JP2014231203A - 記録装置、および、記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置、および、記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録ヘッドを有する記録装置が、装着されている記録ヘッドの記録解像度を容易に判定できるようにする記録装置を提供する。
【解決手段】プリンター1には、印刷解像度の異なる複数の印刷ヘッド51のいずれかが装着される。プリンター1は、ロール紙の搬送路に配置された用紙センサー55と、いずれかの印刷解像度の印刷ヘッド51が装着された場合に用紙センサー55の検出範囲に重なる位置に、印刷ヘッド51により画像を記録させ、用紙センサー55によって画像を検出した検出結果に基づいて印刷ヘッド51の印刷解像度を判定する解像度判定部21とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置、および、記録装置の制御方法に関する。
従来、記録媒体に画像を記録する記録装置において、記録解像度を検出する機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1にも記載されたように、複数種類の記録ヘッドを装着可能な記録装置では、その記録装置の制御系が、装着されているヘッドの種類を特定する必要がある。特許文献1の構成では、サーマルヘッドを取替え可能なサーマルプリンターにおいて、このサーマルプリンターを制御するCPUがドット数を判定する。すなわち、CPUが、サーマルヘッドの最大ドット数に対応する信号をサーマルヘッドに出力し、サーマルヘッドから出力される信号に基づいてドット数が最大ドット数か否かを判定する。
特開2010−656号公報
特許文献1記載の構成はドット数に相当する発熱素子を有するサーマルヘッドに特有の構成を利用しており、他の構成には適用できない。また、サーマルヘッド側に、入力された信号とドット数とに対応する信号を出力する構成を必要とする。このため、適用可能な構成が限定されていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドを有する記録装置が、装着されている記録ヘッドの記録解像度を容易に判定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録解像度の異なる複数の記録ヘッドのいずれかが装着可能に構成され、記録媒体の搬送路に配置された光検出手段と、前記光検出手段の検出範囲に重なる位置に前記記録ヘッドにより画像を記録させる指示を行い、前記光検出手段による前記画像の検出結果に基づいて前記記録ヘッドの記録解像度を判定する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドにより画像を記録させ、この画像を光検出手段により検出することによって、記録ヘッドの解像度を判定できる。この光検出手段は、例えば、記録媒体の搬送状態や媒体の枯渇を検出する検出器等を流用できる。従って、一般的な構造の記録装置に本発明を適用することが可能であり、容易に、記録ヘッドの記録解像度を判定できるようになる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記記録ヘッドは、前記記録媒体の搬送方向に直交する桁方向に複数のドットを記録可能であり、前記制御手段は、前記記録ヘッドにより、前記桁方向におけるドット位置を指定して前記画像を記録させることを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの解像度によって、画像が記録される桁方向の位置が異なる。このため、記録ヘッドが記録した画像を光検出手段によって検出することで、記録ヘッドの解像度を容易に、かつ確実に判定できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記制御手段は、特定の記録解像度の前記記録ヘッドが装着された場合に前記光検出手段の検出範囲に重なる位置に前記記録ヘッドにより画像を記録させる指示を行い、前記光検出手段の検出結果に基づいて、装着されている前記記録ヘッドの記録解像度が前記特定の記録解像度であるか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、光検出手段の検出範囲に重なるように記録ヘッドが画像を記録する。このため、光検出手段の検出範囲が、特定の記録解像度の記録ヘッドの記録範囲に重なっていれば、本発明を適用して記録解像度を判定できる。