置20の直下位置に移動して位置決めし(半円形の長手方向の中央位置を鋸刃139の直下位置に位置決めする)、バンドソー装置20を鋸刃139を回転駆動しながら下降させることにより、ノズルダイアフラム1の最初の切断を行う。最初の切断により四半円形に切断された部分7(図1(ii))は1個ずつまたは2個積み重ねて旋回テーブル搭載台車23の旋回テーブル23Bに載せ替えられて旋回テーブル23Bに固定支持される。この状態で旋回テーブル搭載台車23をバンドソー装置20の直下位置に移動して位置決めし(旋回テーブル23Bの旋回軸46を鋸刃139の直下位置に位置決めする)、旋回テーブル23Bの旋回角度を設定してバンドソー装置20を鋸刃139を回転駆動しながら下降させることにより、ノズルダイアフラム四半円形部分7から細い(扇の角度が小さい)扇形部分8(図1(iii))が切り出される。この操作を旋回テーブル23Bを所定角度ずつ回転させながら繰り返すことにより、ノズルダイアフラム四半円形部分7は複数の細い扇形部分8,8,・・・に切断される。
解体装置12は、図5に示す次の各パーツに分解および組立可能に構成されている。各パーツはコンテナに収容してトラックで運搬することができる。

・バンドソー移動ベース16の左側分割ベース16L
・バンドソー移動ベース16の右側分割ベース16R
・バンドソー支持構造体18の左側支柱18L
・バンドソー支持構造体18の右側支柱18R
・バンドソー支持構造体18の上部連結梁18U
・バンドソー支持構造体18の下部連結梁18B
・バンドソー装置(切断ヘッドユニット)20
・切断ヘッドバランス油圧シリンダ51
・油圧ユニット52
・電源盤58
・前部スライド架台21F
・後部スライド架台21R
・非旋回テーブル兼台車22
・旋回テーブル搭載台車23

解体装置12をこれら各パーツに分解した状態でトラックに積載して発電所に搬入し、該発電所内のノズルダイアフラム1の切断を行う場所で解体装置12を組み立ててノズルダイアフラム1の切断を行い、該切断を終了後に、解体装置12を再度分解してトラックに積載して該発電所から搬出する。これにより1台の解体装置12を各地の発電所に搬送してノズルダイアフラムの切断を行うことができる。以下図5の各パーツについて説明する。
《バンドソー移動ベース16》
バンドソー移動ベース16を図6に分解して示す。バンドソー移動ベース16は左右方向の中央位置で左右の部分16L,16Rに分割可能な構造を有する。左側分割ベース16Lは駆動機構付きである。右側分割ベース16Rは駆動機構を持たない。左側分割ベース16Lは、4本の鋼材30L1,30L2,30L3,30L4を矩形の枠状に組んで溶接した本体部30Lを有する。本体部30Lの外側の長辺30L1の上面には、スライド架台21(図4等)のリニアレール17L,17Rと平行に2本のリニアレール32L,32Lが水平に敷設されている。リニアレール32L,32Lの間にはボールねじ33Lが敷設されている。ボールねじ33Lはモータ34L(ギヤドモータ)の回転が伝達されて回転駆動される。リニアレール32L,32Lには左側支柱取付座38Lがリニアレール32L,32Lに沿って移動自在に支持されている。左側支柱取付座38Lにはボールねじ33Lが螺合している。左側支柱取付座38Lはボールねじ33Lの回転に従動してリニアレール32L,32Lに沿って移動する。本体部30Lの短辺30L3,30L4の上面にはスライド架台21の中央寄りの位置の左側の支持脚36a,36b(図5)を固定支持する支持脚座44a,44bが固定装着されている。
右側分割ベース16Rは、4本の鋼材30R1,30R2,30R3,30R4を矩形の枠状に組んで溶接した本体部30Rを有し、左側の本体部30Lに対し線対称形状を有する。本体部30Rの外側の長辺30R1の上面には、左側分割ベース16Lのリニアレール32L,32Lと平行に2本のリニアレール32R,32Rが水平に敷設されている。リニアレール32R,32Rには右側支柱取付座38Rがリニアレール32R,32Rに沿って移動自在に支持されている。本体部30Rの短辺30R3,30R4の上面にはスライド架台21の中央寄りの位置の右側の支持脚36c,36d(図5)を固定支持する支持脚座44c,44dが固定装着されている。
