JP2014230215A - カメラ較正装置、およびカメラ較正方法 - Google Patents

カメラ較正装置、およびカメラ較正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カメラの設置ばらつきに関するカメラの撮像画像の較正を自動で行うカメラ較正装置、およびカメラ較正方法を提供する。
【解決手段】カメラ較正装置1は、2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点Pを有するチャート100を撮像するカメラ2と、撮像画像上のチャート100の直線の傾きに基づいて撮像画像上の較正点Pを検出する較正点検出部33と、撮像画像上の較正点Pの座標に基づいてカメラ2の設置ばらつきを較正するパラメータを算出する角度算出部34とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に取り付けられたカメラの設置ばらつきを較正するカメラ較正装置、およびカメラ較正方法に関する。
近年、車両等の移動体には複数のカメラが搭載され、運転者は社内に設置されたモニタでカメラの撮像画像を目視確認することが可能である。事故防止のため、自車両の周辺監視や運転補助の用途において、車載カメラは大きな役割を果たしている。
従来、安全な走行のための多くの機能が提案されている。例えば周辺監視の用途において、運転者の死角となる側方や後方等を複数のカメラで撮影して、運転者が見たい画像を選択する機能や、自車両とその周辺を俯瞰するような画像を生成する機能等が知られている。また運転補助の用途において、車両の後退時にハンドルの舵角に応じて進行方向を示すガイド線をカメラ画像に重畳表示する機能等が知られている。
これらの機能において、運転者にとって違和感なくモニタに画像を表示するためには、カメラを車両に設置する際に発生する設置角度のばらつきを考慮する必要がある。この設置ばらつきを吸収するために、車載カメラのキャリブレーションを行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−200819号公報
しかしながら、カメラの設置工程において、作業者が表示画面を見ながらジョイスティック等の操作手段により複数のマーカーを操作してキャリブレーションを行うため、作業者により精度が安定しない恐れがあった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、カメラの設置ばらつきに関するカメラの撮像画像の較正を自動で行うカメラ較正装置、およびカメラ較正方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るカメラ較正装置は、
2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点を有するチャートを撮像するカメラと、
撮像画像上のチャートの直線の傾きに基づいて前記撮像画像上の較正点を検出する較正点検出部と、
前記撮像画像上の較正点の座標に基づいて前記カメラの設置ばらつきを較正するパラメータを算出する角度算出部と、を備える。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記較正点検出部は、前記撮像画像上のチャートの直線の傾きに応じたテンプレート画像を用いて、テンプレートマッチングにより前記撮像画像上の前記較正点を検出する。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記カメラ較正装置は、テンプレートマッチングの相関度に関する2つ以上の極値点間の前記撮像画像上の距離が所定の範囲内にない場合、前記較正点が正しく検出されていないと判定する較正点判定部を更に備える。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記カメラ較正装置は、テンプレートマッチングの相関度に関する4つの極小点の重心点と極大点との間の距離が所定の範囲内にない場合、前記較正点が正しく検出されていないと判定する較正点判定部を更に備える。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記移動体情報記憶部は、前記テンプレート画像を予め記憶している。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記カメラ較正装置は、前記テンプレート画像を生成するテンプレート生成部を更に備える。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記較正点検出部がテンプレートマッチングを行う撮像画像上の領域は、前記カメラの設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合に前記撮像画像上の前記較正点が移動する領域である。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記較正点検出部は、前記撮像画像に対して輪郭検出を行い、検出した輪郭画像に対し所定の角度範囲においてハフ変換を行って直線を検出し、検出した2つの直線の交点を前記較正点として検出する。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
前記較正点検出部が輪郭検出を行う撮像画像上の領域は、前記カメラの設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合に前記撮像画像上の前記較正点が移動する領域である。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
ハフ変換を行う所定の角度範囲は、前記カメラの設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合における前記撮像画像上の前記チャートの直線の傾きに基づいて定まる。
また、本発明に係るカメラ較正装置は、
2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点を有するチャートを撮像して得られる撮影画像に基づいて、カメラの設置ばらつきを較正するカメラ較正装置であって、
撮像画像上のチャートの直線の傾きに基づいて前記撮像画像上の較正点を検出する較正点検出部と、
前記撮像画像上の較正点の座標に基づいて前記カメラの設置ばらつきを較正するパラメータを算出する角度算出部と、を備える。
また、本発明に係るカメラ較正方法は、
移動体に設置されたカメラの較正方法であって、
前記カメラは、2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点を有するチャートを撮像するステップと、
