本発明組成物におけるイソピラザムの含有量は、本発明組成物100重量部に対して通常0.01〜90重量部、好ましくは0.1〜50重量部である。
本発明に使用するアルキルポリグリコシドは、式(1):
R1O(R2O)b(G)a (1)
〔式中、
R1はC6〜30アルキル基、C6〜30アルケニル基、C6〜30アルキニル基またはC6〜30アルキルフェニル基を表し、
R2はC2〜4アルキレン鎖を表し、
Gは5単糖残基または6単糖残基を表し、
bは0ないし12の数値を表し、
aは1ないし10の数値を表す。〕で表される。
好ましいアルキルポリグリコシドとしては、式(1)において、Gがグルコース残基でありbが0であるアルキルポリグリコシド;式(1)において、R1がC6〜30アルキル基またはC6〜30アルケニル基であるアルキルポリグリコシド;式(1)において、R1がC6、C8、C10、C12、C14、C16もしくはC18の鎖長を有するアルキル基、またはC6、C8、C10、C12、C14、C16もしくはC18の鎖長を有するアルケニル基であるアルキルポリグリコシドおよびそれらの混合物からなるアルキルポリグリコシド;式(1)において、(G)aがグリコシド結合により互いに結合している平均1ないし10個の糖残基であるアルキルポリグリコシド;式(1)において、(G)aは異なった種類の還元糖の糖残基で構成されていてもよく、その糖残基がグルコースまたはマルトースであるアルキルポリグリコシド;および式(1)において、糖残基の数を表しているaは典型的な分布に基づく統計的平均値であり、特に適切なものはアルキル基当たり平均1ないし5個の糖分子を含み、より好ましくは、1ないし5個のグルコース残基を含み、特に好ましくは、少なくとも1アルキルポリグリコシドの平均グリコシド残基重合度が約1ないし約1.8である。これらの界面活性剤のうち、特にさらに好ましくはC6〜14の鎖長のアルキル基を有するアルキルポリグリコシドが挙げられる。これらのアルキルポリグリコシドは、単独でまたは2種以上混合して使用することができる。
アルキルポリグリコシドの具体例としては、例えばLutensol GD 70(商品名/BASFジャパン(株)製)、AGNIQUE PG 264 G(商品名/BASFジャパン(株)製、C12〜16アルキルポリグリコシド、重合度1.4)、AGNIQUE PG 266(商品名/BASFジャパン(株)製、C12〜16アルキルポリグリコシド、重合度1.6)、AGNIQUE PG 8105(商品名/BASFジャパン(株)製、C8〜10アルキルポリグリコシド、重合度1.5)、AGNIQUE PG 8107 G(商品名/BASFジャパン(株)製、C8〜10アルキルポリグリコシド、重合度1.7)、AGNIQUE PG 8166(商品名/BASFジャパン(株)製、C8〜16アルキルポリグリコシド、重合度1.6)、AGNIQUE PG9116(商品名/BASFジャパン(株)製、C9〜11アルキルポリグリコシド、重合度1.6)、ニューカルゲン4000G(商品名/竹本油脂(株)製、CAS番号:68515−73−1)、AG6202(商品名/AkzoNobel社製、オクチルグリコシド)、AG6206(商品名/AkzoNobel社製、ヘキシルグリコシド)、AG6210(商品名/AkzoNobel社製)、TERWET 3001(商品名/HUNTSMAN社製、C8,10アルキルポリグリコシド)、マイドール10(商品名/花王株式会社、デシルグリコシド)およびマイドール12(商品名/花王株式会社、ラウリルグリコシド)等が挙げられる。
本発明組成物におけるアルキルポリグリコシドの含有量は、本発明組成物100重量部に対して通常0.01〜50重量部、好ましくは0.1〜30重量部である。
本発明では、必要に応じてアルキルポリグリコシド以外の界面活性剤を加えることができる。界面活性剤としては、例えば以下の(A)、(B)、(C)、(D)および(E)が挙げられる。
(A)ノニオン性界面活性剤:
(A−1)ポリエチレングリコール型界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜18)エーテル、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキル(C12〜18)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキル(C8〜12)フェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C12〜18)モノエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C12〜18)ジエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C12〜18)エステル、グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンキャスターオイルエーテル、硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アルキル(C12〜18)アミンエチレンオキサイド付加物および脂肪酸(C12〜18)アミドエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(A−2)多価アルコール型界面活性剤:例えば、グリセロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸(C12〜18)エステル、ソルビタン脂肪酸(C12〜18)エステル、ショ糖脂肪酸エステル、多価アルコールアルキルエーテルおよび脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
(A−3)アセチレン系界面活性剤:例えば、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物およびアセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(B)アニオン性界面活性剤:
(B−1)カルボン酸型界面活性剤:例えば、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリマレイン酸、マレイン酸とオレフィン(例えばイソブチレンおよびジイソブチレン等)との共重合物、アクリル酸とイタコン酸の共重合物、メタアクリル酸とイタコン酸の共重合物、マレイン酸とスチレンの共重合物、アクリル酸とメタアクリル酸の共重合物、アクリル酸とアクリル酸メチルエステルとの共重合物、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合物、アクリル酸とマレイン酸の共重合物、N−メチル−脂肪酸(C12〜18)サルコシネート、樹脂酸および脂肪酸(C12〜18)等のカルボン酸、並びにそれらカルボン酸の塩が挙げられる。
(B−2)硫酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C12〜18)硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜18)エーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの硫酸エステル、硫酸化油、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化脂肪酸および硫酸化オレフィン等の硫酸エステル、並びにそれら硫酸エステルの塩が挙げられる。
(B−3)スルホン酸型界面活性剤:例えば、パラフィン(C12〜22)スルホン酸、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸のホルマリン縮合物、クレゾールスルホン酸のホルマリン縮合物、α−オレフィン(C14〜16)スルホン酸、ジアルキル(C8〜12)スルホコハク酸、リグニンスルホン酸、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜18)エーテルスルホコハク酸ハーフエステル、ナフタレンスルホン酸、(モノまたはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、(モノまたはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物、アルキル(C8〜12)ジフェニルエーテルジスルホン酸、イゲポンT(商品名)、ポリスチレンスルホン酸およびスチレンスルホン酸とメタアクリル酸の共重合物等のスルホン酸、並びにそれらスルホン酸の塩が挙げられる。
(B−4)燐酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜12)燐酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜18)エーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの燐酸エステル、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミンおよび縮合燐酸(例えばトリポリリン酸等)等の燐酸エステル、並びにそれら燐酸エステルの塩が挙げられる。
上記の(B−1)〜(B−4)における塩としては、アルカリ金属(リチウム、ナトリウムおよびカリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウムおよびマグネシウム等)、アンモニウムおよび各種アミン(例えばアルキルアミン、シクロアルキルアミンおよびアルカノールアミン等)等が挙げられる。
(C)カチオン性界面活性剤:
例えば、アルキルアミン塩およびアルキル4級アンモニウム塩等が挙げられる。
(D)両性界面活性剤:
例えば、ベタイン型界面活性剤およびアミノ酸型界面活性剤等が挙げられる。
(E)その他の界面活性剤:
例えば、シリコーン系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤等が挙げられる。
これらのアルキルポリグリコシド以外の界面活性剤は単独でまたは2種以上混合して使用することができる。
本発明組成物におけるアルキルポリグリコシド以外の界面活性剤の含有量は、本発明組成物100重量部に対して通常0.1〜30重量部、好ましくは0.1〜20量部である。
本発明は、イソピラザム以外の農薬活性成分、特に殺菌剤、殺バクテリア剤、殺線虫剤、殺虫剤、殺ダニ剤、駆虫剤、抗菌剤および抗真菌剤を更に併用することができる。更に併用できる殺菌剤、殺バクテリア剤、殺線虫剤、殺虫剤、殺ダニ剤、駆虫剤、抗菌剤および抗真菌剤を、以下に一般名として具体的に例示する。
殺菌剤:アゾキシストロビン(azoxystrobin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、オリサストロビン(orysastrobin)、メトミノストロビン(metominostrobin)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、アミスルブロム(amisulbrom)、シアゾファミド(cyazofamid)、ファモキサドン (famoxadone)、アメトクトラジン (ametoctradin)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、S-2200(試験名)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、フルトラニル(flutolanil)、フラメトピル(furametpyr)、ボスカリド(boscalid)、ビキサフェン(bixafen)、カルボキシン(carboxin)、メプロニル(mepronil)、チフルザミド(thifluzamide)、フルオピラム(fluopyram)、イソフェタミド(isofetamid)、セダキサン(sedaxane)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、イソピラザム(isopyrazam)、ペンフルフェン (penflufen)フルキサピロキサド (fluxapyroxad)、ベンゾビンジフルピル (benzovindiflupyr)、NNF-0721(試験名)、シメコナゾール(simeconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、トリアジメホン(triadimefon)、テトラコナゾール(tetraconazole)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、イプコナゾール(ipconazole)、メトコナゾール(metconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)シプロコナゾール(cyproconazole)ジフェノコナゾール(difenoconazole)ジニコナゾール(diniconazole)フルキンコナゾール(fluquinconazole)フルシラゾール(flusilazole)、ペンコナゾール(penconazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、トリアジメノール(triadimenol)、フルトリアホール(flutriafol)、ミクロブタニル(myclobutanil)、エタコナゾール(etaconazole)、ビテルタノール(bitertanol)トリホリン(triforine)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ヌアリモール(nuarimol)、フェナリモル(fenarimol)、イマザリル(imazalil)、トリフルミゾール(triflumizole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、プロクロラズ(prochloraz)、アルジモルフ(aldimorph)、トリデモルフ(tridemorph)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、ドデモルフ酢酸塩(dodemorph-acetate)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、ピペラリン(piperalin)、スピロキサミン(spiroxamine)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェンピラズアミン(fenpyrazamine)、ピリソキサゾール (pyrisoxazole)、ベノミル(benomyl)、カルベンダジム(carbendazim)、フベリダゾール(fuberidazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ゾキサミド(zoxamide)、キノキシフェン(quinoxyfen)、フルジオキソニル(fludioxonil)、イプロジオン(iprodione)、プロシミドン(procymidone)、テブフロキン (tebufloquin)、シプロジニル(cyprodinil)、メパニピリム(mepanipyrim)、ピリメタニル(pyrimethanil)、水酸化第二銅(copper hydroxide)、塩基性炭酸銅(copper carbonate, basic)、塩基性硫酸銅(copper sulfate, basic)、オキシキノリン銅(oxine copper)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、硫酸銅(copper sulfate)、ボルドー液(bordeaux mixture)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、硫黄(sulfur)、マンコゼブ(mancozeb)、マンネブ(maneb)、チウラム(thiram)、キャプタン(captan)、フォルペット(folpet)、クロロタロニル(chlorothalonil)、イミノクタジン−アルベシル酸塩(iminoctadine-albesilate)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(dodine)アシベンゾラル−S−メチル(acibenzolar-S-methyl)、プロベナゾール(probenazole)、イソチアニル(isotianil)、チアジニル(tiadinil)、ジメトモルフ(dimethomorph)、マンジプロパミド(mandipropamid)、ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル-M(metalaxyl-M)、シモキサニル(cymoxanil)、ホセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フルスルファミド(flusulfamide)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、メトラフェノン(metrafenone)、ピリオフェノン (pyriofenone)、オキサチアピプロリン(oxathiapiproline)、ペンシクロン(pencycuron)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルアジナム (fluazinam)、トリシクラゾール (tricyclazole)、カルプロパミド (carpropamid)、フサライド (fthalide)、ジクロシメット (diclocymet)、フルチアニル (flutianil)、トルプロカルブ (tolprocarb)、NF-171(試験名)MIF-1002(試験名)、SB-4303(試験名)、NK-1001(試験名)など。
殺バクテリア剤:ストレプトマイシン(streptomycin)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、オキソリニックアシド(oxolinic acid)など。
殺線虫剤:カズサホス(cadusafos)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、エトプロホス(ethoprophos)、フェナミホス(fenamiphos)、フルエンスルフォン(fluensulfone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、フォスチエタン(fosthietan)、イミシアホス(imicyafos)、イサミドホス(isamidofos)、イサゾホス (isazofos)、臭化メチル(methyl bromide)、メチルイソチオシアネート(methyl isothiocyanate)、オキサミル(oxamyl)、アジ化ナトリウム(sodium azide)、BYI−1921(試験名)およびMAI−08015(試験名)など。
殺虫剤:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミプリド(acetamiprid)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アフォクソラネル(afoxolaner)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アレスリン(allethrin)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホス−エチル(azinphos-ethyl)、アジンホス−メチル(azinphos-methyl)、バチルスチューリンギエンシス(bacillus thuringiensis)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフルトリン(benfluthrin)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ビフェントリン(bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルアントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロチアニジン(clothianidin)、シアノホス(cyanophos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマ−シハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ−シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、ベータ−シペルメトリン(beta-cypermethrin)、ゼタ−シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、シロマジン(cyromazine)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、エマメクチンベンゾエート(emamectin-benzoate)、エンペントリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、アルファ−エンドスルファン(alpha-endosulfan)、イーピーエヌ(EPN)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロメトキン(flometoquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルアズロン(fluazuron)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフィプロール(flufiprole)、フルメトリン(flumethrin)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルララネル(fluralaner)、フルバリネート(fluvalinate)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonofos)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロトリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、インドキサカルブ−MP(indoxacarb-MP)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、レピメクチン(lepimectin)、ルフェヌロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタアルデヒド(metaldehyde)、メタクリホス(methacrifos)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メソミル(methomyl)、メソプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトフルトリン(metofluthrin)、ムスカルア(muscalure)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン−メチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、フェントエート(phenthoate)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホキシム(phoxim)、ピリミカーブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロチオホス(prothiofos)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピレトリン(pyrethrins)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、レスメトリン(resmethrin)、ロテノン(rotenone)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロテトラマート(spirotetramat)、スルホテップ(sulfotep)、スルフォキサフロール(sulfoxaflor)、テブフェノジド(tebufenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthrin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラメトリン(tetramethrin)、d−T−80−フタルスリン(d-tetramethrin)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオシクラム(thiocyclam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリフルムロン(triflumuron)、ME5382(試験名)、NC−515(試験名)およびZDI2501(試験名)など。
殺ダニ剤:アセキノシル(acequinocyl)、アクリナトリン(acrinathrin)、アミドフルメット(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、アゾシクロチン(azocyclotin)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenazate)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、クロフェンテジン(clofentezine)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ジコホール(dicofol)、ジエノクロル(dienochlor)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチン−オキシド(fenbutatin oxide)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ホルメタネート(formetanate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ミルベメクチン(milbemectin)、プロパルギット(propargite)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)およびNA−89(試験名)など。