従って、他の目的で設けられた光センサー等を流用して、本発明により、記録ヘッドの記録解像度の判定を行うことができる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記光検出手段の検出範囲は前記記録媒体の搬送方向において前記記録ヘッドより上流に位置し、前記制御手段は、前記記録ヘッドにより画像を記録した後に、前記記録媒体を通常の記録時とは逆方向に搬送して前記光検出手段により検出させることを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドよりも上流側に検出範囲を有する光検出手段を用いて記録ヘッドの記録解像度を判定できる。このため、他の目的で設けられた光センサー等を流用することが可能であり、特別な構成を必要としない方法により、記録ヘッドの記録解像度を判定できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記制御手段の判定結果に基づいて前記記録ヘッドの記録解像度に対応する複数のプログラムから一つの前記プログラムを選択し、選択した前記プログラムを実行して前記記録ヘッドによる記録動作を制御する記録制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの記録解像度に対応したプログラムを選択して、このプログラムに基づき記録動作を制御する。このため、記録解像度の異なる複数の記録ヘッドを装着可能な記録装置において、記録ヘッドの記録解像度を手動で設定する操作等を行わなくても、適切なプログラムにより適切な制御が実行される。従って、記録装置を制御するプログラムの選択に関する作業負担を軽減し、記録装置の生産の効率化を図ることができる。
また、本発明は、上記記録装置において、選択された前記プログラムまたは選択された前記プログラムを示す情報を記憶する記憶手段を備え、前記記録制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記プログラムまたは前記プログラムを示す情報に従って記録動作の制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの記録解像度を判定する動作を行った後に、判定した記録解像度に対応するプログラムに基づく動作を継続して実行できる。このため、記録解像度を判定する動作を、例えば工場出荷時、メンテナンス時、初期化後の最初の起動時など少ない回数を実行すればよい。
また、上記目的を達成するために、本発明の記録装置の制御方法は、記録解像度の異なる複数の記録ヘッドのいずれかが装着可能に構成され、記録媒体の搬送路に配置された光検出手段を備えた記録装置を制御して、前記光検出手段の検出範囲に重なるドットを、前記記録ヘッドにより記録させる指示を行い、前記光検出手段による前記ドットの検出結果に基づいて前記記録ヘッドの記録解像度を判定すること、を特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドにより画像を記録し、この画像を光検出手段により検出することによって、記録ヘッドの解像度を判定できる。この光検出手段は、例えば、記録媒体の搬送状態や媒体の枯渇を検出する検出器等を流用できる。従って、一般的な構造の記録装置に本発明を適用することが可能であり、容易に、記録ヘッドの記録解像度を判定できるようになる。
本発明によれば、一般的な構造の記録装置において、容易に、記録ヘッドの記録解像度を判定できる。
本発明の実施形態に係るプリンターの機能ブロック図である。 プリンターの要部の配置状態を示す図である。 印刷ヘッドの印刷解像度と印刷位置との関係を示す図である。 プリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンター1の機能ブロック図である。
プリンター1は、プリンター1の各部を制御する制御部20を備えている。制御部20には、メモリー25(記憶手段)、G/A(ゲートアレイ)31、モータードライバー33、ヘッドドライバー35、及びI/F(インターフェイス)37が接続されている。
プリンター1は、I/F37を解してホストコンピューター2に接続されている。プリンター1は、ホストコンピューター2から入力されるコマンド及び印刷データに基づいて、記録媒体に画像を印刷(記録)する。