較正点検出部が、撮像画像上のチャートの直線の傾きに基づいて前記撮像画像上の較正点を検出するステップと、
角度算出部が、前記撮像画像上の較正点の座標に基づいて前記カメラの設置ばらつきを較正するパラメータを算出するステップと、を含む。
本発明によるカメラ較正装置、およびカメラ較正方法によれば、カメラの設置ばらつきに関するカメラの撮像画像の較正を自動で行うことが可能となる。
移動体に設置されるカメラと移動体外部に設置されるチャートとの相対的位置関係を示す概略図である。 図1におけるカメラの撮像画像の例を示す図である。 図1におけるチャートの位置及び寸法を示す図である。 図1におけるワールド座標系及びカメラ座標系を示す図である。 座標変換における回転移動を説明する図である。 カメラの撮像画像上における較正点の座標を示す図である。 カメラ座標系における較正点の座標を示す図である。 図2の撮像画像上の較正点付近の拡大図である。 本発明の実施の形態1に係るカメラ較正装置の概略構成を示すブロック図ある。 図9の画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図10の移動体情報の例を示す図である。 表示部に表示される撮像画像を説明する図である。 図11のテンプレート画像の例を示す図である。 図9のカメラ較正装置が行うテンプレートマッチングを説明する図である。 図9のカメラ較正装置がカメラ設置角度を算出する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るカメラ較正装置の画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1及び2の変形例を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係るカメラ較正装置の画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図18のカメラ較正装置が行うテンプレートマッチングにおける相関度の極値点を説明する図である。 図18のカメラ較正装置が行うテンプレートマッチングを説明する図である。 図18のカメラ較正装置が行うテンプレートマッチングにおける相関度と極値点との関係を説明する図である。 図18のカメラ較正装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の変形例に係る移動体情報の例を示す図である。 図23のテンプレート画像の例を示す図である。 本発明の実施の形態3の変形例に係るカメラ較正装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るカメラ較正装置の画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図26の移動体情報の例を示す図である。 図27のハフ変換を行う角度範囲を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係るカメラ較正装置が行う輪郭検出処理及び直線検出処理を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係るカメラ較正装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(カメラ設置角度の算出方法)
はじめに図1から8を参照して、本発明によるカメラ較正装置が、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラの設置角度を算出する方法について説明する。概要として本発明によるカメラ較正装置は、カメラが撮像したチャートに含まれる2つの較正点の撮像画像上の座標をそれぞれ決定し、当該撮像画像上の座標の値及び既知であるカメラとチャートとの相対的位置関係に基づく幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラの設置角度を算出する。
図1aは、移動体200に設置されるカメラ2および移動体200外部に設置されるチャート100の配置例を示す平面図である。図1aにおけるチャート100は、白と黒のモザイクパターン(市松模様)であって、白の領域と黒の領域との境界線である3本の直線が直交する点に較正点P(P及びP)を有する。図1bは、図1aの正面図である。移動体200は、車止め300により位置決めされる。チャート100は車止め300から予め定められた位置に配置され、移動体200を車止め300に沿って停止させることで、チャート100とカメラ2との相対的な位置関係を保つことができる。カメラ2は、移動体200の所定の位置に設置される。ここで所定の位置とは、移動体の車種に対応して定まるカメラ2の設置位置であって、例えば移動体の後部に、カメラ2の光軸が水平から40°下方に向くように設置される。またカメラ2は、例えば120°から140°の広角な水平視野角を有しており、移動体の後方から路面の状況までを撮像することができる。
図2は、図1におけるカメラ2の撮像画像の例を示す図である。図1に示す配置例において、カメラ2はチャート100を斜めから撮像するため、撮像画像上のチャート100は略台形となる。このため、撮像画像上の較正点P1i,P2iを通過する直線は直交せず、縦方向の直線が傾いている。以下において、チャート100は地面に配置されるものとして説明するが、カメラ2が撮像可能な範囲に配置されていればよく、例えば壁上に配置されてもよい。
図3は、図1におけるチャート100の位置及び寸法を示す図である。図3において示す寸法は、ワールド座標系における寸法である。これらの寸法は、ワールド座標系の原点の配置によって任意に設定可能な既知の値である。以下において、較正点P,Pのワールド座標は、それぞれP(mx,my,0)及びP(−mx,my,0)であるものとして説明する。
図4は、図1におけるワールド座標系及びカメラ座標系を示す図である。カメラ2の位置(カメラ座標系の原点)は、ワールド座標系において(tx,ty,tz)とする。またカメラ2の位置を基準として、カメラ2から見た相対的な位置関係はカメラ座標系で表現することができる。ここでカメラ座標系は、ワールド座標系を平行移動及び回転移動して座標変換することにより表現することができる。
図5を参照して、ワールド座標系からカメラ座標系への座標変換について説明する。図5は、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸を有する座標系におけるそれぞれの軸についての回転を示す。図5aに示すようにZ軸についての回転をパン、図5bに示すようにY軸についての回転をロール、図5cに示すようにX軸についての回転をチルトとする。ここでワールド座標系からカメラ座標系への座標変換は、ワールド座標系をカメラ座標系の原点まで平行移動した後、チルト角γ、ロール角β、パン角αの順に回転移動して行うものとする。このとき、カメラ座標系における較正点Pのカメラ座標(xc,yc,zc)は、ワールド座標系における較正点Pのワールド座標(xw,yw,zw)を用いて、式(1)で表される。