駆虫剤:アクリフラビン(acriflavine)、アルベンダゾール(albendazole)、アトバコン(atovaguone)、アジスロマイシン(azithromycin)、ビチオノール(bithionol)、ブロムフェノホス(bromofenofos)、カンベンダゾール(cambendazole)、カルニダゾール(carnidazole)、クロロキン(chloroquine)、クラズリル(clazuril)、クリンダマイシン(clindamycin hydrochloride)、クロルスロン(clorsulon)、クロサンテル(closantel)、クマホス(coumaphos)、シミアゾル(cymiazol)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジエチルカルバマジン(diethylcarbamazine)、ジミナゼン(diminazene)、ジソフェノール(disophenol)、ヨウ化ジチアザニン(dithiazanine iodide)、ドキシサイクリン(doxycycline hydrochloride)、ドラメクチン(doramectin)、エモデプシド(emodepside)、エプリノメクチン(eprinomectin)、フェバンテル(febantel)、フェンベンダゾール(fenbendazole)、フルベンダゾール(flubendazole)、フラゾリドン(furazolidone)、グリカルピラミド(glycalpyramide)、イミドカルブ(imidocarb)、イベルメクチン(ivermectin)、レバミゾール(levamisole)、メベンダゾール(mebendazole)、メフロキン(mefloquine)、メラルソミン二塩酸塩(melarsamine hydrochloride)、メトロニダゾール(metronidazole)、メチリジン(metyridine)、ミルベマイシンオキシム(milbemycin oxime)、モネパンテル(monepantel)、酒石酸モランテル(morantel tartrate)、モキシデクチン(moxidectin)、ナイカルバジン(nicarbazin)、ニクロサミド(niclosamide)、ニトロスカネート(nitroscanate)、ニトロキシニル(nitroxynil)、オムファロチン(omphalotin)、パモ酸オキサンテル(oxantel pamoate)、酒石酸オキサンテル(oxantel tartrate)、オクスフェンダゾール(oxfendazolee)、オキシベンダゾール(oxibendazole)、オキシクロザニド(oxyclozanide)、パマキン(pamaquine)、フェノチアジン(phenothiazine)、アジピン酸ピペラジン(piperazine adipate)、クエン酸ピペラジン(piperazine citrate)、リン酸ピペラジン(piperazine phosphate)、PNU−97333(paraherquamide A)、PNU−141962(2-deoxyparaherquamide)、プラジクアンテル(praziquantel)、プリマキン(primaquine)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポクスル(propoxur)、パモ酸ピランテル(pyrantel pamoate)、ピリメタミン(pyrimethamine)、サントニン(santonin)、セラメクチン(selamectin)、スルファジメトキシン(sulfadimethoxine)、スルファドキシン(sulfadoxine)、スルファメラジン(sulfamerazine)、スルファモノメトキシン(sulfamonomethoxine)、スルファモイルダプソン(sulfamoildapsone)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チニダゾール(tinidazole)、トルトラズリル(toltrazuril)、トリブロムサラン(tribromsalan)およびトリクラベンダゾール(triclabendazole)など。
抗菌剤:アモキシシリン(amoxicillin)、アンピシリン(ampicillin)、ベトキサジン(bethoxazin)、ビチオノール(bithionol)、ブロノポール(bronopol)、セファピリン(cefapirin)、セファゾリン(cefazolin)、セフキノム(cefquinome)、セフチオフル(ceftiofur)、クロルテトラサイクリン(chlortetracycline)、クラブラン酸(clavulanic acid)、ダノフロキサシン(danofloxacin)、ジフロキサシン(difloxacin)、ジニトルミド(dinitolmide)、エンロフロキサシン(enrofloxacin)、フロルフェニコール(florfenicol)、リンコマイシン(lincomycin)、ロメフロキサシン(lomefloxacin)、マルボフロキサシン(marbofloxacin)、ミロキサシン(miloxacin)、ミロサマイシン(mirosamycin)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ノルフロキサシン(norfloxacin)、オクチリノン(octhilinone)、オフロキサシン(ofloxacin)、オルビフロキサシン(orbifloxacin)、ペニシリン(penicillin)、チアンフェニコール(thiamphenicol)、フマル酸チアムリン(tiamulin fumarate)、リン酸チルミコシン(tilmicosin phosphate)、酢酸イソ吉草酸タイロシン(acetylisovaleryltylosin)、リン酸タイロシン(tylosin phosphate)、ツラスロマイシン(tulathromycin)、バルネムリン(valnemulin)、貝殻焼成カルシウム(酸化カルシウム)、タラロマイセス属菌、トリコデルマ属菌およびユニオチリウム属菌など。
抗真菌剤:ケトコナゾール(ketoconazole)およびミコナゾール硝酸塩(miconazole nitrate)など。
上記のイソピラザム以外の農薬活性成分の中では、フェンブコナゾールまたはイプロジオン等が好ましい。これらのイソピラザム以外の農薬活性成分は、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
本発明組成物におけるイソピラザム以外の農薬活性成分の含有量は、本発明組成物100重量部に対して通常0.01〜50重量部、好ましくは0.1〜30重量部である。
本発明の植物病害防除用組成物を使用するにあたっては、適当な液体担体または固体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、安定剤および分解防止剤等を添加して、乳剤(emulsifiable concentrate)、液剤(soluble concentrate)、水和剤(wettable powder)、顆粒水和剤(water dispersible granule)、水性懸濁剤(aqueous suspension concentrate)、サスポエマルジョン(suspoemulsion)、粉剤(dustable powder)、粒剤(granule)およびゲル剤(gel)等の製剤として製造される。また、省力化および安全性向上の観点から、上記製剤を、水溶性カプセルおよび水溶性フィルムの袋等の水溶性包装体に封入したものも、本発明組成物に含まれる。
本発明で用いることができる液体担体としては、例えばキシレン、アルキル(C9〜13等)ベンゼン、フェニルキシリルエタン、ジメチルナフタレン、アルキル(C1、C3またはC12〜14等)ナフタレン、アルキルビフェニル、アルキルジフェニルアルカンおよび沸点が150〜350℃の芳香族炭化水素等の芳香族炭化水素類、マシン油、ノルマルパラフィン、イソパラフィンおよびナフテン等の脂肪族炭化水素類、ケロシン等の芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の混合物、エタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール、フェノキシエタノールおよびベンジルアルコール等のアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール等の多価アルコール、プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルおよびプロピレングリコールモノフェニルエーテル等のエーテル、アセトフェノン、シクロヘキサノンおよびγ−ブチロラクトン等のケトン、脂肪酸メチルエステル、コハク酸ジアルキルエステル、グルタミン酸ジアルキルエステル、アジピン酸ジアルキルエステルおよびフタル酸ジアルキルエステル等のエステル、N−アルキル(C1、C2、C8、C10またはC12等)ピロリドン等の酸アミド、大豆油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油、綿実油およびヒマシ油等の油脂、ジメチルスルホキシドならびに水が挙げられる。これらの液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明で用いることができる固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライトおよび珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウムおよび塩化カリウム等の無機塩類、合成シリカならびに合成シリケートが挙げられる。これらの固体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明で用いることができる増粘剤としては、特に制限はなく、有機、無機の天然物、合成品および半合成品を用いることができ、例えば、ザンサンガム(キサンタンガム)、ウェランガムおよびラムザンガム等のヘテロ多糖類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウムおよびポリアクリルアミド等の合成水溶性高分子化合物、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト、ペンデライト、ノントロナイト、サウコライト、ステペンサイド、ラポナイトおよび合成スメクタイト等のスメクタイト系粘土鉱物を挙げることができる。これらの増粘剤は一種または二種以上混合してもよく,混合する場合の比も自由に選択できる。これらの増粘剤はそのまま添加してもよく,またあらかじめ水に分散させたものを添加しても良い。また、本発明の組成物に添加する際の添加量も自由に選択することができる。
本発明で用いることができる凍結防止剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられる。また、本発明の組成物に添加する際の添加量も自由に選択することができる。
本発明で用いることができる結合剤としては、例えばデキストリン(焙焼デキストリンおよび酵素変性デキストリン等)、酸分解澱粉、酸化澱粉、アルファー化澱粉、エーテル化澱粉(カルボキシメチル澱粉、ヒドロキシアルキル澱粉およびカチオン澱粉等)、エステル化澱粉(酢酸澱粉およびリン酸澱粉等)、架橋澱粉およびグラフト化澱粉等の加工澱粉、例えばアルギン酸ナトリウム、アラビアガム、ゼラチン、トラガントガム、ローカストビーンガムおよびカゼイン等の天然物質、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースおよびアセチルセルロース等のセルロース誘導体、ならびに例えばポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレンポリプロピレンブロック共重合体、ポリビニルアルコール、部分けん化酢酸ビニルとビニルエーテルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合物およびポリアクリルアミド等のその他の高分子が挙げられる。また、本発明の組成物に添加する際の添加量も自由に選択することができる。
本発明で用いることができる消泡剤としては、シリコーン系エマルジョン型消泡剤が挙げられる。
次に本発明組成物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但し本発明は、これらのみに限定されるものではない。なお、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
〔水和剤(wettable powder)〕
イソピラザム 0.1〜80部
アルキルポリグリコシド 0.1〜10部
固体担体 5〜99.8部
界面活性剤 0〜10部
その他 0〜 5部
その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔乳 剤(emulsifiable concentrate)〕
イソピラザム 0.1〜30部
アルキルポリグリコシド 0.1〜20部
液体担体 45〜99.8部
