JP2014229574A - ワイヤハーネスの製造方法及びワイヤハーネス - Google Patents
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Description
(1)接合工程は、複数の絶縁電線各々の芯線どうしを接合する工程である。
(2)第一加熱・冷却工程は、束ねられた複数の上記絶縁電線各々における絶縁被覆の部分が複数の第一止水チューブ各々に貫通した状態で行われる。上記第一止水チューブ各々は、熱収縮チューブとその熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の第一接着剤層と上記熱収縮チューブの外側面に形成された熱可塑性の第二接着剤層とを含む3層構造を有する。上記第一加熱・冷却工程は、複数の上記第一止水チューブを加熱した後に冷却することにより、上記第一止水チューブ各々を上記絶縁電線各々の上記絶縁被覆の部分に密着させるとともに隣り合う上記第一止水チューブどうしを接着する工程である。
(3)第二加熱・冷却工程は、上記絶縁電線の束における上記第一止水チューブが存在する部分から接合された上記芯線の先端までを含む止水領域が第二止水チューブ内に位置する状態で行われる。上記第二止水チューブは、熱収縮チューブとその熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の接着剤層とを含む2層構造を有する。上記第二加熱・冷却工程は、上記第二止水チューブを加熱した後に冷却することにより、上記第二止水チューブを上記止水領域に密着させる工程である。
まず、図1〜4を参照しつつ、第1実施形態に係るワイヤハーネス1について説明する。なお、図1,3において破線は隠れ線である。また、図2は図1におけるII−II平面での断面図である。また、図4は図3におけるIII−III平面での断面図である。
電線束90は並列に並ぶ複数の絶縁電線9を含む。絶縁電線9は、長尺な導体である芯線91と、その芯線91の周囲を覆う絶縁体である絶縁被覆92とを有する。通常、芯線91は、複数の細い素線が撚り合わされた撚り線であるが、芯線91が単線であることも考えられる。絶縁電線9の芯線91は、例えば、銅又はアルミニウムを主成分とする金属の線材である。
端子金具8は絶縁電線9の端部に取り付けられている。端子金具8は、少なくとも接点部81、中間部82及び芯線圧着部83を有している。本実施形態における端子金具8は、さらに被覆圧着部84を有している。
ワイヤハーネス1は、芯線91の腐食を防ぐために液体の浸入を防ぐ止水構造を備えている。ワイヤハーネス1における止水構造は、絶縁電線9各々に装着された第一止水チューブ2及び電線束90に装着された第二止水チューブ3を含む。
第一止水チューブ2は、熱を受けて収縮するタイプのチューブである。図3は収縮前の第一止水チューブ2を示し、図1,2は収縮後の第一止水チューブ2を示している。
第二止水チューブ3は、熱を受けて収縮する熱収縮タイプのチューブである。図3は、収縮前の第二止水チューブ3を示し、図1,2は収縮後の第二止水チューブ3を示している。
次に、図5〜7を参照しつつ、ワイヤハーネス1の製造方法について説明する。ワイヤハーネス1の製造工程は、接合工程と第一加熱・冷却工程と第二加熱・冷却工程とを含む。
接合工程は、複数の絶縁電線9各々の芯線91どうしを接合する工程である。例えば、接合工程は、電線束90が第二止水チューブ3に通され、さらに、電線束90における絶縁電線9各々が第一止水チューブ2各々に通された後に行われる。
図6が示すように、第一加熱・冷却工程は、束ねられた複数の絶縁電線9各々における絶縁被覆92の部分が複数の第一止水チューブ2各々に貫通した状態で行われる。第一加熱・冷却工程は、複数の第一止水チューブ2を加熱器7で加熱した後に冷却する工程である。
図7が示すように、第二加熱・冷却工程は、電線束90における第一止水チューブ2が存在する部分から接合された芯線91の先端までを含む止水領域が第二止水チューブ3内に位置する状態で行われる。第二加熱・冷却工程は、第二止水チューブ3を加熱器7で加熱した後に冷却する工程である。