Figure 2014230215
次に図6及び図7を参照して、較正点Pについて、カメラ2が撮像した画像上の較正点P1iの座標(x,z)から較正点Pのカメラ座標(xc,yc,zc)を算出する方法について説明する。
図6は、カメラ2の撮像画像上における較正点P1iの座標を示す図である。撮像画像上の較正点P1iの位置を、撮像画像の中心点を原点とする座標で(x,z)としたとき、カメラ2のセンサ面上の像高hは、センサのピクセルピッチdを用いて式(2)で表される。
Figure 2014230215
ここで図7は、カメラ座標系における較正点P,Pの座標を示す図である。較正点Pに関するカメラ2のレンズへの入射角θとセンサ面上の像高hとの関係は、レンズの焦点距離f、及びレンズのディストーションを決定する変数distを用いて、式(3)で表すことができる。
Figure 2014230215
また、較正点Pからカメラ2への入射角θiは、式(4)で表される。
Figure 2014230215
カメラ座標原点から較正点Pまでの距離rは既知であるので、式(2),(3)から求まる入射角θiと、式(5)で表されるX軸からの仰角φiとを用いて、較正点Pのカメラ座標(xc,yc,zc)を式(6),(7),(8)により算出することができる。
Figure 2014230215
同様に、較正点Pのワールド座標を(xw,yw,zw)、カメラ座標を(xc,yc,zc)とすると、較正点Pについて式(9)の関係が算出される。
Figure 2014230215
既に図3の説明において述べたように、ワールド座標系において較正点P,Pのワールド座標は、それぞれP(mx,my,0)及びP(−mx,my,0)である。よって、式(10)及び式(11)が成立する。
yw=yw=my (10)
zw=zw=0 (11)
上述のように、カメラ2及びチャート100の配置は任意に設定可能であり、ワールド座標系におけるカメラ2の設置座標(tx,ty,tz)、及び較正点Pの座標(xw、yw、zw)等の情報は既知である。従って、カメラ2による撮像画像上の2つの較正点P1i,P2iの撮像画像上の座標が決まれば、式(1)、(9)、(10)、及び(11)より、較正パラメータ(α,β,γ)を算出することができる。以下の説明において、較正点Pの数は2つであるものとして説明するが、2つ以上であればよい。
図8は、図2の撮像画像上の較正点P1i付近の拡大図である。図8に示すように、カメラ2による撮影時の照明環境又はレンズ性能等により、較正点P,P付近の画像ぼやける等、正しく較正点を撮像できない場合がある。従って、撮像画像上の較正点Pを如何にして決定するかが重要となる。
(実施の形態1)
図9は、本発明の実施の形態1に係るカメラ較正装置1の概略構成を示すブロック図である。概要として実施の形態1に係るカメラ較正装置1は、撮像画像上のチャート100の直線の傾きに応じたテンプレート画像を用いたテンプレートマッチングにより、撮像画像上の較正点を決定する。カメラ較正装置1は、カメラ2と、画像処理部3と、画像重畳部4と、表示部5と、フレームメモリ6と、制御部7と、を備える。
カメラ2は、CMOS、CCD等のイメージセンサを有しており、レンズを通して入射した被写体光を電気信号に変換し、被写体の撮像画像を生成する。またカメラ2は、移動体200の後方から路面の状況を撮像する。
画像処理部3は、フレームメモリ6が記憶しているカメラ2の撮像画像に対して一般に公知の画像処理(例えば、露出補正、ノイズリダクション等)を行い、画像としての品質を向上する。また画像処理部3は、カメラ2による撮像画像から較正点の撮像画像上の座標を決定し、カメラ2の設置ばらつきを含む設置角度(α、β、γ)を算出してカメラ2の撮像画像を較正する。画像処理部3によるカメラ2の設置角度の算出機能については、図10の説明にて後述する。
画像重畳部4は、制御部7が取得した移動体のハンドルの舵角情報に応じて、進行方向を示すガイド線等の情報を表示部5が表示する画像に重畳して描写する。
表示部5は、移動体のナビゲーションシステム等の情報を表示しているが、運転者が移動体200のシフトレバーをR(後進)に合わせると、後方の安全状況を確認するために、画像重畳部4からの出力画像信号を表示する。
フレームメモリ6は、カメラ2からの画像信号を一時的に記憶する。
制御部7は、カメラ較正装置1全体の動作を制御する。また制御部7は、CAN等のバスを介してECUと通信する。また制御部7は、移動体200のハンドルの舵角情報等の入力信号を取得する。
図10は、図9の画像処理部3の概略構成を示すブロック図である。画像処理部3は、移動体情報記憶部31と、テンプレート選択部32と、較正点検出部33と、角度算出部34と、を備える。
移動体情報記憶部31は、移動体情報8を予め記憶する。また移動体情報記憶部31は、カメラ2のレンズに係る焦点距離f及びディストーションdistの値を予め記憶する。
ここで図11から図13を参照して、移動体情報8について説明する。図11は、図10の移動体情報8の例を示す図である。移動体情報8は、車種81と、カメラ設置座標82と、カメラ設置角度83と、画像処理領域84と、テンプレート画像85と、を含む。
車種81は、カメラ較正装置1が設置される移動体200の車種を示す。好適には、移動体情報8は、複数の車種81を含む。また車種81は、カメラ設置座標82等の他の情報と対応付けられている。
カメラ設置座標82は、移動体200に設置されるカメラ2の設置位置をワールド座標で示す。
カメラ設置角度83は、ワールド座標系からカメラ座標系に座標変換する際の回転移動のパラメータ(パン角αid,ロール角βid,チルト角γid)を示す。カメラ設置角度83は、カメラ2の設置ばらつきをゼロとした場合の式(1)で用いられる回転移動のパラメータであり、較正パラメータ、すなわち設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)とは異なる。例えば、パン角に関するカメラ2の設置ばらつきをΔαとした場合、α=αid+Δαである。
画像処理領域84は、カメラ2の撮像画像において較正点P毎にテンプレートマッチングを行う領域を示す。一般的に、カメラ2はその設置角度を調整可能に構成され、調整可能な設置角度の範囲内において設置角度のばらつきが発生する。例えば、カメラ2の設置角度(α,β,γ)の調整可能な範囲をそれぞれ±5°とした場合、発生し得る設置ばらつき(Δα,Δβ,Δγ)の最大量はそれぞれ±5°である。従って、設置ばらつき(Δα,Δβ,Δγ)をそれぞれ±5°の範囲で変化させて以下に述べる計算を行うことにより、カメラ2の設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合に撮像画像上の較正点Pが移動する領域(以下、画像処理領域84)を予め決定することができる。