左右分割ベース16L,16Rは、短辺30L3,30R3の対向する端面に設けられた接続フランジ50L1,50R1どうし、短辺30L4,30R4の対向する端面に設けられた接続フランジ50L2,50R2どうしをそれぞれボルト締めで相互に連結することにより、分解可能に組み立てられて一体化される。左右分割ベース16L,16Rを一体化して、バンドソー支持構造体18(図5)を左右の支柱取付座38L,38Rに固定支持した状態で、モータ34Lを駆動して左側支柱取付座38Lを移動させてバンドソー支持構造体18を移動させると、右側支柱取付座38Rはバンドソー支持構造体18に従動して左側支柱取付座38Lと前後方向の同じ位置に移動する。なおバンドソー支持構造体18の移動はこのように片軸駆動で行うほか、両軸駆動で行う(右側の本体部30Rにも右側支柱取付座38Rを移動させる駆動装置を設ける)こともできる。
《バンドソー支持構造体18》
バンドソー支持構造体18は図5に示すいずれも鋼製の左側支柱18L、右側支柱18R、上部連結梁18U、下部連結梁18Bどうしを、矩形の枠状に組んでボルト締めで相互に連結することにより、分解可能に組み立てられて一体化される。バンドソー支持構造体18は矩形の枠状(箱形のフレーム構造)を有するので、高い剛性を有する。左右支柱18L,18Rを図7に示す。左側支柱18LはL字状に形成されている。L字の下部を構成する横辺部18Laはバンドソー移動ベース16の左側支柱取付座38L(図6)にボルト締めで着脱可能に固定される。横辺部18Laの上面には油圧ユニット52が着脱可能に装着される。油圧ユニット52は図5の切断ヘッドバランス油圧シリンダ51、図8のバンドソー装置20のテンション用油圧シリンダ55等の油圧駆動源である。L字の縦辺部18Lbの前面にはリニアレール54Lが垂直に敷設されている。リニアレール54Lにはバンドソー取付座56Lが昇降自在に装着されている。
右側支柱18Rは左側支柱18Lと同じL字状に形成されている。L字の下部を構成する横辺部18Raはバンドソー移動ベース16の右側支柱取付座38R(図6)にボルト締めで着脱可能に固定される。横辺部18Raの上面には電源盤58が着脱可能に装着される。電源盤58は解体装置12の各電動装置(図6のバンドソー支持構造体移動用モータ34L、図7のバンドソー昇降用モータ62および油圧ユニット52、図8の鋸刃回転用モータ141等に駆動電力を供給する。L字の縦辺部18Rbの前面にはリニアレール54Rとボールねじ60が垂直に敷設されている。リニアレール54Rにはバンドソー取付座56Rが昇降自在に装着されている。バンドソー取付座56Rにはボールねじ60が螺合している。ボールねじ60はモータ62(サーボモータ)の回転が減速機64を介して伝達されて回転駆動される。バンドソー取付座56Rはボールねじ60の回転に従動してリニアレール54Rに沿って移動する。左右のバンドソー取付座56L,56Rにはバンドソー装置20(図5,図8)が装着される。これによりバンドソー装置20はモータ62の駆動により左右支柱18L,18Rに沿って平行移動(昇降)する。このときバンドソー取付座56Lはバンドソー装置20の昇降に従動して昇降する。
《バンドソー装置20》
バンドソー装置20を図8に示す。バンドソー装置20は下向きC字型のヘッドフレーム129内に駆動用ホイール131、従動用ホイール133,135、テンションホイール137が収容配置され、これらホイール131,133,135,137にエンドレスの帯状の鋸刃(ブレード)139が掛け回されている。駆動用ホイール131はモータ141(サーボモータまたはインバーターモーター)の回転が減速機142を介して伝達されて回転駆動され、鋸刃139をその延在方向に回転させる。テンションホイール137は油圧シリンダ55によって駆動用ホイール131に対して接近・離隔するように水平方向に移動し、鋸刃139のテンションが設定された値になるように調整する。鋸刃139は切断ヘッドフレーム129の下向きの開口部143の下部に水平方向に延在して露出する。鋸刃139は切断ヘッドフレーム129の開口部143の下部の互いに対向する面に設置されたブレードガイド145,147に掛けられて90度回転され、ブレードガイド145,147で挟まれた区間で鋸刃139の面が刃先を下に向けて垂直に立てられる。これにより、鋸刃139をその延在方向に回転駆動しながらバンドソー装置20全体を下降させることにより、ブレードガイド145,147の間で鋸刃139によりノズルダイアフラム1を直線状に切断(直線切り)することができる。