本実施形態では、プリンター1は、記録媒体として感熱紙をロール状に巻いたロール紙10(図2)を用い、発熱素子を有する印刷ヘッド51によって、感熱紙に熱を与え発熱素子のドット単位で画像を印刷する構成を例として説明する。ここで、画像とは、文字、記号、画像等を含む。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROMに記憶された基本制御プログラムを読み出して実行し、プリンター1の各部を制御する。制御部20は、上記基本制御プログラムを実行することにより、解像度判定部21(制御手段)、及び、印刷制御部22(記録制御手段)として機能する。解像度判定部21は、後述するように、プリンター1が備えている印刷ヘッド51の印刷解像度を判定する処理を実行する。また、印刷制御部22は、ホストコンピューター2から入力されるコマンドと印刷データに従って、印刷ヘッド51を含む各部を動作させて印刷を実行する。ここで、印刷制御部22は、印刷ヘッド51の印刷解像度に基づいて、印刷データを展開し、印刷ヘッド51を駆動する処理を行う。つまり、印刷制御部22は印刷ヘッド51の印刷解像度に合わせた処理を行う必要がある。そこで、プリンター1は、メモリー25に複数のヘッド制御モジュール27a、27b…を記憶している。それぞれのヘッド制御モジュール27a、27b…は、特定の印刷解像度の印刷ヘッド51に対応している。印刷制御部22は、プリンター1に装着されている印刷ヘッド51の印刷解像度に対応したヘッド制御モジュールを読み出して実行することで、正しい印刷を行うことができる。
メモリー25は、フラッシュメモリー等の半導体記憶装置、磁気的記憶装置、光学的記憶装置等により構成され、データやプログラムを不揮発的に記憶する。メモリー25は、印刷制御部22が印刷を行うための各種のデータを含む設定データ26を記憶する。設定データ26には、後述する紙幅26a、印刷可能領域幅26b、印刷解像度26c等のデータが含まれる。また、メモリー25は、ヘッド制御モジュール27a、27b…を含む制御プログラム27を記憶している。制御部20は、メモリー25から各種プログラムを読み出して実行することで、印刷動作、及び、その他の動作を実行する。
G/A31は、入力部41及び用紙センサー55(光検出手段)に接続されている。G/A31は、制御部20の制御に従って、入力部41及び用紙センサー55による検出を行う。入力部41は、プリンター1が備える操作パネルのスイッチ等に接続されている。G/A31は、上記スイッチ等の操作を検出して、操作信号を生成して制御部20に出力する。
用紙センサー55は、印刷ヘッド51の上流側に位置して、ロール紙10(図2)の有無を検出する光学式センサーである。本実施形態の用紙センサー55は、ロール紙10が搬送される位置に対して光を照射する発光部と、この発光部が発した光の反射光を受光する受光部とを有し、受光部が受光した光量を出力する反射型光センサーである。G/A31は、用紙センサー55に通電し、用紙センサー55の受光量を示す検出値を取得して、制御部20に出力する。
モータードライバー33は、搬送モーター42及びカッター駆動モーター63に接続されている。モータードライバー33は、制御部20の制御に従って、搬送モーター42及びカッター駆動モーター63に、駆動電流を供給し、搬送モーター42及びカッター駆動モーター63をそれぞれ回転させる。また、モータードライバー33は、搬送モーター42に供給する駆動電流の電圧を切り換えることにより、モータードライバー33を正方向に回転させることも、逆方向に回転させることもできる。搬送モーター42は、図示しない駆動輪列を解してプラテンローラー52(図2)に連結されている。搬送モーター42が正転すると、プラテンローラー52が正転してロール紙10が通常方向に搬送される。また、搬送モーター42が逆転すると、プラテンローラー52が逆方向に回転し、ロール紙10は逆方向に搬送される。
ヘッドドライバー35は印刷ヘッド51に接続される。ヘッドドライバー35は、制御部20の制御に従って、印刷ヘッド51が備える個々の発熱素子に通電し、印刷ヘッド51が印刷可能なドット位置のうち任意のドット位置でロール紙10を発色させる。
図2は、プリンター1の要部構成を模式的に示す要部側面視図である。
この図2に示すロール紙10は、プリンター1の本体ケース内に収容される。図中左側にはプリンター1が印刷後のロール紙10を排出する排紙口1aが位置する。ロール紙10は、排紙口1a側に引き出され、印刷ヘッド51とプラテンローラー52との間に挟まれて搬送される。印刷ヘッド51はプラテンローラー52側にバネ等により押しつけられており、プラテンローラー52の回転に伴ってロール紙10が滑りなく搬送される。図中には、ロール紙10の通常時の搬送方向を符号Fで示し、逆方向に搬送される場合の搬送方向を符号Rで示す。印刷ヘッド51のプラテンローラー52側の面には発熱素子を有する印刷部が配置されている。この印刷部は、ロール紙10の幅方向に、発熱素子を1列または複数列に並べて配置したラインヘッドを構成する。
用紙センサー55は、印刷ヘッド51よりも上流側で、ロール紙10の印刷面10aに向けて光を照射し、反射光を検出する。ロール紙10の印刷面10aは、通常、白色または白色に近い明色である。このため、ロール紙10が存在しない場合と、ロール紙10が搬送されている場合とでは、用紙センサー55が受光する反射光の光量が異なる。この光量の差に基づき、制御部20は、ロール紙10の有無を判定する。ロール紙10が無い場合、制御部20は用紙切れ警告等をホストコンピューター2に出力する。用紙センサー55は、ロール紙10に対して可動としてもよいが、本実施例では、特定の位置に固定された用紙センサー55により検出するものとする。