すなわち、カメラ2の設置角度(α=αid±Δα、β=βid±Δβ、γ=γid±Δγ)の値を用いて式(1)により較正点Pのカメラ座標を算出する。次に、算出した較正点Pのカメラ座標を用いて式(4)及び式(5)と同様の計算により、カメラ2への入射角θ及びYc軸に垂直な平面における仰角φをそれぞれ算出する。次に、算出した入射角θを用いて式(3)と同様の計算により、像高hを算出する。そして、像高hと仰角φの関係から較正点Pの撮像画像上の座標を算出することができる。ここで設置ばらつき(Δα,Δβ,Δγ)をそれぞれ±5°の範囲で変化させて撮像画像上の較正点Pが移動する軌跡を決定し、当該軌跡により囲まれる領域を画像処理領域84と決定することができる。この場合、カメラ2の設置ばらつき(Δα,Δβ,Δγ)の大きさによらず較正点Pは常に画像処理領域84内に存在するため、撮像画像上の較正点Pを検出するためには、画像処理領域84内においてテンプレートマッチングを行えばよい。このように、カメラ2の撮像画像全体についてテンプレートマッチングを行う必要がないため、処理負担を軽減することができ、かつ処理に要する時間を短縮することができる。また、背景等を誤検出する蓋然性を低減することができる。上述の説明において画像処理領域84を計算により決定したが、実際に移動体200に設置されたカメラ2の設置角度を変動させて測定により決定してもよい。
テンプレート画像85は、較正点毎に較正点検出部33が行うテンプレートマッチングに用いられるテンプレート画像であって、カメラ2による撮像画像上のチャート100の直線の傾きに応じた画像である。具体的には、テンプレート画像85は、白と黒のモザイクパターンであって、白と黒の境界線であり所定の傾きを有する2本の直線が交差している。またテンプレート画像85は2値化されている(例えば、黒の領域をゼロ、白の領域を1とする)。
次に図12を参照して、テンプレート画像85における直線の傾きを決定する方法について説明する。図12aはチャート100を示す図であり、図12bは図12aのチャート100をカメラ2が撮像した場合に推定される撮像画像上のチャート100を示す図である。ここで推定とは、カメラ2の設置ばらつきを考慮しないことを意味し、具体的にはワールド座標系からカメラ座標系に座標変換する際の回転移動のパラメータとしてカメラ設置角度83(αid,βid,γid)を用いて必要な計算を行う。撮像画像上のチャート100は、カメラ2とチャート100との相対的位置関係により、すなわちカメラ2がチャート100を斜めから撮像することにより、略台形となっている。ここで図12aに示すように、較正点Pを縦方向に通過する直線上に任意の点S及び点Tを想定する。点S及び点Tのワールド座標は既知であるので、回転移動のパラメータとしてカメラ設置角度83(αid,βid,γid)を用いて点S及び点Tの撮像画像上の座標を算出し、算出した座標に基づいて撮像画像上の点S及び点Tを通る直線の傾きを算出する。このようにして算出した傾きをテンプレート画像85における直線の傾きとして決定することにより、撮像画像上の較正点Pにおいて精度良く相関度が高くなるテンプレート画像85を作成することができる。また較正点Pについても、同様の計算により算出した傾きを有するテンプレート画像85を作成することができる。
ここで図13は、カメラ2の撮像画像上の直線の傾きに応じたテンプレート画像85として、テンプレート画像85における縦方向の直線の傾きを変化させた例を示す。図13aからdに示すテンプレート画像85は較正点P1i、図13eからhに示すテンプレート画像85は較正点P2iにそれぞれ対応する。較正点P1iに対応するテンプレート画像85は、較正点P1iにおいて相関度が高くなるように、2つの直線で区分される4つの領域のうち左上及び右下を黒の領域としている。一方、較正点P2iに対応するテンプレート画像85は、4つの領域のうち右上及び左下を黒の領域としている。上述のように、テンプレート画像85の直線の傾きは、カメラ設置情報82及びカメラ設置角度83に基づく幾何学的計算により算出可能であるため、テンプレート画像85を車種81に対応付けて移動体情報8とし、移動体情報記憶部31に予め記憶しておくことができる。
図10の説明に戻る。テンプレート選択部32は、移動体200の車種81に対応するテンプレート画像85を移動体情報8から取得する。
較正点検出部33は、移動体情報8から移動体200の車種81に対応する各種情報を取得する。また較正点検出部33は、テンプレート選択部32が取得したテンプレート画像85を用いたテンプレートマッチングにより、カメラ2の撮像画像上における較正点Pの座標を決定する。具体的には、較正点検出部33は、撮像画像を2値化(例えば、黒の領域をゼロ、白の領域を1とする)した上でテンプレート画像85を用いてテンプレートマッチングを行う。そして較正点検出部33は、テンプレートマッチングの相関度に関する極大点を較正点Pとして検出し、その撮像画像上の座標を決定する。好適には、較正点検出部33は、カメラ2の撮像画像から画像処理領域84の画像を切り出してテンプレートマッチングを行う。以下において、テンプレートマッチングは、切り出した画像処理領域84の画像について行うものとして説明する。テンプレートマッチングの詳細については、図14の説明で後述する。
角度算出部34は、較正点検出部33が決定した較正点Pの撮像画像上の座標及びカメラ設置座標82に基づいて、図1から図8の説明において述べた幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)を算出する。また角度算出部34は、算出した設置角度(α,β,γ)に基づいてカメラ2の撮像画像を較正する。この較正は、例えば撮像画像を回転及び/又は平行移動することにより行う。
図14は、較正点検出部33が行うテンプレートマッチングの様子を示す図である。図14では説明のため、カメラ2の撮像画像内に画像処理領域84を破線で示し、またテンプレート画像85を実際よりも大きく示している。テンプレートマッチングは、テンプレート画像85を用いて画像処理領域84内を走査し、相関度の算出を画像処理領域84全体にわたって行う。
ここで相関度の算出について説明する。切り出した画像処理領域84の画像及びテンプレート画像は、2値化されている。ある位置でテンプレート画像84と切り出した画像処理領域84の画像とが重なっている状態において、テンプレート画像84内の点tの値をt(x,y)とし、切り出した画像内の点iの値をi(x,y)とすると、差分積算値sは式(12)で表される。
Figure 2014230215
従って相関度cは、テンプレート画像84内の点の総数をnとして、式(13)で表される。
Figure 2014230215