《切断ヘッドバランス油圧シリンダ51》
図5において、バンドソー装置20の自重を左右のバンドソー取付座56L,56Rだけで受けるとボールねじ60の負担が大きくなるので、バンドソー装置20のヘッドフレーム129とバンドソー支持構造体18の下部連結梁18Bとの間に切断ヘッドバランス油圧シリンダ51を垂直に連結する。バンドソー装置20の昇降に連動して切断ヘッドバランス油圧シリンダ51を伸縮させることにより、バンドソー装置20の自重の多くの部分を切断ヘッドバランス油圧シリンダ51に負担させる。これによりボールねじ60の負担が軽減される。
《スライド架台21》
図5において、スライド架台21は前部スライド架台21Fと後部スライド架台21Rで構成される。前部スライド架台21Fおよび後部スライド架台21Rは、それぞれ鋼材を組んで溶接して構成される。スライド架台21の延在方向の両端部側の下面には、基礎14に着地して支持される支持脚36eが構成されている。スライド架台21の延在方向の中央部の下面には、バンドソー移動ベース16の支持脚座44a,44b,44c,44dにそれぞれ着地して固定支持される支持脚36a,36b,36c,36dが構成されている。前部スライド架台21Fおよび後部スライド架台21Rの上面の幅方向の両側にはリニアレール17L,17Rが敷設されている。支持脚36a,36b,36c,36dを、左右分割ベース16L,16Rを相互に連結して一体化したバンドソー移動ベース16の支持脚座44a,44b,44c,44dに固定支持し、かつ各支持脚36eを基礎14に支持すると、前部スライド架台21Fと後部スライド架台21Rは概ね隙間なく直線状に繋がった一連のスライド架台21を構成する。このときスライド架台21の上面は水平面を構成する。また、前部スライド架台21Fおよび後部スライド架台21Rのリニアレール17L,17Lは、相互に段差および隙間なく直線状に繋がって、1本の水平なリニアレール17Lを構成し、前部スライド架台21Fおよび後部スライド架台21Rのリニアレール17R,17Rは、相互に段差および隙間なく直線状に繋がって、1本の水平なリニアレール17Rを構成する。
スライド架台21の上面には、リニアレール17Lに沿ってその外側に台車固定具25L,26L,27Lが配設され、リニアレール17Rに沿ってその外側に台車固定具25R,26R,27Rが配設されている。台車固定具25L,25Rはスライド架台21の後部(後部スライド架台21Rの後部)でリニアレール17L,17Rを挟んで相互に対向して配置され、台車固定具26L,26Rはスライド架台21の中央部(後部スライド架台21Rの前部)でリニアレール17L,17Rを挟んで相互に対向して配置され、台車固定具27L,27Rはスライド架台21の前部(前部スライド架台21Fの中央部)でリニアレール17L,17Rを挟んで相互に対向して配置されている。各台車固定具25L,26L,27L,25R,26R,27Rは、例えば図9の台車固定具26Rについて明瞭に表されているように、スライド架台21に固定された支柱28の上部に、リニアレール17L,17Rの延在方向に直交する水平方向に前進後退可能にねじ部材29を螺合し、ねじ部材29の外側の端部にハンドル31を一体に取り付けてそれぞれ構成される。台車固定具25L,25Rは、非旋回テーブル兼台車22をスライド架台21Rの後端部に退避させておくときに非旋回テーブル兼台車22を止めておくためのもので、台車固定具25L,25Rのハンドル31,31を回してねじ部材29,29を前進させて、ねじ部材29,29の先端を非旋回テーブル兼台車22の側面に押圧当接させて非旋回テーブル兼台車22を強く挟み込むことにより、その摩擦力で非旋回テーブル兼台車22をスライド架台21に対して動かないように固定する。