印刷ヘッド51の下流側には、排紙口1aの内部にカッターユニット60が配置されている。カッターユニット60は、ロール紙10の印刷面10a側に位置する固定刃61と、ロール紙10を挟んで固定刃61に対向して配置された可動刃62とを備える。可動刃62は、カッター駆動モーター63の動作により固定刃61側に向けて移動される。印刷後のロール紙10は、固定刃61と可動刃62とに挟まれて切断され、帳票10bとして排紙口1aから排出される。
図3は、印刷ヘッド51の印刷解像度と印刷位置との関係を示す図であり、印刷面10aに印刷ヘッド51が印刷するドットの配置を示す平面図である。図3(a)には、印刷ヘッド51の印刷解像度が180dpiの場合を示し、図3(b)には印刷ヘッド51の印刷解像度が203dpiの場合を示す。
図3(a)及び(b)にはロール紙10の幅Wが80mmであり、印刷ヘッド51により印刷される印刷可能領域の幅WPが72mmの例を示す。ロール紙10の幅W及び印刷可能領域の幅WPは、紙幅26a及び印刷可能領域幅26bとしてメモリー25に記憶される。
プリンター1は、印刷ヘッド51を除く各部を共通にして、印刷解像度が異なる複数種類のモデルを製造できる構成となっている。すなわち、印刷ヘッド51以外が共通で、印刷ヘッド51が異なる複数の仕様のプリンター1を製造できる。この場合、共通のプログラムを制御部20により実行することで、印刷ヘッド51の制御以外の動作を行うことができる。印刷ヘッド51の制御に関しては、印刷ヘッド51の印刷解像度に対応したプログラムを制御部20により実行する必要がある。このため、プリンター1は、メモリー25に複数のヘッド制御モジュール27a、27b…を記憶している。各々のヘッド制御モジュールは、異なる解像度の印刷ヘッド51に対応している。本実施形態のプリンター1では、印刷ヘッド51が180dpiの場合はヘッド制御モジュール27aを実行し、印刷ヘッド51が203dpiの場合はヘッド制御モジュール27bを実行する。制御部20がヘッド制御モジュール27aとヘッド制御モジュール27bのどちらを実行するか、人による作業で設定することは作業負担の要因となる。そこで、プリンター1は、自律的に印刷ヘッド51の印刷解像度を判定し、対応するヘッド制御モジュールを選択して実行できる。
図3(a)に示すように、180dpiの印刷ヘッド51を用いる場合、幅72mmの印刷可能領域には、印刷ヘッド51により512ドットを印刷できる。図中には、理解の便宜のため、印刷ヘッド51の発熱素子がドットを印刷する領域を印刷領域51aとして示す。これに対し、203dpiの印刷ヘッド51を用いる場合、幅72mmの印刷可能領域には576ドットを印刷できる。
本実施形態では、印刷ヘッド51が印刷可能なドットのうち、図中左側の端を1ドット目とし、右端を512ドットまたは576ドットとし、各ドットを1〜512または1〜576の番号により指定できる。
また、図3(a)及び(b)には用紙センサー55の検出範囲55aを図示する。検出範囲55aは、用紙センサー55が印刷面10aに光を照射し、その反射光を検出する対象の領域である。検出範囲55aの位置は、ロール紙10の搬送方向F、Rに直交する方向(桁方向)において一定である。本実施形態では、検出範囲55aの位置は、180dpiの印刷ヘッド51が装着された場合の印刷ヘッド51の418ドット〜439ドットの範囲に対応する位置となる。図中の破線は、検出範囲55aの位置を示している。
印刷解像度を判定する動作において、解像度判定部21は、印刷ヘッド51により、桁方向において検出範囲55aに重なる位置のドットを印刷するよう指示することにより、検出用画像Pを印刷させる。図3(a)の例では、検出用画像Pの桁方向のサイズは、検出範囲55aのサイズと一致しているが、検出用画像Pが検出範囲55aより小さくてもよいし、大きくてもよい。
検出用画像Pの印刷位置は、解像度判定部21により、ドットの番号により指定される。本実施形態では、418ドット〜439ドットの範囲を黒色で印刷するように、解像度判定部21により制御がなされる。この結果、図3(a)では、桁方向において検出範囲55aにほぼ重なる大きさの検出用画像Pが印刷される。
ここで、印刷ヘッド51の印刷解像度が203dpiの場合には、印刷ヘッド51が418ドット〜439ドットの範囲に検出用画像Pを印刷すると、検出用画像Pの位置は、図3(b)に示すように検出範囲55aから外れた位置となる。