テンプレート画像84で走査することにより、画像処理領域84にわたって相関度cを算出する。そして相関度cに関する極大点、すなわち最も相関度の高い点を較正点Pとして検出する。
図15は、図9のカメラ較正装置1の動作を示すフローチャートである。はじめに較正点検出部33は、移動体情報記憶部31から移動体情報8を取得する(ステップS100)。
次にカメラ2は、移動体200外部に配されるチャート100を撮像する(ステップS101)。
次に較正点検出部33は、nの値を1に設定する(ステップS102)。
続いて較正点検出部33は、撮像画像から較正点Pniに対応する画像処理領域84の画像を切り出す(ステップS103)。
続いて較正点検出部33は、画像処理領域84におけるテンプレートマッチングにより検出した較正点Pniの撮像画像上の座標を決定する(ステップS104)。
続いて較正点検出部33は、nの値をインクリメントし、nの値が2よりも大きいか否かを判断する(ステップS105)。nの値が2以下である場合(ステップS105−No)、ステップS103に戻る。
一方、nの値が2よりも大きい場合(ステップS105−Yes)、角度算出部34は、較正点検出部33が決定した較正点Pの撮像画像上の座標及びカメラ設置座標82に基づく幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)を算出する(ステップS106)。
続いて角度算出部34は、算出した設置角度(α,β,γ)に基づいてカメラ2の撮像画像を較正する(ステップS107)。この較正は、例えば撮像画像を回転及び/又は平行移動することにより行う。
このように、本発明の実施の形態1によるカメラ較正装置1は、テンプレートマッチングを行うことにより、較正点の撮像画像上の座標を決定する。そして決定した座標及びカメラ設置座標82に基づく幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)を算出し、撮像画像を較正する。従って、設置ばらつきに関するカメラ2の撮像画像の較正を自動で行うことができる。また、取り付け工程における作業者の負担を削減でき、かつ較正精度の安定性を向上することができる。また、カメラ2の撮像画像上のチャート100の直線の傾きに応じたテンプレート画像85を用いることにより、撮像画像上のチャート100に対して行うテンプレートマッチングにおいて較正点Pの検出精度を向上することができる。またテンプレートマッチングを画像処理領域84において行うことにより、処理の負担を更に軽減することができる。また移動体情報8が複数の車種81に対応する情報を含むように構成することにより、カメラ較正装置1を設置する移動体に応じて移動体情報記憶部31が記憶する移動体情報8を書き換える必要がない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2によるカメラ較正装置1の構成は、上述の実施の形態1と同様であるが、画像処理部3のテンプレート選択部32がテンプレート生成部35に置き換わっている点、及び移動体情報8にテンプレート画像85が含まれない点が異なる。実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。概要として実施の形態2は、テンプレートマッチングの際にテンプレート画像85を生成する。
図16は、実施の形態2に係るカメラ較正装置1の画像処理部3の概略構成を示すブロック図である。テンプレート生成部35は、移動体情報記憶部31から取得した移動体情報8に基づいてテンプレート画像85を生成する。テンプレート画像85の直線の傾きは、図12の説明で述べた計算により算出する。また図13の説明で述べたように、較正点P1iに対応するテンプレート画像85は、較正点P1iにおいて相関度が高くなるように、2つの直線で区分される4つの領域のうち左上及び右下を黒の領域とする。一方、較正点P2iに対応するテンプレート画像85は、4つの領域のうち右上及び左下を黒の領域とする。
このように、本発明の実施の形態2によるカメラ較正装置1は、テンプレートマッチングを行う際、移動体情報8に含まれるカメラ設置座標82及びカメラ設置角度83に基づいてテンプレート画像85を生成する。従って、移動体情報記憶部31が予めテンプレート画像85を記憶しておく必要がなく、移動体情報8のデータ容量を削減することができる。
(実施の形態1及び2の変形例)
図17を参照して、本発明の実施の形態1及び2の変形例について説明する。上述の実施の形態1及び2において、テンプレート画像85に含まれる2つの直線のうち縦方向の直線の傾きを変化させた例について説明したが、更に横方向の直線の傾きを変化させたテンプレート画像85を用いてもよい。この場合、図17aに示すようにチャート100の較正点Pを横方向に通過する直線上に任意の点U及び点Vを更に想定し、撮像画像上の点U及び点Vを通る直線の傾きを算出する。このようにして、カメラ2の視野角が広角であることにより撮像画像上のチャート100が湾曲するという歪みの影響を吸収し、より精度良く較正点を検出することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3によるカメラ較正装置1は、実施の形態1と比較して、画像処理部3が較正点判定部36を更に備える点、及びチャート100を用いる点が異なる。実施の形態3の概要として、カメラ較正装置1は、較正点検出部33が行うテンプレートマッチングにより較正点Pを正しく検出できているか否かを判定する機能を有する。
図18は、本発明の実施の形態3に係るカメラ較正装置1の画像処理部3の概略構成を示すブロック図である。画像処理部3は、較正点判定部36を更に備える。
較正点検出部33は、画像処理領域84において行うテンプレートマッチングの相関度に関する極値点(極大点及び複数の極小点)を検出し、その撮像画像上の座標をそれぞれ決定する。
較正点判定部36は、較正点検出部33が検出した相関度に関する極値点の撮像画像上の座標に基づいて、極値点間の撮像画像上の距離を算出する。そして較正点判定部36は、任意の2つの極値点の1つ以上の組み合わせについて、極値点間の撮像画像上の距離が所定の範囲内である場合、較正点検出部33により較正点を正しく検出できていると判定する。この所定の範囲については、図21の説明にて後述する。
次に図19から図21を参照して、較正点判定部36の判定方法について詳細に説明する。図19aは、本実施の形態において用いるチャート100を示す。チャート100は、白と黒のモザイクパターン(市松模様)であって、白と黒の境界線である8本の直線が直交している。図19bは、図19aのチャート100をカメラ2が撮像した画像上のチャート100を示す図である。撮像画像上のチャート100は、カメラ2とチャート100との相対的位置関係により撮像画像上のチャート100は略台形となっている。図中に示すように、較正点P及びPの周囲の交点Qを想定する。このとき、撮像画像上の較正点P1i及びP2iが相関度に関する極大点となるようなテンプレートマッチングにおいて、交点Qは相関度に関する極小点となる。