台車固定具26L,26Rは、非旋回テーブル兼台車22または旋回テーブル搭載台車23をスライド架台21Rの中央部に位置決めしてバンドソー装置20でノズルダイアフラム1の切断を行うときに、非旋回テーブル兼台車22または旋回テーブル搭載台車23を止めておくためのもので、台車固定具26L,26Rのハンドル31,31を回してねじ部材29,29を前進させて、ねじ部材29,29の先端を非旋回テーブル兼台車22または旋回テーブル搭載台車23の側面に押圧当接させて非旋回テーブル兼台車22または旋回テーブル搭載台車23を強く挟み込むことにより、その摩擦力で非旋回テーブル兼台車22または旋回テーブル搭載台車23をスライド架台21に対して動かないように固定する。台車固定具27L,27Rは、旋回テーブル搭載台車23をスライド架台21Rの前端部に退避させておくときに旋回テーブル搭載台車23を止めておくためのもので、台車固定具27L,27Rのハンドル31,31を回してねじ部材29,29を前進させて、ねじ部材29,29の先端を旋回テーブル搭載台車23の側面に押圧当接させて旋回テーブル搭載台車23を強く挟み込むことにより、その摩擦力で旋回テーブル搭載台車23をスライド架台21に対して動かないように固定する。
《非旋回テーブル兼台車22》
非旋回テーブル兼台車22を図9に示す。非旋回テーブル兼台車22は、鋼材を組んで溶接して平面長四角状に構成したフレーム35の上面全体に鋼板製のワーク用テーブル面37を被せて装着して構成される。フレーム35の左右両側辺の下面には、リニアブロック39が各辺複数個ずつ装着されている。各リニアブロック39はリニアレール17L,17Rに移動可能に装着され、非旋回テーブル兼台車22をリニアレール17L,17Rに沿って移動可能に支持する。ワーク用テーブル面37にはワーク固定用ねじ棒88(図10)の下端部をねじ込んで固定するワーク固定用雌ねじ(ねじ穴)41が縦横に多数形成されている。非旋回テーブル兼台車22には、最初の切断を行う半円形のノズルダイアフラム1(図1(i))が、切断予定位置(四半円形に二等分割する位置)を非旋回テーブル兼台車22の長手方向の中央位置に合わせて載置される。ノズルダイアフラム1の切断を行うときに、ノズルダイアフラム1を載せた非旋回テーブル兼台車22は、ノズルダイアフラム1の切断予定位置がバンドソー装置20の鋸刃139の直下位置に来るように、鋸刃139に対して位置決めされる。この位置決めされた位置で、非旋回テーブル兼台車22を動かないように台車固定具26L,26Rで固定してノズルダイアフラム1の最初の切断を行う。
ノズルダイアフラム1の切断を行うときの非旋回テーブル兼台車22上の積載構造およびワークの固定構造を図10に模式的に示す。切断時に非旋回テーブル兼台車22が切断されるのを防止するために、非旋回テーブル兼台車22の上の降下する鋸刃139を挟んでその両側の位置(つまり鋸刃139が当たらない位置)に、例えば角棒状のスペーサブロック84を2本ずつ置き、その上にワーク(ノズルダイアフラム)1を載せる。さらに、ワーク1の上の降下する鋸刃139を挟んでその両側の位置(つまり鋸刃139が当たらない位置)に2本の固定ビーム86を配置し、各固定ビーム86の両端部の穴86aにそれぞれワーク固定用ねじ棒88を垂直に通し、各ワーク固定用ねじ棒88の下端部に形成された雄ねじを非旋回テーブル兼台車22の複数個のワーク固定用雌ねじ41(図9)のうち直下位置にあるものにそれぞれねじ込んで固定する。次いで、各ワーク固定用ねじ棒88の上端部に形成された雄ねじにナット90をそれぞれねじ込んで締め付けることにより、スペーサブロック84およびワーク1は非旋回テーブル兼台車22と固定ビーム86との間に挟み込まれて固定される。この状態でワーク1の切断を行うことができる。ワーク1はスペーサブロック84により非旋回テーブル兼台車22から浮いた状態に保持され、この状態でバンドソー装置20を下降させてワーク1の切断を行うので、ワーク1の切断を完了した位置でバンドソー装置20の下降を停止することにより、非旋回テーブル兼台車22が切断されるのを防止することができる。
《旋回テーブル搭載台車23》