界面活性剤 0〜15部
その他 0〜10部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔懸濁剤(suspension concentrate)〕
イソピラザム 0.1〜70部
アルキルポリグリコシド 0.1〜30部
液体担体 15〜99.79部
界面活性剤 0〜12部
その他 0.01〜30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられる。
〔顆粒水和剤(water dispersible granule)〕
イソピラザム 0.1〜90部
アルキルポリグリコシド 0.1〜10部
固体担体 0〜99.8部
界面活性剤 0〜20部
その他 0〜 10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔液 剤(soluble concentrate)〕
イソピラザム 0.01〜70部
アルキルポリグリコシド 0.01〜30部
液体担体 20〜99.98部
その他 0〜 10部
その他として、例えば凍結防止剤、展着剤等が挙げられる。
〔粒 剤(granule)〕
イソピラザム 0.01〜80部
アルキルポリグリコシド 0.01〜20部
固体担体 10〜99.98部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔粉 剤(dustable powder)〕
イソピラザム 0.01〜30部
アルキルポリグリコシド 0.01〜10部
固体担体 65〜99.98部
その他 0〜5部
その他として、例えばドリフト防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
使用に際しては上記製剤を水で1〜10000倍に希釈してまたは希釈せずに散布する。
本発明の植物病害防除用組成物において、イソピラザムとアルキルポリグリコシドとの適当な重量比は、1:100〜100:1である。望ましくは1:50〜50:1、さらに望ましくは1:10〜10:1である。
本発明の植物病害防除用組成物の好ましい処理量は、防除すべき対象病害の種類などにより左右されるが、例えばイソピラザムの量として、0.1〜1000g/haとなる処理量、望ましくは1〜300g/haとなる処理量等が挙げられる。
本発明の植物病害防除用組成物は、農園芸作物および樹木などを加害するいわゆる農業病害に対して適用できる。本発明の植物病害防除用組成物を用いて防除しうる病害には具体的には次に示すものがあるが、それらのみに限定されるものではない。
コンニャクの病害:乾腐病Dry rot(Fusarium oxysporum, F. solani f. sp. radicicola)、白絹病Stem rot(Athelia rolfsii)、根腐病Root rot(Pythium aristosporum)、葉枯病Bacterial leaf blight(Acidovorax konjaci)、腐敗病Soft rot(Erwinia carotovora subsp. carotovora)。
サトイモの病害:汚斑病Leaf mold(Cladosporium colocasiae)、乾腐病Dry rot(Fusarium oxysporum f. sp. colocasiae)、黒斑病Black rot(Ceratocystis sp.)、疫病Phytophthora blight(Phytophthora colocasiae)、根腐病(Pythium aristosporum, P. myriotylum)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)、
ネギ科作物の病害:黄斑病Leaf spot(Heterosporium allii)、黒斑病Alternaria leaf spot(Alternaria porri)、葉枯病Leaf spot(Pleospora herbarum, Stemphylium botryosum, S. vesicarium)、紅色根腐病Pink root rot(Pyrenochaeta terrestris, Pyrenochaeta sp.)、白斑葉枯病Leaf blight(Botrytis cinerea, B. byssoidea, B. squamosa)、ラッキョウ灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、タマネギ灰色腐敗病Onion gray mold neck rot(Botrytis allii)、小菌核腐敗病Small sclerotial rot(Botrytis squamosa)、小菌核病Leaf blight(Ciborinia allii)、ニラ乾腐病Dry rot(Fusarium oxysporum)、ラッキョウ乾腐病Fusarium basal rot(Fusarium oxysporum f. sp. allii, F. solani f. sp. radicicola)、タマネギ乾腐病Onion fusarium basal rot(Fusarium oxysporum f. sp. cepae)、さび病Rust(Puccinia allii)、黒穂病Smut(Urocystis cepulae)、黒腐菌核病Allium white rot(Sclerotium cepivorum)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani, Pythium sp.)、べと病Downy mildew(Peronospora destructor)、疫病Phytophthora blight(Phytophthora nicotianae)、白色疫病Leaf blight(Phytophthora porri)、タマネギ腐敗病Onion soft rot(Burkholderia cepacia)、春腐病Bacterial rot(Pseudomonas cichorii, P. marginalis pv. marginalis, Erwinia sp.)、ニラ株腐細菌病Bacterial basal bulb rot(Pseudomonas sp.)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
アスパラガスの病害:褐斑病Leaf spot(Cercospora asparagi)、斑点病Stemphylium leaf spot(Stemphylium botryosum)、茎枯病Stem blight(Phomopsis asparagi)。
ナガイモの病害:褐色腐敗病Brown rot(Fusarium oxysporum, F. solani f. sp. pisi, f. sp. radicicola)、炭疽病Anthracnose(Glomerella cingulata)、葉渋病Leaf spot(Pseudophloeosporella dioscoreae)。
イネの病害:小黒菌核病Stem rot(Helminthosporium sigmoideum var. irregulare)、ごま葉枯病Brown spot(Cochliobolus miyabeanus)、苗立枯病Seedling blight(Phoma sp., Trichoderma viride, Fusarium solani, Gibberella avenacea, Mucor fragilis, Rhizopus arrhizus, R. chinensis, R. oryzae, Pythium arrhenomanes, P. graminicola, P. irregulare, P. spinosum, P. sylvaticum)、稲こうじ病False smut(Villosiclava virens)、ばか苗病“Bakanae”disease(Gibberella fujikuroi)、いもち病Blast(Magnaporthe grisea)、小球菌核病Stem rot(Magnaporthe salvinii)、紋枯病Sheath blight(Thanatephorus cucumeris)、もみ枯細菌病Bacterial grain rot(Burkholderia gladioli, B. glumae)、苗立枯細菌病Bacterial seedling blight(Burkholderia plantarii)、褐条病Bacterial brown stripe(Acidovorax avenae subsp. avenae)、白葉枯病Bacterial leaf blight(Xanthomonas oryzae pv. oryzae)、内穎褐変病Bacterial palea browning(Pantoea ananatis)。
ムギ類の病害:コムギ葉枯病Speckled leaf blotch(Mycosphaerella graminicola)、ふ枯病Glume blotch(Phaeosphaeria nodorum)、斑点病Spot blotch(Cochliobolus sativus)、オオムギ斑葉病Barley stripe(Pyrenophora graminea)、オオムギ網斑病Barley net blotch(Pyrenophora teres)、オオムギうどんこ病Barley powdery mildew(Blumeria graminis f. sp. hordei)、コムギうどんこ病Wheat powdery mildew(Blumeria graminis f. sp. tritici)、ライムギうどんこ病Rye powdery mildew(Blumeria graminis f. sp. secalis)、眼紋病Eyespot(Tapesia acuformis, T. yallundae)、雪腐大粒菌核病Sclerotinia snow blight(Sclerotinia borealis)、麦角病Ergot(Claviceps purpurea)、赤かび病Fusarium blight(Fusarium crookwellense, F. culmorum, Gibberella avenacea, G. zeae )、立枯病Take-all(Gaeumannomyces graminis)、紅色雪腐病Snow mold(Monographella nivalis)、条斑病Cephalosporium stripe(Cephalosporium gramineum)、雲形病Scald(Rhynchosporium secalis)、黒さび病Stem rust(Puccinia graminis)、オオムギ小さび病Barley leaf rust(Puccinia hordei)、赤さび病Brown rust(Puccinia recondita)、黄さび病Stripe rust(Puccinia striiformis var. striiformis)、から黒穂病Flag smut(Urocystis agropyri)、堅黒穂病Covered smut(Ustilago hordei)、裸黒穂病Loose smut(Ustilago nuda)、コムギなまぐさ黒穂病Bunt(Tilletia caries, T. laevis)、オオムギなまぐさ黒穂病Stinking smut(Tilletia controversa)、雪腐小粒菌核病Typhula snow blight(Typhula incarnate, T. ishikariensis var. ishikariensis)、株腐病Foot-rot(Ceratobasidium cornigerum)、褐色雪腐病Browning root rot(Pythium graminicola, P. horinouchiense, P. iwayamai, P. okanoganense, P. paddicum, P. vanterpoolii, P. volutum)、ライムギかさ枯病Bacterial halo blight(Pseudomonas syringae pv. coronafaciens)、黒節病Bacterial black node(Pseudomonas syringae pv. syringae)。
シバの病害:ダラースポット病Dollar spot(Sclerotinia homoeocarpa)、フェアリーリング病Fairy rings(Bovista dermoxantha, Conocybe apala, Lepista subnuda, Lycoperdon curtisii, L. perlatum, Marasmius oreades)、擬似葉腐病Rhizoctonia patch(Ceratobasidium spp.)、葉腐病Brown patch, Large patch(Rhizoctonia solani)、さび病Rust(Puccinia zoysiae)、ピシウム病Pythium blight(Pythium graminicola, P. periplocum, P. vanterpoolii)。
サトウキビの病害:葉焼病Leaf scorch(Stagonospora sacchari)、梢頭腐敗病Top rot(Fusarium moniliforme var. majus, Gibberella fujikuroi, G. fujikuroi var. subglutinans)、黄さび病Orange rust(Puccinia kuehnii)、褐さび病Brown rust(Puccinia melanocephala)、黒穂病Sugarcane smut(Sporisorium scitamineum)。