図20は、本実施の形態において撮像画像上の較正点P毎に較正点検出部33が行うテンプレートマッチングの様子を示す図である。図20においては簡便のため、撮像画像上の較正点P2iについてのテンプレートマッチングの様子を省略している。テンプレートマッチングは、カメラ2の撮像画像上のチャート100の直線の傾きに応じたテンプレート画像85を用いて画像処理領域84内を走査し、相関度の算出を画像処理領域84全体にわたって行う。
図21は、テンプレートマッチングにおける相関度と極値点との関係を説明する図である。図21は説明のため、撮像画像上において較正点P1i、交点Q1i及びQ2iが1つの直線上に位置するものとし、当該直線上の相関度を示しているが、実際のテンプレートマッチングにおいては画像処理領域84全体にわたって2次元的範囲で相関度を算出する。
ここでチャート100の較正点P、交点Q及びQのワールド座標は既知である。カメラ設置座標82及びカメラ設置角度83に基づく幾何学的計算により、カメラ2の設置ばらつきがないものと仮定した場合における撮像画像上の較正点P1i、交点Q1i及びQ2iの間の撮像画像上の距離を算出することができる。ここで設置ばらつきがある場合におけるこれらの撮像画像上の距離は、設置ばらつきがないとした場合におけるこれらの撮像画像上の距離と比較してある程度の乖離が生じるものの、大きく逸脱することはないと想定される。従って、テンプレートマッチングにより較正点検出部33及び較正点判定部36が決定した相関度に関する極値点間の撮像画像上の距離が、設置ばらつきがないと仮定して算出した距離に基づいて設定した所定の範囲内に収まらない場合、較正点Pを正しく検出できていないと判定することができる。例えば所定の範囲は、設置ばらつきがないと仮定して算出した距離の0.8倍から1.2倍の範囲としてもよい。
図22は、図18のカメラ較正装置1の動作を示すフローチャートである。はじめに較正点検出部33は、移動体情報記憶部31から移動体情報8を取得する(ステップS200)。
次にカメラ2は、移動体200外部に配されるチャート100を撮像する(ステップS201)。
次に較正点検出部33は、nの値を1に設定する(ステップS202)。
続いて較正点検出部33は、撮像画像から較正点Pniに対応する画像処理領域84の画像を切り出す(ステップS203)。
続いて較正点検出部33は、画像処理領域84におけるテンプレートマッチングにより検出した相関度に関する極値点の撮像画像上の座標を決定する(ステップS204)。
次に較正点判定部36は、相関度に関する任意の極値点間の撮像画像上の距離が所定の範囲内であるか否かを判断する(ステップS205)。ここで所定の範囲とは、例えば設置ばらつきがないと仮定して算出した極値点間の撮像画像上の距離の0.8倍から1.2倍の範囲としてもよい。所定の範囲内に収まらないと判断した場合(ステップS205−No)、表示部5は較正点を正しく検出できていない旨を表示して(ステップS210)処理を終了する。
一方、ステップS205において所定の範囲内であると判断した場合(ステップS205−Yes)、較正点検出部33は、相関度に関する極大点を較正点Pniとして撮像画像上の座標を決定する(ステップS206)。
続いて較正点検出部33は、nの値をインクリメントし、nの値が2よりも大きいか否かを判断する(ステップS207)。nの値が2以下である場合(ステップS207−No)、ステップS203に戻る。
一方、nの値が2よりも大きい場合(ステップS207−Yes)、角度算出部34は、較正点検出部33が決定した較正点Pの撮像画像上の座標及びカメラ設置座標82に基づく幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)を算出する(ステップS208)。
続いて角度算出部34は、算出した設置角度(α,β,γ)に基づいてカメラ2の撮像画像を較正する(ステップS209)。この較正は、例えば撮像画像を回転及び/又は平行移動することにより行う。
このように、本発明の実施の形態3によるカメラ較正装置1は、較正点判定部36がテンプレートマッチングの相関度に関する極値点の撮像画像上の座標に基づいて極値点間の撮像画像上の距離を算出する。そして較正点判定部36は、任意の極値点間の撮像画像上の距離が所定の範囲内であるか否かを判断することにより、較正点検出部33が較正点Pを正しく検出しているか判定する。従って、テンプレートマッチングにおいて周囲の照明環境又は背景の被写体の影響等による較正点の誤検出を防止することができる。
また較正点判定部36は、極値点間の撮像画像上の距離に代えて、極大点周囲の4つの極小点(例えば、交点Q1i,Q2i,Q3i,Q4iに対応)に係る重心点と極大点(例えば、較正点P1iに対応)との間の距離に基づいて較正点検出部33が較正点Pを正しく検出しているか判定してもよい。
(実施の形態3の変形例)
また図23から図25を参照して、本発明の実施の形態3の変形例について説明する。図23は、本発明の実施の形態3の変形例に係る移動体情報8の例を示す図である。移動体情報8は、交点Qに対応する画像処理領域84及びテンプレート画像85と、極値点間の距離範囲86と、を更に含む。
カメラ2とチャート100との相対的位置関係又はカメラ2の設置ばらつきによっては、較正点Pに対応する画像処理領域84内に撮像画像上の較正点Pの周囲の交点Qが含まれない場合が想定される。またカメラ2とチャート100との相対的位置関係により、例えば撮像画像上の較正点P1i、交点Q1i及びQ2iをそれぞれ通過する縦方向の直線の傾きは異なるため、較正点P1iに対応するテンプレート画像85では交点Q1i及びQ2iを正しく検出できないことが考えられる。従って、較正点Pを検出するためのテンプレートマッチングに加えて、交点Q毎に対応する画像処理領域84及びテンプレート画像85を用いて交点Qを検出するためのテンプレートマッチングを行う。このようにして、交点Qの検出精度、すなわちテンプレートマッチングの相関度に関する極小点の検出精度を向上し、較正点判定部36による判定精度を向上することができる。また移動体情報記憶部31が極値点間の距離範囲86を予め記憶しておくことにより、較正点判定部36は距離範囲86を算出する必要が無く、処理の負担を軽減することができる。
図24は、本発明の実施の形態3の変形例に係るテンプレート画像85の例を示す図である。図24aは較正点P1iに、図24bは交点Q1iに、図24cは交点Q2iにそれぞれ対応している。交点Q3i及びQ4iについては、図24aに示すテンプレート画像85を用いることができる。