旋回テーブル搭載台車23を図11に示す。旋回テーブル搭載台車23は、旋回テーブル用台車23Aの上に旋回テーブル23Bを旋回軸46で旋回可能に搭載して構成される。旋回テーブル用台車23Aは鋼材を組んで溶接して平面長四角状に構成したフレーム40の上面全体に鋼板42を被せて装着して構成される。フレーム40の左右両側辺の下面には、リニアブロック43が各辺複数個ずつ装着されている。各リニアブロック43はリニアレール17L,17Rに移動可能に装着され、旋回テーブル用台車23Aをリニアレール17L,17Rに沿って移動可能に支持する。旋回テーブル用台車23Aの上面の長手方向の中央部かつ短手方向の一端部には旋回軸46が上方に向けて突出して固定形成されている。旋回テーブル用台車23Aの上面には、旋回軸46を中心として半円状にリニアレール47が敷設されている。リニアレール47の両端部には旋回ストッパープレート48,48が取り付けられている。旋回テーブル23Bは鋼材を組んで溶接して平面四半円形に構成したフレーム66の上面全体に鋼板製のワーク用テーブル面68を被せて装着して構成される。フレーム66の円弧状の外周縁の下面には、リニアブロック70が複数個装着されている。ワーク用テーブル面68にはワーク固定用ねじ棒96(図12)の下端部をねじ込んで固定するワーク固定用雌ねじ(ねじ穴)71が半径方向および周方向に多数形成されている。旋回テーブル23Bの四半円の要の位置には旋回軸ベアリング72を組み込んだ旋回軸ベアリングハウジング74が配置されている。旋回テーブル23Bは旋回軸ベアリング72に旋回テーブル用台車23A上の旋回軸46を差し込み、リニアブロック70をリニアレール47に移動可能に装着することにより、旋回テーブル用台車23Aの上面に装着される。この状態で、旋回テーブル23Bは旋回軸46を中心に手動で旋回することができる。この旋回は、旋回テーブル23Bの左右側面が旋回ストッパープレート48,48に当接する位置で係止される。旋回テーブル用台車23Aの上面には、半円形のリニアレール47の延在方向の中央位置の外側に旋回テーブル固定具76が配設されている。旋回テーブル固定具76はノズルダイアフラム1の四半円形部分7の切断を行うときに、旋回テーブル23Bの旋回を止めておくためのものである。旋回テーブル固定具76は、前述した台車固定具25L,26L,27L,25R,26R,27Rと同様に構成されている。すなわち、旋回テーブル固定具76は、旋回テーブル用台車23Aの上面に固定された支柱78の上部に、旋回軸46に向かう方向に前進後退可能にねじ部材80を螺合し、ねじ部材80の外側の端部にハンドル82を一体に取り付けて構成される。ハンドル82を回してねじ部材80を前進させて、ねじ部材80の先端を旋回テーブル23Bの側面に押圧当接させることにより、その摩擦力で旋回テーブル23Bを旋回テーブル用台車23Aに対して動かないように固定する。
旋回テーブル23Bには、最初の切断を終えたノズルダイアフラム1の四半円形部分7が旋回テーブル23Bの四半円形の形に合わせて載置され固定指示される。四半円形部分7の切断を行うときに、四半円形部分7を載せた旋回テーブル搭載台車23は、旋回軸46がバンドソー装置20の鋸刃139の直下位置に来るように、鋸刃139に対して位置決めされる。この位置決めされた位置で、旋回テーブル搭載台車23を動かないように台車固定具26L,26Rで固定する。さらに旋回角度を適宜に設定した位置で旋回テーブル23を動かないように旋回テーブル固定具76で固定して四半円形部分7の切断を行う。リニアレール47は半円形であり、旋回テーブル23Bは四半円形であるので、旋回テーブル23Bは旋回テーブル用台車23Aの外にはみ出すことなく90度の範囲で旋回可能であり、これにより、旋回テーブル23Bに載置した四半円形部分7の任意の角度位置を鋸刃139の直下位置に位置決めして切断を行うことができる。旋回テーブル搭載台車23を台車固定具26L,26Rで固定して位置決めした状態で、旋回テーブル23Bを所定角度ずつ旋回させた位置ごとに、バンドソー装置20を鋸刃139を回転駆動しながら下降させることにより、四半円形部分7を細い扇形の部分8,8,・・・(図1(iii))に分割することができる。