つまり、解像度判定部21は、印刷ヘッド51の印刷解像度が特定の解像度(ここでは180dpi)の場合に、検出用画像Pの桁方向の位置が検出範囲55aに重なるように、検出用画像Pのドット位置(ここでは418ドット〜439ドット)を指定する。言い換えれば、特定の解像度以外の解像度(ここでは203dpi)の印刷ヘッド51が印刷すると、検出用画像Pの桁方向の位置が、検出範囲55aから逸脱するようなドット位置を指定する。別の言い方では、検出用画像Pのドット位置は、印刷ヘッド51の印刷解像度が特定の印刷解像度でなければ、検出用画像Pが検出範囲55aに重ならない位置となっている。
解像度判定部21は、印刷ヘッド51が検出用画像Pを印刷した後、モータードライバー33を制御して搬送モーター42を逆転させ、ロール紙10をバックフィードさせる。バックフィードさせる搬送量は、少なくとも、印刷ヘッド51の印刷位置(すなわち印刷領域51a)から検出範囲55aまでの距離である。図3(a)に示す例では検出用画像Pが検出範囲55aに重なるので、用紙センサー55の受光量は、印刷されていない印刷面10aに比べて低下する。従って、用紙センサー55の受光量が低下した場合、解像度判定部21は、検出用画像Pが検出範囲55aに重なったこと、すなわち印刷ヘッド51の印刷解像度が180dpiであると判定する。
これに対し、図3(b)に示すように、検出用画像Pの桁方向の位置が、検出範囲55aの位置から外れている場合には、ロール紙10を逆方向に搬送しても検出用画像Pが検出範囲55aに重ならない。このため、用紙センサー55の受光量は、未印刷の印刷面10aからの受光量のまま変化しない。この場合、解像度判定部21は、用紙センサー55の受光量に基づき、印刷ヘッド51の印刷解像度が180dpiでないと判定できる。
このように、解像度判定部21は、印刷ヘッド51により検出用画像Pを印刷させ、ロール紙10をバックフィードし、用紙センサー55の受光量を検出することにより、印刷ヘッド51の印刷解像度が180dpiであるか否かを判定できる。例えば、解像度判定部21は、G/A31が出力する用紙センサー55の検出値が、予め設定した閾値以上か閾値未満かに基づいて判定をしてもよい。また、例えば、用紙センサー55の検出値の変化量に基づいて判定をしてもよい。
本実施形態では、印刷ヘッド51の印刷解像度が2通りであるため、解像度判定部21は、180dpiであるか否かを判定することにより、印刷解像度が180dpiか203dpiかを判定できる。印刷ヘッド51の印刷解像度の数には制限はなく、例えば、4通りの印刷解像度がある場合には、3通りの印刷解像度に対応した検出用画像Pを印刷して判定を行えばよい。すなわち、検出用画像Pのドット位置を、特定の解像度の印刷ヘッド51で印刷した場合に検出範囲55aに重なり、他の印刷解像度の印刷ヘッド51で印刷した場合に検出範囲55aから外れるドット位置にする。こうして検出用画像Pを印刷させて用紙センサー55により検出する動作を、特定の解像度を変えて3回実行すれば、印刷ヘッド51の印刷解像度が4通りの印刷解像度のどれかを特定できる。これを敷衍すれば、(n−1)回の検出動作により、n通りの印刷解像度の中から印刷ヘッド51の印刷解像度を特定できる。
また、特定の解像度以外の解像度の場合に、検出用画像Pが検出範囲55aから外れるようにするため、検出用画像Pの桁方向のサイズを小さくすることが好ましい。具体的には、検出範囲55aの桁方向のサイズ以下であって、かつ、用紙センサー55の受光量が確実に未印刷の印刷面10aと区別可能なサイズであればよい。
図4は、プリンター1の動作を示すフローチャートである。
プリンター1は、入力部41の操作またはホストコンピューター2から入力されるコマンドに従って、解像度判定の動作を開始する(ステップS11)。また、プリンター1は、工場出荷時または工場出荷後の最初の電源投入時に、解像度判定の動作を自動的に実行してもよい。さらに、メンテナンスのためにプリンター1が初期化された後、最初の電源投入時に、解像度判定の動作を自動的に実行してもよい。この初期化とは、ソフトリセットであってもよいし、工場出荷状態に復帰させるハードウェアリセットであってもよい。
解像度判定部21は、印刷ヘッド51の印刷解像度のいずれか(ここでは180dpi)に合わせて、検出用画像Pの印刷ドット位置を決定する(ステップS12)。解像度判定部21は、ヘッドドライバー35を制御して、決定したドット位置への印刷を実行させる(ステップS13)。ここで、解像度判定部21は、印刷中に搬送モーター42を動作させて、検出用画像Pの搬送方向のサイズを制御する。検出用画像Pの搬送方向におけるサイズについて特に制限はないが、印刷領域51aから検出範囲55aまでの距離よりも小さいことが好ましい。
検出用画像Pの印刷が完了すると、解像度判定部21は、モータードライバー33を制御して搬送モーター42を逆回転させ、ロール紙10をバックフィードさせる(ステップS14)。さらに、解像度判定部21は、バックフィード中の用紙センサー55の検出値を、G/A31から取得する(ステップS15)。