図25は、本発明の実施の形態3の変形例に係るカメラ較正装置1が較正点Piを検出する動作を示すフローチャートである。図25においては簡便のため、較正点P1iを検出する動作を示すが、較正点P2iについても同様の処理により検出する。はじめに較正点検出部33は、移動体情報記憶部31から移動体情報8を取得する(ステップS300)。
続いてカメラ2は、移動体200外部に配されるチャート100を撮像する(ステップS301)。
続いて較正点検出部33は、撮像画像から較正点P1iに対応する画像処理領域84の画像を切り出す(ステップS302)。
続いて較正点検出部33は、較正点P1iに対応するテンプレート画像85を用いて、切り出した画像処理領域84におけるテンプレートマッチングの相関度を算出する(ステップS303)。
続いて較正点検出部33は、相関度に関する極大点の撮像画像上の座標を決定する(ステップS304)。
続いて較正点検出部33は、mの値を1に設定する(ステップS305)。
続いて較正点検出部33は、撮像画像から交点Qmiに対応する画像処理領域84の画像を切り出す(ステップS306)。
続いて較正点検出部33は、交点Qmiに対応するテンプレート画像85を用いて、切り出した画像処理領域84におけるテンプレートマッチングの相関度を算出する(ステップS307)。
続いて較正点検出部33は、相関度に関する極小点の撮像画像上の座標を決定する(ステップS308)。
続いて較正点検出部33は、mの値をインクリメントし、mの値が4よりも大きいか否かを判断する(ステップS309)。mの値が4以下である場合(ステップS309−No)、ステップS306に戻る。
一方、mの値が4よりも大きい場合(ステップS309−Yes)、較正点判定部36は、相関度に関する任意の極値点間の撮像画像上の距離が所定の範囲内であるか否かを判断する(ステップS310)。所定の範囲内に収まらないと判断した場合(ステップS310−No)、表示部5は較正点P1iを正しく検出できていない旨を表示して(ステップS312)処理を終了する。
一方、ステップS310において所定の範囲内であると判断した場合(ステップS310−Yes)、較正点検出部33は、ステップS304における極大点を較正点P1iと決定する(ステップS311)。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。概要として実施の形態4に係るカメラ較正装置1は、カメラ2の撮像画像に対して輪郭検出及び直線検出を行い、直線の交点を較正点として決定する。以下の説明において、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。
図26は、本発明の実施の形態4に係るカメラ較正装置1の画像処理部3の概略構成を示すブロック図である。画像処理部3は、移動体情報記憶部31と、較正点検出部33と、角度算出部34と、を備える。移動体情報記憶部31及び角度算出部34については、実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
較正点検出部33は、較正点P毎にカメラ2の撮像画像に対して輪郭検出及び直線検出を行い、検出した直線の交点を撮像画像上の較正点Pとして決定する。具体的には、較正点検出部33は、撮像画像について輪郭検出処理を行う。輪郭検出にはCannyエッジ検出器を用いるが、他の方法を用いてもよい。また較正点検出部33は、輪郭検出画像についてハフ変換による直線検出処理を行う。そして較正点検出部33は、検出した直線の交点を較正点Pとして撮像画像上の座標を決定する。
ここでハフ変換は、直角座標上の点(x,y)を極座標空間に変換し、式(14)を満たす角度θと長さρの組み合わせを投票し、最も多かったθとρの組み合わせを元の直角座標に戻したものが、最も直線らしい点の集合であるとするものである。ハフ変換は、画像中の直線が途中で切断されている場合又はノイズが存在する場合であっても、比較的良好な検出結果が得られることが特徴である。
ρ=x・cosθ+y・sinθ (14)
しかしながら、θについて0°≦θ<180°の範囲の全てのρとの組み合わせを計算する場合、処理負担が膨大となる。従って、好適には較正点検出部33は、後述する所定の角度範囲87においてハフ変換を行う。このようにして、直線検出における処理負担を軽減することができる。
図27は、図26の移動体情報8の例を示す図である。移動体情報8は、車種81と、カメラ設置座標82と、カメラ設置角度83と、画像処理領域84と、ハフ変換を行う角度範囲87と、を含む。車種81、カメラ設置座標82、カメラ設置角度83、及び画像処理領域84は実施の形態1と同様であるため、説明は省略する。
ハフ変換を行う角度範囲87は、カメラ2の撮像画像上の較正点Pを通過するチャート100の2つの直線にそれぞれ対応しており、較正点検出部33による直線検出処理においてハフ変換を行う所定の角度範囲を示す情報である。
次に図28を参照して、角度範囲87について説明する。図12及び図17の説明で述べたように、カメラ設置座標82及びカメラ設置角度83の値を用いて撮像画像上の較正点Pを通過するチャート100の直線の傾きを算出することができる。同様に、設置ばらつき(Δα,Δβ,Δγ)を仮定して撮像画像上の較正点Pを通過する直線の傾きを算出することもできる。従って、角度範囲87は、カメラ2の設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合における撮像画像上の較正点Pを通過するチャート100の直線の傾きに基づいて予め設定することができる。すなわち、図28に示すように、例えばカメラ2の設置角度の調整可能な範囲をそれぞれ±5°とした場合、回転移動のパラメータとしてα=αid±5°、β=βid±5°、γ=γid±5°の値を用いて撮像画像上の較正点Pを通過する直線の傾きをそれぞれ算出する。次に算出した傾きをハフ変換において用いる角度θにそれぞれ変換して算出する。そして算出した複数の角度θのうち、最小値θminから最大値θmaxの範囲を角度範囲87として決定する。例えば、図28において較正点P1iの第1の直線については、算出した8つの角度n11(1≦n≦8)から最小値θmin及び最大値θmaxを決定し、最小値θminから最大値θmaxの範囲を角度範囲87として設定する。
図29は、本発明の実施の形態4に係るカメラ較正装置1が行う輪郭検出処理及び直線検出処理を説明する図である。図29aは、カメラ2の撮像画像上の較正点P1i付近の拡大図であり、画像がぼやけている様子を示す。図29bは、撮像画像に対して輪郭検出処理を行った輪郭検出画像であり、検出された黒の領域の輪郭の様子を示す。図29cは、輪郭検出画像に対して直線検出処理を行った様子を示す。2つの直線の交点を較正点P1iと決定する。
図30は、本発明の実施の形態4に係るカメラ較正装置1の動作を示すフローチャートである。はじめに較正点検出部33は、移動体情報記憶部31から移動体情報8を取得する(ステップS400)。
次にカメラ2は、移動体200外部に配されるチャート100を撮像する(ステップS401)。