四半円形部分7の切断を行うときの旋回テーブル搭載台車23上の積載構造およびワークの固定構造を図12に模式的に示す。切断時に旋回テーブル23Bが切断されるのを防止するために、旋回テーブル23Bの上の降下する鋸刃139を挟んでその両側の位置(つまり鋸刃139が当たらない位置)に、例えば角棒状のスペーサブロック92を2本ずつ置き、その上にワーク(四半円形部分)7を載せる。さらに、ワーク7の上の降下する鋸刃139を挟んでその両側の位置(つまり鋸刃139が当たらない位置)に2本の固定ビーム94を配置し、各固定ビーム94の両端部の穴94aにそれぞれワーク固定用ねじ棒96を垂直に通し、各ワーク固定用ねじ棒96の下端部に形成された雄ねじを旋回テーブル23Bの複数個のワーク固定用雌ねじ71(図11)のうち直下位置にあるものにそれぞれねじ込んで固定する。次いで、各ワーク固定用ねじ棒96の上端部に形成された雄ねじにナット98をそれぞれねじ込んで締め付けることにより、スペーサブロック92およびワーク7は旋回テーブル23Bと固定ビーム94との間に挟み込まれて固定される。この状態でワーク7の切断を行うことができる。ワーク7はスペーサブロック92により旋回テーブル23Bから浮いた状態に保持され、この状態でバンドソー装置20を下降させてワーク7の切断を行うので、ワーク7の切断を完了した位置でバンドソー装置20の下降を停止することにより、旋回テーブル23Bが切断されるのを防止することができる。
次に、前記工程(iv)で使用する小型の解体装置の構成を図13に示す。解体装置100は、発電所の建屋の床等の基礎14上に載置支持されたバンドソー移動ベース102と、バンドソー移動ベース102上にモータ駆動で水平方向に移動自在に支持された縦型バンドソー装置(中型バンドソー装置)104と、基礎14上に載置支持されたワークテーブル106を有する。切り粉受け台101は切断時に縦型バンドソー装置104から排出される切り粉混入切削油を受けて回収する。縦型バンドソー装置104は前述の大型バンドソー装置20(図5)よりも小型のものである。縦型バンドソー装置104には垂直方向に延在する鋸刃105が外部に露出して配設されている。ワークテーブル106には、縦型バンドソー装置104の移動方向に沿って、鋸刃105を除ける(鋸刃105が進入する)切欠107が形成されている。図14に示すように、ワーク(細い扇形の部分8)をワークテーブル106に載せて、ワーク8の切断予定位置を切欠107の位置に位置決めし、ワーク8の上の鋸刃105が当たらない位置(進入する鋸刃105を挟んでその両側の位置)に2本の固定ビーム108を配置し、各固定ビーム108の両端部の穴108aにそれぞれワーク固定用ねじ棒109を垂直に通し、各ワーク固定用ねじ棒109の下端部に形成された雄ねじをワークテーブル106のワーク固定用雌ねじ(ねじ穴)110にそれぞれねじ込んで固定する。次いで、各ワーク固定用ねじ棒109の上端部に形成された雄ねじにナット111をそれぞれねじ込んで締め付けることにより、ワーク8はワークテーブル106と固定ビーム108との間に挟み込まれて固定される。この状態でワーク8の切断を行うことができる。なお縦型でなく横型のバンドソー装置を用いてワーク8の切断を行うこともできる。
以上説明した、解体装置12(図2〜図5)、100(図13)を使用して図1の解体作業の工程(ii)〜(iv)を実施する手順を説明する。

《工程(ii):四半円形部分への切断》
工程(ii)における配置を図15に示す。旋回テーブル搭載台車23はスライド架台21の前端位置に退避して、台車固定具27L,27Rで固定される。旋回テーブル搭載台車23には、必要に応じて、次に工程(iii)の切断を行うワーク7(四半円形部分)が載置して固定支持される。工程(ii)の切断を行うワーク1(ノズルダイアフラム)は非旋回テーブル兼台車22に、ワーク1の長手方向が非旋回テーブル兼台車22の長手方向に一致するように載置して固定支持される。この状態で、非旋回テーブル兼台車22をバンドソー装置20の直下位置に移動し、台車固定具26L,26Rで非旋回テーブル兼台車22の位置を固定する。さらに必要に応じてモータ34L(図6)を駆動して、バンドソー支持構造体18をバンドソー移動ベース16に対して移動させて、ワーク1の切断予定位置が鋸刃139の直下位置に来るように微調整する。次いで、バンドソー装置20を駆動し、鋸刃139に切削油を掛けながら、図16に示すようにバンドソー装置20を下降させてワーク1の切断を行う。これにより半円形のワーク1は四半円形部分7,7に二等分割される。バンドソー装置20の起動はワーク1から離れた位置から遠隔操作で行うことができる。また切断中は作業員はワーク1から離れた位置に待機することができる。なお、この切断工程(ii)は1枚のノズルダイアフラム1ごとに行うほか、図17に示すように、2枚のノズルダイアフラム1,1を重ねて行うこともできる。