トウモロコシの病害:ごま葉枯病Southern leaf blight(Cochliobolus heterostrophus)、すす紋病Northern leaf blight(Setosphaeria turcica)、苗立枯病Seedling blight(Gibberella avenacea, Penicillium sp.)、南方さび病Southern rust(Puccinia polysora)、黒穂病Corn smut(Ustilago maydis)、紋枯病Sheath blight(Thanatephorus cucumeris)、根腐病Browning root rot(Pythium arrhenomanes, P. graminicola)。
バナナの病害:シガトカ病Black sigatoka(Mycosphaerella fijiensis)、斑葉病Yellow sigatoka leaf spot(Mycosphaerella musicola)、パナマ病Panama disease(Fusarium oxysporum f. sp. cubense)。
ショウガ科作物の病害:葉枯病Leaf spot(Mycosphaerella zingiberis)、ショウガ白星病Leaf spot(Phyllosticta zingiberis)、いもち病Blast(Pyricularia zingiberis)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、根茎腐敗病Root rot(Pythium ultimum, P. zingiberis)。
テンサイの病害:褐斑病Cercospora leaf spot(Cercospora beticola)、斑点病Ramularia leaf spot(Ramularia beticola)、蛇の眼病Leaf spot(Pleospora betae)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe betae)、葉腐病Leaf blight・根腐病Root rot(Thanatephorus cucumeris)、黒根病Aphanomyces root rot(Aphanomyces cochlioides)、苗立枯病Damping-off(Pleospora betae, Fusarium sp., Colletotrichum dematium, Rhizoctonia solani, Aphanomyces cochlioides, Pythium debaryanum)。
ホウレンソウの病害:褐斑病Leaf spot(Cercospora beticola)、斑点病Leaf mold(Cladosporium variabile)、萎凋病Fusarium wilt(Fusarium oxysporum f. sp. spinaciae)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum dematium f. spinaciae)、株腐病Foot rot(Rhizoctonia solani)、根腐病Root rot(Aphanomyces cochlioides)、べと病Downy mildew(Peronospora farinosa f. sp. spinaciae)、立枯病Damping-off(Pythium aphanidermatum, P. myriotylum, P. paroecandrum, P. ultimum var. ultimum)、斑点細菌病Bacterial leaf spot(Pseudomonas syringae pv. spinaciae)。
ブドウの病害:褐斑病Isariopsis leaf spot(Pseudocercospora vitis)、黒とう病Anthracnose(Elsinoe ampelina)、うどんこ病Powdery mildew(Uncinula necator)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、枝膨病Swelling arm(Diaporthe kyushuensis)、芽枯病Bud blight(Diaporthe rudis)、つる割病Dead arm(Phomopsis viticola)、晩腐病Ripe rot(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、さび病Rust(Physopella ampelopsidis)、べと病Downy mildew(Plasmopara viticola)。
マメ科作物の病害:ダイズ紫斑病Purple stain(Cercospora kikuchii)、ソラマメ輪紋病Ring spot(Cercospora zonata)、ラッカセイ褐斑病Brown Leaf spot(Mycosphaerella arachidis)、ラッカセイ黒渋病Leaf spot(Mycosphaerella berkeleyi)、エンドウ褐紋病Mycosphaerella blight(Mycosphaerella pinodes)、角斑病Angular leaf spot(Phaeoisariopsis griseola)、エンドウ褐斑病Ascochyta blight(Ascochyta pisi)、ソラマメ褐斑病Brown spot(Didymella fabae)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe pisi, Sphaerotheca fuliginea)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、ソラマメ赤色斑点病Chocolate spot(Botrytis cinerea, B. elliptica, B. fabae)、菌核病Stem rot(Sclerotinia sclerotiorum)、黒根腐病Crown and root rot(Calonectria ilicicola)、エンドウ立枯病Root rot(Fusarium arthrosporioides, F. avenaceum, F. sporotrichioides)、インゲンマメ根腐病Fusarium root-rot(Fusarium cuneirostrum)、アズキ萎凋病Fusarium wilt(Fusarium oxysporum f. sp. adzukicola)、ソラマメ立枯病Stem wilt(Fusarium avenaceum, F. oxysporum f. sp. fabae)、エンドウ根腐病Root rot(Fusarium solani f. sp. pisi)、インゲンマメ炭疽病Anthracnose(Colletotrichum lindemuthianum)、アズキ炭疽病Anthracnose(Colletotrichum phaseolorum)、ダイズ炭疽病Anthracnose(Colletotrichum trifolii, C. truncatum, Glomerella glycines, Gloeosporium sp.)、落葉病Brown stem rot(Phialophora gregata)、ダイズさび病Soybean rust(Phakopsora pachyrhizi)、アズキさび病Rust(Uromyces phaseoli var. azukicola)、インゲンマメさび病Rust(Uromyces phaseoli var. phaseoli)、さび病Rust(Uromyces viciae-fabae var. viciae-fabae)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、ダイズべと病Downy mildew(Peronospora manshurica)、ダイズ茎疫病Phytophthora root and stem rot(Phytophthora sojae)、アズキ茎疫病(Phytophthora vignae f. sp. adzukicola)、ダイズ葉焼病Bacterial pustule(Xanthomonas campestris pv. glycines)、ダイズ斑点細菌病Bacterial blight(Pseudomonas savastanoi pv. glycinea)、インゲンマメかさ枯病Halo blight(Pseudomonas savastanoi pv. phaseolicola)、アズキ褐斑細菌病(Pseudomonas syringae pv. syringae)。
ホップの病害:うどんこ病Powdery mildew(Oidium sp., Sphaerotheca intermedia)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、萎凋病Hop wilt(Verticillium albo-atrum)、べと病Downy mildew(Pseudoperonospora humuli)。
イチジクの病害:酵母腐敗病Souring(Candida sorbosa, Candida sp., Pichia kluyveri)、そうか病Fig scab(Sphaceloma caricae)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、株枯病Ceratocystis canker(Ceratocystis fimbriata)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Anthracnose(Glomerella cingulata)、さび病Rust(Phakopsora nishidana)、黒かび病Rhizopus rot(Rhizopus stolonifer var. stolonifer)、疫病White powdery rot(Phytophthora palmivora)。
クワの病害:裏うどんこ病Powdery mildew(Phyllactinia moricola)、芽枯病Twig blight(Hypomyces solani f. sp. mori, f. sp. pisi, Gibberella baccata)、胴枯病Dieback(Diaporthe nomurai)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、紫紋羽病Violet root rot(Helicobasidium longisporum)、赤渋病Red rust(Aecidium mori)、縮葉細菌病Bacterial blight(Pseudomonas syringae pv. mori)、枝軟腐病Shoot soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
バラの病害:枝枯病Stem canker(Leptosphaeria coniothyrium)、うどんこ病Powdery mildew(Podosphaera pannosa, Uncinuliella simulans)、黒星病Black spot(Diplocarpon rosae)、灰色かび病Botrytis blight(Botrytis cinerea)、さび病Rust(Kuehneola japonica, Phragmidium fusiforme, P. mucronatum, P. rosae-multiflorae)、べと病Downy mildew(Peronospora sparsa)、根頭がんしゅ病Crown gall(Agrobacterium tumefaciens)。
イチゴの病害:じゃのめ病Leaf spot(Mycosphaerella fragariae)、うどんこ病Powdery mildew(Sphaerotheca aphanis var. aphanis)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、萎黄病Fusarium wilt(Fusarium oxysporum f. sp. fragariae)、輪斑病Leaf blight(Phomopsis obscurans)、炭疽病Crown rot(Colletotrichum acutatum, C. fragariae, Glomerella cingulata)、疫病Phytophthora rot(Phytophthora cactorum, P. nicotianae, Phytophthora sp.)、根腐病Red stele(Phytophthora fragariae)。
ビワの病害:ごま色斑点病Entomosporium leaf spot(Diplocarpon mespili)、灰斑病Gray leaf spot(Pestalotia eriobotrifolia, Pestalotiopsis funereal, P. neglecta)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、がんしゅ病Canker(Pseudomonas syringae pv. eriobotryae)。