そして、解像度判定部21は、用紙センサー55によって検出用画像Pが検出されたか否かを判定する(ステップS16)。
用紙センサー55によって検出用画像Pが検出された場合(ステップS16;Yes)、解像度判定部21は、印刷ヘッド51の印刷解像度を、ステップS12で印刷ドット位置を決定する際に設定した解像度(180dpi/512dot)と判定する(ステップS17)。一方、用紙センサー55によって検出用画像Pが検出されなかった場合(ステップS16;No)、解像度判定部21は、印刷ヘッド51の印刷解像度を、設定されなかった側の解像度(203dpi/576dot)と判定する(ステップS18)。
その後、解像度判定部21は、判定結果を印刷解像度26cとしてメモリー25に記憶させる(ステップS19)。印刷制御部22は、判定結果に対応する側のヘッド制御モジュールをメモリー25から読み出し、印刷制御が可能な状態に移行する(ステップS20)。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係るプリンター1は、印刷解像度の異なる複数の印刷ヘッド51のいずれかが装着可能な構成となっている。そして、プリンター1は、用紙センサー55及び解像度判定部21を備える。解像度判定部21は、用紙センサー55の検出範囲に重なる位置に印刷ヘッド51により画像を記録させる指示を行う。解像度判定部21は、用紙センサー55の画像の検出結果に基づいて印刷ヘッド51の印刷解像度を判定する。これにより、印刷ヘッド51により画像を記録させることで印刷ヘッド51の解像度を判定できる。用紙センサー55は、例えば、ロール紙10の搬送状態や媒体の枯渇を検出する検出器等を流用できる。従って、一般的な構造のプリンター1に本発明を適用することが可能であり、容易に、印刷ヘッド51の印刷解像度を判定できるようになる。
また、印刷ヘッド51は、ロール紙10の搬送方向に直交する桁方向に複数のドットを記録可能である。解像度判定部21は、印刷ヘッド51により、桁方向におけるドット位置を指定して画像を記録させる。つまり、印刷ヘッド51の解像度によって、画像が記録される桁方向の位置が異なることを利用し、印刷ヘッド51の解像度を容易に、かつ確実に判定できる。
また、解像度判定部21は、特定の印刷解像度の印刷ヘッド51が装着された場合に用紙センサー55の検出範囲に重なる位置に印刷ヘッド51により画像を記録させる指示を行う。この画像を用紙センサー55で検出した検出結果に基づいて、装着されている印刷ヘッド51の印刷解像度が特定の印刷解像度であるか否かを判定する。このため、用紙検出等の目的で設けられた光センサー等を流用して、印刷ヘッド51の印刷解像度の判定を行うことができる。
さらに、用紙センサー55の検出範囲はロール紙10の搬送方向において印刷ヘッド51より上流に位置する。解像度判定部21は、印刷ヘッド51により画像を記録した後に、ロール紙10を通常の記録時とは逆方向に搬送して用紙センサー55により検出させる。このため、他の目的で設けられた光センサー等を流用することが可能であり、特別な構成を必要としない方法により、印刷ヘッド51の印刷解像度を判定できる。
そして、印刷制御部22が、判定結果に基づいて印刷ヘッド51の印刷解像度に対応する複数のプログラムから一つのプログラムを選択し、解像度判定部21により選択されたプログラムを実行して印刷ヘッド51による記録動作を制御する。このため、印刷解像度の異なる複数の印刷ヘッド51を装着可能なプリンター1において、印刷ヘッド51の印刷解像度を手動で設定する操作等を行わなくても、適切なプログラムにより適切な制御が実行される。従って、プリンター1を制御するプログラムの選択に関する作業負担を軽減し、プリンター1の生産の効率化を図ることができる。
解像度判定部21が、工場出荷時や最初の電源投入時等に印刷解像度の判定動作を実行した後は、印刷制御部22は、印刷解像度26cに基づいてヘッド制御モジュール27a、27b…から対応するプログラムモジュールを選択する。このため、何度も印刷解像度の判定を行う必要がないという利点もある。
なお、上述した実施形態は、あくまで本発明を適用した一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、プリンター1の一例として、感熱ロール紙10を記録媒体とするサーマルプリンターについて説明した。本発明はこれに限定されず、プリンター1は、ドットインパクト式やインクジェット式のプリンター、或いは、これらの方式の記録装置を内蔵する他の機器にも適用できる。記録媒体としては、紙や合成樹脂製のシートが挙げられる。記録媒体は、定型サイズにカットされたカットシートであっても連続シートであってもよい。また、表面にコーティングがされたシートであってもよく、具体的な形状等は任意である。