《工程(iii):細い扇形部分への切断》
工程(iii)における配置を図18に示す。非旋回テーブル兼台車22はスライド架台21の後端位置に退避して、台車固定具25L,25Rで固定される。非旋回テーブル兼台車22には、必要に応じて、次に工程(ii)の切断を行うワーク1(ノズルダイアフラム)が載置して固定支持される。工程(iii)の切断を行うワーク7(四半円形部分)は旋回テーブル搭載台車23の旋回テーブル23Bに載置して固定支持される。この状態で、旋回テーブル搭載台車23をバンドソー装置20の直下位置に移動し、台車固定具26L,26Rで旋回テーブル搭載台車23の位置を固定する。必要に応じてモータ34L(図6)を駆動して、バンドソー支持構造体18をバンドソー移動ベース16に対して移動させて、旋回テーブル搭載台車23の旋回軸46が鋸刃139の直下位置に来るように微調整する。次いで、旋回テーブル23を旋回させて、切断予定位置がが鋸刃139の直下位置に来るように旋回角度を調整し、その位置で旋回テーブル固定具76(図11)により旋回テーブル23の旋回角度を固定する。次いで、鋸刃139を回転駆動し、鋸刃139に切削油を掛けながら、図19に示すようにバンドソー装置20を下降させてワーク7の切断を行う。これによりワーク7から細い扇形の部分8が切り出される。1回の切断が終了したら、旋回テーブル23Bを所定角度旋回させた位置で同様に細い扇形の部分8の切り出しを行う。この操作を繰り返すことにより、ワーク7は細い扇形の部分8,8,・・・に順次切断される。バンドソー装置20の起動はワーク7から離れた位置から遠隔操作で行うことができる。また切断中は作業員はワーク7から離れた位置に待機することができる。なお、この切断工程(iii)は1枚の四半円形部分7ごとに行うほか、図20に示すように、2枚の四半円形部分7,7を重ねて行うこともできる。
《工程(iv):径方向への切断》
工程(iv)における配置は前述の図13に示したとおりである。この状態で、縦型バンドソー装置104の鋸刃105を回転駆動し、鋸刃105に切削油を掛けながら、図21に示すように縦型バンドソー装置104をバンドソー移動ベース102上で移動させて、鋸刃105をワークテーブル106の切欠107に進入させてワーク8(細い扇形の部分)の切断を行う。これによりワーク8から例えば外輪4が切り出される。同様に内輪2、ノズル板3の切り出しを行う。さらに、縦型バンドソー装置104を用いて内輪2から内輪側ラビリンス5、外輪4から外輪側ラビリンス6の切り出しを行う。バンドソー装置104起動はワーク8から離れた位置から遠隔操作で行うことができる。また切断中は作業員はワーク8から離れた位置に待機することができる。
前記実施の形態では、ノズルダイアフラムの放射方向の切断と径方向の切断を別々のバンドソー装置20,104で行うようにしたが、同じバンドソー装置(例えば大型のバンドソー装置20)で行うこともできる。
1…ノズルダイアフラム、2…内輪、2a…内輪の外周側箇所、3…ノズル板、4…外輪、4a…外輪の内周側箇所、5…内輪側ラビリンス、6…外輪側ラビリンス、7…ノズルダイアフラムの四半円形部分、8…ノズルダイアフラムの細い扇形の部分、12…解体装置(大型の解体装置)、20…大型バンドソー装置、14…基礎、16…バンドソー移動ベース、18…バンドソー支持構造体、21…スライド架台、22…非旋回テーブル兼台車、23…旋回テーブル搭載台車、23A…旋回テーブル用台車、23B…旋回テーブル、84,92…スペーサブロック、86,94…固定ビーム(固定部材)、88,96…ワーク固定用ねじ棒(固定部材)、90,98…ナット(固定部材)、100…解体装置(小型の解体装置)、104…中型バンドソー装置、139…鋸刃。