リンゴの病害:黒点病Fruit spot(Mycosphaerella pomi)、斑点落葉病Alternaria blotch(Alternaria mali)、黒星病Scab(Venturia Inaequalis)、輪紋病Ring rot(Botryosphaeria berengeriana f. sp. piricola)、すす点病Fly speck(Schizothyrium pomi)、うどんこ病Powdery mildew(Podosphaera leucotricha)、褐斑病Blotch(Diplocarpon mali)、モニリア病Blossom blight(Monilinia mali)、腐らん病Valsa canker(Valsa ceratosperma)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Bitter rot(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、すす斑病Sooty blotch(Phyllachora pomigena)、紫紋羽病Violet root rot(Helicobasidium longisporum)、赤星病Rust(Gymnosporangium yamadae)、火傷病Fire blight(Erwinia amylovora)。
ナシの病害:黒斑病Black spot(Alternaria kikuchiana)、褐色斑点病Brown spot(Stemphylium sp.)、黒星病Scab(Venturia nashicola)、輪紋病Ring rot(Botryosphaeria berengeriana f. sp. piricola)、枝枯病Shoot blight(Botryosphaeria dothidea)、うどんこ病Powdery mildew(Phyllactinia mali)、胴枯病Phomopsis canker(Phomopsis fukushii)、紅粒がんしゅ病Coral spot(Nectria cinnabarina)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、赤星病Rust(Gymnosporangium asiaticum)、疫病Phytophthora fruit rot(Phytophthora cactorum, P. syringae)、黒斑細菌病Bacterial black spot(Pseudomonas syringae pv. syringae)、火傷病Fire blight(Erwinia amylovora)。
アンズの病害:黒星病Scab(Venturia carpophila)、環紋葉枯病Zonate leaf spot(Grovesinia pruni)、灰星病Brown rot(Monilinia fructicola, M. fructigena, M. laxa)、黒粒枝枯病Shoot blight(Coryneum sp.)、炭疽病Anthracnose(Gloeosporium sp., Colletotrichum acutatum)、せん孔細菌病Bacterial shot hole(Xanthomonas campestris pv. pruni)。
ウメの病害:黒星病Scab(Venturia carpophila)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、環紋葉枯病Zonate leaf spot(Grovesinia pruni)、灰星病Brown rot(Monilia mumecola, Monilinia fructicola, M. laxa)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、すす斑病Sooty blotch(Peltaster sp.)、変葉病Chloranthy(Blastospora smilacis)、かいよう病Bacterial canker(Pseudomonas syringae pv. morsprunorum, Erwinia sp.)。
スモモの病害:ふくろ実病Plum pockets(Taphrina pruni)、灰星病Brown rot(Monilinia fructicola, M. fructigena)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum)、黒斑病Bacterial leaf spot(Xanthomonas arboricola pv. pruni)。
モモの病害:縮葉病Leaf curl(Taphrina deformans)、黒星病Scab(Venturia carpophila)、いぼ皮病Blister canker(Botryosphaeria berengeriana f. sp. perscicae)、うどんこ病Powdery mildew(Podosphaera pannosa, P. tridactyla var. tridactyla)、灰星病Brown rot(Monilinia fructicola, M. fructigena)、ホモプシス腐敗病Phomopsis rot(Phomopsis sp.)、胴枯病Cytospora canker(Leucostoma persoonii)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、果実赤点病Fruit red spot(Ellisembia sp.)、褐さび病Brown rust(Tranzschelia discolor)、せん孔細菌病Bacterial shot hole(Xanthomonas arboricola pv. pruni, Pseudomonas syringae pv. syringae, Brenneria nigrifluens)。
オウトウの病害:褐色せん孔病Cylindrosporium leaf spot(Mycosphaerella cerasella, Blumeriella jaapii)、灰星病Brown rot(Monilinia fructicola, M. fructigena, M. laxa)、幼果菌核病Young-fruit rot(Monilinia kusanoi)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、黒かび病Rhizopus rot(Rhizopus stolonifer var. stolonifer)、樹脂細菌病Bacterial canker(Pseudomonas syringae, P. s. pv. syringae, P. viridiflava)。
ウリ類の病害:黒星病Scab(Cladosporium cucumerinum)、褐斑病Corynespora leaf spot(Corynespora cassiicola)、つる枯病Gummy stem blight(Didymella bryoniae)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe betae, Leveillula taurica, Oidium sp., Podosphaera xanthii, Sphaerotheca fuliginea)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia sclerotiorum)、つる割病Fusarium wilt(Fusarium oxysporum f. sp. cucumerinum, f. sp. lagenariae, f. sp. luffae, f. sp. melonis, f. sp. niveum)、立枯病Fusarium basal rot(Fusarium solani f. sp. cucurbitae)、キュウリホモプシス根腐病(Phomopsis sp.)、黒点根腐病Root rot(Monosporascus cannonballus)、カボチャ白斑病Plectosporium blight(Monographella cucumerina)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum orbiculare, Glomerella cingulata)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani, Pythium cucurbitacearum, P. debaryanum, P. spinosum)、べと病Downy mildew(Pseudoperonospora cubensis)、スイカ褐色腐敗病Brown rot(Phytophthora capsici)、疫病Phytophthora rot(Phytophthora capsici, P. cryptogea, P. melonis, P. nicotianae)、綿腐病Pythium fruit rot(Pythium aphanidermatum)、果実汚斑細菌病Bacterial fruit blotch(Acidovorax avenae subsp. citrulli)、褐斑細菌病Bacterial spot(Xanthomonas campestris pv. cucurbitae)、キュウリ縁枯細菌病Marginal blight(Pseudomonas marginalis pv. marginalis, P. viridiflava)、斑点細菌病Angular leaf spot(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)。
クリの病害:胴枯病Endothia canker(Cryphonectria parasitica)、炭疽病Anthracnose(Glomerella cingulata)。
アブラナ科野菜の病害:白斑病White spot(Pseudocercosporella capsellae)、根朽病Black leg(Leptosphaeria maculans)、黒斑病Alternaria leaf spot(Alternaria brassicae, A. brassicicola, A. japonica)、黒すす病Alternaria sooty spot(Alternaria brassicicola)、ワサビ墨入病Black leg(Phoma wasabiae)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、ナタネ雪腐菌核病Snow mold(Sclerotinia nivalis, Typhula japonica, T. incarnate, T. ishikariensis var. ishikariensis)、菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia sclerotiorum)、萎黄病Yellows(Fusarium oxysporum f. sp. conglutinans)、ダイコン萎黄病Yellows(Fusarium oxysporum f. sp. raphani)、ダイコンバーティシリウム黒点病Verticillium black spot(Verticillium albo-atrum, V. dahliae)、ハクサイ黄化病Yellows(Verticillium dahliae)、キャベツバーティシリウム萎凋病Verticillium wilt(Verticillium longisporum)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum dematium, C. destructivum, C. higginsianum)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani)、根こぶ病Club root(Plasmodiophora brassicae)、白さび病White rust(Albugo macrospora)、ワサビ白さび病White rust(Albugo wasabiae)、コマツナべと病Downy mildew(Hyaloperonospora brassicae)、ワサビべと病Downy mildew(Peronospora alliariae-wasabi)、べと病Downy mildew(Peronospora parasitica)、キャベツ苗立枯病Damping-off(Pythium buismaniae, P. zingiberis, Rhizoctonia solani)、立枯病Damping-off(Pythium sp.)、黒腐病Black rot(Xanthomonas campestris pv. campestris)、ブロッコリー花蕾腐敗病Head rot(Pseudomonas fluorescens, P. viridiflava, Pectobacterium carotovorum)、黒斑細菌病Bacterial black spot(Pseudomonas syringae pv. maculicola)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum, P. wasabiae)。