例えば、印刷ヘッドを桁方向に移動させるキャリッジを備えたプリンターにおいては、解像度判定部21は、検出用画像Pの印刷位置を、異なる解像度間で共通する指標であって解像度ごとに実際の位置が変わるような方法で指定する。解像度によって印刷可能桁数が変化する場合は、桁位置(桁番号)により検出用画像Pの印刷位置を指定すればよい。
また、上記実施形態では、固定的に設けられる印刷ヘッド51の印刷解像度を判定する場合について説明したが、複数種類の印刷ヘッド51を着脱可能なプリンター1にも本発明を適用できる。印刷ヘッド51の印刷解像度に係る動作以外を共通のプログラムに従って実行し、印刷ヘッド51の印刷解像度に関する動作を、解像度に対応したプログラムモジュールに従って実行する構成であれば、本発明による効果を得ることができる。また、制御部20の各機能ブロックの機能を、プリンター1に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、制御部20は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
1…プリンター(記録装置)、1a…排紙口、10…ロール紙(記録媒体)、10a…印刷面、20…制御部、21…解像度判定部(制御手段)、22…印刷制御部(記録制御手段)、25…メモリー(記憶手段)、26c…印刷解像度、27…制御プログラム、27a…ヘッド制御モジュール、27b…ヘッド制御モジュール、33…モータードライバー、35…ヘッドドライバー、42…搬送モーター、51…印刷ヘッド、51a…印刷領域、55…用紙センサー(光検出手段)、55a…検出範囲、F、R…搬送方向、P…検出用画像。

Claims (7)

  1. 記録解像度の異なる複数の記録ヘッドのいずれかが装着可能に構成され、
    記録媒体の搬送路に配置された光検出手段と、
    前記光検出手段の検出範囲に重なる位置に前記記録ヘッドにより画像を記録させる指示を行い、前記光検出手段による前記画像の検出結果に基づいて前記記録ヘッドの記録解像度を判定する制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドは、前記記録媒体の搬送方向に直交する桁方向に複数のドットを記録可能であり、
    前記制御手段は、前記記録ヘッドにより、前記桁方向におけるドット位置を指定して前記画像を記録させることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、特定の記録解像度の前記記録ヘッドが装着された場合に前記光検出手段の検出範囲に重なる位置に前記記録ヘッドにより画像を記録させる指示を行い、前記光検出手段の検出結果に基づいて、装着されている前記記録ヘッドの記録解像度が前記特定の記録解像度であるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
  4. 前記光検出手段の検出範囲は前記記録媒体の搬送方向において前記記録ヘッドより上流に位置し、
    前記制御手段は、前記記録ヘッドにより画像を記録した後に、前記記録媒体を通常の記録時とは逆方向に搬送して前記光検出手段により検出させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記制御手段の判定結果に基づいて前記記録ヘッドの記録解像度に対応する複数のプログラムから一つの前記プログラムを選択し、選択した前記プログラムを実行して前記記録ヘッドによる記録動作を制御する記録制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 選択された前記プログラムまたは選択された前記プログラムを示す情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記記録制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記プログラムまたは前記プログラムを示す情報に従って記録動作の制御を行うことを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  7. 記録解像度の異なる複数の記録ヘッドのいずれかが装着可能に構成され、記録媒体の搬送路に配置された光検出手段を備えた記録装置を制御して、
    前記光検出手段の検出範囲に重なるドットを、前記記録ヘッドにより記録させる指示を行い、前記光検出手段による前記ドットの検出結果に基づいて前記記録ヘッドの記録解像度を判定すること、
    を特徴とする記録装置の制御方法。
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