次に較正点検出部33は、nの値を1に設定する(ステップS402)。
続いて較正点検出部33は、撮像画像から較正点Pniに対応する画像処理領域84の画像を切り出す(ステップS403)。
続いて較正点検出部33は、画像処理領域84における輪郭検出処理を行う(ステップS404)。
続いて較正点検出部33は、輪郭検出画像について角度範囲87におけるハフ変換により直線検出処理を行い、較正点Pniを通過する2つの直線を検出する(ステップS405)。
続いて較正点検出部33は、検出した2つの直線の交点を較正点Pniとして撮像画像上の座標を決定する(ステップS406)。
続いて較正点検出部33は、nの値をインクリメントし、nの値が2よりも大きいか否かを判断する(ステップS407)。nの値が2以下である場合(ステップS407−No)、ステップS403に戻る。
一方、nの値が2よりも大きい場合(ステップS407−Yes)、角度算出部34は、較正点検出部33が決定した較正点Pの撮像画像上の座標及びカメラ設置座標82に基づく幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)を算出する(ステップS408)。
続いて角度算出部34は、算出した設置角度(α,β,γ)に基づいてカメラ2の撮像画像を較正する(ステップS409)。
このように、本発明の実施の形態4によるカメラ較正装置1は、輪郭検出及び直線検出を行うことにより、較正点Pの撮像画像上の座標を決定する。そして決定した座標及びカメラ設置座標82に基づく幾何学的な計算により、較正パラメータとして設置ばらつきを含むカメラ2の設置角度(α,β,γ)を算出し、撮像画像を較正する。従って、設置ばらつきに関するカメラ2の撮像画像の較正を自動で行うことができる。また、取り付け工程における作業者の負担を削減でき、かつ較正精度の安定性を向上することができる。また、カメラ2の撮像画像上のチャート100の直線の傾きに基づく所定の角度範囲87内でハフ変換を行うことにより、直線検出処理の負担を軽減することができ、かつ画像処理に必要な時間を含むトータルの作業時間を短縮することができる。また移動体情報8が複数の車種81に対応する情報を含むように構成することにより、カメラ較正装置1を設置する移動体に応じて移動体情報記憶部31が記憶する移動体情報8を書き換える必要がない。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 カメラ較正装置
2 カメラ
3 画像処理部
4 画像重畳部
5 表示部
6 フレームメモリ
7 制御部
8 移動体情報
31 移動体情報記憶部
32 テンプレート選択部
33 較正点検出部
34 角度算出部
35 テンプレート生成部
36 較正点判定部
81 車種
82 カメラ設置座標
83 カメラ設置角度
84 画像処理領域
85 テンプレート画像
86 極値点間の距離範囲
87 ハフ変換を行う角度範囲
100 チャート
200 移動体
300 車止め

Claims (12)

  1. 2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点を有するチャートを撮像するカメラと、
    撮像画像上のチャートの直線の傾きに基づいて前記撮像画像上の較正点を検出する較正点検出部と、
    前記撮像画像上の較正点の座標に基づいて前記カメラの設置ばらつきを較正するパラメータを算出する角度算出部と、を備えるカメラ較正装置。
  2. 前記較正点検出部は、前記撮像画像上のチャートの直線の傾きに応じたテンプレート画像を用いて、テンプレートマッチングにより前記撮像画像上の前記較正点を検出する、請求項1に記載のカメラ較正装置。
  3. 前記カメラ較正装置は、テンプレートマッチングの相関度に関する2つ以上の極値点間の前記撮像画像上の距離が所定の範囲内にない場合、前記較正点が正しく検出されていないと判定する較正点判定部を更に備える、請求項2に記載のカメラ較正装置。
  4. 前記カメラ較正装置は、テンプレートマッチングの相関度に関する4つの極小点の重心点と極大点との間の距離が所定の範囲内にない場合、前記較正点が正しく検出されていないと判定する較正点判定部を更に備える、請求項2に記載のカメラ較正装置。
  5. 前記移動体情報記憶部は、前記テンプレート画像を予め記憶している、請求項2から4の何れか一項に記載のカメラ較正装置。
  6. 前記カメラ較正装置は、前記テンプレート画像を生成するテンプレート生成部を更に備える、請求項2から4の何れか一項に記載のカメラ較正装置。
  7. 前記較正点検出部がテンプレートマッチングを行う撮像画像上の領域は、前記カメラの設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合に前記撮像画像上の前記較正点が移動する領域である、請求項2から6の何れか一項に記載のカメラ較正装置。
  8. 前記較正点検出部は、前記撮像画像に対して輪郭検出を行い、検出した輪郭画像に対し所定の角度範囲においてハフ変換を行って直線を検出し、検出した2つの直線の交点を前記較正点として検出する、請求項1に記載のカメラ較正装置。
  9. 前記較正点検出部が輪郭検出を行う撮像画像上の領域は、前記カメラの設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合に前記撮像画像上の前記較正点が移動する領域である、請求項8に記載のカメラ較正装置。
  10. ハフ変換を行う所定の角度範囲は、前記カメラの設置角度を調整可能な最大範囲にわたって変動させた場合における前記撮像画像上の前記チャートの直線の傾きに基づいて定まる、請求項8又は9に記載のカメラ較正装置。
  11. 2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点を有するチャートを撮像して得られる撮影画像に基づいて、カメラの設置ばらつきを較正するカメラ較正装置であって、
    撮像画像上のチャートの直線の傾きに基づいて前記撮像画像上の較正点を検出する較正点検出部と、
    前記撮像画像上の較正点の座標に基づいて前記カメラの設置ばらつきを較正するパラメータを算出する角度算出部と、を備えるカメラ較正装置。
  12. 移動体に設置されたカメラの較正方法であって、
    前記カメラは、2つの直線の交点によりそれぞれ定まる少なくとも2つの較正点を有するチャートを撮像するステップと、
    較正点検出部が、撮像画像上のチャートの直線の傾きに基づいて前記撮像画像上の較正点を検出するステップと、
    角度算出部が、前記撮像画像上の較正点の座標に基づいて前記カメラの設置ばらつきを較正するパラメータを算出するステップと、を含むカメラ較正方法。
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