パパイアの病害:軟腐病Phytophthora blight(Phytophthora nicotianae)。
オクラの病害:葉すす病Brown leaf mold(Pseudocercospora abelmoschi)、果実黒斑病Alternaria rot(Alternaria alternata)、輪紋病Pod spot(Phoma exigua var. exigua)、うどんこ病Powdery mildew(Leveillula taurica)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、黒根病Black root rot(Thielaviopsis basicola)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani, Pythium ultimum var. ultimum, Pythium sp.)、葉枯細菌病(Pseudomonas cichorii, P. viridiflava)。
マンゴーの病害:炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)。
カンキツ類の病害:黄斑病Greasy spot(Mycosphaerella citri, M. horii)、そうか病Scab(Elsinoe fawcettii)、黒腐病Black rot(Alternaria citri)、緑かび病Common green mold(Penicillium digitatum)、青かび病Blue mold(Penicillium italicum)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、黒点病Melanose(Diaporthe citri)、小黒点病Melanose like blemish(Alternaria citri, Diaporthe rudis)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Anthracnose(Glomerella cingulata)、褐色腐敗病Brown rot(Phytophthora citricola, P. citrophthora, P. nicotianae, P. palmivora)、かいよう病Citrus canker(Xanthomonas citri subsp. citri)。
キウイフルーツの病害:すす斑病Sooty spot(Pseudocercospora actinidiae)、果実軟腐病Soft rot(Botryosphaeria dothidea, Lasiodiplodia theobromae, Diaporthe sp.)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, Glomerella cingulata)、花腐細菌病Bacterial blossom blight(Pseudomonas marginalis pv. marginalis, P. syringae pv. syringae, P. viridiflava)、かいよう病Bacterial canker(Pseudomonas syringae pv. actinidiae)。
カキの病害:角斑落葉病Angular leaf spot(Cercospora kaki)、円星落葉病Circular leaf spot(Mycosphaerella nawae)、黒星病Black spot(Fusicladium levieri)、すす点病Fly speck(Schizothyrium pomi)、うどんこ病Powdery mildew(Phyllactinia kakicola)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、黒星落葉病Black leaf spot(Discostroma sp.)、炭疽病Anthracnose(Glomerella cingulata)。
ブルーベリーの病害:灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、バルデンシア葉枯病Valdensia leaf blight(Valdensia heterodoxa)。
チャの病害:褐色円星病Brown round spot(Cercospora chaae, Pseudocercospora ocellata)、炭疽病Anthracnose(Discula theae-sinensis)、輪斑病Gray blight(Pestalotiopsis longiseta, P. theae)、白紋羽病White root rot(Rosellinia necatrix)、赤葉枯病Brown blight(Glomerella cingulata)、網もち病Net blister blight(Exobasidium reticulatum)、もち病Blister blight(Exobasidium vexans)、黒葉腐病Black rot(Ceratobasidium sp.)、赤焼病Bacterial shoot blight(Pseudomonas syringae pv. theae)。
シソの病害:斑点病Corynespora leaf spot(Corynespora cassiicola)、さび病Rust(Coleosporium plectranthi)。
ゴマの病害:白絹病Stem rot(Athelia rolfsii)、青枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)、斑点細菌病Bacterial leaf spot(Pseudomonas syringae pv. sesami)。
サツマイモの病害:つる割病Stem rot(Fusarium oxysporum f. sp. batatas, F. solani)、黒斑病Black rot(Ceratocystis fimbriata)、紫紋羽病Violet root rot(Helicobasidium longisporum)、軟腐病Soft rot(Rhizopus stolonifer var. stolonifer, R. tritici)、立枯病Soil rot(Streptomyces ipomoeae)。
トマトの病害:葉かび病Leaf mold(Mycovellosiella fulva)、すすかび病Cercospora leaf mold(Pseudocercospora fuligena)、褐色輪紋病Corynespora target spot(Corynespora cassiicola)、輪紋病Early blight(Alternaria solani)、斑点病Leaf spot(Stemphylium lycopersici, S. solani)、褐色根腐病Brown root rot(Pyrenochaeta lycopersici)、うどんこ病Powdery mildew(Leveillula taurica, Oidium neolycopersici, Oidium sp.)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、菌核病Stem rot(Sclerotinia sclerotiorum)、萎凋病Fusarium wilt(Fusarium oxysporum f. sp. lycopersici)、根腐萎凋病Crown and root rot(Fusarium oxysporum f. sp. radicis-lycopersici)、半身萎凋病Verticillium wilt(Verticillium dahliae)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani, Pythium vexans)、疫病Late blight(Phytophthora infestans)、かいよう病Bacterial canker(Clavibacter michiganensis subsp. michiganensis)、青枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)、斑点細菌病Bacterial spot(Xanthomonas campestris pv. vesicatoria)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
ナスの病害:すすかび病Leaf mold(Mycovellosiella nattrassii)、褐色円星病Leaf spot(Paracercospora egenula)、黒枯病Black blight(Corynespora cassiicola)、褐斑病Early blight(Alternaria solani)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe cichoracearum, Leveillula taurica, Sphaerotheca fuliginea)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、菌核病Stem rot(Sclerotinia sclerotiorum)、半枯病(Fusarium oxysporum f. sp. melongenae)、半身萎凋病Verticillium wilt(Verticillium dahliae)、褐紋病Brown spot(Phomopsis vexans)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani)、褐色腐敗病Brown rot(Phytophthora capsici)、疫病Late blight(Phytophthora infestans)、青枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)、褐斑細菌病Necrotic leaf spot(Pseudomonas cichorii)。
ジャガイモの病害:夏疫病Early blight(Alternaria solani)、乾腐病Dry rot(Fusarium oxysporum, Fusarium solani f. sp. eumartii, f. sp. radicicola)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum coccodes)、黒あざ病Black scurf(Thanatephorus cucumeris)、粉状そうか病Powdery Scab(Spongospora subterranea f. sp. subterranea)、疫病Late blight(Phytophthora infestans)、輪腐病Ring rot(Clavibacter michiganensis subsp. Sepedonicus)、そうか病Scab(Streptomyces spp.)、青枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)、黒あし病Black leg(Dickeya dianthicola, Pectobacterium atrosepticum, P. carotovorum)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
トウガラシ・ピーマンの病害:斑点病Frogeye leaf spot(Cercospora capsici)、黒枯病Corynespora blight(Corynespora cassiicola)、白斑病Stemphyrium leaf spot(Stemphylium lycopersici)、うどんこ病Powdery mildew(Leveillula taurica)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia sclerotiorum)、萎凋病Fusarium wilt(Fusarium oxysporum)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum, C. capsici, C. nigrum)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、苗立枯病Damping-off(Rhizoctonia solani)、疫病Phytophthora blight(Phytophthora capsici)、青枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)、斑点細菌病Bacterial spot(Xanthomonas campestris pv. vesicatoria)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