次に、図8,9を参照しつつ、第2実施形態に係るワイヤハーネス1Aについて説明する。ワイヤハーネス1Aは、図1〜4に示されたワイヤハーネス1と比較して、止水領域に密着した第二止水チューブ3の外形のみが異なる。図8,9において、図1〜7に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、ワイヤハーネス1Aにおけるワイヤハーネス1と異なる点についてのみ説明する。
ワイヤハーネス1,1Aにおいて、第一止水チューブ2の外側の第二接着剤層23と第二止水チューブ3の内側の接着剤層32とが、複数の絶縁電線9各々の絶縁被覆92の部分の間を塞ぐ。また、ワイヤハーネス1,1Aが採用されれば、複数の絶縁電線9各々が貫通した複数の第一止水チューブ2と、電線束90及び複数の第一止水チューブ2を内包する第二止水チューブ3とを加熱するという簡易な工程により、芯線91の接合部910の止水構造が完成する。その際、射出成形装置のような大規模な装置は必要ない。
ワイヤハーネス1,1Aの製造工程において、第二止水チューブ3を加熱及び冷却する第二加熱・冷却工程が、第二止水チューブ3の内側に位置する複数の第一止水チューブ2を加熱及び冷却する第一加熱・冷却工程を兼ねてもよい。
2 第一止水チューブ
3 第二止水チューブ
5 冷却用金型
6 圧着機
7 加熱器
8 端子金具
9 絶縁電線
21 第一止水チューブの熱収縮チューブ
22 第一止水チューブの第一接着剤層
23 第一止水チューブの第二接着剤層
31 第二止水チューブの熱収縮チューブ
32 第二止水チューブの接着剤層
33 圧着跡
51 凸部
61 アンビル
62 クリンパ
81 接点部
82 中間部
83 芯線圧着部
84 被覆圧着部
90 電線束
91 芯線
92 絶縁被覆
311 凹部
811 接点部の孔
910 芯線の接合部
Claims (3)
- 複数の絶縁電線各々の芯線どうしを接合する接合工程と、
束ねられた複数の前記絶縁電線各々における絶縁被覆の部分が、熱収縮チューブと該熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の第一接着剤層と前記熱収縮チューブの外側面に形成された熱可塑性の第二接着剤層とを含む3層構造を有する複数の第一止水チューブ各々に貫通した状態で、複数の前記第一止水チューブを加熱した後に冷却することにより、前記第一止水チューブ各々を前記絶縁電線各々の前記絶縁被覆の部分に密着させるとともに隣り合う前記第一止水チューブどうしを接着する第一加熱・冷却工程と、
前記絶縁電線の束における前記第一止水チューブが存在する部分から接合された前記芯線の先端までを含む止水領域が、熱収縮チューブと該熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の接着剤層とを含む2層構造を有する第二止水チューブ内に位置する状態で、前記第二止水チューブを加熱した後に冷却することにより、前記第二止水チューブを前記止水領域に密着させる第二加熱・冷却工程と、を含むワイヤハーネスの製造方法。 - 請求項1に記載のワイヤハーネスの製造方法であって、
前記第二加熱・冷却工程が前記第一加熱・冷却工程を兼ねる、ワイヤハーネスの製造方法。 - 芯線どうしが接合された複数の絶縁電線を含む電線束と、
熱収縮チューブと該熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の第一接着剤層と前記熱収縮チューブの外側面に形成された熱可塑性の第二接着剤層とを含む3層構造を有し、熱を受けて収縮した状態で、複数の前記絶縁電線各々における絶縁被覆の部分に密着して前記絶縁被覆の部分を覆う複数の第一止水チューブと、
熱収縮チューブと該熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の接着剤層とを含む2層構造を有し、熱を受けて収縮した状態で、前記電線束における前記第一止水チューブが存在する部分から接合された前記芯線の先端までを含む止水領域に密着して前記止水領域を覆う第二止水チューブと、を備えるワイヤハーネス。
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