Claims (13)

  1. 蒸気タービンのノズルダイアフラムを、バンドソー装置を用いて、周方向の複数の部分に放射状に切断し、該切断された部分を、バンドソー装置を用いて、少なくとも内輪、ノズル板、外輪に切断する解体方法。
  2. 内輪とノズル板を内輪の外周側箇所で切断し、外輪とノズル板を外輪の内周側箇所で切断する請求項1に記載の方法。
  3. さらに、バンドソー装置を用いて、内輪から内輪側ラビリンスを切断し、外輪から外輪側ラビリンスを切断する請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記内輪、ノズル板、外輪の切断または前記内輪、ノズル板、外輪、内輪側ラビリンス、外輪側ラビリンスの切断を、前記ノズルダイアフラムの放射状の切断を行う解体装置よりも小型の解体装置を用いて行う請求項1から3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の解体方法で解体したノズルダイアフラムの部位のうち、ノズル板またはノズル板と内輪側ラビリンスと外輪側ラビリンスは放射性廃棄物専用ドラム缶に詰めて放射性廃棄物管理設備に貯蔵し、内輪および外輪は除染して非放射性廃棄物として保管しまたは再資源化するノズルダイアフラムの廃止処理方法。
  6. 基礎上に支持されるバンドソー支持構造体と、
    前記バンドソー支持構造体に鋸刃を下方に向けて昇降可能に支持されるバンドソー装置と、
    前記バンドソー装置の下方位置に水平方向に旋回可能に配置されて、蒸気タービンのノズルダイアフラムを載置支持する旋回テーブルと
    を具える解体装置。
  7. 前記バンドソー装置の下方位置で前記鋸刃の延在方向と直交する方向に延在して前記基礎上に支持されるスライド架台をさらに具え、
    前記旋回テーブルは前記スライド架台の延在方向に移動可能に該スライド架台に載置支持される旋回テーブル用台車上に載置支持される請求項6に記載の解体装置。
  8. 前記バンドソー装置の下方位置で、蒸気タービンのノズルダイアフラムを水平方向に載置支持する非旋回テーブル兼台車をさらに具え、
    前記非旋回テーブル兼台車は前記スライド架台の延在方向に移動可能に該スライド架台に載置支持され、
    前記旋回テーブル用台車に前記旋回テーブルを載置支持した旋回テーブル搭載台車および前記非旋回テーブル兼台車は前記スライド架台の延在方向に移動して前記バンドソー装置の直下位置に択一的に位置決め可能に該スライド架台に支持される請求項7に記載の解体装置。
  9. 前記旋回テーブルおよび/または前記非旋回テーブル兼台車は、スペーサブロックを介して前記ノズルダイアフラムを載置支持する請求項6から8のいずれか1つに記載の解体装置。
  10. 前記ノズルダイアフラムを前記旋回テーブルおよび/または前記非旋回テーブル兼台車に固定する固定部材をさらに具える請求項6から9のいずれか1つに記載の解体装置。
  11. 前記基礎上に支持されるバンドソー移動ベースをさらに具え、
    前記バンドソー支持構造体が、前記バンドソー移動ベース上に水平方向に移動自在に支持される請求項6から10のいずれか1つに記載の解体装置。
  12. 請求項8に記載の解体装置を使用して、切断前の半円形のノズルダイアフラムを前記非旋回テーブル兼台車に載置支持して前記バンドソー装置で放射状に半割りに切断し、
    該半割りに切断されたノズルダイアフラムを前記旋回テーブル搭載台車に載せ替えて放射状に複数の部分に切断する解体方法。
  13. 請求項6から11のいずれか1つに記載の解体装置を分解組立可能に構成し、該解体装置を分解して複数のパーツに分けた状態で複数台の車両に積載して発電所に搬入し、使用を終えたノズルダイアフラムの切断を行う場所で該解体装置を組み立てて該ノズルダイアフラムの切断処理を行い、切断処理を終了後に、該解体装置を分解し複数台の車両に積載して該発電所から搬出する解体方法。
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