タバコの病害:赤星病Brown spot(Alternaria alternata)、腰折病Sore shin(Rhizoctonia solani)、疫病Black shank(Phytophthora nicotianae)、立枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)。
セロリーの病害:斑点病Early blight(Cercospora apii)、葉枯病Late blight(Septoria apiicola)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
ミツバの病害:菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia sclerotiorum)、株枯病(Fusarium oxysporum f. sp. apii)、さび病Rust(Puccinia tokyensis)、立枯病(Rhizoctonia solani)、べと病Downy mildew(Plasmopara nivea)、根腐病(Pythium aphanidermatum, P. apleroticum, Pythium sp.)。
ニンジンの病害:斑点病Cercospora blight(Cercospora carotae)、黒葉枯病Leaf blight(Alternaria dauci)、黒斑病Alternaria black rot(Alternaria radicina)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe heraclei)、菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia minor, S. sclerotiorum)、乾腐病Dry rot(Fusarium solani f. sp. radicicola, Gibberella avenacea)、紫紋羽病Violet root rot(Helicobasidium longisporum)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、根腐病Damping-off(Rhizoctonia solani)、しみ腐病Brown blotted root rot(Pythium sulcatum)、根頭がんしゅ病Crown gall(Agrobacterium tumefaciens)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
パセリの病害:斑点病Leaf spot(Cercospora apii)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe heraclei)、疫病(Phytophthora nicotianae)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
タラノキの病害:そうか病Spot anthracnose(Elsinoe araliae)、立枯疫病(Phytophthora cactorum)。
ウドの病害:黒斑病Leaf spot(Alternaria panax, Alternaria sp.)、菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia sclerotiorum)、萎凋病Verticillium wilt(Verticillium dahliae, V. nigrescens)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、疫病Phytophthora rot(Phytophthora cactorum)。
レタスの病害:灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、菌核病Stem rot(Sclerotinia sclerotiorum)、根腐病Root rot(Fusarium oxysporum f. sp. lactucae)、すそ枯病Bottom rot(Rhizoctonia solani)、べと病Downy mildew(Bremia lactucae)、斑点細菌病Bacterial spot(Xanthomonas axonopodis pv. vitians)、腐敗病Bacterial rot(Pseudomonas cichorii, P. marginalis pv. Marginalis, P. viridiflava)、軟腐病Bacterial soft rot(Pectobacterium carotovorum)。
キクの病害:黒斑病Leaf spot(Septoria chrysanthemella)、褐斑病Leaf blight(Septoria obesa)、花腐病Ray blight(Didymella chrysanthemi)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe cichoracearum var. cichoracearum)、灰色かび病Botrytis blight(Botrytis cinerea)、菌核病Stem rot(Sclerotinia sclerotiorum)、半身萎凋病Wilt(Verticillium dahliae)、褐さび病Rust(Phakopsora artemisiae)、白さび病Rust(Puccinia horiana)、黒さび病Rust(Puccinia tanaceti var. tanaceti)、花枯病Petal blight(Itersonilia perplexans)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)、立枯病Root and stem rot(Ceratobasidium cornigerum, Rhizoctonia solani)、べと病Downy mildew(Peronospora danica)、疫病Phytophthora rot(Phytophthora cactorum, Phytophthora sp.)、根頭がんしゅ病Crown gall(Agrobacterium tumefaciens)、青枯病Bacterial wilt(Ralstonia solanacearum)、軟腐病Bacterial stem rot(Pectobacterium carotovorum)。
シュンギクの病害:葉枯病Leaf blight(Cercospora chrysanthemi)、炭疽病Anthracnose(Colletotrichum acutatum)、べと病Downy mildew(Peronospora chrysanthemi-coronarii)。
ヒマワリの病害:褐斑病Leaf spot(Septoria helianthi)、黒斑病Leaf spot(Alternaria helianthi)、うどんこ病Powdery mildew(Erysiphe cichoracearum, Golovinomyces cichoracearum var. latisporus, Oidium sp., Podosphaera fusca)、灰色かび病Gray mold(Botrytis cinerea)、菌核病Sclerotinia rot(Sclerotinia sclerotiorum)、苗立枯病Root and stem rot(Rhizoctonia solani)、べと病Downy mildew(Plasmopara halstedii)、斑点細菌病Bacterial leaf spot(Pseudomonas syringae pv. helianthi)、空胴病(Pectobacterium carotovorum)。
フキの病害:半身萎凋病Verticillium wilt(Verticillium dahliae)、白絹病Southern blight(Athelia rolfsii)。
ゴボウの病害:黒斑病Leaf spot(Phoma exigua var. exigua)、うどんこ病Powdery mildew(Podosphaera fusca)、黒条病Black streak(Itersonilia perplexans)、黒あざ病Black scurf(Rhizoctonia solani)、根腐病(Pythium irregulare)、黒斑細菌病Bacterial spot(Xanthomonas campestris pv. nigromaculans)。
本発明の植物病害の防除方法においては、イソピラザムとアルキルポリグリコシドを同時に処理してもよいし、時間が近接していれば両者を別々に処理してもよい。また、処理する場所は、有用植物の茎葉部であってもよいし、有用植物周辺の土壌であってもよい。
本発明の植物病害の防除方法における望ましい実施形態の1つとして、イソピラザムとアルキルポリグリコシドを含有する水分散液を植物または土壌に処理する方法が挙げられる。この方法においては、植物病害防除用組成物を水分散液として植物病害が発生している、または発生することが予想される場所に対して散布される。そのような場所としては有用植物の茎葉部、土壌などが挙げられるが、有用植物の茎葉部の場合は特に効果がある。水分散液としては、例えばイソピラザムを含有する製剤を水に分散させ、このものにアルキルポリグリコシドを添加したもの;イソピラザムとアルキルポリグリコシドとを予め混合して製剤したものを水に分散させたもの;等が使用される。
本発明組成物の製剤例を以下に記載するが、本発明組成物はこれらのみに限定されるものではない。
〔製剤例1〕懸濁剤
(1)イソピラザム 19.45重量部
(2)ポリオキシエチレンスチリル
フェニルエーテルサルフェート
アンモニウム塩 3.0重量部
(3)シリコーン系消泡剤 0.1重量部
(4)プロピレングリコール 10.0重量部
(5)キサンタンガム 0.1重量部
(6)珪酸マグネシウムアルミニウム 0.3重量部
(7)1,2−ベンゾイソチアゾリン―3−オン 0.05重量部
(8)蒸留水 67.0重量部
上記(1)〜(8)を混合し、イソピラザムの平均粒子径が1.6μmになるまで湿式粉砕し、懸濁剤を得た。
〔製剤例2〕懸濁剤
(1)イソピラザム 19.45重量部
(2)ポリオキシエチレンスチリルフェニル
エーテルとポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンブロックポリマーの混合物 3.0重量部
(3)シリコーン系消泡剤 0.1重量部
(4)プロピレングリコール 10.0重量部
(5)キサンタンガム 0.1重量部
(6)珪酸マグネシウムアルミニウム 0.3重量部
(7)1,2−ベンゾイソチアゾリン―3−オン 0.05重量部
(8)蒸留水 67.0重量部
上記(1)〜(8)を混合し、イソピラザムの平均粒子径が1.1μmになるまで湿式粉砕し、懸濁剤を得た。
〔製剤例3〕補助剤含有懸濁剤
(1)イソピラザム 19.45重量部
(2)補助剤 5.0重量部
(3)ポリオキシエチレンスチリル
フェニルエーテルサルフェート
アンモニウム塩 3.0重量部
(4)シリコーン系消泡剤 0.1重量部
(5)プロピレングリコール 10.0重量部
(6)キサンタンガム 0.1重量部
(7)珪酸マグネシウムアルミニウム 0.3重量部
(8)1,2−ベンゾイソチアゾリン―3−オン 0.05重量部
(9)蒸留水 62.0重量部
上記(1)〜(9)を混合し、イソピラザムの平均粒子径が1.7μmになるまで湿式粉砕し、懸濁剤を得た。
なお、上記製剤例1〜3において、フェンブコナゾールまたはイプロジオン等の他の農薬活性成分を更に含有することができる。
次に、本発明の有用性について、以下の試験例において具体的に説明する。但し、本発明はこれらのみに制限されるものではない。
[試験例1]きゅうり褐斑病に対する効果
イソピラザムと表−1に示した補助剤が所定濃度になるように、水に製剤例2の懸濁剤と表−1の補助剤を添加した水分散液または水に製剤例3の補助剤含有懸濁剤を添加した水分散液を調製した。直径10cmのポットで育成した1.5〜2葉期のキュウリ(品種:相模半白)に、上記の水分散液をポット当たり8ml、スプレーガンを用いて散布した。風乾した後、キュウリ褐斑病菌(Corynespora cassiicola)の胞子懸濁液(顕微鏡下150倍で1視野当たり3〜4個の胞子濃度)を噴霧し、温度25℃、湿度95%以上の接種箱に2日間入れた。その後、ガラス温室に置き、接種13日後に形成された病斑面積の接種葉に占める割合を測定し、下記の式に従い、防除価を算出した。
防除価=〔1−(処理区病斑面積率/無処理区病斑面積率)〕×100
その結果を表−2および表−3に示す。
〔試験例2〕キュウリを用いた薬害試験
[水分散液の調製]
表−1に示した補助剤を、その濃度が1000ppmとなるように水に分散させ、次いでイソピラザムが所定濃度になるように製剤例1の懸濁剤を添加して、生物試験用の水分散液(本発明組成物)を調製した。
直径10cmのポットで育成した1.5〜2葉期のキュウリ(品種:相模半白)に、イソピラザムと表−1に示した補助剤が所定濃度になるように調製した水分散液をポット当たり12ml、スプレーガンを用いて散布した。風乾した後、温度25℃、湿度95%以上の接種箱に1日間入れた。その後、ガラス温室に置き、接種14日後に確認された白斑症状の葉に占める割合を測定した。その結果を表−4に示す。